ユーザ機器(UE)、ワイヤレス端末、および/または携帯端末としても知られている、移動局は、ときにはセルラー無線システムとも称される、ワイヤレス通信ネットワークにおいてワイヤレス方式で通信することを可能にされる。通信は、たとえば、無線アクセスネットワーク(RAN)および場合によっては1つまたは複数のコアネットワークを介して、ユーザ機器同士間、ユーザ機器と有線電話との間、および/またはユーザ機器とサーバとの間で行われ得る。ワイヤレス通信は、音声、メッセージング、パケットデータ、ビデオ、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを含み得る。
移動局は、携帯電話、セルラー電話、コンピュータタブレット、またはワイヤレス機能を備えるラップトップなどともさらに称され得る。本発明の文脈における移動局は、たとえば、別の移動局、固定エンティティ(stationary entity)、またはサーバなどの、別のエンティティと、無線アクセスネットワークを介して、音声および/またはデータを伝達することを可能にされた、ポータブル、ポケット収納可能、ハンドヘルド、コンピュータ搭載、または車載のモバイルデバイスであってよい。
ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのセルエリアに分割された地理的エリアをカバーし、各セルエリアはネットワークノード、無線ネットワークノード、または基地局、たとえば、無線基地局(RBS)またはベーストランシーバ基地局(BTS)のサービスを受け、これらは、いくつかのネットワークにおいて、使用されている技術および/または用語に応じて、「eNB」、「eNodeB」、「NodeB」、もしくは「Bノード」と称され得る。
ときには、「セル」という表現は、ネットワークノードそれ自体を表すために使用され得る。しかしながら、セルは、通常の用語として、無線カバレッジが基地局サイトでネットワークノードによって提供される地理的エリアでも使用され得る。基地局サイトに配置されている、1つのネットワークノードは、1つまたは複数のセルにサービスを提供することができる。ネットワークノードは、それぞれのネットワークノードの範囲内にある移動局と無線周波数で動作するエアインターフェース上で通信することができる。
いくつかの無線アクセスネットワークにおいて、いくつかのネットワークノードが、たとえば、地上通信回線またはマイクロ波によって、たとえば、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)において、無線ネットワーク制御装置(RNC)に接続され得る。たとえば、GSM(登録商標)における、ときには基地局制御装置(BSC)とも称される、RNCは、それに接続されている複数の無線ネットワークノードの様々な活動を監視し、調整することができる。GSM(登録商標)は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(原語:Groupe Special Mobile)の略語である。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ロングタームエボリューション(LTE)では、eNodeBまたはeNBと称され得る、ネットワークノードは、ゲートウェイ、たとえば、無線アクセスゲートウェイに、1つまたは複数のコアネットワークに接続され得る。LTEは、GSM(登録商標)/EDGEおよびUMTS/HSPAネットワーク技術に基づいており、コアネットワークの改良とともに異なる無線インターフェースを使用することで容量および速度を向上させている。
LTE-Advanced、すなわち、LTE Release10およびそれ以降のリリースは、コスト効率の高い仕方でより高いビットレートを実現し、それと同時に、ときには4G(「第4世代(fourth generation)」の略語)とも称される、国際電気通信連合(ITU)国際移動体通信(IMT)-Advancedによって定められている要求条件を完全に満たすように定められている。
本発明の文脈において、ダウンリンク、下流リンク、またはフォワードリンクという表現は、ネットワークノードから移動局への伝送路に使用され得る。アップリンク、上流リンク、またはリバースリンクという表現は、反対方向の、すなわち、移動局からネットワークノードへの、伝送路に使用され得る。
無線ネットワークノードの高密度化の結果として、将来の無線アクセスネットワークに関してスペクトル効率の要求条件が想定されることが予想される。しかしながら、研究成果から、単純なネットワーク高密度化は、全体のエネルギーコストを著しく押し上げることがわかっている。したがって、将来の世代の高密度無線アクセスネットワークは、スペクトル効率とエネルギー効率の両方を達成するように協調設計される必要があり得る。
スペクトル効率およびエネルギー効率の要求条件を満たすために、高密度ネットワーク内のネットワークノードは動的にオン/オフを切り替えられ、それにより、異なる時間、異なる日、1年のうちの異なる期間などにおいて、セル内の活動の変動などの、トラフィック変動または他の関連するネットワーク統計量に従うことができる。言い換えれば、ネットワークノードは、間欠送信(DTX)モードで動作することができ、ここで、ネットワークノードは、サービスを受けるべきトラフィックがあるときにアクティブであり、これは、他の場合には制限付き送信および受信機能により休眠状態(すなわち、「オフ状態」)に入る。
DTXモードにおける動作の特徴は、特定の利点を保ちつつ、増強されたスモールセル動作、すなわち、小さいカバレッジエリアを有するネットワークノードに合わせて適合され得る。典型的なシナリオは、2つ場合、すなわち、(a)大きいカバレッジ、およびマクロセルレイヤと同じ周波数帯に展開される(すなわち、同一チャネル展開)またはバラバラの周波数帯に展開される(すなわち、非同一チャネル展開)スモールセルノードのクラスタを提供するマクロセルレイヤ、ならびに(b)マクロカバレッジなしのスモールセルの孤立クラスタ(isolated cluster)、を含むものとしてよい。
ネットワークノードが、長い休眠サイクルの後に非常に短いアクティブな時間が続く形で動作することを可能にすることは、移動局側でのセル発見手順の効率および相対的エネルギー消費量に対して厳しい結果をもたらす。たとえば、従来技術の3GPP LTEシステムのセル探索手順は、常にアクティブであると仮定されているマクロ基地局(すなわち、eNodeB)の疎らな展開に合わせて設計されている。この手順は、移動局が時間および周波数同期を取得し、初期信号強度測定を実行する、セル検出ステップと、その後、他のダウンリンク信号を復調するために必要な他の重要なシステムパラメータを取得するフェーズとからなる。
ネットワークノードに対してDTXモードを導入することによって、移動局がネットワークノードを検出し、ネットワークに同期し、および/または受信信号強度/品質を測定するのを補助するためにネットワークノードによって典型的には送信されるいくつかの、またはすべての信号は、存在しないか、または散発的にしか送信されないかのいずれかであり得る。一般に、LTEセル探索手順は、移動局がネットワークノードがアクティブである短い期間においてDTXモードのネットワークノードの存在を検出することを可能にするほど十分に速くはあり得ない。したがって、移動局が休眠状態にあるネットワークノードを発見するための新しい機構および信号が必要である。
この目的のために、いくつかの3GPP LTE-Advancedシステムにおいて、ダウンリンク発見信号は、移動局が休眠状態のネットワークノードの検出をスピードアップできるように間欠送信(DTX)モードの休眠状態にあるネットワークノードによって送信され得る。そのような発見信号は、DTXモードで動作している間に、休眠状態にあるネットワークノードによって、ダウンリンク信号の短い周期的バーストで送信される、発見参照信号(DRS)を含み得る。さらに、初期同期化は、移動局、たとえば、無線リソース管理(RRM)および/または無線リンク管理(RLM)測定によって行われ得る。候補信号は、既存の同期信号、すなわち、プライマリおよびセカンダリ同期信号(PSS/SSS)など、および/または既存の参照信号、たとえば、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS)、測位参照信号(PRS)、LTE同期信号および参照信号の修正バージョン、またはこれらの組合せなどを含む。
特に、3GPP LTE-Aにおける発見信号は、次の2つの特定の問題に関して研究されてきた。すなわち、1)高密度の展開の際にアクティブなセルの検出性能を増強すること、および2)休眠状態にあるスモールセルの発見を有効化すること、である。しかしながら、これら2つの場合にスモールセルを検出するための要求条件および解決方法は、かなり異なり得る。しかしながら、両方の場合において、DTXモードで動作しているネットワークノードの移動局側のエネルギー効率の高い発見を確実にすることが役立つ。
説明されている従来技術の解決方法の欠点は、常にアクティブであり知られている間隔および時間周波数リソースでダウンリンク参照信号を送信するネットワークノードを検出するように既存のセル探索手順が設計されていることである。発見参照信号は、周期、使用される時間周波数リソース、および信号の種類を柔軟に変更し得るので、既存のセル探索手順は、DTXモードで動作しているネットワークノードがアクティブ状態に遷移するときに十分に高速な検出および信号強度測定を確実にすることができない。従来技術のセル探索手順で休眠しているネットワークノードを検出することは、より長い時間を要することがあり、そのため、移動局のエネルギー消費量に影響を及ぼし、電池を浪費する一因となり得、典型的には、サイズおよび携帯性に要求条件があるため携帯型電子機器と同様に、移動局に対して容量の制限がある。
いくつかの他のすでに知られている従来技術において、多数のセルの検出確率は、DRSを干渉除去に基づく移動局における拡張された検出技術と組み合わせること、またはセルのクラスタ内の発見信号の同期送信をそれぞれ行うことのいずれかによって最大化される。第3の従来技術に対する候補発見参照信号は、サブキャリアシフトのある直交CSI-RS信号またはPRS信号である。
これらの従来技術の解決方法における欠点は、DTXモードで動作しているネットワークノードの検出確率を最大化することは、移動局が検出および測定を長引かせ、それによってエネルギー効率が高くなくなり、移動局の電池再充電時間を短縮することを必要とする点である。
さらにすでに知られている従来技術の解決方法において、DTXモードで動作しているネットワークノードの監視を補助するために、DRS構成に関連付けられているネットワークアシスタンスがサービングネットワークノードによって、サービスを受ける移動局に提供される。ネットワークアシスタンスは、セルのクラスタに同期するのを回避することによってセル検出に対する移動局の負担を低減するための、DTXモードで動作している1つまたは複数のネットワークノードの大まかな同期タイミング、移動局が監視する必要がある休眠状態にある隣接ネットワークノードを識別するための物理的セルID(PCI)情報、DRS信号の種類、たとえば、時間周波数パターン、アンテナポートなどの群の中の1つまたは複数に関連付けられている情報を含み得る。
同様に、ネットワークアシスタンスに基づく従来技術の欠点は、ネットワークアシスタンスによって提供される情報がDTXモードで動作している他のネットワークノードの検出確率を改善することを目指しているが、移動局にとってはエネルギー効率は高くなく、実際、対蹠的であり得る。
さらなる知られている従来技術の解決方法において、ネットワークアシスタンスは、監視されるべきDTXモードで動作している他のネットワークノードのリアクティベーション時間に関連付けられたタイミング情報を提供し、それにより、移動局が休眠しているネットワークノードを監視すべきかどうか、いつ監視すべきかを決定することを可能にする。
そのような従来技術の解決方法の欠点は、ネットワーク側が、全体的なシステム容量を減少させる、大きなシグナリングオーバーヘッドを費やして頻繁な情報更新を行うことにより移動局に対する厳しい管理を維持する必要がある点である。
なおもさらなる従来技術の応用において、休眠状態にあるネットワークノードは、DRS信号内のリアクティベーション時間と関連付けられているタイミング情報を符号化し、それによって、移動局が、休眠しているノードを監視し続けるかどうかを決定し、初期同期化および測定を実行するか(たとえば、リアクティベーション時間が差し迫っている場合)またはしばらく経ってからネットワークノードを監視することを再開することを可能にし、それによりエネルギーを節約する。
そのような従来技術の方法の欠点は、たとえば、ブラインド復号によってテストされる場合の数のせいで、移動局側での検出の複雑さが潜在的に高くならざるを得ず、それによって、ここでもまた休眠しているネットワークノードの発見のエネルギー効率を低下させ、移動局の制限された電池からのエネルギーを浪費する点である。
したがって、エネルギー効率の高い解決方法は、ネットワーク側だけでなく、移動局側でも、シグナリングオーバーヘッドが低減されたDTXモードで動作しているネットワークノードを監視するために、望ましい。
