JP6461806B2 - 通信制御方法、ユーザ端末、及び基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、無線LANシステムと連携可能なセルラ通信システムにおいて用いられる通信制御方法、ユーザ端末、及び基地局に関する。
近年、セルラ通信及び無線LAN(Local Area Network)通信を有するユーザ端末(いわゆる、デュアル端末)の普及が進んでいる。また、セルラ通信システムのオペレータにより管理される無線LANアクセスポイントが増加している。
そこで、セルラ通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、セルラRAN(Radio Access Network)及び無線LANの連携を強化できる技術が検討されている。
例えば、セルラRANが収容しているユーザ端末のトラフィックを、無線LANが収容するよう切り替えることにより、セルラRANのトラフィック負荷を削減することができる(オフロード)。
また、セルラRAN及び無線LANの中からユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークを選択するためのネットワーク選択方式として、複数のネットワーク選択方式が提案されている(非特許文献1参照)。
3GPP技術報告書 「TR 37.834 V1.0.0」 2013年8月
しかしながら、現在提案されている複数のネットワーク選択方式のそれぞれは、メリット及びデメリットが存在する。よって、何れか1つのネットワーク選択方式のみで固定的に運用することは、ネットワーク選択を改善する観点から好ましくない。
そこで、本発明は、ネットワーク選択方式を適切に使い分け可能とする通信制御方法、ユーザ端末、及び基地局を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る通信制御方法は、セルラRAN及び無線LANの中からユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークを選択するための複数のネットワーク選択方式を利用可能な通信システムにおいて用いられる。前記通信制御方法は、前記セルラRANに含まれるセルに在圏するユーザ端末が、前記複数のネットワーク選択方式の中から前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式に関するネットワーク選択構成を前記セルラRANから受信するステップを有する。
第2の特徴に係るユーザ端末は、セルラRAN及び無線LANの中からユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークを選択するための複数のネットワーク選択方式を利用可能な通信システムにおいて、前記セルラRANに含まれるセルに在圏する。前記ユーザ端末は、前記複数のネットワーク選択方式の中から前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式に関するネットワーク選択構成を前記セルラRANから受信する受信部を備える。
第3の特徴に係る基地局は、セルラRAN及び無線LANの中からユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークを選択するための複数のネットワーク選択方式を利用可能な通信システムにおいて、前記セルラRANを構成する。前記基地局は、自セルに在圏するユーザ端末に、前記複数のネットワーク選択方式の中から自セルで適用するネットワーク選択方式に関するネットワーク選択構成を送信する。
第1実施形態乃至第3実施形態に係るシステム構成図である。 第1実施形態乃至第3実施形態に係るUEのブロック図である。 第1実施形態乃至第3実施形態に係るeNBのブロック図である。 第1実施形態乃至第3実施形態に係るAPのブロック図である。 LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 第1実施形態乃至第3実施形態に係る動作環境を説明するための図である。 第1実施形態に係る動作シーケンス図である。 第2実施形態に係る動作シーケンス図である。 第3実施形態の動作パターン1に係る動作シーケンス図である。 第3実施形態の動作パターン2に係る動作シーケンス図である。
[実施形態の概要]
第1実施形態乃至第3実施形態に係る通信制御方法は、セルラRAN及び無線LANの中からユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークを選択するための複数のネットワーク選択方式を利用可能な通信システムにおいて用いられる。前記通信制御方法は、前記セルラRANに含まれるセルに在圏するユーザ端末が、前記複数のネットワーク選択方式の中から前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式に関するネットワーク選択構成を前記セルラRANから受信するステップを有する。
第1実施形態乃至第3実施形態では、前記ネットワーク選択構成は、前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式を指定する情報と、前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式に対応するネットワーク選択パラメータと、を含む。
第1実施形態乃至第3実施形態では、前記通信制御方法は、前記ネットワーク選択構成を前記ユーザ端末が許容する場合に、前記ユーザ端末が前記ネットワーク選択構成を適用するステップと、前記ネットワーク選択構成を前記ユーザ端末が許容しない場合に、その旨の通知を前記ユーザ端末から前記セルラRANに送信するステップと、前記通知に応じて前記セルラRANから新たに送信されたネットワーク選択構成を前記ユーザ端末が受信するステップと、をさらに有する。
第1実施形態乃至第3実施形態では、前記通信制御方法は、前記ネットワーク選択構成に含まれる前記ネットワーク選択パラメータに不足がある場合に、不足するネットワーク選択パラメータを示す情報を前記ユーザ端末から前記セルラRANに送信するステップと、前記不足するネットワーク選択パラメータを前記ユーザ端末が前記セルラRANから受信するステップと、をさらに有する。
第2実施形態及び第3実施形態では、前記ユーザ端末は、所定のトリガに応じて前記セルラRANから送信された前記ネットワーク選択構成を受信する。前記所定のトリガは、前記セルラRANが過負荷であること、又は、前記セルラRANと前記無線LANとの間でトラフィックの切り替えが多発していることである。
