JP6441832B2 - バイオセンサーの電極構成 - Google Patents

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Description

電気化学的バイオセンサーは当技術分野において知られており、生体試料から、特に血液から様々な分析物の濃度を測定するために使用されている。電気化学的バイオセンサーの様々な構成が米国特許番号第5413690号明細書、第5762780号明細書、第5798031号明細書、第59978171号明細書、第7073246号明細書、第7195805号明細書、及び第7473398号明細書、及び米国特許出願公開第2005/0016844号明細書の中に記載されており、それらの開示の全体が各々明示的に参照により本明細書に援用される。
背景
糖尿病及び類似の医学的状態を患う患者の数が増えるにつれ、患者が自身の血中グルコースレベルをモニターする血中グルコースの自己モニタリングが常識になった。血中グルコースレベルをモニターする目的は血中グルコース濃度レベルを決定することであり、それからそのレベルを正常な範囲内又は許容可能な範囲内に戻すためにそのレベルが高すぎるか、又は低すぎるかに基づいて必要な是正措置を取ることである。是正措置を取ることができない結果、重大な医学的意味が生じることがあり得る。グルコースモニタリングは数百万の糖尿病の個人とっては日々の生活の現実である。さらに、血中グルコースレベルを適切に、且つ、定期的に試験することができない結果、心血管疾患、腎臓病、神経損傷及び/又は失明をはじめとする重大な糖尿病関連合併症が生じることがあり得る。
多数のバイオセンサーが電気化学的分析を活用して分析物濃度に対応する電流を測定することにより血中グルコースレベルを決定する。そのようなバイオセンサーは、電極基板を有するキャピラリ室であってその電極基板がそのキャピラリ室内に位置するある作用電極面積を提供する前記キャピラリ室を利用し得る。その電気化学的セルの電流レスポンスはその作用電極面積に正比例する。しかしながら、そのキャピラリ室及びその作用電極の位置/場所を規定するバイオセンサーの構成要素の製造と組み立てによってその作用電極面積の変化が生じ得る。キャピラリ室内の作用電極面積のバイオセンサーごとの変化は測定された分析物濃度に不正確性及び/又は間違いをもたらし、それによって次に血中グルコースレベルの不正確な及び/又は誤った測定値が生じ得るのでそのような変化は好ましくない。
したがって、バイオセンサーの製造に付随する作用電極面積の変化を最小にするバイオセンサー配置が望ましい。さらに、キャピラリ室内の対電極面積と作用電極面積との間の釣り合いが取れた比率を維持することもバイオセンサーの精度及び/又は正確性を高めるために望ましい。
概要
本発明は概してバイオセンサーに関し、より具体的には比較的に一定の/釣り合いが取れた対電極面積と作用電極面積との間の比率を有し、且つ、その作用電極面積の変化が比較的に少ないバイオセンサーの電極構成に関する。
1つの形態によれば、内側境界を有するキャピラリ室、前記キャピラリ室内に位置する有効作用電極部分を含む作用電極、及び前記キャピラリ室内に位置する有効対電極部分を含む対電極を含むバイオセンサーが提供される。有効作用電極部分は平均的な作用電極幅を規定しており、前記の平均的な作用電極幅と比べて減少している作用電極頸部幅を規定している作用電極頸部を有する。前記作用電極頸部は、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記作用電極のソール部を構成する。前記有効対電極部分は、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記対電極のソール部を構成する対電極頸部を有する。
別の形態によれば、内側境界を有するキャピラリ室、前記キャピラリ室内に位置する有効作用電極部分を含む作用電極、及び前記キャピラリ室内に位置する有効対電極部分を含む対電極を含むバイオセンサーが提供される。前記有効作用電極部分は本体とその本体から延びている作用電極頸部を有しており、前記作用電極頸部は、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記作用電極のソール部を構成する。前記有効対電極部分は本体とその本体から延びている対電極頸部を有しており、前記有効対電極部分の前記本体は前記有効作用電極部分の前記本体と概ね隣接して配置されており、前記対電極頸部は、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記対電極のソール部を構成する。
別の形態によれば、内側境界を有するキャピラリ室、前記キャピラリ室内に位置する有効作用電極部分を含む作用電極、及び前記キャピラリ室内に位置する有効対電極部分を含む対電極を含むバイオセンサーが提供される。前記有効作用電極部分は前記キャピラリ室に露出している有効作用電極面積を規定し、前記有効作用電極部分は前記キャピラリ室から延びている前記作用電極のソール部を構成する作用電極頸部を有する。前記有効対電極部分は前記キャピラリ室に露出している有効対電極面積を規定し、前記有効対電極部分は前記キャピラリ室から延びている前記対電極のソール部を構成する対電極頸部を有する。前記作用電極頸部と前記対電極頸部はそれぞれ前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する単一の内側壁を越えて延びており、前記単一内側壁の部分が前記作用電極頸部と前記対電極頸部の長手方向に沿って変化するときに前記有効作用電極面積と前記有効対電極面積との間の比率は実質的に一定である。
その他の態様、実施形態、形態、特徴、利益、目的、及び利点を本明細書によって提供される詳細な説明と図面から明らかにする。
本発明の1つの形態によるバイオセンサーの透視図である。 図1のバイオセンサーの上面図である。 親水性ルーフを取り外した図2のバイオセンサーの上面図である。 スペーサー基板を取り外した図3のバイオセンサーの上面図である。 図2のライン5a−5aに沿って切り取ったときの図1のバイオセンサーの一部の断面図である。 図2のライン5b−5bに沿って切り取ったときの図1のバイオセンサーの一部の断面図である。 キャピラリ室とその中に配置される電極構成を示す図1のバイオセンサーの遠位末端部の拡大平面図である。 支持基板に対するスペーサー基板の公称配置と電極配置を示す図1のバイオセンサーの遠位末端部の拡大平面図である。 支持基板に対するスペーサー基板の最大配置と電極配置を示す図1のバイオセンサーの遠位末端部の拡大平面図である。 支持基板に対するスペーサー基板の最小配置と電極配置を示す図1のバイオセンサーの遠位末端部の拡大平面図である。 支持基板に対するスペーサー基板の公称配置と電極配置を示す比較用バイオセンサーの遠位末端部の拡大平面図である。 支持基板に対するスペーサー基板の最大配置と電極配置を示す比較用バイオセンサーの遠位末端部の拡大平面図である。 支持基板に対するスペーサー基板の最小配置と電極配置を示す比較用バイオセンサーの遠位末端部の拡大平面図である。 支持基板に対するスペーサー基板の公称配置と電極配置を示す2つ目の比較用バイオセンサーの遠位末端部の拡大平面図である。 支持基板に対するスペーサー基板の最大配置と電極配置を示す2つ目の比較用バイオセンサーの遠位末端部の拡大平面図である。 支持基板に対するスペーサー基板の最小配置と電極配置を示す2つ目の比較用バイオセンサーの遠位末端部の拡大平面図である。
例証された実施態様の詳細な説明
本発明の原理の理解を促進することを目的として、図面に例示されている実施形態を以下に参照し、具体的な言葉を用いてそれらの実施形態を説明する。それでも、それによって本発明の範囲の限定が意図されることはなく、例示されている器具の本明細書において例示されているような改変及びさらなる修飾、及び本発明の原理の本明細書において例示されているようなさらなる応用は本発明に関する技術分野の当業者に通常思い浮かぶものと考えられていることが理解される。
本発明は概してバイオセンサーに関し、より具体的には比較的に一定の/釣り合いが取れた対電極面積と作用電極面積との間の比率を有し、並びに比較的に少ない変化をその作用電極面積に有することによってバイオセンサーのキャピラリ室内に位置する分析物の電気化学的分析において電流測定値の精度及び/又は正確性を改善するバイオセンサーの電極構成に関する。そのバイオセンサーの態様と特徴が図1〜7に提示されており、それらの図は必ずしも正確な縮尺で描かれておらず、様々な図の中の同様の構成要素は同じように番号が付されている。
図1〜6に言及すると、本発明の1つの形態によるバイオセンサー10の様々な態様と特徴がそれらの図に示されている。その例示されている実施形態ではバイオセンサー10は長手方向の軸線Lに沿って配置されている近位末端10a及び反対側の遠位末端10bを有し、且つ、概して電極支持基板12、支持基板12上に配置されている中間スペーサー基板14、及びそのスペーサー基板14上に配置されているカバー基板又は親水性ルーフ16を含む。支持基板12、スペーサー基板14及びカバー基板16は相互に協働してバイオセンサー10の遠位末端10bに隣接して液体試料を受領するための試料注入口19を有するキャピラリ室又はチャネル18を規定する。さらに、支持基板12はキャピラリ室18内に位置する1つ以上の電極部分をそれぞれ含む一連の電極22、24、26a及び26bを内包する電気伝導体配置20を含む。それらのさらなる詳細を下に示す。バイオセンサー10のその例示されている実施形態はキャピラリ室18を形成するために一緒に貼り付けられる3枚の別個の基板12、14及び16を含んでいるが、例えばカバー基板16を含まない実施形態を含む他の実施形態も考慮されていることが理解されるべきである。
その例示されている実施形態ではバイオセンサー10は近位末端10aと遠位末端10bの間に概ね長手方向の軸線Lに沿って延びている全長lを規定し、且つ、概ね横方向の軸線Tに沿って横方向に延びている全幅wをさらに規定する長方形の構成を有するものとして示されている。しかしながら、本発明の原理から逸脱することなくバイオセンサー10に他の適切な形状及び構成を提供することができることが理解されるべきである。バイオセンサー10はロール状の材料、シート状の材料、又は他の材料ストックから生産される多数のバイオセンサーのうちのいずれか1つであり得ることが理解されるべきである。1つの実施形態ではバイオセンサー10を構築する材料の選択は、ロール加工用に充分に柔軟であるがそれでも十分に堅いのでバイオセンサー10に有用な/充分な剛性を提供するストックを含む。さらに、バイオセンサー10の配置及び構成、及びバイオセンサー10の形成に関連する製造方法によって比較的に一定の/釣り合いが取れた対電極面積と作用電極面積との間の比率、並びに比較的に少ないその作用電極面積の変化がもたらされ、それによってバイオセンサー10のキャピラリ室18内に位置する分析物の電気化学的分析において電流測定値の精度及び/又は正確性が改善される。そのさらなる詳細を下に示す。
図4、5a、5b及び6についてまとめて言及すると、その例示されている実施形態では支持基板12はバイオセンサー10の全長lに実質的に等しい長さ寸法とバイオセンサー10の全幅wに実質的に等しい幅寸法を規定する長方形の構成を有する。支持基板12はバイオセンサー10の外表面を規定する底部/下部外面30と外面30の反対方向を向いている頂部/上部内面32を含む。さらに、支持基板12は概ね横方向の軸線Tに沿って(すなわち、幅寸法に沿って)延びている対向する第1端面と第2端面又は第1端部と第2端部34a、34b、及び端面34aと端面34bの間で概ね長手方向の軸線Lに沿って(すなわち、長さ寸法に沿って)延びている対向する第1側面と第2側面又は第1端部と第2端部36a、36bを含む。支持基板12の端面34a、34b及び側面36a、36bは上で示されたように概ね長方形の形状を形成するように例示されているが、バイオセンサー10は、支持基板12を含み、本発明の原理から逸脱することなく他の形状及び構成を形成し得ることが理解されるべきである。1つの特定の実施形態では支持基板12は例えばポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル又はポリイミドを含む柔軟な高分子材料から形成される。しかしながら、支持基板12用の他の適切な材料も考慮されている。
