UEによって開始されるIPフローモビリティとネットワーク開始のIPフローモビリティの両方が利用可能となるように、ネットワークベースのプロトコルを用いてシームレスなIPフローオフロードをサポートすることができるネットワークベースのIPフローモビリティプロトコルが必要とされている。
様々な実施形態は、一般に、UEによって開始されるIPフローモビリティとネットワーク開始のIPフローモビリティのための技術が対象であってよい。様々な実施形態は、既存のネットワークベースのプロトコル又はそれらの拡張を用いて、UEと様々なネットワークインフラコンポーネントとの間のIPフロールーティング規則及び/又はフィルタを共有するための技術を提供する。様々な実施形態は、ネットワークベースのIPフローモビリティトリガを提供し、任意の3GPPネットワークIPフローの非存在下で3GPPネットワークへのUE接続が維持されることを保証するための技術を提供する。
様々な実施形態は、1以上の要素を含んでよい。要素は、特定の動作を実行するように構成された任意の構造を含んでよい。所与の一連の設計パラメータ又は性能制約について、所望されるように、各要素は、ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの任意の組合せとして実装されてよい。実施形態は例示として限られた数の要素を用いて特定のトポロジで説明され得るが、代替のトポロジでは、実施形態に含まれる要素の数は、所与の実装について所望のように、多くても少なくてもよい。留意すべきこととして、「一実施形態」又は「実施形態」に対する任意の参照は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造又は特性が少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書では、「一実施形態では」、「一部の実施形態では」及び「様々な実施形態において」という語句が様々な場所に現れるが、全てが必ずしも同じ実施形態を指すものではない。
本明細書に開示される技術は、1以上の無線モバイルブロードバンド技術を用いる、1以上の無線接続を介するデータの伝送を含んでよい。例えば、様々な実施形態は、1以上の第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術、3GPPロングタームエボリューション(LTE)技術及び/若しくは3GPP LTE-Advanced(LTE-A)技術並びに/又はそれらの改訂、後代及び変形を含む規格に従う、1以上の無線接続を介する送信を含んでよい。様々な実施形態は、追加的又は代替的に、1以上の移動通信用グローバルシステム(GSM)(登録商標)/GSMエボリューション用の拡張データレート(EDGE)技術、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)/高速パケットアクセス(HSPA)技術及び/若しくは汎用パケット無線サービス(GPRS)システムを伴うGSM(GSM/GPRS)技術、並びに/又はそれらの改訂、後代及び変形を含む規格に従う伝送を含んでよい。
無線モバイルブロードバンド技術及び/又は規格の例(限定ではない)としては、電気電子技術者協会(IEEE)802.16無線ブロードバンド規格(例えばIEEE802.16m及び/又は802.16p)、インターナショナル・モバイル・テレコミュニケーション・アドバンスド(IMT-ADV)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)及び/又はWiMAXII、符号分割多元接続(CDMA)2000(例えばCDMA2000 1xRTT、CDMA2000EV-DO、CDMA EV-DV)、高性能無線メトロポリタンエリアネットワーク(HIPERMAN)、無線ブロードバンド(WiBro)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速直交周波数分割多重(OFDM)パケットアクセス(HSOPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、高速パケットアクセス(HSPA)の技術及び/又は規格、それらの改訂、後代及び変形のうちいずれかが挙げられる。
いくつかの実施形態は、追加的または代替的に、他の無線通信技術及び/又は規格に従う無線通信を含むことができる。様々な実施形態で採用することのできる他の無線通信技術及び/又は標準の例としては、限定するものではないが、他のIEEE無線通信規格(例えばIEEE802.11、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、IEEE802.11u、IEEE802.11ac、IEEE802.11ad、IEEE802.11af及び/又はIEEE802.11ah規格)、IEEE802.11高効率無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)(HEW)研究グループによって開発された高効率Wi-Fi規格、Wi-Fiアライアンス(WFA)無線通信規格(例えばWi-Fi、Wi-Fi Direct、Wi-Fi Directサービス、ワイヤレスギガビット(WiGig)、WiGigディスプレイ拡張(WDE)、WiGigバス拡張(WBE)、WiGigシリアル拡張規格及び/又はWFA近隣認識ネットワーク(NAN)タスクグループによって開発された(WSE)規格)、マシンタイプ通信(MTC)規格(例えば3GPP技術報告書(TR)23.887、3GPP技術仕様書(TS)22.368及び/又は3GPP TS23.682において具現化されるもの)、及び/又は近距離通信(NFC)規格(例えばNFCフォーラムによって開発された規格)、上記のいずれかの改訂、後代及び変形が挙げられる。実施形態はこれらの例に限定されない。
1以上の無線接続を介する伝送に加えて、本明細書に開示の技術は、1以上の有線通信媒体による1以上の有線接続を介するコンテンツの伝送を含んでよい。有線通信媒体の例としては、ワイヤ、ケーブル、金属リード、プリント回路基板(PCB)、バックプレーン、スイッチファブリック、半導体材料、ツイストペア線、同軸ケーブル、光ファイバ等が挙げられる。実施形態はこの背景に限定されない。
図1は、IPフローモビリティのための技術を実施することのできる一部の実施形態を表せるような動作環境100を示す。動作環境100は、モバイルデバイス102、セルラ基地局104、ローカルエリアネットワーク(LAN)アクセスポイント108、パケットデータネットワークゲートウェイ(PDN-GW)116、サービングゲートウェイ(S-GW)126及びトラステッド無線アクセスゲートウェイ(TWAG)112を含んでよい。
図1に示されるように、モバイルデバイス102は、無線通信インタフェース106を介して基地局104と通信することができ、無線通信インタフェース110を介してアクセスポイント108と通信することができる。モバイルデバイス102は、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、ネットブックその他の1以上の無線通信ネットワークと無線で通信可能なモバイルコンピューティングデバイスであってよい。一例として、モバイルデバイス102はユーザイクイップメント(UE)であってよい。基地局104はセルラ基地局(例えば進化型ノードB(eNB))であってよい。アクセスポイント108は、ローカルエリアを介する無線通信を提供することができる。アクセスポイント108は、例えばWi-Fiアクセスポイントであってよい。無線通信インタフェース106は、例えば3GPP無線ネットワークインタフェースとすることができ、eNB104は、モバイルデバイス102に3GPP無線アクセスネットワークへの接続性を提供することができる。無線通信インタフェース110は、例えばWi-Fi無線ネットワークインタフェースとすることができ、アクセスポイント108は、モバイルデバイス102にWi-Fi無線アクセスネットワークへの接続性を提供することができる。
基地局104は、S-GW126及びPDN-GW116を介して、インターネット122又はバックボーン通信ネットワークに接続されてよい。基地局104は、通信リンク128を介してS-GW126に接続されてよい。通信リンク128は有線接続リンクであってよい。通信リンク128は、例えばS1-U通信リンク又はインタフェースであってよい。S-GW126は、通信リンク120を介してPDN-GW116に接続されてよい。通信リンク120は有線接続リンクであってよい。通信リンク120は、例えばS5通信リンク又はインタフェースであってよい、。PDN-GW116は、通信リンク124を介して、インターネット122又はバックボーン通信ネットワークに接続されてよい。通信リンク124は有線接続リンクであってよい。通信リンク124を介する通信は、パケットベースであってよい。通信リンク124及びインターネット122は共に、パケットデータネットワーク(PDN)を介する外部通信を提供するとみなされてよい。
アクセスポイント108は、TWAG112を介してインターネット122又はバックボーン通信ネットワークに接続されてよい。TWAG112は、トラステッド無線アクセスネットワーク(TWAN)へのアクセスを提供することができる。アクセスポイント108は、通信リンク114を介してTWAG112に接続されてよい。通信リンク114は有線接続リンクであってよい。TWAG112は、通信リンク118を介してPDN-GW116に接続されてよい。通信リンク118は有線接続リンクであってよい。通信リンク118はS2a通信リンクであってよい。或いは、アクセスポイント108は、S2b通信リンクを介してPDN-GW116に接続される進化型パケットデータゲートウェイ(ePDG)に接続されてよい。この代替では、ePDGは、非トラステッド無線ローカルエリアアクセスネットワークへのアクセスを、モバイルデバイス102に提供することができる。本明細書に記載の技術は、TWAGによって提供されるTWANとePDGによって提供される非トラステッドWLANの両方に適用可能である。例示のみを目的として、図面及び説明はTWAG/TWANに焦点を合わせることがあるが、それらは、任意のメッセージ又はTWAN/TWAGの任意の操作若しくは構成の生成、送信、受信及び処理は非トラステッドWLAN/ePDGを含む動作環境にも同様に適用可能であるので、そのように限定されない。更に、マルチアクセスPDN接続への非3GPPネットワークアクセスを追加するための本明細書に記載の技術は、TWANに限定されるものではないが、非トラステッドWLANへのアクセスをマルチアクセスPDNに追加することを含むことができる。そのようなものとして、本明細書に記載の技術により、マルチアクセスPDN接続に対するトラステッド又は非トラステッドWLAN接続の提供が可能になり、また、トラステッド及び非トラステッドWLAN接続と3GPP接続との間でIPフローの移行が可能になる。
図1に示されるネットワークエレメントは、パケット交換ネットワークへのアクセスを提供するように動作することができる。一例として、図1に示されるネットワークエレメントは、進化型パケットコア(EPC)に応じて動作することができる。EPCは、3GPPP技術(例えばGSM、GPRS、WCDMA(登録商標)、HSPA及びLTE)と非3GPP技術(例えばWiMAX及びWi-Fi)との間のインターネットワーキングを可能にする、インターネットプロトコル(IP)パケットスイッチコアネットワークである。基地局104は、モバイルデバイス102に3GPP無線ネットワークへのアクセスを提供することができ、アクセスポイント108は、モバイルデバイスに非3GPP無線ネットワークへのアクセスを提供することができるが、EPCにより、IPデータトラフィックは、モバイルデバイス102がどの無線アクセス技術(例えば3GPP又は非3GPP)を用いてインターネット122に接続するのかに関係なく、同様の方式で管理することができる。PDN-GW116は、3GPP無線ネットワークと非3GPP無線ネットワークとの間のモビリティを提供するためのアンカーポイントであるとみなすことができる。TWAG112は、アクセスポイント108を介して利用可能なTWANへのEPCアクセスを提供するとみなすことができる。
モバイルデバイス102は、複数の同時サービスを提供することが可能であってよい。サービスは、インターネットデータ接続を用いるアプリケーションを含むことができる。例えば、モバイルデバイス102は、インターネットブラウジングサービス(例えばハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)接続を介する)、非会話型ビデオストリームサービス及びボイスオーバーIP(VoIP)ストリームサービスを同時に提供することが可能であってよい。各インターネットデータ接続/サービスは、IPフローであるとみなされてよい。IPフローは、基地局104を経由して、又はアクセスポイント108を経由して、インターネット122からモバイルデバイス102に提供されてよい。
基地局104を介して提供されるIPフローは、3GPP無線ネットワークアクセスシステムを経由してモバイルデバイス102に提供されてよい。アクセスポイント108を介して提供されるIPフローは、非3GPP無線ネットワークアクセスシステムを経由して提供されてよい。IPフローが3GPP又は非3GPP無線ネットワークアクセスシステムを介して提供されるかに関わらず、IPフローは、PDN-GW116を介してルートされてよい。モバイルデバイス102に対して提供されるIPフローは、PDN-GW116と関連するとみなされてよい。同様に、PDN-GW116を介してルートされるIPフローは、特定のエンドユーザデバイス(例えばモバイルデバイス102)に関連するとみなされてよい。
IPフローは、1つの無線ネットワークアクセスシステムから別のものに移行されることがある。一例として、IPフローは、3GPP無線ネットワークアクセスシステムを介して提供される(例えばモバイルデバイス02と基地局104との間の通信を介する)ものとから、非3GPP無線ネットワークアクセスシステムを介する(例えば、モバイルデバイス102とアクセスポイント108との間の通信を介する)ものに移行されることがある。同様に、IPフローは、非3GPP無線ネットワークアクセスシステムを介する(例えば、モバイルデバイス102とアクセスポイント108との間の通信を介する)ものから、3GPP無線ネットワークアクセスシステムを介する(例えば、モバイルデバイス102と基地局104との間の通信を介する)ものに移行されることがある。第1の無線ネットワークアクセスシステムから第2の無線ネットワークアクセスシステムへのIPフローの移行は、モバイルデバイス102により、又は無線アクセスシステムのネットワークコンポーネント(例えばPDN-GW116)により、開始されてよい。第1の無線ネットワークアクセスシステムから第2の無線ネットワークアクセスシステムへのIPフローの移行は、IPフローモビリティと呼ばれることがある。
本明細書には、モバイルデバイス102によって開始される、又は無線ネットワークアクセスシステムのネットワークコンポーネント若しくはインフラコンポーネントによって開始されるIPフローモビリティを含むIPフローモビリティのための技術が開示される。本明細書には更に、ネットワークベースのプロトコルを用いて、IPフローモビリティの管理、開始及び実行を提供するネットワークベースのIPフローモビリティ(NBIFOM)のための技術が開示される。ネットワークベースのプロトコルを用いることにより、IPフローモビリティは、第1及び第2の無線ネットワークアクセスシステムをサポートするコア間ネットワーク内で発生するIPフローモビリティを伴う、モバイルデバイス102又はネットワークコンポーネント若しくはインフラコンポーネントによって開始されてよい。本明細書に開示されるIPフロー技術は、モバイルデバイス102が3GPP無線ネットワークの異なる領域とローカルで提供される異なる非3GPP無線ネットワークとの間を移行するので、サービス継続性を有効にすることができ、また、サービスにおいて分断を生じることなく、モバイルデバイス102は、異なる無線ネットワークアクセスシステム間で既存のIPフローを移行することができる。
異なる利用可能な無線ネットワークアクセスシステム間でのIPフローの分布は、コアネットワーク、モバイルデバイス102又はネットワークのオペレータによって提供されるポリシー及び/又は規則に基づくことができる。3GPPと非3GPPのアクセスが両方とも利用可能であるとき、IPフロー規則を用いて、提供するアクセスの種類に関するデフォルトの規則を、フローの特定のタイプに設定することができる(例えば、デフォルトでのビデオストリーミングIPが、利用可能なときにWi-Fiネットワークに移行される)。IPフロー規則は、フローの特性(例えばサービス品質(QoS)要件)、ユーザ又はネットワークオペレータの選択、ユーザ適用選択(例えばアクセス選択)、及び/又は利用可能なアクセスの性能(例えば、ネットワーク輻輳)又はモビリティイベント(例えば、利用可能な非3GPPアクセスからのモバイルデバイス102の移行)に基づいて、IPフロー移行を開始するためのトリガを含む、フローの分布をガイドすることができる。本明細書には、IPフロー規則を提供し、それに応じて動作して、モバイルデバイス102へのシームレスなインターネットデータ接続を提供するための技術が開示される。
ルーティング規則は、ルーティングフィルタ及び/又はルーティングアクセスタイプの仕様を含んでよい。ルーティングフィルタは、1以上のIPフローを特定することのできるIPヘッダパラメータの値又は範囲を含んでよい。ルーティングアクセスタイプは、特定のIPフローがルーティングされる特定のアクセスネットワーク(例えば3GPP又はWLAN)を識別することができる。したがって、ルーティング規則は、どのタイプのIPフローが各タイプのアクセスを介して提供されるかを指定することができる。ルーティング規則は、特定のIPフロー又は特定のタイプのIPフローを移行させるための条件、パラメータ又は選択を含むことができる。
本明細書に開示された技術に従って実施されるIPフローモビリティの例として、モバイルデバイス102のユーザは、最初に、基地局104と通信することによって提供される第1の無線ネットワークアクセスシステムのみに接続することができる。モバイルデバイス102は、ビデオストリームIPフローと電子メールデータ接続IPフローを同時に提供されることができる。それから、モバイルデバイス102は、アクセスポイント108に近接することができる。アクセスポイント108は、モバイルデバイス102に、第2の無線ネットワークアクセスシステムへの接続性を提供することができる。第2の無線ネットワークシステムは、例えばWi-Fiネットワークであってよい。Wi-Fiネットワークは、ユーザに対して、無償でインターネット122への接続性を提供することができる。更に、Wi-Fiネットワークは、特定の期間において、第1の無線ネットワークアクセスシステムよりもより高い帯域幅とより良好なQoS接続を提供することができる。結果として、IPフロー規則(又はルーティング規則)に基づき、ビデオストリームのIPフローは、第1の無線ネットワークアクセスシステムからWi-Fiネットワークに移行されてよい。ビデオストリームIPフローはPDN-GW116を介してルーティングされてよく、それにより、モバイルデバイス102のユーザの観点からシームレスなIPフローモビリティ変化を保証することができる。IPフローは、3GPPと非3GPPネットワークの両方へのアクセスを提供する単一のPDN接続を介して提供されるので、PDN-GW116は、したがって、複数のアクセス(マルチアクセス)PDNとして動作することができる。電子メールデータ接続IPフローは、第1の無線ネットワークアクセスシステムを介して提供されることを維持又は継続することができる。後の時点で、例えば、Wi-Fiネットワークが利用可能になった(例えば、モバイルデバイス102がアクセスポイント108によって提供されるカバレッジエリアから移動した)ときに、ビデオストリームIPフローは、第1の無線ネットワークアクセスシステムに戻ってよい。