第2実施形態及び第3実施形態では、前記複数のネットワーク選択方式は、前記ユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークの決定権を前記ユーザ端末が持つ第1の方式と、前記決定権を前記セルラRANが持つ第2の方式と、を含む。前記所定のトリガに応じて前記セルラRANから送信された前記ネットワーク選択構成は、前記第2の方式を指定する情報を含む。
第2実施形態及び第3実施形態では、前記複数のネットワーク選択方式は、前記ユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークの選択規則をANDSFサーバからのみ提供する第1の方式と、前記選択規則を前記セルラRANから提供可能な第2の方式と、を含む。前記所定のトリガに応じて前記セルラRANから送信された前記ネットワーク選択構成は、前記第2の方式を指定する情報を含む。
第3実施形態の動作パターン1では、前記通信制御方法は、前記セルラRANと前記無線LANとの間におけるトラフィックの切り替え回数に関する閾値を前記ユーザ端末が前記セルラRANから受信するステップと、前記ユーザ端末における前記切り替え回数が前記閾値を超えたことに応じて、その旨の通知を前記ユーザ端末から前記セルラRANに送信するステップと、をさらに有する。
第3実施形態の動作パターン2では、前記通信制御方法は、前記ユーザ端末が前記セルラRANとの接続を解放する際に、無線LAN報告要求を前記ユーザ端末が前記セルラRANから受信するステップと、前記ユーザ端末が、前記セルラRANとの次回接続時に、前記無線LAN報告要求に基づいて、直前に接続した無線LANに関する無線LAN報告を前記セルラRANに送信するステップと、をさらに有する。
第1実施形態乃至第3実施形態では、前記通信制御方法は、前記複数のネットワーク選択方式の中から前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式を示す情報を前記セルラRANからコアネットワークが受信するステップをさらに有する。
第1実施形態乃至第3実施形態に係るユーザ端末は、セルラRAN及び無線LANの中からユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークを選択するための複数のネットワーク選択方式を利用可能な通信システムにおいて、前記セルラRANに含まれるセルに在圏する。前記ユーザ端末は、前記複数のネットワーク選択方式の中から前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式に関するネットワーク選択構成を前記セルラRANから受信する受信部を備える。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、3GPP規格に準拠して構成されるセルラ通信システム(LTEシステム)を無線LAN(WLAN)システムと連携させる場合の実施形態を説明する。
(システム構成)
図1は、第1実施形態に係るシステム構成図である。図1に示すように、セルラ通信システムは、複数のUE(User Equipment)100と、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10と、EPC(Evolved Packet Core)20と、を含む。
E−UTRAN10は、セルラRANに相当する。EPC20は、コアネットワークに相当する。E−UTRAN10及びEPC20は、セルラ通信システムのネットワークを構成する。
UE100は、移動型の無線通信装置であり、接続を確立したセルとの無線通信を行う。UE100はユーザ端末に相当する。UE100は、セルラ通信及びWLAN通信の両通信方式をサポートする端末(デュアル端末)である。
E−UTRAN10は、複数のeNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200はセルラ基地局に相当する。eNB200は、1又は複数のセルを管理しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。なお、「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される他に、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。また、eNB200は、例えば、無線リソース管理(RRM)機能と、ユーザデータのルーティング機能と、モビリティ制御及びスケジューリングのための測定制御機能と、を有する。
eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。また、eNB200は、S1インターフェイスを介して、EPC20に含まれるMME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)500と接続される。
EPC20は、複数のMME/S−GW500を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御等を行うネットワークノードであり、制御局に相当する。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行うネットワークノードであり、交換局に相当する。
WLAN30は、WLANアクセスポイント(以下、単に「AP」という)300を含む。AP300は、例えばセルラ通信システムのオペレータにより管理されるAP(Operator controlled AP)である。
WLAN30は、例えばIEEE 802.11諸規格に準拠して構成される。AP300は、セルラ周波数帯とは異なる周波数帯(WLAN周波数帯)でUE100との通信を行う。AP300は、ルータなどを介してEPC20に接続される。
また、eNB200及びAP300が個別に配置される場合に限らず、eNB200及びAP300が同じ場所に配置(Collocated)されていてもよい。Collocatedの一形態として、eNB200及びAP300がオペレータの任意のインターフェイスで直接的に接続されていてもよい。
EPC20は、ANDSF(Access Network Discovery and Selection Function)サーバ600をさらに含む。ANDSFサーバ600は、WLAN30に関するANDSF情報を管理する。ANDSFサーバ600は、NAS(Non Access Stratum)メッセージにより、WLAN30に関するANDSF情報をUE100に提供する。
