JP6422720B2 - Double door tool box - Google Patents
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Description
本発明は、観音開き工具箱に関するものである。 The present invention relates to a double door tool box.
周知のとおり、自動車整備等の工場においては、多数の工具を整理して収納することができるラックと共に、作業に必要な工具を手軽に持ち運ぶことができる工具箱が併用されており、
工具箱は、作業員が作業中に素早く工具を取り出すことができるように作業現場において蓋を開けた状態で放置されることが多い。
As is well known, in factories such as automobile maintenance, a tool box that can easily carry tools necessary for work is used together with a rack that can organize and store many tools,
The tool box is often left with the lid open at the work site so that the operator can quickly remove the tool during the work.
スペースの広い作業現場においては、工具箱の蓋を開けた状態で放置しておいても邪魔にならないが、スペースの狭い作業現場においては、工具箱の開けた状態で放置しておくと非常に邪魔になり、また、当該作業現場を行き来する他の作業員が躓いて怪我をする原因にもなる。このため、スペースの広い作業現場とスペースの狭い作業現場とが入り混じった工場においては、作業現場のスペースに合わせて蓋を片開き・両開きのいずれかに選択できる観音開きタイプの工具箱が重宝されている。 At work sites with a large space, leaving the tool box with the lid open is not an obstacle, but at work sites with a small space, it is very important to leave it with the tool box open. In addition, other workers who travel back and forth on the work site may get hurt and injured. For this reason, in factories where work sites with a large space and work sites with a small space are mixed, a double-open type tool box that can be selected as either a single-open or double-open lid according to the space at the work site is useful. ing.
従来の観音開きタイプの工具箱としては、例えば、特許文献1には、金属板にて形成されたボックス本体(1)と、該ボックス本体の上面中央部に取り付けられたハンドル(6)(6)とからなり、ボックス本体(1)は、下段収納部(2)上に2つのカバー半体(10)(10)からなる下面開口の直方体のカバー(11)を上方から観音開き可能に取り付け、該カバー(11)内に、夫々左右2つの箱体からなる可動収納部を1又は複数段に重ねて配備し、カバー半体と可動収納部は、カバーを観音開きしたときに、各段の可動収納部の2個の箱体が左右に離間し、且つ上段ほど離間量が大きくなる様に連繋して構成され、ハンドルはカバー半体に対をなす様に且つ起伏可能に取り付けられている観音開きボックスにおいて、両カバー半体(10)の互いの対向縁が補強部(7)及び下向き補強杆(9)(9)で補強され、前記カバー半体(10)(10)の天板(5)(5)に倒れ状態のハンドル(6)(6)を該天板より低く収容可能なハンドル収容部(51)(51)が凹設され、補強部(7)の内、ハンドル収容部(51)の側面開口に対応して位置し金属板の曲げ加工によって形成された中空の中央補強杆(71)(71)に、ハンドル(6)(6)が脊中合わせに接近して起立可能、且つ、倒れ状態でハンドル収容部(51)(51)に納まり可能に取り付けられており、ハンドル(6)は、持ち手部分(61)の両端から互いに同じ方向に脚部(62)(62)が延び、該両脚部(62)(62)の先端に軸部(63)(63)を具え、該軸部が前記中央補強杆(71)内に嵌まって該中央補強杆(71)に支持され、該中央補強杆(71)に開設した切欠き部(74)(74)からハンドル(6)の脚部(62)(62)が回転可能に突出している、観音開きボックスが開示されている
As a conventional double door type tool box, for example, in
しかし、前記特許文献1に開示された観音開きボックスにおいては、ハンドルが中央補強杆内に嵌め込んで支持された両脚部の軸部を回転軸として回転する構造になっているため、観音開きボックスを持ち運ぶ際に、両ハンドルをハンドル収納部から起立させる動作と両ハンドルの持ち手部分を把持する動作とを別々に行う必要があり、一動作で素早く持ち運ぶことができないという問題点があった。
However, the double door box disclosed in
そこで、本発明者は、一動作で素早く持ち運ぶことができる観音開き工具箱を得ること技術的課題として、その具現化をはかるべく、試行錯誤的に試作・実験を重ねた結果、箱体の上側に観音開きする一対の片箱蓋を備える観音開き工具箱において、一対の片箱蓋のそれぞれの天板に固定されたハンドルを該一対の片箱蓋の互いに対向する内縁に沿うように配置し、両ハンドルのリンク機構を介して天板に連結されたグリップを該天板に対して垂直方向に起伏するようにすれば、一動作で素早く持ち運ぶことができる観音開き工具箱を得ることができるという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。 Therefore, the present inventor, as a technical problem to obtain a double-spanning tool box that can be carried quickly with one operation, has been trial-and-error repeated to realize its implementation, and as a result, In a double door tool box having a pair of single box lids for double door opening, handles fixed to respective top plates of the pair of single box lids are arranged along inner edges facing each other of the pair of single box lids. If the grip connected to the top plate via the link mechanism is raised and lowered in the vertical direction with respect to the top plate, it is possible to obtain a double-spanning tool box that can be carried quickly in one operation. Obtained knowledge and achieved the technical problem.
