JP6436870B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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Description
以下の特許文献1には、線状に噴出した導電性液体に給電することで、モノポールアンテナもしくはダイポールアンテナとして動作させるアンテナ装置が開示されている。このアンテナ装置では、導電性液体の噴出する勢いを制御することで動作周波数を調整している。
図1はこの発明の実施の形態1によるアンテナ装置を示す構成図である。
図1において、地導体1には複数の穴2が設けられている。図1の例では、7個の穴2が一列に設けられている。
ノズル3は地導体1に設けられている穴2の径より細い外径を有する第1の導体中空管であり、地導体1に設けられている穴2と同軸上に配置されている。
また、ノズル3の開口面3aには給電点4が設けられている。
図1の例では、ノズル5が地導体1に設けられている穴2と同じ外径を有しているものを示しているが、地導体1に設けられている穴2を覆うことができればよいため、ノズル5の外径が穴2の径より大きいものであってもよい。
ポンプ7は導電性液体Bをノズル5に供給する機械である。
ポンプ駆動部8はポンプ6からノズル3に供給される導電性液体Aの供給量を制御するとともに、複数のポンプ7の中から、ノズル5に導電性液体Bを供給するポンプ7を選択し、その選択したポンプ7からノズル5に供給される導電性液体Bの供給量を制御する装置である。
なお、ポンプ6,7及びポンプ駆動部8から液体噴出制御部が構成されている。
この実施の形態1では、導電性液体Aが放射素子として動作し、導電性液体Aから導電性液体B側に放射される電磁波を抑制する例を説明する。
この実施の形態1では、説明の便宜上、ノズル5が配置されている複数の穴2のうち、図中、右から2番目の穴2と、ノズル3が配置されている穴2との距離が、放射対象の電磁波の周波数f(動作周波数)で4分の1波長の長さであるものとする。
このため、以降の説明では、図中、右から2番目の穴2に配置されているノズル5の開口面から導電性液体Bを噴出させる例を説明するが、他の穴2(例えば、右から1番目や3番目の穴2)と、ノズル3が配置されている穴2との距離が、放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長の長さであれば、他の穴2に配置されているノズル5の開口面から導電性液体Bを噴出させるようにすればよい。
このとき、給電点4から地導体1とノズル3の間に高周波電圧が印加されているため、放射素子として動作する導電性液体Aに高周波電力が供給される。
また、ポンプ駆動部8は、ポンプ6からノズル3に供給される導電性液体Aの供給量を制御することで、ノズル3の開口面3aから噴出させる導電性液体Aの噴出高を放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長の高さに調整する。
導電性液体Aの噴出高を周波数fで4分の1波長の高さに調整することで、導電性液体Aが共振状態となるため、導電性液体Aから周波数fの電磁波が放射される。
ポンプ駆動部8は、ノズル5に導電性液体Bを供給するポンプ7を選択すると、そのポンプ7からノズル5に供給される導電性液体Bの供給量を制御することで、ノズル5の開口面から噴出させる導電性液体Bの噴出高を電磁波の周波数fで4分の1波長より高い高さに調整する。
また、ノズル5の開口面から噴出される導電性液体Bの噴出高が、電磁波の周波数fで4分の1波長より高いため、導電性液体Bが誘導性になる。このため、導電性液体Aとの結合により導電性液体Bに流れる電流の位相は、導電性液体Aに対して最大で90度ほど遅れる。
この結果、導電性液体Bには、導電性液体Aと比べて、最大で−180度の逆相電流が乗るため、導電性液体Bは、導電性液体Aから導電性液体B側へ放射された電磁波を打ち消すように作用する。
しかし、これは一例に過ぎず、例えば、導電性液体Aから図中左方向に放射される電磁波を抑制する必要がある場合、複数のポンプ7のうち、ノズル3が配置されている穴2から、放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長の位置にある穴2に配置されているノズル5に導電性液体Bを供給するポンプ7(図中、左から2番目のポンプ7)を選択し、そのポンプ7からノズル5に供給される導電性液体Bの供給量を制御することで、ノズル5の開口面から噴出させる導電性液体Bの噴出高を電磁波の周波数fで4分の1波長より高い高さに調整すればよい。
