JP6470115B2 - 表示装置 - Google Patents

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本発明は、映像を表示する表示装置に関し、より詳細には表示面を動かすことのできる表示装置に関する。
従来から、映像(動画像および静止画像)を表示する装置として、液晶表示装置や有機EL表示装置等の様々な表示装置が広く用いられている。従来の一般的な表示装置は、据え置き型であり、映像を表示する際に表示面が動かされることは想定していないが、例えば下記の特許文献1のように、情報表示装置を移動させる技術が知られている。また、映像を表示する装置ではないが、下記の特許文献2には、磁石が内面に配置された回転体を、同じく磁石が内面に配置された駆動体の上に配置し、磁力により駆動体上で回転体を回転させるディスプレイ装置が開示されている。
特開2003−50559号公報(2003年2月21日公開) 特開昭61−177482号公報(1986年8月9日公開)
上述のように、映像表示中に表示面を動かすというのは、上記特許文献1のような技術を除けば通常行われない処理である。しかし、本発明の発明者らは、映像表示中の表示装置の表示面を動かすことよって、映像に様々な視覚効果を付与することができるのではないかとの着想を基に検討を重ねた。その結果、映像表示中の表示装置の表示面を動かすことよって、映像の内容に注目させる効果の他に、臨場感や立体感が生じる等の効果が得られるとの結論に至った。
例えば、スキーをしながら撮影を行うと共に、撮影時の時の撮影装置または撮影者の動きを加速度センサやジャイロセンサ等で記録しておき、記録した動きで表示面を動かしながら撮影映像を表示させた場合、視聴ユーザに臨場感や立体感を与えることができる。具体的には、視聴ユーザは、あたかも自分が動いている(この例ではスキーをしている)かのような臨場感を感じることができる。また、表示面の動きにより映像が表示される位置が3次元的に動くため、視聴ユーザは立体感を感じることができる。
しかしながら、上記特許文献1のようにロボットを用いて表示面を動かす構成では、ロボットの方の製造コストが表示装置の製造コストを大きく上回ることになる。このため、広く一般向けに製造する表示装置の表示面を動かす構成としてロボットを採用することは現実的ではない。また、上記特許文献2の技術では、磁石が内面に配置された駆動体の上に配置しなければ回転体を動かすことができない。つまり、表示装置の表示面を動かそうとした場合に、その設置場所が極めて限定されてしまう。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロボットや、表示装置の外部の駆動体を用いることなく表示面を動かすことができる表示装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る表示装置は、表示面を有する筐体を備えた表示装置であって、上記表示装置の重心の位置を移動させる動作機構を備え、上記筐体は、上記動作機構が重心の位置を移動させたときに転動する外形形状を有し、上記動作機構を駆動して上記筐体を転動させることにより上記表示面を動かす。
本発明の一態様によれば、ロボットや、表示装置の外部の駆動体を用いることなく表示面を動かすことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る表示装置の備える動作機構を説明する図である。 上記表示装置の外観の一例を示す図である。 上記表示装置の外形形状の例を示す図である。 上記表示装置の筐体の形状に応じた表示面の可動範囲を説明する図である。 上記表示装置における映像に応じた表示面の動かし方の例を示す図である。 本発明の実施形態2に係る表示装置に対する入力操作検知面を用いた入力操作の一例を示す図である。 上記表示装置の内部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る表示装置の重心の位置を変化させる動作機構の一例を示す図である。 本発明の実施形態4に係る表示装置の外観および動作機構を説明する図である。
〔実施形態1〕
図1〜図5に基づいて、本発明の実施形態1を説明する。まず、本実施形態に係る表示装置1の外観について図2を用いて説明する。図2は、表示装置1の外観の一例を示す図である。同図の(a)および(b)に示す表示装置1は、球状の筐体3の一面が表示面17となっている構成である。より詳細には、筐体3は、一部が欠けた球状であり、この欠けた部分が表示面17となっている。表現を変えれば、球体の一部を平面で切り取った形状の筐体3の、切り取られた円形の平面部分が表示面17である。さらに表現を変えれば、筐体3は、球体を割平面で分割して得られる立体(球欠)であり、割平面の部分が表示面17となっている。
筐体3が球状であるため、表示装置1は筐体3の外縁部に沿って容易に転がり、これにより表示面17の位置が変わる。詳細は後述するが、表示装置1は、この筐体3の形状を利用して、表示面17を動かすことができ、また表示面17が所望の位置となったときに、その位置で表示面17の動きを止めることもできる。
なお、同図では、表示面17の全面に映像を表示した例、すなわち表示面17の直径と略等しい直径の円形の表示画面を有する表示部を表示面17に設けた例を示しているが、必ずしも表示面17の全面に映像を表示する必要はない。つまり、表示面17に占める表示画面のサイズおよび形状は特に限定されない。例えば、矩形の表示画面を有する表示部を表示面17に設けてもよい。広く普及している、矩形の表示画面を有する表示部を利用する場合、表示装置1を低コストで製造することが可能である。また、表示装置1の動作の妨げにならない範囲であれば、表示画面が表示面17から部分的にはみ出しても構わない。
