JP6453802B2 - Dip tube - Google Patents
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Description
本発明は、浸漬管に関する。 The present invention relates to a dip tube.
従来、真空脱ガス装置などに用いられる浸漬管が知られている(例えば、特許文献1参照)。この浸漬管は、筒状の芯金と、芯金の内周側に配置されている筒状のれんが層と、芯金の外周側及び下方側に配置されている筒状のキャスタブル層と、を備えている。筒状のれんが層は、内周側に溶湯が流通する溶湯通路を形成する層である。キャスタブル層は、流動性を有するキャスタブル材料を固化して形成された層である。かかる浸漬管によれば、使用時、キャスタブル層の下部が取鍋内の高温の溶湯に浸りつつ、その溶湯が溶湯通路を下方から上方に向けて或いはその逆向きで流通する。 Conventionally, a dip tube used in a vacuum degassing apparatus or the like is known (for example, see Patent Document 1). This dip tube has a cylindrical metal core, a cylindrical brick layer disposed on the inner peripheral side of the metal core, a cylindrical castable layer disposed on the outer peripheral side and the lower side of the core metal, It has. The cylindrical brick layer is a layer that forms a molten metal passage through which the molten metal flows on the inner peripheral side. The castable layer is a layer formed by solidifying a castable material having fluidity. According to such a dip tube, at the time of use, the lower part of the castable layer is immersed in the high-temperature molten metal in the ladle, and the molten metal flows through the molten metal passage from below to above or vice versa.
ところで、浸漬管のキャスタブル層は、上記の如く使用時にその下部が高温の溶湯に浸るので、耐久性を確保するうえでは耐食性の比較的高い材質により構成されることが望ましい。しかし、耐食性の高い材質は比較的高価であるので、キャスタブル層の全体が耐食性の高い材質により構成されるものとすると、製品コストが増大してしまう。一方、キャスタブル層の上部は使用時でも高温の溶湯に浸る機会は少ない或いはほとんどないので、その上部だけ耐食性の比較的低い材質により構成することとすれば、高い耐久性を確保しつつ、安価な浸漬管を実現することが可能となる。 By the way, since the lower part of the castable layer of the dip tube is immersed in a high-temperature molten metal during use as described above, it is desirable that the castable layer is made of a material having a relatively high corrosion resistance in order to ensure durability. However, since a material having high corrosion resistance is relatively expensive, if the entire castable layer is made of a material having high corrosion resistance, the product cost increases. On the other hand, since the upper part of the castable layer has little or almost no chance of being immersed in a high-temperature molten metal even when in use, if only the upper part is made of a material having relatively low corrosion resistance, it is inexpensive while ensuring high durability. A dip tube can be realized.
しかしながら、キャスタブル層において耐食性の比較的高い材質により構成される下部と耐食性の比較的低い材質により構成される上部との境界が明確に定められているものとすると、その境界で両側間の熱膨張差が大きくなるので、その境界で亀裂や損傷が生じ易くなってしまう。 However, if the boundary between the lower part made of a material with relatively high corrosion resistance and the upper part made of a material with relatively low corrosion resistance is clearly defined in the castable layer, the thermal expansion between both sides at the boundary is defined. Since the difference becomes large, cracks and damage are likely to occur at the boundary.
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、キャスタブル層の耐久性を高く維持しつつ製品コストを低減させると共に、キャスタブル層での亀裂や損傷を抑制することが可能な浸漬管を提供することを目的とする。 The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and is capable of reducing product costs while maintaining high durability of the castable layer, and capable of suppressing cracks and damage in the castable layer. The purpose is to provide a tube.
