JP6440446B2 - ポリアミド混合物 - Google Patents

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本発明は、透明なポリアミドを含み、かつ純粋な状態では不透明な半晶質のポリアミドも含む混合物に関する。ブレンドとして、この種類のポリアミド混合物は透明である。相応の成形組成物は、個々の成分よりも良好な機械的特性を有する。
30〜70%の含量のトランス,トランス−立体異性体を有するビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン(PACM)と、またドデカン二酸とから構成される透明なポリアミドは、特許文献1(DE 15 95 150 A1)から公知である。特許文献2(EP 0 619 336 A2)は、35〜60モル%のトランス,トランス−ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンと、65〜40モル%の他のジアミンと、また直鎖状の脂肪族ジカルボン酸とから構成される相応の透明なポリアミドを記載している。前記文献からは、その種類の透明なポリアミドは晶質であることが明らかであり、従って前記ポリアミドは、溶媒にも応力亀裂に対しても良好な耐性を有する。
特許文献3(EP 0 725 101 A1)は、14〜22個の炭素原子を有するアルキル置換された脂環式ジアミンと、8〜14個の炭素原子を有する非分枝鎖状の脂肪族ジカルボン酸または8〜14個の炭素原子を有する非分枝鎖状の脂肪族ジアミンおよび脂環式のジカルボン酸のいずれかから構成される透明な非晶質のポリアミドを記載している。これらのポリアミドは、脂肪族ホモポリアミドとのブレンドまたはアロイを製造するためにも使用できることが述べられているが、これらには如何なる種類の利点もないと言われている。特別な関連した実施例も開示されていない。前記文献の非晶質ポリアミドは、PACMを基礎とすることはできない。
特許文献4(EP 0 837 087 A1)にも同様のことが当てはまり、この文献は、透明なポリアミドの製造のためにPACMを使用することを開示していない。PA11もしくはPA12などのポリアミドとのアロイもしくはブレンドを製造することが可能であり、これらは同様に透明であると言われている。他方で、その種類のアロイまたはブレンドの特性について何も言及されていない。その種類のアロイまたはブレンドが本当に好ましいのかどうかは不確かなままである。
特許文献5(EP 1 595 907 A1)は、ジアミンおよびテトラデカン二酸を基礎とする透明な非晶質のポリアミドと、また該ポリアミドと半晶質のポリアミドとの混合物も記載している。PACMは、ジアミンとして使用でき、ここでは20%のトランス,トランス異性体を含むPACM20から構成されることが特別に述べられている。しかしながら、PACMベースの透明な非晶質のポリアミドと半晶質のポリアミドとの混合物の明示的な開示は存在しない。
PACMをベースとするポリアミドは、有用な性能特性を有し、例として好適な組成を有するポリアミドは透明であるが、微結晶性であり、従って溶媒および応力亀裂に対して耐性である。それらは、高いレベルの機械的特性、例えば耐衝撃性を有する。しかしながら、改善された耐破壊性についての要求が継続的に存在する。このポリアミドは、例として、眼鏡フレームおよび眼鏡レンズの適用分野において、特に「スポーツ」用途および「防衛」用途において重要である。これらの用途において該材料はボール衝撃試験を通じて特徴付けられる。その試験では、定義された重さのボールが、定義された速度で眼鏡フレームまたは眼鏡レンズへと推進される。これらのポリアミドのもう一つの欠点は、加工条件下での高い溶融粘度であり、それにより、線細工部材の製造が困難になる。その溶融粘度は、より低い分子量を有する相応のポリアミドを使用することによって下げることができるが、これは、機械的特性、特に耐衝撃性および耐破壊性をかなり減退させる。そのより低い分子量は、また、より低い破断点引張強さ、高い切欠感度および、成形体を熱もしくは湿度に晒したときのより低い耐劣化性をも引き起こす。
DE 15 95 150 A1 EP 0 619 336 A2 EP 0 725 101 A1 EP 0 837 087 A1 EP 1 595 907 A1
本発明の課題は、透明性と、溶媒および応力亀裂への耐性と、また機械的特性のいかなる大きな減退を避けつつ、前記ポリアミドの加工性を改善することにある。前記課題のもう一つの側面は、透明性と、また溶媒および応力亀裂への耐性の減退を避けつつ、相応の成形体の耐破壊性、破壊強さ、切欠感度および劣化性能を改善することにある。
前記課題は、少なくとも50質量%の、好ましくは少なくとも60質量%の、特に好ましくは少なくとも70質量%の、特に好ましくは少なくとも80質量%の、殊に好ましくは少なくとも90質量%の、または少なくとも95質量%のポリアミド分から構成され、前記ポリアミド分が、
