JP6418633B2 - 網管理サーバ、疎通判定方法及びプログラム - Google Patents

網管理サーバ、疎通判定方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信網を管理する網管理サーバ、該網管理サーバによる設備間の疎通判定方法及びプログラムに関する。
通信網では、これまで予め設定された経路を利用して通信が行われていた。そのため、通信網を構成する任意の設備間における通信可否を判定する疎通判定は、該通信網の構成を定義したデータベースを参照して行うことが可能であった。
しかしながら、近年の通信網は、物理的な障害に強く、またダイナミックに経路が変更されるIP(Internet Protocol)網に切り替わりつつある。IP網は、多数の設備が編み目のように接続された構成であり、各設備間の通信に用いる経路を多数設定できる。そのため、経路を定義するためのデータ量が膨大となり、人手による経路の定義、変更を行うことが不可能になってきている。また、経路を定義するためのデータ量が膨大になると、経路の疎通判定に大きな計算能力が必要となるため、短時間での疎通判定が困難になる。疎通判定は、故障等により動作が停止した設備が発生した場合に所望の設備間の通信可否の判定に用いられるだけでなく、例えば設備のメンテナンス時には、設備の動作停止で影響する経路の特定や設備の停止可否の判断等にも利用される。そのため、疎通判定は通信網の管理に有益な情報である。
なお、通信網における障害の発生個所を特定するための技術は、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1では、各通信機器から収集した隣接機器との接続状態を示す接続情報を集約して周知のグラフ理論で用いる隣接行列を生成し、正常時と障害発生時の隣接行列を比較することで、障害発生個所を特定する方法が開示されている。また、隣接行列を用いて通信網を解析する技術は特許文献2にも開示されている。特許文献2では、ノードまたはリンクを共有しない独立経路を選択するために隣接行列を用いる方法が記載されている。
特開2014−007666号公報 特開平08−293880号公報
上述したように、ダイナミックに通信用の経路が変更される通信網の疎通判定を行う場合、経路を定義するためのデータ量が膨大になるため、大きな計算能力が必要となる。
一方、通信網の管理コストの上昇を抑制するためには、少ないデータ量でかつ小さい計算能力で疎通判定を実現できることが望ましい。
本発明は上述したような背景技術の問題を解決するためになされたものであり、少ないデータ量及び小さい計算能力で通信網の疎通判定を実現できる網管理サーバ、該網管理サーバによる設備間の疎通判定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の網管理サーバは、通信網を構成する設備間の疎通判定を行う網管理サーバであって、
前記設備の情報及び前記設備間の接続情報から成る網構成データが登録される記憶装置と、
前記設備と情報を送受信するための通信装置と、
(a)前記通信装置を介して前記設備と情報を送受信することで、隣接する前記設備間の通信停止状態を検出すると、前記網構成データを更新し、(b)前記網構成データに基づいて隣接する設備間の接続関係を示す隣接行列を生成し、(c)前記設備毎に通信網内の全ての設備との通信が可能であるか否かを示す可到達行列を前記隣接行列から算出し、(d)前記可到達行列の要素で示される設備間の疎通判定結果を出力する処理装置と、
を有し、
前記通信網が隣接する複数の網を備え、
前記処理装置は、
前記複数の網を跨いで一端の網から他端の網までの疎通判定を行う場合、隣接する網どうしで共有する設備である境界設備と通信不能状態になった設備を検出すると、前記境界設備と通信不能状態になった設備、前記境界設備、並びに前記境界設備を含む前記他端の網の設備を対象に前記隣接行列及び前記可到達行列を生成する構成である。
または、本発明の網管理サーバは、通信網を構成する設備間の疎通判定を行う網管理サーバであって、
前記設備の情報及び前記設備間の接続情報から成る網構成データが登録される記憶装置と、
前記設備と情報を送受信するための通信装置と、
(a)前記通信装置を介して前記設備と情報を送受信することで、隣接する前記設備間の通信停止状態を検出すると、前記網構成データを更新し、(b)前記網構成データに基づいて隣接する設備間の接続関係を示す隣接行列を生成し、(c)前記設備毎に通信網内の全ての設備との通信が可能であるか否かを示す可到達行列を前記隣接行列から算出し、(d)前記可到達行列の要素で示される設備間の疎通判定結果を出力する処理装置と、
を有し、
前記通信網が隣接する複数の網を備え、
前記処理装置は、
前記疎通判定の対象となる設備を含む、予め定義された網、あるいは予め決められた設備間の停止を契機に変更される網の単位で前記隣接行列及び前記可到達行列を生成する構成である。
一方、本発明の疎通判定方法は、通信網を構成する設備間の疎通判定を行うための疎通判定方法であって、
前記通信網が隣接する複数の網を備え、
コンピュータが、
予め登録された、前記設備の情報及び前記設備間の接続情報から成る網構成データを記憶装置で保存しておき、
通信装置を用いて前記設備と情報を送受信することで、隣接する前記設備間の通信停止状態を検出すると、前記網構成データを更新し、
前記網構成データに基づき隣接する設備間の接続関係を示す隣接行列を生成し、
前記設備毎に通信網内の全ての設備との通信が可能であるか否かを示す可到達行列を前記隣接行列から算出し、
前記可到達行列の要素で示される設備間の疎通判定結果を出力し、
