JP6417366B2 - 検査装置 - Google Patents

検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6417366B2
JP6417366B2 JP2016124216A JP2016124216A JP6417366B2 JP 6417366 B2 JP6417366 B2 JP 6417366B2 JP 2016124216 A JP2016124216 A JP 2016124216A JP 2016124216 A JP2016124216 A JP 2016124216A JP 6417366 B2 JP6417366 B2 JP 6417366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood flow
energy change
fetus
flow velocity
artery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016124216A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017225653A (ja
Inventor
勝彦 日野
勝彦 日野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2016124216A priority Critical patent/JP6417366B2/ja
Publication of JP2017225653A publication Critical patent/JP2017225653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6417366B2 publication Critical patent/JP6417366B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

本発明は、双胎において血管吻合があるか否かを精度良く診断できる検査装置に関する。
周産期管理における胎児評価法は多岐にわたる。その中でも超音波を用いた検査は、母体や胎児に対して非侵襲的であり、得られる情報量が比較的多いため、胎児心拍数モニタリングとならび胎児評価の中心となっている。ここで、胎児の臍帯血流速度を測定して行う胎児評価は、超音波断層装置を用いて行うUmbilical Artery Resistance Index (以下UA−RIと表記)等に代表されるように、特異度が高い反面,敏感度が低いことから、僅かな例を除き日常診断に用いられることは比較的少ない。又、カラー・パルスドップラー装置を使って、母体両側の子宮動脈血流波形計測をおこない、子宮への血液の流れ具合を測定して、胎児の発育具合を調べる試みもあるが、一般的でない。
これに対し非特許文献1、2には、流体力学を応用して、臍帯動静脈両端の血流エネルギーの変化量を測定することで、正常妊娠、子宮内胎児発育遅延妊娠、妊娠高血圧症候群を判別できる手法が開示されている。
日野勝彦、宗像正寛「臍帯動静脈血流エネルギー測定による胎児評価の可能性」、福島県立病院医学研究誌第17巻、平成13年 日野勝彦、宗像正寛「臍帯動静脈血流エネルギー測定による胎児評価の可能性(第2報)(胎盤内血管構築モデル及び臍帯血管内皮細胞の長短軸比による)」、福島県立病院医学研究誌第18巻、平成14年
非特許文献1、2の技術は、生体検査では通常用いられることがなかった流体力学を適用することで、従来とは異なる視点で胎児の状態を判別できる画期的なものである。本発明者は、非特許文献1、2の技術について鋭意研究を重ね、新たな知見にて双胎の血管吻合を発見できる技術を見出した。
近年、体外受精が注目されている。体外受精とは、採卵手術により排卵前に体内から取り出した卵子と精子の受精を体外で行う施術である。受精が正常に起こり細胞分裂を順調に繰り返して発育した良好胚を体内に移植すると妊娠率がより高くなることから、一般的には体外培養後に可能な限り良好な胚を選んで子宮内に胚移植する。その際に、子宮内での着床率を高めるため2つの胚を同時に移植する場合もあるが、それにより体内受精に比べ双胎(双子)の割合が格段に高まってきた。ところが双胎の場合には、単胎と比較して妊娠のリスクが増えるという課題がある。かかるリスクの1つとして、血管吻合について説明する。
胎児の血液は、胎児心臓から出た後に、臍帯動脈を通じて胎盤に送られる。胎盤の中の毛細血管(絨毛血管)を巡る血液は、その場で母体の血液との間で酸素や栄養素を受け取り、その後、臍帯静脈を通じて胎児に戻る。しかるに、双胎において胎児が胎盤を共用する場合、胎児同士の臍帯動静脈において血管吻合が生じ易いということがある。血管吻合が生じると、一方の胎児から送られた血液が吻合血管を通じて他方の胎児に送られることになる。このような血管吻合が生じた場合でも、相互の血流のバランスがとれている限り特に問題は生じないが、この血流のバランスが崩れると、一方の胎児が他方の胎児より多く血液を受け入れるようになるので、以下のような問題が生じる。
血流のバランスが崩れたときに、血液を余分に受け入れている側の胎児(受血児という)は全身がむくんできて、心不全、胎児水腫という症状を発症し、また胎児の尿量が増えることにより羊水過多を招く傾向がある。一方、血液を余分に与えている側の胎児(供血児という)は、発育不全で小さくなり、尿量が少なくなるため腎不全や羊水過少を招く傾向がある。このような症状が顕著となって、双胎間輸血症候群(TTTS:Twin-to-Twin Transfusion Syndrome)を発症する。双胎間輸血症候群を発症した場合、どちらか一人の胎児だけでなく、双方の胎児の状態が悪化してしまい、しかも無治療では胎児の救命が困難とされている。
双胎間輸血症候群の診断は、一般的に超音波検査で行っている。例えば一絨毛膜二羊膜性双胎では、超音波により測定した一方の羊膜内の羊水と他方の羊膜内の羊水とを比較した上で、一方が羊水過多で、他方が羊水過少である場合、双胎間輸血症候群の疑いありと診断される。これに対し、一絨毛膜一羊膜性双胎では、羊膜が共有されているので羊水の差で区別できない。そこで、超音波検査で双方の胎児の体重を推定し、推定体重の差が比較的大きいとき双胎間輸血症候群の疑いありと診断される。しかしながら、いずれの診断も超音波により羊水量や体重を推定することで行っているので、特に妊娠初期では判断が難しいとされる。
