JP6469107B2 - パイルドライバおよびその応用のための方法 - Google Patents

パイルドライバおよびその応用のための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6469107B2
JP6469107B2 JP2016527965A JP2016527965A JP6469107B2 JP 6469107 B2 JP6469107 B2 JP 6469107B2 JP 2016527965 A JP2016527965 A JP 2016527965A JP 2016527965 A JP2016527965 A JP 2016527965A JP 6469107 B2 JP6469107 B2 JP 6469107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
combustion
support member
chamber
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016527965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016525178A (ja
Inventor
ウィンケス,ヤスパー・ステファン
ゲヌイト,ベルナルト・アールト・ヘリット
Original Assignee
フィストゥカ・ベスローテン・フェンノートシャップ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=49378521&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6469107(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by フィストゥカ・ベスローテン・フェンノートシャップ filed Critical フィストゥカ・ベスローテン・フェンノートシャップ
Publication of JP2016525178A publication Critical patent/JP2016525178A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6469107B2 publication Critical patent/JP6469107B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D7/00Methods or apparatus for placing sheet pile bulkheads, piles, mouldpipes, or other moulds
    • E02D7/02Placing by driving
    • E02D7/06Power-driven drivers
    • E02D7/12Drivers with explosion chambers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D7/00Methods or apparatus for placing sheet pile bulkheads, piles, mouldpipes, or other moulds
    • E02D7/02Placing by driving
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D7/00Methods or apparatus for placing sheet pile bulkheads, piles, mouldpipes, or other moulds
    • E02D7/02Placing by driving
    • E02D7/06Power-driven drivers
    • E02D7/12Drivers with explosion chambers
    • E02D7/125Diesel drivers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D7/00Methods or apparatus for placing sheet pile bulkheads, piles, mouldpipes, or other moulds
    • E02D7/02Placing by driving
    • E02D7/06Power-driven drivers
    • E02D7/10Power-driven drivers with pressure-actuated hammer, i.e. the pressure fluid acting directly on the hammer structure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Solid-Fuel Combustion (AREA)

Description

本発明は、パイルドライバに関し、より詳細には沖合での作業に適したパイルドライバに関する。
加えて、本発明は、そのようなパイルドライバを使用して杭を下方に地面へ打ち込むための方法に関する。
既存のパイルドライバの欠点、特に沖合での杭打ち作業に関する欠点は、このようなパイルドライバが極めて重量のある構造体であるという点にある。沖合での利用において、それらは重量のあるクレーンが上に設けられた大型の船によって操作される。杭は1つずつ地面へ打ち込まれる。
杭打ち作業それ自体は通常、杭打ちハンマーの一部を形成するラムを、ハンマープレートを介して杭へ任意の高さから落下させることによって行われる。沖合の風力タービンの目的で単一の杭を打ち込むことを目的としたこのような杭打ちハンマーの典型的な特性は、およそ15mの長さと、およそ200トンの質量(100トンのラムを備える)であり、またおよそ200トンの関連するハンマープレートである。杭は、ますます直径や長さが拡大しつつあり、1000トンで7mの直径を有する杭が現在すでに打ち込まれている。ラムを落下させる衝撃によって杭を地面へ打ち込むが、これには、かなりの騒音の発生が伴う。音は水中をかなり遠くまで伝わり、これにより杭を打ち込む場所から相当離れている海洋生物を混乱させるため、このような騒音の発生は沖合作業において特に望ましくない。
出願人の事前公開されていないオランダ特許出願NL2008169号に提案されるのは、可変容積の燃焼空間を囲む可撓性の部材が、支持部材より上にかつそれに近接して配置されるパイルドライバである。可撓性部材を適用することの欠点は、このような部材が、使用中に引きちぎれる可能性があり、交換するためにアクセスすることが困難である点である。
本発明の目的は、前記欠点が生じることがない、あるいは少なくとも生じたとしてもより小さい範囲であるパイルドライバおよびその応用のための方法を提供することである。
前記目的は、本発明によるパイルドライバによって達成され、このパイルドライバは、
