JP6420692B2 - バリアブルリラクタンス型レゾルバ - Google Patents

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Description

本発明は、1相入力かつ2相出力であって、軸倍角10X・16スロットのバリアブルリラクタンス型レゾルバに関する。
従来より、回転体の回転角を検出する回転角センサが知られている。回転角センサの用途は広範にわたり、例えば自動車の動力系における車輪速センサ、ハンドルの操舵角センサ等に使用される。また、ロボットや搬送機器等の回転駆動ユニット、自動組立機や計測機等のインデックステーブル、NC工作機械や専用機等の加工用インデックス等に使用される。過酷な環境で使用される回転角センサには、高い耐環境性が求められる。例えば、従来より回転角センサに使用されてきた光学式エンコーダや磁気式エンコーダは、温度変化及び電磁場の影響を受け易く、耐環境性が低い。高い耐環境性を実現する回転角センサとしてレゾルバがある。レゾルバの1つとしてバリアブルリラクタンス型レゾルバ(以下VR型レゾルバとする。)が知られている。
VR型レゾルバは、レゾルバロータの回転に伴って磁気抵抗(リラクタンス)が変化することを利用して、回転角を検出するものである。一般的なVR型レゾルバにおいて、環状のレゾルバステータは、励磁コイル及び出力コイルを備えている。レゾルバステータの内側には、レゾルバロータが配置されている。励磁コイルは電流が流れることによって磁界を生じさせ、隣接する出力コイルとの間に磁路を形成する。出力コイルは、磁界の強度変化に基づいて電気信号を出力する。
レゾルバロータが回転すると、磁路中の磁気抵抗が変化し、出力コイルが出力する電気信号が正弦波状に変化する。レゾルバロータが1回転する間に、出力コイルは正弦波状の電気信号を出力する。出力コイルが出力した電気信号が、例えば外部の信号処理回路によって信号処理されて、レゾルバロータの回転速度、回転角等が算出される。
VR型レゾルバの出力信号は、レゾルバロータが1回転する間に出力される正弦波状の電気信号におけるサイクル数を軸倍角数nとして、各種のVR型レゾルバが「nX」と称されて区別されている。例えば、レゾルバロータが1回転する間に2サイクルの正弦波状の電気信号が出力されるVR型レゾルバは、「2X」と称される。軸倍角数nは、レゾルバロータの形状によって決定される。また、レゾルバステータのスロット数(ティース数)をNとすると、VR型レゾルバは、N=4nとなるように構成されることが一般的である。
特許文献1には、16個のティースを備えたレゾルバステータに対して、1Xの第1ロータと10Xのレゾルバロータとの2つのロータを有するVR型レゾルバが記載されている。このVR型レゾルバは、10Xのレゾルバロータにより、低速回転時における回転角を高精度で検出することができる。
特開2013−217852号公報
VR型レゾルバは、用途が拡がるにつれて、高い検出精度が求められており、低コストかつ検出誤差の小さなVR型レゾルバが要望されている。レゾルバステータにおけるティースの個数の増加等によって、検出精度の向上が見込める。しかし、上記のVR型レゾルバのように16個のティースが設けられた構成に対して、さらにティースの個数を増加させると、レゾルバステータが大型化し、また、コストが増加するという問題がある。
本発明は上述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、限られたティース数及びロータの凸部の数で、ロータの回転角を高精度に検出することが可能なVR型レゾルバを提供することにある。
(1) 本発明のVR型レゾルバは、1相入力かつ2相出力、軸倍角10X・16スロットのバリアブルリラクタンス型レゾルバであって、中心角18°の間隔を開けて周方向に隣接する一対のティースによって構成された8組のティース対が、中心角45°の一定のピッチで配置されることにより合計16個のティースを有する円環状のステータコアと、上記ステータコアの内側又は外側に回転可能に配置されており、回転することによって上記各ティースとのギャップパーミアンスが、36°の回転角ピッチで正弦波状に変化するロータと、上記16個のティースの全てにそれぞれ巻回されており、隣り合うティースでの巻回方向が逆方向であって、電圧の印加によって磁界を生じさせる励磁コイルと、上記16個のティースの全てにそれぞれ巻回されており、上記各励磁コイルによって生じた磁界の変化によって電気信号が発生される出力コイルと、を備え、上記出力コイルは、上記8組のティース対のうち周方向に1つ置きに配置された4組の第1ティース対のそれぞれのティースに巻回された第1出力コイルと、上記第1ティース対以外の第2ティース対のそれぞれのティースに巻回された第2出力コイルとであり、上記第1出力コイルは、上記ステータの中心対称に配置された2組の第1ティース