上で示したように、支持基板12は一連の電極22、24、26a及び26bを含む電気伝導体配置又は切断電極パターン20を含む。電極22、24、26a及び26bは支持基板12の内面32に沿って延びる電気伝導体28から形成される。電気伝導体28に適切な材料の非限定的な例にはアルミニウム、炭素(黒鉛など)、コバルト、銅、ガリウム、金、インジウム、イリジウム、鉄、鉛、マグネシウム、水銀(アマルガムとして)、ニッケル、ニオブ、オスミウム、パラジウム、プラチナ、レニウム、ロジウム、セレン、ケイ素(高ドープ多結晶ケイ素など)、銀、タンタル、スズ、チタン、タングステン、ウラン、バナジウム、亜鉛、ジルコニウム、それらの混合物、及び合金、酸化物、又はこれらの元素又は他の元素の金属化合物が含まれる。1つの特定の実施形態ではレーザーアブレーション又はレーザースクライビングによって個々の電極22、24、26a及び26bを互いから分離し、且つ、電極22、24、26a及び26bの周りに/に沿って広がる領域から選択された電気伝導体28の部分を広域アブレーションによって広く、又はラインスクライビングによって最小限に除去して電極22、24、26a及び26bを作製することができる。しかしながら、電極22、24、26a及び26bの形成用の他の適切な技術は、例えば、ラミネーション、スクリーン印刷、又はフォトリソグラフィを含む技術分野の当業者に思い浮かぶものとも考えられていることが理解されるべきである。
その例示されている実施形態では電極22は作用電極として構成されており、電極24は基準電極又は対電極として構成されており、電極26a、26bは試料充足電極として構成されており、電極22、24、26a及び26bのそれぞれの少なくとも一部がキャピラリ室18内に位置し、且つ、キャピラリ室18に露出している。電極22、24、26a及び26bの構成と配置に関するその他の態様をさらに詳細に下に示す。しかしながら、他の適切な電極構成と電極配置も本発明の範囲内に入るものと考えられていることが理解されるべきである。
特に図4及び6に言及すると、作用電極22はキャピラリ室18内に位置し、且つ、キャピラリ室18に露出している有効作用電極部分70、有効作用電極部分70から延びており、且つ、キャピラリ室18の外側に位置する少なくとも1つのリード部72、及びリード部72から延びており、且つ、バイオセンサー10の近位末端10aの近くに位置する少なくとも1つの接触部74を含む。対電極24はキャピラリ室18内に位置し、且つ、キャピラリ室18に露出している有効対電極部分80、有効対電極部分80から延びており、且つ、キャピラリ室18の外側に位置する少なくとも1つのリード部82、及びリード部82から延びており、且つ、バイオセンサー10の近位末端10aの近くに位置する少なくとも1つの接触部84を含む。さらに、試料充足電極26aはキャピラリ室18内に位置し、且つ、キャピラリ室18に露出している有効試料充足電極部分90a、有効試料充足電極部分90aから延びており、且つ、キャピラリ室18の外側に位置するリード部92a、及びリード部92aから延びており、且つ、バイオセンサー10の近位末端10aの近くに位置する接触部94aを含み、試料充足電極26bはキャピラリ室18内に位置し、且つ、キャピラリ室18に露出している有効試料充足電極部分90b、有効試料充足電極部分90bから延びており、且つ、キャピラリ室18の外側に位置するリード部92b、及びリード部92bから延びており、且つ、バイオセンサー10の近位末端10aの近くに位置する接触部94bを同様に含む。
その例示されている実施形態ではリード部72、82、92a、92bはそれぞれキャピラリ室18内に位置する有効電極部分70、80、90a、90bから接触部74、84、94a、94bまで概ねバイオセンサー10の長さlに沿って延びている。バイオセンサー10がテストメーター(示されず)又は別の器具と接続しているとき、接触部74、84、94a、94bがその器具との電気接続を提供する。有効電極部分70、80、90a、90bから延びているリード部72、82、92a、92bは適切な形状、長さ、又は構成を有するように構成されることが可能であり、且つ、支持基板12上のあらゆる適切な場所まで延びていてよいと考えられている。有効電極部分70、80、90a、90bの数及び構成、並びに有効電極部分70、80、90a、90bの間の間隔が変わってよく、電極配置20はあらゆる数の電極、及び本明細書において具体的に例示及び記載されるもの以外の他の種類/構成の電極を含んでよいとさらに考えられている。例えば、代替的電極配置が米国特許出願公開第2011/0186428号明細書に例示及び記載されており、その内容の全体をここに参照により本明細書に援用する。
図3、5a、5b及び6についてまとめて言及すると、その例示されている実施形態ではスペーサー基板14は、テストメーター(示されず)との電気接続用の電極22、24、26、26bの電極接触部74、84、94a、94bを露出させるために支持基板12の長さとバイオセンサー10の全長lよりもやや小さい長さを規定する長方形の構成を有する。スペーサー基板14も底部/下部面又は表面40と底部/下部表面40の反対方向を向いている頂部/上部面又は表面42を含む。さらに、スペーサー基板14は概ね横方向の軸線Tに沿って延びている対向する第1端面と第2端面又は第1端部と第2端部44a、44b、及び概ね長手方向の軸線Lに沿って延びており、且つ、端面44aと端面44bの間に延びている対向する第1側面と第2側面又は第1端部と第2端部46a、46bを含む。スペーサー基板14の端面44a、44b及び側面46a、46bは上で示されたように概ね長方形の形状を形成するように例示されているが、バイオセンサー10は、スペーサー基板14を含み、本発明の原理から逸脱することなく他の形状及び構成を形成し得ることが理解されるべきである。
特に図3に言及すると、スペーサー基板14は支持基板12に重なるように大きさを調整及び構成され、スペーサー基板14の側面46a、46bは支持基板12の側面36a、36bと概ね同一面に並び、スペーサー基板14の端面44bは支持基板12の端面34bと概ね同一面に並ぶ。しかしながら、スペーサー基板14の端面44aは、支持基板12上の電極接触部74、84、94a、94bに重ならないように支持基板12の端面34aから距離dだけ軸方向にずれており/間隔を置いており、それによってテストメーター(示されず)との電気接続用の電極接触部74、84、94a、94bを露出させている。
特に図5a、5b及び6に言及すると、スペーサー基板14は端面44bに隣接してその一枚のスペーサー基板14から全体的に延びている概ね長方形のノッチ又はチャネル50を含む。下でさらに詳細に考察されるように、チャネル50はキャピラリ室18の内側境界を形成する。その例示されている実施形態ではチャネル50はキャピラリ室18に面している内縁又は内側壁52によって規定される。その例示されている実施形態では内側壁52は側面46aに隣接する場所の端面44bから側面46bに隣接する場所の端面44bまで延びており、それによって概ね長方形の構成を有するチャネル50が提供される。さらに、その例示されている実施形態では内側壁又は内縁52はキャピラリ室18の内部輪郭又は内側境界を規定するためにキャピラリ室18の少なくとも3つの側面に沿って概ねU字型のパターンで延びている複数の縁部又は側壁52a、52b、52cを含み、軸方向側壁52a、52bは端面44bから、且つ、概ね長手方向の軸線Lに沿って延びており、横側壁52cは軸方向側壁52aと52bの間に横方向に延びている。その例示されている実施形態では軸方向側壁52a、52bは一対の丸められた角52d、52eを介して横側壁52cと相互接続されている。チャネル50は端面44bに隣接する軸方向を向いている開口部54をさらに規定し、その開口部は次にバイオセンサー10の遠位末端10bに隣接するキャピラリ室18の試料注入口19を規定する。軸方向側壁52a、52bはキャピラリ室18にキャピラリ室幅wcを提供するために互いから離されており、又はずれており、横側壁52cはキャピラリ室18にキャピラリ室深度dcを提供するために端面44bからずれている。さらに、スペーサー基板14はキャピラリ室18にキャピラリ室高hcを提供するために底部/下部表面40から頂部/上部表面42まで測定される厚みを有する。
チャネル50が特定の大きさ、形状及び構成を有するものとして例示及び記載されてきたが、他の適切な大きさ、形状及び構成も考慮されることが理解されるべきである。例えば、他の実施形態ではチャネル50に例えば半卵形構成、半円形構成、三角形構成、又は他の適切な形状及び構成を含む長方形ではない構成を提供してよい。さらに、チャネル50の内縁又は内側壁52の様々な部分に直線構成、曲線又は丸め構成、曲線のある構成及び/又は多角形構成を提供してよい。他の実施形態では開口部54(及び対応する試料注入口19)をスペーサー基板14の側面46a、46bのうちの一方に隣接して、又はスペーサー基板14の下部/底部表面40若しくは上部/頂部表面42に隣接して提供してよい。さらに、その例示されている実施形態ではスペーサー基板14は一体型単位スペーサー部材として構成される。しかしながら、他の実施形態ではスペーサー基板14は代わりにスペーサー基板14を形成するために相互接続/相互統合される複数のスペーサー部材から構成され得る。さらに他の実施形態ではスペーサー基板14はキャピラリ室18の内側境界を規定するために必ずしもスペーサー基板14から延びているチャネル50を含む必要がない。例えば、他の実施形態ではスペーサー基板14の端面又は縁部(すなわち、横側壁52c)はキャピラリ室18の内側境界を規定している一つの側壁を提供することができる。換言すると、スペーサー基板14は必ずしも軸方向側壁52a、52b又は丸められた角52d、52eを含む必要がなく、代わりにキャピラリ室18の内側境界を規定する一つの側壁(すなわち、横側壁52c)を提供することができる。
スペーサー基板14は例えば接着剤被覆ポリエチレンテレフタレート(PET)−ポリエステルなどの柔軟な重合体のような絶縁性材料を含む多種多様な材料から形成され得る。スペーサー基板14に適切な材料の非限定的な例には白色のPETフィルムが挙げられ、底部/下部表面40及び頂部/上部表面42の各々が感圧接着剤(PSA)で被覆される。しかしながら、他の適切な材料及び接着剤も考慮されていることが理解されるべきである。スペーサー基板14の底部/下部表面40がその接着材を介して支持基板12の上部面32に結合又は固定され得ることも理解されるべきである。しかしながら、スペーサー基板14を支持基板12に結合又は固定するための、例えば、加熱溶接又は超音波溶接によるものを含む他の適切な技術/方法も考慮されている。下でさらに詳細に考察されるように、スペーサー基板14が支持基板12に結合しているとき、支持基板12の頂部/上部面の一部がキャピラリ室18と重なることによってキャピラリ室18の下部境界が形成される。
スペーサー基板14が支持基板12に結合しているとき、電極配置20の有効電極部分70、80、90a、90bは、スペーサー基板14の内縁又は内側壁52及び支持基板12とカバー基板16の内側に対面する面によって形成される内側境界を含むキャピラリ室18の内部にあるように配置される。当然に理解されるように、端面44bに対するチャネル50の横側壁52cの位置によって規定されるキャピラリ室深度dcのあらゆる変化はキャピラリ室18内に位置する有効作用電極部分70の有効面積の変化をもたらし、それによって分析物濃度に関連する測定電流値が不正確になり得る。しかしながら、下で詳細に考察されるように、支持基板12に対するスペーサー基板14の位置が変化するときにバイオセンサー10はキャピラリ室深度dcの変化並びにキャピラリ室18に露出している有効作用電極部分70の有効面積の変化の効果を最小にするように設計されている。
図2、5a及び5bについてまとめて言及すると、その例示されている実施形態ではカバー基板16は、テストメーター(示されず)との電気接続用の電極接触部74、84、94a、94bの露出を維持するためにスペーサー基板14の長さに概して等しいが、バイオセンサー10の全長lよりもやや小さい長さを規定する長方形の構成を有する。カバー基板16は底部/下部面60と底部/下部面60の反対方向を向いており、且つ、バイオセンサー10の外面を規定する頂部/上部面62を含む。さらに、カバー基板16は対向する第1端面と第2端面又は第1端部と第2端部64a、64b、及び概ね長手方向の軸線Lに沿って延びており、且つ、端面64aと端面64bの間に延びている対向する第1側面と第2側面又は第1端部と第2端部66a、66bを含む。カバー基板16の端面64a、64b及び側面66a、66bは上で示されたように概ね長方形の形状を形成するように例示されているが、バイオセンサー10は、スペーサー基板16を含み、本発明の原理から逸脱することなく他の形状及び構成を形成し得ることが理解されるべきである。