したがって、上述の不利点のうちの少なくともいくつかを取り除き、ワイヤレス通信ネットワーク内で、移動局が休眠状態にあるネットワークノードを定期的に監視することを可能にすることが目的である。
この、および他の目的は、付属の独立請求項の特徴によって達成される。さらなる実装形態は、従属請求項、説明、および図から明らかである。
第1の態様によれば、第1のネットワークノードが実現され、これは少なくとも1つの他のネットワークノードに関するタイミング情報を少なくとも1つの移動局に提供するように構成される。第1のネットワークノードは、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視のためのタイミング情報を決定するように構成されている、プロセッサを備える。さらに、第1のネットワークノードは、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視と関連付けられている、タイミング情報を含む信号を少なくとも1つの移動局に送信するように構成されている、送信機を備える。
それによって、ワイヤレス通信ネットワーク内の他のネットワークノードが、ローデューティサイクルの間欠送信モードで動作し得るときに、移動局側での信号測定などの適時のエネルギー効率の高いセル検出および定期的監視が保証される。さらに、他のネットワークノードが信号を送信するときに定期的な機会に分配される、移動局に対する短い定期的監視時間を有効化することによって、エネルギーが節約され、移動局の電池動作可能時間が引き延ばされる。
第1の態様による第1のネットワークノードの第1の可能な実装において、プロセッサは、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信されるダウンリンク信号の時間周波数特性を取得するようにさらに構成され得る。
少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信されるダウンリンク信号の時間周波数特性を取得するうえでの利点は、第1のネットワークノードが少なくとも1つの他のネットワークノードの休眠状態とアクティブ状態との間の状態切り替えと関連付けられている正確な情報を、第1のネットワークノードと他のネットワークノードとの間の関係と無関係に、たとえば、第1のネットワークノードおよび他のネットワークノードの両方がピアであるか、またはスモールセルノードのクラスタ内のスモールセルノードを含むときに、移動局に提供することが可能である点である。
第1の態様による第1のネットワークノードの第2の可能な実装、または第1の態様の第1の可能な実装において、タイミング情報は、開始時刻、監視周期、監視時間枠、および終了時刻のうちの少なくとも1つを含み得る。
それによって、移動局が、受信タイミング情報に基づき、不要な測定を行うことまたは長時間にわたる測定時間を必要とすることなく、少なくとも1つの他のネットワークノードをいつ定期的に監視すべきかを自律的に決定することが可能である。それによって、移動局のエネルギー消費量がさらに低減される。
第1の態様による第1のネットワークノードの第3の可能な実装、または第1の態様の前述の実装のうちのいずれか、において、タイミング情報は、監視する、サブフレームの集合、および/またはリソースブロックの集合を指示するビットマップなどの、時間周波数リソースの集合への参照を含み得る。
そのような実装による利点は、移動局が定期的に監視する時間周波数リソースと関連付けられている正確なタイミング情報を提供され、それによって、移動局が適時に、効率よく動作することを可能にするという点である。
第1の態様による第1のネットワークノードの第4の可能な実装、または第1の態様の前記の実装のうちのいずれか、において、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視するためのタイミング情報は、個別のネットワークノード、またはネットワークノードのグループと関連付けられている。
そのような実装による利点は、移動局の定期的監視動作が、一部のタイミング情報が複数のネットワークノードに対して共通であってよいので、タイミング情報のダウンリンクシグナリングがいくぶん低減され得るが、より柔軟な動作にされるという点である。それによって、オーバーヘッドシグナリングが減ることでダウンリンクにおける処理の負担、シグナリング電力、およびネットワークシグナリング容量が低減され、移動局側のシステムスループットが向上し、エネルギー消費量が節減される。さらに、第1のネットワークノード側でエネルギーが節約され得る。また、ダウンリンク信号干渉は、ダウンリンクシグナリングの軽減によりいくぶん低減される。
第1の態様による方法の第1のネットワークノードの第5の可能な実装、または前述の実装のうちのいずれか、において、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視と関連付けられているタイミング情報は、1つまたは複数のコンポーネントキャリアに関するものとしてよい。
それによって、正確なタイミングおよび周波数情報が移動局に提供され、移動局が他のネットワークノードの定期的監視の精度を高めることを可能にし、エネルギー消費量のさらなる減少をもたらす。それによって、移動局における電池電力が節約される。
第1の態様による方法の第1のネットワークノードの第6の可能な実装、または前記の実装のうちのいずれか、において、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視のためのタイミング情報は、ダウンリンク発見信号を検出すること、ダウンリンク発見信号を定期的に測定すること、およびダウンリンク発見信号の測定結果を移動局から少なくとも1つのネットワークノードに報告することを含む1つまたは複数の監視アクションに特有のものであってよい。
それによって、異なる周期性などの異なるタイミング情報が異なる監視動作に対して適用され得るので、移動局の定期的監視動作中にさらなる柔軟性がもたらされ、結果としてシステム効率が向上し得る。
第1の態様による第1のネットワークノードの第7の可能な実装、または前記の実装のうちのいずれか、において、少なくとも1つの移動局に送信される、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視と関連付けられているタイミング情報は、上位レイヤの無線リソース制御シグナリングを介して、および/または物理レイヤのダウンリンク制御チャネルを介してシグナリングされ得る。
この実装の利点は、タイミング情報のシグナリングにおける柔軟性の向上を含む。
第1の態様による第1のネットワークノードの第8の可能な実装、または前述の実装のうちのいずれか、において、送信される信号は、移動局特有、または移動局グループ特有のものであってよい。
この柔軟性を向上させる特徴は、たとえば、タイミング情報を含む信号を送信するときにセル内のすべての移動局またはすべての移動局の部分集合をアドレッシングするというさらなる利点を有する。それによって、セル内の移動局の定期的監視動作を制御することに対するシグナリングオーバーヘッドが低減される。したがって、オーバーヘッドシグナリングが減ることでダウンリンクにおける処理の負担、シグナリング電力、およびネットワークシグナリング容量が低減され、結果として第1のネットワークノードにおいてエネルギーが節約される。また、ダウンリンク信号干渉は、ダウンリンクシグナリングの軽減によりいくぶん低減される。
第1の態様による第1のネットワークノードの第9の可能な実装、または前述の可能な実装のうちのいずれか、において、第1のネットワークノードは、少なくとも1つの移動局から、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視するためのタイミング情報の、移動局によって選択されている集合の指示を受信するように構成されている受信機を備え、ここにおいて、プロセッサは、タイミング情報の集合の受信された指示に基づき、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視のためのタイミング情報を決定するようにさらに構成される。
移動局がタイミング情報を決定し、そのようなタイミング情報の指示を第1のネットワークノードに提供することを可能にすることによる利点は、個別の移動局の監視動作が移動局の個別の制約条件、要求条件、または性能に適合され得る点である。たとえば、監視アクションは、移動局のユーザが夜間などにおいて自分の家に静止しているときに抑制され得る。したがって、処理の負担およびそれによる時間および電池電力が移動局において節減され、ユーザが経験する性能を喪失することなく移動局の電池動作可能時間が引き延ばされる。
第1の態様による第1のネットワークノードの第10の可能な実装、または前述の可能な実装のうちのいずれかにおいて、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視のためのタイミング情報は、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの休眠状態において、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、決定され得る。
したがって、他のネットワークノードが信号を送信するときに定期的な機会に分配される、移動局に対する短いが正確な定期的監視時間がもたらされ、移動局の電池動作可能時間が引き延ばされる。
第2の態様によれば、第1のネットワークノードにおいて使用するための方法が提供される。方法は、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードのタイミング情報を移動局に提供することを目指す。方法は、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視のためのタイミング情報を決定することを含む。方法は、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視と関連付けられている、タイミング情報を含む信号を少なくとも1つの移動局に送信することも含む。
それによって、ワイヤレス通信ネットワーク内の他のネットワークノードが、ローデューティサイクルの間欠送信モードで動作するときに、移動局側での信号測定などの適時のエネルギー効率の高いセル検出および定期的監視が保証される。さらに、他のネットワークノードが信号を送信するときに定期的な機会に分配される、移動局に対する短いが正確な定期的監視時間を有効化することによって、移動局の電池動作可能時間が引き延ばされ得る。
第2の態様による方法の第1の可能な実装において、方法は、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信されるダウンリンク信号の時間周波数特性を取得することも含み得る。
少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信されるダウンリンク信号の時間周波数特性を取得するうえでの利点は、第1のネットワークノードが少なくとも1つの他のネットワークノードの休眠状態とアクティブ状態との間の状態切り替えと関連付けられている正確な情報を、第1のネットワークノードと他のネットワークノードとの間の関係と無関係に、たとえば、第1のネットワークノードおよび他のネットワークノードの両方がピアであるか、またはスモールセルノードのクラスタ内のスモールセルノードを含むときに、移動局に提供することが可能である点である。
第2の態様による方法の第2の可能な実装、または第1の可能な実装において、タイミング情報は、開始時刻、監視周期、監視時間枠、および終了時刻のうちの少なくとも1つを含み得る。
それによって、移動局が、受信タイミング情報に基づき、不要な測定を行うことまたは長時間にわたる測定時間を必要とすることなく、少なくとも1つの他のネットワークノードをいつ定期的に監視すべきかを自律的に決定することが可能である。それによって、移動局のエネルギー消費量がさらに低減される。
第2の態様による方法の第3の可能な実装、または前述の実装において、タイミング情報は、監視する、サブフレームの集合、および/またはリソースブロックの集合を指示するビットマップなどの、時間周波数リソースの集合への参照を含み得る。
そのような実装による利点は、移動局が定期的に監視する時間周波数リソースと関連付けられている正確なタイミング情報を提供され、それによって、移動局が適時に、効率よく動作することを可能にするという点である。
第2の態様による方法の第4の可能な実装、または前述の実装において、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視するための1つまたは複数のタイミング情報は、個別のネットワークノード、またはネットワークノードのグループと関連付けられ得る。