対のうちの一方の組の第1ティース対の全てのティースでは、それぞれの巻回方向が第1巻回方向であり、他方の組の第1ティース対の全てのティースでは、それぞれの巻回方向が第1巻回方向とは逆方向である第2巻回方向であり、上記第2出力コイルは、上記ステータの中心対称に配置された2組の第2ティースうちの一方の組の第2ティース対の全てのティースでは、それぞれの巻回方向が第1巻回方向であり、他方の組の第2ティース対の全てのティースでは、それぞれの巻回方向が第1巻回方向とは逆方向である第2巻回方向であり、全ての上記第1出力コイル及び全ての上記第2コイルは、それぞれ電気的に接続されており、上記励磁コイルが生じさせる磁界に対して上記ロータが回転することによって、位相が1/4周期ずれた交流波形の電気信号を出力するものである。
ロータの回転時には、第1出力コイルの全てから出力される交流波形の電気信号と、第2出力コイルから出力される交流波形の電気信号との位相が1/4周期ずれていることから、これらの電気信号に基づいて、ロータの回転角を高精度に検出することができる。また、ロータの回転時に、第1ティース対及び第2ティース対のそれぞれにおいて、一方のティースにおけるロータとのギャップパーミアンスが最大になるタイミングと、他方のティースにおけるロータとのギャップパーミアンスが最小になるタイミングとが完全に一致する。このことから、第1ティース対及び第2ティース対のそれぞれにおいて、各ティースに巻回された第1出力コイル及び第2出力コイルから、同位相の交流波形の電気信号が出力される。このため、第1出力コイルの全てから出力される交流波形の電気信号と、第2出力コイルから出力される交流波形の電気信号とは、ギャップパーミアンスの変化に対する振幅の変化が最も効率のよいものとなる。
また、一方のティースに対するロータのギャップパーミアンスがロータの偏心によって変化しても、その変化は、他方のティースに対するロータのギャップパーミアンスの変化によって相殺される「キャンセル機能」が作用する。これにより、第1出力コイル及び第2出力コイルのそれぞれにおいて生じる信号は、ステータコアに対するロータの偏心による影響を受けるおそれがなく安定する。
(2) 好ましくは、上記ステータコアの全てのティースが、それぞれ内向きに突出しており、上記ロータは、上記ステータコアの内側に配置されており、36°の中心角ピッチで設けられた10個の凸部を有し、各凸部の外周面が円弧形状に突出している。
この場合も、第1出力コイルの全てから出力される交流波形の電気信号と、第2出力コイルから出力される交流波形の電気信号とに基づいて、ロータの回転角を高精度に検出することができる。
(3) 好ましくは、16個の上記励磁コイルの全ては、1本の巻線の連続巻きによって形成されている。これにより、励磁コイルを容易に形成することができる。
(4) 好ましくは、上記第1出力コイルの全ては、1本の巻線の連続巻きによって形成されており、上記第2出力コイルの全ては、1本の巻線の連続巻きによって形成されている。これにより、第1出力コイル及び第2出力コイルのそれぞれを容易に形成することができる。
(5) 好ましくは、上記ステータコアは、鋼板が積層されて相互に固定されたものである。これにより、ステータコアを所定の形状に容易に形成することができる。
本発明のVR型レゾルバによれば、限られたティース数及びレゾルバロータの凸部の数でロータの回転角を高精度に検出することができる。
図1は、実施形態に係るVR型レゾルバ30の構成を示す模式図である。 図2は、図1のZ−Z線に沿った断面図である。 図3は、レゾルバステータ32の構成を説明するための模式図である。 図4は、励磁コイル、第1出力コイル、第2出力コイルのそれぞれの構成を説明するための模式図である。 図5は、図4の状態からレゾルバロータ31が所定角度回転した状態を示す模式図である。
以下に、適宜図面が参照されて、本発明の好ましい実施形態が説明される。なお、以下に説明される実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態が適宜変更できることは言うまでもない。
図1及び図2に示されるように、VR型レゾルバ30(本発明のバリアブルリラクタンス型レゾルバに相当)は、円筒形状のレゾルバステータ32(本発明のステータコアに相当)と、レゾルバステータ30の内部に設けられたレゾルバロータ31(本発明のロータに相当)とを有している。VR型レゾルバ30が例えば回転駆動ユニットに搭載される場合には、レゾルバロータ31は、回転駆動ユニットのシャフト21に固定される。レゾルバロータ31は、レゾルバステータ32に対してシャフト21と一体となって回転可能になる。
図3に示されるように、レゾルバステータ32を、径方向の内向きに突出する16個のティース33A〜33Pを有する。16個のティース33A〜33Pのそれぞれは同様の形状である。16個のティース33A〜33Pの内周側に位置する先端面は円環状に配列されている。
