JP6429156B2 - 発光モジュールを有する衣装等 - Google Patents

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本発明は、少なくともトップス又はボトムスを含む衣服と、複数の発光素子またはこれら発光素子を直列に接続した発光テープよりなる発光モジュールと、前記発光モジュールの点灯制御を行う制御装置と、エネルギーを供給するバッテリーとを備え、前記発光モジュールを外部から目視可能に前記衣服に配置した発光モジュールを有する衣装等に関する。
複数の発光素子を有する衣装としては、例えば、特許文献1に記載の如き技術が知られている。同文献によれば、衣装またはこれに取り付ける生地自体に穴を開け、こちらにLED等の発光ランプを挿通して、強い光強度を確保している。
しかし、例えば、ステージ衣装等の動きが激しく、汗の付着する用途においては、生地自体が頻繁に屈曲されて配線に支障を来し、また、汗により回路が損なわれる虞があった。
実開昭62−51111号公報
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、例えばダンサーの着用するステージ衣装等、激しい動きを行う環境下でも発光素子の点灯制御をより確実に行うことができ、一部の断線でも外部からみた点灯状態に支障を来しにくい発光モジュールを有する衣装等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る発光モジュールを有する衣装等の特徴は、少なくともトップス又はボトムスを含む衣服と、複数の発光素子またはこれら発光素子を直列に接続した発光テープよりなる発光モジュールと、前記発光モジュールの点灯制御を行う制御装置と、エネルギーを供給するバッテリーとを備え、前記発光モジュールを外部から目視可能に前記衣服に配置した構成において、前記発光モジュールは、当該発光モジュールを覆い隠す一方光は透過させる被覆材料で前記衣服に形成された収納部に着脱自在に取り付けられ、前記発光モジュールは、複数のものが他の発光モジュールを介し相互にコネクタと屈曲可能な電気ケーブルで接続され、前記発光モジュールは、別に点灯する第一、第二系統発光モジュールとして構成され、体の胴部、腕部及び/又は脚部にその長手方向に前記発光モジュールを沿わせて配置し、これらの右半身及び左半身それぞれにおいて、前記第一、第二系統発光モジュールが前記長手方向に交差する方向に並ぶように配置してあり、前記収納部は人の関節部分を避けて設けられ、前記関節部分に前記電気ケーブルを位置させてあることにある。
同構成によれば、収納部は関節を避けるので、発光モジュールは屈曲しない。しかも、収納部で被覆材料に覆われているので、発光モジュールはダンス等のパフォーマンスでも同収納部から離脱しない。そして、他の発光モジュールを介して接続されているので、必要最小限の配線で済む。しかも、発光モジュールの一部が壊れたら、迅速に交換でき、発光モジュールを外せばクリーニング時の対応も容易である。被覆材料は発光モジュールが光らなければ外から見えず、必要なときだけ光って見えるため、便利である。
また、上記構成において、前記発光モジュールは、別に点灯する第一、第二系統発光モジュールとして構成され、体の胴部、腕部及び/又は脚部にその長手方向に前記発光モジュールを沿わせて配置し、これらの右半身及び左半身それぞれにおいて、前記第一、第二系統発光モジュールが前記長手方向に交差する方向に並ぶように配置する。
同構成によれば、前記第一、第二系統発光モジュールが前記長手方向に交差する方向に並ぶように配置してある。したがって、第一、第二系統のいずれかの発光モジュールが破損しても、他方は点灯しており、切れても目立たない利点を有している。すなわち、系統A,Bのいずれかが断線しても、他方が残っていれば、上記の右半身、左半身それぞれにおいて発光モジュールが点灯し、全体が消灯することがないため、パフォーマンスに支障を来しにくい。
上記各構成において、前記被覆材料は網目状に構成されたメッシュ生地としてもよい。また、前記被覆材料はファスナーにより開閉が可能とすることが望ましい。前記ファスナーは前記衣服の外側から開閉可能とするのが便利である。これにより、服を脱がないで損傷した発光モジュールを交換できる。前記制御装置及び/又は前記バッテリーを前記トップスにおける肩甲骨対応近傍部分に配置するとよい。
手に装着する手袋を更に備え、各手袋は手の甲側に前記被覆材料を設けた各指に対するポケットを有し、各ポケットには相互に接続された前記発光モジュールを収納してあり、前記発光モジュールから手の甲側に引き出した電気ケーブルと、前記トップスの腕部分から延出させた電気ケーブルとをコネクタにより接続させてもよい。同構成によれば、損傷した発光モジュールの交換が容易であり、電気ケーブルが外側なので、他方の手に引っ掛かるなどの踊りの妨げになりにくい。
足に装着する靴を更に備え、各靴は前記被覆材料により構成したポケットに前記発光モジュールを収納してあり、前記発光モジュールから靴の踵部分を通じて上に引き出した電気ケーブルと、前記ボトムスの足の後ろ側部分から延出させた電気ケーブルとをコネクタにより接続させてもよい。同特徴によれば、損傷した発光モジュールの交換が容易であり、電気ケーブルが踵側なので、他方の脚のつま先に引っ掛かるなどの踊りの妨げになりにくい。
上記各構成において、頭に装着する弾性部材よりなるインナーと、このインナーに覆い被さる透明または半透明部分を有するアウターとを有するヘルメットを備え、前記インナーの外側に前記発光モジュールを設けてもよい。