図5a及び5bに示されているように、カバー基板16はスペーサー基板14に重なるように大きさを調整及び構成され、カバー基板16の側面66a、66bはスペーサー基板14の側面46a、46bと概ね同一面に並び、カバー基板16の端面64a、64bはスペーサー基板14の端面44a、44bと概ね同一面に並ぶ。カバー基板16は、例えばポリエステル又はポリイミドなどの柔軟な高分子材料を含む多種多様な材料から形成され得る。適切な高分子材料の1つの非限定的な例は親水性ポリエステルフィルムである。しかしながら、他の適切な高分子材料又は非高分子材料も考慮されている。底部/下部面60はスペーサー基板14に付着している接着材を介してスペーサー基板14の頂部/上部表面42に結合又は固定され得る。しかしながら、カバー基板16をスペーサー基板14に結合又は固定するための、例えば、加熱溶接又は超音波溶接によるものを含む他の適切な技術/方法も考慮されている。カバー基板16がスペーサー基板14に結合しているとき、カバー基板16の底部/下部面60の一部がキャピラリ室18と重なることによってキャピラリ室18の上部境界が形成される。
さらに、その例示されている実施形態ではカバー基板16は、頂部/上部面62から底部/下部面60までカバー基板16を通って延びており、且つ、キャピラリ室18と通じている一連の通気孔又は通気口68を規定する。1つの実施形態では通気孔68はキャピラリ室18の内側境界を形成するチャネル50の横側壁52cに隣接して直線的に配置されている。しかしながら、通気孔68の他の適切な配置及び位置も考慮されている。当然に理解されるように、通気孔68は液体血液試料が毛管作用によりキャピラリ室18に引き込まれるときにキャピラリ室18からの出口を空気に与える排気口として機能する。通気孔68はカバー基板16を通り抜けて形成されるものと例示及び記載されているが、通気孔68が支持基板12及び/又はスペーサー基板14の部分を通り抜けて形成され得る他の実施形態も考慮されていることが理解されるべきである。さらに他の実施形態ではバイオセンサー10は必ずしも通気孔68を含む必要がない。例えば、代替的実施形態では当業者に理解されるような他の種類及び構成の毛細管構造体がバイオセンサー10に組み入れられて通気孔と置き換わり、それによって通気孔の必要性を除外することができる。
特に図5a及び5bに言及すると、キャピラリ室18はカバー基板16の底部/下部面60と支持基板12の頂部/上部面32によって頂部と底部が結合され/規定され、且つ、スペーサー基板14の内側壁52によっても結合され/規定され、それによってキャピラリ室18の内側境界が規定される。スペーサー基板14の端面44bに隣接するチャネル50の開口端54は液体血液試料のキャピラリ室18内への進入を可能にするキャピラリ室18内に開いている試料注入口19を規定する。図6に言及すると、有効電極部分70、80、90a、90bはキャピラリ室18内に配置されており、且つ、キャピラリ室18と流体連通している。電気化学試薬はキャピラリ室18内で有効電極部分70、80、90a、90bに、又はそれらの近くに配置され得ることがさらに考えられている。それらの電気化学試薬は特定の分析物のための電気化学的プローブを提供する。特定の試薬の選択は測定される特定の分析物又は特定の複数の分析物に左右され、その詳細は当業者によく知られており、したがって本明細書において詳細に考察される必要がない。バイオセンサー10と関連して使用され得る試薬の一例は全血試料からグルコースを測定するための試薬である。しかしながら、バイオセンサー10と関連して使用される他の適切な試薬も考慮されていることが理解されるべきである。
上で示したように、作用電極22と対電極24は、キャピラリ室18内に位置し、且つ、キャピラリ室18に露出している有効電極部分70、80をそれぞれ有する。図6に言及すると、本発明の1つの実施形態による有効作用電極部分70と有効対電極部分80の配置がその図に示されている。下でさらに詳細に考察されるように、バイオセンサー10の他の構成要素の構成と組み合わさったときの有効作用電極部分70と有効対電極部分80の配置及び構成は、1.)バイオセンサー10の製造における公差仕様に起因するあいまいさの結果としてキャピラリ室18内に位置し、且つ、キャピラリ室18に露出している有効作用電極面積Awと有効対電極面積Acとの間の釣り合いが取れた比率が維持され、且つ、2.)バイオセンサー10の製造における公差仕様に起因するあいまいさの結果として絶対有効作用電極面積Awの変化が最小になるように設計されている。さらに、これらの目標の達成に起因する電極特徴/特性によって、推定血中グルコースレベルの変動を減少させる様々な種類の測定方法を可能にするための正パルスと負パルスの使用が可能になることが理解されるべきであり、そのさらなる詳細を下で考察する。
その例示されている実施形態では有効作用電極部分70は本体部分76とその本体部分から延びている単一の頸部又は脚部78を含み、有効対電極部分80は本体部分又はループ部分86とその本体部分又はループ部分から延びている単一の頸部又は脚部88を含む。1つの実施形態では有効作用電極部分70の本体76は、キャピラリ室幅wcに沿って延びており、且つ、バイオセンサー10の長手方向の軸線Lに対して概ね垂直に配置されている概ね直線の構成を有しており、頸部78はキャピラリ室深度dcに沿って本体76の中間部分から延び、且つ、概ね長手方向の軸線Lに沿って配置され、それによって頸部78に関して反対方向に延びている一対の概ね直線の部分76a、76bを有する概ねT字型の構成を有する有効作用電極部分70が提供される。さらに、1つの実施形態では有効対電極部分80の本体又はループ部分86は、キャピラリ室幅wcに沿って延びており、且つ、バイオセンサー10の長手方向の軸線Lに対して概ね垂直に配置されている概ね直線の部分86a、86b、86cを含む概ねC字型又はループ状の構成を有しており、一対の丸め部分又は弓形部分86d、86eが直線部分86a、86bの最末端を直線部分86cの両末端と相互接続し、頸部88がキャピラリ室深度dcに沿って直線部分86aの近位末端から延びており、且つ、長手方向の軸線Lと概ね平行に配置されている。その例示されている実施形態では有効対電極部分80の本体又はループ86は有効作用電極部分70の本体76に概ね隣接して配置される。より具体的には、有効対電極部分80の本体又はループ86は有効作用電極部分70の本体76を包み込み、又は周囲に広がり、頸部78、88は長手方向の軸線Lに隣接して相互に概ね平行に配置されており、且つ、キャピラリ室18内で中央に配置される。図6に示されているように、有効作用電極部分70と有効対電極部分80の外縁によって規定される角は、他の場合であればとがった角又は丸くない角に付随するだろう電流濃度を最小にするために丸められてよい。当然に理解されるように、そのような角には本体76と頸部78の間で形成される角、ループ体86と頸部88の間で形成される角、及び本体76とループ体86の自由端において形成される角が含まれる。1つの実施形態ではそれらの角に約0.150mmの最小半径を提供することができる。有効作用電極部分70と有効対電極部分80の特定の形状、構成及び配置が本明細書において例示及び記載されてきたが、他の適切な形状、構成及び配置も本発明の範囲内に入るものと考えらえていることが理解されるべきである。
その例示されている実施形態では有効作用電極部分70の本体76はその長さに沿って概ね均一な幅w1を有し、有効作用電極部分70の頸部78はその長さに沿って本体76の平均的な幅w1と比べて小さい/狭い概ね均一な幅w2を有する。1つの実施形態では頸部78の幅w2は有効作用電極部分70の平均的な幅のたった80%である。別の実施形態では頸部78の幅w2は有効作用電極部分70の平均的な幅のたった2分の1である。しかしながら、作用電極頸部78の幅w2と有効作用電極部分70の平均的な幅との間の他の比率も考慮されている。さらに、有効対電極部分80の本体86はその長さに沿って概ね均一な幅w3を有し、有効対電極部分80の頸部88はその長さに沿ってループ体86の概ね均一な幅w3よりも大きい、等しい、又は小さい大きさに調整され得る概ね均一な幅w4を有する。その例示されている実施形態では作用電極頸部78の幅w2は対電極頸部88の幅w4よりも小さい。1つの実施形態では作用電極頸部78の幅w2は対電極頸部88の幅w4のたった2分の1である。別の実施形態では作用電極頸部78の幅w2は対電極頸部88の幅w4の約25〜30%である。しかしながら、頸部78の幅w2と頸部88の幅w4との間の他の比率も考慮されている。さらに、その例示されている実施形態では有効作用電極部分70と隣接する有効対電極部分80との間のスペーシング距離又はオフセット距離sは有効作用電極70及び有効対電極80の全体にわたって実質的に均一又は一定である。しかしながら、隣接する有効作用電極部分70と有効対電極部分80との間のスペーシング距離又はオフセット距離が不均一に変化していてもよい他の実施形態も考慮されている。
上で示したように、有効作用電極部分70に単一の軸方向に延びている頸部78が提供され、有効対電極部分80にも同様に単一の軸方向に延びている頸部88が提供され、頸部78、88の各々が長手方向の軸線Lに隣接して相互に概ね平行に延びており、且つ、キャピラリ室18内で中央に配置される。当然に理解されるように、頸部78、88の各々がキャピラリ室18の内側境界を規定するチャネル50の内縁又は内側壁52を一か所において越えて延びており/交差しており、その例示されている実施形態ではその内縁又は内側壁は横方向に広がる側壁52cを構成する。同様に当然に理解されるように、有効作用電極部分70と有効対電極部分80に対する横方向に広がる側壁52cの軸線の位置はバイオセンサー10の製造過程に付随する公差仕様に起因するあいまいさの結果として変化し得る。そのようなあいまいさには長手方向の軸線Lに沿う支持基板12(及び有効作用電極部分70と有効対電極部分80)に対するスペーサー基板14の可変的な軸線配置、スペーサー基板14の横側壁52cの配置/大きさの変化、支持基板12上での有効作用電極部分70と有効対電極部分80の配置の変化、及び/又はバイオセンサー10の製造と組み立てに付随する他の変化が含まれるが、これらに限定されない。しかしながら、キャピラリ室18の横方向に広がる側壁52c(又は内壁52のあらゆる部分)を越えて延びている/交差している有効作用電極部分70と有効対電極部分80のソール部が作用電極頸部78と対電極頸部88であることはバイオセンサー10に付随する製造仕様によって指示される/確実にされると決められている。換言すると、それらの製造仕様は、横方向に広がる側壁52c(又は内側壁52の他のあらゆる部分)が有効電極部分70、80の本体76、86のあらゆる部分と交差せず/重ならず/覆わず、それによって有効電極部分70、80の本体76、86がキャピラリ室18内に完全に配置され、且つ、スペーサー基板14のあらゆる部分によって覆われないことが確実になることを指示している/確実にしている。
