JP6461156B2 - 定張力装置 - Google Patents

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Description

[関連出願のクロスリファレンス]
この出願は、2013年9月3日に出願された米国特許出願第61/873,295号及び2013年9月9日に出願された米国特許出願第61/875,593号に基づいており、これらの利益を主張する。これらの出願は、全体を参照することによってここに組み込まれている。
本開示は、ワイヤ又は弦に張力を掛ける装置の分野に関し、特に、ワイヤが制限範囲を超えて伸びる又は縮んだ時に、この張力を一定に又はほぼ一定に保つ装置に関する。
様々な製品やアプリケーションで、ワイヤ又は弦を長時間、様々な環境状態において、ほぼ一定の予測可能な張力に保つことで利益を享受できる。特に、弦楽器は、張力を維持した弦を振動させることで音を作る。所定の楽器について正しい張力に弦があれば、所望の音に対応する所望の周波数で弦が振動するであろう。しかしながら、時間の経過により、及び/又は、温度、湿度、その他といった環境因子により、楽器の弦は伸びたり縮んだりする傾向にある。このような伸縮により、通常、弦の張力が変わってしまい、従って、弦が所望の周波数と異なる周波数で振動することになる。この結果、弦が調和しなくなり、聴覚的に所望の音と異なる音を発することになる。典型的な弦楽器は、短期間で調和しなくなる傾向にあり、音楽家は時には、演奏の最中であっても、かなりの時間を楽器のチューニングに使わなくてはならない。
音楽家の楽器の外観は、時に、その芸術家の表現のように見え、従って、音楽家は自分の楽器の構成部品は目立たず、外観を支配しないことを望む傾向にある。また、ある種の楽器、特に、アコースティック楽器は、楽器の所定の部分に配置された構成部品に敏感である。更に、構成部品は、演奏中に演奏者を邪魔する可能性を回避しなくてはならない。
弦が時間の経過により及び/又は環境的要因によって伸縮する場合でも、弦がほぼ一定の張力に維持されるような方法で弦楽器の弦を装填する方法及び装置がこの分野で求められている。
また、このような方法及び装置が、比較的小さく、舷の音を実質的に変えることなく、楽器の外観を変えることなく、あるいは演奏能力を邪魔することなく、ある種の弦楽器に装着が容易であることがこの分野で求められている。
一実施例によれば、本発明は定張力装置を提供する。この装置は、一次ばね力をかけるようにキャリアに取り付けた一次ばねを具える。キャリアにかかるこの一次ばね力は、軸に沿って一次ばねに対してキャリアが移動するときの第1の作用に応じて変化する。ワイヤ又は弦がキャリアに取り付けられて、軸に沿って延在しており、キャリアにかかる軸方向の力がワイヤ又は弦にかかる。二次ばねは、第1の端部がキャリアに取り付けられており、キャリアに二次ばね力をかける。二次ばね力は、軸を横切る方向にかかり、軸に沿った方向にキャリアにかかる軸方向の成分を有する。二次ばね力は、二次ばね力の軸方向の成分が、キャリアが軸に沿って一次ばねに対して移動するときの第2の作用に応じて変化するように構成されている。キャリアにかかる正味の軸方向の力は、一次ばね力と二次ばね力の軸方向の成分との和を含む。
このような一実施例では、弦楽器が定張力装置を具えており、ワイヤ又は弦が、キャリアに取りつけた第1の端部と、キャリアに対して固定されている第2の端部を有する音楽弦である。二次ばねは、キャリアが軸に沿って縦方向に移動すると、二次ばね力の軸方向成分が、二次ばねのばね定数関数に応じて変化するように選択され、二次ばねのばね定数関数は、一次ばねのばね定数関数に近く、一次ばねのばね定数とは逆に、キャリアにかかる正味軸方向の力が、縦方向の一ミリの動きにつき、好ましい張力の約1.2%以内にとどまるように選択される。別の実施例では、キャリアが軸に沿って縦方向に移動するときに、二次ばね力の軸方向成分が、キャリアにかかる一次ばね力の変化に近い大きさを有して、キャリアにかかる正味軸方向の力が、縦方向の動き一ミリ当たり、所望の張力の約0.6%内にとどまるように、二次ばねが選択される。
別の実施例では、二位ばねの第2の端部がキャリアに対して固定されており、二次ばねの角度が、軸に直交するラインと二次ばねの動くラインとの間で規定されている。キャリアは、対向する第1及び第2の軸位置の間の軸に沿った距離として規定される動作範囲を有し、第1及び第2の軸位置間にある。幾つかの実施例は、更に、この動作範囲の第1の軸位置に第1のストップを具え、この第1のストップによって、キャリアが第1の方向で第1の軸位置を過ぎて動かないようにしている。このような実施例は、更に、動作範囲の第2の軸位置に第2のストップを有しており、この第2のストップによって、キャリアが第2の軸位置を超えて第2の方向に動かないようにしている。
その他の実施例では、動作範囲が、最大10°までの二次ばねの角度変化に対応している。
一実施例では、二次ばね力が動作範囲内のある点において、軸に直交する方向にある。追加の実施例では、動作範囲が、二次ばね角が±5°である範囲内で規定される。
いくつかの実施例では、ギターが、ギターのヘッドストック又はブリッジの内の一方に装着した定張力装置を具えている。ギターの弦は、キャリアに取り付けた第1の端部と、ギターのヘッドストックとブリッジの一方に取り付けた第2の端部を有する。ギターの弦の張力は、キャリアに係る軸方向の力と同じである。
いくつかの実施例では、キャリアはギターの弦が完全に調整した張力に保持される位置に移動可能であり、ギターの弦は伸びるので、一次ばねによってキャリアにかかる軸方向の力が減少し、二次ばねによってキャリアにかかる力の軸方向成分は、ギターの弦が延びるときにキャリアが移動する方向において、増える。