しかるに、妊娠の初期段階で血管吻合があると診断できれば、双胎間輸血症候群予備群と認定して定期検診を頻繁に行うなどすることで、早期に双胎間輸血症候群を発見できる可能性がある。ところが、血管吻合に関しては胎盤内部で生じる現象であるから、従来の超音波検査では直接判定することができず、また血管吻合が生じても血流のバランスさえとれていれば双胎間輸血症候群を発症することはないということもあり、周産期管理上、双胎の血管吻合自体が重要視されていなかったという実情がある。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、従来技術では難しかった血管吻合の有無を精度良く診断できる検査装置を提供することを目的とする。
第1の本発明の検査装置は、
双胎における胎盤から一方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記一方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定し、前記胎盤から他方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記他方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定する測定手段と、
前記一方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第1のエネルギー変化量を演算し、前記他方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第2のエネルギー変化量を演算する演算手段と、
前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とに基づいて、血管吻合が生じているか否かを判断する判断手段と、を有し、
前記判断手段は、前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期しないで変化するときは、血管吻合が生じていないと判断することを特徴とする。
第2の本発明の検査装置は、
双胎における胎盤から一方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記一方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定し、前記胎盤から他方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記他方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定する測定手段と、
前記一方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第1のエネルギー変化率を演算し、前記他方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第2のエネルギー変化率を演算する演算手段と、
前記第1のエネルギー変化率と前記第2のエネルギー変化率とに基づいて、血管吻合が生じているか否かを判断する判断手段と、を有し、
前記判断手段は、前記第1のエネルギー変化率と前記第2のエネルギー変化率とが同期しないで変化するときは、血管吻合が生じていないと判断することを特徴とする。
第3の本発明の検査装置は、
双胎における胎盤から一方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記一方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定し、前記胎盤から他方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記他方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定する測定手段と、
前記一方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第1のエネルギー変化量及び第1のエネルギー変化率を演算し、前記他方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第2のエネルギー変化量及び第2のエネルギー変化率を演算する演算手段と、
血管吻合が生じているか否かを判断する判断手段と、を有し、
前記判断手段は、前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期して変化し、且つ前記第1のエネルギー変化率と前記第2のエネルギー変化率とが同期して変化するときは、血管吻合が生じていると判断し、
更に、前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期しないで変化するか、又は前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期しないで変化するとき、血管吻合が生じていないと判断することを特徴とする。
第1の本発明によれば、前記演算手段が、前記一方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第1のエネルギー変化量を演算し、前記他方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第2のエネルギー変化量を演算するので、前記判断手段が、前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期しないで変化するときは、血管吻合が生じていないと判断することができ、これにより双胎間輸血症候群などを発症していないと診断できるから、有効な周産期治療に資することとなる。
第2の本発明によれば、前記演算手段が、前記一方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第1のエネルギー変化率を演算し、前記他方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第2のエネルギー変化率を演算するので、前記判断手段が、前記第1のエネルギー変化率と前記第2のエネルギー変化率とが同期しないで変化するときは、血管吻合が生じていないと判断することができ、これにより双胎間輸血症候群などを発症していないと診断できるから、有効な周産期治療に資することとなる。
