JP6459633B2 - 情報処理システムおよびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システムおよびその制御方法に関する。
近年、ビッグデータやM2M(Machine to Machine)など大量のデータを利用するアプリケーションが注目されている。このようなアプリケーションは、IT(Information technology)サーバなどの情報処理装置を用いた大量の情報処理を必要とする。そして、クラウドと呼ばれるインターネットを経由した大規模な情報処理も一般的になっている。
このように大量のデータを扱う情報処理を行うためには、情報処理装置を効率よく運用する技術が不可欠である。その一つとして、サーバ仮想化技術が、近年注目を集めている。
サーバ仮想化では、例えば、単一の物理サーバ(計算機)上で、一つまたは複数の仮想的なサーバを稼働させる。仮想的なサーバは仮想マシン(Virtual Machine: VM)とも呼ばれる。そして、プロセッサやメモリ、ディスク装置等の、物理サーバが有する各種の物理リソースを、それぞれの仮想マシンに分割して割り当てる。各仮想マシンで、別々のOS(Operating System)を動作させることも可能である。このようにして、物理サーバの有する限られたコンピュータ資源を有効利用できる。さらに、複数の物理マシンをまとめて大きなリソースプールとして扱い、このリソースをそれぞれの仮想マシンに割り当てることも可能である。
上記のように仮想化技術を用いれば、物理リソースを効率よく利用することができる。また、サーバ仮想化では、動作中の仮想マシンを停止させることなく別の物理サーバにネットワークを介して移送することも可能である。この機能はライブマイグレーションと呼ばれる。
以上説明したように、サーバ仮想化を用いることで、情報処理装置を効率よく利用できるが、情報通信で扱うデータ量は日々爆発的に増加しており、さらなる効率化と消費電力の低減が求められている。このような要求に応えるための技術が種々提案されている。
例えば特許文献1には、サーバ仮想化における消費電力低減技術が開示されている。この技術では、各々の物理サーバの位置と、作業負荷の時系列変化を反映する要約統計量を求め作業負荷の指標値を算出する。そして、その指標値から所定の範囲内に収まるように各物理サーバに処理を割り当てる。この時、電力効率が高い物理サーバに優先的に割り当てることで、消費電力を低減している。
また、特許文献2には、無線システムを効率的に運用する技術が開示されている。この技術では、無線基地局装置(Remote Radio Unit、RRU)において、稼働状態のベースバンドカードの数を全体のリソース使用量に応じて柔軟に制御する。なお、ベースバンドカードとは、無線通信におけるベースバンド処理を行う情報処理装置であり、特許文献1の物理サーバに相当する。無線基地局装置は、複数のベースバンドカードを有し、全体および個々のリソース使用量に基づいて、各々のベースバンドカードが実行する処理の収容替えを行う。全体のリソース使用量が少ない場合には、収容する処理(ユーザ)を少数のベースバンドカードを集約し、一部のベースバンドカードを停止する。一方、処理量が上限を超えるベースバンドカード発生した場合は、停止中のベースバンドカードを稼働させて処理を割り当てる。以上のように、全体のリソース使用量に応じて、稼働するベースバンドカードの数を最適化することで、消費電力の低減を図っている。
WO2010/050249号公報 特開2011−101104号公報
しかしながら、上記の技術にはそれぞれ下記のような問題点があった。
特許文献1の技術には以下のような問題点があった。この技術では、単純に最も電力効率の高い物理サーバに、優先的に処理割り当てをしている。このため、効率の悪い割り当て変更を選択してしまう可能性があった。割り当て変更は、ある物理サーバと別の物理サーバとの間で行われるが、特許文献1の技術では、2つの物理サーバの位置関係が考慮されていない。例えば2つの物理サーバ間に多数の転送ノードがある組み合わせを選択すれば、データの移送に多大な時間を要してしまう。このため処理効率が著しく低下してしまう恐れがあった。
また特許文献2の技術には以下の問題点あった。この技術では、全体のリソース使用量に応じて、ベースバンドカード間で処理の収容替えを行っている。ところが、収容替えを行う2つのベースバンドカードデータの位置関係が考慮されていなかった。このため、特許文献1と同様に、処理効率が著しく低下してしまう恐れがあった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、サーバを仮想化した情報処理システムで、高い処理効率を維持する方法を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の情報処理システムは、複数の物理サーバとスイッチとで形成されるサーバネットワークと、前記サーバネットワークの保持する物理リソースを仮想化して処理を実行する仮想化手段とを有し、
前記仮想化手段は、
前記物理サーバおよび前記スイッチの接続関係を表す接続情報を格納する接続情報格納手段と、
前記複数の物理サーバ間で前記処理の割り当てを移動する場合に許容する最大物理サーバ間距離を設定する最大物理サーバ間距離設定手段と、
前記接続情報と前記最大物理サーバ間距離とに基づいて前記処理の前記複数の物理サーバへの割り当てを制御する処理割り当て制御手段と、を有している。
本発明の効果は、サーバを仮想化した情報処理システムで、高い処理効率を維持できることである。
第1の実施の形態を示すブロック図である。 第2の実施の形態を示すブロック図である。 第2の実施の形態の物理サーバ性能情報の例を示す表である。 第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態の一例を示すブロック図である。 第4の実施の形態の一例を示すブロック図である。 第5の実施の形態を説明するブロック図である。 第5の実施の形態を説明する別のブロック図である。 第6の実施の形態の動作を示すフローチャートである。 第6の実施の形態の動作の第1の詳細を示すフローチャートである。 第6の実施の形態の動作の第2の詳細を示すフローチャートである。 第6の実施の形態の動作の第3の詳細を示すフローチャートである。 第6の実施の形態の動作の第4の詳細を示すフローチャートである。 第7の実施の形態の具体例を示すブロック図である。 第8の実施の形態の具体例を示すブロック図である。 第8の実施の形態の別の具体例を示すブロック図である。 第9の実施の形態の具体例を説明するブロック図である。 第9の実施の形態の具体例を説明する別のブロック図である。 第9の実施の形態の拡張した具体例を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら本発明について詳細に説明する。なお各図面における同様の構成要素については同じ記号を付し、繰返しの説明を省略することがある。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態を示すブロック図である。本実施の形態の情報処理システム1000は、複数のサーバクラスタSCが接続したネットワークと、仮想化手段100と、を有している。サーバクラスタSCは少なくとも一つの物理サーバSVがスイッチSWに接続したものである。仮想化手段100は、接続情報格納手段110と、処理割り当て制御手段120と、最大物理サーバ間距離設定手段130と、を有している。