そのような実装による利点は、移動局の定期的監視動作が、一部のタイミング情報が複数のネットワークノードに対して共通であってよいので、タイミング情報のダウンリンクシグナリングがいくぶん低減され得るが、より柔軟な動作にされるという点である。それによって、オーバーヘッドシグナリングが減ることでダウンリンクにおける処理の負担、シグナリング電力、およびネットワークシグナリング容量が低減され、移動局側のシステムスループットが向上し、エネルギー消費量が節減される。さらに、第1のネットワークノード側でエネルギーが節約され得る。また、ダウンリンク信号干渉は、ダウンリンクシグナリングの軽減によりいくぶん低減される。
第2の態様による方法の第5の可能な実装、または前述の実装において、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視と関連付けられているタイミング情報は、1つまたは複数のコンポーネントキャリアに関するものとしてよい。
それによって、正確なタイミングおよび周波数情報が移動局に提供され、移動局が他のネットワークノードの定期的監視の精度を高めることを可能にし、エネルギー消費量のさらなる減少をもたらす。それによって、移動局における電池電力が節約される。
第2の態様による方法の第6の可能な実装、または前述の実装において、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視のためのタイミング情報は、ダウンリンク発見信号を検出すること、ダウンリンク発見信号を定期的に測定すること、およびダウンリンク発見信号の測定結果を少なくとも1つの移動局から少なくとも1つの第1のネットワークノードに報告することを含む1つまたは複数の監視アクションに特有のものであってよい。
それによって、異なる周期性などの異なるタイミング情報が異なる監視動作に対して適用され得るので、移動局の定期的監視動作中にさらなる柔軟性がもたらされ、結果としてシステム効率が向上し得る。
第2の態様による方法の第7の可能な実装、または前述の実装において、少なくとも1つの移動局によって受信されるべき、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視動作と関連付けられているタイミング情報は、上位レイヤの無線リソース制御シグナリングを介して、および/または物理レイヤのダウンリンク制御チャネルを介してシグナリングされ得る。
この実装の利点は、タイミング情報のシグナリングにおける柔軟性の向上を含む。
第2の態様による方法の第8の可能な実装、または前述の実装において、送信される信号は、移動局特有、または移動局グループ特有のものであってよい。
この柔軟性を向上させる特徴は、たとえば、タイミング情報を含む信号を送信するときにセル内のすべての移動局またはすべての移動局の部分集合をアドレッシングするというさらなる利点を有する。それによって、セル内の移動局の定期的監視動作を制御することに対するシグナリングオーバーヘッドが低減される。したがって、オーバーヘッドシグナリングが減ることでダウンリンクにおける処理の負担、シグナリング電力、およびネットワークシグナリング容量が低減され、移動局側のシステムスループットが向上し、エネルギー消費量が節減される。また、ダウンリンク信号干渉は、ダウンリンクシグナリングの軽減によりいくぶん低減される。
第2の態様による方法の第9の可能な実装、または前述の実装において、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視のためのタイミング情報は、休眠状態において、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号に基づき、決定され得る。
したがって、他のネットワークノードが信号を送信するときに定期的な機会に分配される、移動局に対する短いが正確な定期的監視時間がもたらされ、移動局の電池動作可能時間が引き延ばされるが、その一方で定期的監視が、性能を高めた移動局によって達成され得る。
第2の態様による方法の第10の可能な実装、または前述の実装において、方法は、移動局から、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視するためのタイミング情報の、移動局によって選択されている集合の指示を受信することをさらに含む。さらに、定期的監視のためのタイミング情報を決定するアクションは、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視するためのタイミング情報の集合の受信された指示に基づき得る。
移動局がタイミング情報を決定し、そのようなタイミング情報の指示を第1のネットワークノードに提供することを可能にすることによる利点は、個別の移動局の監視動作が移動局の個別の制約条件、要求条件、または性能に適合され得る点である。たとえば、監視アクションは、移動局のユーザが夜間などにおいて自分の家に静止しているときに抑制され得る。したがって、処理の負担およびそれによる時間および電池電力が移動局において節減され、ユーザが経験する性能を喪失することなく移動局の電池動作可能時間が引き延ばされる。
さらなる態様によれば、コンピュータプログラムは、第1の態様、または第1の態様の任意の実装によりコンピュータプログラムが第1のネットワークノードのプロセッサにロードされるときに少なくとも1つの他のネットワークノードに関するタイミング情報を移動局に提供するために、第2の態様、または第2の態様の任意の実装により第1のネットワークノードにおいて方法を実行するためのプログラムコードを含む。
それによって、ワイヤレス通信ネットワーク内の他のネットワークノードが、ローデューティサイクルの間欠送信モードで動作するときに、移動局側での信号測定などの適時のエネルギー効率の高いセル検出および定期的監視が保証される。さらに、他のネットワークノードが信号を送信するときに定期的な機会に分配される、移動局に対する短いが正確な定期的監視時間を有効化することによって、エネルギーが節約され、移動局の電池動作可能時間が引き延ばされる。
さらなる追加の態様によれば、コンピュータプログラム製品は、少なくとも1つの他のネットワークノードに関する第1のネットワークノードからのタイミング情報を移動局に提供するためにプログラムコードが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を含み、ここにおいて、プログラムコードは第2の態様による方法を実行するための命令を含む。方法は、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視のためのタイミング情報を決定することを含む。さらに、方法は、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視と関連付けられている、タイミング情報を含む信号を少なくとも1つの移動局に送信することも含む。
それによってもたらされる利点は、ワイヤレス通信ネットワーク内の他のネットワークノードが、ローデューティサイクルの間欠送信モードで動作するときに、移動局側での適時のエネルギー効率の高いセル検出および定期的監視が保証される点である。それによって、移動局におけるエネルギーが節約される。
別のさらなる態様によれば、第1のネットワークノードから受信されるタイミング情報に基づき、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視するための移動局が実現される。移動局は、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視のためのタイミング情報を含む信号を、第1のネットワークノードから受信するように構成されている、受信機を備える。また、移動局は、受信信号に従って、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視するように構成されている、プロセッサを備える。
それによって、ワイヤレス通信ネットワーク内の他のネットワークノードが、ローデューティサイクルの間欠送信モードで動作し得るときに、移動局側での信号測定などの適時のエネルギー効率の高いセル検出および定期的監視が保証される。さらに、他のネットワークノードが信号を送信するときに定期的な機会に分配される、移動局に対する短い定期的監視時間を有効化することによって、エネルギーが節約され、移動局の電池動作可能時間が引き延ばされる。
さらなる態様による移動局の可能な実装によれば、プロセッサは、それに加えて、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを監視するためのタイミング情報の集合を選択するように構成され得る。また、移動局は、さらに、タイミング情報の選択された集合の指示を少なくとも1つの第1のネットワークノードに送信するように構成されている、送信機を備え得る。
移動局がタイミング情報の集合を選択し、そのようなタイミング情報の指示を第1のネットワークノードに提供することを可能にすることによる利点は、個別の移動局の監視動作が移動局の個別の制約条件、要求条件、および/または性能に適合され得る点である。たとえば、監視アクションは、移動局のユーザが夜間などにおいて自分の家に静止しているときに抑制され得る。したがって、処理の負担およびそれによる時間および電池電力が移動局において節減され、ユーザが経験する性能を喪失することなく移動局の電池動作可能時間が引き延ばされる。
さらなる態様による移動局の別の可能な実装、またはそれの任意の実装によれば、プロセッサは、それに加えて、移動局のエネルギー状況に基づきタイミング情報の集合を選択するように構成され得る。
そのような実装による利点は、移動局が、移動局の電池残量などのエネルギー状況に基づき監視アクションを減らすか、タイミング間隔を大きくして定期的監視を実行するか、または定期的監視アクションを抑制することすらも決定し得る点である。それによって、電池電力低下シナリオにおける電力残量が、他のネットワークノードの定期的監視を行うアクションではなく人命救助する可能性のある緊急電話を掛けるなどの優先アクションのために節約され得る。したがって、最も必要なときに、移動局側でエネルギーが節約され得る。
さらに別のさらなる態様によれば、第1のネットワークノードから受信されるタイミング情報に基づき、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視するための方法が移動局において提供される。方法は、移動局は、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視のためのタイミング情報を含む信号を、第1のネットワークノードから受信することを含む。方法は、受信信号に従って、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視することも含む。
それによってもたらされる利点は、ワイヤレス通信ネットワーク内の他のネットワークノードが、ローデューティサイクルの間欠送信モードで動作するときに、移動局側での適時のエネルギー効率の高いセル検出および定期的監視が保証される点である。さらに、他のネットワークノードが信号を送信するときに定期的な機会に分配される、移動局に対する短い定期的監視時間を有効化することによって、エネルギーが節約され、移動局の電池動作可能時間が引き延ばされる。
さらなる態様による移動局における方法の可能な実装によれば、方法は、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを監視するためのタイミング情報の集合を選択することも含み得る。方法は、タイミング情報の選択された集合の指示を少なくとも1つの第1のネットワークノードに送信することも含み得る。
移動局がタイミング情報の集合を選択し、そのようなタイミング情報の指示を第1のネットワークノードに提供することを可能にすることによる利点は、個別の移動局の監視動作が移動局の個別の制約条件、要求条件、および/または性能に適合され得る点である。たとえば、監視アクションは、移動局のユーザが夜間などにおいて自分の家に静止しているときに抑制され得る。したがって、処理の負担およびそれによる時間および電池電力が移動局において節減され、ユーザが経験する性能を喪失することなく移動局の電池動作可能時間が引き延ばされる。
さらなる態様による移動局の方法の別の可能な実装、またはそれの任意の実装によれば、タイミング情報の集合の選択は、移動局のエネルギー状況に基づき行われ得る。
そのような実装による利点は、移動局が、移動局の電池残量などのエネルギー状況に基づき監視アクションを減らすか、タイミング間隔を大きくして定期的監視を実行するか、または監視アクションを抑制することすらも決定し得る点である。それによって、電池電力低下シナリオにおける電力残量が、他のネットワークノードの定期的監視を行うアクションではなく人命救助する可能性のある緊急電話を掛けるなどの優先アクションのために節約され得る。したがって、最も必要なときに、移動局側でエネルギーが節約され得る。
さらに追加のさらなる態様によれば、コンピュータプログラムは、第1のネットワークノードから受信されたタイミング情報に基づき、コンピュータプログラムが移動局のプロセッサ内にロードされるときに間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視するために移動局内のさらなる態様またはその任意の実装による移動局の方法を実行するためのプログラムコードを含む。
