JP6464151B2 - 無線試験信号を用いて無線周波数無線信号送受信機を試験するためのシステム及び方法 - Google Patents

無線試験信号を用いて無線周波数無線信号送受信機を試験するためのシステム及び方法 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、「System and Method for Testing Radio Frequency Wireless Signal Transceivers Using Wireless Test Signals」と題される2013年3月15日出願の米国特許出願第13/839,162号の一部継続出願であり、かつ、「System and Method for Testing Radio Frequency Wireless Signal Transceivers Using Wireless Test Signals」と題される2013年3月15日出願の米国特許出願第13/839,583号の一部継続出願であり、これらの両者の内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本発明は、無線周波数(RF)無線信号送受信機の試験に関し、特に、RF試験信号の伝達のためにRF信号ケーブルを必要とすることなく、そのような装置を試験することに関する。
現代の電子装置の多くは、接続性と通信の両方の目的のために、無線技術を用いている。無線装置は電磁エネルギーを送受信するので、更に2つ以上の無線装置はそれらの信号周波数及びパワースペクトル密度によって互いの動作に干渉する可能性があるので、これらの無線装置及びその無線技術は、様々な無線技術規格仕様に準拠しなければならない。
そのような装置を設計する際、技術者は、そのような装置が、装置に含まれる無線技術を規定した規格に基づく仕様群のそれぞれの仕様を確実に満足、又は超越するように特別に取り計らう。更に、これらの装置が後に大量に製造される際、含まれる無線技術の規格に基づく仕様にそれらの装置が準拠していることを含めて、製造欠陥により不適切な動作を引き起こさないことを確実にするために、これらの装置は試験される。
これらの装置をその製造及び組立て後に試験するために、現行の無線装置試験システム(「試験器」)は、各装置から受信した信号を分析するサブシステムを採用している。そのようなサブシステムは、典型的には、少なくとも、装置に送信されることとなるソース信号を提供するベクトル信号発生器(VSG)と、装置によって生成された信号を分析するベクトル信号分析器(VSA)と、を備える。VSGによる試験信号の生成と、VSAによって行われる信号分析とは、様々な周波数範囲、帯域幅、及び信号変調特性で、様々な装置を、様々な無線技術の規格への準拠に関して試験するためにそれぞれが使用できるように、概ねプログラム可能である。
被試験デバイス(DUT)の較正及び性能検証試験は、典型的に、DUTと試験器とが電磁放射を介して通信する無線信号経路ではなく、RFケーブルなどの導電性信号経路を用いて実施される。したがって、試験器とDUTとの間の信号は、周囲の空間を通って放射されるのではなく、導電性信号経路を介して伝達される。そのような導電性信号経路を用いることにより、測定の再現性及び一貫性が確実になり、信号の伝達(送受信)における因子としてDUTの配置及び方位を排除することができる。
多入力多出力(MIMO)DUTの場合、何らかの形で、DUTの各入出力接続部に対して信号経路が設けられなければならない。例えば、3本のアンテナで動作するように意図されたMIMO装置に対して、3つの、ケーブルなどの導電性信号経路及び接続部が試験のために設けられなくてはならない。
しかし、導電性信号経路を用いることは、DUTと試験器との間でケーブルを物理的に接続及び、切断する必要があるために、各DUTを試験するのに必要な時間に多大な影響を与える。更に、MIMO・DUTの場合、試験の開始時と終了時の両方で、複数回、そのような接続及び切断動作を実施しなければならない。更に、試験中に伝達される信号は、通常意図される使用の場合のように周囲の空間を介して放射されないために、更に、DUTのためのアンテナ組立体が係る試験中に使用されないために、そのような試験は実際の動作をシミュレートしておらず、アンテナに起因するいかなる性能特性も試験結果に反映されていない。
代案として、試験は、ケーブルを介した電気伝導ではなく、電磁放射を介して伝達される試験信号を用いて実施することができる。これにより、試験ケーブルの接続及び切断が必要なくなるという利点があり、それによって、そのような接続及び切断に関連した試験時間が減少する。しかし、放射信号及び受信機アンテナが存在する「チャンネル」、すなわち、試験信号が放射され受信される周囲の空間は、別の場所で発生し周囲の空間に広がる他の電磁信号のせいで、信号干渉及び誤差を本質的に生じやすい。そのような信号は、DUTのアンテナによって受信されることとなり、また、信号反射のせいで各干渉信号源からのマルチパス信号を含むことがある。したがって、「チャンネル」の「状態」は典型的に、各アンテナ接続に対してケーブルなどの個々の導電性信号経路を用いる場合と比べて、乏しくなることとなる。
そのような外来の信号からの干渉を防止する、又は少なくとも大幅に低減するための1つの方法は、シールドエンクロージャを用いて、DUT及び試験器のために放射された信号のインターフェースを隔離することである。しかし、そのようなエンクロージャは典型的に、高い測定精度及び再現性を生成しなかった。これは、最も小さな電波暗室よりも小型のエンクロージャに対して特に当てはまる。加えて、そのようなエンクロージャは、DUTの配置及び方位に敏感である傾向があり、同様に、そのようなエンクロージャの内部で生成されたマルチパス信号の強め合う干渉及び弱め合う干渉に敏感である傾向がある。
したがって、無線信号送受信機、とりわけ無線MIMO信号送受信機を試験するシステム及び方法を有することであって、そのシステム及び方法において、放射電磁試験信号を用いることができ、それによって、実際のシステム動作をシミュレートし、並びにその一方では試験ケーブルを接続及び切断するのに必要になる試験時間を回避し、同時に、外部で生成された信号及びマルチパス信号効果による信号への干渉を回避することにより試験の再現性及び精度を維持することが所望されるであろう。
本発明に従って、ある方法により、無線周波数(RF)信号送受信機被試験デバイス(DUT)の無線試験を容易にすることができる。DUTを収容したシールドエンクロージャの内部の複数のアンテナを用いて、DUTから放射される1つのRF試験信号から得られる複数の無線のRF試験信号が捕捉され、それらの信号のそれぞれの信号位相が、合成RF信号を形成するために結合されるのに先立って制御される。このプロセスは、選択した数のRF信号周波数のそれぞれの対における信号パワーレベル間のパワーレベルの差異が、所定の最小値と最大値との間の値を有するまで繰り返され、それによって、シールドエンクロージャ内のマルチパス信号環境に補償を提供し、かつそれによってDUTの無線試験中に有線の試験信号経路をシミュレートする。