上記した課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、筒状の芯金と、前記芯金の内周側に配置されている、溶湯通路を形成する筒状のれんが層と、前記芯金の外周側及び下方側に配置されている筒状のキャスタブル層と、を備える浸漬管であって、前記キャスタブル層が、溶湯が浸る下部に設けられた、第一アルミナ系材質により構成されている浸漬部と、溶湯が浸らない上部に設けられた、前記第一アルミナ系材質よりも耐食性の低い第二アルミナ系材質により構成されている非浸漬部と、前記浸漬部と前記非浸漬部との間に介在する、前記第一アルミナ系材質と前記第二アルミナ系材質とが均一に又は前記浸漬部側から前記非浸漬部側にかけて前記第二アルミナ系材質の混合比が高くなるように混合された材質により構成されている中間部と、を有する浸漬管である。 Invention of Claim 1 made | formed in order to solve an above-described subject is a cylindrical metal core, The cylindrical brick layer which is arrange | positioned at the inner peripheral side of the said metal core, and forms the molten metal channel | path, A cylindrical castable layer disposed on an outer peripheral side and a lower side of the core metal, wherein the castable layer is formed of a first alumina-based material provided in a lower part where the molten metal is immersed A non-immersed part, a non-immersed part made of a second alumina-based material having a lower corrosion resistance than the first alumina-based material, and a non-immersed part and the non-immersed part. The first alumina-based material and the second alumina-based material that are interposed between the first and second alumina-based materials are uniform or the mixing ratio of the second alumina-based material increases from the immersion portion side to the non-immersion portion side. It is composed of mixed materials in , An intermediate portion there is a dip tube having.
この構成によれば、キャスタブル層の下部にある浸漬部が耐食性の高い材質により構成されると共に、キャスタブル層の上部にある非浸漬部が耐食性の低い材質により構成されるので、キャスタブル層の耐久性を高く維持しつつ、製品コストを低減させることができる。また、浸漬部と非浸漬部との間に、それら浸漬部の材質と非浸漬部の材質との中間材質により構成されている中間部が介在する。このため、本発明によれば、キャスタブル層が中間部の介在しない浸漬部と非浸漬部とに2分されているだけの構成に比べて、キャスタブル層での亀裂や損傷を抑制することができる。 According to this configuration, the immersion part at the bottom of the castable layer is made of a material having high corrosion resistance, and the non-immersion part at the top of the castable layer is made of a material having low corrosion resistance. The product cost can be reduced while maintaining high. Further, an intermediate portion composed of an intermediate material between the material of the immersion portion and the material of the non-immersion portion is interposed between the immersion portion and the non-immersion portion. For this reason, according to the present invention, cracks and damages in the castable layer can be suppressed as compared with a configuration in which the castable layer is only divided into two parts, i.e., an immersion part in which no intermediate part is interposed and a non-immersion part. .
請求項2記載の発明は、請求項1記載の浸漬管において、前記浸漬部の材質が、アルミナの純度が90質量%以上であるアルミナ系の材質、又は、アルミナマグネシア質、アルミナスピネル質、若しくはアルミナマグネシアスピネル質の材質であり、前記非浸漬部の材質が、アルミナの純度が50質量%以上かつ90質量未満であるアルミナ系の材質である浸漬管である。 The invention according to claim 2 is the dip tube according to claim 1, wherein the material of the immersion part is an alumina material in which the purity of alumina is 90% by mass or more, or alumina magnesia, alumina spinel, or The dip tube is an alumina magnesia spinel material, and the material of the non-immersed part is an alumina-based material having an alumina purity of 50 mass% or more and less than 90 mass.
この構成によれば、非浸漬部の材質を浸漬部の材質に比べて安価なものとすることができるので、製品コストを確実に低減させることができる。 According to this configuration, the material of the non-immersion part can be made cheaper than the material of the immersion part, so that the product cost can be surely reduced.