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。 The technical problem can be solved by the present invention as follows.
すなわち、本発明に係る観音開き工具箱は、箱体の上側に観音開きする一対の片箱蓋を備える観音開き工具箱であって、一対の片箱蓋のそれぞれの天板に固定されたハンドルが該一対の片箱蓋の互いに対向する内縁に沿うように配置されており、両ハンドルのリンク機構を介して天板に連結されたグリップが該天板に対して垂直方向に起伏するものである。 In other words, the double door tool box according to the present invention is a double door tool box including a pair of single box lids that open the double doors on the upper side of the box body, and the handle fixed to each top plate of the pair of single box covers is the pair. The grips connected to the top plate via link mechanisms of both handles undulate in the vertical direction with respect to the top plate.
また、本発明は、前記観音開き工具箱において、両ハンドルが天板に対して箱体の内方へ窪んだ形状に形成されたハンドル収納部に収納されており、両ハンドル収納部の互いに対向する内縁端の少なくともグリップの把持部下方に位置付けられる部分が該グリップの把持部下面よりも低い位置で連なっているものである。 Further, according to the present invention, in the double door tool box, both handles are housed in a handle housing portion formed in a shape recessed inward of the box body with respect to the top plate, and the both handle housing portions face each other. The portion of the inner edge that is positioned at least below the grip portion of the grip is continuous at a position lower than the lower surface of the grip portion of the grip.
また、本発明は、前記観音開き工具箱において、両ハンドル収納部の互いに対向する内縁端の少なくともグリップの下方に位置付けられる部分がフラットに連なっているものである。 According to the present invention, in the double door case, at least a portion positioned below the grip at the inner edge ends of the two handle storage portions facing each other is connected in a flat manner.
また、本発明は、前記いずれかの観音開き工具箱において、両ハンドルがグリップの把持部を近接させて配置されており、把持部の厚みが内縁側に向かって厚くなるように形成されているものである。 Further, according to the present invention, in any one of the above-mentioned double door tool boxes, both the handles are disposed so that the gripping portion of the grip is brought close to the gripping portion, and the thickness of the gripping portion is increased toward the inner edge side. It is.
本発明によれば、一対の片箱蓋のそれぞれの天板に固定されたハンドルを該一対の片箱蓋の互いに対向する内縁に沿うように配置し、両ハンドルのリンク機構を介して天板に連結されたグリップを該天板に対して垂直方向に起伏するようにしたので、両ハンドルのグリップを把持する動作を行うことによって同時に両ハンドルが立ち上がるため、両ハンドルを立ち上げる動作を別に行う必要がなく、一動作で素早く持ち運ぶことができる。また、両ハンドルを天板に対して箱体の内方へ窪んだ形状に形成させたハンドル収納部に収納し、両ハンドル収納部の互いに対向する内縁端の少なくともグリップの把持部下方に位置付けられる部分を該グリップの把持部下面よりも低い位置で連なるようにし、また、両ハンドルのグリップの把持部を近接させて配置し、把持部の厚みを内縁側に向かって厚くなるように形成したので、両ハンドルのグリップを把持する際に、両ハンドルのグリップの下側に容易に指を挿入することができる。 According to the present invention, the handles fixed to the top plates of the pair of single box covers are arranged along the mutually opposing inner edges of the pair of single box covers, and the top plate is connected via the link mechanism of both handles. Since the grip connected to the top plate undulates in the vertical direction with respect to the top plate, both the handles are raised at the same time by gripping the grips of both the handles. It is not necessary and can be carried quickly with one operation. Further, both handles are housed in a handle storage portion formed in a shape recessed inward of the box relative to the top plate, and are positioned at least below the grip holding portion of the mutually opposing inner edge ends of the handle storage portions. Since the parts are connected at a position lower than the lower surface of the grip part of the grip, and the grip parts of the grips of both handles are arranged close to each other, and the thickness of the grip part is increased toward the inner edge side. When gripping the grips of both handles, a finger can be easily inserted under the grips of both handles.
