JP6442059B2 - 運用自動化装置及び方法並びに記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は運用自動化装置及び方法並びに記憶媒体に関し、例えば、ストレージ管理やデータセンタ管理に必要な運用を自動化及び効率化する運用自動化装置に適用して好適なものである。
従来、データセンタや企業内におけるストレージ装置やサーバ装置の運用を自動化及び効率化するソフトウェア(以下、これを運用自動化ソフトウェアと呼ぶ)が開発され製品化されている。
この運用自動化ソフトウェアは、処理内容が定義されたコンポーネントと呼ばれるモジュールを複数組み合せて作成した処理手順(以下、これをサービステンプレートと呼ぶ)に従って、かかる個々のコンポーネントの処理を順番に実行することにより、ストレージ装置やサーバ装置に対する一連のオペレーションを実行するソフトウェアである。
この運用自動化ソフトウェアによれば、ストレージ装置内に論理ボリュームを作成したり、サーバ装置内にデータストアを作成するといった、従来では運用手順書を基に手動で実行していた複雑なオペレーションを自動化することができ、人的ミスに起因する不具合の発生を防止しながら、効率的でスマートなシステム運用管理を行うことができる。
特開2009−37531号公報
ところで、かかる運用自動化ソフトウェアを利用したストレージ装置やサーバ装置の運用では、上述のように実行すべきコンポーネントの順序を規定したサービステンプレートの作成が必要となる。そして、このようなサービステンプレートの作成処理では、使用するコンポーネントの種類によっては、その動作内容を先行又は後続の関連するコンポーネントの種別によって変化させなければならない場合がある。
コンポーネントの動作は、そのコンポーネントのプロパティを定義することにより変化させることができる。このためユーザは、コンポーネント間の依存関係から必要なプロパティ定義を判断し、対応するコンポーネントのプロパティを手動で設定する必要がある。
このとき、コンポーネント間の依存関係が追加された場合に、必要なプロパティ定義が不足し、意図しない動作になるという問題や、コンポーネント間の依存関係がなくなった場合に、不要なプロパティ定義が残ったままとなり、意図しない動作になるという事象が発生する問題があった。
この場合において、例えば特許文献1には、コンポーネント化された入出力GUI部品間の依存関係を表す依存関係情報を生成し、入出力GUI部品に入力された値が依存関係情報に記述されている値制約情報の範囲内にない場合に、入出力GUI部品の表示属性値と、他の入出力部品の表示属性値と、レイアウト情報とを変更し、変更されたこれらの情報に基づいてGUI画面を更新する発明が開示されている。そこで、この発明をかかる運用自動化ソフトウェアに適用して上記問題を解決することも考えられる。
しかしながら、かかる運用自動化ソフトウェアを利用して作成されたサービステンプレートでは、同じコンポーネントの組合せであっても、サービステンプレートの開発者が意図するサービスの内容に応じて、それらのコンポーネント間の依存関係が存在する場合も、依存関係が存在しない場合もあり得る。
従って、かかるサービステンプレートの作成時において、あるコンポーネントの組合せが存在する場合には、常に特定のプロパティの定義を特定の値に設定するという方法では、サービステンプレートの開発者が意図しない動作になるという問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、意図しない動作の発生を未然かつ有効に防止し、信頼性高くシステムを運用し得るシステム運用装置及び方法並びに記憶媒体を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、処理内容が定義されたコンポーネントを1又は複数組み合せて作成されたサービステンプレートに従って、当該サービステンプレートを構成する各前記コンポーネントを、当該サービステンプレートにおいて設定された順番で順次実行するようにして、対象とするシステムを運用するシステム運用装置において、前記サービステンプレートにおいて、実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在する場合に、影響を受ける前記コンポーネントの特定のプロパティ値に設定すべき値が規定された1又は複数のプロパティ設定ルールを管理するルール管理部と、前記サービステンプレートの作成時又は更新に、前記ルール管理部が管理する各前記プロパティ設定ルールを参照して、作成又は更新された前記サービステンプレート内にいずれかの前記プロパティ設定ルールを適用すべき前記実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在するか否かを判定し、当該組合せが存在する場合に、対応する前記プロパティ設定ルールを適用して、影響を受ける前記コンポーネントの当該特定のプロパティ値として当該プロパティ設定ルールにおいて規定された第1の値を設定するプロパティ設定部とを設け、前記プロパティ設定部が、前記コンポーネントの組合せを構成する一の前記コンポーネントが他の前記コンポーネントのプロパティを参照している場合に、当該組合せを構成する前記コンポーネントの間に前記実質的な影響関係があると判定するようにした。
また本発明においては、処理内容が定義されたコンポーネントを1又は複数組み合せて作成されたサービステンプレートに従って、当該サービステンプレートを構成する各前記コンポーネントを、当該サービステンプレートにおいて設定された順番で順次実行するようにして、対象とするシステムを運用するシステム運用装置により実行されるシステム運用方法であって、前記サービステンプレートにおいて、実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在する場合に、影響を受ける前記コンポーネントの特定のプロパティ値に設定すべき値が規定された1又は複数のプロパティ設定ルールを管理する第1のステップと、前記サービステンプレートの作成時又は更新に、各前記プロパティ設定ルールを参照して、作成又は更新された前記サービステンプレート内にいずれかの前記プロパティ設定ルールを適用すべき前記実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在するか否かを判定し、当該組合せが存在する場合に、対応する前記プロパティ設定ルールを適用して、影響を受ける前記コンポーネントの当該特定のプロパティ値として当該プロパティ設定ルールにおいて規定された第1の値を設定する第2のステップとを設け、前記第2のステップでは、前記コンポーネントの組合せを構成する一の前記コンポーネントが他の前記コンポーネントのプロパティを参照している場合に、当該組合せを構成する前記コンポーネントの間に前記実質的な影響関係があると判定するようにした。
