JP6469597B2 - ネットワークシステムおよび光送受信器 - Google Patents

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本発明は、ネットワークシステムおよび光送受信器に関するものである。
近年、CATV等のネットワークシステムでは、個々の加入者宅まで光ファイバーケーブルを引き込み、全ての伝送路を完全に光ファイバ化したFTTH(Fiver to the Home)方式を用いるシステムが普及している(例えば、特許文献1参照。)。
図10は、FTTH方式を使用するネットワークシステムの構成を示す図である。この図10に示すネットワークシステムは、通信事業者側回線終端装置70、光分岐部30、PC(Personal Computer)20、FSK(Frequency Shift Keying)変調部22、光分岐部50,51、および、加入者側回線終端装置80を有している。
ここで、PC20は、加入者側回線終端装置80に送信する情報を生成して出力する。FSK変調部22は、PC20から供給される情報をFSK変調して出力する。
通信事業者側回線終端装置70は、光送信部11、光アンプ12、および、マルチプレクサ13を有している。マルチプレクサ13は、FSK変調部22から供給されるFSK信号と、映像信号とを重畳して光送信部11に供給する。光送信部11は、マルチプレクサ13から供給される電気信号を光信号に変換して光アンプ12に供給する。光アンプ12は、光送信部11から供給される光信号を増幅して光分岐部30に供給する。
光分岐部30は、光アンプ12から供給される光信号を分岐して出射する。光分岐部50,51も同様に入射された光信号を分岐して出射する。
加入者側回線終端装置80は、光分岐部51から供給された光信号を入射し、電気信号に変換して出力するとともに、光信号に含まれているFSK信号を抽出し、FSK信号に含まれている情報に基づいて、装置の各部を制御する。
図11は、図10に示す加入者側回線終端装置80の詳細な構成を示す図である。図11に示すように加入者側回線終端装置80は、光受信部801、LPF(Low Pass Filter)802、HPF(High Pass Filter)803、FSK復調部804、制御部805、および、帯域制限部806を有している。
ここで、光受信部801は、光分岐部51から供給される光信号を電気信号に変換して出力する。LPF802は、光受信部801から供給される電気信号に含まれる低周波成分であるFSK信号を通過させ、それ以外の成分は減衰して出力する。HPF803は、光受信部801から供給される電気信号に含まれる高周波成分である映像信号を通過させ、それ以外の成分は減衰して出力する。FSK復調部804は、LPF802から供給されるFSK信号を復調して得られる情報を制御部805に供給する。制御部805は、FSK復調部804から供給される情報に基づいて、装置の各部を制御する。帯域制限部806は、制御部805の制御に応じて、加入者の契約により視聴できない帯域を制限する。なお、帯域制限部806から出力される映像信号は、図示しないテレビジョン受像機に供給される。
このようなネットワークシステムでは、例えば、加入者側回線終端装置80が有するファームウエアを最新のものに更新する場合には、ファームウエアを含む情報をFSK変調部22に供給し、通信事業者側回線終端装置70から全ての加入者側回線終端装置80に対してブロードキャストによって送信することで、ファームウエアを更新することができる。
また、加入者側回線終端装置80が契約によって視聴できない帯域を制限する情報である帯域制限情報を、対象となる加入者側回線終端装置80を特定するための情報とともに、通信事業者側回線終端装置70から送信し、加入者側回線終端装置80では、自己宛に送信された情報を選択して受信し、帯域制限情報に基づいて帯域制限部806が帯域制限を行うことで、契約内容に基づいた帯域制限を行うことができる。
米国特許第5841563号
ところで、図10および図11に示す従来技術では、PC20は加入者側回線終端装置のそれぞれの状態を知ることができないことから、加入者側回線終端装置を適切に制御することができないという問題点がある。
より詳細には、例えば、図10および図11に示す従来技術では通常、コストの面から片方向、即ち通信事業者側回線終端装置70側から加入者側回線終端装置80側にのみ信号を伝送するシステムとなっているため、通信事業者側回線終端装置70側から伝送される制御信号による制御に対して、加入者側回線終端装置80側で当該制御が反映されない場合も考えられ、さらには、当該制御が適切に行われているか確かめられないという問題点がある。
上記の問題点の解決策として、例えば、PC20から同じ制御信号を複数回送り、加入者側回線終端装置80でそのうち所定回受信した場合に当該制御を反映するという方法等が挙げられるが、伝送方式が複雑になるに加え、結局加入者側回線終端装置80において適切な制御が行われているかどうかを監視することはできていない。
また、PC20において加入者側回線終端装置80のそれぞれの状態を知るためには、PCと加入者側回線終端装置80との間で通信を行う必要があるが、この場合、映像信号に影響を与えることなくこれらの通信を行うためには、これらの通信用の光ファイバを新たに敷設する必要があり、コストが高くなるという問題点がある。
本発明は、上記の課題に鑑み、比較的少ないコストの増加で、加入者側回線終端装置の状態を知ることが可能なネットワークシステムおよび光送受信器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、通信事業者側回線終端装置と、前記通信事業者側回線終端装置から光伝送路を介して映像情報を含む第1の光信号を受信する1または複数の光端末装置と、前記光端末装置を監視する監視装置とを有するネットワークシステムにおいて、前記監視装置は、前記第1の光信号とは異なる波長を有する第2の光信号を出力する第1発光手段と、前記光端末装置から前記光伝送路を介して伝送された、前記第2の光信号と同一の波長を有する第3の光信号を電気信号に変換する第1光電変換手段と、前記第2の光信号を前記光伝送路に入射するとともに、前記光伝送路を介して伝送される前記第3の光信号を前記第1光電変換手段に入射する第1光学系と、前記第1発光手段を制御して、前記光端末装置に送信する前記第2の光信号を生成して出力させる第1制御手段と、を有し、前記光端末装置は、前記第3の光信号を出力する第2発光手段と、前記第1の光信号と、前記第2の光信号とをそれぞれ電気信号に変換する第2光電変換手段と、前記第3の光信号を前記光伝送路に入射し、前記光伝送路を介して伝送される前記第2の光信号を前記第2光電変換手段に入射するとともに、前記光伝送路を介して伝送される前記第1の光信号を前記第2光電変換手段に入射する第2光学系と、前記第2発光手段を制御して、前記監視装置に送信する前記第3の光信号を生成して出力させる第2制御手段と、を有し、少なくとも前記第1発光手段から前記第2の光信号が出力されている場合に、前記第1発光手段に前記第3の光信号が入射されるのを規制するとともに、少なくとも前記第2発光手段から前記第3の光信号が出力されている場合に、前記第2発光手段に前記第2の光信号が入射されるのを規制する規制手段と、をさらに有する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、比較的少ないコストの増加で、加入者側回線終端装置の状態を知ることが可能となる。