ギターの更なる実施例では、二次ばねの第2の端部が、キャリアに対して固定されており、二次ばねの角度が、軸に直交するラインと二次ばねが動くラインとの間に規定される。キャリアは、二次ばねの角度の最大10°の変化に対応する軸に沿った距離として規定される。一次ばねは、一次ばねのばね定数を有し、二次ばねは、一次ばねのばね定数に対向する軸ばね定数の成分を有し、動作範囲内のギターの弦における張力の変化は、10セント又はそれ以下の周波数に対応する動作範囲にある。
更なる実施例では、二次ばねが、キャリアの対向する側部で動作する一対のばねを具え、二次ばねの第2の端部がキャリアに対して固定されている。幾つかの実施例では、二次ばねが、キャリア及び固定した二次ばねマウントにしっかり連結することができる。
いくつかの実施例では、二次ばねが圧縮方向に偏向したフラットシートを具える。幾つかの実施例では、このフラットシートは、コネクタと固定した二次ばねマウントにしっかり連結されている。更なる実施例では、複数のフラットシートが互いにスペースを開けて、配置されている。
更なる実施例では、この一対のばねが、偏向バーを具えている。
これらの実施例の幾つかは、更に、各偏向バーとキャリアの間にコネクタを具えている。幾つかの実施例では、このコネクタが、細長バーを具えている。その他の実施例では、コネクタがボールベアリングを具える。
更なる実施例によれば、定張力装置が提供されている。この装置は、軸に沿って移動可能に構成したキャリアと、このキャリアに取り付けられており、軸に沿って延在するワイヤ又は弦を具え、キャリアにかかる軸方向の力がワイヤ又は弦に伝わる。目標の張力は、ワイヤ又は弦の所望の張力として規定される。ばねは、キャリアに取り付けた第1の端部と、キャリアに対して固定されているばねマウントに取り付けた第2の端部を具え、このばねが、キャリアにばね力を与える。ばねの角度は、軸に直交するラインと、ばねの動きのラインとの間で規定される。ばね力は、軸を横切る方向にかかり、軸方向の力成分と軸に沿った方向にキャリアと伝達される軸ばね定数を具える。ばねは、軸方向の力成分が、ばねの軸方向のばね定数がゼロでありゼロ定数角度であるときに、目標張力と同じになるように選択される。
別の実施例では、ばね角度がゼロのレート角より大きい場合、軸方向のばね定数が、負か正であり、ばね角度がゼロのレート角より小さい場合、軸方向のばね定数が逆の負又は正のいずれかである。
図1Aは、ばねの構成を示す図である。図1Bは、弦が伸びている状態における図1Aのばねの構成を示す図である。 図2Aは、一の実施例に係るばねの構成を示す図である。図2Bは、舷が伸びている状態における図2Aのばねの構成を示す図である。 図3は、別の実施例のばねの構成を、3つの位置で示す図である。 図4は、別の実施例のばねの構成を、3つの位置で示す図である。 図5は、別の実施例のばねの構成を、3つの位置で示す図である。 図6は、更なる実施例による更に別のばねの構成を示す図である。 図7は、更なる実施例による更に別のばねの構成を示す図である。 図8A及び8Bは、更に別の実施例によるばねの構成を、2つの位置で示す図である。 図9A及び9Bは、更に別の実施例によるばねの構成を、2つの位置で示す図である。 図10は、ここに述べた実施例の少なくともいくつかに用いることができる特徴を示す図である。 図11は、一の実施例によるストップの特徴を詳細に示す図であり、図9に示す実施例の一部として示されている。 図12は、さらに別の実施例によって構成したばねの構成を示す図である。 図13は、さらに別の実施例によって構成したばねの構成を示す図である。 図14は、図12に示す実施例にある特徴を用いた張力装置の実施例を示す図である。 図15は、ギターのヘッドストックの上に張力装置を用いたバスギターを示す図である。 図16は、更なる実施例によって構成したばねの構成を示す図である。 図17は、図16に示す実施例の特徴を用いた張力装置の実施例の斜視図である。
以下の説明は、複数の実施例で用いられている発明の特徴を示す実施例に関する。ここで明確に議論されてはいないが、ここに述べる一またはそれ以上の原理を使用できる実施例があると解するべきである。これらの原理は主に、弦楽器について述べられている。しかしながら、ここに述べた原理は、スポーツ用品、工業的及び/又は建築学的アプリケーションなどその他のアプリケーションもあると解するべきである。これらのアプリケーションは、ある動作範囲を超えて動き、及び/又は、正のばね定数を示すばね構造を用いることができるアイテムにほぼ一定の力を掛けることが望ましい。
本開示は、弦、ワイヤ、その他が、ある距離範囲を超えて長さが変化するような場合でも、この弦、ワイヤ、などにほぼ一定の張力をかける装置の実施例について述べている。特に、出願人の米国特許第7,855,440号は、ワイヤ又は弦が伸びる及び/又縮んだ時に、ワイヤ又は弦にほぼ一定の張力を達成する、同様の、しかし別の原理を教示している。この特許は、全体が参照によりここに組み込まれている。
図1Aを参照すると、ばねベースの張力装置30は、固定端34と可動端36を有するワイヤ32と、固定端42と可動端44を有する一次ばね40を具える。ワイヤ32の固定端34は、固定したワイヤマウント38に装着されており、一次ばね40の固定端42は、固定したばねマウント48に装着されている。一次ばね40は、ばね定数kである。ワイヤ32と一次ばね40の可動端は、両方ともキャリア50(又は取付けポイント)に取り付けられており、一次ばね40とワイヤ32は同軸となっている。一次ばね40はワイヤ32を、一次ばね40の力Fpがワイヤの張力Twと同じになるように引っ張っている。この実施例では、好ましい張力はTpである。図1Aでは、Fp=Tw=Tpである。