本発明の1つの実施形態に従って、無線周波数(RF)信号送受信機被試験デバイス(DUT)の無線試験を容易にする方法は、
複数のそれぞれのRF試験信号位相を有しており、かつ構造体の内部領域内に配置されたDUTから放射された共通RF試験信号に関連した、少なくとも一群の複数の無線のRF試験信号を受信することと、ここで、共通RF試験信号は、RF信号周波数範囲を定義している複数のRF信号周波数を含み、構造体は、内部領域及び外部領域を画定し、かつ、外部領域より発生する電磁放射から該内部領域を実質的に隔離するように構成され、
複数の位相制御されたRF信号を提供するために、複数のそれぞれのRF試験信号の少なくとも一部のそれぞれの位相を制御することと、
複数のRF信号周波数の各々1つにおいて、ある信号パワーレベルを有する合成RF信号を提供するために少なくとも該複数の位相制御されたRF信号同士を結合することと、
複数のRF信号周波数の一部のそれぞれの対における該信号パワーレベル同士の、複数のパワーレベルの差異の各々1つが、所定の最小値と最大値との間の値を有するまで、上記該受信すること、該制御すること、及び該結合することを繰り返すことと、を含む。
本発明の別の実施形態に従って、無線周波数(RF)信号送受信機被試験デバイス(DUT)の無線試験を容易にする方法は、
複数のそれぞれのRF試験信号位相を有しており、かつ構造体の内部領域内に配置されたDUTから放射された共通RF試験信号に関連した、少なくとも一群の複数の無線のRF試験信号を受信することと、ここで、共通RF試験信号は、RF信号周波数範囲を定義している複数のRF信号周波数を含み、構造体は、該内部領域及び外部領域を画定し、かつ、該外部領域より発生する電磁放射から該内部領域を実質的に隔離するように構成され、
複数の位相制御されたRF信号を提供するために、複数のそれぞれのRF試験信号のうち少なくとも一部のそれぞれの位相を制御することと、
合成RF信号を提供するために少なくとも該複数の位相制御されたRF信号同士を結合することと、
複数のRF信号周波数の一部の各々1つにおける合成RF信号のパワーレベルを測定することと、
複数のRF信号周波数の一部のそれぞれの対における信号パワーレベル同士の、複数のパワーレベルの差異を算出することと、
該複数のパワーレベルの差異の少なくとも一部の各々が所定の最小値と最大値との間の値を有するまで、上記該受信すること、該制御すること、及び該結合することを繰り返すことと、を含む。
図1は、無線信号送受信機のための典型的な動作環境及び可能な試験環境を示す図である。 図2は、導電性試験信号経路を用いた、無線信号送受信機のための試験環境を示す図である。 図3は、導電性信号経路を用いた、MIMO無線信号送受信機のための試験環境と、係る試験環境のためのチャンネルモデルと、を示す図である。 図4は、放射された電磁信号を用いたMIMO無線信号送受信機のための試験環境と、係る試験環境のためのチャンネルモデルと、を示す図である。 図5は、MIMO・DUTを、放射された電磁試験信号を用いて試験することができる、例示的な実施形態に従った試験環境を示す図である。 図6は、放射された電磁試験信号を用いて、シールドエンクロージャの内部でDUTを試験する試験環境を示す図である。 図7は、マルチパス信号効果を低減したシールドエンクロージャ内で、放射された電磁試験信号を用いて無線DUTを試験する試験環境の例示的な実施形態を示す図である。 図8は、マルチパス信号効果を低減したシールドエンクロージャ内で、放射された電磁試験信号を用いて無線DUTを試験する試験環境の例示的な実施形態を示す図である。 図9は、図7及び図8の試験環境において使用するための、例示的な実施形態に従った、シールドエンクロージャの物理的な表現を示す図である。 図10は、放射された電磁試験信号を用いてDUTを試験することができる、例示的な実施形態に従った試験環境を示す図である。 図11は、放射された電磁試験信号を用いてDUTを試験することができる、例示的な実施形態に従った別の試験環境を示す図である。 図12は、図11の試験環境を用いてDUTを試験するための、例示的なアルゴリズムを示す図である。 図13は、放射された電磁試験信号を用いてDUTを試験することができる、例示的な実施形態に従った別の試験環境を示す図である。 図14は、図13の試験環境を用いてDUTを試験するための、例示的なアルゴリズムを示す図である。 図15は、放射された電磁試験信号を用いてDUTを試験することができる、例示的な実施形態に従った別の試験環境を示す図である。 図16は、図15の試験環境を用いてDUTを試験するための、例示的なアルゴリズムを示す図である。 図17は、例示的な実施形態に従って、補償に先立って、定義された周波数範囲に亘ってDUTにより送信された試験信号を示す図である。 図18は、図10、図11、図13、及び図15の試験環境のための例示的な位相シフト値を示すとともに、例示的な実施形態に従った、補償の前後の、図17の一掃された試験信号を示す図である。 図19は、図18に示されるように補償を実行するための例示的なアルゴリズムを示す図である。 図20は、例示的な実施形態に従って、複数の試験信号移相を用いた補償を用いて無線DUTを試験するための、別の試験環境を示す図である。 図21は、追加の例示的な実施形態に従って、補償のための追加の試験信号利得調整を伴った、図20の試験環境を示す図である。
以下の発明を実施するための形態は、添付の図面を参照して行う、本発明の例示的な実施形態である。このような説明は、例証となることを意図しており、本発明の範囲について限定するものではない。このような実施形態は、当業者が対象となる発明を実施することが可能になるように、十分詳細に記載されており、また、他の実施形態が、対象となる発明の思想又は範囲から逸脱することなく、変形例を伴って実施され得ることが、理解されるであろう。
本開示を通じて、文脈からの矛盾に対する明示がない限り、記載されるところの個々の回路素子の数は、単数でも又は複数でもよいことが理解されるであろう。例えば、「回路(circuit)」という用語及び「回路(circuitry)」という用語は、単一の構成要素又は複数の構成要素のどちらかを含んでもよく、これらは能動型及び/又は受動型のどちらかであってもよく、記載した機能を提供するために、互いに接続、又はそうでなければ(例えば、1つ以上の集積回路チップとして)結合されている。加えて、「信号」という用語は、1つ以上の電流、1つ以上の電圧、又はデータ信号を指すことができる。図面内で、同様の又は関連する要素は、同様の又は関連するアルファベット、数字、又は英数字の識別子を有することとなる。更に、本発明を、(好ましくは1つ以上の集積回路チップの形態における)別々の電子回路を用いた実装という文脈の中で論じられているが、そのような回路の任意の部分の機能は、処理すべき信号周波数又はデータレートに応じて、1つ以上の適切にプログラムされた処理装置を用いて、代替的に実装されてもよい。更に、図面が様々な実施形態の機能ブロックの図を示す範囲において、この機能ブロックは、必ずしもハードウェア回路同士の区分を示すものではない。