本明細書では、IPフローが第1の無線通信アクセスシステムから第2の無線通信アクセスシステムに移行される技術が開示される。特に、特定の技術によれば、1以上のIPフローが、3GPP無線アクセス通信ネットワークから非3GPP無線アクセス通信ネットワークに移行されてよい。更に、特定の技術によれば、1以上のIPフローが、非3GPP無線アクセス通信ネットワークから3GPP無線アクセス通信ネットワークに移行されてよい。3GPP無線アクセス通信ネットワークはロングタームエボリューション(LTE)ネットワークであってよい。非3GPP無線アクセス通信ネットワークはWi-Fiネットワークであってよい。
本明細書に開示される技術は、モバイルデバイス102とTWAG112が通信するために用いる通信プロトコルへの拡張と、TWAG112とPDN-GW116が3GPP無線ネットワークアクセスシステムと非3GPP無線ネットワークアクセスシステムとの間のIPフローモビリティを実現するために通信するために用いる通信プロトコルへの拡張と、を提供する。本明細書に開示される技術により、IPフローは3GPP無線アクセスシステムから非3GPP無線アクセスシステムに移動することができ、また、IPフローは、非3GPP無線アクセスシステムから3GPP無線アクセスシステムに移動することができる。
本明細書に開示される無線リンク制御プロトコル(WLCP)への拡張は、UE102とTWAG112との間の通信を提供するために採用されてよく、また、IPフローモビリティを容易にするための基礎を提供することができる。一般的な無線パケットサービス(GPRS)トンネリングプロトコル(GTP)トンネルプロトコル汎用パケット無線サービス(GPRS)への拡張は、TWAG112とPDN-GW116との間の通信を提供するために採用されてよく、また、IPフローモビリティを容易にするための基礎を提供することができる。実施形態はこれらの例示的な技術に限定されない。
図2は、本明細書に記載の1以上の実施形態によって実行される動作を表すことのできるメッセージフロー200の一実施形態を示す。メッセージフロー200は、複数のネットワークエレメント間で交換される例示的なメッセージを示す。図2に示されるように、メッセージフロー200は、UE202、TWAG204、PDN-GW204、ホームポリシー・アンド・チャージングルール・ファンクション(hPCRF)208、認証、許可及びアカウンティング(AAA)機能を有するホーム加入者サーバ(HSS)210、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)212及びeNB214間の通信を示す。
メッセージフロー200は、非3GPP無線通信ネットワークへのアクセスを追加するためのUE開始のメッセージフロー222を含んでよい。メッセージフロー222は、UE202が非3GPP無線ネットワーク(例えばWi-Fiネットワーク)への接続を追加できるようにするための、1以上のネットワーク構成エレメントまたはデバイスによって実施されるステップ又は動作を含んでよい。
動作ステップ216,218及び220は、メッセージフロー222を進めることができる。ステップ216では、UE202は3GPP無線ネットワークアクセスシステムに接続する。そのようなものとして、UE202は、3GPPネットワークを介してPDN-GW206を介するインターネット接続を有することができる。メッセージフロー222は、その後、UE202に関して、PDN-GW206を介して非3GPP接続を追加するために使用又は実施されてよい。ステップ218では、UE202は、基地局214と通信することにより、無線アクセスネットワーク(RAN)からのデータトラフィックをステアリングするための規則及び/又はポリシーを取得することができる。その代替又は追加として、ステップ220では、UE202は、ANDSF212からデータトラフィックをステアリングするための規則及び/又はポリシーを取得することができる。UE202とANDSFは、s14インタフェースを介して通信することができる。データトラフィックをステアリングするための規則及び/又はポリシーは、UE202に、IPフローを管理するための規則を提供することができる(例えば、3GPPネットワークと非3GPPネットワークとの間にどの程度異なるIPフローが分布するのかを決定する)。このような規則及び/又はポリシーは、特定のタイプのIPフローに用いられる無線アクセスのタイプを特定することができる(例えば、全てのビデオIPフローは、アクセスが利用可能である場合に3GPP無線アクセスを介してルーティングされる)。規則及び/又はポリシーは、例えば、ユーザ選択、ネットワーク構成、データトラフィック状況、QoS要件、信号強度及び帯域幅の利用可能性に基づいてよい。
メッセージフロー222は、UE202がWLCP PDN接続要求メッセージを生成するステップ224から開始されてよい。WLCP PDN接続要求メッセージは、UE202によって送信され、TWAG204によって受信されてよい。WLCP PDN接続要求メッセージは、PDN-GW206に対する別個の新しい接続の作成とは対照的に、利用可能な非3GPP無線ネットワーク(UE202によって認識及び/又は識別される)へのアクセスが既存のPDN-GW206接続に追加されることを示すことができる。指示は、追加のアクセス接続としてWLANを追加することにより、既存のPDN-GW 206接続が多重アクセスPDN接続として提供されることを特定することができる。この指示は、既存のPDN-GW206接続の仕様を特定するようにWLCP PDN接続要求メッセージ224の要求タイプフィールドを設定することによって、作成されてよい。一実施形態では、要求タイプフィールドは、同じことを示すIPフローモビリティ又は代替値若しくは設定に設定されてよい。したがって、TWAG206は、UE202からのWLCP PDN接続要求メッセージを、UE202が、3GPPネットワークを介してインターネット接続を提供するのに既に使用されている既存のPDN-GW206接続(マルチアクセスPDN接続となる接続を提供することにより)を介して、非3GPPネットワークへのアクセスの開始を試みているという指示であるとして解釈する。
WLCP PDN接続要求メッセージは、更新されたルーティング規則を含んでよい。更新されたルーティング規則は、1以上のIPフローのハンドリングを特定してよい。例えば、更新されたルーティング規則は、特定のタイプのIPフローがどのような状況下で第1の無線ネットワークアクセスシステムから第2の無線ネットワークアクセスシステムにルーティングされるのかを特定することができる。更新されたルーティング規則は、WLCP PDN接続要求メッセージのプロトコル構成オプション(PCO)に含まれてよい。或いは、更新されたルーティング規則は、WLCP PDN接続要求メッセージに直接追加されてよい。UE202は、更新されたルーティング規則を新しいルーティング規則として特定することができる。UE202は、更新されたルーティング規則を変更されたルーティング規則として特定することができる。変更されたルーティング規則は、既存のルーティング規則のルーティングアクセスタイプ(例えば、3GPP又は非3GPPネットワークルーティング)を調整することができる。一例として、変更されたルーティング規則は、特定のアクセス(結合インジケータ(BID)によって識別される)を介する特定のデータトラフィック(例えばフロー識別子(FID)によって識別される)のルーティングを特定することができる。
更に、更新されたルーティング規則は、単純に既存のルーティング規則を除去することができる。新しいルーティング規則の場合、UE202は、新しいFIDモビリティオプションを特定することができる。更に、UE202は、新しいルーティングフィルタ記述をWLCP PDN接続要求メッセージに含めることができる。
ステップ226では、TWAG204がセッション作成要求メッセージ226を生成する。セッション作成要求メッセージは、UE202によって特定された更新されたルーティング規則を含むことができる。TWAGは、セッション作成要求メッセージをPDN-GW206に送信してよい。そのようなものとして、更新されたルーティング規則はPDN-GW206に提供されてよい。更新されたルーティング規則は、セッション作成要求メッセージのPCOに含まれてよい。セッション作成要求メッセージは、GTPを用いてPDN-GW206に提供されてよい。
ステップ228では、PDN-GW206はhPCRF208とインタラクトしてよい。特に、PDN-GW206は、IP接続アクセスネットワーク(IP-CAN)セッション確立プロシージャを開始してよい。ステップ230では、PDN-GW206とHSS/AAA210とが通信して、PDN-GWアドレスを更新してよい。ステップ232では、PDN-GW206がセッション作成応答メッセージを生成し、メッセージをTWAG204に送信してよい。ステップ234では、TWAG204とPDN-GW206との間にGTPトンネルが確立されてよい。ステップ236では、TWAG204がPDN接続受入れメッセージを生成及び送信してよい。ステップ238では、UE202がPDN接続完了メッセージを生成お及び送信してよい。
ステップ240では、TWAG204はWLCP PDN接続応答を生成してよい。WLCP PDN接続応答メッセージ240は、要求された非3GPP無線アクセスが既存のPDN-GW206接続を介して(マルチアクセスPDN接続を介して)利用可能であることを示すことができる。WLCP PDN接続応答メッセージ240は、ステップ224で提供されたWLCP PDN接続要求メッセージにおいてUE202によって要求された更新ルーティング規則を、例えば、PDN-GW206が後続のIPフロー移行を可能にすることにより、更新されたルーティング規則が受け入れられたという確認として含むことができる。更新されたルーティング規則は、WLCP PDN接続応答メッセージのPCOフィールドに追加されてよい。或いは、更新されたルーティング規則は、WLCP PDN接続応答メッセージに直接追加されてよい。
論理フロー/メッセージフロー222の終わりには、UE202は、同じ以前の既存のPDN-GW206接続を介して(例えば、それによりマルチアクセスPDN接続が作成される)、3GPPと非3GPPの無線ネットワークアクセスを有することができる。メッセージフロー222を実施して、3GPPアクセスを既存のPDN接続に追加することもできる。例えば、UE202は、メッセージフロー222を開始する前に非3GPPアクセスのみを有してよい。その後メッセージフロー222を実施して、3GPPネットワーク接続をPDN-GW206に追加することができる。
図3は、本明細書に記載の1以上の実施形態によって実行される動作を表すことのできるメッセージフロー300の一実施形態を示す。メッセージフロー300は、複数のネットワークエレメント間で交換される例示的なメッセージを示す。図3に示されるように、メッセージフロー200は、UE202、TWAG204、PDN-GW204、hPCRF208、HSS/AAA210、ANDSF212及びeNB214間の通信を示す。
メッセージフロー300は、非3GPP無線通信ネットワークと3GPP無線通信ネットワークとの間でIPフローを移行させるためのUE開始のメッセージフロー304を含んでよい。図3に示されるように、UE202は、ステップ302によって表されるように、同じ既存のPDN-GW206接続を介して(例えばマルチアクセスPDN接続を介して)、非3GPPと3GPPの両方の無線ネットワークアクセスを有することができる。ステップ302では、1以上のIP既存フローは、非3GPP無線ネットワークアクセスを介してルーティングされてよく、1以上の既存のIPフローは、同時に3GPP無線ネットワークアクセスを介してルーティングされてよい。UE開始のメッセージフロー304は、1以上のIPフローを非3GPP無線ネットワークから3GPP無線ネットワークに移行するための、或いは1以上のIPフローを3GPP無線ネットワークから非3GPP無線ネットワークに移行するための、UE開始のIPフローモビリティプロセスであってよい。
ステップ306では、UE202は、WLCPフローモビリティ要求メッセージを生成してよい。WLCPフローモビリティ要求メッセージは、移行されるIPフローの指示を含むことができる。例えば、WLCPフローモビリティ要求メッセージは、1以上のIPフローの識別を含むことができ、対応して、1以上のIPフローの各々がどこに移行されるかを示すことができる。WLCPフローモビリティ要求メッセージは、1以上のIPフローに関する更新されたルーティング規則を含むことができる。更新されたルーティング規則は、WLCPフローモビリティ要求メッセージのPCOフィールドに含まれてよい。代替として、既存のWLCPメッセージは、IPフローモビリティに既存のWLCPメッセージのPCOフィールドに含まれるルーティング規則を求めるために用いられてよい。
UE202は、WLCPフローモビリティ要求メッセージをTWAG204に送信してよい。これに応じて、TWAG204は、ステップ308でベアラリソースコマンド又はベアラ修正要求メッセージを生成してよい。ベアラリソースコマンド又はベアラ修正要求メッセージは、メッセージのPCOフィールドに更新されたルーティング規則を含むことができる。或いは、ベアラリソースコマンド又はベアラ修正要求メッセージは、更新されたルーティング規則をメッセージに直接含めることができる。ベアラリソースコマンド又はベアラ修正要求メッセージは、更新されたルーティング規則に関連するIPフローを識別することもできる。一例として、ベアラリソースコマンド又はベアラ修正要求メッセージは、FIDを含むことができる。TWAGは、ベアラリソースコマンド又はベアラ修正要求メッセージをPDN-GW206に送信してよい。
ステップ310では、PDN-GW206及びhPCRF208はインタラクトしてよい。PDN-GW206及びhPCRF208は、IP-CANセッション確立プロシージャ又はIP-CANセッション変更プロシージャを開始してよい。このインタラクションの一部として、hPCRF208は更新されたルーティング規則を記憶してよい。hPCRF208は、更新されたルーティング規則に基づいてポリシーアンドチャージング制御(PCC)規則を更新してもよい。hPCRF208はそれからアクノレッジメントをPDN-GW206に提供してよく、任意の更新されたPCC規則を適宜含めてもよい。
ステップ312では、PDN-GW206は、ベアラリソースコマンド又はベアラ変更応答メッセージを生成してよい。生成されたベアラリソースコマンド又はベアラ変更応答メッセージは、TWAG204に送信されてよい。ステップ312の一部として、PDN-GW206は、3GPP技術仕様書(TS)23.401に記載されるような専用のベアラ起動プロシージャ、ベアラ変更プロシージャ又はベアラ解除プロシージャを実施してよい。ステップ312の一部として、PDN-GW206は、hPCRFに、提供されたPCC規則又は決定が施行され得るか否かを示してよい。TWAG204に送信されたベアラリソースコマンド又はベアラ変更応答メッセージは、IPフローにおける要求された変更が実施され得るか否かを示すことができる。ベアラリソースコマンド又はベアラ変更応答メッセージは、メッセージのPCOフィールドに更新されたルーティング規則を含むこともできる(例えば、更新されたルーティング規則の受入れの指示として)。或いは、ベアラリソースコマンド又はベアラ修正要求メッセージは、更新されたルーティング規則をメッセージに直接含めることができる。
ステップ314では、TWAGは、WLCPフローモビリティ応答メッセージを生成してよい。WLCPフローモビリティ応答メッセージは、ステップ306でUE202により要求及び開始されたIPフロー変更が実施可能か否か、又は実施されるか否かを示すことができる。TWAGは、WLCPフローモビリティ応答メッセージをUE202に送信することができる。WLCPフローモビリティ応答メッセージは、更新された規則が受け入れられ、実施可能であるか実施される予定であることの指示として、要求された更新されたルーティング規則を、WLCPフローモビリティ応答メッセージのPCOフィールドに含むことができる。
図4は、本明細書に記載の1以上の実施形態によって実行される動作を表すことのできるメッセージフロー400の一実施形態を示す。メッセージフロー400は、複数のネットワークエレメント間で交換される例示的なメッセージを示す。図4に示されるように、メッセージフロー400は、UE202、TWAG204、PDN-GW204、hPCRF208、HSS/AAA、ANDSF212及びeNB214間の通信を示す。
メッセージフロー400は、非3GPP無線通信ネットワークと3GPP無線通信ネットワークとの間でIPフローを移行させるためのネットワーク開始のメッセージフロー408を含んでよい。ネットワーク開始とは、UE202以外の3GPP無線通信ネットワーク(例えばPDN-GW206によって開始される)のコンポーネントが、UE202に対して提供される1以上のIPフローが移行又は調整されることを決定することを指す。
動作ステップ216、402、404、406、302は、メッセージフロー408を進めることができる。ステップ216では、UE202が3GPP無線ネットワークアクセスシステムに接続される。そのようなものとして、UE202は、3GPP無線ネットワークを経由してPDN-GW206を介するインターネット接続を提供されてよい。ステップ402では、PDN-GW206は、eNB214と通信することにより、データトラフィックをステアリングするための規則及び/又はポリシーをRANから取得してよい。その代替又は追加として、ステップ404では、PGN-GW206は、データトラフィックをステアリングするための規則及び/又はポリシーをANDSF212から取得してよい。PDN-GW206及びANDSF212は、s15インタフェースを介して通信してよい。PDN-GW206は、PDN-GW206へのアクセスを有するオペレータにより、ローカルでルーティング規則を提供されてもよい。データトラフィックをステアリングするための規則及び/又はポリシーは、PDN-GW206に、IPフローを管理する(例えば、どの程度異なるUE202に関連するIPフローを管理するのかを決定する)ための規則を提供することができる。このような規則及び/又はポリシーは、特定のタイプのIPフローに用いられる無線アクセスのタイプを特定することができる(例えば、全てのビデオIPフローは、アクセスが利用可能である場合に3GPP無線アクセスを介してルーティングされる)。規則及び/又はポリシーは、例えば、ユーザ選択、ネットワーク構成、データトラフィック状況、QoS要件、信号強度及び帯域幅の利用可能性に基づいてよい。
ステップ406では、ステップ216で最初に利用可能な既存のPDN-GW206接続を介して、UE202に非3GPP無線ネットワークアクセスが提供される(例えば、それによりマルチアクセスPDN接続を開く)。ステップ406は、図2に関連して説明されたメッセージフロー222に従って実施されてよい。したがって、ステップ406は、既存のPDN-GW206接続を介してUE202に非3GPP無線ネットワークアクセスを提供する一連のサブステップを通じて、実施されてよい。ステップ406に続いて、メッセージフロー408の開始の前に、UE202は、ステップ302に示されるように、既存のPDN-GW206接続を介して非3GPPと無線ネットワークの両方へのアクセスを提供されてよい(例えば、マルチアクセスPDN接続)。この動作状態になった後、ネットワーク開始のIPフローモビリティシーケンス408が実施されてよい。