− 杭のところにまたは杭に接して横断方向に配置されるまたは配置可能な支持部材と、
− 支持部材によって下面で境界が決められ、1つまたは複数の側壁をさらに備え、液体を収容するように構成された液体チャンバと、
− 燃焼空間を囲む上部と、
− 液体チャンバと流体接続する1つまたは複数の通過開口を備える下部とを備える
− 1つまたは複数の圧力増大チャンバと、
− 燃焼空間内にある燃料を点火するように構成された点火機構とを備え、
− 燃焼空間が、燃焼中に、中にある燃料を膨張させるように構成され、その結果、支持部材より上で圧力の増大が生じ、液体チャンバ内の支持部材より上にある液体が、支持部材から離れるように少なくとも上向きに変位され、支持部材を介して下向きの力が杭に及ぼされるパイルドライバである。
作動原理は、ニュートンの第1および第3の法則、「作用=反作用」に基づく。換言すると、対象Aが、対象Bに力を及ぼす際、この力には、BのAに対する等しいが反対方向の力が伴う。膨張する際、燃焼空間(対象A)は、その上に位置する媒体(反作用体B)に力を及ぼす。ニュートンの第3の法則に従って、反作用体(B)は、燃焼空間(A)に対して等しいが反対方向(すなわち下方)の力を及ぼす。燃焼空間は、支持部材より上に、かつそれに近接して配置されるため、反作用体によって燃焼空間に及ぼされる反作用力は、支持部材によって杭に伝達されることになる。杭はこれにより、支持部材を介して下向きの力を受け、これは杭を地面へ下方に打ち込む目的で本発明によって利用される。
加えて、燃焼空間が膨張する際上向きに変位した媒体は、再び下方に降下し、支持部材とぶつかり、ここでそれもまた支持部材を介して杭に対する下向きの力を及ぼす。このような作動原理は、ラムが任意の高さから杭へ落とされる従来のパイルドライバの作動に対応している。
可撓性の部材の代わりに1つまたは複数の圧力増大チャンバを利用することによって、別の有意な利点が提供される。可撓性の部材が燃焼空間を囲む一実施形態では、燃焼空間の最大容積は、可撓性の部材の最大限の広がりによって制限される。本発明による実施形態では、燃焼空間は、より大きな容積を得ることができ、その上、より頑強にもなる。
上部によって燃焼空間を囲み、液体チャンバと流体接続する1つまたは複数の通過開口を備える下部をさらに備える圧力増大チャンバを適用することで(これは、出願人の事前公開されていないオランダ特許出願NL2008169号に記載されるパイルドライバと対照的である)、燃焼チャンバと水の間にNL2008169号の可撓性部材によって形成される仕切りが必要なくなる。このような仕切り壁は、本発明によってなくすことができるため、より頑強であり、さらにはいかなる可撓性部材の最大限の広がりによっても制限されないパイルドライバが得られる。
従来式の杭打ち作業の典型的な鋼と鋼の衝突音とは対照的に、本発明による杭打ち工程には、海洋生物に対してさほど有害でない別の種類の音が伴う。
好ましい一実施形態によれば、圧力増大チャンバは、剛性の筐体を形成し、これは頑強である。
別の好ましい一実施形態によれば、1つまたは複数の圧力増大チャンバが、液体チャンバの内部で支持部材に取り付けられる。圧力増大チャンバ内の燃料が点火され、圧力増大チャンバによって囲まれた燃焼空間内で膨張が起こる際、これによって生じる圧力の増大は、ほぼ直接的に、圧力増大チャンバの下部に設けられた通過開口を介して支持部材より上の圧力増大を生じさせることができる。
別の好ましい一実施形態によれば、液体チャンバの1つまたは複数の側壁が、周辺領域から液体を分離する。媒体は杭打ちハンマーまたは杭の中に配置され、これにより少なくとも杭打ちハンマーまたは杭の壁によってパイルドライバの外部にある水から閉鎖されるため、燃焼空間の膨張の結果としてこの媒体のみが変位される。変位された媒体は、周辺領域から隔離されるため、周辺にある水中における衝撃波は阻止される。海洋生物に衝撃を与える衝撃波はこのように杭打ち作業中において阻止される。
別の好ましい一実施形態によれば、液体チャンバ内の支持部材より上にある液体は水である。水は、特に沖合の杭打ち作業の場合、有り余るほど大量に存在しており、このため代替媒体をこの場所に輸送する必要はない。水の別の利点は、その高い熱伝達係数であり、これにより燃焼中に放出される熱の迅速な放出と分散が行われる。
別の好ましい一実施形態によれば、パイルドライバはさらに、燃料を燃焼空間に運ぶために燃料供給チャネルと、燃焼後、燃焼生成物を排出するための燃焼生成物排出チャネルとを備える。燃焼空間に短時間で燃料が充填され、燃焼生成物をなくして空にすることができるため、このシステムは、比較的短い期間における一連の連続する燃焼に適している。別の状況では、所望であれば、同一チャネルが、燃料供給と、燃焼生成物の排出の両方の機能を交互に果たすことに留意されたい。その場合チャネルが、時に燃料供給チャネルとして機能し、次には燃焼生成物排出チャネルとして機能する。
別の好ましい一実施形態によれば、少なくとも1つのクロージャが設けられ、これは支持部材および1つまたは複数の側壁と協働して、実質的に気密に閉じられた容積を有する液体チャンバを形成し、これにより流体を実質的に気密の液体チャンバ内に運び込む、および/またはこのチャンバから運び出す目的で供給手段がさらに設けられる。これらの供給手段は、例えばポンプおよび/またはガスボトルを備えることができる。
別の好ましい一実施形態によれば、流体は空気および/または水であり、流体の空気を使用して予圧力を実質的に気密の閉じた空間に加えることができ、流体の水が反作用体を提供する。
地面に打ち込まれる杭は、先端抵抗と、軸の摩擦抵抗の合計である打ち込み全抵抗に遭遇する。土の種類、杭の長さおよび杭の形状などのパラメータによって、両抵抗およびしたがって打ち込み全抵抗は変化する。ポンプを使用して実質的に気密の容積に存在する水および空気の量に影響を与えることによって、その時に所望される打ち込み力に従って圧力増大プロファイルを最適化することが可能になる。特定のセットのパラメータに関する所望される打ち込み力を判断する制御手段が、これに従ってポンプを制御することができる。テストは、予圧力が加えられる際、ほんの5メートルの水柱がすでに10〜15バールのピーク圧力を実現することができることを示した。より高い水柱によってより高いピーク圧力を達成することができる。
杭を地面へさらに打ち込むと、それはさらに剛直になる。軸の摩擦抵抗は特に、地下の長さが大きくなる際に増大する。しかしながら杭は次第により剛直になるため、次第に増大する水柱の形態の反作用体の大きさを杭打ちハンマーまたは自動打ち込み杭の中で支持することができる。杭の剛性が増大することで、安定性に悪影響を及ぼすことなく杭の重心をより高くすることが可能になる。
先端抵抗および/または軸の摩擦抵抗はまた、例えば杭のヘッドにおいてまたは杭の壁に沿って、杭を打ち込む際に液体を取り込むことによって抑えることもできる。このような液体の一例は、グラウト、すなわちセメントと水の混合物である。このグラウトが後に硬化する際、土への杭のより良好な付着も達成され、これにより耐荷力は最終的に、この杭がこのような液体なしで打ち込まれた場合よりも高くなる。
