JP6434385B2 - 更新システム、更新方法、および更新プログラム - Google Patents

更新システム、更新方法、および更新プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6434385B2
JP6434385B2 JP2015158901A JP2015158901A JP6434385B2 JP 6434385 B2 JP6434385 B2 JP 6434385B2 JP 2015158901 A JP2015158901 A JP 2015158901A JP 2015158901 A JP2015158901 A JP 2015158901A JP 6434385 B2 JP6434385 B2 JP 6434385B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
slave
updated
update
service providing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015158901A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017037514A (ja
Inventor
信一 河村
信一 河村
秋山 悟
悟 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2015158901A priority Critical patent/JP6434385B2/ja
Publication of JP2017037514A publication Critical patent/JP2017037514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6434385B2 publication Critical patent/JP6434385B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、更新システム、更新方法、および更新プログラムに関する。
従来、マスタデータベース(DB)/スレーブデータベース(DB)によりデータベース(DB)が冗長化されたデータベース(DB)サーバシステムが知られている(特許文献1参照)。サービス提供装置は、通常、マスタDBのデータを参照してユーザにサービスを提供する。
このようなDBサーバシステムにおいては、ネットワーク障害等によりマスタDBとスレーブDBとを同期させることができず、マスタDBとスレーブDBとを入れ替えるいわゆるマスタ/スレーブ交代ができない状態であっても、サービスを継続して提供する必要がある。そこで、複数のDBサーバが同時に起動してしまういわゆるスプリットブレインの状態にならないことを前提に、スレーブDBのデータ参照をサービス提供装置に許容する場合がある。サービス提供装置は、参照したスレーブDBのデータをキャッシュメモリに保存して、サービス提供に利用する。
特許第5701224号公報
しかしながら、上記の場合には、マスタDBとスレーブDBとが同期していないため、マスタDBのデータのみが更新されてスレーブDBのデータが更新されていない場合があり得る。そうすると、マスタDBおよびスレーブDBの次回の更新まで、あるいは、サービス提供装置が次にマスタDBのデータを参照するまで、更新前のデータが運用されることになる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ネットワーク障害等が発生した場合にも可及的速やかに更新されたデータを運用することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る更新システムは、ユーザにサービスを提供するサービス提供装置と、マスタデータベースを有するマスタデータベースサーバと、スレーブデータベースを有するスレーブデータベースサーバとを有する更新システムであって、前記サービス提供装置は、前記マスタデータベースサーバと通信できない場合に、前記マスタデータベースサーバに代えて前記スレーブデータベースサーバに、前記スレーブデータベースのデータ参照を要求する参照要求を送信するデータ参照部を備え、前記マスタデータベースサーバは、前記マスタデータベースのデータが更新された後、前記スレーブデータベースサーバにデータが更新されたレコードを送信する更新データ送信部を備え、前記スレーブデータベースサーバは、前記サービス提供装置から前記参照要求を受信した際、前記スレーブデータベースのデータを該サービス提供装置に参照させ、データが参照されたレコードにスレーブ参照フラグを付与する参照データ管理部と、前記マスタデータベースサーバからデータが更新されたレコードを受信した際、前記スレーブデータベースの対応するレコードのデータを、受信したデータに更新するとともに、対応するレコードに前記スレーブ参照フラグが付与されていれば、前記サービス提供装置にデータが更新された旨を通知する更新データ管理部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、ネットワーク障害等が発生した場合にも可及的速やかに更新されたデータを運用することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る更新システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、本実施形態のサービス提供装置の構成を例示する模式図である。 