時間が経過すると、ワイヤ32は伸びるあるいは縮む。図1Bは、このような状態を示しており、ワイヤ32は軸方向の距離xだけ伸びている。ばね40は、フックの法則に従うため、ばね40の力は、−kx低減し、ワイヤTwの張力に対応する変化をもたらす。従って、Fp=Tw=Tp−kxとなる。このように、ワイヤ32の張力は、もはや好ましい張力Tpではない。特に、フックの法則(F=−kx)は線形関数である。
図2A−Bは、好ましい又はほぼ好ましい張力Tpでワイヤ32の張力を維持するばねベースの張力装置30の別の実施例を示す図である。二次ばね60は、固定端62と上述の可動端を具える。固定端62は、二次ばねマウント68に取り付けられている。二次ばね60の可動端64は、キャリア50の一次ばね40とワイヤ32の可動端36、44に取り付けらえている。図2Aに示すように、二次ばね60は、図2Aに示す初期位置において、ワイヤに一次ばね60によって与えられる力Fpに対して直交する方向にある力Fsを与える。Two.好ましくは、キャリア50は抑制されており、一次ばね40とワイヤ32に同軸の経路に沿ってのみ移動する。Fsは図2Aに示す取り付けポイントに対して直交しているので、Fsは軸に沿って0のベクトル力成分を有する。このように、二次ばねFsはTwに影響しない。
図2Bを参照すると、図1Bに関して上述したように、時間が経つとワイヤ32は伸びてしまい、一次ばね40によってワイヤ32にかかる一次力Fpに低減(kx)が生じる。しかしながら、キャリア50は軸に沿って距離x移動するので、二次ばね60は、固定端62の周りを角度α回転する。二次力Fsは、もはや軸に対して直交しないが、式Fs(sinα)で決まる軸方向ベクトル成分(Fsa)を有する。このように、ワイヤの張力は、Tw=Tp−kx+Fs(sinα)として計算される。Fsaも、Fs(cosθ)で決定することができ、従って、Tw=Tp−kx+Fs(cosθ)となる。
角度αが、約0−20°、より好ましくは0−15°、より好ましくは0−10°、最も好ましくは0−5°と比較的小さい場合、sinαは、ほぼ線形関数である。上述した通り、−kxは完全に線形関数であり、一次ばね定数kは一定であるとともに、関数は負である。従って、このように比較的小さい角度αを超えると、二次ばね力Fsは、偏向作用範囲(x)を超えて選択することができ、関数k(s)xの値はFs(sinα)で概算される。また、二次軸方向ばね定数k(s)はαによって変化し、ばね定数の関数は正である。このように、図2Bに示す作用範囲を超えると、ワイヤ32が伸長すると、一次ばね40によって与えられる力Fpが小さくなるが、二次ばねによって与えられる力Fsの軸方向の力成分Fsaは、これに対応して増え、一次力と同じ軸方向に向けられる。この結果、ワイヤTwの総張力は、好ましい張力Tpまたはその近くにとどまる。特に、これらの範囲αにおける二次軸方向ばね定数k(s)は、負の一次ばね定数と反対に、正である。従って、図2Bに示すワイヤの長さが縮んで、αが負になっても、一次ばねによって与えられる張力Fpは増えるが、二次ばねによって与えられる力Fsの圧縮軸方向の力成分Fsaは、Fpと反対の方向となり、同じ値を持つ。この結果、ワイヤTwの総張力は、好ましい張力Tpに、あるいはその近傍にとどまる。
下記の表1は、図2A−2Bに示す構造を有する一実施例のパフォーマンスの実際のライフシナリオを示すスプレッドシートである。表1に示すシナリオでは、図2A−2Bに示す、一次ばね40(ばね1)、二次ばね60(ばね2)、及び、弦32が示されている。一次ばね(ばね1)は、一インチ当たり64ポンドのばね定数(k1)を有する。二次ばね(ばね2)は、圧縮されており、一インチ当たり10ポンドのばね定数を有する。取り付けポイント(キャリア50)の移動レンジは0.0625インチである。この実施例では、二次ばね(ばね2)の初期長さyが0.3インチであり、圧縮されて初期張力(Fs)が19.7ポンドである。このシナリオでは、二次ばね60の初期位置が、一次ばね40に垂直である。
Figure 0006461156
表1に示すシナリオでは、一次ばね(ばね1)の初期張力Fp、(したがって、ワイヤの好ましい張力Tp)が10ポンドであり、一次ばね40の初期長さL1は1.4インチである。このスプレッドシートは、ばねがギターの弦に張力をかけているギターのアプリケーションをシュミレートしており、時間が経つと、ギターの弦が伸びる(ここでは、移動レンジである0.0625インチを超える)。スプレッドシートは、ばねの状態と0.0625インチの移動レンジに沿った様々なポイントにおけるワイヤ/ギターの弦の張力を示している。
図2A−2B及び表1に示すように、弦32は伸びると、キャリア50及び付属アタッチメントポイントが移動する。この結果、一次ばね40(ばね1)の長さが距離x短くなり、一次力Fpが対応して小さくなる。しかしながら、二次ばね60(ばね2)が回転して、Fscosθ又はFssinαで計算される軸方向成分力Fsaが増える。すなわち、ばね2の長さL2がこの回転と共に若干変化し((y2+X2)1/2)で計算される)、Fsがばね2のばね定数によって若干変化する。
表1に示すシナリオでは、0.0625インチの弦の伸びを超えて、二次ばね60(ばね2)が約12°回転し、ワイヤの総張力(Tw)が好ましい(初期)張力Tpから最大で約0.4%変化する。このような変化によって、あるとすれば、ギターの弦の高さに最小の可聴変化が生じる。
様々な長さ、ばね定数、その他は、一次ばね及び二次ばねに対して選択することができ、特定の結果を変化させるが、一次ばねは直線的に移動し、二次ばね(あるいは、少なくとも二次ばねの動きのライン)は軸方向の成分力の変化率が一次ばねの力の変化率をなくすように変化するので、二次ばねを選択して一次ばねによってかかる張力のリニアな変化を近似するという原理は残る。
