JP6470101B2 - 植物栽培用照明システム及び植物栽培方法 - Google Patents

植物栽培用照明システム及び植物栽培方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6470101B2
JP6470101B2 JP2015090809A JP2015090809A JP6470101B2 JP 6470101 B2 JP6470101 B2 JP 6470101B2 JP 2015090809 A JP2015090809 A JP 2015090809A JP 2015090809 A JP2015090809 A JP 2015090809A JP 6470101 B2 JP6470101 B2 JP 6470101B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cultivation
light
plant
light source
groups
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015090809A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016202125A (ja
Inventor
水草 豊
豊 水草
井上 憲一
憲一 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kowa Co Ltd filed Critical Kowa Co Ltd
Priority to JP2015090809A priority Critical patent/JP6470101B2/ja
Publication of JP2016202125A publication Critical patent/JP2016202125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6470101B2 publication Critical patent/JP6470101B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

本発明は、植物栽培用照明システム及び植物栽培方法に関し、特に人工光源を用いた植物栽培用照明システム及び植物栽培方法に関する。
植物の光合成は、特許文献1に示されているように、光のエネルギーを必要とする明反応と光のエネルギーを必要としない暗反応のサイクルに従って行われており、これまでの研究によると、明反応と暗反応のサイクルは約200〜400μsec周期といわれている(非特許文献1を参照)。そこで、明反応のときにだけ光を当て、暗反応のときには光を当てないように、植物に対する光の照射を上述の周期に合わせて制御することによって電力消費量を大きく節約することが可能となる。例えば光照射のデューティ比を50%とすれば、連続的に照射する場合に比べて電力消費量は半分にすることができる。
ところで近年、人工的な照明光と養液とを用いて葉物野菜等の植物を建屋内で栽培する植物栽培方法が普及しているが、このような植物栽培方法では、複数の人工光源を用いて栽培領域に光を照射して植物を栽培する。それら複数の光源を上述のように植物の光合成サイクルに合わせた明暗周期で光を照射するように制御する場合、複数の光源がバラバラのサイクルで光を照射すると効率が悪いため、それら複数の光源で同期を取って一斉に光の照射のオンオフを制御する必要がある。植物は明反応期だけ光を吸収することができるので、図7に示すように光の照射のオンオフを同期させるかどうかで光吸収量の差は顕著である。すなわち、図7(a)に示すように、LED光源(1)のオンをトリガに植物の明反応が始まるが、LED光源(2)のオンのタイミングはLED光源(1)とは異なるため、LED光源(2)による光量はほとんど植物に吸収されない。一方、図7(b)に示すように、LED光源(1)及びLED光源(2)のオンオフを同期させれば、植物の明反応タイミングに合わせて効率よく光を照射することができ、植物の光吸収量は増加する。例えば特許文献2の防虫効果を奏する照明栽培方法では、複数の光源を、明暗周期を同期させてパルス点灯することにより、植物の栽培領域に光を照射することが開示されている。
特開昭64−020034号公報 特開2011−212011号公報
「パルス光が植物の光合成速度に与える影響」、植物工場研究所[online、平成27年3月20日検索]、インターネット<URL: http://www.sasrc.jp/pulse.htm>
