JP6431433B2 - 引合い検討支援システム - Google Patents

引合い検討支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP6431433B2
JP6431433B2 JP2015085458A JP2015085458A JP6431433B2 JP 6431433 B2 JP6431433 B2 JP 6431433B2 JP 2015085458 A JP2015085458 A JP 2015085458A JP 2015085458 A JP2015085458 A JP 2015085458A JP 6431433 B2 JP6431433 B2 JP 6431433B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manufacturing
inquiry
search
unit
results
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015085458A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016206811A (ja
Inventor
楢崎 博司
博司 楢崎
明久 堀尾
明久 堀尾
拓郎 児山
拓郎 児山
道明 村上
道明 村上
福田 啓一
啓一 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2015085458A priority Critical patent/JP6431433B2/ja
Publication of JP2016206811A publication Critical patent/JP2016206811A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6431433B2 publication Critical patent/JP6431433B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、受注に先立って顧客から要求される引合いに関して、要求される引合い仕様を検討して、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援システムに関する。
従来から、受注に先立って顧客から引合いが要求された場合に、要求される引合い仕様に対して、過去の製造実績を踏まえて、製造可否を検討することが行われている。例えば、特許文献1に示す技術では、顧客から要求される引合い仕様に対して、過去の事例(即ち、製造実績)と引合い仕様との乖離度を算出し、達成可能な仕様かどうかを判定している。また、特許文献2に示す技術では、製造プロセスの操業中または操業後に、製造条件に対する材質性能値を、過去のデータから計算して予測している。
特許文献1または2に記載された技術は、規格などの製品条件、成分などの材料条件、製造方法などの製造条件と、これらの条件で製造を行った場合の品質試験値とからなる製造実績情報が格納されたデータベースを参照して、顧客から要求された仕様(製品条件、材料条件、製造条件や品質試験値)に対して、実現可能な品質試験値の予測を行ったり、予測される品質試験値が要求範囲に入るように、製品条件、材料条件や製造条件のパラメータを変更したりするものである。
これらの技術において、品質予測に当たっては、製品、材料及び製造に関する条件のパラメータを説明変数とした回帰式等と用いた数理的計算手法により、過去と一致はしなくても、類似又は近傍の製品、材料及び製造に関する条件のパラメータに対して、品質試験値を予測する。品質予測に当たっては、製品、材料及び製造に関する条件、品質試験値の関係が、回帰式などの数理モデルに当てはまるように、事例をグループ化して行う。事例のグループ化においては、特許文献1では同じ製造条件で製造された事例を抽出してグループ化し、特許文献2では複数の局所領域に分割して事例をグループ化している。
特開2010−191790号公報 特開2013−80458号公報
しかしながら、このような従来の技術では、過去の製造実績から大きく乖離した引合いが要求された場合には、引合い仕様と一致するまたは近傍の過去の製造実績を検索したとしても、該当する過去の製造実績が少なくあるいは無く、製造可否を判定することが困難になる。そして、このような引合いに対しては、要求される製品、材料及び製造に関する条件を緩和して、より広範囲に過去の製造実績の抽出を行うことが考えられるが、検索において、どの条件をどの程度緩和するのかが、引合いの製造可否を検討する者(以下、「検討者」と称する。)の経験によって異なり、適切な過去の製造実績が検索できず、的確な製造可否の判断を行うことが難しいという問題が生じる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、受注に先立って顧客から要求される引合いに関して、要求される引合い仕様を検討して、引合いの製造可否を検討する際に、過去の製造実績から大きく乖離した引合いであったとしても、より広範囲に過去の製造実績を検索する支援を行う引合い検討支援システムを提供するものである。
本発明に係る引合い検討支援システムは、演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援システムであって、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録部と、入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力部と、前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様を満足する製造実績を検索製造実績として抽出する製造実績抽出部と、抽出された前記検索製造実績が設定した最小製造実績数以下である場合、または、抽出された前記検索製造実績に対して緩和を要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和して、前記製造実績データベースから満足する製造実績を類似製造実績として抽出する緩和検索部と、抽出された前記類似製造実績が設定した最大製造実績数以上である場合、または、抽出された前記類似製造実績に対して絞り込みを要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを絞り込んで、前記製造実績データベースから満足する製造実績を検索製造実績として抽出する絞り込み検索部と、抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績を出力部に出力する検索結果表示部と、を備え、前記製造実績データベースは、製品に関する条件として、規格名を有し、前記緩和検索部は、前記引合い仕様で要求される規格を類似規格まで範囲を広げる緩和を行うものであって、前記類似規格は、前記引合い仕様で要求される規格以外の規格であって、前記引合い仕様で要求される規格に該当する製造実績の集合と、前記引合い仕様で要求される規格以外の規格に該当する製造実績の集合とを比較して、共通する項目により算出される類似度が予め設定した閾値よりも大きい規格であることを特徴とする。
これによると、引合いの製造可否を検討する際に、過去の製造実績から大きく乖離した引合いであったとしても、設定した数を基準に、または、検索者からの要求に応じて、引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和したり、絞り込んだりすることにより、製造実績データベースから、参考とする過去の製造実績をより広範囲に検索することができる。また、製造実績データベースから、引合い仕様として要求される規格以外の規格について検索する製造実績をより広範囲に検索しつつ、規格をまたいで転用できる製造実績を、類似度に基づいて、より的確に検索することができる。
ここで、前記引合いは、鋼板に関する引合いであって、前記製造実績データベースは、材料に関する条件として、鋼種を有し、前記緩和検索部は、前記引合い仕様で要求される鋼種を、類似鋼種まで範囲を広げる緩和を行うものであって、前記類似鋼種は、前記引合い仕様で要求される鋼種以外の鋼種であって、前記引合い仕様で要求される鋼種に該当する製造実績の集合おける含有成分の頻度と、前記引合い仕様で要求される鋼種以外の鋼種に該当する製造実績の集合おける含有成分の頻度とを比較した類似度が、予め設定した閾値よりも大きい鋼種であって良い。