図7a〜7cに言及すると、バイオセンサー10の製造及び組み立て過程に付随するあいまいさから生じ得る支持基板12(及びキャピラリ室18内に位置する作用電極22と対電極24のキャピラリ部分)に対するスペーサー基板14の3つの例となる軸線配置がそれらの図に示されている。具体的には、図7aは支持基板12に対するスペーサー基板14の公称配置と電極配置20(すなわち、スペーサー基板14の配置に対する公差仕様の最適限度)を示している。スペーサー基板12のこの公称配置では、作用キャピラリ電極22及び対キャピラリ電極24の頸部78、88の各々が一か所において(すなわち、横方向に広がる側壁52cにおいて)キャピラリ室18の内側境界を越えて延びており/交差しており、電極本体76、86はキャピラリ室18内に完全に配置されており、キャピラリ室18の横方向に広がる側壁52cは公称間隔dnomで有効対電極部分80の直線部分86a、86bから離間されている。図7bは支持基板12に対するスペーサー基板14の最大配置と電極配置20(すなわち、スペーサー基板14の配置に対する公差仕様の上限)を示している。スペーサー基板12のこの最大配置では、電極頸部78、88はなお一か所においてキャピラリ室18の内側境界を越えて延びており/交差しており、電極本体76、86はなおキャピラリ室18内に完全に配置されているが、キャピラリ室18の横方向に広がる側壁52cは最大間隔dmaxで有効対電極部分80の直線部分86a、86bから離間されている。図7cは支持基板12に対するスペーサー基板14の最小配置と電極配置20(すなわち、スペーサー基板14の配置に対する公差仕様の下限)を示している。スペーサー基板12のこの最小配置では、電極頸部78、88はなお一か所においてキャピラリ室18の内側境界を越えて延びており/交差しており、電極本体76、86はなおキャピラリ室18内に完全に配置されているが、キャピラリ室18の横方向に広がる側壁52cは最小間隔dminで電極本体76、86から離間されており、その例示されている実施形態ではその最小間隔によって有効対電極部分80の直線部分86a、86bに対する横方向に広がる側壁52cの実質的に同一線上の配置が構成される。
当然に理解されるように、必ずキャピラリ室18内に位置する有効作用電極部分70の面積は製造過程におけるあいまいさに付随する許容可能な公差レベルから生じるキャピラリ室18内に位置する頸部78の面積のあり得る変化よりも著しく大きいため、キャピラリ室18に露出している有効作用電極部分70の有効作用電極面積Awの変化が最小になり、それによってバイオセンサー10の測定精度及び/又は正確性が改善されることになる。この有効作用電極面積Awの変化の最小化は有効電極部分70の平均的な幅と比べて小さい/狭い頸部78の幅w2(すなわち、頸部78の単位長当たりの小さい/狭い幅w2に沿った頸部78の面積の変化の最小化)、及びキャピラリ室18の内側境界(すなわち、内側壁52)を越えて延びている/交差している有効作用電極部分のソール部が横方向に広がる側壁52cを越えて延びている/交差している単一頸部78の小さい/狭い幅w2であることの確信に主に起因する。
同様に当然に理解されるように、必ずキャピラリ室18内に位置する有効作用電極部分70と有効対電極部分80の有効作業電極面積及び有効対電極面積(Aw、Ac)はバイオセンサー10の製造過程におけるあいまいさに付随する許容可能な公差レベルから生じるキャピラリ室18内に位置する頸部78、88の面積のあり得る変化よりも著しく大きいため、キャピラリ室18に露出している有効対電極面積Acと有効作用電極面積Awとの間の比較的に一定な/均一な比率Rを維持することができ、それによっても同様にバイオセンサー10の測定精度及び/又は正確性が改善されることになる。
「比較的に一定な」という用語の一般的な意味は(比率Rと関連して使用されるとき)、本発明を具現化するバイオセンサーの所与の使用法に関して比率Rを均一か、そうでなければ絶対的に一定に維持することが、ある特定の量の公差が許容可能である状況では必要ではないことである。例えば、図7a〜7cに示されているバイオセンサー10の環境では、頸部78、88の一方又は両方がそれぞれ各電極の本体76、86に向かって外側に広がり始める部分においてキャピラリ室の内側境界が電極頸部78、88と重なるように最小スペーサー配置が調節される場合には比率Rを均一に維持することができない。それにもかかわらず、公称スペーサー配置及び最大スペーサー配置における比率Rと最小スペーサー配置における比率Rとの間の差異は比較的に一定であり、且つ、バイオセンサー10の特定の使用法に必要とされる正確性の程度に応じてなお許容可能であり得る。
バイオセンサー10の製造過程に付随する許容可能な公差レベルを考慮して有効対電極面積Acと有効作用電極面積Awとの間の比較的に一定な/均一な比率R(すなわち、R=Ac/Aw)を維持するため、次の式を適用して作用電極及び対電極の構成/設計に関するパラメーターを提供することができる:Ac/w4=Aw/w2(式中、Acは有効対電極面積であり、w4は対電極頸部88の幅であり、Awは有効作用電極面積であり、w2は作用電極頸部78の幅である)。
有効作用電極面積Aw及び有効対電極面積Acは、キャピラリ室18が一連の測定を開始するのに充分な量の液体血液試料を含んでいるときにキャピラリ室18に露出しており、且つ、キャピラリ室18内で液体血液試料と接触している有効作用電極部分70と有効対電極部分80のそれぞれの面積として定義されることが理解されるべきである。作用電極頸部78と対電極頸部88の幅w2、w4はキャピラリ室18の内側境界(すなわち、横方向に広がる側壁52c)が交差している/重なっている頸部78、88の幅として定義されることも理解されるべきである。
その例示されている実施形態では試料充足電極26a、26bは作業試料充足電極及び対試料充足電極として構成されており、且つ、実質的に長手方向の軸線Lに関しての相互の鏡像として構成されている。しかしながら、試料充足電極26a、26bに異なる構成が提供される他の実施形態も考慮されていることが理解されるべきである。さらに他の実施形態では試料充足電極26a、26bはあってもよく、バイオセンサー10に含まれていない。1つの実施形態では試料充足電極26aは作用試料充足電極を構成し、試料充足電極26bは対試料充足電極を構成する。しかしながら、真逆の構成も考慮されている。図6に示されているように、試料充足電極26a、26bの有効試料充足電極部分90a、90bはそれぞれキャピラリ室18の反対側からキャピラリ室18に延びている概ね三角形の断面を有する。その例示されている実施形態では三角形の有効電極部分90a、90bはそれぞれ長手方向の軸線Lに対して鈍角で配置されている側面96a、及び側面96aから延びており、且つ、長手方向の軸線Lに対して概ね垂直に配置されている端面96bを有する。しかしながら、キャピラリ電極部分90a、90bの他の適切な形状及び構成も考慮されている。本明細書において示されるように、試料充足電極26a、26bは充分な量の液体血液試料がキャピラリ室18内に受領されると検出するように構成されている。
使用時において、バイアル容器を密封するように構成されているストッパー又はキャップを通常含むそのバイアル容器の中に多数のバイオセンサー10が通常包装されている。しかしながら、それらのバイオセンサーを個々に包装してもよいこと、又はバイオセンサー10を相互に折りたたむことができ、コイル状に巻くことができ、カセットマガジン状に積み重ねることができ、又はブリスター包装内に包装することができることが理解されるべきである。別の実施形態ではその包装は複数のバイオセンサーから構成される個々の取り外し可能な部分を有するカードとして形成されてもよく、その例を米国特許出願番号第12/198197号明細書中に見ることができ、その内容の全体を参照により本明細書に援用する。
本明細書において考察されているバイオセンサー10を使用して多数の種類の液体試料を分析することができる。例えば、ヒト体液、例えば、全血、血漿、血清、リンパ液、胆汁、尿、精液、脳脊髄液、脊髄液、涙液及び大便試料等、並びに当業者にとって容易に明らかである他の生体液を測定することができる。組織の液体調製物を、環境混入汚染物質を含む可能性がある食物、発酵産物、及び環境物質と共にアッセイすることもできる。バイオセンサー10により全血をアッセイすることができる。
バイオセンサー10の使用者は最初に血液採取用の切開又は穿刺を有する指をキャピラリ室18に向かう試料注入口19に隣接して/に対して配置する。毛管力によって液体血液試料がその切開又は穿刺から試料注入口19を通ってキャピラリ室18内へ、そしてキャピラリ室18内に配置されている試薬と電極配置20に引き込まれる。その液体血液試料が試薬を溶解し、且つ、電気化学的反応が起こるキャピラリ室18内の電極配置20と交わる。試料充足電極26a、26bを含むバイオセンサー10の実施形態ではキャピラリ室18内の液体血液試料が有効電極部分90a、90bと接触すると信号が生じ、それによって充分な量の液体血液試料がキャピラリ室18内に受領されていたことが示される。その反応が始まってしばらくして電源(例えば、電池)が作用電極22と対電極24の間に電位差を印加する。電位差が印加されるとき、対電極24における酸化型のメディエーターの量とその電位差は作用電極22の表面における還元型のそのメディエーターの電気的酸化を引き起こすほど充分でなくてはならない。電流測定メーター(示されず)が作用電極22の表面における還元型のそのメディエーターの酸化により生じた電流を測定する。
上で示したように、本明細書において開示されるバイオセンサー10はキャピラリ室18に露出している有効作用電極面積Awの変化を最小にするように構成されており、且つ、キャピラリ室18に露出している有効対電極面積Acと有効作用電極面積Awとの間の比較的に一定な/均一な比率Rも維持し、それによってバイオセンサー10の精度及び/又は正確性が改善され、より具体的には測定された血中グルコースレベルの精度及び/又は正確性が改善される。作用電極22と対電極24に関係する特有の構成及び特徴、及びバイオセンサー10に関係する他の構造/特徴から生じるバイオセンサー10の精度及び/又は正確性のそのような改善は、アスコルベート検出と血中グルコースレベルの測定を可能にする検知/測定過程において作用電極22と対電極24の間に正パルスと負パルスの両方を使用することを伴うバイオセンサー用途において特に明らかであることが理解されるべきである。そのような正/負パルス信号はAC信号に内在する正/負パルス、及び/又は正と負の極性を示す変動性DC信号の使用により生じ得る正/負パルスを介して実現され得る。しかしながら、他の実施形態ではパルス信号を伴う用途において必ずしもバイオセンサー10を使用する必要がないことが理解されるべきである。
図8a〜8cに言及すると、バイオセンサー10に関して上で例示及び記載されたのと同じ要素と特徴の多くを含む第1の比較用バイオセンサー100がそれらの図に示されている。例えば、比較用バイオセンサー100は長手方向の軸線Lに沿って配置されている近位末端(示されず)及び反対側の遠位末端100bを有し、且つ、概して電極支持基板112、支持基板112上に配置されている中間スペーサー基板114、及びスペーサー基板114上に配置されているカバー基板又は親水性ルーフ(示されず)を含む。支持基板112、スペーサー基板114及びカバー基板は相互に協働してバイオセンサー100の遠位末端100bに隣接して液体試料を受領するための試料注入口を有するキャピラリ室又はチャネル118を規定する。さらに、支持基板112はキャピラリ室118内に位置する1つ以上の電極部分をそれぞれ含む一連の電極122、124、126a及び126bを内包する電気伝導体配置120を含む。その例示されている実施形態では電極122は作用電極として構成されており、電極124は基準電極又は対電極として構成されており、電極126a、126bは試料充足電極として構成されている。
その例示されている実施形態では作用電極122は、キャピラリ室118に露出しており、本体部分176とその本体部分から延びている単一の頸部又は脚部178を有することによって概ねT字型の構成を規定する有効作用電極部分を含み、対電極124は有効作用電極部分の本体176に概ね隣接して配置されている本体又はループ部分186を有する有効対電極部分、より具体的には有効作用電極部分の本体176を包み込む、又は周囲に広がる概ねC字型又はループ状の構成を規定し、且つ、本体186から延びている単一の頸部又は脚部188も有する有効対電極部分を含む。しかしながら、上で例示及び記載されたバイオセンサー10とは異なり、作用電極122の本体部分176及び頸部178は実質的に等しい/均一な電極幅を有する(すなわち、頸部178の幅は本体176と比べて減少しない)。さらに、作用電極122の頸部178は対電極124の頸部188の幅と実質的に等しい幅を有している。作用電極頸部178の幅の増加以外にはバイオセンサー100は上で例示及び記載されたバイオセンサーと実質的に同じであるように構成されていることが理解されるべきである。