図2はこの発明の実施の形態2によるアンテナ装置を示す構成図であり、図2において、図1と同一符号は同一または相当部分を示している。
上記実施の形態1では、導電性液体Aから導電性液体B側に放射される電磁波を抑制する例を示したが、この実施の形態2では、導電性液体Aから導電性液体C側に放射される電磁波を強める例を説明する。
ポンプ駆動部8は、ポンプ6を駆動して、ノズル3から導電性液体Aを外部に噴出させる。
このとき、給電点4から地導体1とノズル3の間に高周波電圧が印加されているため、放射素子として動作する導電性液体Aに高周波電力が供給される。
また、ポンプ駆動部8は、ポンプ6からノズル3に供給される導電性液体Aの供給量を制御することで、ノズル3の開口面3aから噴出させる導電性液体Aの噴出高を放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長の高さに調整する。
導電性液体Aの噴出高を周波数fで4分の1波長の高さに調整することで、導電性液体Aが共振状態となるため、導電性液体Aから周波数fの電磁波が放射される。
ポンプ駆動部8は、ノズル5に導電性液体Cを供給するポンプ7を選択すると、そのポンプ7からノズル5に供給される導電性液体Cの供給量を制御することで、ノズル5の開口面から噴出させる導電性液体Bの噴出高を電磁波の周波数fで4分の1波長より低い高さに調整する。
また、ノズル5の開口面から噴出される導電性液体Cの噴出高が、電磁波の周波数fで4分の1波長より低いため、導電性液体Cが容量性になる。このため、導電性液体Aとの結合により導電性液体Cに流れる電流の位相は、導電性液体Aと同相に近い電流が乗るため、導電性液体Cは、導電性液体Aから導電性液体C側へ放射された電磁波を強めるように作用する。
しかし、これは一例に過ぎず、例えば、導電性液体Aから図中右方向に放射される電磁波を強める必要がある場合、複数のポンプ7のうち、ノズル3が配置されている穴2から、放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長の位置にある穴2に配置されているノズル5に導電性液体Cを供給するポンプ7(図中、右から2番目のポンプ7)を選択し、そのポンプ7からノズル5に供給される導電性液体Cの供給量を制御することで、ノズル5の開口面から噴出させる導電性液体Cの噴出高を電磁波の周波数fで4分の1波長より低い高さに調整すればよい。
図3はこの発明の実施の形態3によるアンテナ装置を示す構成図であり、図3において、図1及び図2と同一符号は同一または相当部分を示している。
上記実施の形態1では、導電性液体Aから導電性液体B側に放射される電磁波を抑制し、上記実施の形態2では、導電性液体Aから導電性液体C側に放射される電磁波を強める例を説明している。
この実施の形態3では、導電性液体Aから導電性液体B側に放射される電磁波を抑制し、かつ、導電性液体Aから導電性液体C側に放射される電磁波を強める例を説明する。
ポンプ駆動部8は、導電性液体Aから導電性液体B側に放射される電磁波を抑制するため、上記実施の形態1と同様に、複数のポンプ7のうち、ノズル3が配置されている穴2から、放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長の位置にある穴2に配置されているノズル5に導電性液体Bを供給するポンプ7を選択する。図3の例では、右から2番目のポンプ7を選択している。
ポンプ駆動部8は、ノズル5に導電性液体Bを供給するポンプ7を選択すると、そのポンプ7からノズル5に供給される導電性液体Bの供給量を制御することで、ノズル5の開口面から噴出させる導電性液体Bの噴出高を電磁波の周波数fで4分の1波長より高い高さに調整する。
これにより、導電性液体Aから導電性液体B側に放射される電磁波が、導電性液体Bによって抑制される。
ポンプ駆動部8は、ノズル5に導電性液体Cを供給するポンプ7を選択すると、そのポンプ7からノズル5に供給される導電性液体Cの供給量を制御することで、ノズル5の開口面から噴出させる導電性液体Cの噴出高を電磁波の周波数fで4分の1波長より低い高さに調整する。
これにより、導電性液体Aから導電性液体C側に放射される電磁波が、導電性液体Cによって強められる。
