JP6424743B2 - 伝送線路−導波管変換器 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、導波管と、この導波管内に配置されるアンテナが設けられた誘電体基板とによって構成された伝送線路−導波管変換器が開示されている。
しかし、上記従来の伝送線路−導波管変換器の構造では、使用周波数帯域近傍の不要波を十分に抑制可能な程度に狭帯域に設計することが困難である上、一般に製造誤差によるばらつきを吸収するためにできるだけ広帯域で設計するのが一般的であり、使用周波数帯域近傍の不要波を十分に抑制可能に狭帯域な伝送線路−導波管変換器を得ること自体が困難である。
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)一実施形態である伝送線路−導波管変換器は、開口を有する導波管と、前記導波管を終端する終端部と、前記導波管と前記終端部との間に介在している基板と、前記基板の前記終端部側に向く一面に設けられた伝送線路と、前記基板の前記一面に設けられた、導体パターンからなる第1接地導体パターン部と、前記基板の他面に設けられた、導体パターンからなる第2接地導体パターン部と、前記基板を貫通して前記第1接地導体パターン部及び前記第2接地導体パターン部を接続する複数の第1ビアと、を備え、前記第1接地導体パターン部は、前記基板を前記一面側からみたときの前記開口に対応する位置で開口した第1開口部を有するとともに、前記第1開口部から前記基板の外縁側まで前記導体パターンがない無パターン部を有し、前記伝送線路は、その先端が前記第1開口部に配置されているとともに前記無パターン部に設けられて前記第1開口部から前記基板の外縁側まで延ばされ、前記複数の第1ビアは、前記無パターン部の端縁に沿って設けられたものを含み、前記無パターン部の端縁に沿って設けられた複数の第1ビアの内、前記第1開口部に最も近い位置に設けられた第1ビアは、当該第1開口部に最も近い位置に設けられた第1ビアの端縁から前記無パターン部の端縁までの距離が、前記第1開口部に最も近い位置に設けられた第1ビア以外の第1ビアの端縁から前記無パターン部の端縁までの距離よりも大きく設定されている。
このため、不要波を抑制するためのフィルタ等を設ける必要がなく、伝送線路−導波管変換器のサイズやコストを維持しつつ、使用周波数帯域の近傍で発生する不要波を抑制することができる。
この場合、無パターン部が幅狭部を有することで、第1接地導体パターン部を伝送線路により接近させることができ、複数の第1ビアにより構成される擬似的な導体壁をできるだけ導波管の開口に沿った形状とすることができる。これにより、伝送線路−導波管変換器の使用周波数帯域における特性をより良好にしつつ、使用周波数帯域の近傍で発生する不要波を抑制することができる。
この場合、複数の第2ビアによって、伝送線路−導波管変換器内部の信号波が、前記他の基板の部分から不必要に漏洩するのを抑制できるとともに、伝送線路の直下の接地を強化することができる。
以下、好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、以下に記載する各実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
〔第1実施形態について〕
図1は、第1実施形態に係る、マイクロストリップライン−導波管変換器の外観図である。図1中、マイクロストリップライン−導波管変換器1は、導波管2と、この導波管2を終端するバックショート3と、導波管2とバックショート3との間に介在している第1誘電体基板4とを備えている。
マイクロストリップライン−導波管変換器1(以下、単に変換器1ともいう)は、第1誘電体基板4に形成されたマイクロストリップライン5からの信号を導波管2に伝送し、また、導波管2からの信号をマイクロストリップライン5に伝送する機能を有している。本実施形態の変換器1は、その使用周波数帯域が76GHzから81GHzとなるように各部が設定されている。
この導波管2はW帯用であり、貫通孔2aの断面寸法は、例えば、長辺が2.54mm、短辺が1.27mmに設定されている。
第1誘電体基板4は、例えば、エポキシ樹脂等から形成された、端面2bに一致する矩形板状の部材である。
第1グランドパターン10は、金属等からなる導体パターンからなり、接地されている。第1グランドパターン10は、一面4aを覆うように矩形状の領域に形成されている。