接続情報格納手段110は、物理サーバSVの接続関係を表す接続情報を格納する。接続情報は、サーバクラスタの接続関係と各スイッチのスイッチ性能情報を保持する。またノード間を接続するケーブルの通信速度、が含まれていても良い。スイッチ性能情報には、例えば、各ポートのスループットもしくはパスコスト、レイテンシなどが含まれる。
このような接続情報を用いて、物理サーバ間の距離を算出することができる。この距離とは物理的な距離ではなく、ネットワークにおける接続の遠近を表す指標である。一般的には、ノード間距離やメトリックと呼ばれるものである。物理サーバ間距離は、例えば物理サーバ間のノードホップ数、レイテンシの総和、パスコストの総和、などを用いて表すことができる。
処理割り当て制御手段120は、仮想マシンVMなどから要求された処理を物理サーバへ割り当てる。そして、既にいずれかの物理サーバに割り当てられている処理を、別の物理サーバとの間で授受する制御を行う。このような制御を割り当て制御と称することとする。
最大物理サーバ間距離設定手段130は、割り当て制御の対象となる2つの物理サーバ間に許容する距離の最大値を設定する。この最大値を最大物理サーバ間距離と称することとする。最大物理サーバ間距離は、例えば、ネットワークの性能や処理内容に基づいて設定することができる。処理内容に基づく場合、例えば、処理容量が大きい時には最大物理サーバ間距離を小さく、処理容量が小さい場合には、最大物理サーバ間距離を大きくする、などとすることができる。
処理割り当て制御手段120は、ある物理サーバを割り当て制御対象としたときに、上記の最大物理サーバ間距離以内にあるサーバを対象として割り当て制御を行う。割り当て制御対象を最大物理サーバ間距離以内とすることで、効率の悪い割り当て変更の発生を防ぐことができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、効率の悪い処理割り当て変更が発生しないため、情報処理システムの処理効率を高く保つことができる。
(第2の実施の形態)
図2は、本実施の形態の情報処理システム1000の構成を示すブロック図である。仮想化手段100は、第1の実施の形態と同様に、接続情報格納手段110、割り当て制御手段120、最大物理サーバ間距離設定手段130を有している。加えて、性能情報格納手段140と、稼動情報格納手段150と、を有している。また本実施の形態の割り当て制御手段120は、割り当て制御順序設定手段121と、処理授受対象物理サーバ選択優先順位設定手段122と、を有している。
性能情報格納手段130は、各物理サーバSVの性能情報を格納する。性能情報には、例えば、電力効率や処理速度が含まれる。
稼動情報格納手段150は、各物理サーバSVの稼働情報格納する。稼動情報は、物理サーバが稼働中か、停止中か、を示す情報である。
割り当て制御順序設定手段121は、割り当て制御を行う物理サーバSVの順序を設定する。この順序は、性能情報格納手段140に格納された性能情報と、稼動情報格納手段に格納された稼動情報と、を参照して決定する。例えば電力効率が高い物理サーバを優先、処理速度が速い物理サーバを優先、などとして順序を決定することができる。そして、割り当て制御手段120は、決定した順序にしたがって制御する物理サーバを選択し、割り当て制御を行う。この時、当該物理サーバから最大物理サーバ間距離以内にある物理サーバを相手として、割り当て制御を行う。
処理授受対象物理サーバ選択優先順位設定手段122は、制御対象の物理サーバが処理の授受を行う相手となる物理サーバの選択優先順位を設定する。その優先順位は、接続情報または性能情報に基づいて行う。接続情報に基づく場合は、例えば、制御対象物理サーバからの距離が近いものに高い優先順位を付与する。性能情報に基づく場合、制御対象物理サーバの処理を引き渡す時は、例えば、性能の高い物理サーバに高い優先順位を付与する。一方、制御対象物理サーバが処理を引き取る場合は、例えば、性能の低い物理サーバに高い優先順位を付与する。このような制御とすることにより、割り当て制御が進むにつれて、性能の高い物理サーバに処理が集まっていくことになる。
図3は、性能情報格納部140に格納される物理サーバの性能情報の例を示す表である。図3の例では、各物理サーバの電力効率、最大処理能力、クロック周波数、低電力モードの有無、・・・、が保持されている。なお、物理サーバには、ストレージサーバなど特定の機能を持った装置が含まれていても良い。
次に、本実施の形態の割り当て制御動作について説明する。割り当て制御に当たっては、予め、最大物理サーバ間距離を設定しておく。最大物理サーバ間距離は、ハードウェア構成や、処理内容によって適切な値を定めれば良い。
図4は情報処理システムの動作を示すフローチャートである。まず、性能情報と稼動情報とを参照して、割り当て制御を行う物理サーバを選択する順序を決定する(S1)。この順序は、例えば、電力効率の高い物理サーバが優先、あるいは処理速度の高いサーバが優先、となるように設定することができる。また現在停止しているサーバについては、同じ優先順となるグループの最後の順序を付与する、などとすることができる。次に、設定した順序にしたがって制御する物理サーバを選択し、割り当てを制御する(S2−S5)。この時、制御対象の物理サーバに対して、最大物理サーバ間距離以内にある物理サーバを対象として、処理割り当て制御を行う(S3)。具体的には、処理授受対象物理サーバ選択優先順位設定手段が決定した優先順位にしたがって、処理の授受対象となる物理サーバを選択し、制御対象の物理サーバとの間で、処理の授受を行う。そして、先に制御する物理サーバに、より多くの処理が割り当てられるようにする。引き受ける処理割り当ての上限は、例えば使用率に基づいて定めることができる。そして、制御が完了した制御対象物理サーバの割り当てを確定する(S4)。次に、S1で定めた順序にしたがって物理サーバを選択し、同様に割り当てを制御するループ処理を行う(S5−S2)。この処理を全物理サーバに対して完了したら終了する(S5_全物理サーバ制御完了)。なお、ループ処理の間に、割り当てるべき処理が無くなったら、それ以降に割り当て制御を行う予定にあった物理サーバを停止しても良い。このような一連の動作により、消費電力を低減することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、効率の悪い処理割り当て変更を発生させることなく、電力効率の高い物理サーバや、処理速度の速い物理サーバに処理を集めることができる。その結果、情報処理システム全体の処理効率が向上し、消費電力を低減することができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、具体例を用いて物理サーバ間距離の設定方法について説明する。