なお、UE100がH−PLMN(Home Public Land Mobile Network)において利用するANDSFサーバ600は、H−ANDSFサーバと称される。UE100がV−PLMN(Visited Public Land Mobile Network)においてローミング中に利用するANDSFサーバ600は、V−ANDSFサーバと称される。
次に、UE100、eNB200、及びAP300の構成を説明する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、アンテナ101及び102と、セルラ通信部111と、WLAN通信部112と、ユーザインターフェイス120と、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130と、バッテリ140と、メモリ150と、プロセッサ160と、を有する。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。また、メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサ160’としてもよい。
アンテナ101及びセルラ通信部111は、セルラ無線信号の送受信に用いられる。セルラ通信部111は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号をセルラ無線信号に変換してアンテナ101から送信する。また、セルラ通信部111は、アンテナ101が受信するセルラ無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
アンテナ102及びWLAN通信部112は、WLAN無線信号の送受信に用いられる。WLAN通信部112は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号をWLAN無線信号に変換してアンテナ102から送信する。また、WLAN通信部112は、アンテナ102が受信するWLAN無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの入力を受け付けて、該入力の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的位置を示す位置情報を得るために、GNSS信号を受信して、受信した信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160によって実行されるプログラムと、プロセッサ160による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、アンテナ201と、セルラ通信部210と、ネットワークインターフェイス220と、メモリ230と、プロセッサ240と、を有する。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。
アンテナ201及びセルラ通信部210は、セルラ無線信号の送受信に用いられる。セルラ通信部210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号をセルラ無線信号に変換してアンテナ201から送信する。また、セルラ通信部210は、アンテナ201が受信するセルラ無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続され、S1インターフェイスを介してMME/S−GW500と接続される。また、ネットワークインターフェイス220は、EPC20を介したAP300との通信に使用される。
メモリ230は、プロセッサ240によって実行されるプログラムと、プロセッサ240による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、AP300のブロック図である。図4に示すように、AP300は、アンテナ301と、WLAN通信部311と、ネットワークインターフェイス320と、メモリ330と、プロセッサ340と、を有する。
アンテナ301及びWLAN通信部311は、WLAN無線信号の送受信に用いられる。WLAN通信部311は、プロセッサ340が出力するベースバンド信号をWLAN無線信号に変換してアンテナ301から送信する。また、WLAN通信部311は、アンテナ301が受信するWLAN無線信号をベースバンド信号に変換してプロセッサ340に出力する。
ネットワークインターフェイス320は、ルータなどを介してEPC20と接続される。また、ネットワークインターフェイス320は、EPC20を介したeNB200との通信に使用される。
メモリ330は、プロセッサ340によって実行されるプログラムと、プロセッサ340による処理に使用される情報と、を記憶する。プロセッサ340は、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行うベースバンドプロセッサと、メモリ330に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行うCPUと、を含む。
図5は、セルラ通信システムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図5に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルのレイヤ1乃至レイヤ3に区分されており、レイヤ1は物理(PHY)レイヤである。レイヤ2は、MAC(Medium Access Control)レイヤと、RLC(Radio Link Control)レイヤと、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤと、を含む。レイヤ3は、RRC(Radio Resource Control)レイヤを含む。
物理レイヤは、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理レイヤとeNB200の物理レイヤとの間では、物理チャネルを介してデータが伝送される。
MACレイヤは、データの優先制御、及びハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理などを行う。UE100のMACレイヤとeNB200のMACレイヤとの間では、トランスポートチャネルを介してデータが伝送される。eNB200のMACレイヤは、上下リンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式など)、及び割当リソースブロックを選択するスケジューラを含む。
RLCレイヤは、MACレイヤ及び物理レイヤの機能を利用してデータを受信側のRLCレイヤに伝送する。UE100のRLCレイヤとeNB200のRLCレイヤとの間では、論理チャネルを介してデータが伝送される。