〔動作機構〕
続いて、表示装置1の表示面17を動かすための動作機構について、図1に基づいて説明する。図1は、表示装置1の備える動作機構を説明する図である。同図の(a)および(b)は、表示面17に垂直で筐体3の中心(球面である筐体3の表面からの距離が等しい点)を通る平面における表示装置1の断面を示す図であり、同図の(c)は動作機構の構成を示す斜視図である。なお、図1では図示を省略しているが、筐体3の内部には、動作機構16以外にも該動作機構16を動作させる電源や制御部等の各種構成が含まれている。また、同図の(c)に波線で示す構成要素は、筐体3の内部に収容されている構成要素である。
図1の(a)〜(c)に示すように、表示装置1の筐体3の内部には、動作機構16が設けられている。そして、動作機構16には、軸161、モータ162、支柱163、重り164、ガイドレール165が含まれている。なお、ガイドレール165は、同図の(a)(b)では図示を省略している。また、以下では、表示面17に垂直な軸をZ軸、紙面に垂直な軸をX軸、Z軸およびX軸に垂直な軸(同図(a)〜(c)の状態における軸161と並行な軸)をY軸として説明を行う。
軸161は、モータ162を支持するものである。軸161は、直線状の支持体であり、その長手方向の中央部にモータ162が固定されている。より詳細には、軸161は、筐体3の中心を通るように設けられている。このため、軸161の長さは、球欠状である筐体3の直径に等しく、軸161の長手方向の中央部に取り付けられたモータ162の回転軸は、筐体3の中心に位置する。
モータ162は、上述のように、回転軸が筐体3の中心に位置するように軸161に固定されている。モータ162は、図示しない電源からの電力の供給を受けて駆動する。また、モータ162の回転軸には、支柱163が取り付けられており、モータ162を駆動することにより、上記回転軸を支点として、支柱163をX軸周りの何れの方向にも回転させることができるようになっている。
支柱163は、重り164を支持する直線状の支持体であり、その一端がモータ162の回転軸に接続されており、他端が重り164に接続されている。支柱163がモータ162によって回動されたときには、同図の(b)に示すように、支柱163に指示される重り164の位置が変化する。そして、これにより表示装置1の重心の位置が変化して、筐体3が接地面に沿って転動し、表示面17が動く。
重り164は、表示装置1の重心の位置を変化させるための重りである。上述のように、支柱163の一端に接続されており、支柱163の回動に伴って、重り164の筐体3の内部における位置が変化し、これにより表示装置1の重心の位置が変化するようになっている。
ガイドレール165は、軸161をZ軸周りに回転させるためのものであり、表示面17と平行に、筐体3の内壁に沿って配設されている。ガイドレール165には、軸161の両端部が当該ガイドレール165上を移動可能に接続される。そして、図示しないモータを駆動して、軸161の両端部をガイドレール165上で移動させることにより、軸161を、筐体3の中心を回転軸として、Z軸周りの何れの方向にも回転させることができるようになっている。
次に、動作機構16の動作についてより詳細に説明する。同図の(a)に示すように、モータ162を駆動して支柱163をZ軸と並行になるように支持することにより、重り164を表示面17の中央部の真下に位置させ、表示面17を真上に向けることができる。
また、同図の(b)に示すように、モータ162を駆動して、Z軸に対してθだけ傾いた状態で支柱163を支持することもできる。この場合、同図の(a)(b)に示すように、支柱163の長さをL、重り164の高さをT、重り164の幅をW、球の中心から表示面17までの距離をKとし、重り164が表示面17に筐体3の内部側から接する位置まで移動可能であるとすれば、回転角度θは、
θ= arcsin [K-{W/2 +(L+T)}]
と表すことができる。
よって、K>W/2とすればθ>90°とすることが可能になる。したがって、筐体3をKが正の値となるような形状(球体を割平面で分割して生じる2つの立体(球欠)のうち、球体の中心を含む側の形状)とし、かつ、K>W/2とすれば、θ>90°の範囲まで支柱163を傾けることができる。表現を変えれば、筐体3の中心を通り表示面17に平行な面で筐体3を分断して生じる半球と球台のうち、球台の内部に重り164を移動させることができる形状の筐体3および重り164を用いれば、θ>90°の範囲まで支柱163を傾けることができる。
そして、これにより、同図の(b)に示すように、表示面17が下方を向く(接地面と表示面17のなす角度が90°未満となる)程度まで、表示面17を傾けることが可能になる。そして、モータ162によって、支柱163および重り164に振り子運動させることにより、180°以上の揺れ幅で表示面17を搖動させることも可能になる。
また、同図の(c)で説明したように、軸161は、ガイドレール165に沿ってZ軸周りに回転させることが可能である。このため、軸161の回転と、モータ162による支柱163および重り164の移動とを組み合わせることにより、筐体3の内部で筐体3の中心から距離Lの球面上における任意の位置に重り164を移動させることができる。これにより、一方向の揺動のみに限定されない複雑な動きで表示面17を動かすことが可能になる。
また、図1の例のように、筐体3をKが正の値となるような形状とした場合、筐体3と表示面17との接続角度αを90°より大きくすることができる。これにより、筐体3と表示面17との接続部分に対して筐体3の外部から加えられる衝撃や圧力を、筐体3と表示面17との両方に分散させることが可能になる。例えば、表示装置1を誤って落としてしまった場合などに、当該接続部分が破損するリスクを低減することができる。