別の好ましい一実施形態によれば、各々が点火機構を備える複数の圧力増大チャンバが設けられ、この場合、圧力増大チャンバ内の燃料を所定のシーケンスでおよび/または所定の間隔で点火するように構成された制御手段がさらに設けられる。
システムは、複数の燃焼空間を使用することによってより柔軟に適合させることができる。例えば連続する燃焼を最適なやり方で互いに調整することがこれにより可能である。一方で、その後に続く燃焼空間にすでに燃料が充填され、ちょうど点火された燃焼空間は依然として中にある燃焼生成物がなくなった空の状態にする必要があることを想定することも可能である。それに続く燃焼が一方で、先の燃焼において上向きに変位した反作用体が降下する間に起こることで、圧力増大は、その時に克服すべき打ち込み抵抗に従って最適化される。制御手段によって制御される点火は、所望される圧力増大プロファイルを生成するという選択肢を与える。
別の好ましい一実施形態によれば、燃料の燃焼中に追加燃料を燃焼空間に噴射するおよび/または点火の時期を変えるように構成された制御手段が設けられる。圧力増大プロファイルをこれにより、その時に所望される打ち込み力に従って最適化することができる。特定のセットのパラメータに対して所望される打ち込み力を判断する制御手段は、これに従って追加燃料の噴射を制御することができる。
別の好ましい一実施形態によれば、圧力逃がし弁を備えた少なくとも1つの開口が、支持部材内またはその下に設けられる。「〜の下」は、杭打ち工程における向きを指すことに留意されたく、すなわち開口は、支持部材と、杭が打ち込まれる地面の間の壁の一部に配置される。支持部材の下に所定の(任意選択で可変)サイズの穴を配置することで、支持部材の下にある液体の流出速度を調整することを可能にする。衝突の結果として生じる杭の降下速度もまたこれにより制限される。
別の好ましい一実施形態によれば、開口は可変であり、制御手段が設けられ、この制御手段を利用して開口のサイズを制御することができる。杭の降下速度をこれによりさらに良好に制御することができる。
別の好ましい一実施形態によれば、燃焼空間は、燃焼中に燃焼空間から放出される燃焼生成物を吸引するように構成された加圧下空間とガス接続されている。加圧下状況を利用して、燃焼中に放出された燃焼生成物は、極めて短時間で燃焼空間から吸い出される。燃焼生成物をこれにより、燃焼によって上向きの方向に変位された媒体が落下して戻り再度支持部材に衝突する前に除去することができる。落下する媒体は、「ガススプリング」上へは落下せず、実際には支持部材に「ぶつかる」ため、この落下媒体によって支持部材に伝達される下向きのエネルギーは、杭を下方に地面へ打ち込むのに実質的にすべて利用することができる。
別の好ましい一実施形態によれば、パイルドライバは杭の中に組み込まれ、その側壁と共に液体チャンバの側壁を形成する。パイルドライバは、杭の中に組み込まれるため、複数の杭をほぼ同時に打ち込むことができ、これにより、海洋生物が杭の打ち込み作業から生じる煩わしい騒音に曝される時間がはるかに短くなる。25メートルを超える水深の場所に関して、スペースフレームまたはジャケットとも呼ばれる特有のフレームを適用するのが常である。このような枠組み構造は、多数の杭を介して力を海底へ伝えることで、質量/剛性の比率を最小限にする。このような枠組み構造の欠点は、各々の杭を個別に打ち込む必要がある、または各々の杭が別々にアンカー留めされることであり、これにより、従来のパイルドライバの場合、杭の数に比例したかなりの作業時間がかかる点である。杭を所望されるように枠組み構造(すなわちスペースフレームまたはジャケット)の支柱内に伸張可能に配置することで、このような枠組み構造を海底に沈めることが可能になり、その後、杭を枠組み構造から下方に海底へ打ち込むことができる。パイルドライバが杭の中に組み込まれる際従来のパイルドライバは必要とされないため、本発明によって、異なる杭をほぼ同時に地面へ打ち込むことができる。本発明によるシステムにおいて、したがって作業時間数は、杭の数に比例せず、3本の杭の打ち込み作業には、1本の杭を打ち込むのとほぼ同じ時間量しかかからない。これは、海洋生物にとって特に有利であり、海洋生物は、杭打ち作業から生じる煩わしい騒音に曝される時間が短くなる。
本発明によるシステムはしたがって、事前に組み立てられた構造体を杭打ちすることを可能にし、この場合、その土台は、所望であれば、風力タービンにすでに取り付けられている。このような構造体は、その構造体が所定の場所に打ち込まれる前に船で送られる、または浸水させることができる。
従来のパイルドライバが不必要であることの別の利点は、対応する好適な船を備えたこのような重量のある構造体が必要ないという点である。この目的に適したクレーンおよび対応する好適な船を使用して杭を配置し、杭を部分的にのみ地面へ打ち込み、その後クレーンを備えた船をより小型の船によって置き換えるだけで十分である。これは、このような大型船および従来のパイルドライバの操作にはかなりの費用が伴うため、特に有利である。
過度の地下水の圧力が杭打ち作業の後に生じる場合がある。これは、安定させるのに時間を必要とし、この後、杭に十分な耐荷力を与える目的でさらなる打ち込み作業を行うことができる。従来の杭打ち技術の場合、大型船が過度の地下水の圧力を安定させるのを待っている必要があったが、これは、パイルドライバが杭に組み込まれる本発明による杭打ちシステムにおいては必要ない。所望であれば、本発明の作動原理を介して複数のさらなる燃焼サイクルを形成するために、小型船が後に残るが、それはしばらくしてから自発的にすべて起こると想定することも可能である。十分な燃料と、制御手段がこの目的のために利用可能であるだけで十分である。
本発明はさらに、杭を下方に地面へ打ち込むための方法に関し、方法は
− 支持部材を杭のところにまたは杭に接して横断方向に配置するステップと、
− 支持部材によって下面で境界が決められる液体チャンバ内に液体を収容するステップと、
− 圧力増大チャンバに燃料を供給するステップであって、圧力増大チャンバが、
− 燃焼空間を囲む上部と、
− 液体チャンバと流体接続する1つまたは複数の通過開口を備える下部とを備え、
− 燃料が圧力増大チャンバに供給され、これにより液体を圧力増大チャンバ内で下方に押しやる際、一定量のガスが、圧力増大チャンバの上部において増大するステップと、
− 圧力増大チャンバ内で液体レベルより上に位置する燃料を点火機構を使用して燃焼させ、これにより膨張が起こるステップと、
− 膨張を利用して、圧力増大チャンバ内にある少なくとも一部の液体および/または燃焼生成物を液体チャンバに流体接続することによって圧力増大チャンバから変位させ、
− これにより支持部材より上で圧力の増大が起こり、これにより液体チャンバ内で支持部材より上に位置する液体もまた、支持部材から離れるように少なくとも上向きの方向に変位されるステップと、
− 杭に及ぼされる下向きの反作用力によって杭を下方に地面へ打ち込むステップとを含む。
好ましい一実施形態によれば、方法はさらに、
− 燃料供給チャネルを介して圧力増大チャンバの燃焼空間に燃料を運ぶステップと、