メッセージフロー408の一部として、ステップ410では、PGN-GW206がhPCRF208とIP-CANセッション変更プロシージャ410を開始する。IP-CANセッション変更プロシージャの一部として、PGN-GW206は、非3GPP無線ネットワークについての情報をhPCRF208に提供してよい。hPCRF208は、ベアラバインディング・イベントレポーティングファンクション(BBERF)(PDN-GW206と共に位置してよく、或いはPDN-GW206の機能部分であってよい)がQoS要件を通知されることを保証してよい。これは、3GPP TS23.203に規定されるようなゲートウェイ制御セッション及びQoS規則提供プロシージャによって完了されてよい。
ステップ412では、PDN-GW206は、ベアラ更新要求メッセージを生成してよい。ベアラ更新要求メッセージは、第1の無線ネットワークアクセスから第2の無線ネットワークアクセスに移行されるUE202に関連するIPフローを識別することができる。ベアラ更新要求メッセージは更に、更新されたルーティング規則を含む追加的なIPフロー情報を提供することができる。更新されたルーティング規則は、メッセージに直接含まれてよく、或いは、メッセージのPCOフィールドに含まれてよい。更新されたルーティング規則は、ベアラ更新要求メッセージのPCOフィールドに配置されてよい。PDN-GW206は、ベアラ更新要求メッセージをTWAG204に送信してよい。
ステップ414では、TWAG204は、WLCPフローモビリティ指示メッセージを生成してよい。WLCPフローモビリティ指示メッセージはUE202に送信されてよい。WLCPフローモビリティ指示メッセージは、UE202に、そのIPフローの1以上に対して実行可能又は実行予定の変更を通知することができる。WLCPフローモビリティ指示メッセージは、更新されたルーティング規則の指示を提供することもできる。更新されたルーティング規則は、WLCPフローモビリティ指示メッセージにおいて直接搬送されてよく、或いは、WLCPフローモビリティ指示メッセージのPCOフィールドに配置されてよい。
ステップ416では、UE202は、WLCPフローモビリティ受入れメッセージを生成してよい。WLCPフローモビリティ受入れメッセージは、3GPP無線アクセスネットワークによって指示及び開始されたように、1以上の更新されたルーティング規則に基づいて移行及び/又は調整されるIPフローについてのアクノレッジメントの指示を含むことができる。UE202によって受入れ又はアクノレッジされた更新されたルーティング規則は、WLCPフローモビリティ受入れメッセージのPCOフィールドに配置されてよい。WLCPフローモビリティ受入れメッセージは、TWAG204に送信されてよい。
ステップ418では、TWAG204は、ベアラ更新応答メッセージを生成してよい。ベアラ更新応答メッセージは、UE202がネットワーク開始のIPフロー管理をアクノレッジ及び/又は受入れしたことを示すことができる。TWAG204は、ベアラ更新応答メッセージをPDN-GW206に送信してよい。ベアラ更新応答メッセージは、更新されたルーティング規則をメッセージに直接含むことができ、或いは、メッセージのPCOフィールドに含むことができる(例えば、ルーティング規則がアクノレッジされたという指示として)。
UE202は、非3GPP無線ネットワークアクセスシステムに移行されたUE202に関連するIPフローの全て有してよい。その際、3GPP無線ネットワークアクセスシステム(例えばLTE無線ネットワークシステム)を介してUE202と関連するIPフローはない。UE202を3GPPネットワークへのアクセスからデタッチし、その後再アタッチすることは、面倒なプロセスであることがあり、帯域幅集中シグナリングを要することがある。
したがって、一部の実施形態では、UE202が3GPPネットワークを介するIPフローを既に有さないとき、UE202は、3GPPネットワークを介するルーティングエリア更新(RAU)又はトラッキングエリア更新(TAU)を時折又は定期的に実行して、UE202への3GPPネットワーク接続を維持するように動作してよい。
更に、一部の実施形態では、3GPPネットワークにとって、UE202が3GPPネットワークを介するIPフローを既に有さないとき、UE202をデタッチしないことが望ましい。このような状況でUE202への3GPP接続を維持するために、PDN-GW206は、3GPPネットワーク接続(例えばLTEネットワーク通信)が維持され、停止又はデタッチされないという指示を受信し処理してよい。指示は、ネットワークベースのIPフローモビリティに関して、UE202に対して利用可能な3GPPネットワーク接続が構成されるという指示であってよい。一例として、指示は、WLCP PDN接続要求メッセージ(例えば、メッセージフロー222のステップ224で生成される)における要求タイプフィールドの設定であってよい。この指示に基づき、PDN-GW206は、UE202との3GPPネットワーク接続を維持してよい(例えば、PDN-GW206と、UE202にサービス提供する対応するeNBとを介して)。
UE202がオフに切り替えられた場合、或いはUE202とのPDN-GW206接続が全て停止された場合PDN-GW206はデタッチプロシージャを開始してよい。一部の実施形態では、PDN-GW206は、特定期間、UE202への3GPPネットワーク接続を維持してよい(IPフローを欠く)。一例として、PDN-GW206は、PDN-GW206が全てのIPフローが3GPPネットワークから非3GPPネットワークに移行したと実質的に決定した実質的な時間に、タイマーを開始してよい。タイマー満了の前に3GPPネットワーク接続上でIPフローが搬送されない限り、タイマーの満了時、PDN-GW206は、UE202との3GPPネットワーク接続を停止してよい。PDN-GW206は、ネットワークのオペレータの選択(例えば、オペレータのPDN-GW206の構成)、ネットワーク負荷、PDN-GW206に関連するUE202又は他のUEに対して提供されるIPフローのタイプに基づき、UE202が3GPPネットワークアクセスからデタッチされるべきか否かを決定してもよい
図5は装置500のブロック図を示す。装置500は、UE開始のIPフローモビリティ及び/又はネットワーク開始のIPフローモビリティへの応答に関する技術を実施するUEを表すことができる。そのようなものとして、装置500は、図2〜4に関連して説明された、本明細書に記載のUE202を含むメッセージフローの一部(UE202が関与するメッセージの生成、送信、受信及び処理等)を実施してよい。図5に示されるように、装置500は、プロセッサ回路502、記憶部504、通信コンポーネント506及びディスカバリ管理コンポーネント508等の複数の要素を備えることができる。しかしながら実施形態は、この図に示される要素の種類、数又は配置に限定されない。
一部の実施形態では、装置500はプロセッサ回路302を備えてよい。プロセッサ回路502は、任意のプロセッサ又は論理デバイスを用いて実施されてよく、例えば、複合命令セットコンピュータ(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)マイクロプロセッサ、超長命令語(VLIW)マイクロプロセッサ、x86命令セット対応プロセッサ、命令セットの組合わせを実施するプロセッサ、マルチコアプロセッサ(デュアルコアプロセッサやデュアルコアモバイルプロセッサ等)その他のマイクロプロセッサ又は中央処理装置(CPU)を用いて実施されてよい。プロセッサ回路502は、コントローラ、マイクロコントローラ、組込みプロセッサ、チップマルチプロセッサ(CMP)、コプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ネットワークプロセッサ、メディアプロセッサ、入出力(I/O)プロセッサ、媒体アクセス制御(MAC)プロセッサ、無線ベースバンドプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プログラマブル論理回路(PLD)等の、専用プロセッサとして実現されてもよい。一実施形態では、例えば、プロセッサ回路502は、インテル社(カリフォルニア州サンタクララ)製のプロセッサ等の汎用プロセッサとして実現されてよい。実施形態はこの背景に限定されない。
様々な実施形態では、装置500はメモリユニット504を備えてよく、或いは、通信可能に結合するように配置されてよい。メモリユニット504は、揮発性メモリや不揮発性メモリ等の、データを記憶可能な任意の機械可読又はコンピュータ可読の媒体を用いて実施されてよい。例えば、メモリユニット504は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、ダブルデータレートDRAM(DDRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、強誘電性ポリマーメモリ等のポリマーメモリ、オボニックメモリ、相変化又は強誘電体メモリ、シリコン−酸化物−窒化物−酸化物−シリコン(SONOS)メモリ、磁気又は光カード、或いは、情報を記憶するのに適した任意の他のタイプの媒体を含んでよい。留意すべきこととして、メモリユニット504の一部又は全部は、プロセッサ回路502としての同じ集積回路に含まれてよく、或いは、メモリユニット504の一部又は全部は、プロセッサ回路502の集積回路の外部に存在する集積回路その他の媒体(例えばハードディスクドライブ)上に設けられてよい。メモリユニット504は図5の装置500に含まれるが、一部の実施形態では、メモリユニット504は装置500の外部に存在してよい。実施形態はこの背景に限定されない。
様々な実施形態では、装置500は通信コンポーネント506を備えてよい。通信コンポーネント506は、1以上のリモートデバイスにメッセージを送信し、且つ/又は1以上のリモートデバイスからのメッセージを受信するように動作する論理回路、回路及び/又は命令を備えてよい。一部の実施形態では、通信コンポーネント506は、1以上の有線接続、1以上の無線接続又は両方の組合わせを介して、メッセージを送信及び/又は受信するように動作してよい。様々な実施形態では、通信コンポーネント506は、このような通信をサポートする様々な動作を実行するように動作する論理回路、回路及び/又は命令を追加的に備えてよい。このような動作の例としては、送信及び/又は受信のパラメータ及び/又はタイミングの選択、パケット及び/又はプロトコルデータユニット(PDU)構築及び/又は脱構築、符号化及び/又は復号化、誤り検出、並びに/又は誤り訂正が挙げられる。実施形態はこれらの例に限定されない。
一部の実施形態では、装置500は管理コンポーネント508を備えてよい。
管理コンポーネント508は、装置500の機能動作を管理する(例えば、通信コンポーネント506にメッセージを生成及び送信し且つ/又はメッセージを受信及び処理するように指示する)ように動作する論理回路、回路及び/又は命令を備えてよい。実施形態はこの背景に限定されない。
また、図5はシステム520のブロック図を示す。システム520は、装置500の上述の要素のいずれかを備えてよい。システム520は更に、無線周波数(RF)送受信器522を備えてよい。RF送受信器522は、様々な適切な無線通信技術を用いて信号を送受信可能な1以上の無線機を備えてよい。そのような技術は、1以上の無線ネットワーク間の通信を含んでよい。例示的な無線ネットワークは(限定ではない)、セルラ無線アクセスネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、無線メトロポリタンエリアネットワーク(WMAN)及び衛星ネットワークを含む。このようなネットワークを介する通信では、RF送受信器522は、任意のバージョンの1以上の適用可能な規格に従って動作してよい。実施形態はこの背景に限定されない。
様々な実施形態では、システム520は1以上のRFアンテナ524を備えてよい。任意の特定のRFアンテナ524の例としては、限定ではないが、内部アンテナ、無指向性アンテナ、モノポールアンテナ、ダイポールアンテナ、エンドフェッドアンテナ、円偏波アンテナ、マイクロストリップアンテナ、ダイバーシティアンテナ、デュアルアンテナ、トライバンドアンテナ、クワッドバンドアンテナ等が挙げられる。一部の実施形態では、RF送受信器522は、1以上のRFアンテナ524を用いて、メッセージ及び/又はデータを送信及び/又は受信するように動作してよい。実施形態はこの背景に限定されない。
様々な実施形態では、システム520はディスプレイ526を備えてよい。ディスプレイ526は、プロセッサ回路502から受信された情報を表示可能な任意のディスプレイ装置を有してよい。ディスプレイ526の例としては、テレビ、モニタ、プロジェクタ、コンピュータ画面が挙げられる。一実施形態では、例えば、ディスプレイ526は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)その他の種類の適切な視覚的インタフェースによって実施されてよい。ディスプレイ526は、例えば、タッチセンシティブディスプレイ画面(“タッチ画面”)を有してよい。一部の実施では、ディスプレイ526は、埋設トランジスタを含む1以上の薄膜トランジスタ(TFT)LCDを有してよい。しかしながら、実施形態はこれらの例に限定されない。
様々な実施形態では、通信コンポーネント506は、eNB528とメッセージを送受信するように動作してよい。eNB528は、図2〜4に関連して図示及び説明されたeNB214を表すことができる。eNB528との通信は、1以上のセルラ通信プロトコルに従う無線データ通信530を介して実施されてよい。更に、通信コンポーネント506は、TWAG532とメッセージを送受信するように動作してよい。TWAG532は、図2〜4に関連して図示及び説明されたTWAG204を表すことができる。TWAG532との通信は、図2〜4に関連して図示及び説明された動作環境200,300,400に関連して言及されたWLCP通信リンク534を用いて、実施されてよい。
様々な実施形態では、管理コンポーネント508は、IPフローポリシーモジュール510、非3GPP接続モジュール512、3GPP接続モジュール514、UEフロー管理モジュール516及びネットワークフロー管理518を有してよい。IPフローポリシーモジュール510は、装置500に関連するIPフローを統制する任意の規則の提供を命令してよい。IPフローポリシーモジュール510は、通信コンポーネント506に、データトラフィックステアリングポリシー及び/又は補助情報をeNB528又はANDSF(例えばANDSF212)から受信するように命令してよい。IPフローポリシーモジュール510は、装置500が、例えば図2〜4の動作環境200,300,400に関連して図示及び説明された任意のネットワークエレメントにより、装置500に対して提供されたルーティング規則に従って動作することを保証してよい。
様々な実施形態では、非3GPP接続モジュール512は、装置500に関連する任意の非3GPP無線ネットワーク通信の提供を命令してよい。例えば、非3GPP接続モジュール512は、1以上のWi-Fi無線ネットワークとの通信を管理してよい(TWANを含む)。非3GPP接続モジュール512は、装置500に、装置500に対して既存のPDN接続を介して非3GPP無線ネットワークアクセスを追加して、マルチアクセスPDN接続を形成するために、メッセージフロー222の一部を実行するように命令してよい。そのようなものとして、非3GPP接続モジュール512は、通信コンポーネント506に、WLCP PDN接続要求メッセージを生成及び送信し、且つ、WLCP PDN接続応答メッセージを受信及び処理するように命令してよい。非3GPP接続モジュール512は、装置500に、IPフローポリシーコンポーネント510によって提供された任意のIPフロールーティング規則に従う任意の非3GPP無線接続を介して提供される任意のIPフローを維持するように命令してよい。
様々な実施形態では、3GPP接続モジュール514は、装置500に関連する任意の3GPP接続の提供を命令してよい。3GPP接続モジュール514は、通信コンポーネント506に、eNB528との任意の通信メッセージを生成及び送信し、且つ/又は受信及び処理するように命令してよい。3GPP接続モジュール514は、装置500に、IPフローポリシーコンポーネント510によって提供された任意のIPフロールーティング規則に従う任意の3GPP無線接続を介して提供された任意のIPフローを維持するように命令してよい。3GPP接続モジュール514は、全ての装置に関連するIPフロー500が非3GPPネットワークアクセスに移行し、結果として3GPPネットワーク接続上にIPフローが存在しないとき3GPPネットワークアクセスを維持してもよい。一例として、3GPP接続モジュール514は、装置にRAU及び/又はTAU動作を実行する(例えば、周期的又は時折)ように命令することにより、3GPPネットワーク接続を維持してよい。
様々な実施形態では、UEフロー管理モジュール516は、任意のUE開始のIPフローモビリティプロシージャを実施してよい。UEフロー管理モジュール516は、装置500に、フローモビリティプロシージャを開始するように命令してよい。UE開始のフローモビリティプロシージャは、1以上のフローを第1の無線ネットワークアクセスから第2の無線ネットワークアクセスに移行することを含んでよい。開始されたフローモビリティプロシージャは、1以上のIPフローについてルーティング規則を更新することを含んでもよい。UEフロー管理モジュール516は、装置500に、図3に関連して図示及び説明されたように、UE開始のメッセージフロー304の、非3GPP無線通信ネットワークと3GPP無線通信ネットワークとの間でIPフローを移行する部分を実施するように命令してよい。そのようなものとして、UEフロー管理モジュール516は、通信コンポーネント506に、WLCPフローモビリティ要求メッセージを生成及び送信し、又はWLCP PDNフローモビリティ応答メッセージを受信及び処理するように命令してよい。UEフロー管理モジュール516は、装置500に、IPフローポリシーモジュール510によって管理される任意のIPフローポリシーに従ってUE開始のモビリティプロシージャを管理するように命令してよい。
様々な実施形態では、ネットワークフロー管理モジュール518は、任意のネットワーク開始のIPフローモビリティプロシージャに応答して動作してよい。ネットワークフロー管理モジュール518は、装置500に、ネットワーク開始のフローモビリティプロシージャに応じて予測されるプロシージャを実施するように命令してよい。ネットワーク開始のフローモビリティプロシージャは、1以上のフローを第1の無線ネットワークアクセスから第2の無線ネットワークアクセスに移行することを含んでよい。ネットワーク開始のフローモビリティプロシージャは、1以上のIPフローについてルーティング規則を更新することを含んでもよい。ネットワークフロー管理モジュール518は、装置500に、図4に関連して図示及び説明されたように、ネットワーク開始のメッセージフロー408の、非3GPP無線通信ネットワークと3GPP無線通信ネットワークとの間でIPフローを移行する部分を実施するように命令してよい。そのようなものとして、ネットワークフロー管理モジュール518は、通信コンポーネント506に、WLCPフローモビリティ指示メッセージを受信及び処理し、WLCPフローモビリティ受入れメッセージを生成及び送信するように命令してよい。ネットワークフロー管理モジュール518は、装置500に、IPフローポリシーモジュール510によって管理される任意のIPフローポリシーに従う任意のネットワーク開始のモビリティプロシージャに応答して動作するように命令してよい。
図6は装置600のブロック図を示す。装置600は、UE開始のIPフローモビリティプロシージャに応答する技術と、ネットワークベースのIPフローモビリティプロシージャに応答する技術とを実施するTWAGを表すことができる。そのようなものとして、装置600は、図2〜4に関連して説明された、本明細書に記載のTWAG204を含むメッセージフローの一部(TWAG202が関与するメッセージの生成、送信、受信及び処理等)を実施してよい。図6に示されるように、装置600は、プロセッサ回路602、記憶部604、通信コンポーネント606及びディスカバリ管理コンポーネント608等の複数の要素を備えることができる。しかしながら実施形態は、この図に示される要素の種類、数又は配置に限定されない。