さらに本発明においては、処理内容が定義されたコンポーネントを1又は複数組み合せて作成されたサービステンプレートに従って、当該サービステンプレートを構成する各前記コンポーネントを、当該サービステンプレートにおいて設定された順番で順次実行するようにして、対象とするシステムを運用するシステム運用装置に実行されるプログラムが格納された記憶媒体であって、前記サービステンプレートにおいて、実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在する場合に、影響を受ける前記コンポーネントの特定のプロパティ値が規定された1又は複数のプロパティ設定ルールを管理する第1のステップと、前記サービステンプレートの作成時又は更新に、各前記プロパティ設定ルールを参照して、作成又は更新された前記サービステンプレート内にいずれかの前記プロパティ設定ルールを適用すべき前記実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在するか否かを判定し、当該組合せが存在する場合に、対応する前記プロパティ設定ルールを適用して、影響を受ける前記コンポーネントの当該特定のプロパティ値として当該プロパティ設定ルールにおいて規定された第1の値を設定する第2のステップとを備え、前記第2のステップでは、前記コンポーネントの組合せを構成する一の前記コンポーネントが他の前記コンポーネントのプロパティを参照している場合に、当該組合せを構成する前記コンポーネントの間に前記実質的な影響関係があると判定する処理を前記システム運用装置に実行させるプログラムを格納するようにした。
本システム運用装置及び方法並びに記憶媒体によれば、作成又は更新されたサービステンプレートを構成するコンポーネント間に実質的な影響関係が存在する場合に、必要なプロパティ定義が不足し、意図しない動作になるという事態や、かかるコンポーネント間に実質的な影響関係がなくなった場合に、不要なプロパティ定義が残ったままとなり、意図しない動作になるという事象が発生する事態の発生を未然かつ有効に防止することができる。
本発明によれば、意図しない動作の発生を未然に防止し、信頼性高くシステムを運用し得るシステム運用装置及び方法並びに記憶媒体を実現できる。
本実施の形態による情報処理システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施の形態による運用自動化装置の全体構成を示すブロック図である。 データマップ画面の構成例を略線的に示す略線図である。 サービス実行画面の構成例を略線的に示す略線図である。 (A)は、従来技術の問題点の説明に供する概念図であり、(B)は、この場合の第1のコンポーネントの実行時の処理内容を示すフローチャートである。 (A)は、従来技術の問題点の説明に供する概念図であり、(B)は、この場合の第1のコンポーネントの実行時の処理内容を示すフローチャートである。 (A)は、従来技術の問題点の説明に供する概念図であり、(B)は、この場合の第1のコンポーネントの実行時の処理内容を示すフローチャートである。 プロパティ設定ルールの説明に供する概念図である。 本実施の形態によるプロパティ設定機能の説明に供する概念図である。 本実施の形態によるプロパティ設定機能の説明に供する概念図である。 本実施の形態によるプロパティ設定機能の説明に供する概念図である。 (A)は、3つのコンポーネントを組み合せて作成されるサービステンプレートの説明に供する概念図であり、(B)は、この場合の第1のコンポーネントの実行時の処理内容を示すフローチャートである。 3つのコンポーネントを組み合せて作成されるサービステンプレートに対するプロパティ設定ルールの説明に供する概念図である。 バリデーションエラーメッセージの説明に供する略線図である。 (A)は、4つのコンポーネントを組み合せて作成されるサービステンプレートの説明に供する概念図であり、(B)は、この場合の第1のコンポーネントの実行時の処理内容を示すフローチャートである。 4つのコンポーネントを組み合せて作成されるサービステンプレートに対するプロパティ設定ルールの説明に供する概念図である。 サービステンプレートの作成時におけるユーザの操作手順を示すフローチャートである。 プロパティ設定処理の処理手順を示すフローチャートである。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)本実施の形態による情報処理システムの構成
図1は、本実施の形態による情報処理システムを示す。この情報処理システム1は、データセンタや企業内に設けられたITシステム2と、ITシステム2の運用及び管理等を行う運用自動化装置3とを備え、これらがネットワーク4を介して接続されて構成されている。
ITシステム2は、例えば、1又は複数のストレージ装置5と、1又は複数のサーバ装置6となどがSAN(Storage Area Network)やLAN(Local Area Network)などのネットワーク7を介して相互に接続されて構成される。ストレージ装置5は、例えば、複数のハードディスク装置が搭載されたディスクアレイ装置などから構成され、サーバ装置6は、例えば、ユーザの業務内容に応じたソフトウェアが実装された汎用のサーバ装置などから構成される。
運用自動化装置3は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10、主記憶装置11、補助記憶装置12、入力装置13及び表示装置14などのハードウェア資源を備えたコンピュータ装置であり、パーソナルコンピュータ、ワークステーション又はメインフレームなどから構成される。
CPU10は、運用自動化装置3全体の動作制御を司るプロセッサである。また主記憶装置11は、例えば、揮発性の半導体メモリから構成され、CPU10のワークメモリとして利用される。本運用自動化装置3の起動時や必要時に補助記憶装置12に格納された運用自動化ソフトウェア15が主記憶装置11に読み出され、この運用自動化ソフトウェア15がCPU10に実行されることにより後述のような各種処理が実行される。
補助記憶装置12は、例えばハードディスク装置又はSSD(Solid State Drive)などの大容量の記憶装置から構成され、各種プログラムや各種制御データを長期間保持するために利用される。補助記憶装置12には、上述した運用自動化ソフトウェア15のほか、当該運用自動化ソフトウェア15の開発者やユーザにより作成された複数の上述のサービステンプレート16と、複数のプロパティ設定ルール情報17とが格納される。プロパティ設定ルール情報17の詳細については、後述する。
入力装置13は、ユーザが各種操作を行うための装置であり、例えばマウスやキーボードなどから構成される。また表示装置14は、後述のような各種GUI(Graphical User Interface)画面や、各種情報を表示する装置であり、例えば液晶ディスプレイなどから構成される。
(2)運用自動化ソフトウェアの機能
(2−1)運用自動化ソフトウェアの基本機能
次に、かかる運用自動化装置3に実装された運用自動化ソフトウェア15の基本機能について説明する。なお、以下においては、1又は複数のコンポーネントの実行順序を規定したものをサービステンプレートと呼び、サービステンプレートに実行値を入力したものをサービスと呼ぶものとする。
本運用自動化ソフトウェア15は、ITシステムの運用を自動化及び効率化するためのソフトウェアであり、サービステンプレート16を作成するための環境であるサービスプレート作成基盤と、作成されたサービステンプレート16を実行する環境であるサービスプレート実行基盤とを提供する。