これにより、製造実績データベースから、引合い仕様として要求される鋼種以外の規格について検索する製造実績をより広範囲に検索しつつ、鋼種をまたいで転用できる製造実績を、含有成分に基づいて、より的確に検索することができる。
本発明に係る検討支援システムは、演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援システムであって、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録部と、入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力部と、前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様を満足する製造実績を検索製造実績として抽出する製造実績抽出部と、抽出された前記検索製造実績が設定した最小製造実績数以下である場合、または、抽出された前記検索製造実績に対して緩和を要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和して、前記製造実績データベースから満足する製造実績を類似製造実績として抽出する緩和検索部と、抽出された前記類似製造実績が設定した最大製造実績数以上である場合、または、抽出された前記類似製造実績に対して絞り込みを要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを絞り込んで、前記製造実績データベースから満足する製造実績を検索製造実績として抽出する絞り込み検索部と、抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績を出力部に出力する検索結果表示部と、を備え、前記引合いは、鋼板に関する引合いであって、前記製造実績データベースは、材料に関する条件として、鋼種を有し、前記緩和検索部は、前記引合い仕様で要求される鋼種を、類似鋼種まで範囲を広げる緩和を行うものであって、前記類似鋼種は、前記引合い仕様で要求される鋼種以外の鋼種であって、前記引合い仕様で要求される鋼種に該当する製造実績の集合おける含有成分の頻度と、前記引合い仕様で要求される鋼種以外の鋼種に該当する製造実績の集合おける含有成分の頻度とを比較した類似度が、予め設定した閾値よりも大きい鋼種であることを特徴とする。
これによると、引合いの製造可否を検討する際に、過去の製造実績から大きく乖離した引合いであったとしても、設定した数を基準に、または、検索者からの要求に応じて、引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和したり、絞り込んだりすることにより、製造実績データベースから、参考とする過去の製造実績をより広範囲に検索することができる。また、製造実績データベースから、引合い仕様として要求される鋼種以外の規格について検索する製造実績をより広範囲に検索しつつ、鋼種をまたいで転用できる製造実績を、含有成分に基づいて、より的確に検索することができる。
また、前記検索結果表示部は、抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績に関して、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値の中から入力部により選択された2つの項目について、縦軸と横軸とにとった散布図を出力部に表示する散布図表示部と、抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績に関して、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値について、一覧にしたリストを出力部に表示するリスト表示部と、前記散布図又は前記リストのいずれか一方に対して、入力部により1つ又は複数の前記検索製造実績又は前記類似製造実績が選択されると、前記散布図又は前記リストのいずれか他方に対して、選択された1つ又は複数の前記検索製造実績又は前記類似製造実績を連動して表示させる連動表示部と、を備えて良い。
これにより、出力部に表示された散布図及びリスト図の中から注目する製造実績の範囲または製造実績の一つを選択した際に、散布図及びリスト図をそれぞれ連動して表示させることにより、検討者に対してより的確な製造可否の判断を行うための支援を視覚的に行うことができる。
本発明に係る引合い検討支援システムは、演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援システムであって、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録部と、入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力部と、前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様を満足する製造実績を検索製造実績として抽出する製造実績抽出部と、抽出された前記検索製造実績が設定した最小製造実績数以下である場合、または、抽出された前記検索製造実績に対して緩和を要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和して、前記製造実績データベースから満足する製造実績を類似製造実績として抽出する緩和検索部と、抽出された前記類似製造実績が設定した最大製造実績数以上である場合、または、抽出された前記類似製造実績に対して絞り込みを要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを絞り込んで、前記製造実績データベースから満足する製造実績を検索製造実績として抽出する絞り込み検索部と、抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績を出力部に出力する検索結果表示部と、を備え、前記検索結果表示部は、抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績に関して、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値の中から入力部により選択された2つの項目について、縦軸と横軸とにとった散布図を出力部に表示する散布図表示部と、抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績に関して、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値について、一覧にしたリストを出力部に表示するリスト表示部と、前記散布図又は前記リストのいずれか一方に対して、入力部により1つ又は複数の前記検索製造実績又は前記類似製造実績が選択されると、前記散布図又は前記リストのいずれか他方に対して、選択された1つ又は複数の前記検索製造実績又は前記類似製造実績を連動して表示させる連動表示部と、を備えることを特徴とする。
これによると、引合いの製造可否を検討する際に、過去の製造実績から大きく乖離した引合いであったとしても、設定した数を基準に、または、検索者からの要求に応じて、引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和したり、絞り込んだりすることにより、製造実績データベースから、参考とする過去の製造実績をより広範囲に検索することができる。また、出力部に表示された散布図及びリスト図の中から注目する製造実績の範囲または製造実績の一つを選択した際に、散布図及びリスト図をそれぞれ連動して表示させることにより、検討者に対してより的確な製造可否の判断を行うための支援を視覚的に行うことができる。
ここで、前記緩和検索部は、前記散布図又は前記リストのいずれか一方において表示された前記引合い仕様として要求される項目について入力部により範囲を広げる、または、前記引合い仕様として要求される項目以外の項目について増加する指定を行うことにより緩和させて良い。
これにより、出力部に表示された散布図及びリスト図に基づいて、検索製造実績の範囲を広げて緩和させたり、または、散布図及びリスト図で現れていない項目を増加する指定して緩和させたりすることにより、検討者に対して更に的確な製造可否の判断を行うための支援を視覚的に行うことができる。
ここで、前記絞り込み検索部は、前記散布図又は前記リストのいずれか一方において表示された前記引合い仕様として要求される項目について入力部により範囲を狭める、或いは、前記引合い仕様として要求される項目以外の項目について限定する指定を行うことにより絞り込む、または、前記散布図又は前記リストのいずれか一方において表示された1つ又は複数の前記類似製造実績を選択し、選択された前記類似製造実績と共通する項目を有する類似製造実績を、前記散布図或いは前記リストのいずれか一方又は前記散布図或いは前記リストの両方に協調表示することにより絞り込んで良い。