a)50〜95質量部の、好ましくは60〜92質量部の、特に好ましくは65〜90質量部の、殊に好ましくは70〜88質量部の、より特に好ましくは75〜88質量部のPA PACMX(X=8〜18)と、また
b)50〜5質量部の、好ましくは40〜8質量部の、特に好ましくは35〜10質量部の、殊に好ましくは30〜12質量部の、より特に好ましくは25〜12質量部の、モノマー単位中に8〜12個の炭素原子を平均で有する直鎖状の脂肪族ポリアミドと、
から構成され、前記質量部の合計が100である混合物によって解決された。
混合物という用語は、広く解釈されるべきである。例として、それぞれペレットの形のa)およびb)による成分が合わされて機械的に混合された、固体混合物の形のペレット混合物を意味することができる。本願でのペレットは、成分a)あるいはb)による成分の他に、以下により詳細に記載される他の添加剤を含んでもよい。前記ペレット混合物は、溶融、混合および成形を通じて加工することで、成形体を得ることができる。ここでは溶融物を徹底的に混合して、均質な成形体を得ることが望ましい。好適な混合装置は、混練機または押出機である。成形体を得るための加工は、例として、射出成形、押出、圧縮法または圧延を通じて行うことができる。
該混合物は、相応して、それぞれ粉体の形のa)あるいはb)による成分が合わされて機械的に混合された粉体混合物であってもよい。本願での粉体は、成分a)あるいはb)による成分の他に、以下により詳細に記載される他の添加剤を含んでもよい。前記粉体混合物は、溶融、混合および成形を通じて加工することで、成形体を得ることができる。改めてここでも溶融物を徹底的に混合して、均質な成形体を得ることが望ましい。
この種類のペレット混合物または粉体混合物の一つの利点は、溶融してブレンドを形成する必要がないこと、従ってエネルギーコストを削減できることである。これは、小規模生産では特に好ましい。
前記混合物は、更にまた、溶融物で混合し、排出し、そして粉砕することによって生産されたブレンドであってよい。本願でのブレンドという用語は、個々の成分がドメインの形で存在する多相混合物と、また個々の成分の適合性が高いことからこれらが分子規模で混合状態となった混合物を含む。しばしば本願で同義に使用されるもう一つの用語は、アロイである。溶融物での混合は、先行技術に従って混練装置中で行われ、排出は一般にストランドの形で行われ、かつ粉砕のために一般的に使用される方法は、顆粒化、破壊またはグラインディングである。本願でのブレンドは、成分a)あるいはb)による成分の他に、以下により詳細に記載される他の添加剤を含んでもよい。成形組成物という用語は、また以下で、このブレンドの一般形のために使用されている。成形組成物は、例として、ペレット、破壊された材料または粉体の形を取ることができる。溶融および成形を通じて当業者に公知の方法を使用することによって加工することで、成形された物品を得ることができる。
本発明は、また特許請求の範囲による混合物から製造された成形された物品を提供する。これらの物品は、例として、成形体、フィルム、剛毛または繊維である。
本願でポリアミドのために使用される命名法は、EN ISO 1874-1によるものである。従って、PA PACMXは、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン(PACM)と、X個の炭素原子を有する直鎖状ジカルボン酸とから得られるモノマー単位から構成されるポリアミドを指す。以下のジカルボン酸は、ここで本発明において適切である。
X=8: オクタン二酸(スベリン酸)
X=9: ノナン二酸(アゼライン酸)
X=10: デカン二酸(セバシン酸)
X=11: ウンデカン二酸
X=12: ドデカン二酸
X=13: トリデカン二酸(ブラシル酸)
X=14: テトラデカン二酸
X=15: ペンタデカン二酸
X=16: ヘキサデカン二酸
X=17: ヘプタデカン二酸
X=18: オクタデカン二酸
好ましい一実施形態においては、Xは、偶数であり、もう一つの好ましい実施形態においては、Xは、8〜12、特に10〜12である。
PA PACMXは、通常はPACMと、またジカルボン酸とから、溶融物での重縮合を通じて公知法によって製造される。しかしながら、その誘導体を使用することも可能であり、例えばPACMまたはジカルボン酸ジエステルから得られるジイソシアネートを使用することも可能である。
PACMは、シス,シス−異性体、シス,トランス−異性体およびトランス,トランス−異性体の混合物の形を取る。市場では様々な異性体比で入手することができる。好ましい一実施形態においては、使用されるPACMまたはその誘導体のトランス,トランス−異性体含有率は、30〜70%、特に35〜65%である。
もう一つの好ましい実施形態においては、PA PACMXは微結晶性であり、かつISO 11357に従って第二の昇温過程において20℃/分の加熱および冷却速度で測定した溶融エンタルピーは、5〜40J/g、特に8〜35J/gである。