第1グランドパターン10は、第1誘電体基板4を一面4a側からみたときの導波管2における貫通孔2aの開口に対応する位置で導体パターンが無いことにより開口し当該第1誘電体基板4を露出させている第1開口部11を有している。第1開口部11は、貫通孔2aの開口の輪郭に沿って形成されており、貫通孔2aにほぼ一致するように開口している。
マイクロストリップライン5は、ミリ波等の高周波信号を伝送するための伝送線路であり、金属等の導体によって直線状に形成されている。マイクロストリップライン5は第1開口部11から露出部12に亘って設けられており、その先端が第1開口部11のほぼ中央に配置されている。つまり、マイクロストリップライン5は、第1開口部11から第1誘電体基板4の外縁側まで延ばされている。
マイクロストリップライン5は、第1開口部11に配置されているアンテナ部5aと、アンテナ部5aから第1誘電体基板4の外縁まで延びている本体部5bとを有して構成されている。
このようにして、露出部12は、マイクロストリップライン5を第1開口部11から第1誘電体基板4の外縁側まで導いている。
また、幅狭部12aの端縁と、マイクロストリップライン5の端縁との距離は、マイクロストリップライン5のインピーダンスに変化を生じさせない程度にできるだけマイクロストリップライン5に近くなる距離としてもよい。
第2グランドパターン15は、金属等からなる導体パターンからなり、接地されている。第2グランドパターン15は、第1誘電体基板4の他面4bのほぼ全域に形成されている。
第2グランドパターン15は、導波管2における貫通孔2aの開口に対応する位置で導体パターンが無いことにより開口し当該第1誘電体基板4を露出させている第2開口部16を有している。第2開口部16は、貫通孔2aの開口の輪郭に沿って形成されており、導波管2の貫通孔2aにほぼ一致するように開口している。
第1ビア20は、金属等の導体により形成された部材であり、第1誘電体基板4を貫通して設けられている。第1ビア20は、第1誘電体基板4を貫通して第1グランドパターン10と、第2グランドパターン15とを接続している。
なお、第1ビアの配置については、後に詳述する。
バックショート3は、この凹部3bの開口を貫通孔2aに向けて配置されている。凹部3bは、その内側面が貫通孔2aの開口の輪郭に沿って形成されており、導波管2の貫通孔2aにほぼ一致するように開口している。
また、バックショート3の第1グランドパターン10の露出部12に対応する位置には、バックショート3がマイクロストリップライン5に接触しないように切り欠かれている逃げ部3cが形成されている。
バックショート3は、導波管2の貫通孔2aの開口を塞ぐ導体壁として第1誘電体基板4に固定されており、導波管2を終端している。
上述したように、本実施形態の変換器1は、第1誘電体基板4を貫通して第1グランドパターン10と、第2グランドパターン15とを接続している複数の第1ビアを備えている。
複数の第1ビア20は、図1及び図2に示すように、第1開口部11及び露出部12の周囲を包囲するように形成されている。これにより、複数の第1ビア20は、第1グランドパターン10、及び第2グランドパターン15とともに、第1開口部11及び露出部12の周囲に擬似的な導体壁を構成しており、導波管2とバックショート3とを繋いでいる。これによって、複数の第1ビア20は、第1誘電体基板4が介在することによって生じる、導波管2とバックショート3との間のすき間から、貫通孔2aとバックショート3との間を通過する信号波が漏洩するのを抑制している。
なお、第1誘電体基板4は、誘電率が3.54、誘電正接tanδが0.004、基板厚0.102mmのものを用いている。
また、第1開口部11の周囲に位置し互いに隣り合う第1ビア20同士の端縁間のX方向の距離g14及びY方向の距離g15も、上記距離g11、g12及びg13と同様、300μmに設定されている。
つまり、製造方法や製造誤差等を考慮して得られる特性が最も良好となるような値に設定されている。
このため、不要波を抑制するためのフィルタ等を設ける必要がなく、当該変換器1のサイズやコストを維持しつつ、使用周波数帯域の近傍で発生する不要波を抑制することができる。
距離g50を調整することで、抑制可能な周波数を調整することができるからである。
次に、本発明者が行った、上記第1実施形態の変換器1に関する評価試験について説明する。
本発明者は、第1実施形態に係る変換器1をコンピュータシミュレーションによってモデル化し解析を行うことで、その通過特性と反射特性とを求め、比較評価した。
実施例1:g50=400μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が1.8mm)