なお、Kが正の値である場合、筐体3を表示面17に垂直な面で切断した断面の形状は、円を割線で分割して得られる2つの図形(欠円)のうち、長い方の弧(優弧)を含む側の形状であるとも言える。
〔表示装置の外形形状について〕
次に、表示装置1の外形形状について、図3を用いて説明する。図3は、表示装置1の外形形状の例を示す図である。同図の(a)〜(c)の表示装置1は、何れも直径Dの球体の一部を切り欠いた球欠状の筐体3を有している点で共通しているが、切り欠きの位置(筐体3の中心から表示面17までの距離)が相違している。すなわち、同図の(a)の表示装置1は、表示面17を真上に向けた場合の接地面から表示面17までの高さがH1であるのに対し、同図の(b)の表示装置1は高さがH2、同図の(c)の表示装置1は高さがH3である点で相違している(H2>H1>H3)。
より詳細には、同図の(c)の表示装置1は、球体を、その中心を通る割平面で切断することで得られる半球状の筐体3を有しており、その高さH3は、球体の半径(D/2)に等しい。また、同図の(a)の表示装置1の高さH1は2D/3に等しく、同図の(b)の表示装置1の高さH1は3D/4に等しい。
表示装置1の高さHは、D>Hの範囲で適宜設定すればよい。ただし、高さHの値によって、表示装置1の外観から受ける印象が変わるので、この点を考慮して高さHを設定することが好ましい。例えば、表示装置1を側面から見た外観としては、同図の(a)の表示装置1は円(球)の一部を切り欠いた形状であると認識される。これに対し、同図の(b)の表示装置1のように、高さがDに近くなると、楕円あるいはゆがんだ円(球)であるかのように認識され得る。
また、高さHの値によって表示面17のサイズも変わる。例えば、図3の例では、同図の(c)の表示面17が最も広く、同図の(a)の表示面17はこれよりも狭く、同図の(b)の表示面17はさらに狭い。なお、同図には示していないが、高さHをD/2未満としてもよく、この場合には高さHが小さいほど表示面17は狭くなる。つまり、表示面17を広くするという観点からは、高さHをD/2かまたはこれに近い値とすることが好ましい。
さらに、高さHの値によって表示面17の可動範囲、および表示装置1を設置したときの安定性も変わる。これについて、図4に基づいて説明する。図4は、筐体3の形状に応じた表示面17の可動範囲を説明する図である。なお、同図の(a)〜(c)には、H>D/2の表示装置1の表示面17の可動範囲を示し、同図の(d)〜(f)には、H≦D/2の表示装置1の表示面17の可動範囲を示している。
H>D/2の表示装置1の筐体3は、同図の(b)に示すような表示面17が鉛直方向に向く(接地面に水平な)状態から、同図の(a)に示すような表示面17が水平方向に向く(接地面に垂直な)状態まで転動可能な形状である。なお、厳密には、図1に基づいて上述したように、H>D/2の条件に加えて、K>W/2の条件を満たす必要がある。このように、H>D/2の表示装置1では表示面17の可動範囲が広いので、同図の(b)に示すように180°あるいはそれ以上の大きい揺れ幅で表示面17を搖動させることができる。
また、同図の(a)の状態から、軸161を回転させることにより、同図の(c)に示すように、表示面17を接地面に対して垂直に立てた状態で、表示装置1を直線的に移動させることも可能となる。つまり、H>D/2の表示装置1は、平面上を自由に移動させることが可能である。
一方、H≦D/2の表示装置1は、同図の(d)に示すように、表示面17が接地面に対して垂直となるまで傾けることは難しい。このため、同図の(e)に示すように、揺れ幅は180°未満となり、同図の(b)の例と比べて小さいものとなる。また、表示面17と接地面との角度が90°より大きくなるため、表示面17を最大に傾けた状態で軸161を回転させた場合には、同図の(f)に示すように、接地点の軌跡が円弧状となる。つまり、H≦D/2の表示装置1は、一定範囲内で動くことになる。
なお、Hを大きくする程(HをDに近付ける程)、表示面17の可動範囲は広がる。また、図1に基づいて上述したように、Hを大きくすることにより、表示面17と筐体3との接続角度αが大きくなるので、表示装置1の衝撃に対する耐性を高めることができる。ただし、Hを大きくするにつれて表示面17の面積が狭くなり、また設置したときに転がりやすくなる。以上のことから総合的に考えれば、表示装置1の高さは、図3の(a)の例のように、2D/3とすることが好ましい。なお、高さを2D/3とした場合、筐体3の中心から表示面17までの距離は、球体の半径(D/2)の1/3となる。
〔映像に応じた表示面の動かし方〕
次に、映像に応じた表示面17の動かし方について、図5を用いて説明する。図5は、映像に応じた表示面17の動かし方の例を示す図である。同図の左側が映像を示し、矢印を挟んだ右側がその映像に応じた表示装置1(表示面17)の動きの例を示している。表示装置1が、同図の左側の映像が表示されているときに、同図の右側の動きに対応した動作データを用いて動作機構16を動作させることにより、同図に示すような、映像と連動した表示面17の動きが実現される。なお、動作データとは表示面17の動きを示すデータである。表示装置1は、例えば表示する映像を解析する等して生成した動作データを用いてもよいし、他の装置から受信した動作データを用いてもよい。