これにより、出力部に表示された散布図及びリスト図の中から、注目する類似製造実績の範囲を狭め、或いは、散布図及びリスト図で現れていない項目を限定して絞り込んだり、散布図及びリスト図上で選択された類似製造実績に共通する類似製造実績を連動して表示させて絞り込んだりすることにより、検討者に対して更に的確な製造可否の判断を行うための支援を視覚的に行うことができる。
尚、本発明に係る引合い検討支援プログラムは、リムーバブル型記録媒体やハードディスクなどの固定型記録媒体に記録して配布可能である他、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して配布可能である。
本発明の引合い検討支援システムは、受注に先立って顧客から要求される引合いに関して、要求される引合い仕様を検討して、引合いの製造可否を検討する際に、過去の製造実績から大きく乖離した引合いであったとしても、より広範囲に過去の製造実績を検索する支援を行うことができる。
本実施形態に係る引合い検討支援システムのブロック図である。 本実施形態に係る引合い検討支援方法の処理の手順について説明したフローチャートである。 類似規格のクラスタリングの処理の手順について説明したフローチャートである。 鋼種の類似度を算出する処理の手順について説明した図である。 鋼種の類似度を算出する処理の手順について説明した図である。 本実施形態に係る引合い検討支援システムで出力装置に表示される画面の遷移を示す図である。 引合い仕様として要求される規格を緩和する際の入力画面のイメージを示す図である。 引合い仕様として要求される規格を緩和する際の出力画面のイメージを示す図である。 本実施例で絞り込み検索により検索製造実績を抽出する際の出力装置に表示される画面の遷移を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラムを実施するための形態について、具体的な一例に即して説明する。
まず、本実施形態に係る引合い検討支援システムについて、図1に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る引合い検討支援システムのブロック図である。引合い検討支援システム1は、演算部と、記憶部と、入力部と、出力部と、から構成されて、計算機上に実装される。ここで、図1に示される引合い検討支援システム1の各部(演算部、記憶部、入力部、及び、出力部)は、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等の計算機によって構成される。かかる計算機には、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、CD−ROMの駆動装置などのハードウェアが収納されており、ハードディスクには、プログラム(このプログラムは、リムーバブルな記憶媒体に記録することにより、様々なコンピュータにインストールすることが可能である)を含む各種のソフトウェアが記録される。そして、これらのハードウェアおよびソフトウェアが組み合わされることによって、上述の各部が構築される。
図1に示すように、引合い検討システム1は、製造実績データベース11と、引合い仕様記憶部12と、検索製造実績記憶部13と、類似製造実績記憶部14と、製造実績データベース登録部21と、引合い仕様入力部22と、製造実績抽出部23と、緩和検索部24と、絞り込み検索部25と、結果表示部26と、から構成される。
製造実績データベース登録部21は、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベース11として、外部から記憶部に登録するためのものである。ここで、製品に関する条件は、例えば、鋼板に関する引合いである場合は、用途や材質性能などを定めた規格や、板厚等が該当する。また、材料に関する条件は、例えば、鋼板に関する引合いである場合は、強度や低温での靱性の指標となるシャルピー試験などの材料に関する品質試験の条件(試験温度条件やサンプル材条件)等が該当する。また、製造に関する条件は、例えば、鋼板に関する引合いである場合は、成分条件(鋼種)、熱処理条件、圧延条件等が該当する。また、品質試験値とは、これらの条件で製造を行った場合に、所定の品質試験の条件下で行った品質試験の品質試験値である。そして、これらの条件及び品質試験値を項目とした、過去の製造実績の実績値に関する製造実績情報が、製造実績データベース11として登録される。尚、製造実績データベース登録部21において、外部から登録される過去の製造実績についての製造実績情報は、予め、図示しない入力部(キーボード等)から入力したり、リムーバブルな記憶媒体に記録されて与えたり、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して与えたりして、記憶装置や補助記憶装置等に記憶する。
引合い仕様入力部22は、入力部により、製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を、引合い仕様12として、外部から記憶部に登録するためのものである。ここで、製造実績情報の項目とは、製品に関する条件、材料に関する条件、製造に関する条件、所定の品質試験の品質試験値(具体的には、品質試験値の上限値、下限値、または、範囲)である。尚、引合い仕様入力部22において、外部から入力される引合い仕様は、予め、図示しない入力部(キーボード等)から入力したり、リムーバブルな記憶媒体に記録されて与えたり、有線又は無線の電気通信手段によってインターネットなどの通信ネットワークを介して与えたりして、記憶装置や補助記憶装置等に記憶する。
製造実績抽出部23は、製造実績データベース11に基づいて、引合い仕様12を満足する製造実績を検索製造実績13として抽出して記憶部に登録するためのものである。即ち、製造実績抽出部23では、引合い仕様12で要求される製造実績情報の項目の一部又は全部に対する値を満足する過去の製造実績を抽出する。
製造実績抽出部23で抽出して登録した検索製造実績13は、検索結果出力部26により、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置に出力される。検索結果出力部26は、散布図表示部261と、リスト表示部262と、連動表示部263とを備えることが好ましい。
散布図表示部261は、抽出された検索製造実績13に関して、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値の中から入力部により選択された2つの項目について、縦軸と横軸とにとった散布図を出力装置に表示するためのものである。ここで、選択される2つの項目は、製造実績情報に含まれる項目の全てが候補となる。そして、縦軸と横軸として選択された項目に従って、抽出された検索製造実績13が散布図の該当する位置にプロットされる。
リスト表示部262は、抽出された検索製造実績13に関して、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値について、一覧にしたリストを出力装置に表示するためのものである。ここで、リストに一覧として表示する検索製造実績13の項目は、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値の全項目であっても良いし、検討者が選択した一部の項目であってもよい。
連動表示部263は、出力装置に出力された散布図又はリストのいずれか一方に対して、入力部により1つ又は複数の検索製造実績13が選択されると、散布図又はリストのいずれか他方に対して、選択された1つ又は複数の検索製造実績13を連動して表示させるためのものである。ここで、1つ又は複数の検索製造実績13の選択は、入力部により検索製造実績13の個々に対して行ってもよいし、入力部により散布図の縦軸または横軸またはそれら両方の範囲を指定したり、リストの項目の任意の範囲を指定したりして、その範囲に含まれる検索製造実績13を選択するようにしてもよい。