第3の本発明によれば、前記演算手段が、前記一方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第1のエネルギー変化量及び第1のエネルギー変化率を演算し、前記他方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第2のエネルギー変化量及び第2のエネルギー変化率を演算するので、前記判断手段が、前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期して変化し、且つ前記第1のエネルギー変化率と前記第2のエネルギー変化率とが同期して変化するときは、血管吻合が生じていると判断でき、更に、前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期しないで変化するか、又は前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期しないで変化するとき、血管吻合が生じていないと判断できるので、これにより双胎間輸血症候群などの発症を早期に発見できる可能性が高まり、有効な周産期治療に資することとなる。
更に前記測定手段は、前記動脈と前記静脈の血流に対して超音波を照射し、ドプラ効果に基づいて前記血流速度を検出する超音波プローブを有するので、簡便で非侵襲的な検査であるから母体及び胎児の保護を図れる。
更に、前記演算手段は、前記胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいてエネルギー変化量を演算し、前記判断手段は、前記エネルギー変化量に基づいて、正常妊娠、子宮内胎児発育遅延妊娠、妊娠高血圧症候群のいずれかであることを判断することができる。その判断手法は、非特許文献1,2に詳細に示されている。
本実施の形態の検査装置を、一対の胎児胎盤循環器系と共に示す図である。 図1の胎児胎盤循環器系を模式化した回路図である。 血管内の血流の微小時間dt後における速度変化を示す図である。 血管の微小部分に働く力の関係を示す図である。 血管の微小部分に重力が作用する状態を説明するための図である。 本実施の形態における検査装置DBの演算部及び判断部の判断制御を示すフローチャートである。 妊婦(1)に仰臥位安静の体位をとらせた上で本実施の形態の検査装置を用いて超音波測定を行い、その結果得られたエネルギー変化量を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフである。 妊婦(1)に仰臥位安静の体位をとらせた上で本実施の形態の検査装置を用いて超音波測定を行い、その結果得られたエネルギー変化率を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフである。 妊婦(2)に仰臥位安静の体位をとらせた上で本実施の形態の検査装置を用いて超音波測定を行い、その結果得られたエネルギー変化量を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフである。 妊婦(2)に仰臥位安静の体位をとらせた上で本実施の形態の検査装置を用いて超音波測定を行い、その結果得られたエネルギー変化率を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフである。 妊婦(3)に仰臥位安静の体位をとらせた上で本実施の形態の検査装置を用いて超音波測定を行い、その結果得られたエネルギー変化量を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフである。 妊婦(3)に仰臥位安静の体位をとらせた上で本実施の形態の検査装置を用いて超音波測定を行い、その結果得られたエネルギー変化率を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフである。 妊婦(4)に仰臥位安静の体位をとらせた上で本実施の形態の検査装置を用いて超音波測定を行い、その結果得られたエネルギー変化率を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフである。
図面を参照して、本実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態の検査装置を、双胎の胎児胎盤循環器系と共に示す図であって、他方の胎児胎盤循環器系は一部省略しているが一方と同様な構成を有する。ここでは胎盤を共通なものとして説明しているが、胎盤が2つ以上ある場合にも完全に分離していなければ血管吻合は生じるため、本実施の形態を適用できる。
胎児の酸素供給は胎盤に依存しており、酸素が有効に利用される為には、血流シャントの存在が必要になる。図1において、単一の胎盤PLで酸素化された第1の胎児胎盤循環器系の胎児血液は、臍帯静脈UCV1を介して第1の胎児内へと進入し、更に静脈管AVから下大静脈UVを介して胎児の心臓HTの右房RAに入り、卵円孔EHを経て左房LAに流入し、左室LRを経て、不図示の大動脈を通って胎児の脳や上半身或いは下半身へと運ばれる。
一方、第1の胎児胎盤循環器系の酸素含有量の低い胎児血液は、大静脈から心臓HTの右房RAに入り、右室RRを経て大動脈ARを通り、臍帯動脈UCA1を介して第1の胎児外へと排出され、胎盤PLへと戻るようになっている。第2の胎児胎盤循環器系の胎児血液も、胎盤PLで酸素化されて、臍帯静脈UCV2を介して第2の胎児内へと進入し、その後、臍帯動脈UCA2を介して第2の胎児外へと排出され、胎盤PLへと戻るようになっている。
胎盤PLは、胎児成分である絨毛が、母体成分である絨毛間腔に浮いた状態の臓器である。ここでは、母体胎児間の物質交換が行われるだけでなく、ホルモンや酵素を始め多くの物質が生産される。また胎盤PLは免疫的バリアとしての役割をも担っている。つまり、臍帯動脈UCA1,UCA2を介して流れる胎児血液は、胎盤PL内で所定のエネルギー消費が行われるものと解釈できる。