前記複数の網を跨いで一端の網から他端の網までの疎通判定を行う場合、隣接する網どうしで共有する設備である境界設備と通信不能状態になった設備を検出すると、前記境界設備と通信不能状態になった設備、前記境界設備、並びに前記境界設備を含む前記他端の網の設備を対象に前記隣接行列及び前記可到達行列を生成する方法である。
または、本発明の疎通判定方法は、通信網を構成する設備間の疎通判定を行うための疎通判定方法であって、
前記通信網が隣接する複数の網を備え、
コンピュータが、
予め登録された、前記設備の情報及び前記設備間の接続情報から成る網構成データを記憶装置で保存しておき、
通信装置を用いて前記設備と情報を送受信することで、隣接する前記設備間の通信停止状態を検出すると、前記網構成データを更新し、
前記網構成データに基づき隣接する設備間の接続関係を示す隣接行列を生成し、
前記設備毎に通信網内の全ての設備との通信が可能であるか否かを示す可到達行列を前記隣接行列から算出し、
前記可到達行列の要素で示される設備間の疎通判定結果を出力し、
前記疎通判定の対象となる設備を含む、予め定義された網、あるいは予め決められた設備間の停止を契機に変更される網の単位で前記隣接行列及び前記可到達行列を生成する方法である。
本発明によれば、少ないデータ量及び小さい計算能力で通信網の疎通判定を実現できる。
通信網の一構成例を示すブロック図である。 図1に示した網管理サーバの一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態の網及び該網の構成から生成される隣接接続情報を示す図であり、同図(a)は網構成を示すブロック図、同図(b)は隣接行列、同図(c)は可到達行列である。 図3に示した網において、設備B〜C間が停止したときの様子を示す図であり、同図(a)は網構成を示すブロック図、同図(b)は隣接行列、同図(c)は可到達行列である。 図4に示した網において、さらに設備A〜B間が停止したときの様子を示す図であり、同図(a)は網構成を示すブロック図、同図(b)は隣接行列、同図(c)は可到達行列である。 図5に示した網において、さらに設備E〜F間が停止したときの様子を示す図であり、同図(a)は網構成を示すブロック図、同図(b)は隣接行列、同図(c)は可到達行列である。 第2の実施の形態の網構成を示すブロック図である。 図7に示した網構成から生成される隣接接続情報を示す図であり、同図(a)は図7に示した第1の網の可到達行列、同図(b)は図7に示した第1の網及び第2の網を統合した通信網の可到達行列である。 第3の実施の形態の網構成を示すブロック図である。 図9に示した網構成から生成される可到達行列を示す図である。 MPLS網の網構成データとして保存する隣接パスの接続情報の一例を示す模式図である。
次に本発明について図面を用いて説明する。
本発明では、ダイナミックに通信用の経路が変更される通信網における疎通判定にグラフ理論(隣接行列理論)を用いることで、疎通判定に要するデータ量や計算能力の削減を実現する。
図1は、通信網の一構成例を示す図であり、同図(a)は通信網の全体構成の一例を示すブロック図、同図(b)は同図(a)に示す網の構成例を示すブロック図である。
図1(a)に示すように、通信網100は複数(図1は3つ)の網110と、各網110を管理する網管理サーバ200とを有する。図1(b)に示すように、網110は、該網110を構成する複数の設備120と、隣接する設備120間を通信可能に接続する伝送路である複数の隣接パス130とを備えている。網管理サーバ200は、各網110が備える、隣接する設備120間の通信可否を判定(以下、「故障判定処理」と称す)すると共に、各設備120間の疎通判定処理を実行し、その結果を出力する。
図1では、通信網100が疎通判定対象となる3つの網110で構成される例を示している。しかしながら、一般的に、通信網100は多数の網110で構成され、各網110が互いに境界の設備120(以下、「境界設備」と称す)を介して接続されている。
なお、本明細書において、網110とは、疎通判定の処理単位であり、通信網100の管理者等によって予めその構成が定義される。網110は、例えば、国、地域(東北、関東、関西等)、県、市町村、あるいは本社、支社、工場等を単位として構築される。
設備120は、周知の光ネットワーク装置、スイッチ、ルータ、無線中継装置等の情報通信装置であり、不図示のアクセスネットワーク等を介して接続された端末装置等に対して通信サービスを提供する。本明細書では、通信サービスを提供するために任意の2つの設備120間に設定されるデータ及び情報伝送用の経路を「回線」140と称す。IP網を通過する回線140を設定する場合は、該回線140の始点及び終点となる2つの設備120が指定される。また、IP網のうち、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)網を通過する回線140を設定する場合は、LSP(Label Switched Path)が指定される。
隣接パス130は、隣接する2つの設備120間でデータや情報を送受信するための伝送路(有線または無線)である。隣接パス130には、例えばSDH(Synchronous Digital Hierarchy)リングを構成するSDH多重伝送装置やWDM(Wavelength Division Multiplexing)伝送装置等の伝送装置も含まれる。
網管理サーバ200は、各設備120とデータや情報を送受信するための周知の通信手段(有線または無線)を備えた、例えば図2に示すような情報処理装置(コンピュータ)で実現できる。
