JP6466102B2 - ガスタービンエンジン用のデュアル燃料燃焼器 - Google Patents

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Description

本出願および結果としての特許は、一般にガスタービンエンジンに関し、より具体的には、気体燃料または液体燃料を燃焼させるときに許容可能な動作性を維持しながら規制排出物を制御する、ガスタービンエンジン用のデュアル燃料燃焼器に関する。
ガスタービンエンジンの動作効率および出力全体は、一般に、高温の燃焼ガス流の温度が上昇するにつれて向上する。しかしながら、燃焼ガス流のより高い温度によって、より高いレベルの酸化窒素(NOX)および他の種類の規制排出物が生成され得る。したがって、酸化窒素および他の種類の規制排出物の排出量を規定レベル未満に確実に抑えながらも、効率的な高い温度範囲でガスタービンエンジンを動作させる利益のバランスをとる手段が存在する。さらに、変動する負荷レベル、変動する周囲条件、ならびに多くの他の種類の動作パラメータおよび設計要件もまた、ガスタービンエンジン全体の効率および排出に大きな影響を与える場合がある。
酸化窒素などのより低い排出レベルは、燃焼の前に燃料流と空気流とを混合することによって促進され得る。このような予混合は、燃焼温度勾配および酸化窒素の排出量を低減する傾向がある。特定の燃焼器は、燃焼領域の上流に配置され、かつ燃焼の前に燃料流および空気流の少なくとも一部を混合するように構成された予混合器を含んでもよい。1つの知られている予混合器の構造によれば、燃焼器は、プレナム内に配置された小さなチューブの配列を有するマイクロ混合器を含んでもよく、各チューブは、燃焼領域の上流で少量の燃料流および空気流を混合する。
多くのガスタービンエンジン用途において、気体燃料(天然ガスもしくは合成ガスなど)または液体燃料(ディーゼル燃料、ケロシン、エタノール、もしくは水および石油の混合物)のどちらでも動作することができる燃焼器を有することが望ましい場合がある。しかしながら、このような燃料の柔軟性は、多くの場合、どちらか一方の種類の燃料で動作するときに動作性または性能を犠牲にし得る複雑で費用のかかる燃料噴射システムを必要とする。さらに、マイクロ混合器などの予混合器と共に動作するこのような燃料噴射システムを採用することには、燃料噴射ならびに酸化窒素および他の種類の規制排出物を規定レベル未満に維持することに関して大きな課題があり得る。液体燃料が、気体燃料の約50倍の濃度の場合があることから、マイクロ混合器の各チューブ内に液体燃料を噴射するのに必要とされる噴射ポートおよび燃料供給網は、同様の方法で気体燃料を噴射するために一般的に使用されるものと比較して大幅に小さくかつ複雑であることが必要とされ得る。しかしながら、液体燃料は、より高い温度(例えば、約290℃)において燃料通路内で熱的崩壊(thermal breakdown)またはコーキングを起こす傾向があるため、燃料供給網は、マイクロ混合器に液体燃料を供給したわずか数分後にコーキングによって遮断される可能性がある。
特定のデュアル燃料燃焼器は、ある動作モード中は燃焼器内で気体燃料を噴射し、別の動作モード中は燃焼器内で液体燃料を噴射して気化するように構成される場合がある。しかしながら、液体燃料のこのような噴射および気化は、燃焼器の前部端における自動点火、炭素生成、逆火、および保炎のリスクを増加させ得る。1つの知られている燃焼器の構造によれば、これらのリスクに対処するための噴射システムの修正は、許容可能な動作性と共に気体燃料を燃焼させる能力に悪影響を及ぼす場合がある。別の知られている燃焼器の構造によれば、液体燃料は、燃焼器の外部の補助的な気体発生システムにおいて気化され、次に、気体燃料噴射システムによって燃焼器内に噴射されてもよい。気体発生システムは、大量の不活性ガス(窒素など)を必要とし、最終的に、ガスタービンエンジン全体の寄生負荷(parasitic load)、複雑性、および費用を増加させ得る。他のデュアル燃料燃焼器は、二次燃焼段内に燃料を噴射するように構成される場合があり、したがって、一次燃焼段の一次燃料予混合器(マイクロ混合器など)に適合しない場合がある。したがって、このような燃焼器には、酸化窒素および他の種類の規制排出物を規定レベル未満に維持することに関して課題があり得る。さらに他のデュアル燃料燃焼器は、燃焼領域内で液体燃料を気化させるように構成される場合があるが、これも同様に、一次燃料予混合器に適合しない場合があり、排出制御に関して課題があり得る。
したがって、ある動作モード中は燃焼器内で気体燃料を噴射し、別の動作モード中は燃焼器内で液体燃料を噴射して気化するように構成された改善されたデュアル燃料燃焼器が求められる。具体的には、このような燃焼器は、気体燃料または液体燃料を燃焼させるときに許容可能な動作性を実現しながら、自動点火、炭素生成、逆火、および保炎のリスクに対処すべきである。さらに、このような燃焼器は、ガスタービンエンジン全体の費用および複雑性を最小限に抑えながらも、一次燃料予混合器に適合し、かつ規制排出物を規定レベル未満に維持する燃料噴射システムを含むべきである。
米国特許出願公開第2012/0125004号明細書