16個のティース33A〜33Pは、周方向に隣り合う一対のティース33A及び33B、33C及び33D、33E及び33F、33G及び33H、33I及び33J、33K及び33L、33M及び33N、33O及び33Pのそれぞれによって、8組のティース対33Q、33R、33S、33T、33U、33V、33W、33Xが構成されている。各ティース対を構成する一対のティース同士は、図3に示されるように、一定の中心角ピッチG1(=18°)で配置されている。
8組のティース対33Q、33R、33S、33T、33U、33V、33W、33Xは、図3に示されるように、一定の中心角ピッチG2(=45°)で配置されている。従って、周方向に連続して隣り合った8個のティース33A〜33Hのそれぞれは、他の8個の周方向に連続して隣り合ったティース33I〜33Pのそれぞれと、レゾルバステータ33の中心に対して対称な位置に配置されている。
なお、8組のティース対33Q〜33Xのうち、1個置きに配置された4組のティース対33Q、33S、33U、33Wを、それぞれ「第1ティース対」とし、第1ティース対以外のティース対33R、33T、33V、33Xを、それぞれ「第2ティース対」とする。
4つの第1ティース対33Q、33S、33U、33Wのうち、周方向に1つ置きに配置された第1ティース対33Q及び33Uは、レゾルバステータ32の周方向に180°の間隔が空けられており、従って、レゾルバステータ33の中心に対称な位置に配置されている。残りの第1ティース対33S及び33Wも同様に、レゾルバステータ33の中心に対称な位置に配置されている。なお、以下においては、レゾルバステータ33の中心対称位置に配置された一方の第1ティース対33Q及び33UをA組、他方の第1ティース対33S及び33WをB組とする。
また、4つの第2ティース対33R、33T、33V、33Xのうち、周方向に1つ置きに配置された第2ティース対33R及び33Vは、レゾルバステータ32の周方向に180°の間隔が空けられており、従って、レゾルバステータ33の中心に対称な位置に配置されている。残りの第2ティース対33T及び33Xも同様に、レゾルバステータ33の中心に対称な位置に配置されている。なお、以下においては、レゾルバステータ33の中心対称位置に配置された一方の第2ティース対33R及び33VをC組、他方の第2ティース対33T及び33XをD組とする。
このようなティース33A〜33Pを有するレゾルバステータ32は、例えば所定厚みの無方向性電気鋼板を、図1に示される平面視形状にプレス加工し、所定枚数の鋼板を積層して、カシメ等により一体に固定することによって形成される。
レゾルバロータ31は、レゾルバステータ32の各ティース33A〜33Pの内側に、レゾルバステータ33とは同軸状態で配置される。レゾルバロータ31の外周面には、それぞれが放射方向の外側に突出する10個の凸部31Aが周方向に一定の中心角ピッチG3(=36°)で設けられている。各凸部31Aの外周面は、レゾルバロータ31の回転により、各凸部31Aの外周面と、レゾルバステータ32の各ティース33A〜33Pとのギャップパーミアンスが、レゾルバロータ31の回転角度36°の回転に対して正弦波状に変化するように、外周側に突出した円弧形状になっている(軸倍角10X)。
各凸部31Aは、周方向の中央部において最も外周側に突出しており、その中央部が、レゾルバステータ32の各ティース33A〜33Pに対して、径方向において最も近くに位置する。つまり、各凸部31Aは、この中央部において、各ティースとのギャップパーミアンスが最大となる。また、隣接する凸部31A同士の間に位置する凹部31Bは、レゾルバステータ32の外周面において最も凹んでおり、各凹部31Bが、各ティース33A〜33Pの先端に対して、径方向において最も遠くに位置する。つまり、各凹部31Bは、各ティースとのギャップパーミアンスが最小となる。
レゾルバロータ31は、図1に示される形状と同じ形状とされた無方向性電気鋼板を所定の枚数で積層して、カシメ等により固定することによって形成されている。
レゾルバステータ32における8個のティース対33Q〜33XのピッチG2(=45°)は、各ティース対のティース33A及び33B、33C及び33D、33E及び33F、33G及び33H、33I及び33J、33K及び33L、33O及び33PのピッチG1(=18°)の2.5倍である。また、ティース対33Q〜33XのピッチG2(=45°)は、ロータ31の凸部31AのピッチG3(=36°)の1.5倍である。