図5はサーバクラスタSCがリング型ネットワークを構成している例を示すブロック図である。「○」が物理サーバSVを表している。図では、スイッチSWに物理サーバSVが3つ接続し1つのサーバクラスタを構成している。そして各サーバクラスタSCのスイッチ同士がリング型のトポロジーとなるように接続している。ここでは、各スイッチ、および、SW間を繋ぐ伝送路の性能は全て同じであると仮定する。このような場合、1つの物理サーバと他の物理サーバとの物理サーバ間距離は、間に存在するスイッチ数(ホップ数)で表すことができる。そして最大物理サーバ間距離もホップ数を用いて設定する。
具体例として、サーバクラスタ1SC1配下の物理ーサーバからデータを転送する時のホップ数をカウントしてみる。図5の矢印がデータの転送を表し、横の数字がカウントしたホップ数を表している。なお、記載を簡潔にするため、以降は、サーバクラスタを単にSC、物理サーバを単にSVと略記することがある。
1)SC1配下の別のSVへの転送ではホップ数2である。
2)SC2配下のSVへの転送ではホップ数は3である。
3)SC3配下のSVへの転送ではホップ数は4である。
4)SC4配下のSVへの転送ではホップ数は5である。
3)SC5配下のSVへの転送ではホップ数は6である。
時計回りに転送する場合も、同様にホップ数をカウントすることができる。
このケースで、最大物理サーバ間距離をホップ数3とした場合は、SC1と割り当て変更が可能なのはSC2とSC8であり、SC3〜SC7との割り当て変更は行われない。また最大物理サーバ間距離をホップ数4とした場合は、SC1と割り当て変更が可能なのはSC2、SC3、SC8、SC7であり、SC4〜SC6との割り当て変更は行われない。同様に他の最大物理サーバ間距離を設定することにより、割り当て変更を行う範囲を適宜限定することができる。例えば、実行中の処理容量が大きい時には最大物理サーバ間距離を小さく、処理容量が小さい場合には、最大物理サーバ間距離を大きくする、などとすることが可能である。以上のようにして、効率が悪い割り当て変更の発生を防ぐことができる。
(第4の実施の形態)
第3の実施の形態では、スイッチ性能に差が無いことを仮定したが、スイッチ性能に差がある場合は、パスコストを用いることができる。パスコストは、スパニングツリープロトコルで用いられる物理サーバ間距離を表す指標であり、ノードを結ぶリンクのインタフェースの帯域幅で決まる。帯域幅が小さいほどパスコストの数値が大きく、距離が遠いことを表す。本実施の形態では、リンクのインタフェースはスイッチのポートである。パスコストの値は、例えば、帯域幅10Gbps→2、1Gbps→4、100Mbps→19、10Mbps→100のように定められる。
図6は、物理サーバ間距離をパスコストで表したリング型ネットワークの一例を示すブロック図である。リンクの横の数字がコスト値を表している。簡単のため、各スイッチSWとSVの間のコスト値は全て2としている。
ここで、例えば最大物理サーバ間距離をコスト値45と定めたとすると、SC1配下のSVとの間で割り当ての授受ができるのは、SC2、SC3、SC4、SC8、SC7配下のSVとなる。そして、SC5、SC6配下のSVとは割り当てのやり取りを行わない。またSC6を割り当て制御対象とした場合、割り当ての授受が可能なのは、SC4、SC5、SC7、SC8配下のSVとなる。以上のように、パスコストを用いて、割り当て変更を行う相手となる物理サーバの範囲を限定し、効率の悪い割り当て変更が発生することを防止できる。なおパスコストの代わりに、レイテンシを用いても、同様の制御が可能である。
(第5の実施の形態)
割り当ての授受を行うサーバの距離に制限を設けない場合、システムの規模が大きくなるにしたがって、距離の遠い組み合わせが選択される確率が高くなる。このような組み合わせが選択された場合、処理の移送に時間を要したり、エラーの発生率が高くなったりして、システムの処理効率が低下する。一方、本実施の形態によれば、このような事態の発生を防止し、システムの処理効率を高く保つことができる。その方法について、具体例を用いて説明する。
図7はサーバクラスタSCが、拡張スター型ネットワークを構成している例を示すブロック図である。ここでは、第2の実施の形態と同様に、スイッチおよびリンクの帯域幅に差はなく、物理サーバ間距離がノードホップ数で定義できると仮定する。図7では、SC1配下の物理サーバSVから処理の転送を行う場合を実線矢印で示し、横の数字にホップ数を記載している。ここで、最大物理サーバ間距離をホップ数5に設定したとすると、SC1配下のSVからのホップ数は、どのSC配下のSVに対しても5以内である。このためSC2、3、4、5、6、いずれの配下にあるSVとの間で割り当て制御が可能である。
次に、ネットワークを拡張して、スイッチSW21にスイッチSW211を接続し、SW211にSC7、SC8を接続したとする。図8は、この状態を示すブロック図である。
図8において、SC1配下のSVからの距離(=ホップ数)をカウントしたのが実線矢印であり、新たに追加したSC8配下のSVからのホップ数をカウントしたのが破線矢印である。
図7の例と同様最大物理サーバ間距離が5であるとする。SC1配下の物理サーバSVか処理の転送を行う場合、SC7、8配下のSVに処理を転送することができない。なお、図7の例と同様にSC2、3、4、5、6に対しては処理転送が可能である。
また、SC8配下のSVから処理を転送する場合を考えると、ホップ数が5以下となるのは、SC7、3、4配下のSVであり、SC、1、2、5、、6配下のSVは転送不可となる。
以上に説明したように、本実施の形態によれば、ネットワークを拡張した場合にも、距離の遠い物理サーバ間で処理の移送が行われるのを防ぐことができる。したがって、システムの拡張によって、システム全体の処理効率が悪くなるリスクを回避することができる。