サービステンプレート16は、主に、部材であるコンポーネントと、各コンポーネントの実行値を格納するプロパティから構成される。プロパティには、ユーザの入力や、コンポーネントの実行結果を格納するサービスプロパティと、コンポーネントの実行時の入力値及び出力値を格納するプラグインプロパティとがある。ただし、以下においては、サービスプロパティ及びプラグインプロパティを特に区別する必要がない場合には、これらをまとめてプロパティと呼ぶものとする。
運用自動化装置3では、運用自動化ソフトウェア15に基づき、サービステンプレート16を作成するためのデータマップ画面と、サービステンプレート実行基盤での表示の設定を行うためのGUI設定画面と、データマップ画面を利用して作成したサービステンプレート16をテスト用にパッケージングしてサービステンプレート実行基盤にインポートする操作を行うためのビルド画面と、データマップ画面を利用して作成したサービステンプレート16を運用用にパッケージングしてサービステンプレート実行基盤にインポートする操作を行うためのリリース画面とを表示させることができる。
図3は、これら4つの画面のうちのデータマップ画面20の構成例を示す。このデータマップ画面20は、この図3からも明らかなように、コンポーネント一覧フィールド21、フローエディタフィールド22、プロパティ設定フィールド23及びプロパティ設定ルールフィールド24を備えて構成される。
コンポーネント一覧フィールド21は、利用可能なコンポーネントの一覧を表示するためのエリアであり、フローエディタフィールド22は、サービステンプレート16を作成するためのエリアである。ユーザは、コンポーネント一覧フィールド21内に表示された各コンポーネントの中から所望するコンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップによりフローエディタフィールド22に順次貼り付け、この結果としてフローエディタフィールド22に表示されるこれらのコンポーネントのアイコン25間を、所望するその実行順序順に矢印26で接続することにより、サービステンプレート16を作成することができる。
またプロパティ設定フィールド23は、フローエディタフィールド22に貼り付けられた各コンポーネントのプロパティを設定するためのエリアであり、フローエディタフィールド22上で選択した1つのコンポーネントについて設定可能なプロパティが一覧表示される。ユーザは、このプロパティ設定フィールド23を利用して、フローエディタフィールド22にアイコン25が表示された各コンポーネントについて、個々のプロパティの値をそれぞれ設定することができる。
プロパティ設定ルールフィールド24には、フローエディタフィールド22上で作成されたサービステンプレート16に、後述するプロパティ設定ルールを適用する旨の設定を行うためのルール適用ボタン27と、予め作成されたプロパティ設定ルールを編集する編集画面を表示させるためのルール編集ボタン28とが表示される。ユーザは、サービステンプレート16を作成した後にルール適用ボタン27をクリックすることにより、そのサービステンプレート16に対して対応するプロパティ設定ルールを適用させることができ、またルール編集ボタン28をクリックすることにより、そのサービステンプレート16について適用されたプロパティ設定ルールを編集したり、新たなプロパティ設定ルールを作成するための画面を表示させることができる。
一方、図4は、サービステンプレート実行基盤にインポートされたサービステンプレート16について、必要なコンポーネントのプロパティに実行値を設定して当該サービステンプレート16に従ったサービスを実行させるためのサービス実行画面30の構成例を示す。
このサービス実行画面30は、この図4からも明らかなように、オーバビューフィールド31、ナビゲーションフィールド32及び設定フィールド33と、適用ボタン34及びキャンセルボタン35とを備えて構成される。
オーバビューフィールド31は、対応するサービステンプレート16に基づくサービスの説明が表示されるエリアである。オーバビューフィールド31には、対応するサービスの概要が図やテキストにて表示される。またナビゲーションフィールド32は、対応するサービステンプレートのプロパティグループの一覧が表示されるエリアである。プロパティグループとは、プロパティをグルーピングしたものである。そのサービスを構成する各コンポーネントのプロパティがプロパティグループとして管理されて、このナビゲーションフィールド32に一覧表示される。
設定フィールド33は、ナビゲーションフィールド32に一覧表示されたプロパティグループの中からユーザ操作により選択されたプロパティルグループに属する各種プロパティの実行値を設定するためのフィールドであり、例えば、論理ボリュームの定義容量などを設定するためのボリューム情報設定タブや、その論理ボリュームを提供するホスト装置を指定するためのホスト指定タブといった各種タブを表示させることができる。これらのタブには、そのプロパティグループのうちの設定可能なプロパティにそれぞれ対応させて、その実行値を設定するための1又は複数のテキストボックス36が表示される。
かくしてユーザは、このサービス実行画面30を利用して必要なプロパティの実行値を設定し、その後、適用ボタン34をクリックすることにより、そのサービステンプレート16に応じたサービスを運用自動化装置3に実行させることができる。なお、サービス実行画面30は、キャンセルボタン35をクリックすることによって、そのサービスを実行させることなく閉じることもできる。
(2−2)プロパティ設定機能
ところで、コンポーネントの中には、他のコンポーネントと組み合せて使用する場合に、動作を切り替えなければならないものがある。切り替える動作の内容としては、サービス実行時の画面表示の切替えや、コンポーネントに基づく内部処理の切替えなどがある。
例えば、コンポーネントとして、性能条件に合致するストレージ装置5(図1)の中から、最も性能が優れているストレージ装置5を選択し、そのストレージ装置5内にホスト(ここではサーバ装置6)に割り当てる仮想的な論理ボリューム(以下、これを仮想ボリュームと呼ぶ)を作成するプロビジョニング機能を提供する第1のコンポーネントと、バックアップ用の論理ボリュームの作成からレプリケーション(複製)の設定までの処理を行う機能を提供する第2のコンポーネントとを組み合せて1つのサービスを作成する場合について考える。なお、第2のコンポーネントを実行するに際しては、バックアップ用の論理ボリュームを作成するストレージ装置5にレプリケーションのためのライセンスが必要となる。
まず、図5(A)のように第1のコンポーネントを単体で使用するときに、当該第1のコンポーネントの実行時に運用自動化装置3により行われる処理の流れを説明する。この場合は、第1のコンポーネントに基づいて、図5(B)に示すような流れのサービスが提供される。
すなわち、まず、運用自動化装置3が、図4について上述したサービス実行画面30の設定フィールド33に、そのとき作成しようとする仮想ボリュームの定義容量などの性能条件を設定するためのボリューム情報設定タブを表示する(SP1)。また運用自動化装置3は、このボリューム情報設定タブでユーザにより仮想ボリュームの性能条件が設定されると、サービス実行画面30の設定フィールド33の表示を、そのITシステム2(図1)内に存在するすべてのホスト(ここではサーバ装置6)の中からかかる仮想ボリュームを提供すべきサーバ装置6を指定するための図示しないホスト指定タブに切り替える(SP2)。