レゾルバステータ32における全てのティース33A〜33Pには、励磁コイル34A〜34Pがそれぞれ設けられている。また、4組の第1ティース対33Q、33S、33U、33Wのそれぞれのティース33A及び33B、33E及び33F、33I及び33J、33M及び33Nには、第1出力コイル35A及び35B、35E及び35F、35I及び35J、35M及び35Nのそれぞれが巻回されている。さらに、4組の第2ティース対33R、33T、33V、33Xのそれぞれのティース33C及び33D、33G及び33H、33K及び33L、33O及び33Pには、第2出力コイル36C及び36D、36G及び36H、36K及び36L、36O及び36Pのそれぞれが巻回されている。
図4及び図5は、ティース33A〜33Pのそれぞれに設けられた励磁コイル、ティース33A〜33Pに選択的に設けられた第1出力コイル及び第2出力コイルの構成を説明するための模式図である。図4及び図5では、図1において各ティースに付された符号における末尾のアルファベットA〜Pのみによって、それぞれのティースが示されている。同様に、各ティース対についても、図1において付された符号における末尾のアルファベットQ〜Xのみによって示されている。
励磁コイル、第1出力コイル、第2出力コイルのそれぞれは、1本の巻線(導線)の連続巻きによって形成されている。図4及び図5に示された3つの同心円における最内周の円は、励磁コイル34A〜34Pのそれぞれを形成する1本の励磁巻線37を示している。3つの同心円における中央の円は、第1出力コイル35A及び35B、35E及び35F、35I及び35J、35M及び35Nのそれぞれを形成する1本の第1出力巻線38を示している。3つの同心円における最外周の円は、第2出力コイル36C及び36D、36G及び36H、36K及び36L、36O及び36Pのそれぞれを形成する1本の第2出力巻線39を示している。
励磁コイル、第1出力コイル、第2出力コイルのそれぞれの巻回方向は、レゾルバロータ31の中心から各ティース33A〜33Pを見た場合に、時計回り方向(右巻き)を第1巻回方向「R」とし、反時計回り方向(左巻き)を第2巻回方向「L」とする。
図4及び図5では、各励磁コイルの巻回方向が、励磁巻線37上に示された「△」印の内部の「R」又は「L」で示されている。また、第1出力コイルの巻回方向が、第1出力巻線38上に示された「○」印の内部の「R」又は「L」で示されている。さらに、第2出力コイルの巻回方向が、第2出力巻線39上に示された「□」印の内部の「R」又は「L」で示されている。
励磁コイル34A〜34Pのそれぞれは、1本の励磁巻線37を、ティース毎に所定の巻回方向とされて、一定の巻数で、連続巻きされることにより形成されている。励磁巻線37には、交流電源37Zから交流電力が供給される(1相入力)。各励磁コイル34A〜34Pは、電圧が印加されることによって磁界を生じさせる。各励磁コイル34A〜34Pは、励磁巻線37に交流電力が供給されることにより、交番磁界を生じさせる。
第1出力コイル35A及び35B、35E及び35F、35I及び35J、35M及び35Nのそれぞれは、1本の第1出力巻線38を、ティース毎に所定の巻回方向として、一定の巻数で、連続巻きされることにより形成されている。第1出力巻線38の両端は第1出力部38Zであり、全ての第1出力コイルにおいて生じる交流波形の電気信号(電流)が重畳された第1積算信号が出力される。
第2出力コイル36C及び36D、36G及び36H、36K及び36L、36O及び36Pのそれぞれは、1本の第2出力巻線39を、ティース毎に所定の巻回方向として、一定の巻数で、連続巻きされることにより形成されている。第2出力巻線36の両端は第2出力部39Zであり、全ての第2出力コイルにおいて生じる交流波形の電気信号(電流)が重畳された第2積算信号が出力される。
レゾルバロータ31の回転角度は、第1出力部38Z及び第2出力部39Zからそれぞれ出力される第1積算信号及び第2積算信号に基づいて検出される。励磁コイル、第1出力コイル、第2出力コイルのそれぞれの巻回方向は、第1積算信号及び第2積算信号の位相が相互に1/4周期ずれた交流波形になるように設定される。従って、第1積算信号が正弦波形状の場合には、第2積算信号は余弦波形状になり、第1積算信号が余弦波形状の場合には、第2積算信号は正弦波形状になる。
励磁コイル34A〜34Pのそれぞれの巻回方向は、各ティース対を構成する一対のティースのそれぞれにおいて相互に逆方向である。従って、全てのティースは、レゾルバステータ32の周方向に隣り合う励磁コイル同士の巻回方向が逆方向になっている。
第1出力コイルの巻回方向は、レゾルバステータ33の中心対称位置に配置されたA組の第1ティース対33Q及び33Uと、B組の第1ティース対33S及び33Wとで相違する。すなわち、A組の第1ティース対33Q及び33Uのそれぞれのティース33A及び33Bと、33I及び33Jとに設けられた第1出力コイル35A及び35Bと、35I及び35Jとは、全て第1巻回方向Rになっている。これに対して、B組の第1ティース対33S及び33Wのそれぞれのティース33E及び33Fと、35M及び35Nとに設けられた第1出力コイル35E及び35Fと、35M及び35Nとは、全て、第2巻回方向Lになっている。