PDCPレイヤは、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。
RRCレイヤは、制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRCレイヤとeNB200のRRCレイヤとの間では、各種設定のための制御メッセージ(RRCメッセージ)が伝送される。RRCレイヤは、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合、UE100はセルラ通信の接続状態(RRC接続状態)であり、そうでない場合、UE100はセルラ通信のアイドル状態(RRCアイドル状態)である。
RRCレイヤの上位に位置するNASレイヤは、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。MME300及びANDSFサーバ600は、NASメッセージをUE100と送受信する。
(第1実施形態に係る動作)
以下において、第1実施形態に係る動作について説明する。
(1)動作概要
図6は、第1実施形態に係る動作環境を説明するための図である。図6に示すように、eNB200のセルのカバレッジ内に複数のAP300が設けられている。また、eNB200のセルのカバレッジ内に複数のUE100が在圏している。UE100は、eNB200との接続を確立しており、eNB200とのセルラ通信を行っている。具体的には、UE100は、トラフィック(ユーザデータ)を含んだセルラ無線信号をeNB200と送受信している。
このような動作環境において、eNB200(E−UTRAN10)が収容しているUE100のトラフィックを、AP300(WLAN30)が収容するよう切り替えるトラフィック・ステアリングにより、eNB200のトラフィック負荷を削減することができる(オフロード)。トラフィック・ステアリングには、UE100の接続先をeNB200とAP300との間で切り替える場合と、UE100がeNB200及びAP300の両方に接続しつつデータパス(ベアラ)をeNB200とAP300との間で切り替える場合と、がある。
また、E−UTRAN10及びWLAN30の中からUE100のトラフィックを収容するアクセスネットワーク(以下、「収容ネットワーク」という)を選択するためのネットワーク選択方式として、複数のネットワーク選択方式が存在する。
複数のネットワーク選択方式は、収容ネットワークを決定する主体が異なる。例えば、複数のネットワーク選択方式は、収容ネットワークの決定権をUE100が持つ方式と、収容ネットワークの決定権をE−UTRAN10が持つ方式と、を含む。
或いは、複数のネットワーク選択方式は、収容ネットワークの選択規則を提供する主体が異なる。例えば、複数のネットワーク選択方式は、収容ネットワークの選択規則をANDSFサーバ600からのみ提供する方式と、収容ネットワークの選択規則をE−UTRAN10から提供可能な方式と、を含む。
第1実施形態では、ネットワーク選択方式のうちE−UTRAN10が関与するネットワーク選択方式(以下、「RAN Solution」という)を主な対象とする。
RAN Solution1は、収容ネットワークの選択規則をANDSFサーバ600からのみ提供する方式であって、かつ収容ネットワークの決定権をUE100が持つ方式である。E−UTRAN10は、UE100に対して補助情報(ネットワーク選択パラメータなど)を提供する。
RAN Solution2は、収容ネットワークの選択規則をE−UTRAN10から提供可能な方式であって、かつ収容ネットワークの決定権をUE100が持つ方式である。なお、収容ネットワークの選択規則をANDSFサーバ600からも提供可能である。
RAN Solution3は、RAN Solution1及び2とは異なり、収容ネットワークの決定権をE−UTRAN10が持つ方式である。RAN Solution3では、LTEシステムのハンドオーバ手順と同様な手順でE−UTRAN10が収容ネットワークを決定する。
第1実施形態では、このような様々なRAN Solutionを適切に使い分け可能とする。第1実施形態に係る通信制御方法は、E−UTRAN10に含まれるセルに在圏するUE100が、複数のRAN Solutionの中からE−UTRAN10が決定したRAN Solutionに関するネットワーク選択構成(Configuration)をE−UTRAN10から受信するステップを有する。
このように、第1実施形態では、RAN SolutionをE−UTRAN10が決定し、決定したRAN SolutionをE−UTRAN10からUE100に設定する。これにより、E−UTRAN10の状況に応じた最適なRAN Solutionを設定できる。E−UTRAN10は、セルごとにRAN Solutionを決定してもよく、UE100ごとにRAN Solutionを決定してもよい。これにより、セルごと又はUE100ごとに最適なRAN Solutionを適用できる。
第1実施形態では、ネットワーク選択構成は、E−UTRAN10が決定したRAN Solutionを指定する情報(RAN Solution番号)と、E−UTRAN10が決定したRAN Solutionに対応するネットワーク選択パラメータと、を含む。ネットワーク選択パラメータとは、当該RAN Solution番号に対応するネットワーク選択規則に適用されるパラメータ(閾値或いは変数)である。これにより、RAN Solutionごとに適切なネットワーク選択パラメータをUE100に設定できる。
ネットワーク選択規則とネットワーク選択パラメータとの関係を例示すると、「セルラ測定値<A & WLAN測定値>B」でE−UTRAN10からWLAN30に対してトラフィック・ステアリングを行うという規則がネットワーク選択規則に相当し、「A」及び「B」がネットワーク選択パラメータに相当する。
また、第1実施形態に係る通信制御方法は、ネットワーク選択構成をUE100が許容する場合に、UE100がネットワーク選択構成を適用するステップと、ネットワーク選択構成をUE100が許容しない場合に、その旨の通知をUE100からE−UTRAN10に送信するステップと、当該通知に応じてE−UTRAN10から新たに送信されたネットワーク選択構成をUE100が受信するステップと、をさらに有する。これにより、UE100の状態も考慮して、適切なネットワーク選択構成(RAN Solution番号、ネットワーク選択パラメータ)をUE100に設定できる。
第1実施形態に係る通信制御方法は、ネットワーク選択構成に含まれるネットワーク選択パラメータに不足がある場合に、不足するネットワーク選択パラメータを示す情報をUE100からE−UTRAN10に送信するステップと、不足するネットワーク選択パラメータをUE100がE−UTRAN10から受信するステップと、をさらに有する。これにより、十分なネットワーク選択パラメータをUE100に設定できる。