− 点火機構を使用して圧力増大チャンバ内の燃料を燃焼させるステップと、
− 燃焼後、燃焼生成物排出チャネルより燃焼生成物を排出するステップと、
− 杭を段階的に地面へ打ち込むためにこれらのステップを繰り返すステップとを含む。
別の好ましい一実施形態によれば、方法はさらに、燃料の燃焼中に燃焼空間に追加燃料を噴射するステップを含む。圧力増大プロファイルをこれにより、その時に所望される杭打ち力に従って最適化することができる。所望であれば、特定のセットのパラメータに関して所望される打ち込み力を判断する制御手段が、これに従って追加燃料の噴射を制御する。
別の好ましい一実施形態によれば、少なくとも1つのクロージャが設けられ、これは支持部材および1つまたは複数の側壁と協働して、実質的に気密に閉じられた容積を有する液体チャンバを形成し、方法は、ポンプまたはガスボトルなどの供給手段を利用して流体を実質的に気密の液体チャンバに運び込む、および/または液体チャンバから運び出すステップを含む。供給手段を利用して実質的に気密の容積にある水および空気の量に影響を与えることによって、圧力増大プロファイルをその時に所望される打ち込み力に従って最適化することを可能にする。
別の好ましい一実施形態によれば、流体は空気であり、予圧力を生じさせる。
別の好ましい一実施形態によれば、流体は水であり、反作用体を提供する。
別の好ましい一実施形態によれば、燃焼空間は、加圧下空間とガス接続しており、方法は、燃焼のほぼ直後に、燃焼によって中に形成された燃焼生成物を燃焼空間から吸い出すことで、このような燃焼生成物が、燃焼によって上向きの方向に変位された媒体が落下して戻り再度支持部材に衝突する前に少なくとも実質的に燃焼空間から除去されるステップを含む。
方法の別の好ましい一実施形態によって、本発明によるパイルドライバが適用される。
本発明の好ましい実施形態は、図面を参照して以下の記載においてさらに明らかにされる。
単一杭の構造体にある沖合風力タービンを示す図である。 3つの連続する段階A、BおよびCにおける作動原理の概略図である。 図2に示される装置の支持部材の詳細な断面図である。 図2に示される装置の支持部材の詳細な断面図である。 図2に示される装置の支持部材の詳細な断面図である。 図2に示される装置の支持部材の詳細な断面図である。 図2に示される装置の支持部材の詳細な断面図である。 従来のパイルドライバの力の伝達の概略図である。 本発明によるパイルドライバの力の伝達の概略図である。 図4および図5のパイルドライバの典型的な力の曲線がプロットされたグラフである。 ドリル穿孔が所望される際の3つの連続する段階A、BおよびCの概略図である。 特別に強力な圧力増大の概略図である。 種々の導管のための接続部が、パイルドライバの液体チャンバの外部のユニット内に配置され、送りチャネルを介して圧力増大チャンバに接続される代替の一実施形態を示す図である。 圧力増大チャンバが、パイルドライバの液体チャンバの外部に配置される代替の一実施形態を示す図である。 深海での杭打ちのための別の代替の一実施形態を示す図である。
図1に示される沖合風力タービン36は、いわゆる単一杭構造であり、杭2を備えており、この杭は、水レベル38より下で海底によって形成された地面40へ固定式に打ち込まれる。
図1の風力タービン構造体36を固定式に打ち込む作業の作動原理が、段階A、BおよびCを使用して図2に概略的に示される。杭2に接するように杭打ちハンマー3の形態のパイルドライバ1が配置される。この杭打ちハンマー3は、支持部材8として機能する底部プレート部分と、側壁4とを有する。支持部材8と、側壁4は協働して、液体チャンバ5を形成し、その中に水柱42が収容される(段階A)。燃料混合体29を圧力増大チャンバ14内で燃焼させることによって、膨張を生じさせ、この膨張が、支持部材8より上で均一な圧力の増大を生成し、この膨張によって杭2を下方に地面40へ打ち込む。水柱42がその上、上向きに変位される(段階B)。ニュートンの第3の法則により、水柱42の上向きの変位には、等しいが反対方向の反作用力が伴い、この反作用力が杭2を下向きの方向に変位させる。水柱42が降下して戻る際、これは、なおまた支持部材8上へ降りていき、これにより杭2に対して下向きの力を及ぼし、この力が、杭をさらに下方に地面へ打ち込む。
図2における作動原理は、拡大された縮尺で示されることに留意されたい。段階Cにおいて、杭2はすでに、若干の下向きの距離にわたって地面40へ打ち込まれている。
作動原理の異なる段階を、図3A〜図3Eを参照してより詳細に説明する。
図3Aは、水柱42が液体チャンバ5内にある開始状況を示している。液体チャンバ5は、パイルドライバ1の支持部材8と、側壁4とによって境界が決められる。他の媒体も同様に適しているが、媒体としての水を利用することが好ましく、水は沖合で豊富に利用可能であるためである。よって本出願においては水柱42が参照される。
燃料混合体が、燃料供給チャネル30および酸素供給チャネル31を経由して、圧力増大チャンバの上部側によって囲まれた燃焼空間に取り込まれる(図3B)。このガス混合体は、圧力増大チャンバ14内にある水を下向きに、圧力増大チャンバ14の下部に配置された通過開口26を介して、圧力増大チャンバ14によって囲まれた容積から外に押し出し、水柱42に進入させる。水柱42の水レベルはこれによりある程度上昇することになる。
所望であれば、燃料供給チャネル30が燃料混合体を供給し、この場合、酸素供給チャネルは必要なくなる場合がある。さらに燃料供給チャネル30の機能と、以下で考察される燃焼ガス排出チャネル32の機能を交互に果たす単一のチャネルが設けられることを想定することも可能である。
燃焼空間22内にある燃料混合体29が、点火機構28によって点火される際(図3C)、極めて短時間の間に膨張が起こり、この膨張はまた、圧力増大チャンバ14内にまだある水の大部分を、通過開口26を介して圧力増大チャンバ14の外側の水柱42へ変位させる。これは結果として支持部材8より上の均一な圧力の増大を生じさせ、これにより杭2に下向きの力が及ぼされ、杭は地面40へさらに打ち込まれる。図2を参照してすでに言及した上向きに変位し、支持部材8へ再度戻るように降下する水柱42の作用もまた生じる。これは杭2をさらに地面40へ打ち込むことになる。
燃料混合体29の一部が、圧力増大チャンバ14の外部で点火され、燃料供給チャネル30を介して燃焼した状態で圧力増大チャンバ14へ移動し、燃焼空間22内にすでにある燃料混合体29を燃焼させることを想定することも可能である。
圧力増大チャンバ14の内部の水レベルは理想的には、膨張段階において通過開口26よりわずかに上のところに留まることで、水のみが、通過開口を介して圧力増大チャンバ14から、圧力増大チャンバの外部の空間へ移動される。これにより、パイルドライバ1が、この後に続く燃焼サイクルのために迅速に再び作動可能になることが保証され、これは、図8を参照してさらに説明することにする。