次いで、図3を参照すると、別の実施例において、対向するばねマウント68が互いに対して固定されており、互いから幅wだけスペースが空いている。同一のばね対60が設けられており、軸aに沿って直線的に移動するように構成されたキャリア50に取り付けられる前に、固定端62が固定ばねマウント68の一方に取り付けられている固定端と可動端がある。図に示すように、ばね60は、好ましくは軸に対して対称に配置されている。ワイヤ32あるいはそのようなものをキャリア50に取り付けることができる。
図3に示す実施例では、各ばね60が軸aに直交するラインに対して角度αを成している。図3では、α=60°である。更に、図4および5、及び下記の表2を参照すると、キャリア50が軸に沿って移動するので、角度αは、ばねが圧縮されると、ばね60の長さと各ばねの軸方向の力成分Fsaと同様に小さくなる。更に、表2に示すように、軸に沿った各ばねの有効ばね定数XPもα分変化する。
下記の表2では、ばね60が初期に、α=60°に、ばねの静止長が2.0インチになるように配置されている。この例示であるばねは、ばね定数kが1インチ当たり90ポンドであり、固定したばねマウント68間の幅wが2.0インチである。従って、各固定ばねマウントは軸から1.0インチのところにある。表2は、この構成の様々な態様が、図3−5に示すようにキャリア50が軸に沿って直線的に移動したときにどのように変化するかを示す。特に、αが小さくなると、各ばねの長さLが小さくなり、各ばねが圧縮されてばね力Fsがかかる。このばね力は、力の軸方向成分Fsaを含む成分に分けることができる。αの1度の減少で、キャリア50によって移動する軸方向の距離における対応する漸増変化がある。漸増する軸方向の距離で割った軸方向の力Fsaは、ばねの移動に沿ったそのポイントにおける軸方向のばね定数kaを示している。従って、表2に示すように、軸方向のばね定数は、αと共に変化する
Figure 0006461156
Figure 0006461156
Figure 0006461156
次いで、図4及び表2を参照すると、αが約37°のときに、漸増する軸方向ばね定数が負のばね定数から正のばね定数へと移行する。また、図5及び表2を参照すると、角度がα=0°に近づくと漸増するばね定数はほぼ一定であり、図に示す実施例では正である。特に、約α=5°から約α=−5°のα=0°付近のゾーンでは、ばね定数はほぼ一定である。
次いで、図6を参照すると、別の実施例において、一次の軸方向ばね40がキャリア50に取り付けられており、ワイヤ32に一次ばね力Fpを供給するように構成されている。このばねは、また、キャリア50に図2と同様の態様で取り付けられている。図6においては、対向する同一の二次ばね60が、図3乃至5に示すばね60と同じように配置されている。この実施例では、一次ばね40は、フックの法則に従って、定ばね定数kを有する。図に示すように、二次ばね60は、α=0±5°の範囲に配置されており、二次ばね60の力Fsaの軸方向成分は、sinαの関数である。これは、α=0±5°といった小さい角度においてはほぼ線形関数である。このように、好ましい実施例では、二次ばね60を選択して、ワイヤ32(又はいくつかの実施例では楽器の弦)が時間が経って伸びる又は縮んだときに、キャリア50が軸方向に移動するときの一次軸方向ばね力Fpの線形減少を概ね追従する又はこれを補償するようなばね定数を有するようにする。このように、ワイヤ32の張力Twは、伸縮する間にほぼ同じに維持される。好ましい実施例では、このような力の補償がα=0±5°といった動作範囲内で作用する。アプリケーションの要求によって、この動作範囲はα=0±3°など、より小さくてもよく、あるいは、α=0±10°、α=0±15°、またはα=0±20°でも、といったより大きくてもよい。
図6及び表2を参照すると、好ましい実施例では、α=0°又はα=0°付近で各二次ばね60のばね定数が1インチ当たり90ポンドにちかづく。このような実施例の一つでは、一次ばね40は、1インチ当たり180ポンドのばね定数を有するように選択されている。このように、冒頭に対して約α=0°の動作範囲では、一次ばね40は1インチ当たり約−180ポンドの張力のばね定数を有しているが、二次ばねは、1インチ当たり約180ポンドの圧縮した軸方向のばね定数を提供するよう組み合わせている。この組み合わせたばね定数は、次いで、ゼロに近づき、約α=0°の動作範囲でゼロに近づいている張力装置30によってかかる力に変化をもたらす。
より詳細には、図6及び表2に記載の実施例において、キャリア50がα=0°からα=1°に移動すると、キャリアは軸方向に0.017455インチ移動する。従って、一次ばね40によってかかる張力Fsaは、(180ポンド/インチ)(0.017455インチ)だけ小さくなる。しかしながら、二つの二次ばね60によって提供される力の軸方向成分Fsaは、2(1.57048ポンド)=3.1410ポンドである。このように、キャリア50がα=0°からα=1°に移動するときの張力の正味の変化は、0.0009ポンドに過ぎない。更に、表3を参照すると、α=0±5°に対する正味軸方向ばね定数kaは、二次ばね60の組み合わせた軸方向ばね定数に、一次ばね定数(ここでは、180ポンド/インチ)を加えることによって計算できる。
Figure 0006461156
表3を見ると、α=−4°から4°の範囲を超えると、正味軸方向ばね定数kaは、平均約−1.15ポンド/インチである。α=−5°から4°の範囲を超えると、正味軸方向ばね定数kaは、平均約−1.37ポンド/インチである。α=−5°から5°の範囲を超えると、正味軸方向ばね定数kaは、平均約−1.69ポンド/インチである。