図3は、本実施形態のマスタDBサーバの構成を例示する模式図である。 図4は、本実施形態のマスタDBのデータ構成を例示する図である。 図5は、本実施形態のスレーブDBサーバの構成を例示する模式図である。 図6は、本実施形態のスレーブDBのデータ構成を例示する図である。 図7Aは、本実施形態の更新処理を説明するための説明図である。 図7Bは、本実施形態の更新処理を説明するための説明図である。 図7Cは、本実施形態の更新処理を説明するための説明図である。 図7Dは、本実施形態の更新処理を説明するための説明図である。 図7Eは、本実施形態の更新処理を説明するための説明図である。 図7Fは、本実施形態の更新処理を説明するための説明図である。 図8は、本実施形態の更新処理を説明するための説明図である。 図9は、本実施形態の更新処理手順を例示するシーケンス図である。 図10は、更新プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
[更新システム]
図1は、本実施形態に係る更新システムの概略構成を示す模式図である。図1に示すように、更新システム1は、サービス提供装置10と、マスタデータベース(DB)サーバ20と、スレーブデータベース(DB)サーバ30とが、互いに通信可能に接続されて構成される。
サービス提供装置10は、ユーザにサービスを提供する。マスタDBサーバ20は、サービス提供に必要なデータを記憶するマスタDB21を有する。スレーブDBサーバ30は、マスタDB21の複製データを記憶するスレーブDB31を有する。
このような構成の更新システム1において、サービス提供装置10は、平常時に、ユーザの要求に応じて、あるいは予め、マスタDB21にアクセスしてデータを参照し、参照したデータをキャッシュメモリに記憶するデータキャッシュを行う。そして、サービス提供装置10は、このデータを用いてユーザにサービスを提供する。また、サービス提供装置10は、ネットワーク障害等によりマスタDBサーバ20と通信できない場合に、スレーブDB31にアクセスしてデータを参照し、データキャッシュを行って、このデータを用いてユーザにサービスを提供する。
マスタDBサーバ20は、図示しない操作端末等によりマスタDB21のデータ更新が行われた場合に、更新されたデータをスレーブDBサーバ30に通知して、マスタDB21とスレーブDB31とを同期させるレプリケーションを行う。マスタDBサーバ20は、マスタDB21のデータ更新が行われた後、直ちに、あるいは、スレーブDB31との通信ができない場合には通信可能となった場合に直ちに、レプリケーションを行う。
本実施形態の更新システム1は、このマスタDB21のデータ更新とスレーブDB31と同期するまでの間に、サービス提供装置10がスレーブDB31の更新前のデータを参照した場合に、可及的速やかにデータ更新があったことを通知して、更新後のデータを用いたサービス提供を可能とする。
[サービス提供装置]
図2は、サービス提供装置10の構成を例示する模式図である。サービス提供装置10は、ワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータで実現され、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置がメモリに記憶された処理プログラムを実行することにより、図2に例示するように、データ参照部11およびサービス提供部12として機能する。
データ参照部11は、マスタDBサーバと通信できない場合に、マスタDBサーバ20に代えてスレーブDBサーバ30に、スレーブDB31のデータ参照を要求する参照要求を送信する。具体的に、データ参照部11は、平常時、マスタDBサーバ20にマスタDB21のデータ参照の参照要求を送信する。また、データ参照部11は、ネットワーク障害等によりマスタDBサーバ20にアクセスできない場合には、スレーブDBサーバ30に、スレーブDB31のデータ参照の参照要求を送信する。
また、データ参照部11は、参照要求に応答してマスタDBサーバ20またはスレーブDBサーバ30から返送された参照応答に含まれるデータを、キャッシュメモリに記憶する(以下、データキャッシュと称する)。
サービス提供部12は、データキャッシュされたデータを用いて、ユーザにサービスを提供する。例えば、サービス提供部12は、電話番号と宛先アドレスとを対応づけたデータを用いて、ユーザが指定した電話番号に対応する宛先アドレスをユーザに通知するサービスを提供する。
[マスタDBサーバの構成]
図3は、マスタDBサーバ20の構成を例示する模式図である。マスタDBサーバ20は、ワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータで実現され、図3に示すように、マスタDB21と、入力部22と、出力部23と、通信制御部24と、制御部25とを備える。