一部の実施形態では、装置600はプロセッサ回路602を備えてよい。
プロセッサ回路602は、任意のプロセッサ又は論理デバイスを用いて実施されてよく、例えば、複合命令セットコンピュータ(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)マイクロプロセッサ、超長命令語(VLIW)マイクロプロセッサ、x86命令セット対応プロセッサ、命令セットの組合わせを実施するプロセッサ、マルチコアプロセッサ(デュアルコアプロセッサやデュアルコアモバイルプロセッサ等)その他のマイクロプロセッサ又は中央処理装置(CPU)を用いて実施されてよい。プロセッサ回路602は、コントローラ、マイクロコントローラ、組込みプロセッサ、チップマルチプロセッサ(CMP)、コプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ネットワークプロセッサ、メディアプロセッサ、入出力(I/O)プロセッサ、媒体アクセス制御(MAC)プロセッサ、無線ベースバンドプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プログラマブル論理回路(PLD)等の、専用プロセッサとして実現されてもよい。一実施形態では、例えば、プロセッサ回路602は、インテル社(カリフォルニア州サンタクララ)製のプロセッサ等の汎用プロセッサとして実現されてよい。実施形態はこの背景に限定されない。
様々な実施形態では、装置600はメモリユニット604を備えてよく、或いは、通信可能に結合するように配置されてよい。メモリユニット604は、揮発性メモリや不揮発性メモリ等の、データを記憶可能な任意の機械可読又はコンピュータ可読の媒体を用いて実施されてよい。例えば、メモリユニット604は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、ダブルデータレートDRAM(DDRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、強誘電性ポリマーメモリ等のポリマーメモリ、オボニックメモリ、相変化又は強誘電体メモリ、シリコン−酸化物−窒化物−酸化物−シリコン(SONOS)メモリ、磁気又は光カード、或いは、情報を記憶するのに適した任意の他のタイプの媒体を含んでよい。留意すべきこととして、メモリユニット604の一部又は全部は、プロセッサ回路602としての同じ集積回路に含まれてよく、或いは、メモリユニット604の一部又は全部は、プロセッサ回路602の集積回路の外部に存在する集積回路その他の媒体(例えばハードディスクドライブ)上に設けられてよい。メモリユニット604は図6の装置600に含まれるが、一部の実施形態では、メモリユニット604は装置600の外部に存在してよい。実施形態はこの背景に限定されない。
様々な実施形態では、装置600は通信コンポーネント606を備えてよい。通信コンポーネント606は、1以上のリモートデバイスにメッセージを送信し、且つ/又は1以上のリモートデバイスからのメッセージを受信するように動作する論理回路、回路及び/又は命令を備えてよい。一部の実施形態では、通信コンポーネント606は、1以上の有線接続、1以上の無線接続又は両方の組合わせを介して、メッセージを送信及び/又は受信するように動作してよい。様々な実施形態では、通信コンポーネント606は、このような通信をサポートする様々な動作を実行するように動作する論理回路、回路及び/又は命令を追加的に備えてよい。このような動作の例としては、送信及び/又は受信のパラメータ及び/又はタイミングの選択、パケット及び/又はプロトコルデータユニット(PDU)構築及び/又は脱構築、符号化及び/又は復号化、誤り検出、並びに/又は誤り訂正が挙げられる。実施形態はこれらの例に限定されない。
一部の実施形態では、装置600は管理コンポーネント608を備えてよい。管理コンポーネント608は、装置600の機能動作を管理する(例えば、通信コンポーネント606にメッセージを生成及び送信し且つ/又はメッセージを受信及び処理するように指示する)ように動作する論理回路、回路及び/又は命令を備えてよい。実施形態はこの背景に限定されない。
また、図6はシステム616のブロック図を示す。システム616は、装置600の上述の要素のいずれかを備えてよい。システム616は更に送受信器618を備えてよい。送受信器は、様々な適切な無線通信技術を用いて信号を送受信可能であってよい。そのような技術は、1以上の有線ネットワーク間の通信を含んでよい。このようなネットワークを介する通信では、送受信器618は、任意のバージョンの1以上の適用可能な規格に従って動作してよい。実施形態はこの背景に限定されない。
様々な実施形態では、通信コンポーネント606は、PDN-GW620とメッセージを送受信するように動作してよい。PDN-GW620は、図2〜4に関連して図示及び説明されたPDN-GW206を表すことができる。PDN-GW620の通信は、図2〜4に関連して図示及び説明された動作環境200,300,400に関連して言及されたように、GTP通信リンク622を介して実施されてよい。更に、通信コンポーネント506は、UE624とメッセージを送受信するように動作してよい。UE624は、図2〜4に関連して図示及び説明されたUE202と、図5に関連して図示及び説明されたUE500とを表すことができる。UE624との通信は、図2〜4に関連して図示及び説明された動作環境200,300,400に関連して言及されたWLCP通信リンク626を介して実施されてよい。
様々な実施形態では、管理コンポーネント608は、非3GPP接続モジュール610、UEフロー管理モジュール612及びネットワークフロー管理モジュール614を有してよい。
様々な実施形態では、非3GPP接続モジュール610は、UE624に関連する任意の非3GPP接続の提供をサポートしてよい。非3GPP接続モジュール610は、装置600に、UE624に対して既存のPDN接続を介して非3GPP無線ネットワークアクセスを追加するために、メッセージフロー222の一部を実施するように命令してよい。そのようなものとして、非3GPP接続モジュール610は、通信コンポーネント606に、セッション作成要求メッセージ、PDN接続受入れメッセージ又はWLCP PDN接続応答メッセージを生成及び送信するように命令してよい。非3GPP接続モジュール610は、通信コンポーネント606に、WLCP PDN接続要求メッセージ、セッション作成応答メッセージ及びPDN接続完了メッセージを受信及び処理するように命令してもよい。
様々な実施形態では、UEフロー管理モジュール612は、任意のUE開始のIPフローモビリティプロシージャの実施をサポートしてよい。UEフロー管理モジュール612は、装置600に、UE624によって開始されたフローモビリティプロシージャに応答するように命令してよい。UEフロー管理モジュール612は、装置600に、図3に関連して図示及び説明されたようにUE開始のメッセージフロー304の、非3GPP無線通信ネットワークと3GPP無線通信ネットワークとの間でIPフローを移行する部分を実施するように命令してよい。そのようなものとして、UEフロー管理モジュール612は、通信コンポーネント606に、ベアラリソースコマンド又はベアラ修正要求メッセージ又はWLCPフローモビリティ応答メッセージを生成及び送信するように命令してよい。UEフロー管理モジュール612は、通信コンポーネント606に、ベアラリソースコマンド又はベアラ変更応答メッセージ又はWLCPフローモビリティ要求メッセージを受信及び処理するように命令してもよい。
様々な実施形態では、ネットワークフロー管理モジュール614は、任意のネットワーク開始のIPフローモビリティプロシージャの実施をサポートしてよい。ネットワークフロー管理モジュール642は、装置600に、PDN-GW620によって命令されたようにフローモビリティプロシージャに応答するように命令してよい。ネットワークフロー管理モジュール614は、装置600に、図4に関連して図示及び説明されたように、ネットワーク開始のメッセージフロー408の、非3GPP無線通信ネットワークと3GPP無線通信ネットワークとの間でIPフローを移行する部分を実施するように命令してよい。そのようなものとして、ネットワークフロー管理モジュール614は、通信コンポーネント606に、WLCPフローモビリティ指示メッセージ及びベアラ更新応答メッセージを生成及び送信するように命令してよい。ネットワークフロー管理モジュール614は、通信コンポーネント606に、ベアラ更新要求メッセージ又はWLCPフローモビリティ受入れメッセージを受信及び処理するように命令してもよい。
図7は装置700のブロック図を示す。装置700は、UE開始のIPフローモビリティに応答し、ネットワーク開始のIPフローモビリティに応答することを含むIPフローモビリティを提供する技術を実施するPDN-GWを表すことができる。そのようなものとして、装置700は、図2〜4に関連して説明された、本明細書に記載のPDN-GW206を含むメッセージフローの一部(PDN-GW206が関与するメッセージの生成、送信、受信及び処理等)を実施してよい。図7に示されるように、装置700は、プロセッサ回路702、記憶部704、通信コンポーネント706及びディスカバリ管理コンポーネント708等の複数の要素を備えることができる。しかしながら実施形態は、この図に示される要素の種類、数又は配置に限定されない。
一部の実施形態では、装置700はプロセッサ回路702を備えてよい。プロセッサ回路702は、任意のプロセッサ又は論理デバイスを用いて実施されてよく、例えば、複合命令セットコンピュータ(CISC)マイクロプロセッサ、縮小命令セットコンピューティング(RISC)マイクロプロセッサ、超長命令語(VLIW)マイクロプロセッサ、x86命令セット対応プロセッサ、命令セットの組合わせを実施するプロセッサ、マルチコアプロセッサ(デュアルコアプロセッサやデュアルコアモバイルプロセッサ等)その他のマイクロプロセッサ又は中央処理装置(CPU)を用いて実施されてよい。プロセッサ回路702は、コントローラ、マイクロコントローラ、組込みプロセッサ、チップマルチプロセッサ(CMP)、コプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ネットワークプロセッサ、メディアプロセッサ、入出力(I/O)プロセッサ、媒体アクセス制御(MAC)プロセッサ、無線ベースバンドプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プログラマブル論理回路(PLD)等の、専用プロセッサとして実現されてもよい。一実施形態では、例えば、プロセッサ回路702は、インテル社(カリフォルニア州サンタクララ)製のプロセッサ等の汎用プロセッサとして実現されてよい。実施形態はこの背景に限定されない。
様々な実施形態では、装置700はメモリユニット704を備えてよく、或いは、通信可能に結合するように配置されてよい。メモリユニット704は、揮発性メモリや不揮発性メモリ等の、データを記憶可能な任意の機械可読又はコンピュータ可読の媒体を用いて実施されてよい。例えば、メモリユニット704は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、ダブルデータレートDRAM(DDRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、強誘電性ポリマーメモリ等のポリマーメモリ、オボニックメモリ、相変化又は強誘電体メモリ、シリコン−酸化物−窒化物−酸化物−シリコン(SONOS)メモリ、磁気又は光カード、或いは、情報を記憶するのに適した任意の他のタイプの媒体を含んでよい。留意すべきこととして、メモリユニット704の一部又は全部は、プロセッサ回路702としての同じ集積回路に含まれてよく、或いは、メモリユニット704の一部又は全部は、プロセッサ回路702の集積回路の外部に存在する集積回路その他の媒体(例えばハードディスクドライブ)上に設けられてよい。メモリユニット704は図7の装置700に含まれるが、一部の実施形態では、メモリユニット704は装置700の外部に存在してよい。実施形態はこの背景に限定されない。
様々な実施形態では、装置700は通信コンポーネント706を備えてよい。通信コンポーネント706は、1以上のリモートデバイスにメッセージを送信し、且つ/又は1以上のリモートデバイスからのメッセージを受信するように動作する論理回路、回路及び/又は命令を備えてよい。一部の実施形態では、通信コンポーネント706は、1以上の有線接続、1以上の無線接続又は両方の組合わせを介して、メッセージを送信及び/又は受信するように動作してよい。様々な実施形態では、通信コンポーネント706は、このような通信をサポートする様々な動作を実行するように動作する論理回路、回路及び/又は命令を追加的に備えてよい。このような動作の例としては、送信及び/又は受信のパラメータ及び/又はタイミングの選択、パケット及び/又はプロトコルデータユニット(PDU)構築及び/又は脱構築、符号化及び/又は復号化、誤り検出、並びに/又は誤り訂正が挙げられる。実施形態はこれらの例に限定されない。
一部の実施形態では、装置700は管理コンポーネント708を備えてよい。管理コンポーネント708は、装置700の機能動作を管理する(例えば、通信コンポーネント706にメッセージを生成及び送信し且つ/又はメッセージを受信及び処理するように指示する)ように動作する論理回路、回路及び/又は命令を備えてよい。実施形態はこの背景に限定されない。
また、図7はシステム720のブロック図を示す。システム720は、装置700の上述の要素のいずれかを備えてよい。システム720は更に送受信器722を備えてよい。送受信器は、様々な適切な無線通信技術を用いて信号を送受信可能であってよい。そのような技術は、1以上の有線ネットワーク間の通信を含んでよい。このようなネットワークを介する通信では、送受信器722は、任意のバージョンの1以上の適用可能な規格に従って動作してよい。実施形態はこの背景に限定されない。
様々な実施形態では、通信コンポーネント706は、eNB724とメッセージを送受信するように動作してよい。eNB724は、図2〜4に関連して図示及び説明されたeNB214を表すことができる。eNB724との通信は、1以上のセルラ通信プロトコルに従う無線データ通信726を介して実施されてよい。更に、通信コンポーネント706は、TWAG732とメッセージを送受信するように動作してよい。TWAG732は、図2〜4に関連して図示及び説明されたTWAG204を表すことができる。TWAG732との通信は、図2〜4に関連して図示及び説明された動作環境200,300,400に関連して言及されたように、WLCP通信リンク734を用いて実施されてよい。通信コンポーネント706は、ANDSF728とメッセージを送受信するように動作してよい。ANDSF728は、図2〜4に関連して図示及び説明されたANDSF212を表すことができる。ANDSF212との通信は、1以上の通信プロトコルに従う通信リンク730を介して実施されてよい。
様々な実施形態では、管理コンポーネント708は、IPフローポリシーモジュール710、非3GPP接続モジュール712、3GPP接続モジュール714、UEフロー管理モジュール716及びネットワークフロー管理モジュール718を有してよい。IPフローポリシーモジュール710は、装置700に関連するIPフローを統制する任意の規則の提供を命令してよい。IPフローポリシーモジュール710は、通信コンポーネント706に、データトラフィックステアリングポリシー及び/又は補助情報をeNB724又はANDSF728から受信するように命令してよい。IPフローポリシーモジュール710は、装置700が、例えば、図2〜4の動作環境200,300,400に関連して図示及び説明された任意のネットワークエレメントにより、装置700に対して提供されたルーティング規則に従って動作することを保証してよい。様々な実施形態では、非3GPP接続モジュール712は、装置700に関連する任意の非3GPP無線ネットワーク通信の提供を命令してよい。例えば、非3GPP接続モジュール712は、装置700を介してルーティングされた任意の非3GPP無線通信を管理してよい。非3GPP接続モジュール712は、装置700に、リモートUEに対して既存のPDN接続を介して非3GPP無線ネットワークアクセスを追加する(例えば、それによりマルチアクセスPDN接続を作成する)ために、メッセージフロー222の一部を実施するように命令してよい。非3GPP接続モジュール712は、装置700に、装置700を介してルーティングされ且つIPフローポリシーコンポーネント710によって提供された任意のIPフロールーティング規則に従う任意の非3GPP無線接続を介して提供された任意のIPフローを維持するように命令してよい。
様々な実施形態では、3GPP接続モジュール714は、装置700に関連する任意の3GPP接続の提供を命令してよい。例えば、3GPP接続モジュール714は、装置700を介してルーティングされた任意の3GPP無線通信を管理してよい。3GPP接続モジュール714は、装置700に、装置700を介してルーティングされ且つIPフローポリシーコンポーネント710によって提供された任意のIPフロールーティング規則に従う任意の3GPP無線接続を介して提供された任意のIPフローを維持するように命令してよい。3GPP接続モジュール714は、リモートUEに関連する全てのIPフローが非3GPPネットワークアクセスに移行し、結果として3GPPネットワーク接続上にIPフローが存在しないとき、リモートUEへの3GPPネットワークアクセスを維持してもよい。一部の実施形態では、3GPP接続モジュール714は、UEがオフになるまで、或いはリモートに関連する全てのPDN接続が停止されるまで、リモートUEとの3GPP接続を維持してよい。一部の実施形態では、3GPP接続モジュール714は、オペレータによるネットワークの構成、装置700(例えばオペレータによる)のローカル構成、ネットワーク負荷、及び/又は依然としてリモートUEと非3GPPネットワーク接続を介して関連するIPフローのタイプに基づいて、リモートUEとの3GPP接続を停止してよい。一部の実施形態では、3GPP接続モジュール714は、全てのIPフローが非3GPPネットワーク接続上にあると決定された実質的な時間に開始するタイマーを開始してよい。タイマー満了後、3GPP接続モジュール714は、リモートUEのデタッチ及び/又は維持された3GPPネットワークアクセスの停止を開始してよい。
一例として、3GPP接続モジュール514は、装置にRAU及び/又はTAU動作を実行する(例えば、周期的又は時折)ように命令することにより、3GPPネットワーク接続を維持してよい。様々な実施形態では、UEフロー管理モジュール716は、任意のUE開始のIPフローモビリティプロシージャをサポートしてよい。UEフロー管理モジュール716は、装置700に、リモートUEによって開始されたフローモビリティプロシージャに応答するように命令してよい。UE開始のフローモビリティプロシージャは、1以上のフローを第1の無線ネットワークアクセスから第2の無線ネットワークアクセスに移行することを含んでよい。開始されたフローモビリティプロシージャは、1以上のIPフローについてルーティング規則を更新することを含んでもよい。UEフロー管理モジュール716は、装置700に、図3に関連して図示及び説明されたように、非3GPP無線通信ネットワークと3GPP無線通信ネットワークとの間でIPフローを移行するために、UE開始のメッセージフロー304の部分を実施するように命令してよい。そのようなものとして、UEフロー管理モジュール716は、通信コンポーネント706に、ベアラリソースコマンド又はベアラ修正要求メッセージを生成及び送信するように命令してよい。UEフロー管理モジュール716は、通信コンポーネント706に、ベアラリソースコマンド又はベアラ修正要求メッセージを受信及び処理するように命令してもよい。UEフロー管理モジュール716は、装置700に、IPフローポリシーモジュール710によって管理される任意のIPフローポリシーに従ってUE開始のモビリティプロシージャを管理するように命令してよい。