以下、本発明の浸漬管の具体的な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。 Hereinafter, specific embodiments of the dip tube of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施形態に係る浸漬管10が用いられる真空脱ガス装置12の構成図を示す。また、図2は、本実施形態の浸漬管10の構成図を示す。
FIG. 1 shows a configuration diagram of a
本実施形態の真空脱ガス装置12は、真空下で溶鋼などの溶湯を環流させることにより、その溶湯内から水素ガス(H2ガス)や酸素ガス(O2ガス)などを排出させる脱ガスを行う装置である。
The
図1に示す如く、真空脱ガス装置12は、上部槽14と、下部槽16と、2個一対の浸漬管10と、を備えている。上部槽14は、高い真空状態に減圧されている。下部槽16は、上部槽14の下方においてその上部槽14に連通されている。一対の浸漬管10はそれぞれ、下部槽16の下方においてその下部槽16に連通されていると共に、取鍋18内の溶湯20に浸漬されている。一対の浸漬管10は、互いに並設されている。一方の浸漬管10(図1においては左側)は、溶湯20が上昇する上昇管であり、他方の浸漬管10(図1においては右側)は、溶湯20が下降する下降管である。以下、上昇管である浸漬管10を上昇管10aと、下降管である浸漬管10を下降管10bと、それぞれ称す。
As shown in FIG. 1, the
上記構造を有する真空脱ガス装置12において、使用中すなわち操業中は、配管22を介して上昇管10aに不活性ガス(例えば、アルゴンガスや窒素ガスなど)が吹き込まれる。上昇管10aに不活性ガスが吹き込まれると、取鍋18内の溶湯20が、上部槽14の真空状態により下部槽16側に引き込まれて上昇管10aの溶湯通路を上昇し、その後、下降管10bの溶湯通路を下降して取鍋18に戻って環流される。この環流の過程では、溶湯20の脱ガスが進行すると共に、そのガスが真空脱ガス装置12の外部に排出される。
In the
図2に示す如く、浸漬管10は、芯金24と、耐火物層26と、を備えている。芯金24は、金属(例えば、炭素鋼や合金鋼など)により構成されている。芯金24は、周方向に連続した円筒状に形成されている。芯金24は、耐火物層26の芯体として機能すると共に、浸漬管10の外周側に存在する外気を後述の溶湯通路に向けて浸透させるのを抑制する外気遮断機能を有している。尚、図2においては、一対の浸漬管10のうちの上昇管10aが示されている。
As shown in FIG. 2, the
耐火物層26は、耐火物としてのれんが層30を有している。れんが層30は、芯金24の内周側に配置されている。れんが層30は、中心軸線の回りで周方向に並べて配置された複数個の定形れんがにより構成されている。この定形れんがは、マグネシアカーボン質若しくは高温で焼成されたマグネシアクロム質の耐火物であって、耐熱性及び高強度を有している。れんが層30は、円筒状に形成されている。れんが層30の内周側には、溶湯20が流通する溶湯通路32が形成されている。れんが層30は、芯金24から内周側に向けて突設されたアーム状の支持部34に支持されている。
The
耐火物層26は、また、耐火物としてのキャスタブル層36,38を有している。キャスタブル層36,38は、流動性を有するアルミナなどのキャスタブル材料を型枠に流し込んで(すなわち、鋳込んで)形成したものである。キャスタブル層36,38はそれぞれ、円筒状に形成されている。キャスタブル層36は、芯金24の内周側に配置されている。すなわち、キャスタブル層36は、芯金24の内周面とれんが層30の外周面との間に介在して配置されている。
The
キャスタブル層38は、芯金24の外周側及び下方側に配置されている。上記のれんが層30の下面は、支持部34に接していると共に、キャスタブル層38の、芯金24に対する下方側部位に接している。キャスタブル層38の、芯金24に対する下方側部位の内周側には、溶湯20が流通する溶湯通路40が形成されている。溶湯通路40は、上記の溶湯通路32に連通している。溶湯通路40は、溶湯通路32の径と一致する径を有している。すなわち、れんが層30の内径とキャスタブル層38の下方側部位の内径とは、一致している。
The
芯金24の外周には、径方向外側に延びるスタッド42が固定されている。スタッド42は、V字状やY字状に形成されている。スタッド42は、芯金24の外周のほぼ全域において所定間隔を隔てて複数個設けられている。スタッド42の芯金24への固定は、溶接やボルトにより実現されている。スタッド42は、キャスタブル層38の、芯金24に対する外周側部位に埋設されている。スタッド42は、キャスタブル層38の、芯金24に対する外周側部位の脱落を抑止する機能を有している。
A
キャスタブル層38は、浸漬部44と、非浸漬部46と、中間部48と、を有している。浸漬部44は、浸漬管10が取鍋18に浸漬されている際にその取鍋18内の溶湯20が浸るキャスタブル層38の下部に設けられた部位であって、上記した芯金24に対する下方側部位を含む。浸漬部44の上端位置は、取鍋18内の溶湯20の上端位置に合わせて設定されている。非浸漬部46は、浸漬管10が取鍋18に浸漬されている際にその取鍋18内の溶湯20が浸る機会が少ない或いはほとんどないキャスタブル層38の上部に設けられた部位である。非浸漬部46の下端位置は、取鍋18内の溶湯20の上端位置よりも上方となるように設定されている。また、中間部48は、浸漬部44と非浸漬部46との間に介在する部位であって、キャスタブル層38の下部と上部との中間部位である。
