JP6433078B2 - 積層体 - Google Patents

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本発明は、紙が積層されてなる積層体であり、上質紙と変わらない外観を有する偽造防止機能を有する積層体に関する。
従来、商品券や宝くじ券等の有価証券等の偽造防止を施した紙が提案されている。例えば、支持体と塗工層との間に着色層を形成することにより、外観上は着色層の色は視認されないが、破いた部分などの断面に着色層の色が現出し、真正品か偽造品かを容易に判定可能である塗工シート(特許文献1)が提案されている。当該塗工シートにおいては、塗工シートを部分的に破いたり、シートを層間剥離させたり、特殊な光を照射することなどにより真偽の判定を行う。
特開2003−293287号公報
商品券や宝くじ等の用紙は、偽造品が作成されないように真偽の判断が可能な高い信頼性が必要とされるため、偽造防止等の処理を施した紙が必要となり、コストがかかりすぎることが多い。さらに、上記の塗工シートにおいては、真偽判定に塗工シートを部分的に破いたり、シートを層間剥離させたり、特殊な光を照射する等の方法が必要であった。そこで、本発明は、外見的には通常の紙製品と変わりはないが、紙を破壊することなく、かつ特殊な光の照射を必要とせず、入手が容易な市販のLEDライト等の白い光で他の用紙と判別が可能な積層体を提供することを目的とする。さらに、特殊な偽造防止を必要とせず、コスト面でも有利な積層体を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意研究を行った結果、下記の積層体を発明するに至った。すなわち、本発明の積層体は、表面から順番に第一層、第二層、第三層の3層を有し、前記第二層は前記第一層と前記第三層との間に介在するものであり、かつ前記第一層がJIS P8149に準じて測定した不透明度が96〜98%でかつJIS P8148に準じて測定した白色度が85%以上の紙であり、前記第二層の吸収係数が50〜150cm/gである紙、前記第三層が第一層と同じくJIS P8149に準じて測定した不透明度が96〜98%でかつJIS P8148に準じて測定した白色度が85%以上の紙の構成であることを特徴とする積層体である。
また、第二層がJIS Z8781−4に規定される表色系に基づく明度(L*)が50〜85でかつ彩度(C*)が20〜72であることが好ましい。
本発明の積層体は、紙の外観は通常の紙製品と変わりはないが、積層体の第一層又は第三層の紙表面から市販のLEDライト等により白い光を当てて、反対面に透過する第二層の紙の色に呈色した光を確認することにより、紙を破壊することなく、かつ特殊な光を必要とすることなく、他の用紙と簡便に判別することができる。さらに、本発明の積層体であれば、特殊な偽造防止を施されていない紙の3層構造を有する積層体を提供することができ、コスト面でも比較的安価に提供することができる。
本考案の積層体の一実施形態を示す拡大断面図である。
本発明の積層体は紙の3層の積層構造を有し、表面から順に第一層、第二層、第三層の3層構造を有する積層体である。本発明において第一層及び第三層に使用される紙としては、JIS P8149に準じて測定した不透明度が96〜98%以上でかつJIS P8148に準じて測定した白色度が85%以上、好ましくは90%以上である紙を使用する。このような紙であれば、いずれの紙であっても使用可能であるが、例えば、上質紙、クラフト紙、塗工紙等が使用できる。一例としては、化学パルプを95%以上または100%使用した上質紙、または上質紙を原紙とした塗工紙を使用することもできる。
第一層及び第三層の紙の不透明度が96%を下回ると隠蔽性が低くなり、第二層の紙の色が通常の状態で視認できてしまうようになる。一方、98%を越えると隠蔽性が高くなり、積層体を光が透過しにくくなることから、白い光を当てても第二層の紙の色を確認することが困難となる。
また、積層体の第一層及び第三層の紙表面の白色度は、第二層の色の光が確認しやすいように85%以上である。白色度が85%を下回ると積層体を透過した光の色がくすんで、第二層の紙の色の確認が困難となる。また、第一層又は第三層の紙表面に情報を印字及び印刷する場合が想定されるため、白色度が高くなれば汎用性が広くなるため、白色度は85%以上とする。好ましくは白色度が90%以上または92%以上である。また、第一層及び第三層の紙としては、同じ紙を使用することが好ましいが、用途によっては異なる紙であってもよい。