入力部22は、キーボードやマウス等の入力デバイスを用いて実現され、操作者による入力操作に対応して、制御部25に対して処理開始などの各種指示情報を入力する。出力部23は、液晶ディスプレイなどの表示装置、プリンター等の印刷装置、情報通信装置等によって実現される。
通信制御部24は、NIC(Network Interface Card)等で実現され、LAN(Local Area Network)やインターネット等の電気通信回線を介したスレーブDBサーバ30や上位OpS(Operation System)等の外部の装置と制御部25との通信を制御する。
マスタDB21は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。なお、マスタDB21は、通信制御部24を介して制御部25と通信する構成としてもよい。
マスタDB21は、サービス提供装置10が参照してサービス提供に用いるサービス情報を記憶する。サービス情報は、図4に例示するように、各レコードを識別するレコードIDと、情報内容を示すデータにより構成される。図4には、例えば、レコードIDが1であるレコードのデータがAAAであることが例示されている。このサービス情報は、制御部25の制御により、あるいは予め、通信制御部24あるいは入力部22を介して上位OpS等から取得される。
制御部25は、CPU等の演算処理装置がメモリに記憶された処理プログラムを実行することにより、図3に例示するように、データ更新部251および更新データ送信部252として機能する。
データ更新部251は、上位OpS等から更新用のデータが入力された際、マスタDB21のデータを更新する。具体的に、データ更新部251は、通信制御部24あるいは入力部22を介してサービス情報を更新するためのデータが入力された際、対応するレコードのデータを入力されたデータに更新する。
更新データ送信部252は、マスタDB21のデータが更新された後、スレーブDBサーバ30にデータが更新されたレコードを送信する。具体的に、データ更新部251がサービス情報を更新した場合に、直ちに、あるいは所定のタイミングで、更新データ送信部252は、スレーブDBサーバ30に、更新されたデータと対応するレコードIDとを含むレコードを含め、マスタDB21とスレーブDB31との同期を指示するレプリケーションを送信する。なお、ネットワーク障害等によりスレーブDBサーバ30にアクセスできない場合には、更新データ送信部252は、スレーブDBサーバ30にアクセスする通信回線が復旧した後、直ちに、あるいは所定のタイミングで、スレーブDBサーバ30にデータが更新されたレコードを含め、レプリケーションを送信する。
[スレーブDBサーバ]
図5は、スレーブDBサーバ30の概略構成を例示する模式図である。スレーブDBサーバ30は、ワークステーションやパソコン等の汎用コンピュータで実現され、図5に示すように、スレーブDB31と、入力部32と、出力部33と、通信制御部34と、制御部35とを備える。
入力部32は、キーボードやマウス等の入力デバイスを用いて実現され、操作者による入力操作に対応して、制御部35に対して処理開始などの各種指示情報を入力する。出力部33は、液晶ディスプレイなどの表示装置、プリンター等の印刷装置、情報通信装置等によって実現される。
通信制御部34は、NIC等で実現され、LANやインターネットなどの電気通信回線を介したマスタDBサーバ20やサービス提供装置10等の外部の装置と制御部35との通信を制御する。
スレーブDB31は、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。なお、スレーブDB31は、通信制御部34を介して制御部35と通信する構成としてもよい。
スレーブDB31は、マスタDB21に記憶されるサービス情報を複製した冗長化情報を記憶する。なお、スレーブDB31のデータには、図6に例示するように、図4に例示したサービス情報の複製に加え、スレーブ参照フラグの項目が含まれる。後述する更新処理により、該当のレコードにスレーブ参照フラグが付与される場合に、このスレーブ参照フラグの項目にビットが立てられる。図6の例では、このスレーブ参照フラグの項目の値が1である場合に、ビットが立てられていること、すなわちスレーブ参照フラグが付与されていることが表されている。
制御部35は、CPU等の演算処理装置がメモリに記憶された処理プログラムを実行することにより、図5に例示するように、参照データ管理部351および更新データ管理部352として機能する。
参照データ管理部351は、サービス提供装置10から参照要求を受信した際、スレーブDB31のデータを該サービス提供装置10に参照させ、データが参照されたレコードにスレーブ参照フラグを付与する。具体的に、参照データ管理部351は、サービス提供装置10とマスタDBサーバ20との間のネットワーク障害等により、サービス提供装置10から参照要求を受信する場合がある。その場合に、参照データ管理部351は、サービス提供装置10にスレーブDB31の冗長化情報を参照させる。また、参照データ管理部351は、参照されたレコードにスレーブ参照フラグを付与する。