また、本発明は、前記規制手段は、前記第2の光信号を透過して前記光伝送路に入射し、前記第3の光信号を反射して前記第1光電変換手段に入射する第1偏光ビームスプリッタと、前記第3の光信号が前記第1偏光ビームスプリッタによって反射されるように偏光状態を変換する第1の偏光変換手段と、を有する前記第1光学系と、前記第3の光信号を透過して前記光伝送路に入射し、前記光伝送路から出射される前記第1および第2の光信号を反射して前記第2光電変換手段に入射する第2偏光ビームスプリッタと、前記第1および第2の光信号が前記偏光ビームスプリッタによって反射されるように偏光状態を変換する第2の偏光変換手段と、を有する前記第2光学系と、を含み構成されることを特徴とする。
このような構成によれば、偏光ビームスプリッタと1/4波長板等を用いることで、簡単な構成によって加入者側回線終端装置の状態を知ることが可能となる。
また、本発明は、前記規制手段は、入射する第2および第3の光信号の一部を透過し、残部のうち前記第3の光信号を前記第1光電変換手段に向けて反射する第1のミラーと、前記第1の発光手段と前記第1のミラーとの間に配され、前記第2の光信号を透過するとともに、前記第3の光信号を遮断する第1の光アイソレータと、を有する前記第1光学系と、入射する第2および第3の光信号の一部を透過し、残部のうち前記第2の光信号を前記第2光電変換手段に向けて反射する第2のミラーと、前記第2の発光手段と前記第2のミラーとの間に配され、前記第3の光信号を透過するとともに、前記第2の光信号を遮断する第2の光アイソレータと、を有する前記第2光学系と、を含み構成されることを特徴とする。
このような構成によれば、ミラーとアイソレータを用いることで、簡単な構成によって加入者側回線終端装置の状態を知ることが可能となる。
また、本発明は、前記規制手段は、入射する第2および第3の光信号の一部を透過し、残部のうち前記第3の光信号を前記第1光電変換手段に入射する第1の光カプラと、前記第1の発光手段と前記第1の光カプラとの間に配され、前記第2の光信号を透過するとともに、前記第3の光信号を遮断する第1の光アイソレータと、を有する前記第1光学系と、入射する第2および第3の光信号の一部を透過し、残部のうち前記第2の光信号を前記第2光電変換手段に入射する第2の光カプラと、前記第2の発光手段と前記第2の光カプラとの間に配され、前記第3の光信号を透過するとともに、前記第2の光信号を遮断する第2の光アイソレータと、を有する前記第2光学系と、を含み構成されることを特徴とする。
このような構成によれば、光カプラと光アイソレータを用いることで、簡単な構成によって加入者側回線終端装置の状態を知ることが可能となる。
また、本発明は、前記規制手段は、前記光端末装置と前記監視装置とを半二重通信によって情報を送受信させることで、前記第1発光手段から前記第2の光信号が出力されている場合に、前記第1発光手段に前記第3の光信号が入射されるのを規制するとともに、前記第2発光手段から前記第3の光信号が出力されている場合に、前記第2発光手段に前記第2の光信号が入射されるのを規制することを特徴とする。
このような構成によれば、半二重通信を用いることで、簡単な構成によって加入者側回線終端装置の状態を知ることが可能となる。
また、本発明は、前記光端末装置は、前記第2の光信号を電気信号に変換する第3光電変換手段と、前記光伝送路を介して伝送される前記第1および第2の光信号のうち前記第2の光信号を分波して前記第3光電変換手段に供給するとともに前記第1の光信号を前記第2光電変換手段に供給する分波手段と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、第1の光信号の劣化を抑えることができる。
本発明は、光伝送路を介して光信号を送受信することで他の光送受信器と通信を行う光送受信器であって、所定の波長を有する第1の光信号を出力する発光手段と、前記他の光送受信器から伝送された、前記第1の光信号と同一の波長を有する第2の光信号を電気信号に変換する光電変換手段と、前記第1の光信号を前記光伝送路に入射するとともに、前記第2の光信号を前記光電変換手段に入射する光学系と、前記発光手段を制御して、前記他の光送受信器に送信する前記第1の光信号を生成して出力させる制御手段と、少なくとも前記発光手段から前記第1の光信号が出力されている場合に、前記発光手段に前記第2の光信号が入射されるのを規制する規制手段と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、比較的少ないコストの増加で、加入者側回線終端装置の状態を知ることが可能となる。
本発明によれば、比較的少ないコストの増加で、加入者側回線終端装置の状態を知ることが可能なネットワークシステムおよび光送受信器を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。 図1に示す監視装置の構成例を示す図である。 図2に示す光送受信部の構成例を示す図である。 図1に示す加入者側回線終端装置の構成例を示す図である。 図4に示す光送受信部の構成例を示す図である。 図1に示す加入者側回線終端装置が受信する信号の周波数を示す図である。 図2に示す光送受信部の他の構成例を示す図である。 図4に示す光送受信部の他の構成例を示す図である。 図4に示す光送受信部の他の構成例を示す図である。 従来のネットワークシステムの構成を示す図である。 図10に示す加入者側回線終端装置の構成を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)本発明の実施形態の構成の説明
図1は、本発明の実施形態に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。この図に示すように、本発明の実施形態に係るネットワークシステムは、通信事業者側回線終端装置10、PC20、監視装置21、LAN(Local Area Network)22、光分岐部30、WDM(Wavelength Division Multiplexer)40、光分岐部50,51、および、加入者側回線終端装置60を有している。なお、通信事業者側回線終端装置10、監視装置21、光分岐部30、WDM40、光分岐部50,51、および、加入者側回線終端装置60は各々光ファイバ等の光伝送路を介して接続されており、PC20はLAN22を介して監視装置21に接続されている。また、図1では、加入者側回線終端装置60は1台だけ示しているが実際には複数の加入者側回線終端装置が存在する。
ここで、通信事業者側回線終端装置10は、光送信部11、光アンプ12、および、1/4波長板14を有している。光送信部11は、映像信号を、例えば、波長が1550nmの光信号に変換して光アンプ12に供給する。光アンプ12は、光送信部11から供給される光信号を増幅して1/4波長板14に供給する。1/4波長板14は、入射光の電界振動方向(偏光面)にπ/2(=λ/4)の位相差を与えることにより、光アンプ12から出力される直線偏光を円偏光に変換する。
PC20は、LAN22を介して監視装置21と接続され、LAN22を介して監視装置21を制御して、加入者側回線終端装置60に所定の情報を送信するとともに、監視装置21によって加入者側回線終端装置60から受信した情報を、LAN22を介して受信する。監視装置21は、PC20から供給される情報をFSK変調し、映像信号と異なる光波長、例えば、1610nmの光信号に変換して加入者側回線終端装置60に送信するとともに、加入者側回線終端装置60から送信される映像信号と異なる光波長、例えば、1610nmの光信号に重畳される情報を抽出して、PC20に供給する。