光源を駆動する電源のスイッチング時には電磁ノイズが発生する。同期を取って複数の光源を点灯させようとすると、それら複数の光源を駆動する複数の電源が一斉に同じ矩形パターンで動作するため、生じる電磁ノイズが重畳されて大きなノイズとなり、周囲の他の電子機器の動作や作業者の人体に影響を与えるおそれがある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、電磁ノイズの影響を抑えながらも、必要最小限の光量で効率的に植物の照明栽培をすることができる植物栽培用照明システム及び植物栽培方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第一に本発明は、複数の栽培ブロックから構成される栽培領域に対して、所定時間点灯する明期幅と、所定時間消灯する暗期幅とを一周期とする照明サイクルで光を照射する複数の光源と、前記複数の光源を制御する制御手段と、を備え、前記複数の光源が、光を照射する栽培ブロック毎に複数のグループに区分されており、前記制御手段が、前記複数のグループにおける同一のグループ内では光源の照明サイクルを同期させ、前記複数のグループにおける隣り合う栽培ブロックに光を照射する二つのグループ間では光源の照明サイクルを同期させないように前記複数の光源を制御することを特徴とする植物栽培用照明システムを提供する(発明1)。
上記発明(発明1)によれば、一つ一つの栽培ブロック内では、光源の照明サイクルを同期させることによって効率的に電力消費量を節約しつつ、隣り合う栽培ブロック間では、光源を駆動する電源のスイッチング時に生じる電磁ノイズが重畳されないように光源の照明サイクルを同期させず、照明サイクルの位相をずらすことができるため、周囲の他の電子機器の動作や作業者の人体に対する電磁ノイズの影響を抑えながらも、必要最小限の光量で効率的に植物の照明栽培をすることができる。
上記発明(発明1)においては、前記制御手段が、前記複数の光源をそれぞれ駆動する複数の光源駆動回路と、前記複数の光源駆動回路にパルス信号を送るパルス発生回路とを備えることが好ましい(発明2)。
上記発明(発明2)によれば、パルス発生回路で発生させたパルス信号を複数の光源駆動回路に送り、同じパルス信号にそのまま追従して複数の光源が駆動されるため、複数の光源のオンオフのタイミングがずれることがない。
第二に本発明は、所定時間点灯する明期幅と、所定時間消灯する暗期幅とを一周期とする照明サイクルで光を照射する複数の光源によって、複数の栽培ブロックから構成される栽培領域に光を照射して植物を栽培する植物栽培方法であって、前記複数の光源が、光を照射する栽培ブロック毎に複数のグループに区分されており、前記複数のグループにおける同一のグループ内では光源の照明サイクルを同期させ、前記複数のグループにおける隣り合う栽培ブロックに光を照射する二つのグループ間では光源の照明サイクルを同期させないように前記複数の光源を制御することを特徴とする植物栽培方法を提供する(発明3)。
上記発明(発明3)によれば、一つ一つの栽培ブロック内では、光源の照明サイクルを同期させることによって効率的に電力消費量を節約しつつ、隣り合う栽培ブロック間では、光源を駆動する電源のスイッチング時に生じる電磁ノイズが重畳されないように光源の照明サイクルを同期させず、照明サイクルの位相をずらすことができるため、周囲の他の電子機器の動作や作業者の人体に対する電磁ノイズの影響を抑えながらも、必要最小限の光量で効率的に植物の照明栽培をすることができる。
本発明の植物栽培用照明システム及び植物栽培方法は、電磁ノイズの影響を抑えながらも、必要最小限の光量で効率的に植物の照明栽培をすることができる。
本発明の一実施形態に係る植物栽培用照明システムを採用する植物工場の概要を示す説明図である。 同実施形態に係る植物栽培用照明システムの構成を示す説明図である。 同実施形態に係る植物栽培用照明システムユニットの構成を示す説明図である。 同実施形態に係る制御コントローラの構成を示す説明図である。 同実施形態に係るLEDドライバの構成を示す説明図である。 同実施形態に係る栽培領域を構成する各栽培ブロックにおける光の照射を制御するパルス信号の波形を示す説明図である。 所定の明暗周期で光源から光を照射する際の、植物の明・暗反応サイクルと植物の光吸収量との関係を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本実施形態に係る植物栽培用照明システム9を採用する植物工場100の概要を示している。植物工場100には全部で12の栽培装置200が設置されており、3つの栽培装置200を1つの栽培ブロックとし、全部で四つの第1栽培ブロック301、第2栽培ブロック302、第3栽培ブロック303、第4栽培ブロック304から構成されている。
各栽培装置200は、植物が定植される培地である栽培ベッド210と、栽培ベッド210の上部に設けられ、植物に対して光を照射するLED光源220とを有しており、LED光源220は1つの栽培ベッド210に対して並列に2本配設されている。1つの栽培ブロック内において3つの栽培装置200は、LED光源220が並べられている方向と同じ方向に並べて配置されており、その結果、1つの栽培ブロック内においては6つのLED光源220が平行に並べて配置されていることになる。
栽培ベッド210は、例えば定植する植物を根元から挿し込み固定可能な挿し込み孔が複数列配列された発砲スチロール製の植物栽培スペースであり、一般的に植物工場で用いられている公知のものを利用することができる。
LED光源220は、例えばLEDアレイ3を内部に収容し、LEDアレイ3からの光の照射面が栽培ベッド210側の一面に設けられた筐体構造を有し、一般的に植物工場で用いられている公知のものを利用することができる。
栽培装置200は、栽培ベッド210やLED光源220の他に、養液漕や養液循環装置、養液ろ過装置等(不図示)を構成要素とし得るが、これら栽培装置200の構成要素はいずれも一般的に植物工場で用いられている公知のものを利用することができる。