したがって、本出願および結果としての特許は、ガスタービンエンジン用のデュアル燃料燃焼器を提供する。燃焼器は、燃焼器の前部端プレナム内に配置される主予混合器ならびに前部端プレナム内におよび予混合器の上流に配置されるデュアル燃料噴射システムを含んでもよい。噴射システムは、燃焼器が気体燃料で動作する場合は予混合器の入口端の付近で気体燃料を噴射するように構成されてもよい。また、噴射システムは、燃焼器が液体燃料で動作する場合は予混合器の入口端の付近で液体燃料を気化して噴射するように構成されてもよい。
また、本出願および結果としての特許は、デュアル燃料燃焼器を動作させる方法を提供する。本方法は、燃焼器の前部端プレナム内に配置されたデュアル燃料噴射システム内に空気流を誘導するステップおよび噴射システム内に液体燃料の流れを誘導するステップを含んでもよい。また、本方法は、噴射システム内で液体燃料の流れを気化して、気化した燃料の流れを主予混合器の入口端の付近で噴射するステップを含んでもよい。
本出願および結果としての特許は、ガスタービンエンジンシステムをさらに提供する。本システムは、圧縮機と、圧縮機と連通しているデュアル燃料燃焼器と、燃焼器と連通しているタービンとを含んでもよい。燃焼器は、燃焼器の前部端プレナム内に配置される主予混合器ならびに前部端プレナム内におよび予混合器の上流に配置されるデュアル燃料噴射システムを含んでもよい。噴射システムは、燃焼器が気体燃料で動作する場合は予混合器の入口端の付近で気体燃料を噴射するように構成されてもよい。また、噴射システムは、燃焼器が液体燃料で動作する場合は予混合器の入口端の付近で液体燃料を気化して噴射するように構成されてもよい。
本出願および結果としての特許におけるこれらのおよび他の特徴および改善点は、複数の図面および添付の特許請求の範囲と併せて以下の詳細な説明を検討することによって当業者に明らかとなる。
圧縮機と、燃焼器と、タービンとを含むガスタービンエンジンの概略図である。 図1のガスタービンエンジンで使用され得るような燃焼器であって、主予混合器を含む燃焼器の側断面図である。 本明細書で説明され得て、図1のガスタービンエンジンで使用され得るようなデュアル燃料燃焼器であって、主予混合器およびデュアル燃料噴射システムを含むデュアル燃料燃焼器の側断面図である。 図3のデュアル燃料噴射システムのドーナツ状の噴射マニホルドの部分の詳細な断面図である。
次に図面(図面において、同じ符号が、複数の図にわたって同じ要素を指示している)を参照すると、図1は、本明細書で使用され得るようなガスタービンエンジン10の概略図を示している。ガスタービンエンジン10は、圧縮機15を含んでもよい。圧縮機15は、流入する空気流20を圧縮する。圧縮機15は、圧縮された空気流20を燃焼器25に供給する。燃焼器25は、圧縮された空気流20と加圧された燃料流30とを混合し、この混合物に点火して燃焼ガス流35を生成する。1つの燃焼器25しか示されていないが、ガスタービンエンジン10は、任意の数の燃焼器25を含んでもよい。次に、燃焼ガス流35は、タービン40に供給される。燃焼ガス流35は、機械的仕事を発生させるためにタービン40を駆動する。タービン40で発生した機械的仕事は、シャフト45を介して圧縮機15および外部の負荷50(発電機など)を駆動する。本明細書において他の構造および他の部品が使用されてもよい。
ガスタービンエンジン10は、天然ガス、液体燃料、様々な種類の合成ガス、および/または他の種類の燃料を使用してもよく、また、これらの組合せを使用してもよい。ガスタービンエンジン10は、ニューヨーク州のスケネクタディ市にあるゼネラル・エレクトリック・カンパニー(General Electric Company)によって販売されている多数の様々なガスタービンエンジン(これらは、7シリーズまたは9シリーズの重荷重ガスタービンエンジンなどのガスタービンエンジンを含むが、これらに限定されない)のうちの任意の1つであってもよい。ガスタービンエンジン10は、様々な構造を有してもよく、また、他の種類の部品を使用してもよい。また、本明細書において、他の種類のガスタービンエンジンが使用されてもよい。また、本明細書において、複数のガスタービンエンジン、他の種類のタービン、および他の種類の発電装置が一緒に使用されてもよい。
図2は、上述したガスタービンエンジン10などで使用され得るような燃焼器25の例の側断面図を示している。燃焼器25は、上流端または前部端52からタービン40に隣接して配置された下流端または後部端54まで延在してもよい。燃焼器25は、前部端52に配置されたエンドカバー56およびエンドカバー56の付近に配置された多数の燃料ノズル58を含んでもよい。任意の構造の任意の数の燃料ノズル58が使用されてもよい。燃料ノズル58は、燃料流30を生成する燃料源(図示せず)と流体連通していてもよい。図示のように、燃料ノズル58は、エンドカバー56に取り付けられてもよく、また、エンドカバー56から下流に向かって燃焼器25の燃焼領域60まで延在してもよい。また、燃焼器25は、燃料ノズル58の下流端から、燃焼器25の後部端54の近傍に配置された尾筒64まで延在するライナ62を含んでもよい。このようにして、ライナ62は、その中に燃焼領域60を形作ってもよく、また、尾筒64は、燃焼領域60とタービン40との流体連通を実現してもよい。ライナ62は、流れスリーブ66によって取り囲まれていてもよく、これにより、流路68であって、該流路68を通る空気流(圧縮機15からの圧縮された空気流20など)を受け入れるための流路68が、ライナ62と流れスリーブ66との間に形作られる。