また、頭に装着する弾性部材よりなるインナーと、このインナーに覆い被さる透明または半透明部分を有するアウターとを有するヘルメットを備え、前記インナーの後頭部側に前記点灯制御装置を固定してもよい。
前記被覆材料の内側に、前記発光モジュールの接続ケーブルを留めるベルトと、このケーブル類を隠す裏張りとを備えてもよい。
前記発光モジュールの裏側に発光モジュールより硬質の素材を発光モジュールの長手方向に沿わせて設けてもよい。
上記本発明に係る複数の発光素子を有する衣装等の特徴によれば、例えばダンサーの着用するステージ衣装等、激しい動きを行う環境下でも発光素子の点灯制御をより確実に行うことができ、一部の断線でも外部からみた点灯状態に支障を来しにくい衣装等を提供できるに至った。
本発明の他の目的、構成及び効果については、以下の発明の実施の形態の項から明らかになるであろう。
(a)は本発明に係る衣装等の発光素子消灯時の正面図、(b)は発光素子点灯時の正面図、(c)はヘルメット装着時の側面図である。 本発明に係る衣装等の発光素子消灯時の背面図である。 (a)は発光テープの平面及び底面の写真、(b)は発光テープの平面図である。 (a)は発光モジュール収納部のファスナーを解放した状態の拡大写真、(b)は発光モジュール収納部のファスナーを閉じた状態の拡大写真、(c)は発光モジュール収納部のファスナーを解放した状態の拡大写真である。 発光モジュール収納部の発光テープ長手方向に直交する方向での縦断面図である。 発光モジュール収納部の発光テープ長手方向に対する方向での縦断面図である。 照明制御装置の構成図である。 発光パターン格納サーバの構成図である。 衣装表面に複数の発光テープを配置するパターンを示す正面図である。 衣装表面に複数の発光テープを配置する他のパターンを示す正面図である。 靴の斜視図である。 (a)は、ヘルメットの斜視図(斜め後ろ)であり、(b)はインナーの側面を示す写真である。 (a)は手袋から発光テープを取り出した状態の写真、(b)は手袋内部の発光テープの配置を示す図、(c)は手袋を装着した状態の写真、(d)は手首近傍の状態を示す写真である。 衣装等の内側に配線された発光テープの接続ケーブル及び接続コネクタを衣装等の裏側に固定するための固定用ベルト及びボタンと、それらが体表面に接触することから保護するための裏張りを示す図である。 衣装等の内側に配線された発光テープの接続ケーブル及び接続コネクタを衣装等の裏側に固定するための固定用ベルト及びボタン近傍の部分拡大写真である。 本発明の第二実施形態にかかる他の衣装等の正面図(写真)である。 本発明の第二実施形態に用いる発光モジュールの写真である。
次に、適宜添付図面を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明は、図1〜8に示すように、複数の発光素子20、もしくは発光素子20を直列に接続した発光テープ等の発光モジュール10を表面に配置した衣装等1、ヘルメット2、靴3、手袋4、および身体に装着する装飾具と、発光素子20の発光色を、音楽データに精密に同期して制御することができる照明制御装置201と、制御信号を無線もしくは有線の通信手段を用いて送信する制御命令送信装置251と、発光モジュール10の発光パターンを格納し、および制御命令送信装置251または照明制御装置201に発光パターンを送信する発光パターン格納サーバ301から構成される。
発光モジュール10は、複数の発光素子20(L1, L2, L3, ・・・ )で構成される。発光素子20は、フルカラー電球もしくはフルカラーLEDである。発光モジュール10は、発光素子20をリジット基板もしくはフレキシブル基板上に直列または並列に配置した発光テープ11と、発光テープ末尾12および発光テープ先頭13に発光テープ接続ケーブル14およびケーブル接続コネクタ15を取り付けたものである。
発光テープ11は曲げる力に対して脆弱なリジット基板、もしくは過度の屈曲に弱いフレキシブル基板であり、極度に曲げることで基板内部の配線が破断して破損することがある。パフォーマーの装着する衣服の表面は容易に曲がることから、特段の工夫なく衣服表面に発光テープ11を装着すると、パフォーマーの動作によって衣服表面が屈曲し、発光テープ11が容易に破損する。また、発光素子20は衝撃を受けると破損しやすく、また水滴よりショートして破損するという特性をもつ。つまり、発光テープ11は、衣服の屈曲、外部の衝撃、水滴等から保護された状態で、衣服に取り付ける必要がある。
一方で、発光モジュール10を保護する同時に、発光モジュール10が発光した状態が美しく観客に見えること、および発光モジュール10が破損したときに、容易に発光モジュール10を交換もしくは修理できる必要がある。発光モジュール10を保護するために、発光モジュール10の発光面を被覆するような素材を配置すると、発光状態が十分に観客に見えなくなる。また、発光モジュール10の保護素材に固くて丈夫な素材を用いると、関節や筋肉の曲げ伸ばしに影響をあたえることからパフォーマーの動作そのものを阻害し、十分なパフォーマンスが行えなくなることがある。
以上のことから、発光モジュール10を用いるパフォーマンスに使用する衣装等1に発光モジュール10を配置するときには、発光状態が観客に十分に美しく見えること、発光モジュール10の故障の発生を防止すること、および発光モジュール10の故障時の交換または修理が容易であること、パフォーマーの動作を阻害しないことの、四つの条件を満たすことが求められる。しかし、これらの条件はいずれもトレードオフの関係にあり、すべての条件を完全に満たして発光モジュール10を衣装等に配置することは不可能である。以下、四つの条件のうちの複数の条件を満たし、実際のパフォーマンスで使用する上で十分な性能を発揮することが可能な、発光モジュール10の加工方法と、衣装等1(ヘルメット2、靴3、手袋4、トップス6及びボトムス7を含む衣服5)に発光モジュール10を装着する方式について説明する。