それによって、有利には、他のネットワークノードが信号を送信するときに定期的な機会に分配される、移動局に対する短い定期的監視時間を有効化することによって、エネルギーが節約され、移動局の電池動作可能時間が引き延ばされる。
別の追加のさらなる態様によれば、第1のネットワークノードから受信されるタイミング情報に基づき、移動局が間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視することを可能にするためのプログラムコードが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品が提供され、ここにおいて、プログラムコードは方法を実行するための命令を含む。方法は、移動局は、監視されるべき前記少なくとも1つの他のネットワークノードによって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードの定期的監視のためのタイミング情報を含む信号を、第1のネットワークノードから受信することと、受信信号に従って、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを定期的に監視することとを含む。
それによってもたらされる利点は、ワイヤレス通信ネットワーク内の他のネットワークノードが、ローデューティサイクルの間欠送信モードで動作するときに、移動局側での適時のエネルギー効率の高いセル検出および定期的監視が保証される点である。それによって、移動局におけるエネルギーが節約される。さらに、移動局に対して短い監視時間を有効化することによって、移動局の電池動作可能時間が引き延ばされる。
移動局が間欠送信モードで、すなわち、送信/受信能力が制限された長い休眠状態とそれに続く短いアクティブ時間で動作している、別のネットワークノードを定期的に監視することを可能にすることによって、移動局が他のネットワークノードを高速にかつ安全に検出することを可能にされることが保証される。定期的監視を他のネットワークノードが実際に、または潜在的に信号を送信する期間に制限することによって移動局側のエネルギーが節約される。それによって、移動局が他のネットワークノードを検出し、また場合によっては、他のネットワークノードによって定期的に送信される信号の信号測定を実行するために、短い検出期間があるだけでよい。
それによって、移動局においてエネルギーが節約され、充電と充電との間の電池活動時間を長くすることができる。また、通信システム内のシグナリングが少なくなると、ワイヤレス通信システム内に発生するアップリンク干渉が減る。それによって、ワイヤレス通信システム内の性能の改善がなされ、その一方で、エネルギー消費量は任意の、またはいくつかのネットワークノードを間欠送信モードに設定することによってネットワーク側で、またそれと同時に移動局側で低減される。
説明されている態様の他の目的、利点、および新規性のある特徴は、次の詳細な説明から明らかになるであろう。
様々な実施形態が、実施形態の様々な例を例示する、添付図面を参照しつつより詳しく説明される。
本明細書で説明されている本発明の実施形態は、これらは以下で説明されている実施形態において実現され得る、第1のネットワークノード、第1のネットワークノードにおける方法、移動局、および移動局における方法として定義される。しかしながら、これらの実施形態は、多くの異なる形態で例示され、実現されるものとしてよく、本明細書で述べられている例に限定されるべきでなく、むしろ、実施形態のこれらの図示されている例は、本開示が徹底して完全なものとなるように用意されている。
さらに他の目的および特徴は、次の詳細な説明から、添付図面と併せて考察することで明らかになるであろう。しかしながら、図面は、もっぱら例示を目的として作られており、本明細書で開示されている実施形態の制限の定義として作られてはおらず、付属の請求項が参照されるべきである。さらに、図面は、必ずしも縮尺通りでなく、断りのない限り、本明細書で説明されている構造および手順を概念的に示すことだけを意図している。
図1は、第1のネットワークノード110、DTXモードで動作している別のネットワークノード120、および移動局130を備えるワイヤレス通信ネットワーク100の概略図である。移動局130は、第1のネットワークノード110によるサービスを受け、それによってワイヤレス通信ネットワーク100に接続され得る。
ワイヤレス通信ネットワーク100は、少なくとも部分的には、たとえば、いくつか選択肢を挙げると、3GPP LTE、LTE-Advanced、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(原語:Groupe Special Mobile)(GSM(登録商標))/GSM(登録商標)エボリューション用エンハンストデータレート(GSM(登録商標)/EDGE)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワーク、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMax)、またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、高速パケットアクセス(HSPA)発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、GSM(登録商標) EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)、3GPP2 CDMA技術、たとえば、CDMA2000 1x RTT、および高レートパケットデータ(HRPD)などの、無線アクセス技術に基づき得る。「ワイヤレス通信ネットワーク」、「ワイヤレス通信システム」、および/または「セルラー通信システム」という表現は、本開示の技術的文脈の範囲内で、ときには、交換可能に利用され得る。
ワイヤレス通信ネットワーク100は、異なる実施形態により、時分割複信(TDD)および/または周波数分割複信(FDD)原理に従って動作するように構成され得る。
TDDは、時間でアップリンク信号とダウンリンク信号とを分離する時分割多重の応用であり、場合によってはガード期間(GP)はアップリンクシグナリングとダウンリンクシグナリングとの間の時間領域内に置かれる。FDDは、送信機および受信機が異なるキャリア周波数で動作することを意味する。
図1の例示の目的は、本明細書で説明されている第1のネットワークノード110、他のネットワークノード120、および移動局130などの、ワイヤレス通信ネットワーク100並びに関っている方法およびノード、ならびに関っている機能の簡略化された概要を述べることである。方法、ネットワークノード110、120、および移動局130は、その後、非限定的な例として、3GPP LTE/ LTE-Advanced環境において説明される。しかしながら、開示されている実施形態は、たとえば、上にすでに列挙されているもののうちのいずれかなどの、別のアクセス技術に基づくワイヤレス通信ネットワーク100で動作し得る。したがって、本発明の実施形態は、3GPP LTEシステムに基づき、その専門用語を使用して説明されるけれども、決して3GPP LTEに限定されない。さらに、無線ネットワークノード、ネットワークノード、基地局、およびセルという用語は、これ以降入れ替えて使用され得る。
ワイヤレス通信ネットワーク100に含まれる例示されている第1のネットワークノード110は、移動局130とワイヤレス方式で通信するために無線信号を送受信し得る。他のネットワークノード120は、間欠送信モードで動作しており、したがって、発見参照信号(DRS)を散発的に、および/または定期的に送信し得る。
第1のネットワークノード110は、たとえば、X2接続、または別の類似の有線もしくはワイヤレスインターネットワークノード通信インターフェースを通じて他のネットワークノード120と通信することによって他のネットワークノード120、ならびに他のネットワークノード120の送信されるDRS信号、または他の参照信号、パイロット信号、または同期信号の周期などの、他のネットワークノード120のアクティブ/休眠期間の周期および/または時間周波数特性に関して知ることができる。
移動局130が他のネットワークノード120を監視することを補助するために、第1のネットワークノード110は、移動局130によって受信されるべきタイミング情報を含む信号を送信し得る。そのようなタイミング情報は、たとえば、他のネットワークノード120は、間欠送信モード、監視をいつ開始するかを記述する開始時刻、監視周期、監視時間枠、および/または監視終了時刻により有効化されるので、他のネットワークノード120のリアクティベーション時間の指示を含み得る。
タイミング情報を含む信号は、移動局130によって受信される。次いで、受信された情報に基づき移動局130は、受信された信号に従って間欠送信モードで動作している他のネットワークノード120の監視を開始し得る。
図1の第1のネットワークノード110の1つのインスタンス、他のネットワークノード120の1つのインスタンス、および1つの移動局130の例示されているネットワーク設定は、一実施形態のみの非限定的な例としてみなされるべきであることに留意されたい。ワイヤレス通信ネットワーク100は、任意の他の数の説明されているネットワークノード110、120、および/もしくは移動局130、および/またはこれらの組合せを含み得る。したがって、複数の移動局130、およびネットワークノード110、120の別の構成は、開示されている発明のいくつかの実施形態に関わり得る。本明細書において「他のネットワークノード120」を参照しているときに、少なくとも1つの他のネットワークノード120は、いくつかの実施形態により、複数の他のネットワークノードの集合を含み得る。
そこで、「1つの(oneまたはa/an)」第1のネットワークノード110、他のネットワークノード120、および/または移動局130が、本発明の文脈において参照される場合には必ず、いくつかの実施形態により、複数の第1のネットワークノード110および/または他のネットワークノード120および/または移動局130が関わり得る。
さらに、第1のネットワークノード110および他のネットワークノード120は、いくつかの実施形態により、ダウンリンク送信およびアップリンク受信を行うように構成されるものとしてよく、それぞれ、たとえば、使用される無線アクセス技術および/または用語に応じて、たとえば、基地局、NodeB、発展型Node B(eNB、またはeNodeB)、基地トランシーバ局、アクセスポイント基地局、基地局ルータ、無線基地局(RBS)、マイクロ基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、ホームeNodeB、センサ、ビーコンデバイス、中継ノード、リピータ、またはワイヤレスインターフェース上で移動局130と通信するように構成されている任意の他のネットワークノードとして参照され得る。
移動局130は、それに対応して、異なる実施形態および異なる用語に従って、たとえば、ワイヤレス通信端末、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスプラットフォーム、ユーザ機器、タブレットコンピュータ、携帯型通信デバイス、ラップトップ、コンピュータ、中継局として働くワイヤレス端末、中継ノード、移動中継局、加入者宅内機器(CPE)、固定ワイヤレスアクセス(FWA)ノード、または第1のネットワークノード110および/もしくは他のネットワークノード120とワイヤレス方式で通信するように構成されている任意の他の種類のデバイスによって表され得る。
本発明のいくつかの実施形態は、モジュール式実装アプローチを定義し、たとえば、規格、アルゴリズム、実装、コンポーネント、および製品などのレガシーシステムを再利用することを可能にし得る。
他のネットワークノード120は、送信/受信能力が制限されている休眠期間(すなわち、「オフ状態」)と、その後に続く図2に例示されているようなアクティブ期間を伴う間欠送信(DTX)モードで動作するように有効化されている。
図2は、間欠送信時に定期的バーストで発見参照信号(DRS)を送信する別のネットワークノード120を例示している。休眠期間中、他のネットワークノード120は、ダウンリンク参照信号、すなわち、移動局130が休眠ノード120の存在を検出し、RRM測定を実行するのを助けることを意図されている発見参照信号(DRS)を送信するように有効化され得る。一般性を失うことなく、ここで、DRSは周期をMmsとするNmsの短いバーストで送信され、ここで、NおよびMは任意の数であり、N≦Mであると仮定される。異なるネットワークノード120によって送信されるDRS信号は、Qmsのオフセットによりさらに時分割され得る。従来技術のLTEシステムにおいて使用される用語に関して、量N、M、およびQは、同等に、時間スロット(たとえば、持続時間0.5msの)、サブフレーム(たとえば、持続時間1msの)、無線フレーム(たとえば、持続時間10msの)、またはこれらの任意の組合せに関して表すことができる。