(第6の実施の形態)
次に、システムの利用効率を向上するための割り当て制御方法について、具体例をを用いて説明する。割り当て制御に当たっては、第2の実施の形態と同様に、予め、最大物理サーバ間距離を設定しておく。最大物理サーバ間距離は、ハードウェア構成や、処理内容によって適切な値を定めれば良い。
図9は情報処理システムの動作を示すフローチャートである。
初めに、性能情報と稼動情報とを参照して、処理割り当て制御を行う物理サーバの順序を決定する(S101)。この順序は、例えば、電力効率の高さを第1優先とし、電力効率が同じであれば、処理能力の高さを第2優先として優先順位を定めることができる。このようにすると、電力効率の高い物理サーバや処理能力の高い物理サーバに、優先的に処理が割り当てられるため、システム全体の消費電力を低減することができる。また、現在停止しているサーバについては、同じ優先順位となるグループの最後の順序を付与する、などとすることができる。
次にS101で決定した順番で物理サーバを選択し、選択した物理サーバについて処理割り当て制御を行う。この割り当て制御は、全サーバの割り当て制御が完了するまで繰返し行う(S102−S106)。なお制御対象として選択したサーバを、ここではXと称することとする。
次に、選択した物理サーバ(X)における、現在のリソース使用率を算出する。リソース使用率には、予め上限値、下限値を定めておく。そしてXの使用率が上限値を超えているか否かを判定する(S103)。Xの使用率が上限値を超えていた場合には(S103_Yes)、処理(仮想マシン)を他の物理サーバへ移動するプロセスを行う(A)。Xの使用率が上限を超えていなかった場合は(S103_No)、Xの使用率が下限値を下回っているか否かを判定する(S104)。Xの使用率が下限値を下回っていた場合は(S104_Yes)、Xより性能の低いサーバに割り当てられている処理をXに移動する(引き受ける)プロセスを行う(B)。Xの使用率が下限値を下回っていなかった場合は(S104_No)、Xに対する処理割り当てを確定する(S105)。ここでは、処理割り当てが確定したサーバは次の制御サイクルが開始されるまで、処理割り当てを変更しないものとする。以上のステップで、選択した物理サーバXの処理割り当て制御が完了したら、ループして次のサーバにについて割り当て制御を行う(S102−S106)。そして、全サーバについて割り当て制御が完了したら、割り当て制御を終了する(S106_全サーバ制御完了)。なお、S105とS106の間に挿入される結合子Cは、プロセスAおよびBが完了した時に戻ってくるところである。
次に、Xの使用量が上限値を上回っていた場合のプロセスAの動作について説明する。図10は、割り当て制御手段がプロセスAを行う動作を示すフローチャートである。
まず、処理授受対象物理サーバ選択優先順位設定手段が、接続情報と性能情報とに基づいて処理引き渡し先となる物理サーバ(ここではYと呼称する)の優先順位を決定する(S201)。この決定には、物理サーバ間距離の近さを優先するか、性能を優先するか、2通りの方法がある。図11は、この定義済み処理を示すフローチャートである。まず、Xから最大物理サーバ間距離以内にある物理サーバYを抽出する(S2011)。次に距離を優先するか、性能を優先するか設定する(S2012)。距離の近さを優先する場合は(S2012_Yes)、Yに対しXに近い順に高い優先順を付与する(S2013)。このとき、性能にランクを設けておき、性能が低い物理サーバは、距離が近くても優先順位が低くなるようなルールを定めておいても良い。次に稼動情報を参照し、停止中の物理サーバについては同じ優先順位が付与されたグループ内で最後となる優先順位を付与する(S2014)。
一方、性能を優先する場合は(S2012_No)、Yに対し性能の高い順に高い優先順を付与する(S2015)。このとき距離にランクを付けておき、同一ランクの中で性能を比較し、優先順を設定しても良い。次に稼動情報を参照し、停止中の物理サーバについては同じ優先順位が付与されたグループ内で最後となる優先順位を付与する(S2014)
ここで図10に戻り、再び図10のフローチャートについて説明する。引き渡し先候補となる物理サーバの優先順位が決定したら、優先順にしたがって物理サーバYを選択し、処理の引き渡し制御を行う。この制御は、Xの使用率が上限値を下回るか、全候補サーバに対する引き渡し制御が完了するまで、優先順にしたがって繰返し行う(S202−S206)。
次にループ内のステップについて説明する。まず、最優先の物理サーバYを選択し、現在Xに割り当てられている処理(仮想マシン)をYに移した場合の、Yの使用率を算出する。この使用率が上限値を超えていなければ(S203_Yes)、当該処理をYに移動する(S204)。なお、この時停止中のYが選択された場合は、電源を投入して選択されたYを起動して処理を移動する。処理をYに引き渡した結果、Xの使用率が上限値を下回れば(S205_Yes)、処理引き渡し制御を終了する(C)。下回っていなければ(S205_No)、次位以降の優先順位の物理サーバについて、引き渡しプロセスを繰り返す。全候補サーバの引き渡しプロセスが完了したら、引き渡しプロセスのループを終了する(S206_全候補サーバ完了)。その時点で、Xの使用率が上限値を下回っていた場合には(S207_Yes)、終了する(C)。一方、Xの使用率が上限を下回っていない場合には(S207_No)、Xの使用率が上限を下回るように、同一クラスタ内の割り当て制御が未了の物理サーバ(Zと呼称する)に、一部の処理(仮想マシン)を移動する(S208)。この移動の結果、Zの使用率が上限を超えても良いものとする。Zは割り当て制御が未了であるため、近い将来割り当て制御が行われ、その時点で、使用率が上限を超えた状態が解消することになるからである。また、同一クラスタ内に割り当て未了の物理サーバが無ければ、距離の近い別のクラスタ内の物理サーバに、Xの使用率が上限を下回るまで、処理を移動する。そして、引き渡しプロセスを終了する(C)。
次に、Xの使用率が下限値を下回っていた場合のプロセスBの動作について説明する。図12は、この動作を示すフローチャートである。
まず、処理授受対象物理サーバ選択優先順位設定手段が、接続情報と性能情報とに基づいて処理引き取り候補となる物理サーバYの優先順位を設定する。この決定には、物理サーバ間距離の近さを優先するか、性能を優先するか、2通りの方法がある。図13は、この定義済み処理を示すフローチャートである。