緩和検索部24は、抽出された検索製造実績13が予め設定した最小製造実績数以下である場合、または、抽出された検索製造実績13に対して検討者から入力部を介して緩和を要求する信号が入力部から入力された場合に、引合い仕様12として要求される項目のいずれかを緩和して、製造実績データベース11から満足する製造実績を類似製造実績14として抽出するためのものである。最小製造実績数は、検討者が入力部を介して設定可能な数であり、検討者が任意の数を設定することが可能である。最小製造実績数は、具体的には、ごく少数であることが想定され、例えば、5〜10程度である。また、最小製造実績数は、予め設定しても良いし、緩和検索部24で緩和検索を行う都度、設定しても良い。
また、緩和検索部24で、引合い仕様12として要求される項目のいずれかを緩和する際には、散布図表示部261で表示されている散布図やリスト表示部262で表示されているリストにおいて、項目で設定されている範囲を広くしたり、項目で設定されている値を複数のパラメータに増やしたりする操作を行うことにより緩和しても良い。例えば、製品に関する条件に板厚が含まれる場合であって、引合い仕様12で要求される板厚の範囲が5〜10mmである場合、板厚の範囲を5〜20mmとすることにより検索範囲を広範囲に緩和すること等が考えられる。
ここで、緩和検索部24において、引合い仕様12として要求される項目を緩和するには、合理的かつ必要最小限である必要があるため、顧客からの要求や設計との整合性を考慮する必要がある。次に、緩和検索部24において、顧客からの要求や設計との整合性を考慮しつつ、規格と鋼種とを緩和する場合について説明する。
[緩和検索部:類似規格]
まず、製造実績データベース11において、製品に関する条件として規格名を有する場合であって、緩和検索部24において、規格を緩和して、引合い仕様で要求される規格を、類似規格まで範囲を広げる場合について説明する。規格は、共通する項目(例えば製法)が多いかどうかで類似規格として抽出要否を判断する。
規格は、用途や材質性能などから定められるものであり、製造実績では、一つの規格に対して複数の製法が存在する。そして、異なる規格であっても、同じような製法を適用している場合もある。そこで、規格を緩和する場合には、二つの規格において、規格名は異なっていても、引合い仕様12として要求される規格と共通する項目が多い規格を類似規格として、類似規格も類似製造実績を抽出する対象とする。要求される規格と類似する類似規格の計算方法を以下で計算する。
まず、あるn個の規格の集合S(={A01,A02,・・・,An})に対して以下で示す式で類似度simを定義する。
類似度simは、規格に対する実績製法の数の最大値に対する、共通部分の要素数として算出される。類似度simは、完全一致ならば1、共通部分がなければ0になる。そして、規格集合Sに対して求めた類似度simが設定した類似度の閾値t(0≦t≦1)以上であるとき、集合S内の各規格A01,A02,・・・,Anは類似しているものとする。
次に、類似規格のクラスタリングを行う。類似規格のクラスタリングについて、図3に従って説明する。
クラスタリングでは、まず、次式に従って、各規格の集合の和Fを算出する(S11)。
次に、|F|=1かどうか判断する(S12)。Fの要素(規格)数は1で細分化不可能であるため、|F|=1であれば、(S12:YES)、Fを出力して(S17)、終了する。
一方、|F|>1であれば、Fの要素(規格)のペアすべてについて類似度simを計算する(S13)。
そして、sim(i,j)が最大となる規格のペアSi,Sjを見出し、そのsimの値を最大値simMaxとする(S14)。
次に、simMax≧tであるかどうかを判断する(S15)。ここで、tは、類似度の閾値であり、0≦t≦1である。クラスタリングの結果例を下記表1、2に示す。表1は、閾値t=1の場合であり、規格名が異なるだけであり、その他の項目が共通する「互換規格」が抽出できる。表2に、閾値tの値によるクラスタリング結果の違いを示す。閾値tの値が下がるにつれ、一般にクラスタが大きくなることがわかる。尚、表2における共通数とは、規格グループ内で共通する製法の数である。
simMax≧tであれば(S15:YES)、規格のペアSi,Sjは類似と判断して、F←F−Si−Sj+(Si∪Sj)として、Si,Sjをクラスタリングして(S16)、S12に戻る。これにより、集合Fの要素は一つ減少する。一方、simMax<tであれば(S15:NO)、Fを出力して(S17)、終了する。
[緩和検索部:類似鋼種]
また、引合いが鋼板に関する引合いであって、製造実績データベース11において、材料に関する条件として鋼種を有する場合であって、緩和検索部24において、類似を緩和して、引合い仕様で要求される規格を、類似規格まで範囲を広げた上で、更に、鋼種を緩和して、引合い仕様で要求される鋼種を、類似鋼種まで範囲を広げる場合について説明する。鋼種は、含有成分及び含有不可成分が同じかどうかで類似鋼種として抽出要否を判断する。
まず、過去の製造実績において、引合い仕様で要求される規格及び類似規格で利用実績のある全ての鋼種を抽出する。そして、それらの鋼種において、成分毎に、その成分を含む頻度(成分評価値)を計算する(全ての鋼種がその成分を含んでいれば1とし、含まない鋼種が増えるにつれ値が小さくなる)。
次に、頻度を重みとして、引合い仕様で要求される規格及び類似規格で利用実績のある鋼種以外の鋼種との類似度を、成分含有の有無の観点で評価する。そして、類似度が所定の閾値より大きい鋼種を類似鋼種として抽出する。
具体的な、類似度の計算方法を図4A及び図4Bに基づいて説明する。
図4Aに示すように、引合い仕様で要求される規格及び類似規格で利用実績のある鋼種(図4AではB01〜B11の11種類)について、成分毎に、その成分を含む鋼種の数を数える。そして、成分毎に、鋼種数で割り、成分毎の成分評価値を求める。
そして、引合い仕様で要求される規格及び類似規格で利用実績のある鋼種以外の鋼種(B15)について、例えば、図4Bに示すように、成分毎に含有の有無に基づいて、類似評価値を求める。類似評価値については、成分を含有している場合は、成分評価値が類似評価値となり、成分を含有していない場合は、1−成分評価値が類似評価値となる。そして、類似度sim=(各成分の類似評価値の総和)/成分の数となり、類似度simが閾値t以上となれば、当該鋼種が類似鋼種として抽出される。
絞り込み検索部25は、抽出された類似製造実績14が設定した最大製造実績数以上である場合、または、抽出された類似製造実績14に対して検討者から入力部を介して絞り込みを要求する信号が入力部から入力された場合に、引合い仕様12として要求される項目のいずれかを絞り込んで、製造実績データベース11から満足する製造実績を検索製造実績13として抽出するためのものである。最大製造実績数は、検討者が入力部を介して設定可能な数であり、検討者が任意の数を設定することが可能である。最大製造実績数は、具体的には、検討者が引合いの製造可否を検討できる程度の数であることが想定され、例えば、100程度である。また、最大製造実績数は、予め設定しても良いし、絞り込み検索部25で絞り込みを行う都度、設定しても良い。
そして、絞り込み検索部25で、散布図表示部261で表示されている散布図やリスト表示部262で表示されているリストにおいて、引合い仕様12として要求される項目で設定されている範囲を狭くしたり、引合い仕様12として要求される項目以外の項目で設定されている値を特定のパラメータに限定したりする操作を行うことにより絞り込んで良い。
引合い仕様12として要求される項目で設定されている範囲を狭くする場合は、例えば、ある縦軸、横軸の組合せによる散布図上で、縦軸の範囲と横軸の範囲とを指定する(例えば、マウスポインタ操作で矩形状の描画領域を選択する)ことにより、散布図の中に関心領域を設定し、関心領域内の類似製造実績に絞り込んで表示しても良い。そして、散布図上での関心領域内の類似製造実績について、リストに表示するようにしても良い。
引合い仕様12として要求される項目以外の項目で設定されている値を特定のパラメータに限定する場合は、例えば、鋼板に関する引合いであって、板厚と強度を軸として類似製造実績が表示されている散布図に対し、鋼種を特定のものに絞る条件を絞り込み条件として指定することにより、限定表示する。
また、絞り込み検索部25で、引合い仕様12として要求される項目のいずれかを絞り込む際には、散布図表示部261で表示されている散布図やリスト表示部262で表示されているリストにおいて、1つ又は複数の類似製造実績が選択されると、選択された類似製造実績と共通する項目を有する類似製造実績を、散布図或いはリストのいずれか一方又は両方に協調表示することにより絞り込んで良い。
例えば、散布図またはリスト上の一点(一つの類似製造実績)を選択し、その類似製造実績と同一の材料条件、製造条件である類似製造実績の点を、同じ散布図またはリスト上で協調表示しても良い。これにより、同一材料条件・製造条件での品質試験値のばらつきを確認し、引合い仕様に対するリスクを評価することができる。