The
浸漬部44は、取鍋18内の溶湯20の温度に耐え得る耐食性の比較的高い材質により構成されている。浸漬部44の材質は、例えば、アルミナの純度が90質量%以上であるアルミナ系の材質であり、又は、アルミナマグネシア質、アルミナスピネル質、若しくはアルミナマグネシアスピネル質の材質である。浸漬部44は、当該材質が型枠に流し込まれて形成される。
The
非浸漬部46は、浸漬部44の材質に比して耐食性の低い材質により構成されている。非浸漬部46の材質は、優れた耐スポーリング性を有するものであって、例えば、アルミナの純度が浸漬部44のものに比して低い50質量%以上かつ90質量%未満であるアルミナ系の材質である。非浸漬部46の材質は、アルミナの純度が比較的低いものであるため、浸漬部44の材質に比べて単価の低い安価な材質である。非浸漬部46は、当該材質が型枠に流し込まれて形成される。
The
また、中間部48は、浸漬部44の材質と非浸漬部46の材質との中間材質により構成されている。尚、この中間材質は、浸漬部44の材質の特性と非浸漬部46の材質の特性との間の特性を示すものであってよい。また、中間部48は、例えば、浸漬部44の材質と非浸漬部46の材質とが適切な比率で混合されることにより形成されることとしてよい。また、この場合、中間部48の形成は、浸漬部44の材質と非浸漬部46の材質とが練り込まれて混合された後にその混合材質が型枠に流し込まれることにより実現されてよい。
The
キャスタブル層38は、非浸漬部46の材質と中間部48の材質と浸漬部44の材質とがその順序で連続して型枠に流し込まれることにより形成される。尚、浸漬管10の製造時、キャスタブル層38の形成は、浸漬管10の使用時におけるキャスタブル層38とは上下方向を逆にして行われ、具体的には、非浸漬部46が下側に形成されかつ浸漬部44が上側に形成されるように行われる。
The
上記した構造を有する浸漬管10においては、芯金24の外周側及び下方側に配置されているキャスタブル層38が、上下方向で異なる材質により区分けされている。具体的には、取鍋18内の溶湯20が浸る下部に、耐食性の高い材質により構成された浸漬部44が設けられ、取鍋18内の溶湯20が浸らない上部に、耐食性の低い材質により構成された非浸漬部46が設けられ、かつ、浸漬部44と非浸漬部46との間に、浸漬部44の材質と非浸漬部46の材質との中間材質により構成された中間部48が介在している。
In the
上記の如く、非浸漬部46の材質は、アルミナの純度が比較的低いものであるため、浸漬部44の材質に比べて単価の低い安価な材質である。このため、浸漬管10によれば、キャスタブル層38が浸漬部44の材質のみにより構成されるものに比べて、安価な浸漬管を実現することができる。また、取鍋18内の溶湯20が浸る部位は、キャスタブル層38の下部のみである。このため、取鍋18内の溶湯20による溶損に耐えて浸漬管10の高い耐久性を確保するうえでは、そのキャスタブル層38の下部を耐食性の高い材質により構成することとすれば十分である。従って、浸漬管10によれば、耐久性を高く維持しつつ製品コストを低減させたキャスタブル層38を実現することができる。
As described above, the material of the
また、上記の如く、浸漬部44と非浸漬部46との間に、浸漬部44の材質と非浸漬部46の材質との中間材質により構成された中間部48が介在している。かかる構成においては、浸漬部44と非浸漬部46との間に、それら両部44,46それぞれの材質の中間特性を示す材質からなるぼかし領域が形成されるので、浸漬部44と非浸漬部46との境界が明確に定められている構成と比較して、浸漬部44から非浸漬部46にかけての熱膨張差の平均的な変化勾配を小さくすることができる。このため、キャスタブル層38の特に浸漬部44と非浸漬部46との間での亀裂や損傷を生じ難くすることができる。
Further, as described above, the
また、一般に、耐火物としてのキャスタブル層38は、表面に形成されているスラグコーティングにより保護される。このため、仮に上記の中間部48に取鍋18内の溶湯20の湯面が到達してその中間部48が溶湯20に浸る場合でも、キャスタブル層38がスラグコーティングにより保護されていれば、その中間部48が大きく損傷することは回避される。
In general, the
従って、本実施形態の浸漬管10によれば、キャスタブル層38の耐久性を高く維持しつつ製品コストを低減させると共に、そのキャスタブル層38での亀裂や損傷を抑制することができる。
Therefore, according to the
ところで、上記の実施形態においては、キャスタブル層38が特許請求の範囲に記載した「キャスタブル層」に相当している。
Incidentally, in the above embodiment, the
尚、本発明は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiments and modifications, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention.