図中、左から2番目のポンプ7は、ノズル3が配置されている穴2から、周波数fで2分の1波長の位置にある穴2に配置されているノズル5に導電性液体Dを供給するポンプ7である。
ポンプ駆動部8は、ノズル5に導電性液体Dを供給するポンプ7を選択すると、そのポンプ7からノズル5に供給される導電性液体Dの供給量を制御することで、ノズル5の開口面から噴出させる導電性液体Dの噴出高を電磁波の周波数fで4分の1波長より低い高さに調整する。
これにより、導電性液体Dは、導電性液体Cと同様に、導電性液体Aから導電性液体Cに側へ放射された電磁波を強めるように作用する。
この結果、上記実施の形態2よりも、導電性液体Aから導電性液体C側へ放射された電磁波の指向性が鋭くなるため、利得を高めることができる。
上記実施の形態1〜3では、地導体1に設けられている複数の穴2が一列に並んでいるものを示したが、ノズル3が配置されている穴2を中心軸として、同心円上に複数の穴2が地導体1に設けられているものであってもよい。
図4はこの発明の実施の形態4によるアンテナ装置を示す構成図であり、図4において、図1と同一符号は同一または相当部分を示している。
図4では、図の簡単化のため、ポンプ6,7及びポンプ駆動部8を省略しているが、ノズル3にはポンプ6が接続され、各々のノズル5にはポンプ7が接続されており、また、ポンプ6,7にはポンプ駆動部8が接続されている。
したがって、周波数fで4分の1波長の位置にある穴2に配置されている同心円上の複数のノズル5のうち、電磁波を抑制する必要がある方向に配置されているノズル5を選択して、そのノズル5に導電性液体Bを供給するポンプ7を制御し、その導電性液体Bの噴出高を電磁波の周波数fで4分の1波長より高い高さに調整すれば、水平面の任意の方向への電磁波の抑制を行うことができる。
また、同心円上の複数のノズル5のうち、電磁波を強める必要がある方向に配置されているノズル5を選択して、そのノズル5に導電性液体Cを供給するポンプ7を制御し、その導電性液体Cの噴出高を電磁波の周波数fで4分の1波長より低い高さに調整すれば、水平面の任意の方向への電磁波を強めることができる。
図5はこの発明の実施の形態5によるアンテナ装置を示す構成図であり、図5において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
地導体11には、同心円の中心軸に穴12(第1の穴)が設けられ、同心円の線上に複数の分割穴13aが並んでいる穴13(第2の穴)が設けられている。
図5では、2つの同心円の線上に穴13が設けられている例を示しているが、3つ以上の同心円の線上に穴13が設けられていてもよい。
ノズル3の外径は穴12の径より細く、穴12と同軸上に配置されている。
ノズル15は平型のノズルであり、地導体1に設けられている分割穴13aと同じ外郭を有している第2の導体中空管である。ノズル15は分割穴13aを覆う位置に先端の開口面が配置されて、地導体1と電気的に接続されている。
図5の例では、ノズル15が地導体1に設けられている分割穴13aと同じ外郭を有しているものを示しているが、地導体1に設けられている分割穴13aを覆うことができればよいため、ノズル15の外郭が分割穴13aより大きいものであってもよい。
図5では、図の簡単化のため、ポンプ6,7及びポンプ駆動部8を省略しているが、ノズル3にはポンプ6が接続され、各々のノズル15にはポンプ7が接続されており、また、ポンプ6,7にはポンプ駆動部8が接続されている。
この実施の形態5では、導電性液体Aが放射素子として動作し、導電性液体Aから導電性液体Eの反対側に放射される電磁波を強める例を説明する。
この実施の形態5では、2つの同心円の線上に穴13が設けられているが、説明の便宜上、内側の同心円の中心軸からの距離が、放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長の長さであるものとする。
このため、以降の説明では、内側の同心円の分割穴13aに配置されているノズル15の開口面から導電性液体Eを噴出させる例を説明するが、外側の同心円の中心軸からの距離が、放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長の長さであれば、外側の同心円の分割穴13aに配置されているノズル15の開口面から導電性液体Eを噴出させるようにすればよい。