燃焼生成物33が、燃料混合体29の燃焼プロセスによって燃焼空間22内に形成される(図3D)。このような燃焼生成物33は、燃焼ガス排出チャネル32を使用して排出される(図3E)。圧力増大チャンバ14内の水レベルが上昇し、水が燃焼ガス排出チャネル32へ流れ込むや否や、燃焼生成物33は、圧力増大チャンバ14の上部24から完全に排出される。このシステムはその後、図3Aの状況になり、その後の燃焼サイクルのための準備をする。
膨張によって上向きの方向に変位した水柱42が降下して戻り支持部材8と再び衝突する前に、燃焼生成物を燃焼空間22から除去することができる。落下する水柱42は、これにより「ガススプリング」上に降りていくのではなく、支持部材8と衝突する。落下する水柱42が支持部材8に及ぼす下向きの力はこれにより、杭2を下向きに地面へ打ち込む目的にほぼ完全に利用することができる。
杭2が地面40へより深く打ち込まれる際、杭2は、より大きな安定性を獲得し、より大きな質量に耐えることができるようになる。杭2が遭遇する杭の打ち込み全抵抗は、先端抵抗と、軸の摩擦抵抗を合わせたものである。軸の摩擦抵抗は、杭2のより大きな部分が地面40へ打ち込まれる際に大きくなる。このような状況はまた、すでに若干の安定性を獲得している杭2に関連付けられるため、液体チャンバ5内の水柱42の高さを上昇させることができる。
従来のパイルドライバにおける力の伝達(図4)は、本発明によるパイルドライバ1におけるもの(図5)と比べてはるかに集中されている。従来のパイルドライバでは鋼と鋼の接触が起こり、この場合は、ハンマープレート7がぶつかる。これにはかなりの雑音の発生と、高いピーク力とが伴い、これにより例えばハンマープレート7は、極めて重量のある形態を取る必要がある。しかしながら本発明によるパイルドライバ1では、支持部材8より上で均一な圧力の増大が生じる。本発明によって生じる塑性変形ははるかに小さくなるため、はるかに薄く、より軽量のプレートを支持部材8に適用することができる。
図6は、図4(ライン54)に示される従来のパイルドライバと、図5(ライン56)に示されるパイルドライバ1の典型的な力の曲線をプロットするグラフを示している。本発明によるパイルドライバ1のケースにおいてここではっきりと示されるのは、そのプロファイルがより長いパルス持続時間を有し、これにより杭打ち工程がより静かになり、ストロークごとにより大きな降下が達成され、より低い引張り力が生じることである。ストロークごとに、より大きく降下し、必要なストロークの数が少なくなるため、これは、杭打ち作業中により少ない疲労荷重下に杭を置く。力の増大もその上、より段階的であり、例えば単一の杭の場合、これにより、そこに配置された部品を、打ち込み作業中にそれらを破壊するリスクなしに適用させることができる。パルス持続時間が長くなることによって、この物質に生じる引張り力の波が小さくなり、これによりコンクリートの杭を打ち込むことすら可能であることが保証される。
水柱42は、仕切り壁4によって周辺領域から分離される。パイルドライバ1が杭2に組み込まれる実施形態では、杭2の内壁がこの仕切り壁4を形成する(図7)
パイルドライバが杭2に組み込まれる場合、支持部材8は好ましくは、突起または杭2の内壁4に配置され局所的な狭まる部分を形成する内側縁部6に載置される(段階A)。支持部材8は、この方法において、例えば鎖46をアイ34に取り付け全体を巻き上げることによって杭2から一時的に取り外すことが可能である(段階B)。杭2はその後、ドリル48を使用してドリル穿孔することができるが、これは、軸抵抗が、本発明の作動原理に従って燃焼に打ち勝つことができない例外的な状況において必要な場合がある。土がドリル穿孔され杭2から出された後、1つまたは複数の圧力増大チャンバ14を備えた支持部材8を再度配置することができる(段階C)。
しかしながら、本発明によるパイルドライバ1はまた、必要であれば、より強力な燃焼を実施するのにも適しているため、上記に述べた状況はおそらくまれにしか起こらないことに留意されたい。圧力増大チャンバ14によって囲まれた燃焼空間22はこの目的のために、膨張時に、水だけでなく燃焼ガス33も通過開口26を介して、圧力増大チャンバ14によって囲まれた容積から外へ出し、圧力増大チャンバ14の外部の空間へ変位させるまでに充満している(図8)。燃焼空間はこの方法において一時的により大きくなる。
1つの欠点は、燃焼ガスがパイルドライバ1の水柱42へ入り込み、その結果、ガスのせいで、打ち込み体が若干の圧縮性を獲得することである。水柱の所望される非圧縮性は、ガス時間が水柱内に発生することを可能にすることによって回復される。しかしながらこれには時間がかかるため、このようなより強力な燃焼は、軸抵抗に必要とされる時に限って利用することが好ましい。
代替の一実施形態によれば、種々の供給チャネル30、31、32と、点火機構28のために接続部がパイルドライバ1の液体チャンバ5の外部のユニット58内に配置される。パイルドライバ1の壁4を貫通して延びる送りチャネル60によって、圧力増大チャンバ14に対する接続を実現する。ユニット58、ならびに供給チャネル30、31、32と、点火機構28とのすべての接続部は、液体チャンバ5の外部に配置されるため、これらの構成要素は容易に到達可能である。
圧力増大チャンバ14がパイルドライバ1の液体チャンバ5の外部に配置されることを想定することも可能である(図10)。圧力増大チャンバ14の壁にある1つまたは複数の通過開口26は、そのような場合、送りチャネル50を介して液体チャンバ5に流体接続される。この実施形態において、支持部材8はそれ自体がアイ10を備えることで、万一ドリル穿孔して杭2から外に出す必要があれば、鎖を使用してそれを内側縁部6から持ち上げることができる。
杭2とパイルドライバ1が一体化された特に有利な一実施形態では、圧力逃がし弁を備えた少なくとも1つの開口(図示せず)が、支持部材8自体に設けられる、あるいは所望であれば、杭2の壁の中で支持部材8の下に設けられる。杭打ち作業中に支持部材8の下で生じる過圧は、このような開口を介して、支持部材8と、杭2の内壁と、地面40とによって囲まれた空間から逃げることができる。開口は、流出速度を調整することができる制限的な通路を提供する。衝突の結果としての杭2の降下速度もこれにより制限することができ、それにより開口は、クレーンに対する望ましくない衝撃負荷の可能性を緩和する。
図11は、深海での杭打ち作業に関する代替の一実施形態を示しており、この場合、示される管の一部52は、他の同様の管の一部と結合させることで、大きな深さに達することができる。作動原理は、上記に記載したものと同一であり、したがってさらに説明しないことにする。しかしながら、容器52,54は、酸素と水素をそれぞれ収容することに留意されたい。燃焼中の化学反応は、最終生成物として水を生成し、この水は、水柱42に対して問題なく加えることができる。所望であれば、図11の実施形態によって、パイルドライバ1が1つまたは複数の完全に密閉された管の一部52を備えることも可能であり、これは結果として互いに結合された管の一部の部品52となり得る。自動杭打ち式の、水中で作動可能なパイルドライバ1をその上、この方法で構築することができる。