まず、Xから最大物理サーバ間距離以内にある物理サーバYを抽出する(S3011)。次に抽出した物理サーバの中から、既に処理が割り当てられていて、制御対象の物理サーバXより性能の低い物理サーバを抽出する(S3012)。次に距離を優先するか、性能を優先するか設定する(S3013)。距離の近さを優先する場合は(S3013_Yes)、Yに対しXに近い順に高い優先順位を付与する(S2013)。このとき、性能にランクを設けておき、性能が高い物理サーバは、距離が近くても優先順位が低くなるようなルールを定めておいても良い。
一方、性能を優先する場合は(S3013_No)、性能の低い物理サーバほど高い優先順位を設定する(S3016)。このとき距離にランクを付けておき、同一ランクの中で性能を比較し、優先順位を設定しても良い。これで優先順位の設定を終了する。
ここで図12に戻り、図12のフローチャートについて説明する。優先順位が設定されたら(S301)、候補サーバを対象にした処理引き取りプロセスを、優先順位に従って繰返し実行する。(S302−S306)。
この繰り返し(ループ)処理では、まず、最優先の物理サーバYに割り当てられた少なくとも一部の処理を引き取った場合の、Xの使用率を算出して、上限値と比較する(S303)。上限値を上回っていなければ(S303_Yes)、Xに対象の処理を移動する(S304)。Xが処理を引き取った結果、Xの使用率が下限値を以上になったら(S305_No)、引き取りプロセスを終了する(C)。また処理を引き取った結果、物理サーバYの割り当てが無くなった場合には、Yを停止しても良い。一方、Xの使用率が下限値を下回ったままだった場合は(S303_Yes)、ループに戻り、次位以降の候補のサーバを対象にした引き取り制御を繰り返す。そして、Xの使用率が、下限値以上にならないまま全候補サーバの引き取りプロセスが完了したら(S207_全候補サーバ完了)、引き取りプロセスを終了する(C)。
なお、上記の動作では、Xの使用率が下限値を上回ったことをもって、Bプロセスを完了する、としているが、上限値に到達しない限り、処理引き取りを続けるようにしても良い。
以上説明した、本実施の形態の割り当て制御によれば、電力効率もしくは性能の良い物理サーバに処理を集めて、システム全体の処理効率を向上することができる。さらに、距離が近い物理サーバ間で処理割り当て変更をおこなっているため、効率が悪い割り当て変更が発生することがない。なお、本実施の形態の説明に用いたフローチャートはあくまで一例であり、本実施の形態のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
(第7の実施の形態)
サーバ仮想化においては、多くの場合、仮想マシンと物理リソースとの物理的な接続は隠蔽され、ユーザがそれを意識することはない。しかしながら仮想マシンを利用するデバイスとサーバクラスタを束ねるスイッチとの物理的な接続が遠くなると、通信速度が遅くなるケースが考えられる。
本実施の形態では、具体的な例として、無線基地局を例にとって、このようなケースについて説明する。
モバイル通信のデータトラフィックは、近年のスマートフォンやタブレット端末の急速な普及等により、爆発的に増加している。このような、トラフィック爆発に対応するため、複数基地局分の無線通信処理部を1つの基地局装置内に集約化するC−RANと呼ばれるアーキテクチャが提案されている。C−RANとは、Centralized Radio Access Networkの略である。なお、C−RANのCは、Collaborative、cloudを表しているとも言われることがある。
また、C−RANは、BB−Pooling(Baseband Pooling)とも呼ばれる。BB−Poolingは、基地局のデジタル信号処理を行うベースバンド処理ユニットBBU(Base Band Unit)を、集中して管理する技術である。
上述のC−RANアーキテクチャは、集約化した無線通信処理部の処理リソースを、複数の基地局間で効率的に共有し、基地局装置の低コスト化や低消費電力化を可能にする技術である。すなわち、無線通信処理を1つの基地局装置内に集約化し、理想的には、全てのエリア分のトラフィックを平均化した形でのピークに合わせた、処理リソースの実装で対応可能となる。このため、装置小規模化や低コスト化が可能である。また、リソース共有により、低トラフィック時には動作させる処理リソース数を劇的に減らすことが可能となり、低消費電力化も可能となる。なお処理部と分離された基地局セルは、RRU(Remote Radio Unit)とも呼ばれる。
上述したようなC−RANアーキテクチャを効率的に実現することが望まれている。そのために、稼働する物理サーバ数や演算器数(ベースバンドカード数)をできるだけ減らすような、全体アーキテクチャと、処理リソース割当技術が重要な課題となっている。仮想マシンの処理量や各基地局の通信トラフィックは常に変動するが、この変動に応じて集約化した処理リソースを柔軟に割り当てることが必要である。
図14は、C−RANを用いた無線基地局装置200の例を示すブロック図である。無線信号処理を集約化して、その処理リソースを共有する構成になっている。この場合の処理リソースは、BBUである。複数のBBUがスイッチSWによって束ねられ、BBUクラスタを形成している。仮想化手段はこれらのBBUクラスタで構成されるBBUクラスタネットワークを仮想化し、ベースバンド処理プール(BBU−pool)として管理する。BBUクラスタは、第1〜第5の実施の形態のサーバクラスタに相当し、BBUは物理サーバに相当する。この例では、BBUクラスタ1は、BBU11、BBU12、・・・を保持している。同様に、BBUクラスタ2は、BBU21、BBU22、・・・を保持し、BBU−poolnでは、BBUn1、BBUn2、・・・を保持している。
そして各BBUクラスタには、スイッチSWを介して、複数の基地局セルRRUが接続している。図14の例では、RRU11、RRU12、・・・、がBBUクラスタ1に接続している。また、RRU21、RRU22、・・・、がBBUクラスタ2に接続している。また、RRUn1、RRUn2、・・・、がBBUクラスタnに接続している。そして、この例では、スイッチSWが隣接するSWと接続され、BBUクラスタが、リング型ネットワークを構成している。
無線基地局装置200は、BBUクラスタを制御する仮想化手段100を備えている。この場合の仮想化手段100は、BBUクラスタのリソースを仮想化し、仮想マシンに相当するRRUの無線信号処理の、BBUへの割り当てを制御する。また各BBUは、インタフェース210を介して上位レイヤ300に接続している。
仮想化手段100が、BBUクラスタを制御する方法は、第2、第6の実施の形態で、仮想化手段100がサーバクラスタを制御するのと同様である。すなわち、仮想化手段100が、各RRUの無線信号処理を、BBUクラスタ内の(物理的な)BBUに対して割り当てる制御を行っている。