更に好ましくは、前記PA PACMXは透明であり、その際、透過率は、少なくとも85%、特に少なくとも90%であり、かつヘイズは、3%未満、特に2%未満であり、それら両者とも、ASTM D1003に従って厚さ2mmの射出成形された試験片で測定される。
b)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、個々のモノマー単位中に平均して8〜12個の炭素原子を有する。前記ポリアミドは、ジアミンおよびジカルボン酸の組み合わせから、ω−アミノカルボン酸からおよび/または相応のラクタムから製造できる。従って当該モノマー単位は、ラクタム、ω−アミノカルボン酸、ジアミンあるいはジカルボン酸から誘導される単位である。以下のポリアミドが例として適している:
− 平均8個の炭素原子: PA88、PA79、PA97、PA610、PA106
− 平均8.5個の炭素原子: PA89、PA98、PA611、PA116、PA512
− 平均9個の炭素原子: PA99、PA810、PA108、PA612、PA126
− 平均9.5個の炭素原子: PA910、PA109、PA811、PA118、PA613、PA136、PA514
− 平均10個の炭素原子: PA10、PA1010、PA812、PA128、PA614、PA146
− 平均10.5個の炭素原子: PA1011、PA813、PA138、PA516
− 平均11個の炭素原子: PA11、PA1012、PA1210、PA913、PA139、PA814、PA148、PA616
− 平均11.5個の炭素原子: PA1112、PA1211、PA1013、PA1310、PA914、PA149、PA815、PA617、PA518
− 平均12個の炭素原子: PA12、PA1212、PA1113、PA1014、PA1410、PA816、PA618
他の好適なポリアミドは、好適なコモノマーの選択を基礎として、モノマー単位が平均して8〜12個の炭素原子を含むという条件に従うコポリアミド、例えばラウロラクタム、デカンジアミンおよびドデカン二酸から構成されるコポリアミド(コ−PA12/1012)である。
もちろん、成分b)による成分として、互いに適切な相容性があることが好ましい相応のポリアミドの混合物を使用することも可能である。
好ましい一実施形態においては、b)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、半晶質であり、その際、ISO 11357に従って第二の昇温過程において20℃/分の加熱および冷却速度で測定した溶融エンタルピーは、少なくとも20J/g、特に少なくとも25J/g、殊に少なくとも30J/gである。
b)による直鎖状の脂肪族ポリアミドの相対溶液粘度ηrelは、好ましくは1.3〜2.4、特に好ましくは1.4〜2.2、殊に好ましくは1.5〜2.1である。本願でηrelは、ISO 307に従って23℃でm−クレゾール中0.5質量%溶液中で測定される。特に溶融物の流動性を得ようという意図があるならば、低い相対溶液粘度ηrel、例えば1.3〜1.9の範囲の、好ましくは1.3〜1.8の範囲の、特に好ましくは1.3〜1.7の範囲の相対溶液粘度を有する直鎖状の脂肪族ポリアミドを使用することが好ましい。
一実施形態においては、前記PA PACMXは、PACMおよびオクタン二酸から誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであり、かつb)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、前記のもののいずれかである。
もう一つの実施形態においては、前記PA PACMXは、PACMおよびノナン二酸から誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであり、かつb)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、前記のもののいずれかである。
もう一つの実施形態においては、前記PA PACMXは、PACMおよびデカン二酸から誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであり、かつb)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、前記のもののいずれかである。
もう一つの実施形態においては、前記PA PACMXは、PACMおよびウンデカン二酸から誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであり、かつb)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、前記のもののいずれかである。
