JP6416167B2 - パワーオーバイーサネット方法及びデバイス - Google Patents

パワーオーバイーサネット方法及びデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP6416167B2
JP6416167B2 JP2016195563A JP2016195563A JP6416167B2 JP 6416167 B2 JP6416167 B2 JP 6416167B2 JP 2016195563 A JP2016195563 A JP 2016195563A JP 2016195563 A JP2016195563 A JP 2016195563A JP 6416167 B2 JP6416167 B2 JP 6416167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
network cable
length
pse
power
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016195563A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017102900A (ja
Inventor
金▲燦▼ 曹
金▲燦▼ 曹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Huawei Technologies Co Ltd
Original Assignee
Huawei Technologies Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Huawei Technologies Co Ltd filed Critical Huawei Technologies Co Ltd
Publication of JP2017102900A publication Critical patent/JP2017102900A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6416167B2 publication Critical patent/JP6416167B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/02Details
    • H04L12/10Current supply arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks
    • H04L41/08Configuration management of networks or network elements
    • H04L41/0803Configuration setting
    • H04L41/0823Configuration setting characterised by the purposes of a change of settings, e.g. optimising configuration for enhancing reliability
    • H04L41/0833Configuration setting characterised by the purposes of a change of settings, e.g. optimising configuration for enhancing reliability for reduction of network energy consumption
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/50Testing arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

本発明は、通信技術の分野に関し、特に、パワーオーバイーサネット方法及びデバイスに関する。
パワーオーバイーサネット(Power over Ethernet、略してPOE)技術は、イーサネットを使用することにより、インターネットプロトコル(Internet Protocol、略してIP)電話、カメラ又はアクセスポイント(access point、略してAP)のようなアクセスデバイスに電力が提供される、ということを指す。
一般に、POEシステムは、給電装置(power sourcing equipment、略してPSE)及び受電装置(powered device、略してPD)を含む。PSEは、イーサネットを使用することによりPDに電力を供給するとともに、同様に、全体のPOEシステムにおけるパワーオーバイーサネットプロセスのマネージャになる。
PSEがイーサネットを介してPDに電力を供給する場合に、ネットワークケーブル電力損失がもたらされ、PDの所要電力を満たすために、PSEは、ネットワークケーブル電力損失をリザーブする必要がある。現在、PSEは、標準において定義された最も悪い場合における最大のネットワークケーブル損失(ネットワークケーブルが最大の直流インピーダンスと100メートルの長さを有している場合にもたらされる損失)に従ってパワーリザベーションを実行する。しかしながら、実際に配置されたPOEシステムでは、ネットワークケーブル損失が常に最も悪い場合の損失であるとは限らない。したがって、ネットワークケーブル損失のためにリザーブされる必要がある電力は非常に小さいかもしれない。もしPSEが最も悪い場合における最大のネットワークケーブル損失に従ってパワーリザベーションを常に遂行するならば、PSE電力が浪費されるとともに、PSE電力の使用が減らされる。