図8a〜8cは、バイオセンサー100の製造及び組み立て過程に付随するあいまいさから生じ得る支持基板112に対する(及びキャピラリ室118内に位置する作用電極122と対電極124の有効部分に対する)スペーサー基板114の3つの例となる軸線配置を示している。図8a〜8cに示されている支持基板112に対するスペーサー基板114の例となる軸線配置は図7a〜7cに関して上で例示及び記載された支持基板12に対するスペーサー基板14の例となる軸線配置に対応することが理解されるべきである。
特に図8aに言及すると、支持基板112に対するスペーサー基板114の公称配置と電極配置120がその図に示されている。この公称配置では、作用キャピラリ電極122及び対キャピラリ電極124の頸部178、188は一か所において(すなわち、横方向に広がる側壁152cにおいて)キャピラリ室118の内側境界を越えて延びており/交差しており、電極本体176、186はキャピラリ室118内に完全に配置されており、キャピラリ室118の横方向に広がる側壁152cは公称間隔dnomで有効対電極部分の直線部分186a、186bから離間されている。図8bは支持基板112に対するスペーサー基板114の最大配置と電極配置120を示しており、その中で電極頸部178、188は一か所においてキャピラリ室118の内側境界を越えて延びており/交差しており、電極本体176、186はキャピラリ室18内に完全に配置されているが、キャピラリ室118の横方向に広がる側壁152cは最大間隔dmaxで有効対電極部分の直線部分186a、186bから離間されている。図8cは支持基板112に対するスペーサー基板114の最小配置と電極配置120を示しており、その中で電極頸部178、188は一か所においてキャピラリ室118の内側境界を越えて延びており/交差しており、電極本体176、186はキャピラリ室118内に完全に配置されているが、キャピラリ室118の横方向に広がる側壁152cは最小間隔dminで電極本体176、186から離間されており、その例示されている実施形態ではその最小間隔によって有効対電極部分の直線部分186a、186bに対する横方向に広がる側壁152cの実質的に同一線上の配置が構成される。
図9a〜9cに言及すると、バイオセンサー10に関して上で例示及び記載されたのと同じ要素と特徴の幾つかを含むがバイオセンサー10と比べて異なる構成と配置を有する第2の比較用バイオセンサー200がそれらの図に示されている。その例示されている実施形態では比較用バイオセンサー200は長手方向の軸線Lに沿って配置されている近位末端(示されず)及び反対側の遠位末端200bを有し、且つ、概して電極支持基板212と支持基板212上に配置されている中間スペーサー基板214を含む。比較用バイオセンサー200はスペーサー基板214上に配置されているカバー基板又は親水性ルーフ(示されず)をさらに含み得る。支持基板212、スペーサー基板214及びカバー基板は相互に協働してバイオセンサー200の遠位末端200bに隣接して液体試料を受領するための試料注入口を有するキャピラリ室又はチャネル218を規定する。さらに、支持基板212はキャピラリ室218内に位置する1つ以上の電極部分をそれぞれ含む一連の電極222、224、226a及び226bを内包する電気伝導体配置220を含む。その例示されている実施形態では電極222は作用電極として構成されており、電極224は基準電極又は対電極として構成されており、電極226a、226bは試料充足電極として構成されている。
概ねU字型の構成(すなわち、キャピラリ室18の内側境界を共に規定する一対の軸方向側壁52a、52b及び横側壁52cが結合した構成)を有するキャピラリ室18を含むバイオセンサー10と異なり、バイオセンサー200のキャピラリ室218は支持基板212の全幅にわたって延びている。この実施形態ではスペーサー基板214の遠位端はキャピラリ室218の内側境界を規定する横方向に広がる側壁252cを提供する。しかしながら、キャピラリ室が概ねU字型の構成を規定しているバイオセンサー10と類似の実施形態を含む他の構成も可能である。
その例示されている実施形態では作用電極222は、キャピラリ室218に露出しており、且つ、本体部分276と本体部分276の末端から延びている単一の頸部又は脚部278を有することによって概ねL字型の電極構成を規定する有効作用電極部分を含む。上で例示及び記載されたバイオセンサー10のようにその有効作用電極部分は一か所において(すなわち、横方向に広がる側壁252cにおいて)キャピラリ室218の内側境界を越えて延びている/交差している単一の頸部を含む。さらに、その例示されている実施形態では対電極224は、キャピラリ室218に露出しており、且つ、有効作用電極部分の本体部分276の遠位側の周りに広がる、又は周りを包み込む概ねU字型の構成を規定する第1アーム部286、及び本体部分276の近位側に沿って延びており、且つ、本体部分276と概ね平行に配置されている概ね直線の構成を規定する第2アーム部288を有する有効対電極部分を含む。より具体的には、第1アーム部286と第2アーム部288が一緒になって、有効作用電極の本体部分276と頸部278を包み込み、又は周囲に広がり、且つ、それらを包含するループ構成を有効対電極部分に提供する。しかしながら、上で例示及び記載されたバイオセンサー10とは異なり、その有効対電極は一か所において(すなわち、横方向に広がる側壁252cにおいて)キャピラリ室218の内側境界を越えて延びている/交差している単一の頸部を含まない。代わりに、第1アーム部286の末端と第2アーム部288の全長が横方向に広がる側壁252cにおいてキャピラリ室218の内側境界を越えて延びている/交差している。
図9a〜9cはバイオセンサー200の製造及び組み立て過程に付随するあいまいさから生じ得る支持基板212に対する(及びキャピラリ室218内に位置する作用電極222と対電極224の有効部分に対する)スペーサー基板214の3つの例となる軸線配置を示している。図9a〜9cに示されている支持基板212に対するスペーサー基板214の例となる軸線配置は図7a〜7cに関して上で例示及び記載された支持基板12に対するスペーサー基板14の例となる軸線配置に対応することが理解されるべきである。
特に図9aに言及すると、支持基板212に対するスペーサー基板214の公称配置と電極配置220がその図に示されている。この公称配置では、作用電極222の頸部278は一か所において(すなわち、横方向に広がる側壁252cにおいて)キャピラリ室218の内側境界を越えて延びている/交差している。しかしながら、対電極224は複数の場所でキャピラリ室218の内側境界を超えて延びている/交差している。より具体的には、対電極224の第1アーム部286及び第2アーム部288はそれぞれ横方向に広がる側壁252cにおいてキャピラリ室218の内側境界を越えて延びている/交差している。さらに、作用電極222の本体部分276はキャピラリ室218内に完全に配置されているが、対電極224の第1アーム部286及び第2アーム部288の部分はキャピラリ室218の外側に延びている。
図9aに示されているように、支持基板212に対するスペーサー基板214の公称配置によってキャピラリ室218の横方向に広がる側壁252c(すなわち、スペーサー基板214の遠位端)が公称間隔dnomで対電極224の第2アーム部288の遠位側288bから離間される。図9bに示されているように、支持基板212に対するスペーサー基板214の最大配置によってキャピラリ室218の横方向に広がる側壁252c(すなわち、スペーサー基板214の遠位端)が最大間隔dmaxで第2アーム部288の遠位側288bから離間され、その例示されている実施形態ではその最大間隔によって対電極224の第2アーム部288の近位側288aに対する横方向に広がる側壁252cの実質的に同一線上の配置が構成される。図9cに示されているように、支持基板212に対するスペーサー基板214の最小配置によってキャピラリ室218の横方向に広がる側壁252c(すなわち、スペーサー基板214の遠位端)が最小間隔dminで第2アーム部288の遠位側288bから離間され、その例示されている実施形態ではその最小間隔によって対電極224の第2アーム部288の遠位側288bに対する横方向に広がる側壁252cの実質的に同一線上の配置が構成される。
バイオセンサー10に関係する特徴、特質及び特性を比較用バイオセンサー100及び200に対して比較することを目的として、表Aは図7a〜7cに示されている3つの例となる構成(すなわち、スペーサー基板14の公称配置、最大配置、最小配置)におけるバイオセンサー10に関係するデータを示しており、表Bは図8a〜8cに示されている3つの例となる構成(すなわち、スペーサー基板114の公称配置、最大配置、最小配置)における比較用バイオセンサー100に関係するデータを示しており、表Cは図9a〜9cに示されている3つの例となる構成(すなわち、スペーサー基板214の公称配置、最大配置、最小配置)における比較用バイオセンサー200に関係するデータを示している。表A、B及びCにおいて示されているデータは例となる性質のものであり、本発明の範囲を多少なりとも制限するものではないことが理解されるべきである。
図7a〜7cと組み合わせて下の表Aに言及すると、上で示したようにバイオセンサー10はバイオセンサー10の製造に付随する許容可能な公差レベルを考慮してキャピラリ室18に露出している作用電極22の有効作用電極面積Awの変化を最小にするように設計及び構成されている。さらに、バイオセンサー10はバイオセンサー10の製造に付随する許容可能な公差レベルを考慮してキャピラリ室18に露出している対電極24の有効対電極面積Acとキャピラリ室18に露出している作用電極22の有効作用電極面積Awとの間の比較的に一定な/均一な比率R(すなわち、R=Ac/Aw)を維持するようにも設計及び構成されている。
Figure 0006441832
作用電極22の有効作用電極面積Awの変化の最小化に関して、バイオセンサー10はキャピラリ室18の内側境界(すなわち、内側壁52c)の位置/配置が図7aに示されている公称許容位置とそれぞれ図7b及び7cに示されている最大許容位置及び最小許容位置との間で変化するときにそのような変化を最小にするように設計及び構成されている。上で示したように、キャピラリ室18の内側境界の位置が公称許容位置、最大許容位置及び最小許容位置の間で変化するときにキャピラリ室18内に位置する有効作用電極面積Awはキャピラリ室18内に位置する頸部78の面積の変化よりも著しく大きいため、有効作用電極面積Awの変化が最小になる。この有効作用電極面積Awの変化の最小化は少なくとも部分的には有効作用電極の本体76の幅と比べて小さい/狭い頸部78の幅(すなわち、頸部78の単位長当たりの頸部78の面積の変化の最小化)、並びにキャピラリ室18の可変的な内側境界(すなわち、内側壁52c)と交差する作用電極22の部分を小さい/狭い幅の作用電極頸部78に限定していることに起因する。
表Aに示されているように、バイオセンサー10の例となる実施形態では公称スペーサー配置と最大スペーサー配置との間の有効作用電極面積Awの変化は+2.60%であり、公称スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の有効作用電極面積Awの変化は−2.60%である。さらに、最大スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の有効作用電極面積Awの全体的変化は+5.07%である。この例となる実施形態では作用電極頸部78の幅は0.050mmであり、対電極頸部88の幅は0.107mmであり、作用電極本体76の幅は0.100mmであり、対電極本体86の幅は0.100mmである。さらに、公称間隔dnomは1.000mmであり、最大間隔dmaxは1.165mmであり、最小間隔dminは0.835mmである。しかしながら、これらの値は例となる性質のものであり、本発明の範囲を多少なりとも制限するものではないことが理解されるべきである。当然に理解されるように、キャピラリ室18の内側境界の位置/配置がバイオセンサー10の製造に付随する公差許容レベルに起因して変化するときに有効作用電極面積Awの変化の最小化はバイオセンサー10の精度及び/又は正確性に目に見える改善をもたらし、次に測定された血中グルコースレベルの精度及び/又は正確性を改善することになる。