そして、このホスト指定タブでユーザによりかかる仮想ボリュームの提供先のサーバ装置6が指定されると、運用自動化装置3により、ITシステム2内に存在するすべてのストレージ装置5からその性能及び構成に関する情報(ストレージ情報)をそれぞれ収集して取得する(SP3)。また運用自動化装置3は、ステップSP3で取得した各ストレージ装置5のストレージ情報に基づいて、ステップSP2で指定されたサーバ装置6が有するポート種別に合致するプール(上記仮想ボリュームに物理的な記憶領域を割り当てる記憶領域)を絞り込み(SP4)、その後、ステップSP1で設定された性能条件にあったストレージ装置5内に上述の仮想ボリュームを作成する(SP5)。
一方、図6(A)に示すように、第1のコンポーネントの処理の後に第2のコンポーネントの処理を実行するように第1及び第2のコンポーネントを組み合せたサービスを作成する場合、第1のコンポーネントの実行時には、図5(B)のステップSP3のようにITシステム内のすべてのストレージ装置5からストレージ情報を取得するのではなく、図6(B)のステップSP12のように、レプリケーションのためのライセンスをもつストレージ装置5のみからストレージ情報を取得する必要がある。これは、第1のコンポーネントの実行時にかかるライセンスを有しないストレージ装置5が選択されてしまうと、第2のコンポーネントの実行時にそのストレージ装置5にレプリケーションの設定を行えないからである。図6(B)におけるこれ以外の処理内容は、図5(B)と同様である。
また図7(A)に示すように、上述の第1のコンポーネントと、VMware ESX(VMware社 製品名)というハーパーバイザが実装されたサーバ装置(以下、これをESXサーバ装置と呼ぶ)6(図1)に対するデータストアをストレージ装置5内に作成する機能を提供する第3のコンポーネントとを組み合せて1つのサービスを作成する場合について考える。
この場合、図7(B)に示すように、第1のコンポーネントの実行時に、ステップSP21でサービス実行画面30の設定フィールド33にホスト指定タブを表示する際(SP21)、当該ホストの候補として、図5(B)のステップSP2のようにホストとなり得るすべてのサーバ装置6ではなく、予めvCenterに登録されているESXサーバ装置5のみを表示する必要がある。これは上述のように第3のコンポーネントは、ESXサーバ装置以外のホストに対してデータストアを作成することができないからである。図7(B)におけるこれ以外の処理内容は、図5(B)と同様である。
加えて、サービステンプレート16は、業務内容に合せてユーザによって編集されることがある。サービステンプレート16を構成するコンポーネントの種類や実行順序が変更されると、その度にコンポーネントの組み合せに対応させて必要なコンポーネントのプロパティを変更するという作業が必要になる場合がある。このとき、必要なプロパティの設定が漏れてしまったり、不要なプロパティの設定が残ったままになると、意図しないサービス動作となり、不具合が発生することになる。
例えば、前者の例として、図5(A)のサービステンプレート16に対して、図6(A)のように第2のコンポーネントを追加する編集を行う場合、第1のコンポーネントに対して必要なプロパティが設定されていないと、第1のコンポーネントの実行時にライセンスをもたないストレージ装置5が選択されてしまい、第2のコンポーネントの実行時にレプリケーションの設定が行えずにエラーとなる不具合が発生する。
また後者の例として、図6(A)について上述したサービステンプレート16に対して、第2のコンポーネントを削除して図5(A)のように第1のコンポーネントを単体で使用するような編集を行う場合、本来行いたい「すべてのストレージ装置5の中から最も性能が良いストレージ装置5に論理ボリュームを作成する」という動作を行わず、「ライセンスをもつストレージ装置5の中で最も性能が良いストレージ装置5に論理ボリュームを作成する」という動作を行うこととなり、本来あるべきサービスとは異なる動作が行われるという問題がある。また、この場合、サービスの実行自体は成功となるため、ユーザは内部ロジックが切り替わっていることに気付く可能性が低く、長期にわたって問題が継続するおそれがある。
以上の点を考慮して、本実施の形態の運用自動化装置3には、サービステンプレート16を作成又は更新した場合に、そのとき作成又は更新されサービステンプレート16におけるコンポーネントの組合せを判定し、いずれかのコンポーネントのいずれかのプロパティ値を通常時と異なる値に設定する必要がある場合には、そのような値にそのプロパティ値を設定するプロパティ設定機能が搭載されている。
具体的に、本運用自動化装置3は、他のコンポーネントの動作に影響を与えるコンポーネント(以下、これを影響元コンポーネントと呼ぶ)と、その影響元コンポーネントの影響を受けるコンポーネント(以下、これを影響先コンポーネントと呼ぶ)が同一のサービステンプレート16上に存在する場合に、影響先コンポーネントの特定のプロパティ値を規定したプロパティ設定ルールに関する情報(以下、これをプロパティ設定ルール情報と呼ぶ)17(図1)を補助記憶装置12(図1)に保持している。プロパティ設定ルール情報17は、影響元コンポーネントと、その影響を受ける影響先コンポーネントとの組合せ数と、これらの組合せごとの変更したいプロパティ数とに応じた数だけ存在する。
このプロパティ設定ルール情報17は、例えば図8に示すように、影響元コンポーネント欄17A、影響先コンポーネント欄17B、設定プロパティ欄17C及びルール適用要否フラグ欄17Dを備えるテーブル状の構成を有する。
そして影響元コンポーネント欄17Aには、影響元コンポーネントの名称(「コンポーネント名」)及びバージョン(「コンポーネントバージョン」)と、当該影響元コンポーネントのベンダ名(「ベンダ名」)とが登録され、影響先コンポーネント欄17Bには、影響先コンポーネントの「コンポーネント名」、「コンポーネントバージョン」及び「ベンダ名」がそれぞれ格納される。なお、この図8では、第1のコンポーネントのコンポーネント名を「Smart Provisioning」、第3のコンポーネントのコンポーネント名を「Replication」としている。
また設定プロパティ欄17Cには、同一のサービステンプレート16内に対応する影響元コンポーネント及び影響先コンポーネントが存在するときに値を設定すべき影響先コンポーネントのプロパティのうちの変更すべきプロパティ値を指定するプロパティキーと、影響元コンポーネントが影響先コンポーネントに影響を与えるときに影響先コンポーネントのかかるプロパティ値に設定すべき値(「影響あるときの値」)と、影響元コンポーネントが影響先コンポーネントに影響を与えないときや、影響元コンポーネント及び影響先コンポーネントが同一サービステンプレート上に存在しないときに影響先コンポーネントのかかるプロパティ値に設定すべき値(「影響ないときの値」)とがそれぞれ格納される。
さらにルール適用要否フラグ欄17Dは、影響元コンポーネント及び影響先コンポーネントにプロパティ参照があるときのみにそのプロパティ設定ルールを適用するか否かを表すルール適用要否フラグが格納される。ルール適用要否フラグは、影響元コンポーネント及び影響先コンポーネントにプロパティ参照がある場合のみにそのプロパティ設定ルールを適用する場合には「true」、影響元コンポーネント及び影響先コンポーネントにプロパティ参照がない場合にもそのプロパティ設定ルールを適用する場合には「false」に設定される。プロパティ参照の詳細については後述する。