同図の(a)に示すように、映像中の人物がうなずいた場合、映像中の人物の頭部の動きを模倣するように表示面17を動かしてもよい。図示の例では、うなずいた人物の頭部の前方に倒れ込む動きに合わせて、表示面17も前方に倒れ込むように動かしている。これにより、映像中の人物のうなずく動作を強調して伝えることができる。
また、同図の(c)および(d)に示すように、映像中の人物の視線(黒目の動き)に応じて表示面17を動かしてもよい。図示の例では、映像中の人物の視線が右方向に動いた場合、右を向くように表示面17を動かし、映像中の人物の視線が上方向に動いた場合、上を向くように表示面17を動かしている。
これらの例のように、動作制御部106は、映像中の所定のオブジェクトの動きに応じて表示面17を動かしてもよい。同図の(a)の例では、人物の頭部、(c)(d)の例では、人物の黒目部分が所定のオブジェクトということになるが、この所定のオブジェクトは、映像中の所定範囲を占めるものであればよく、これらの例に限られない。例えば、映像中の人物の体全体をオブジェクトとし、その動きに応じて表示面17を動かしてもよく、この場合、映像中の人物が右方向に移動した場合、表示面17も右を向くように動かしてもよい。なお、所定のオブジェクトは、人以外の動物であってもよく、物体(非生物)であってもよい。また、アニメーションのキャラクターのようにバーチャルなオブジェクトであってもよい。
また、同図の(b)に示すように、映像中の人物の表情に応じて表示面17を動かしてもよい。図示の例では、ほほえみの表情となったときに、真上から見て表示面17が時計回りおよび反時計回りに円運動するように動かしている。
この例のように、動作制御部106は、映像中の人物が所定の表情となったときに、その表情に予め対応付けられた動きで表示面17を動かしてもよい。なお、所定の表情は、ほほえみに限られず、表情に対応付ける動きも特に限定されない。ただし、表情に対応付ける動きは、表情のイメージに合う動きとすることが好ましい。例えば、ほほえみのような穏やかな表情であれば、対応付ける動きも緩やかな揺動とすることが好ましく、怒りのような激しい感情に基づく表情であれば、対応付ける動きも、激しい動き(揺動の幅を大きく、速度を早くする)ことが好ましい。なお、表情を検出する対象は、アニメーション等のキャラクターであってもよい。
また、同図の(e)に示すように、映像中の人物の発話内容に応じて表示面17を動かしてもよい。図示の例では、映像中の人物が驚いた旨の発話をしたときに、表示面17を後ろ側に倒れ込むように動かすことにより、該人物の驚きを強調して伝えている。なお、どのような内容の発話が行われたときに表示面17を動かすか、また、発話内容に対応付ける動きは、特に限定されない。
同図の(f)の例では、キャラクターが怒っている映像を表示しており、このときに、この映像に予め対応付けられた動き(表示面17を前後に激しく揺動させるパターン)で表示面17を動かしている。このように、映像に応じた動きを予め定めておくことにより、映像の内容を解析することなく、映像に応じた動きで表示面17を動かすことができる。
以上のようにして、映像に応じた動きで表示面17を動かすことができるが、同じ感情に対応する映像については、同じパターンで表示面17を動かすことが好ましい。例えば、映像中の人物の動きからその人物が怒っていると判定できる場合や、表情から怒っていると判定できる場合、そして発話内容から怒っていると判定できる場合にも、上記(f)の例と同じパターンで表示面17を動かすことが好ましい。これにより、そのパターンの動きが、怒りの感情を示していることをユーザに認識させることができ、表示装置1が感情を有しているかのような感覚を与えることができる。
なお、所定の感情は怒りに限られない。また、上述の表情の例と同様に、感情に対応付ける動き(動きのパターン)は、その感情のイメージに合うものが好ましいが、どのような動きを対応付けるかは特に限定されない。さらに、映像に応じた感情は、映像がストーリー性のあるものであれば、表示中のシーンから特定してもよい。これにより、例えば、悲しみの感情に、表示面17をうつむかせる動きを対応付けた場合に、泣いているキャラクターを表示するとき、映像中の人物が泣いているとき、および悲しいシーンが表示されているときのそれぞれに、表示面17をうつむかせることも可能である。この他、表示面17の動きは、出力される音声も考慮して決定してもよい。例えば、動きのパターンは映像から決定し、動きの速度は音声のテンポ、音量等に応じて決定してもよい。
なお、表示面17は、表示と関連のあるタイミングで動かせばよく、表示面17を動かすタイミングは、上記の各例のような、所定の内容の映像が表示されたタイミングに限られない。例えば、ユーザが所定の操作を行ったときに表示面17を動かしてもよい。また、例えば、表示装置1の周囲に人が居ることを検知して、検知した人に表示面17が向くように表示面17を動かしてもよい。さらに、例えば、複数のユーザがテレビ電話をする際に、各ユーザがそれぞれ自分の表示装置1をテレビ電話のモニタとして使用する場合に、各表示装置1の表示面17の動きが同期するように、各表示装置1の表示面17を動かしてもよい。この場合、表示面17が動かされた表示装置1における当該表示面17の動きを示す動作データを生成し、他の表示装置1に送信すればよく、これにより各表示装置1の表示面17の動きを同期させることができる。
〔実施形態2〕
本実施形態では、表示装置1の筐体3の表面に、ユーザの入力操作を受け付ける入力操作検知面を設けた例を、図6および図7に基づいて説明する。なお、上記実施形態と同様の構成には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