いくつかの実施形態において、第1のネットワークノード110は、移動局130に対するサービングネットワークノードであってよく、他のネットワークノード120は、移動局130がオフロードされる、またはハンドオーバされる可能性のある隣接ノードであってよい。従来技術のLTEシステムに関して、第1のネットワークノード110は、移動局130(たとえば、マクロeNodeB)にネットワークアシスタンスを提供するプライマリセル(PCell)であってよく、他のネットワークノード120は、ピコeNodeBまたはスモールセルノードなどのセカンダリセル(SCell)であってよい。第1のネットワークノード110は、いくつかの実施形態において、スモールセルノードのクラスタの動作を調整するスモールセルノードとすることがさらに可能である。
ローデューティサイクルの間欠送信モードで動作している他のネットワークノード120の移動局130による適時のエネルギー効率の高い定期的監視を保証することが、すでに知られている従来技術の問題点である。
本明細書で説明されている実施形態によれば、第1のネットワークノード110は、第1のネットワークノード110とは異なる、少なくとも1つの他のネットワークノード120を、他のネットワークノード120が間欠送信(DTX)モードで動作しているときに、定期的に監視するように移動局130をトリガーし、および/または有効化し、および/または構成することができる。第1のネットワークノード110は、移動局130によって監視されるべき前記少なくとも1つのネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報を決定し得る。次いで、第1のネットワークノード110は、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視と関連付けられている前記タイミング情報を含む信号を少なくとも1つの移動局130に送信し得る。次いで、移動局130は、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視と関連付けられているタイミング情報を含む、信号を第1のネットワークノード110から受信した後、受信された信号に含まれるタイミング情報に従って間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視することを開始し得る。
移動局130による他のネットワークノード120の監視動作は、他のネットワークノード120の存在を検出するアクション、他のネットワークノード120によって送信されるダウンリンク信号の信号強度の信号測定を実行するアクション、信号強度測定結果を移動局130から第1のネットワークノード110に報告するアクションのうちの少なくとも1つまたは複数を含み得る。
それによって、移動局130は、第1のネットワークノード110から受信されたタイミング情報に基づき、エネルギー効率の高い仕方で、DTXモードで休眠状態に入っている別のネットワークノード120を監視するよう有効化される。
第1のネットワークノード110から移動局130にタイミング情報を送信するための開示されている本方法は、たとえば間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信されるダウンリンク信号の検出、測定、および報告などの定期的監視をトリガーし、有効化し、または構成することを意図されている。
第1のネットワークノード110における開示されている方法は、間欠送信モードで動作している、少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するように移動局130をさらにトリガーし/有効化し/構成し得る。方法は、監視されるべき前記少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づきDTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報を決定することを含み得る。次いで、少なくとも1つの移動局130によって受信されるべきDTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視と関連付けられている決定されたタイミング情報は、第1のネットワークノード110によって送信され得る。移動局130は、タイミング情報を含む信号を受信した後、少なくとも1つの他のネットワークノード120を監視するように有効化され得る。
DTXモードで動作している他のネットワークノード120の定期的監視は、ここでは、前記1つの他のネットワークノードの存在を検出するアクション、DTXモードで他のネットワークノード120によって送信されるダウンリンク信号に基づき測定(たとえば、RRM/RLM測定など)を実行するアクション、および/または発見信号の前記測定結果を移動局130から前記第1のネットワークノード110に報告するアクションの群の中の1つまたは複数のアクションとして理解されるべきである。
この方法のいくつかの実施形態によれば、第1のネットワークノード110によって送信される信号は、移動局130がDTXモードで動作している他のネットワークノード120によって送信されるダウンリンク(発見)信号の定期的測定、および/または測定結果の報告を実行することをトリガーし得る。代替的に、いくつかの実施形態において、第1のネットワークノード110によって送信される信号は、監視されるべき信号の時間周波数特性に基づきDTXモードで動作している他のネットワークノード120によって送信される、たとえば、発見信号などの、ダウンリンク信号の定期的測定、および/またはそのような測定結果の報告を構成し得る。
さらに、いくつかの実施形態において、定期的測定間隔、および/または時間枠の時間的に等しいまたは異なる長さは、定期的測定を実行し、そのような測定結果の定期的報告を実行するように構成され得る。
いくつかの実施形態において、監視されるべき信号の時間周波数特性に基づきダウンリンク(発見)信号の定期的測定および/または測定結果報告がトリガーされ、および/または構成され得る。
DTXモードの他のネットワークノード120によって送信される信号の測定は、参照信号受信電力(RSRP)、参照信号受信品質(RSRQ)、参照信号強度インジケータ(RSSI)、チャネル状態情報(CSI)、チャネル品質インジケータ(CQI)、信号対雑音比干渉比(SINR)、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉比(SIR)、または信号の強度および/または品質、および/または特定の望ましい信号と望ましくない干渉もしくは雑音との間の比を反映する任意の他の適切な測定結果の群の中の1つまたは複数を含み得る。
いくつかの実施形態における方法の利点は、移動局130の処理の負担を低減し、DTXモードで動作する別のネットワークノード120の存在を検出し、および/または関連付けられているダウンリンク信号のRRM/RLM測定および測定結果の報告を実行するという点である。さらなる利点は、DTXモードで動作しているネットワークノード120のセル検出および関連付けられているRRM/RLM測定を短縮することによって、さらには不要なRRM/RLM測定を回避することによって移動局130におけるエネルギー節約を可能にすることである。
いくつかの実施形態において、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報は、監視されるべき前記少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき決定されるものとしてよく、これは図3に例示されているように開始時刻t0、監視周期T、監視時間枠W、および終了時刻の群の中の1つまたは複数を含む。前記タイミング情報のうちの1つまたは複数は、移動局130によって監視されるべき休眠状態にある少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信されるダウンリンク(発見)信号の時間周波数特性に基づき決定されるものとしてよく、それによって、監視動作の移動局130におけるエネルギー効率を改善することができる。それによって、移動局130が信号を送信していない期間に他のネットワークノード120を監視していることが回避されるようにすることが可能である。
図3は、発見信号などの監視されるべき少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき決定される、たとえば、測定ギャップ繰り返し期間などの、周期Tを含むタイミング情報の一例を示している。
DRSバースト長ND、周期TD、複数の他のネットワークノード120によって送信されるDRSの間の時間オフセットQD、発見に使用される信号の種類などの、発見参照信号(DRS)構成に関連付けられている情報は、たとえば、LTEシステム100内のX2インターフェースなどの専用インターフェース上でネットワークノード110と120との間でやり取りされ得る。したがって、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の発見信号を監視するように構成されている開始時刻t0、および/または周期T、および/または時間枠Wは、いくつかの実施形態において、TD、および/またはND、および/またはQDの関数、すなわち、t0=ft(TD,ND,QD)、T=fT(TD,ND,QD)、およびW=fW(TD,ND,QD)として表され得る。たとえば、TおよびWは、TDに比例して、T=KTTDおよびW=KWTDと表すことができ、KT≧KWである。1つの他の例では、移動局130がDTXモードで動作している複数の他のネットワークノード120によって送信される発見信号を監視するように構成されているときに、周期Tおよび/または時間枠Wの値は、監視されるべき複数の発見信号の特性に依存し得る。異なる他のネットワークノード120は、異なる時間周波数特性を有するその休止状態にあるダウンリンク(発見)信号を送信し得るので、この実施形態は、移動局130が監視されるべき少なくとも1つのダウンリンク(発見)信号の時間周波数特性に基づき適時の効率的な方式でDTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視することを可能にし得る。
したがって、図3は、移動局130がDTXモードで動作している少なくとも1つのネットワークノード120-1によって送信されるダウンリンク(発見)信号を検出し、および/または測定するように監視期間でのみ構成される一実施形態を例示している。移動局130に周期Tのみが提供されるときに、監視動作の開始時刻t0は、信号受信と同時であると暗黙のうちに仮定される。監視期間内の監視動作の持続時間は、いくつかの実施形態において、移動局130それ自体によって自律的に決定され得る。一例において、移動局130は、各監視期間の始まりに短時間だけ発見信号を監視し得る。1つの他の例において、移動局130は、測定精度を改善するために監視期間内に数回の測定を実行し得る。周期Tは、測定ギャップ繰り返し周期を表し、それによって、移動局130におけるエネルギー消費量を低減するものとしてよく、その一方で、時間枠Wは測定ギャップ長を表すものとしてよい。図3に例示されているように、より長い測定ギャップ繰り返し期間は、移動局130にシグナリングされ、エネルギー消費量をさらに低減することができる。したがって、監視されるべきダウンリンク(発見)信号の特性に基づき周期Tを決定することによって、方法は、シグナリングオーバーヘッドを低く抑えて所望の目的を達成する。
図4は、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信されるダウンリンク(発見)信号を定期的に監視するために移動局130に対して送信されるタイミング情報が、監視されるべきダウンリンク信号の特性に基づき決定される監視期間Tおよび監視時間枠Wの両方を含み得る一実施形態を例示している。この実施形態の利点は、移動局130のエネルギー消費量がDTXモードで動作している少なくとも1つのネットワークノード120を定期的に監視するときにさらに低減される点を含む。
さらなる実施形態において、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報は、それに加えて、監視されるべきDTXモードで動作している少なくとも1つのネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク(発見)信号に関連付けられている監視期間内に監視する時間周波数リソースの集合への参照を含み得る。したがって、監視期間内、または監視時間枠内で、移動局130は、監視されるべき信号の時間周波数特性に基づき、いくつかのタイムスロット、および/またはサブフレームおよび/または無線フレーム、および/またはリソース要素パターンおよび/または時間周波数リソースブロック、またはこれらの組合せで発見参照信号を検出し、および/または測定し、および/または測定結果を報告するように構成され得る。一例において、タイミング情報は、移動局130がDTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信されるダウンリンク(発見)信号を監視し得る監視時間枠Wまたは監視期間Tの前記無線フレームの各々の中のどのサブフレームかを指示するビットマップを含み得る。この実施形態の利点は、移動局130に、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視する時間周波数リソースと関連付けられている正確なタイミング情報を提供し、それによって、移動局130が適時に、効率よく動作することを可能にするという点である。