対電極24の有効対電極面積Acと作用電極22の有効作用電極面積Awとの間の比較的に一定な/均一な比率Rの維持に関して、バイオセンサー10はキャピラリ室18の内側境界(すなわち、内側壁52c)の位置/配置が図7aに示されている公称許容位置とそれぞれ図7b及び7cに示されている最大許容位置及び最小許容位置との間で変化するときに面積比Rを実質的に維持するように設計及び構成されている。上で示したように、バイオセンサー10、及び作用電極22と対電極24の有効部分の大きさ/形状/構成はキャピラリ室18の内側境界の位置が公称許容位置、最大許容位置及び最小許容位置の間で変化するときに有効電極面積AcとAwとの間の比率Rが実質的に維持されるように特に設計される。比較的に一定な/均一な比率Rの維持は少なくとも部分的には対電極頸部88の幅と比べて小さい/狭い作用電極頸部78の幅、有効対電極面積Acと比べて小さい有効作用電極面積Aw、並びにキャピラリ室18の可変的な内側境界と交差する作用電極22と対電極24の部分を作用電極頸部78と対電極頸部88に限定していることに起因する。
表Aに示されているように、1つの実施形態では公称スペーサー配置と最大スペーサー配置との間の面積比R(すなわち、Ac/Aw)の変化は0.00%であり、公称スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の面積比Rの変化も0.00%である。さらに、最大スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の面積比Rの全体的変化は同様に0.00%である。上で考察したように、キャピラリ室18の内側境界の位置/配置がバイオセンサー10の製造に付随する公差許容レベルに起因して変化するときに有効対電極面積Acと有効作用電極面積Awとの間の比較的に一定な/均一な比率Rの維持はバイオセンサー10の精度及び/又は正確性に目に見える改善をもたらし、次に測定された血中グルコースレベルの精度及び/又は正確性を改善することになる。当然に理解されるように、キャピラリ室18の内側境界の位置/配置がバイオセンサー10の製造に付随する公差許容レベルに起因して変化するときにバイオセンサー10のその例示されている実施形態は有効対電極面積Acと有効作用電極面積Awとの間の完全に一定な/均一な比率Rを示す。しかしながら、バイオセンサー10が有効対電極面積Acと有効作用電極面積Awとの間の比較的に一定な/均一な比率Rを示すそのバイオセンサーの他の実施形態も考慮されていることが理解されるべきである。
図8a〜8cと組み合わせて下の表Bに言及すると、比較用バイオセンサー100に関連するデータがそれらの図と表に示されている。上で示したように、比較用バイオセンサー100は多くの点でバイオセンサー10と同様に構成されている。しかしながら、作用電極122の頸部178は本体部分176の幅以上の幅を有する(すなわち、頸部178の幅は本体176の幅と比べて減少していない)。さらに、作用電極122の頸部178は対電極124の頸部188の幅と実質的に等しい幅を有する。
下で明らかになるように、バイオセンサー10と比べると、比較用バイオセンサー100の作用電極122の特定の構成はキャピラリ室118の内側境界の位置/配置が図8a〜8cに示されている許容位置の間で変化するときに有効作用電極面積Awの変化を最小にするように特に設計されてはいない。さらに、バイオセンサー10と比べると、比較用バイオセンサー100の作用電極122と対電極124の特定の構成はキャピラリ室118の内側境界の位置/配置が図8a〜8cに示されている許容位置の間で変化するときに有効対電極面積Acと有効作用電極面積Awとの間の比較的に一定な/均一な比率Rを維持するように特に設計されてはいない。
Figure 0006441832
表Bに示されているように、バイオセンサー100の例となる実施形態では公称スペーサー配置と最大スペーサー配置との間の有効作用電極面積Awの変化は+4.89%であり、公称スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の有効作用電極面積Awの変化は−4.89%である。さらに、最大スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の有効作用電極面積Awの全体的変化は−9.32%である。この例となる実施形態では作用電極頸部178の幅は0.100mmであり、対電極頸部188の幅は0.100mmであり、作用電極本体176の幅は0.100mmであり、対電極本体186の幅は0.100mmである。さらに、公称間隔dnomは1.000mmであり、最大間隔dmaxは1.165mmであり、最小間隔dminは0.835mmである。当然に理解されるように、(作用電極頸部78の減少した幅と比べた)作用電極頸部178の幅の増加のため、比較用バイオセンサー100はキャピラリ室の内側境界の位置/配置がバイオセンサーの製造に付随する公差許容レベルに起因して変化するときにバイオセンサー10と比較して大きい有効作用電極面積Awの変化を示す。したがって、比較用バイオセンサー100はバイオセンサー10によって示されるのと同じ精度及び/又は正確性を示すことがない。
さらに、比較用バイオセンサー100はキャピラリ室の内側境界の位置/配置がバイオセンサーの製造に付随する公差許容レベルに起因して変化するときにバイオセンサー10と比較して有効対電極面積Acと有効作用電極面積Awとの間の一定の/均一な比率Rを維持することもない。具体的には、表Bに示されるように、公称スペーサー配置と最大スペーサー配置との間の面積比R(すなわち、Ac/Aw)の変化は−2.35%であり、公称スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の面積比Rの変化は+2.55%である。さらに、最大スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の面積比Rの全体的変化は+5.02%である。当然に理解されるように、比較用バイオセンサー100はキャピラリ室の内側境界の位置/配置がバイオセンサーの製造に付随する公差許容レベルに起因して変化するときにバイオセンサー10と比較して大きい有効電極面積AcとAwとの間の面積比Rの変化を示す。以上より、比較用バイオセンサー100はバイオセンサー10と同じ精度及び/又は正確性の改善を示さないことが理解されるべきである。
図9a〜9cと組み合わせて下の表Cに言及すると、比較用バイオセンサー200に関連するデータがそれらの図と表に示されている。上で示したように、比較用バイオセンサー200は幾つかの点でバイオセンサー10と同様に構成されている。しかしながら、作用電極222の頸部278は本体部分276の幅以上の幅を有する(すなわち、頸部278の幅は本体276の幅と比べて減少していない)。さらに、作用電極222の頸部278は対電極224の第1アーム部286の幅と実質的に等しい幅を有する。さらに、上で示したように、バイオセンサー10と異なり対電極224の有効対電極部分は一か所において(すなわち、横方向に広がる側壁252cにおいて)キャピラリ室218の内側境界を越えて延びている/交差している単一の「頸部」を含んでいない。その代り、第1アーム部286の末端と第2アーム部288の全長がそれぞれ横方向に広がる側壁252cにおいてキャピラリ室218の内側境界を越えて延びている/交差している。
下で明らかになるように、バイオセンサー10と比べると、比較用バイオセンサー200の作用電極222と対電極224の特定の構成はキャピラリ室218の内側境界の位置/配置が図9a〜9cに示されている許容位置の間で変化するときに有効作用電極面積Awの変化と有効対電極面積Acの変化を最小にするように特に設計されてはいない。さらに、バイオセンサー10と比べると、比較用バイオセンサー200の作用電極222と対電極224の特定の構成はキャピラリ室218の内側境界の位置/配置が図9a〜9cに示されている許容位置の間で変化するときに有効対電極面積Acと有効作用電極面積Awとの間の比較的に一定な/均一な比率Rを維持するように特に設計されてはいない。
Figure 0006441832
表Cに示されているように、バイオセンサー200の例となる実施形態では、公称スペーサー配置と最大スペーサー配置との間の有効作用電極面積Awの変化は+3.63%であり、公称スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の有効作用電極面積Awの変化は−3.63%である。さらに、最大スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の有効作用電極面積Awの全体的変化は−7.00%である。この例となる実施形態では作用電極頸部278の幅は0.100mmであり、作用電極本体276の幅は0.100mmであり、対電極第1アーム部286の幅は0.100mmであり、対電極第2アーム部288の幅は0.100mmよりも著しく大きい。さらに、公称間隔dnomは1.000mmであり得、最大間隔dmaxは1.165mmであり得、最小間隔dminは0.835mmであり得る。当然に理解されるように、対電極224の有効対電極部分はキャピラリ室218の内側境界を越えて延びている/交差している単一の「頸部」を当業者がその用語に通常言及するときのようには含んでいない。その代り、第1アーム部286の末端と第2アーム部288の全長がそれぞれ横方向に広がる側壁252cにおいてキャピラリ室218の内側境界を越えて延びている/交差している。
同様に当然に理解されるように、(作用電極頸部78の減少した幅と比べた)作用電極頸部278の幅の増加のため、比較用バイオセンサー200はキャピラリ室の内側境界の位置/配置がバイオセンサーの製造に付随する公差許容レベルに起因して変化するときにバイオセンサー10と比較して大きい有効作用電極面積Awの変化を示す。したがって、比較用バイオセンサー200はバイオセンサー10によって示されるのと同じ精度及び/又は正確性を示すことがない。さらに当然に理解されるように、比較用バイオセンサー200はキャピラリ室の内側境界の位置/配置がバイオセンサーの製造に付随する公差許容レベルに起因して変化するときにバイオセンサー10と比較して有効対電極面積Acと有効作用電極面積Awとの間の一定の/均一な比率Rを維持することもない。具体的には、表Cに示されるように、公称スペーサー配置と最大スペーサー配置との間の面積比R(すなわち、Ac/Aw)の変化は+32.73であり、公称スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の面積比Rの変化は−35.21%である。さらに、最大スペーサー配置と最小スペーサー配置との間の面積比Rの全体的変化は−51.18%である。当然に理解されるように、比較用バイオセンサー200はキャピラリ室の内側境界の位置/配置がバイオセンサーの製造に付随する公差許容レベルに起因して変化するときにバイオセンサー10と比較してかなり大きい有効電極面積AcとAwとの間の面積比Rの変化を示す。以上より、比較用バイオセンサー200はバイオセンサー10と同じ精度及び/又は正確性の改善を示さないことが理解されるべきである。
図面と前述の説明において本発明が詳細に例示及び記載されてきたが、それは例示として見なされるべきであり、特徴を限定するものと見なされるべきではなく、ある特定の実施形態だけが紹介及び説明されてきたのであり、且つ、本発明の精神の範囲内にある全ての変更と改変が保護されることが望まれると理解される。
上の記述において活用された好ましい(preferable)、好ましくは(preferably)、好ましい(preferred)、又はより好ましい(more preferred)といった言葉の使用がそのように記載された特徴がより望ましくありうることを表している一方で、それにもかかわらずそのように記載された特徴が必然ではなくてもよく、そのように記載された特徴を欠く実施形態が後続の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲内にあると考えてもよいことが理解されるべきである。特許請求の範囲を読むとき、「一つの(a)」、「一つの(an)」、「少なくとも1つ」、又は「少なくとも一部」などの言葉が使用されているとき、特許請求項の中で異なっていると具体的に記載されない限り、そこにはその特許請求をたった1つの項目に限定する意図が存在しないものとする。「少なくとも一部」及び/又は「一部」という言葉が使用されるとき、異なっていると具体的に記載されない限り、その項目は一部及び/又はその項目全体を含み得る。番号を付けた実施形態を下に提示する。
1.