本願は、パワーオーバイーサネット方法及びデバイスを提供し、それは、PSEの供給電力の使用効率を向上させる。
第1の態様によれば、本願は、パワーオーバイーサネット方法であって、PSEにより、PDの分類クラスに従ってPDの最大電力を判定するステップと、PSEにより、PSEとPDとの間のネットワークケーブルの長さを取得するステップと、PSEにより、ネットワークケーブルのタイプを判定するステップと、PSEにより、ネットワークケーブルの長さ及びネットワークケーブルのタイプに従って、ネットワークケーブルの損失電力を計算するステップと、PSEにより、PDの最大電力及びネットワークケーブルの損失電力の合計を供給電力として使用して、PDに電力を供給するステップとを含む、パワーオーバイーサネット方法を提供する。実際に使用されるPD電力、ネットワークケーブル長さ、そしてネットワークケーブルタイプが識別され、ネットワークケーブルの損失電力が、実際に使用されるPD電力、ネットワークケーブル長さ、そしてネットワークケーブルタイプに従って計算されるとともに、PSEの供給電力が判定され、それは、PSE供給電力の使用効率を向上させることができる。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実施方法において、PSEは、PHYチップを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さを読み取るとともに、PSEは、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さからネットワークケーブルの長さを計算する。ネットワークケーブルの長さが複数回測定されるとともに、ネットワークケーブルの実際の長さが収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルの複数の測定された長さから取得されるので、測定された長さ及びネットワークケーブルの実際の長さの精度が改善される。
第1の態様の第1の可能な実施方法に関連して、第1の態様の第2の可能な実施方法において、PSEは、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルの各測定された長さの最適値を計算し、PSEは、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さの最適値からネットワークケーブルの収束長さを取得し、PSEは、ネットワークケーブルの収束長さをネットワークケーブルの長さとして使用する。複数の測定値が適切なフィルタリングアルゴリズムを使用することにより統合され、それは、ネットワークケーブルの実際の長さの試験精度を上げるとともに、PSE供給電力の使用効率を更に向上させる。
第1の態様の第2の可能な実施方法に関連して、第1の態様の第3の可能な実施方法において、PSEは、ネットワークケーブルの(k−1)番目の測定された長さの最適値を、ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値として使用し、PSEは、ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値及びネットワークケーブルのk番目の測定された長さに従って、ネットワークケーブルのk番目の長さの最適値を計算する。ネットワークケーブルの各測定された長さの最適値は、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用することにより計算され、それは、ネットワークケーブルの実際の長さの精度を向上させる。
第1の態様の第3の可能な実施方法に関連して、第1の態様の第4の可能な実施方法において、PSEは、数式L(k|k)=L(k|k−1)+Kg(k)(Z(k)−HL(k|k−1))を使用することによってネットワークケーブルのk番目の長さの最適値L(k|k)を計算し、ここで、L(k|k−1)はネットワークケーブルのk番目の長さの予測値であり、Kg(k)はネットワークケーブルのk番目のカルマン利得であり、Z(k)は読み取られたネットワークケーブルのk番目の測定された長さであり、Hは長さ変動であるとともに、Hの値は1に設定される。現在の状態におけるネットワークケーブルの長さの最適値が、以前の状態におけるネットワークケーブルの長さの予測値及び現在の状態におけるネットワークケーブルの測定された長さに従って計算され、それは、ネットワークケーブルの実際の長さの精度を向上させる。
