JP6423748B2 - 充電コネクタ - Google Patents
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Description
最初に、本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の実施形態の詳細を、以下に説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。図中の同一符号は、同一名称物を示す。
〔全体構成〕
実施形態1では、蓄電池を備える電動装置が電動車両(具体的には、電気自動車)であり、充電コネクタが車両用充電コネクタである場合を例として説明する。図1に示す車両用充電コネクタ(以下、単に「充電コネクタ」と呼ぶ場合がある)100は、図示しない電気自動車のインレット(車両側インレット)に接続して、電気自動車の蓄電池に充電するために利用される。充電コネクタ100は、L字状の本体部1と、本体部1の先端に設けられる挿入部2と、本体部1の背面に形成されるハンドル部3と、を備え、後端からケーブル200が導入されている。充電コネクタ100を車両側インレットに挿入する際、充電コネクタ100の係合部11を挿入部2から突出させて、車両側インレットの凹部に係合させる。係合部11は、本体部1を構成する本体ケース60に軸部13i(図2,3,5)を介して揺動自在に軸支される第1揺動アーム10の先端部に設けられている。充電コネクタ100を車両側インレットから引き抜く際、通常時は、第1揺動アーム10を係合部11が突出する側とは逆側に揺動させて、車両側インレットの凹部と係合部11との係合状態を解除する。
充電コネクタ100の構造を、主に図2〜4を参照して説明する。図2は本体ケース60の左カバー部を、図3は本体ケース60の右カバー部をそれぞれ取り外した状態であり、図2,3は充電コネクタ100を車両側インレットに差し込んで嵌合させる前の状態(初期状態)を示している。本実施形態1の充電コネクタ100は、本体ケース60に特徴があり、その他の内部構造(第1揺動アーム10、第2揺動アーム20、解除部材30、ソレノイド50など)については、特許文献(特開2012−243687号公報)における内部構造と実質的に同様である。
第1揺動アーム10は、本体部1から挿入部2に亘って延設された平板状の部材であり、その長手方向の中間部に丸棒状の軸部13iが挿脱可能な円孔を持った軸孔部13oを備え、軸孔部13oに挿通された軸部13iを介して後述する本体ケース60に揺動自在に支持されている。第1揺動アーム10は、軸孔部13o(軸部13i)よりも挿入部2側の前方部分に、車両側インレットに係合する係合部11を備える。
本体ケース60は、一対の樹脂製の半割れ片を組み合わせて構成される。本体ケース60は、筒状であり、その筒状の前端部の上部に、上方へ突出する突出部分を備える。この突出部分の内部空間に、第1揺動アーム10の軸孔部13oに挿通される軸部13iが収納されている。つまり、この突出部分は、軸部13iを覆うように本体ケース60の一部として一体成形されている(以下、この突出部分を軸カバー部61と呼ぶ)。ここでは、軸カバー部61は、山型に湾曲した膨出面と、その膨出面の両側にその湾曲に沿った略三角形状のサイド面とで形成される切妻形である(図1を参照)。
この例の充電コネクタ100は、第2揺動アーム20を備える(図2,3を参照)。第2揺動アーム20は、本体部1側から挿入部2側に向かって延設され、本体部1に固定された第2軸部23を中心に揺動する。第2揺動アーム20は、棒状の部材であり、その長手方向の中間部に第2軸部23が挿通される孔が形成されており、この孔に挿通された第2軸部23を介して本体ケース60に揺動自在に支持されている。第2揺動アーム20は、第1揺動アーム10と左右に並列して配置されている。第2揺動アーム20は、第2軸部23よりも挿入部2側の前方部分に、本体部1と挿入部2との境界から突出する突起部21を備える。一方、第2揺動アーム20の前方部分とは第2軸部23を挟んで反対側の後方部分は、L字状に屈曲し、後端部が本体部1の径方向内方(下方)に突出している。第2揺動アーム20は、突起部21が突出するように第2付勢部材22によって付勢されている。この例では、第2付勢部材22に捻じりバネを利用している。第2付勢部材(捻じりバネ)22は、第2軸部23に同心状に配置され、一端が第2揺動アーム20に固定され、他端が本体部1に固定される。