実施例2:g50=500μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.0mm)
実施例3:g50=560μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.12mm)
実施例4:g50=600μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.2mm)
実施例5:g50=700μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.4mm)
比較例1:g50=200μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が1.4mm)
各実施例1〜5では、第1ビア20bの端縁から露出部12の端縁までの距離g31の値である200μmよりも大きく設定されている。
マーカm16:−0.516 dB
マーカm17:−0.581 dB
マーカm18:−0.655 dB
マーカm19:−0.889 dB
マーカm16:−12.588 dB
マーカm17:−12.002 dB
マーカm18:−10.857 dB
マーカm19:−10.145 dB
また、図中、線図E1(細1点鎖線)は実施例1、線図E2(細2点鎖線)は実施例2、線図E3(太実線)は実施例3、線図E4(太破線)は実施例4、線図E5(太1点鎖線)は実施例5、及び線図C1(細破線)は比較例1を示している。
また、図中、線図E1(細1点鎖線)は実施例1、線図E2(細2点鎖線)は実施例2、線図E3(太実線)は実施例3、線図E4(太破線)は実施例4、線図E5(太1点鎖線)は実施例5、及び線図C1(細破線)は比較例1を示している。
つまり、距離g50を、幅広部12bの端縁に沿って設けられている第1ビア20bの端縁から幅広部12bの端縁までの距離g31と同じ値とした場合には、使用周波数帯域の近傍の信号を減衰可能なフィルタとしての機能を得ることはできないが、距離g50を距離g31の値よりも大きく設定することで、使用周波数帯域の近傍の信号を減衰するフィルタとしての機能が得られることが明らかとなった。
(76−2)×(3/4)=55.5 GHz
(81−2)×(3/4)=59.25GHz
よって、前記システムにおいて、実施例3のように構成した変換器1を採用すれば、使用周波数帯域の近傍の不要波を好適に減衰させることができる。
一対の第1ビア20aのY方向外側にそれぞれ並ぶ2つの第1ビア20c,20dを含む一対のビアグループ20A全体の位置を変更した。なお、第1ビア20a,20c,20dそれぞれ隣り合う端縁同士の距離は、設計上のルールに従って300μmとされている。
実施例6:g50=400μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が1.8mm)
実施例7:g50=500μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.0mm)
実施例8:g50=600μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.2mm)
実施例9:g50=700μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.4mm)
また、図中、線図E6(細1点鎖線)は実施例6、線図E7(細2点鎖線)は実施例7、線図E8(太破線)は実施例8、線図E9(太1点鎖線)は実施例9、及び線図C1(細破線)は比較例1を示している。
また、第1ビア20aと第1ビア20cとの間隔が多少変動したとしても、使用周波数帯域の近傍で発生する不要波を抑制する機能に対して影響がないことを確認することも明らかとなった。
すなわち、図1から図4に示した変換器1について、第1ビア20の直径のみを200μm及び400μmに変更したものをモデル化し解析を行った。
また、一対の第1ビア20aの端縁から露出部12の端縁までの距離g50については、一対の第1ビア20aのみについて位置を変更することで下記に示す値となるように設定し、下記実施例とした。
実施例10:g50=450μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が1.8mm)
実施例11:g50=550μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.0mm)