さらに一実施形態において、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報に関係する1つまたは複数のパラメータは、個別の他のネットワークノード120、または他のネットワークノード120のグループとさらに関連付けられ得る。一例において、周期Tおよび/または時間枠Wおよび/または移動局130にシグナリングされる監視する時間周波数リソースの集合への参照は、DTXモードで動作している1つまたは複数の他のネットワークノード120に関連付けられ得る。それに加えて、いくつかのパラメータは、ネットワークノード120-0、120-1のグループを定期的に監視するために共通のものであってよく、他のパラメータは、DTXモードで動作している個別のネットワークノード120の定期的監視と関連付けられ得る。これは、移動局130の監視動作をより柔軟にするという利点を有し、パラメータを移動局130に提供する使いやすくかつリソース効果の高い方式でもある。
別の実施形態において、移動局130によって受信されるべきDTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視動作と関連付けられているタイミング情報は、1つまたは複数のコンポーネントキャリアに関係する。言い換えれば、移動局130が、たとえば、周波数間および/または周波数内DRS検出および/または測定に対する、複数のコンポーネントキャリア上で発見信号を監視するように構成されているときに、異なる(または共通の)タイミング情報が、異なるコンポーネントキャリアを監視するためにシグナリングされ得る。したがって、タイミング情報は、いくつかの実施形態において1つまたは複数のコンポーネントキャリアに特有のものとしてよい。
タイミング情報は、いくつかの実施形態において、1つまたは複数のコンポーネントキャリアで動作している定期的監視に関係するものとしてよく、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120によって各個別のコンポーネントキャリアまたはコンポーネントキャリアのグループで送信される発見信号のタイミングに基づき決定され得る。それによって、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120に関係する正確なタイミングおよび周波数情報が移動局130に提供され、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120と関連付けられている発見信号を監視することができる。
なおもさらなる実施形態において、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報は、ダウンリンク発見信号を検出すること、ダウンリンク発見信号を定期的に測定すること、およびダウンリンク発見信号の測定結果を移動局130から前記第1のネットワークノード110に報告することなどの1つまたは複数の監視アクションに特有のものであってよい。異なるそのような監視アクションは、いくつかの実施形態において異なるタイミング情報で構成され、および/または異なるタイミング情報によってトリガーされ得る。しかしながら、いくつかの実施形態において、列挙されている監視アクションのすべてまたはいくつかは、共通のタイミング情報で構成され、および/または共通のタイミング情報によってトリガーされ得る。さらに、これらの2つの実施形態は組み合わせることもでき、それにより、いくつかの監視アクションは、共通のタイミング情報で構成され、および/または共通のタイミング情報によってトリガーされるものとしてよく、少なくともいくつかの監視アクションは、他の監視アクションと異なるタイミング情報で構成され、および/または異なるタイミング情報によってトリガーされ得る。
後者の非限定的な一例において、タイミングパラメータの共通の集合は、DRS(たとえば、t0,d、Td、Wd)を検出し、測定するように構成されるものとしてよく、パラメータの追加の集合は、DRSの測定結果を移動局130から第1のネットワークノード110(たとえば、t0,r、Tr、Wr)にそれぞれ定期的に報告するように構成され得る。それによって、柔軟で適応性のある構成構造がもたらされ、各異なる監視アクションに対する時間的な長さの最適化が可能になる。
別の追加の実施形態において、移動局130によって受信されるべきDTXモードで動作している、少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視動作と関連付けられているタイミング情報タイミングは、上位レイヤの無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して、および/またはたとえば、LTEにおける物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および/または拡張PDCCH(ePDCCH)などの、物理レイヤのダウンリンク制御チャネルを介してシグナリングされ得る。特に、前記タイミング情報の一部は、上位レイヤの無線リソース制御(RRC)シグナリングを介して半静的に構成され得るが、タイミング情報の一部は、物理レイヤのダウンリンク制御チャネルで動的に構成され得る。
一例において、タイミング情報は、上位レイヤのRRCシグナリングを介して半静的に構成された監視周期の集合{T1,T2,...,TK}および/または監視時間枠の集合{W1,W2,...,WK}を含み得る。この情報に加えて、第1のネットワークノードは、物理ダウンリンク制御チャネルを通じて間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノードを監視するためにこれらの集合内のどの周期Tiおよび/またはどの時間枠Wjを適用すべきかを移動局にさらにシグナリングすることができ、ここにおいて、i、j、およびkは、任意の正整数であり、ここで、0≦i≦k、0≦j≦kであり、ただし0≦k≦∞とする。さらに、いくつかの実施形態において、監視時間枠Wの集合とは異なる、インデックスk上の異なる値が監視周期Tの集合内で利用され得る。
したがって、タイミング情報の新しい構成は、ダウンリンク制御情報(DCI)の一部として送信され得る。本明細書で説明されている任意の他の実施形態と組み合わせることで、DCIは、たとえば、異なる他のネットワークノード120、または図5に例示されているようなDTXモードで動作している他のネットワークノード120のグループと関連付けられているTiおよびWjなどの、別個のタイミング情報を運ぶことができる。
図5は、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の発見信号の定期的測定に関係するタイミング情報の半静的および動的シグナリングの一例を示している。
他の追加の実施形態において、前記タイミング情報は、移動局特有の、または移動局グループ特有の方式で送信され得る。この実施形態の利点は、複数の移動局130の監視動作のトリガーおよび/または構成が、1つの単一の共通信号を送信することによって有効化されることである。それによって、シグナリングオーバーヘッドが軽減される。第2の利点は、個別の移動局130の監視動作のトリガーおよび/または構成が別々に行われるものとしてよく、それによって個別の移動局130の適応的定期的監視構成および/またはトリガーが可能になり、それぞれの個別の移動局130の関連するエネルギー消費量を最適化できる。
なおもさらなる実施形態において、移動局130における方法は、DTXモードで動作しているネットワークノード120を定期的に監視するためのタイミング情報の複数の集合のうちからタイミング情報の1つの集合を選択するアクションを含み得る。タイミング情報の複数の集合は、移動局130内に事前構成されていてよいか、または異なる実施形態において第1のネットワークノード110から受信されていてもよい。また、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するためのタイミング情報の選択された集合の指示は、移動局130から第1のネットワークノード110に送信され得る。
説明されている実施形態は、移動局130が、たとえば、移動局130におけるエネルギー消費量を最小にするために、DTXモードで動作している他のネットワークノード120を定期的に監視するために最も適した構成を自律的に決定することを可能にするという利点を有する。一例において、移動局130は、そのエネルギー状況、すなわち、移動局130の電池残量に基づき、たとえば、監視期間Tおよび/または時間枠Wなどのタイミングパラメータの好ましい、および/または受け入れられている集合を選択し得る。移動局130は、監視する時間周波数リソースの好ましい、および/または受け入れられている集合をさらに選択し得る。タイミングパラメータの集合に対する選好が、移動局130によって第1のネットワークノード110に指示されたときに、第1のネットワークノード110は、それでも、移動局130に送信されるべきタイミングパラメータの異なる集合を決定することができる。
いくつかの実施形態において、移動局130は、監視期間Tの長さが移動局130の電池残量に反比例し、および/または時間枠Wの長さが移動局130の電池残量に反比例し得るようにタイミングパラメータを選択することができる。それによって、移動局130の監視アクションは、低減されるか、またはさらには移動局130の電池残量が低い、すなわち、所定の閾値レベルよりも低いときに抑制されるものとしてよく、これにより、代わりにより優先度の高いタスクを実行するために移動局130の電池残量を節約する。それによって、移動局130の電池再充電までの動作時間が引き延ばされ得る。また、移動局130のユーザエクスペリエンスは、いくぶん向上することになり得る。
図6は、少なくとも1つの他のネットワークノード120に関するタイミング情報を少なくとも1つの移動局130に提供するための、第1のネットワークノード110において使用するための方法600の実施形態を例示するフローチャートである。少なくとも1つの他のネットワークノード120は、間欠送信(DTX)モードで動作している。
タイミング情報は、たとえば、開始時刻t0、監視周期T、監視時間枠W、および終了時刻のうちの少なくとも1つを含み得る。さらに、いくつかの実施形態において、タイミング情報は、監視する、サブフレームの集合、および/またはリソースブロックの集合を指示するビットマップなどの、時間周波数リソースの集合への参照を含み得る。
さらに、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するための1つまたは複数のタイミング情報は、いくつかの実施形態において個別のネットワークノード120、またはネットワークノード120-0、120-1のグループと関連付けられている。
それに加えて、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視と関連付けられているタイミング情報は、1つまたは複数のコンポーネントキャリアに関するものである。
提供されるタイミング情報は、移動局130がワイヤレス通信ネットワーク100内の少なくとも1つの他のネットワークノード120を監視することを可能にする。少なくとも1つの他のネットワークノード120は、いくつかの実施形態において、複数の他のネットワークノード120-0、120-1の集合を含み得る。
DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報は、たとえば、ダウンリンク発見信号を検出すること、ダウンリンク発見信号を定期的に測定すること、および/またはダウンリンク発見信号の測定結果を少なくとも1つの移動局130から少なくとも1つのネットワークノード110、120に報告することを含む1つまたは複数の監視アクションに特有のものであってよい。
移動局130は、第1のネットワークノード110および少なくとも1つの他のネットワークノード120を含む異種ワイヤレス通信システム100において第1のネットワークノード110によるサービスを受けることができる。
ワイヤレス通信ネットワーク100は、3GPP LTEに基づくものとしてよい。さらに、ワイヤレス通信システム100は、異なる実施形態では、FDDまたはTDDに基づくものとしてよい。第1のネットワークノード110および/または他のネットワークノード120は、いくつかの実施形態による発展型NodeB(eNodeB)を含み得る。