尚、緩和検索部24及び絞り込み検索部25は、繰り返し実行されるものであって良い。具体的には、図5に示すように、本実施形態に係る引合い検討支援システム1の出力装置における表示画面として、検索条件入力画面、散布図表示画面、リスト表示画面の三種類がある。そして、検索条件入力画面において、項目名と入力欄があり、緩和検索部24及び絞込み検索部25で入力される各項目の検索条件が設定される。検索条件としては、引合い仕様として要求される条件を入力するための「引合い条件」と、設計上絞り込む条件を入力するための「層別条件」がある。「引合い条件」は、条件を緩和する入力である場合もあるし、条件を絞り込む入力である場合もある。入力された検索条件により類似製造実績又は検索製造実績が抽出され、検索結果として、散布図表示画面、リスト表示画面に表示される。
ここで、類似製造実績又は検索製造実績を表示する散布図の縦軸、横軸の範囲は、設定により変更可能である。これにより、散布図表示画面上で、関心領域を設定し、特定の類似製造実績又は検索製造実績を選択し、製造ばらつき(分布)を表示させたり、層別条件を追加して表示点を絞りこんだりすることができ、視覚的に検討者が視点を変えて製造実績を探すことができる。
次に、本実施形態に係る引合い検討支援方法の処理の手順について、図2に基づいて、説明する。図2は、本実施形態に係る引合い検討支援方法の処理の手順について説明したフローチャートである。
尚、以下で説明する本実施形態に係る引合い検討支援方法の処理は、計算機においても同様に、引合い検討支援プログラムとしてCPUにより読み出して実行することができる。また、この引合い検討支援プログラムは、リムーバブルな記憶媒体に記録しておくことにより、様々な計算機の記憶装置にインストールすることが可能である。
まず、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして、外部から記憶部に登録する(S1:製造実績データベース登録ステップ)。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の製造実績データベース11及び製造実績データベース登録部21に相当し、詳細な説明を省略する。
また、入力部により、製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を、引合い仕様として、外部から記憶部に登録する(S2:炉情報記憶ステップ)。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の引合い仕様12及び引合い仕様入力部22に相当し、詳細な説明を省略する。
次に、製造実績データベースに基づいて、引合い仕様を満足する製造実績を検索製造実績として抽出して記憶部に登録する(S3:製造実績抽出ステップ)。ここで抽出された検索製造実績は、出力部により出力装置に表示される。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の検索製造実績13及び製造実績抽出部23に相当し、詳細な説明を省略する。
そして、緩和検索を行うかどうか、即ち、抽出した検索製造実績が予め設定した最小製造実績数以下であるかどうか、または、抽出された検索製造実績に対して検討者から入力部を介して緩和を要求する信号が入力部から入力されたか、判断する(S4:緩和検索ステップ)。抽出された検索製造実績が最小製造実績数以下である場合(S4:YES)、引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和して(S5:緩和検索ステップ)、製造実績データベースから満足する製造実績を類似製造実績として抽出する(S6:緩和検索ステップ)。ここで抽出された類似製造実績は、出力部により出力装置に表示される(S6:検索結果表示ステップ)。一方、抽出された検索製造実績が最小製造実績数以下でない場合(S4:NO)、ステップS7に進む。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の類似製造実績14、緩和検索部24及び検索結果表示部26に相当し、詳細な説明を省略する。
そして、絞り込み検索を行うかどうか、即ち、抽出した類似製造実績が予め設定した最大製造実績数以上であるかどうか、または、抽出された類似製造実績に対して検討者から入力部を介して絞り込みを要求する信号が入力部から入力されたか、判断する(S7:絞り込み検索ステップ)。抽出された類似製造実績が最大製造実績数以上である場合(S7:YES)、引合い仕様として要求される項目のいずれかを絞り込んで(S8:絞り込み検索ステップ)、製造実績データベースから満足する製造実績を検索製造実績として抽出する(S9:絞り込み検索ステップ)。ここで抽出された検索製造実績は、出力部により出力装置に表示される(S9:検索結果表示ステップ)。尚、本ステップは、上述した引合い検討支援システム1の検索製造実績13、絞り込み検索部25及び検索結果出力部26に相当し、詳細な説明を省略する。
このように、本実施形態の引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラムによれば、引合いの製造可否を検討する際に、過去の製造実績から大きく乖離した引合いであったとしても、設定した最小製造実績数や最大製造実績数を基準に、または、検索者からの要求に応じて、引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和したり、絞り込んだりすることにより、製造実績データベースから、参考とする過去の製造実績をより広範囲に検索することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな変更が可能なものである。
例えば、上述の本実施形態に係る緩和検索部24では、引合いが鋼板に関する引合いであって、製造実績データベース11において、材料に関する条件として鋼種を有する場合であって、引合い仕様で要求される規格を、類似規格まで範囲を広げた上で、更に、鋼種を緩和して、引合い仕様で要求される鋼種を、類似鋼種まで範囲を広げる場合について説明しているがそれに限らない。例えば、緩和計算部24において、引合いが鋼板に関する引合いであって、製造実績データベース11において、材料に関する条件として鋼種を有する場合であって、引合い仕様で要求される規格については類似規格にまで緩和することなく、引合い仕様で要求される鋼種を、検討者が指定した1つまたは複数の鋼種に類似する類似鋼種まで範囲を広げても良い。
次に、本実施形態の引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラムに係る実施例について、以下で説明する。
本実施例について、図2に示す本実施形態に係る引合い検討支援方法の処理の手順に沿って説明する。本実施例では、鋼板に関する引合いを想定する。
まず、製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして、外部から記憶部に登録する(S1)。本実施例では、製品条件は、規格と板厚等である。材料条件は、鋼種、品質試験についての試験条件、試験片等である。製造条件は、熱処理条件、圧延条件等である。
また、入力部により、製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を、引合い仕様として、外部から記憶部に登録する(S2)。本実施例では、引合い仕様として、製品条件の内の規格と板厚、材料条件の内の鋼種、品質試験についての試験条件、試験片、製造条件の内の、熱処理条件、圧延条件に対して要求される値が入力される。
次に、製造実績データベースに基づいて、引合い仕様を満足する製造実績を検索製造実績として抽出して記憶部に登録する(S3)。そして、抽出した検索製造実績が予め設定した最小製造実績数以下であるかどうか判断する(S4)。本実施例では、検索製造実績が最小製造実績数以下である場合(S4:YES)、引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和して、(S5)、製造実績データベースから満足する製造実績を類似製造実績として抽出して、出力装置に表示する(S6)。
本実施例では、次の表3に示す項目について、表3に示すような緩和処理を行う。
表3に示す「ワイルドカード指定」とは、規格名において、例えば、「A0*」のように、A0で始まる限り、後続文字は何でもよいとする緩和方法である。「ワイルドカード指定」により緩和した場合、最低限含んでおくべきコード文字列のみを指定することで、より広い範囲の実績抽出が可能になる。