図3(a)は発光テープ末尾12に発光テープ接続ケーブル14を介してケーブル接続コネクタ15を取り付けた状態である。図3(b)に示すように、発光テープ先頭13は、発光テープ11に電力を供給する電力線および接地線、点灯を制御する信号を送信する信号線に対応する3つの導線をもつ発光テープ接続ケーブル14を取り付け、その先に他のケーブルに接続するためのケーブル接続コネクタ15を取り付ける。発光テープ11と発光テープ接続ケーブル14との間は、熱圧縮チューブもしくはホットボンドを用いて固定し、衝撃などによって発光テープ接続ケーブル14が発光テープ11から抜けることを防ぐ。
発光テープ11は、表面に透明シリコンが塗布されている形態と、透明なシリコンチューブに封入されている形態がある。透明なシリコンチューブに発光テープ11が封入されている形態の場合、熱圧縮チューブもしくはホットボンドでチューブの開口部を塞ぐことで、水滴がチューブ内部に侵入して発光素子20を破壊することを防ぐことができる。
発光テープ11の表面に透明シリコンが塗布されている形態の場合は、シリコンにより発光素子20が水滴から保護されている。一方で発光テープ11の裏面にはシリコンが塗布されていない形態もある。その形態の場合は、発光テープ11の裏面にシリコン等の保護皮膜を形成する素材を塗布することで、水滴から保護する。
発光テープ11に接続された発光テープ接続ケーブル14は短く、接続長さが10cm以上必要なとき、発光モジュール10間を中継する他のコネクタ付きケーブルを利用する。一単位の発光モジュール10である発光テープ11の両端にそれぞれ設けられるコネクタ15は、雌雄異なるコネクタ17,18であり、連続して直列的に配列することができる。
衣服5は通常トップス6及びボトムス7とよりなるが、図1に示すように、本実施形態では、トップス6及びボトムス7が一体化した所謂ツナギ状の衣服5を用いて説明する。
図4〜6に示すように、衣服5に対する発光モジュール収納部21は、表面にメッシュ27とファスナー25が取り付けられた袋状の構造を呈し、発光モジュール10を袋内部に完全に収納することができる。図4(a)はこの発光モジュール収納部21に発光モジュール10を収納し、ファスナー25を開口した状態、図4(b)はファスナー25を閉じた状態である。
この衣装等1では、図4〜6に示すように、発光モジュール10が袋部24の内部に収納されることから、激しい動作や接触によって発光モジュール10が脱落したり、移動することがない。また、発光モジュール10の表面側に被覆材料としてメッシュ27等の一定量の光が透過するものを用いることで、発光モジュール10の消灯時にはメッシュ27が発光モジュール10を覆い隠す。図1(a)は発光モジュール10の消灯時、図1(b)(c)は発光モジュール10の点灯時である。この結果、通常の衣服と同様の外観を得ることが可能であり、衣装等1の美観への影響が少ない。このため、発光モジュール10を点灯している状態以外の、衣装等1の表面が観客の目に直接触れる状態での演技であっても、衣装等1をそのまま用いることも可能である。
発光テープ11を他の発光テープ11と直列に接続するときは、発光テープ11の先頭または末尾に接続した発光テープ接続ケーブル14を、発光モジュール収納部21の両端に設置した孔26を経由して、他の発光テープ接続ケーブル14に接続する。発光モジュール10の裏側には、発光モジュール10より硬質の素材の補強材31を発光モジュール10の長手方向に沿わせて設けてもよい。この補強材には、ボリカーボネイト他、弾性を有する合成樹脂等を用いることができる。
図2に示すように、発光モジュール10の発光を制御する照明制御装置201は、ヘルメット2に取り付ける方式と、衣服5に取り付ける方式がある。ヘルメット2に取り付ける方式では、例えば図12(b)に示すように、照明制御装置201はヘルメット2の後頭部の下部に設置し、発光モジュール10に発光テープ接続ケーブル14を介して接続する。後頭部の下部に設置することで、他の部位に装着する場合に比べ、ヘルメット2の重心が上昇したり左右の重量バランスが崩れることを防ぐことができるため、パフォーマーの頭部の動作を阻害しにくくなる。
衣服5に照明制御装置201を取りつける方式では、ヘルメット2に装着された発光テープ先頭13に接続された発光テープ接続ケーブル14は、ヘルメット2の後頭部の上部に配置する。ヘルメット2装着時には、ヘルメット2に装着された発光テープ接続ケーブル14を、衣服5に設置された照明制御装置201に接続された発光テープ接続ケーブル14と、ケーブル接続コネクタ15を用いて接続する。発光テープ接続ケーブル14を後頭部上部に配置することで、パフォーマーが頭を後ろにのけ反らせたときに、発光テープ接続ケーブル14やケーブル接続コネクタ15が衣服5の襟首の部分と干渉したり、衣服5の襟や装飾、表面に配置された発光モジュール10と接触して絡まる事象を防ぐことができる。
図2に示す照明制御装置格納箱102は、照明制御装置201と照明制御装置201の電源101とを格納するものである。電源101として、リチウムポリマー電池、リチウムフェライト電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、鉛電池、乾電池を用いるとよい。電源101として電池を用いず、ACアダプタを用いてもよい。