燃焼器25は、マイクロ混合器70などの主予混合器であって、図示のように燃料ノズル58の付近に、および燃焼領域60の上流にある燃焼器25の前部端プレナム72内に配置された主予混合器をさらに含んでもよい。マイクロ混合器70は、1つ以上の燃料チューブ76の付近に配置された多数のマイクロ混合器チューブ74を含んでもよい。マイクロ混合器チューブ74は、一般に、略均一な直径を有してもよく、また、複数の同心の環状列として配置されてもよい。本明細書において、任意のサイズ、形状、または構造の任意の数のマイクロ混合器チューブ74および燃料チューブ76が使用されてもよい。燃料チューブ76は、燃料流30を生成する燃料源と流体連通していてもよく、また、燃料流30のほんの一部をマイクロ混合器チューブ74のそれぞれに供給するように構成されてもよい。
燃焼器25の動作中、圧縮機15からの空気流20は、流路68を経由して燃焼器25の前部端プレナム72内に誘導されてもよい。燃料ノズル58のそれぞれは、燃焼領域60における混合および燃焼のために空気流20の一部、燃料流30の一部、および他の流体の随意の流れを燃焼領域60内に誘導してもよい。一方、マイクロ混合器チューブ74のそれぞれは、マイクロ混合器チューブ74内での混合のために流路68からの空気流20のほんの一部および燃料チューブ76からの燃料流30のほんの一部を受け入れてもよい。混合された燃料−空気流は、燃焼領域60における燃焼のためにマイクロ混合器70から燃焼領域60内に通過してもよい。次に、結果として生じた燃焼ガス流35は、タービン40において有用な仕事を発生させるために尾筒64を経由してタービン40内に誘導されてもよい。カニュラ型(can−annular array)または他の構造の任意の数の燃焼器25が使用されてもよい。なお、本明細書で説明され、示されている燃焼器25は、例示のためのものに過ぎない。また、本明細書において、他の部品を含む燃焼器が使用されてもよい。
図3は、本明細書で説明され得るようなデュアル燃料燃焼器100の一実施形態の側断面図を示している。デュアル燃料燃焼器100は、上述したガスタービンエンジン10などで使用されてもよい。デュアル燃料燃焼器100は、上流端または前部端102からタービン40に隣接して配置された下流端または後部端104まで延在してもよい。デュアル燃料燃焼器100は、前部端102に配置されたエンドカバー106およびエンドカバー106の付近に配置された多数の燃料ノズル108を含んでもよい。任意の構造の任意の数の燃料ノズル108が使用されてもよい。燃料ノズル108は、燃料流30を生成する燃料源(図示せず)と流体連通していてもよい。図示のように、燃料ノズル108は、エンドカバー106に取り付けられてもよく、また、エンドカバー106から下流に向かってデュアル燃料燃焼器100の燃焼領域110まで延在してもよい。また、デュアル燃料燃焼器100は、燃料ノズル108の下流端から、デュアル燃料燃焼器100の後部端104の近傍に配置された尾筒114まで延在するライナ112を含んでもよい。このようにして、ライナ112は、その中に燃焼領域110を形作ってもよく、また、尾筒114は、燃焼領域110とタービン40との流体連通を実現してもよい。ライナ112は、流れスリーブ116によって取り囲まれていてもよく、これにより、流路118であって、該流路118を通る空気流(圧縮機15からの圧縮された空気流20など)を受け入れるための流路118が、ライナ112と流れスリーブ116との間に形作られる。
デュアル燃料燃焼器100は、マイクロ混合器120などの主予混合器であって、図示のように燃料ノズル108の付近に、および燃焼領域110の上流にあるデュアル燃料燃焼器100の前部端プレナム122内に配置された主予混合器をさらに含んでもよい。マイクロ混合器120は、1つ以上の燃料チューブ126の付近に配置された多数のマイクロ混合器チューブ124を含んでもよい。マイクロ混合器チューブ124は、一般に、略均一な直径を有してもよく、また、複数の同心の環状列として配置されてもよい。本明細書において、任意のサイズ、形状、または構造の任意の数のマイクロ混合器チューブ124および燃料チューブ126が使用されてもよい。燃料チューブ126は、燃料流30を生成する燃料源と流体連通していてもよく、また、燃料流30のほんの一部をマイクロ混合器チューブ124のそれぞれに供給するように構成されてもよい。
図3に示されているように、デュアル燃料燃焼器100は、前部端プレナム122内に、およびマイクロ混合器120の上流に配置されたデュアル燃料噴射システム130をさらに含んでもよい。デュアル燃料噴射システム130は、燃料流30を生成する燃料源と流体連通していてもよく、また、デュアル燃料燃焼器100内に気体燃料または液体燃料を噴射するように構成されてもよい。言い換えれば、デュアル燃料噴射システム130は、燃焼器が気体燃料で動作する場合はデュアル燃料燃焼器100内に気体燃料を噴射するように構成されてもよく、また、デュアル燃料噴射システム130は、燃焼器が液体燃料で動作する場合はデュアル燃料燃焼器100内に液体燃料を噴射するように構成されてもよい。具体的には、デュアル燃料噴射システム130は、マイクロ混合器120の入口端の付近で燃料流30の一部を噴射するように構成されてもよい。