図1に示されているように、(少なくとも実際上の動作をシミュレートすることに関して、)無線信号送受信機のための典型的な動作環境、及び理想的な試験環境は、試験器100及びDUT 200を無線で通信させるだろう。典型的に、試験制御器10の何らかの形態(例えば、パーソナルコンピュータ)が、有線の信号インターフェース11a、11bを介して、試験器100及びDUT 200と試験コマンド及びデータを交換するために使用されることとなる。試験器100及びDUT 200はそれぞれ、それぞれ1つのアンテナ102、202(又は、MIMO装置については1つ以上)を有し、これらのアンテナは、導電性信号コネクター104、204(例えば、同軸ケーブル接続部(それらの多くの種類は、当該分野で周知である。))を経由して接続している。試験信号(ソース及び応答)が、アンテナ102、202を介して、試験器100とDUT 200との間で無線で伝達される。例えば、DUT 200の送信(TX)試験の間、電磁信号203がDUTアンテナ202から放射される。アンテナ放射パターンの指向性に応じて、この信号203は、多数の方向に放射し、結果として入射信号成分203i及び反射信号成分203rが試験器アンテナ102によって受信されることになる。上述したように、これらの反射信号成分203rは、マルチパス信号効果の生成物並びに別の場所(図示せず)で発生した他の電磁信号である場合が多いが、強め合う信号干渉及び弱め合う信号干渉を結果として引き起こし、それによって、信頼性及び再現性のある信号受信及び試験結果が妨げられる。
図2に示されているように、そのような信頼性のない試験結果を回避するために、RF同軸ケーブル106などの導電性信号経路を用いて、試験器100及びDUT 200のアンテナコネクター104、204が接続され、試験器100とDUT 200との間で試験信号を伝達するための、一貫し、信頼性があり、かつ再現性がある導電性信号経路が設けられている。しかし、上述したように、こうすると、試験の前後にケーブル106を接続したり切断したりするのに必要な時間により、全体的に試験時間が増加する。
図3に示されているように、MIMO・DUT 200aを試験する場合、試験ケーブルを接続したり切断したりするための追加の試験時間が一層長くなる。このような場合、試験器100a内部のRF信号源110(例えば、VSG)からのRF試験信号を、DUT 200a内部のRF信号受信機210によって受信することも伝達可能となるように、対応する試験器104コネクター及びDUT 204コネクターを接続するために、複数の試験ケーブル106が必要になる。例えば、典型的な試験環境において、MIMO装置を試験する試験器は、対応する1つ以上のRF試験信号111a、111b、...、111n(例えば、可変な信号パワー、パケット内容、及びデータレートを有するパケットデータ信号)を提供する1つ以上のVSG 110a、110b、...、110nを有することとなる。それぞれの試験器104a、104b、...、104nコネクター、及びDUT 204a、204b、...、204nコネクターを介して接続された、それらの対応する試験ケーブル106a、106b、...、106nが、これらの信号を伝達し、DUT 200a内部の対応するRF信号受信機210a、210b、...、210nに対して、受信されたRF試験信号211a、211b、...、211nを提供する。したがって、試験ケーブル106の数に対応する係数n分、これらの試験ケーブル106を接続したり切断したりするのに必要な追加の試験時間が増加し得る。
上述されたように、試験器100aとDUT 200aとを接続するために試験ケーブルを用いることには、一貫し、信頼性があり、かつ再現性のある試験接続を設けるという利点がある。当分野で周知されているように、これらの試験接続部107は、対角行列20によって特徴付けられる信号チャンネルHとしてモデル化することができ、この行列において、対角行列の要素22は、それぞれの信号チャネル特性(例えば、それぞれの試験ケーブル106についての信号経路導電性、又は損失)について、直接結合係数(direct-coupled coefficients)h11、h22、...、hnn(hij、但し、i=j)に対応する。
図4に示されているように、1つ以上の例示的な実施形態に従って、導電性の、すなわち有線のチャネル107(図3)は、試験器100aとDUT 200aとの間の無線信号インターフェース106aに対応する、無線チャンネル107aに置き換えられている。上述のとおり、試験器100a及びDUT 200aは、アンテナ102、202のそれぞれの配列を介して、試験信号111、211を通信する。この種の試験環境においては、信号チャンネル107aはもはや対角行列20によっては表わされず、その代わり、対角22から離れた、1つ以上のゼロではない交差結合係数(cross-coupled coefficients)24a、24b(hij、但しi≠j)を有する、行列20aによって表わされる。当業者によって容易に理解されるように、これは、チャンネル107aにおいて利用可能な複数の無線信号経路による。例えば、理想的には各DUTコネクター204がそれに対応する試験器コネクター104からの信号のみを受信する、ケーブル接続信号環境とは異なっている。この無線チャンネル107aにおいて、第1のDUTアンテナ202aは、例えば、チャンネルH行列係数h11、h12、...、h1nに対応する、全ての試験器アンテナ102a、102b、...、102nによって放射された試験信号を受信する。
公知の原理に従って、チャンネル行列Hの係数hは、RF試験信号の送受信に影響を与えるチャンネル107aの特性に対応する。集合的に、これらの係数hがチャンネル条件数k(H)を定義するが、このk(H)は、次式によって表わされるように、H行列のノルムとH行列の逆行列のノルムの積である。
k(H)=││H││││H−1││
これらの係数に影響を及ぼす因子は、チャンネル条件数を、測定誤差を生じ得るように変更することができる。例えば、不十分に条件付けられたチャンネルにおいては、小さな誤差が試験結果中に大きな誤差をもたらし得る。チャンネル数が少ない場合、チャンネル中の小さな誤差は、受信(RX)アンテナにおいて小さな測定値を生成し得る。しかし、チャンネル数が多い場合、チャンネル中の小さな誤差は、受信アンテナにおいて大きな測定誤差をもたらし得る。チャンネル条件数k(H)はまた、DUTの試験環境(例えば、シールドエンクロージャ)内部のDUTの物理的な配置及び方位に敏感であり、かつ、DUTの様々なアンテナ204の方位に敏感である。したがって、たとえもし、他の場所で発生し又は反射を通じて到来し、受信アンテナ204に入射する、外来の干渉信号が無い場合でも、再現性のある正確な試験結果が得られる見込みは低くなる。