この例の充電コネクタ100は、解除部材30を備える。解除部材30は、第1揺動アーム10を第1付勢部材12による付勢方向とは逆方向に揺動させ、係合部11と車両側インレットの凹部との係合を解除する。ここでは、解除部材30は、第1揺動アーム10の延設方向に平行し、かつ第1揺動アーム10の前方部分とは反対側の後方部分よりさらに後方に向かって延設され、その延設方向にスライド移動可能なスライド棒である。このスライド棒30は、第1揺動アーム10の後方部分に当接して、第1揺動アーム10を第1付勢部材12による付勢方向とは逆方向に揺動させる押当部32を有する。
この例の充電コネクタ100は、ソレノイド50を備える。このソレノイド50は、プランジャ51を有し、通電駆動時に内蔵された電磁コイル(図示せず)によりプランジャ51を一方向に移動させ、非通電時に内蔵されたバネ(図示せず)によりプランジャ51を元の位置に復帰させる。この例では、ソレノイド50が、第1揺動アーム10の後方で、かつ第2揺動アーム20の仮想延長上とはスライド棒30を挟んで反対側であって、スライド棒30に並列に配置されている。また、プランジャ51が挿入部2側に向かって第1揺動アーム10の延設方向と平行(ここでは、水平方向)に移動する。初期状態では、非通電となっている。プランジャ51の移動方向側の先端には、連結部52が取り付けられ、その先端部に押え片53が設けられている。
次に、充電コネクタ100における車両側インレットへの差し込み操作、及び車両側インレットからの引き抜き操作での嵌合機構の動作について説明する。
挿入部2を車両側インレットに差し込むと、係合部11が車両側インレットの内周面に当接し、第1付勢部材12による付勢に抗って、係合部11が押し込まれる。挿入部2を車両側インレットの奥まで差し込むと、突起部21が車両側インレットの周縁に当接し、第2付勢部材22による付勢に抗って、突起部21が押し込まれる。突起部21が押し込まれることで、第2揺動アーム20の後端部が上昇するように第2揺動アーム20が揺動することにより、当止部33と第2揺動アーム20との当止状態が解除され、スライド棒30が第3付勢部材31による付勢により後退限まで後退する。このとき、係合部11が車両側インレットの内周面に設けられた凹部に対応する位置に位置することになり、第1付勢部材12による付勢により挿入部2から突出する。これにより、係合部11が車両側インレットの凹部に正常に係合して係止されることから、充電コネクタ100と車両側インレットとが完全に嵌合した状態となり、差し込み操作が完了する。このとき、充電コネクタ100と車両側インレットとの間で端子同士の電気的接続も確立される。
ソレノイド50への通電を停止して、押え片53を元の位置(第1揺動アーム10に形成された貫通部14の下方)に復帰させる。ソレノイド50への通電停止は、例えば、充電器から車両への給電を終了するときに行うことが挙げられる。次いで、スライドスイッチ4を挿入部2側(前方)に押し込むことでスライド棒30を前進させ、押当部32で第1揺動アーム10の後端部を押し上げることで、第1揺動アーム10を第1付勢部材12による付勢方向とは逆方向に揺動させる。これにより、係合部11が挿入部2から引っ込み、係合部11と車両側インレットの凹部との係合状態が解除される。この状態で、充電コネクタ100を車両側インレットから引き抜くことで、充電コネクタ100の車両側インレットからの引き抜き操作が完了する。引き抜き操作完了後、スライド棒30は、第3付勢部材31の付勢により、当止部33が第2揺動アーム20の後端部に当て止めされるまで後退して、初期状態の位置に戻る。