次に、図7を参照すると、別の実施例において、ばねベースの張力装置30の動作範囲を、ゼロのばね定数のゾーンにまたがって配置することができ、このゾーンではばね定数が負のばね定数から正のばね定数に移行する。ばね定数の大きさは、この範囲で反転するので、正味平均ばね定数は所望の範囲内にとどまる。このように、ゼロのばね定数の転移に亘る動作範囲における二次ばねの正味軸方向成分の変化は、このゾーンを通ってキャリアが移動するときの一ばねの力の変化に近づけることができる。このような動作範囲は、ゼロばね定数のポイントに対応するおよその角度に規定できる。表に記載の実施例では、約α=37°でばね定数がゼロに近くなる。幾つかの実施例では、動作範囲は、ゼロばね定数の角度について、±1°、±2°、±4°、α=±5−7°、あるいは±10°に規定される。ゼロばね定数の位置では、軸方向の位置における漸増変化によって、かかった力に変化を招かない。しがたがって、この実施例では、ばね60のみが必要である。
図8Aを参照すると、一実施例によって構成したばね張力構造70の別の実施例は、図6に線図的に示す構造に類似する論理的挙動を追従している。
図8Aに示すように、一次ばね40は固定端において固定マウント38に取り付けられている。一次ばね40の可動端44は、好ましくは軸方向に移動するように制約されたキャリア50に取り付けられている。キャリア50は、ワイヤ又は弦32に取り付けられており、一次ばね40は弦32と同軸に整列して弦32に張力をかけており、一次ばね40によって提供される張力の変化は、関数−kxに従って変化する。この実施例では、二次ばねアッセンブリが一対の対向して配置した片持ちバー(板バネ)72を具えており、これは、線形可撓性ばねとして作用する。各板バネ72は、キャリア50にコネクタバーを介して連結しており、それまでは、キャリア50と板バネ72に形成された対応するナイフエッジ状受け部28で受ける対向するナイフエッジ状端部76を有する。このナイフエッジ状端部76及び受け部78は、互いの端部でジョイント80を形成しており、キャリア50が板バネ72に対して移動し、コネクタバー74が対応して回転するときの回転摩擦を最小限にしている。
図8Aは、α=0°に構成した装置70を示している。動作中は、ワイヤ又は弦32が伸びる(図8B参照)ので、キャリア50は軸方向に移動して(距離x)、従って、コネクタ74が回転する。また、上述した態様で、板バネ72によって提供された二次ばねの力Fsが、この力の半分を提供している各板バネによって非ゼロ軸方向成分Fsaとなり、力Fsaがコネクタバー74を通ってキャリアに伝わる。好ましくは、板バネ72は、Fsaが動作範囲のαを超えてkxあたりになるように選択される。
図9A−Bは、別の実施例90を示しており、ここでは板バネ92が二次力を供給している。図9A−Bでは、板バネ92がジョイント100において曲面96を有し(半円形面)、キャリア50もキャリアジョイント100において曲面98を有する(半円形面)。球面ボールベアリングなどのベアリング102が、各板バネとキャリアの曲面96、98の中間に配置されている。この実施例は、図6及び8の実施例と同様に動作する。しかしながら、キャリア50が軸方向に移動すると、ボールベアリング102がジョイント面96、98の上で非常に小さい摩擦で回転する。このように、キャリア50上の板バネ92の動作ラインが、その他の実施例と同様に、角度αに沿って変化する。
いくつかの実施例では、曲面96、98が固定の曲率半径でアーチ形状であってもよい。その他の実施例では、この局面がその長さに沿って変化する曲率半径を有し、カム効果を生成するようにしてもよい。このカム効果は、関連する二次ばねが、例えば、カム表面を用いて、レバーアームを作って特定の値αでの軸方向ばね定数における漸増変形を補償する機械的アドバンテージを作るように、一次ばねの線形−kx関数により近くなるのを支援するように選択することができる。
本明細書に開示されておりこの実施例であるいはその他の実施例で使用しているキャリア50は、所望の態様で支持されている。幾つかの好ましい実施例では、表面上につるされており、一次ばねによって供給される張力で適所に保持され、取り付けたワイヤ又は弦によって支えられている。その他の実施例では、キャリアは表面上を摺動する。更に他の実施例では、線形ベアリングによって表面上に支持されている。
好ましい実施例では、図10を参照すると、一次ばね40の固定端が選択的に移動して、初期張力/初期一次ばね長さを変えることが好ましい。図に示す実施例では、調音ペグ又はノブ106がペグフレーム108によって支持されており、一次ばねを固定したマウント48を担持するマウントキャリア110に螺合におって取り付けられている。調音ペグ106が回転すると、一次ばねの固定端サポート48が移動する。キャリア110も軸方向に移動することが好ましく、一次ばねが伸びて、より多くの張力を提供する。好ましくは、ワイヤ又は弦も張力がかかりキャリアがその張力が一次ばねによって完全に提供される位置に移動する。
図11をさらに参照すると、ストップ機構120が第1及び第2の移動リミッタ122(又はストップ)を具えており、これは、所望の動作範囲を超えてキャリア50が軸方向に移動することを防止するよう配置することができる。幾つかの実施例では、ストップ機構は、関連する張力装置を支持しているフレーム又はその他のサポートに取り付けられている。
いくつかのギターベースの実施例では、調音ペグ106を介して現に、キャリア50が第2ストップ122(キャリアの弦側にある)の直近にあるのに十分な張力をかける。このように、ユーザが演奏中に「ベンドした」音を望むのであれば、キャリア50は第2ストップに係合して、キャリアが弦32を引っ張っているユーザを補償するように更に移動することを防止して、ユーザが弦の張力を上げて「ベンドした」音となるようにする。