図5に示されているように、1つ以上の例示的な実施形態に従って、試験器100aとDUT 200aとの間の試験信号インターフェースは無線であってもよい。DUT 200aが、シールドエンクロージャ300の内部301内に載置されている。このようなシールドエンクロージャ300は、例えば、構造的に又は少なくとも効果においてファラデーケージに類似した金属のエンクロージャとして、実装することができる。これにより、エンクロージャ300の外部領域302から発生した放射信号から、DUT 200aを隔離する。例示的な実施形態に従って、エンクロージャ300の幾何形状は、エンクロージャが閉鎖終端の導波路として機能するようなものとする。
他の場所、例えばエンクロージャ300の内部又は対向する内部表面302上に配置されているのは、複数の(n個の)アンテナ配列102a、102b、...、102nであり、これらのアンテナの各々が、試験器100a内部の試験信号源110a、110b、...、110nから発生している、(以下で更に詳細を説明する)複数の位相制御されたRF試験信号103a、103b、...、103nを放射している。各アンテナ配列が、複数の(M個の)アンテナ素子を含む。例えば、第1のアンテナ配列102aが、m個のアンテナ素子102aa、102ab、...、102amを含む。これらのアンテナ素子102aa、102ab、...、102amの各々は、それぞれのRF信号制御回路130aによって提供される、それぞれの位相制御RF試験信号131aa、131ab、...、131amによって駆動される。
第1のRF信号制御回路130aの例において示されるように、第1のRF試験信号源110aからのRF試験信号111aは、信号の大きさ制御回路132によって、信号の大きさが増大(例えば増幅)されたり、又は縮小(例えば、減衰)されたりする。結果として得られる大きさが制御された試験信号133が、信号複製回路134(例えば、信号分配器)によって複製される。結果として得られる大きさが制御され複製されたRF試験信号135a、135b、...、135mが、それぞれの位相制御回路136a、136b、...、136mによって、それぞれの信号の位相を制御(例えば、シフト)された状態にし、大きさ及び位相が制御された信号131aa、131ab、...、131amを生成し、アンテナ配列102aのアンテナ素子102aa、102ab、...、102amを駆動する。
残りのアンテナ配列102b、...、102n及びそれらのぞれぞれのアンテナ素子が、対応するRF信号制御回路130b、...、130mによって、同様の方法で駆動される。これにより、上述したように、チャンネルH行列に従って、DUT 200aのアンテナ202a、202b、...、202nへの伝達及びこれらのアンテナによる受信のために、対応する数の合成放射信号103a、103b、...、103nを生成する。DUT 200aは、対応する受信試験信号211a、211b、...、211mを処理し、これらの受信信号の特性(例えば、大きさ、相対的な位相など)を示す、1つ以上の帰還信号201aを提供する。これらの帰還信号201aは、RF信号制御回路130内部の制御回路138に提供される。この制御回路138は、大きさ制御回路132及び位相制御回路136に対して、制御信号137、139a、139b、...、139mを提供する。したがって、閉ループ制御経路が設けられ、それによって、DUT 200aによる受信のために、試験器100aからの個々の放射信号の利得及び位相制御が可能になる。(あるいは、この制御回路130は、試験器100aの一部として含むことができる。)
公知のチャンネル最適化技術に従って、チャンネル条件数k(H)を最小化し、かつ、各DUTアンテナ202において測定されるようにおおよそ等しい大きさを有する受信信号を生成するように、放射信号の大きさ及び位相を変更することにより、制御回路138は、DUT 200aからのこの帰還データ201aを使用して最適なチャンネル条件を達成する。これにより、通信チャンネルが生成され、この通信チャンネルを通じて、放射信号が、導電性信号経路(例えば、RF信号ケーブル)を用いて生成された試験結果に実質的に匹敵する試験結果を生成することとなる。
RF信号制御回路130の制御回路138によるこの動作は、連続する送信及びチャンネル条件帰還事象に続いて、アンテナ配列102a、102b、...、102nの各々について信号の大きさ及び位相を変更し、最適化されたチャンネル条件数k(H)を反復して達成することとなる。一旦そのような最適化されたチャンネル条件数k(H)が達成されると、対応する大きさ及び位相の設定値を保持することができ、ちょうどケーブル接続された試験環境において実行されることになるように、その後は、試験器100a及びDUT 200aは一連の試験において継続することができる。
実際には、基準DUTを、上述した反復プロセスを通じたチャンネル条件の最適化において使用するために、シールドエンクロージャ300内部の試験設備内に載置することができる。その後は、同一設計の更なるDUTを、DUT毎にチャンネル最適化を実行する必要なしに、連続的に試験することができる。なぜなら、エンクロージャ300の制御されたチャンネル環境において発生する経路損失の差異は、十分に、通常の試験の許容範囲内にあるべきであるからである。
更に図5に示されているように、例えば、最初の送信がモデル化されてチャンネル条件数13.8dbを生成し、係数h11及びh22の大きさはそれぞれ−28db及び−28.5dbであった。チャンネルHについての大きさ行列(magnitude matrix)は、以下の通り表わされるであろう。
Figure 0006464151
大きさ及び位相の反復調節の後、上述したように、チャンネル条件数k(H)は、2.27dbに減少し、係数h11及びh22の振幅はそれぞれ−0.12db及び−0.18dbとなり、以下の通りチャンネルの大きさ行列を生成する。
Figure 0006464151
これらの結果は、ケーブル接続された試験環境の結果に匹敵し、それによって、このような無線試験環境が同等の精度の試験結果を提供可能であることを示唆している。ケーブル接続された信号経路を接続及び切断する時間を除去することにより、かつ、利得及び位相の調節時間の低減を考慮することにより、全般的な受信信号試験時間は大幅に低減される。
図6に示されているように、チャンネル条件に対するマルチパス信号効果の影響がより良く理解できる。上述したように、エンクロージャ300の内部301内に一旦配置されると、DUT 200aは、送信試験の間、各アンテナ202aから電磁信号203aを放射する。この信号203aは、試験器100aのアンテナ102aから外に向かい、遠くへ放射する成分203b、203cを含む。しかし、これらの信号成分203b、203cはエンクロージャ300の内部表面304、306で反射されて、反射信号成分203br、203crとして到来し、マルチパス信号条件に応じて、強め合うように又は弱め合うように、主たる入射信号成分203aiと結合する。上述したように、干渉の強め合い及び弱め合いの性質に応じて、試験結果は概ね、適切な較正及び性能検証に用いるのに信頼性がなく、不正確となる傾向があるであろう。