図2に示すコンピュータは、プログラムにしたがって所定の処理を実行する処理装置10と、処理装置10に対してコマンドや情報等を入力するための入力装置20と、処理装置10の処理結果を出力するための出力装置30とを有する構成である。
入力装置20はマウス等のポインティングデバイスやキーボードであり、出力装置30はディスプレイやプリンタ等である。
処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、CPU11の処理で必要な情報を一時的に保持する主記憶装置12と、CPU11に本発明の処理を実行させるためのプログラムが記録された記録媒体13と、網を構成する各設備の情報及び設備間の接続情報から成る網構成データ、設備毎の故障判定結果、網構成データから生成される後述する隣接接続情報、回線の疎通判定結果等が格納されるデータ蓄積装置14と、主記憶装置12、記録媒体13及びデータ蓄積装置14とのデータ転送を制御するメモリ制御インタフェース部15と、入力装置20及び出力装置30とのインタフェース装置であるI/Oインタフェース部16と、各設備と情報を送受信するための通信制御装置17とを備え、それらがバス18を介して接続された構成である。
処理装置10は、記録媒体13に記録されたプログラムにしたがって、後述する隣接する設備間の故障判定処理や本発明の疎通判定処理を実行する。記録媒体13は、磁気ディスク、半導体メモリ、光ディスクあるいはその他の記録媒体であってもよい。データ蓄積装置14及び通信制御装置17は、処理装置10内に備える必要はなく、独立した装置であってもよい。
本発明の網管理サーバ200は、通信手段(通信制御装置17)を介して所定の周期毎に各設備120と情報を送受信することで隣接する設備120間の故障判定処理を実行すると共に、所望の設備120間の疎通判定処理を実行する。故障判定処理としては、例えば特許第2806612号公報に記載された技術を利用すればよい。
故障判定処理は、上記公報に記載された方法に限らず、その他の方法を用いてもよい。例えば、網管理サーバ200が各設備120を順に呼び出して応答があるか否かを確認するポーリング処理を実行することで設備120毎の故障発生有無を判定する方法が考えられる。
網管理サーバ200は、網110の構成を示す網構成情報(網構成データ)を参照して疎通判定処理を実行する。網構成データは、例えば通信網100の管理者等によって予め網管理サーバ200に登録される(データ蓄積装置14に格納される)。
網管理サーバ200は、網構成データで示される各設備120の接続関係から隣接接続情報を生成する。故障判定処理の結果、隣接する任意の2つの設備120間の通信不能状態を検出した場合は、その情報を網構成データに反映させて隣接接続情報を更新する。
隣接接続情報としては、隣接する設備120間の接続関係を示す隣接行列と、設備120毎に網110内の全ての設備120との通信が可能であるか否かを示す可到達行列とがある。
隣接行列は、隣接する設備120どうしが接続されているか否かを示す行列であり、設備i(i=1〜n)と設備j(j=1〜n)とが接続されているときに第i行第j列と第j行第i列の要素が「1」となり、接続されていないときに「0」となるn行n列の行列である。
可到達行列は、設備i(i=1〜n)と設備j(j=1〜n)とを接続する経路が在るときに第i行第j列と第j行第i列の要素が「1」となり、接続する経路が無いときに「0」となるn行n列の行列である。すなわち、可到達行列の第i行第j列及び第j行第i列に示される要素は、設備iと設備j間の通信可否を示す疎通判定結果を示している。
隣接行列及び可到達行列は、ISM(Interpretive Structural Modeling)法の名称で知られる、複数の節点の連結性の評価に用いられる行列であり、可到達行列は隣接行列から算出できる。隣接行列から可到達行列を算出する方法は、例えば特開2011−158985号公報に記載されている。
網管理サーバ200は、隣接する設備120間の通信不能状態(以下、単に「停止」と称す場合がある)を検出すると、該停止箇所を反映させた網構成データに基づいて隣接行列を更新し、該更新後の隣接行列から可到達行列を算出する。このとき、可到達行列の各要素の値が、更新後の各設備120間の疎通判定結果を示す情報となる。網管理サーバ200は、可到達行列に基づき、管理者等によって指定された設備120間の疎通判定結果を出力装置30から出力する。
本発明によれば、網構成データに基づいて隣接行列を生成し、該隣接行列から可到達行列を算出することで、該可到達行列の各要素の値により各設備120間の疎通判定結果を取得できる。隣接行列及び可到達行列は、要素が「0」または「1」から成るn行n列の行列であり、各設備120間の通信で利用可能な多数の経路を定義するための情報と比べて扱うデータ量が少なくて済む。また、可到達行列は、隣接行列からブール代数演算則にしたがって算出することが可能であり、大きな計算能力を必要とすることなく求めることができる。そのため、少ないデータ量及び小さい計算能力で、通信網100における設備120間の疎通判定を実現できる。
次に、上記隣接接続情報を用いた本発明の疎通判定方法について図面を用いて具体的に説明する。
(第1の実施の形態)
図3は、第1の実施の形態の網構成及び該網構成から生成される隣接接続情報を示す図であり、同図(a)は網構成を示すブロック図、同図(b)は隣接行列、同図(c)は可到達行列である。
図4は、図3に示した網において、設備B〜C間が停止したときの様子を示す図であり、同図(a)は網構成を示すブロック図、同図(b)は隣接行列、同図(c)は可到達行列である。
図5は、図4に示した網において、さらに設備A〜B間が停止したときの様子を示す図であり、同図(a)は網構成を示すブロック図、同図(b)は隣接行列、同図(c)は可到達行列である。
