JP6431285B2 - 基地局 - Google Patents

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本発明は、無線通信システムに関する。
スマートフォンやタブレットなどの高機能携帯端末の出現によって、無線通信システムにおけるトラフィック量が増加している。このようなトラフィック量の増加に対応するため、無線通信の高速化及び大容量化を可能にする通信規格として、LTE(Long Term Evolution)システムの導入及び展開が進められている。3GPP(Third Generation Partnership Project)により策定されるLTE規格は順次改訂され、リリースされている。
このような理由により、異なる時期に設置された基地局毎に対応しているRelease(Rel)や機能が異なる可能性がある。このため、ユーザ装置(User Equipment:UE)が移動して基地局(evolved Node B:eNB)間でハンドオーバする際には、移動元基地局(ソース基地局、S−eNB)及び移動先基地局(ターゲット基地局、T−eNB)とユーザ装置との間でコンフィギュレーションが整合するように、ハンドオーバ処理が制御される必要がある。
3GPP規格によって、ハンドオーバーを行う際に、移動元基地局が準拠しているReleaseと移動先基地局が準拠しているReleaseとが異なる場合、ユーザ装置とターゲット基地局との間のコンフィギュレーションを整合させるため、ハンドオーバに伴ってソース基地局において設定された全てのコンフィギュレーションをユーザ装置が一旦削除する機構(フルコンフィギュレーション)が規定された。具体的に、ユーザ装置は、フルコンフィギュレーション情報要素(IE)を含むハンドオーバコマンドを受信すると、ベアラの解放を含む全てのコンフィギュレーションを一旦削除する。これに伴って、受信パケットのリオーダリングに用いられるPDCP(Packet Data Convergence Protocol)シーケンス番号(SN)もまたリセットされる(PDCP SN=0)。
基地局間ハンドオーバでは、ソース基地局は、バッファに滞留しているダウンリンク(DL)データをターゲット基地局に転送する。これにより、ユーザ装置が移動したとしても、ダウンリンクパケットを破棄することなく通信を継続することが可能である。基地局間ハンドオーバにおいて、バッファに滞留しているダウンリンクパケットの転送は、RLC(Radio Link Control)−AM(Acknowledged Mode)とRLC−UM(Unacknowledged Mode)とにより実行可能である。ダウンリンクパケットをどの方法で転送するかは、上位アプリケーションからの要求等に応じて、基地局で区別することが可能である。
RLC−AMでは、ソース基地局は、ハンドオーバ対象となるユーザ装置に送信済みであるが、ユーザ装置から未だ送達確認(ACK)を受信していない滞留パケットをターゲット基地局に転送する。一方、RLC−UMでは、ソース基地局は、ハンドオーバ対象となるユーザ装置に送信済みの滞留パケットを破棄し、未送信の滞留パケットのみターゲット基地局に転送する。
異なるReleaseに準拠した基地局間のハンドオーバでは、上述したフルコンフィギュレーションが実行される。例えば、ソース基地局がRel−10に準拠し、ターゲット基地局がRel−8に準拠している場合、これらの基地局は互換性を有しておらず、当該基地局間ハンドオーバは、フルコンフィギュレーションによりユーザ装置の設定値を初期化することによって実行される必要がある。
図1に示されるように、無線品質の劣化などのハンドオーバ起動契機を検出すると、ソース基地局(Rel−10 eNB)はまず、ハンドオーバリクエスト(HO request)をターゲット基地局(Rel−8 eNB)に送信する。当該ハンドオーバリクエストには、ユーザ装置の設定中のRelease情報を示すue−ConfigReleaseが含まれる。
当該ハンドオーバリクエストを受信すると、ターゲット基地局は、ユーザ装置の設定中のRelease情報を確認する。ユーザ装置(ソース基地局)が設定中のReleaseとターゲット基地局が準拠しているReleaseとが異なる場合、ユーザ装置にフルコンフィギュレーションを実施させる指示を含め、ハンドオーバリクエストACK(HO request ACK)をソース基地局へ返す。
当該ハンドオーバリクエストACKを受信すると、ソース基地局は、フルコンフィギュレーション指示を含むハンドオーバコマンド(HO command)をユーザ装置に送信する。当該ハンドオーバコマンドには、ターゲット基地局のRel−8のコンフィギュレーションを通知するための情報が含まれる。
当該ハンドオーバコマンドを受信すると、ユーザ装置は、C−RNTI(Cell−Radio Network Temporary Identifier)とセキュリティ以外の全てのコンフィギュレーションを再設定すると共に、PDCP SNなどのベアラの設定値を初期化する。当該再設定が完了すると、ユーザ装置は、受信したハンドオーバコマンドのRel−8のコンフィギュレーションに従ってターゲット基地局に接続する。
3GPP TS 36.300 V12.1.0(2014−03) 3GPP TS 36.331 V12.1.0(2014−03)
このように、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバによると、ユーザ装置においてPDCPシーケンス番号がリセットされる。このため、ソース基地局からのパケットシーケンスとターゲット基地局からのパケットシーケンスとのパケット順序が保証できなくなり、ユーザ装置又は基地局においてパケットが破棄される可能性がある。
例えば、図2に示されるように、ユーザ装置が、ソース基地局との通信中にPDCP SN=X,X+1の2つのパケットを受信したとする。その後、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバが実施され、ユーザ装置のシーケンス番号がリセットされる(PDCP SN=0)。この場合、ソース基地局における滞留パケットSN=X+2は、ターゲット基地局に転送され、ユーザ装置がターゲット基地局に接続すると、ターゲット基地局からユーザ装置に送信される。しかしながら、ユーザ装置におけるPDCPシーケンス番号はリセットされているため、ユーザ装置は、ターゲット基地局から受信したSN=X+2のパケットの順序を認識することができず、当該パケットを破棄する。
このようなパケットの破棄によって、パケットに含まれたデータは、コアネットワーク又はEPC(Evolved Packet Core)などの上位レイヤから再送される必要があり、通信システムにおける伝送レートが低下する恐れがある。例えば、TCP(Transmission Control Protocol)レイヤにおいて下位レイヤのパケット破棄に起因するデータの欠落が検出された場合、当該データは、スロースタートにより再送されることになり、通信システムの伝送レートが低下する。
上述した問題点に鑑み、本発明の課題は、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバにおけるパケット破棄を回避するための技術を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、ハンドオーバにおけるターゲット基地局であって、フルコンフィギュレーションが実施されるユーザ装置に対するハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ処理部と、ソース基地局から転送された前記ユーザ装置宛てのパケットシーケンスの各パケットに対してシーケンス番号を振り直すシーケンス番号付与部とを有するターゲット基地局に関する。
本発明の他の態様は、ハンドオーバにおけるソース基地局であって、フルコンフィギュレーションが実施されるユーザ装置に対するハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ処理部と、ターゲット基地局に転送する前記ユーザ装置宛てのパケットシーケンスの各パケットに対してシーケンス番号を振り直すシーケンス番号付与部とを有するソース基地局に関する。
本発明によると、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバにおけるパケット破棄を回避することが可能になる。
図1は、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバを示す概略図である。 図2は、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバにおけるデータ破棄例を示す概略図である。 図3は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。 図4は、本発明の第1実施例によるハンドオーバにおけるデータ転送処理を示す概略図である。 図5は、本発明の第1実施例によるターゲット基地局の構成を示すブロック図である。 図6は、本発明の第1実施例によるハンドオーバ処理を示すシーケンス図である。 図7は、本発明の第2実施例によるハンドオーバにおけるデータ転送処理を示す概略図である。 図8は、本発明の第2実施例によるターゲット基地局の構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の第2実施例によるハンドオーバ処理を示すシーケンス図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
後述される実施例では、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバにおけるソース基地局及びターゲット基地局が開示される。
一実施例では、フルコンフィギュレーションによって、ユーザ装置においてパケットをリオーダリングするためのシーケンス番号がリセットされる。ターゲット基地局は、ユーザ装置においてリセットされたシーケンス番号に対応して、ソース基地局から転送されたパケットのシーケンス番号を振り直す。その後、ターゲット基地局は、ユーザ装置におけるシーケンス番号に対応したパケットをユーザ装置に送信する。これにより、ユーザ装置は、リセットされたシーケンス番号に基づき受信したパケットを適切にリオーダリングすることが可能になる。
他の実施例では、フルコンフィギュレーションによって、ユーザ装置におけるパケットをリオーダリングするためのシーケンス番号がリセットされる。ソース基地局は、ユーザ装置においてリセットされたシーケンス番号に対応して、ターゲット基地局に転送されるパケットのシーケンス番号を振り直し、ターゲット基地局にパケットを転送する。ターゲット基地局は、ユーザ装置におけるシーケンス番号に対応したパケットをユーザ装置に送信する。これにより、ユーザ装置は、リセットされたシーケンス番号に基づき受信したパケットを適切にリオーダリングすることが可能になる。
図3を参照して、本発明の一実施例による無線通信システムを説明する。図3は、本発明の一実施例による無線通信システムを示す概略図である。
図3に示されるように、無線通信システム10は、基地局100S,100T、ユーザ装置200及びコアネットワーク(EPC)300を有する。基地局100Sは、ユーザ装置200がハンドオーバする際のソース基地局(S−eNB)であり、基地局100Tは、ユーザ装置200がハンドオーバする際のターゲット基地局(T−eNB)である。
基地局100Sと100T(以降、基地局100として総称されてもよい)は、ユーザ装置200と無線接続することによって、コアネットワーク300上に通信接続された上位局やサーバなどのネットワーク装置から受信したダウンリンク(DL)パケットをユーザ装置200に送信すると共に、ユーザ装置200から受信したアップリンク(UL)パケットをネットワーク装置に送信する。
基地局100Sと100Tは、典型的には、ユーザ装置200との間で無線信号を送受信するためのアンテナ、コアネットワーク300と通信するための通信インタフェース、ユーザ装置200とコアネットワーク300との間の送受信信号を処理するためのプロセッサや回路などのハードウェアリソースにより構成される。後述される基地局100S,100Tの各機能及び処理は、メモリ装置に格納されているデータやプログラムをプロセッサが処理又は実行することによって実現されてもよい。ただし、基地局100S,100Tは、上述したハードウェア構成に限定されず、他の何れか適切なハードウェア構成を有してもよい。
本実施例では、基地局100S,100Tは、異なるReleaseのLTE規格に準拠する。一例として、ソース基地局100SはLTE規格のRel−10に準拠し、ターゲット基地局100TはRel−8に準拠しているとする。この場合、ソース基地局100Sとターゲット基地局100Tとの間のハンドオーバでは、フルコンフィギュレーションが適用される。すなわち、ユーザ装置200とターゲット基地局100Tとの間のコンフィギュレーションを整合させるため、ユーザ装置200において、ソース基地局100Sにおいて設定された全てのコンフィギュレーションが削除され、ターゲット基地局100Tにおけるコンフィギュレーションに再設定される。具体的には、ユーザ装置200は、ソース基地局100Sからフルコンフィギュレーション情報要素(IE)を含むハンドオーバコマンドを受信すると、ベアラの解放を含む全てのコンフィギュレーションを一旦削除する。これに伴って、受信パケットのリオーダリングに用いられるPDCP(Packet Data Convergence Protocol)シーケンス番号(SN)もまたリセットされる(PDCP SN=0)。その後、ユーザ装置200は、ターゲット基地局100Tにおけるコンフィギュレーションを再設定し、再設定されたコンフィギュレーションに従って、ターゲット基地局100Tとの通信を開始する。ただし、本発明によるソース基地局100Sとターゲット基地局100Tとは、これに限定されることなく、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバにおける任意のソース基地局とターゲット基地局とに対して適用可能である。
ユーザ装置200は、典型的には、スマートフォン、携帯電話、タブレット、モバイルルータなどの無線通信機能を備えた何れか適切な情報処理装置である。本実施例では、ユーザ装置200は、異なるReleaseのLTE規格に対応可能であり、ハンドオーバにおけるフルコンフィギュレーション機能をサポートしている。
コアネットワーク300は、LTE規格におけるEPC(Evolved Packet Core)であり、典型的には、ネットワーク制御のためのMME(Mobility Management Entity)、ユーザデータの通信のためのS−GW(Serving Gateway)及び外部のネットワーク装置とのインタフェースのためのP−GW(Packet Data Network Gateway)から構成される。
次に、図4〜6を参照して、本発明の第1実施例によるフルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバ処理を説明する。第1実施例では、ターゲット基地局100Tが、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバにおいて、ユーザ装置200においてリセットされたPDCPシーケンス番号に対応して、ソース基地局100Sから転送されたパケットのPDCPシーケンス番号を振り直し、変更後のPDCPシーケンス番号が付与されたパケットをユーザ装置200に送信する。
図4は、本発明の第1実施例によるハンドオーバにおけるパケット転送処理を示す概略図である。図4に示されるように、ユーザ装置200は、ソース基地局100Sとの通信中にパケット1(PDCP SN=X)及びパケット2(PDCP SN=X+1)の2つのパケットを受信したとする。
その後、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバが実施され、ユーザ装置200のシーケンス番号がリセットされる(PDCP SN=0)。ソース基地局100Sは、バッファに滞留しているパケット3(PDCP SN=X+2)をターゲット基地局100Tに転送し、その後に当該パケット3が最後の転送パケットであることを示すエンドマーク(E)を送信する。一方、ハンドオーバ後、コアネットワーク300は、ユーザ装置200宛てのパケットの送信先をソース基地局100Sからターゲット基地局100Tに切り替え、以降のパケット4をターゲット基地局100Tに送信する。
パケット3(PDCP SN=X+2)を受信すると、ターゲット基地局100Tは、ユーザ装置200においてリセットされたPDCPシーケンス番号(PDCP SN=0)に対応して、受信したパケット3のPDCPシーケンス番号を振り直し(PDCP SN=0)、変更後のPDCPシーケンス番号が付与されたパケット3(PDCP SN=0)をユーザ装置200に送信する。これにより、ユーザ装置200は、ターゲット基地局100Tから受信したパケット3(PDCP SN=0)を受信済みのパケット1,2に後続するパケットとして判断し、パケット1〜3に対して適切なリオーダリングを実行することが可能になる。その後、ソース基地局100SからエンドマーカEを受信すると、ターゲット基地局100Tは、ソース基地局100Sからのパケット転送が完了したと判断し、コアネットワーク300から受信したパケット4に対して、パケット3のPDCPシーケンス番号に続くPDCPシーケンス番号を割り当て(PDCP SN=1)、ユーザ装置200に送信する。パケット4(PDCP SN=1)を受信すると、ユーザ装置200は、当該パケット4を受信済みのパケット3(PDCP SN=0)に後続するパケットとして判断し、以降に受信するパケットに対して適切なリオーダリングを実行することができる。
図5は、本発明の第1実施例によるターゲット基地局の構成を示すブロック図である。図5に示されるように、ターゲット基地局100Tは、ハンドオーバ処理部110T及びシーケンス番号付与部120Tを有する。
ハンドオーバ処理部110Tは、フルコンフィギュレーションが実施されるユーザ装置200に対するハンドオーバ処理を実行する。具体的には、ハンドオーバ処理部110Tは、ソース基地局100Sからハンドオーバリクエストを受信すると、受信したハンドオーバリクエストに含まれるユーザ装置が使用中のReleaseの情報を確認する。受信したハンドオーバリクエストにより、ユーザ装置が使用しているReleaseがターゲット基地局が準拠しているReleaseと異なる場合、ハンドオーバ処理部110Tは、ハンドオーバリクエストに対する送達確認を返すと共に、フルコンフィギュレーションによるハンドオーバ処理を起動する。その後、ハンドオーバ処理部110Tは、フルコンフィギュレーションが実施されたユーザ装置200との間で接続を確立し、ターゲット基地局100Tにおけるコンフィギュレーションに従ってユーザ装置200と通信する。なお、上記ハンドオーバリクエストに含まれるユーザ装置が使用中のReleaseの情報を利用する方法は、ターゲット基地局にフルコンフィギュレーションの必要を認識させる一例であり、ソース基地局100Sからの明示的な通知などの他の通知方法があれば、その方法を用いても構わない。
一実施例では、ハンドオーバ処理部110Tは、ソース基地局100Sから転送されたユーザ装置200宛てのパケットシーケンスと共に、コアネットワーク300から送信されたユーザ装置200宛てのパケットシーケンスを受信してもよい。ハンドオーバ処理部110Tは、受信したパケットのヘッダ又はTE(Tunnel Endopoint)識別子に基づき、当該パケットの送信元がソース基地局100Sとコアネットワーク300との何れであるか判断できる。
シーケンス番号付与部120Tは、ソース基地局100Sから転送されたユーザ装置200宛てのパケットシーケンスの各パケットに対してシーケンス番号を振り直す。本実施例では、このようにターゲット基地局100Tがシーケンス番号を振り直すため、ソース基地局100Sは、バッファに滞留しているパケットをターゲット基地局100Tに転送する際、自らが既に付与したシーケンス番号をそのままヘッダに付加して転送してもよいし、シーケンス番号を削除して転送してもよい。
一実施例では、パケットはPDCPパケットであり、シーケンス番号はPDCPシーケンス番号である。フルコンフィギュレーションを実施したユーザ装置200がPDCPシーケンス番号を0にリセットする場合(PDCP SN=0)、シーケンス番号付与部120Tは、これに対応してソース基地局100Sから転送されたユーザ装置200宛てのPDCPパケットに対して、0からPDCPシーケンス番号を振り直す。しかしながら、本発明はこれに限定されず、ユーザ装置200がPDCPシーケンス番号をXにリセットした場合、シーケンス番号付与部120Tもまた、ソース基地局100Sから転送されたユーザ装置200宛てのPDCPパケットに対して、XからPDCPシーケンス番号を振り直す。すなわち、シーケンス番号付与部120Tは、ユーザ装置200においてリセットされたPDCPシーケンス番号に対応して、転送されたPDCPパケットのPDCPシーケンス番号を振り直す。
一実施例では、シーケンス番号付与部120Tは、ソース基地局100Sから転送されたユーザ装置200宛てのパケットシーケンスの最後のパケットのシーケンス番号を振り直すと、コアネットワーク300から送信されたユーザ装置200宛てのパケットシーケンスの各パケットに対して、当該最後のパケットのシーケンス番号に続くシーケンス番号を付与する。例えば、図4に示される具体例では、シーケンス番号付与部120Tは、パケット3(PDCP SN=X+2)を受信すると、当該パケット3にPDCPシーケンス番号0を振り直した。その後、ターゲット基地局100Tは、エンドマーカをソース基地局100Sから受信すると、シーケンス番号付与部120Tは、パケット3(PDCP SN=0)が最後の転送パケットであると判断し、コアネットワーク300から受信したパケット4に対してPDCPシーケンス番号1を付与する。
一実施例では、ソース基地局100Sから転送対象のパケット数を通知するためのSN Status Transferを受信した場合、シーケンス番号付与部120Tは、SN Status Transferに示されたパケット数に続くシーケンス番号をコアネットワーク300から受信したパケットに付与するようにしてもよい。例えば、SN Status Transferがパケット数Xを示す場合、シーケンス番号付与部120Tは、コアネットワーク300から受信したパケットにシーケンス番号X+1を付与する。
図6は、本発明の第1実施例によるハンドオーバ処理、及びパケットのシーケンス番号を振り直す手順を示す図である。図6では、ステップS101において、ユーザ装置200は、受信品質の測定結果をMeasurement reportとしてソース基地局100Sに送信する。
ステップS102において、ソース基地局100Sは、受信したMeasurement reportに基づき、ユーザ装置200がターゲット基地局100Tにハンドオーバすべきであると判断すると、Handover Requestをターゲット基地局100Tに送信する。
ステップS103において、ターゲット基地局100Tは、受信したHandover Requestに含まれるユーザ装置が使用しているReleaseの情報を確認して、フルコンフィギュレーションによるハンドオーバ処理を開始する。
ステップS104において、ターゲット基地局100Tは、フルコンフィギュレーションによるハンドオーバ指示に対する応答として、Handover Request Ackを返す。
ステップS105において、Handover Request Ackを受信すると、ソース基地局100Sは、基地局100Tをターゲット基地局とするハンドオーバ処理をコアネットワーク300に通知すると共に、フルコンフィギュレーションによるハンドオーバ処理を実行する。
ステップS106において、ソース基地局100Sは、フルコンフィギュレーション指示を設定したRRC Connection Reconfigurationをユーザ装置200に送信する。
ステップS107において、ユーザ装置200は、受信したRRC Connection Reconfigurationにおいて、フルコンフィギュレーションによるハンドオーバ指示が設定されていることを確認し、フルコンフィギュレーション機能を実施する。具体的には、ユーザ装置200は、ベアラの解放やPDCPシーケンス番号などの各種パラメータの初期化など、ソース基地局100Sにおいて設定された全てのコンフィギュレーションを削除し、RRC Connection Reconfigurationに示されるターゲット基地局100Tのためのコンフィギュレーションに再設定する。
ステップS108において、ソース基地局100Sは、転送対象のパケット数を示すSN Status Transferをターゲット基地局100Tに送信すると共に、コアネットワーク300から受信したパケットに対して、SN Status Transferに示されるパケット数に続くシーケンス番号を付与してユーザ装置200に送信する。
ステップS109において、ソース基地局100Sは、滞留パケットをターゲット基地局100Tに転送する。
ステップS110において、ターゲット基地局100Tは、ソース基地局100Sから受信した各パケットのシーケンス番号を振り直す。例えば、ユーザ装置200において、フルコンフィギュレーションによりPDCPシーケンス番号が0にリセットされる場合、ターゲット基地局100Tもまた、ソース基地局100Sから受信したパケットに対してPDCPシーケンス番号0を振り直す。
ステップS111において、ユーザ装置200は、ターゲット基地局100Tと通信するためのコンフィギュレーションの再設定が完了すると、RRC Connection Reconfiguration Completeをターゲット基地局100Tに送信し、ターゲット基地局100Tとの通信が可能となる。
ステップS112において、ターゲット基地局100Tは、振り直したシーケンス番号が付与されたパケットをユーザ装置200に送信する。
次に、図7〜9を参照して、本発明の第2実施例によるフルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバ処理を説明する。第2実施例では、ソース基地局100Sが、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバにおいて、ユーザ装置200においてリセットされたPDCPシーケンス番号に対応して、ターゲット基地局100Tに転送されるパケットのPDCPシーケンス番号を振り直し、変更後のPDCPシーケンス番号が付与されたパケットをターゲット基地局100Tに転送する。
図7は、本発明の第2実施例によるハンドオーバにおけるパケット転送処理を示す概略図である。図7に示されるように、ユーザ装置200は、ソース基地局100Sとの通信中にパケット1(PDCP SN=X)及びパケット2(PDCP SN=X+1)の2つのパケットを受信したとする。
その後、フルコンフィギュレーションを伴うハンドオーバが実施され、ユーザ装置200のシーケンス番号がリセットされる(PDCP SN=0)。ソース基地局100Sは、バッファに滞留しているパケット3のPDCPシーケンス番号をX+2から0に振り直し、パケット3(PDCP SN=0)をターゲット基地局100Tに転送する。その後、ソース基地局100Sは、当該パケット3が最後の転送パケットであることを示すエンドマーカ(E)を送信する。また、ソース基地局100Sは、ターゲット基地局100Tにおいて次に付与するパケットのシーケンス番号が1であることを示すSN Status Transferをターゲット基地局100Tに送信する。一方、ハンドオーバ後、コアネットワーク300は、ユーザ装置200宛てのパケットの送信先をソース基地局100Sからターゲット基地局100Tに切り替え、以降のパケット4をターゲット基地局100Tに送信する。
パケット3(PDCP SN=0)を受信すると、ターゲット基地局100Tは、受信したパケット3(PDCP SN=0)をユーザ装置200に送信する。これにより、ユーザ装置200は、ターゲット基地局100Tから受信したパケット3(PDCP SN=0)を受信済みのパケット1,2に後続するパケットとして判断し、パケット1〜3に対して適切なリオーダリングを実行することが可能になる。その後、ソース基地局100SからエンドマーカEを受信すると、ターゲット基地局100Tは、ソース基地局100Sからのパケット転送が完了したと判断し、コアネットワーク300から受信したパケット4に対して、SN Status Transferで示されたパケット3のPDCPシーケンス番号に続くPDCPシーケンス番号を割り当て(PDCP SN=1)、ユーザ装置200に送信する。パケット4(PDCP SN=1)を受信すると、ユーザ装置200は、当該パケット4を受信済みのパケット3(PDCP SN=0)に後続するパケットとして判断し、以降に受信するパケットに対して適切なリオーダリングを実行することができる。
図8は、本発明の第2実施例によるソース基地局の構成を示すブロック図である。図8に示されるように、ソース基地局100Sは、ハンドオーバ処理部110S及びシーケンス番号付与部120Sを有する。
ハンドオーバ処理部110Sは、ユーザ装置200に対するハンドオーバ処理を実行する。具体的には、ハンドオーバ処理部110Sは、ユーザ装置200から受信品質の測定結果を示すメジャメントレポートを受信すると、ユーザ装置200がターゲット基地局100Tにハンドオーバすべきか判断する。ターゲット基地局100Tにハンドオーバすべきであると判断すると、ハンドオーバ処理部110Sは、コアネットワーク300にターゲット基地局100Tへのハンドオーバ処理を要求する。ターゲット基地局100Tからハンドオーバリクエストに対する送達確認を受信すると、ハンドオーバ処理部110Sは、ハンドオーバリクエストに対する送達確認にフルコンフィギュレーションの実施指示を確認する。ターゲット基地局100Tからフルコンフィギュレーション実施有と指示された場合、ソース基地局100Sはユーザ装置200に対してフルコンフィギュレーションによるハンドオーバ処理を指示する。なお、上記ハンドオーバリクエストに対する送達確認にフルコンフィギュレーションの実施指示を利用する方法は、ソース基地局100Sにフルコンフィギュレーションを実施することを認識させる一例であり、ソース基地局100Sが予め近隣の基地局のRelease情報を把握しておくなどの他の通知方法があれば、その方法を用いても構わない。その後、ハンドオーバ処理部110Sは、シーケンス番号付与部120Sによりシーケンス番号が振り直されたバッファに滞留しているパケットをターゲット基地局100Tに転送する。
シーケンス番号付与部120Sは、ターゲット基地局100Tに転送するユーザ装置200宛てのパケットシーケンスの各パケットに対してシーケンス番号を振り直す。
一実施例では、パケットはPDCPパケットであり、シーケンス番号はPDCPシーケンス番号である。フルコンフィギュレーションを実行したユーザ装置200がPDCPシーケンス番号を0にリセットする場合(PDCP SN=0)、シーケンス番号付与部120Sは、これに対応してバッファに滞留しているターゲット基地局100Tに転送されるユーザ装置200宛てのPDCPパケットに対して、0からPDCPシーケンス番号を振り直す。しかしながら、本発明はこれに限定されず、ユーザ装置200がPDCPシーケンス番号をXにリセットした場合、シーケンス番号付与部120Sもまた、ターゲット基地局100Tに転送されるユーザ装置200宛てのPDCPパケットのシーケンス番号として値Xを使用する。すなわち、シーケンス番号付与部120Sは、ユーザ装置200においてリセットされたPDCPシーケンス番号に対応して、転送されたPDCPパケットのPDCPシーケンス番号を振り直す。
一実施例では、シーケンス番号付与部120Sは、ユーザ装置200に送信されたが、未だ送達確認を受信していないバッファ内に格納されている未送達確認パケットに対してシーケンス番号を振り直してもよい。あるいは、他の実施例では、シーケンス番号付与部120Sは、ユーザ装置200に送信されていないバッファ内に格納されている未送信パケットに対してシーケンス番号を振り直してもよい。
LTE規格では、バッファに滞留しているPDCPパケットの転送は、RLC−AMとRLC−UMとにより実行可能である。RLC−AMでは、ソース基地局100Sは、ユーザ装置200に送信済みであるが、ユーザ装置200から未だ送達確認(ACK)を受信していない滞留パケットをターゲット基地局100Tに転送する。従って、RLC−AMにより滞留パケットをターゲット基地局100Tに転送する場合、シーケンス番号付与部120Sは、バッファに滞留しているパケットのうち、ユーザ装置200に送信済みであるが、未だ送達確認(ACK)を受信していないパケットをターゲット基地局100Tへの転送対象パケットとして特定し、特定した各パケットに対してシーケンス番号を振り直すようにしてもよい。
一方、RLC−UMでは、ソース基地局100Sは、ユーザ装置200に送信済みの滞留パケットを破棄し、未送信の滞留パケットのみターゲット基地局100Tに転送する。従って、RLC−UMにより滞留パケットをターゲット基地局100Tに転送する場合、シーケンス番号付与部120Sは、バッファに滞留しているパケットのうち、ユーザ装置200に未送信のパケットをターゲット基地局100Tへの転送対象パケットとして特定し、特定した各パケットに対してシーケンス番号を振り直すようにしてもよい。また、ソース基地局100Sでは、RLC−AMとRLC−UMとの2つの転送モードの滞留パケットがバッファ内に混在している場合、それぞれの基準又は転送モードに合わせて、転送すべきパケットを特定して、転送対象となるパケットに対してシーケンス番号を振り直すようにしても構わない。
一実施例では、シーケンス番号付与部120Sは、ターゲット基地局100Tに転送するユーザ装置200宛てのパケットシーケンスのパケット数を決定し、決定したパケット数をターゲット基地局100Tに通知してもよい。例えば、当該パケット数は、SN Status Transferによりターゲット基地局100Tに通知されてもよい。シーケンス番号の振り直した後にコアネットワーク300からパケットシーケンスを受信した場合、シーケンス番号付与部120Sは、コアネットワーク300から受信したパケットシーケンスに対してシーケンス番号を付与することなく、ターゲット基地局100Tに転送してもよい。ターゲット基地局100Tは、ソース基地局100Sからシーケンス番号が付与されていないパケットを受信すると、当該パケットがコアネットワーク300から送信されたパケットであると判断し、SN Status Transferに示されたパケット数に続くシーケンス番号を付与することができる。
図9は、本発明の第2実施例によるハンドオーバ処理を示すシーケンス図である。図9に示されるように、ステップS201において、ユーザ装置200は、受信品質測定の結果をMeasurement reportとしてソース基地局100Sに送信する。
ステップS202において、ソース基地局100Sは、受信したMeasurement reportに基づき、ユーザ装置200がターゲット基地局100Tにハンドオーバすべきであると判断すると、ユーザ装置200が設定中のRelease情報を含むHandover Requestをターゲット基地局100Tに送信する。
ステップS203において、ターゲット基地局100Tは、受信したHandover Requestからユーザ装置200が設定中のRelease情報を検出し、フルコンフィギュレーション実施の必要性を判定する。
ステップS204において、ターゲット基地局100Tは、フルコンフィギュレーションによるハンドオーバ指示に対する応答として、Handover Request Ackを返す。
ステップS205において、Handover Request Ackを受信すると、ソース基地局100Sは、基地局100Tをターゲット基地局とするハンドオーバ処理をコアネットワーク300に通知すると共に、フルコンフィギュレーションによるハンドオーバ処理を実行する。
ステップS206において、ソース基地局100Sは、フルコンフィギュレーション指示を設定したRRC Connection Reconfigurationをユーザ装置200に送信する。ユーザ装置200は、受信したRRC Connection Reconfigurationにおいて、フルコンフィギュレーションによるハンドオーバ指示が設定されていることを確認し、フルコンフィギュレーション機能を実行する。具体的には、ユーザ装置200は、ベアラの解放やPDCPシーケンス番号などの各種パラメータの初期化など、ソース基地局100Sにおいて設定された全てのコンフィギュレーションを削除し、RRC Connection Reconfigurationに示されるターゲット基地局100Tのためのコンフィギュレーションに再設定する。
ステップS207において、ソース基地局100Sは、バッファに滞留しているパケットのシーケンス番号を振り直す。一実施例では、ソース基地局100Sは、ユーザ装置200に送信されたが、未だ送達確認を受信していないバッファ内に格納されている未送達確認パケットに対してシーケンス番号を振り直してもよい。あるいは、他の実施例では、ソース基地局100Sは、ユーザ装置200に送信されていないバッファ内に格納されている未送信パケットに対してシーケンス番号を振り直してもよい。
ステップS208において、ソース基地局100Sは、転送対象のパケット数を示すSN Status Transferをターゲット基地局100Tに送信する。
ステップS209において、ソース基地局100Sは、滞留パケットをターゲット基地局100Tに転送する。
ステップS210において、ユーザ装置200は、ターゲット基地局100Tのためのコンフィギュレーションの再設定が完了すると、RRC Connection Reconfiguration Completeをターゲット基地局100Tに送信し、ターゲット基地局100Tとの通信が可能となる。
ステップS211において、ターゲット基地局100Tは、ソース基地局100Sから転送されたパケットをユーザ装置200に送信すると共に、コアネットワーク300から受信したパケットに対して、SN Status Transferに示されるパケット数に続くシーケンス番号を付与してユーザ装置200に送信する。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 無線通信システム
100S ソース基地局
100T ターゲット基地局
110S,110T ハンドオーバ処理部
120S,120T シーケンス番号付与部
200 ユーザ装置
300 コアネットワーク

Claims (10)

  1. ハンドオーバにおけるターゲット基地局であって、
    フルコンフィギュレーションが実施されるユーザ装置に対するハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ処理部と、
    ソース基地局から転送された前記ユーザ装置宛てのパケットシーケンスの各パケットに対して、前記ユーザ装置においてリセットされたシーケンス番号に対応してシーケンス番号を振り直すシーケンス番号付与部と、
    を有し、
    前記シーケンス番号付与部は、コアネットワークから受信したパケットに前記ソース基地局から通知された転送対象のパケット数に続くシーケンス番号を付与するターゲット基地局。
  2. 前記ハンドオーバ処理部は、前記ソース基地局から転送された前記ユーザ装置宛てのパケットシーケンスと共に、コアネットワークから送信された前記ユーザ装置宛てのパケットシーケンスを受信し、
    前記シーケンス番号付与部は、前記ソース基地局から転送された前記ユーザ装置宛てのパケットシーケンスの最後のパケットのシーケンス番号を振り直すと、前記コアネットワークから送信された前記ユーザ装置宛てのパケットシーケンスの各パケットに対して、前記最後のパケットのシーケンス番号に続くシーケンス番号を付与する、請求項1記載のターゲット基地局。
  3. 前記パケットはPDCP(Packet Data Convergence Protocol)パケットであり、前記シーケンス番号はPDCPシーケンス番号であり、
    前記ハンドオーバ処理部は、前記PDCPパケットのヘッダ情報又はTE(Tunnel Endpoint)識別子に基づき、前記PDCPパケットが前記ソース基地局とコアネットワークとの何れから送信されたか判断する、請求項1又は2記載のターゲット基地局。
  4. ハンドオーバにおけるソース基地局であって、
    フルコンフィギュレーションが実施されるユーザ装置に対するハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ処理部と、
    ターゲット基地局に転送する前記ユーザ装置宛てのパケットシーケンスの各パケットに対して、前記ユーザ装置においてリセットされたシーケンス番号に対応してシーケンス番号を振り直すシーケンス番号付与部と、
    を有し、
    前記シーケンス番号付与部は、転送対象のパケット数を前記ターゲット基地局に通知するソース基地局。
  5. 前記シーケンス番号付与部は、前記ユーザ装置に送信されたが、未だ送達確認を受信していないバッファ内に格納されている未送達確認パケットに対して前記シーケンス番号を振り直す、請求項4記載のソース基地局。
  6. 前記シーケンス番号付与部は、前記ユーザ装置に送信されていないバッファ内に格納されている未送信パケットに対して前記シーケンス番号を振り直す、請求項4記載のソース基地局。
  7. 前記シーケンス番号付与部は、RLC(Radio link controlprotocol)−AM(Acknowleged mode)の滞留パケットとRLC−UM(Unacknowleged mode)の滞留パケットとがバッファ内に混在する場合、それぞれの転送モードに従って転送すべき滞留パケットを特定し、特定した滞留パケットに対して前記シーケンス番号を振り直す、請求項4記載のソース基地局。
  8. 前記シーケンス番号付与部は、前記ターゲット基地局に転送する前記ユーザ装置宛てのパケットシーケンスのパケット数を決定し、前記決定したパケット数を前記ターゲット基地局に通知する、請求項4乃至7何れか一項記載のソース基地局。
  9. 前記シーケンス番号の振り直し後にコアネットワークからパケットシーケンスを受信した場合、前記シーケンス番号付与部は、前記コアネットワークから受信したパケットシーケンスに対して前記シーケンス番号を振り直すことなく、前記ターゲット基地局に転送する、請求項8記載のソース基地局。
  10. 前記パケットはPDCP(Packet Data Convergence Protocol)パケットであり、前記シーケンス番号はPDCPシーケンス番号である、請求項4乃至9何れか一項記載のソース基地局。
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