第1の態様から第1の態様の第4の可能な実施方法に関連して、第1の態様の第5の可能な実施方法において、ネットワークケーブルのタイプを判定するまえに、PSEは、PHYチップがネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取るかどうかを判定し、もしPHYチップがネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取るならば、PSEは、ネットワークケーブルの長さとネットワークケーブルのタイプとの間、そしてリンク信号対雑音比とネットワークケーブルのタイプとの間のマッピング関係テーブルに従って、ネットワークケーブルのタイプを判定するか、又は、もしPHYチップがネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取らないならば、PSEは、ネットワークケーブルのタイプを事前設定されたネットワークケーブルタイプに設定する。したがって、ネットワークケーブルのタイプが判定されるまえに、ネットワークケーブルのタイプがネットワークケーブルのリンク信号対雑音比に従って正確に判定されることができ、それは、ネットワークケーブルのタイプの正確さを高め、ネットワークケーブルの損失電力の精度を向上させ、そしてPSE供給電力の使用効率を更に向上させる。
第1の態様から第1の態様の第5の可能な実施方法に関連して、第1の態様の第6の可能な実施方法において、PSEは、PSEチップを使用することにより、PDの分類クラスを識別する。PSEが、PDの分類クラスを識別するとともに、PDの分類クラスに従ってPDの最大電力を判定するので、PDの最大電力値の精度が改善される。
第1の態様から第1の態様の第6の可能な実施方法に関連して、第1の態様の第7の可能な実施方法において、PSEは、ネットワークケーブルのタイプに従ってネットワークケーブルの100メートル当たりの直流インピーダンスを判定するとともに、PSEは、数式Pch=Ipd^2*L0*Rs/100を使用することによってネットワークケーブルの損失電力Pchを計算し、ここで、IpdはPDの最大電流であり、Rsはネットワークケーブルの100メートル当たりの直流インピーダンスであるとともに、L0はネットワークケーブルの長さである。したがって、ネットワークケーブルの損失電力Pchが数式を使用することにより正確に計算されることができ、それは、PSE供給電力の使用効率を更に向上させる。
第1の態様の第4の可能な実施方法に関連して、1つの可能な実施方法において、PSEは、数式Kg(k)=P(k|k−1)H/(HP(k|k−1)H+R)を使用することによってネットワークケーブルのk番目のカルマン利得Kg(k)を計算し、PSEは、数式P(k|k−1)=AP(k−1|k−1)A+Q)を使用することによってネットワークケーブルのk番目の長さの予測値L(k|k−1)に対応する共分散を計算し、ここで、Rは測定方程式における雑音共分散を示し、Aは行列Aの転置行列であって、A=A=1であるとともに、Hは行列Hの転置行列であって、H=H=1である。カルマン利得Kg(k)が数式を使用することによって正確に計算されることができ、それにより、ネットワークケーブルの実際の長さの最適値が正確に計算されることができ、それは、ネットワークケーブルの実際の長さの精度を更に向上させる。
第2の態様によれば、本願は、前述の方法におけるPSEの動作を実施する機能を有するパワーオーバイーサネットデバイスを提供する。それらの機能は、ハードウェアを使用することによって実施され得るか、又はハードウェアにより対応するソフトウェアを実行することによって実施され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。それらのモジュールは、ソフトウェア及び/又はハードウェアであり得る。
1つの可能な実施方法において、パワーオーバイーサネットデバイスは、PSEチップ、PHYチップ及びプロセッサを含み、PSEチップは、PDの分類クラスに従ってPDの最大電力を判定するように構成され、PHYチップは、ネットワークケーブルの測定された長さを読み取るように構成されるとともに、プロセッサは、PHYチップによって読み取られたネットワークケーブルの測定された長さに従って、当該パワーオーバイーサネットデバイスとPDとの間のネットワークケーブルの長さを取得し、ネットワークケーブルのタイプを判定し、ネットワークケーブルの長さ及びネットワークケーブルのタイプに従って、ネットワークケーブルの損失電力を計算するとともに、PDの最大電力及びネットワークケーブルの損失電力の合計を供給電力として使用して、PDに電力を供給するように構成される。実際に使用されるPD電力、ネットワークケーブルタイプ及びネットワークケーブル長さが識別されるとともに、実際のシナリオにおいて遭遇する不正確に検出されたネットワークケーブル長さの問題に関連して、フィルタリングアルゴリズムを使用することにより最適なPSE供給電力が計算され、それは、PSE供給電力の使用効率を更に向上させる。
別の可能な実施方法において、パワーオーバイーサネットデバイスは、PSEチップ、PHYチップ及びプロセッサを含み、PSEチップは、PDの分類クラスに従ってPDの最大電力を判定するように構成され、PHYチップは、ネットワークケーブルの測定された長さを読み取るように構成されるとともに、プロセッサは、判定モジュール及び計算モジュールを含み、判定モジュールは、ネットワークケーブルのタイプを判定するように構成され、計算モジュールは、PHYチップによって読み取られたネットワークケーブルの測定された長さに従って、当該パワーオーバイーサネットデバイスとPDとの間のネットワークケーブルの長さを取得し、ネットワークケーブルの長さ及びネットワークケーブルのタイプに従って、ネットワークケーブルの損失電力を計算するとともに、PDの最大電力及びネットワークケーブルの損失電力の合計をPSEの供給電力として使用するように構成される。
第3の態様によれば、本願は、前述の態様に基づくPSE及びPDを含むパワーオーバイーサネットシステムを提供し、PSEは、イーサネットケーブルを使用することによってPDに接続されるとともに、イーサネットケーブルを使用することによってPDに電力を供給する。