実施例12:g50=650μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.2mm)
実施例13:g50=750μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.4mm)
実施例14:g50=350μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が1.8mm)
実施例15:g50=450μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.0mm)
実施例16:g50=550μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.2mm)
実施例17:g50=650μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.4mm)
また、図中、線図E10(細1点鎖線)は実施例10、線図E11(細2点鎖線)は実施例11、線図E12(太破線)は実施例12、線図E13(太1点鎖線)は実施例13、及び線図C1(細破線)は比較例1を示している。
また、図中、線図E14(細1点鎖線)は実施例14、線図E15(細2点鎖線)は実施例15、線図E16(太破線)は実施例16、線図E17(太1点鎖線)は実施例17、及び線図C1(細破線)は比較例1を示している。
図12は、第2実施形態に係る、マイクロストリップライン−導波管変換器1をバックショート3側から見たときの図、図13は、図12中、C−C線の矢視断面図である。
本実施形態の変換器1は、複数の誘電体基板を積層している点において、上記第1実施形態と相違している。
第2グランドパターン15は、第1誘電体基板4と、第2誘電体基板30との間に介在している。
第2誘電体基板30と、第3誘電体基板31との間には、金属等の導体パターンからなる第3グランドパターン32が介在している。
また、第3誘電体基板31と、導波管2との間には、金属等の導体パターンからなる第4グランドパターン33が介在している。
なお、複数の第1ビア20の直径は300μmに設定されている。また、複数の第1ビア20の配置は、図12に示すように、第1実施形態と同様である。
複数の第2側方ビア35は、第2誘電体基板30のみを貫通して設けられており、第2グランドパターン15と、第3グランドパターン32とを接続している。
図12に示すように複数の第2側方ビア35は、変換器1をバックショート3側から見たときに、マイクロストリップライン5を包囲するように当該マイクロストリップライン5の両側方に線路方向に沿って2列で直線状に配置されている。
複数の第2側方ビア35の直径は150μmに設定されている。また、互いに隣り合う第2側方ビア35の端縁同士の距離は450μmに設定されている。
複数の第2中央ビア36は、金属等の導体により形成された部材であり、第3誘電体基板31のみを貫通して設けられている。複数の第2中央ビア36は、図12及び図13に示すように、変換器1をバックショート3側から見たときに、マイクロストリップライン5の直下に位置するように当該マイクロストリップライン5の線路方向に沿って1列で直線状に配置されている。
よって、複数の第2中央ビア36も、変換器1をバックショート3側から見たときに、一対の第1ビア20aの位置よりもマイクロストリップライン5に近い位置に配置されている。
つまり、第1グランドパターン10、第1誘電体基板4、第2グランドパターン15、及び一対の第1ビア20aは、第1実施形態と同様の構成である。
これにより、少なくとも、設計上設定された使用周波数帯域の近傍の周波数の信号波を漏洩させることができ、使用周波数帯域の近傍で発生する不要波を抑制することができる。
また、マイクロストリップライン5の両側に線路方向に沿って配置されている他の第2側方ビア35によって、マイクロストリップライン5直下のグランドを強化することができる。
また、マイクロストリップライン5の直下に線路方向に沿って配置されている他の第2中央ビア36によって、マイクロストリップライン5直下のグランドを強化することができる。
次に、本発明者が行った、上記第2実施形態の変換器1に関する評価試験について説明する。
モデル化した構成としては、図12、図13に示した変換器1を採用した。その他、誘電体基板を多層とした以外、距離g50の設定や、実験条件等は、第1実施形態における実施例1,2,4,5、及び比較例1と同様にして行った。
以下に実施例として設定した距離g50の値を示す。