図2に示す照明制御装置収納ポケット103は、照明制御装置格納箱102を格納し、衝撃や振動から照明制御装置201を保護する。照明制御装置収納ポケット103は、背面もしくは腰の位置に配置することで、パフォーマーの手足の動きを阻害することなく、照明制御装置格納箱102を衣服5に固定することができる。
図2に示すように、照明制御装置収納ポシェット104および照明制御装置収納ポシェット取り付けベルト105を腰に装着し、照明制御装置収納ポシェット104に照明制御装置収納箱102を格納し、照明制御装置収納ポシェット取り付けベルト105でパフォーマーの身体に固定する。この方法では、衣服5に照明制御装置収納ポケット103を作成する加工の必要がない。
図7に照明制御装置201の構成を示し、照明制御装置201は、通信装置211、信号発生装置212、発光パターン記憶装置213、命令制御装置214、認証装置215、電力供給装置216から構成される。
ひとつの衣装等1の表面に装着された発光素子20は、個別の識別子iをもつ。識別子としては、たとえば各発光素子20に対して通し番号(1,2,3,・・・)を割り振る方法がある。以下、識別子は数値でi(i= 1, 2, 3, ・・・ )と表記する。
照明制御装置201は、発光テープ11上の特定の発光素子20(Li)に対して、識別子iを指定して、それぞれ独立して発光色(r,g,b)を指定する信号を、信号発生装置212により生成し、信号線を経由して送信する。
各発光素子20(L1, L2, ・・・ )は、電力を供給する電力線(V)、接地線(GND)、および点灯を制御する信号を信号発生装置212が送信する単独または複数の信号線(DiN1,DiN2,・・・ )にそれぞれ接続される。各発光テープ接続ケーブル14は、これら電力線、接地線、信号線の少なくとも3本のケーブルを有している。
信号線が1本の場合は、PWM信号により発光色(r,g,b)をデジタル信号として発光素子20に送信する。発光色(r,g,b)は例えば、それぞれ0から255 までの数値で表現する方法がある。たとえば、発光色(255,0,0)は輝度が最大の赤色を、(255,255,255)は輝度が最大の白色を、(0,127,0)は輝度が最大の半分の緑色を表す。
信号線が複数の場合は、発光色(r,g,b)の信号をデジタル信号として送信する方式と、(r,g,b)のそれぞれの発光の強さをアナログの電圧値で指定する方式がある。
発光素子20(Li)は、点灯および消灯のタイミング、および発光する色(r,g,b)の指定を、信号線を経由して照明制御装置201の信号発生装置212から受けとり、指定された色に発光することができる。発光素子20は、発光色(r,g,b)として(0,0,0)を受けとった場合は消灯する。
発光素子20は、発光に必要な電力を電力線を介して、照明制御装置201の電力供給装置216から得る。
電力供給装置216は、発光素子20(Li)に対する電力の供給を個別に停止することで、その発光素子20(Li)を消灯することができる。電力供給装置216は、発光モジュール10毎に電力供給の制御を行なうことができる。つまり、同じ発光モジュール10上に配置された発光素子20すべてを同時に、点灯または消灯することができる。
発光パターンPは、発光素子20の識別子i,発光色(r,g,b)および、発光する時刻t(ms/ミリ秒)の組である発光データp=[i,t,r,g,b])の列p=(p1,p2,p3,・・・ )である。
発光データp=[i,t,r,g,b]は、照明制御装置201が、その発光データを含む発光パターンPを再生開始してからtミリ秒経過した後に、識別子iをもつ発光素子20の発光色を(r,g,b)で点灯することを意味する。たとえば、発光データp=[15,10,255,0,255]は、識別子が15である発光素子20を、発光パターンPの再生開始後10msに発光色(255,0,255)で点灯することを意味する。
発光データp=[125,2010,0,0,0]は、識別子が125である発光素子20を、発光パターンPの再生開始後2010msに消灯することを意味する。
発光パターンPは、発光パターン記憶装置213内の記憶媒体に記録する。記憶媒体としては、ROM、フラッシュメモリ、SDカードを用いる。発光パターン記憶装置213は複数の発光パターンP1,P2,・・・を記憶媒体内に持つことができる。
命令制御装置214は、通信装置211を介して受けとった命令に従い、発光素子20の点灯制御を行なう。命令制御装置214は、命令「時刻Tから発光パターンP1を再生」を受けとった場合、発光パターンP1を発光パターン記憶装置213より読みとり、発光時刻T以降の各発光データp=(i,t,r,g,b)について、再生時刻がtに達したときに発光素子20(Li)に対し、信号発生装置212および信号線を介して発光する色(r,g,b)を送信し、発光素子20(Li)を発光させることができる。
命令制御装置214は、命令「停止」を受けとったときは、すべての発光素子20の発光状態を維持したまま、発光パターンPの再生を停止する。命令制御装置214は、命令「全て消灯」を受けとったときは、すべての発光素子20に対して発光色(0,0,0)の信号を送信するか、または電力供給装置216からの電力供給を停止させる。命令制御装置214は、命令「発光素子20iを発光色r,g,bに発光させる」を受けとったときは、発光素子20iに対して発光色r,g,bに発光させる信号を送信する。
命令制御装置214が送信する命令Cは、命令に対応する数値cと、命令を実行するために必要な複数の数値v1,v2,・・・ の組C=(c,v1,v2,・・・)として表現する方法がある。たとえば、「再生」命令に対応する数値が201であるとき、命令C=(201,100,2)は「時刻100msから発光パターン番号2を再生」という命令を表わす。