図6は、図5に示した網において、さらに設備E〜F間が停止したときの様子を示す図であり、同図(a)は網構成を示すブロック図、同図(b)は隣接行列、同図(c)は可到達行列である。
なお、図3〜図6(b)で示す隣接行列及び図3〜図6(c)で示す可到達行列は、設備A〜Fと行列の要素との対応関係が理解しやすいように、それぞれ表形式で示している。
図3(a)に示す網110は、6台の設備A〜Fを備え、設備A〜Fが隣接パス130によりリング状に接続された構成である。図3(a)に示す網110では、設備Aが設備B及び設備Fと接続され、設備Bが設備A及び設備Cと接続され、設備Cが設備B及び設備Dと接続されている。また、設備Dが設備C及び設備Eと接続され、設備Eが設備D及び設備Fと接続され、設備Fが設備A及び設備Eと接続されている。したがって、隣接行列は図3(b)で示すようになり、該隣接行列から算出した可到達行列は図3(c)で示すようになる。
以下では、図3(a)に示す網110において、例えば設備Fと設備Eとを通過する回線140の疎通判定を行う例で説明する。
ここで、図4(a)に示すように、図3(a)に示した網110において、隣接する設備B〜C間が停止した場合、網管理サーバ200は、設備B〜C間の通信不能状態を検出して隣接行列を更新し(図4(b))、さらに更新後の隣接行列から可到達行列を算出する(図4(c))。
網管理サーバ200は、更新前の可到達行列(図3(c))と更新後の可到達行列(図4(c))とを比較し、新たに通信不能となった経路を求める。図4(c)に示す可到達行列によれば、隣接する設備B〜C間が停止しても新たに通信不能となる経路は発生しない。そのため、設備Fと設備Eとを通過する回線140には影響が無いと判定できる。網管理サーバ200は、疎通判定結果を出力して通信網100の管理者等に通知すると共に、更新後の隣接行列及び可到達行列を現在の状態としてそれぞれ保存する。
次に、図5(a)に示すように、さらに隣接する設備A〜B間が停止すると、網管理サーバ200は、設備A〜B間の通信不能状態を検出して隣接行列を更新し(図5(b))、更新後の隣接行列から可到達行列を算出する(図5(c))。
網管理サーバ200は、更新前の可到達行列(図4(c))と更新後の可到達行列(図5(c))とを比較し、新たに通信不能となった経路を求める。図5(c)に示す可到達行列によれば、隣接する設備A〜B間が停止すると、設備A〜B、B〜C、B〜D、B〜E及びB〜F間の5つの経路が通信不能となる。
続いて、網管理サーバ200は、通信不能となった設備120間を通過する回線140を抽出する。ここでは通信不能となった設備120間を通過する回線140が無いため、設備Fと設備Eとを通過する回線140には影響が無いと判定できる。網管理サーバ200は、疎通判定結果を出力して通信網100の管理者等に通知すると共に、更新後の隣接行列及び可到達行列を現在の状態として保存する。
次に、図6(a)に示すように、さらに隣接する設備E〜F間が停止すると、網管理サーバ200は、設備E〜F間の通信停止状態を検出して隣接行列を更新し(図6(b))、更新後の隣接行列から可到達行列を算出する(図6(c))。
網管理サーバ200は、更新前の可到達行列(図5(c))と更新後の可到達行列(図6(c))とを比較し、新たに通信不能となった経路を求める。図6(c)に示す可到達行列によれば、隣接する設備E〜F間が停止すると、設備A〜C、A〜D、A〜E、C〜F、D〜F及びE〜F間の6つの経路が通信不能となる。
続いて、網管理サーバ200は、通信不能となった設備120間を通過する回線140を抽出する。ここでは、通信不能となった設備Fと設備E間を通過する回線140があるため、この回線140を通信不能と判定する。網管理サーバ200は、疎通判定結果を出力して通信網100の管理者等に通知すると共に、更新後の隣接行列及び可到達行列を現在の状態として保存する。
なお、第1の実施の形態では、説明を簡単にするためにリング状に接続された6台の設備A〜Fで構成された網110を例示しているが、上述したように、実際の網110は多数の設備120で構成され、各設備120は隣接パス130を介して多数の設備120と接続される。この点については後述する第2の実施の形態〜第4の実施の形態も同様である。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は通信網100が隣接する2つの網110で構成され、該2つの網110を跨いで疎通判定を行う例である。また、第2の実施の形態では、通信可能な経路と障害等によって通信不能となる経路とでは、通信可能な経路の数の方が圧倒的に多いことを考慮して、通信不能となる経路を検出するための疎通判定を実施して計算量を低減する例である。
図7は、第2の実施の形態の網構成を示すブロック図である。図8は、図7に示した網構成から生成される隣接接続情報を示す図であり、同図(a)は図7に示した第1の網の可到達行列、同図(b)は図7に示した第1の網及び第2の網を統合した通信網の可到達行列である。
なお、図8(a)で示す可到達行列及び図8(b)で示す可到達行列は、設備A〜Fと行列の要素との対応関係が理解しやすいように、それぞれ表形式で示している。
図7に示すように、第2の実施の形態の通信網100は、設備A〜Dを備えた第1の網110と設備B、C、E及びFを備えた第2の網110とを有し、第1の網110と第2の網110とが設備B、Cを介して接続された構成である。第1の網110では設備A〜Dが隣接パス130によりリング状に接続され、第2の網110では設備B、C、E及びFが隣接パス130によりリング状に接続されている。設備B及びCは、隣接する第1の網110と第2の網110が共有する境界設備である。