ここで、図7A〜図7Cを参照して、参照データ管理部351の動作について具体的に説明する。平常時には、図7Aに例示するように、サービス提供装置10は、マスタDBサーバ20に参照要求を送信し、マスタDB21のサービス情報を参照し、参照応答に含まれるデータをデータキャッシュする。また、マスタDBサーバ20は、定期的に、あるいは、マスタDB21のデータが更新された場合に、スレーブDBサーバ30にマスタDB21とスレーブDB31とを同期を指示するレプリケーションを送信する。
また、図7Bに例示するように、マスタDB21のデータが更新された後、マスタDBサーバ20とスレーブDBサーバ30との間のネットワーク(NW)障害等により、スレーブDB31のデータが更新されない場合、マスタDB21のデータとスレーブDB31のデータとに差異が生じる。図7Bの例では、マスタDB21のレコードIDが2,3のデータが更新された後、ネットワーク障害等により、更新されたデータすなわちレコードIDが2のデータDDDとレコードIDが3のデータEEEとがスレーブDB31に送信されていない。そのため、スレーブDB31のレコードIDが2のデータはBBB、レコードIDが3のデータはCCCのままである。
続いて、図7Cに例示するように、サービス提供装置10とマスタDBサーバ20との間のネットワーク障害の場合等に、サービス提供装置10からスレーブDBサーバ30に参照要求が送信される。その場合に、参照データ管理部351は、スレーブDB31の参照されたデータに対応するレコードに、スレーブ参照フラグを付与する。また、参照応答に更新前のデータを含めてサービス提供装置10に返信する。
図7Cの例では、レコードIDが2のデータを指定する参照要求を受信した際、参照データ管理部351は、レコードIDが2のレコードにスレーブ参照フラグを付与し、レコードIDが2の更新されていないデータBBBを参照応答に含めてサービス提供装置10に返信する。サービス提供装置10では、レコードIDが2の更新されていないデータBBBがデータキャッシュされる。
更新データ管理部352は、マスタDBサーバ20からデータが更新されたレコードを受信した際、スレーブDB31の対応するレコードのデータを、受信したデータに更新する。また、更新データ管理部352は、対応するレコードにスレーブ参照フラグが付与されていれば、サービス提供装置10にデータが更新された旨を通知する。
具体的に、マスタDBサーバ20から、スレーブDBサーバ30にデータが更新されたレコードを含んだレプリケーションを受信した際、更新データ管理部352は、スレーブDB31の対応するレコードのデータを、受信したデータに更新する。また、更新データ管理部352は、このレコードにスレーブ参照フラグが付与されている場合には、サービス提供装置10にデータが更新された旨を通知する。併せて、スレーブ参照フラグを除去すなわち図6の例では0にする。これにより、サービス提供装置10は、改めてマスタDB20あるいはスレーブDB30に参照要求を送信して、データキャッシュされているデータを更新することができる。
なお、更新データ管理部352は、データが更新された旨に加えて、あるいはデータが更新された旨に代えて、更新されたデータをサービス提供装置10に通知してもよい。これにより、サービス提供装置10は、改めてマスタDB20あるいはスレーブDB30のデータを参照しなくても、データキャッシュされているデータを更新することができる。
ここで、図7D〜図7Fを参照して、更新データ管理部352の動作について具体的に説明する。図7Dに例示するように、マスタDBサーバ20は、スレーブDBサーバ30との間の通信回線が復旧した後、スレーブDBサーバ30に、データが更新されたレコードを含め、マスタDB21とスレーブDB31との同期を指示するレプリケーションを送信する。図7Dの例では、レコードIDが2の更新されたデータDDDとレコードIDが3の更新されたデータEEEとが、スレーブDBサーバ30に送信される。
次に、図7Eに例示するように、データが更新されたレコードを受信した更新データ管理部352は、受信したレコードに対応するスレーブDB31のレコードのうち、スレーブ参照フラグが付与されているデータをチェックする。図7Eの例では、スレーブDB31のレコードIDが2のレコードにスレーブ参照フラグが付与されている。したがって、更新データ管理部352は、このレコードIDが2のデータBBBが更新前のデータであって、サービス提供装置10にデータキャッシュされていることがわかる。
そこで、更新データ管理部352は、図7Fに例示するように、まず、マスタDBサーバ20から受信したデータでスレーブDB31のデータを更新する。さらに、更新データ管理部352は、サービス提供装置10に、参照されたデータの更新後のデータを通知する。図7Fの例では、スレーブDB31について、レコードIDが2のデータがDDDに、レコードIDが3のデータがEEEに更新される。また、サービス提供装置10に、レコードIDが2の更新されたデータDDDが通知される。これにより、サービス提供装置10は、データキャッシュされているデータを、BBBからDDDに更新することができる。