従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。 Therefore, it can be said that the industrial applicability of the present invention is very high.
以下、本発明の実施の形態を説明する。 Embodiments of the present invention will be described below.
実施の形態1.
本実施の形態に係る観音開き工具箱1は、図1〜図3に示すように、金属板を折り曲げ加工してなる箱体2と該箱体2の天面中央に固定される一対のハンドル3,3とからなっている。そして、箱体2は、長方体状であり、下側を構成する箱底4と上側を構成する箱蓋5とからなっている。なお、箱体2の内部には、図4に示すように、箱蓋5を閉じた状態において上下に重なるように配置される一対のトレイ6,7が二組収納されている。
As shown in FIG. 1 to FIG. 3, the double
箱底4は、図2及び図3に示すように、底板8の二つの長辺からそれぞれ長側板9が立ち上がっていると共に二つの短辺からそれぞれ短側板10が立ち上がっている。また、箱蓋5は、長手方向に走る中央線に沿って二分割されており、これにより、一対の片箱蓋11,11を形成している。そして、各片箱蓋11は、天板12の二つの長辺の内で外縁側の長辺から長側板13が垂れ下がっていると共に二つの短辺からそれぞれ短側板14が垂れ下がっており、長側板13の下辺が箱底4を構成するいずれかの長側板9の上辺に回転可能に軸止めされている。これにより、箱蓋5を構成する一対の片箱蓋11,11を箱底4に対して観音開きできるようになっている。なお、一対の片箱蓋11,11は、箱底4及び両片箱蓋11,11の両短側板10,14に取り付けられた公知のロック機構15によって箱底4に対して箱蓋5を閉じた状態でロックできるようになっている。
2 and 3, the
一対のトレイ6,7は、図4に示すように、箱蓋5を閉じた状態においていずれかの片箱蓋11を構成する天板12の下方に位置するように箱体2の内部に収納されている。そして、一対のトレイ6,7の内で下側に位置する下トレイ6は、短尺状の第一リンク棒16を介して箱底4に連結されており、一対のトレイ6,7の内で上側に位置する上トレイ7は、短尺状の第二リンク棒17を介して片箱蓋11に連結されていると共に短尺状の第三リンク棒18を介して下トレイ6に連結されており、また、上・下トレイ6,7は、長尺状の第四リンク棒19を介して互いに連結された状態で箱底4に連結されている。なお、第二リンク棒17を除く三つのリンク棒16,18,19は、互いに平行に並べて配置されている。
As shown in FIG. 4, the pair of trays 6 and 7 are accommodated inside the
一対の片箱蓋11,11における箱蓋5を閉じた状態において互いに対向する内縁には、図5に示すように、補強枠20が取り付けられている。
As shown in FIG. 5, a reinforcing
片箱蓋11における天板12の内縁には、図6に示すように、中央部分に、内縁端から外縁側に向かって一対の切込み21,21が形成されていると共に、当該一対の切込み21,21によって挟まれる部分を短くカットして箱体2の内方へ折り曲げてなる中央折曲片22が形成されており、中央部分を挟む両側部分に、内縁端から所定距離だけ外縁側へずれた位置を段状に折り曲げて天板12の外面よりも一段下がった段差片23が形成されていると共に、当該段差片23から内縁端を越えて伸びる部分を箱体2の内方へ折り曲げてなる内縁折曲片24が形成されている。なお、一対の切込み21,21によって挟まれる中央部分には、ハンドル3を収容できるスペースが形成される。
As shown in FIG. 6, a pair of
片箱蓋11における両短側板14,14の内縁には、内縁端から所定距離だけ外縁側へずれた位置を段状に折り曲げて短側板14の外面よりも一段下がった段差片25が形成されていると共に、当該段差片25から内縁端を越えて伸びる部分を箱体2の内方へ折り曲げて内縁端折曲片26が形成されている。
A
一対の片箱蓋11,11における箱蓋5を閉じた状態において箱底4と対向する下縁には、下縁を越えて伸びる部分を箱体2の内方へ折り曲げて下縁折曲片27が形成されている。
In a state where the box lid 5 of the pair of