本実施の形態にかかる検査装置は、超音波プローブSWPと、超音波プローブSWPに接続された装置本体DBと,結果を表示するモニタMNとを有する。装置本体DBはパソコン等を用いることができる。超音波プローブSWPは複数の圧電振動子を有し、これら複数の圧電振動子は、装置本体DBが有する送受信部から供給される駆動信号に基づき超音波SWを発生する。また、超音波プローブSWPが有する複数の圧電振動子は、臍帯静脈UCV及び臍帯動脈UCA内を流れる胎児血流からの反射波を受信して電気信号に変換する。かかる電気信号は、装置本体DBに入力され、その内部の演算部にて後述するように演算された後、判断部にて判断される。判断結果は、モニタMNに表示される。超音波プローブと演算部とで演算手段を構成し、判断部が判断手段を構成する。
超音波プローブSWPを、母体の外部から第1の胎児胎盤循環器系の臍帯静脈UCV1(実線位置:図2の検査面(1))又は臍帯動脈UCA1(点線位置:図2の検査面(2))に対向するように配置して、パルス状の超音波SWを発振させると、出射された超音波SWは、臍帯静脈UCV1又は臍帯動脈UCA1内で移動している胎児血流で反射され、反射波信号として超音波プローブSWPが有する複数の圧電振動子にて受信される。このとき、反射波信号がドプラ効果により、胎児血流の超音波送信方向に対する速度成分に依存して周波数偏移を受けるので、これを装置本体DB内の演算手段で演算することで、それぞれ血流速度を求めることができる。尚、第2の胎児胎盤循環器系においても、超音波プローブSWPを、同様な位置で臍帯静脈UCV2又は臍帯動脈UCA2に対向するように配置することで、それぞれ血流速度を求めることができる。超音波プローブSWPは、第1の胎児胎盤循環器系の測定と第2の胎児胎盤循環器系の測定とで、共通のものを用いることが望ましい。このような超音波プローブSWPは、例えば特開2014−207979号公報に記載されているものを用いることができるが、それに限られない。
図2は、双胎の胎児胎盤循環器系を模式化した回路図である。図2において、第1の胎児胎盤循環器系における胎児心臓HTから脈動流として送出された血液は、臍帯動脈UCA1を介して共通の胎盤PLへと送られ、ここで物質交換が行われることでエネルギー1を損失した血液は定常流となり、臍帯静脈UCV1を介して胎児心臓HTへと戻り、そして胎児心臓HTの拍動により再び脈動流として送出されるようになっている。又、第2の胎児胎盤循環器系における胎児心臓HTから脈動流として送出された血液は、臍帯動脈UCA2を介して共通の胎盤PLへと送られ、ここで物質交換が行われることでエネルギー2を損失した血液は定常流となり、臍帯静脈UCV2を介して胎児心臓HTへと戻り、そして胎児心臓HTの拍動により再び脈動流として送出されるようになっている。本発明者は、図2の閉回路に基づいて、胎児胎盤循環器系においても自然法則に従うエネルギー変換が行われており、よって流体力学を応用できるのではないかと思い至ったのである。
本発明者は、胎児胎盤循環器系を流れる血液の微小部分を、ニュートンの第2法則で表せないか検討した。図3に示すように血管の微小部分をとったとき、ある位置sでの血液の時刻tの速度をV(s,t)とすると、それから距離dsだけ離れた位置での時刻(t+dt)後の速度は、V(s+vdt,t+dt)となる。従って、微小時間dtにおける血液の速度変化dVは、以下のようになる。
dV=V(s+vdt,t+dt)−V(s,t) (1)
(1)式をテーラー展開して、1次量までとると、
dV=(∂V/∂t)dt+(dV/ds)Vdt (2)
となるから,血管の微小部分における速度変化、すなわち流れの方向の加速度は,以下の式で表せる。
dV/dt=∂V/∂t+V(∂V/∂s) (3)
一方、血管の微小部分に働く力としては、体積力と面積力とがあり、後者は圧力pと剪断応力rとからなっている。従って微小部分全体に働く力としては以下のものがあり、これらは図4に示すように流れの方向と一致している。但し、dAは微小部分の断面積であり、dlは血管内周長さであり、ρは血液の密度であり、Kは外力とする。
圧力p:pdA−{p+(∂p/∂s)ds}dA
せん断応力r:τdsdl
体積力:ρdAdsK
ここで、血管の微小部分にニュートンの第2法則(運動方程式)を適用すると、(3)式を用いて以下のようになる。
pdA−{p+(∂p/∂s)ds}dA+ρdAdsK−τdsdl
=ρdAds{(∂V/∂t)+V(∂V/∂s)} (4)
(4)式を整理して、以下の(5)式を得る。(5)式が運動方程式の一般形である。
∂V/∂t+V(∂V/∂s)=−(1/ρ)(∂p/∂s)+K−(τ/p)(dl/dA) (5)
体積力が重力であるとすると、図5に示す座標系で下方向を重力加速度方向としたとき、以下の式が成立する。但し、gは重力加速度、θは血管の重力加速度方向に対する傾き角、dyは重力加速度方向の距離、dsは血管に沿った方向の距離である。
K=−gsinθ=−g(dy/ds) (5)
よって、(5)式の運動方程式は以下のように表せる。
∂V/∂t+V(∂V/∂s)=−(1/ρ)(∂p/∂s)−g(dy/ds)−(τ/p)(dl/dA) (6)
これを流線に沿って単位面積につき、図2の検査面(1)から検査面(2)まで積分すると、以下の式を得る。
∫(∂V/∂s)ds+(1/2)(V2 2−V1 2)+(1/ρ)(p1−p2)+g(y2−y1)+∫(τ/ρ)(dl/dA)ds=0 (7)
(7)式の各項は、以下の意味を持つ。
第1項∫(∂V/∂s)ds:脈動加速度による慣性エネルギー損失量
第2項(1/2)(V2 2−V1 2):運動エネルギー損失量
第3項(1/ρ)(p1−p2):圧力エネルギー損失量
第4項g(y2−y1):位置エネルギー損失量
第5項∫(τ/ρ)(dl/dA)ds:剪断応力に起因する粘性損失によるエネルギー損失量
ここで、胎児胎盤循環器系に流体力学を適用するために、レイノルズ数を5000以下、周波数パラメータを0.1以下と設定すると、脈動によるエネルギー損失量の変化は10%以下であり、また位置エネルギーと単位体積あたりの密度は検査面(1),(2)で同じであるとみなせるから、(7)式は以下のようになる。
(1/2)(V2 2−V1 2)=(1/ρ)(p1−p2)+∫(τ/ρ)(dl/dA)ds (8)
更に、臍帯動脈の流入エネルギーをE1、臍帯静脈の流出エネルギーをE2とすると、
胎盤におけるエネルギー変化量(kcal/kg)=E1−E2=(A/2g)×(V2 2−V1 2
胎盤におけるエネルギー変化率=(E1−E2)/E1