発光パターンPに対応する認証コードXを、発光パターンPと共に発光パターン記憶装置213に格納する方式がある。この方式を「認証命令方式」と呼ぶ。認証命令方式を用いるときは、命令Cとして、命令に対応する数値cと、命令を実行するために必要な複数の数値v1,v2,・・・の組と、認証コードxの組C=(c,v1,v2,・・・,x)を用いる。認証命令方式を用いているときに、命令制御装置214が発光パターンPを再生する命令Cを受けとったときは、命令Cに含まれる認証コードxを認証装置215に送信する。
認証装置215では、発光パターンPと共に発光パターン記憶装置213に格納されている認証コードXとの照合を行なう。認証装置215は照合の成否を命令制御装置214に通知する。命令制御装置214は、認証の結果が「成功」であった場合にのみ、命令を実行する。認証装置215での認証方法としては、たとえば認証コードxとXが同一の数字か文字か記号、もしくは同一の数字か文字か記号を組合せた列であった場合にのみ、認証の成功を通知し、それ以外の場合は認証の失敗を通知する方法がある。認証コードの照合の方法として、認証コードxにMD5、SHA1等のハッシュ値変換アルゴリズムを適用し、変換されたハッシュ値が認証コードXと一致するかを照合する方法もある。
図7に示す制御命令送信装置251は、通信装置261、命令選択装置262、音楽データ再生装置263から構成される。制御命令送信装置251は、音楽データの再生と同期して発光パターンの再生命令を照明制御装置201に通信装置261を介して送信することで、音楽データの再生のタイミングと発光パターンの再生タイミングを同期することができる。制御命令送信装置251は、複数の衣装等1に装着された、複数の照明制御装置201に、発光パターンの選択、再生、停止、再開および特定の発光素子20を特定の色で発光させる命令を、無線通信を用いて送信できる機能をもつ。
システムのユーザは、制御命令送信装置251の命令選択装置262を使用して、命令を送信する照明制御装置201と、発光パターンの選択、再生、停止、再開および特定の発光素子20を特定の色で発光させる命令を選択する。
命令選択装置262は、命令の一覧を表示する表示部と、命令の一覧から命令を選択し命令の実行に必要なパラメータを入力できる入力部をもつ。命令選択装置262は、ユーザが入力部を用いて選択した命令を、通信装置261を介して、ユーザが選択した単一の、または複数の照明制御装置201に送信する。命令選択装置262は、ユーザが発光パターンPを時刻tから再生する命令を選択したとき、照明制御装置201に当該の命令を送信すると同時に、音楽データ再生装置263に対して、ユーザが選択した音楽データを時刻tから再生する。この方法により、制御命令送信装置251の再生する音楽データの再生タイミングと、ユーザの選択した照明制御装置201の発光パターンPの再生タイミングを正確に同期させることができる。通信装置261が使用する通信プロトコルとしては、Wi−Fi,Bluetooth(登録商標),ZigBee/IEEE802.14.5がある。
制御命令送信装置251は、音楽データ再生装置263を内蔵せず、他の音楽データを再生することが可能な装置に、特定の音楽を特定の時刻から再生する命令、再生を停止する命令、再生する音楽データを選曲する命令を送信する方法もある。
図8に発光パターン格納サーバ301、パターン登録ユーザ装置302、パターン受信ユーザ装置303の構成を示す。発光パターン格納サーバ301は、データベース311、登録装置312、認証装置313、配信装置314で構成される。発光パターン格納サーバ301は、ユーザが作成した発光パターンPを、パターン登録ユーザ装置302より受信し、登録装置312を介してデータベース311に、発光パターンPに関連付けられた音楽データの識別子Mと共に記録する機能をもつ。発光パターン格納サーバ301は、データベース311に登録された発光パターンPと、その発光パターンPに関連付けられた音楽データの識別子Mを、配信装置314を介してパターン受信ユーザ装置303に配信する機能をもつ。
パターン受信ユーザ装置303は、受信した発光パターンPを記憶媒体に格納する機能と、照明制御装置201に無線通信を介して発光パターンPを送信する機能をもつ。発光パターンPを格納した記憶媒体は、照明制御装置201の発光パターン記憶装置213の記憶媒体として用いることができる。
登録装置312はパターン登録ユーザ装置302からインターネット、有線LAN、無線LANを介して発光パターンPを受けとることができる。配信装置314は、パターン受信ユーザ装置303にインターネット、有線LAN、無線LANを介して発光パターンPを送信することができる。登録装置312および配信装置314として、HTTPサーバを使用する方法がある。
発光パターン格納サーバ301が発光パターンPを配信装置314を介して配信するとき、認証装置313が生成した認証コードXを同時に送信する方法がある。認証コードXを送信する場合は、照明制御装置201は認証命令方式を用いて発光パターンPの再生を行なう。認証命令方式を用いる場合で、なおかつ発光パターンPをパターン受信ユーザ装置303から照明制御装置201に送信する場合は、照明制御装置201は発光パターンPと共に認証コードXを発光パターン記憶装置213に記録する。
図9は衣装等1表面に複数の発光モジュール10を配置するときに、発光モジュール10のA,Bふたつの配線系統51について、それぞれの配線系統51に含まれる発光モジュール10を、衣装等1表面に配線系統51ごとに横方向に交互に配置した状態を示した図である。