補強枠20は、図7及び図8に示すように、天板12の内縁を補強する天板補強枠28及び両短側板14,14の内縁を補強する一対の短側板補強枠29,29を一体的に連結してコ字状に形成されている。なお、補強枠20は、一枚の金属板を折り曲げ加工することによって形成されている。
As shown in FIGS. 7 and 8, the reinforcing
天板補強枠28は、天板12の内縁の中央部分に配置される溝部30と天板12の内縁の両側部分に配置される枠部31,31とから構成されている。そして、溝部30は、図7に示すように、天板12の内縁に形成された一対の切込み21,21の間に跨る底壁32を有しており、底壁32から立ち上がる外縁側の側壁33が中央折曲片22の裏側に回り込むように位置付けられていると共に底壁32から立ち上がる内縁側の側壁34が天板12の内縁端に沿って位置付けられている。なお、外縁側の側壁33には、上端から天板12に沿って伸びる一対の突出片35,35が設けられていると共に両端側に通孔36が形成されており、内縁側の側壁34は、両端部分を残して中央部分を底壁32へ倒すように折り畳んで折畳片37を形成しており、両端部分に上方へ向かって開口した凹溝38が形成されている。また、枠部31は、図8に示すように、天板12の内縁折曲片24に密着するように配置される内壁39を有しており、内壁39から箱体2の外方へ伸びる部分を折り曲げて天板12の段差片23と重なるように配置される上壁40が形成されており、内壁39から箱体2の内方へ伸びる部分を折り曲げて上壁40と平行に配置される下壁41が形成されている。なお、上壁40は、図9に示すように、天板12の段差片23に重なった状態で該天板12の外面とフラットになる厚みを有している。
The top
短側板補強枠29は、図8に示すように、短側板14の内縁折曲片26と密着するように配置される内壁42を有しおり、内壁42から箱体2の外方へ伸びる部分を折り曲げて短側板14の段差片25と重なるように配置される側壁43が形成されている。なお、側壁43は、図10に示すように、短側板14の段差片25に重なった状態で該短側板14の外面とフラットになる厚みを有している。
As shown in FIG. 8, the short side
また、天板補強枠28の溝部30には、図7に示すように、ハンドル3を軸止めするための支持体44が固着されている。支持体44は、溝部30の底壁32に対して折畳片37と重ならないように固着される台座45を有しており、台座45の両端部には、溝部30の両側壁33,34に沿うように一対の軸止板46,46が立ち上がっている。さらに、天板補強枠28の枠部31には、溝部30の両端に形成される開口を塞ぐようにL字状の遮蔽体47,47が内壁39に固着されている。
Further, as shown in FIG. 7, a
そして、片箱蓋11の内縁に補強枠20を取り付けることにより、図5に示すように、天板12の内縁の中央部分に形成されたスペースに補強枠20の溝部30が嵌め込まれ、天板12の内縁の中央部分に溝部30及び両遮蔽体47,47によって囲まれたハンドル収納部48が形成される。よって、ハンドル収納部48は、天板12に対して箱体2の内方へ窪んだ形状になっており、内方(他方側のハンドル収納部48と向かい合う方向)へ向って開放した状態になっている。
And the
なお、補強枠20は、片箱蓋11の内縁に取り付けた状態で、所定箇所をスポット溶接、ビス止め、リベット止めなどの接合手段によって接合することによって固着されている。具体的には、例えば、補強枠20の溝部30を構成する一対の突出片35,35を天板12に接合し、補強枠20の枠部31を構成する内壁39を天板12の内縁折曲片24に接合し、補強枠20の枠部31を構成する上壁40を天板12の段差片23に接合し、短側板補強枠29を構成する内壁42を短側板14の内縁折曲片26に接合し、短側板補強枠29を構成する側壁43を短側板14の段差片25に接合すればよいが、接合箇所はこれに限定されない。
In addition, the reinforcing
一対のハンドル3,3は、図11に示すように、それぞれ一対の片箱蓋11,11に形成されたハンドル収納部48に固定されている。そして、ハンドル3は、グリップ49と該グリップ49をハンドル収納部48に連結するためのリンク機構50とから構成されている。
As shown in FIG. 11, the pair of