もう一つの実施形態においては、前記PA PACMXは、PACMおよびドデカン二酸から誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであり、かつb)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、前記のもののいずれかである。
もう一つの実施形態においては、前記PA PACMXは、PACMおよびトリデカン二酸から誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであり、かつb)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、前記のもののいずれかである。
もう一つの実施形態においては、前記PA PACMXは、PACMおよびテトラデカン二酸から誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであり、かつb)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、前記のもののいずれかである。
もう一つの実施形態においては、前記PA PACMXは、PACMおよびペンタデカン二酸から誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであり、かつb)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、前記のもののいずれかである。
もう一つの実施形態においては、前記PA PACMXは、PACMおよびヘキサデカン二酸から誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであり、かつb)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、前記のもののいずれかである。
もう一つの実施形態においては、前記PA PACMXは、PACMおよびヘプタデカン二酸から誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであり、かつb)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、前記のもののいずれかである。
もう一つの実施形態においては、前記PA PACMXは、PACMおよびオクタデカン二酸から誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであり、かつb)による直鎖状の脂肪族ポリアミドは、前記のもののいずれかである。
本発明の混合物は、a)およびb)による成分から製造されるポリアミド分に加えて、好ましくは透明性を減退させないか、または少なくとも可能な程度にまでしか減退させないように選択される他の成分、例えば防炎剤、安定剤、可塑剤、ガラス繊維、充填剤、帯電防止剤、染料、顔料、離型剤、流動助剤、相溶化剤および耐衝撃性改良剤を含んでよい。これらの他の成分の全量は、高くても50質量%、好ましくは高くても40質量%、特に好ましくは高くても30質量%、殊に好ましくは高くても20質量%、より特に好ましくは高くても10質量%、または高くても5質量%である。
本発明の混合物のポリアミド分中でのa)およびb)による成分の互いの相容性は、一般に、相溶化剤の添加を何ら必要としないほど十分である。しかしながら、相容性が不十分である場合に、相溶化剤を添加することが望ましい。これは、好ましくは、前記相溶化剤が透明性を減退させないように選択すべきである。相溶化剤が使用される場合には、全混合物中でのその割合は、好ましくは0.1〜10質量%、特に好ましくは0.3〜8質量%、より特に好ましくは0.5〜6質量%である。好適な相溶化剤は、例として、ポリアミン−ポリアミドグラフトコポリマー、無水物基を含むコポリマー、エポキシ基を含むコポリマーおよびオキサゾリン基を含むコポリマーから選択できる。ポリアミン−ポリアミドグラフトコポリマーは、以下のモノマー
a)グラフトコポリマーに対して0.5〜25質量%の、好ましくは1〜20質量%の、特に好ましくは1.5〜16質量%の、少なくとも4個の、好ましくは少なくとも8個の、特に好ましくは少なくとも11個の窒素原子を有しかつ少なくとも146g/モルの、好ましくは少なくとも500g/モルの数平均モル質量を有する分岐型ポリアミンと、
b)99.5〜75質量%の、ラクタム、ω−アミノカルボン酸および/またはジアミンとジカルボン酸の等モルの組み合わせから選択されるポリアミド形成モノマーと、
を使用して製造できる。
これらのグラフトコポリマーは、EP 1 120 443 A2に詳細に記載されており、その文献における関連の開示は本発明に含まれるものとする。前記グラフトコポリマーの具体的な一つの利点は、該コポリマーが透明性を減退させず、かつ流動性を改善することである。存在しうるこれらのグラフトコポリマーを除き、前記混合物は他の成分としてポリアミドを含まないことが好ましい。