次に、図8を参照して、参照データ管理部351および更新データ管理部352の処理についてまとめる。すなわち、スレーブDB31のレコードについて、レコードIDが1のレコードのデータAAAについては、マスタDB21で更新されておらず、また、スレーブ参照フラグが付与されておらずサービス提供装置10により参照されていないため、参照データ管理部351および更新データ管理部352の処理の対象外である。レコードIDが2のレコードのデータBBBについては、サービス提供装置10により参照されているが、マスタDB21で更新されていないので、やはり、参照データ管理部351および更新データ管理部352の処理の対象外である。レコードIDが3のレコードのデータCCCについては、マスタDB21でEEEに更新されているが、サービス提供装置10により参照されていないので、更新データ管理部352によりデータが更新される。レコードIDが4のレコードのデータDDDについては、マスタDB21でFFFに更新され、また、サービス提供装置10により参照されているので、更新データ管理部352によりデータが更新され、サービス提供装置10にデータが更新されたことが通知される。
[更新処理]
次に、図9のシーケンス図を参照して、更新システム1における更新処理手順について説明する。図9の例では、マスタDB21およびスレーブDB31は、電話番号と宛先アドレスとを対応づけしたデータを記憶している。サービス提供装置10は、マスタDB21またはスレーブDB31のデータを参照して、エンドユーザの電話番号を指定した宛先解決要求に応答し、電話番号に対応する宛先アドレスを宛先解決応答に含めて返信する。マスタDB21のデータ更新は上位OpSにより入力される。
上位OpSによりマスタDB21のデータが更新された場合(ステップS1)、平常時には、マスタDBサーバ20は、スレーブDBサーバ30に、データが更新されたレコードを含め、マスタDB21とスレーブDB31との同期を指示するレプリケーションを送信する(ステップS2)。これを受信したスレーブDBサーバ30は、対応するレコードのデータを更新する(ステップS3)。
本実施形態では、ネットワーク障害等により、ステップS2〜S3の処理が行われていない場合が想定されている。例えば、マスタDB21のレコードIDが2のレコードのデータについて、電話番号050−3333−4444に対応する宛先アドレスが、0e.0f.0g.0hから0n.0o.0p.0qに更新されたとする。その場合にも、スレーブDB31のレコードIDが2のレコードのデータは、電話番号050−3333−4444と宛先アドレス0e.0f.0g.0hとが対応付けされたものである。
サービス提供装置10は、エンドユーザから電話番号(例えば050−3333−4444)を指定した宛先解決要求を受信した場合に(ステップS4)、この電話番号に対応するレコードがデータキャッシュされていなければ、まず、マスタDBサーバ20に、この電話番号050−3333−4444を指定した参照要求を送信する(ステップS5)。ネットワーク障害等によりマスタDBサーバ20にアクセスできない場合に、サービス提供装置10は、スレーブDBサーバ30にこの電話番号050−3333−4444を指定した参照要求を送信する(ステップS6)。
スレーブDBサーバ30は、電話番号050−3333−4444に対応するレコードIDが2のレコードに、スレーブ参照フラグを付与する。また、スレーブDBサーバ30は、電話番号050−3333−4444に対応する宛先アドレス0e.0f.0g.0hを含む参照応答をサービス提供装置10に返信する(ステップS7)。サービス提供装置10は、電話番号と対応する宛先アドレスからなるデータのデータキャッシュを行う(ステップS8)。また、サービス提供装置10は、エンドユーザに、電話番号050−3333−4444に対応する宛先アドレス0e.0f.0g.0hを含む宛先解決応答を返信する(ステップS9)。この場合、エンドユーザは、更新された宛先アドレス0n.0o.0p.0qに接続することができない。
マスタDBサーバ20は、スレーブDBサーバ30にアクセス可能に通信回線が復旧した後、スレーブDBサーバ30に、データが更新されたレコードを含め、マスタDB21とスレーブDB31との同期を指示するレプリケーションを送信する(ステップS10)。
これを受信したスレーブDBサーバ30は、受信したレコードに対応するレコードのスレーブ参照フラグをチェックして(ステップS11)、スレーブ参照フラグが付与されているレコードIDが2のデータすなわち電話番号050−3333−4444と宛先アドレス0n.0o.0p.0qとが対応付けされたデータを、サービス提供装置10に通知する(ステップS12)。これにより、サービス提供装置10は、ステップS8の処理でデータキャッシュされた電話番号050−3333−4444と宛先アドレス0e.0f.0g.0hとが対応付けされたデータを更新する(ステップS13)。