デュアル燃料噴射システム130は、マイクロ混合器120の円周に沿って延在し、かつデュアル燃料燃焼器100と同軸である少なくとも1つのドーナツ状の噴射マニホルド132を含んでもよい。具体的には、図示のように、デュアル燃料噴射システム130は、外側のドーナツ状の噴射マニホルド134であって、マイクロ混合器120の外周に沿って延在し、かつマイクロ混合器120の入口端の付近で半径方向内側に向かって燃料流30の一部を噴射するように構成された外側のドーナツ状の噴射マニホルド134を含んでもよい。また、デュアル燃料噴射システム130は、内側のドーナツ状の噴射マニホルド136であって、マイクロ混合器120の内周に沿って延在し、かつマイクロ混合器120の入口端の付近で半径方向外側に向かって燃料流30の一部を噴射するように構成された内側のドーナツ状の噴射マニホルド136を含んでもよい。特定の実施形態において、デュアル燃料噴射システム130は、外側のドーナツ状の噴射マニホルド134のみ、内側のドーナツ状の噴射マニホルド136のみ、または外側のドーナツ状の噴射マニホルド134および内側のドーナツ状の噴射マニホルド136の双方を含んでもよい。
図4は、ドーナツ状の噴射マニホルド132の部分の詳細な断面図を示している。図示されている特徴は、外側のドーナツ状の噴射マニホルド134および内側のドーナツ状の噴射マニホルド136の双方に同様に当てはまるが、特定の特徴の向きの違いについては以下で説明される。ドーナツ状の噴射マニホルド132は、それぞれがドーナツ形状を有する内部スリーブ140および外部スリーブ142を含んでもよい。図示のように、外部スリーブ142は、内部スリーブ140を取り囲んでいてもよく、また、デュアル燃料燃焼器100の前部端プレナム122内でドーナツ状の噴射マニホルド132を支持してもよい。内部スリーブ140および外部スリーブ142は、略矩形の断面形状を有するものとして示されているが、内部スリーブ140および外部スリーブ142は、代替的に略正方形の断面形状、略円形の断面形状、略楕円形の断面形状、または他の断面形状を有してもよい。
内部スリーブ140は、内部スリーブ140の円周部に沿って延在する1つ以上の入口144および内部スリーブ140の反対側の円周部に沿って延在する1つ以上の出口146を含んでもよい。図示のように、出口146は、内部スリーブ140の全円周部に沿って延在する連続的なスロットとして形成されてもよい。外側のドーナツ状の噴射マニホルド134の場合、噴射マニホルド134の軸線を基準として、入口144は、内部スリーブ140の外周部に沿って延在してもよく、また、出口146は、内部スリーブ140の内周部に沿って延在してもよい。対照的に、内側のドーナツ状の噴射マニホルド136の場合、噴射マニホルド136の軸線を基準として、入口144は、内部スリーブ140の内周部に沿って延在してもよく、また、出口146は、内部スリーブ140の外周部に沿って延在してもよい。図示のように、内部スリーブ140は、入口144と出口146との間に延在する円周シールド148をさらに含んでもよい。
外部スリーブ142は、図4に示されているように、外部スリーブ142を貫通する多数の孔150を含んでもよい。一般に孔150は、略均一な直径を有してもよく、また、噴射マニホルド132の軸線を基準として外部スリーブ142の内周部、外周部、および/または側面に形作られてもよい。また、外部スリーブ142は、外部スリーブ142の円周部に沿って延在する1つ以上の出口152を含んでもよい。図示のように、出口152は、外部スリーブ142の全円周部に沿って延在する連続的なスロットとして形成されてもよい。外側のドーナツ状の噴射マニホルド134の場合、出口152は、噴射マニホルド134の軸線を基準として外部スリーブ142の内周部に沿って延在してもよい。対照的に、内側のドーナツ状の噴射マニホルド136の場合、出口152は、噴射マニホルド136の軸線を基準として外部スリーブ142の外周部に沿って延在してもよい。図示のように、出口152は、ノズルに似た形状を有してもよい。
また、ドーナツ状の噴射マニホルド132は、噴射マニホルド132の円周部に沿って互いに離間して配置された多数の圧力噴霧バーナまたは燃料噴射器156を含んでもよい。外側のドーナツ状の噴射マニホルド134の場合、燃料噴射器156は、噴射マニホルド134の外周部に沿って配置されてもよい。対照的に、内側のドーナツ状の噴射マニホルド136の場合、燃料噴射器156は、噴射マニホルド136の内周部に沿って配置されてもよい。図示のように、燃料噴射器156は、外部スリーブ142を貫通して内部スリーブ140内に延在してもよい。具体的には、燃料噴射器156は、内部スリーブ140の1つ以上の入口144を貫通してもよく、1つ以上の入口144は、内部スリーブ140に形作られた孔またはポートとして形成されてもよい。燃料噴射器156は、燃料流30を生成する燃料源と流体連通していてもよく、したがって、噴射マニホルド132の内部スリーブ140内に燃料流30の一部を噴射するように構成されてもよい。特定の実施形態において、燃料噴射器156は、平面噴流噴射器(plane jet injector)、圧力旋回噴射器(pressure swirl injector)、または任意の他の種類の噴射器として形成されてもよい。例えば、燃料噴射器156は、図示のように円錐形の回転チャンバ158を含む圧力旋回噴射器として形成されてもよい。ドーナツ状の噴射マニホルド132は、燃料噴射器156の周囲に周方向に延在し、かつ燃料源と流体連通しているリングマニホルド160をさらに含んでもよい。このようにして、リングマニホルド160は、燃料流30の一部を燃料噴射器156に供給するように構成されてもよい。