図7に示す第1の網110及び第2の網110は、予め通信網100の管理者等によって定義されている。
このような構成において、図7に示す第1の網110内の隣接する設備A〜D間が既に停止中であり、さらに隣接する設備D〜C間が停止した場合、網管理サーバ200は、設備A〜D間の通信停止状態及び設備D〜C間の通信停止状態を検出して第1の網110に関する隣接行列を更新し、さらに更新後の隣接行列から可到達行列を算出する(図8(a))。図8(a)で示す可到達行列によれば、隣接する設備C〜D間が停止すると、設備A〜D、B〜D及びC〜D間の3つの経路が通信不能となる。
次に、網管理サーバ200は、通信不能となった経路に、隣接する網との境界にある設備(境界設備)が含まれる場合、該経路と隣接する網との疎通判定処理を行う。その場合、網管理サーバ200は、第1の網110において境界設備と通信不能状態になった設備と、該境界設備を含む第2の網110の設備とを対象に隣接接続情報を生成して疎通判定を行う。
図7に示す例では、境界設備と通信不能状態になった第1の網110の設備Dと、第2の網110の設備B、C、E及びFを対象に隣接接続情報を生成して疎通判定を行う。このとき算出される可到達行列は図8(b)で示すようになる。また、図7に示す例において、例えば設備A〜B間がさらに停止した場合は、設備Bが境界設備であるため、設備Aも疎通判定の対象として追加して疎通判定を行う。
図8(b)で示す可到達行列によれば、第1の網110の設備Dと第2の網110の設備において通信不能となる経路は、設備B〜D、C〜D、D〜E及びD〜F間の4つの経路となる。
網管理サーバ200は、通信不能となった設備120間を通過する回線140を抽出する。ここでは通信不能となった設備Dと設備F間を通過する回線140があるため、この回線140を通信不能と判定する。網管理サーバ200は、疎通判定結果を出力して通信網100の管理者等に通知すると共に、更新後の隣接行列及び可到達行列を現在の状態として保存する。
なお、図7に示す例では、隣接する設備A〜D及びD〜C間が通信停止状態になると、設備Dが通信網100から孤立するため、設備Dは第1の網110及び第2の網110の全ての設備と通信不能となっている。
しかしながら、例えば設備Dが境界設備B及びCの両方と隣接パスを介してそれぞれ接続されている場合、隣接する設備A〜D及び設備D〜C間が通信停止状態となっても、設備Dは境界設備Bを介して第2の網110の各設備と通信可能である。このように境界設備と通信不能状態になった設備が発生しても、該設備が通信網から孤立するか否かは、該設備と各境界設備との接続状態に依存するため、自明ではない。
本実施形態によれば、隣接する2つの網110を跨いで疎通判定を行う場合に、境界設備と通信不能状態になった設備を検出すると、該境界設備と通信不能状態になった設備と、該境界設備を含む隣接する網の設備とを対象にして疎通判定を行う。そのため、隣接する2つの網110を跨いで疎通判定を行う場合に、通信不能となる経路をより少ないデータ量で検出できる。通信不能となる経路が判明すれば、他の経路は通信可能と判定できる。
したがって、第2の実施の形態によれば、少ないデータ量及び小さい計算能力で各設備間の疎通判定を実現できる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態は通信網100が隣接する3つ以上の網110で構成され、該3つの網110に跨って疎通判定を行う例である。また、第3の実施の形態は、第2の実施の形態と同様に、通信不能となる経路を検出するための疎通判定を実行して計算量を低減する例である。
図9は、第3の実施の形態の網構成を示すブロック図である。図10は、図9に示した網構成から生成される可到達行列を示す図である。
なお、図10で示す可到達行列は、設備A〜Hと行列の要素との対応関係が理解しやすいように、それぞれ表形式で示している。
図9で示すように、第3の実施の形態の通信網100は、設備A〜Dを備えた第1の網110と設備B、C、E及びFを備えた第2の網110と、設備E、F、G及びHを備えた第3の網110とを有する。第1の網110と第2の網110とは設備B、Cを介して接続され、第2の網110と第3の網110とは設備E、Fを介して接続されている。第1の網110では設備A〜Dが隣接パス130によりリング状に接続され、第2の網110では設備B、C、E及びFが隣接パス130によりリング状に接続されている。同様に、第3の網110では設備E、F、G及びHが隣接パス130によりリング状に接続されている。設備B及びCは第1の網110と第2の網110の境界設備であり、設備E及びFは第2の網110と第3の網110の境界設備である。
図9に示す網構成において、隣接する設備A〜D間が既に停止中であり、さらに隣接する設備D〜C間が停止した場合、網管理サーバ200は、第2の実施の形態と同様に、第1の網110及び第2の網110の疎通判定を行う。
さらに、第3の実施の形態では、第2の網110と隣接する第3の網110が存在するため、第1の網110〜第3の網110についても疎通判定を行う。その場合、網管理サーバ200は、第1の網110と第2の網110の境界設備、第2の網110と第3の網110の境界設備、第3の網110の境界設備を含む各設備、並びに第1の網110において境界設備と通信不能状態になった設備を対象に隣接接続情報を生成して疎通判定を行う。このとき、第2の網110において、第1の網110との境界設備あるいは第3の網110との境界設備と通信不能状態になった設備が在る場合は該設備も疎通判定対象とする。