そして運用自動化装置3は、図3について上述したデータマップ画面20を用いてサービステンプレート16が作成又は更新された後、プロパティ設定ルールフィールド24のルール適用ボタン27がクリックされると、そのとき作成又は更新されたサービステンプレート16をすべてのプロパティ設定ルールと順番に比較し、そのサービステンプレート16にいずれかのプロパティ設定ルールの対象となる影響元コンポーネント及び影響先コンポーネントの組合せが存在する場合には、そのプロパティ設定ルールで規定された上述の「影響あるときの値」をその影響先コンポーネントの対応するプロパティ値に設定する。
この場合において、運用自動化装置3は、影響元コンポーネント及び影響先コンポーネントが連続して実行される関係(データマップ画面20のフローエディタフィールド22上で対応するアイコン25同士が矢印26で接続された関係)にあるか否かに関わらず、影響元コンポーネントが影響先コンポーネントに実質的に影響を及ぼす関係(以下、これを実質的な影響関係と呼ぶ)となっている場合には、そのプロパティ設定ルールを適用する。
例えば、図9に示すように、第1及び第2のコンポーネントの直後に、それぞれ実行結果のログを出力させる機能を提供する第4のコンポーネントを組み合せたサービステンプレート16が作成された場合、第1及び第2のコンポーネントは連続して実行される関係にはないが、第2のコンポーネントは第1のコンポーネントの影響を受けるため、これら第1及び第2のコンポーネントが実質的な影響関係を有することになる。
そこで運用自動化装置3は、このように2つのコンポーネントが連続して実行される関係がない場合においても、これらのコンポーネント間に実質的な影響関係があるときには、対応するプロパティ設定ルールを適用して、当該プロパティ設定ルールにおいて規定された「影響あるときの値」を影響先コンポーネントの対応するプロパティキーにより特定されるプロパティ値に設定する。
ここで、「実質的な影響関係」について、より詳細に説明する。例えば、図10に示すようなサービステンプレート16において、1つ目の第1のコンポーネントの処理で、指定されたストレージ装置5内に仮想ボリュームAを作成し、これを指定されたホスト(サーバ装置6)に割り当て、2つ目の第1のコンポーネントの処理で、指定されたストレージ装置5内に仮想ボリュームBを作成し、これを指定されたホスト(サーバ装置6)に割り当て、第3のコンポーネントの処理で、当該仮想ボリュームBのレプリケーション用の論理ボリュームCを指定されたストレージ装置5内に作成して、作成した論理ボリュームCを仮想ボリュームBのレプリケーション先とする設定を行うことをこのサービステンプレート16の開発者が意図している場合を考える。
この場合、このサービステンプレート16の開発者が意図した実質的な影響関係にあるのは2つ目の第1のコンポーネント及び第3のコンポーネントであり、1つ目の第1のコンポーネント及び第3のコンポーネント間には実質的な影響関係はないが、運用自動化装置3はこのような開発者の意図を認識することができない。
そこで、本実施の形態の場合、運用自動化装置3は、原則として、コンポーネント間のプロパティに「プロパティ参照」が使用されているか否かに基づいて、これらコンポーネント間に「実質的な影響関係」があるか否かを判定するようになされている。ここで、「プロパティ参照」とは、あるコンポーネントのプロパティが他のコンポーネントのプロパティを参照していることを意味する。あるコンポーネントの実行結果を他のコンポーネントの入力としたい場合などにプロパティ参照が設定される。
図10に示す第1及び第3のコンポーネントの例では、これら第1及び第3のコンポーネントが実質的な影響関係にある場合、第3のコンポーネントはプロパティの値として、第1のコンポーネントのプロパティを参照する(そのまま値をもってくる)ように設定される。具体的に、第3のコンポーネントは2つ目の第1のコンポーネントが実行した仮想ボリュームBの割当て結果を入力として受け取り、同じ設定でバックアップ用の論理ボリュームCを割り当てる。この「プロパティ参照」の設定は、サービステンプレートの開発者が設定する。
ただし、図10と同様の構成を有する図11に示すようなサービステンプレート16(1つ目のAAAコンポーネント及びBBBコンポーネント間にはプロパティ参照がなく、2つ目のAAAコンポーネント及びBBBコンポーネント間にはプロパティ参照がある)であっても、AAAコンポーネント及びBBBコンポーネントの動作内容によっては、サービステンプレートの開発者がBBBコンポーネントとプロパティ参照のある2つ目のAAAコンポーネントだけにプロパティ設定ルールを適用したいと考える場合だけでなく、BBBコンポーネントとプロパティ参照があるか否かに関わりなく、1つ目及び2つ目の両方のAAAコンポーネントにプロパティ設定ルールを適用したいと考える場合もあり得る。
このような場合に前者と後者とに分けて対応できるようにするために設けられたのがルール適用要否フラグであり、前者の場合には、ルール適用要否フラグの値が「true」に設定され、後者の場合には、ルール適用要否フラグの値が「false」に設定される。このようにルール適用要否フラグを利用することにより、プロパティ参照を使用していないコンポーネント間でも実質的な影響関係があるものとして、対応するプロパティ設定ルールを適用させることができる。
なお本実施の形態の運用自動化装置3の場合、プロパティ設定ルールとして、2つのコンポーネント間の関係だけでなく、3つ以上のコンポーネント間の関係を規定したものも適用することができる。
例えば、図12(A)に示すように、第1及び第3のコンポーネントと、指定されたホスト装置に対して所定のネットワーク監視ソフトウェアをインストールする機能を提供する第5のコンポーネントとを組み合せたサービステンプレート16において、かかるネットワーク監視ソフトウェアがインストール先のホスト(ここではサーバ装置6)のディスク容量として「13GB」以上の空容量を要求する場合について考える。
ここでは、かかるネットワーク監視ソフトウェアのインストール先のホストにおけるデータストアの容量が30GB(ネットワーク監視ソフトウェア用の13GBと、OS及び仮想メモリなど用の17GB)以上のホストしか指定できないように、データストア用の仮想ボリューム作成を行う第1のコンポーネントの実行時のバリデーションを付与するものとする。
このサービステンプレート16における第1のコンポーネントの実行時の動作切替えの内容を図12(B)に示す。図7(B)について上述したように、第5のコンポーネントが存在しない場合には、サービス実行画面30(図4)の設定フィールド33(図3)に表示されるボリューム情報設定タグでは、作成しようとする仮想ボリュームの容量に制限はない。しかしながら、第5のコンポーネントを組み合せる場合には、ボリューム情報設定タグで設定された仮想ボリュームの容量が30GB未満のときには、警告を表示してサービスを実行させないというバリデーションが追加される(ステップSP30参照)。図12(B)におけるこれ以外の処理内容は、図5(B)と同様である。
このようなサービステンプレート16に対して作成されるプロパティ設定ルールを図13に示す。この図13では、第5のコンポーネントのコンポーネント名を「NNMi Installation」としている。なお、この図13において、「影響ないときの値」として空文字列の値を登録されており、対応するプロパティ値として既定値を登録しない(使用させない)としている。ここに実際どのような値を入れるかは実装に依存する。