第2出力コイルの巻回方向についても、C組の第2ティース対とD組の第2ティースとで相違する。すなわち、C組の第2ティース対33R及び33Vのそれぞれのティース33C及び33Dと、33K及び33Lとに設けられた第2出力コイル36C及び36Dと、36K及び36Lとは、全て第1巻回方向Rになっている。これに対して、D組の第2ティース対33T及び33Xのそれぞれのティース33G及び33Hと、35O及び35Pとに設けられた第2出力コイル36G及び36Hと、36O及び36Pとは、全て、第2巻回方向Lになっている。
このような構成のレゾルバでは、全ての励磁コイル34A〜34Pが一定の交流電圧によって励磁されると、全ての第1ティース対33Q〜33Xにおいて対をなすティースに設けられた励磁コイルによって逆位相の交番磁界が生じる。この状態で、レゾルバロータ31が回転されると、第1出力コイル及び第2出力コイルには電流が生じる。第1出力コイル及び第2出力コイルには、レゾルバロータ31の回転によるリラクタンスの変動に比例して変化する交流電流が生じる。
全てのティース対における2つのティースは、凸部31Aのピッチ(36°)の1/2のピッチ(18°)で配置されているために、レゾルバロータ31が回転することによる各ティースにおけるギャップパーミアンスの変化が1/2周期だけずれる。これにより、ティース対の一方のティースにおいてギャップパーミアンスが最大になるタイミングと、他方のティースにおいてギャップパーミアンスが最小になるタイミングとが一致する。
例えば、第1ティース対33Qを構成するティース33A及び33Bでは、ギャップパーミアンスの変化が1/2周期だけずれている。このため、ティース33Aにおいてギャップパーミアンスが最大になるタイミングと、ティース33Bにおいてギャップパーミアンスが最小になるタイミングとが一致する(図4に示された状態)。この場合、ティース33A及び33Bにそれぞれ設けられた励磁コイル34A及び34Bは、巻回方向が相互に逆方向であるために、励磁コイル34A、34Bによって形成される交番磁界の磁束変化が逆位相になる。その結果、ティース33A及び33Bにそれぞれ設けられた第1出力コイル35A及び35Bにおいて生じる交流電流は位相が完全に同期する。このため、第1出力コイル35A及び35Bのそれぞれに生じた交流電流が重畳されると、振幅が増幅された交流電流になる。
第1ティース対33Qとは、180°の中心角ピッチで配置されたティース対33Uにおいても同様である。すなわち、レゾルバロータ31が回転することによってティース33I及び33Jにおいて生じるギャップパーミアンスの変化は1/2周期だけずれる。これにより、ティース33Iにおいてギャップパーミアンスが最大になるタイミングと、ティース33Jにおいてギャップパーミアンスが最小になるタイミングとが一致する(図4に示された状態)。この場合も、ティース33I、33Jにそれぞれ設けられた励磁コイル34I、34Jは、巻回方向が相互に逆方向であるために、励磁コイル34I、34Jによって形成される交番磁界の磁束変化が逆位相になる。その結果、ティース33I、33Jにそれぞれ設けられた第1出力コイル35I、35Jにおいて生じる交流電流は位相が完全に同期する。このため、第1出力コイル35I、35Jのそれぞれに生じた交流電流が重畳されると、振幅が増幅された交流電流になる。
この場合、第1出力コイルが設けられたA組の第1ティース対33Qのティース33Aと第1ティース対33Uのティース33Iとは、凸部31Aのピッチ(36°)の整数倍である180°の間隔が空けられており、レゾルバステータ32の中心対称位置に配置されている。これにより、第1ティース対33Qのティース33Aと、第1ティース対33Uのティース33Iとは、ギャップパーミアンスの変化が完全に同期し、それぞれに設けられた第1出力コイル35A及び35Iには、位相が完全に同期した交流電流が生じる。
第1出力コイルが設けられたA組の第1ティース対33Qのティース33Bと第1ティース対33Uのティース33Jも、同様に、レゾルバステータ32の中心対称位置に配置されている。これにより、第1ティース対33Qの各ティース33Bと、第1ティース対33Uの各ティース33Jとにおけるギャップパーミアンスの変化が完全に同期し、それぞれに設けられた第1出力コイル35B及び35Jには、位相が完全に同期した交流電流が生じる。
以上のことから、A組の第1ティース対33Q及び33Uにおける全てのティース33A、33B、33I、33Jに設けられた第1出力コイル35A、35B、35I、35Jには、位相が完全に同期した交流電流が生成される。