図2は、図1に示す監視装置21の詳細な構成例を示す図である。この図2に示すように、監視装置21は、制御部211、FSK変調部212、FSK復調部213、および、光送受信部214を有している。ここで、制御部211は、LAN22を介してPC20との間で情報を授受するとともに、PC20の制御に応じて所定の情報をFSK変調部212に供給する。また、制御部211は、FSK復調部213から供給される情報をPC20に供給する。FSK変調部212は、制御部211から供給される情報をFSK変調して光送受信部214に供給する。光送受信部214は、FSK変調部212から供給される電気信号を、映像信号と異なる光波長、例えば、1610nmの光信号に変換して出射する。また、光送受信部214は、加入者側回線終端装置60からWDM40を介して供給される映像信号と異なる光波長、例えば、1610nmの光信号を電気信号に変換してFSK復調部213に供給する。FSK復調部213は、光送受信部214から供給される電気信号をFSK復調して得られる情報を制御部211に供給する。
図3は、図2に示す光送受信部214の詳細な構成例を示す図である。この図3に示すように、光送受信部214は、レーザダイオード2141、偏光ビームスプリッタ2142、フォトダイオード2143、コリメータレンズ2144、1/4波長板2145、および、集光レンズ2146を有している。なお、図3の上下方向をX方向とし、紙面に垂直な方向をY方向とし、左右方向をZ方向とする。
レーザダイオード2141は、FSK変調部212から出力される電気信号に応じて波長が1610nmの光信号を出射する。偏光ビームスプリッタ2142は、X方向に直線偏光している光信号は通過し、Y方向に直線偏光している光信号は図3の上方向に反射する。
フォトダイオード2143は、加入者側回線終端装置から送信され、偏光ビームスプリッタ2142によって反射された光信号を入射して電気信号に変換し、FSK復調部213に供給する。コリメータレンズ2144は、偏光ビームスプリッタ2142から出射される光信号が平行光線になるように収差補正する。
1/4波長板2145は、入射光の電界振動方向(偏光面)にπ/2(=λ/4)の位相差を与えることにより、直線偏光を円偏光に変換するとともに、円偏光を直線偏光に変換する。集光レンズ2146は1/4波長板2145から出射される光信号を集光して光ファイバ2147に入射するとともに、光ファイバ2147から出射される光信号を1/4波長板2145に入射する。光ファイバ2147は、WDM40に接続され、集光レンズ2146から出射される光信号をWDM40に供給するとともに、WDM40から出射される光信号を集光レンズ2146に供給する。
図1に戻る。光分岐部30は、光アンプ12から供給される光信号を分岐してWDM40に出射する。WDM40は、光分岐部30から供給される波長が1550nmの光信号と、監視装置21から供給される映像信号と異なる光波長、例えば、1610nmの光信号を合波して光分岐部50に供給する。また、WDM40は、光分岐部50から供給される加入者側回線終端装置60の監視情報の光信号である、映像信号と異なる光波長、例えば、1610nmの光信号を分波し、光分岐部30への供給を遮断して、監視装置21に供給する。なお、図1では、図面を簡略化するために1つのWDM40のみを示しているが、複数のWDM40が光分岐部30に接続されるようにしてもよい。または、光アンプ12と光分岐部30の間にWDM40が接続される構成でもよい。
光分岐部50は、WDM40から出射される光信号を分岐して光分岐部51およびその他の光分岐部(図示しない)に供給するとともに、光分岐部51およびその他の光分岐部(図示しない)から供給される光信号を合波してWDM40に供給する。光分岐部51は、光分岐部50から出射される光を分岐して加入者側回線終端装置60およびその他の加入者側回線終端装置(図示しない)に供給するとともに、加入者側回線終端装置60およびその他の加入者側回線終端装置(図示しない)から供給される光信号を合波して光分岐部50に供給する。
加入者側回線終端装置60は、通信事業者側回線終端装置10から送信される光信号を受信して電気信号に変換し、後段の装置(例えば、テレビジョン受像機)に供給する。また、加入者側回線終端装置60は、監視装置21から伝送される光信号を受信するとともに、対応する情報を光信号として監視装置21に送信する。
図4は、加入者側回線終端装置60の構成例を示す図である。この図4に示すように、加入者側回線終端装置60は、光送受信部601、FSK変調部602、LPF603、HPF604、FSK復調部605、制御部606、および、帯域制限部607を有している。
ここで、光送受信部601は、光分岐部51から出射される光信号を電気信号に変換してLPF(Low Pass Filter)603およびHPF(High Pass Filter)604に供給するとともに、FSK変調部602から供給される電気信号を光信号に変換して光分岐部51に供給する。FSK変調部602は、制御部606から出力される信号をFSK変調して光送受信部601に供給する。LPF603は、光送受信部601から出力される電気信号に含まれている低周波成分であるFSK信号を通過させてFSK復調部605に供給し、それ以外の成分は減衰する。HPF604は、光送受信部601から出力される電気信号に含まれている高周波成分である映像信号を通過させて帯域制限部607に供給し、それ以外の成分は減衰する。
FSK復調部605は、LPF603から出力される電気信号を復調して制御部606に供給する。制御部606は、FSK復調部605から供給される情報に基づいて各部を制御する。FSK変調部602は、制御部606から出力される情報をFSK変調して光送受信部601に供給する。光送受信部601は、FSK変調部602から出力される電気信号を光信号に変換し、光分岐部51を介して監視装置21に供給する。帯域制限部607は、制御部606の制御に基づいて、HPF604から出力される映像信号の帯域制限を実行し、後段の装置(例えば、図示しないテレビジョン受像機)に供給する。
図5は、図4に示す光送受信部601の構成例を示している。この図5に示すように、光送受信部601は、集光レンズ6012、1/4波長板6013、コリメータレンズ6014、偏光ビームスプリッタ6015、フォトダイオード6016、および、レーザダイオード6017を有している。なお、図5の上下方向をX方向とし、紙面に垂直な方向をY方向とし、左右方向をZ方向とする。
レーザダイオード6017は、FSK変調部602から出力される電気信号に応じて波長が1610nmの光信号を出射する。偏光ビームスプリッタ6015は、X方向に直線偏光している光信号は通過し、Y方向に直線偏光している光信号は反射する。
フォトダイオード6016は、監視装置21および通信事業者側回線終端装置10から送信され、偏光ビームスプリッタ6015によって反射された光信号を入射して電気信号に変換し、FSK復調部605に供給する。コリメータレンズ6014は偏光ビームスプリッタ6015から出射される光信号が平行光線になるように収差補正する。
1/4波長板6013は、入射光の電界振動方向(偏光面)にπ/2(=λ/4)の位相差を与えることにより、直線偏光を円偏光に変換するとともに、円偏光を直線偏光に変換する。集光レンズ6012は、1/4波長板6013から出射される光信号を集光して光ファイバ6011に入射するとともに、光ファイバ6011から出射される光信号を1/4波長板6013に入射する。光ファイバ6011は、光分岐部51に接続され、集光レンズ6012から出射される光信号を光分岐部51に供給するとともに、光分岐部51から出射される光信号を集光レンズ6012に供給する。
(B)本発明の実施形態の動作の説明
つぎに、本発明の実施形態の動作を説明する。以下では、通信事業者側回線終端装置10から加入者側回線終端装置60へ映像信号を伝送する動作について説明した後に、監視装置21と加入者側回線終端装置60との間で状態情報を伝送する動作について説明する。