図7に示されているように、例示的な実施形態に従って、RF吸収材料320a、320bが反射表面304、306に配置されている。結果として、反射信号成分203br、203crが大幅に減衰し、それによって、強め合うにせよ又は弱め合うにせよ、入射主信号成分203aiとより小さく干渉するようになる。
追加のRF信号制御回路150が、エンクロージャ300aの内部301内又は内部表面302上に搭載されたアンテナ配列102aと試験器100aとの間で使用するために、含まれてもよい。(あるいは、この追加の制御回路150は、試験器100aの一部として含まれてもよい。)アンテナ素子102aa、102ab、...、102amに入射する放射信号は、受信信号103aa、103ab、...、103amを生成し、制御システム156によって提供される1つ以上の位相制御信号157a、157b、...、157mに従って制御される、位相制御素子152a、152b、...、152mを有する位相制御回路152によってそれぞれの信号位相が制御(例えば、シフト)された状態となる。結果として得られる位相制御信号153は、信号結合器154において結合され、試験器100aに対して受信信号155aを提供し、かつ、制御システム156に対して帰還信号155bを提供する。制御システム156は、閉ループ制御網の一部としてこの帰還信号155bを処理し、必要に応じて、合成受信信号103aa、103ab、...、103amのそれぞれの位相を調節し、エンクロージャ300aの内部領域301に関連した、見かけ上の信号経路損失を最小化する。この閉ループ制御網はまた、DUT 200aの配置又は方位がエンクロージャ300a内部で変化した場合に、これらのアンテナ102a及び位相制御回路152によって利用可能状態にされたフェーズドアレイを、システムが再構成できるようにする。結果として、この帰還ループを用いた経路損失の最小化に続いて、エンクロージャ300a内部の放射信号環境を用いた、試験器100aへのDUT信号203aの正確で再現性のある伝達を達成することができる。
図8に示されているように、DUT受信信号試験について、正確で再現性のある試験結果の生成において、類似の制御及び改善を達成することができる。この場合、試験器100aによって提供される試験信号111aが、信号結合器/分配器154によって複製され、アンテナ素子102aa、102ab、...、102amによって放射される前に、複製された試験信号153のそれぞれの位相が、必要に応じて位相制御回路152によって調節される。前の場合におけるように、反射信号成分103br、103crは、大幅に減衰し、主入射信号成分103aiとの強め合う干渉及び弱め合う干渉が低減されることになる。DUT 200aからの1つ又は2つ以上の帰還信号203aが、複製された試験信号153の位相を制御するのに必要な情報を制御システム156に提供し、エンクロージャ300aの内部301に関連した見かけ上の信号経路損失を最小化し、それによって、一貫した再現性のある信号経路損失条件を確立する。
図9に示されているように、1つ以上の例示的な実施形態に従って、シールドエンクロージャ300bを、図示するように実質的に実装することができる。上述したように、試験器アンテナ配列102a、102b、...、102n(図5)が位置する内部表面302を含有する、又はこれに対向する、内部領域301bの反対側である、エンクロージャ300bの内部301の一端301dにDUTを配置することができる。RF吸収材料320に囲まれた導波路空洞を形成する内部領域301aが間にある。
上述したように、かつ以下で更に詳細に説明するように、システム及び方法の例示的な実施形態が、無線DUTのケーブル不要の試験を可能にし、同時に、複数の経路効果を補償し、信号経路損失の制御を最適化する。アンテナ配列と同様に、制御システムと共に使用される複数のアンテナによって、シールドエンクロージャ内部の放射信号環境を用いながら、通常は導電性信号経路環境に関連した安定して再現性のある信号経路損失環境を模倣するように、アンテナ素子に提供される試験信号の位相を調節することを可能にする。移相器の調節に必要な時間が全般的な試験時間の一部であるとはいえ、そのような調節時間は、試験ケーブルを接続したり、切断したりするのに必要な時間より大幅に少なく、また、アンテナ素子を含む実際の試験という追加の利点をもたらす。
更に、以下でより詳細に説明されるように、例示的な実施形態は、無線DUTのケーブル不要の試験を提供し、同時に、米国電気電子学会(IEEE)規格802.11acによって規定されるような、160メガヘルツ(MHz)の広域信号などの広帯域幅を有する信号について、試験ケーブルなどの導電性信号経路を用いた試験と同一基準の、試験精度及び再現性のある測定を達成する。アンテナ素子に提供される試験信号の位相を調節することにより、遮蔽された試験エンクロージャ内部で受信されている広帯域信号について、実質的に平坦な信号応答を生成することができる。一旦、個々のアンテナ素子を駆動している個々の試験信号位相が、そのような平坦な信号応答環境を生成するように調節されると、広帯域信号を用いた試験が、まるでケーブル接続された試験環境にあるかのように、更なる調節を必要とせずに進行することができる。シールドエンクロージャ内部のDUTの配置がチャンネル応答の平坦さに影響し得るものの、そのような配置感度は、根底にある信号規格(例えば、IEEE 802.11ac)によって規定される測定の許容範囲内に十分に含まれることが判っている。
尚、更に、例示的な実施形態に従って、そのようなケーブル不要の試験は、同じシールドエンクロージャ内部の複数のDUTに対して同時に実施することができる。複数のアンテナ素子を駆動している試験信号の位相及び大きさを適切に制御し調節することにより、シールドエンクロージャ内の放射試験信号環境を用いて、導電性信号経路の低クロストーク信号環境をエミュレートすることができる。一旦、アンテナ素子を駆動している試験信号の位相及び利得(又は減衰)が例示的な実施形態に従って調節されると、複数のDUTのアンテナにおいて受信された信号が、ケーブル接続された信号経路を用いて受信された信号と同等になる。例えば、これは、チャンネル行列の交差結合係数を最小化すると同時に直接結合係数を最大化する(例えば、直接結合係数と交差結合係数との間に、少なくとも10デシベルの差異を生成する)ことにより達成される。
図10に示されているように、例示的な実施形態に従って、DUT 200aが送信信号試験のためにシールドエンクロージャ300内部に配置されている。アンテナ202aを介して送信されたDUT試験信号203aが、複数のアンテナ素子102a、102b、...、102nによって受信される。結果として得られる受信信号105a、105b、...、105nは、それぞれの信号の位相を、それぞれの位相制御回路236a、236b、...、236nによって制御され調節された状態にする。