本発明において提供されるパワーオーバイーサネット方法及びデバイスによれば、PSEは、PDの分類クラスに従ってPDの最大電力を判定し、PSEは、PSEとPDとの間のネットワークケーブルの長さを取得し、PSEは、ネットワークケーブルのタイプを判定し、PSEは、ネットワークケーブルの長さ及びネットワークケーブルのタイプに従って、ネットワークケーブルの損失電力を計算するとともに、PSEは、PDの最大電力及びネットワークケーブルの損失電力の合計を供給電力として使用して、PDに電力を供給する。実際に使用されるPD電力、ネットワークケーブル長さ、そしてネットワークケーブルタイプが識別され、ネットワークケーブルの損失電力が、実際に使用されるPD電力、ネットワークケーブル長さ、そしてネットワークケーブルタイプに従って計算されるとともに、PSEの供給電力が判定され、それは、PSE供給電力の使用効率を向上させることができる。
本出願によるパワーオーバイーサネット方法のフローチャートである。 本出願による別のパワーオーバイーサネット方法のフローチャートである。 本出願によるカルマンフィルタリングアルゴリズムを使用することによりネットワークケーブルの長さを予測することのシミュレーション結果の図である。 本出願による更に別のパワーオーバイーサネット方法のフローチャートである。 本出願によるPDの電源オン、検出、そして分類のプロセスの概略図である。 本出願によるリンク信号対雑音比及びネットワークケーブルの長さに従ってネットワークケーブルのタイプを判定することの概略図である。 本出願によるFEシナリオにおけるPSE供給電力の使用効率の概略の比較図である。 本出願によるGEシナリオにおけるPSE供給電力の使用効率の概略の比較図である。 本出願によるパワーオーバイーサネットデバイスの概略構造図である。 本出願による別のパワーオーバイーサネットデバイスの概略構造図である。
下記は、本発明の実施例における添付の図面を参照して、本発明の実施例における技術的解決法を説明する。
POEは、イーサネットケーブルを使用することにより、ネットワーク電話機及びネットワークカメラのようないくつかの端末に直流電源を提供する技術のことを指す。POEシステムはPSE及びPDを含み、PSEは、イーサネットケーブルを使用することによりPDに接続され、イーサネットケーブルを使用することによりPDに電力を供給する。具体的には、パワーオーバイーサネットの作業プロセスは下記を含む。1.検出:最初に、PSEは、イーサネットケーブルの反対側の端部においてPDが接続されているかどうかを検出するためのポートに検出電圧を出力する。2.PD分類:PDが検出されたあと、PSEは、PDに対する分類を実行するとともに、PDにより必要とされる最大電力を検出する。3.電力供給の開始:設定可能な時間の始動期間内(一般に15msより少ない)に、PSEは、PSEが標準により指定された範囲内の入力電圧で直流電源を提供するまで、比較的低い電圧でPDに電力を供給し始める。4.電力供給:PSEは、PD装置の電力消費要求を満たすために、PDのための安定した信頼性の高い直流電源を提供する。POEシステムの電力供給プロセスの間、PSEは、PDの所要電力及びネットワークケーブルの損失電力を満たすように供給電力を出力する必要がある。現在、PSEは、ネットワークの損失電力として標準において定義された最も悪い場合における最大のネットワークケーブル損失を使用する。しかしながら、本願において提供される技術的解決法では、ネットワークケーブルの実際の損失電力(一般に最も悪い場合の最大のネットワークケーブル損失より少ない)がネットワークケーブルの長さ及びネットワークケーブルのタイプに従って計算されるとともに、さらにPSEの供給電力が判定され、それにより供給電力の使用効率を効果的に向上させる。
図1は、本出願によるパワーオーバイーサネット方法のフローチャートである。図1において示されたように、方法は下記のステップを含む。
S101.PSEが、PDの分類クラスに従ってPDの最大電力を判定する。
具体的には、PSEがケーブルの一方の端部においてPDが接続されていることを検出すると、PSEにおける分類チップが、PDに対する分類を実行する。PDの異なる分類クラスが異なる必要とされる最大電力に対応するとともに、PDの各分類クラスがPDにより必要とされる最大電力に対応するので、1対1対応のマッピングテーブルが、PDの分類クラスとPDにより必要とされる最大電力との間に形成される。したがって、PDの最大電力は、PDの分類クラスとPDにより必要とされる最大電力との間のマッピングテーブルに従って判定されることができる。
S102.PSEが、PSEとPDとの間のネットワークケーブルの長さを取得する。
具体的には、PSEとPDとの間のネットワークケーブルの実際に使用される長さは、対応するチップ、例えば物理層(physical layer、略してPHY)チップを使用することによって識別され得る。PHYチップは、下記の実施例において詳細に説明されるとともに、詳細は本発明のこの実施例において繰り返されない。
S103.PSEが、ネットワークケーブルのタイプを判定する。