(2)動作具体例
図7は、第1実施形態に係る動作シーケンス図である。
図7に示すように、ステップS101において、EPC20は、EPC20に関するネットワーク構成情報をeNB200に通知する。ネットワーク構成情報は、EPC20におけるANDSFサーバ600の有無・状態を含む。ネットワーク構成情報は、オペレータポリシーを含んでもよい。
ステップS102において、eNB200は、EPC20に関するネットワーク構成情報に基づいて、自セルにおいて適用するRAN Solution番号を決定する。具体的には、ANDSFサーバ600が存在するか否か、ANDSFサーバ600が提供するネットワーク選択規則の有効期限が切れているか否かなどを判断する。例えば、ANDSFサーバ600が存在しない場合、又はANDSFサーバ600が提供するネットワーク選択規則の有効期限が切れている場合には、RAN Solution2又は3を決定する。eNB200は、決定したRAN Solution番号をEPC20に通知してもよい。
ステップS103において、eNB200は、システム情報により、自セルで適用するRAN Solution番号を含んだネットワーク選択構成を報知(ブロードキャスト)する。或いは、eNB200は、RRCシグナリング(例えばRRC Connection Reconfiguration)により、当該ネットワーク選択構成をUE100個別に通知してもよい。
ネットワーク選択構成は、RAN Solution番号に加えて、当該RAN Solution番号に対応するネットワーク選択パラメータを含んでもよい。UE100は、ネットワーク選択構成を受信する。
ネットワーク選択構成は、ANDSFサーバ600に関する優先度(以下、「ANDSF優先度」という)の情報を含んでもよい。ANDSF優先度の情報とは、ANDSFサーバ600のネットワーク選択規則及びeNB200(E−UTRAN10)のネットワーク選択規則のうち何れを優先すべきかの情報、H−ANDSFサーバ及びV−ANDSFサーバのうち何れを優先すべきかの情報などである。
ステップS104において、UE100は、eNB200から受信したネットワーク選択構成を、過去に設定された又は現在設定されているネットワーク選択構成と比較し、eNB200から受信したネットワーク選択構成を許容するか否かを判断する。構成不一致の場合、例えば、ローミング中のUE100が既にH−ANDSFサーバからのネットワーク選択構成を有している場合で、かつRAN Solution1が指定された場合、当該UE100は、eNB200から受信したネットワーク選択構成を拒否すると判断する。或いは、ローミング中のUE100は、V−ANDSFサーバを利用できない契約の場合で、かつRAN Solution1(又は2)が指定された場合には、eNB200から受信したネットワーク選択構成を拒否すると判断してもよい。
eNB200から受信したネットワーク選択構成を拒否すると判断した場合、ステップS105において、UE100は、eNB200から受信したネットワーク選択構成を拒否することを示す拒否通知(RRCメッセージ)をeNB200に送信する。拒否通知は、拒否する理由を示す情報を含んでもよい。
ステップS106において、拒否通知を受信したeNB200は、拒否理由及びUE100のローミング状況等に基づいて、適用するRAN Solutionを再決定する。例えば、ローミング中のUE100については、当該UE100のH−ANDSFサーバ設定に従いながらRAN Solution1を決定する。或いは、当初決定したRAN Solutionの適用を強制すると判断し、UE100からの拒否通知に応じない旨を応答してもよい。
ステップS107において、eNB200は、再決定したRAN Solution番号及び対応するネットワーク選択パラメータを含んだ新たなネットワーク選択構成(RRCメッセージ)をUE100にユニキャストで通知する。
ステップS108において、UE100は、eNB200から受信したネットワーク選択構成(RAN solution番号、ネットワーク選択パラメータ、ANDSF優先度)の適用を開始する。
ステップS109において、UE100は、適用したRAN solution番号(及びANDSF優先度)に基づいて、不足するネットワーク選択パラメータの有無を確認する。不足するネットワーク選択パラメータは、更新が必要なネットワーク選択パラメータを含む。
不足するネットワーク選択パラメータがある場合、ステップS110において、UE100は、不足するネットワーク選択パラメータの送信要求をeNB200に送信する。当該送信要求は、不足するネットワーク選択パラメータの項目(ID)を含む。なお、周期的な更新が必要な場合は、その旨、及び更新間隔を通知してもよい。或いは、イベントトリガで更新が必要な場合は、その旨、及びトリガ条件を通知してもよい。
ステップS111において、eNB200は、UE100からのパラメータ送信要求に従い、不足するネットワーク選択パラメータを含んだ応答をUE100に送信する。
ステップS112において、UE100は、eNB200から提供されたネットワーク選択パラメータを設定する。
[第2実施形態]
第2実施形態について、第1実施形態との相違点を主として説明する。第2実施形態は、システム構成及び動作環境作については、第1実施形態と同様である。
(第2実施形態に係る動作)
(1)動作概要
UE100は、所定のトリガに応じてE−UTRAN10から送信されたネットワーク選択構成を受信する。第2実施形態では、所定のトリガは、E−UTRAN10が過負荷であることである。
第2実施形態では、E−UTRAN10が過負荷であるというトリガに応じてE−UTRAN10から送信されたネットワーク選択構成は、収容ネットワークの決定権をE−UTRAN10が持つRAN solution3を指定する情報(RAN Solution番号)を含む。或いは、E−UTRAN10が過負荷であるというトリガに応じてE−UTRAN10から送信されたネットワーク選択構成は、収容ネットワークの選択規則をE−UTRAN10から提供可能なRAN solution2又は3を指定する情報(RAN Solution番号)を含む。
これにより、E−UTRAN10が過負荷である場合に、E−UTRAN10がネットワーク選択に関与する度合いを高くすることができるため、E−UTRAN10の負荷を削減可能とすることができる。
(2)動作具体例
図8は、第2実施形態に係る動作シーケンス図である。
図8に示すように、ステップS103において、eNB200は、システム情報により、自セルで適用するRAN Solution番号(及びネットワーク選択パラメータ、ANDSF優先度)を含んだネットワーク選択構成を報知する。