グリップ49は、図1に示すように、細幅状に形成された把持部51と該把持部51の両端に位置付けられて太幅状に形成された軸受部52,52とからコ字状に形成されており、軸受部52の下面には、図13に示すように、リンク機構50が嵌り込む嵌合溝53が長手方向に走るように形成されている。
As shown in FIG. 1, the
リンク機構50は、図12に示すように、グリップ49の軸受部52に対して回転可能に軸止めされる第一リンク部材54と、ハンドル収納部48に対して回転可能に軸止めされる第二リンク部材55とからなっており、両リンク部材54,55は、互いに回転可能に軸止めされている。
As shown in FIG. 12, the
第一リンク部材54は、図14に示すように、グリップ49の軸受部52に形成された嵌合溝53に嵌り込む幅を有しており、嵌合溝53に嵌め込まれた上端部が該嵌合溝53を横切る軸棒56によって軸止めされている。また、第一リンク部材54は、弧状に形成されており、内方(他方側のリンク機構と向かい合う方向)へ突出するように湾曲して配置されている。
As shown in FIG. 14, the
第二リンク部材55は、ハンドル収納部48の支持体44に設けられた一対の軸止板46,46に嵌り込む幅を有しており、一対の軸止板46,46の間に嵌め込まれた下端部が該一対の軸止板46,46を横切る軸棒57によって軸止めされている。また、第二リンク部材55の上端部は、図12に示すように、第一リンク部材54が嵌り込む幅を有する二股状に形成されており、第二リンク部材54の上端部の股間部58に嵌め込まれた第一リンク部材54の下端部が該股間部58を横切る軸棒59によって軸止めされている。さらに、第二リンク部材55の下端部には、外方(他方側のリンク機構と向かい合う方向と反対方向)に向かって突出したカム突起60が形成されており、これにより、第二リンク部材55のハンドル収納部48に対する回転角度が規制される。
The
なお、一対の片箱蓋11,11に形成されたハンドル収納部48は、箱蓋5を閉じた状態において該箱蓋5の天面中央に並列して互いに向い合う方向に開放した状態となり、この時、図11に示すように、両ハンドル収納部48,48の互いに対向する内縁端の少なくともグリップ49の把持部51下方に位置付けられる部分がグリップ49の把持部51下面よりも低い高さ位置で連なった状態、より好ましくはフラット又はフラットよりも低い高さ位置で連なった状態となる。また、両ハンドル収納部48,48に固定されたハンドル3は、互いのグリップ49の把持部51を近接させて配置されており、これにより、一対のグリップ51,51が平面視I字状に並列した状態となり、使用者が把持する部分が細幅になる。さらに、両グリップ49の把持部51は、内縁側に向かって厚みが厚くなるように形成されている。
The
次に、本実施の形態に係る観音開き工具箱の箱蓋を開けた時の各トレイの動作を説明する。 Next, the operation of each tray when the box cover of the double door tool box according to the present embodiment is opened will be described.
観音開き工具箱1の一対の片箱蓋11,11を観音開きして箱蓋5を開けると、図4に示すように、各片箱蓋11,11は、箱底4の長側板9の上辺を回転軸として回転する。この時、上トレイ7が第二リンク棒17に引っ張られて片箱蓋11に追従して外側へスライド移動すると共に、下トレイ6が第三リンク棒18及び第四リンク棒19に引っ張られて上トレイ7に追従して外側へスライド移動する。これにより、箱底2の上方に位置付けられていた上トレイ7,7及び下トレイ6,6が互いに離間し、かつ、上トレイ7,7の方が下トレイ6,6よりも大きく離間する。そして、箱底2及び四つのトレイ6,6,7,7のそれぞれの上方に開いた状態となり、工具を出し入れし易くなる。さらに、片箱蓋11の天板12が斜め下方に向いた状態になるため、ハンドル収納部48からハンドル3のグリップ49が飛び出した状態となり、箱蓋5を閉じる際の持ち手として使用することができるようになる。
When the box cover 5 is opened by opening the pair of
次に、本実施の形態に係る観音開き工具箱のハンドルの動作を説明する。 Next, the operation of the handle of the double door tool box according to the present embodiment will be described.