幾つかの例示的な実施形態に従って、結果として得られる位相制御された試験信号237a、237b、...、237nが、(以下でより詳細を説明される)制御システム242及び信号結合回路234へと伝達される。制御システム242は、位相制御回路236a、236b、...、236nに対して、位相制御信号243a、243b、...、243nを提供する。結合(例えば、合計)された位相制御試験信号237a、237b、...、237nが、VSA(図示せず)などによる下流分析のために、合成試験信号235を生成する。
他の実施形態に従って、位相制御された試験信号237a、237b、...、237nが、信号結合器234において結合されて、合成試験信号235を生成する。合成試験信号235は、(以下でより詳細を説明される)別の制御システム244に伝達され、次いで、この制御システム244は、位相制御回路236a、236b、...236nに対して位相制御信号245a、245b、...、245nを提供する。
図11に示されているように、1つの例示的な実施形態に従って、インライン制御システム242が位相制御された試験信号237a、237b、...、237nのそれぞれのパワーレベルを測定するために、パワー測定回路242aa、242ab、...、242anを含む。それぞれの試験信号パワーレベルを示す、結果として得られるパワー測定信号243aa、243ab、...、243anが、例えばデジタル信号処理装置(DSP)の形態における、制御回路242bに提供され、次いで、制御回路242bが、位相制御回路236a、236b、...、236nに対して、適切な位相制御信号243ba、243bb、...、243bnを提供する。
図12に示されているように、例示的な実施形態に従って、図11の試験環境の動作410が図示のように進行することができる。まず、移相器236a、236b、...、236nが初期化され(411)、ここで、全ての位相シフト値が、共通の基準位相値又は個々の基準位相値に設定される。次に、位相制御された信号237a、237b、...、237nのパワーレベルが測定される(412)。次に、測定されたパワー値が合計され(413)、累加測定信号パワーが、前回の累加測定信号パワーと比較される(414)。現在の累加測定パワーが前回の累加測定パワーより大きい場合、現在の位相シフト値及び累加測定パワーが記憶され(415)、これに続いて、これらの記憶された値が所望の基準(例えば、最大化された累加測定パワー)に対して比較される(416)。そのような基準が満たされる場合、試験信号位相の調節は終了する(417)。そうでない場合、試験信号位相の調節は続行する。
同様に、現在の累加測定パワーが前回の累加測定パワーより大きくない場合(414)、試験信号の調節は続行する。したがって、移相器236a、236b、...、236nが調節され(418)、例えば遺伝的アルゴリズム(GA)又は粒子群アルゴリズム(PSA)に従って、受信試験信号105a、105b、...、105nに、位相シフト値の別の組み合わせ又は順列を与える。これに続いて、パワーの測定(412)、合計(413)、比較(414)が、所望の基準を満たすまで繰り返される。
図13に示されているように、別の例示的な実施形態に従って、代替的な下流制御システム244(図10)は、パワー測定回路244a(例えば、VSA)及び制御回路244b(例えば、DSP)を含む。制御回路244bにパワー測定データ245aを提供するパワー測定回路244aによって、合成信号235のパワーレベルが測定される。次いで、制御回路244bが、移相器236a、236b、...、236nに適切な位相制御信号245ba、245bb、...、245bnを提供する。
図14に示されているように、図13の試験環境の動作420が図示されるように進行することができる。まず、移相器236a、236b、...、236nが、1つ又は2つ以上のそれぞれの位相シフト値に予め設定されることにより初期化される(421)。次に、合成信号235のパワーレベルが測定され(422)、これに続いて、現在の測定パワーが前回の測定パワーレベルと比較される(423)。現在の測定パワーレベルが、前回の測定パワーレベルより大きい場合、現在の位相シフト値及び測定パワーが記憶され(424)、所望の基準(例えば、最大化された測定パワーレベル)を満たすかどうか判定する(425)ために用いられる。満たす場合、位相調節は終了する(426)。満たさない場合、位相調節は続行する。
同様に、現在の測定パワーが前回の測定パワーより大きくない場合、位相調節は続行する。したがって、最適化アルゴリズム(例えば、GA又はPSA)に従って、移相器236a、236b、...、236nが調節され、受信試験信号105a、105b、...、105nに、位相シフト値の別の集合を与える。
図15に示されているように、別の例示的な実施形態に従って、インライン制御システム242(図10)は、位相検出回路242ca、242cb、...、242cn及び制御回路242d(例えば、DSP)を含む。位相検出器242ca、242cb、...、242cnは、位相制御された信号237a、237b、...、237nのそれぞれの信号位相を検出し、制御回路242dに、対応する位相データ243ca、243cb、...、243cnを提供する。このデータに基づいて、制御回路242dは、移相器236a、236b、...、236nに適切な位相制御信号243da、243db、...、243dnを提供する。
図16に示されているように、図15の試験環境の動作430は、図示されるように進行することができる。まず、移相器236a、236b、...、236nは、1つ以上のそれぞれの位相シフト値にあることにより初期化される(431)。次に、位相制御された信号237a、237b、...、237nのそれぞれの位相が、(例えば、共通の、又は基準信号位相に関して)測定される(432)。
次に、測定された試験信号位相に基づいて、移相器236a、236b、...、236nの位相調節が、最適化された位相シフト値に従って設定される(433)。これに続いて、合成信号235のパワーレベルが測定され(434)、所望の合成信号パワーレベルが達成されたことを確認し、これに続いて、位相調節が終了する(435)。
図17に示されているように、シールドエンクロージャ300(例えば、図6)内部で700から6000MHzまでの範囲の周波数に対して良好な応答を有する広帯域アンテナ202aからの一定のパワーでDUT 200aから放射された、例示的な受信信号203が、図示するように実質的に現れるであろう。容易に理解されるように、シールドエンクロージャ300内部に存在する豊富なマルチパス信号環境のための、そのパワープロファイルは平坦ではないこととなる。IEEE規格802.11acに従って通信するパケットデータ信号の場合、5000から5160MHzまでの160MHz幅の周波数帯域が特に重要である。観察されるように、この周波数帯域511の内部で、信号203のプロファイルの拡大された部分510において観察されるように、受信信号がおよそ25デシベル(dB)のパワー変動を表示している。例示的な実施形態に従って、複数のアンテナ素子を駆動している試験信号の位相を制御するための複数の移相器と共に、上述したような試験環境を用いて、このプロファイルを、対象の周波数帯域511に亘って、実質的に平坦になるように補償することができる。