B組の第1出力コイルが設けられた第1ティース対33S及び33Wにおいても同様である。すなわち、レゾルバロータ31の回転によって、各ティース対33Sのティース33E及び33Fのそれぞれに設けられた第1出力コイル35E及び35Fにおいて生じる交流電流は位相が完全に同期する。また、各ティース対33Wのティース33M及び33Nのそれぞれに設けられた第1出力コイル35M及び35Nにおいて生じる交流電流の位相も完全に同期する。
この場合、B組の第1ティース対33Sは、A組の第1ティース対33Qに対して90°の中心角ピッチで配置されている。このために、B組の第1ティース対33Sにおけるティース33E及び33Fのそれぞれは、A組の第1ティース対33Qにおけるティース33A及び33Bのそれぞれに対して、レゾルバロータ31の回転方向に、90°(凸部31Aのピッチの2.5倍)だけずれている。従って、第1ティース対33Sのティース33E及び33Fのそれぞれにおけるレゾルバロータ31とのギャップパーミアンスの位相が、A組の第1ティース対33Qのティース33A及び33Bのそれぞれに対して1/2周期ずれる。
しかし、A組の第1ティース対33Qのティース33A及び33Bにそれぞれ設けられた第1出力コイル35A及び35Bが第1巻回方向Rであるのに対して、B組の第1ティース対33Sのティース33E及び33Fに設けられた第1出力コイル35E及び35Fが第2巻回方向Lであり、相互に逆方向になっている。これにより、A組の第1ティース対33Qの第1出力コイル35A及び35Bと、B組の第1ティース対33Sの第1出力コイル35E及び35Fのそれぞれには、位相が完全に同期した交流電流が生じる。
B組の他方の第1ティース対33Wも、B組の第1ティース対33Uとは、90°の中心角ピッチで配置されており、 B組の第1ティース対33Wにおけるティース33M及び33Nのそれぞれは、A組の第1ティース対33Uにおけるティース33I及び33Jのそれぞれに対して、レゾルバロータ31の回転方向に、90°(凸部31Aのピッチの2.5倍)だけずれている。このために、第1ティース対33Wのティース33M及び33Nのそれぞれにおけるレゾルバロータ31とのギャップパーミアンスの位相が、A組の第1ティース対33Uのティース33I及び33Jのそれぞれに対して1/2周期ずれる。
この場合も、A組の第1ティース対33Uのティース33I及び33Jにそれぞれ設けられた第1出力コイル35I及び35Jが第1巻回方向Rであるのに対して、B組の第1ティース対33Wのティース33M及び33Nに設けられた第1出力コイル35M及び35Nが第2巻回方向Lであり、相互に逆方向になっている。これにより、A組の第1ティース対33Uの第1出力コイル35I及び35Jと、B組の第1ティース対33Wの第1出力コイル35M及び35Nのそれぞれには、位相が完全に同期した交流電流が生じる。
以上のことから、全ての第1出力コイル35A、35B、35E、35F、35I、35J、35M、35Nにおいて位相が完全に同期した交流電流が生じる。これにより、全ての第1出力コイルを形成する1本の第1巻線38の両端に設けられた第1出力部38Zからは、全ての第1出力コイルにて生じた交流電流が重畳されて、振幅が増幅された交流波形の第1積算信号が出力される。
第2出力コイルが設けられた4つの第2ティース対33R、33T、33V、33Xについても同様である。すなわち、図5に示されるように、C組の第2ティース対33R及び33Vは、180°の中心角ピッチで配置されているために、第2ティース対33Rの各ティース33C及び33Dのそれぞれと、第2ティース対33Vの各ティース33K及び33Lのそれぞれとは、位相が完全に同期する。従って、これらのティース33C及び33D、33K及び33Lのそれぞれに設けられた第2出力コイル36C及び36D、36K及び36Lには同位相の交流電流が生じる。
180°の中心角ピッチで配置されたD組の第2ティース対33T及び33Xにおいても同様である。すなわち、第2ティース対33Tのティース33G及び33Hにそれぞれ設けられた第2出力コイル36G及び36Hと、第2ティース対33Xのティース33O及び33Pにそれぞれ設けられた第2出力コイル36O及び36Pには、同位相の交流電流が生じる。
また、D組の第2ティース対33Tは、C組の第2ティース対33Rに対して90°の中心角ピッチで配置されている。このために、D組の第2ティース対33Tにおけるティース33G及び33Hのそれぞれは、C組の第2ティース対33Rにおけるティース33C及び33Dのそれぞれに対して、レゾルバロータ31の回転方向に、90°(凸部31Aのピッチの2.5倍)だけずれている。このために、第2ティース対33Tのティース33G及び33Hのそれぞれにおけるレゾルバロータ31とのギャップパーミアンスの位相が、C組の第2ティース対33Rのティース33C及び33Dのそれぞれに対して1/2周期ずれる。