無水物基、エポキシ基またはオキサゾリン基を含むコポリマーは、WO 2008/025729に詳細に記載されており、その文献において前記コポリマーは、付着促進剤として使用されている。前記文献のコポリマーに関連する開示は、本発明に含まれるものとする。これらのコポリマーは、架橋剤として作用しうることに留意すべきであり、前記コポリマーは、配合または加工に際して溶融粘度を高める。更に前記コポリマーは透明性を減退させうる。
存在しうるこれらのポリマー型相溶化剤を除き、前記混合物は他の成分としてポリマーを含まないことが好ましい。
更にまた、相溶化剤としてエポキシ樹脂またはビス−もしくはポリオキサゾリンを使用することも可能である。ここで改めて、配合または加工に際しての溶融粘度の増加が予想されるべきである。
成分a)およびb)による成分の相容性が不十分であるが、相溶化剤の使用を回避することが望ましい場合には、溶融物で公知の様式においてアミド化反応を使用して、相容性を引き起こすブロックコポリアミドを製造することが可能である。本願で当業者の利用できる措置は、例として、互いに独立してまたは組み合わせて以下のものである:
− a)による成分のポリアミドおよび/またはb)による成分のポリアミドは、重縮合触媒、通常はリン含有酸を含む;
− 相補的末端基は、a)およびb)による成分の各々のポリアミドにおいて大きな割合を占める、つまり一方のポリアミドは、過剰の末端カルボキシ基を有し、かつもう一方のポリアミドは、過剰の末端アミノ基を有する;
− 配合または加工は、利用できる温度範囲の上方部で、例えば約290〜320℃で実施される。
好ましくは、本発明の混合物は、溶融物で混合した後に、透明であり、その際、透過率は、少なくとも85%、特に少なくとも90%であり、かつヘイズは、3%未満、特に2%未満であり、それら両者とも、ASTM D1003に従って厚さ2mmの射出成形された試験片で測定される。
本発明の成形された物品の特定の一つの特徴は、高い透明性と、高い靱性と、化学薬品、溶媒および応力亀裂に対する高い耐性との組み合わせである。可能な適用分野の例は、眼鏡フレームまたは眼鏡レンズと、また高い動荷重に耐える必要がある構成部材である。本発明の混合物の使用は、ここで寿命を高めることができる。これは、とりわけ運動靴、例えば靴底の構成部材にとって大きな関心が持たれる。
本発明は、更に、より高品質のフィルムの、例えばスキーまたはスノーボードなどのスポーツ用具の外側カバーのための前記フィルムの製造を可能にする。このことは、例として、より高い破断点引張強さあるいは耐破壊性と、材料の高められた自己回復能において明らかである。
本発明を以下に例として概説する。
実施例においては以下の材料を使用した:
PA PACM12: 48%含有率のトランス,トランス−立体異性体を有するビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンと、またドデカン二酸とから製造された微結晶性ポリアミド;ηrel=1.8
PA12タイプ1: VESTAMID(登録商標)L1600、ηrel=1.6を有する1基本単位のポリアミド
PA12タイプ2: VESTAMID(登録商標)X1852、ηrel=2.2を有する1基本単位のポリアミド
参考例1および2ならびに例1〜5:
第1表に示された材料を、溶融物で270℃において混練装置中で混合し、ストランドの形に押出し、ペレット化し、そして乾燥させた。次いでそれらのブレンドを射出成形機において加工することで、試験片(溶融温度280℃、成形温度80℃)を得た。結果を第1表に示す。
参考例1および参考例2において、2種の出発材料PA PACM12あるいはVESTAMID L1600を加工することで、比較のための基礎として試験片を直接得た。
例6:
80質量部のPA PACM12と20質量部のPA12タイプ2をペレットの形で予備混合して、固体混合物を得て、それを射出成形機(溶融温度280℃、成形温度80℃)において加工することで成形体を得た。結果を第1表に示す。
第1表から、破壊応力とノッチ付耐衝撃性の最良の組み合わせは、組成80:20の例2において存在し、両方の値が、本発明の限界(50:50)に向けて徐々に悪くなることが明らかになる。この実施例におけるDSCで、第二の昇温過程は、109.1℃のガラス転移温度と、また238.8℃の極大値と252.8℃の小さい鞍部を有する広い溶融ピークを示している。このことは、2種の成分の個々の相が存在しないが、その代わりに混合相が存在することと、PA PACM12およびPA12が共結晶化することを指摘している。
溶融混合物から製造された成形体だけでなく、固体混合物から製造された成形体も、使用したPA PACM12と比較して、高い透明性の低減を示さず、また低いヘイズの変更を示さない。
Figure 0006440446
[本発明の態様]
1. 少なくとも50質量%のポリアミド分から構成される混合物であって、前記ポリアミド分が、
a)50〜95質量部のPA PACMX(X=8〜18)と、
b)50〜5質量部の、モノマー単位中に8〜12個の炭素原子を平均して有する直鎖状の脂肪族ポリアミドと、