これにより、サービス提供装置10は、以降のエンドユーザによる宛先解決要求に対して、更新された宛先アドレス0n.0o.0p.0qを含む宛先解決応答を返信できる。したがって、エンドユーザは更新された宛先アドレス0n.0o.0p.0qに接続することができる。このように、本実施形態によれば、エンドユーザに更新された宛先アドレス0n.0o.0p.0qを通知することができるようになるまでの時間Tを短縮することができる。
以上、説明したように、本実施形態の更新システム1では、スレーブDBサーバ30の参照データ管理部351が、サービス提供装置10からデータ参照を要求する参照要求を受信した際、スレーブDB31のデータを該サービス提供装置10に参照させ、データが参照されたレコードにスレーブ参照フラグを付与する。また、更新データ管理部352が、マスタDBサーバ20からデータが更新されたレコードを受信した際、スレーブDB31の対応するレコードのデータを、受信したデータに更新するとともに、対応するレコードにスレーブ参照フラグが付与されていれば、サービス提供装置10にデータが更新された旨を通知する。
これにより、サービス提供装置10にデータが更新されたことが通知されるので、更新前のデータによる運用期間を短縮できる。また、更新されたデータが通知される場合には、サービス提供装置10において短期間でデータ整合を図れる。したがって、ネットワーク障害等が発生した場合にも可及的速やかに更新されたデータを運用することができる。
[他の実施形態]
[プログラム]
上記実施形態に係る更新システム1を構成する各装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがプログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、係るプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。以下に、更新システム1と同様の機能を実現する更新プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図10に示すように、更新プログラムを実行するコンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1031に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1041に接続される。ディスクドライブ1041には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1051およびキーボード1052が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1061が接続される。
ここで、図10に示すように、ハードディスクドライブ1031は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。上記実施形態で説明した各テーブルは、例えばハードディスクドライブ1031やメモリ1010に記憶される。
また、更新プログラムは、例えば、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュール1093として、ハードディスクドライブ1031に記憶される。具体的には、上記実施形態で説明した更新システム1が実行する各処理が記述されたプログラムモジュールが、ハードディスクドライブ1031に記憶される。
また、更新プログラムによる情報処理に用いられるデータは、プログラムデータ1094として、例えば、ハードディスクドライブ1031に記憶される。そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1031に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
なお、更新プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1031に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1041等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、ログ判定プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述および図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 更新システム
10 サービス提供装置
11 データ参照部
12 サービス提供部
20 マスタデータベース(DB)サーバ
21 マスタデータベース(DB)
251 データ更新部
252 更新データ送信部
30 スレーブデータベース(DB)サーバ
31 スレーブデータベース(DB)
351 参照データ管理部
352 更新データ管理部

Claims (4)

  1. ユーザにサービスを提供するサービス提供装置と、マスタデータベースを有するマスタデータベースサーバと、スレーブデータベースを有するスレーブデータベースサーバとを有する更新システムであって、