図18に示されているように、1つの例示的な実施形態に従って、このことが、複数(例えば、16個)のアンテナ素子102及び対応する移相器236を用いて達成できる。例えば、(以下でより詳細に説明される)最適化アルゴリズムを用いて、かつ、0度、90度、180度、及び270度の直角位相調節のみを用いて、最適な平坦応答状態523を達成することが可能である。観察することができるように、補償に先立って、応答プロファイル522が、この例示的な試験信号の160MHz帯域幅511に亘って、5dBより大きく変動している。更に、アンテナ配列が、5080MHzの周波数中間点におけるパワーレベルに対して最適化される場合でさえ、上段のグラフ521において示すように、受信信号の変動は依然としておよそ5dBである。しかし、複数の位相調節器236a、236b、...、236pが適切に調節される場合、直角位相調節のみに限定されるものの、0.5dB以下で変動する応答プロファイル523を達成することが可能である。
図19に示されているように、図示されるように、図18で示された補償は、プロセス440を用いて達成することができる。まず、所望の信号帯域幅内の周波数の数が定義され(441)、これに続いて、移相器に対する位相シフト値の初期集合が定義される(442)。次いで、移相器がそのように定義された位相値を用いて設定され(443)、各周波数においてパワーが測定される(444)。次に、定義された周波数の複数の対における測定パワー同士の差異が、計算され(445)、かつ、定義された最大のパワーの差異と算出されたパワーの差異の合計との間の差異に等しい関数Fの評価(446)のために合計される。
現在の算出された関数Fcurrentが、以前の算出された関数Foldよりも大きい場合、移相器の値が保持され(448)、所望の条件を満たす(例えば、最大化された算出関数Fが達成された)かどうかが判定される(449)。満たす場合、位相調節は終了する(450)。満たさない場合、位相調節は続行する。同様に、現在の算出された関数Fcurrentが以前の算出された関数Foldよりも大きくない場合、位相調節は続行する。これらの位相調節は、移相器の値の別の集合を定義する(451)こと、並びに位相を調節する工程(443)、パワーを測定する工程(444)、パワーの差異を算出する工程(445)、及び算出された関数Fを求める工程(446)を繰り返すことにより、続行する。このプロセスは、条件を満たす(449)まで繰り返される。
図20に示されているように、例示的な実施形態に従って、複数の無線DUTのケーブル不要試験を実施する場合、シールドエンクロージャ300内部の交差結合信号の前後関係の中で、同様の補償を達成することができる。(本例の目的のために、2つのDUT 200a、200bが、2つのアンテナ配列235a、235bを用いて試験されることになっている。しかし、他の数のDUT及びアンテナ配列を同様に用いることができることが、容易に理解されるであろう。更に、別々の「DUT」200a、200bとして本明細書に示されるものは、単一のMIMO・DUT 200の内部のそれぞれの受信機であってもよいことが、容易に理解されるであろう。)上述したように、信号源(例えば、VSG)110が試験信号111を提供し、この試験信号111が、信号分配器234を用いて複製され、アンテナ配列235のアンテナ素子102を駆動するために、複数の移相器231を用いた位相シフトのための複製試験信号235を提供する。これらのアンテナ配列235a、235bが、(例えば、上述のような)チャンネル行列Hの直接結合係数及び交差結合係数に対応した、放射信号成分103aa、103ab、103ba、103bbを提供する。これらの信号成分103aa、103ab、103ba、103bbが、DUT 200a、200bのアンテナ202a、202bによって受信される。DUT 200a、200bによって受信信号データ201a、201bが制御システム206(例えば、DSP)に提供され、次いで、この制御システム206が、アンテナ配列235a、235bのアンテナ素子102aa、...、102am、102ba、...、102bmから放射されることになる信号の位相を制御するために、移相器236aa、...、236am、236ba、...、236bmに対して適切な位相制御信号207ap、207bpを提供する。
放射された信号の位相を反復して調節することにより、上述したように、直接結合チャンネル行列H係数103aa、103baを最大化することができ、交差結合係数103ab、103bbを最小化することができる(例えば、最終的な交差結合係数が、理想的に、直接結合係数より10dB超小さくなる)。
図21を参照すると、別の例示的な実施形態に従って、DUT 200a、200bへ送信するために複製された試験信号111a、111bの大きさを制御するために、利得制御信号207ag、207bgを提供するべく、制御システム206を更に構成することができる。これらの信号の大きさは、信号利得段(例えば、可変の利得増幅器、又は信号減衰器)232a、232bを制御することによって制御することができる。これにより、チャンネル行列Hの直接結合係数103aa、103ba及び交差結合係数103ab、103bbの相対的な大きさを更に最適化するのに、有益に備えることができる。例えば、直接結合係数103aa、103baの大きさを規格化することができ、一方で、交差結合係数103ab、103bbの十分な減衰を依然として維持する(例えば、10dB以上)。
本発明の構造及び動作方法における、様々な他の変更例及び変形例が、本発明の範囲及び趣旨から逸脱することなく当業者には明らかとなるであろう。本発明は、特定の好ましい実施形態に関連して説明されたが、本発明は、そのような特定の実施形態に不当に限定されるべきではないことが、理解されるべきである。以下の特許請求の範囲が本発明の範囲を定義すること、かつ、これらの特許請求の範囲及びその均等物の範囲内の構造及び方法がそれによって包含されていること、が意図されている。

Claims (12)

  1. 無線周波数(RF)信号送受信機被試験デバイス(DUT)の無線試験を容易にする方法であって、
    複数のそれぞれのRF試験信号位相を有しており、かつ構造体の内部領域内に配置されたDUTから放射された共通RF試験信号に関連した、少なくとも一群の複数の無線のRF試験信号を受信することであって、前記共通RF試験信号は、RF信号周波数範囲を定義している複数のRF信号周波数を含み、前記構造体は、前記内部領域及び外部領域を画定し、前記外部領域より発生する電磁放射から前記内部領域を実質的に隔離するように構成されることと
    複数の位相制御されたRF信号を提供するために、前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち少なくとも一部のそれぞれの位相を制御することと、