このとき、給電点4から地導体1とノズル3の間に高周波電圧が印加されているため、放射素子として動作する導電性液体Aに高周波電力が供給される。
また、ポンプ駆動部8は、ポンプ6からノズル3に供給される導電性液体Aの供給量を制御することで、ノズル3の開口面3aから噴出させる導電性液体Aの噴出高を放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長の高さに調整する。
導電性液体Aの噴出高を周波数fで4分の1波長の高さに調整することで、導電性液体Aが共振状態となるため、導電性液体Aから周波数fの電磁波が放射される。
ポンプ駆動部8は、ノズル15に導電性液体Eを供給するポンプ7を選択すると、そのポンプ7からノズル15に供給される導電性液体Eの供給量を制御することで、ノズル15の開口面から噴出させる導電性液体Eの噴出高を電磁波の周波数fで4分の1波長より高い高さに調整する。
また、ノズル15の開口面から噴出される導電性液体Eの噴出高が、電磁波の周波数fで4分の1波長より高いため、導電性液体Eが誘導性になる。このため、導電性液体Aとの結合により導電性液体Eに流れる電流の位相は、導電性液体Aに対して最大で90度ほど遅れる。
この結果、導電性液体Eには、導電性液体Aと比べて、最大で−180度の逆相電流が乗るため、導電性液体Eは、導電性液体Aから導電性液体E側へ放射された電磁波を反射ように作用する。
導電性液体Eにより反射された電磁波は、導電性液体Aから導電性液体Eの反対側に放射された電磁波と位相が同相になるため、導電性液体Aから導電性液体Eの反対側に放射された電磁波が強められる。
よって、この実施の形態5によれば、導電性液体Eを噴出させるノズル15を適宜選択することで、導電性液体Aから放射される電磁波を強める方向を水平面の任意の方向に制御することができる効果を奏する。
なお、導電性液体Eを噴出しているノズル15が1つだけの場合、導電性液体Eが形成される面積が小さいため、電磁波の反射作用が小さいが、ノズル15の開口面の面積を大きくすれば、導電性液体Eを噴出しているノズル15が1つだけの場合でも、電磁波の反射作用を大きくすることができる。したがって、この場合は、ポンプ駆動部8が選択するポンプ7の数が1つでも、電磁波を反射させることができる。
上記実施の形態1〜5では、電磁波を強める方向や抑制する方向を制御することが可能なアンテナ装置について示したが、放射する電磁波の使用可能な帯域を広げるようにしてもよい。
地導体21には、穴22(第1の穴)と穴23(第2の穴)が設けられている。穴22と穴23の距離は、放射対象の電磁波の周波数fで8分の1波長の長さ以下である。
ノズル3の外径は穴22の径より細く、穴22と同軸上に配置されている。
ノズル5は穴23と同じ外径を有しており、穴23を覆う位置に先端の開口面が配置されて、地導体21と電気的に接続されている。
図6の例では、ノズル5が穴23と同じ外径を有しているものを示しているが、穴23を覆うことができればよいため、ノズル5の外径が穴23の径より大きいものであってもよい。
ポンプ駆動部8は、ポンプ6を駆動して、ノズル3から導電性液体Aを外部に噴出させる。
このとき、給電点4から地導体1とノズル3の間に高周波電圧が印加されているため、放射素子として動作する導電性液体Aに高周波電力が供給される。
また、ポンプ駆動部8は、ポンプ6からノズル3に供給される導電性液体Aの供給量を制御することで、ノズル3の開口面3aから噴出させる導電性液体Aの噴出高を放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長の高さに調整する。
導電性液体Aの噴出高を周波数fで4分の1波長の高さに調整することで、導電性液体Aが共振状態となるため、導電性液体Aから周波数fの電磁波が放射される。
また、ポンプ駆動部8は、ポンプ7からノズル5に供給される導電性液体Fの供給量を制御することで、ノズル5の開口面から噴出させる導電性液体Fの噴出高を放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長より低い高さに調整する。例えば、電磁波の周波数fで8分の1波長の高さ以上で、4分の1波長未満の高さの範囲に調整する。
あるいは、ノズル5の開口面から噴出させる導電性液体Fの噴出高を放射対象の電磁波の周波数fで4分の1波長より高い高さに調整する。例えば、電磁波の周波数fで4分の1波長の高さより高く、4分の3波長の高さ以下の範囲に調整する。