内側境界を有するキャピラリ室、
前記キャピラリ室内に位置する有効作用電極部分を含む作用電極であって、前記有効作用電極部分が平均的な作用電極幅を規定し、且つ、前記の平均的な作用電極幅と比べて減少している作用電極頸部幅を規定している作用電極頸部を有しており、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記作用電極のソール部を前記作用電極頸部が構成している前記作用電極、及び
前記キャピラリ室内に位置する有効対電極部分を含む対電極であって、前記有効対電極部分が対電極頸部幅を規定している対電極頸部を有し、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記対電極のソール部を前記対電極頸部が構成している前記対電極
を備えるバイオセンサー。
2.
前記作用電極頸部幅が前記対電極頸部幅よりも小さい、実施形態1に記載のバイオセンサー。
3.
前記作用電極頸部幅が前記対電極頸部幅のたった2分の1である、実施形態2に記載のバイオセンサー。
4.
前記作用電極頸部幅が前記の平均的な作用電極幅のたった80%である、実施形態1に記載のバイオセンサー。
5.
前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する単一の内側壁を越えて延びている、実施形態1に記載のバイオセンサー。
6.
前記有効作用電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効作用電極面積を規定し、
前記有効対電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効対電極面積を規定し、且つ、
前記単一内側壁の部分が前記作用電極頸部と前記対電極頸部の長手方向に沿って変化するときに前記有効作用電極面積と前記有効対電極面積との間の比率が実質的に一定である、実施形態5に記載のバイオセンサー。
7.
前記有効作用電極面積が前記有効対電極面積よりも小さい、実施形態6に記載のバイオセンサー。
8.
前記作用電極頸部幅が前記対電極頸部幅よりも小さい、実施形態6に記載のバイオセンサー。
9.
前記有効作用電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効作用電極面積を規定し、
前記有効対電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効対電極面積を規定し、且つ、
前記有効作用電極面積と前記作用電極頸部幅との間の第1比率が前記有効対電極面積と前記対電極頸部幅との間の第2比率と実質的に等しい、実施形態5に記載のバイオセンサー。
10.
前記有効作用電極面積が前記有効対電極面積よりも小さい、実施形態9に記載のバイオセンサー。
11.
前記作用電極頸部幅が前記対電極頸部幅よりも小さい、実施形態9に記載のバイオセンサー。
12.
前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁が前記バイオセンサーの幅にわたって延びる横側壁を備える、実施形態5に記載のバイオセンサー。
13.
第1内面を含む支持基板であって、前記作用電極と前記対電極が前記第1内面に沿って延びている前記支持基板、及び
第1面及び反対側の第2面を含むスペーサー基板であって、前記スペーサー基板が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定しており、前記スペーサー基板の前記第1面が前記支持基板の前記第1内面に結合している前記スペーサー基板
をさらに備える実施形態1に記載のバイオセンサー。
14.
前記スペーサー基板の前記第2面に結合している第2内面を含むカバー基板をさらに備え、且つ、
前記キャピラリ室が前記スペーサー基板によって規定される前記内側境界と併せて前記支持基板の前記第1内面と前記カバー基板の前記第2内面の重なり合っている部分によって規定される、実施形態13に記載のバイオセンサー。
15.
前記スペーサー基板が前記第1面から前記第2面まで前記スペーサー基板にわたって延びているチャネルを含み、前記チャネルが前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する、実施形態13に記載のバイオセンサー。
16.
前記支持基板が概ね長手方向の軸線に沿って延びている長さ寸法と概ね横方向の軸線に沿って延びている幅寸法を有し、
前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ概ね長手方向の軸線に沿う方向で延びている、実施形態13に記載のバイオセンサー。
17.
前記支持基板が概ね長手方向の軸線に沿って延びている長さ寸法と概ね横方向の軸線に沿って延びている幅寸法を有し、且つ、
前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する単一の内側壁を越えて延びており、前記単一内側壁が概ね前記横方向の軸線に沿って延びている、実施形態13に記載のバイオセンサー。
18.
前記有効作用電極部分が概ね前記横方向の軸線に沿って延びている本体を含み、前記作用電極頸部が概ね前記長手方向の軸線に沿って前記本体から延びている、実施形態17に記載のバイオセンサー。
19.
前記有効対電極部分が前記有効作用電極部分の前記本体の周囲に広がっているループ体を含み、前記対電極頸部が概ね前記長手方向の軸線に沿って前記ループ体から延びている、実施形態18に記載のバイオセンサー。
20.
内側境界を有するキャピラリ室、
前記キャピラリ室内に位置する有効作用電極部分を含む作用電極であって、前記有効作用電極部分が本体とその本体から延びている作用電極頸部を有しており、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記作用電極のソール部を前記作用電極頸部が構成している前記作用電極、及び
前記キャピラリ室内に位置する有効対電極部分を含む対電極であって、前記有効対電極部分が本体とその本体から延びている対電極頸部を有し、前記本体が前記有効作用電極部分の前記本体と概ね隣接して配置されており、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記対電極のソール部を前記対電極頸部が構成している前記対電極
を備えるバイオセンサー。
21.
前記有効対電極部分の前記本体が前記有効作用電極部分の前記本体の周囲に広がっているループ構成を有する、実施形態20に記載のバイオセンサー。
22.
前記有効作用電極部分の前記本体と前記作用電極頸部が相互に協働してT字型構成の前記有効作用電極部分を提供する、実施形態20に記載のバイオセンサー。
23.
前記有効対電極部分の前記本体が前記T字型構成の前記有効作用電極部分の周囲に広がっているC字型構成を有する、実施形態22に記載のバイオセンサー。
24.
前記キャピラリ室内に位置する前記有効作用電極部分が平均的な作用電極幅を規定しており、前記作用電極頸部が前記の平均的な作用電極幅と比べて減少している作用電極頸部幅を規定している、実施形態20に記載のバイオセンサー。
25.
前記作用電極頸部幅が前記対電極頸部によって規定される対電極頸部幅よりも小さい、実施形態24に記載のバイオセンサー。
26.
前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する単一の内側壁を越えて延びている、実施形態20に記載のバイオセンサー。
27.
前記有効作用電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効作用電極面積を規定し、
前記有効対電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効対電極面積を規定し、且つ、
前記単一内側壁の部分が前記作用電極頸部と前記対電極頸部の長手方向に沿って変化するときに前記有効作用電極面積と前記有効対電極面積との間の比率が実質的に一定である、実施形態26に記載のバイオセンサー。
28.
前記有効作用電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効作用電極面積を規定し、
前記有効対電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効対電極面積を規定し、且つ、
前記有効作用電極面積と前記作用電極頸部幅との間の第1比率が前記有効対電極面積と前記対電極頸部幅との間の第2比率と実質的に等しい、実施形態26に記載のバイオセンサー。
29.
前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁が前記バイオセンサーの幅にわたって延びる横側壁を備える、実施形態26に記載のバイオセンサー。
30.
第1内面を含む支持基板であって、前記作用電極と前記対電極が前記第1内面に沿って延びており、概ね長手方向の軸線に沿って延びている長さ寸法と概ね横方向の軸線に沿って延びている幅寸法を有する前記支持基板、及び
第1面及び反対側の第2面を含むスペーサー基板であって、前記スペーサー基板が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する1つ以上の内側壁を含み、前記スペーサー基板の前記第1面が前記支持基板の前記第1内面に結合している前記スペーサー基板
をさらに備え、且つ、
前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ概ね前記長手方向の軸線に沿って、且つ、前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する単一の内側壁を越えて延びており、前記単一内側壁が概ね前記横方向の軸線に沿って延びている、実施形態20に記載のバイオセンサー。
31.