デュアル燃料燃焼器100の動作中、圧縮機15からの空気流20は、流路118を経由してデュアル燃料燃焼器100の前部端プレナム122内に誘導されてもよい。燃料ノズル108のそれぞれは、燃焼領域110における混合および燃焼のために空気流20の一部、燃料流30の一部、および他の流体の随意の流れを燃焼領域110内に誘導してもよい。一方、ドーナツ状の噴射マニホルド132のそれぞれもまた、噴射マニホルド132内での予混合およびマイクロ混合器120の入口端の付近でのその後の噴射のために燃料流30の一部および空気流20の一部を受け入れてもよい。マイクロ混合器チューブ124のそれぞれは、マイクロ混合器チューブ124内でのさらなる混合のために、予混合された燃料−空気流のほんの一部を受け入れてもよい。一部の実施形態において、マイクロ混合器チューブ124のそれぞれはまた、マイクロ混合器チューブ124内での予混合された燃料−空気流との混合のために燃料チューブ126から燃料流30のほんの一部を受け入れてもよい。他の実施形態において、マイクロ混合器チューブ124は、燃料チューブ126から燃料を全く受け入れなくてもよい。マイクロ混合器チューブ124において生成されたさらに混合された燃料−空気流は、燃焼領域110における燃焼のためにマイクロ混合器120から燃焼領域110内に通過してもよい。次に、結果として生じた燃焼ガス流35は、タービン40において有用な仕事を発生させるために尾筒114を経由してタービン40内に誘導されてもよい。カニュラ型または他の構造の任意の数のデュアル燃料燃焼器100が使用されてもよい。さらに、本明細書で説明され、示されているデュアル燃料燃焼器100は、例示のためのものに過ぎない。また、本明細書において、他の部品を含む燃焼器が使用されてもよい。
上で指摘したように、デュアル燃料噴射システム130は、デュアル燃料燃焼器100における燃焼のために液体燃料(ディーゼル燃料、ケロシン、エタノール、もしくは水および石油の混合物など)または気体燃料(天然ガスもしくは合成ガスなど)をデュアル燃料燃焼器100内に噴射するように構成されてもよい。デュアル燃料燃焼器100が液体燃料で動作する場合、ドーナツ状の噴射マニホルド132のそれぞれの内部スリーブ140は、燃料噴射器156を経由して燃料流30の一部を受け入れてもよい。円周シールド148によって、燃料流30が直接的に出口146から流出することが防止されてもよい。このようにして、円周シールド148は、液体燃料と内部スリーブ140の内面との接触を容易にするために、および液体燃料が完全に気化するのに十分な、内部スリーブ140内での液体燃料の滞留時間を確保するために、内部スリーブ140内で燃料流30を再誘導してもよい。内部スリーブ140は、外部スリーブ142の孔150を通るように誘導されて、内部スリーブ140の外面に衝突する空気流20の一部によって加熱されてもよい。このような加熱は、内部スリーブ140の内面に接触する液体燃料を気化させることができ、また、この結果として空気流20を冷却することができる。特定の実施形態において、内部スリーブ140の内面は、霧化を容易にし、炭素生成を低減するために、その上に撥油性または親水性の被覆を含んでもよい。内部スリーブ140は、定常状態において噴射マニホルド132が圧縮機15から流入する空気流20の温度を十分に下回る温度で動作することができるように、内部スリーブ140内に噴射される連続的な液体燃料流によって冷却されてもよい。気化した燃料は、出口146を経由して内部スリーブ140から流出してもよい。内部スリーブ140の出口146を貫流するとき、気化した燃料流は、冷却された空気流と予混合され、これにより、予混合された燃料−空気流162が形成されてもよい。冷却された空気は、噴射マニホルド132によって生成された予混合された燃料−空気流162の自動点火を遅延させることに役立ち得る。予混合された燃料−空気流162が、外部スリーブ142の出口152を経由して噴射マニホルド132から出るとき、流入する空気流20は、出口152のノズルに似た形状に起因して外部スリーブ142の孔150を通して吸引され得る。このように、出口152は、ジェットポンプまたはアダクタ(adductor)のように機能するよう構成されてもよい。上で指摘したように、予混合された燃料−空気流162は、マイクロ混合器チューブ124のそれぞれが、マイクロ混合器チューブ124におけるさらなる混合のために、予混合された燃料−空気流162のほんの一部を受け入れることができるように、マイクロ混合器120の入口端の付近で面状に噴射されてもよい。デュアル燃料燃焼器100は、予混合された燃料−空気流162が、燃焼領域110の上流での流れ162の自動点火を回避するために数ミリ秒以内で出口152からマイクロ混合器120の出口端まで移動するように構成されてもよい。予混合された燃料−空気流162の自動点火温度は、圧縮機吐出温度を大きく下回る場合があり、したがって、予混合された燃料−空気流162が外部スリーブ142の出口152からマイクロ混合器120の出口端まで移動するのに必要とされる時間は、前部端プレナム122内での流れ162の自動点火を回避するために点火遅延時間未満であってもよい。