発光モジュール10は、前述のように複数の発光モジュール10を発光テープ接続ケーブル14を使用して、直列に接続して使用することができる。直列に接続された複数の発光モジュール10の組のことを、発光モジュール10の配線系統51と呼ぶ。
発光モジュール10は故障により断線が生じると、その箇所以降の発光素子20が発光しなくなる。つまり、複数の発光モジュール10を直列に接続して使用する場合、途中の発光モジュール10に故障が生じると、その発光テープ末尾12に接続されている他の発光モジュール10は、すべて発光しなくなる。
衣装等1に設置する発光モジュール10の配線系列51がひとつである場合、その配線系列51の先頭の発光モジュール10に故障が生じると、衣装等1のほぼすべての発光素子20が光らなくなる。
発光モジュール10を衣装等1に設置するときに、発光モジュール10を複数の配線系統51に分割し、ひとつの配線系統51内の発光モジュール10が故障したときに、衣装等1の大部分の発光モジュール10が発光しなくなる状態になることを防ぐ方法がある。
配線系統51の配置方法として、図9に示すように、衣装等1表面にそれぞれの配線系統51を横方向に交互に配置する、並列配線法がある。この方法では、属する配線系統51の異なる発光モジュール10を交互に配置することで、一方の配線系統51が故障により発光しなくなったとしても、もう一方の配線系統51の発光モジュール10が発光するため、観客からは発光モジュール10の故障に気がつきにくくなる。左右の靴3、手袋4に使用する配線系統51も分けることで、片側の配線系統51に故障が生じた場合でも、左右いずれかの靴3もしくは手袋4が発光することから、観客には発光モジュール10が故障したことに気がつきにくくなる。
図10は配線系統51の配置方法として、衣装等1表面にそれぞれの配線系統51をひとつのラインの中で、縦方向に交互に配置する直列配置法を用いて発光モジュール10を配置した図である。この配置法では、片側の配線系統51に故障が生じた場合は、複数のラインが発光しているように見えることから、観客が故障により気がつきにくくなる。
靴3に対する発光モジュール10の取付は、図2及び図11に示すように、靴3の底面の素材の縁(外周)に沿うように、両面テープ、接着剤などを用いて固定する。さらに、発光モジュール10を覆うようにメッシュ素材もしくは柔軟性のある透明なシリコン素材を保護材として取り付け、保護材をステープラで底面の素材に固定する。この方法で発光モジュール10を固定すると、靴3の底面素材の縁は通常は固い素材であることから、パフォーマーが運動を行なった場合にも、発光モジュール10に屈曲の力がかかりにくいため、発光モジュール10の破損を防げる。
同時に、靴3の外周に発光素材が配列されることから、観客からは靴3の広い部分が発光しているように見え、高い演出効果が得られる。
靴3の縁以外に発光モジュール10を配置する場合は、衣装等1への配置または手袋4への配置と同じ方法を用いることができる。
靴3に配置した発光モジュール10を制御する照明制御装置201を接続する方法は、靴3または足首に取り付けた照明制御装置201に直接発光モジュール10を接続する方法と、衣装等1に取り付けた照明制御装置201に直接取りつけられた、もしくは照明制御装置201の先に取りつけられた別の発光テープ末尾12に取りつけられた発光テープ接続ケーブル14に、靴3の発光テープ先頭13に取りつけられた発光テープ接続ケーブル14を接続する方法がある。後者の方法の場合、接続後の発光テープ接続ケーブル14の長さが余ったときは、靴3の踵上部に取り付けた固定用ベルト29を用いて発光テープ接続ケーブル14を固定する。
靴3の踵上部には、固定用ベルト29が取り付けられている。靴3側の発光テープ接続ケーブル14に衣装等1側の発光テープ接続ケーブル14を接続した後に、固定用ベルト29を用いて発光テープ接続ケーブル14をまとめ、踵上部に発光テープ接続ケーブル14を固定する。
この固定を行うことで、発光テープ接続ケーブル14がパフォーマンス中に靴3の動きを阻害したり、他の部位に接触して絡んだり、ステージ上に起かれた物品と干渉するといった事象を防ぐことができる。
図1,2,12に示すヘルメット2は、人体を衝撃から保護する柔らかいウレタン等の保護素材(弾性部材)で構成されるインナー2aと、保護素材の外側に取り付けるポリカーボネート等の透明で硬質の素材で構成されるアウター2bからなる。
インナー2aの外側には、発光モジュール10が、面ファスナー23、接着剤、両面テープ等を用いて装着される。この発光モジュール10を装着した保護素材の外側に、透明かつ硬質の素材の部位を取り付ける。このように発光モジュール10を取り付けることで、発光モジュール10を外部の衝撃から保護することができるとともに、発光モジュール10の発光状態をヘルメット2の外から十分に見ることができる。また、発光モジュール10の装着面に黒い素材を用いることで、発光モジュール10が消灯している状態や、周囲が明るい状態であっても、ヘルメット2内部の発光モジュール10が外から見えにくくなる。この方法より、ヘルメット2の美観を損なうことなく、なおかつ発光した状態が観客からもよく見えるように、発光モジュール10をヘルメット2に装着することができる。