この場合、C組の第2ティース対33Rにおけるティース33C及び33Dにそれぞれ設けられた第2出力コイル36C及び36Dが第1巻回方向Rであるのに対して、D組の第2ティース対33Tのティース33G及び33Hに設けられた第2出力コイル36G及び35Hが第2巻回方向Lであり、相互に逆方向になっている。これにより、C組の第2ティース対33Rの第2出力コイル36C及び36Dと、D組の第2ティース対36Tの第2出力コイル36G及び36Hのそれぞれには、位相が完全に同期した交流電流が生じる。
よって、全ての第2出力コイル36C、36D、36G、36H、36K、36L、36O、36Pにおいて位相が完全に同期した交流電流が生じる。これにより、全ての第2出力コイルを形成する1本の第2巻線39の両端に設けられた第2出力部39Zからは、全ての第2出力コイルにて生じた交流電流が重畳されて、振幅が増幅された交流波形の第2積算信号が出力される。
この場合、第2出力コイル36C、36D、36G、36H、36K、36L、36O、36Pのそれぞれから出力される交流電流は、第1出力コイル35A、35B、35E、35F、35I、35J、35M、35Nから出力される交流電流とは位相が異なる。
すなわち、第2出力コイル36C及び36Dが設けられる第2ティース対33Rは、レゾルバロータ31の回転方向の上流側に隣接する第1ティース対33Qに対して、レゾルバロータ31の回転方向に、45°の中心角ピッチだけ離れている。同様に、第2出力コイル36G及び36Hが設けられる第2ティース対33T、第2出力コイル36K及び36Lが設けられる第2ティース対33V、第2出力コイル36O及び36Pが設けられる第2ティース対33Xのそれぞれは、第1ティース対33S、33U、33Wのそれぞれに対して、レゾルバロータ31の回転方向に45°の中心角だけ離れている。
このために、レゾルバロータ31の回転時において、第2ティース対33R、33T、33V、33Xの各ティースにおけるギャップパーミアンスの変化は、第1ティース対33Q、33S、33U、33Wの各ティースにおけるギャップパーミアンスの位相に対して1/4周期だけずれる。その結果、各第1出力コイルから出力される交流電流と、各第2出力コイルから出力される交流電流とは1/4周期ずれる。従って、例えば、第1出力コイル35A、35B、35E、35F、35I、35J、35M、35Nのそれぞれから出力される交流電流が正弦波形状(又は余弦波形状)である場合には、第2出力コイル36C、36D、36G、36H、36K、36L、36O、36Pのそれぞれから出力される交流電流は余弦波形状(又は正弦波形状)になる。
以上のことから、全ての第2出力コイルを形成する第2巻線39の両端に設けられた第2出力部39Zから出力される第2積算信号は、全ての第1出力コイルを形成する第1巻線38の両端に設けられた第1出力部38Zから出力される第1積算信号とは、1/4周期ずれた交流電流が出力される。
このように、第1出力部38Zから出力される第1積算信号と、第2出力部39Zから出力される第2積算信号とは、1/4周期の位相のずれた振幅の大きな交流電流である。このことから、第1積算信号と、第2積算信号とに基づいて、レゾルバロータ31の回転角を高精度で検出できる。
[実施形態の作用効果]
本実施形態に係るVR型レゾルバ30では、レゾルバステータの大きさ、ティース数及びレゾルバロータの凸部の数等が限られていても、レゾルバロータの回転角を高精度で検出することができる。
また、第1ティース対及び第2ティース対のそれぞれにおいて、各ティースに巻回された第1出力コイル及び第2出力コイルから、同位相の交流波形の信号が出力される。これにより、第1積算信号及び第2積算信号における交流波形は、ギャップパーミアンスの変化に対して振幅が効率よく変化する。
第1出力コイル及び第2出力コイルのそれぞれは、ステータにおける180°の軸対称位置に配置された各ティースに巻回されるために、一方のティースに対するレゾルバロータ31のギャップパーミアンスがレゾルバロータ31の偏心によって変化しても、その変化は、他方のティースに対するレゾルバロータ31のギャップパーミアンスの変化によって相殺される「キャンセル機能」が作用する。これにより、第1出力コイル及び第2出力コイルのそれぞれにおいて生じる信号は、レゾルバステータ32に対するレゾルバロータ31の偏心による影響を受けるおそれがなく安定する。
16個の励磁コイル34A〜34Pの全ては、1本の励磁巻線37の連続巻きにより形成されたものであるために、全ての励磁コイル34A〜34Pの形成が容易になる。
また、第1出力コイルの全ては、1本の第1出力巻線38の連続巻きにより形成されており、第2出力コイルの全ては、1本の第2出力巻線39の連続巻きにより形成されている。これにより、全ての第1出力コイル及び全ての第2出力コイルのそれぞれの形成が容易になる。
レゾルバステータ32は、鋼板が積層されて相互に固定されたものである。これにより、レゾルバステータ32を容易に形成することができる。
[変形例]