デュアル燃料燃焼器100が気体燃料で動作する場合、ドーナツ状の噴射マニホルド132のそれぞれの内部スリーブ140は同様に、燃料噴射器156を経由して燃料流30の一部を受け入れてもよい。気体燃料は、燃料の噴射および燃焼の最適化を可能にしながらも、燃料噴射器156のためのパージ・冷却媒体として機能することができる。燃料噴射器156は、デュアル燃料燃焼器100が気体燃料で動作する場合、連続的な方法で燃料流30を内部スリーブ140内に誘導してもよい。連続的な気体燃料流は、ドーナツ状の噴射マニホルド132(特に、内部スリーブ140)の燃料で湿った内面を冷却し、パージし、および洗い流すことができ、したがって、空気(具体的には、酸素)が燃料で湿った内面に浸透することを防止することができる。このようにして、連続的な気体燃料流は、コーキングまたは炭素生成の可能性を低減することができ、また、窒素、蒸気、または不活性ガスを使用するシステムと比較してパージの費用および複雑性を軽減することができる。内部スリーブ140が、燃料流30を受け入れるとき、円周シールド148は、燃料流30が直接的に出口146から流出することを防止することができる。このようにして、円周シールド148は、気体燃料と内面スリーブ140の内面との接触を容易にするために内部スリーブ140内で燃料流30を再誘導してもよい。内部スリーブ140は、外部スリーブ142の孔150を通るように誘導されて、内部スリーブ140の外面に衝突する空気流20の一部によって加熱されてもよい。一方、内部スリーブ140は、定常状態において噴射マニホルド132が圧縮機15から流入する空気流20の温度を十分に下回る温度で動作することができるように、内部スリーブ140内に噴射される連続的な気体燃料流によって冷却されてもよい。気体燃料は、出口146を経由して内部スリーブ140から流出してもよい。内部スリーブ140の出口146を貫流するとき、気体燃料流は、冷却された空気流と予混合され、これにより、予混合された燃料−空気流162が形成されてもよい。冷却された空気は、噴射マニホルド132によって生成された予混合された燃料−空気流162の自動点火を遅延させることに役立ち得る。予混合された燃料−空気流162が、外部スリーブ142の出口152を経由して噴射マニホルド132から出るとき、流入する空気流20は、出口152のノズルに似た形状に起因して外部スリーブ142の孔150を通して吸引され得る。このように、出口152は、ジェットポンプまたはアダクタのように機能するよう構成されてもよい。デュアル燃料燃焼器100が気体燃料で動作する場合、孔150を通して吸引される流入する空気流20の量は、より低い気体燃料温度、より少ない質量流量、および内部スリーブ140の内面へのより少ない熱伝達に起因して、デュアル燃料燃焼器100が液体燃料で動作する場合と比較してはるかに少ないことは注目に値する。最終的に、上で指摘したように、予混合された燃料−空気流162は、マイクロ混合器チューブ124のそれぞれが、マイクロ混合器チューブ124におけるさらなる混合のために、予混合された燃料−空気流162のほんの一部を受け入れることができるように、マイクロ混合器120の入口端の付近で面状に噴射されてもよい。
このように、本明細書で説明されているデュアル燃料燃焼器は、ある動作モード中はデュアル燃料燃焼器100内に気体燃料を噴射し、別の動作モード中はデュアル燃料燃焼器100内で液体燃料を噴射して気化するように構成された改善されたデュアル燃料燃焼器を実現する。デュアル燃料燃焼器100は、ガスタービンエンジン10が完全な負荷条件で動作するときは液体燃料で動作されてもよく、デュアル燃料燃焼器100が部分的な負荷条件で動作するときは気体燃料で動作されてもよい。その際に、デュアル燃料噴射システム130は、酸化窒素および他の種類の規制排出物の排出量全体を規定レベル未満に維持するために使用されてもよい。デュアル燃料燃焼器100は、一般に、その動作時間の大部分を気体燃料で動作されてもよい。例えば、デュアル燃料燃焼器100は、その動作時間の約99.9%を気体燃料で動作されてもよい。デュアル燃料燃焼器100が液体燃料で動作する場合、ドーナツ状の噴射マニホルド132内での液体燃料の気化は、より低い火炎温度およびより少ない酸化窒素生成を伴うより希薄な燃焼をもたらし得る。デュアル燃料燃焼器100が気体燃料で動作する場合、連続的な気体燃料流は、コーキングまたは炭素生成の可能性を低減することができ、また、窒素、蒸気、または不活性ガスを使用するシステムと比較してパージの費用および複雑性を軽減することができる。さらに、ドーナツ状の噴射マニホルド132を用いて気体燃料を噴射することによって、デュアル燃料燃焼器100内の燃料噴射点と火炎面との間の対流時間を変更することができる。このことは、デュアル燃料燃焼器100が気体燃料で動作する場合に動的な圧力振動を緩和すること、またはそうでなければこれを管理することに役立ち得る。また、デュアル燃料燃焼器100は、規制排出物を規定レベル未満に維持しながら、上で指摘したように自動点火、炭素生成、逆火、および保炎のリスクに対処することができる。さらに、デュアル燃料燃焼器100は、上で詳細に説明したような特定のデュアル燃料燃焼器に付随する高い費用、複雑性、および動作性の制限を回避しながら、主予混合器に適合することができる。