ハンドル収納部48に収納されたハンドル3は、図13に示すように、両リンク機構50,50が互いに向かい合う方向へ屈曲されて折り畳まれた状態となっている。この時、第一リンク部材54は、上側がグリップ49の軸受部52に形成された嵌合溝53に嵌め込まれた状態になると共に下側が第二リンク部材55の上端部に形成された股間部58に嵌め込まれた状態になる。これにより、グリップ49は、ハンドル収納部48の支持体44を構成する台座45に倒れ込んだ状態の第二リンク部材55上に載積され、グリップ49の上面は、一対の片箱蓋11,11における天板12の外面と略同じ高さ(又は天板の外面よりも低い高さ)に位置付けられる。
As shown in FIG. 13, the
次に、ハンドル収納部48に収納されたハンドル3のグリップ49を牽引すると、図14に示すように、両リンク機構50,50が伸びて立ち上がった状態となる。この時、ハンドル収納部48の支持体44を構成する台座45に倒れ込んだ状態の第二リンク部材55が下端部を回転軸としてある程度回転すると、第二リンク部材55の下端部から外方へ突出するカム突起60が支持体44を構成する台座45に接触して第二リンク部材55の回転が規制され、第二リンク部材55が下端部を基点として内方(他方側のリンク機構と向かい合う方向)へ傾斜した状態となり、両リンク機構50,50が互いに向かい合う方向に屈曲した状態で維持される。これにより、グリップ49の牽引を解除すると、グリップ49の重量によって両リンク機構50,50が互いに向かい合う方向へ屈曲して折り畳まれ、ハンドル3が自動的にハンドル収納部48に収納される。
Next, when the
なお、図11に示すように、両ハンドル収納部48,48に収納されたハンドル3のグリップ49を牽引する際に、両ハンドル収納部48,48の互いに対向する内縁端の少なくともグリップ49の把持部51下方に位置付けられる中央部分がグリップ49の把持部51下面よりも低い高さ位置で連なった状態、より好ましくはフラットに連なった状態になっているため、両グリップ49,49の把持部51をまとめて把持することが容易にできる。また、両グリップ49,49の把持部51の内縁側に向って厚みが厚くなるように形成されているため、把持部51の下面が内縁側に向って下方へ傾斜した状態となり、把持部51の下側へ指を滑り込ませ易くなる。
As shown in FIG. 11, when pulling the
実施の形態2.
本実施の形態は前記実施の形態1におけるハンドルの変形例であり、図15〜図17において、図1〜図14と同一符号は同一又は相当部分を示している。本実施の形態に係るハンドル3は、グリップ49と該グリップ49をハンドル収容部48に連結するためのリンク機構50とから構成されている。
The present embodiment is a modification of the handle in the first embodiment. In FIGS. 15 to 17, the same reference numerals as those in FIGS. 1 to 14 denote the same or corresponding parts. The
グリップ49は、図15及び図16に示すように、細幅状に形成された把持部51と該把持部51の両端に位置付けられて太幅状に形成された軸受部52によってコ字状に形成されており、軸受部52の下面には、リンク機構50が嵌り込む嵌合溝53が長手方向に走るように形成されている。リンク機構50は、図17に示すように、グリップ49に対して回転可能に軸止めされる上端部とハンドル収納部48に対して回転可能に軸止めされる下端部とを有する一つのリンク部材61からなっている。
As shown in FIGS. 15 and 16, the
リンク部材61の上端部は、図16に示すように、グリップ49の軸受部52に形成された嵌合溝53に嵌り込む幅を有しており、嵌合溝53に嵌め込まれた状態で該嵌合溝53を横切る軸棒56によって軸止めされている。なお、軸受部52の軸棒56が通される軸孔62は、グリップ49の長手方向に沿って伸びる長孔状に形成されており、これにより、リンク部材61の上端部は、グリップ49の長手方向に対してスライド可能になっている。また、リンク部材61の下端部は、ハンドル収納部48の支持体44に設けられた一対の軸止板46,46に嵌り込む幅を有しており、一対の軸止板46,46の間に嵌め込まれた状態で該一対の軸止板46,46の間を横切る軸棒57によって軸止めされている。なお、リンク部材61の下端部には、外方(他方側のリンク機構と向かい合う方向と反対方向)に向かって突出するカム突起60が形成されており、これにより、リンク部材61のハンドル収納部48に対する回転が規制される。
As shown in FIG. 16, the upper end portion of the
次に、本実施の形態に係るハンドルの動作を説明する。 Next, the operation of the handle according to the present embodiment will be described.