参考として、このプロパティ設定ルールが適用されたサービステンプレート16のサービス実行画面30(図4)で、バリエデーションエラーとなっている例を図14に示す。この図14の例では、作成するデータストアの容量を表す「Volume Capacity」の値が「20GB」に設定されているため、バリデーションエラーメッセージ40が表示され、適用ボタンも非活性表示されている。このようにバリデーションエラーメッセージが表示されると、ユーザはそのサービスを実行できなくなるため、意図しないサービスの実行を防止することができる。
さらに、例えば、図15(A)に示すように、第1、第3及び第5のコンポーネントと、指定されたホストに対して所定の構成管理ソフトウェアをインストールする第6のコンポーネントとを組み合せたサービステンプレート16において、かかる構成管理ソフトウェアが、インストール先のホスト(ここではサーバ装置6)のディスク容量として「30GB」以上の空容量を要求する場合について考える。
ここでは、かかるネットワーク監視ソフトウェア及び構成管理ソフトウェアのインストール先のホストにおけるデータストアの容量として、60GB(ネットワーク監視ソフトウェア用の13GBと、構成管理ソフトウェア用の30GBと、OS及び仮想メモリなど用の17GB)以上しか指定できないように、データストア用のボリュームの作成を行う第1のコンポーネントの実行時のバリデーションとして付与するものとする。
このサービステンプレート16における第1のコンポーネントの実行時における動作切替えの内容を図15(B)に示す。第4及び第5のコンポーネントを組み合せる場合には、サービス実行画面30(図4)の設定フィールド33(図3)に表示されるボリューム情報設定タグを用いて設定された仮想ボリュームの容量が60GB未満のときには、警告を表示してサービスを実行させないというバリデーションが追加される(ステップSP40参照)。図15(B)におけるこれ以外の処理内容は、図5(B)と同様である。
このときのプロパティ設定ルールを図16に示す。この図16では、第5のコンポーネントのコンポーネント名を「UCMDB Installation」としている。なお、この図16において、「影響ないときの値」として「制限なし」としているが、ここに実際にどのような値を入れるかは実装に依存する。
(2−3)サービステンプレートの作成におけるユーザの操作手順
図17は、サービステンプレート16の作成時におけるユーザの操作手順を示す。ユーザは、新たなサービステンプレート16を作成する場合、まず、運用自動化装置3を操作して、図3について上述したデータマップ画面20を運用自動化装置3に表示させる(SP50)。
続いて、ユーザは、データマップ画面20のコンポーネント一覧フィールド21(図3)に一覧表示されたコンポーネントの中から所望するコンポーネントをドラッグ・アンド・ドロップによりフローエディタフィールド22に貼り付ける(SP51)。
次いで、ユーザは、既にフローエディタフィールド22に他のコンポーネントが存在する場合には、そのときフローエディタフィールドに貼り付けたコンポーネント(以下、これを貼付けコンポーネントと呼ぶ)のアイコン25(図3)を、既にフローエディタフィールド22上に存在する必要なコンポーネントのアイコン25と矢印26(図3)で接続することにより、これらコンポーネント間の実行順序を定義する(SP52)。
なお本実施の形態の場合、先に実行すべきコンポーネントに対応するアイコン25を左クリックした後、そのアイコン25をその後に実行すべきコンポーネントに対応するアイコン25に向けてドラッグすることにより、先に実行すべきコンポーネントに対応するアイコン25から、後に実行すべき実行すべきコンポーネントに対応するアイコン25に向けた、実行順序を表す矢印26をフローエディタフィールド22上に表示させることができる。
さらにユーザは、フローエディタフィールド22に表示された貼付けコンポーネントのアイコン25をクリックして選択することにより、貼付けコンポーネントのプロパティの一覧をプロパティ設定フィールド23(図3)に表示させた後、プロパティ設定フィールド23に一覧表示されたこれらプロパティの値をそれぞれ所望状態に設定する(SP53)。
続いて、ユーザは、図示しないGUI設定画面を表示させて、サービス実行画面30上でのその貼付けコンポーネントの表示形式(例えばプロパティの可視性など)の設定を行う(SP54)。
そしてユーザは、所望するサービステンプレート16を構成するすべてのコンポーネントについて上述のステップSP51〜ステップSP54の処理を実行し終えていない場合には(SP55:NO)、この後、他のコンポーネントについても同様の処理を行う(SP51〜SP55−SP51)。
そして、ユーザは、やがて所望するサービステンプレート16を構成するすべてのコンポーネントをフローエディタフィールド22に貼り付け、さらにこれらのコンポーネントに対する各種設定が終了した場合には(SP55:YES)、データマップ画面20のプロパティ設定ルールフィールド24(図3)のルール適用ボタン27(図3)をクリックすることにより、予め用意された各種プロパティ設定ルールのうちの対応するプロパティ設定ルールをそのサービステンプレート16に適用させる(SP56)。
この後、ユーザは、運用自動化装置3にビルド画面(図示せず)を表示させ、そのビルド画面においてそのサービステンプレート16のテストを行い、問題がなければそのサービステンプレート16を運用用にパッケージングしてテンプレート実行基盤にインポートするリリース処理を運用自動化装置3に実行させる(SP57)。これにより、そのときデータマップ画面20で作成したサービステンプレート16が完成する。
(2−4)プロパティ設定機能に関するCPUの処理
一方、図17について上述した操作手順のステップSP46でデータマップ画面20のプロパティ設定ルールフィールド24のルール適用ボタン27がクリックされた場合に運用自動化装置3のCPU10(図2)により実行されるプロパティ設定処理の処理内容を図18に示す。CPU10は、この図18に示すプロパティ設定処理を、補助記憶装置12(図2)から主記憶装置11に読み出した運用自動化ソフトウェア15(図2)に従って実行する。
実際上、CPU10は、データマップ画面20のプロパティ設定ルールフィールド24に表示されたルール適用ボタン27がクリックされると、このプロパティ設定処理を開始し、まず、運用自動化ソフトウェア15が管理するすべてのプロパティ設定ルール情報17(図3)を補助記憶装置12から読み出して取得する(SP60)。またCPU10は、そのときデータマップ画面20で作成されたサービステンプレート16のデータも取得する(SP61)。
続いて、CPU10は、ステップSP60でプロパティ設定ルール情報17を取得したプロパティ設定ルールの中から未処理の1つのプロパティ設定ルールを選択し(SP62)、選択したプロパティ設定ルール(以下、これを選択プロパティ設定ルールと呼ぶ)において影響先コンポーネントとして設定されたコンポーネントがステップSP41でデータを取得したサービステンプレート16(以下、これを対象サービステンプレート16と呼ぶ)内に存在するか否かを判断する(SP63)。