表3に示す「範囲拡大」とは、範囲指定において、上下限を拡張する緩和方法である。拡張は、検討者が入力部により指定した指定範囲で拡張する方法と、抽出結果により自動的に予め指定した指定範囲で拡張する方法の二つの方法がある。抽出結果により自動的に予め指定した指定範囲で拡張する方法では、指定範囲内に該当する検索製造実績の数が予め決められた抽出製造実績数より少ない場合、検索製造実績の数がその抽出製造実績数を超えるまで、指定範囲の上下限を広げる。
尚、これらの拡張においては、どの項目から範囲拡大するかにより結果が異なる。緩和で拡張する項目の順番をきめておき、一定比率で順番に広げていくというサイクルを、検索製造実績の数が、予め決められた抽出製造実績数以上になるか、あるいは、予め決められた緩和率(緩和で拡張する項目に関して、元となる範囲から拡張する比率)に至るまで繰り返す。
例えば、緩和で拡張する項目の順番を、試験結果→試験温度→板厚→P値→複合元素とし、抽出製造実績数を100以上とした場合、抽出製造実績数が100以下であるか、緩和率α(諸期値α=0.2)が0.5以下である限り、範囲拡大の緩和検索の処理を繰り返す。即ち、以下の手順により、範囲拡大の緩和検索の処理を行う。
・試験結果:[下限x(1−α)、上限(1+α)]として検索、抽出製造実績数100を超えれば終了
・試験温度:[下限x(1−α)、上限(1+α)]として検索、抽出製造実績数100を超えれば終了
・板厚:[下限x(1−α)、上限(1+α)]として検索、抽出製造実績数100を超えれば終了
・P値:[下限x(1−α)、上限(1+α)]として検索、抽出製造実績数100を超えれば終了
・複合元素:[下限x(1−α)、上限(1+α)]として検索、抽出製造実績数100を超えれば終了
・α←α+0.1
抽出製造実績数100を超えるまで、α=0.2,0.3,0.4,0.5と4回緩和サイクルを繰り返す。
尚、緩和しない項目を指定することもできるものとしている。そして、緩和検索により抽出された類似製造実績の結果は、リスト画面(例えば、図8に示すリスト表示画面)に表示される。
また、表3に示す「指定有無」とは、有効な指定が条件設定されているか否かで抽出可否をきめる方法である。
また、表3に示す「成分範囲指定」とは、上述した引合い検討支援システムの緩和検索部における「類似鋼種」を含める緩和のことである。即ち、「類似鋼種」を含める緩和においては、成分範囲指定の緩和を行うものであり、含有成分および含有不可成分が同じかどうかで抽出要否を判断する。含有成分による判断では、成分の有効な指定量(上下限)が設定されているかどうかで判断する。含有不可成分判断(たとえばCrを含むかどうか)では、その成分は含まないほうが好ましいため、微小な上限が設定される鋼種もあるが、このような成分は「含有不可」として、含有不可指定のある鋼種を抽出する。成分範囲指定を、含有成分判定、含有不可成分判定のいずれに用いるかは、成分およびその上下限の指定パターンで区別するものとし、そのルール(例えば、「成分xについて、上限α、下限0ならば成分含有不可と解釈する。それ以外は成分含有すべきと解釈する。」)が予め指定されているとする。
また、表3に示す「類似規格」は、上述した引合い検討支援システムの緩和検索部における「類似規格」を含める緩和のことである。即ち、引合い仕様で要求される規格に対して、類似規格集合を定義したデータベースを用意し、その類似規格の製造実績を抽出対象に加えることにより緩和する方法である。たとえば、引合い仕様で要求される「規格A01」が指定された場合、通常、規格A01として製造された製造実績が抽出対象となるが、データベースにA01の類似規格として{A02,A03}が指定されていた場合、類似規格A02,A03として製造された製造実績も抽出対象に加える緩和が行われる。
ここで、「類似規格」まで含めて緩和して類似製造実績を抽出する具体例について説明する。図6は、引合い仕様として要求される規格を緩和する際の入力画面のイメージである。図6に示すように、「規格」の欄においては、引合い仕様として要求される規格を入力する。尚、「規格」が入力されない場合は、全規格の項目が表示される。
図6に示す「閾値」は、要求される規格と類似規格と類似度の閾値tであり、5種類から選択でき、「データ取得」ボタンを押下して閾値の設定が完了するようになっている。
図6においては、「シャルピー温度」の上限値及び下限値、「シャルピーAVエネルギー」の値をそれぞれ入力できるようになっているが、ここで、値を入力することにより、この値を満たす類似規格での製造実績を出力するように制限することができる。尚、これらの値は入力しなくても良く、入力がない場合は、類似規格での製造実績の絞込み制限がかからなくなる。
そして、図6に示す「検索」ボタンを押下することにより、入力された規格とその類似規格、および入力された規格の名称を含む規格とその類似規格の各項目の値が表示される。例えば、「規格」をA02とし、「シャルピー温度」を‐20〜20とし、「シャルピーAVエネルギー」を250以上とし、「閾値」を0.65と入力して検索を行ったところ、図7に示すような類似製造実績が抽出された。
そして、抽出した類似製造実績が予め設定した最大製造実績数以上であるかどうか判断する(S7)。本実施例では、抽出された類似製造実績が最大製造実績数以上である場合(S7)、引合い仕様として要求される項目のいずれかを絞り込んで(S8)、製造実績データベースから満足する製造実績を検索製造実績として抽出して、出力装置に表示する(S9)。
本実施例では、図8に示すような散布図及びリストで類似製造実績を表示して、入力部に絞込み条件を指定するにより、検索製造実績を抽出する。図8の左上の画面に示すように、類似製造実績が描画される散布図から構成される「描画領域」に対して、「絞り込み条件入力欄」により散布図の縦軸と横軸とで指定された関心領域(図8中四角枠で示す領域)で絞り込むための絞り込み条件が指定される。具体的には、散布図の縦軸(例えば、熱処理をスカラー指標化したP値)、横軸(例えば、強度)が指定される。そして、関心領域内に含まれる検索製造実績が図8の左下のリストで表示される。更に、関心領域内に含まれる検索製造実績において、引合い仕様として要求される鋼種を考慮して鋼種系列をB0*に限定することにより、図8の右中の画面に示すように、関心領域内の対象となる検索製造実績が散布図上に出力される。それと同時に、散布図上に描画されている関心領域内の対象となる検索製造実績の各項目を、図8の右下の画面に示すように、「事例一覧」としてリスト表示する。
このように、本実施例では、引合いの製造可否を検討する際に、過去の製造実績から大きく乖離した引合いであり、引合い仕様で要求される項目と一致する製造実績が少なかったとしても、引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和したり、絞り込んだりすることにより、製造実績データベースから、参考とする過去の製造実績をより広範囲に検索することができる。
11 製造実績データベース
12 引合い仕様
13 検索製造実績
14 類似製造実績
21 製造実績データベース登録部
22 引合い仕様入力部
23 製造実績抽出部
24 緩和検索部
25 絞り込み検索部
26 検索結果表示部
261 散布図表示部
262 リスト表示部
263 連動表示部
S1 製造実績データベース登録ステップ
S2 引合い仕様入力ステップ
S3 製造実績抽出ステップ
S4、S5、S6 緩和検索ステップ
S7、S8、S9 絞り込み検索ステップ
S6、S9 検索結果出力ステップ

Claims (7)

  1. 演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援システムであって、
    製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録部と、
    入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力部と、
    前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様を満足する製造実績を検索製造実績として抽出する製造実績抽出部と、
    抽出された前記検索製造実績が設定した最小製造実績数以下である場合、または、抽出された前記検索製造実績に対して緩和を要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和して、前記製造実績データベースから満足する製造実績を類似製造実績として抽出する緩和検索部と、