と表せる。ここで、
A:1/J=仕事の熱当量
g:重力加速度
1:臍帯動脈における血流の平均速度
2:臍帯静脈における血流の平均速度
である。以上の演算は、装置本体DBの演算部で行える。
一方、胎児の子宮内での状態を評価する際に一般的に用いる血流インデックスであるUA−RI(Resistance Index)の値を、f(UA−RI)とすると、以下の式で表せる
f(UA−RI)=(S−D)/S (9)
但し、
収縮期最高血流速度:S(m/sec)
拡張期末期血流速度:D(m/sec)
収縮期血液密度:MS(Kg/m3
拡張期末期血流速度:MD(Kg/m3
である。
血液密度は0でなく且つ収縮期も拡張末期もMS≒MDとして密度変化を無視すれば、(9)式の右辺の分母と分子に、収縮期血液密度:MSと拡張末期血流速度:MDを乗じて、
f(UA−RI)=(S×MS−D×MD)/(S×MS) (10)
を得る。
(10)式の両辺に、(S×MS)を乗じても等価であるから、以下の式を得る。
(S×MS)×f(UA−RI)=(S×MS−D×MD) (11)
但し(S×MS)≠0
ここで、(11)式の右辺は測定点における血液単位体積当たりの運動量の変化を表すことから、左辺は胎児心臓が血液単位体積に与える運動量を表す。これに対し、本発明で用いるエネルギー変化量は(8)式で与えられるものであり、(8)式の右辺第1項は、臍帯動脈から臍帯静脈までの圧力勾配によるエネルギー変化量であり、右辺第2項は、臍帯動脈から臍帯静脈までの血液粘性と血管内皮細胞の間で生じるせん断応力によるエネルギー変化量を表している。
よって、(8)式の右辺第1項は胎児の心機能の評価に用いることが出来、特に右辺第2項は胎盤のエネルギー変換器としての評価につながると考えられる。UA−RIに関する(9)式から得られる運動量と、本発明で用いたエネルギー変化量とは、微分と積分の関係にあるといえる。すなわち検査面における運動量の変化を血液流入検査面である臍帯動脈から、血液流出検査面である臍帯静脈まで積分するとそれが全体のエネルギー変化量となる。以上の式は、第1の胎児胎盤循環器系及び第2の胎児胎盤循環器系のそれぞれにおいて成り立つものである。
従来のUA−RIによる評価では測定点が1点であり、胎盤におけるエネルギー消費量の変動については評価外であった。本発明者は、第1の胎児胎盤循環器系及び第2の胎児胎盤循環器系において共通に用いられる胎盤にて血管吻合が生じた際における、エネルギー変化量及びエネルギー変化率の増減に着目した。かかる観点から本発明者は、超音波プローブSWPを用いて、検査面(1)、(2)における血流速度V1、V2を測定することで、装置本体DBの演算手段が胎盤におけるエネルギー変化量及びエネルギー変化率を演算し、その値に基づいて血管吻合の有無を精度良く判断することができる本発明に思い至ったのである。かかる判断は、装置本体DBの判断部で行うことができる。
ここで、胎盤は一種のエネルギー消費器として機能する。従って、図2に示すような胎盤PLを共通に用いる第1の胎児胎盤循環器系と第2の胎児胎盤循環器系において血管吻合が生じていなければ、胎盤PLは第1の胎児胎盤循環器系と第2の胎児胎盤循環器系とで、それぞれ別個のエネルギー消費器として機能するため、本来的にエネルギー変化量は同期しないで変化する。すなわち、第1の胎児胎盤循環器系と第2の胎児胎盤循環器系のエネルギー変化量が同期しないで変化する場合、血管吻合は生じていないと判断できる。
一方、図2に示すような胎盤PLを共通に用いる第1の胎児胎盤循環器系と第2の胎児胎盤循環器系において血管吻合が生じることによって、2つの胎児胎盤循環器系にて吻合を介して血液が相互に行き来するようになると、各エネルギー変化量が同期して変化するようになる。しかるに、本発明者の研究結果によれば、エネルギー変化量が同期して変化する場合にも、有効な血管吻合が生じていないと判断できるケースがあることが判明した。その要因の一つとして考えられるのは不完全な血管吻合である。血管吻合が不完全である場合には2つの胎児胎盤循環器系にて血液の行き来がある程度制限されることとなり、その結果としてエネルギー変化量が同期して変化していても、双胎間輸血症候群を招く恐れはないケースもある。すなわち、エネルギー変化量が同期して変化していたとしても、直ちに有効な血管吻合が生じていると言い切れないのである。そこで本発明者は、エネルギー変化率を更に用いて血管吻合があると判断できないかを研究した。
本発明者の研究結果によれば、エネルギー変化量が同期して変化する場合であっても、エネルギー変化率が同期せずに変化する場合には、双胎間輸血症候群を招く恐れがある血管吻合は生じないことが分かった。同様に、エネルギー変化率が同期して変化する場合であっても、エネルギー変化量が同期せずに変化する場合には、双胎間輸血症候群を招く恐れがある血管吻合は生じないことが分かった。一方、エネルギー変化量が同期して変化し、且つエネルギー変化率が同期して変化する場合には、双胎間輸血症候群を引き起こす血管吻合が生じることが分かった。
以上から明らかであるが、血管吻合があると判断するためには、エネルギー変化量及びエネルギー変化率の一方だけの演算のみでは不十分で、双方を求めた上で判断することが重要である。本明細書中、「血管吻合がある」とは、「双胎間輸血症候群を招く恐れがある血管吻合がある」ことを意味するものとする。
図6は、本実施の形態における検査装置DBの演算部及び判断部の判断制御を示すフローチャートである。ここでは母体に対して定期的に検診を行って、超音波プローブSWPからの信号を入力し,その結果をデータベースに記憶しているものとする。まずステップS101において、超音波プローブSWPからの信号に基づいて、演算部が第1の胎児胎盤循環器系及び第2の胎児胎盤循環器系について、それぞれ第1のエネルギー変化量と第2のエネルギー変化量とを経時的に複数点で求める。次いで、判断部がステップS102にて、求めた第1のエネルギー変化量と第2のエネルギー変化量とを時間軸に沿ってプロットし、それぞれ同期して変化するか否かを判断する。
ここで、求めた第1のエネルギー変化量と第2のエネルギー変化量とが同期せずに変化していれば、判断部はステップS106において、血管吻合なしと判断する。これに対し、求めた第1のエネルギー変化量と第2のエネルギー変化量とが同期して変化していれば、続くステップS103にて、超音波プローブSWPからの信号に基づいて、演算部が第1の胎児胎盤循環器系及び第2の胎児胎盤循環器系について、それぞれ第1のエネルギー変化率と第2のエネルギー変化率とを経時的に複数点で求める。次いで、判断部がステップS104にて、求めた第1のエネルギー変化率と第2のエネルギー変化率とを時間軸に沿ってプロットし、それぞれ同期して変化するか否かを判断する。