第1栽培ブロック301、第2栽培ブロック302、第3栽培ブロック303、第4栽培ブロック304のそれぞれには、前述の通り3つの栽培装置200、6つのLED光源220が平行に並べて配置されている。一方、それら4つの栽培ブロック自体は、栽培装置200及びLED光源220の配列方向(図1における上下方向)とは直交する方向(図1における左右方向)に順に並んでいる。
なお、本実施形態においては植物工場100内に4つの栽培ブロック301,302,303,304を設けており、それぞれの栽培ブロック内には、3つの栽培装置200が配置されているがこれらに限られるものではなく、植物工場の規模や採用する栽培装置200のサイズ、栽培対象となる植物の種類等によって適宜変更可能である。
続いて植物工場100において採用される植物栽培用照明システム9について説明する。本実施形態においては、第1栽培ブロック301、第2栽培ブロック302、第3栽培ブロック303及び第4栽培ブロック304のそれぞれに対して1つずつ植物栽培用照明システムユニット91,92,93,94が割り当てられ、植物工場100全体では、図2に示すように、4つの植物栽培用照明システムユニット91,92,93,94が1台のコンピュータ4に連結されて植物栽培用照明システム9が構成されている。
植物栽培用照明システムユニット91,92,93,94の構成は全て同一であるので、代表して植物栽培用照明システムユニット91の構成を説明する。図3に示すように、植物栽培用照明システムユニット91は制御コントローラ1と、制御コントローラ1に接続された6つのLEDドライバ2と、6つのLEDドライバ2のそれぞれに接続された6つのLEDアレイ3とから構成されている。6つのLEDアレイ3は前述の各栽培ブロック内に設置された6つのLED光源220内に収容されるものである。本実施形態では、6つのLEDドライバ2が全て同じ構成を有し、6つのLEDアレイ3も全て同じ構成を有する。
制御コントローラ1は、6つのLEDドライバ2のそれぞれが6つのLEDアレイ3のそれぞれを駆動するために必要なパルス信号を発生させて、LEDドライバ2に伝送するものであり、図4に示すように、パルス信号を生成するパルス発生回路11と、パルス信号発生回路11を制御する制御回路12とから構成されている。
パルス発生回路11は、周波数が2.5KHzのパルス信号Sを生成する回路であり、パルス信号Sのデューティ比は植物の種類によって30%〜50%の範囲の、いずれかの値に固定となっている。生成されたパルス信号Sは伝送路を介して6つのLEDドライバ2へと伝送される。本実施形態においては6つに枝分かれする伝送路を介して6つのLEDドライバ2のそれぞれに対してパルス信号Sを伝送することになる。なお、パルス発生回路11としては公知のパルス発生回路を採用することができる。
パルス信号Sの周波数は2.5KHzに限られるものではなく、他の周波数も採用可能である。パルス信号Sの周波数としては、植物の明反応と暗反応のサイクルが約200〜400μsec周期といわれていることからすると、例えば2〜5KHzの範囲内で設定することが好ましく、この範囲であれば適切にLED光源220を駆動することができる。
制御回路12は、コンピュータ4からの指示を受けて、栽培される植物の品種に応じてパルス発生回路11にどのようなパルス矩形を有するパルス信号を発生させるか、またどのようなタイミングでパルス信号を発生させるかを制御するものである。制御回路12としてはCPU等を用いた公知の制御回路を採用することができる。
LEDドライバ2は、制御コントローラ1から伝送されたパルス信号Sに基づいて、LEDアレイ3を駆動するための電流をLEDアレイ3に対して出力するものであり、図5に示すように、パルス信号SをLEDアレイ3へそのままのパルス波形でパルス出力するパルス信号増幅ドライバ21と、パルス信号増幅ドライバ21でのパルス信号の高さを調整するレベルコンパレータ22とから構成されている。LEDドライバ2のパルス信号増幅ドライバ21及びレベルコンパレータ22は、制御コントローラ1から伝送されたパルス信号Sに基づいて、LEDアレイ3を、所定時間点灯する明期幅と、所定時間消灯する暗期幅とを一周期とする照明サイクルで光源が光を照射する間欠照明モードで駆動する。
パルス信号増幅ドライバ21は、制御コントローラ1から伝送されたパルス信号SをLEDアレイ3へそのままのパルス波形でパルス出力する。パルス信号Sをそのままのパルス波形でパルス出力すると、LEDアレイ3をこのパルス波形の周期で点灯・消灯を繰り返すように光を照射する間欠照明モードで駆動することができる。パルス信号Sをそのままのパルス波形でパルス出力する場合、パルス波形の高さ(パルス波高)に応じて出力電流が増減することとなる。例えば、パルス波高hのパルス波形を有するパルス信号Sがパルス信号増幅ドライバ21に伝送された場合の光量の2倍の光量でLEDアレイ3を間欠照明モードで駆動したい場合、パルス波高が2倍の2hとなるようにレベルコンパレータ22を用いてパルス波形の高さを調節する。