まず、本実施形態の表示装置1の概要を図6に基づいて説明する。図6は、入力操作検知面131を用いた表示装置1に対する入力操作の一例を示す図である。同図(a)に示すように、本実施形態の表示装置1では、筐体3の表面の一部が入力操作検知面131となっている。
より詳細には、入力操作検知面131は、筐体3の表面領域のうち、筐体3の中心を通り表示面17に平行な面で筐体3を2分割した場合に表示面17側となる領域(上記面と表示面17とで挟まれた球帯上の領域)に設けられている。なお、ここでは、該領域の全面を入力操作検知面131とする例を説明するが、この領域の一部を入力操作検知面131としてもよい。
この領域に入力操作検知面131を設けた場合、図示のように、ユーザが筐体3の表示面17が設けられていない側の半球を保持したときに、表示面17がユーザ側を向くと共に、入力操作検知面131もユーザ側を向く。これにより、ユーザは、表示面17が設けられていない側の半球を保持し、表示面17を見ながら、入力操作検知面131に対して入力操作を行うことができる。
入力操作検知面131にて受け付ける入力操作の内容は特に限定されないが、例えば同図の(b)〜(g)のような入力操作を受け付けてもよい。同図の(b)には、入力操作検知面131に指を触れ、その直後に、触れた指を入力操作検知面131から離す操作を、シングルクリック(タップ)操作として受け付ける例を示している。また、同図の(c)には、同図の(b)の操作が2回連続で行われた場合に、これらの操作をダブルクリック(タップ)操作として受け付ける例を示している。
さらに、同図の(d)では、入力操作検知面131の二箇所に指を触れ、その直後に、触れた指を入力操作検知面131から離す操作を、表示面17に映像を出力させる画面ON操作として受け付ける例を示している。
また、同図の(e)には、入力操作検知面131の二箇所に触れた指の少なくとも一方を入力操作検知面131に沿ってスライドさせて接触位置の間隔を広げる操作を、表示内容のズームアウト(縮小)操作として受け付ける例を示している。そして、同図の(f)には、入力操作検知面131の二箇所に指を触れた指の少なくとも一方を入力操作検知面131に沿ってスライドさせて接触位置の間隔を狭める操作を、表示内容のズームイン(拡大)操作として受け付ける例を示している。
また、同図の(g)には、入力操作検知面131の二箇所に指を触れ、双方の指を、入力操作検知面131に沿ってスライドさせる操作を、表示内容の回転操作として受け付ける例を示している。
〔表示装置の内部構成〕
図7に基づいて、表示装置1の内部構成を説明する。図7は、表示装置1の内部構成の一例を示すブロック図である。図示のように、表示装置1は、制御部10、記憶部11、通信部12、入力操作検知部13、表示部14、音声出力部15、動作機構16を備えている。
記憶部11は、表示装置1が使用する各種データを記憶するものである。また、通信部12は、表示装置1が他の装置(例えば通信端末など)と通信を行うためのものである。例えば、通信部12は、通信端末から映像データ、音声データ、および映像データに応じた動作データ等を受信し、受信したデータを制御部10(より詳細には後述する動作データ取得部103)に送信する。
制御部10は、表示装置1各部を統括して制御するものであり、操作判定部101、動作データ生成部102、動作データ取得部103、表示制御部104、音声制御部105および動作制御部106を含む。
操作判定部101は、入力操作検知部13からの入力信号を受け付け、ユーザが行った操作の内容を判定し、その判定結果に応じた処理を行う。例えば、2つの異なる接触位置を示す入力信号を入力操作検知部13から受信した後、所定時間以内に該入力信号が途絶えた場合には、操作判定部101は、図6の(d)の例のように、画面ON操作が行われたと判定する。そして、画面ON操作が行われたと判定した操作判定部101は、表示制御部104に指示して、表示部14に映像の表示を開始させる。
動作データ生成部102は、表示装置1の表示面17を動かすための動作データを生成する。例えば、動作データ生成部102は、表示装置1が表示する映像を解析し、解析の結果に応じた動作データ、すなわち映像に応じた動作データを生成する。そして、生成した動作データを動作データ取得部103に送信する。
動作データ取得部103は、表示面17を動かすための動作データを取得し、取得した動作データを動作制御部106に送信する。動作データ取得部103が取得する動作データは、表示部14に表示させる映像に応じたデータであり、これにより、表示される映像に応じて表示面17が動くことになる。また、動作データ取得部103は、映像データを受信したときには表示制御部104に送信して表示出力させ、音声データを受信したときには音声制御部105に送信して音声出力させる。
表示制御部104は、動作データ取得部103から受信した映像データを表示部14に表示出力させる。また、音声制御部105は、動作データ取得部103から受信した音声データを音声出力部15に音声出力させる。
動作制御部106は、表示制御部104が表示させる映像に応じて表示部14の表示面17を動かす。具体的には、動作制御部106は、表示部14が映像を表示しているときに、動作データ取得部103から受信した、該映像に応じた動作データに従って動作機構16を動作させることによって、表示部14の表示面17を動かす。
表示部14は、制御部10の制御に従って映像を表示するものであり、表示部14の一部(表示画面)は、筐体3の表示面17に露出している。これにより、ユーザは表示面17にて映像を観ることができる。本実施形態では表示部14の表示画面が円形である例を示しているが、表示部14の表示画面の形状は特に限定されない。また、音声出力部15は、制御部10の制御に従って音声を出力するものである。