内側境界を有するキャピラリ室、
前記キャピラリ室内に位置し、且つ、前記キャピラリ室に露出している有効作用電極面積を規定する有効作用電極部分を含む作用電極であって、前記キャピラリ室から延びている前記作用電極のソール部を構成する作用電極頸部を前記有効作用電極部分が有する前記作用電極、及び
前記キャピラリ室内に位置し、且つ、前記キャピラリ室に露出している有効対電極面積を規定する有効対電極部分を含む対電極であって、前記キャピラリ室から延びている前記対電極のソール部を構成する対電極頸部を前記有効対電極部分が有する前記対電極
を備えるバイオセンサーであって、
前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する単一の内側壁を越えて延びており、前記単一内側壁の部分が前記作用電極頸部と前記対電極頸部の長手方向に沿って変化するときに前記有効作用電極面積と前記有効対電極面積との間の比率が実質的に一定である前記バイオセンサー。
32.
前記有効作用電極面積が前記有効対電極面積よりも小さい、実施形態31に記載のバイオセンサー。
33.
前記作用電極頸部が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁を越えて延びている作用電極頸部幅を規定し、
前記対電極頸部が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁を越えて延びている対電極頸部幅を規定し、且つ、
前記有効作用電極面積と前記作用電極頸部幅との間の第1比率が前記有効対電極面積と前記対電極頸部幅との間の第2比率と実質的に等しい、実施形態31に記載のバイオセンサー。
34.
前記作用電極頸部幅が前記対電極頸部幅よりも小さい、実施形態33に記載のバイオセンサー。
35.
前記有効作用電極面積が前記有効対電極面積よりも小さい、実施形態33に記載のバイオセンサー。
36.
前記有効作用電極部分が平均的な作用電極幅を規定しており、
前記作用電極頸部が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁を越えて延びている作用電極頸部幅を規定し、且つ、
前記作用電極頸部幅が前記の平均的な作用電極幅と比べて減少している、実施形態31に記載のバイオセンサー。

Claims (27)

  1. 内側境界を有するキャピラリ室、
    前記キャピラリ室内に位置する有効作用電極部分を含む作用電極であって、前記有効作用電極部分が平均的な作用電極幅を規定し、且つ、前記の平均的な作用電極幅と比べて減少している作用電極頸部幅を規定している作用電極頸部を有しており、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記作用電極のソール部を前記作用電極頸部が構成している前記作用電極、及び
    前記キャピラリ室内に位置する有効対電極部分を含む対電極であって、前記有効対電極部分が対電極頸部幅を規定している対電極頸部を有し、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記対電極のソール部を前記対電極頸部が構成している前記対電極
    を備え、
    前記有効作用電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効作用電極面積を規定し、前記有効対電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効対電極面積を規定し、
    前記作用電極頸部幅が前記対電極頸部幅よりも小さく、前記有効作用電極面積が前記有効対電極面積よりも小さい、バイオセンサー。
  2. 前記作用電極頸部幅が前記対電極頸部幅のたった2分の1である、請求項に記載のバイオセンサー。
  3. 前記作用電極頸部幅が前記の平均的な作用電極幅のたった80%である、請求項1又は2に記載のバイオセンサー。
  4. 前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する単一の内側壁を越えて延びている、請求項1からの何れか一項に記載のバイオセンサー。
  5. 記単一内側壁の部分が前記作用電極頸部と前記対電極頸部の長手方向に沿って変化するときに前記有効作用電極面積と前記有効対電極面積との間の比率が実質的に一定である、請求項1からの何れか一項に記載のバイオセンサー。
  6. 記有効作用電極面積と前記作用電極頸部幅との間の第1比率が前記有効対電極面積と前記対電極頸部幅との間の第2比率と実質的に等しい、請求項1からの何れか一項に記載のバイオセンサー。
  7. 前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁が前記バイオセンサーの幅にわたって延びる横側壁を備える、請求項1からの何れか一項に記載のバイオセンサー。
  8. 第1内面を含む支持基板であって、前記作用電極と前記対電極が前記第1内面に沿って延びている前記支持基板、及び
    第1面及び反対側の第2面を含むスペーサー基板であって、前記スペーサー基板が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定しており、前記スペーサー基板の前記第1面が前記支持基板の前記第1内面に結合している前記スペーサー基板
    をさらに備える、請求項1からの何れか一項に記載のバイオセンサー。
  9. 前記スペーサー基板の前記第2面に結合している第2内面を含むカバー基板をさらに備え、且つ、
    前記キャピラリ室が前記スペーサー基板によって規定される前記内側境界と併せて前記支持基板の前記第1内面と前記カバー基板の前記第2内面の重なり合っている部分によって規定される、請求項に記載のバイオセンサー。
  10. 前記スペーサー基板が前記第1面から前記第2面まで前記スペーサー基板にわたって延びているチャネルを含み、前記チャネルが前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する、請求項又はに記載のバイオセンサー。
  11. 前記支持基板が概ね長手方向の軸線に沿って延びている長さ寸法と概ね横方向の軸線に沿って延びている幅寸法を有し、
    前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ概ね長手方向の軸線に沿う方向で延びている、請求項から10の何れか一項に記載のバイオセンサー。
  12. 前記支持基板が概ね長手方向の軸線に沿って延びている長さ寸法と概ね横方向の軸線に沿って延びている幅寸法を有し、且つ、
    前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する単一の内側壁を越えて延びており、前記単一内側壁が概ね前記横方向の軸線に沿って延びている、請求項から11の何れか一項に記載のバイオセンサー。
  13. 前記有効作用電極部分が概ね前記横方向の軸線に沿って延びている本体を含み、前記作用電極頸部が概ね前記長手方向の軸線に沿って前記本体から延びている、請求項から12の何れか一項に記載のバイオセンサー。
  14. 前記有効対電極部分が前記有効作用電極部分の前記本体の周囲に広がっているループ体を含み、前記対電極頸部が概ね前記長手方向の軸線に沿って前記ループ体から延びている、請求項13に記載のバイオセンサー。
  15. 内側境界を有するキャピラリ室、
    前記キャピラリ室内に位置する有効作用電極部分を含む作用電極であって、前記有効作用電極部分が本体とその本体から延びている作用電極頸部を有しており、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記作用電極のソール部を前記作用電極頸部が構成している前記作用電極、及び
    前記キャピラリ室内に位置する有効対電極部分を含む対電極であって、前記有効対電極部分が本体とその本体から延びている対電極頸部を有し、前記本体が前記有効作用電極部分の前記本体と概ね隣接して配置されており、前記内側境界を越えて、且つ、前記キャピラリ室から延びている前記対電極のソール部を前記対電極頸部が構成している前記対電極を備え、
    前記有効作用電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効作用電極面積を規定し、前記有効対電極部分が前記キャピラリ室に露出している有効対電極面積を規定し、
    前記作用電極頸部が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁を越えて延びている作用電極頸部幅を規定し、前記対電極頸部が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁を越えて延びている対電極頸部幅を規定し、
    前記作用電極頸部幅が前記対電極頸部幅よりも小さく、前記有効作用電極面積が前記有効対電極面積よりも小さい、バイオセンサー。
  16. 前記有効対電極部分の前記本体が前記有効作用電極部分の前記本体の周囲に広がっているループ構成を有する、請求項15に記載のバイオセンサー。
  17. 前記有効作用電極部分の前記本体と前記作用電極頸部が相互に協働してT字型構成の前記有効作用電極部分を提供する、請求項15又は16に記載のバイオセンサー。
  18. 前記有効対電極部分の前記本体が前記T字型構成の前記有効作用電極部分の周囲に広がっているC字型構成を有する、請求項17に記載のバイオセンサー。
  19. 前記キャピラリ室内に位置する前記有効作用電極部分が平均的な作用電極幅を規定しており、前記作用電極頸部が前記の平均的な作用電極幅と比べて減少している作用電極頸部幅を規定している、請求項15から18の何れか一項に記載のバイオセンサー。
  20. 前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する単一の内側壁を越えて延びている、請求項15から19の何れか一項に記載のバイオセンサー。
  21. 記単一内側壁の部分が前記作用電極頸部と前記対電極頸部の長手方向に沿って変化するときに前記有効作用電極面積と前記有効対電極面積との間の比率が実質的に一定である、請求項15に記載のバイオセンサー。
  22. 記有効作用電極面積と前記作用電極頸部幅との間の第1比率が前記有効対電極面積と前記対電極頸部幅との間の第2比率と実質的に等しい、請求項15から21の何れか一項に記載のバイオセンサー。
  23. 前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁が前記バイオセンサーの幅にわたって延びる横側壁を備える、請求項20から22の何れか一項に記載のバイオセンサー。
  24. 第1内面を含む支持基板であって、前記作用電極と前記対電極が前記第1内面に沿って延びており、概ね長手方向の軸線に沿って延びている長さ寸法と概ね横方向の軸線に沿って延びている幅寸法を有する前記支持基板、及び
    第1面及び反対側の第2面を含むスペーサー基板であって、前記スペーサー基板が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する1つ以上の内側壁を含み、前記スペーサー基板の前記第1面が前記支持基板の前記第1内面に結合している前記スペーサー基板
    をさらに備え、且つ、
    前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ概ね前記長手方向の軸線に沿って、且つ、前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する単一の内側壁を越えて延びており、前記単一内側壁が概ね前記横方向の軸線に沿って延びている、請求項15から23の何れか一項に記載のバイオセンサー。
  25. 内側境界を有するキャピラリ室、
    前記キャピラリ室内に位置し、且つ、前記キャピラリ室に露出している有効作用電極面積を規定する有効作用電極部分を含む作用電極であって、前記キャピラリ室から延びている前記作用電極のソール部を構成する作用電極頸部を前記有効作用電極部分が有する前記作用電極、及び
    前記キャピラリ室内に位置し、且つ、前記キャピラリ室に露出している有効対電極面積を規定する有効対電極部分を含む対電極であって、前記キャピラリ室から延びている前記対電極のソール部を構成する対電極頸部を前記有効対電極部分が有する前記対電極を備えるバイオセンサーであって、
    前記作用電極頸部と前記対電極頸部がそれぞれ前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する単一の内側壁を越えて延びており、前記単一内側壁の部分が前記作用電極頸部と前記対電極頸部の長手方向に沿って変化するときに前記有効作用電極面積と前記有効対電極面積との間の比率が実質的に一定であ
    前記作用電極頸部が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁を越えて延びている作用電極頸部幅を規定し、前記対電極頸部が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁を越えて延びている対電極頸部幅を規定し、
    前記作用電極頸部幅が前記対電極頸部幅よりも小さく、前記有効作用電極面積が前記有効対電極面積よりも小さい、バイオセンサー。
  26. 記有効作用電極面積と前記作用電極頸部幅との間の第1比率が前記有効対電極面積と前記対電極頸部幅との間の第2比率と実質的に等しい、請求項24又は25に記載のバイオセンサー。
  27. 前記有効作用電極部分が平均的な作用電極幅を規定しており、
    前記作用電極頸部が前記キャピラリ室の前記内側境界を規定する前記単一内側壁を越えて延びている作用電極頸部幅を規定し、且つ、
    前記作用電極頸部幅が前記の平均的な作用電極幅と比べて減少している、請求項25又は26の何れか一項に記載のバイオセンサー。
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