別の好ましい一実施形態(図示せず)によって、パイルドライバ1の上部側にクロージャが設けられ、このクロージャは支持部材8およびパイルドライバ1の内壁4と協働して、実質的に気密に閉じられた容積を取り囲む。ポンプを使用して、空気および/または水をこの閉じた容積に取り込むことができ、これにより燃焼空間22の燃焼混合体の燃焼から生じる圧力増大プロファイルを杭2を下方に地面40へ打ち込むのに最適化することができる。水柱42の高さを一方で調節し、閉じた容積にある空気量から生じる所望される予圧力を一方で調節することで、所望される圧力増大を最適化することができる。
上記に記載される実施形態は本発明の好ましい実施形態を示しているが、それらは単に、本発明を例示することを目的としており、本発明の範囲を制限することは決して目的としていない。特許請求の範囲における措置は、参照番号を伴っており、このような参照番号は、単に特許請求の範囲の理解に貢献するように機能しており、全く保護の範囲を制限するものではない。当業者は、異なる実施形態の技術的措置を組み合わせることができることに特に留意されたい。記載される権利は、多くの修正形態を想定することができる範囲において以下の特許請求の範囲によって定義される。

Claims (22)

  1. 杭のところにまたは杭に接して横断方向に配置されるまたは配置可能な支持部材と、
    前記支持部材によって下面で境界が決められ、1つまたは複数の側壁をさらに備え、液体を収容するように構成された液体チャンバと、
    燃焼空間を囲む上部と、
    前記液体チャンバと流体接続する1つまたは複数の通過開口を備える下部とを備える
    1つまたは複数の圧力増大チャンバと、
    前記燃焼空間内にある燃料を点火するように構成された点火機構とを備え、
    前記燃焼空間が、燃焼中に、中にある燃料を膨張させるように構成され、その結果、前記支持部材より上で圧力の増大が生じ、前記液体チャンバ内の前記支持部材より上にある液体が、前記支持部材から離れるように少なくとも上向きに変位され、前記支持部材を介して下向きの力が前記杭に及ぼされるパイルドライバ。
  2. 前記圧力増大チャンバが剛性の筐体を形成する、請求項1に記載のパイルドライバ。
  3. 前記1つまたは複数の圧力増大チャンバが、前記液体チャンバの内部で前記支持部材に取り付けられる、請求項1または2に記載のパイルドライバ。
  4. 前記液体チャンバの前記1つまたは複数の側壁が、前記液体を周辺領域から分離する、前記請求項のいずれか1項に記載のパイルドライバ。
  5. 前記液体チャンバ内で前記支持部材より上にある液体が水である、前記請求項のいずれか1項に記載のパイルドライバ。
  6. 燃料を前記燃焼空間に運ぶために燃料供給チャネルと、
    燃焼後、燃焼生成物を排出するための燃焼生成物排出チャネルとをさらに備える、前記請求項のいずれか1項に記載のパイルドライバ。
  7. 少なくとも1つのクロージャが設けられ、前記クロージャが、前記支持部材および前記1つまたは複数の側壁と協働して、実質的に気密に閉じられた容積を有する液体チャンバを形成し、
    流体を前記実質的に気密の液体チャンバ内に運び込む、および/または前記チャンバから運び出す目的で供給手段が設けられる、前記請求項のいずれか1項に記載のパイルドライバ。
  8. 前記流体が空気および/または水である、請求項7に記載のパイルドライバ。
  9. 各々が点火機構を備える複数の圧力増大チャンバが設けられ、前記圧力増大チャンバ内の燃料を所定のシーケンスでおよび/または所定の間隔で点火するように構成された制御手段がさらに設けられる、前記請求項のいずれか1項に記載のパイルドライバ。
  10. 燃料を燃焼する際に追加燃料を燃焼空間に噴射するおよび/または点火の時期を変えるように構成された制御手段が設けられる、前記請求項のいずれか1項に記載のパイルドライバ。
  11. 任意選択で圧力逃がし弁を備えた少なくとも1つの開口が、前記支持部材内またはその下に設けられる、前記請求項のいずれか1項に記載のパイルドライバ。
  12. 前記開口が可変であり、前記開口のサイズを制御することができる制御手段が設けられる、請求項10に記載のパイルドライバ。
  13. 前記燃焼空間が、燃焼中に前記燃焼空間から放出される燃焼生成物を吸引するように構成された加圧下空間とガス接続されている、前記請求項のいずれか1項に記載のパイルドライバ。
  14. 前記パイルドライバが、前記杭の中に組み込まれ、その側壁と共に前記液体チャンバの側壁を形成する、前記請求項のいずれか1項に記載のパイルドライバ。
  15. 杭を下方に地面へ打ち込むための方法であって、
    支持部材を杭のところにまたは杭に接して横断方向に配置するステップと、
    前記支持部材によって下面で境界が決められる液体チャンバ内に液体を収容するステップと、
    圧力増大チャンバに燃料を供給するステップであって、前記圧力増大チャンバが、
    燃焼空間を囲む上部と、
    前記液体チャンバと流体接続する1つまたは複数の通過開口を備える下部とを備え、
    燃料が前記圧力増大チャンバに供給され、これにより液体を前記圧力増大チャンバ内で下方に押しやる際、一定量のガスが、前記圧力増大チャンバの前記上部において増大するステップと、
    前記圧力増大チャンバ内で液体レベルより上に位置する燃料を点火機構を使用して燃焼させ、これにより膨張が起こるステップと、
    前記膨張を利用して、前記圧力増大チャンバ内にある少なくとも一部の液体および/または燃焼生成物を前記液体チャンバに流体接続することによって前記圧力増大チャンバから変位させ、
    これにより前記支持部材より上で圧力の増大が起こり、これにより前記液体チャンバ内で前記支持部材より上に位置する液体もまた、前記支持部材から離れるように少なくとも上向きの方向に変位されるステップと、
    前記杭に及ぼされる下向きの反作用力によって前記杭を下方に地面へ打ち込むステップとを含む方法。
  16. 燃料供給チャネルを介して前記圧力増大チャンバの前記燃焼空間に燃料を運ぶステップと、
    前記点火機構を使用して前記圧力増大チャンバ内の燃料を燃焼させるステップと、
    燃焼後、燃焼生成物排出チャネルより燃焼生成物を排出するステップと、
    前記杭を段階的に地面へ打ち込むためにこれらのステップを繰り返すステップとをさらに含む、請求項15に記載の方法。
  17. 燃料の燃焼中に前記燃焼空間に追加燃料を噴射するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 少なくとも1つのクロージャが設けられ、前記クロージャが前記支持部材および前記1つまたは複数の側壁と協働して、実質的に気密に閉じられた容積を有する液体チャンバを形成し、
    供給手段を利用して流体を前記実質的に気密の液体チャンバに運び込む、および/または前記液体チャンバから運び出すステップを含む、請求項15から17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記流体が空気であり、予圧力を生じさせる、請求項18に記載の方法。