動作機構16は、表示部14の表示面17を動作させるものである。より詳細には、動作機構16は、表示装置の重心を移動させて、筐体3の外縁部(接地面)に沿って表示装置1全体を動かすことにより表示面17を動かす。
入力操作検知部13は、表示装置1に対する入力操作を検知し、検知した内容を示す入力信号を操作判定部101へ送信する。具体的には、入力操作検知部13は、入力操作検知面131に対するユーザの指等の接触位置を検知し、検知した位置を示す入力信号を操作判定部101へ送信する。これにより、例えば図6の(b)〜(g)のような入力操作が入力操作検知面131に対して行われた場合に、行われた入力操作に対応する処理を操作判定部101に実行させることができる。
〔実施形態3〕
実施形態1では、重り164の位置を筐体3の内部で移動させる動作機構16について説明したが、動作機構は、表示装置1の重心の位置を変えることのできるものであればよく、この例に限られない。本実施形態では、筐体3の内部を二重構造にし、筐体3の内面に駆動力を与えて筐体3を傾けることにより表示装置1の重心の位置を変化させる動作機構について、図8を用いて説明する。なお、上記実施形態と同様の構成には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
図8は、筐体3の内面に駆動力を与えて筐体3を傾けることにより表示装置1の重心の位置を変化させる動作機構20の一例を示す図である。同図では、表示面17に垂直で筐体3の中心を通る平面における表示装置1の断面を示している。図示のように、動作機構20は、モータ201、ギア202、203、およびタイヤ204、205を含む。なお、図8では図示を省略しているが、筐体3の内部には、動作機構20以外にも該動作機構20を動作させる電源や制御部等の各種構成が含まれている。
モータ201は、回転軸が筐体3の中心に位置するように固定されている。また、モータ201の回転軸には、モータ201の駆動力をギア202および203に伝達するためのギアが取り付けられている。よって、モータ201を駆動することにより、ギア202および203の双方を回転させることができる。また、モータ201は、上記実施形態で説明した動作制御部106の制御により駆動させることができ、回転方向も適宜切り替えることが可能である。
ギア202は、モータ201の駆動力をタイヤ204に伝達する。ギア202は、その中心部で回転軸と接続されている。そして、ギア202は、モータ201のギアと噛み合っていると共に、タイヤ204に当接している。よって、モータ201が駆動されるとギア202は上記回転軸を中心として回転し、これに伴ってタイヤ204も回転する。同様にギア203は、モータ201が駆動されると回転し、これによりタイヤ205を回転させる。
タイヤ204は、ギア202の回転を筐体3に伝達する。タイヤ204は、その中心部で回転軸と接続されており、ギア202および筐体3の内表面に当接している。よって、ギア202が回転すると、タイヤ204は上記回転軸を中心として回転する。同様にタイヤ205は、ギア203の回転によって回転する。
ここで、動作機構20は、その中心位置(モータ201の回転軸の位置)を回転軸として、筐体3の内部で回転可能に設置されている。また、動作機構20は、筐体3の中心に位置するモータ201を頂点とする逆V字型の構成であり、その重心がタイヤ204とタイヤ205の間の位置(モータ201の回転軸の直下)となる。このため、タイヤ204および205が回転した場合にも動作機構20自体は傾かず、筐体3の方が動作機構20に対して傾き、これにより表示面17が傾く。なお、動作機構20自体は傾かず筐体3が傾くので、動作機構20と筐体3を含む表示装置1の全体としては、重心の位置が移動している。
〔実施形態4〕
実施形態1〜3では、球欠状の筐体3を備えた表示装置1について説明してきたが、筐体の形状は、表示装置1の重心を移動させたときに、接地面に沿って筐体が転動するような形状であればよく、上述の例に限られない。
本実施形態では、円柱を切り欠いた形状の筐体303を備えた表示装置30について、図9を用いて説明する。図9は、表示装置30の外観および動作機構330を説明する図である。
同図の(a)は、表示装置30の外観を示す斜視図である。図示のように、表示装置30の筐体303は、底面が欠円である柱状の外形形状を有している。言い換えれば、筐体303は、円柱をその高さ方向に平行な平面で切り欠いた外形形状である。そして、筐体303の平面である側面が表示面317となっている。
この筐体303は、同図に示すように、円柱面が接地面となり、この接地面に沿って底面と平行な方向に転動する。そして、これにより、表示面317も筐体303の底面と平行な方向に動く。
同図の(b)および(c)は、表示面317に垂直で筐体303が転動する方向に平行な面で筐体303を切断した断面を示している。なお、同図の(b)および(c)では図示を省略しているが、筐体303の内部には、動作機構330以外にも図7のブロック図に示したような各種構成が含まれている。
図示のように、筐体303の内部には、動作機構330が設けられている。動作機構330は、モータ331、支柱332、および重り333を含む。なお、これらは、上記実施形態の動作機構16のモータ162、支柱163、および重り164(図1参照)とそれぞれ同様の構成であるから、ここでは説明を省略する。つまり、動作機構330は、軸161およびガイドレール165がなく、これにより重り333の移動範囲が1つの平面内に限られる点を除けば、動作機構16と同様の構成である。