本発明において第二層に使用される紙としては、吸収係数が50〜150cm/gであり、さらに54〜100cm/gが好ましい。第二層には有彩色を有する着色紙を用いることが好ましく、特に、JIS Z8781−4に規定される表色系に基づく明度(L*)が50〜85でかつ彩度(C*)が20〜72である着色紙であることが好ましい。吸収係数は第二層の光の透過率を表すものである。紙における光の透過率を表す指標としては、不透明度が知られているが、このような着色紙においては、不透明度の値では、本発明において求められる第二層の視認性について評価しにくいため、本発明においては吸収係数を使用した。
本発明で使用する吸収係数とは、JIS P 8149:2000「紙及び板紙−不透明度試験方法(紙の裏当て)−拡散照明法」に準じて測定したときに得られる単一シート視感反射率(R0)をYB、固有視感反射率(R∞)をYWとし、クベルカ・ムンク理論(中外産業調査会発行、門屋他著、製紙科学、p544−558、1982)に従って算出される吸収係数をいう。
前記の吸収係数は、値が上昇すると隠蔽性が向上して光透過性が低下する。本発明では、第二層の紙の吸収係数を50〜150cm/gとする。吸収係数が50cm/gを下回ると色が薄くなり、透過した光の色が白と判別がむずかしくなる。一方150cm/gを超えると隠蔽性が向上して積層体中を透過する光が弱くなり、色の判別がむずかしくなる。
第二層の紙としては、上記の吸収係数を有するものであればいずれでも良いが、有彩色を有する色上質紙であることが好ましく、具体的には、JIS Z8781−4に規定される表色系に基づく明度(L*)が50〜85であるとよく、例えば、50〜80であり、かつ、彩度が(C*)20〜72であるとよく、例えば、20〜60であることが好ましい。LEDライト等の白い光で他の用紙との判別が容易となるからである。
ここで、JIS Z8781−4に規定される表色系に基づく、L*a*b*表色系では、明度をL*、彩度C*は色度をa*、b*を用いて次式で表わされる。
(式)C*=(a*+b*1/2
色調は明度L*と彩度をC*の二次座標で示され、第二層の紙の明度(L*)が50を下回ると、紙の色が暗くなることから、積層体を透過光が暗くなり、色の判別がむずかしくなる場合がある。一方85を超えると、紙の色がうすくなることから、積層体中を透過した光が明るくなりすぎて、どの紙も白に類似した色になり、色の判別がむずかしくなる場合がある。
また、第二層の紙の彩度が(C*)20を下回ると、紙の色がくすむ方向となり、積層体中を透過したLED光がくすむことから、色の判別がむずかしくなる場合がある。一方72を超えると着色紙の色があざやかになる方向となるが、明度の範囲と相俟って色が薄くなることがあり、その場合色の判別がむずかしくなる場合がある。
本発明の紙に使用されるセルロース繊維の原料としては、クラフト法、サルファイト法等で得られる針葉樹漂白化学パルプ(NBKP)、広葉樹漂白化学パルプ(LBKP)、古紙パルプ、機械パルプ等が挙げられるが、特に限定されるものではない。例えば、広葉樹漂白化学パルプ(LBKP)を主成分とし、パルプ中LBKPを80〜100質量%、または90〜100質量%、または100質量%含み、ならびに/または、NBKPを0〜20質量%または0〜10質量%含むパルプを原料とする上質紙を第一層及び第三層の紙として使用することができる。また、これらの原料を白色度が85%以上となるように任意の種類、および配合比率で混合し使用する。
第一層及び第三層の紙の原料としてのパルプスラリーには、不透明度を96〜98%となるように、カオリン、炭酸カルシウム、クレー等の填料を適切な量、例えば、パルプ100質量%に対して、5〜20質量%または10〜15質量%を内添すればよい。なお、LEDライト等白い光を積層体中に透過させるが、透過光から第二層の色を確認できる程度に、第一層及び第三層の表面側に印刷適性又はインクジェット適性を付与する微塗工層を設けてもよい。
第二層の紙の原料としてのパルプスラリーには、吸収係数、明度(L*)、彩度(C*)の調整するために、カオリン、炭酸カルシウム、クレー等の填料の適宜量を添加すると共に、青、緑、赤等の染料の適宜量を内添する。
また、全ての層の紙用のパルプスラリーには、紙力増強剤、サイズ剤、嵩高剤、歩留り向上剤、濾水性向上剤、硫酸バンド等の助剤を添加してもよい。
本発明において、第一層に要求される白色度と不透明度を満たした紙、透明な接着剤層、第二層に要求される明度、彩度及び吸収係数を満たした紙、透明な接着剤層、第三層に要求される白色度と不透明度を満たした紙を積層した紙同士を接着加工して積層体を作成することができる。