図9に示す例では、第1の網110において境界設備と通信不能状態になった設備Dと、第1の網110と第2の網110の境界設備B及びCと、第3の網110の設備E、F、G及びHを対象に隣接接続情報を生成して疎通判定を行う。そのとき算出される可到達行列は図10で示すようになる。図10で示す可到達行列によれば、第1の網110の設備Dと第2の網110及び第3の網110の設備において通信不能となる経路は、設備B〜D、C〜D、D〜E、D〜F、D〜G及びD〜H間の6つの経路となる。
網管理サーバ200は、通信不能となった設備120間を通過する回線140を抽出する。ここでは通信不能となった設備Dと設備H間を通過する回線140があるため、この回線140を通信不能と判定する。網管理サーバ200は、疎通判定結果を出力して通信網100の管理者等に通知すると共に、更新後の隣接行列及び可到達行列を現在の状態として保存する。
なお、第3の網110と隣接する網(第4の網)が存在する場合、あるいは隣接する複数の網がさらに存在する場合も、上記と同様の疎通判定処理を実行すればよい。
第3の実施の形態においても、隣接する3つの網110あるいはそれ以上の網を跨いで一端の網から他端の網までの疎通判定を行う場合に、第2の実施の形態と同様に、より少ないデータ量で通信不能となる経路を検出できる。そのため、少ないデータ量及び小さい計算能力で各設備間の疎通判定を実現できる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態は隣接パス130が複数の伝送路で構成される例である。
例えば、上述したMPLS網では、隣接する設備120間を接続する隣接パス130として、光ファイバ伝送路と無線伝送路とをそれぞれ1つずつ設けることができる。
したがって、網管理サーバ200は、MPLS網の網構成データとして、図11に示すように光ファイバ伝送路の接続情報、無線伝送路の接続情報及びそれら2種類の伝送路を組み合わせた接続情報を隣接パス毎にそれぞれ保存する。
「2種類の伝送路を組み合わせた接続情報」とは、隣接パス130が2種類の伝送路を備えている場合、いずれか一方の伝送路が通信可能であれば、その隣接パス130が接続されていると判定することである。
図11に示す例では、網管理サーバ200は、設備A〜D間を接続する光ファイバ伝送路の切断(停止状態)を検出しても、無線伝送路の停止を検出しない場合、設備A〜D間は接続されていると判定する。
なお、MPLS網を通過する回線140では、各隣接パス130に対してLSP−1〜LSP−3のいずれか1つが指定される。LSP−1が指定された場合、プライマリ線路として光ファイバ伝送路が使用され、バックアップ線路として無線伝送路が使用される。また、LSP−2が指定された場合、プライマリ線路として無線伝送路が使用され、バックアップ線路として光ファイバ伝送路が使用される。LSP−3が指定された場合は光ファイバ伝送路のみ使用される。ここで、プライマリ線路とは優先的に使用される伝送路であり、バックアップ線路とはプライマリ線路が使用できないときに使用される伝送路である。
したがって、網管理サーバ200は、MPLS網における故障判定処理では、上記LSP−1〜LSP−3を考慮して隣接パス130の停止有無を判定する。
例えば、LSP−1またはLSP−2が指定されている場合、網管理サーバ200は、故障判定処理により隣接する設備120間の光ファイバ伝送路または無線伝送路のいずれか一方の停止を検出した状態では該設備120間が通信可能と判定する。また、網管理サーバ200は、故障判定処理により隣接する設備120間の光ファイバ伝送路及び無線伝送路の両方の停止を検出した場合、該設備120間が通信不能状態であると判定する。
一方、LSP−3が指定されている場合、網管理サーバ200は、故障判定処理により隣接する設備120間の光ファイバ伝送路の停止を検出した段階で該設備120間が通信不能状態であると判定する。
ところで、隣接パス130が複数の伝送路を備える構成としては、上記MPLS網だけでなく、例えば設備としてレイヤ2スイッチ(L2SW)で構成されるIP網もある。
レイヤ2スイッチは、隣接する設備(レイヤ2スイッチ)120との通信用に複数のポートを備え、個別のポート毎に通信の遮断/解除が可能である。そのため、レイヤ2スイッチ(L2SW)で構成されるIP網では、故障発生時の迂回路を確保するためにレイヤ2スイッチどうしを2つのポートを介して接続した構成もある。その場合、一方のポートを遮断して他方のポートで通信を行い、該他方のポートで故障が発生した場合は遮断するポートを切り換えることで通信を継続可能にする。ここで、通信が遮断されているポートは「ブロッキングポート」と呼ばれる。
レイヤ2スイッチは、故障発生時にブロッキングポートを自動で切り換え、網管理サーバ200にはポートの故障発生のみを通知する。そのため、網管理サーバ200は、該レイヤ2スイッチ間が通信不能であるか否かを正確に判定できない。
そこで、網管理サーバ200は、レイヤ2スイッチ間におけるポートの故障発生(通信停止状態)を検出すると、該レイヤ2スイッチに対してブロッキングポートの状態を問い合わせ、該レイヤ2スイッチ間が通信不能であるか否かを確認する。但し、このような問い合わせ処理を実行すると、故障判定処理を含む疎通判定に要する処理時間が長くなる。そこで、網管理サーバ200は、網構成データのデータ量に基づき、疎通判定に要する処理時間が予め設定されたしきい値を越えるか否かを判定する。そして、処理時間がしきい値を越えない場合はレイヤ2スイッチにブロッキングポートの状態を問い合わせる。疎通判定に要する処理時間がしきい値を越える場合は、故障発生が通知されたレイヤ2スイッチ間を通信不能状態として疎通判定を実行する。このように故障判定処理の内容を選択することで、疎通判定に要する処理時間が長くなるのを抑制できる。