無線基地局装置200は、また、トラフィック予測手段220を有している。トラフィック予測手段220は、処理リソース割り当て制御のために、過去のトラフィック履歴やデータベース等を用いて次の一定期間のトラフィックを予測する。仮想化手段100は、予測されたトラフィックに基づいて、各RRUの無線信号処理を各BBUへの割り当てる。
そして、例えばLTE−Advancedなどの無線方式のLayer−1処理(ベースバンド信号処理)等を行う。またBBUのRF(Radio Frequency)側はSWを介して光ファイバや無線バックホール(フロントホール)などで各基地局セルRRUと接続する。
なお、BBUクラスタで処理する無線方式は、LTE−Advanced以外の無線方式でも何ら問題なく、処理するレイヤもLayer−1以外のLayer−2等の処理でも特に問題はない。
割り当て制御では、例えば、トラフィックが大きい場合は稼働するBBUの数を増やし、そしてトラフィックが小さい場合は、稼働するBBUの数を減らすように動作する。この時、第6の実施の形態で説明したように、接続の距離が遠いBBU間での割り当て変更を防止しつつ、電力効率もしくは処理性能の高いBBUに優先的に処理を割り当てる。このため、無線基地局装置全体の、消費電力を低減したり、処理速度を速めたりすることができる。
なお、上記の説明では、BBUクラスタがリング型ネットワークを構成する例を用いて説明したが、拡張スター型、ツリー型、ファットツリー型といった、種々のトポロジーを持つネットワークについても同様に適用することができる。
(第8の実施の形態)
第7の実施の形態で例示したようなC−RANアーキテクチャを利用した無線基地局では、本実施の形態で提案するスイッチを用いて、効率的な物理リソース共有を行うことが可能である。本実施の形態では、各BBUクラスタにおいてBBU束ねるスイッチとして、物理的な接続切替えを行うスイッチを用いる。このような機能を有するスイッチとしては、例えば、MUX/DEMUX(Multiplexer/Demultiplexer)、レイヤ1スイッチなどがある。本実施の形態では、このような物理スイッチを応用したスイッチを用いる。以下、具体例を用いて説明する。
図15は、本実施の形態を示すブロック図である。説明のため、各BBUクラスタは1つのスイッチと、3つのBBUを有するものとする。そして各スイッチには3つのRRUが接続しているものとする。
図15において、BBUクラスタkは、スイッチSWkと、BBU_k1、BBU_k2、BBU_k3と、を有している。
SWkは、各BBUと接続する端子と、その接続をオンオフするスイッチ群と、を有している。ここでは1つのBBUと接続する9個の端子を3組持っているものとする。そして、SWkに接続する3つのRRUの信号を伝送するRRUk信号線と、隣接するBBUクラスタk−1に接続するRRUからの信号を伝送するRRUk−1信号線を有している。また、逆サイドに隣接するBBUクラスタk+1に接続するRRUからの信号を伝送するRRUk+1信号線を有している。RRUk−1信号線、RRUk+1信号線は、それぞれSWk−1、SWk+1に接続するRRUの信号を、直結端子ckを介して、BBUクラスタkのBBU側に直接伝送することができる。
以上のような構成とすることにより、BBUクラスタkは、自身に接続する3つのRRUと、両サイドに隣接するBBUクラスタに接続する各3つずつのRRU、計9個のRRUの信号処理を受け持つことが可能である。そしてBBUクラスタkが行う処理は、3つのBBUのいずれにも割り当てることが可能である。
ここでBBUに電力効率の差があり、電力効率の高い順にBBU_k1>BBU_k2>BBU_k3であったと仮定する。この場合、できるだけ多くの処理をBBU_k1に割り当てることにより、全体の消費電力を低減することができる。また、トラフィックが多い時には、BBU_k2、k3にも割り当てを行い、トラフィックが少ない時にはBBU_k1に処理を集約し、BBU_k2、K3を停止する、といった動作が可能である。さらに、極端にトラフィックが少ない時には、隣接するスイッチに接続する6個のRRUの分もまとめて、計9個のRRUの信号処理を1つのBBUだけで処理し、残りのBBUを停止する、といったこともできる。なお、上記でははBBUクラスタkが、隣接するBBUクラスタに接続するRRUの信号処理を引き受ける場合を例に取って説明したが、逆に自身に接続するRRUの信号処理を引き渡すことも可能である。
図16は、図15の例の変形例を示すブロック図である。この図ではスイッチ群の詳細な描画は省略してブロックとして描き、スイッチ群と各BBUとの通信をブロック矢印で描いている。なお、この通信は、図15ように信号線を1本ずつBBUに接続して行っても良いが、スイッチとBBU間を太いバスで接続し、時分割で行っても良い。
図16の例では、SWkに接続するRRUを4つとしている。そして4つの信号線のうち2つを、一方に隣接するSWk−1に、残りの2つをSWk+1に直結している。同様に隣接SWに接続するRRUの信号線も、隣接するSWk−1、SWk+1それぞれから2つずつ直結するようにしている。このように、BBUクラスタに接続するRRUの信号処理をグループ分けして、別々の隣接BBUクラスタに振り分けることで、同様の機能を持ちながら直結線の数を減らすことができる。
なお、上記2つの具体例では、信号線を直結する隣接スイッチを2つとして説明したが、3つ以上としても同様の構成、動作とすることができる。例えば直結線の系統を4つとした場合は、2つ隣までのBBUクラスタと信号処理をやり取りすることが可能である
以上説明したように、本実施の形態によれば、各BBUに対し、トラフィック量に応じた柔軟な信号処理割り当てを行い、無線基地局全体の消費電力を低減することができる。また、本実施の形態のスイッチでは、隣接BBUクラスタへの信号転送を物理的接続切替えで行っているため、スイッチングが高速にできる。そして、割り当ての授受が隣接するBBUクラスタまでの間で行われるため、距離の遠い割り当て変更が発生しない。
(第9の実施の形態)
第7、第8の実施の形態で説明したような無線基地局では、データトラフィックの増大に伴い、システム拡張が必要になる場合が多々ある。また、このような場合、追加される新しいBBUは、半導体技術の進歩等により既存のBBUより、電力効率等の性能が向上しているのが通例である。