パルス信号増幅ドライバ21としては、例えば増幅トランジスタを用いた電流増幅回路というような構成を有する回路を採用することが、レベルコンパレータ22としては、例えばアナログコンパレータを用いたスレッショルド判定回路、あるいはADコンバータというような構成を有する回路を採用することがそれぞれできるが、これに限られるものではなく、制御コントローラ1から伝送されたパルス信号Sを、そのままのパルス波形でLEDアレイ3へパルス出力することができるものであればよく、更にパルス信号Sのパルス波高の調節が可能なものであればより好ましい。
以上説明したような制御コントローラ1及びLEDドライバ2を採用することにより、パルス発生回路11にて生成したパルス信号Sを、1つの制御コントローラ1から6つのLEDドライバ2へと伝送し、各LEDドライバ2から6つのLEDアレイ3へと当該パルス信号Sをそのままのパルス波形でパルス出力することができるため、6つのLEDアレイ3をこのパルス波形の周期で点灯・消灯を繰り返すように光を照射する間欠照明モードで同期させて駆動することができる。また、パルス発生回路11で発生させたパルス信号Sを6つのLEDドライバ2に送り、同じ1つのパルス信号にそのまま追従して6つのLEDアレイ3が駆動されるため、これら6つの光源のオンオフのタイミングがずれることがない。
LEDアレイ3は、基板上に複数個のLEDを配列してなる光源であり、複数個のLEDは直列又は並列に接続されている。LEDの個数や配列方式は植物工場100の立地や栽培ベッド210の広さ、必要とされる光量等によって任意に決定可能である。
コンピュータ4は、植物栽培用照明システムユニット91,92,93,94のそれぞれの制御コントローラ1に連結されており、4つの栽培ブロック、第1栽培ブロック301、第2栽培ブロック302、第3栽培ブロック303及び第4栽培ブロック304のそれぞれにおける植物栽培用照明システムユニット91,92,93,94による光の照射具合を制御するものである。
具体的には、コンピュータ4が、植物栽培用照明システムユニット91,92,93,94のそれぞれの制御コントローラ1に対して、パルス発生回路11にどのようなパルス矩形を有するパルス信号を発生させるか、またどのようなタイミングでパルス信号を発生させるかを指示する。本実施形態では、第1栽培ブロック301、第2栽培ブロック302、第3栽培ブロック303及び第4栽培ブロック304のそれぞれにおいて、全てのLEDアレイ3がパルス波形の周期で点灯・消灯を繰り返すように光を照射する間欠照明モードで駆動されるが、コンピュータ4は、植物栽培用照明システムユニット91,92,93,94のそれぞれの制御コントローラ1に対して、少なくとも隣接する栽培ユニット間では間欠照明モードの明暗周期が同期しないように指示する。
例えば図6(a)に示すように、第1栽培ブロック301、第2栽培ブロック302、第3栽培ブロック303及び第4栽培ブロック304の全ての栽培ブロックの明暗周期が同期しないようにしてもよい。図6(a)では、植物栽培用照明システムユニット91,92,93,94のそれぞれに対して周波数2.5KHz、デューティ比30%のパルス信号Sを発生させているが、発生タイミングを全てずらすことにより、第1栽培ブロック301、第2栽培ブロック302、第3栽培ブロック303及び第4栽培ブロック304の全ての栽培ブロックの明暗周期が同期しないようになっている。
また、例えば図6(b)に示すように、第1栽培ブロック301と第3栽培ブロック303とにおいて、あるいは第2栽培ブロック302と第4栽培ブロック304とにおいては明暗周期が同期しているが、隣接する第1栽培ブロック301と第2栽培ブロック302との間、第2栽培ブロック302と第3栽培ブロック303との間、第3栽培ブロック303と第4栽培ブロック304との間では明暗周期が同期しないようにしてもよい。図6(b)では、植物栽培用照明システムユニット91,93のそれぞれに対しては周波数2.5KHz、デューティ比30%のパルス信号Sを同じタイミングで発生させ、植物栽培用照明システムユニット92,94のそれぞれに対しては周波数2.5KHz、デューティ比30%のパルス信号Sを同じタイミング(植物栽培用照明システムユニット91,93とは異なるタイミング)で発生させることにより、第1栽培ブロック301と第3栽培ブロック303とにおいて、あるいは第2栽培ブロック302と第4栽培ブロック304とにおいては明暗周期が同期しているが、隣接する栽培ブロックの明暗周期は同期しないようになっている。
以上説明したような植物栽培用照明システム9によれば、一つ一つの栽培ブロック内では、LEDアレイ3の照明サイクルを同期させることによって効率的に電力消費量を節約しつつ、隣り合う栽培ブロック間では、LEDアレイ3を駆動する電源のスイッチング時に生じる電磁ノイズが重畳されないようにLEDアレイ3の照明サイクルを同期させず、照明サイクルの位相をずらすことができるため、周囲の他の電子機器の動作や作業者の人体に対する電磁ノイズの影響を抑えながらも、必要最小限の光量で効率的に植物の照明栽培をすることができる。
以上、本発明に係る植物栽培用照明システムについて図面に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、種々の変更実施が可能である。
100 植物工場
200 栽培装置
210 栽培ベッド
220 LED光源
301 第1栽培ブロック
302 第2栽培ブロック