光送信部11は、映像信号を波長が1550nmの光信号に変換し、光アンプ12に供給する。光アンプ12は、光信号を増幅して1/4波長板14に出射する。1/4波長板14は、光アンプ12から出射される直線偏光している光信号を、例えば、進行方向に対して右旋回(時計方向に旋回)する円偏光に変換して光分岐部30に供給する。光分岐部30は、光信号を分岐してWDM40に出射する。WDM40は、光分岐部30から供給される波長が1550nmの光信号と、監視装置21から供給される波長が1610nmの光信号を合波して、光分岐部50に供給する。なお、波長が1550nmの光信号には、図6に示すように周波数がf3〜f4の映像信号が含まれている。また、波長が1610nmの光信号には、周波数がf1〜f2のFSK信号(詳細は後述する)が含まれている。
光分岐部50は、WDM40から供給される光信号を分岐して光分岐部51およびその他の光分岐部(図示しない)に供給する。光分岐部51は、光分岐部50から供給される光信号を分岐して加入者側回線終端装置60およびその他の加入者側回線終端装置(図示しない)に供給する。なお、加入者側回線終端装置60の数に合わせて適宜光分岐部51を省略してもよいし、光分岐部51の後段にさらに光分岐部を追加してもよい。
加入者側回線終端装置60では、光分岐部51から供給される光信号を、光送受信部601に供給する。光送受信部601では、集光レンズ6012が光分岐部51から光ファイバ6011を介して伝送された光信号を1/4波長板6013に出射する。1/4波長板6013は、集光レンズ6012から出射される波長が1550nmの円偏光している光信号をY方向の直線偏光に変換してコリメータレンズ6014に出射する。コリメータレンズ6014は、1/4波長板6013から出射される光信号を集光して偏光ビームスプリッタ6015に供給する。
偏光ビームスプリッタ6015は、コリメータレンズ6014から出射されるY方向に直線偏光している光信号を反射して、フォトダイオード6016に供給する。フォトダイオード6016は、偏光ビームスプリッタ6015から供給される光信号を電気信号に変換し、LPF603とHPF604に供給する。
HPF604は、光送受信部601から供給される電気信号に含まれる高周波成分を通過し、それ以外の成分を減衰して出力する。図6を参照して前述したように、フォトダイオード6016から供給される電気信号には、周波数がf1〜f2のFSK信号と、周波数がf3〜f4の映像信号が含まれている。HPF604は、周波数がf1〜f2のFSK信号を減衰させ、周波数がf3〜f4の映像信号を通過させる。HPF604を通過した映像信号は、帯域制限部607に供給される。帯域制限部607は、図6に示す映像信号のうち、加入者との契約に基づいて、視聴できない帯域は制限し、後段の装置であるテレビジョン受像機に供給する。この結果、加入者は、契約している帯域の映像のみを視聴することができる。視聴できない帯域の制限方法としては、例えば、RFスイッチ等により当該帯域を終端する方法等がある。
つぎに、状態情報を伝送する動作について説明する。以下では、まず、動作原理を説明した後に、具体例を挙げて説明する。図1に示す実施形態では、加入者側回線終端装置のそれぞれの状態(例えば、動作状態や設定状態)を監視装置21が知るための情報である照会情報を監視装置21が送信する。より詳細には、例えば、監視装置21が加入者側回線終端装置60の動作状態を照会する場合、制御部211は、加入者側回線終端装置60の動作状態を照会するための照会情報に対して、加入者側回線終端装置60を送信先とする情報を付加したパケットを生成し、FSK変調部212に供給する。FSK変調部212は、このような情報をFSK変調し、図6に示す周波数f1〜f2の信号を生成する。FSK変調部212によって生成されたこのような電気信号は、光送受信部214のレーザダイオード2141に供給される。レーザダイオード2141は、電気信号に応じた強度を有する1610nmの光信号を出射する。レーザダイオード2141から出射される光信号のうち、X方向に直線偏光している光は偏光ビームスプリッタ2142を通過してコリメータレンズ2144に供給される。なお、レーザダイオード2141から出射される光信号のうち、Y方向に直線偏光している光は偏光ビームスプリッタ2142によって図の上方向(X方向)に反射される。偏光ビームスプリッタ2142を通過した光信号は、コリメータレンズ2144によって平行光線に収差補正されて1/4波長板2145に供給される。1/4波長板2145は、コリメータレンズ2144から出射される直線偏光している光信号を、例えば、進行方向に対して右方向に旋回(時計方向に旋回)する円偏光した光信号に変換して集光レンズ2146に出射する。集光レンズ2146は1/4波長板2145から出射される光信号を集光して光ファイバ2147に入射する。光ファイバ2147は、集光レンズ2146から出射される光信号をWDM40に伝送する。WDM40に供給された光信号は、光分岐部30から供給される波長が1550nmの光信号と重畳され光分岐部50,51を介して加入者側回線終端装置60に伝送される。
加入者側回線終端装置60では、光ファイバ6011から出射される光信号を集光レンズ6012が1/4波長板6013に供給する。1/4波長板6013は、集光レンズ6012から出射される円偏光している光信号をY方向に直線偏光した光信号に変換して出射する。コリメータレンズ6014は、1/4波長板6013から出射される光信号を偏光ビームスプリッタ6015に供給する。偏光ビームスプリッタ6015は、Y方向に直線偏光している光信号は反射してフォトダイオード6016に供給する。フォトダイオード6016は、偏光ビームスプリッタ6015から供給される光信号を電気信号に変換してLPF603およびHPF604に供給する。
LPF604は、フォトダイオード6016から出力される電気信号に含まれている周波数がf1〜f2のFSK信号を通過させ、それ以外の信号を減衰してFSK復調部605に供給する。FSK復調部605は、LPF603から供給されるFSK信号を復調し、得られた照会情報を制御部606に供給する。
制御部606は、FSK復調部605から出力される情報を参照し、送信先が自己宛であり、また、動作状態を照会する照会情報であることを認識する。この結果、制御部606は、自己の動作状態(例えば、各部の動作状態を示す情報)を取得する。そして、検出した動作状態を示す情報等を含む状態情報について、監視装置21を送信先とし、加入者側回線終端装置60を送信元とするパケットを生成し、FSK変調部602に供給する。FSK変調部602は、制御部606から供給されたパケットをFSK変調して図6に示すf1〜f2の周波数の信号を生成し、光送受信部601のレーザダイオード6017に供給する。レーザダイオード6017は、電気信号に対応する強度を有する1610nmの光信号を発生して出射する。レーザダイオード6017から出射される光信号のうち、X方向に直線偏光している光は偏光ビームスプリッタ6015を通過してコリメータレンズ6014に供給される。なお、レーザダイオード6017から出射される光信号のうち、Y方向に直線偏光している光は偏光ビームスプリッタ6015によって図の上方向(X方向)に反射される。偏光ビームスプリッタ6015を通過した光信号は、コリメータレンズ6014によって平行光線に収差補正して1/4波長板6013に供給される。1/4波長板6013は、コリメータレンズ6014から出射される直線偏光している光信号を、例えば、進行方向に対して右方向に旋回(時計方向に旋回)する円偏光している光信号に変換して集光レンズ6012に出射する。集光レンズ6012は1/4波長板6013から出射される光信号を集光して光ファイバ6011に入射する。光ファイバ6011は、集光レンズ6012から出射される光信号を光分岐部51に伝送する。光分岐部51に供給された光信号は、光分岐部50を介してWDM40に供給される。WDM40は、光分岐部50から供給される波長が1610nmの光信号を監視装置21の光送受信部214に供給する。