ここで、求めた第1のエネルギー変化率と第2のエネルギー変化率とが同期せずに変化していれば、判断部はステップS106において、血管吻合なしと判断する。これに対し、求めた第1のエネルギー変化率と第2のエネルギー変化率とが同期して変化していれば、続くステップS105にて、判断部が血管吻合ありと判断する。尚、先に変化率を演算して同期の有無を判断し、その後変化量を演算して同期の有無を判断しても良い。
以下、本発明者が行った検査結果を説明する。図7は、妊婦(1)に仰臥位安静の体位をとらせた上で本実施の形態の検査装置を用いて超音波測定を行い、その結果得られたエネルギー変化量を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフであり、図8は、超音波測定の結果得られたエネルギー変化率を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフである。
尚、図において、$$W&Dとは$$週&日目を表している(以下、同じ)。
図7の検査結果によれば、32週1日目から37週1日目まで、エネルギー変化量が同期して変動している。又、図8の検査結果によれば、32週1日目から37週1日目まで、エネルギー変化率が同期して変動している。ここで、「同期する」とは、胎児Aのエネルギー変化量(率)が増大すれば、胎児Bのエネルギー変化量(率)が増大し、胎児Aのエネルギー変化量(率)が減少すれば、胎児Bのエネルギー変化量(率)が減少することをいう。ここで、エネルギー変化量及びエネルギー変化率が同期して変化している場合、胎児Aと胎児B間で血液のやりとりをしていると推定でき、すなわち血管吻合が生じていると判断できる。妊婦(1)の分娩後において、胎児Aと胎児Bを診断したところ、軽度の双胎間輸血症候群を発症していたことが判明し、血管吻合があったことが確認された。
図9は、妊婦(2)に仰臥位安静の体位をとらせた上で本実施の形態の検査装置を用いて超音波測定を行い、その結果得られたエネルギー変化量を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフであり、図10は、超音波測定の結果得られたエネルギー変化率を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフである。
図9の検査結果によれば、29週6日目から35週4日目まで、エネルギー変化量が同期して変動している。又、図10の検査結果によれば、29週6日目から35週4日目まで、エネルギー変化率が同期して変動している。妊婦(1)に比べると、妊婦(2)のエネルギー変化量及びエネルギー変化率はなだらかに変動しているが、エネルギー変化量及びエネルギー変化率のいずれも同期して変動しているので、血管吻合が生じていると判断できる。妊婦(2)の分娩後において、胎児Aと胎児Bを診断したところ、軽度の双胎間輸血症候群を発症していたことが判明し、血管吻合があったことが確認された。
図11は、妊婦(3)に仰臥位安静の体位をとらせた上で本実施の形態の検査装置を用いて超音波測定を行い、その結果得られたエネルギー変化量を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフであり、図12は、超音波測定の結果得られたエネルギー変化率を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフである。
図11の検査結果によれば、32週2日目から36週5日目まで、エネルギー変化量が同期して変動しているが、36週5日目から37週4日目までは同期して変動していない。これに対して、図12の検査結果によれば、32週2日目から37週4日目まで、概ねエネルギー変化率は同期して変動していない。このようにエネルギー変化率が同期して変動していなければ、血管吻合が生じていないと判断できる。実際、妊婦(3)の分娩後において、胎児Aと胎児Bを診断したところ、双方とも発育良好であり双胎間輸血症候群を発症していないことが確認され、すなわち血管吻合はなかったことが確認された。
妊婦(3)においてエネルギー変化量だけを捉えれば、32週2日目から36週5日目まで同期していることで血管吻合が生じているようにも見えるが、36週5日目以降は、エネルギー変化量が同期しなくなる。一方、エネルギー変化率は、32週2日目から同期していないことが明らかであるので、これにより早期に血管吻合の有無を見分けることができ、且つ確度が高い診断を行える。尚、妊婦(3)において37週1日目から37週2日目の期間で、エネルギー変化率が同期して変動しているが、その期間の前後ではエネルギー変化率が同期して変動していないため、当該期間の同期は偶然であると考えられる。よって、同期しているか否かは、データを3点以上(より好ましくは4点以上)時間軸に沿ってプロットした上で判断することが望ましい。
図13は、妊婦(4)に仰臥位安静の体位をとらせた上で本実施の形態の検査装置を用いて超音波測定を行い、その結果得られたエネルギー変化率を縦軸に取り、妊娠週数を横軸にとって示すグラフである。
図13の検査結果によれば、25週5日目から28週3日目まで、エネルギー変化率が同期して変動しているが、28週3日目を過ぎると胎児Bに関してエネルギー変化率がゼロになり、28週3日目から5日目の間に胎児が死亡したと判断された。残りの胎児Aは無事出産に至った。25週5日目から28週3日目まで、エネルギー変化率が同期して変動していることに鑑みると、25週5日目の時点で血管吻合が生じていたと推認され、双胎間輸血症候群の発症が胎児Bの死亡の一因と考えられる。胎児Bの死亡により、両胎児間での血液のやりとりはなくなり、双胎間輸血症候群から治癒したため、胎児Aは無事出産に至ったものと判断される。
本発明は、以上の実施の形態に限られない。例えば、臍帯静脈及び臍帯動脈内を流れる胎児血流を、超音波を用いて測定しているが、これに限られることはない。又、本発明の検査装置によれば、エネルギー変化量を用いることで、例えば非特許文献1,2に詳細に示されている手法に従い、正常妊娠、子宮内胎児発育遅延妊娠、妊娠高血圧症候群のいずれかであることを判断することもできる。