から構成され、前記質量部の合計が100である前記混合物。
2. 1に記載の混合物であって、該混合物が、ペレット混合物、粉体混合物またはブレンドであることを特徴とする混合物。
3. 1または2に記載の混合物であって、前記PA PACMXは、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン(PACM)と、オクタン二酸、ノナン二酸、デカン二酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、ヘプタデカン二酸およびオクタデカン二酸の群から選択される直鎖状のジカルボン酸とから誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであることを特徴とする混合物。
4. 1から3までのいずれかに記載の混合物であって、前記PA PACMXは、30〜70%の、好ましくは35〜65%の含有率のトランス,トランス−異性体を有するPACMから出発することによって製造されたものであることを特徴とする混合物。
5. 1から4までのいずれかに記載の混合物であって、ISO 11357に従って第二の昇温過程において20℃/分の加熱および冷却速度で測定したPA PACMXの溶融エンタルピーは、5〜40J/g、好ましくは8〜35J/gであることを特徴とする混合物。
6. 1から5までのいずれかに記載の混合物であって、PACMXの透過率が少なくとも85%であり、かつそのヘイズが3%未満であり、その両者とも、ASTM D1003に従って厚さ2mmの射出成形された試験片で測定されたものである混合物。
7. 1から6までのいずれかに記載の混合物であって、前記b)による成分の直鎖状の脂肪族ポリアミドが、PA88、PA79、PA97、PA610、PA106、PA 89、PA98、PA611、PA116、PA512、PA99、PA810、PA108、PA612、PA126、PA910、PA109、PA811、PA118、PA613、PA136、PA514、PA10、PA1010、PA812、PA128、PA614、PA146、PA1011、PA813、PA138、PA516、PA11、PA1012、PA1210、PA913、PA139、PA814、PA148、PA616、PA1112、PA1211、PA1013、PA1310、PA914、PA149、PA815、PA617、PA518、PA12、PA1212、PA1113、PA1014、PA1410、PA816、PA618およびコ-PA12/1012の群から選択されることを特徴とする混合物。
8. 1から7までのいずれかに記載の混合物であって、前記混合物は、前記ポリアミド分と、高くても50質量%の他の成分とから構成されることを特徴とする混合物。
9. 8に記載の混合物であって、前記他の成分が、a)およびb)による成分についての相溶化剤を含むことを特徴とする混合物。
10. 9に記載の混合物であって、前記相溶化剤は、ポリアミン−ポリアミドグラフトコポリマーであり、前記ポリアミン−ポリアミドグラフトコポリマーは、以下のモノマー
a)グラフトコポリマーに対して0.5〜25質量%の、少なくとも4個の窒素原子を有しかつ少なくとも146g/モルの数平均モル質量Mnを有する分岐型ポリアミンと、また
b)グラフトコポリマーに対して99.5〜75質量%の、ラクタム、ω−アミノカルボン酸および/またはジアミンとジカルボン酸の等モルの組み合わせから選択されるポリアミド形成モノマーと、
を使用して製造できることを特徴とする混合物。
11. 1から10までのいずれかに記載の混合物であって、溶融物での混合後に、その透過率が少なくとも85%であり、かつそのヘイズが3%未満であり、その両者とも、ASTM D1003に従って厚さ2mmの射出成形された試験片で測定されたものであることを特徴とする混合物。
12. 1から11までのいずれかに記載の混合物から製造された成形された物品。
13. 12に記載の成形された物品であって、該物品が、成形体、フィルム、剛毛または繊維であることを特徴とする成形された物品。
14. 12に記載の成形された物品であって、該物品が、眼鏡フレームまたは眼鏡レンズであることを特徴とする成形された物品。
15. 12に記載の成形された物品であって、該物品が、運動靴の構成部材であることを特徴とする成形された物品。

Claims (14)

  1. 少なくとも50質量%のポリアミド分から構成される混合物であって、前記ポリアミド分が、
    a)50〜95質量部の、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン(PACM)と、X(X=8〜18)個の炭素原子を有する直鎖状ジカルボン酸とから誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミド(PA PACMX)と、