間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120のタイミング情報を移動局130に適切に提供するために、方法600は、多数のアクション601〜604を含み得る。しかしながら、説明されているアクション601〜604のうちの任意のもの、いくつか、またはすべてが、列挙で指示しているのといくぶん異なる時間順序で実行されるか、同時に実行されるか、または異なる実施形態による完全に反転された順序で実行されることすらあり得ることに留意されたい。また、たとえば、アクション601および/またはアクション602などのいくつかのアクションは、いくつかの代替的実施形態の範囲内でのみ実行され得る。さらに、いくつかのアクションは、異なる実施形態により複数の代替的方式で実行され得ること、およびいくつかのそのような代替的方式は、いくつかの、ただし必ずしもすべてではない、実施形態の範囲内でのみ実行され得ることに留意されたい。方法600は、次のアクションを含み得る。
アクション601
このアクションは、方法600のいくつかの、ただし必ずしもすべてではない、実施形態の範囲内で実行され得る。
監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信されるダウンリンク信号の時間周波数特性が取得され得る。
いくつかの実施形態において、第1のネットワークノード110は、たとえば、S1および/またはX2などの、他のネットワークノード120からのイントラ無線ネットワーク(intra-radio network)ノード接続を介して時間周波数特性を取得し得る。
少なくとも1つの他のネットワークノード120の休眠状態とアクティブ状態との間の状態切り替えに関連付けられているタイミング情報が取得され得る。いくつかの実施形態において、そのような情報は、たとえば、S1および/またはX2などの、他のネットワークノード120からのイントラ無線ネットワークノード接続を介して取得され得る。
アクション602
このアクションは、方法600のいくつかの、ただし必ずしもすべてではない、実施形態の範囲内で実行され得る。
DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するためのタイミング情報の集合の指示は、移動局130から受信され得る。
タイミング情報の受信されたセットは、移動局130によって選択されていてよく、エネルギー状況、すなわち、移動局130の電池残量に基づき移動局130によって選択された、監視期間Tおよび/または時間枠W、および/または監視する時間周波数リソースなどのタイミングパラメータの好ましい、および/または受け入れられている集合を含み得る。
アクション603
DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報は、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、決定される。
いくつかの実施形態において、定期的監視のためのタイミング情報の決定は、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するためのタイミング情報の前記集合の受信された602指示にさらに基づき得る。
DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報は、休眠状態において、監視されるべき前記少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号に基づき決定され得る。
アクション604
間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視と関連付けられている、タイミング情報を含む信号は、少なくとも1つの移動局130に送信される。
少なくとも1つの移動局130によって受信されるべき、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視動作と関連付けられているタイミング情報は、PDCCHまたはePDCCHなどの、上位レイヤの無線リソース制御シグナリングを介して、および/または物理レイヤのダウンリンク制御チャネルを介してシグナリング/送信され得る。
さらに、送信される信号は、異なる実施形態において移動局特有、または移動局グループ特有のものであってよい。
いくつかの実施形態において、移動局130は、潜在的監視パラメータの1つまたは複数の集合で第1のネットワークノード110によって半静的に構成されるものとしてよく、移動局130は、好ましいまたは受け入れられた集合を選択し、その選択された選好の指示を第1のネットワークノード110に送信し得る。
図7は、ワイヤレス通信システム100内のワイヤレス通信用に構成されている、第1のネットワークノード110の一実施形態を例示している。第1のネットワークノード110は、間欠送信(DTX)モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120に関するタイミング情報を提供し、移動局130が少なくとも1つの他のネットワークノード120を監視することを可能にするためにすでに説明されているアクション601〜604のうちの少なくともいくつかに従って方法600を実行するようにさらに構成される。少なくとも1つの他のネットワークノード120は、いくつかの実施形態において、複数の他のネットワークノード120-0、120-1の集合を含み得る。さらに、送信される信号は、異なる実施形態において移動局特有、または移動局グループ特有のものであってよい。
タイミング情報は、たとえば、開始時刻t0、監視周期T、監視時間枠W、および終了時刻のうちの少なくとも1つを含み得る。さらに、いくつかの実施形態において、タイミング情報は、監視する、サブフレームの集合、および/またはリソースブロックの集合を指示するビットマップなどの、時間周波数リソースの集合への参照を含み得る。
さらに、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するための1つまたは複数のタイミング情報は、いくつかの実施形態において個別のネットワークノード120、またはネットワークノード120-0、120-1のグループと関連付けられている。
それに加えて、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視と関連付けられているタイミング情報は、1つまたは複数のコンポーネントキャリアに関するものである。
提供されるタイミング情報は、移動局130がワイヤレス通信ネットワーク100内の少なくとも1つの他のネットワークノード120を監視することを可能にする。少なくとも1つの他のネットワークノード120は、いくつかの実施形態において、複数の他のネットワークノード120-0、120-1の集合を含み得る。
DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報は、たとえば、ダウンリンク発見信号を検出すること、ダウンリンク発見信号を定期的に測定すること、および/またはダウンリンク発見信号の測定結果を少なくとも1つの移動局130から少なくとも1つのネットワークノード110、120に報告することを含む1つまたは複数の監視アクションに特有のものであってよい。
移動局130は、第1のネットワークノード110および少なくとも1つの他のネットワークノード120を含む異種ワイヤレス通信システム100において第1のネットワークノード110によるサービスを受けることができる。
ワイヤレス通信ネットワーク100は、3GPP LTEに基づくものとしてよい。さらに、ワイヤレス通信システム100は、異なる実施形態では、FDDまたはTDDに基づくものとしてよい。第1のネットワークノード110および/または他のネットワークノード120は、いくつかの実施形態による発展型NodeB(eNodeB)を含み得る。
わかりやすくするために、本明細書で説明されている実施形態を理解するうえで完全に不可欠であるとは限らない、第1のネットワークノード110の内部電子機器または他のコンポーネントは、図7から省かれている。
さらに、第1のネットワークノード110は、監視されるべき前記少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報を決定するように構成されている、プロセッサ720を備える。
プロセッサ720は、いくつかの実施形態において監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信されるダウンリンク信号の時間周波数特性を取得するようにさらに構成され得る。
そのようなプロセッサ720は、処理回路の1つまたは複数のインスタンス、すなわち、中央演算処理装置(CPU)、処理ユニット、処理回路、プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロプロセッサ、または命令を解釈し、実行することができる他の処理ロジックを含み得る。したがって、本明細書で使用されている「プロセッサ」という表現は、たとえば、上に列挙されているもののうちのどれか、いくつか、またはすべてなどの、複数の処理回路を含む処理回路を表し得る。
第1のネットワークノード110は、DTXモードで動作している前記少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視と関連付けられている、タイミング情報を含む信号を少なくとも1つの移動局130に送信するように構成されている、送信機730も備える。
さらに、第1のネットワークノード110は、いくつかの実施形態により、少なくとも1つの他のネットワークノード120の休眠状態とアクティブ状態との間の状態切り替えに関連付けられているタイミング情報を取得するように構成されている、プロセッサ720を備え得る。
プロセッサ720は、適宜、移動局130から受信された、タイミング情報の集合の受信された指示に基づき、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報を決定するようにさらに構成され得る。
それに加えて、プロセッサ720は、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報を、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の休眠状態において、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、決定するようにさらに構成され得る。
そのようなプロセッサ720は、処理回路の1つまたは複数のインスタンス、すなわち、中央演算処理装置(CPU)、処理ユニット、処理回路、プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロプロセッサ、または命令を解釈し、実行することができる他の処理ロジックを含み得る。したがって、本明細書で使用されている「プロセッサ」という表現は、たとえば、上に列挙されているもののうちの任意のもの、いくつか、またはすべてなどの、複数の処理回路を含む処理回路を表し得る。
さらに追加として、第1のネットワークノード110は、いくつかの実施形態による有線またはワイヤレスインターフェースを介して他のネットワークノード120および/または移動局130から信号を受信するように構成されている、受信機710を備え得る。
一実施形態において、受信機710は、少なくとも1つの移動局130から、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を監視するためのタイミング情報の、移動局130によって選択されている集合の指示を受信するように構成され得る。
さらに、第1のネットワークノード110は、いくつかの実施形態により、少なくとも1つのメモリ725をさらに備え得る。オプションのメモリ725は、データまたはプログラム、すなわち、命令シーケンスを、一時的にまたは永久的に記憶するために利用される物理的デバイスを備え得る。いくつかの実施形態によれば、メモリ725は、シリコンベースのトランジスタを備える集積回路を含み得る。さらに、メモリ725は、揮発性または不揮発性とすることができる。
上で説明されている、第1のネットワークノード110内で実行されるアクション601〜604のうちのいくつかまたはすべては、アクション601〜604の機能のうちの少なくともいくつかを実行するためのコンピュータプログラム製品とともに、第1のネットワークノード110内の1つまたは複数のプロセッサ720を通じて実装され得る。したがって、プログラムコードを含むコンピュータプログラムは、コンピュータプログラムが第1のネットワークノード110のプロセッサ720にロードされたときに、アクション601〜604の機能のうちの任意のもの、少なくともいくつか、またはすべてに従って方法600を実行し、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120に関する、第1のネットワークノード110からの、少なくとも1つの他のネットワークノード120に関するタイミング情報を移動局130に提供し、移動局130が少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視することを可能にすることができる。