引抜き操作時において、スライド棒30の破損などにより、第1揺動アーム10が動作不良になり、スライドスイッチ4の操作では係合部11と車両側インレットの凹部との係合を解除できない異常事態が生じた場合の対処手順と各部の動作を説明する。この異常事態には、ソレノイド50が正常に動作して押え片53を貫通部14に対応する位置に移動できた場合(ソレノイド作動時)と、ソレノイド50が正常に動作せず、押え片53を貫通部14に対応する位置に移動できない場合(ソレノイド不作動時)とがある。以下、ソレノイド作動時と不作動時について順次説明する。
第1揺動アーム10において、軸部13iを軸孔部13oから抜脱する。このとき、まず、本体ケース60の一方のサイド面に形成された識別部63の凹部に棒などの押し込み部材を当接させて、本体ケース60の内方に押し込み部材を押し込む。本体ケース60のうち押し込み部材を当接した領域は脆弱部64となっているので、治具などを用いなくとも、破壊したい領域のみを容易に破壊することができる。さらに、押し込み部材を本体ケース60の内方に押し込むことで、軸部13iが他方のサイド面を破壊して外部に出てくる。この軸部13iを引き出すことで、第1揺動アーム10の軸孔部13oから軸部13iを脱抜することができる。
ソレノイド不作動時における係合部11の係合状態の解除の手順と各部の動作は、図5〜8を用いて説明する。図5〜8は、右カバーをそれぞれ外した状態であり、説明の便宜上、第2揺動アームを省き、車両側インレット300の凹部近傍を記載している。
本実施形態1の充電コネクタ100は、第1揺動アーム10を本体ケース60に対して揺動自在に支持する軸部13iが、本体ケース60の一部として一体成形された軸カバー部61で覆われていることで、本体ケース60の内部に水や埃などの異物が侵入することを抑制できる。よって、軸部13iやその他の充電コネクタの構成部材が、汚損や発錆などにより劣化することを抑制できる。また、軸部13iが軸カバー部61で覆われていることで、外部から軸部13iを容易に抜脱できないため、いたずらなどで通常使用時に軸部13iが抜脱されることを防止し易い。
200 ケーブル 300 車両側インレット
1 本体部 2 挿入部 3 ハンドル部
4 スライドスイッチ 5 LEDランプ
10 第1揺動アーム
11 係合部 11t 摺接面
12 第1付勢部材(捻じりバネ)
13i 軸部 13o 軸孔部 14 貫通部 15 押付部
20 第2揺動アーム
21 突起部 22 第2付勢部材(捻じりバネ) 23 第二軸部
30 スライド棒(解除部材)
31 第3付勢部材(圧縮バネ) 32 押当部 33 当止部
50 ソレノイド
51 プランジャ 52 連結部 53 押え片
60 本体ケース
61 軸カバー部 61g 誘導面 62 軸受部
63 識別部 64 脆弱部
70 端子ケース
71 切欠き 71g ガイド面
Claims (3)
- 蓄電池を備える電動装置のインレットに接続し、前記電動装置の蓄電池に充電するための充電コネクタであって、
本体ケースと、
前記本体ケースに軸部を介して揺動自在に支持され、一端側に前記インレットに係合する係合部を有する第1揺動アームと、を備え、
前記本体ケースは、
前記軸部を覆うように当該本体ケースの一部として一体成形される軸カバー部と、
前記軸部の位置を当該本体ケースの外部から識別させる識別部と、
前記軸部が外部に露出された状態に前記軸カバー部の少なくとも一部が破壊されるように局所的に低強度に構成された脆弱部と、を備え、
前記軸カバー部は、一対のサイド面を備え、
前記識別部及び前記脆弱部は、前記各サイド面に設けられ、
前記軸部は、
前記各サイド面の内側に設けられた軸受け部に架け渡されており、
前記本体ケースから前記脆弱部の破壊箇所を経て抜取可能に支持される充電コネクタ。 - 前記識別部は、前記軸部の端面に対応する位置に凹部を備える請求項1に記載の充電コネクタ。
- 前記脆弱部は、前記軸部の端面と対向する対向領域の一部の厚さが、他部の領域の厚さよりも薄い薄肉部を備える請求項1又は請求項2に記載の充電コネクタ。
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