光送受信部214では、光ファイバ2147から出射された光信号が集光レンズ2146を介して1/4波長板2145に供給される。1/4波長板2145は、集光レンズ2146から出射される円偏光している光信号をY方向に直線偏光している光信号に変換して出射する。1/4波長板2145から出射される光信号は、コリメータレンズ2144を介して偏光ビームスプリッタ2142に供給される。偏光ビームスプリッタ2142は、コリメータレンズ2144から出射されるY方向に直線偏光する光信号を反射してフォトダイオード2143に供給する。フォトダイオード2143は、偏光ビームスプリッタ2142から出射される光信号を電気信号に変換してFSK復調部213に供給する。
FSK復調部213は、フォトダイオード2143から供給される電気信号をFSK復調して制御部211に供給する。制御部211は、FSK復調部213から供給される情報を参照し、送信先が自己宛であることから、そこに含まれる状態情報と、送信元情報を取得する。この結果、制御部211は、加入者側回線終端装置60の動作状態を知ることができる。そして、例えば、加入者側回線終端装置60に異常が発生している場合に、異常に関する詳細な情報をPC20に提供して表示させることで、管理者に対して異常の発生に関する情報を提示することができる。
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、監視装置21を設け、この監視装置21から加入者側回線終端装置60に対して照会情報を、映像信号とは異なる波長の光信号に重畳して送信し、加入者側回線終端装置60は映像信号とは異なる波長の光信号に状態情報を重畳して送信するようにしたので、光ファイバを増設することなく、加入者側回線終端装置60の動作状態を知ることができる。
また、監視装置21では、図3に示すように、加入者側回線終端装置から送信される1610nmの光信号を1/4波長板2145によって直線偏光に変換し、偏光ビームスプリッタ2142によって反射するようにした。これにより、偏光ビームスプリッタ2142に入射される1610nmの光信号の大半は反射されてレーザダイオード2141には入射されないので、発振波長と同一波長の光信号がレーザダイオード2141に入射されて動作が不安定になることを防止することができる。
また、加入者側回線終端装置では、図5に示すように、監視装置21から送信される1610nmの光信号を1/4波長板6013によって直線偏光に変換し、偏光ビームスプリッタ6015によって反射するようにした。これにより、偏光ビームスプリッタ6015に入射される1610nmの光信号の大半は反射されてレーザダイオード6017には入射されないので、発振波長と同一波長の光信号がレーザダイオード6017に入射されて動作が不安定になることを防止することができる。
なお、1/4波長板14、1/4波長板2145、および、1/4波長板6013は、1610nmの1/4波長になるように設定しているので、光アンプ12から出射され1/4波長板14を通過した波長が1550nmの光信号は、正確には円偏光ではなく楕円偏光になり、集光レンズ6012を介して1/4波長板6013を通過した1550nmの光信号は、Y方向から若干乖離した直線偏光の状態になる。このため、偏光ビームスプリッタ6015に入射された1550nmの光信号のごく一部はレーザダイオード6017に入射されるが、レーザダイオード6017の発振波長とは異なり、また、光量も微弱であることから、1550nmの光信号がレーザダイオード6017に与える影響は無視できる程度に僅少とすることができる。
つぎに、より詳細な動作について説明する。以下では、監視装置21から制御プログラムを全ての加入者側回線終端装置に対して送信する場合を例に挙げて説明する。なお、以下では制御プログラムとしてファームウエアが送信される場合を例に挙げる。
監視装置21の制御部211は、送信しようとするファームウエアを所定量のデータに分割するとともに、全ての加入者側回線終端装置を送り先とする情報(例えば、ブロードキャスト用アドレス)と、ファームウエアを更新するように要求する制御情報を付加したパケットを生成し、パケット毎にFSK変調部212に供給する。
FSK変調部212は、制御部211から供給された情報をFSK変調して光送受信部214に供給する。光送受信部214では、レーザダイオード2141がFSK変調部212から供給される電気信号を波長が1610nmの光信号に変換し、偏光ビームスプリッタ2142、コリメータレンズ2144を介して1/4波長板2145に出射する。1/4波長板2145は、コリメータレンズ2144から出射される光信号を円偏光に変換して集光レンズ2146、および、光ファイバ2147を介してWDM40に出射する。
WDM40は、カプラ216から供給される波長が1610nmの光信号と、通信事業者側回線終端装置10から供給される波長が1550nmの光信号を合波して光分岐部50,51を介して全ての加入者側回線終端装置に伝送する。なお、全ての加入者側回線終端装置では同様の動作が実行されるので、以下では、加入者側回線終端装置60を例に挙げて説明する。
加入者側回線終端装置60の光送受信部601は、光分岐部51から光ファイバ6011を介して供給される光信号を、集光レンズ6012を介して1/4波長板6013に供給する。1/4波長板6013は、集光レンズ6012から出射される円偏光している光信号をY方向の直線偏光に変換し、コリメータレンズ6014を介して偏光ビームスプリッタ6015に供給する。偏光ビームスプリッタ6015は、コリメータレンズ6014から出射される光信号を反射してフォトダイオード6016に供給する。フォトダイオード6016は、光信号を電気信号に変換してLPF603およびHPF604に供給する。前述したように、LPF603は、光送受信部601から供給される電気信号に含まれている低周波成分を通過させてFSK復調部605に出力する。
FSK復調部605は、LPF603から供給されるFSK信号を復調し、ファームウエアを含むパケットを制御部606に供給する。制御部606は、パケットのヘッド部に付加されている送信先を示す情報を参照し、自己を含む全ての加入者側回線終端装置宛であることから、この情報を取得する。そして、制御部606は、制御情報によってファームウエアを更新することが要求されていることを認識し、取得した情報からファームウエアを復元し、このファームウエアによって、既存のファームウエアを更新する。なお、以上のような動作は、全ての加入者側回線終端装置において実行される。
監視装置21は、ファームウエアの送信が完了すると、つぎに、加入者側回線終端装置のそれぞれに対して、ファームウエアの更新が正常に実行されたか否かを個別に問い合わせする処理を実行する。例えば、加入者側回線終端装置60を例に挙げて説明すると、監視装置21の制御部211は、加入者側回線終端装置60を送信先とし、ファームウエアが正常に更新されたか否かを照会する照会情報を有するパケットを生成する。そして、FSK変調部212によってFSK変調した後に光送受信部214によって光変調して送信する。