図1,2,13に示す手袋4(グローブ)は、袋部24の上面を覆うようにメッシュ27を張り、手甲面に各指の筋に沿うようにそれぞれ袋状の発光モジュール収納部21を作成する。メッシュ27は手首部分以外は手袋4に縫合し、手首部分には面ファスナー23を取りつけ、容易に開閉できる状態にする。発光モジュール10は、指に対応する発光モジュール収納部21ごとに1本ずつ分割して作成し、それぞれのテープを直列または並列に発光テープ接続ケーブル14で接続する。分割して作成した発光モジュール10を、それぞれの指の筋に対応する発光モジュール収納部21内に設置する。袋部24に発光モジュール10を装着した後に、メッシュ27に取りつけた面ファスナー23で手袋4に固定する。発光テープ先頭13の発光テープ接続ケーブル14は、面ファスナー23の左右いずれかの隙間からメッシュ27外に出るように配置する。
指の筋に沿って作成した発光モジュール収納部21内に発光モジュール10を配置することで、発光モジュール10の発光時に手の形状が遠い場所からでも十分視認できるようになり、パフォーマーが手を用いた演技を効果的に行うことができる。発光モジュール10を袋部24をもつ発光モジュール収納部21に配置することで、手の激しい動きに対しても、発光モジュール10が移動することなく一定の位置に留まり、形状を維持することができる。発光モジュール収納部21をメッシュ27と面ファスナー23で固定する方式を用いることで、発光モジュール10の故障時にメッシュ27を外して発光モジュール10を交換することが容易になる。
発光モジュール収納部21を透明のビニール等の素材で固定する方法もある。この方法の場合は、メッシュ27に比べて光の透過度が上昇し、衝撃に対する保護性能が上昇する。
手袋4に配置した発光モジュール10を制御する照明制御装置201を接続する方法は、手袋4または手首に取り付けた照明制御装置201に直接発光モジュール10を接続する方法と、衣装等1に取り付けた照明制御装置201に直接取りつけられた、もしくは照明制御装置201の先に取りつけられた別の発光テープ末尾12に取りつけられた発光テープ接続ケーブル14に、手袋4の発光テープ先頭13に取りつけられた発光テープ接続ケーブル14を接続する方法がある。後者の方法の場合、接続後の発光テープ接続ケーブル14の長さが余ったときは、手袋4の手首に取り付けた面ファスナーに挟み込むことで発光テープ接続ケーブル14を固定する。これを行うことで、手首の動きが阻害されない自由度を保ちつつ、他の部位に接触して絡んだり、ステージ上で他のパフォーマーに干渉するといった事象を防ぐことができる。また、激しい動きによって手袋4の発光モジュール10が抜け落ちることもない。
図14、図15は衣装等1の内側に配線された発光テープ接続ケーブル14およびケーブル接続コネクタ15を、衣装等1の裏側に固定するための固定用ベルト29およびベルト固定手段の一例である固定用ボタン28と、それらが体表面に接触することから保護するための裏張り30である。
発光テープの末尾もしくは先頭に接続された発光テープ接続ケーブル14を衣装等1内部に配線するときは、固定用ベルト29もしくは固定用ボタン28を用いて衣装等1裏側に固定し、パフォーマーの動作によって発光テープ接続ケーブル14が移動することによりパフォーマーの動作を妨げることを防止する。さらに、これらの発光テープ接続ケーブル14の上に裏張り30を張ることで、発光テープ接続ケーブル14がパフォーマーの体に直接触れることを防ぐ。裏張り30の縁にはファスナー25を取りつけることで、裏張り30の取り外しを容易に行えるようにすることで、衣装等1のメンテナンスのために発光テープ接続ケーブル14を接続する作業や、取り外す作業を容易に行なえるようにする。裏張り30として、メッシュ状の素材を用いる方法がある。
次に、本発明の他の実施形態の可能性について言及する。上記各実施形態と同様の構成には同じ符号を附すものとする。また、上記及び下記各実施形態は、発明の主旨を損なわない限り、各々組み合わせて実施が可能である。
図16,17に示す本発明の第2実施形態では、発光モジュール10を面ファスナー23を用いて装着している。衣装等1の表面と発光テープ11の背面に面ファスナー23を取りつけることで、面ファスナー23を用いて発光モジュール10を容易に脱着することができる。この衣装等1では、発光モジュール10の故障時に発光モジュール10を交換することが容易である。また、発光モジュール10を取り外して衣装等1の洗浄を行なうことも容易である。
さらに、衣装等1を装着するパフォーマーの体格にあわせて、発光モジュール10を取り付ける位置を調整することができる。たとえば、小柄なパフォーマーが装着する場合には、衣装等1の袖の長さを縮める必要がある。このような場合に、面ファスナー23で発光モジュール10を取り付けている場合は、発光モジュール10の取り付け位置を肘側に移動することが容易にできる。
通常の衣服の上に、発光モジュール10を配置したウレタン等の硬質の素材で作成したベスト、小手、脛あて様の部位を、鎧もしくはプロテクターを取りつけるかのようにして装着する方式もある。
この方式は、硬質の素材の上に発光モジュール10を配置することから、発光モジュール10が屈曲の力を受けることがなく、屈曲による故障の発生を大幅に防ぐことができる。発光モジュール10の表面に、ポリカーボネート等の透明且つ硬質の素材を取り付け、衝撃や水滴からの保護を行なうことも容易となる。また、各部位が独立していることから、小手だけを取り替えたり、ベストだけを取りかえるといった交換が容易に行なえる。
上記各実施形態では、発光モジュール10の両端部にケーブルを介してからコネクタを接続したが、コネクタの一方を直接発光モジュール10に接続したり、直接発光モジュール10の両端にコネクタを直接接続し、コネクタ付きのケーブルでこれらを接続しても構わない。加工の便宜さでは、発光モジュール10にケーブルを介してコネクタを接続する構成が優れている。