    抽出された前記類似製造実績が設定した最大製造実績数以上である場合、または、抽出された前記類似製造実績に対して絞り込みを要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを絞り込んで、前記製造実績データベースから満足する製造実績を検索製造実績として抽出する絞り込み検索部と、
    抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績を出力部に出力する検索結果表示部と、を備え
    前記製造実績データベースは、製品に関する条件として、規格名を有し、
    前記緩和検索部は、前記引合い仕様で要求される規格を類似規格まで範囲を広げる緩和を行うものであって、
    前記類似規格は、前記引合い仕様で要求される規格以外の規格であって、前記引合い仕様で要求される規格に該当する製造実績の集合と、前記引合い仕様で要求される規格以外の規格に該当する製造実績の集合とを比較して、共通する項目により算出される類似度が予め設定した閾値よりも大きい規格であることを特徴とする引合い検討支援システム。
  2. 前記引合いは、鋼板に関する引合いであって、
    前記製造実績データベースは、材料に関する条件として、鋼種を有し、
    前記緩和検索部は、前記引合い仕様で要求される鋼種を、類似鋼種まで範囲を広げる緩和を行うものであって、
    前記類似鋼種は、前記引合い仕様で要求される鋼種以外の鋼種であって、前記引合い仕様で要求される鋼種に該当する製造実績の集合おける含有成分の頻度と、前記引合い仕様で要求される鋼種以外の鋼種に該当する製造実績の集合おける含有成分の頻度とを比較した類似度が、予め設定した閾値よりも大きい鋼種であることを特徴とする請求項1に記載の引合い検討支援システム。
  3. 演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援システムであって、
    製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録部と、
    入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力部と、
    前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様を満足する製造実績を検索製造実績として抽出する製造実績抽出部と、
    抽出された前記検索製造実績が設定した最小製造実績数以下である場合、または、抽出された前記検索製造実績に対して緩和を要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和して、前記製造実績データベースから満足する製造実績を類似製造実績として抽出する緩和検索部と、
    抽出された前記類似製造実績が設定した最大製造実績数以上である場合、または、抽出された前記類似製造実績に対して絞り込みを要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを絞り込んで、前記製造実績データベースから満足する製造実績を検索製造実績として抽出する絞り込み検索部と、
    抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績を出力部に出力する検索結果表示部と、を備え、
    前記引合いは、鋼板に関する引合いであって、
    前記製造実績データベースは、材料に関する条件として、鋼種を有し、
    前記緩和検索部は、前記引合い仕様で要求される鋼種を、類似鋼種まで範囲を広げる緩和を行うものであって、
    前記類似鋼種は、前記引合い仕様で要求される鋼種以外の鋼種であって、前記引合い仕様で要求される鋼種に該当する製造実績の集合おける含有成分の頻度と、前記引合い仕様で要求される鋼種以外の鋼種に該当する製造実績の集合おける含有成分の頻度とを比較した類似度が、予め設定した閾値よりも大きい鋼種であることを特徴とする引合い検討支援システム。
  4. 前記検索結果表示部は、
    抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績に関して、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値の中から入力部により選択された2つの項目について、縦軸と横軸とにとった散布図を出力部に表示する散布図表示部と、
    抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績に関して、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値について、一覧にしたリストを出力部に表示するリスト表示部と、
    前記散布図又は前記リストのいずれか一方に対して、入力部により1つ又は複数の前記検索製造実績又は前記類似製造実績が選択されると、前記散布図又は前記リストのいずれか他方に対して、選択された1つ又は複数の前記検索製造実績又は前記類似製造実績を連動して表示させる連動表示部と、を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の引合い検討支援システム。
  5. 演算部と、記憶部と、入力部と、出力部とを有する計算機において、引合いの製造可否を検討するための過去の製造実績を検索する引合い検討支援システムであって、
    製品、材料及び製造に関する条件と、その条件で製造した場合に品質試験で得られた品質試験値とを項目とした、過去の製造実績に関する製造実績情報を、製造実績データベースとして記憶部に登録する製造実績データベース登録部と、
    入力部により、前記製造実績情報の項目の一部又は全部に対して要求される値が入力された引合い仕様を記憶部に登録する引合い仕様入力部と、
    前記製造実績データベースに基づいて、前記引合い仕様を満足する製造実績を検索製造実績として抽出する製造実績抽出部と、
    抽出された前記検索製造実績が設定した最小製造実績数以下である場合、または、抽出された前記検索製造実績に対して緩和を要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを緩和して、前記製造実績データベースから満足する製造実績を類似製造実績として抽出する緩和検索部と、
    抽出された前記類似製造実績が設定した最大製造実績数以上である場合、または、抽出された前記類似製造実績に対して絞り込みを要求する信号が入力部から入力された場合に、前記引合い仕様として要求される項目のいずれかを絞り込んで、前記製造実績データベースから満足する製造実績を検索製造実績として抽出する絞り込み検索部と、
    抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績を出力部に出力する検索結果表示部と、を備え、
    前記検索結果表示部は、
    抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績に関して、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値の中から入力部により選択された2つの項目について、縦軸と横軸とにとった散布図を出力部に表示する散布図表示部と、
    抽出された前記検索製造実績又は抽出された前記類似製造実績に関して、製品、材料及び製造に関する条件とその条件で製造した場合に得られた品質試験値について、一覧にしたリストを出力部に表示するリスト表示部と、
    前記散布図又は前記リストのいずれか一方に対して、入力部により1つ又は複数の前記検索製造実績又は前記類似製造実績が選択されると、前記散布図又は前記リストのいずれか他方に対して、選択された1つ又は複数の前記検索製造実績又は前記類似製造実績を連動して表示させる連動表示部と、を備えることを特徴とする引合い検討支援システム。
  6. 前記緩和検索部は、前記散布図又は前記リストのいずれか一方において表示された前記引合い仕様として要求される項目について入力部により範囲を広げる、または、前記引合い仕様として要求される項目以外の項目について増加する指定を行うことにより緩和させることを特徴とする請求項4または5に記載の引合い検討支援システム。
  7. 前記絞込み検索部は、
    前記散布図又は前記リストのいずれか一方において表示された前記引合い仕様として要求される項目について入力部により範囲を狭める、或いは、前記引合い仕様として要求される項目以外の項目について限定する指定を行うことにより絞り込む、または、