ステップS108において、UE100は、eNB200から受信したネットワーク選択構成(RAN solution番号、ネットワーク選択パラメータ、ANDSF優先度)の適用を開始する。
ステップS112において、UE100は、eNB200から提供されたネットワーク選択パラメータを設定する。
ステップS201において、eNB200は、E−UTRAN10(或いは、自セル又は自eNB200)の過負荷状態を検知する。
ステップS202において、eNB200は、E−UTRAN10の負荷を削減するための緊急(一時的な)RAN solutionを決定する。また、eNB200は、RAN solutionに対応する緊急(一時的な)ネットワーク選択パラメータを決定してもよい。このような決定処理において、EPC20への報告、問い合わせを行ってもよい。
ステップS203において、eNB200は、ステップS202で決定したRAN solution、ネットワーク選択パラメータを含んだネットワーク選択構成を報知する。或いは、eNB200は、RRCメッセージでUE100個別に通知してもよい。緊急(一時的な)ネットワーク選択構成は、緊急(一時的)とすることの理由を示す情報を含んでもよい。例えば、E−UTRANが過負荷であることを示す情報をネットワーク選択構成に含める。この場合、UE100は当該ネットワーク選択構成の適用が強制される。
ステップS108’において、UE100は、eNB200から受信したネットワーク選択構成(RAN solution番号、ネットワーク選択パラメータ、ANDSF優先度)の適用を開始する。
ステップS109において、UE100は、適用したRAN solution番号(及びANDSF優先度)に基づいて、不足するネットワーク選択パラメータの有無を確認する。
不足するネットワーク選択パラメータがある場合、ステップS110において、UE100は、不足するネットワーク選択パラメータの送信要求をeNB200に送信する。
ステップS111において、eNB200は、UE100からのパラメータ送信要求に従い、不足するネットワーク選択パラメータを含んだ応答をUE100に送信する。
ステップS112’において、UE100は、eNB200から提供されたネットワーク選択パラメータを設定する。
[第3実施形態]
第3実施形態について、第1実施形態及び第2実施形態との相違点を主として説明する。第3実施形態は、システム構成及び動作環境作については、第1実施形態と同様である。
(第3実施形態に係る動作)
(1)動作概要
UE100は、所定のトリガに応じてE−UTRAN10から送信されたネットワーク選択構成を受信する。第3実施形態では、所定のトリガは、E−UTRAN10とWLAN30との間でトラフィックの切り替えが多発していることである。以下において、EUTRAN10からWLAN30に対してUE100のトラフィック・ステアリングを行った後、WLAN30からE−UTRAN10に対してUE100のトラフィック・ステアリングを行う動作を「ピンポン・ステアリング」と称する。
第3実施形態では、E−UTRAN10とWLAN30との間でピンポン・ステアリングが多発しているというトリガに応じてE−UTRAN10から送信されたネットワーク選択構成は、収容ネットワークの決定権をE−UTRAN10が持つRAN solution3を指定する情報(RAN Solution番号)を含む。或いは、E−UTRAN10とWLAN30との間でトラフィック・ステアリングが多発しているというトリガに応じてE−UTRAN10から送信されたネットワーク選択構成は、収容ネットワークの選択規則をE−UTRAN10から提供可能なRAN solution2又は3を指定する情報(RAN Solution番号)を含む。
これにより、E−UTRAN10とWLAN30との間でピンポン・ステアリングが多発している場合に、E−UTRAN10がネットワーク選択に関与する度合いを高くすることができるため、ピンポン・ステアリングの多発を回避可能とすることができる。
第3実施形態の動作パターン1は、E−UTRAN10とWLAN30との間におけるピンポン・ステアリング回数に関する閾値をUE100がE−UTRAN10から受信するステップと、UE100におけるピンポン・ステアリング回数が閾値を超えたことに応じて、その旨の通知をUE100からE−UTRAN10に送信するステップと、を有する。これにより、E−UTRAN10は、ピンポン・ステアリングの多発を検知できる。
第3実施形態の動作パターン2は、UE100がE−UTRAN10との接続を解放する際に、WLAN報告要求をUE100がE−UTRAN10から受信するステップと、UE100が、E−UTRAN10との次回接続時に、WLAN報告要求に基づいて、直前に接続したWLAN30に関するWLAN報告をE−UTRAN10に送信するステップと、を有する。これにより、E−UTRAN10は、ピンポン・ステアリングが行われたUE100を検知することで、ピンポン・ステアリングの多発を検知できる。
(2)動作具体例
(2.1)動作パターン1
図9は、第3実施形態の動作パターン1に係る動作シーケンス図である。
図9に示すように、ステップS103において、eNB200は、システム情報により、自セルで適用するRAN Solution番号(及びネットワーク選択パラメータ、ANDSF優先度)を含んだネットワーク選択構成を報知する。
ステップS108において、UE100は、eNB200から受信したネットワーク選択構成(RAN solution番号、ネットワーク選択パラメータ、ANDSF優先度)の適用を開始する。
ステップS112において、UE100は、eNB200から提供されたネットワーク選択パラメータを設定する。
ステップS301において、eNB200は、E−UTRAN10とWLAN30との間におけるピンポン・ステアリングに関する閾値をシステム情報により報知する。或いは、eNB200は、RRCメッセージによりUE100個別に通知してもよい。或いは、当該閾値は、UE100が予め保持していてもよい。
ステップS302において、UE100は、E−UTRAN10とWLAN30との間でピンポン・ステアリングを行う。ピンポン・ステアリングが初めてである場合、UE100は、タイマをリセットした上で起動する。
ステップS303において、UE100は、自身で管理しているピンポン・ステアリング回数(カウンタ)をインクリメントする。
UE100で管理しているピンポン・ステアリング回数がタイマ期間内に閾値を超えた場合(ステップS304:YES)、ステップS305において、UE100は、ピンポン・ステアリング多発通知をeNB200に送信する。ピンポン・ステアリング多発通知は、ピンポン・ステアリング多発の理由(例えば、高速移動中など)を示す情報を含んでもよい。