    b)50〜5質量部の、モノマー単位中に8〜12個の炭素原子を平均して有する直鎖状の脂肪族ポリアミドと、
    から構成され、前記a)とb)の質量部の合計が100であり、前記PA PACMXは、30〜70%の含有率のトランス,トランス−異性体を有するPACMから出発することによって製造されたものである前記混合物。
  2. 請求項1に記載の混合物であって、該混合物が、ペレット混合物、粉体混合物またはブレンドであることを特徴とする混合物。
  3. 請求項1または2に記載の混合物であって、前記PA PACMXは、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンと、オクタン二酸、ノナン二酸、デカン二酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸、トリデカン二酸、テトラデカン二酸、ペンタデカン二酸、ヘキサデカン二酸、ヘプタデカン二酸およびオクタデカン二酸の群から選択される直鎖状のジカルボン酸とから誘導されるモノマー単位から構成されるポリアミドであることを特徴とする混合物。
  4. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の混合物であって、ISO 11357に従って第二の昇温過程において20℃/分の加熱および冷却速度で測定したPA PACMXの溶融エンタルピーは、5〜40J/gであることを特徴とする混合物。
  5. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の混合物であって、PACMXの透過率が少なくとも85%であり、かつそのヘイズが3%未満であり、その両者とも、ASTM D1003に従って厚さ2mmの射出成形された試験片で測定されたものである混合物。
  6. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の混合物であって、前記b)による直鎖状の脂肪族ポリアミドが、PA88、PA79、PA97、PA610、PA106、PA 89、PA98、PA611、PA116、PA512、PA99、PA810、PA108、PA612、PA126、PA910、PA109、PA811、PA118、PA613、PA136、PA514、PA10、PA1010、PA812、PA128、PA614、PA146、PA1011、PA813、PA138、PA516、PA11、PA1012、PA1210、PA913、PA139、PA814、PA148、PA616、PA1112、PA1211、PA1013、PA1310、PA914、PA149、PA815、PA617、PA518、PA12、PA1212、PA1113、PA1014、PA1410、PA816、PA618およびPA12/1012コポリアミドの群から選択されることを特徴とする混合物。
  7. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の混合物であって、前記混合物は、前記ポリアミド分と、高くても50質量%の他の成分とから構成されることを特徴とする混合物。
  8. 請求項に記載の混合物であって、前記他の成分が、a)およびb)による成分についての相溶化剤を含むことを特徴とする混合物。
  9. 請求項に記載の混合物であって、前記相溶化剤は、ポリアミン−ポリアミドグラフトコポリマーであり、前記ポリアミン−ポリアミドグラフトコポリマーは、以下のモノマー
    a)グラフトコポリマーに対して0.5〜25質量%の、少なくとも4個の窒素原子を有しかつ少なくとも146g/モルの数平均モル質量Mnを有する分岐型ポリアミンと、
    b)グラフトコポリマーに対して99.5〜75質量%の、ラクタム、ω−アミノカルボン酸またはジアミンとジカルボン酸の等モルの組み合わせから選択されるポリアミド形成モノマーと、
    を使用して製造できることを特徴とする混合物。
  10. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の混合物であって、溶融物での混合後に、その透過率が少なくとも85%であり、かつそのヘイズが3%未満であり、その両者とも、ASTM D1003に従って厚さ2mmの射出成形された試験片で測定されたものであることを特徴とする混合物。
  11. 請求項1から10までのいずれか1項に記載の混合物から製造された成形された物品。
  12. 請求項11に記載の成形された物品であって、該物品が、成形体、フィルム、剛毛または繊維であることを特徴とする成形された物品。
  13. 請求項11に記載の成形された物品であって、該物品が、眼鏡フレームまたは眼鏡レンズであることを特徴とする成形された物品。
  14. 請求項11に記載の成形された物品であって、該物品が、運動靴の構成部材であることを特徴とする成形された物品。
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