    前記サービス提供装置は、前記マスタデータベースサーバと通信できない場合に、前記マスタデータベースサーバに代えて前記スレーブデータベースサーバに、前記スレーブデータベースのデータ参照を要求する参照要求を送信するデータ参照部を備え、
    前記マスタデータベースサーバは、前記マスタデータベースのデータが更新された後、前記スレーブデータベースサーバにデータが更新されたレコードを送信する更新データ送信部を備え、
    前記スレーブデータベースサーバは、前記サービス提供装置から前記参照要求を受信した際、前記スレーブデータベースのデータを該サービス提供装置に参照させ、データが参照されたレコードにスレーブ参照フラグを付与する参照データ管理部と、
    前記マスタデータベースサーバからデータが更新されたレコードを受信した際、前記スレーブデータベースの対応するレコードのデータを、受信したデータに更新するとともに、当該対応するレコードに前記スレーブ参照フラグが付与されていれば、前記サービス提供装置にデータが更新された旨を通知する更新データ管理部と、を備える、
    ことを特徴とする更新システム。
  2. 前記更新データ管理部は、前記サービス提供装置に、データが更新された旨に加えて、あるいはデータが更新された旨に代えて、更新されたデータを通知することを特徴とする請求項1に記載の更新システム。
  3. ユーザにサービスを提供するサービス提供装置と、マスタデータベースを有するマスタデータベースサーバと、スレーブデータベースを有するスレーブデータベースサーバとを有する更新システムで実行される更新方法であって、
    前記サービス提供装置における、前記マスタデータベースサーバと通信できない場合に、前記マスタデータベースサーバに代えて前記スレーブデータベースサーバに、前記スレーブデータベースのデータ参照を要求する参照要求を送信するデータ参照工程と、
    前記マスタデータベースサーバにおける、前記マスタデータベースのデータが更新された後、前記スレーブデータベースサーバにデータが更新されたレコードを送信する更新データ送信工程と、
    前記スレーブデータベースサーバにおける、前記サービス提供装置から前記参照要求を受信した際、前記スレーブデータベースのデータを該サービス提供装置に参照させ、データが参照されたレコードにスレーブ参照フラグを付与する参照データ管理工程と、
    前記マスタデータベースサーバからデータが更新されたレコードを受信した際、前記スレーブデータベースの対応するレコードのデータを、受信したデータに更新するとともに、当該対応するレコードに前記スレーブ参照フラグが付与されていれば、前記サービス提供装置にデータが更新された旨を通知する更新データ管理工程と、
    を含んだことを特徴とする更新方法。
  4. ユーザにサービスを提供するサービス提供装置と、マスタデータベースを有するマスタデータベースサーバと、スレーブデータベースを有するスレーブデータベースサーバとを有する更新システムであって、
    前記サービス提供装置は、前記マスタデータベースサーバと通信できない場合に、前記マスタデータベースサーバに代えて前記スレーブデータベースサーバに、前記スレーブデータベースのデータ参照を要求する参照要求を送信し、
    前記マスタデータベースサーバは、前記マスタデータベースのデータが更新された後、前記スレーブデータベースサーバにデータが更新されたレコードを送信する更新システムにおける前記スレーブデータベースサーバのコンピュータに、
    前記サービス提供装置から前記参照要求を受信した際、前記スレーブデータベースのデータを該サービス提供装置に参照させ、データが参照されたレコードにスレーブ参照フラグを付与する参照データ管理ステップと、
    前記マスタデータベースサーバからデータが更新されたレコードを受信した際、前記スレーブデータベースの対応するレコードのデータを、受信したデータに更新するとともに、当該対応するレコードに前記スレーブ参照フラグが付与されていれば、前記サービス提供装置にデータが更新された旨を通知する更新データ管理ステップと、
    を実行させるための更新プログラム。
JP2015158901A 2015-08-11 2015-08-11 更新システム、更新方法、および更新プログラム Active JP6434385B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015158901A JP6434385B2 (ja) 2015-08-11 2015-08-11 更新システム、更新方法、および更新プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015158901A JP6434385B2 (ja) 2015-08-11 2015-08-11 更新システム、更新方法、および更新プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017037514A JP2017037514A (ja) 2017-02-16