様々な実施形態では、ネットワークフロー管理モジュール718は、任意のネットワーク開始のIPフローモビリティプロシージャに応答して動作してよい。ネットワークフロー管理モジュール718は、装置700に、ネットワーク開始のフローモビリティプロシージャに応じて予測されるプロシージャを実施するように命令してよい。ネットワーク開始のフローモビリティプロシージャは、1以上のフローを第1の無線ネットワークアクセスから第2の無線ネットワークアクセスに移行することを含んでよい。ネットワーク開始のフローモビリティプロシージャは、1以上のIPフローについてルーティング規則を更新することを含んでもよい。ネットワークフロー管理モジュール718は、装置700に、図4に関連して図示及び説明されたように、ネットワーク開始のメッセージフロー408の、非3GPP無線通信ネットワークと3GPP無線通信ネットワークとの間でIPフローを移行する部分を実施するように命令してよい。そのようなものとして、ネットワークフロー管理モジュール718は、通信コンポーネント706に、ベアラ更新応答メッセージを受信及び処理し、ベアラ更新応答メッセージを生成及び送信するように命令してよい。ネットワークフロー管理モジュール718は、装置700に、IPフローポリシーモジュール710によって管理される任意のIPフローポリシーに従う任意のネットワーク開始のモビリティプロシージャに応答して動作するように命令してよい。
図8は、様々な実施形態を表すことができる、WLCPフローモビリティ要求メッセージ800のフォーマットを示す。WLCPフローモビリティ要求メッセージ800は、図3(例えばステップ306)のメッセージフロー304(例えばステップ306)に関連して図示及び説明されたような、UE開始のフローモビリティプロシージャの一部としてUEによりTWAGに送信されるメッセージのフォーマットを表すことができる。
図8に示されるように、WLCPフローモビリティ要求メッセージ800のフォーマットは、情報要素識別子(IEI)フィールド802、情報要素フィールド804、タイプ又は参照フィールド806、プレゼンスフィールド808、フォーマットフィールド810及び長さフィールド812によって記述されてよい。IEフィールド804は、生成又は構築されたメッセージを成す個々の情報要素を、メッセージ内での出現順序でリストすることができる。IEIフィールド802は、特定の情報要素に先行する任意の識別子をリストすることができる。図8に示されるように、IEI値は、メッセージに含まれるPCO情報要素に先行することができる。タイプ又は参照フィールド806は、情報要素フィールド804にリストされた情報要素に関する記述を提供することができる。プレゼンスフィールド808は、特定の情報要素が必須である(例えば“M”で表される)か選択的(例えば“O”で表される)かを特定することができる。フォーマットフィールド810は、情報要素フィールド804にリストされた対応する情報要素を符号化するフォーマットを特定することができる。長さフィールド812は、情報要素フィールド804にリストされる情報要素の長さ(例えばビットやオクテットの数)を特定することができる。実施形態はこれらの例に限定されない。
図9は、様々な実施形態を表すことができる、WLCPフローモビリティ応答メッセージ900のフォーマットを示す。WLCPフローモビリティ応答メッセージ900は、図3のメッセージフロー304(例えばステップ314)に関連して図示及び説明されたような、UE開始のフローモビリティプロシージャの一部としてTWAGによりUEに送信されるメッセージのフォーマットを表すことができる。
図9に示されるように、WLCPフローモビリティ応答メッセージ900のフォーマットは、IEIフィールド902、情報要素フィールド904、タイプ又は参照フィールド906、プレゼンスフィールド908、フォーマットフィールド910及び長さフィールド912によって記述されてよい。IEフィールド904は、生成又は構築されたメッセージを成す個々の情報要素を、メッセージ内での出現順序でリストすることができる。IEIフィールド902は、特定の情報要素に先行する任意の識別子をリストすることができる。図9に示されるように、IEI値は、メッセージに含まれるPCO情報要素に先行することができる。タイプ又は参照フィールド906は、情報要素フィールド904にリストされた情報要素に関する記述を提供することができる。プレゼンスフィールド908は、特定の情報要素が必須である(例えば“M”で表される)か選択的(例えば“O”で表される)かを特定することができる。フォーマットフィールド910は、情報要素フィールド904にリストされた対応する情報要素を符号化するフォーマットを特定することができる。長さフィールド912は、情報要素フィールド904にリストされる情報要素の長さ(例えばビットやオクテットの数)を特定することができる。実施形態はこれらの例に限定されない。
図10は、様々な実施形態を表すことができる、WLCPフローモビリティ指示メッセージ1000のフォーマットを示す。WLCPフローモビリティ指示メッセージ1000は、図3のメッセージフロー408(例えばステップ414)に関連して図示及び説明されたような、ネットワーク開始のフローモビリティプロシージャの一部としてTWAGによりUEに送信されるメッセージのフォーマットを表すことができる。
図10に示されるように、WLCPフローモビリティ指示メッセージ1000のフォーマットは、IEIフィールド1002、情報要素フィールド1004、タイプ又は参照フィールド1006、プレゼンスフィールド1008、フォーマットフィールド1010及び長さフィールド1012によって記述されてよい。IEフィールド1004は、生成又は構築されたメッセージを成す個々の情報要素を、メッセージ内での出現順序でリストすることができる。IEIフィールド1002は、特定の情報要素に先行する任意の識別子をリストすることができる。図10に示されるように、IEI値は、メッセージに含まれるPCO情報要素に先行することができる。タイプ又は参照フィールド1006は、情報要素フィールド1004にリストされた情報要素に関する記述を提供することができる。プレゼンスフィールド1008は、特定の情報要素が必須である(例えば“M”で表される)か選択的(例えば“O”で表される)かを特定することができる。フォーマットフィールド1010は、情報要素フィールド1004にリストされた対応する情報要素を符号化するフォーマットを特定することができる。長さフィールド1012は、情報要素フィールド1004にリストされる情報要素の長さ(例えばビットやオクテットの数)を特定することができる。実施形態はこれらの例に限定されない。
図11は、様々な実施形態を表すことができる、WLCPフローモビリティ受入れメッセージ1100のフォーマットを示す。WLCPフローモビリティ受入れメッセージ1100は、図3のメッセージフロー408(例えばステップ416)に関連して図示及び説明されたような、ネットワーク開始のフローモビリティプロシージャの一部としてTWAGによりUEに送信されるメッセージのフォーマットを表すことができる。
図11に示されるように、WLCPフローモビリティ受入れメッセージ1100のフォーマットは、IEIフィールド1102、情報要素フィールド1104、タイプ又は参照フィールド1106、プレゼンスフィールド1108、フォーマットフィールド1110及び長さフィールド1112によって記述されてよい。IEフィールド1104は、生成又は構築されたメッセージを成す個々の情報要素を、メッセージ内での出現順序でリストすることができる。IEIフィールド1102は、特定の情報要素に先行する任意の識別子をリストすることができる。図11に示されるように、IEI値は、メッセージに含まれるPCO情報要素に先行することができる。タイプ又は参照フィールド1106は、情報要素フィールド1104にリストされた情報要素lに関する記述を提供することができる。プレゼンスフィールド1108は、特定の情報要素が必須である(例えば“M”で表される)か選択的(例えば“O”で表される)かを特定することができる。フォーマットフィールド1110は、情報要素フィールド1104にリストされた対応する情報要素を符号化するフォーマットを特定することができる。長さフィールド1112は、情報要素フィールド1104にリストされる情報要素の長さ(例えばビットやオクテットの数)を特定することができる。実施形態はこれらの例に限定されない。
図12は、図5の装置500及び/又はシステム520と、図6の装置600及び/又はシステム616と、図7の装置700及び/又はシステム720とのうち1以上を実施することができ、且つ/又は、図2〜4に関連して説明されたメッセージフロー動作環境200,300,400に示されたメッセージフローの一部を実施することができる、通信機器1200の実施形態を示す。
図12に示されるように、通信機器1200は記憶媒体1224を備えてよい。記憶媒体1224は、任意の非一時的コンピュータ可読記憶媒体又は機械可読記憶媒体(例えば光、磁気または半導体の記憶媒体)を有してよい。様々な実施形態では、記憶媒体1224は製品を有してよい。一部の実施形態では、記憶媒体1224は、コンピュータ実行可能命令(例えば、図5の装置500及び/又はシステム520と、図6の装置600及び/又はシステム616と、図7の装置700及び/又はシステム720とのうち1以上に関連して説明された工程のうち1以上を実施し、且つ/又は、図2〜4に関連して説明されたメッセージフロー動作環境200,300,400に示されたメッセージフローのうち1以上に関して説明された工程のうち1以上を実施するためのコンピュータ実行可能命令)を記憶してよい。コンピュータ可読記憶媒体又は機械可読記憶媒体の例としては、揮発性メモリ又は不揮発性メモリ、リムーバブル又は非リムーバブルメモリ、消去可能又は消去不能メモリ、書込み可能又は再書込み可能なメモリ等、電子データを記憶可能な任意の有形媒体が挙げられる。コンピュータ実行可能命令の例としては、ソースコード、コンパイルコード、解釈コード、実行可能コード、静的コード、動的コード、オブジェクト指向コード、視覚コード等、任意の適切なタイプのコードが挙げられる。実施形態はこの背景に限定されません。
様々な実施形態では、デバイス1200は論理回路1226を備えてよい。論理回路1226は、図5の装置500及び/又はシステム520と、図6の装置600及び/又はシステム616と、図7の装置700及び/又はシステム720と、記憶媒体1224とのうち1以上について説明された工程を実行し、且つ/又は、図2〜4に関連して説明されたメッセージフロー動作環境200,300,400に示されたメッセージフローのうち1以上について説明された工程を実行する物理的回路を含んでよい。図12に示されるように、デバイス1200は、通信インタフェース1202、回路1204及びコンピューティングプラットフォーム1228を備えてよいが、実施形態はこの構成に限定されない。
デバイス1200は、上述の構造及び/又は工程の一部又は全部を、単一のコンピューティングエンティティで、例えば完全に単一のデバイスで、実施してよい。或いは、デバイス1200は、クライアントサーバアーキテクチャ、3層アーキテクチャ、N層アーキテクチャ、密結合又はクラスタ化アーキテクチャ、ピアツーピアアーキテクチャ、マスタスレーブアーキテクチャ、共有データベースアーキテクチャその他のタイプの分散システム等の、分散システムアーキテクチャを用いて、複数のコンピューティングエンティティに上述の構造及び/又は工程の一部を分散してよい。実施形態はこの背景に限定されない。
一実施形態では、通信インタフェース1202は、1以上の通信規格プロトコルに従う1以上の有線又は無線のインタフェースを介して通信メッセージを送受信するように適合されたコンポーネント又はコンポーネントの組合わせを含んでよい。一例として、通信インタフェース1202は無線インタフェースであってよく、シングルキャリア又はマルチキャリア変調信号(例えば、相補符号キーイング(CCK)、直交周波数分割多重(OFDM)及び/又はシングルキャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)のシンボルを含む)を送信及び/又は受信するように適合されたコンポーネント又はコンポーネントの組合わせを含んでよいが、実施形態は、特定の無線インタフェース又は変調方式に限定されるものではない。通信インタフェース1202は、例えば、受信器1206及び送信器1208を含んでよい。無線インタフェースとして、通信インタフェース1202は周波数合成器1210を含んでもよい。無線インタフェースとして、通信インタフェース1202は、バイアス制御部、水晶発振器及び/又は1以上のアンテナ1211−f(破線で示す)を含んでもよい。別の実施形態では、無線インタフェースとして、通信インタフェース1202は、外部電圧制御発振器(VCO)、表面弾性波フィルタ、中間周波数(IF)フィルタ及び/又はRFフィルタを適宜採用してよい。潜在的なRFインタフェースの設計は多岐にわたるので、その説明は広大な説明は省略する。
回路1204は、通信インタフェース1202と通信して、信号を処理、受信及び/又は送信してよい。回路1204は、アナログデジタル変換器(ADC)1212及びデジタルアナログ変換器(DAC)1214を含んでよい。一部の実施形態では、無線インタフェースとして実装される通信インタフェース1202について、ADC1212は受信信号をダウンコンバートするために用いられてよく、DAC1214は、送信のために信号をアップコンバートするために用いられてよい。回路1204は、ベースバンド又は物理層(PHY)処理回路1216をそれぞれの受信/送信信号のPHYリンク層処理のために含んでよい。回路1204は、例えば、媒体アクセス制御(MAC)/データリンク層処理のためのMAC処理回路1218を含んでよい。回路1204は、例えば1以上のインタフェース1222を介してMAC処理回路1218及び/又はコンピューティングプラットフォーム1228と通信するメモリコントローラ1220を含んでよい。
一部の実施形態では、PHY処理回路1216は、バッファメモリ等の付加的な回路との組合せにおいて、通信フレームを構築及び/又は解体するフレーム構築及び/又は検出モジュールを含んでよい。代替又は追加として、MAC処理回路1218は、これらの機能の特定の処理を共有してよく、或いは、PHY処理回路1216から独立してこれらのプロセスを実行してよい。一部の実施形態では、MACとPHY処理は、単一の回路に統合されてよい。
コンピューティングプラットフォーム1228は、デバイス1200にコンピューティング機能を提供してよい。示されるように、コンピューティングプラットフォーム1228は処理コンポーネント1230を含んでよい。回路1204に加えて、或いは回路1204の代わりに、デバイス1200は、図5の装置500及び/又はシステム520と、図6の装置600及び/又はシステム616と、図7の装置700及び/又はシステム720とのうち1以上に関する処理工程又はロジック、及び/又は、図2〜4に関連して説明されたメッセージフロー動作環境200,300,400に示されたメッセージフロー、記憶媒体1224及び論理回路1226のうち1以上に関して説明された工程を、処理コンポーネント1230を用いて実行してよい。
処理コンポーネント1230(及び/又はPHY1216及び/又はMAC1218)は、様々なハードウェア要素、ソフトウェア要素、或いは両方の組合わせを含んでよい。ハードウェア要素の例としては、デバイス、論理デバイス、コンポーネント、プロセッサ、マイクロプロセッサ、回路、プロセッサ回路、回路要素(例えばトランジスタ、抵抗、コンデンサ、インダクタ)、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、メモリユニット、論理ゲート、レジスタ、半導体デバイス、チップ、マイクロチップ、チップセット等が挙げられる。ソフトウェア要素の例としては、ソフトウェアコンポーネント、プログラム、アプリケーション、コンピュータプログラム、アプリケーションプログラム、システムプログラム、ソフトウェア開発プログラム、マシンプログラム、オペレーティングシステムソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュール、ルーチン、サブルーチン、関数、メソッド、プロシージャ、ソフトウェアインタフェース、アプリケーションプログラムインタフェース(API)、命令セット、計算コード、コンピュータコード、コードセグメント、コンピュータコードセグメント、ワード、値、シンボル、或いはそれらの任意の組合わせが挙げられる。実施形態がハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を用いて実施されるか否かの決定は、所与の実装のために所望される、任意の数の因子(例えば所望の計算速度、電力レベル、熱耐性、処理サイクル予算、入力データレート、出力データレート、メモリリソース、データバススピードその他の設計又は性能制約)に応じて変化し得る。
コンピューティングプラットフォーム1228は更に、他のプラットフォームコンポーネント1232を含んでよい。他のプラットフォームコンポーネント1232は、1以上のプロセッサ、マルチコアプロセッサ、コプロセッサ、メモリユニット、チップセット、コントローラ、周辺機器、インタフェース、発振器、タイミングデバイス、ビデオカード、オーディオカード、マルチメディア入出力(I/O)コンポーネント(例えばデジタルディスプレイ)、電源等の、共通のコンピューティング要素を含む。メモリユニットの例としては、限定ではないが、1以上の高速メモリユニットの形式の様々なタイプのコンピューター可読及び機械可読の記憶媒体が挙げられ、例えば、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、ダブルデータレートDRAM(DDRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、スタティックRAM(SRAM)、プログラマブルROM(PROM)、消去可能プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、強誘電性ポリマーメモリ等のポリマーメモリ、オボニックメモリ、相変化又は強誘電体メモリ、シリコン-酸化物-窒化物-酸化物-シリコン(SONOS)メモリ、磁気又は光カード、独立ディスクの冗長アレイ(Redundant Array of Independent Disks,RAID)ドライブ等のデバイスのアレイ、ソリッドステートメモリデバイス(例えばUSBメモリ)、ソリッドステートドライブ(SSD)その他の任意のタイプの、情報の記憶に適した記憶媒体が挙げられる。
デバイス1200は、例えば、ウルトラモバイル機器、モバイル機器、固定装置、マシンツーマシン(M2M)デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、モバイルコンピューティングデバイス、スマートフォン、電話、デジタル電話、携帯電話、ユーザイクイップメント、電子書籍リーダー、ハンドセット、一方向ページャ、双方向ページャ、メッセージングデバイス、コンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC)、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、ネットブックコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバ、サーバーアレイ或いはサーバーファーム、ウェブサーバー、ネットワークサーバー、インターネットサーバー、ワークステーション、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、スーパーコンピュータ、ネットワークアプライアンス、ウェブ機器、分散コンピューティングシステム、マルチプロセッサシステム、プロセッサベースのシステム、家庭用電化製品、プログラム可能な家庭用電化製品、ゲーム機、ディスプレイ、テレビ、デジタルテレビ、セットトップボックス、無線アクセスポイント、基地局、ノードB、eNB、PDN-GW、TWAG、eDPG、加入者局、モバイル加入者センター、無線ネットワークコントローラ、ルータ、ハブ、ゲートウェイ、ブリッジ、スイッチ、マシン、或いはそれらの組合わせであってよい。したがって、本明細書に記載のデバイス1200の機能及び/又は具体的な構成は、適宜、デバイス1200の様々な実施形態に含まれるか、省略されてよい。