    前記複数のRF信号周波数の各々1つにおいて、ある信号パワーレベルを有する合成RF信号を提供するために、少なくとも前記複数の位相制御されたRF信号同士を結合することと
    前記複数のRF信号周波数のうち一部のそれぞれの対における前記信号パワーレベル間の、複数のパワーレベルの差異の合計が、所定の最小値と最大値との間の値を有するまで、前記受信すること、前記制御すること、及び前記結合することを繰り返すことと、を含む、方法。
  2. 複数のそれぞれのRF試験信号位相を有しており、かつ構造体の内部領域内に配置されたDUTから放射された共通RF試験信号に関連した、少なくとも一群の複数の無線のRF試験信号を受信することは、複数のアンテナ配列を用いて少なくとも一群の複数の無線のRF試験信号を受信することを含み、前記複数のアンテナ配列の各々は、複数のアンテナ素子を含み、前記複数のアンテナ配列は、前記内部領域内に少なくとも部分的に配置されている、請求項1に記載の方法。
  3. 複数の位相制御されたRF信号を提供するために、前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち少なくとも一部のそれぞれの位相を制御することは、前記それぞれの位相を反復して制御することを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 複数の位相制御されたRF信号を提供するために、前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち少なくとも一部のそれぞれの位相を制御することは、
    前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち前記少なくとも一部の各々1つについて、それぞれの信号位相シフト値を定義することと、
    前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち前記少なくとも一部の各々1つについて、前記それぞれの信号位相シフト値を調節することと、を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記複数のRF信号周波数の各々1つにおいてある信号パワーレベルを有する合成RF信号を提供するために、少なくとも前記複数の位相制御されたRF信号同士を結合することは、前記少なくとも前記複数の位相制御されたRF信号を合計することを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記複数のRF信号周波数のうち一部のそれぞれの対における前記信号パワーレベル間の、複数のパワーレベルの差異の各々1つが、所定の最小値と最大値との間の値を有するまで、前記受信すること、前記制御すること、及び前記結合することを繰り返すことは、前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち前記少なくとも一部の各々1つについて、それぞれの信号位相シフト値を反復して調節することを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 無線周波数(RF)信号送受信機被試験デバイス(DUT)の無線試験を容易にする方法であって、
    複数のそれぞれのRF試験信号位相を有しており、かつ構造体の内部領域内に配置されたDUTから放射された共通RF試験信号に関連した、少なくとも一群の複数の無線のRF試験信号を受信することであって、前記共通RF試験信号は、RF信号周波数範囲を定義している複数のRF信号周波数を含み、前記構造体は、前記内部領域及び外部領域を画定し、前記外部領域より発生する電磁放射から前記内部領域を実質的に隔離するように構成されることと
    複数の位相制御されたRF信号を提供するために、前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち少なくとも一部のそれぞれの位相を制御することと、
    合成RF信号を提供するために、少なくとも前記複数の位相制御されたRF信号同士を結合することと、
    前記複数のRF信号周波数のうち一部の各々1つにおける前記合成RF信号のパワーレベルを測定することと、
    前記複数のRF信号周波数のうち一部のそれぞれの対における前記信号パワーレベル間の、複数のパワーレベルの差異を算出することと、
    前記複数のパワーレベルの差異のうち少なくとも一部の合計が所定の最小値と最大値との間の値を有するまで、前記受信すること、前記制御すること、及び前記結合することを繰り返すことと、を含む、方法。
  8. 複数のそれぞれのRF試験信号位相を有しており、かつ構造体の内部領域内に配置されたDUTから放射された共通RF試験信号に関連した、少なくとも一群の複数の無線のRF試験信号を受信することは、複数のアンテナ配列を用いて少なくとも一群の複数の無線のRF試験信号を受信することを含み、該複数のアンテナ配列の各々は、複数のアンテナ素子を含み、該複数のアンテナ配列は、前記内部領域内に少なくとも部分的に配置されている、請求項7に記載の方法。
  9. 複数の位相制御されたRF信号を提供するために、前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち少なくとも一部のそれぞれの位相を前記制御することは、前記それぞれの位相を反復して制御することを含む、請求項7に記載の方法。
  10. 複数の位相制御されたRF信号を提供するために、前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち少なくとも一部のそれぞれの位相を前記制御し、
    前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち前記少なくとも一部の各々1つについて、それぞれの信号位相シフト値を定義することと、
    前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち前記少なくとも一部の各々1つについて、前記それぞれの信号位相シフト値を調節することと、を含む、請求項7に記載の方法。
  11. 前記複数のRF信号周波数の各々1つにおいてある信号パワーレベルを有する合成RF信号を提供するために少なくとも前記複数の位相制御されたRF信号同士を前記結合することは、前記少なくとも前記複数の位相制御されたRF信号を合計することを含む、請求項7に記載の方法。
  12. 前記複数のパワーレベルの差異の少なくとも一部の各々1つが、所定の最小値と最大値との間の値を有するまで、前記受信すること、前記制御すること、及び前記結合することを繰り返すことは、前記複数のそれぞれのRF試験信号のうち前記少なくとも一部の各々1つについて、それぞれの信号位相シフト値を反復して調節することを含む、請求項に記載の方法。
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