更に、本発明において積層紙は、前記のパルプスラリーと任意に着色したパルプスラリーの2〜3種類の紙料を用意し、同時に抄き合わせる多層抄紙の方法により、第一層と第二層と第三層を一体とした積層紙を製造することができる。
さらに、第一層と第三層間の第二層は単層であっても複層であってもよく、複層の着色紙で構成することも、LED光を積層紙中に透過させて目視で透過光の色を視認できる限り可能である。なお、本発明の積層体の真偽の判定は、LED光など人を色覚における色に影響を与えにくい白色光を使用して行うとよい。例えば、40ルーメン以上、または50〜300ルーメン、かつ5000カンデラ〜30000カンデラの白色のLED光を使用して真偽の判定を行うことができる。また、真偽の判定は通常の環境下でも良いが、暗室中で行うことが好ましい。
図1に本発明の実施形態の一例を示す。図1において、101は第一層、102は第二層、103は第三層である。各層は抄き合わせてもよいが、貼り合わせて積層体としてもよい。ただし、貼り合わせて積層体とする場合、各層を貼り合わせるために接着剤を用いることができるが、本発明の目的とする効果を損なわないよう、透明性の高い接着剤を用いる必要がある。接着剤としては、透明のものであれば、いずれでも良いが、例えば、ポリビニルアルコール系樹脂、天然ゴム、合成ゴム、セルロース誘導体、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリブテン樹脂、ポリ(メタ)アクリル酸とそのエステル化合物、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などを使用すればよい。
以下実施例及び比較例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
第二層として、みどり系色の色上質紙(商品名:紀州の色上質 みどり 特厚口/北越紀州製紙株式会社製)(吸収係数91.4cm/g、明度(L*)78、彩度(C*)55)を用い、その両面に、アニオン性ポリビニルアルコール(ゴーセネックスT350(日本合成化学社製))を固形分で3g/mとなるように手塗り後、第一層及び第三層として、白系色の色上質紙(商品名:紀州の色上質 白 特厚口/北越紀州製紙株式会社製)(不透明度97%、白色度95%)を用いて第二層の両面に貼り合わせ、乾燥して、積層体を作製した。
<実施例2>
実施例1において、第二層にクリーム系色の色上質紙(商品名:紀州の色上質 濃クリーム 特厚口/北越紀州製紙株式会社製)(吸収係数54.2cm/g、明度(L*)84、彩度(C*)54)を用いた以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。
<実施例3>
実施例1において、第二層に青系色の色上質紙(商品名:紀州の色上質 ブルー 特厚口/北越紀州製紙株式会社)(吸収係数126.2cm/g、明度(L*)66、彩度(C*)22)を用いた以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。
<実施例4>
実施例1において、第二層に赤系色の色上質紙(商品名:紀州の色上質 赤 特厚口/北越紀州製紙株式会社製)(吸収係数が144.1cm/g、明度(L*)が55、彩度(C*)が56)を用いた以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。
<実施例5>
実施例1において、第二層に茶系色の色上質紙(商品名:紀州の色上質 白茶 特厚口/北越紀州製紙株式会社製)(吸収係数70.9cm/g、明度(L*)80、彩度(C*)71)を用いた以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。
<比較例1>
実施例1において、第二層に黄系色の色上質紙(商品名:紀州の色上質 レモン 特厚口/北越紀州製紙株式会社製)(吸収係数11.8cm/g、明度(L*)92、彩度(C*)24)を用いた以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。
<比較例2>
実施例1において、第一層及び第三層に用いる白系色の色上質紙として、より紙厚の小さい白系色の色上質紙(商品名:紀州の色上質 白 厚口/北越紀州製紙株式会社製(不透明度94%、白色度95%)を用いた以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。
<比較例3>