  20. 前記流体が水であり、反作用体を提供する、請求項18または19に記載の方法。
  21. 前記燃焼空間が、加圧下空間とガス接続しており、前記方法が、燃焼のほぼ直後に、燃焼によって中に形成された燃焼生成物を前記燃焼空間から吸い出すことで、このような燃焼生成物が、燃焼によって上向きの方向に変位された液体が落下して戻り再度前記支持部材に衝突する前に少なくとも実質的に前記燃焼空間から除去されるステップを含む、請求項15から20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 請求項1から14のいずれか1項に記載のパイルドライバが適用される、請求項15から21のいずれか1項に記載の方法。
JP2016527965A 2013-07-15 2014-07-11 パイルドライバおよびその応用のための方法 Expired - Fee Related JP6469107B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL2011166 2013-07-15
NL2011166A NL2011166C2 (nl) 2013-07-15 2013-07-15 Hei-inrichting en werkwijze voor de toepassing daarvan.
PCT/NL2014/050475 WO2015009144A1 (en) 2013-07-15 2014-07-11 Pile-driver and method for application thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016525178A JP2016525178A (ja) 2016-08-22
JP6469107B2 true JP6469107B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=49378521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016527965A Expired - Fee Related JP6469107B2 (ja) 2013-07-15 2014-07-11 パイルドライバおよびその応用のための方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10106944B2 (ja)
EP (1) EP3022361B2 (ja)
JP (1) JP6469107B2 (ja)
CN (1) CN105518219B (ja)
DK (1) DK3022361T4 (ja)
NL (1) NL2011166C2 (ja)
WO (1) WO2015009144A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL2017312B1 (nl) * 2016-08-12 2018-02-16 Fistuca B V Hei-inrichting en werkwijze voor de toepassing daarvan
NL2023047B1 (en) 2018-09-12 2020-05-01 Itrec Bv System of a crane and an exchangeable tool
WO2020055249A1 (en) 2018-09-12 2020-03-19 Itrec B.V. System of a crane and an exchangeable tool
NL2023408B1 (en) 2019-06-28 2021-02-01 Ihc Holland Ie Bv Pile-driver and method
NL2023409B1 (en) 2019-06-28 2021-02-01 Ihc Holland Ie Bv Pile-driver and method
NL2025191B1 (en) 2019-06-28 2021-05-31 Ihc Holland Ie Bv Pile-driver and method
WO2020263095A1 (en) 2019-06-28 2020-12-30 Ihc Holland Ie B.V. Pile-driver assembly and method of using it
CN112900434A (zh) * 2021-02-03 2021-06-04 武汉理工大学 一种海上风电桩安装装置
CN113585258B (zh) * 2021-08-13 2022-09-30 武汉理工大学 一种基于水锤效应的打桩装置及采用此打桩装置的桩

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2060139A (en) 1928-04-21 1936-11-10 Cleveland Heater Co Liquid heater
FR1001682A (fr) * 1946-06-19 1952-02-26 Sonnette
US2633832A (en) * 1949-07-22 1953-04-07 Syntron Co Diesel hammer
US3161184A (en) * 1962-05-10 1964-12-15 Link Belt Co Diesel pile hammer starting device
US3595324A (en) * 1968-09-11 1971-07-27 Charles L Guild Pile drivers including multiple hammers with common anvils
US3824797A (en) 1971-07-16 1974-07-23 Orb Inc Evacuated tube water hammer pile driving
US3721095A (en) * 1971-08-23 1973-03-20 Bolt Associates Inc Controllable force method and system of driving piles
DE2155310C3 (de) * 1971-11-06 1979-03-01 Delmag-Maschinenfabrik Reinhold Dornfeld Gmbh + Co, 7300 Esslingen Brennstoff-Einspritzpumpe für Dieselrammen
US3800548A (en) 1972-06-30 1974-04-02 Orb Inc Water hammer pile driving with condensable vapor reset
US4109475A (en) * 1974-12-10 1978-08-29 Van Kooten B.V. Pile-driving ram and method of controlling the same
NL7416085A (nl) * 1974-12-10 1976-06-14 Kooten Bv V Heiblok.