加入者側回線終端装置60は、このようなパケットを受信すると、光送受信部601によって復調した後に、LPF603でFSK信号を抽出し、FSK復調部605がFSK復調した後に制御部606に供給する。制御部606は、送信先を参照することで、自己宛の情報であることを認識し、また、ファームウエアが正常に更新されたことを照会する情報であることを認識する。なお、他の加入者側回線終端装置は、自己宛ではないので、このパケットは無視する。加入者側回線終端装置60の制御部606は、ファームウエアが正常に更新されたか否かを判定し、判定結果を示す情報を有するとともに、監視装置21を送信先とし、加入者側回線終端装置60を送信元とするパケットを生成してFSK変調部602に供給する。FSK変調部602は、制御部606から供給される情報をFSK変調し、光送受信部601に供給する。光送受信部601は、FSK変調部602から供給される電気信号を波長が1610nmの光信号に変換して送信する。
監視装置21は、このような情報を受信すると、送信先を示す情報から自己宛のパケットであるとともに、送信元を示す情報から加入者側回線終端装置60からのパケットであることを認識する。また、パケットに付加されている情報から、ファームウエアの更新の成否を示す情報であることを認識する。そして、更新の成否を示す情報により、ファームウエアの更新に失敗していると判定した場合には、加入者側回線終端装置60に対して、ファームウエアを再度送信する動作を実行する。
以上の動作は、全ての加入者側回線終端装置に対して順次実行され、ファームウエアの更新の成否を1台単位で確認し、失敗した場合には、ファームウエアを再度送信する動作を実行する。これにより、全ての加入者側回線終端装置のファームウエアを確実に更新することができる。
つぎに、加入者側回線終端装置のそれぞれの動作状態または設定状態を照会する処理について説明する。加入者側回線終端装置の動作状態としては、例えば、受信光の光強度、映像信号の信号レベル、映像信号のC/N(Carrier to Noise Ratio)比、加入者側回線終端装置の電源の状態、加入者側回線終端装置の筐体内の温度等がある。また、設定状態としては、例えば、帯域制限の状態がある。より詳細には、各加入者には、契約によって視聴できない帯域が存在し、そのような帯域を帯域制限部607によって視聴できないように制限することを帯域制限と言う。以下では、動作状態と帯域制限状態を同時に問い合わせる場合を例に挙げて説明する。もちろん、これらを別々に問い合わせするようにしてもよいことは言うまでもない。
監視装置21の制御部211は、加入者側回線終端装置のそれぞれの動作状態と、帯域制限の設定状態を照会する情報を生成する。制御部211は、生成した情報に対して、所望の加入者側回線終端装置を指定する情報と、自己を送信元として指定する情報を付加したパケットを生成する。制御部211は、このようにして生成したパケットをFSK変調部212に供給する。FSK変調部212はパケットをFSK変調した後、光送受信部214に供給する。光送受信部214は、FSK変調部212から供給される電気信号を波長が1610nmの光信号に変換し、カプラ216を介して送信する。なお、以下では、加入者側回線終端装置60に対してパケットが送信される場合を例に挙げて説明する。
加入者側回線終端装置60では、光送受信部601が光分岐部51を介してこのようなパケットを受信する。光送受信部601は、受信した光信号を電気信号に変換してLPF603とHPF604に供給する。監視装置21から送信されたFSK変調が施されたパケットは、LPF603を介してFSK復調部605に供給される。FSK復調部605は、LPF603から出力される信号をFSK復調して制御部606に供給する。制御部606は、FSK復調部605から供給されるパケットの送信先から、自己宛のパケットであることを認識するとともに、付加されている情報から、動作状態と帯域制限の状態を照会する情報であることを認識する。
この結果、制御部606は、まず、加入者側回線終端装置60の動作状態を示す情報を取得する。具体的には、受信光の光強度、映像信号の信号レベル、映像信号のC/N比、加入者側回線終端装置の電源の状態、および、加入者側回線終端装置の筐体内の温度等の情報を取得する。つづいて、制御部606は、帯域制限部607から帯域制限の状態を示す帯域制限情報を取得する。
制御部606は、以上のようにして取得した、加入者側回線終端装置60の動作状態を示す動作情報と、帯域制限の状態を示す帯域制限情報とに対して、送信先を監視装置21とし、送信元を自己とするパケットを生成してFSK変調部602に供給する。FSK変調部602は、制御部606から供給されるパケットに対してFSK変調を施して光送受信部601に出力する。光送受信部601は、FSK変調部602から供給されたパケットを波長が1610nmの光信号に変換し、監視装置21に対して送信する。
監視装置21では、以上のようにして送信されたパケットを、カプラ216を介して受信し、光送受信部214が電気信号に変換した後、FSK復調部213がFSK復調して制御部211に供給する。制御部211は、パケットの送信先を参照することで自己宛の情報であることを認識するとともに、送信元を参照することで、加入者側回線終端装置60から送信された情報であると認識する。そして、制御部211は、動作情報を参照することで、加入者側回線終端装置60の動作状態(例えば、異常の有無)を把握することができる。また、制御部211は、加入者側回線終端装置60において設定されている帯域制限に関する情報等を含む帯域制限情報を取得し、当該加入者が契約に基づき視聴できない帯域に関する情報等を含む契約情報と比較することで、帯域制限が正常に実行されているか否かを把握することができる。なお、動作情報から異常の発生が確認された場合には、制御部211は、LAN22を介してPC20に対して所定の情報を送信することで、加入者側回線終端装置60に異常が発生していることを提示させることができる。また、帯域制限情報と契約情報とが一致しない場合には、契約情報に基づいて帯域制限情報を生成し、加入者側回線終端装置60に対して、最新の帯域情報を送信し、このような情報を受け取った加入者側回線終端装置60が最新の情報に基づいて帯域制限部607を設定することで、帯域制限を契約に基づいた適切な内容に設定することができる。
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、映像信号とは異なる波長の光信号によって、監視装置21と加入者側回線終端装置とが情報を授受することができるため、例えば、加入者側回線終端装置のファームウエアを更新する場合には、全ての加入者側回線終端装置に対してファームウエアを送信した後に、加入者側回線終端装置のそれぞれに対して問い合わせを行うようにしたので、全ての加入者側回線終端装置の更新が正常である場合にはファームウエアを1回だけ送信すればよいので、大量の情報を送信する必要がなくなる。また、ファームウエアを送信した後に、加入者側回線終端装置のそれぞれに対して問い合わせを行うことで、全ての加入者側回線終端装置のファームウエアが正常に更新されたか否かを確認することができる。
また、本発明の実施形態によれば、映像信号とは異なる波長の光信号によって、監視装置21と加入者側回線終端装置とが情報を授受することができるようしたので、例えば、加入者側回線終端装置のそれぞれの動作状態を確実に知ることができる。また、加入者側回線終端装置のそれぞれの帯域制限の状態を通知させ、契約情報と比較することで、帯域制限が正常になされているかを知ることができるとともに、正常でない場合には最新の帯域制限情報を送信することで、帯域制限を正常化することができる。
また、本発明の実施形態によれば、加入者側回線終端装置は、監視装置21からの照会があった場合にのみ監視装置21に対して光信号を送信するようにしたので、複数の加入者側回線終端装置が同時に光信号を送信することで混信が発生することを防止できる。