これにより、導電性液体Aの共振周波数から導電性液体Fの共振周波数までが動作可能な周波数帯域となり、広帯域化が図られる。
なお、ノズル5の開口面から噴出させる導電性液体Fの噴出高を放射対象の電磁波の周波数fで、8分の1波長の高さから4分の3波長の高さの範囲で調整することで、使用可能な帯域を可変することができる。
図7はこの発明の実施の形態7によるアンテナ装置を示す構成図であり、図7において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
地導体31には、円の中心軸に穴32(第1の穴)と、円の周上に環状の穴33(第2の穴)とが設けられている。
ノズル3の外径は穴32の径より細く、穴32と同軸上に配置されている。
ノズル34は平型のノズルであり、地導体1に設けられている環状の穴33と同じ外郭を有している第2の導体中空管である。ノズル34は穴33を覆う位置に先端の開口面が配置されて、地導体31と電気的に接続されている。
図7の例では、ノズル34が地導体31に設けられている穴33と同じ外郭を有しているものを示しているが、地導体31に設けられている穴33を覆うことができればよいため、ノズル34の外郭が穴33より大きいものであってもよい。
ポンプ駆動部8は、ポンプ6を駆動して、ノズル3から導電性液体Aを外部に噴出させる。
このとき、給電点4から地導体1とノズル3の間に高周波電圧が印加されているため、放射素子として動作する導電性液体Aに高周波電力が供給される。
ノズル34から噴出される導電性液体Gは、導電性液体Aを取り囲むように噴出され、非励振素子として動作する。
これにより、地導体31から導電性液体Gの高さまでは同軸線路として動作し、導電性液体Gより高い高さでは、高周波を放射することができる。
上記実施の形態1〜7では、各々のノズルにポンプが接続されているものを示したが、開度を調整することが可能なバルブを各々のノズルに接続し、複数のバルブに1つのポンプを接続するようにしてもよい。
この場合、ポンプ駆動部8が、ポンプ6,7からの導電性液体の供給量を制御すると同時に、各々のバルブの開度を調整することで、上記実施の形態1〜7と同様に、各々のノズルに供給する導電性液体の供給量を制御することができる。
この実施の形態8では、ノズルを接続することで、ポンプの台数を減らすことができる。
Claims (4)
- 同心円の中心軸に第1の穴が設けられ、前記同心円の線上に複数の分割穴が並んでいる第2の穴が設けられている地導体と、
前記地導体に設けられている第1の穴より細い外径を有しており、前記第1の穴と同軸上に配置され、先端の開口面に給電点が設けられている第1の導体中空管と、
前記地導体に設けられている前記分割穴以上の外郭を有しており、前記分割穴を覆う位置に先端の開口面が配置されて、前記地導体と電気的に接続されている複数の第2の導体中空管と、
前記第1及び第2の導体中空管の開口面から導電性の液体を外部に噴出させる液体噴出制御部と
を備えたアンテナ装置。 - 円の中心軸に第1の穴が設けられ、前記円の周上に環状の第2の穴が設けられている地導体と、
前記地導体に設けられている第1の穴の径より細い外径を有しており、前記第1の穴と同軸上に配置され、先端の開口面に給電点が設けられている第1の導体中空管と、
前記地導体に設けられている第2の穴以上の外郭を有しており、前記第2の穴を覆う位置に先端の開口面が配置されて、前記地導体と電気的に接続されている第2の導体中空管と、
前記第1及び第2の導体中空管の開口面から導電性の液体を外部に噴出させる液体噴出制御部とを備え、
前記液体噴出制御部は、前記第1の導体中空管の開口面から噴出させる導電性の液体の噴出高を、前記第2の導体中空管の開口面から噴出させる導電性の液体の噴出高に対して、放射対象の電磁波の周波数で4分の1波長以上の高さを加えた高さに制御することを特徴とするアンテナ装置。 - 前記液体噴出制御部は、前記導電性の液体を前記第1又は第2の導体中空管に供給するポンプを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアンテナ装置。
- 前記液体噴出制御部は、前記ポンプから前記第1又は第2の導体中空管に供給される前記導電性の液体の供給量を調整するバルブを備えていることを特徴とする請求項3記載のアンテナ装置。
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