また、デュアル燃料燃焼器100は、デュアル燃料燃焼器100内への燃料噴射およびデュアル燃料燃焼器100におけるその後の燃焼の最適化を可能にする。具体的には、デュアル燃料噴射システム130内に誘導される燃料流30の一部は、噴射、予混合、および燃焼を最適化するために調整されてもよい。特定の実施形態において、燃料流30の全体の2%〜30%が、デュアル燃料噴射システム130内に誘導されてもよい。他のパーセンテージが使用されてもよい。さらに、デュアル燃料噴射システム130内に誘導される空気流20の一部は、噴射、予混合、および燃焼を最適化するために調整されてもよい。特定の実施形態において、前部端プレナム122内に誘導される空気流20の全体の約15%が、デュアル燃料噴射システム130内に誘導されてもよい。他のパーセンテージが使用されてもよい。さらに、外側のドーナツ状の噴射マニホルド134および内側のドーナツ状の噴射マニホルド136の両方を含む実施形態によれば、噴射マニホルド134と噴射マニホルド136との燃料分割比は、噴射、予混合、および燃焼を最適化するために調整されてもよい。特定の実施形態において、外側のドーナツ状の噴射マニホルド134と内側のドーナツ状の噴射マニホルド136との燃料分割比は、約4対1であってもよい。このようにして、デュアル燃料噴射システム130は、噴射、予混合、および燃焼に最適化された4つの要素から構成された噴射システム(quaternary injection system)として動作してもよい。他の燃料分割比が使用されてもよい。
これまでの記述が、本出願および結果としての特許の特定の実施形態のみに関することは明らかなはずである。以下の特許請求の範囲によって規定された本発明の一般的な精神および範囲ならびにその均等物から逸脱することなく、本明細書において多くの変更および修正が当業者によってなされてもよい。
10 ガスタービンエンジン
15 圧縮機
20 空気流
25 燃焼器
30 燃料流
35 燃焼ガス流
40 タービン
45 シャフト
50 外部の負荷
52、102 前部端
54、104 後部端
56、106 エンドカバー
58、108 燃料ノズル
60、110 燃焼領域
62、112 ライナ
64、114 尾筒
66、116 流れスリーブ
68、118 流路
70、120 マイクロ混合器
72、122 前部端プレナム
74、124 マイクロ混合器チューブ
76、126 燃料チューブ
100 デュアル燃料燃焼器
130 デュアル燃料噴射システム
132 ドーナツ状の噴射マニホルド
134 外側のドーナツ状の噴射マニホルド
136 内側のドーナツ状の噴射マニホルド
140 内部スリーブ
142 外部スリーブ
144 内部スリーブの入口
146 内部スリーブの出口
148 円周シールド
150 孔
152 外部スリーブの出口
156 燃料噴射器
158 円錐形の回転チャンバ
160 リングマニホルド
162 燃料−空気流

Claims (8)

  1. ガスタービンエンジン(10)用のデュアル燃料燃焼器(100)であって、
    前記デュアル燃料燃焼器(100)の前部端プレナム(72、122)内に配置された主予混合器と、
    前記前部端プレナム(72、122)内に、および前記予混合器の上流に配置され、前記予混合器の円周に沿って延在する少なくとも1つのドーナツ状の噴射マニホルド(132)を備えたデュアル燃料噴射システム(130)と、
    を備え、
    前記ドーナツ状の噴射マニホルド(132)が、
    ドーナツ状の外部スリーブ(142)であって、前記外部スリーブ(142)の内壁と外壁の間に内部スペースが規定される、外部スリーブ(142)と、
    前記内部スペース内に配置されるドーナツ状の内部スリーブ(140)と、
    を備え、
    前記噴射システム(130)が、前記デュアル燃料燃焼器(100)が気体燃料で動作する場合は前記予混合器の入口端の付近で前記気体燃料を噴射するように構成されており、
    前記噴射システム(130)が、前記デュアル燃料燃焼器(100)が液体燃料で動作する場合は前記予混合器の前記入口端の付近で前記液体燃料を気化して噴射するように構成され、
    前記噴射システム(130)が、前記外部スリーブ(142)を通り、前記内部スリーブ(140)内に延びる少なくとも1つの燃料噴射器を備える、
    デュアル燃料燃焼器(100)。
  2. 前記予混合器が、少なくとも1つの燃料チューブ(76、126)の付近に配置された複数のマイクロ混合器チューブ(74、124)を備えるマイクロ混合器(120)を備える、請求項1に記載のデュアル燃料燃焼器(100)。