(C)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の実施形態では、映像信号は1550nmの光を用い、FSK信号は1610nmの光を用いるようにしたが、これ以外の波長の光を用いるようにしてもよい。
また、図3に示す光送受信部214を図7に示す構成とし、図5に示す光送受信部601を図8に示す構成としてもよい。より詳細には、図7に示す光送受信部214では、図3と比較すると、1/4波長板2145が除外され、また、偏光ビームスプリッタ2142が、偏波に依存しない通常のビームスプリッタ2148に置換されている。また、図8に示す光送受信部601では、図5と比較すると、1/4波長板6013が除外され、また、偏光ビームスプリッタ6015が、偏波に依存しない通常のビームスプリッタ6018に置換されている。さらに、図1に示す通信事業者側回線終端装置10から1/4波長板14が除外される。
このような変形実施形態の場合、通信事業者側回線終端装置10から送信される1550nmの光信号は、ビームスプリッタ6018によって、入射する光量の一部が反射されてフォトダイオード6016に入射され、残りはレーザダイオード6017に入射される。この様な構成において、一方のレーザダイオードから発生した光が、発光している他方のレーザダイオードに入射するのを規制する構成を適用することで、上述の実施例と同様に加入者側回線終端装置の状態を知ることができる。この様な構成としては、例えば、光送受信部214、601双方において、レーザダイオードおよびビームスプリッタの間に光アイソレータを設ける、この他監視装置21と加入者側回線終端装置とが半二重通信によって通信を行う構成とする等が挙げられる。尚、ビームスプリッタ2148,6018の代わりとして公知の構成を適用することができ、例えば、光量の50%程度を反射し、残りの50%程度を透過するハーフミラーや、光ファイバを介して伝送された光信号を所定の比率で分配する光カプラ等を用いるようにしてもよい。
また、監視装置21と加入者側回線終端装置とが半二重通信によって通信を行うような構成によれば、監視装置21と加入者側回線終端装置のいずれか一方が光信号を送信している場合には、他方は光信号を送信しない。すなわち、一方のレーザダイオードが発光している場合には、他方のレーザダイオードは発光していないので、発光中のレーザダイオードに他方のレーザダイオードからの光信号が入射されることがなくなる。このため、半二重通信を行う場合、レーザダイオード2141が発光している際には、レーザダイオード6017は発光していないのでレーザダイオード2141が発生した光がレーザダイオード6017の発振に与える影響を微小とすることができる。同様に、レーザダイオード6017が発光している際には、レーザダイオード2141は発光していないのでレーザダイオード6017が発生した光がレーザダイオード2141の発振に与える影響を微小とすることができる。なお、通信事業者側回線終端装置から発信される光信号の波長は1550nmであり、レーザダイオード6017の発振波長である1610nmとは異なるため、発振に与える影響は僅少である。
また、図5に示す光送受信部601を図9に示す構成としてもよい。より詳細には、図9に示す光送受信部601では、図5と比較すると、コリメータレンズ6014と偏光ビームスプリッタ6015の間にWDM6020が追加されるとともにフォトダイオード6021が追加されている。WDM6020は、偏光ビームスプリッタ6015から出射される波長が1610nmの光信号を透過してコリメータレンズ6014に供給する。また、WDM6020は、コリメータレンズ6014から出射される光信号のうち波長が1550nmの光信号を分波してフォトダイオード6021に供給するとともに、波長が1610nmの光信号を偏光ビームスプリッタ6015に供給する。フォトダイオード6021は、HPF604に接続され、波長が1550nmの光信号に含まれる映像信号を電気信号に変換して出力する。フォトダイオード6016は、LPF603に接続され、波長が1610nmの光信号に含まれるFSK信号を電気信号に変換して出力する。なお、図9に示す変形実施形態では、映像信号とFSK信号を分離する必要がないことから、図4に示すLPF603およびHPF604については除外し、フォトダイオード6016はFSK復調部605に直接接続し、フォトダイオード6021は帯域制限部607に直接接続するようにしてもよい。
図9に示す変形実施形態の場合、通信事業者側回線終端装置10から送信される1550nmの映像信号は、WDM6020によって分波されてフォトダイオード6021によって電気信号に変換される。WDM6020は、偏光ビームスプリッタ6015に比較して挿入損失が小さいので、図9に示す変形実施形態では、図5に示す実施形態に比較して、映像信号の劣化を防ぐことができる。なお、前述したように、LPF603およびHPF604については除外可能である。また、WDM6020は2波長用であり、比較的安価である。このため、図9に示す構成を採用した場合でもコストの増加を抑えることができる。
図9に示す変形実施形態では、図5に示す実施形態にWDM6020およびフォトダイオード6021を追加するようにしたが、図8に示す実施形態に対して、図9と同様に、WDM6020およびフォトダイオード6021を追加するようにしてもよい。そのような構成の場合であっても、前述の場合と同様の効果を得ることができる。
また、図3および図5に示す光学系は一例であって、これ以外の光学系を用いるようにしてもよい。例えば、偏光ビームスプリッタ2142,6015とフォトダイオード2143,6016との間にビームを整形するためのシリンドリカルレンズを配置するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、加入者側回線終端装置は監視装置21からの照会があった場合にのみ光信号を送信するようにしたが、例えば、各加入者側回線終端装置に対して応答可能なタイミングを割り当て、割り当てられたタイミングで加入者側回線終端装置が光信号を送信するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、加入者側回線終端装置の動作状態および設定状態を示す情報を監視装置21に送信するようにしたが、これら以外の情報を送信するようにしてもよい。また、ファームウエア以外の情報を監視装置21から送信するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、PC20と監視装置21をLAN22によって接続するようにしたが、これ以外の方法によって接続するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、FTTH方式における加入者側回線終端装置の監視および制御の例を示したが、HFC(Hybrid Fiber-Coaxial)方式の伝送システムにおける光端末装置の監視および制御に適用してもよい。このような場合、HFC方式の伝送システムは通常双方向通信が可能な構成とされているため、例えば、上り信号に対してFSK信号を重畳する構成とすることで、HFC方式の伝送システムにおける光端末装置の監視および制御にも本発明を適用する事ができる。
10 通信事業者側回線終端装置
11 光送信部
12 光アンプ
14 1/4偏光板(規制手段の一部)
20 PC
21 監視部(監視装置)
22 LAN
30 光分岐部
40 WDM
50,51 光分岐部
60 加入者側回線終端装置(光端末装置)
211 制御部(第1制御手段)
212 FSK変調部
213 FSK復調部
214 光送受信部(光送受信器)
601 光送受信部(光送受信器)
602 FSK変調部