同図の(b)および(c)に示すように、筐体303の断面は、図1に示した筐体3の断面と同じく欠円状であり、この欠円状の断面における円弧部分は優弧であり、またこの欠円状の断面における直線部分は表示面317である。よって、同図の(c)に示すように、表示面317が鉛直上向きである状態からの支柱332の回転角度θを90°以上とすることが可能になり、これにより表示面317の可動範囲を180°以上とすることも可能になる。
〔変形例〕
上記各実施形態では、接地面が球面である筐体3および接地面が円柱面である筐体303を例示したが、筐体は、動作機構によって重心の位置が移動されたときに、該筐体の接地面に沿って転動する外形形状を有していればよく、これらの例に限られない。例えば、楕円体状の筐体を用いてもよい。また、筐体は、ミラーボールのような多面体状であってもよいし、ウニや金平糖のように複数の突起を有する形状であってもよいし、凹凸を有する形状であってもよい。
また、上記各実施形態では、立体の一部を切り欠いた形状の筐体を用い、この切り欠き部分に表示面を配置する例を示したが、このような切り欠きを有さない筐体を用いてもよい。例えば、球体状の筐体や円柱状の筐体を用いてもよく、この場合、筐体の曲面部分を表示面としてもよいし、筐体の少なくとも一部を透明な素材で形成し、この部分から筐体内部の表示面を視認できるようにしてもよい。また、表示面を複数設けてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
表示装置1の制御ブロック(特に制御部10)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、表示装置1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示装置(1、30)は、表示面(17、317)を有する筐体(3、303)を備えた表示装置であって、上記表示装置の重心の位置を移動させる動作機構(16、20、330)を備え、上記筐体は、上記動作機構が重心の位置を移動させたときに転動する外形形状を有し、上記動作機構を駆動して上記筐体を転動させることにより上記表示面を動かすことを特徴としている。
上記の構成によれば、表示装置の重心の位置を移動させる動作機構を備え、筐体は重心の位置が移動されたときに転動する外形形状を有している。よって、動作機構を駆動することにより筐体を転動させ、これにより該筐体の表示面を動かすことができる。したがって、上記の構成によれば、ロボットや駆動体を用いることなく、様々な設置場所において表示面を動かすことが可能になるという効果を奏する。
本発明の態様2に係る表示装置は、上記態様1において、上記筐体は、上記動作機構によって重心の位置を移動させることにより、上記表示面が鉛直方向に向く状態から上記表示面が水平方向に向く状態まで転動可能な形状であってもよい。
上記の構成によれば、表示面が鉛直方向に向く状態から水平方向に向く状態まで筐体を転動させることができる。よって、上記の構成によれば、動作機構を動作させることにより、鉛直方向から水平方向までの幅広い範囲で表示面を動かすことが可能になる。
本発明の態様3に係る表示装置は、上記態様2において、上記筐体は、球体を平面で切り欠いた外形形状の筐体であり、上記筐体の切り欠かれた部分が上記表示面となっていてもよい。
上記の構成によれば、筐体の外縁部が球面になるので、筐体をあらゆる方向に滑らかに転動させることができ、また180°以上の広い範囲で表示面を動かすことも可能になる。また、これにより、例えば、表示面の軌跡が円や楕円を描くように表示面を動かすことも可能になり、表示面を水平方向に向けた状態で筐体を表示面と平行な方向に転動させることも可能になる。このように、上記の構成によれば、広範囲かつ多様な動きで表示面を動かすことができる。なお、上記態様3に係る筐体は、球体をその中心を通らない割平面で2分割して得られる立体(球欠)のうち、球体の中心を含む立体の外形形状となる。
また、上記構成によれば、球体の中心を含まない球欠状の筐体を用いる場合と比べて、表示面と球冠部分との接続角度を大きくすることができる。よって、上記の構成によれば、球体の中心を含まない球欠状の筐体を用いる場合と比べて、表示面と球冠部分との接続部分の耐衝撃性が高いという利点もある。
本発明の態様4に係る表示装置は、上記態様3において、上記球体の中心から上記表示面までの距離が、該球体の半径の1/3の距離であってもよい。
上記の構成によれば、表示面の広さ、表示面の可動範囲の広さ、設置時の安定性等の様々な観点から見てバランスのとれた表示装置とすることができる。
本発明の態様5に係る表示装置は、上記態様3または4において、上記筐体の曲面部分のうち、上記球体の中心を通り上記表示面に平行な面で上記筐体を2分割した場合に上記表示面側となる領域に、上記表示装置のユーザの入力操作を受け付ける入力操作検知面(131)が設けられていてもよい。
上記の構成によれば、球体の中心を通り表示面に平行な面で筐体を2分割した場合に表示面側となる領域に入力操作検知面が設けられている。よって、上記の構成によれば、ユーザは、上記面で筐体を2分割した場合に表示面と反対側となる領域(半球状の領域)で表示装置を保持しながら、入力操作検知面で入力操作を行うことができる。
本発明の態様6に係る表示装置は、上記態様2において、上記筐体は、円柱を、該円柱の軸に平行な平面で切り欠いた外形形状の筐体(303)であり、上記筐体の切り欠かれた部分が上記表示面(317)となっていてもよい。
上記の構成によれば、筐体の外縁部が円弧になるので、筐体を滑らかに転動させることができ、また180°以上の広い範囲で表示面を動かすことも可能になる。なお、上記態様6に係る筐体を、上記円柱の底面に平行な面で切断した断面は、円をその中心を通らない直線で2分割して得られる図形(欠円)のうち、円の中心を含む図形の形状となる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、映像を表示する表示装置に利用することができる。