デバイス1200の実施形態は、単一入力単一出力(SISO)アーキテクチャを用いて実施されてよい。しかしながら、いくつかの実施は、ビーム形成又は空間分割多重アクセス(SDMA)のための適応アンテナ技術を用いる、且つ/又は、MIMO通信技術を用いる送信及び/又は受信のために、複数のアンテナ(例えばアンテナ1211−f)を含んでよい。
デバイス1200のコンポーネント及び機能は、ディスクリート回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、論理ゲート及び/又は単一チップアーキテクチャの任意の組合わせを用いて実施されてよい。更に、デバイス1200の機能は、適宜、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックアレイ及び/若しくはマイクロプロセッサ又は上記の任意の組合わせを用いて実施されてよい。なお、ハードウェア、ファームウェア及び/又はソフトウェア要素は、本明細書において集合的又は個別に「論理回路」又は「回路」と称されることがある。
なお、図12のブロック図に示された例示的なデバイス1200は、多くの潜在的な実施のうち1つの機能的な説明上の例を表すことができる。したがって、添付の図面に示されたブロック機能の分割、省略又は包含は、これらの機能を実施するためのハードウェアコンポーネント、回路、ソフトウェア及び/又は要素が、必ずしも実施形態において分割、省略又は含まれることになると推測するものではない。
図13は、ブロードバンド無線アクセスシステム1300の実施形態を示す。図13に示されるように、ブロードバンド無線アクセスシステム1300は、インターネット131へのモバイル無線アクセス及び/又は固定無線アクセスをサポート可能なインターネット1310タイプネットワーク等を備える、インターネットプロトコル(IP)タイプネットワークであってよい。1以上の実施形態では、ブロードバンド無線アクセスシステム1300は、任意のタイプの直交周波数分割多元接続(OFDMA)ベース又はシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)ベースの無線ネットワーク(例えば、3GPP LTE仕様及び/又はIEEE802.13規格の1以上に準拠するシステム)を含んでよく、特許請求の主題の範囲はこの点において限定されるものではない。
例示的なブロードバンド無線アクセスシステム1300では、無線アクセスネットワーク(RAN)1312,1318は、1以上の固定装置1316とインターネット1310との間及び/又は1以上のモバイルデバイス1322とインターネット1310との間の無線通信を提供するために、進化型ノードB(eNB)1314,1320とそれぞれ結合可能である。固定装置1316及びモバイルデバイス1322の一例は図12のデバイス1200であり、固定装置1316はデバイス1200の固定バージョンを含み、モバイルデバイス1322はデバイス1200のモバイルバージョンを含む。RAN1312,1318は、ブロードバンド無線アクセスシステム1300の1以上の物理エンティティにネットワーク機能のマッピングを定義することが可能なプロファイルを実施してよい。eNB1314,1320は、固定装置1316及び/又はモバイルデバイス1322とのRF通信を提供するための無線装置(デバイス1200を参照して説明したような)を含んでよく、また、例えば、3GPP LTE仕様又はIEEE802.13規格に準拠したPHY及びMAC層装置を含んでよい。eNB1314,1320は更に、それぞれRAN1312,1318を介してインターネット1310に結合するためのIPバックプレーンを含んでよい。しかしながら、特許請求の主題の範囲はこの点において限定されるものではない。
ブロードバンド無線アクセスシステム1300は更に訪問先コアネットワーク(CN)1324及び/又はホームCN1326を含んでよく、その各々は、1以上のネットワーク機能(例えば、限定ではないが、プロキシ及び/又はリレータイプ機能、例えば認証・許可・アカウンティング(AAA)機能、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)機能、ドメインネームサービス制御等、公衆交換電話網(PSTN)ゲートウェイやボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)ゲートウェイ等のドメインゲートウェイ、及び/又はインターネットプロトコル(IP)タイプサーバー機能等)を提供可能であってよい。しかしながら、これらは、訪問先CN1324及び/又はホームCN1326によって提供可能な機能のタイプの例に過ぎず、特許請求の主題の範囲はこの点において限定されるものではない。訪問先CN1324は、訪問先CN1324が固定装置1316又はモバイルデバイス1322の定期的なサービスプロバイダの一部でない場合、訪問先CNと称されることがある(例えば、固定装置1316又はモバイルデバイス1322がそれぞれのホームCN1326から離れてローミングしているとき、或いは、ブロードバンド無線アクセスシステム1300が、固定装置1316又はモバイルデバイス1322の定期的なサービスプロバイダの一部であり、しかし、ブロードバンド無線アクセスシステム1300が、固定装置1316又はモバイルデバイス1322のメイン又はホームロケーションではない他の位置又は状態にあるとき)。実施形態はこの背景に限定されない。
固定装置1316は、eNB1314,1320の一方又は両方の範囲内のどこに配置されてもよい(例えば、それぞれeNB1314,1320とRAN1312,1318及びホームCN1326を介してインターネット1310へのブロードバンドアクセスをホーム又はビジネスカスタマーに提供するために、家又は職場の中又は付近に配置される)。留意すべきこととして、固定装置1316は一般に固定位置に配置されるが、必要に応じて異なる位置に移動されてもよい。モバイルデバイス1322は、例えばモバイルデバイス1322がeNB1314,1320の一方又は両方の範囲内にあれば、1以上の位置で利用されてよい。1以上の実施形態によれば、ブロードバンド無線アクセスシステム1300に対して管理機能を提供し、ブロードバンド無線アクセスシステム1300の機能エンティティ間のインタフェースを提供するために、動作支援システム(OSS)1328がブロードバンド無線アクセスシステム1300の一部であってよい。図13のブロードバンド無線アクセスシステム1300は、ブロードバンド無線アクセスシステム1300のいくつかのコンポーネントを示す1つのタイプの無線ネットワークに過ぎず、特許請求の主題の範囲はこの点において限定されるものではない。
様々な実施形態は、ハードウェア要素、ソフトウェア要素、或いは両方の組合わせを用いて実施されてよい。ハードウェア要素の例としては、プロセッサ、マイクロプロセッサ、回路、回路要素(例えばトランジスタ、抵抗、コンデンサ、インダクタ)、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、論理ゲート、レジスタ、半導体デバイス、チップ、マイクロチップ、チップセット等が挙げられる。ソフトウェアの例としては、ソフトウェアコンポーネント、プログラム、アプリケーション、コンピュータプログラム、アプリケーションプログラム、システムプログラム、マシンプログラム、オペレーティングシステムソフトウェア、ミドルウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュール、ルーチン、サブルーチン、関数、メソッド、プロシージャ、ソフトウェアインタフェース、アプリケーションプログラムインタフェース(API)、命令セット、計算コード、コンピュータコード、コードセグメント、コンピュータコードセグメント、ワード、値、シンボル、或いはそれらの任意の組合わせが挙げられる。実施形態がハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を用いて実施されるか否かの決定は、任意の数の因子(例えば所望の計算速度、電力レベル、熱耐性、処理サイクル予算、入力データレート、出力データレート、メモリリソース、データバススピードその他の設計又は性能制約)に応じて変化し得る。
少なくとも1つの実施形態の1以上の態様は、プロセッサ内の様々な論理を表す機械可読媒体上に記憶された、機械によって読み出されたときに該機械に本明細書に記載の技術を実行するためのロジックを作成させる代表的な命令によって実現されてよい。「IPコア」として知られているそのような表現は、有形の機械可読媒体に記憶されてよく、様々なカスタマー又は製造設備に供給されて、実際にロジック又はプロセッサを作る製造機械にロードされてよい。いくつかの実施形態では、命令または機械によって実行された場合、命令のセットを格納する機械可読媒体または物品を用いて、例えば、実装されてもよい、機械による方法および/または動作を実行させてもよいです実施の形態。いくつかの実施形態は、例えば、機械によって実行された場合に実施形態に係る方法及び/又は動作を機械に実行させることのできる命令又は命令セットを記憶することのできる機械可読媒体又は物品を用いて実施されてよい。このような機械は、例えば、任意の適切な処理プラットフォーム、コンピューティングプラットフォーム、コンピューティングデバイス、処理デバイス、コンピューティングシステム、処理システム、コンピュータ、プロセッサ等を含んでよく、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の適切な組合せを用いて実施されてよい。機械可読媒体又は物品は、例えば、任意の適切なタイプのメモリユニット、メモリデバイス、メモリ物品、メモリ媒体、記憶装置、記憶物品、記憶媒体及び/又は記憶装置を含んでよく、例えば、メモリ、リムーバブル又は非リムーバブルメディア、消去可能または消去不能媒体、書込み可能または再書込み可能媒体、デジタル又はアナログ媒体、ハードディスク、フロッピーディスク、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、コンパクトディスクレコーダブル(CD-R)、コンパクトディスクリライタブル(CD-RW)、光ディスク、磁気媒体、光磁気媒体、取り外し可能メモリカードまたはディスク、様々な種類のデジタル多用途ディスク(DVD)、テープ、カセット等を含んでよい。命令は任意の適切なタイプのコードを含んでよく、例えば、任意の適切なハイレベル、ローレベル、オブジェクト指向、ビジュアル、コンパイルおよび/または解釈プログラミング言語を用いて実現された、ソースコード、コンパイルコード、解釈コード、実行可能コード、静的コード、動的コード、暗号化コード等を含んでよい。
以下は、更なる実施形態に関連する例の第1のセットである。
例1はユーザイクイップメント(UE)である。本UEは、少なくとも一部がハードウェア内に存在する論理回路であって、WLANと3GPPネットワークとのうち1つを追加のアクセス接続として追加することにより、既存のPDN通信が多重アクセスPDN通信として提供されることを示す無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)制御プロトコル(WLCP)パケットデータネットワーク(PDN)接続要求メッセージを生成するように構成される、論理回路と、WLCP PDN接続要求メッセージを送信するように構成される送受信器と、を備える。
例2は例1の拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージの要求タイプフィールドにおいて、既存のPDN通信が多重アクセスPDN通信として提供されることを示し、WLANと3GPPネットワークとのうち1つを追加のアクセス接続として特定するように構成される。
例3は例1の拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージのルーティング規則を更新するように構成される。
例4は例3の拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージに新しいルーティング規則を含めるように構成される。
例5は例4の拡張であり、論理回路は、新しいルーティング規則について新しいルーティングフィルタ記述を含めるように構成される。
例6は例4の拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージにおいて、既存のルーティング規則のルーティングアクセスタイプを修正するように構成される。
例7は例3の拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則を、WLCP PDN接続要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるように構成される。
例8は例1の拡張であり、WLANはトラステッドWLAN(TWAN)である。
例9はユーザイクイップメント(UE)である。本UEは、少なくとも一部がハードウェア内に存在する論理回路であって、インターネットプロトコル(IP)フローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行されることを示す無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)制御プロトコル(WLCP)フローモビリティ要求メッセージを生成するように構成される論理回路と、WLCPフローモビリティ要求メッセージを送信するように構成される送受信器と、を備える。
例10は例9の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムである。
例11は例9の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムである。
例12は例9の拡張であり、論理回路は、WLCPフローモビリティ要求メッセージにおいて、メッセージタイプ、トランザクション識別子、アクセスポイント名及びパケットデータネットワーク(PDN)通信識別子(ID)のうち少なくとも1つを認識するように構成される。
例13は例9の拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則をWLCPフローモビリティ要求メッセージに含めるように構成される。
例14は例13の拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則をWLCPフローモビリティ要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるように構成される。
例15は例9の拡張であり、論理回路は、WLCPフローモビリティ指示メッセージ内に提供される、第2のIPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行するという指示を処理し、WLCPフローモビリティ指示のPCOフィールドに含まれる第2の更新されたルーティング規則を処理するように構成され、本UEは、WLCPフローモビリティ指示メッセージを受信するように構成される受信器を備える。
例16は無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)ゲートウェイである。本WLANゲートウェイは、少なくとも一部がハードウェア内に存在する論理回路であって、IPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行することを示すベアラリソースコマンド及びベアラ修正要求メッセージのうち一方を生成し、IPフローに関する更新されたルーティング規則を、ベアラリソースコマンドとベアラ修正要求メッセージのうち一方のプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるように構成される論理回路と、ベアラリソースコマンドとベアラ修正要求メッセージのうち一方を送信するように構成される送信器と、を備える。
例17は例16の拡張であり、論理回路は、ベアラ更新要求メッセージ内に提供される、第2のIPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行するという指示を処理し、ベアラ更新要求メッセージのPCOフィールドに含まれる第2の更新されたルーティング規則を処理するように構成される。本WLANゲートウェイは、ベアラ更新要求メッセージを受信するように構成される受信器、を備える。
例18は例17の拡張であり、論理回路は、第2のIPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行するというアクノレッジメントを示すベアラ更新応答メッセージを生成し、第2の更新されたルーティング規則を、ベアラ更新応答メッセージのPCOフィールドに含めるように構成される。
例19は例16の拡張であり、WLANゲートウェイはトラステッドWLANゲートウェイ(TWAG)である。
例20はパケットデータネットワークゲートウェイ(PDN-GW)である。本PDN-GWは、少なくとも一部がハードウェア内に存在する論理回路であって、PDN-GWに関連するインターネットプロトコル(IP)フローを管理するための規則を処理し、処理された規則に基づいて、IPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行することを示すベアラ更新要求メッセージを生成し、更新されたルーティング規則をベアラ更新要求メッセージに含めるように構成される論理回路、を備える。
例21は例20の拡張であり、論理回路は、アクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)からの指示に基づいて、IPフローを管理するための規則を処理するように構成される。
例22は例20の拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則をベアラ更新要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるように構成される。
例23は例20の拡張であり、論理回路は、IPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行するというアクノレッジメントを示すベアラ更新応答メッセージを処理し、ベアラ更新応答メッセージのPCOフィールドに含まれる更新されたルーティング規則を処理するように構成される。
例24は例20の拡張であり、論理回路は、第2のIPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行することを示すベアラリソースコマンド及びベアラ修正要求メッセージのうち一方を処理し、ベアラリソースコマンドとベアラ修正要求メッセージのうち一方のPCOフィールドに含まれる第2のIPフローに関して、第2の更新されたルーティング規則を処理するように構成される。