JP6434385B2 true JP6434385B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=58047762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015158901A Active JP6434385B2 (ja) 2015-08-11 2015-08-11 更新システム、更新方法、および更新プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6434385B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10320256A (ja) * 1997-05-20 1998-12-04 Kyushu Nippon Denki Software Kk 分散データベースシステムのデータ更新制御方法および 装置
JP2006011581A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Hitachi Ltd ストレージシステム及びストレージシステムの制御方法
JP2006146299A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Nec Corp スプリットブレインリカバリ方式、スプリットブレインリカバリ方法およびプログラム
JP5699658B2 (ja) * 2011-02-10 2015-04-15 日本電気株式会社 待機系計算機、クラスタシステム、サービス提供方法およびプログラム
JP2015005147A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 キヤノン株式会社 データベースの整合性保持方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017037514A (ja) 2017-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6774499B2 (ja) オフラインでのハイブリッドアプリケーションへのアクセスの提供
US20190243810A1 (en) File transfer system using file backup times
KR101750429B1 (ko) 공동 편집을 위한 문서 편집 시스템 및 방법
US9626177B1 (en) Peer to peer upgrade management
CN107193607B (zh) 用于更新代码文件的方法和装置、存储介质、处理器以及终端
US9864736B2 (en) Information processing apparatus, control method, and recording medium
KR101913346B1 (ko) 클라우드 환경에서의 클라우드 서버 관리 방법 및 장치
JP2009086701A (ja) 仮想計算機システム及び同システムにおける仮想マシン復元方法
US10474696B2 (en) Replication groups for content libraries
CN115421968A (zh) 数据恢复方法及电子设备
CN106797402A (zh) 信息处理系统、信息处理装置及其控制方法、图像形成装置及其控制方法、以及程序
US20240152496A1 (en) Model ml registry and model serving
CN109726039B (zh) 用于管理虚拟机的方法和设备
US20160173714A1 (en) Information processing apparatus, method of controlling the same, and storage medium
CN105511808B (zh) 一种数据操作方法、系统及相关装置
JP6434385B2 (ja) 更新システム、更新方法、および更新プログラム
JP7255105B2 (ja) アプリケーションプログラムおよびデータ転送システム
CN106789198B (zh) 一种计算节点管理方法及系统
JP2009251756A (ja) クライアント装置、分散ファイルシステム、共有リソース多重化方法およびプログラム
US11290318B2 (en) Disaster recovery of cloud resources
CN106790458B (zh) 一种跨局域网的Memcache数据共享方法及系统
US20170091253A1 (en) Interrupted synchronization detection and recovery
CN109074451A (zh) 在分布式环境中保护内部服务
JP7027153B2 (ja) ネットワークシステム、ゲートウェイ装置およびデータ処理方法
CN111596953A (zh) 版本管理系统、开发数据传输控制方法及相关装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6434385

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150