例えば、上記の実施形態においては、中間部48を、浸漬部44の材質と非浸漬部46の材質との中間材質により構成することとした。この点、中間部48は、その全体が浸漬部44の材質と非浸漬部46の材質とが均一に混合された材質により構成されるものとしてもよい。また、中間部48は、浸漬部44側から非浸漬部46側にかけて材質の混合比率が変化されるもの、具体的には、浸漬部44側で浸漬部44の材質比率がより高くかつ非浸漬部46側で非浸漬部46の材質比率がより高いものとしてもよい。かかる構成によれば、浸漬部44から非浸漬部46にかけての熱膨張差の変化勾配を常に小さく抑えることができる。このため、キャスタブル層38の特に浸漬部44と非浸漬部46との間での亀裂や損傷の発生を防止することができる。
For example, in the above embodiment, the
また、上記の実施形態においては、浸漬部44の例としてアルミナの純度が90質量%以上であるアルミナ系を挙げると共に、非浸漬部46の例としてアルミナの純度が50質量%以上かつ90質量%未満であるアルミナ系を挙げた。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、浸漬部44が耐食性の比較的高い材質により構成されかつ非浸漬部46が耐食性の比較的低い材質により構成されるものであれば、浸漬部44の材質及び非浸漬部46の材質は何れであってもよい。
Further, in the above embodiment, an alumina system in which the purity of alumina is 90% by mass or more is given as an example of the
10 浸漬管
18 取鍋
20 溶湯
24 芯金
30 れんが層
32,40 溶湯通路
38 キャスタブル層
44 浸漬部
46 非浸漬部
48 中間部
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記キャスタブル層が、
溶湯が浸る下部に設けられた、第一アルミナ系材質により構成されている浸漬部と、
溶湯が浸らない上部に設けられた、前記第一アルミナ系材質よりも耐食性の低い第二アルミナ系材質により構成されている非浸漬部と、
前記浸漬部と前記非浸漬部との間に介在する、前記第一アルミナ系材質と前記第二アルミナ系材質とが均一に又は前記浸漬部側から前記非浸漬部側にかけて前記第二アルミナ系材質の混合比が高くなるように混合された材質により構成されている中間部と、
を有することを特徴とする浸漬管。 A cylindrical core metal, a cylindrical brick layer that forms a molten metal passage disposed on the inner peripheral side of the core metal, and a cylindrical castable that is disposed on the outer peripheral side and the lower side of the core metal A dip tube comprising a layer,
The castable layer is
An immersion part formed of a first alumina-based material provided in a lower part where the molten metal is immersed;
A non-immersed portion made of a second alumina-based material having a lower corrosion resistance than the first alumina-based material , provided on the upper part where the molten metal is not immersed;
The first alumina material and the second alumina material that are interposed between the immersion part and the non-immersion part are uniform or the second alumina material from the immersion part side to the non-immersion part side. An intermediate portion made of a material mixed so that the mixing ratio of
A dip tube characterized by comprising:
前記非浸漬部の材質が、アルミナの純度が50質量%以上かつ90質量未満であるアルミナ系の材質であることを特徴とする請求項1記載の浸漬管。 The material of the immersion part is an alumina-based material having an alumina purity of 90% by mass or more, or an alumina magnesia, alumina spinel, or alumina magnesia spinel material,
The dip tube according to claim 1, wherein the material of the non-immersed portion is an alumina-based material having an alumina purity of 50 mass% or more and less than 90 mass%.
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