なお、上述した第1〜第4の実施の形態では、通信網100全体の網構成データから疎通判定を行う例を示しているが、疎通判定は、該疎通判定の対象となる設備を含む、予め定義された網、あるいは予め決められた設備間の停止を契機に変更した網の単位で実施してもよい。
例えば、図7で示したように通信網100が隣接する2つの網110で構成され、設備Aと設備B間に設定された回線の疎通判定を行う場合、疎通判定には第2の網110の網構成データは不要であるため、網管理サーバ200は、第1の網110のみの網構成データから第1の実施の形態と同様に隣接接続情報を生成して疎通判定を行えばよい。
一方、図7に示した通信網100において、設備Dと設備F間に設定された回線の疎通判定を行う場合、網管理サーバ200は、第1の網110と第2の網110を統合した網構成データから、第1の実施の形態と同様に隣接接続情報を生成して疎通判定を行うことが考えられる。
しかしながら、2つの網110を統合した網構成データのデータ量が大きく、疎通判定に要する処理時間が長くなることが予想される場合、網管理サーバ200は、疎通判定の対象となる網110の構成を変更し、変更後の網構成データに基づいて隣接接続情報を生成してもよい。例えば、予め決められた隣接パス130の通信不能状態(停止)を検出した場合、その一端の設備120を含む網110と他端の設備120を含む網110とに分割することが考えられる。分割の契機となる隣接パス130や分割後の網110の構成は、予め通信網100の管理者等が定義しておけばよい。分割の契機となる隣接パス130としては、例えば伝送容量が所定のしきい値よりも大きい伝送路が考えられる。
例えば、図7で示した設備A〜D間の停止を契機に網構成を変更する場合、網管理サーバ200は、設備A、B、C、E及びFで構成される網110と、設備D、B、C、E及びFで構成される網100とに分割すればよい。
ここでは、設備Dと設備Fとを通過する回線140の疎通判定を行うため、網管理サーバ200は、設備D、B、C、E及びFで構成される変更後の網110の隣接接続情報を生成して疎通判定を行えばよい。
図9に示した通信網100が隣接する3つの網110で構成される場合、あるいは隣接する複数の網がさらに存在する場合も同様である。
このように疎通判定対象となる設備を含む、予め定義された網110、あるいは予め決められた設備120間の停止を契機に変更される網110の単位で疎通判定処理を実行すれば、網構成データのデータ量が低減して演算量を低減できる。そのため、小さい計算能力で所望の設備120間の疎通判定を実現できる。
10 処理装置
11 CPU
12 主記憶装置
13 記録媒体
14 データ蓄積装置
15 メモリ制御インタフェース部
16 I/Oインタフェース部
17 通信制御装置
18 バス
20 入力装置
30 出力装置
100 通信網
110、110、110、110
120 設備
130 隣接パス
140 回線
200 網管理サーバ

Claims (10)

  1. 通信網を構成する設備間の疎通判定を行う網管理サーバであって、
    前記設備の情報及び前記設備間の接続情報から成る網構成データが登録される記憶装置と、
    前記設備と情報を送受信するための通信装置と、
    (a)前記通信装置を介して前記設備と情報を送受信することで、隣接する前記設備間の通信停止状態を検出すると、前記網構成データを更新し、(b)前記網構成データに基づいて隣接する設備間の接続関係を示す隣接行列を生成し、(c)前記設備毎に通信網内の全ての設備との通信が可能であるか否かを示す可到達行列を前記隣接行列から算出し、(d)前記可到達行列の要素で示される設備間の疎通判定結果を出力する処理装置と、
    を有し、
    前記通信網が隣接する複数の網を備え、
    前記処理装置は、
    前記複数の網を跨いで一端の網から他端の網までの疎通判定を行う場合、隣接する網どうしで共有する設備である境界設備と通信不能状態になった設備を検出すると、前記境界設備と通信不能状態になった設備、前記境界設備、並びに前記境界設備を含む前記他端の網の設備を対象に前記隣接行列及び前記可到達行列を生成する網管理サーバ。
  2. 通信網を構成する設備間の疎通判定を行う網管理サーバであって、
    前記設備の情報及び前記設備間の接続情報から成る網構成データが登録される記憶装置と、
    前記設備と情報を送受信するための通信装置と、
    (a)前記通信装置を介して前記設備と情報を送受信することで、隣接する前記設備間の通信停止状態を検出すると、前記網構成データを更新し、(b)前記網構成データに基づいて隣接する設備間の接続関係を示す隣接行列を生成し、(c)前記設備毎に通信網内の全ての設備との通信が可能であるか否かを示す可到達行列を前記隣接行列から算出し、(d)前記可到達行列の要素で示される設備間の疎通判定結果を出力する処理装置と、
    を有し、
    前記通信網が隣接する複数の網を備え、
    前記処理装置は、
    前記疎通判定の対象となる設備を含む、予め定義された網、あるいは予め決められた設備間の停止を契機に変更される網の単位で前記隣接行列及び前記可到達行列を生成する網管理サーバ。
  3. 前記処理装置は、
    伝送容量が予め設定されたしきい値を超える、隣接する設備間の通信停止状態を検出した場合、前記疎通判定の対象となる設備を含む、予め定義された前記変更後の網の単位で前記隣接行列及び前記可到達行列を生成する請求項記載の網管理サーバ。
  4. 前記通信網に、前記設備としてレイヤ2スイッチで構成される網が含まれる場合、