CPU10は、この判断で否定結果を得るとステップSP69に進み、これに対して肯定結果を得ると、対象サービステンプレート16の構成要素として、選択プロパティ設定ルールにおいて影響元コンポーネントとして指定されたすべてのコンポーネントが含まれているか否かを判断する(SP64)。
そしてCPU10は、この判断で否定結果を得た場合であって、選択プロパティ設定ルールにおいて影響元コンポーネントとして設定された幾つかのコンポーネントの一部が対象サービステンプレートに存在する場合には、その一部の影響元コンポーネントについて、当該選択プロパティ設定ルールにおいて指定されたプロパティキーにより特定されるプロパティ値を、「影響ないときの値」としてその選択プロパティ設定ルールで規定されている値に設定し(SP65)、この後、ステップSP69に進む。
これに対して、CPU10は、ステップSP64の判断で肯定結果を得ると、選択プロパティ設定ルールにおいてルール適用要否フラグが「適用(true)」に設定されているか否かを判断する(SP66)。そしてCPU10は、この判断で否定結果を得るとステップSP68に進む。
これに対してCPU10は、ステップSP66の判断で肯定結果を得ると、対象サービステンプレート16において、選択プロパティ設定ルールにおける影響先コンポーネントに相当するコンポーネントのプロパティを取得して、その影響先コンポーネントと、その影響元コンポーネントとの間にプロパティ参照があるか否かを判断する(SP67)。
そしてCPU10は、この判断で否定結果を得るとステップSP69に進み、これに対して肯定結果を得ると、選択プロパティ設定ルールにおいて「影響あるときの値」として設定されている値を、その影響先コンポーネントの対応するプロパティキーにより特定されるプロパティ値に設定する(SP68)。
この後、CPU10は、ステップSP60でプロパティ設定ルール情報17を取得したすべてのプロパティ設定ルールについてステップSP63〜ステップSP68の処理を実行し終えたか否かを判断する(SP69)。そしてCPU10は、この判断で否定結果を得るとステップSP52に戻り、この後、ステップSP52で選択するプロパティ設定ルールを未処理の他のプロパティ設定ルールに順次切り替えながらステップSP62〜ステップSP69の処理を繰り返す。
そしてCPU10は、やがてステップSP60でプロパティ設定ルール情報17を取得したすべてのプロパティ設定ルールについてステップSP63〜ステップSP68の処理を実行し終えることによりステップSP69で肯定結果を得ると、このプロパティ設定処理を終了する。
(3)本実施の形態の効果
以上ように本実施の形態の情報処理システム1では、運用自動化装置3がサービステンプレート16の作成時又は更新時に、各プロパティ設定ルールを参照して、作成されたサービステンプレート16内にいずれかのプロパティ設定ルールを適用すべき実質的な影響関係を有するコンポーネントの組合せが存在するか否かを判定し、当該組合せが存在する場合に、対応するプロパティ設定ルールを適用して、影響を受けるコンポーネントの特定のプロパティ値として当該プロパティ設定ルールにおいて規定された値を設定する。
従って、本情報処理システム1によれば、コンポーネント間に実質的な影響関係が存在する場合に、必要なプロパティ定義が不足し、意図しないサービス動作になるという事態や、コンポーネント間に実質的な影響関係がなくなった場合に、不要なプロパティ定義が残ったままとなり、意図しないサービス動作になるという事象が発生する事態の発生を未然かつ有効に防止することができ、かくして信頼性高くITシステム2を運用することができる。
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、サービステンプレート16において、実質的な影響関係を有するコンポーネントの組合せが存在する場合に、影響を受けるコンポーネントの特定のプロパティ値に設定すべき値が規定された1又は複数のプロパティ設定ルールを管理するルール管理部と、サービステンプレート16の作成時又は更新時に、各プロパティ設定ルールを参照して、作成又は更新されたサービステンプレート16内にいずれかのプロパティ設定ルールを適用すべき実質的な影響関係を有するコンポーネントの組合せが存在するか否かを判定し、当該組合せが存在する場合に、対応するプロパティ設定ルールを適用して、影響を受けるコンポーネントの当該特定のプロパティ値として当該プロパティ設定ルールにおいて規定された第1の値を設定するプロパティ設定部とを、1つの運用自動化ソフトウェア15(図1)により構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、運用自動化ソフトウェア15に上記ルール管理部としての機能だけをもたせ、運用自動化ソフトウェア15とは別にプロパティ設定部としての機能を有するソフトウェアを用意するようにしても良い。
また上述の実施の形態においては、データマップ画面20を図2のように構成し、サービス実行画面30を図3のように構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、これらデータマップ画面20及びサービス実行画面30の構成としては、この他種々の画面構成を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、プロパティ設定ルール情報17を図8、図13又は図16のように構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、プロパティ設定ルール情報17の構成としては、この他種々の構成を広く適用することができる。
さらに上述の実施の形態においては、本実施の形態による運用自動化ソフトウェア15を補助記憶装置12(図2)に格納するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などのディスク状記憶媒体や、USB(Universal Serial Bus)メモリやSDメモリカードなどの半導体メモリ等の可搬性の記憶媒体に運用自動化ソフトウェア15を格納するようにしても良い。
本発明は、ITシステムの運用を自動化及び効率化する種々の構成の運用自動化装置に広く適用することができる。
1……情報処理システム、2……ITシステム、3……運用自動化装置、5……ストレージ装置、6……サーバ装置、10……CPU、11……主記憶装置、12……補助記憶装置、15……運用自動化ソフトウェア、16……サービステンプレート、17……プロパティ設定ルール情報、20……データマップ画面、30……サービス実行画面、40……バリデーションエラーメッセージ。

Claims (7)

  1. 処理内容が定義されたコンポーネントを1又は複数組み合せて作成されたサービステンプレートに従って、当該サービステンプレートを構成する各前記コンポーネントを、当該サービステンプレートにおいて設定された順番で順次実行するようにして、対象とするシステムを運用するシステム運用装置において、
    前記サービステンプレートにおいて、実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在する場合に、影響を受ける前記コンポーネントの特定のプロパティ値に設定すべき値が規定された1又は複数のプロパティ設定ルールを管理するルール管理部と、