  3. 前記内部スリーブ(140)が、前記内部スリーブ(140)内に前記液体燃料の流れを受け入れるように構成されており、
    前記外部スリーブ(142)が、前記液体燃料が前記内部スリーブ(140)内で気化するように空気流(20)を前記内部スリーブ(140)へ誘導するように構成され、
    前記外部スリーブ(142)が、前記外部スリーブ(142)を貫通しており、かつ前記空気流(20)を前記内部スリーブ(140)へ誘導するように構成された複数の孔(150)を備える、
    請求項1または2に記載のデュアル燃料燃焼器(100)。
  4. 前記外部スリーブ(142)が、前記前部端プレナム(72、122)内で前記ドーナツ状の噴射マニホルド(132)を支持し、
    前記内部スリーブ(140)が、
    前記内部スリーブ(140)の円周部に沿って延在する入口(144)と、
    前記内部スリーブ(140)の反対側の円周部に沿って延在する出口(146)と、
    前記入口(144)と前記出口(146)との間に延在する円周シールド(148)と、
    を備える、
    請求項1乃至のいずれかに記載のデュアル燃料燃焼器(100)。
  5. 前記少なくとも1つのドーナツ状の噴射マニホルド(132)が、外側のドーナツ状の噴射マニホルド(134)を備え、
    前記外側のドーナツ状の噴射マニホルド(134)が、前記予混合器の外周に沿って延在しており、
    前記予混合器の前記入口端の付近で半径方向内側に向かって前記気体燃料または前記液体燃料を噴射するように構成されている、
    請求項1乃至のいずれかに記載のデュアル燃料燃焼器(100)。
  6. 前記少なくとも1つのドーナツ状の噴射マニホルド(132)が、内側のドーナツ状の噴射マニホルド(136)を備え、
    前記内側のドーナツ状の噴射マニホルド(136)が、前記予混合器の内周に沿って延在しており、
    前記予混合器の前記入口端の付近で半径方向外側に向かって前記気体燃料または前記液体燃料を噴射するように構成されている、
    請求項1乃至のいずれかに記載のデュアル燃料燃焼器(100)。
  7. デュアル燃料燃焼器(100)を動作させる方法であって、
    前記デュアル燃料燃焼器(100)の前部端プレナム(72、122)内に配置されたデュアル燃料噴射システム(130)内に空気流(20)を誘導するステップと、
    前記噴射システム(130)内に液体燃料の流れを誘導するステップと、
    記噴射システム(130)内で前記液体燃料の流れを気化させるステップと、
    主予混合器の入口端の付近で気化した燃料の流れを噴射するステップと、
    を含み、
    前記燃料噴射システム(130)が、前記予混合器の円周に沿って延在する少なくとも1つのドーナツ状の噴射マニホルド(132)を備え、
    前記ドーナツ状の噴射マニホルド(132)が、
    ドーナツ状の外部スリーブ(142)であって、前記外部スリーブ(142)の内壁と外壁の間に内部スペースが規定される、外部スリーブ(142)と、
    前記内部スペース内に配置されるドーナツ状の内部スリーブ(140)と、
    を備え、
    前記噴射システム(130)が、前記外部スリーブ(142)を通り、前記内部スリーブ(140)内に延びる少なくとも1つの燃料噴射器を備える、
    方法。
  8. ガスタービンエンジンシステム(10)であって、
    圧縮機(15)と、前記圧縮機(15)と連通しているデュアル燃料燃焼器(100)
    と、
    前記デュアル燃料燃焼器(100)と連通しているタービン(40)と、
    を備え、
    前記デュアル燃料燃焼器(100)が、前記デュアル燃料燃焼器(100)の前部端プレナム(72、122)内に配置された主予混合器ならびに前記前部端プレナム(72、122)内に、および前記予混合器の上流に配置され、前記予混合器の円周に沿って延在する少なくとも1つのドーナツ状の噴射マニホルド(132)を備えたデュアル燃料噴射システム(130)を備え、
    前記ドーナツ状の噴射マニホルド(132)が、
    ドーナツ状の外部スリーブ(142)であって、前記外部スリーブ(142)の内壁と外壁の間に内部スペースが規定される、外部スリーブ(142)と、
    前記内部スペース内に配置されるドーナツ状の内部スリーブ(140)と、
    を備え、
    前記噴射システム(130)が、前記デュアル燃料燃焼器(100)が気体燃料で動作する場合は前記予混合器の入口端の付近で前記気体燃料を噴射するように構成されており、
    前記噴射システム(130)が、前記デュアル燃料燃焼器(100)が液体燃料で動作する場合は前記予混合器の前記入口端の付近で液体燃料を気化して噴射するように構成され、
    前記噴射システム(130)が、前記外部スリーブ(142)を通り、前記内部スリーブ(140)内に延びる少なくとも1つの燃料噴射器を備える、
    ガスタービンエンジンシステム(10)。
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