    前記散布図又は前記リストのいずれか一方において表示された1つ又は複数の前記類似製造実績を選択し、選択された前記類似製造実績と共通する項目を有する類似製造実績を、前記散布図或いは前記リストのいずれか一方又は前記散布図或いは前記リストの両方に協調表示することにより絞り込むことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の引合い検討支援システム。
JP2015085458A 2015-04-17 2015-04-17 引合い検討支援システム Active JP6431433B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015085458A JP6431433B2 (ja) 2015-04-17 2015-04-17 引合い検討支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015085458A JP6431433B2 (ja) 2015-04-17 2015-04-17 引合い検討支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016206811A JP2016206811A (ja) 2016-12-08
JP6431433B2 true JP6431433B2 (ja) 2018-11-28

Family

ID=57489849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015085458A Active JP6431433B2 (ja) 2015-04-17 2015-04-17 引合い検討支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6431433B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2545635B2 (ja) * 1990-06-20 1996-10-23 新日本製鐵株式会社 鉄鋼製品の製造可否判定方法及びその装置
JP2003330959A (ja) * 2002-05-13 2003-11-21 Just Syst Corp カタログ検索システム
JP5248238B2 (ja) * 2008-08-13 2013-07-31 株式会社神戸製鋼所 鋼板製造実績データベース検索装置,鋼板製造実績データベース検索プログラム
JP2010225029A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Fuji Electric Holdings Co Ltd 製造履歴分析支援装置および製造履歴分析支援方法
JP5439288B2 (ja) * 2010-06-17 2014-03-12 株式会社神戸製鋼所 鋼材設計支援システム、鋼材設計支援方法、及びコンピュータプログラム
JP5571528B2 (ja) * 2010-10-28 2014-08-13 株式会社日立製作所 生産情報管理装置および生産情報管理方法
JP5785909B2 (ja) * 2012-06-21 2015-09-30 株式会社神戸製鋼所 製品設計情報検索システム、製品設計情報検索方法、及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016206811A (ja) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Torkayesh et al. An integrated BWM-LBWA-CoCoSo framework for evaluation of healthcare sectors in Eastern Europe
Song et al. An integrated rough number-based approach to design concept evaluation under subjective environments
Chalmers et al. Severity assessment tools for predicting mortality in hospitalised patients with community-acquired pneumonia. Systematic review and meta-analysis
Alinezhad et al. Sensitivity analysis of TOPSIS technique: the results of change in the weight of one attribute on the final ranking of alternatives
CN107180093A (zh) 信息搜索方法及装置和时效性查询词识别方法及装置
CN110709826A (zh) 用于链接来自异构数据库的数据记录的方法及系统
JP6835677B2 (ja) データ処理方法、データ処理装置、及びデータ処理プログラム
Bolton Reliable analysis and extrapolation of creep rupture data
JP6003637B2 (ja) 情報処理装置、ノード抽出プログラムおよびノード抽出方法
JP7218274B2 (ja) 化合物の性質を予測するための化合物性質予測装置、化合物性質予測プログラム及び化合物性質予測方法
Brandolini-Bunlon et al. Multi-block PLS discriminant analysis for the joint analysis of metabolomic and epidemiological data
JP6012860B2 (ja) 作業時間推定装置
WO2016092677A1 (ja) モジュール分割支援装置、方法、及びプログラム
Fu et al. Deviation-based calibration for progressive damage analysis in pultruded glass fiber reinforced composites
Abramo et al. A multivariate stochastic model to assess research performance
Kline et al. An overview of compiling, critically evaluating, and delivering reliable physical property data from AIChE DIPPR® Projects 911 and 912
JP2018025951A (ja) 設計支援方法、サーバ及び設計支援システム
JP6431433B2 (ja) 引合い検討支援システム
JP2019128646A (ja) データ分析支援システム及びデータ分析支援方法
JP5248238B2 (ja) 鋼板製造実績データベース検索装置,鋼板製造実績データベース検索プログラム
Ganguly et al. An analysis of variations in the effectiveness of query performance prediction
US20120191725A1 (en) Document ranking system with user-defined continuous term weighting
Chen et al. Inverse determination of the flow curve in large range of strains for cylindrical tensile specimen
JP6401655B2 (ja) 引合い検討支援システム及び引合い検討支援方法、並びに引合い検討支援プログラム
WO2020225959A1 (ja) 設計支援システム、設計支援方法および設計支援プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180904

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181030

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6431433

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150