ステップS202において、eNB200は、ピンポン・ステアリングを抑制するための緊急(一時的な)RAN solutionを決定する。また、eNB200は、RAN solutionに対応する緊急(一時的な)ネットワーク選択パラメータを決定してもよい。このような決定処理において、EPC20への報告、問い合わせを行ってもよい。
ステップS203において、eNB200は、ステップS202で決定したRAN solution、ネットワーク選択パラメータを含んだネットワーク選択構成を報知する。或いは、eNB200は、RRCメッセージでUE100個別に通知してもよい。緊急(一時的な)ネットワーク選択構成は、緊急(一時的)とすることの理由を示す情報を含んでもよい。例えば、ピンポン・ステアリングが多発していることを示す情報をネットワーク選択構成に含める。この場合、UE100は当該ネットワーク選択構成の適用が強制される。
ステップS108’において、UE100は、eNB200から受信したネットワーク選択構成(RAN solution番号、ネットワーク選択パラメータ、ANDSF優先度)の適用を開始する。
ステップS109において、UE100は、適用したRAN solution番号(及びANDSF優先度)に基づいて、不足するネットワーク選択パラメータの有無を確認する。
不足するネットワーク選択パラメータがある場合、ステップS110において、UE100は、不足するネットワーク選択パラメータの送信要求をeNB200に送信する。
ステップS111において、eNB200は、UE100からのパラメータ送信要求に従い、不足するネットワーク選択パラメータを含んだ応答をUE100に送信する。
ステップS112’において、UE100は、eNB200から提供されたネットワーク選択パラメータを設定する。
(2.2)動作パターン2
図10は、第3実施形態の動作パターン2に係る動作シーケンス図である。
図10に示すように、ステップS103において、eNB200は、システム情報により、自セルで適用するRAN Solution番号(及びネットワーク選択パラメータ、ANDSF優先度)を含んだネットワーク選択構成を報知する。
ステップS108において、UE100は、eNB200から受信したネットワーク選択構成(RAN solution番号、ネットワーク選択パラメータ、ANDSF優先度)の適用を開始する。
ステップS112において、UE100は、eNB200から提供されたネットワーク選択パラメータを設定する。
ステップS351において、EPC20は、ピンポン・ステアリング回数の閾値をeNB200に通知する。当該通知は、システム情報による報知であってもよく、RRCメッセージによる個別通知であってもよい。また、ピンポン・ステアリング回数の閾値だけでなく、ピンポン・ステアリング回数をカウントすべき期間(タイマ)を通知してもよい。
ステップS352において、eNB200は、WLAN報告要求をUE100に送信する。WLAN報告要求は、E−UTRAN10との次回接続時に、直前に接続したWLAN30に関するWLAN報告(SSID、ESSIDなど)を要求するものである。なお、WLAN報告は、必ずしもWLAN30に関する詳細な情報でなくてもよい。例えば、WLAN報告は、WLAN30からのトラフィック・ステアリングによりE−UTRAN10に接続することを示すフラグであってもよい。
ステップS353において、UE100は、eNB200(E−UTRAN10)からWLAN30へのトラフィック・ステアリングを行う。
ステップS354において、UE100は、WLAN30からeNB200(E−UTRAN10)へのトラフィック・ステアリング(ピンポン・ステアリング)を行う。UE100は、eNB200と接続する際に、直前に接続したWLAN30に関するWLAN報告をeNB200に通知する。
ピンポン・ステアリングが初めてである場合(ステップS355:YES)、ステップS356において、タイマをリセットした上で起動する。
ステップS357において、eNB200は、自身で管理しているピンポン・ステアリング回数(カウンタ)をインクリメントする。ここでは、当該ピンポン・ステアリング回数は、UE100個別にカウントされた値であることを想定しているが、複数のUE100についてのピンポン・ステアリング回数の合計値としてもよい。
ステップS358において、eNB200は、自身で管理しているピンポン・ステアリング回数がタイマ期間内に閾値を超えた場合(ステップS358:YES)、ステップS202において、eNB200は、ピンポン・ステアリングを抑制するための緊急(一時的な)RAN solutionを決定する。また、eNB200は、RAN solutionに対応する緊急(一時的な)ネットワーク選択パラメータを決定してもよい。以降の動作は、第3実施形態の動作パターン1と同様である。
[その他の実施形態]
上述した各実施形態に係る機能をサポートしているネットワーク(PLMN1)にローミングしていたUE100が、当該機能をサポートしていないホームネットワーク(PLMN2)に戻ってきた場合には、UE100は、PLMN2に位置登録をする際に、PLMN1で設定されたネットワーク選択構成を消去してもよい。そのため、UE100は、設定されたネットワーク選択構成を、対応するPLMNの情報と共に記憶する。また、UE100は、位置登録中のPLMNと、現在設定中(有効な)のネットワーク選択構成とが一致することを確認する。当該確認は、常に行なってもよく、所定トリガ(PLMN選択時、アタッチ時、RRC接続時、RRC接続解放時など)で行なってもよい。
また、eNB200は、ネットワーク選択構成の設定時に、有効期限を示す情報を付与してもよい。この場合、UE100は、当該有効期限を超えたネットワーク選択構成は消去する。或いは、当該有効期限はUE100に予め設定されていてもよい。
さらに、eNB200又はUE100は、RRC接続解放時に、緊急(一時的な)ネットワーク選択構成が残っている場合には、当該ネットワーク選択構成を消去してもよい。
上述した各実施形態では、セルラ通信システムの一例としてLTEシステムを説明したが、LTEシステムに限定されるものではなく、LTEシステム以外のシステムに本発明を適用してもよい。上述した各動作シーケンスにおいて、eNB200(基地局)が行っている動作は、基地局に代えて、他のRANノード(例えばRNC)が行ってもよい。
日本国特許出願第2013−202768号(2013年9月27日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明は、移動通信分野において有用である。

Claims (12)