例25は例24の拡張であり、論理回路は、第2のIPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行するというアクノレッジメントを示すベアラリソースコマンド及びベアラ変更応答メッセージのうち一方を生成し、第2のIPフローに関する第2の更新されたルーティング規則を、ベアラリソースコマンドとベアラ変更応答メッセージのうち一方のPCOフィールドに含めるように構成される。
以下は、更なる実施形態に関連する例の第2のセットである。
例1はユーザイクイップメント(UE)である。本UEは、少なくとも一部がハードウェア内に存在する論理回路であって、WLANと3GPPネットワークとのうち1つを追加のアクセス接続として追加することにより、既存のPDN通信が多重アクセスPDN通信として提供されることを示す無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)制御プロトコル(WLCP)パケットデータネットワーク(PDN)接続要求メッセージを生成するように構成される論理回路と、WLCP PDN接続要求メッセージを送信するように構成される送受信器と、を備える。
例2は例1の拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージの要求タイプフィールドにおいて、既存のPDN通信が多重アクセスPDN通信として提供されることを示し、WLANと3GPPネットワークとのうち1つを追加のアクセス接続として特定するように構成される。
例3は例1〜2のいずれかの拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージのルーティング規則を更新するように構成される。
例4は例1〜3のいずれかの拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージに新しいルーティング規則を含めるように構成される。
例5は例4のいずれか拡張であり、論理回路は、新しいルーティング規則について新しいルーティングフィルタ記述を含めるように構成される。
例6は例1〜5のいずれかの拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージにおいて、既存のルーティング規則のルーティングアクセスタイプを修正するように構成される。
例7は例3のいずれかの拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則を、WLCP PDN接続要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるように構成される。
例8は例1〜7のいずれかの拡張であり、論理回路は、インターネットプロトコル(IP)フローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行されることを示すWLCPフローモビリティ要求メッセージを生成するように構成される。
例9は例8のいずれかの拡張であり、第1の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムである。
例10は例8のいずれかの拡張であり、第1の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムである。
例11は例8〜10のいずれかの拡張であり、論理回路は、WLCPフローモビリティ要求メッセージにおいて、メッセージタイプ、トランザクション識別子、アクセスポイント名及びパケットデータネットワーク(PDN)通信識別子(ID)のうち少なくとも1つを認識するように構成される。
例12は例8〜10のいずれかの拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則をWLCPフローモビリティ要求メッセージに含めるように構成される。
例13は例12のいずれかの拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則をWLCPフローモビリティ要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるように構成される。
例14は例8〜13のいずれかの拡張であり、論理回路は、フローモビリティトリガに基づいてWLCPフローモビリティ要求メッセージの生成を開始するように構成される。
例15は例14のいずれかの拡張であり、フローモビリティトリガは、ルーティング規則、受信信号強度、利用可能な帯域幅、サービス品質(QoS)要件、ユーザ入力及びユーザ選択のうち1つに基づく。
以下は、更なる実施形態に関連する例の第3のセットである。
例1はユーザイクイップメント(UE)である。本UEは、少なくとも一部がハードウェア内に存在する論理回路であって、既存のPDN通信はトラステッドWLANアクセスネットワーク(TWAN)へのアクセスを提供するために用いられることを示す無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)制御プロトコル(WLCP)パケットデータネットワーク(PDN)接続要求メッセージを生成するように構成される論理回路と、WLCP PDN接続要求メッセージを送信するように構成される送受信器と、を備える。
例2は例1の拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージの要求タイプフィールドを用いて、既存のPDN通信がTWANへのアクセスを提供するために用いられることを示すように構成される。
例3は例2の拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージの要求タイプフィールドをインターネットプロトコル(IP)フローモビリティに設定するように構成される。
例4は例1の拡張であり、論理回路は、TWANを認識するように構成される。
例5は例1の拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージのルーティング規則を更新するように構成される。
例6は例5の拡張であり、論理回路は、新しいルーティング規則をWLCP PDN接続要求メッセージに含めるように構成される。
例7は例6の拡張であり、論理回路は、新しいルーティング規則について新しいルーティングフィルタ記述を含めるように構成される。
例8は例5の拡張であり、論理回路は、WLCP PDN接続要求メッセージにおいて、既存のルーティング規則のルーティングアクセスタイプを修正するように構成される。
例9は例5の拡張であり、論理回路は、既存のルーティング規則を除去するように構成される。
例10は例5の拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則を、WLCP PDN接続要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるように構成される。
例11は、例1〜10のいずれかに係るUEと、1以上の無線周波数(RF)アンテナと、ディスプレイとを備えるシステムである。
例12は無線通信方法である。本方法は、トラステッド無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスネットワーク(TWAN)を認識するステップと、既存のPDN通信がTWANへのアクセスを提供するために用いられることを示すWLAN制御プロトコル(WLCP)パケットデータネットワーク(PDN)接続要求メッセージを生成するステップと、WLCP PDN接続要求メッセージを送信するステップと、を含む。
例13は例12の拡張であり、更に、WLCP PDN接続要求メッセージの要求タイプフィールドを用いて、既存のPDN通信がTWANへのアクセスを提供するために用いられることを示すステップ、を含む。
例14は例13の拡張であり、更に、WLCP PDN接続要求メッセージの要求タイプフィールドをインターネットプロトコル(IP)フローモビリティに設定するステップ、を含む。
例15は例12の拡張であり、更に、更新されたルーティング規則をWLCP PDN接続要求メッセージに含めるステップ、を含む。
例16は例15の拡張であり、更に、新しいルーティング規則をWLCP PDN接続要求メッセージに含めるステップ、を含む。
例17は例16の拡張であり、更に、新しいルーティング規則に関する新しいルーティングフィルタ記述を含めるステップ、を含む。
例18は例15の拡張であり、更に、WLCP PDN接続要求メッセージの既存のルーティング規則のルーティングアクセスタイプを修正するステップ、を含む。
例19は例15の拡張であり、更に、既存のルーティング規則を除去するステップ、を含む。
例20は例15の拡張であり、更に、更新されたルーティング規則を、WLCP PDN接続要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるステップ、を含む。
例21は少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。本記憶媒体は、コンピューティングデバイス上で実行されることに応答して、コンピューティングデバイスに例11〜20のいずれかに係る無線通信方法を実行させる命令セットを備える。
例22は、例11〜20のいずれかに係る無線通信方法を実行する手段を備える装置である。
例23は少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。本記憶媒体は、ユーザイクイップメント(UE)で実行されることに応答して、UEに、トラステッド無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスネットワーク(TWAN)を認識する工程と、既存のPDN通信がTWANへのアクセスを提供するために用いられることを示すWLAN制御プロトコル(WLCP)パケットデータネットワーク(PDN)接続要求メッセージを生成する工程と、WLCP PDN接続要求メッセージを送信する工程と、を実行させる無線通信命令セットを備える。
例24は例23の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、WLCP PDN接続要求メッセージの要求タイプフィールドを用いて、既存のPDN通信がTWANへのアクセスを提供するために用いられることを示す工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例25は例24の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、WLCP PDN接続要求メッセージの要求タイプフィールドをインターネットプロトコル(IP)フローモビリティに設定する工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例26は例23の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、更新されたルーティング規則をWLCP PDN接続要求メッセージに含める工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例27は例26の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、WLCP PDN接続要求メッセージに新しいルーティング規則を含める工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例28は例27の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、新しいルーティング規則について新しいルーティングフィルタ記述を含める工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例29は例26の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、WLCP PDN接続要求メッセージにおいて、既存のルーティング規則のルーティングアクセスタイプを修正する工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例30は例26の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、既存のルーティング規則を除去する工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例31は例26の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、更新されたルーティング規則を、WLCP PDN接続要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含める工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例32はユーザイクイップメント(UE)である。本UEは、少なくとも一部がハードウェア内に存在する論理回路であって、インターネットプロトコル(IP)フローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行されることを示す無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)制御プロトコル(WLCP)フローモビリティ要求メッセージを生成するように構成される論理回路と、WLCPフローモビリティ要求メッセージを送信するように構成される送受信器と、を備える。
例33は例32の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムである。
例34は例32の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムである。
例35は例32の拡張であり、論理回路は、WLCPフローモビリティ要求メッセージにおいて、メッセージタイプ、トランザクション識別子、アクセスポイント名及びパケットデータネットワーク(PDN)通信識別子(ID)のうち少なくとも1つを識別するように構成される。
例36は例32の拡張であり、論理回路は、WLCPフローモビリティ要求メッセージにおいてIPフローを識別するように構成される。
例37は例32の拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則をWLCPフローモビリティ要求メッセージに含めるように構成される。
例38は例37の拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則をWLCPフローモビリティ要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるように構成される。
例39は例32の拡張であり、論理回路は、フローモビリティトリガに基づいて、WLCPフローモビリティ要求メッセージの生成を開始するように構成される。
例40は例39の拡張であり、フローモビリティトリガは、ルーティング規則、受信信号強度、利用可能な帯域幅、サービス品質(QoS)要件、ユーザ入力及びユーザ選択のうち1つに基づく。
例41は、例32〜40のいずれかに係るUEと、1以上の無線周波数(RF)アンテナと、ディスプレイとを備えるシステムである。
例42は無線通信方法である。本方法は、インターネットプロトコル(IP)フローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行されることを示す無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)制御プロトコル(WLCP)フローモビリティ要求メッセージを生成するステップと、WLCPフローモビリティ要求メッセージを送信するステップと、を含む。
例43は例42の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムである。
例44は例42の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムである。
例45は例42の拡張であり、更に、WLCPフローモビリティ要求メッセージにおいて、メッセージタイプ、トランザクション識別子、アクセスポイント名及びパケットデータネットワーク(PDN)通信識別子(ID)のうち少なくとも1つを識別するステップ、を含む。
例46は例42の拡張であり、更に、WLCPフローモビリティ要求メッセージにおいてIPフローを識別するステップ、を含む。
例47は例46の拡張であり、更に、更新されたルーティング規則をWLCPフローモビリティ要求メッセージに含めるステップ、を含む。
例48は例47の拡張であり、更に、更新されたルーティング規則をWLCPフローモビリティ要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるステップ、を含む。
例49は例42の拡張であり、更に、フローモビリティトリガに基づいて、WLCPフローモビリティ要求メッセージの生成を開始するステップ、を含む。
例50は例49の拡張であり、フローモビリティトリガは、ルーティング規則、受信信号強度、利用可能な帯域幅、サービス品質(QoS)要件、ユーザ入力及びユーザ選択のうち1つに基づく。
例51は、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。本記憶媒体は、コンピューティングデバイス上で実行されることに応答して、コンピューティングデバイスに例42〜50に係る無線通信方法を実行させる命令セットを備える。
例52は、例42〜50のいずれかに係る無線通信方法を実行する手段を備える装置である。
例53は、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。本記憶媒体は、ユーザイクイップメント(UE)で実行されることに応答して、UEに、インターネットプロトコル(IP)フローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行されることを示す無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)制御プロトコル(WLCP)フローモビリティ要求メッセージを生成するステップと、WLCPフローモビリティ要求メッセージを送信するステップと、を実行させる無線通信命令セットを備える。
例54は例53の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムである。
例55は例53の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムである。
例56は例53の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、WLCPフローモビリティ要求メッセージにおいて、メッセージタイプ、トランザクション識別子、アクセスポイント名及びパケットデータネットワーク(PDN)通信識別子(ID)のうち少なくとも1つを識別する工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例57は例53の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、WLCPフローモビリティ要求メッセージにおいてIPフローを識別する工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例58は例53の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、更新されたルーティング規則をWLCPフローモビリティ要求メッセージに含める工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例59は例58の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、更新されたルーティング規則をWLCPフローモビリティ要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含める工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例60は例53の拡張であり、UEで実行されることに応答して、UEに、フローモビリティトリガに基づいてWLCPフローモビリティ要求メッセージの生成を開始する工程、を実行させる無線通信命令を備える。