    前記サービステンプレートの作成時又は更新時に、前記ルール管理部が管理する各前記プロパティ設定ルールを参照して、作成又は更新された前記サービステンプレート内にいずれかの前記プロパティ設定ルールを適用すべき前記実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在するか否かを判定し、当該組合せが存在する場合に、対応する前記プロパティ設定ルールを適用して、影響を受ける前記コンポーネントの当該特定のプロパティ値として当該プロパティ設定ルールにおいて規定された第1の値を設定するプロパティ設定部と
    を備え
    前記プロパティ設定部は、
    前記コンポーネントの組合せを構成する一の前記コンポーネントが他の前記コンポーネントのプロパティを参照している場合に、当該組合せを構成する前記コンポーネントの間に前記実質的な影響関係があると判定する
    ことを特徴とするシステム運用装置。
  2. 前記プロパティ設定ルールは、
    対応する前記コンポーネントの組合せを構成する前記コンポーネント間に前記実質的な影響関係がない場合においても当該プロパティ設定ルールを適用すべきか否かを表す情報を含み、
    前記プロパティ設定部は、
    当該情報が、対応する前記コンポーネントの組合せを構成する一の前記コンポーネントが他の前記コンポーネントのプロパティを参照していない場合においても当該プロパティ設定ルールを適用すべき旨の値のときには、当該組合せに当該プロパティ設定ルールを適用する
    ことを特徴とする請求項に記載のシステム運用装置。
  3. 前記プロパティ設定ルールでは、
    前記実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在しない場合に、影響を受ける前記コンポーネントの当該プロパティ値に設定すべき第2の値が規定され、
    前記プロパティ設定部は、
    作成又は更新された前記サービステンプレート内にいずれかの前記プロパティ設定ルールを適用すべき前記実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在しない場合に、対応する前記プロパティ設定ルールを適用して、影響を受ける前記コンポーネントの前記プロパティの対応する前記プロパティ値として前記第2の値を設定する
    ことを特徴とする請求項に記載のシステム運用装置。
  4. 処理内容が定義されたコンポーネントを1又は複数組み合せて作成されたサービステンプレートに従って、当該サービステンプレートを構成する各前記コンポーネントを、当該サービステンプレートにおいて設定された順番で順次実行するようにして、対象とするシステムを運用するシステム運用装置により実行されるシステム運用方法であって、
    前記サービステンプレートにおいて、実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在する場合に、影響を受ける前記コンポーネントのプロパティの特定のプロパティ値に設定すべき値が規定された1又は複数のプロパティ設定ルールを管理する第1のステップと、
    前記サービステンプレートの作成時又は更新時に、各前記プロパティ設定ルールを参照して、作成又は更新された前記サービステンプレート内にいずれかの前記プロパティ設定ルールを適用すべき前記実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在するか否かを判定し、当該組合せが存在する場合に、対応する前記プロパティ設定ルールを適用して、影響を受ける前記コンポーネントの当該特定のプロパティ値として当該プロパティ設定ルールにおいて規定された第1の値を設定する第2のステップと
    を備え
    前記第2のステップでは、
    前記コンポーネントの組合せを構成する一の前記コンポーネントが他の前記コンポーネントのプロパティを参照している場合に、当該組合せを構成する前記コンポーネントの間に前記実質的な影響関係があると判定する
    ことを特徴とするシステム運用方法。
  5. 前記プロパティ設定ルールは、
    対応する前記コンポーネントの組合せを構成する前記コンポーネント間に前記実質的な影響関係がない場合においても当該プロパティ設定ルールを適用すべきか否かを表す情報を含み、
    前記第2のステップでは、
    当該情報が、対応する前記コンポーネントの組合せを構成する一の前記コンポーネントが他の前記コンポーネントのプロパティを参照していない場合においても当該プロパティ設定ルールを適用すべき旨の値のときには、当該組合せに当該プロパティ設定ルールを適用する
    ことを特徴とする請求項に記載のシステム運用方法。
  6. 前記プロパティ設定ルールでは、
    前記実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在しない場合に、影響を受ける前記コンポーネントの当該プロパティ値に設定すべき第2の値が規定され、
    前記第2のステップでは、
    作成又は更新された前記サービステンプレート内にいずれかの前記プロパティ設定ルールを適用すべき前記実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在しない場合に、対応する前記プロパティ設定ルールを適用して、影響を受ける前記コンポーネントの前記プロパティの対応する前記プロパティ値として前記第2の値を設定する
    ことを特徴とする請求項に記載のシステム運用方法。
  7. 処理内容が定義されたコンポーネントを1又は複数組み合せて作成されたサービステンプレートに従って、当該サービステンプレートを構成する各前記コンポーネントを、当該サービステンプレートにおいて設定された順番で順次実行するようにして、対象とするシステムを運用するシステム運用装置に実行されるプログラムが格納された記憶媒体であって、
    前記サービステンプレートにおいて、実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在する場合に、影響を受ける前記コンポーネントのプロパティの特定のプロパティ値に設定すべき値が規定された1又は複数のプロパティ設定ルールを管理する第1のステップと、
    前記サービステンプレートの作成時又は更新時に、各前記プロパティ設定ルールを参照して、作成又は更新された前記サービステンプレート内にいずれかの前記プロパティ設定ルールを適用すべき前記実質的な影響関係を有する前記コンポーネントの組合せが存在するか否かを判定し、当該組合せが存在する場合に、対応する前記プロパティ設定ルールを適用して、影響を受ける前記コンポーネントの前記プロパティの当該特定のプロパティ値として当該プロパティ設定ルールにおいて規定された第1の値を設定する第2のステップと
    を備え
    前記第2のステップでは、
    前記コンポーネントの組合せを構成する一の前記コンポーネントが他の前記コンポーネントのプロパティを参照している場合に、当該組合せを構成する前記コンポーネントの間に前記実質的な影響関係があると判定する
    処理を前記システム運用装置に実行させるプログラムが格納された
    ことを特徴とする記憶媒体。
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