    前記処理装置は、
    前記レイヤ2スイッチ間の通信停止状態を検出すると、前記疎通判定に要する処理時間が予め設定されたしきい値を越えるか否かを判定し、前記処理時間が前記しきい値を越えない場合、該レイヤ2スイッチにブロッキングポートの状態を問い合わせ、該レイヤ2スイッチ間が通信不能であるか否かを確認する請求項1からのいずれか1項記載の網管理サーバ。
  5. 通信網を構成する設備間の疎通判定を行うための疎通判定方法であって、
    前記通信網が隣接する複数の網を備え、
    コンピュータが、
    予め登録された、前記設備の情報及び前記設備間の接続情報から成る網構成データを記憶装置で保存しておき、
    通信装置を用いて前記設備と情報を送受信することで、隣接する前記設備間の通信停止状態を検出すると、前記網構成データを更新し、
    前記網構成データに基づき隣接する設備間の接続関係を示す隣接行列を生成し、
    前記設備毎に通信網内の全ての設備との通信が可能であるか否かを示す可到達行列を前記隣接行列から算出し、
    前記可到達行列の要素で示される設備間の疎通判定結果を出力し、
    前記複数の網を跨いで一端の網から他端の網までの疎通判定を行う場合、隣接する網どうしで共有する設備である境界設備と通信不能状態になった設備を検出すると、前記境界設備と通信不能状態になった設備、前記境界設備、並びに前記境界設備を含む前記他端の網の設備を対象に前記隣接行列及び前記可到達行列を生成する疎通判定方法。
  6. 通信網を構成する設備間の疎通判定を行うための疎通判定方法であって、
    前記通信網が隣接する複数の網を備え、
    コンピュータが、
    予め登録された、前記設備の情報及び前記設備間の接続情報から成る網構成データを記憶装置で保存しておき、
    通信装置を用いて前記設備と情報を送受信することで、隣接する前記設備間の通信停止状態を検出すると、前記網構成データを更新し、
    前記網構成データに基づき隣接する設備間の接続関係を示す隣接行列を生成し、
    前記設備毎に通信網内の全ての設備との通信が可能であるか否かを示す可到達行列を前記隣接行列から算出し、
    前記可到達行列の要素で示される設備間の疎通判定結果を出力し、
    前記疎通判定の対象となる設備を含む、予め定義された網、あるいは予め決められた設備間の停止を契機に変更される網の単位で前記隣接行列及び前記可到達行列を生成する疎通判定方法。
  7. 前記コンピュータが、
    伝送容量が予め設定されたしきい値を超える、隣接する設備間の通信停止状態を検出した場合、前記疎通判定の対象となる設備を含む、予め定義された前記変更後の網の単位で前記隣接行列及び前記可到達行列を生成する請求項記載の疎通判定方法。
  8. 前記通信網に、前記設備としてレイヤ2スイッチで構成される網が含まれる場合、
    前記コンピュータが、
    前記レイヤ2スイッチ間の通信停止状態を検出すると、前記疎通判定に要する処理時間が予め設定されたしきい値を越えるか否かを判定し、前記処理時間が前記しきい値を越えない場合、該レイヤ2スイッチにブロッキングポートの状態を問い合わせ、該レイヤ2スイッチ間が通信不能であるか否かを確認する請求項からのいずれか1項記載の疎通判定方法。
  9. 通信網を構成する設備間の疎通判定をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記通信網が隣接する複数の網を備え、
    前記コンピュータに、
    入力装置を介して入力された、前記設備の情報及び前記設備間の接続情報から成る網構成データを記憶装置に保存させ、
    通信装置を用いて前記設備と情報を送受信することで、隣接する前記設備間の通信停止状態を検出したとき、前記網構成データを更新させ、
    前記網構成データに基づき隣接する設備間の接続関係を示す隣接行列を生成させ、
    前記設備毎に通信網内の全ての設備との通信が可能であるか否かを示す可到達行列を前記隣接行列から算出させ、
    前記可到達行列の要素で示される設備間の疎通判定結果を出力させ、
    前記複数の網を跨いで一端の網から他端の網までの疎通判定を行う場合、隣接する網どうしで共有する設備である境界設備と通信不能状態になった設備を検出すると、前記境界設備と通信不能状態になった設備、前記境界設備、並びに前記境界設備を含む前記他端の網の設備を対象に前記隣接行列及び前記可到達行列を生成させるためのプログラム。
  10. 通信網を構成する設備間の疎通判定をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記通信網が隣接する複数の網を備え、
    前記コンピュータに、
    入力装置を介して入力された、前記設備の情報及び前記設備間の接続情報から成る網構成データを記憶装置に保存させ、
    通信装置を用いて前記設備と情報を送受信することで、隣接する前記設備間の通信停止状態を検出したとき、前記網構成データを更新させ、
    前記網構成データに基づき隣接する設備間の接続関係を示す隣接行列を生成させ、
    前記設備毎に通信網内の全ての設備との通信が可能であるか否かを示す可到達行列を前記隣接行列から算出させ、
    前記可到達行列の要素で示される設備間の疎通判定結果を出力させ、
    前記疎通判定の対象となる設備を含む、予め定義された網、あるいは予め決められた設備間の停止を契機に変更される網の単位で前記隣接行列及び前記可到達行列を生成させるためのプログラム。
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