例61は例60の拡張であり、フローモビリティトリガは、ルーティング規則、受信信号強度、利用可能な帯域幅、サービス品質(QoS)要件、ユーザ入力及びユーザ選択のうち1つに基づく。
例62はパケットデータネットワークゲートウェイ(PDN-GW)である。本PDN-GWは、少なくとも一部がハードウェア内に存在する論理回路であって、PDN-GWに関連するインターネットプロトコル(IP)フローを管理するための規則を提供し、提供された規則に基づいて、IPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行することを示すベアラ更新要求メッセージを生成するように構成される論理回路、を備える。
例63は例62の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムである。
例64は例62の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムである。
例65は例62の拡張であり、論理回路は、IPフローを管理するための規則をアクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)から受信するように構成される。
例66は例62の拡張であり、論理回路は、IPフローを管理するための規則を進化型ノードB(eNB)から受信するように構成される。
例67は例62の拡張であり、論理回路は、IPフローを管理するための規則をローカルで受信するように構成される。
例68は例62の拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則をベアラ更新要求メッセージに含めるように構成される。
例69は例68の拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則をベアラ更新要求メッセージに直接含めるように構成される。
例70は例68の拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則をベアラ更新要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるように構成される。
例71は例62の拡張であり、論理回路は、少なくともネットワーク輻輳、ユーザ加入プロファイル、サービス品質(QoS)要件に基づいて、提供された規則を動的に調整するように構成される。
例72は、例62〜71のいずれかに係るPDN-GWと、ベアラ更新要求メッセージを送信するように構成される送受信器と、を備えるシステムである。
例73は通信方法である。本方法は、パケットデータネットワークゲートウェイ(PDN-GW)に関連するインターネットプロトコル(IP)フローを管理するための規則を提供するステップと、提供された規則に基づいて、IPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行することを示すベアラ更新要求メッセージを生成するステップと、ベアラ更新要求メッセージを送信するステップと、を含む。
例74は例73の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムである。
例75は例73の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムである。
例76は例73の拡張であり、更に、IPフローを管理するための規則をアクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)から受信するステップ、を含む。
例77は例73の拡張であり、更に、IPフローを管理するための規則を進化型ノードB(eNB)から受信するステップ、を含む。
例78は例73の拡張であり、更に、IPフローを管理するための規則をローカルで受信するステップ、を含む。
例79は例73の拡張であり、更に、更新されたルーティング規則をベアラ更新要求メッセージに含めるステップ、を含む。
例80は例79の拡張であり、更に、更新されたルーティング規則をベアラ更新要求メッセージに直接含めるステップ、を含む。
例81は例79の拡張であり、更に、更新されたルーティング規則をベアラ更新要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるステップ、を含む。
例82は例73の拡張であり、更に、少なくともネットワーク輻輳、ユーザ加入プロファイル、サービス品質(QoS)要件に基づいて、提供された規則を動的に調整するステップ、を含む。
例83は、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。本記憶媒体は、コンピューティングデバイス上で実行されることに応答して、コンピューティングデバイスに、例73〜82のいずれかに係る通信方法を実行させる命令セットを備える。
例84は、例73〜82のいずれかに係る通信方法を実行する手段を備える装置である
例85は、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。本記憶媒体は、パケットデータネットワークゲートウェイ(PDN-GW)で実行されることに応答して、PDN-GWに、PDN-GWに関連するインターネットプロトコル(IP)フローを管理するための規則を提供する工程と、提供された規則に基づいて、IPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行することを示すベアラ更新要求メッセージを生成する工程と、ベアラ更新要求メッセージを送信する工程と、を実行させる通信命令セットを備える。
例86は例85の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムである。
例87は例85の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムである。
例88は例85の拡張であり、PDN-GWで実行されることに応答して、PDN-GWに、IPフローを管理するための規則をアクセスネットワーク発見選択機能(ANDSF)から受信する工程、を実行させる通信命令を備える。
例89は例85の拡張であり、PDN-GWで実行されることに応答して、PDN-GWに、IPフローを管理するための規則を進化型ノードB(eNB)から受信する工程、を実行させる通信命令を備える。
例90は例85の拡張であり、PDN-GWで実行されることに応答して、PDN-GWに、IPフローを管理するための規則をローカルで受信する工程、を実行させる通信命令を備える。
例91は例85の拡張であり、PDN-GWで実行されることに応答して、PDN-GWに、更新されたルーティング規則をベアラ更新要求メッセージに含める工程、を実行させる通信命令を備える。
例92は例91の拡張であり、PDN-GWで実行されることに応答して、PDN-GWに、更新されたルーティング規則をベアラ更新要求メッセージに直接含める工程、を実行させる通信命令を備える。
例93は例91の拡張であり、PDN-GWで実行されることに応答して、PDN-GWに、更新されたルーティング規則をベアラ更新要求メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含める工程、を実行させる通信命令を備える。
例94は例85の拡張であり、PDN-GWで実行されることに応答して、PDN-GWに、少なくともネットワーク輻輳、ユーザ加入プロファイル、サービス品質(QoS)要件に基づいて、提供された規則を動的に調整する工程、を実行させる通信命令を備える。
例95はユーザイクイップメント(UE)である。本UEは、少なくとも一部がハードウェア内に存在する論理回路であって、インターネットプロトコル(IP)フローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行されるという指示を処理し、更新されたルーティング規則を処理するように構成される論理回路、を備える。
例96は例95の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムである。
例97は例95の拡張であり、第1の無線アクセスシステムは非3GPP無線アクセスシステムであり、第2の無線アクセスシステムは3GPP無線アクセスシステムである。
例98は例95の拡張であり、指示は、受信された無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)制御プロトコル(WLCP)フローモビリティ指示メッセージに基づく。
例99は例98の拡張であり、WLCPフローモビリティ指示メッセージは更に、WLCPフローモビリティ要求メッセージにおいて、メッセージタイプ、トランザクション識別子、アクセスポイント名及びパケットデータネットワーク(PDN)通信識別子(ID)少なくとも1つを含む。
例100は例98の拡張であり、WLCPフローモビリティ指示メッセージは更に、IPフローの識別を含む。
例101は例98の拡張であり、WLCPフローモビリティ指示メッセージは更に、更新されたルーティング規則を含む。
例102は例98の拡張であり、更新されたルーティング規則は、WLCPフローモビリティ指示のプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含まれる。
例103は例95の拡張であり、更に、指示及び更新されたルーティング規則を受信するように構成される送受信器、を備える。
例104は例95の拡張であり、論理回路は、IPフローが第1の無線アクセスシステムから第2の無線アクセスシステムに移行するというアクノレッジメントを示すWLCPフローモビリティ応答メッセージと、更新されたルーティング規則とを生成するように構成される。
例105は例104の拡張であり、論理回路は、更新されたルーティング規則をWLCPフローモビリティ応答メッセージのプロトコル設定オプション(PCO)フィールドに含めるように構成される。
例106は例105の拡張であり、更に、WLCPフローモビリティ応答メッセージを送信するように構成される送受信器、を備える。
例107は、例95〜106のいずれかに係るUEと、1以上の無線周波数(RF)アンテナと、ディスプレイとを備えるシステムである。
例108はパケットデータネットワークゲートウェイ(PDN-GW)である。本PDN-GWは、少なくとも一部がハードウェア内に存在する論理回路であって、ユーザイクイップメント(UE)に関連する全てのインターネットプロトコル(IP)フローが非3GPP無線アクセスシステム上にあることを決定し、UEが3GPP無線アクセスシステムからデタッチされるか否かを決定するように構成される論理回路、を備える。
例109は例108の拡張であり、論理回路は、PDN-GWのオペレータによって設定された構成選択と、3GPP無線アクセスシステム上のトラフィック状態と、UEに関連するIPフローのタイプとのうち少なくとも1つに基づいて、UEが3GPP無線アクセスシステムからデタッチされるか否かを決定するように構成される。
例110は例109の拡張であり、論理回路は、デタッチプロシージャの実施をオーバーライドして、UEの3GPP無線アクセスシステム上の通信を維持するように構成される。
例111は例108の拡張であり、論理回路は、設定された期間が経過したと論理回路が決定したときに、UEが3GPP無線アクセスシステムからデタッチされると決定するように構成される。
例112は例111の拡張であり、論理回路は、論理回路がUEに関連する全てのIPフローが非3GPP無線アクセスシステム上にあると決定した時間に実質的に開始する設定された期間を測定するように構成される。
例113は、例108〜112のいずれかに係るPDN-GWと送受信器とを備えるシステムである。
例114は通信方法である。本方法は、ユーザイクイップメント(UE)に関連する全てのインターネットプロトコル(IP)フローが非3GPP無線アクセスシステム上にあることを決定するステップと、UEが3GPP無線アクセスシステムからデタッチされるか否かを決定するステップと、UEをデタッチすると決定された場合に、デタッチプロシージャを実施して、UEの3GPP無線アクセスシステム上の通信を除去するステップと、UEをデタッチしないと決定された場合に、デタッチプロシージャの実施をオーバーライドして、UEについて、3GPP無線アクセスシステム上の通信を維持するステップと、を含む。
例115は例114の拡張であり、UEがデタッチされるか否かを決定するステップは、PDN-GWのオペレータによって設定される構成選択と、3GPP無線アクセスシステム上のトラフィック状態と、UEに関連するIPフローのタイプとのうち少なくとも1つに基づく。
例116は例114の拡張であり、更に、タイマーの満了時にデタッチプロシージャを実施するステップ、を含む。
例117は例116の拡張であり、更に、UEに関連する全てのIPフローが非3GPP無線アクセスシステム上にあると決定されるのと実質的に同じ時間に、タイマーを開始するステップ、を含む。
例118は、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。本記憶媒体は、コンピューティングデバイス上で実行されることに応答して、コンピューティングデバイスに、例114〜117のいずれかに係る通信方法を実行させる命令セットを備える。
例119は、例114〜117のいずれかに係る通信方法を実行する手段を備える装置である。
例120は、少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。本記憶媒体は、パケットデータネットワークゲートウェイ(PDN-GW)で実行されることに応答して、PDN-GWに、ユーザイクイップメント(UE)に関連する全てのインターネットプロトコル(IP)フローが非3GPP無線アクセスシステム上にあると決定する工程と、UEが3GPP無線アクセスシステムからデタッチされるか否かを決定する工程と、UEをデタッチすると決定された場合に、デタッチプロシージャを実施して、UEの3GPP無線アクセスシステム上の通信を除去する工程と、UEをデタッチしないと決定された場合に、デタッチプロシージャの実施をオーバーライドして、UEについて、3GPP無線アクセスシステム上の通信を維持する工程と、を実行させる通信命令セットを含む。
例121は例120の拡張であり、PDN-GWで実行されることに応答して、PDN-GWに、PDN-GWのオペレータによって設定された構成選択と、3GPP無線アクセスシステム上のトラフィック状態と、UEに関連するIPフローのタイプとのうち少なくとも1つに基づいて、UEがデタッチされるか否かを決定する工程、を実行させる通信命令を備える。
例122は例121の拡張であり、PDN-GWで実行されることに応答して、PDN-GWに、タイマーの満了時にデタッチプロシージャを実施する工程、を実行させる通信命令を備える。
例123は例122の拡張であり、PDN-GWで実行されることに応答して、PDN-GWに、UEに関連する全てのIPフローが非3GPP無線アクセスシステム上にあると決定されるのと実質的に同じ時間に、タイマーを開始する工程、を実行させる通信命令を備える。
実施形態の徹底的な理解を提供するために、本明細書では多数の具体的な詳細を説明した。しかしながら、当業者であれば理解できるように、これらの具体的な詳細なしに実施形態を実施できる。他の例では、実施形態を不明瞭にしないように、周知の動作、コンポーネント及び回路は詳細には説明していない。本明細書に開示された具体的な構造的詳細及び機能的詳細は代表的なものであり、必ずしも実施形態の範囲を限定するものではないことが理解できる。
いくつかの実施形態は、「結合」及び「接続」という表現をその派生語と共に用いて説明されることがある。これらの用語は互いに同義語として意図されない。例えば、いくつかの実施形態は、2以上の要素が互いに直接物理的又は電気的に接触していることを示すために、「結合」及び/又は「接続」という用語を用いて記述されることがある。しかしながら、「結合」という用語は、2以上の要素が互いに直接接触していないが、依然として協働又は相互作用することを意味することもある。
別段の言及がない限り、「処理」、「コンピューティング」、「計算する」、「決定する」等の用語は、コンピュータ又はコンピューティングシステム或いは同様の電子的コンピューティングデバイスの動作及び/又はプロセスを指し、コンピュータ又はコンピューティングシステム或いは同様の電子的コンピューティングデバイスは、該コンピューティングシステムのレジスタ及び/又はメモリ内の物理的量(例えば電子)として表されるデータを、同様にコンピューティングシステムのメモリ、レジスタその他の情報記憶装置、伝送装置又は表示装置内の物理的量として表される他のデータに操作及び/又は変換する。実施形態はこの背景に限定されない。
なお、本明細書に記載の方法は、記載された順序又は任意の特定の順序で実行される必要はない。更に、本明細書において特定される方法に関連して説明される様々な動作は、連続又は平行して実行することができる。
本明細書において特定の実施形態を例示及び説明してきたが、示された特定の実施形態の代わりに、同じ目的を達成するために計算された任意の配置を採用することができることを理解されたい。本開示は、様々な実施形態の任意及び全ての適応又は変形をカバーすることを意図する。なお、上記の説明は例示の様式でなされ、限定の様式ではなされていない。上記の説明を検討することにより、当業者であれば、上記の実施形態及び本明細書に具体的に記載していない他の実施形態の組合わせが明らかであろう。したがって、様々な実施形態の範囲は、上記の組成物、構造及び方法が使用される他の適用を含む。開示の要約は、読者が迅速に技術的開示の性質を確認することを可能にする要約を要求する37C.F.R.§1.72(B)に準拠するために提供されることが強調される。それは、特許請求の範囲又は意味を解釈又は限定するために用いられるものではないという理解の下で提出される。また、前述の詳細な説明では、開示を合理化する目的で、単一の実施形態において様々な特徴が共にグループ化されることが分かる。この開示の方法は、請求される実施形態が各請求項に明示的に記載されるものよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映するものと解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、本発明の主題は、単一の開示された実施形態の全ての特徴よりも少ない特徴にある。したがって、以下の特許請求の範囲は、各請求項が別個の好ましい実施形態として独立して、本明細書の詳細な説明に組み込まれる。添付の特許請求の範囲において、用語“including(有する、含む)”と“in which”は、それぞれ用語“comprising(備える)”と“wherein”の平易な英語の均等物として用いられる。更に、用語「第1」、「第2」、「第3」等はラベルとして用いられるに過ぎず、それらの対象に数値的要件を課すことを意図するものではない。
主題は構造的特徴及び/又は方法論的動作に特有の言語で説明されたが、添付の特許請求の範囲で定義される主題は、必ずしも上述の特定の特徴又は動作に限定されるものではないことが理解されるべきである。むしろ、上述の特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実施する例示的形式として開示される。