上記実施形態では、レゾルバステータ32の内側にレゾルバロータ31が配置されたインナーロータ型のVR型レゾルバ30について説明したが、本発明は、各ティースがそれぞれ外向きに突出されたステータコアの外側にレゾルバロータが配置されたアウターロータ型のVR型レゾルバについても適用できる。
また、上記実施形態では、励磁コイル、第1出力コイル、第2出力コイルのそれぞれを、1本の巻線による連続巻きによって形成したが、このような構成に限らない。例えば、各ティースに設けられた励磁コイル、第1出力コイル、第2出力コイルのそれぞれを、導電部材によって電気的に直列に接続する構成としてもよい。
さらに、ステータコアは、鋼板が積層されて相互に固定された構成に限らず、鋼材を所定形状に加工する構成であってもよい。
30・・・VR型レゾルバ(バリアブルリラクタンス型レゾルバ)
31・・・レゾルバロータ
31A・・・凸部
32・・・レゾルバステータ(ステータコア)
33A〜33P・・・ティース
33Q、33S、33U、33W・・・第1ティース対
33R、33T、33V、33X・・・第2ティース対
34A〜34P・・・励磁コイル
35A、35B、35E、35F、35I、35J、35M、35N・・・第1出力コイル
36C、36D、36G、36H、36K、36L、36O、36P・・・第2出力コイル
37・・・励磁巻線
37Z・・・交流電源
38・・・第1出力巻線
38Z・・・第1出力部
39・・・第2出力巻線
39Z・・・第2出力部

Claims (5)

  1. 1相入力かつ2相出力、軸倍角10X・16スロットのバリアブルリラクタンス型レゾルバであって、
    中心角18°の間隔を開けて周方向に隣接する一対のティースによって構成された8組のティース対が、中心角45°の一定のピッチで配置されることにより合計16個のティースを有する円環状のステータコアと、
    上記ステータコアの内側又は外側に回転可能に配置されており、回転することによって上記各ティースとのギャップパーミアンスが、36°の回転角ピッチで正弦波状に変化するロータと、
    上記16個のティースの全てにそれぞれ巻回されており、隣り合うティースでの巻回方向が逆方向であって、電圧の印加によって磁界を生じさせる励磁コイルと、
    上記16個のティースの全てにそれぞれ巻回されており、上記各励磁コイルによって生じた磁界の変化によって電気信号が発生される出力コイルと、を備え、
    上記出力コイルは、上記8組のティース対のうち周方向に1つ置きに配置された4組の第1ティース対のそれぞれのティースに巻回された第1出力コイルと、上記第1ティース対以外の第2ティース対のそれぞれのティースに巻回された第2出力コイルとであり、
    上記第1出力コイルは、上記ステータの中心対称に配置された2組の第1ティース対のうちの一方の組の第1ティース対の全てのティースでは、それぞれの巻回方向が第1巻回方向であり、他方の組の第1ティース対の全てのティースでは、それぞれの巻回方向が第1巻回方向とは逆方向である第2巻回方向であり、
    上記第2出力コイルは、上記ステータの中心対称に配置された2組の第2ティースうちの一方の組の第2ティース対の全てのティースでは、それぞれの巻回方向が第1巻回方向であり、他方の組の第2ティース対の全てのティースでは、それぞれの巻回方向が第1巻回方向とは逆方向である第2巻回方向であり、
    全ての上記第1出力コイル及び全ての上記第2コイルは、それぞれ電気的に接続されており、上記励磁コイルが生じさせる磁界に対して上記ロータが回転することによって、位相が1/4周期ずれた交流波形の電気信号を出力するものであるバリアブルリラクタンス型レゾルバ。
  2. 上記ステータコアの全てのティースが、それぞれ内向きに突出しており、
    上記ロータは、上記ステータコアの内側に配置されており、36°の中心角ピッチで設けられた10個の凸部を有し、各凸部の外周面が円弧形状に突出している請求項1に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバ。
  3. 16個の上記励磁コイルの全ては、1本の巻線の連続巻きによって形成されている請求項1又は2に記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバ。
  4. 上記第1出力コイルの全ては、1本の巻線の連続巻きによって形成されており、
    上記第2出力コイルの全ては、1本の巻線の連続巻きによって形成されている請求項1から3のいずれかに記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバ。
  5. 上記ステータコアは、鋼板が積層されて相互に固定されたものである請求項1から4のいずれかに記載のバリアブルリラクタンス型レゾルバ。
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