303 第3栽培ブロック
304 第4栽培ブロック
9 植物栽培用照明システム
91,92,93,94 植物栽培用照明システムユニット
1 制御コントローラ
11 パルス発生回路
12 制御回路
2 LEDドライバ
21 パルス信号増幅ドライバ
22 レベルコンパレータ
3 LEDアレイ
4 コンピュータ

Claims (3)

  1. 複数の栽培ブロックから構成される栽培領域に対して、所定時間点灯する明期幅と、所定時間消灯する暗期幅とを一周期とする照明サイクルで光を照射する複数の光源と、
    前記複数の光源を制御する制御手段と、を備え、
    前記複数の光源が、光を照射する栽培ブロック毎に複数のグループに区分されており、
    前記制御手段が、前記複数のグループにおける同一のグループ内では光源の照明サイクルを同期させ、前記複数のグループにおける隣り合う栽培ブロックに光を照射する二つのグループ間では光源の照明サイクルを同期させないように前記複数の光源を制御することを特徴とする植物栽培用照明システム。
  2. 前記制御手段が、前記複数の光源をそれぞれ駆動する複数の光源駆動回路と、前記複数の光源駆動回路にパルス信号を送るパルス発生回路とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の植物栽培用照明システム。
  3. 所定時間点灯する明期幅と、所定時間消灯する暗期幅とを一周期とする照明サイクルで光を照射する複数の光源によって、複数の栽培ブロックから構成される栽培領域に光を照射して植物を栽培する植物栽培方法であって、
    前記複数の光源が、光を照射する栽培ブロック毎に複数のグループに区分されており、
    前記複数のグループにおける同一のグループ内では光源の照明サイクルを同期させ、前記複数のグループにおける隣り合う栽培ブロックに光を照射する二つのグループ間では光源の照明サイクルを同期させないように前記複数の光源を制御することを特徴とする植物栽培方法。
JP2015090809A 2015-04-27 2015-04-27 植物栽培用照明システム及び植物栽培方法 Active JP6470101B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015090809A JP6470101B2 (ja) 2015-04-27 2015-04-27 植物栽培用照明システム及び植物栽培方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015090809A JP6470101B2 (ja) 2015-04-27 2015-04-27 植物栽培用照明システム及び植物栽培方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016202125A JP2016202125A (ja) 2016-12-08
JP6470101B2 true JP6470101B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=57487774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015090809A Active JP6470101B2 (ja) 2015-04-27 2015-04-27 植物栽培用照明システム及び植物栽培方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6470101B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7148599B2 (ja) * 2017-04-21 2022-10-05 ヴァーダント ライティング テクノロジー インコーポレイテッド 発光ダイオード照明システム
CN108093934B (zh) * 2018-03-01 2024-03-26 广东绿爱生物科技股份有限公司 植物照明栽培方法、装置以及人工栽培装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6420034A (en) * 1987-07-14 1989-01-24 Mitsubishi Electric Corp Illuminator for plant growth
JPH02128624A (ja) * 1988-11-07 1990-05-17 Shoji Ito ストロボ放電管を使った植物育成補助装置
US5012609A (en) * 1988-12-12 1991-05-07 Automated Agriculture Associates, Inc. Method and apparatus for irradiation of plants using optoelectronic devices
CN1246913C (zh) * 2000-02-22 2006-03-22 Ccs股份有限公司 植物培育用照明装置
RU2497316C2 (ru) * 2008-05-06 2013-10-27 Конинклейке Филипс Электроникс Н.В. Устройство возбуждения led