実施例1において、第一層及び第三層に用いる白系色の色上質紙として、より紙厚の大きい白系色の色上質紙(商品名:紀州の色上質 白 最厚口/北越紀州製紙株式会社製)(不透明度99%、白色度94%)を用いた以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。
<比較例4>
実施例1において、第一層及び第三層にPPC用紙(商品名:再生PPC80/北越紀州製紙株式会社製)(不透明度95%、白色度68%)を用いた以外は、実施例1と同様にして積層体を作製した。
各実施例及び比較例で得られた積層体の構成の概略と評価結果とを表1に示す。尚、各評価は下記の方法で行った。
(不透明度)
JIS P 8149:2000「紙及び板紙−不透明度試験方法(紙の裏当て)−拡散照明法」に準じて、積層体を作成する前に予め第一層及び第三層に使用した紙の不透明度を測定した。
(白色度)
JIS P 8148:2001「紙、板紙及びパルプ−ISO白色度(拡散青色光反射率)の測定方法」に準拠して分光式白色度計・色差計(商品名:SPECTRO COLOR METER、型式:MODEL PF−10、日本電色工業社製)を用いて、積層体を作成する前に予め第一層及び第三層に使用した紙の白色度を測定した。
(吸収係数)
積層体を作成する前に予め第二層に使用した紙の吸収係数を、JIS P 8149:2000「紙及び板紙−不透明度試験方法(紙の裏当て)−拡散照明法」に準じて測定したときに得られる単一シート視感反射率(R0)をYB、固有視感反射率(R∞)をYWとし、クベルカ・ムンク理論(中外産業調査会発行、門屋他著、製紙科学、p544−558、1982)に従って算出した。
(明度L*、彩度C*)
各例使用した第2層の色調を調べるために、積層体を作成する前に予め第2層に使用した紙の明度L、a、bを、分光式白色度計・色差計(商品名:SPECTRO COLOR METER、型式:MODEL PFか−10、日本電色工業社製)を用いて測定した。ここで、彩度C*は色度をa*、b*を用いて次式で計算した。
C*=(a*+b*1/2
(積層体の外観検査)
作成した積層体を、室内の通常の光の環境下において、外観から観察して、第二層の色が第一層及び第三層のどちらの面からも視認されない場合は○、視認される場合は×とした。
(透過光の目視検査)
暗室でLEDライト(ストリームライトC4LED(180ルーメン、17000カンデラ)、STINGER社製)を積層体の第一層の表面から接触させて、第三層面から透過光を確認して第二層の色の認識性について評価した。評価は4段階で行い、最も認識しやすいものを4とし、最も認識しにくいものを1とし、2〜4を合格、1を不合格とした。
各例における評価結果を表1に示す。
表1より明らかなように、実施例1〜5の積層体は、室内の通常の光の環境下において、外観から観察して、第二層の色が第一層及び第三層のどちらの面からも視認されないものであったが、透過光の目視検査においては第二層の色を認識することができるものであった。
一方、比較例1の積層体は、第二層の吸収係数が11.8と低いため、透過光の色が白くなり透過光の目視検査において第二層の色を認識することができなかった。また、比較例2と比較例4の積層体は、第一層及び第三層の不透明度が96%より低いため、暗室において透過光を当てるまでもなく通常の環境下で外観から観察して第二層の色が認識されてしまう。比較例3の積層体は、第一層及び第三層の不透明度が99%と高いために、透過光の目視検査において第二層の色を認識することができなかった。また、比較例4の積層体は、第一層及び第三層の白色度が68%と低いために透過光の目視検査において第二層の色がくすんで色を認識することができなかった。
101 第一層
102 第二層
103 第三層

Claims (2)

  1. 第一層、第二層、第三層の3層の紙が積層した積層体であって、
    前記第二層は前記第一層と前記第三層との間に介在し、
    前記第一層と前記第三層が、共にJIS P8149に準じて測定した不透明度が96〜98%であり、かつ、JIS P8148に準じて測定した白色度が85%以上の紙であり、
    前記第二層の吸収係数が50〜150cm/gである紙であることを特徴とする前記積層体。
  2. 前記第二層がJIS Z8781−4に規定される表色系に基づく明度(L*)が50〜85でかつ彩度(C*)が20〜72であることを特徴とする請求項1に記載の積層体。
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