具体的には、PSEとPDとの間のネットワークケーブルには複数のタイプが存在し得る。現在、ネットワークケーブルは、一般に、カテゴリ3、カテゴリ4、カテゴリ5(CAT5)、カテゴリ5エンハンスド、カテゴリ6(CAT6)及びカテゴリ7ツイストペアなどのタイプに分類される。ネットワークケーブルのタイプは、ネットワークケーブルのリンク信号対雑音比及びネットワークケーブルの長さに従って判定され得るか、又は、ネットワークケーブルのタイプは、実際のシナリオに関連して判定され得る。
S104.PSEが、ネットワークケーブルの長さ及びネットワークケーブルのタイプに従って、ネットワークケーブルの損失電力を計算する。
本発明のこの実施例において、ネットワークケーブルの損失電力は、標準において指定された数式を使用することによって、ネットワークケーブルの長さ及びネットワークケーブルのタイプに従って計算され得る。具体的には、ネットワークケーブルの損失電力Pchは、数式Pch=Ipd^2*L0*Rs/100を使用することによって計算されることができ、ここで、IpdはPDの最大電流であり、Rsはネットワークケーブルの100メートル当たりの直流インピーダンスであるとともに、L0はネットワークケーブルの長さである。
ネットワークケーブルの100メートル当たりの直流インピーダンスはネットワークケーブルのタイプと関係があり、異なるネットワークケーブルタイプは、ネットワークケーブルの100メートル当たりの異なる直流インピーダンスに対応する、という点に注意が必要である。
S105.PSEが、PDの最大電力及びネットワークケーブルの損失電力の合計を供給電力として使用して、PDに電力を供給する。
具体的には、PSEの供給電力Ppseは、数式Ppse=Ppd+Pchを使用することによって計算され、ここで、PpdはPDの最大電力であるとともに、Pchはネットワークケーブルの損失電力である。電力設定値Ppseは、PSEの供給電力に従ってPOEシステムに適用される。
PSEの供給電力はPSEが出力する必要がある電力のことを指し、PSEの供給電力は、PDによって必要とされる最大電力を含むばかりでなく、PSEとPDとの間のネットワークケーブルの損失電力を含む、という点に注意が必要である。
本発明のこの実施例において提供される供給電力リザベーション方法は、あらゆる電源リンク損失計算スキーム、例えば機械室内の配電又は電力網における配電に適用され得るとともに、供給電力の使用効率を効果的に向上させることができる、という点に注意が必要である。
本発明のこの実施例において提供されるパワーオーバイーサネット方法によれば、PSEは、PDの分類クラスに従ってPDの最大電力を判定し、PSEは、PSEとPDとの間のネットワークケーブルの長さを取得し、PSEは、ネットワークケーブルのタイプを判定し、PSEは、ネットワークケーブルの長さ及びネットワークケーブルのタイプに従って、ネットワークケーブルの損失電力を計算するとともに、PSEは、PDの最大電力及びネットワークケーブルの損失電力の合計を供給電力として使用して、PDに電力を供給する。実際に使用されるPD電力、ネットワークケーブル長さ、そしてネットワークケーブルタイプが識別され、ネットワークケーブルの損失電力が、実際に使用されるPD電力、ネットワークケーブル長さ、そしてネットワークケーブルタイプに従って計算されるとともに、PSEの供給電力が判定され、それは、PSE供給電力の使用効率を向上させることができる。
図1において示されたパワーオーバイーサネット方法に基づいて、図2において示されたように、下記は方法の具体的な実施方法を詳細に説明する。図2は、本出願による別のパワーオーバイーサネット方法のフローチャートである。方法は下記のステップを含む。
S201.PSEが、PDの分類クラスに従ってPDの最大電力を判定する。
S201の実施方法はS101の実施方法と同じである、という点に注意が必要である。詳細については、S101における説明を参照し、詳細はここでは説明されない。
S202.PSEが、PHYチップを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さを読み取る。nはPHYチップがネットワークケーブルの測定された長さを読み取る回数の量を示すとともに、nは1以上の正の整数である。
具体的には、ネットワークケーブルの測定された長さは、PHYチップの仮想ケーブル試験(virtual cable test、略してVCT)機能を使用することによって読み取られる。VCTは、一度、イーサネットポートに対して接続されたケーブルを検出するとともに、検出結果を表示し得る。ケーブルの状態が正常である場合に、表示された情報における長さは、ネットワークケーブルの全長を指しており、ケーブルの状態が異常である場合に、表示された情報における長さは、ローカルインタフェースと異常箇所との間の長さを指す。ネットワークケーブルの複数の測定された長さは、複数回ネットワークケーブルを読み取るために、VCTを使用することによって読み取られ得る。VCTは、ネットワークケーブルの物理的状態を検出するために、時間領域反射率測定(time domain reflectometry、略してTDR)を利用する、という点に注意が必要である。TDRの検出原理は、レーダの検出原理と同様である。TDRの作業方法は、順向的にパルス信号を導線に送信し、そして送信されたパルス信号の反射結果を検出することにより、ケーブル障害を検出することである。送信されたパルス信号がケーブルの端部又はケーブルの不良箇所を通過する場合に、一部又は全てのパルスエネルギーが、オリジナルの送信元に到達するように、反射されて戻る。VCT技術において、信号が不良箇所に到達するか、又は戻される時刻は、導線におけるパルス信号の伝送を測定することにより取得され、その場合に、対応する時間は数式に従って距離値に変換される。TDRの具体的な検出原理は、従来技術におけるTDRの検出原理と同じであり、詳細は本発明のこの実施例において説明されない。