比較例2:g50=200μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が1.4mm)
実施例18:g50=400μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が1.8mm)
実施例19:g50=500μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.0mm)
実施例20:g50=600μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.2mm)
実施例21:g50=700μm(一対の第1ビア20aの中心間距離が2.4mm)
また、図中、線図E18(細1点鎖線)は実施例18、線図E19(細2点鎖線)は実施例19、線図E20(太破線)は実施例8、線図E21(太1点鎖線)は実施例21、及び線図C2(細破線)は比較例2を示している。
また、図中、線図E18(細1点鎖線)は実施例18、線図E19(細2点鎖線)は実施例19、線図E20(太破線)は実施例8、線図E21(太1点鎖線)は実施例21、及び線図C2(細破線)は比較例2を示している。
2 導波管
2a 貫通孔
2b 端面
2c 端面
3 バックショート
3a 端面
3b 凹部
3c 逃げ部
4 第1誘電体基板
4a 一面
4b 他面
5 マイクロストリップライン
5a アンテナ部
5b 本体部
10 第1グランドパターン
11 第1開口部
12 露出部(無パターン部)
12a 幅狭部
12b 幅広部
15 第2グランドパターン
16 第2開口部
20,20a,20b,20c,20d 第1ビア
20A ビアグループ
30 第2誘電体基板
31 第3誘電体基板
32 第3グランドパターン
32a 第3開口部
33 第4グランドパターン
33a 第4開口部
35 第2側方ビア
36 第2中央ビア
W1 ライン幅
W2 距離
W3 距離
g11 距離
g12 距離
g14 距離
g15 距離
g21 距離
g31 距離
g50 距離
Claims (3)
- 開口を有する導波管と、
前記導波管を終端する終端部と、
前記導波管と前記終端部との間に介在している基板と、
前記基板の前記終端部側に向く一面に設けられた伝送線路と、
前記基板の前記一面に設けられた、導体パターンからなる第1接地導体パターン部と、
前記基板の他面に設けられた、導体パターンからなる第2接地導体パターン部と、
前記基板を貫通して前記第1接地導体パターン部及び前記第2接地導体パターン部を接続する複数の第1ビアと、を備え、
前記第1接地導体パターン部は、前記基板を前記一面側からみたときの前記開口に対応する位置で開口した第1開口部を有するとともに、前記第1開口部から前記基板の外縁側まで前記導体パターンがない無パターン部を有し、
前記伝送線路は、その先端が前記第1開口部に配置されているとともに前記無パターン部に設けられて前記第1開口部から前記基板の外縁側まで延ばされ、
前記複数の第1ビアは、前記無パターン部の端縁に沿って設けられたものを含み、
前記無パターン部の端縁に沿って設けられた複数の第1ビアの内、前記第1開口部に最も近い位置に設けられた第1ビアは、当該第1開口部に最も近い位置に設けられた第1ビアの端縁から前記無パターン部の端縁までの距離が、前記第1開口部に最も近い位置に設けられた第1ビア以外の第1ビアの端縁から前記無パターン部の端縁までの距離よりも大きく設定されている
伝送線路−導波管変換器。 - 前記無パターン部は、前記第1開口部に繋がっている幅狭部と、幅狭部から前記基板の外縁側までを繋ぐ幅広部と、を有し、
前記無パターン部の端縁に沿って設けられた複数の第1ビアの内、前記第1開口部に最も近い位置に設けられた第1ビアは、前記幅狭部の端縁に沿って設けられ、前記第1開口部に最も近い位置に設けられた第1ビア以外の第1ビアは、前記幅広部に沿って設けられている請求項1に記載の伝送線路−導波管変換器。 - 前記基板とともに積層されて前記導波管と前記終端部との間に介在している複数の他の基板と、
前記他の基板のみを貫通して当該他の基板の両面に設けられた導体パターンからなる接地導体パターン部同士を接続する複数の第2ビアと、をさらに備え、
前記複数の第2ビアは、前記第1開口部に最も近い位置に設けられた第1ビアの位置よりも前記伝送線路に近い位置に、当該伝送線路の線路方向に沿って配置されている請求項1又は2に記載の伝送線路−導波管変換器。
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