さらに、コンピュータプログラム製品は、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120に関するタイミング情報を提供し、移動局130が少なくとも1つの他のネットワークノード120を監視することを可能にするための、第1のネットワークノード110によって使用される、プログラムコードが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を備えるものとしてよく、ここにおいて、方法600を実行するための命令を含むプログラムコードは監視されるべき前記少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、間欠送信モードで動作している前記少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報を決定すること603と、DTXモードで動作している前記少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視と関連付けられている、前記タイミング情報を含む信号を、少なくとも1つの移動局130に送信すること604とを含む。
上述のコンピュータプログラム製品は、たとえば、プロセッサ720にロードされるときにいくつかの実施形態によりアクション601〜604のうちの少なくともいくつかを実行するためのコンピュータプログラムコードを運ぶデータキャリアの形態で提供され得る。データキャリアは、たとえば、ハードディスク、CD ROMディスク、メモリスティック、光記憶装置デバイス、磁気記憶装置デバイス、または非一時的な方式で機械可読データを保持することができるディスクもしくはテープなどの任意の他の適切な媒体であってよい。コンピュータプログラム製品は、サーバ上のコンピュータプログラムコードとしてさらに提供され、第1のネットワークノード110に、たとえば、インターネットまたはイントラネット接続を介してリモートからダウンロードされ得る。
図8は、第1のネットワークノード110から受信されるタイミング情報に基づき、間欠送信(DTX)モードで動作している、少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するための、移動局130において使用する方法800の実施形態を示すフローチャートである。
少なくとも1つの他のネットワークノード120を適切に監視するために、方法800は、多数のアクション801〜804を含み得る。しかしながら、説明されているアクション801〜804のうちの任意のもの、いくつか、またはすべてが、列挙で指示しているのといくぶん異なる時間順序で実行されるか、同時に実行されるか、または異なる実施形態による完全に反転された順序で実行されることすらあり得ることに留意されたい。また、たとえば、アクション801および/または802などのいくつかのアクションは、いくつかの代替的実施形態の範囲内でのみ実行され得る。さらに、いくつかのアクションは、異なる実施形態により複数の代替的方式で実行され得ること、およびいくつかのそのような代替的方式は、いくつかの、ただし必ずしもすべてではない、実施形態の範囲内でのみ実行され得ることに留意されたい。方法800は、次のアクションを含み得る。
アクション801
このアクションは、方法800のいくつかの、ただし必ずしもすべてではない、実施形態の範囲内で実行され得る。
DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を監視するためのタイミング情報の集合が選択され得る。
移動局130によるタイミング情報の選択された集合は、定期的監視と関連付けられるものとしてよく、たとえば、監視期間Tおよび/または時間枠Wなどのタイミングパラメータの好ましい、および/または受け入れられた集合を含み得る。タイミング情報の集合の選択は、移動局130の電池残量などのエネルギー状況に基づき行われ得る。
タイミングパラメータの集合は、異なる実施形態において第1のネットワークノード110によって事前構成されるか、または半静的に提供され得る。
アクション802
このアクションは、方法800のいくつかの実施形態の範囲内で実行されるものとしてよく、ここにおいて、アクション801が実行されている。
タイミング情報の選択された801集合の指示が、少なくとも1つの第1のネットワークノード110に送信される。
アクション803
信号が第1のネットワークノード110から受信され、この信号は、監視されるべき前記少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報を含む。
アクション804
DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120は、監視されるべき他のネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、DTXモードで動作している他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報を含む、第1のネットワークノード110からの受信された803信号に従って、移動局130によって定期的に監視される。
図9は、第1のネットワークノード110から受信されたタイミング情報に基づき、間欠送信(DTX)モードで動作している、少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するように構成されている、移動局130の一実施形態を示す。
移動局130は、DTXモードで動作している、少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するためすでに説明されているアクション801〜804のうちの少なくともいくつかに従って方法800を実行するように構成される。
わかりやすくするために、本明細書で説明されている実施形態を理解するうえで完全に不可欠であるとは限らない、移動局130の任意の内部電子機器または他のコンポーネントは、図9から省かれている。
移動局130は、監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報を含む信号を、第1のネットワークノード110から受信するように構成されている、受信機910を備える。
受信機910は、ワイヤレスインターフェースまたは代替的に有線信号を介して無線信号を受信するように構成され得る。信号は、いくつかの実施形態により、たとえば、第1のネットワークノード110、他のネットワークノード120、またはワイヤレス通信システム100内で通信を行うように構成されている任意の他のエンティティから受信され得る。
それに加えて、移動局130は、受信信号に従って、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するように構成されている、プロセッサ920を備える。また、DTXモードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するためのタイミング情報の集合を選択するように構成され得る。さらに、いくつかの実施形態によれば、プロセッサ920は、移動局130の、電池残量などのエネルギー状況に基づきタイミング情報の集合を選択するようにさらに構成され得る。プロセッサ920は、この構成に従ってある時点において他のネットワークノード120の定期的監視を開始し、少なくとも1つの他のネットワークノード120から受信された信号を測定するようにさらに構成され得る。
そのようなプロセッサ920は、処理回路の1つまたは複数のインスタンス、すなわち、中央演算処理装置(CPU)、処理ユニット、処理回路、プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、マイクロプロセッサ、または命令を解釈し、実行することができる他の処理ロジックを含み得る。したがって、本明細書で使用されている「プロセッサ」という表現は、たとえば、上に列挙されているもののうちの任意のもの、いくつか、またはすべてなどの、複数の処理回路を含む処理回路を表し得る。
さらに、移動局130は、いくつかの実施形態において、タイミング情報の選択された集合の指示を少なくとも1つの第1のネットワークノード110に送信するように構成されている、送信機930も備え得る。送信機930は、たとえば、第1のネットワークノード110によって受信されるべき、少なくとも1つの他のネットワークノード120から受信された信号の測定データを含む信号測定報告を含むワイヤレス信号を送信し得る。そのような信号は、ワイヤレスインターフェースを介して送信され得る。
さらに、移動局130は、いくつかの実施形態により、少なくとも1つのメモリ925をさらに備え得る。オプションのメモリ925は、データまたはプログラム、すなわち、命令シーケンスを、一時的にまたは永久的に記憶するために利用される物理的デバイスを備え得る。いくつかの実施形態によれば、メモリ925は、シリコンベースのトランジスタを備える集積回路を含み得る。さらに、メモリ925は、揮発性または不揮発性とすることができる。
移動局130で実行されるべき上で説明されているアクション801〜804は、アクション801〜804の機能のうちの少なくともいくつかを実行するためのコンピュータプログラム製品とともに、移動局130内の1つまたは複数のプロセッサ920を通じて実装され得る。したがって、移動局130においてアクション801〜804を実行するための命令を含む、コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムが移動局130のプロセッサ920内にロードされたときに、DTXモードで動作している、少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するための、方法アクション801〜804のうちの少なくともいくつかを含む方法800を実行し得る。
したがって、コンピュータプログラム製品は、第1のネットワークノード110から受信されるタイミング情報に基づき、DTXモードで動作している、少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視するための、移動局130によって使用されるプログラムコードが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を含む。プログラムコードは、方法800を実行するための命令を含み、この方法800は監視されるべき少なくとも1つの他のネットワークノード120によって送信される少なくとも1つのダウンリンク信号の時間周波数特性に基づき、間欠送信モードで動作している前記少なくとも1つの他のネットワークノード120の定期的監視のためのタイミング情報を含む信号を第1のネットワークノード110から受信することと、受信803信号に従って、間欠送信モードで動作している少なくとも1つの他のネットワークノード120を定期的に監視すること804とを含む。
上述のコンピュータプログラム製品は、たとえば、移動局130のプロセッサ920にロードされたときにいくつかの実施形態によりアクション801〜804のうちの少なくともいくつかを実行するためのコンピュータプログラムコードを運ぶデータキャリアの形態で提供され得る。データキャリアは、たとえば、ハードディスク、CD ROMディスク、メモリスティック、光記憶装置デバイス、磁気記憶装置デバイス、または非一時的な方式で機械可読データを保持することができるディスクもしくはテープなどの任意の他の適切な媒体であってよい。さらに、コンピュータプログラム製品は、サーバ上のコンピュータプログラムコードとして提供され、移動局130に、たとえば、インターネットまたはイントラネット接続を介してリモートからダウンロードされ得る。
添付図面に示されているような実施形態の説明で使用されている用語は、説明されている方法600、800、第1のネットワーク110、および/または移動局130を制限することを意図していない。付属の請求項で定義されているような本発明から逸脱することなく、様々な変更、置換、および/または改変が行われ得る。
本明細書で使用されているように、「および/または」は、関連する列挙されている項目のうちの1つまたは複数の項目のありとあらゆる組合せを含む。それに加えて、単数形を示す「1つ(「a」、「an」)」および「その(「the」)」は、「少なくとも1つ」として解釈されるべきであり、したがって、断りのない限り、場合によっては、同じ種類の複数のエンティティを含む。さらに、「含む」、「備える」、「含むこと」、および/または「備えること」という言い回しは、記載されている特徴、アクション、整数、ステップ、操作、要素、および/または構成要素の存在を指定し、1つまたは複数の他の特徴、アクション、整数、ステップ、操作、要素、構成要素、および/またはそれらからなる群の存在もしくは追加を除外しないこともさらに理解されるであろう。たとえば、プロセッサなどの単一のユニットが、請求項に記載されているいくつかの項目の機能を遂行することができる。特定の測定が、相互に異なる従属請求項において引用されているという単なる事実は、これらの測定の組合せが有利に使用され得ないことを示すものではない。コンピュータプログラムは、光記憶媒体または他のハードウェアとともに、もしくは一部として供給される半導体媒体などの、好適な媒体に記憶/配布され得るが、インターネットまたは他の有線もしくはワイヤレス通信システムなどを介する他の形態で配布されることもあり得る。