1、30 表示装置
17、317 表示面
16、20、330 動作機構
131 入力操作検知面

Claims (15)

  1. 表示面を有する筐体を備えた表示装置であって、
    上記表示装置の重心の位置を移動させる動作機構を備え、
    上記筐体は、上記動作機構が重心の位置を移動させたときに転動する外形形状を有し、
    上記動作機構には重りが含まれ、
    上記動作機構によって、上記重りの上記筐体の内部における位置が第1回転軸を中心に回転移動し、
    上記動作機構を駆動して上記筐体を転動させることにより上記表示面を動かすことを特徴とする表示装置。
  2. さらに、上記動作機構には、第1駆動機構、および上記重りを支持する支持体が含まれ、
    第1駆動機構を駆動させることにより、第1回転軸を支点として上記支持体を回転させることによって、上記重りの上記筐体の内部における位置が第1回転軸を中心に回転移動することを特徴とする表示装置。
  3. 上記支持体は、上記重りを支持する支柱であり、その一端が上記支点に接続されており、他端が上記重りに接続されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 上記第1回転軸における、重りの回転移動の中心位置は、前記筐体の中心に位置することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の表示装置。
  5. 上記第1回転軸の向きは、上記表示面に平行であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の表示装置。
  6. 上記動作機構には、さらに第2駆動機構が含まれ、上記第2駆動機構を駆動させることにより、前記重りの回転移動の中心位置を通る第2回転軸を中心として上記第1回転軸の向きを回転させることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の表示装置。
  7. 上記第2回転軸の向きは、上記表示面に垂直な方向である請求項6に記載の表示装置。
  8. 上記筐体は、上記動作機構によって重心の位置を移動させることにより、上記表示面が鉛直方向に向く状態から上記表示面が水平方向に向く状態まで転動可能な形状であることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の表示装置。
  9. 上記筐体は、球体を平面で切り欠いた外形形状の筐体であり、
    上記筐体の切り欠かれた部分が上記表示面となっていることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載の表示装置。
  10. 上記球体の中心から上記表示面までの距離が、該球体の半径の1/3の距離であることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  11. 上記筐体の曲面部分のうち、上記球体の中心を通り上記表示面に平行な面で上記筐体を2分割した場合に上記表示面側となる領域に、上記表示装置のユーザの入力操作を受け付ける入力操作検知面が設けられていることを特徴とする請求項または10に記載の表示装置。
  12. 上記筐体は、円柱を、該円柱の軸に平行な平面で切り欠いた外形形状の筐体であり、
    上記筐体の切り欠かれた部分が上記表示面となっていることを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  13. 表示面を有する筐体を備えた表示装置であって、
    上記表示装置の重心の位置を移動させる動作機構を備え、
    上記筐体は、上記動作機構が重心の位置を移動させたときに転動する外形形状を有し、
    上記動作機構を駆動して上記筐体を転動させることにより上記表示面を動かし、
    上記筐体は、上記動作機構によって重心の位置を移動させることにより、上記表示面が鉛直方向に向く状態から上記表示面が水平方向に向く状態まで転動可能な形状であり、
    上記筐体は、球体を平面で切り欠いた外形形状の筐体であり、
    上記筐体の切り欠かれた部分が上記表示面となっており、
    上記筐体の曲面部分のうち、上記球体の中心を通り上記表示面に平行な面で上記筐体を2分割した場合に上記表示面側となる領域に、上記表示装置のユーザの入力操作を受け付ける入力操作検知面が設けられていることを特徴とする表示装置。
  14. 上記球体の中心から上記表示面までの距離が、該球体の半径の1/3の距離であることを特徴とする請求項13に記載の表示装置。
  15. 表示面を有する筐体を備えた表示装置であって、
    上記表示装置の重心の位置を移動させる動作機構を備え、
    上記筐体は、上記動作機構が重心の位置を移動させたときに転動する外形形状を有し、
    上記動作機構を駆動して上記筐体を転動させることにより上記表示面を動かし、
    上記筐体は、上記動作機構によって重心の位置を移動させることにより、上記表示面が鉛直方向に向く状態から上記表示面が水平方向に向く状態まで転動可能な形状であり、
    上記筐体は、円柱を、該円柱の軸に平行な平面で切り欠いた外形形状の筐体であり、
    上記筐体の切り欠かれた部分が上記表示面となっていることを特徴とする表示装置。
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