GB1569293A (en) * 1976-02-20 1980-06-11 Bsp Int Foundation Pile drivers
US4060139A (en) * 1976-11-29 1977-11-29 Raymond International Inc. Underwater gas discharge hammer with gas reservoir
US4187917A (en) * 1977-11-30 1980-02-12 Hydroacoustics, Inc. Pile driver
US4580641A (en) * 1983-04-28 1986-04-08 Raymond International Builders, Inc. Method and apparatus for starting diesel type hammers
US5154667A (en) * 1985-10-07 1992-10-13 Gebruder Lindenmeyer Gmbh & Co. Power hammer improvements
DE3545880A1 (de) * 1985-12-23 1987-06-25 Lindenmeyer Gmbh & Co Geb Dieselramme
CN2078342U (zh) * 1990-09-11 1991-06-05 卢宝生 柴油打桩锤的加强式冷却水套
DE19529538A1 (de) * 1995-08-11 1997-02-13 Delmag Maschinenfabrik Ramme
US5934245A (en) * 1997-11-19 1999-08-10 Caterpillar Inc. Two cycle engine having a mono-valve integrated with a fuel injector
US6129487A (en) 1998-07-30 2000-10-10 Bermingham Construction Limited Underwater pile driving tool
DE10115681A1 (de) * 2001-03-29 2002-10-10 Delmag Gmbh & Co Kg Dieselbär
US6736218B1 (en) * 2001-04-16 2004-05-18 American Piledriving Equipment, Inc. Diesel hammer systems and methods
US7404449B2 (en) * 2003-05-12 2008-07-29 Bermingham Construction Limited Pile driving control apparatus and pile driving system
EP1621677A1 (en) * 2004-07-27 2006-02-01 IHC Holland IE B.V. Arrangement for and method of installing building elements
EP1715105A1 (en) 2005-04-19 2006-10-25 IHC Holland IE B.V. Driver for and method of installing foundation elements and a kit of parts for assembling a driver
CN1888328A (zh) 2005-06-28 2007-01-03 天津市海恩海洋工程技术服务有限公司 一种用于打桩的水锤
NL1033529C2 (nl) * 2007-03-09 2008-09-10 Univ Eindhoven Tech Werkwijze voor het in een ondergrond drijven van een drager met een hei-inrichting en hei-inrichting voor toepassing bij een dergelijke werkwijze.
US7926690B1 (en) * 2007-06-13 2011-04-19 Tippmann Sr Dennis J Combustion powered driver
US8763719B2 (en) * 2010-01-06 2014-07-01 American Piledriving Equipment, Inc. Pile driving systems and methods employing preloaded drop hammer
KR100964796B1 (ko) * 2010-02-26 2010-06-21 송기용 암반 매립 일체화 구조의 강관-콘크리트 복합 말뚝 시공 방법 및 말뚝 구조물
CN103061667B (zh) * 2012-03-08 2015-05-13 杨晓胤 一种水锤式钻井机
CN102995639B (zh) * 2012-12-20 2014-10-15 湖南科技大学 一种环保节能型水压驱动式打桩机
CN103061677B (zh) 2012-12-27 2016-02-10 三一重工股份有限公司 旋转式截齿、旋挖钻具及旋挖钻机

Also Published As

Publication number Publication date
CN105518219B (zh) 2017-08-29
US10106944B2 (en) 2018-10-23
WO2015009144A1 (en) 2015-01-22
US20160160467A1 (en) 2016-06-09
NL2011166C2 (nl) 2015-01-21
EP3022361A1 (en) 2016-05-25
DK3022361T4 (da) 2020-11-30
DK3022361T3 (en) 2017-10-02
CN105518219A (zh) 2016-04-20
EP3022361B2 (en) 2020-09-02
EP3022361B1 (en) 2017-06-21
JP2016525178A (ja) 2016-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6469107B2 (ja) パイルドライバおよびその応用のための方法
US3646598A (en) Pile driver systems apparatus and method for driving a pile
EP2940217B1 (en) Deep water pile driver
AU751758B2 (en) Underwater pile driving tool
EP2807307B1 (en) Pile for a wind motor
US3824797A (en) Evacuated tube water hammer pile driving
US3800548A (en) Water hammer pile driving with condensable vapor reset
US20170247851A1 (en) Pneumatic or hydraulically operated linear driver
US4238166A (en) Underwater driving of piles
US20090123236A1 (en) Driver for and method of installing foundation elements and a kit of parts for assembling a driver
WO2020263095A1 (en) Pile-driver assembly and method of using it
NL2025191B1 (en) Pile-driver and method
TW202106950A (zh) 打樁機及方法
CN117626959A (zh) 一种冲击装置及冲击方法
TW202129128A (zh) 打樁機及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6469107

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees