JP6431246B2 - サービス提供システム、サービス提供方法、及びサービス提供プログラム - Google Patents

サービス提供システム、サービス提供方法、及びサービス提供プログラム Download PDF

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Description

本発明は、サービス提供システム、サービス提供方法、及びサービス提供プログラムに関する。
近年の製造業においては、単に顧客に製品の性能、機能を提供するだけでなく、顧客が感じる価値を最大限引き出すように製品・技術を組合わせてこれらを提供するサービスが求められている。
これを実現しようとする技術として、例えば特許文献1には、「サービスと顧客価値の関係を表現するサービス・バリュー・マップを構築するために、サービスの構成要素を階層化して記述すると共に、それらの依存関係を記述する手法」により、顧客利益を最大化するサービスの構成要素を検討可能であると記載されている。また、特許文献2には、「特定業界に関連する第一アイテムと、特定業界とは異なる一つ又は複数の業界に関連する第二アイテムをネットワークを介して自動収集し、第二アイテムの一つ又は複数を第一アイテムと重複するアイテムを除いてランダムに抽出」することで、利用者に自由な発想を喚起することを可能とする旨が記載されている。
米国特許出願公開第2013/0191186号明細書 特開2007−323575号公報
複数の事業分野において強い製品、技術を有している企業では、顧客との対話を通じて、それらの製品、技術を提供して顧客企業の業務課題を解決するサービス、いわゆる顧客協創型のサービス設計が求められている。このようなサービス設計において、複数の事業分野にまたがる製品、技術を活かすには、顧客の課題のみを直接解決するのではなく、顧客の事業分野と異なる他の事業分野における課題解決事例を、顧客の課題と共通的な粒度で捉えることにより、他の事業分野の課題解決事例を顧客の課題解決に活かすという、いわゆる異業種アナロジーの考え方が重要である。
この点、特許文献2に記載されている技術は、異なる業界のアイテムを掛け合わせて表示することで顧客(ユーザ)の発想を喚起するが、表示するアイテムはランダムなキーワードであり、ユーザから得られた課題を基にして他の事業分野における事例を活用するものではない。
また、異業種アナロジーでは、課題の抽象化という考えが必要である。例えば、「発電事業で利用する設備Aの保守人件費削減」という課題が顧客との対話の中で得られた時、この課題が顧客の事業分野に強く依存していると、顧客の事業分野内での解決策のみを考え、その結果、一辺倒な提案となりがちである。そこで、複数の事業分野にまたがる製品、技術を活用した提案を行うことが必要であるが、これを実現するためには、顧客の課題をより俯瞰的な粒度で捉え、当該課題を、他の事業分野の課題と同質のものとして考えなくてはならない。すなわち、課題の抽象化が必要である。
この点につき、特許文献1に記載されている技術は、顧客価値とそれに応えるソリューションとの関係を階層的に記述し、顧客利益を最大化するようなサービスの構成要素を検討することができるとしているが、顧客価値(ユーザから得られた価値・課題)を抽象化しながら他業種の課題を提案することはできない。
一方で、課題の抽象化が過度になり、課題の粒度が高くなり過ぎると、他の事業分野の解決事例には顧客が求めている課題と異なるものが混在しているため、結果として顧客の真の課題を解決できなくなる可能性がある。例えば、「コスト削減」という課題が顧客との対話の中で得られた時、多くのコスト削減サービスから、顧客の課題の解決に寄与する製品や技術を提案するには、具体的にどのようなコストを削減したいのかを確認しなければならない。すなわち、前記した課題の抽象化の一方で、課題の具体化も必要である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、顧客等の事業者が有する課題を適切に解決するためのサービス情報を提供することが可能なサービス提供システム、サービス提供方法、及びサービス提供プログラムを提供することを目的とする。
前述の課題を解決するための本発明の一つは、プロセッサ及びメモリを有し、事業者に、当該事業者の業務における課題を解決するためのサービス情報を提供するサービス提供システムであって、前記事業者が属する業種である対象業種、及び前記事業者の業務における課題である対象課題を取得する対象情報取得部と、前記対象業種と異なる業種である他業種の業務における課題である他業種課題と、複数の前記他業種課題の間の包含関係である他業種課題関係と、前記他業種課題を解決するサービスである他業種サービスとを記憶する他業種情報記憶部と、前記他業種課題を出力する課題出力部と、前記他業種課題関係に基づき、前記複数の他業種課題のうち、前記対象課題に対応する前記他業種課題と関連性が高い前記他業種課題を関連他業種課題として抽出する関連他業種課題抽出部と、前記抽出した関連他業種課題を解決する前記他業種サービスのうち、前記対象業種に対応する前記他業種の業務における前記他業種サービスを抽出する他業種サービス抽出部と、前記抽出した他業種サービスを出力する他業種サービス出力部と、を有する。
本発明によれば、事業者が有する課題を適切に解決するためのサービス情報を提供することができる。
図1は、本実施形態に係るサービス提供システム1000の構成の一例を説明する図である。 図2は、課題パターン情報1410の一例を説明する図である。 図3は、課題パターンリスト1411、及び課題構造情報リスト1412により特定される各課題パターンの関係をグラフ構造として表現した図である。 図4は、業種業務情報1420の一例を示す図である。 図5は、サービスパターン情報1430の一例を示す図である。 図6は、サービス事例情報1440の一例を示す図である。 図7は、サービス事例提供処理S10を説明するフローチャートである。 図8は、課題情報入力画面の一例を示す図である。 図9は、第1他業種課題サービス表示処理S200を説明するフローチャートである。 図10は、第1他業種課題サービス表示処理S200を説明するフローチャートである。 図11は、第1関連他業種課題表示画面の一例を示す図である。 図12は、第1関連他業種課題表示画面の他の例を示す図である。 図13は、推奨サービスパターン表示画面の一例を示す図である。 図14は、推奨サービス事例表示画面の一例を示す図である。 図15は、検討サービス事例活用画面の一例を示す図である。 図16は、業務関連度算出処理S330を説明するフローチャートである。 図17は、第2他業種課題サービス表示処理S500を説明するフローチャートである。 図18は、第2他業種課題サービス表示処理S500を説明するフローチャートである。 図19は、第2関連他業種課題表示画面の一例を示す図である。 図20は、第2関連他業種課題表示画面の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るサービス提供システム1000の構成の一例を説明する図である。サービス提供システム1000は、例えば、複数の事業分野において種々の製品・技術を開発しており、これらを顧客たる企業等の事業者(以下、顧客、又は顧客企業という)に、当該顧客企業の業務上の課題の解決のためのサービス情報を提供している企業(以下、サービス企業という)の事業所等に設けられる。
===ハードウェア構成===
図1に示すように、サービス提供システム1000は、情報処理装置(コンピュータ)により構成されている。サービス提供システム1000は、数値演算、データの読み書き、機器制御の機能を有する電子回路で構成されたCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサからなる制御装置1500と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、又はNVRAM(Non-Volatile RAM)等のメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等からなる記憶装置1100と、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置からなる入力インタフェース1600と、モニタ、ディスプレイ等の出力装置からなる出力インタフェース1700とを含んで構成される。入力インタフェース1600及び出力インタフェース1700は、例えば、USB(Universal Serial Bus)やPCI Express等の規格に準拠したインタフェースを備えており、マウス、キーボード、ディスプレイ等の入力装置や出力装置との通信を実現する。
なお、本実施形態では、サービス提供システム1000は単一の情報処理装置によって構成されているものとするが、サービス提供システム1000は、BRI(Basic Rate Interface)ポートやLAN(Local Area Network)ポートなどに代表される通信インタフェース等によって互いに通信可能とされた複数の情報処理装置によって構成されていてもよい。
続いて、サービス提供システム1000が備える機能について説明する。
===機能===
図1に示すように、サービス提供システム1000は、入力インタフェース1600又は出力インタフェース1700を介して情報の送受信を行うサービスデザイン部1200と、他業種情報記憶部1400と、サービスデザイン部1200や他業種情報記憶部1400に基づき情報を生成する情報生成部1300とを有する。
サービスデザイン部1200は、記述情報受付部1210、課題パターンナビゲーション部1220、サービスパターン表示部1230、及びサービス事例表示部1240を有する。
記述情報受付部1210は、顧客である事業者が有する課題や、当該事業者が行う業務、当該事業者が属する業種等の情報の入力を受け付ける。
記述情報受付部1210は対象情報取得部1211を備える。対象情報取得部1211は、顧客である事業者が属する業種である対象業種(文字列や識別子等で表される)、顧客である事業者の業務である対象業務(文字列や識別子等で表される)、及びその事業者の業務における課題である対象課題(文字列や識別子等で表される)を取得する。なお、以下では、対象情報取得部1211が取得する情報を、課題情報という。
課題パターンナビゲーション部1220は、情報生成部1300が生成した情報に基づき、対象課題に対応する課題の情報を表示すると共に、ユーザからの入力に応じて、情報生成部1300に、対象課題に対応する課題に関する処理を依頼する。
課題パターンナビゲーション部1220は、課題出力部1221、及び課題抽象度選択部1222を備える。このうち、課題出力部1221は、他業種課題を出力する。
また、課題出力部1221は、複数の他業種課題のうち少なくとも一つの選択を受け付ける。
また、課題出力部1221は、複数の他業種課題のうち、一の他業種課題が示す課題と他の他業種課題が示す課題との間の包含関係を、他業種課題関係に基づき算出し、算出した包含関係に基づき、複数の他業種課題が示す課題における、前記一の他業種課題が示す課題の相対的な抽象性を算出し、算出した抽象性を示す情報(インジケータ)を出力する。
課題抽象度選択部1222は、後述する関連他業種課題として、対象課題に対応する他業種課題を包含する他業種課題を抽出するか、又は、対象課題に対応する他業種課題に包含される他業種課題を抽出するかの選択を受け付ける。
次に、サービスパターン表示部1230は、情報生成部1300が生成した、対象課題に対応する課題を解決するサービスに関する情報を表示する。
サービスパターン表示部1230は、他業種サービス出力部1231を備える。他業種サービス出力部1231は、後述する他業種サービス抽出部1331が抽出した他業種サービス(後述)を出力する。
サービス事例表示部1240は、情報生成部1300が生成したサービスにおける事例の情報を出力する。例えば、サービス事例表示部1240は、後述する他業種サービス抽出部1331で抽出された他業種における他業種サービスを解決した事例において利用された製品又は技術に関する情報を、前記抽出された他業種と共に出力する。
情報生成部1300は、課題パターン照合部1310、関連課題パターン抽出部1320、サービスパターン抽出部1330、サービス事例抽出部1340、及びサービス事例登録部1350を有する。
課題パターン照合部1310は、ユーザによって入力された課題情報を、他業種情報記憶部1400が記憶している情報と照合する。なお、他業種情報記憶部1400は、後述するように、対象業種と異なる業種である他業種の業務における課題である他業種課題と、複数の他業種課題の間の包含関係である他業種課題関係と、他業種課題を解決するサービスである他業種サービスとを記憶する。なお、以下では、これらの情報を総称して他業種情報という。
関連課題パターン抽出部1320は、後述する抽象度に基づき、対象課題に関連する他業種課題を抽出する。
関連課題パターン抽出部1320は、関連他業種課題抽出部1321を備える。関連他業種課題抽出部1321は、他業種課題関係に基づき、複数の他業種課題のうち、対象課題に対応する他業種課題(以下、対応他業種課題という)と関連性が高い他業種課題を関連他業種課題として抽出する。
例えば、関連他業種課題抽出部1321は、対象課題に対応する他業種課題を取得し、取得した他業種課題を包含する他業種課題と、包含する他業種課題に包含され、かつ前記取得した他業種課題とは異なる他業種課題とをそれぞれ関連他業種課題として抽出する。
例えば、関連他業種課題抽出部1321は、対象課題に対応する他業種課題を取得し、取得した前記他業種課題に包含される他業種課題を、関連他業種課題として抽出する。
また、関連他業種課題抽出部1321は、課題抽象度選択部1222の選択の結果に基づき、関連他業種課題としての他業種課題を抽出する。
また、例えば、関連他業種課題抽出部1321は、課題出力部1221による選択を受け付けた他業種課題に対応する他業種課題と関連性が高い他業種課題を関連他業種課題として抽出する。
さらに、関連他業種課題抽出部1321は、業務関連度算出部13211を備える。
業務関連度算出部13211は、複数の他業種課題のそれぞれについて、それぞれの他業種サービスにおける業務が対応する他業種課題における業務に含まれているか否かを判断すると共に、前記それぞれの他業種サービスにおける業務に対する評価値と対象業種における業務の評価値との間の類似性を判断し、これらの判断に基づき、前記複数の他業種課題のそれぞれについての前記関連性を算出し、算出した関連性(以下、業務関連度という)が最も高い他業種課題を関連他業種課題として抽出する。
サービスパターン抽出部1330は、関連課題パターン抽出部1320が抽出した他業種課題を解決した、実績のあるサービスを抽出する。
サービスパターン抽出部1330は、他業種サービス抽出部1331を備える。他業種サービス抽出部1331は、関連他業種課題抽出部1321が抽出した、他業種課題を解決する他業種サービスのうち、対象業種に対応する他業種の業務における他業種サービスを抽出する。
サービス事例抽出部1340は、サービスパターン抽出部1330が抽出した他業種サービスにおける事例(以下、サービス事例ともいう)を抽出する。
サービス事例登録部1350は、他業種サービス抽出部1331で抽出された他業種における他業種サービスにおいて利用された製品又は技術に関する情報を、対象業種における業務と対応づけて記憶する。
他業種情報記憶部1400は、対象業種と異なる業種である他業種の業務における課題である他業種課題と、複数の他業種課題の間の関係である他業種課題関係と、他業種課題を解決するサービスである他業種サービスとを記憶している。
また、他業種情報記憶部1400は、他業種サービスを解決した事例において利用された製品又は技術に関する情報を、その他業種における業務と対応づけて記憶している。
具体的には、図1に示すように、他業種情報記憶部1400は、課題パターン情報1410、業種業務情報1420、サービスパターン情報1430、及びサービス事例情報1440を記憶している。
図2は、課題パターン情報1410の一例を説明する図である。同図に示すように、課題パターン情報1410は、各課題パターンの内容を特定する情報が格納されている課題パターンリスト1411、及び、2つの課題パターンの間の包含関係を特定するための情報が格納されている課題構造情報リスト1412の各テーブル(情報)を含む。
課題パターンリスト1411は、課題パターンID14111、及び課題パターン名称14112の各項目を有する、少なくとも1つ以上のレコードを含んで構成されている。課題パターンID14111には、課題パターンを特定するための識別子が格納され、課題パターン名称14112には、課題パターンID14111で特定される課題パターンの名称が格納される。
課題構造情報リスト1412は、構造情報ID14121、親課題パターンID14122、及び子課題パターンID14123の各項目を有する、少なくとも1つ以上のレコードを含んで構成されている。構造情報ID14121には、親課題パターンID14122及び子課題パターンID14123により特定される2つの課題パターンの間の包含関係を特定する識別子が格納され、親課題パターンID14122には、前記2つの課題パターンの間において他方を包含する側の課題パターンを特定する情報が格納され、子課題パターンID14123には、前記2つの課題パターンの間において他方に包含される側の課題パターンを特定する情報が格納される。
なお、以下では、複数の課題パターンにおいて、「第1の課題パターンが第2課題パターンを包含し、第2の課題パターンが第3課題パターンを包含し、・・・、第Nの課題パターンが第N+1の課題パターンを包含する(Nは自然数)」、という関係がある場合に、「第nの課題パターンは第n+1の課題パターンの「親」である」といい(nは自然数)、「第n+1の課題パターンは第nの課題パターンの「子」である」といい、「第nの課題パターンは第n+αの課題パターンの「祖先」である」といい(αは自然数)、「第n+αの課題パターンは第nの課題パターンの「子孫」である」というものとする。
さらに上記の場合、第nの課題パターン、及び第n+αの課題パターンの間の関係を、「第nの課題パターンの抽象度は、第n+αの課題パターンの抽象度よりも、α段階高い(又は、第n+αの課題パターンは、第nの課題パターンよりもα段階抽象度が低い、又はα段階具体化されている)」、ということもある。例えば、図2に示すように、課題構造情報リスト1412の構造情報ID14121が「SI001」であるレコードにおいて、親課題パターンID14122は「IP001」であり、子課題パターンID14123は「IP002」である。また、課題パターンリスト1411において、課題パターンID14111が「IP001」の課題パターンの名称は「コスト削減」であり、課題パターンID14111が「IP002」の課題パターンの名称は「人件費削減」である。したがって、「コスト削減」は「人件費削減」より「一段階抽象度が高い」という。
図3は、課題パターンリスト1411、及び課題構造情報リスト1412により特定される各課題パターンの関係をグラフ構造として表現した図である。同図に示すように、例えば、その識別子が「IP001」である「コスト削減」は、コストの種類を分解することにより一段階具体化されている。すなわち、識別子が「IP002」である「人件費削減」、識別子が「IP003」である「調達費削減」、及び識別子が「IP004」である「保守費削減」のそれぞれが、「コスト削減」の子になっている。また、識別子が「IP002」である「人件費削減」は、人件費が発生する要因を分解することにより一段階具体化されている。すなわち、識別子が「IP010」である「雇用数削減」、識別子が「IP011」である「労働時間削減」、及び識別子が「IP013」である「労働単価削減」のそれぞれが、「人件費削減」の子となっている。
このように、課題パターン情報1410は、抽象度に応じて分解された課題パターンの包含関係(親子関係)を構造的に示した情報である。
図4は、業種業務情報1420の一例を示す図である。同図に示すように、業種業務情報1420は、業務業種ID1421、業種1422、業務1423、及び業務特性1424の各項目を含む、少なくとも1つ以上のレコードを含んで構成されている。
業務業種ID1421には、業種1422及び業務1423により特定される業務の識別子が格納され、業種1422には、事業者が属する業種の情報が格納され、業務1423には事業者が行う業務の情報が格納され、業務特性1424には、業種1422及び業務1423により特定される業務の内容を示す情報が格納される。すなわち、業務特性1424は、業務業種ID1421で特定される業務の信頼性を示す信頼性1425、業務業種ID1421で特定される業務の安全性を示す安全性1426、業務業種ID1421で特定される業務の設備コストを示す設備コスト1427、及び業務業種ID1421で特定される業務において利用される製品の故障リスクを示す故障リスク1428の各項目を有する。
このように、業種業務情報1420は、業種や業務、及びこれらの特性などを示す情報である。なお、この業種業務情報1420は、業務関連度を算出する際に利用される。
図5は、サービスパターン情報1430の一例を示す図である。同図に示すように、サービスパターン情報1430は、サービスパターンを特定する識別子が格納されるサービスパターンID1431、サービスパターンID1431により特定されるサービスパターンの名称が格納されるサービスパターン名称1432、及びサービスパターンID1431により特定されるサービスパターンを解決する課題パターンを特定する識別子が格納される課題パターンID1433の各項目を有する、少なくとも1つ以上のレコードを含んで構成されている。
このように、サービスパターン情報1430は、課題を解決するサービスの情報を含んでいる。
図6は、サービス事例情報1440の一例を示す図である。サービス事例情報1440は、サービス事例リスト1441、製品技術リスト1442、及び製品技術適用事例リスト1443の各テーブル(情報)を有する。
サービス事例リスト1441は、サービス事例を特定する識別子が格納されるサービス事例ID14411、サービスパターンを特定する識別子が格納されるサービスパターンID14412、サービス事例ID14411により特定されるサービス事例の名称が格納されるサービス事例名称14413、業務業種ID1421に対応する、業務の識別子が格納される業種業務ID14414、及び業種業務ID14414により特定される業務に対する評価に関する情報(評価値)が格納される評価情報14415の各項目を有する、少なくとも1つ以上のレコードから構成される。なお、顧客価値14416には、その業務の顧客による価値の評価の情報が格納され、収益性14417には、その業務の収益性に関する評価の情報が格納され、実現性14418には、その業務の実現性に関する評価の情報が格納される。評価情報14415には、例えば、最高の評価を示す「◎」、「◎」の次に高い評価を示す「○」、及び「○」の次に高い評価を示す「△」等が格納される。
製品技術リスト1442は、事業者が有する製品や技術を特定する識別子が格納される製品技術ID14421、及び製品技術ID14421で特定される製品や技術の名称が格納される製品技術名14422の各項目を有する、少なくとも1つ以上のレコードを含んで構成されている。
製品技術適用事例リスト1443は、各レコードに付与された識別子である適用ID14431と、サービス事例ID14411に対応する、サービス事例を特定する識別子が格納されるサービス事例ID14432と、製品技術ID14421に対応する、サービス事例ID14432により特定されるサービス事例において利用される製品又は技術を特定する識別子である製品技術ID14433とを含む各項目を有する、少なくとも1つ以上のレコードを含んで構成されている。
サービス事例情報1440の例としては、例えば、サービス事例リスト1441において、サービス事例ID14411が「SC001」のレコードの業種業務ID14414は「BP001」であり、サービスパターンID14412は「SP001」であり、サービス事例名称1443は「遠隔作業指示サービス」である。一方、業種業務情報1420において、業種業務ID1421が「BP001」のレコードの業種1422及び業務1423はそれぞれ「建設」、「施工」であり、サービスパターン情報1430においてサービスパターンID1431が「SP001」のレコードのサービスパターン名称1432は「作業指示」である。従って、「遠隔作業指示サービス」なる名称のサービスにおける、サービス事例は、「建設」「施工」の業種業務における、「作業指示」の事例であることがわかる。
また、製品技術適用事例リスト1443において、サービス事例ID14432が「SC001」のレコードの製品技術ID14433は「PD001」及び「PD002」であり、製品技術リスト1442において、製品技術ID14421が「PD001」及び「PD002」の製品技術名14422はそれぞれ「カメラ」「画像認識」である。従って、「遠隔作業指示サービス」なるサービス事例は、「カメラ」及び「画像認識」を利用していることがわかる。
なお、サービス事例情報1440は、例えば、サービス提供システム1000の管理者等が、過去にサービス企業が担当したサービス事例やそのサービスに係る業種業務の評価結果等の情報をサービス提供システム1000に入力することにより、生成される。又は、後述するように、サービス提供システム1000が、課題情報に基づき、サービス事例情報1440に新たに情報を追加する。
以上に説明したサービス提供システム1000の機能は、サービス提供システム1000のハードウエアによって、又は、サービス提供システム1000の制御装置1500が、記憶装置1100に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、本実施形態では、サービスデザイン部1200と情報生成部1300はソフトウェアプログラムによって実現されるものとする。
===処理説明===
次に、サービス提供システム1000において行われる処理について説明する。
<サービス事例提供処理S10>
図7は、サービス提供システム1000において行われる処理(以下、サービス事例提供処理S10という)を説明するフローチャートである。なお、サービス事例提供処理S10は、例えば、サービス提供システム1000における情報処理装置が起動した際に開始される。
図7に示すように、まず、サービス提供システム1000(具体的にはサービスデザイン部1200)は、課題情報の入力を受け付ける画面(以下、課題情報入力画面という)を出力インタフェース1700に出力すると共に(S11)、入力インタフェース1600を介して、ユーザ(サービス提供システム1000の管理者等。以下同じ。)から、課題情報(例えば、顧客の対象業種、顧客の対象業務、顧客の対象課題、及び顧客の業種とは異なる他業種)の入力を受け付ける(S12)。
ここで、課題情報入力画面について説明する。図8は、課題情報入力画面の一例を示す図である。同図に示すように、課題情報入力画面800は、対象業種が入力される入力欄801と、対象業務が入力される入力欄802と、対象課題が入力される入力欄803と、入力欄802への入力を受けて他業種が入力される入力欄804とを有する。また、課題情報入力画面800は、顧客企業の価値、サービス、及び製品・技術の各情報の入力を受け付ける入力欄805を有している。そして、これらの入力欄に入力された各情報の間で関連のあるものは、矢印807で結ばれている。
なお、本実施形態では、対象業種の入力欄801、対象業務の入力欄802、及び他業種の入力欄804は、所定の項目から選択することにより入力され、対象課題の入力欄803は任意の文字列等を指定することにより入力される(いわゆるテキスト入力方式)ものとする。
サービスデザイン部1200は、入力欄803に対象課題がユーザにより入力される(例えば一つ選択されると)、入力欄802に入力された、対象課題に対応する対象業務を取得すると共に、入力欄801に入力された対象業種と、入力欄804に入力された他業種とを取得する。
図8の例では、例えば、ユーザが、入力欄803に、「従業員の生産能力向上」を入力すると、記述情報受付部1210は、対象業種として「発電」を取得し、対象業務として「設計」を取得し、対象課題として「従業員の生産能力向上」を取得し、他業種として「建設」を取得する。また、例えば、ユーザが、入力欄803に、「コスト削減」を入力すると、記述情報受付部1210は、対象業種として「発電」を取得し、対象業務として「運転保守」を取得し、対象課題として「コスト削減」を取得し、他業種として「建設」を取得する。
以上のように、S12で課題情報が受け付けられると、サービスデザイン部1200は、受け付けた対象課題に対応する他業種の課題、及びこの課題を解決するサービスを表示する処理(以下、第1他業種課題サービス表示処理S200という)を実行する(S200)。
<第1他業種課題サービス表示処理S200>
ここで、第1他業種課題サービス表示処理S200の詳細を説明する。
図9、10は、第1他業種課題サービス表示処理S200を説明するフローチャートである。同図に示すように、第1他業種課題サービス表示処理S200は、課題パターン参照フェーズ、サービスパターン参照フェーズ、サービス事例参照フェーズ、及びサービス事例活用フェーズの4つのフェーズ(処理群)により構成されている。
課題パターン参照フェーズは、S12で取得した課題情報が示す課題の抽象度を変化させることにより、複数の他業種課題(他業種課題の集合)を取得して表示する。そして、課題パターン参照フェーズは、取得した他業種課題やユーザが入力した課題情報を用いることにより業務関連度を算出し、複数の他業種課題のうちから業務関連度の高い他業種課題(関連他業種課題)を表示する。この際、課題パターン参照フェーズは、課題の抽象度の変更をユーザから受け付け、受け付けた変更に応じて、表示する他業種課題の集合を変更する。
サービスパターン参照フェーズは、課題パターン参照フェーズにおいて表示した課題についてユーザから選択を受け付け、受け付けた課題について、その課題を解決するサービス(以下、推奨サービスパターンともいう)を表示する。
サービス事例参照フェーズは、サービスパターン参照フェーズにおいて表示したサービスについてユーザから選択を受け付け、受け付けたサービスについて、そのサービスにおける事例(以下、推奨サービス事例ともいう)を表示する。
サービス事例活用フェーズは、サービス事例参照フェーズにおいて表示したサービス事例についてユーザから選択を受け付け、受け付けたサービス事例を表示すると共に、その事例に関する情報をサービス事例情報1440に追加する。
続いて、第1他業種課題サービス表示処理S200の処理を具体的に説明する。
<課題パターン参照フェーズ>
図9に示すように、まずサービスデザイン部1200は、S112で受け付けた課題情報を、情報生成部1300に送信する(S210)。
情報生成部1300は、サービスデザイン部1200から課題情報を受信すると、受信した課題情報に基づき、課題パターン情報1410における他業種課題のうち、対象課題に対応する(例えば、最も近い)課題(以下、対応他業種課題という)を取得する(S310)。
具体的には、例えば、課題パターン照合部1310は、文字列により構成される対象課題の各単語と、課題パターンリスト1411における各レコードの課題パターン名称14112に格納されている各単語とを比較し、両者に共通する単語の数を算出する。そして課題パターン照合部1310は、共通する単語の数が最も多かった、課題パターンリスト1411のレコードを特定し、特定したレコードの課題パターンID14111の内容、及び課題パターン名称14112の内容を、対応他業種課題として取得する。
例えば、図2で示した例において、課題情報の文字列が「コスト削減」である場合、この文字列と、課題パターンリスト1411の一レコードにおける課題パターン名称14112に格納されている「コスト削減」なる文字列とで共通する単語の数は、「コスト」及び「削減」の2つである。この2つの共通する単語の数は、課題パターンリスト1411の他のレコードにおいて共通する単語の数よりも多いことから、課題パターン照合部1310は、上記一レコードにおける課題パターン名称14112に格納されている「コスト削減」、及び当該一レコードの課題パターンID14111に格納されている「IP001」を、対応他業種課題として取得する。同様に、課題パターン照合部1310は、対象課題が「従業員の生産能力向上」である場合、課題パターン名称14112に格納されている「生産能力向上」、及び課題パターンID14111に格納されている「IP009」を、対応他業種課題として取得する。
なお、本実施形態では、課題パターン照合部1310は、共通する単語の数を比較することにより対応他業種課題を取得するが、その他の方法として、例えば、課題パターン照合部1310は、業種ごとに体系化された単語の集合と、これらの単語間の類似度とをデータベースとして記憶し、このデータベースに基づき、類義語を算出する(例えば類似度を算出する)ことにより、対応他業種課題を取得するようにしてもよい。また、課題パターン照合部1310は、Structural Mapping Engineなどに代表される構造的な類似度を用いることにより、対応他業種課題を取得するようにしてもよい。
次に、課題パターン照合部1310は、S310で受信した対象業種、対象業務、及び他業種情報と、課題パターン照合部1310が取得した対応他業種課題とを、関連課題パターン抽出部1320に送信する。そして、関連課題パターン抽出部1320は、S310で取得した対応他業種課題を包含する課題である、上位他業種課題を検索する(S315)。
具体的には、関連課題パターン抽出部1320は、課題パターン情報1410の課題パターンリスト1411から、課題パターン名称14112に対応他業種課題の内容が格納されているレコードの課題パターンID14111の識別子を検索する。そして関連課題パターン抽出部1320は、この識別子の検索に成功した場合、課題構造情報リスト1412のうち、子課題パターンID14123に上記取得した識別子が格納されているレコードの親課題パターンID14122の内容を取得し、取得した内容を、上位他業種課題として取得する。
例えば、図2、3の例では、関連課題パターン抽出部1320は、対応他業種課題の名称が「生産能力向上」(課題パターンID14111が「IP009」)である場合、上位他業種課題として「労働時間短縮」(構造情報IDが「SI007」)なる名称の他業種課題を上位他業種課題として取得する。
課題パターン照合部1310が検索に成功した場合(S317:YES)は、S320に進み、課題パターン照合部1310が検索に失敗した場合(S317:NO)、本処理は終了する(S318)。
S320では、情報生成部1300は、優先探索などのアルゴリズムに従い、S315で取得した上位他業種課題を包含する他業種課題を含む他の他業種課題を、S315で取得した上位他業種課題と共に、関連候補他業種課題として取得する。なお、関連候補他業種課題は、最上位他業種課題、及び同順位他業種課題を含む。最上位他業種課題は、上位他業種課題をさらに包含し、かつこれを包含する他業種課題が存在しない他業種課題(すなわち、対応他業種課題の先祖でありかつ自身の親が存在しない他業種課題)である。また、同順位他業種課題は、上位他業種課題を包含する他業種課題に包含され、かつ上位他業種課題とは異なる他業種課題(すなわち、上位他業種課題の子孫であり当該上位他業種課題と共通する先祖で最も抽象度が低い他業種課題)である。
具体的には、関連課題パターン抽出部1320は、対応他業種課題の識別子が子課題パターンID14123に格納されている課題構造情報リスト1412のレコードを取得し、取得したレコードの親課題パターンID14122の識別子が親課題パターンID14122に格納されているレコードの子課題パターンID14123の識別子(但し、対応他業種課題の識別子とは異なるもの)を取得する(同順位他業種課題)。また、関連課題パターン抽出部1320は、取得したレコードの親課題パターンID14122の識別子が子課題パターンID14123に格納されているレコードを取得し、さらに、取得したレコードの子課題パターンID14123が親課題パターンID14122に格納されている他のレコードを検索する。この検索を、子課題パターンID14123が親課題パターンID14122に格納されているレコードがなくなるまで行い、最後に検索を行ったレコードにおける親課題パターンID14122の識別子を取得する(最上位他業種課題)。
例えば、図2、3の例において、対応他業種課題の名称が「生産能力向上」、上位他業種課題の名称が「長時間労働の防止」である場合、最上位他業種課題の名称は「コスト削減」であり、同順位他業種課題の名称は「非生産時間削減」及び「従業員の適材配置」である。
次に、関連課題パターン抽出部1320は、課題情報に基づき、S320で取得した関連候補他業種課題のそれぞれに対する業務関連度を算出する(S330)。なお、この処理(以下、業務関連度算出処理S330という)は後述する。
次に、情報生成部1300は、S330で算出した業務関連度に基づき、S320で取得した全ての関連候補他業種課題のうち、上位他業種課題と、最上位他業種課題と、同順位他業種課題のうち最も顧客企業の業務と関連性の高い同順位他業種課題とを特定し、特定した関連候補他業種課題のそれぞれと、対応他業種課題とを、関連他業種課題としてサービスデザイン部1200に送信する(S340)。なお、関連課題パターン抽出部1320はこの際、対応他課題をサービスパターン抽出部1330に送信し、後述するS350を依頼する。
同順位他業種課題の特定方法としては、例えば、関連課題パターン抽出部1320は、S330で算出した業務関連度に基づき、最も業務関連度が高かった同順位他業種課題を特定し、特定した同順位他業種課題を、課題パターンナビゲーション部1220に送信する。より具体的には、関連課題パターン抽出部1320は、S330で算出した業務関連度のうち最も値が高かった業務関連度を有する、S320で取得した同順位他業種課題を特定し、特定した同順位他業種課題の識別子が課題パターンID14111に格納されている課題パターンリスト1411のレコードを取得し、取得したレコードの課題パターンID14111の内容、及び課題パターン名称14112の内容を、サービスパターン抽出部1330に送信する。
例えば、図2、3の例において、「非生産時間の削減」なる名称の関連候補他業種課題の業務関連度が「0.25」、「従業員の適材配置」なる名称の関連候補他業種課題の業務関連度が「0」であった場合、最も業務関連度が高かった関連候補他業種課題は前者であるから、「生産能力向上」、「コスト削減」、及び「長時間労働の防止」に加えて、「非生産時間の削減」に対応する識別子が課題パターンID14111に格納されている課題パターンリスト1411のレコードの、課題パターンID14111の内容及び課題パターン名称14112の内容が送信される。
次に、課題パターンナビゲーション部1220は、関連課題パターン抽出部1320が送信した関連他業種課題を受信し、受信した関連他業種課題を表示する(S220)。
また、サービスデザイン部1200は、入力インタフェース1600を介して、S315で取得した上位他業種課題とは異なる新たな上位他業種課題の入力がユーザからあったか否かを判断する(S230)。新たな上位他業種課題の入力があった場合は(S230:YES)、サービスデザイン部1200は、その新たな上位他業種課題を情報生成部1300に送信し、情報生成部1300は、受信した新たな上位他業種課題に基づき、S320の処理を開始する。一方、新たな上位他業種課題の入力がなかった場合は(S230:NO)、S232の処理に進む。
S232において、サービスデザイン部1200は、入力インタフェース1600を介して、対応対象課題の子孫の対応他業種課題、及びこの課題を解決するサービスを表示する処理(以下、第2他業種課題サービス表示処理S500という)を実行する旨の入力(要求)があったか否かを判断する(S232)。この入力があった場合は(S232:YES)、S500に進み、この入力が無かった場合は(S232:NO)、S234に進む。なお、第2他業種課題サービス表示処理S500の詳細は後述する。
S234において、サービスデザイン部1200は、入力インタフェース1600を介して、関連他業種課題のうちの一つの選択があったか否かを判断する。関連他業種課題の選択があった場合は(S234:YES)、S240に進み、関連他業種課題の選択がなかった場合は(S234:NO)、S230に戻る。
ここで、課題パターン参照フェーズにおいて出力インタフェース1700に出力される画面(以下、第1関連他業種課題表示画面という)について説明する。
図11は、第1関連他業種課題表示画面の一例を示す図である。同図に示すように、第1関連他業種課題表示画面2100には、画面の所定の表示領域に、関連他業種課題の表示がなされる(対応他業種課題の表示2101、最上位他業種課題の表示2102、上位他業種課題の表示2103、及び同順位他業種課題の表示2104)。また、これらの関連他業種課題の親子関係(包含関係)が矢印2105で、先祖−子孫関係が省略記号つきの矢印2106でそれぞれ表示される。なお、各他業種課題の表示位置は、他業種課題関係に基づき算出され、他業種課題の世代(親、子、祖先、子孫等の関係)に応じて位置が調節されている。
また、第1関連他業種課題表示画面2100にはスライドバー2107が設けられている。スライドバー2107は、「抽象」及び「具体」の2つの選択肢を備えており、課題サービス表示処理S200を実行中は「抽象」が選択されている。ユーザがこのスライドバー2107において「具体」を選択すると、後述する第2他業種課題サービス表示処理S500が実行される。これにより、表示する関連他業種課題の抽象度を変更することが可能である。
また、第1関連他業種課題表示画面2100は、表示されている他業種課題の、全他業種課題に対する相対的な抽象度(抽象性)を示すインジケータ2108を有している。インジケータ2108は、他業種課題同士の包含関係に基づき、表示されている他業種課題の相対的な抽象性を算出することによってその表示が決定されている。なお、このインジケータ2108の表示(描画)は、例えば、対応他業種課題と、対応他業種課題の子孫の他業種課題との間の表示領域上の距離の最大値と、対応他業種課題と最上位他業種課題との間の表示領域上の距離とをそれぞれ算出することによって調節される。
さらに、第1関連他業種課題表示画面について、他の例を説明する。
図12は、第1関連他業種課題表示画面の他の例(第1関連他業種課題表示画面2200)を示す図である。同図に示すように、第1関連他業種課題表示画面2200(1)には、関連他業種課題が表示される(対応他業種課題の表示2201、上位他業種課題の表示2203、及び同順位他業種課題の表示2204)。また、これらの関連他業種課題の親子関係が、矢印2205で示される。また、第1関連他業種課題表示画面2200(1)には、対応他業種課題の相対的な抽象度を示す抽象度表示2206が設けられている。
ここで、上位他業種課題の表示2203が選択されると、第1関連他業種課題表示画面2200(2)が表示される。第1関連他業種課題表示画面2200(2)には、第1関連他業種課題表示画面2200(1)で表示されていた表示に加えて、上記選択された上位他業種課題の抽象度を示す選択課題抽象度表示2208が表示される。また、第1関連他業種課題表示画面2200(2)には、上位他業種課題より一段階抽象度が高い他業種課題が仮表示される(仮表示2207)。
ここで、仮表示2207に付設されている省略表示2202が選択されると、第1関連他業種課題表示画面2200(3)が表示される。第1関連他業種課題表示画面2200(3)には、第1関連他業種課題表示画面2200(2)で表示されていた表示に加えて、仮表示2207が示す上位他業種課題のよりさらに一段階抽象度が高い他業種課題が仮表示される(仮表示2209)。
また、仮表示2207が選択されると、第1関連他業種課題表示画面2200(4)が表示される。第1関連他業種課題表示画面2200(4)では、仮表示2207が、確定的な表示である本表示2210に変更される。そして、表示2203により示されていた上位他業種課題が、省略して表示される(省略表示2211)。また、第1関連他業種課題表示画面2200(2)で表示されていた選択課題抽象度表示2208が非表示となり、代わりに、本表示2210が示す上位他業種課題の、相対的な抽象度を示す選択課題抽象度表示2212が表示される。
ここで、本表示2210に付記されている展開表示2213が選択されると、第1関連他業種課題表示画面2200(5)が表示される。第1関連他業種課題表示画面2200(5)には、第1関連他業種課題表示画面2200(1)で表示されていた同順位他業種課題とは異なる同順位他業種課題が仮に表示される(仮表示2215)。
ここで、仮表示2215が選択されると、第1関連他業種課題表示画面2200(6)が表示される。第1関連他業種課題表示画面2200(6)には、第1関連他業種課題表示画面2200(5)で表示されていた表示2204が非表示となり、代わりに、仮表示2215が、確定的な表示である本表示2216に変更される。そして、第1関連他業種課題表示画面2200(5)で表示されていた選択課題抽象度表示2212が非表示となり、代わりに、本表示2216が示す同順位他業種課題の、相対的な抽象度を示す選択課題抽象度表示2217が表示される。
このように、第1関連他業種課題表示画面2200では、複数の関連他業種課題(対応他業種課題、上位他業種課題、及び同順位他業種課題)の表示について、これら複数の関連他業種課題の表示位置が、それらの包含関係に応じて決定されていると共に、ユーザからの関連他業種課題の選択を受け付けた際に、選択される他業種業務の候補である複数の他業種業務が表示されている(仮表示されている)。
以上が、課題パターン参照フェーズの説明である。次に、サービスパターン参照フェーズについて説明する。
<サービスパターン参照フェーズ>
まず、図9のS240では、サービスデザイン部1200は、S234で選択された関連他業種課題を情報生成部1300に送信する。具体的には、サービスパターン表示部1230は、S234で選択された関連他業種課題の識別子が課題パターンID14111に格納されている課題パターンリスト1411のレコードの内容(課題パターンID14111の内容及び課題パターン名称14112の内容)を、サービスパターン抽出部1330に送信する。
続いて、情報生成部1300は、サービスパターン表示部1230が送信した関連他業種課題を受信し、受信した関連他業種課題を解決するサービス(推奨サービスパターン)を取得する(S350)。
具体的には、サービスパターン抽出部1330は、受信した課題パターンリスト1411のレコードの課題パターンID14111の内容が課題パターンID1433に格納されている、サービスパターン情報1430のレコードを全て取得し、取得した各レコードの、サービスパターンID1431の内容及びサービスパターン名称1432の内容を取得する。
例えば、サービスパターン抽出部1330は、課題パターンID14111の内容として「IP006」を受信した場合、サービスパターンID1431の内容として「SP001」等を取得する。これは、「作業段取り効率化」(「IP006」に対応する関連他業種課題の名称)という課題を解決するサービスとして、「作業指示」(「SP0001」に対応する推奨サービスパターンの名称)があることを示している。
サービスパターン抽出部1330は、S350で抽出した推奨サービスパターンをサービスパターン表示部1230に送信することにより、推奨サービスパターンの表示を依頼する(S360)。なお、サービスパターン抽出部1330は、後述するS370の実行を情報生成部1300に依頼する。
具体的には、サービスパターン抽出部1330は、S350で抽出した、サービスパターンID1431の内容及びサービスパターン名称1432の内容を、サービスパターン表示部1230に送信する。
サービスパターン表示部1230は、サービスパターン抽出部1330から受信した推奨サービスパターンに基づき、推奨サービスパターンに関する情報を表示する(S250)。具体的には、サービスパターン表示部1230は、受信した、サービスパターンID1431の内容及びサービスパターン名称1432の内容と、S240で取得した、課題パターンID14111の内容及び課題パターン名称14112の内容とに基づき、推奨サービスパターンに関する情報を表示する。
サービスデザイン部1200は、入力インタフェース1600を介して、S250で表示された推奨サービスパターンから、一つの推奨サービスパターンの選択を受け付ける(S255)。推奨サービスパターンの選択があった場合は(S255:YES)、S260に進み、推奨サービスパターンの選択がなかった場合は、S250に戻る。
ここで、サービスパターン参照フェーズにおいて出力インタフェース1700に出力される画面(以下、推奨サービスパターン表示画面という)について説明する。
図13は、推奨サービスパターン表示画面の一例を示す図である。同図に示すように、推奨サービスパターン表示画面2300には、課題情報入力画面800で表示されていた表示に加えて、推奨サービス表示欄2301が設けられている。推奨サービス表示欄2301のうち、課題欄2302には、S240で取得した関連他業種課題の情報(同図の例では、関連他業種課題の名称として「生産能力向上」)が表示され、サービス欄2303にはS360で取得した推奨サービスパターン(同図の例では、推奨サービスパターンの名称として「作業指示」)が表示される。同図の例では表示される推奨サービスパターンは一つであるが、S360で複数の推奨サービスパターンが取得された場合には、それらを、例えば垂直に整列して表示する。推奨サービスパターン表示画面2300では、このサービス欄2303に表示されている推奨サービスパターンのうち一つの選択を、ユーザから受け付けている。
以上が、サービスパターン参照フェーズの説明である。以下、サービス事例参照フェーズについて説明する。
<サービス事例参照フェーズ>
図10に示すように、S260では、サービスデザイン部1200は、S255で選択された推奨サービスパターンを情報生成部1300に送信する。
具体的には、サービス事例表示部1240は、S250で受信したサービスパターンID1431の識別子のうち、S255で選択された推奨サービスパターンの識別子を取得し、取得したサービスパターンID1431の識別子、及びこれに対応するサービスパターン名称1432の内容を、サービス事例抽出部1340に送信する。
情報生成部1300は、サービスデザイン部1200から推奨サービスパターンを受信すると、受信した推奨サービスパターンに対応するサービス事例(推奨サービス事例)を抽出する(S370)。
具体的には、サービス事例抽出部1340は、受信したサービスパターンID1431の内容がサービスパターンID14412に格納されている、サービス事例リスト1441のレコードを全て取得し、取得したレコードのサービス事例ID14411の内容及びサービス事例名称14413の内容を取得する。
例えば、図6の例では、サービス事例抽出部1340は、サービスパターンID1431の内容として「SP001」を受信した場合、サービス事例ID14411として「SC001」を、サービス事例名称14413として「遠隔作業指示サービス」をそれぞれ取得する。
情報生成部1300は、S370で抽出した推奨サービス事例に対応する、製品、技術、業務、及び業種に関する情報(以下、推奨サービス製品情報という)を全て取得し、取得した情報を、上記推奨サービス事例と共にサービスデザイン部1200に送信する(S380)。
具体的には、サービス事例抽出部1340は、S370で抽出した、サービス事例ID14411の内容がサービス事例ID14432に格納されている、製品技術適用事例リスト1443のレコードを全て取得し、取得した全てのレコードの製品技術ID14433の内容を取得する。また、サービス事例抽出部1340は、S370で抽出した、サービス事例ID14411の内容が格納されているサービス事例リスト1441のレコードの業種業務ID14414の内容を取得する。そして、サービス事例抽出部1340は、取得した製品技術ID14433の内容、及び取得した業種業務ID14414の内容を、S370で抽出したサービス事例ID14411の識別子と対応づけて、サービス事例表示部1240に送信する。
サービスデザイン部1200は、情報生成部1300から受信した推奨サービス製品情報に基づき、推奨サービス事例に関する、製品、技術、業務、及び業種に関する情報を表示する(S270)。
具体的には、サービス事例表示部1240は、サービス事例抽出部1340から受信した、製品技術ID14433の内容及び業種業務ID14414の内容等を表示する。
ここで、サービス事例参照フェーズにおいて出力インタフェース1700に出力される画面(以下、推奨サービス事例表示画面という)を説明する。
図14は、推奨サービス事例表示画面の一例を示す図である。同図に示すように、推奨サービス事例表示画面2400には、推奨サービスパターン表示画面2300で表示されていた表示に加えて、推奨サービス事例表示欄2401が設けられている。推奨サービス事例表示欄2401のうち、他業種欄2404には、S310で受信した他業種が表示され、サービス事例欄2402には、S250で受信した推奨サービス事例が表示され、製品欄2403には、S270で受信した推奨サービス製品情報が表示される。同図の例では、サービス事例欄2402には、サービス欄2303に表示されている推奨サービスパターン(「作業指示」)に対応する推奨サービス事例である「遠隔作業指示サービス」が表示され、製品欄2403には、「遠隔作業指示サービス」なる推奨サービス事例における推奨サービス製品情報である「画像認識」及び「カメラ」が表示されている。なお、同図では一つの推奨サービス事例が表示されているが、複数の推奨サービス事例が表示されることもある。
以上が、サービス事例参照フェーズの説明である。以下、サービス事例活用フェーズについて説明する。
<サービス事例活用フェーズ>
図10のS280に示すように、まず、サービスデザイン部1200は、入力インタフェース1600を介して、ユーザから、S270で選択された推奨サービス事例のうちの一つの選択を受け付ける(S280)。推奨サービス事例の選択がされた場合(S280:YES)、サービス事例表示部1240は、選択された推奨サービス事例(以下、検討サービス事例ともいう)を取得し、S281に進む。一方、ユーザから選択を終了する旨の入力があった場合には(S280:NO)、S290に進む。
具体的には、推奨サービス事例の選択がなされた場合(S280:YES)、サービス事例表示部1240は、S270で受信したサービス事例ID14411の識別子のうち、S280で選択された推奨サービス事例の識別子を取得する。そしてサービス事例表示部1240は、取得した推奨サービス事例の識別子に対応づけられている、S270で受信した製品技術ID14421の内容及び業種業務ID14414の内容を、記述情報受付部1210に送信する。
S281において、サービスデザイン部1200は、S280で選択された検討サービス事例を出力する。また、サービスデザイン部1200は、S280で選択された検討サービス事例と、S210で取得した課題情報とを関連付ける。具体的には、記述情報受付部1210は、受信した上記の製品技術ID14421の内容を対象業務と対応づけて記憶する。その後はS280に戻る。
S290では、サービスデザイン部1200は、S280で選択した検討サービス事例を記憶するか否かの入力を、ユーザから受け付ける。検討サービス事例を記憶する旨の入力があった場合は(S290:YES)、サービスデザイン部1200は、検討サービス事例を情報生成部1300に送信し、検討サービス事例を記憶しない旨の入力があった場合は(S290:NO)、本処理は終了する。
検討サービス事例を記憶する旨の入力があった場合(S290:YES)、具体的には、記述情報受付部1210は、S270で取得したサービス事例ID14411の識別子に対応づけられている製品技術ID14421の内容と、S270で取得したサービス事例ID14411の識別子に対応するサービス事例の名称と、S255で選択された推奨サービスパターンの識別子と、課題情報における対象業務の情報とを情報生成部1300に送信する。
他業種情報記憶部1400は、サービスデザイン部1200から受信した検討サービス事例の情報を受信し、記憶する(S410)。以上で本処理は終了する。
具体的には、情報生成部1300は、サービス事例リスト1441に新たなレコードを生成し、生成したレコードのサービス事例ID14411に識別子を格納すると共に、そのレコードのサービスパターンID14412に上記受信した推奨サービスパターンの識別子を格納し、そのレコードのサービス事例名称14413に上記受信したサービス事例の名称を格納し、そのレコードの業種業務ID14414に上記受信した対象業務の内容を格納する。また、情報生成部1300は、製品技術適用事例リスト1443に新たなレコードを生成し、生成したレコードの適用ID14431に識別子を格納し、そのレコードのサービス事例ID14432に上記サービス事例ID14411の識別子を格納し、そのレコードの製品技術ID14433に上記受信した製品技術ID14421の内容を格納する。なお、評価情報14415の各項目については、ユーザから入力された情報を格納するようにしてもよいし、サービス事例リスト1441の他のレコードの評価情報14415の情報を格納するようにしてもよい。
ここで、サービス事例活用フェーズにおいて出力インタフェース1700に出力される画面(以下、検討サービス事例活用画面という)について説明する。
図15は、検討サービス事例活用画面の一例を示す図である。同図に示すように、検討サービス事例活用画面2500には、推奨サービス事例表示画面2400のサービス事例欄2402、及び製品欄2403に表示されているサービス事例、及びこれに対応づけられているサービス事例製品が、サービス企業が提供するサービス事例、及びサービス事例製品としてそれぞれ、サービス欄2502、及び製品技術欄2503に表示される。
===業務関連度算出処理S330===
ここで、業務関連度算出処理S330の詳細を説明する。
図16は、業務関連度算出処理S330を説明するフローチャートである。業務関連度算出処理S330は、S320で取得した関連候補他業種課題のそれぞれについて業務関連度を算出する処理である。
図16に示すように、情報生成部1300は、S320で取得した関連候補他業種課題の一つを選択し(以下、これを選択課題という)、選択した選択課題に対応する業務関連度(以下、選択業務関連度という)を初期化する(S331)。具体的には、関連課題パターン抽出部1320は、選択課題に対応する業務関連度を0に設定する。
なお、S331において選択課題を選択できた場合は(S332:YES)S334に進み、選択課題を選択できなかった場合は(S332:NO)、本処理は終了する(S333)。
S334において、情報生成部1300は、選択課題を解決するサービス(以下、解決サービスともいう)の一つの取得を試みる(S334)。具体的には、関連課題パターン抽出部1320は、選択課題を示す識別子が課題パターンID1433に格納されているサービスパターン情報1430のレコードを検索し、検索したレコードのサービスパターンID1431の内容及びサービスパターン名称1432の内容を取得する。例えば、図2の例では、選択課題の名称が「非生産時間の削減」である場合、「非生産時間の削減」に対応する識別子は「IP008」であるので、サービスパターンID1431の「IP008」と、サービスパターン名称1432の「作業自動化」とが取得される。
情報生成部1300が解決サービスを取得できた場合は(S335:YES)、S336に進み、情報生成部1300が解決サービスを取得できなかった場合は(S335:NO)、他の選択課題を取得すべくS331に戻る。
S336において、情報生成部1300は、解決サービスに対応するサービス事例(以下、解決事例という)の一つの取得を試みる。具体的には、関連課題パターン抽出部1320は、S332で取得したサービスパターンID14412の内容がサービスパターンID14412に格納されている、サービス事例リスト1441のレコードを検索し、そのレコードのサービス事例ID14411の内容及びサービス事例名称14413の内容の取得を試みる。
情報生成部1300が解決事例を取得できた場合は(S337:YES)、S338に進み、情報生成部1300が解決事例を取得できなかった場合は(S337:NO)、他の解決サービスを取得するべくS334に戻る。
例えば、図5、6の例において、解決サービスに対応するサービスパターンID1431が「作業自動化」であれば、解決事例に対応するサービス事例名称14413として「レポート自動作成」が取得される。
S338において、情報生成部1300は、S336で取得した解決事例に対応する業務が、S315で取得した上位他業種課題の業務に対応しているか否かを判断する。具体的には、例えば、関連課題パターン抽出部1320は、S336で取得したサービス事例リスト1441のレコードの業種業務ID14414の内容(識別子)を取得し、取得した識別子が示す業務が対象業務に含まれているか否かを判断する。
例えば、図4、6の例において、S334で取得したレコードの業種業務ID14414が「BP002」であり、そのレコードのサービス事例名称14413が「レポート自動作成」である場合、「BP002」が業種業務ID1421に格納されている業種業務情報1420のレコードにおける業種1422は「建設」である。従って、対象業務が「建設」なる文字列を含んでいれば、解決事例に対応する業務は上位他業種課題の業務に対応していると判断される。
解決事例に対応する業務が上位他業種課題の業務に対応している場合には(S338:YES)、S339に進み、解決事例に対応する業務が上位他業種課題の業務に対応していない場合には(S338:NO)、他のサービス事例の取得をすべくS336に進む。
S339において、情報生成部1300は、S336で取得した解決事例に対応する業務と、S315で取得した上位関連他業種課題に対応する業務との類似度を算出し、算出した類似度を選択業務関連度に加算する。その後はS336に戻る。
具体的には、関連課題パターン抽出部1320は、S336で取得したサービス事例リスト1441のレコードの業種業務ID14414が示す業務と、S315で取得した対象業務との類似度を算出する。
例えば、図6の例では、S336で取得したサービス事例の名称が「レポート自動作成」である場合、「レポート自動作成」がサービス事例名称14413に格納されているサービス事例リスト1441のレコードの業種業務IDは「BP002」であり、「BP002」が業種業務ID1421に格納されている業種業務情報1420のレコードの業務特性1424の内容は、「信頼性:中、安全性:高、設備コスト:中、故障リスク:低」(それぞれ、信頼性1425、安全性1426、設備コスト1427、及び故障リスク1428の各項目)である。一方、対象業種が「電力」、対象業務が「運用」である場合、これらが業種1422及び業務1423に格納されている業種業務情報1420のレコードにおける業務特性は、「信頼性:高、安全性:高、設備コスト:高、故障リスク:高」(それぞれ、信頼性1425、安全性1426、及び設備コスト1427、故障リスク1428の各項目)である。両者の業務特性の内容を比較すると、「4」つの業務特性の項目のうち「1」つの業務特性の内容(高低)が等しいので、類似度は、1/4=0.25となる。
このように、関連課題パターン抽出部1320は、関連候補他業種課題のそれぞれについて、対象業務が示す特性と、それぞれの関連候補他業種課題を解決するサービス事例における業務が示す特性との類似度を算出し、算出した類似度を用いて、業務関連度を算出する。
なお、本実施形態では、S338において、解決事例に対応するサービス事例の業務が、上位他業種課題の業務に対応しているか否かによって、業務関連度の算出の是非を判断しているが、他の判断基準によって業務関連度の算出の是非を判断するようにしてもよい。例えば、業種又は業務ごとに設定された類似度を業務特性の情報に基づき算出し、算出した類似度に対して、業種又は業務ごとに設定された重み付けを施す(例えば、重み付けの値を乗算する)ことにより、業務関連度を算出してもよい。また、例えば、サービス事例リスト1441の評価情報14415のそれぞれの各項目に対する重み付けの値を定義し、前記類似度にこの重み付けの値を施すようにしてもよい。
===第2他業種課題サービス表示処理S500===
次に、第2他業種課題サービス表示処理S500について説明する。
第2他業種課題サービス表示処理S500は、第1課題サービス表示処理S200と同様に、対応業務に関連する関連候補他業種課題から関連他業種課題を抽出し、抽出した関連他業務課題から推奨サービスパターンや推奨サービス事例を表示する処理である。ただし、課題サービス表示処理S200では、関連候補他業種課題として対応他業種課題よりも抽象度が高い他業種課題(祖先の他業種課題)を抽出したが、第2他業種課題サービス表示処理S500では、関連候補他業種課題として対応他業種課題よりも抽象度が低い他業種課題(子孫の他業種課題。以下、下位他業種課題ともいう)を抽出する。
図17、18は、第2他業種課題サービス表示処理S500を説明するフローチャートである。図17に示すように、S210、S310の処理は課題サービス表示処理S200と同様である。
情報生成部1300は、S310で対応他業種課題を取得した後、下位他業種課題を検索する(S325)。
具体的には、関連課題パターン抽出部1320は、課題パターン情報1410の課題パターンリスト1411から、課題パターン名称14112に対応他業種課題の内容が格納されているレコードの課題パターンID14111の識別子を検索する。そして関連課題パターン抽出部1320は、上記検索に成功した場合、課題構造情報リスト1412のうち、親課題パターンID14122に上記取得した識別子が格納されているレコードの子課題パターンID14123の内容を取得し、取得した内容を、下位他業種課題として取得する。
例えば、対応他業種課題の名称が「生産能力向上」(課題パターンID14111が「IP009」)である場合、関連課題パターン抽出部1320は、下位他業種課題として、「教育の徹底」(構造情報IDが「SI009」)、「最適道具の選択」(構造情報IDが「SI008」)、及び「作業段取り効率化」(構造情報IDが「SI010」)のそれぞれを下位他業種課題として取得する。
下位他業種課題の検索に成功した場合は(S326:YES)、関連課題パターン抽出部1320はこれを関連候補他業種課題として取得してS330の処理を行い(S320)、下位他業種課題の検索に失敗した場合は(S326:NO)、本処理は終了する(S327)。
S330において、情報生成部1300(具体的には関連課題パターン抽出部1320)は、S325で算出した関連他業種課題(下位他業種課題)のそれぞれについて、第1課題サービス表示処理S200の場合と同様に業務関連度を算出する。そして、情報生成部1300(具体的には関連課題パターン抽出部1320)は、S330で算出した業務関連度のそれぞれに基づき、下位他業種課題のなかから関連他業種課題を選択し、選択した関連他業種課題をサービスデザイン部1200に送信する(S340)。
なお、本実施形態では、下位他業種課題として、業務関連度が最も高い2つの下位他業種課題を、それぞれ関連他業種課題として取得するものとする。
課題パターンナビゲーション部1220は、関連課題パターン抽出部1320が送信した関連他業種課題を受信し、受信した関連他業種課題を表示する(S220)。以降の処理(S230以降の処理)は、課題サービス表示処理S200の場合と同様である。
ここで、課題パターン参照フェーズにおいて出力インタフェース1600に出力される画面(以下、第2関連他業種課題表示画面という)について説明する。
図19は、第2関連他業種課題表示画面の一例を示す図である。同図に示すように、第2関連他業種課題表示画面3100には、関連他業種課題の表示がなされる(対応他業種課題の表示3101、及び2つの下位他業種課題の表示3102)。また、これらの関連他業種課題の親子関係が矢印3105で表示される。
また、第2関連他業種課題表示画面3100にはスライドバー3107が設けられている。スライドバー3107は、「抽象」及び「具体」の2つの選択肢を備えており、第2他業種課題サービス表示処理S500を実行中は「具体」が選択されている。ユーザがこのスライドバー3107において「抽象」を選択すると、第1他業種課題サービス表示処理S200が実行される。これにより、表示する関連他業種課題の抽象度を変更することが可能である。
また、第2関連他業種課題表示画面3100は、表示されている関連他業種課題の、相対的な抽象度を表すインジケータ3108を有している。これは、第1関連他業種課題表示画面2100のインジケータ2108と同様である。
さらに、第2関連他業種課題表示画面について、他の例を説明する。
図20は、第2関連他業種課題表示画面の他の例(第2関連他業種課題表示画面3200)を示す図である。同図に示すように、第2関連他業種課題表示画面3200(1)には、関連他業種課題が表示される(対応他業種課題の表示3201、上位他業種課題の表示3203、及び同順位他業種課題の表示3204)。また、これらの関連他業種課題の親子関係が、矢印3205で示される。また、第2関連他業種課題表示画面3200(1)には、対応他業種課題の相対的な抽象度を示す抽象度表示3206が設けられている。
ここで、対応他業種課題の表示3201に付記されている展開表示3202が選択されると、第2関連他業種課題表示画面3200(2)が表示される。第2関連他業種課題表示画面3200(2)には、第2関連他業種課題表示画面3200(1)で表示されていた表示に加えて、対応他業種課題より一段階抽象度が低い他業種課題が仮に表示される(仮表示3207)。
また、展開表示3202が再び選択されると、第2関連他業種課題表示画面3200(3)が表示される。第2関連他業種課題表示画面3200(3)には、第2関連他業種課題表示画面3200(2)で表示されていた表示に加えて、対応他業種課題より一段階抽象度が低い(子である)他業種課題(第2関連他業種課題表示画面3200(2)で表示されていた他業種課題とは異なる他業種課題)が仮に表示される(仮表示3208、仮表示3209)。
そして、仮に表示された仮表示3207、仮表示3208、及び仮表示3209のうち仮表示3207が選択されると、仮表示3208及び仮表示3209が非表示となった第2関連他業種課題表示画面3200(4)が表示される。第2関連他業種課題表示画面3200(4)には、仮表示3207が示す他業種課題の相対的な抽象度を示す選択課題抽象度表示3211が表示される。そして、仮表示3207に付記されている展開表示3215が選択されると、仮表示3207が示す他業種課題の子である、一段階抽象度が低い2つの他業種課題が仮に表示される(仮表示3209、仮表示3210)。
ここで、仮表示3210が選択されると、第2関連他業種課題表示画面3200(5)が表示される。第2関連他業種課題表示画面3200(5)には、仮表示3210の代わりに、確定的な表示である本表示3212が表示されると共に、対応他業種課題の表示3201と、対応他業種課題の子である他業種課題の仮表示3207とを省略して表示する表示である省略表示3213が表示される。また、第2関連他業種課題表示画面3200(5)には、選択課題抽象度表示3211の代わりに、本表示3212が示す他業種課題の相対的な抽象度を示す選択課題抽象度表示3214が表示される。
ここで、省略表示3213が選択されると、第2関連他業種課題表示画面3200(6)が表示される。第2関連他業種課題表示画面3200(6)では、省略して表示されていた、対応他業種課題の子である他業種課題の仮表示3207が再び表示される。
このように、第2関連他業種課題表示画面3200では、複数の関連他業種課題(対応他業種課題、及び下位他業種課題)の表示において、これら複数の関連他業種課題の表示位置が、それらの包含関係に応じて決定されると共に、ユーザからの関連他業種課題の選択を受け付けた際に、選択される他業種業務の候補である複数の他業種業務が表示される(仮表示される)。
以上のように、本実施形態のサービス提供システム1000は、事業者の対象業種、及び対象課題を取得し、他業種課題関係に基づき、対象課題に対応する他業種課題と関連性が高い関連他業種課題を抽出し、抽出した他業種課題を解決する他業種サービスのうち、対象業種に対応する他業種の業務における他業種サービスを抽出し、抽出した他業種サービスを出力するので、顧客等の事業者が有する課題を解決するためのサービス情報を、顧客の業種と異なる他業種における業務において課題を解決したことのあるサービスから提供することができる。
また、上記の他業種の課題は顧客の課題と包含関係があり、上記の他業種における業務は顧客の業務と関連性があるので、提供されるサービス情報は、顧客の課題や業務と深く関連している。
従って、本実施形態のサービス提供システム1000によれば、顧客等の事業者が有する課題を適切に解決するためのサービス情報を提供することができる。
また、本実施形態のサービス提供システム1000は、関連他業種課題として、対象課題に対応する他業種課題を包含する他業種課題(抽象化された課題)を抽出するか、又は、対象課題に対応する他業種課題に包含される他業種課題(具体化された課題)を抽出するかの選択を受け付け、この選択の結果に基づき関連他業種課題を抽出するので、顧客等の事業者が有する課題に対応した柔軟なサービス情報を提供することができる。
また、本実施形態のサービス提供システム1000は、他業種課題の選択を受け付け、選択を受け付けた他業種課題に対応する他業種課題と関連性が高い他業種課題を抽出して出力する(第1関連他業種課題表示画面、第2関連他業種課題表示画面)ので、顧客等の事業者は、複数の他業種課題から自身にとって適切な課題に対応する他業種サービスの情報の提供を受けることができる。
また、本実施形態のサービス提供システム1000は、他業種のサービスを解決した事例において利用された製品又は技術に関する情報を出力するので(図14等参照)、顧客等の事業者が有する課題を解決するためのサービスにおける具体的な適切な事例を提供することができる。
また、本実施形態のサービス提供システム1000は、抽出された他業種サービスにおいて利用された製品又は技術に関する情報を、対象業種における業務と対応づけて記憶する(サービス事例リスト1441)ので、このサービス事例リスト1441を用いて、他の顧客等の事業者に対しても、課題解決に資するさらに有用なサービス情報を提供することができる。
また、本実施形態のサービス提供システム1000は、各他業種課題の相対的な抽象性を示す情報を出力する(インジケータ2108、インジケータ3108)ので、顧客等の事業者は、自身が解決すべき課題の抽象性に応じたサービス情報の提供を受けることができる。
また、本実施形態のサービス提供システム1000は、他業種サービスにおける業務が対象課題に対応する他業種課題における業務に含まれているか否かと、業務に対する評価値の類似性に基づいて算出された業務関連度に基づき、関連他業種課題を抽出するので、顧客等の事業者は、自身が解決すべき課題と関連性が高い他業種のサービスの情報の提供を受けることができる。
また、本実施形態のサービス提供システム1000は、対象課題に対応する他業種課題に包含される他業種課題を抽出する(前記他業種課題とは異なる)ので、顧客等の事業者は、対象課題よりも抽象性の高い他業種の課題や、抽象度は同等であるが、他の観点から対象課題を解決するサービスの情報の提供を受けることができる。これにより、顧客等の事業者は、自身が有する課題を広くかつ柔軟に解決することができる。
また、本実施形態のサービス提供システム1000は、対象課題に対応する他業種課題に包含される他業種課題を抽出するので、顧客等の事業者は、対象課題よりも具体性の高い他業種の課題を解決するサービスの情報の提供を受けることができる。これにより、顧客等の事業者は、自身が有する課題を確実に解決することができる。
また、本実施形態のサービス提供システム1000は、他業種課題のうちの一部を省略して出力する(省略表示2211、省略表示3213)ので、顧客等の事業者は、関心のある他業種の課題を効率よく選択し、自身が有する課題を解決するサービスの提供を迅速に受けることができる。
このように、本実施形態のサービス提供システム1000によれば、サービス企業や顧客は、いわゆる異業種アナロジーにより、他業種の課題のうち、顧客に推奨するに適した抽象度の課題を発見することができる。すなわち、サービス企業は、顧客協創型のサービスを的確に設計し、顧客との対話によって得られた業務課題を解決できるような、他の事業分野における事例を提供し、推薦することができるようになる。
以上、本発明を実施するための形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、本実施形態では、第1他業種課題サービス表示処理S200において、上位他業種課題が取得できなかった場合に、下位他業種課題をするようにしたが、ユーザが予め、第1他業種課題サービス表示処理S200を実行するか、又は第2他業種課題サービス表示処理S500を実行するかを選択できるようにしてもよい。
1000 サービス提供システム、1211 対象情報取得部、1221 課題出力部、1222 課題抽象度選択部、1231 他業種サービス出力部、1240 サービス事例表示部、1321 関連他業種課題抽出部、13211 業務関連度算出部、1331 他業種サービス抽出部、1350 サービス事例登録部、S10 サービス事例提供処理、S200 第1他業種課題サービス表示処理、S330 業務関連度算出処理、S500 第2他業種課題サービス表示処理

Claims (15)

  1. プロセッサ及びメモリを有し、事業者に、当該事業者の業務における課題を解決するためのサービス情報を提供するサービス提供システムであって、
    前記事業者が属する業種である対象業種、及び前記事業者の業務における課題である対象課題を取得する対象情報取得部と、
    前記対象業種と異なる業種である他業種の業務における課題である他業種課題と、複数の前記他業種課題の間の包含関係である他業種課題関係と、前記他業種課題を解決するサービスである他業種サービスとを記憶する他業種情報記憶部と、
    前記他業種課題を出力する課題出力部と、
    前記他業種課題関係に基づき、前記複数の他業種課題のうち、前記対象課題に対応する前記他業種課題と関連性が高い前記他業種課題を関連他業種課題として抽出する関連他業種課題抽出部と、
    前記抽出した関連他業種課題を解決する前記他業種サービスのうち、前記対象業種に対応する前記他業種の業務における前記他業種サービスを抽出する他業種サービス抽出部と、
    前記抽出した他業種サービスを出力する他業種サービス出力部と、
    を有する、サービス提供システム。
  2. 請求項1に記載のサービス提供システムであって、
    前記関連他業種課題として、前記対象課題に対応する前記他業種課題を包含する前記他業種課題を抽出するか、又は、前記対象課題に対応する前記他業種課題に包含される前記他業種課題を抽出するかの選択を受け付ける課題抽象度選択部を備え、
    前記関連他業種課題抽出部は、前記選択の結果に基づき、前記関連他業種課題としての前記他業種課題を抽出する、
    サービス提供システム。
  3. 請求項1に記載のサービス提供システムであって、
    前記課題出力部は、前記複数の他業種課題のうち少なくとも一つの選択を受け付け、
    前記関連他業種課題抽出部は、前記選択を受け付けた他業種課題に対応する前記他業種課題と前記関連性が高い前記他業種課題を前記関連他業種課題として抽出し、
    前記課題出力部は、前記抽出した他業種課題を出力する、
    サービス提供システム。
  4. 請求項1に記載のサービス提供システムであって、
    前記抽出された前記他業種における他業種サービスを解決した事例において利用された製品又は技術に関する情報を前記抽出された他業種と共に出力するサービス事例出力部を備える、
    サービス提供システム。
  5. 請求項1に記載のサービス提供システムであって、
    前記抽出された前記他業種における他業種サービスにおいて利用された製品又は技術に関する情報を、前記対象業種における業務と対応づけて記憶するサービス事例登録部を備える、サービス提供システム
  6. 請求項1に記載のサービス提供システムであって、
    前記課題出力部は、
    前記複数の他業種課題のうち、一の前記他業種課題が示す課題と他の前記他業種課題が示す課題との間の包含関係を、前記他業種課題関係に基づき算出し、算出した前記包含関係に基づき、前記複数の他業種課題が示す課題における、前記一の他業種課題が示す課題の相対的な抽象性を算出し、算出した抽象性を示す情報を出力する、
    サービス提供システム。
  7. 請求項1に記載のサービス提供システムであって、
    前記関連他業種課題抽出部は、前記関連性を算出する業務関連度算出部を備え、
    前記業務関連度算出部は、
    前記複数の他業種課題のそれぞれについて、それぞれの前記他業種サービスにおける業務が前記対応する他業種課題における業務に含まれているか否かを判断すると共に、前記それぞれの他業種サービスにおける業務に対する評価値と前記対象業種における業務の評価値との間の類似性を判断し、これらの判断に基づき、前記複数の他業種課題のそれぞれについての前記関連性を算出し、
    前記算出した関連性が最も高い前記他業種課題を前記関連他業種課題として抽出する、
    サービス提供システム。
  8. 請求項1に記載のサービス提供システムであって、
    前記関連他業種課題抽出部は、前記対象課題に対応する前記他業種課題を取得し、取得した前記他業種課題を包含する前記他業種課題と、前記包含する前記他業種課題に包含され、かつ前記取得した他業種課題とは異なる前記他業種課題とをそれぞれ前記関連他業種課題として抽出する、
    サービス提供システム。
  9. 請求項1に記載のサービス提供システムであって、
    前記関連他業種課題抽出部は、前記対象課題に対応する前記他業種課題を取得し、取得した前記他業種課題に包含される前記他業種課題を、前記関連他業種課題として抽出する、
    サービス提供システム。
  10. 請求項1に記載のサービス提供システムであって、
    前記課題出力部は、前記抽出した他業種課題のうちの一部を省略して出力する、
    サービス提供システム。
  11. 請求項1に記載のサービス提供システムであって、
    前記関連他業種課題として、前記対象課題に対応する前記他業種課題を包含する前記他業種課題を抽出するか、又は、前記対象課題に対応する前記他業種課題に包含される前記他業種課題を抽出するかの選択を受け付ける課題抽象度選択部と、
    前記抽出された前記他業種における他業種サービスを解決した事例において利用された製品又は技術に関する情報を前記抽出された他業種と共に出力するサービス事例出力部と、
    前記抽出された前記他業種における他業種サービスにおいて利用された製品又は技術に関する情報を、前記対象業種における業務と対応づけて記憶するサービス事例登録部とをさらに備え、
    前記関連他業種課題抽出部は、前記選択の結果に基づき、前記関連他業種課題としての前記他業種課題を抽出し、
    前記課題出力部は、前記複数の他業種課題のうち少なくとも一つの選択を受け付け、
    前記関連他業種課題抽出部は、前記選択を受け付けた他業種課題に対応する前記他業種課題と関連性が高い前記他業種課題を前記関連他業種課題として抽出し、
    前記課題出力部は、前記抽出した他業種課題を出力し、
    前記課題出力部は、
    前記複数の他業種課題のうち、一の前記他業種課題が示す課題と他の前記他業種課題が示す課題との間の包含関係を、前記他業種課題関係に基づき算出し、算出した前記包含関係に基づき、前記複数の他業種課題が示す課題における、前記一の他業種課題が示す課題の相対的な抽象性を算出し、算出した抽象性を示す情報を出力し、
    前記関連他業種課題抽出部は、前記関連性を算出する業務関連度算出部を備え、
    前記業務関連度算出部は、
    前記複数の他業種課題のそれぞれについて、それぞれの前記他業種サービスにおける業務が前記対応する他業種課題における業務に含まれているか否かを判断すると共に、前記それぞれの他業種サービスにおける業務に対する評価値と前記対象業種における業務の評価値との間の類似性を判断し、これらの判断に基づき、前記複数の他業種課題のそれぞれについての前記関連性を算出し、
    前記算出した関連性が最も高い前記他業種課題を前記関連他業種課題として抽出し、
    前記関連他業種課題抽出部は、前記対象課題に対応する前記他業種課題を取得し、取得した前記他業種課題を包含する前記他業種課題と、前記包含する前記他業種課題に包含され、かつ前記取得した他業種課題とは異なる前記他業種課題とをそれぞれ前記関連他業種課題として抽出し、
    前記関連他業種課題抽出部は、前記対象課題に対応する前記他業種課題を取得し、取得した前記他業種課題に包含される前記他業種課題を、前記関連他業種課題として抽出し、
    前記課題出力部は、前記抽出した他業種課題のうちの一部を省略して出力する、
    サービス提供システム。
  12. プロセッサ及びメモリを有し、事業者に、当該事業者の業務における課題を解決するためのサービス情報を提供するサービス提供システムにおけるサービス提供方法であって、
    前記サービス提供システムが、
    前記事業者が属する業種である対象業種、及び前記事業者の業務における課題である対象課題を取得し、
    前記対象業種と異なる業種である他業種の業務における課題である他業種課題と、複数の前記他業種課題の間の包含関係である他業種課題関係と、前記他業種課題を解決するサービスである他業種サービスとを記憶し、
    前記他業種課題を出力し、
    前記他業種課題関係に基づき、前記複数の他業種課題のうち、前記対象課題に対応する前記他業種課題と関連性が高い前記他業種課題を関連他業種課題として抽出し、
    前記抽出した他業種課題を解決する前記他業種サービスのうち、前記対象業種に対応する前記他業種の業務における前記他業種サービスを抽出し、
    前記抽出した他業種サービスを出力する、
    サービス提供方法。
  13. 請求項12に記載のサービス提供方法であって、
    前記サービス提供システムが、
    前記関連他業種課題として、前記対象課題に対応する前記他業種課題を包含する前記他業種課題を抽出するか、又は、前記対象課題に対応する前記他業種課題に包含される前記他業種課題を抽出するかの選択を受け付け、
    前記選択の結果に基づき、前記関連他業種課題としての前記他業種課題を抽出する、
    サービス提供方法。
  14. プロセッサ及びメモリを有し、事業者に、当該事業者の業務における課題を解決するためのサービス情報を提供するサービス提供システムにおいて、
    前記サービス提供システムに、
    前記事業者が属する業種である対象業種、及び前記事業者の業務における課題である対象課題を取得する対象情報取得機能と、
    前記対象業種と異なる業種である他業種の業務における課題である他業種課題と、複数の前記他業種課題の間の包含関係である他業種課題関係と、前記他業種課題を解決するサービスである他業種サービスとを記憶する他業種情報記憶機能と、
    前記他業種課題を出力する課題出力機能と、
    前記他業種課題関係に基づき、前記複数の他業種課題のうち、前記対象課題に対応する前記他業種課題と関連性が高い前記他業種課題を関連他業種課題として抽出する関連他業種課題抽出機能と、
    前記抽出した他業種課題を解決する前記他業種サービスのうち、前記対象業種に対応する前記他業種の業務における前記他業種サービスを抽出する他業種サービス抽出機能と、
    前記抽出した他業種サービスを出力する他業種サービス出力機能と、
    を実行させる、サービス提供プログラム。
  15. 請求項14に記載のサービス提供プログラムであって、
    前記関連他業種課題として、前記対象課題に対応する前記他業種課題を包含する前記他業種課題を抽出するか、又は、前記対象課題に対応する前記他業種課題に包含される前記他業種課題を抽出するかの選択を受け付ける課題抽象度選択機能を実行させ、
    前記関連他業種課題抽出機能は、前記選択の結果に基づき、前記関連他業種課題としての前記他業種課題を抽出する機能である、
    サービス提供プログラム。
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