次いで図12を参照すると、別の実施例が線図で画かれており、ここでは弦32と同軸の一次ばね40が、緊張して保持されており、軸方向に直線的に動くように構成されたキャリア50を介して弦32に連結されているコイルばねを具える。二次ばね130は、板バネ130が取り付けられているばねマウント68間の幅wより長い、ばねスチールのフラットピースを具えるように構成されている。また、板バネ130の中央は、キャリア50にも取り付けられており、装置の幅の中に納まるように板バネ130は圧縮されている。図に示すように、このような圧縮によって、フラットシート130は、軸の各側部の2つの対称曲面内に偏向される。図12に示すように、各曲面、圧縮した二次ばね力Fsを提供しており、軸を横断する方向にある。図に示す実施例では、二次ばね力がα=0°である方向に向けられている。弦が伸びたり縮んだりすると、キャリア50軸方向に移動し、二次ばね力が、上述した一次版40によって生じる軸方向の力の変化を少なくとも部分的に補償する軸方向成分Fsaとなる。
次いで、図13を参照すると、別の実施例において、ばねスチールの板バネシート140を用いて、張力装置を構成しており、この装置では、二次ばね力がゼロばね定数位置に対応する偏向角度にほぼ対応する方向を向いている。図7に関して上述した通り、一実施例では、一次ばねはゼロばね定数位置付近では動作する必要がない。
次いで、図14を参照すると、別の実施例が記載されており、この実施例では張力装置160は、複数の偏向フラットシート130が設けられており、全部で、所望の二次ばね力Fsを提供していることを除いて、図12の装置に似た構成を有する。図に示す実施例では、固定弦マウント68が、スペーサ162を具え、互いに間隔を明けて配置しているが、マウント68のクランプ164内に固定されているばねスチールの隣り合うシート130を保持するスペーサ162を具える。同様に、この実施例では、キャリア50が細長であり、ばねスチールの隣り合うシート130間にスペースを維持するいくつかのスペーサ162具える。キャリア50上に配置したクランプも、ばね130とスペーサ162を適所に保持できる。幾つかの実施例では、スペーサ162は、必要に応じてあるいは所望の場合に交換できるばねスチールでできたフラットピースを具える。別の実施例では、ばねスチールでできた層が互いに係合している。
図14に示す実施例では、ばねスチールでできた複数の偏向シート130を組み合わせて、所望の二次ばね力Fsを提供している。図に示す実施例では、一次コイルばね40が911ポンド/インチのばね定数を有し、二次ばねは、10個の3ミリの厚いばねスチールでできた幅ハーフインチのストリップ130を具える。各シートの長さのハーフインチは、キャリア50とマウント68との間の約0.3インチのスペース内で変更する。マウントは、好ましくは、フレーム166に組み込まれている。このフレームは、図に示す実施例では、トータルで幅約0.66インチ、長さ訳2.3インチ、高さ約0.665インチである。
図14に示す実施例においてフレーム幅は0.66インチであり、選択したばね定数は、典型的な電子バスギターの弦間のスペースと一例のバスギターの弦の所望の力に近い。従って、図15をさらに参照すると、好ましい実施例では、複数の張力装置160がバスギター170のヘッドストック168に並べて装着されており、対応する音楽弦32に張力を掛ける専用の各張力装置160を有する。弦32の一端は、ギター170の本体174上の支持されているブリッジ172に固定されている。弦32の他端は、対応する一の張力装置160に取り付けられている。
図12乃至14を参照して上述した実施例では、ばねシートがマウントとキャリアにしっかり固定されているので、部品が他方に対して移動できない、固相システムであると考えられる。このように、外部摩擦はわずかであるか、あるいは全くない。または、張力装置が汚れやすすなどの外部要素にさらされた場合でも、この要素はばね機能に実質的に影響しない。コイルばね、板バネ、その他といったその他のタイプのばねを用いた実施例は、ばねがマウントとキャリアにしっかり連結されるよう構成できると考えられる。
次いで、図16を参照すると、張力装置180の別の実施例において、ばねスチールでできたシート190が、シートの中央でキャリア50に固定されている。このばねスチールシート190は、シートの外側端部が張力装置180のマウント壁192にほぼ平行に配置されており、マウント68によって適所に固定的に保持されている。別の実施例では、シート190の重なった外側端部が、マウントによって適所に保持されていない。
更に、図17を参照すると、図16に示す実施例と同様の張力装置180が、キャリア50に装着したばねスチールでできた複数のシート190を用いており、各ばねシート190の間にスペースがある。各シートは、キャリア50の両側に偏向しており、各ばねスチールシート190の端部は、フレーム194のマウント壁192に対向して配置されており、隣り合うシート190は少なくとも部分的に互いに重なり合っている。マウント68は、シート190をマウント壁192に固定できる。各偏向したシートは、横方向に向けた力をキャリア50の各側部に掛けて、シートによってかかるちからは、二次力Fsと合わさる。各シート190は、対応するシート190の上に横方向に延びて、螺合したボルト196の下に配置することによって、キャリア50に固定することができ、関連するシートの中央を偏向させる。追加の実施例では、各シートは対応する締結具にしっかり取り付けることができる。
上述した通り、上述の特徴を有する張力装置の実施例は、ギターなどの弦楽器に組み入れることができる。実施例は、ギター又はその他の弦楽器のブリッジとして機能でき、配置することができる。別の実施例では、本明細書で述べたような定張力装置を、ギター(電子ギター又はアコースティックギター)、バイオリン、チェロ、又はその他の弦楽器のヘッドストックに配置することができ、従って、楽器の本体からスペースを開けて構成部品を保持している。本明細書に記載した張力装置を組み込むのに適した弦楽器には、ピアノ、マンドリン、スチールギター、その他が含まれる。