  1. セルラRAN及び無線LANの中からユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークを選択するための複数のネットワーク選択方式を利用可能な通信システムにおいて用いられる通信制御方法であって、
    前記セルラRANに含まれるセルに在圏するユーザ端末が、前記複数のネットワーク選択方式の中の所定のネットワーク選択方式を前記ユーザ端末が許容しない場合に、その旨の通知を前記セルラRANに送信するステップと、
    前記ユーザ端末が、前記複数のネットワーク選択方式のうち前記所定のネットワーク選択方式以外のネットワーク選択方式の中から前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式に関するネットワーク選択構成を前記セルラRANから受信するステップを有することを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記ネットワーク選択構成は、前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式を指定する情報と、前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式に対応するネットワーク選択パラメータと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記ユーザ端末は、前記セルラRANから受信した第1情報に応じて前記通知を前記セルラRANに送信することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  4. 前記ネットワーク選択構成に含まれる前記ネットワーク選択パラメータに不足がある場合に、不足するネットワーク選択パラメータを示す情報を前記ユーザ端末から前記セルラRANに送信するステップと、
    前記不足するネットワーク選択パラメータを前記ユーザ端末が前記セルラRANから受信するステップと、をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の通信制御方法。
  5. 前記ユーザ端末は、所定のトリガに応じて前記セルラRANから送信された前記ネットワーク選択構成を受信し、
    前記所定のトリガは、前記セルラRANが過負荷であること、又は、前記セルラRANと前記無線LANとの間でトラフィックの切り替えが多発していることであることを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  6. 前記複数のネットワーク選択方式は、前記ユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークの決定権を前記ユーザ端末が持つ第1の方式と、前記決定権を前記セルラRANが持つ第2の方式と、を含み、
    前記所定のトリガに応じて前記セルラRANから送信された前記ネットワーク選択構成は、前記第2の方式を指定する情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の通信制御方法。
  7. 前記複数のネットワーク選択方式は、前記ユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークの選択規則をANDSFサーバからのみ提供する第1の方式と、前記選択規則を前記セルラRANから提供可能な第2の方式と、を含み、
    前記所定のトリガに応じて前記セルラRANから送信された前記ネットワーク選択構成は、前記第2の方式を指定する情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の通信制御方法。
  8. 前記セルラRANと前記無線LANとの間におけるトラフィックの切り替え回数に関する閾値を前記ユーザ端末が前記セルラRANから受信するステップと、
    前記ユーザ端末における前記切り替え回数が前記閾値を超えたことに応じて、その旨の通知を前記ユーザ端末から前記セルラRANに送信するステップと、をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の通信制御方法。
  9. 前記ユーザ端末が前記セルラRANとの接続を解放する際に、無線LAN報告要求を前記ユーザ端末が前記セルラRANから受信するステップと、
    前記ユーザ端末が、前記セルラRANとの次回接続時に、前記無線LAN報告要求に基づいて、直前に接続した無線LANに関する無線LAN報告を前記セルラRANに送信するステップと、をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の通信制御方法。
  10. 前記複数のネットワーク選択方式の中から前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式を示す情報を前記セルラRANからコアネットワークが受信するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  11. セルラRAN及び無線LANの中からユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークを選択するための複数のネットワーク選択方式を利用可能な通信システムにおいて、前記セルラRANに含まれるセルに在圏するユーザ端末であって、
    前記複数のネットワーク選択方式の中の所定のネットワーク選択方式を前記ユーザ端末が許容しない場合に、その旨の通知を前記セルラRANに送信する送信部と、
    前記複数のネットワーク選択方式のうち前記所定のネットワーク選択方式以外のネットワーク選択方式の中から前記セルラRANが決定したネットワーク選択方式に関するネットワーク選択構成を前記セルラRANから受信する受信部を備えることを特徴とするユーザ端末。
  12. セルラRAN及び無線LANの中からユーザ端末のトラフィックを収容するアクセスネットワークを選択するための複数のネットワーク選択方式を利用可能な通信システムにおいて、前記セルラRANを構成する基地局であって、
    自セルに在圏するユーザ端末が前記複数のネットワーク選択方式の中の所定のネットワーク選択方式を許容しない場合に、その旨の通知を前記ユーザ端末から受信する受信部と、
    前記ユーザ端末に、前記複数のネットワーク選択方式のうち前記所定のネットワーク選択方式以外のネットワーク選択方式の中から自セルで適用するネットワーク選択方式に関するネットワーク選択構成を送信する送信部と、を備えることを特徴とする基地局。
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