本実施の形態では、このようなシステム拡張について具体例を用いて説明する。図17は、拡張前の無線基地局の例を示すブロック図である。BBUa1〜a6は、トラフィックが最大の時3つのRRUの信号処理が可能な性能を有しているとする。この仕様に準じ、BBUクラスタ1のSW1のベースバンド側には、3つBBU(BBUa1、a2、a3)が接続し、RF側には9個のRRU(RRU1〜9)が接続している。また、BBUクラスタ2も同様な構成であり、SW2のベースバンド側に3つのBBU(BBUa4、a5、a6)が接続し、RF側に9個のRRU(RRU10〜18)が接続している。そしてSW1とSW2との間には直結パスが設けられ、一方のスイッチに接続するRRUの信号を他方のBBUクラスタに流すことができるようになっている。これら2つのBBUクラスタから構成されるBBUネットワークを用いて、第8の実施の形態で説明したような無線信号処理を行うことができる。
次に、このような無線基地局がある時に、システムを拡張するため新規のBBUクラスタをBBUネットワークにするケースを考える。追加するBBUクラスタでは、技術の進歩によりBBUaよりも性能が高いBBUbが用いられ、1つのBBUbはRRU6個分の処理が可能であるとする。
図18は、図17のBBUクラスタネットワークに、新しいBBUクラスタ3を追加した例を示すブロック図である。BBUクラスタ3は、2つのBBU(BBUb1、b2)を有し、SW3には、12個のRRU(RRU19〜30)が接続している。そして3つのBBUクラスタはリング型のBBUクラスタネットワークを構成している。
上記のBBUクラスタネットワークでは、第8の実施の形態で説明したように、トラフィックの量に応じて、電力効率もしくは処理速度が向上するように各BBUに対してRRU信号処理の割り当てを行う。そして、この構成では、性能の良いBBUクラスタ3に優先的に処理が割り当てられるように動作する。
図18では2つのBBUクラスタを有するBBUクラスタネットワークに1つのBBUクラスタを追加する例を示したが、ネットワークを構成するBBUクラスタの数が増えても同様にシステムを拡張することができる。
図19は10個のBBUクラスタでリング型のBBUクラスタネットワークを構成した例を示すブロック図である。このように、ネットワークを構成するBBUクラスタの数が増えても、本実施の形態では、割り当ての変更先が例えば隣接するBBUクラスタや2つ隣のBBUクラスタに限られる。このため、距離の遠い割り当て変更を発生させることなく、システムを拡張することができる。この特徴は、ネットワークを構成するBBUクラスタの数がさらに増えても変わることがない。なお、ここでは、リング型ネットワークの例を示したが、直結可能なBBUクラスタの数が3カ所以上のスイッチを用いれば、ツリー型や拡張スター型等のネットワークを構成することも可能である。そして、この場合も、拡張性が失われることがない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、無線基地局において、性能低下を招くことなく、システムを拡張することができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
(付記1)
複数の物理サーバとスイッチとで形成されるサーバネットワークと、前記サーバネットワークの保持する物理リソースを仮想化して処理を実行する仮想化手段とを有し、
前記仮想化手段は、
前記物理サーバおよび前記スイッチの接続関係を表す接続情報を格納する接続情報格納手段と、
前記複数の物理サーバ間で前記処理の割り当てを移動する場合に許容する最大物理サーバ間距離を設定する最大物理サーバ間距離設定手段と、
前記接続情報と前記最大物理サーバ間距離とに基づいて前記処理の前記複数の物理サーバへの割り当てを制御する処理割り当て制御手段と、
を有することを特徴とする情報処理システム。
(付記2)
前記物理サーバ間距離を前記接続情報に基づいて算出する、ことを特徴とする付記1に記載の情報処理システム。
(付記3)
前記物理サーバ間距離を、通過するノードのホップ数、リンクのパスコスト、リンクのレイテンシの少なくとも1つを用いて定義する、ことを特徴とする付記1または付記2に記載の情報処理システム。
(付記4)
前記接続情報が、前記スイッチの性能情報またはネットワーク伝送路の性能
情報の少なくとも1つを有する、ことを特徴とする付記1乃至付記3に記載の情報処理システム。
(付記5)
前記仮想化手段が、前記サーバネットワークを構成する各物理サーバの性能情報を格納する性能情報格納手段を有している、ことを特徴とする付記1乃至付記4いずれか一項に記載の情報処理システム。
(付記6)
前記性能情報が、前記物理サーバの電力効率または処理能力の少なくとも1つを有する、ことを特徴とする付記5に記載の情報処理システム。
(付記7)
前記処理割り当て制御手段が、処理割り当て制御対象となる前記物理サーバの順序を前記性能情報に基づいて性能の高い前記物理サーバが優先となるように設定する割り当て制御順序設定手段を有する、ことを特徴とする付記5または付記6に記載の情報処理システム。
(付記8)
前記処理割り当て制御手段が、前記処理割り当て制御対象となる前記物理サーバと処理を授受する処理授受対象物理サーバの優先順位を前記接続情報および前記性能情報に基づいて設定する処理授受対象物理サーバ選択優先順位設定手段を、有することを特徴とする付記5乃至付記7いずれか一項に記載の情報処理システム。
(付記9)
前記スイッチが、物理的接続切替えスイッチであり、自身に入力された信号の少なくとも一部を直接外部に出力する直結パスを有している、ことを特徴とする付記1に記載の情報処理システム。
(付記10)
複数の物理サーバとスイッチとで形成されるサーバネットワークと、前記サーバネットワークの保持する物理リソースを仮想化して処理を実行する仮想化手段とを有する情報処理システムの制御方法であって、前記仮想化手段が前記物理サーバおよび前記スイッチの接続関係を表す接続情報を格納し、前記処理の前記複数の物理サーバへの処理割り当てを制御し、前記処理割り当ての制御で前記処理を第1の物理サーバから第2の物理サーバに移動させる場合に許容する前記第1の物理サーバと前記第2のサーバとの距離の最大値である最大物理サーバ間距離を設定する、ことを特徴とする情報処理システムの制御方法。
(付記11)
前記距離を通過するノードのホップ数、リンクのパスコスト、リンクのレイテンシの少なくとも1つを用いて定義する、ことを特徴とする付記10に記載の情報処理システムの制御方法。
(付記12)
前記仮想化手段が、前記サーバネットワークを構成する各物理サーバの性能情報を有し、処理割り当て制御対象となる前記物理サーバの順序を前記性能情報に基づいて性能の高い前記物理サーバが優先となるように設定する、ことを特徴とする付記10または付記11に記載の情報処理システムの制御方法。
(付記13)
前記処理割り当て制御対象となる前記物理サーバと処理を授受する処理授受対象物理サーバの優先順位を前記接続情報および前記性能情報に基づいて設定する、ことを特徴とする付記12に記載の情報処理システムの制御方法。