頭部へは、ヘルメットの代わりに帽子を装着してもよい。この場合、発光モジュール10はメッシュ27等を介して取り付けると良い。
本明細書で、衣装等1は、トップス6及びボトムス7を含む衣服5の他、手袋4、靴3、ヘルメット2等を含むものである。
本発明は、ダンサー、ミュージシャンその他の芸能関係者がステージで着用するステージ衣装や、交通安全のための着衣、視認性の必要な現業作業での作業服等、発光素子の点灯及びその制御が必要なあらゆる局面で利用することが可能である。
1:衣装等、2:ヘルメット・帽子、2a:インナー、2b:アウター、3:靴、4:手袋、5:衣服、6:トップス、7:ボトムス、10:発光モジュール、11:発光テープ、12:発光テープ末尾、13:発光テープ先頭、14:発光テープ接続ケーブル、15:ケーブル接続コネクタ、17:コネクタ(雌)、18:コネクタ(雄)、20:発光素子、21:発光モジュール収納部、22:発光素子保護材、23:面ファスナー(マジックテープ(登録商標))、24:袋部、25:ファスナー、26:孔、27:メッシュ、28:固定用ボタン、29:固定用ベルト、30:裏張り、31:補強材、41:断線検出用ケーブル、42:断線検出用ケーブル用コネクタ、43:分岐用コネクタ、51:配線系統、101:電源、102:照明制御装置収納箱、103:照明制御装置収納ポケット、104:照明制御装置収納ポシェット、105:照明制御装置収納ポシェット取り付けベルト、201:照明制御装置、211:通信装置、212:信号発生装置、213:発光パターン記憶装置、214:命令制御装置、215:認証装置、216:電力供給装置、251:制御命令送信装置、252:通信装置、253:命令選択装置、301:発光パターン格納サーバ、302:パターン登録ユーザ装置、303:パターン受信ユーザ装置、311:データベース、312:登録装置、313:認証装置、314:配信装置

Claims (11)

  1. 少なくともトップス又はボトムスを含む衣服と、複数の発光素子またはこれら発光素子を直列に接続した発光テープよりなる発光モジュールと、前記発光モジュールの点灯制御を行う制御装置と、エネルギーを供給するバッテリーとを備え、前記発光モジュールを外部から目視可能に前記衣服に配置した発光モジュールを有する衣装等において、
    前記発光モジュールは、当該発光モジュールを覆い隠す一方光は透過させる被覆材料で前記衣服に形成された収納部に着脱自在に取り付けられ、
    前記発光モジュールは、複数のものが他の発光モジュールを介し相互にコネクタと屈曲可能な電気ケーブルで接続され、
    前記発光モジュールは、別に点灯する第一、第二系統発光モジュールとして構成され、体の胴部、腕部及び/又は脚部にその長手方向に前記発光モジュールを沿わせて配置し、これらの右半身及び左半身それぞれにおいて、前記第一、第二系統発光モジュールが前記長手方向に交差する方向に並ぶように配置してあり、
    前記収納部は人の関節部分を避けて設けられ、前記関節部分に前記電気ケーブルを位置させてある発光モジュールを有する衣装等。
  2. 前記被覆材料は網目状に構成されたメッシュ生地である請求項1記載の発光モジュールを有する衣装等。
  3. 前記被覆材料はファスナーにより開閉が可能である請求項1又は2記載の発光モジュールを有する衣装等。
  4. 前記ファスナーは前記衣服の外側から開閉可能である請求項3記載の発光モジュールを有する衣装等。
  5. 前記制御装置及び/又は前記バッテリーを前記トップスにおける肩甲骨対応近傍部分に配置してある請求項1〜4のいずれかに記載の発光モジュールを有する衣装等。
  6. 手に装着する手袋を更に備え、各手袋は手の甲側に前記被覆材料を設けた各指に対するポケットを有し、各ポケットには相互に接続された前記発光モジュールを収納してあり、前記発光モジュールから手の甲側に引き出した電気ケーブルと、前記トップスの腕部分から延出させた電気ケーブルとをコネクタにより接続させてある請求項1〜5のいずれかに記載の発光モジュールを有する衣装等。
  7. 足に装着する靴を更に備え、各靴は前記被覆材料により構成したポケットに前記発光モジュールを収納してあり、前記発光モジュールから靴の踵部分を通じて上に引き出した電気ケーブルと、前記ボトムスの足の後ろ側部分から延出させた電気ケーブルとをコネクタにより接続させてある請求項1〜6のいずれかに記載の発光モジュールを有する衣装等。
  8. 頭に装着する弾性部材よりなるインナーと、このインナーに覆い被さる透明または半透明部分を有するアウターとを有するヘルメットを備え、前記インナーの外側に前記発光モジュールを設けてある請求項1〜7のいずれかに記載の発光モジュールを有する衣装等。
  9. 頭に装着する弾性部材よりなるインナーと、このインナーに覆い被さる透明または半透明部分を有するアウターとを有するヘルメットを備え、前記インナーの後頭部側に前記点灯制御装置を固定してある請求項1〜8のいずれかに記載の発光モジュールを有する衣装等。
  10. 前記被覆材料の内側に、前記発光モジュールの接続ケーブルを留めるベルトと、このケーブル類を隠す裏張りとを備えている請求項1〜9のいずれかに記載の発光モジュールを有する衣装等。
  11. 前記発光モジュールの裏側に前記発光モジュールより硬質の素材を前記発光モジュールの長手方向に沿わせて設けてある請求項1〜10のいずれかに記載の発光モジュールを有する衣装等。
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