ハンドル収納部48に収納されたハンドル3は、図15に示すように、両リンク部材61,61が下端部を基点として互いに向かい合う方向へ倒れ込んだ状態となっている。この時、リンク部材61は、上端部が軸受部52の軸孔62の内側に向かってスライド移動して下端部を基点して内方(他方側のリンク機構と向かい合う方向)へ倒れ込んだ状態となっており、リンク部材61全体がグリップ49の軸受部52に形成された嵌合溝53に嵌り込んだ状態となっている。これにより、グリップ49は、ハンドル収納部48の支持体44を構成する台座45上に載積され、グリップ49の上面は、片箱蓋11における天板12の外面と略同じ高さ(又は天板の外面よりも低い高さ)に位置付けられる。
As shown in FIG. 15, the
次に、ハンドル収納部48に収納されたハンドル3のグリップ49を牽引すると、図16に示すように、両リンク部材61,61が立ち上がった状態となる。この時、リンク部材61は、上端部が軸受部52の軸孔62の外側に向かってスライド移動して下端部を回転軸としてある程度回転すると、リンク部材61の下端部から外方へ突出するカム突起60が支持体44を構成する台座45に接触してリンク部材61の回転が規制され、リンク部材61が下端部を基点として内方(他方側のリンク機構と向かい合う方向)へ傾斜した状態となる。これにより、グリップ49の牽引を解除すると、グリップ49の重量によって両リンク部材61が互いに向い合う方向へ倒れ込み、ハンドル3が自動的にハンドル収納部48に収納される。
Next, when the
なお、前記各実施の形態においては、ハンドルをハンドル収納部に収納する構成になっているが、一対の片箱蓋の天板にハンドル収納部を形成することなく、ハンドルを固定してもよい。 In each of the above embodiments, the handle is stored in the handle storage portion. However, the handle may be fixed without forming the handle storage portion on the top plate of the pair of single box lids. .
また、前記実施の形態においては、ハンドル収納部を補強枠の溝部及び遮蔽体によって囲って形成しているが、ハンドル収納部は、片箱蓋の天板に対して箱体の内方へ窪んだ形状に形成され、また、内縁側に向って開放した形状になっていればよく、その一部又は全部が片箱蓋の天板を折り曲げて形成した壁によって囲まれているものであってもよい。 Further, in the above embodiment, the handle storage portion is formed by being surrounded by the groove portion of the reinforcing frame and the shield, but the handle storage portion is recessed inward of the box body with respect to the top plate of the single box lid. As long as it is formed in an oval shape and open toward the inner edge side, part or all of it is surrounded by a wall formed by bending the top plate of the single box lid. Also good.
1 観音開き工具箱
2 箱体
3 ハンドル
4 箱底
5 箱蓋
6 下トレイ
7 上トレイ
8 底板
9 長側板
10 短側板
11 片箱蓋
12 天板
13 長側板
14 短側板
15 ロック機構
16 第一リンク棒
17 第二リンク棒
18 第三リンク棒
19 第四リンク棒
20 補強枠
21 切込み
22 中央折曲片
23 段差片
24 内縁折曲片
25 段差片
26 内縁折曲片
27 下縁折曲片
28 天板補強枠
29 短側板補強枠
30 溝部
31 枠部
32 底壁
33 側壁
34 側壁
35 突出片
36 通孔
37 折畳片
38 凹溝
39 内壁
40 上壁
41 下壁
42 内壁
43 側壁
44 支持体
45 台座
46 軸止板
47 遮蔽体
48 ハンドル収納部
49 グリップ
50 リンク機構
51 把持部
52 軸受部
53 嵌合溝
54 第一リンク部材
55 第二リンク部材
56 軸棒
57 軸棒
58 股間部
59 軸棒
60 カム突起
61 リンク部材
62 軸孔
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