AR 大動脈
AV 静脈管
DB 装置本体
EH 卵円孔
HT 胎児心臓
LA 左房
LR 左室
MN モニタ
PL 胎盤
RA 右房
RR 右室
SW 超音波
SWP 超音波プローブ
UCA1,UCA2 臍帯動脈
UCV1,VCA2 臍帯静脈
UV 下大静脈

Claims (5)

  1. 双胎における胎盤から一方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記一方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定し、前記胎盤から他方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記他方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定する測定手段と、
    前記一方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第1のエネルギー変化量を演算し、前記他方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第2のエネルギー変化量を演算する演算手段と、
    前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とに基づいて、血管吻合が生じているか否かを判断する判断手段と、を有し、
    前記判断手段は、前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期しないで変化するときは、血管吻合が生じていないと判断することを特徴とする検査装置。
  2. 双胎における胎盤から一方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記一方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定し、前記胎盤から他方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記他方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定する測定手段と、
    前記一方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第1のエネルギー変化率を演算し、前記他方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第2のエネルギー変化率を演算する演算手段と、
    前記第1のエネルギー変化率と前記第2のエネルギー変化率とに基づいて、血管吻合が生じているか否かを判断する判断手段と、を有し、
    前記判断手段は、前記第1のエネルギー変化率と前記第2のエネルギー変化率とが同期しないで変化するときは、血管吻合が生じていないと判断することを特徴とする検査装置。
  3. 双胎における胎盤から一方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記一方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定し、前記胎盤から他方の胎児へと向かう静脈の血流速度と、前記他方の胎児から前記胎盤へと向かう動脈の血流速度を測定する測定手段と、
    前記一方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第1のエネルギー変化量及び第1のエネルギー変化率を演算し、前記他方の胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいて、第2のエネルギー変化量及び第2のエネルギー変化率を演算する演算手段と、
    血管吻合が生じているか否かを判断する判断手段と、を有し、
    前記判断手段は、前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期して変化し、且つ前記第1のエネルギー変化率と前記第2のエネルギー変化率とが同期して変化するときは、血管吻合が生じていると判断し、
    更に、前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期しないで変化するか、又は前記第1のエネルギー変化量と前記第2のエネルギー変化量とが同期しないで変化するとき、血管吻合が生じていないと判断することを特徴とする検査装置。
  4. 前記測定手段は、前記動脈と前記静脈の血流に対して超音波を照射し、ドプラ効果に基づいて前記血流速度を検出する超音波プローブを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の検査装置。
  5. 前記演算手段は、前記胎児における前記静脈の血流速度と前記動脈の血流速度とに基づいてエネルギー変化量を演算し、前記判断手段は、前記エネルギー変化量に基づいて、正常妊娠、子宮内胎児発育遅延妊娠、妊娠高血圧症候群のいずれかであることを判断することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の検査装置。
JP2016124216A 2016-06-23 2016-06-23 検査装置 Active JP6417366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016124216A JP6417366B2 (ja) 2016-06-23 2016-06-23 検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016124216A JP6417366B2 (ja) 2016-06-23 2016-06-23 検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017225653A JP2017225653A (ja) 2017-12-28
JP6417366B2 true JP6417366B2 (ja) 2018-11-07

Family