「セント」は、音程の測定に用いる対数単位である。より詳しくは、1セントは、12音半音階における一つの音から次の音への周波数差の1/100である。この音階では、各オクターブに12音があり、各オクターブは、1200セントが周波数を2倍にするように、周波数を倍にしている。従って、1セントは、所定の周波数の2(1/1200)倍に正確に等しい。周波数は、張力の二乗に比例するので、1セントは、一の張力値から1セント離れたある張力値へ2(1/1200)2)=2(1/600)の張力変化と同じでもある。2(1/600)−1=1/865(0.001156)。従って、張力の1/865(0.001156)分の変化ごとに、周波数が1セント異なる。同様に、張力の1/86(0.01156)分の変化ごとに、周波数が10セント異なり、張力の1/173(0.0578)分の変化ごとに、周波数が5セント異なる。
一の実施例では、弦楽器に使用するように構成した張力装置の動作範囲は、1mmの動きにつき、10セント又はそれより小さい周波数の変化に対応するように選択される。別の実施例では、張力装置の動作範囲は、1mmの動きに付き5セントまたはそれより小さい周波数の変化に対応するように選択される。動作範囲の実際の長さは変えることができるが、幾つかの実施例では、最大で約1mmの動きである。別の実施例では、動作範囲は最大で約1−1.5mmの動きである。さらに別の実施例では、動作範囲が最大で2mmの動きである。
図6と表3を再度参照すると、一の実施例において、α=−5°からα=4°の10°の範囲は、総変異距離0.175インチと、平均ばね定数1.37ポンド/インチに相当する。したがって、この範囲の一方の側部から他方の側部への張力の変化は、0.24lb.であり、これは0.24ポンド/180ポンド=0.001332の張力の変化である。これは、役1.15セントに相当し、所望の範囲内であるとともに、人の耳では聴覚的に検出されない範囲内である。
例えば10セントといった、所望の動作範囲を規定する張力の所望の最大変化を決定するには、弦の張力に周波数の10セントの変化の値を乗算する。例えば、約10ポンドの張力に設計されたギターの弦では、10セントの周波数に対応する張力の変化は、10ポンド(01156)=0.12ポンドで計算される。
上記で詳しく述べていないが、ここに述べた原理を用いるそのほかの実施例を形成するよう組み合わせた特徴を含む実施例も含めて、上述したいずれの実施例の構成要素も、弦楽器に適した動作範囲を有する張力装置を構成するように選択できる。
上述した実施例は、実質的な選択性を有する構造を開示している。このことは、発明の主題を開示し説明するのに適したコンテキストを提供している。しかしながら、その他の実施例は異なる特別な構造形状および相互作用を使用することができると理解される。
発明の主題は、好ましいあるいは図に示す実施例と実験例のコンテキストで開示されているが、発明の主題が、特に開示した実施例を超えてその他の代替の実施例、及び/又は、発明の使用、及び明らかな変形例および均等物にまで及ぶことは当業者には自明である。さらに、開示した実施例のいくつもの変形例が示され詳細に説明されているが、発明の主題の範囲内にあるその他の変形例も、この開示に基づいて当業者には明らかである。また、開示した実施例の特別な特徴および態様の様々な組み合わせまたはサブコンビネーションを行うことができ、これも発明の主題の範囲内にあることを意図している。したがって、開示した実施例の様々な特徴および態様は、互いに組み合わせてあるいは交換して、開示した発明の主題の変形モードを形成できると解するべきである。このように、ここに開示した発明の主題の範囲は、上述した特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲のフェアな読みによってのみ決定されると意図している。

Claims (21)

  1. 定張力装置において:
    軸に沿って一次ばね力を与えるようにキャリアに取り付けられた一次ばねであって、前記キャリアに与えられた一次ばね力が、前記キャリアが前記軸に沿って前記一次ばねに対して移動するときに、一次ばね定数の関数に応じて変化する、一次ばねと;
    前記キャリアに取り付けられ前記軸に沿って延在するワイヤ又は弦であって、前記キャリアに与えられた正味の軸方向力が前記ワイヤ又は弦にかかるようにした、ワイヤ又は弦と;
    前記キャリアに取り付けられ当該キャリアに二次ばね力を与える第1の端部を有する二次ばねであって、前記二次ばね力が前記軸に対して横方向にかかり、前記軸に沿った方向において前記キャリアに与えられる軸方向成分を有し、前記二次ばね力が、前記二次ばね力の軸方向成分が前記キャリアが前記軸に沿って前記一次ばねに対して移動するときに二次ばね定数関数に応じて変化するように構成されている二次ばねと;
    を具え、
    前記キャリアにかかる正味の軸方向力が、前記一次ばね力と、前記二次ばね力の軸方向成分との和であることを特徴とする定張力装置。
  2. 請求項1に記載の定張力装置を具える弦楽器において、
    前記ワイヤ又は弦が、前記キャリアに取り付けた第1の端部と、前記キャリアに対して固定した第2の端部を有する弦楽器の弦を具え、前記二次ばねが、前記キャリアが前記軸に沿って縦方向に移動するにつれて、前記二次ばね力の軸方向成分が、前記二次ばね定数関数に応じて変化し、前記二次ばね定数関数が、前記一次ばね定数関数に類似しているとともに、前記一次ばね定数関数と正負が反対であり、前記キャリアにかかる正味の軸方向力が、縦方向の移動量一ミリ当たり好ましい張力の約1.2%の範囲にとどまるようにしている、ことを特徴とする弦楽器。