(付記14)
前記スイッチが、物理的接続切替えスイッチであり、自身に入力された信号の少なくとも一部を直結パスによって直接外部に出力する、ことを特徴とする付記10乃至付記13いずれか一項に記載の情報処理システムの制御方法。
(付記15)
複数の物理サーバとスイッチとで形成されるサーバネットワークと、前記サーバネットワークの保持する物理リソースを仮想化して処理を実行する仮想化手段とを有する情報処理システムの制御プログラムであって、前記仮想化手段が前記物理サーバおよび前記スイッチの接続関係を表す接続情報を格納するステップと、前記処理の前記複数の物理サーバへの処理割り当てを制御するステップと、前記処理割り当ての制御で前記処理を第1の物理サーバから第2の物理サーバに移動させる場合に許容する前記第1の物理サーバと前記第2のサーバとの距離の最大値である最大物理サーバ間距離を設定するステップと、を有することを特徴とする情報処理システムの制御プログラム。
100 仮想化手段
110 接続情報格納手段
120 処理割り当て制御手段
121 割り当て制御順序設定手段
122 処理授受対象物理サーバ選択優先順位設定手段
130 最大物理サーバ間距離設定手段
140 性能情報格納手段
150 稼動情報格納手段
200 無線基地局装置
210 インタフェース
220 トラフィック予測手段
300 上位レイヤ
1000 情報処理システム
SV 物理サーバ
SW スイッチ
SC サーバクラスタ
VM 仮想マシン
RRU 基地局セル
BBU ベースバンド処理ユニット

Claims (10)

  1. 複数の物理サーバとスイッチとで形成されるサーバネットワークと、
    前記サーバネットワークの保持する物理リソースを仮想化して処理を実行する仮想化手段とを有し、
    前記仮想化手段は、
    前記物理サーバおよび前記スイッチの接続関係を表す接続情報を格納する接続情報格納手段と、
    前記複数の物理サーバ間で前記処理の割り当てを移動する場合に許容する最大物理サーバ間距離を設定する最大物理サーバ間距離設定手段と、
    前記接続情報と前記最大物理サーバ間距離とに基づいて前記処理の前記複数の物理サーバへの割り当てを制御する処理割り当て制御手段と、
    を有し、
    前記接続情報は、前記物理サーバ間の距離を含み、
    前記処理割り当て制御手段は、
    前記物理サーバ間の距離が近い、前記処理の割り当ての移動を優先して行う
    とを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記物理サーバ間の距離を、通過するノードのホップ数、リンクのパスコスト、リンクのレイテンシの少なくとも1つを用いて定義する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記仮想化手段が、前記サーバネットワークを構成する各物理サーバの性能情報を格納する性能情報格納手段を有している、
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  4. 前記処理割り当て制御手段が、
    処理割り当て制御対象となる前記物理サーバの順序を前記性能情報に基づいて性能の高い前記物理サーバが優先となるように設定する割り当て制御順序設定手段を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記処理割り当て制御手段が、
    前記処理割り当て制御対象となる前記物理サーバと処理を授受する処理授受対象物理サーバの優先順位を前記接続情報および前記性能情報に基づいて設定する処理授受対象物理サーバ選択優先順位設定手段を有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記スイッチが、
    物理的接続切替えスイッチであり、自身に入力された信号の少なくとも一部を直接外部に出力する直結パスを有している、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5いずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 複数の物理サーバとスイッチとで形成されるサーバネットワークと、前記サーバネットワークの保持する物理リソースを仮想化して処理を実行する仮想化手段とを有する情報処理システムの制御方法であって、
    前記仮想化手段が前記物理サーバおよび前記スイッチの接続関係を表す接続情報を格納し、
    前記処理の前記複数の物理サーバへの処理割り当てを制御し、
    前記処理割り当ての制御で前記処理を第1の物理サーバから第2の物理サーバに移動させる場合に許容する最大物理サーバ間距離を設定し、
    前記接続情報は、前記物理サーバ間の距離を含み、
    前記物理サーバ間の距離が近い、前記処理の割り当ての移動を優先して行う、
    ことを特徴とする情報処理システムの制御方法。
  8. 前記仮想化手段が、
    前記サーバネットワークを構成する各物理サーバの性能情報を有し、
    処理割り当て制御対象となる前記物理サーバの順序を前記性能情報に基づいて性能の高い前記物理サーバが優先となるように設定する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理システムの制御方法。
  9. 前記処理割り当て制御対象となる前記物理サーバと処理を授受する処理授受対象物理サーバの優先順位を前記接続情報および前記性能情報に基づいて設定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理システムの制御方法。
  10. 複数の物理サーバとスイッチとで形成されるサーバネットワークと、
    前記サーバネットワークの保持する物理リソースを仮想化して処理を実行する仮想化手段と
    を有する情報処理システムの制御プログラムであって、
    前記仮想化手段が前記物理サーバおよび前記スイッチの接続関係を表す接続情報を格納するステップと、
    前記処理の前記複数の物理サーバへの処理割り当てを制御するステップと、
    前記処理割り当ての制御で前記処理を第1の物理サーバから第2の物理サーバに移動させる場合に許容する最大物理サーバ間距離を設定するステップと、
    有し、
    前記接続情報は、前記物理サーバ間の距離を含み、
    前記物理サーバ間の距離が近い前記処理の割り当ての移動を優先するステップ
    を有する
    とを特徴とする情報処理システムの制御プログラム。
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