ID=60890572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016124216A Active JP6417366B2 (ja) 2016-06-23 2016-06-23 検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6417366B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7457566B2 (ja) * 2020-04-30 2024-03-28 富士フイルムヘルスケア株式会社 超音波診断装置、臍帯長測定方法及びプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63145639A (ja) * 1986-12-09 1988-06-17 トーイツ株式会社 分娩監視装置
JPH0336327Y2 (ja) * 1987-02-03 1991-08-01

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017225653A (ja) 2017-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Brooks et al. Right ventricular function in fetal hypoplastic left heart syndrome
Kennedy et al. A radiologist’s guide to the performance and interpretation of obstetric doppler US
Tulzer et al. Doppler in non‐immune hydrops fetalis
Balli et al. Assessment of fetal cardiac function in mild preeclampsia
Thompson et al. Antenatal surveillance of fetal growth restriction
Peixoto Applicability and technical aspects of two-dimensional ultrasonography for assessment of fetal heart function
Simpson et al. ACR appropriateness criteria assessment of fetal well-being
JP6417363B2 (ja) 検査装置
JP6417366B2 (ja) 検査装置
Zhang et al. Doppler waveforms: the relation between ductus venosus and inferior vena cava
Marques Carvalho et al. First trimester fetal echocardiography
Anca et al. Special forms in twin pregnancy-ACARDIAC TWIN/Twin reversed arterial perfusion (TRAP) sequence
Abello et al. Two‐dimensional and M‐mode echocardiography of the fetal coronary sinus
US12144673B2 (en) Fetal growth restriction inspection apparatus
Olsen et al. Postnatal systemic blood flow in neonates with abnormal fetal umbilical artery Doppler
RU2579421C1 (ru) Способ прогнозирования риска развития прогрессирующего дистресса гипотрофичного плода
Tan et al. Fetal Doppler Velocimetry in Monochorionic Pregnancy: Twin Reversed Arterial Perfusion, Twin-to-Twin Transfusion Syndrome, and Twin Anemia Polycythemia Sequence
Malhotra et al. Antenatal assessment of fetal well-being
Yap et al. Patent ductus arteriosus in extreme prematurity: role of echocar-diography and other imaging techniques
Dall’Asta et al. Doppler diagnosis
Shimizu et al. Evaluation of diastolic blood flow dynamic of the left ventricle in dogs with mitral valve regurgitation using vector flow mapping
Widnes Sex differences in placental circulation
Galan Protocol 6: Clinical Use of Doppler
Bunduki et al. Doppler Ultrasound in Obstetrics
Lum et al. Point-of-Care Ultrasound in Obstetrics

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180827

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180827

TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180926

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6417366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250