  3. 請求項2に記載の弦楽器において、前記二次ばねが、前記キャリアが前記軸に沿って縦方向に移動するときに、前記二次ばね力の軸方向成分が、前記二次ばね定数関数に応じて変化するように選択され、前記二次ばね定数関数が、前記一次ばね定数関数に類似しているとともに、前記一次ばね定数関数と正負が反対であり、前記キャリアにかかる正味の軸方向力が、縦方向の移動量一ミリ当たり好ましい張力の約0.6%の範囲にとどまるようにしている、ことを特徴とする弦楽器。
  4. 請求項1に記載の定張力装置において、前記二次ばねの第2の端部が前記キャリアに対して固定されており、二次ばねの角度が、前記軸に直交するラインと前記二次ばねが動くラインとの間に規定されており、前記キャリアが、前記軸に沿った第1の軸位置及び第2の軸位置の間の距離として規定された動作範囲を有し、前記キャリアが前記第1及び第2の軸位置の間にあることを特徴とする定張力装置。
  5. 請求項4に記載の定張力装置が、さらに、前記動作範囲の第1の軸位置に第1のストッパを具え、当該第1のストッパで、前記キャリアが前記第1の軸位置を通って第1の方向に移動することを防止していることを特徴とする装置。
  6. 請求項5に記載の定張力装置がさらに、前記動作範囲の第2の軸位置に第2のストッパを具え、当該第2のストッパで、前記キャリアが前記第2の軸位置を通って第2の方向に移動することを防止していることを特徴とする装置。
  7. 請求項4に記載の定張力装置において、前記動作範囲が最大10°の前記二次ばね角度における変化に対応することを特徴とする装置。
  8. 請求項7に記載の定張力装置において、前記動作範囲が、前記二次ばね角度が±5°の変化に対応することを特徴とする装置。
  9. ギターのヘッドストックとブリッジのうちの一方に装着した請求項1に記載の定張力装置を具えるギターにおいて、ギターの弦が、キャリアに取り付けた第1端部と、ギターのヘッドストックとブリッジの他方に取り付けた第2端部とを具え、ギターの弦の張力が、キャリアにかかる軸方向の力と同じであることを特徴とするギター。
  10. 請求項9に記載のギターにおいて、前記キャリアが、前記ギターの弦が完全に調整された張力で保持されている位置移動可能であり、前記ギターの弦が伸びると、前記二次ばねによって前記キャリアにかけられた力の軸方向成分が小さくなり、前記キャリアが移動する方向に前記二次ばねによって前記キャリアにかけられた力の軸方向成分が大きくなることを特徴とするギター。
  11. 請求項9に記載のギターにおいて、前記二次ばねの第2の端部が前記キャリアに対して固定されており、二次ばね角度が前記軸に直交するラインと、前記二次ばねが移動するラインとの間に規定されており、前記キャリアが、最大10°の二次ばね角度における変化に対応する軸に沿った距離として規定される動作範囲を有し、前記一次ばねが一次ばね定数を有し、前記二次ばねが当該一次ばね定数と逆の軸方向ばね定数成分を有し、前記動作範囲内の前記ギターの弦の張力の変化が、10セント又はそれより少ない周波数の範囲に対応することを特徴とするギター。
  12. 請求項1に記載の定張力装置において、前記二次ばねが前記キャリアの対向する側部で動作する一対のばねを具え、前記二次ばねの第2の端部が前記キャリアに対して固定されていることを特徴とする定張力装置。
  13. 請求項12に記載の定張力装置において、前記二次ばねが前記キャリアと固定二次ばねマウントにしっかり連結されていることを特徴とする定張力装置。
  14. 請求項13に記載の定張力装置において、前記二次ばねが圧縮時に偏向した平坦シートを具えることを特徴とする定張力装置。
  15. 請求項14に記載の定張力装置が、互いにスペースを空けて配置された複数の平坦シートを具えることを特徴とする定張力装置。
  16. 請求項12に記載の定張力装置において、前記一対のばねが偏向したバーを具えることを特徴とする定張力装置。
  17. 請求項16に記載の定張力装置がさらに、各偏向バーと前記キャリアとの間にコネクタを具えることを特徴とする定張力装置。
  18. 請求項17に記載の定張力装置において、前記コネクタが細長いバーを具えることを特徴とする定張力装置。
  19. 請求項17に記載の定張力装置において、前記コネクタがボールベアリングを具えることを特徴とする定張力装置。
  20. 定張力装置において、
    軸に沿って移動可能に構成したキャリアと;
    前記キャリアに取り付けられたワイヤ又は弦であって、前記キャリアにかかる軸方向力が前記ワイヤ又は弦に伝わるように前記軸に沿って延在するワイヤ又は弦と;
    前記ワイヤ又は弦についての所望の張力として規定される目標張力と;
    前記キャリアに取り付けた第1の端部と、前記キャリアに対して固定されたばねマウントに取り付けた第2の端部とを具え、前記キャリアにばね力をかけるばねであって、ばね角度が前記軸に直交するラインと前記ばねの動作ラインとの間に規定され、前記ばね力が、前記軸を横切る方向にあり、軸方向の力成分と、前記軸に沿った方向において前記キャリアに伝わる軸方向のばね定数とを有する、ばねと;
    を具え、
    前記ばねは、前記ばねの軸方向のばね定数がゼロとなるゼロ定数角度に前記ばね角度があるときに、前記軸方向の力成分が目標張力となるように選択されることを特徴とする定張力装置。
  21. 請求項20に記載の定張力装置において、前記ばね角度が前記ゼロ定数角度より大きいとき、前記軸方向のばね定数が正又は負の一方であり、前記ばね角度が前記ゼロ定数角度より小さいとき前記軸方向のばね定数が正又は負の他方であることを特徴とする定張力装置。
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