603 LPF
604 HPF
605 FSK復調部
606 制御部(第2制御手段)
607 帯域制限部
2141 レーザダイオード(第1発光手段、発光手段)
2142 偏光ビームスプリッタ(第1光学系の一部、規制手段の一部、第1偏光ビームスプリッタ)
2143 フォトダイオード(第1光電変換手段、光電変換手段)
2144 コリメータレンズ(第1光学系の一部、光学系の一部)
2145 1/4波長板(第1光学系の一部、規制手段の一部、第1の偏光変換手段、光学系の一部)
2146 集光レンズ(第1光学系の一部、光学系の一部)
2147 光ファイバ
6011 光ファイバ
6012 集光レンズ(第2光学系の一部)
6013 1/4波長板(第2光学系の一部、規制手段の一部、第2の偏光変換手段)
6014 コリメータレンズ(第2光学系の一部)
6015 偏光ビームスプリッタ(第2光学系の一部、規制手段の一部、第2偏光ビームスプリッタ)
6016 フォトダイオード(第2光電変換手段)
6017 レーザダイオード(第2発光手段)
6020 WDM(分波手段)
6021 フォトダイオード(第3光電変換手段)

Claims (7)

  1. 通信事業者側回線終端装置と、前記通信事業者側回線終端装置から光伝送路を介して映像情報を含む第1の光信号を受信する1または複数の光端末装置と、前記光端末装置を監視する監視装置とを有するネットワークシステムにおいて、
    前記監視装置は、
    前記第1の光信号とは異なる波長を有する第2の光信号を出力する第1発光手段と、
    前記光端末装置から前記光伝送路を介して伝送された、前記第2の光信号と同一の波長を有する第3の光信号を電気信号に変換する第1光電変換手段と、
    前記第2の光信号を前記光伝送路に入射するとともに、前記光伝送路を介して伝送される前記第3の光信号を前記第1光電変換手段に入射する第1光学系と、
    前記第1発光手段を制御して、前記光端末装置に送信する前記第2の光信号を生成して出力させる第1制御手段と、を有し、
    前記光端末装置は、
    前記第3の光信号を出力する第2発光手段と、
    前記第1の光信号と、前記第2の光信号とをそれぞれ電気信号に変換する第2光電変換手段と、
    前記第3の光信号を前記光伝送路に入射し、前記光伝送路を介して伝送される前記第2の光信号を前記第2光電変換手段に入射するとともに、前記光伝送路を介して伝送される前記第1の光信号を前記第2光電変換手段に入射する第2光学系と、
    前記第2発光手段を制御して、前記監視装置に送信する前記第3の光信号を生成して出力させる第2制御手段と、
    を有し、
    少なくとも前記第1発光手段から前記第2の光信号が出力されている場合に、前記第1発光手段に前記第3の光信号が入射されるのを規制するとともに、
    少なくとも前記第2発光手段から前記第3の光信号が出力されている場合に、前記第2発光手段に前記第2の光信号が入射されるのを規制する規制手段と、をさらに有する、
    ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記規制手段は、
    前記第2の光信号を透過して前記光伝送路に入射し、前記第3の光信号を反射して前記第1光電変換手段に入射する第1偏光ビームスプリッタと、
    前記第3の光信号が前記第1偏光ビームスプリッタによって反射されるように偏光状態を変換する第1の偏光変換手段と、
    を有する前記第1光学系と、
    前記第3の光信号を透過して前記光伝送路に入射し、前記光伝送路から出射される前記第1および第2の光信号を反射して前記第2光電変換手段に入射する第2偏光ビームスプリッタと、
    前記第1および第2の光信号が前記偏光ビームスプリッタによって反射されるように偏光状態を変換する第2の偏光変換手段と、
    を有する前記第2光学系と、
    を含み構成されることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記規制手段は、
    入射する第2および第3の光信号の一部を透過し、残部のうち前記第3の光信号を前記第1光電変換手段に向けて反射する第1のミラーと、
    前記第1の発光手段と前記第1のミラーとの間に配され、前記第2の光信号を透過するとともに、前記第3の光信号を遮断する第1の光アイソレータと、
    を有する前記第1光学系と、
    入射する第2および第3の光信号の一部を透過し、残部のうち前記第2の光信号を前記第2光電変換手段に向けて反射する第2のミラーと、
    前記第2の発光手段と前記第2のミラーとの間に配され、前記第3の光信号を透過するとともに、前記第2の光信号を遮断する第2の光アイソレータと、
    を有する前記第2光学系と、
    を含み構成されることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  4. 前記規制手段は、
    入射する第2および第3の光信号の一部を透過し、残部のうち前記第3の光信号を前記第1光電変換手段に入射する第1の光カプラと、
    前記第1の発光手段と前記第1の光カプラとの間に配され、前記第2の光信号を透過するとともに、前記第3の光信号を遮断する第1の光アイソレータと、
    を有する前記第1光学系と、
    入射する第2および第3の光信号の一部を透過し、残部のうち前記第2の光信号を前記第2光電変換手段に入射する第2の光カプラと、
    前記第2の発光手段と前記第2の光カプラとの間に配され、前記第3の光信号を透過するとともに、前記第2の光信号を遮断する第2の光アイソレータと、
    を有する前記第2光学系と、
    を含み構成されることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  5. 前記規制手段は、前記光端末装置と前記監視装置とを半二重通信によって情報を送受信させることで、前記第1発光手段から前記第2の光信号が出力されている場合に、前記第1発光手段に前記第3の光信号が入射されるのを規制するとともに、前記第2発光手段から前記第3の光信号が出力されている場合に、前記第2発光手段に前記第2の光信号が入射されるのを規制することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  6. 前記光端末装置は、
    前記第2の光信号を電気信号に変換する第3光電変換手段と、
    前記光伝送路を介して伝送される前記第1および第2の光信号のうち前記第2の光信号を分波して前記第3光電変換手段に供給するとともに前記第1の光信号を前記第2光電変換手段に供給する分波手段と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  7. 光伝送路を介して光信号を送受信することで他の光送受信器と通信を行う光送受信器であって、
    所定の波長を有する第1の光信号を出力する発光手段と、
    前記他の光送受信器から伝送された、前記第1の光信号と同一の波長を有する第2の光信号を電気信号に変換する光電変換手段と、
    前記第1の光信号を前記光伝送路に入射するとともに、前記第2の光信号を前記光電変換手段に入射する光学系と、
    前記発光手段を制御して、前記他の光送受信器に送信する前記第1の光信号を生成して出力させる制御手段と、
    少なくとも前記発光手段から前記第1の光信号が出力されている場合に、前記発光手段に前記第2の光信号が入射されるのを規制する規制手段と、
    を有することを特徴とする光送受信器。
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