JP2011030478A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Vegitto:Kk 生物育成用照明装置及び照明装置
JP2011125274A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Howa Kasei Co Ltd 植物育成システム
JP5930516B2 (ja) * 2010-03-16 2016-06-08 シャープ株式会社 植物の照明栽培方法、防虫用照明装置、および防虫用照明システム
JP2012028293A (ja) * 2010-07-25 2012-02-09 Toshihiko Okabe 露地栽培やハウス栽培に於ける日照不足を補うための照光器具
JP2012065638A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Toshihiko Okabe 露地栽培やハウス栽培に用いる照光器具
EP2892319A1 (en) * 2012-09-04 2015-07-15 Koninklijke Philips N.V. Method for enhancing the nutritional value in an edible plant part by light, and lighting device therefore
KR20150000369A (ko) * 2013-06-24 2015-01-02 한국전자통신연구원 식물공장에서의 조명 제어 장치 및 그 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016202125A (ja) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210000020A1 (en) Horticulture lighting system and horticulture production facility using such horticulture lighting system
GB0526338D0 (en) Improvements to lighting systems
JP6466842B2 (ja) 光により食用植物部分の栄養価を高める方法及びそのための照明装置
JP6470101B2 (ja) 植物栽培用照明システム及び植物栽培方法
CA2392424A1 (en) Plant cultivator and control system therefor
JP6264151B2 (ja) 植物育成用照明装置及び植物育成方法
EP2407088A3 (en) Endoscope beam source apparatus and endoscope system
DK1405551T3 (da) Programmerbar PWM-modul til ballaststyring
WO2016197541A1 (zh) Led灯条结构及其控制方法、背光模组、液晶显示装置
WO2007076185A3 (en) Method and apparatus for intensity control of multiple light sources using source timing
WO2014132828A1 (ja) 葉茎菜類育成方法および葉茎菜類育成用光源装置
TW200739995A (en) Laser irradiation apparatus
US20220053707A1 (en) Growth enhancement using scalar effects and light frequency manipulation
JP2011244740A (ja) 栽培物用人工光源
JP2012059706A (ja) 光発生装置及びその制御方法
EA201890244A1 (ru) Устройство, система и способ излучения биорезонансной частоты
JP2007274905A (ja) 照明装置
JP6701176B2 (ja) 植物栽培用照明システム
TW200642876A (en) Control device for high intensity discharge bulb and method of controlling high intensity discharge bulb
RU2011153265A (ru) Устройство для светолечения
JP7162239B2 (ja) 照明器具および養殖照明制御システム
KR20140049260A (ko) 식물 조명용 광조사장치
EP4223107A1 (en) Cultivation environment control device
JP2018125237A (ja) 多波長光源制御システム
WO2020033584A1 (en) Optical control system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6470101

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250