S203.PSEが、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さからネットワークケーブルの長さを計算する。
任意に、PSEが、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さからネットワークケーブルの長さを計算することは、PSEにより、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルの各測定された長さの最適値を計算するステップと、PSEにより、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さの最適値からネットワークケーブルの収束長さを取得するステップと、PSEにより、ネットワークケーブルの収束長さをネットワークケーブルの長さとして使用するステップとを含む。
異なる製造業者のPHY技術のレベルにおける制約及び実際の測定プロセスにおける雑音に起因して、単一の試験から取得される測定値と実際の値との間の差異は非常に大きい、という点に注意が必要である。したがって、ネットワークケーブルの実際の長さの試験精度を上げるとともに、PSE供給電力の使用効率を更に向上させるために、複数の測定値から取得されたデータが適切なフィルタリングアルゴリズムを使用することにより統合される。本発明のこの実施例において、PHYチップがネットワークケーブルのn個の測定された長さを読み取ることに基づいて、各測定された長さの最適値は、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さから計算されるとともに、ネットワークケーブルの収束長さは、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さの最適値から取得される。
例えば、もしPHYチップによって読み取られたネットワークケーブルのn個の測定された長さがそれぞれl1、l2、...、lnであるならば、n個の測定された長さに対してカルマンフィルタリングが実行されたあとで取得されるネットワークケーブルの長さの最適値は、それぞれ、d1、d2、...、dnであり、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルの長さの最適値から取得された収束値はl0であり、ネットワークケーブルの収束長さl0は、ネットワークケーブルの実際の長さとして使用される。
任意に、PSEにより、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルの各測定された長さの最適値を計算するステップは、PSEにより、ネットワークケーブルの(k−1)番目の測定された長さの最適値を、ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値として使用するステップであって、kが、PHYチップがネットワークケーブルの測定された長さを読み取る回数のうちの特定の回数を示し、k=1、2、...、nである、ステップと、PSEにより、ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値及びネットワークケーブルのk番目の測定された長さに従って、ネットワークケーブルのk番目の長さの最適値を計算するステップを含む。
任意に、PSEにより、ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値及びネットワークケーブルのk番目の測定された長さに従って、ネットワークケーブルのk番目の長さの最適値を計算するステップは、PSEにより、数式L(k|k)=L(k|k−1)+Kg(k)(Z(k)−HL(k|k−1))を使用することによってネットワークケーブルのk番目の長さの最適値L(k|k)を計算するステップであって、L(k|k−1)がネットワークケーブルのk番目の長さの予測値であり、Kg(k)がネットワークケーブルのk番目のカルマン利得であり、Z(k)が読み取られたネットワークケーブルのk番目の測定された長さであり、Hが長さ変動であるとともに、Hの値が1に設定される、ステップを含む。
具体的には、カルマンフィルタのキー方程式は下記の通りであり、状態方程式:L(k|k)=AL(k−1|k−1)+BU(k)+W(k)、及び、測定方程式:Z(k)=H*L(k)+V(k)であり、ここで、L(k−1|k−1)はネットワークケーブルの(k−1)番目の測定された長さの最適値であり、A及びBは、それぞれ、現在の予測パラメータと妨害パラメータとの間、そして以前の状態における最適値と妨害パラメータとの間の確信度の関係(confidence relationships)であり、U(k)は現在の状態の制御値であって、もし制御値が存在しないならばこの値は0になることができ、W(k)及びV(k)は、個々に、測定プロセスにおける雑音であるとともに、Hはネットワークケーブルの長さに基づくネットワークケーブルの測定された長さの変動である。
本発明のこの実施例において、A=B=1、U(k)=0、H=1であるとともに、プロセス雑音W(k)の値の範囲は(0、Q)であり、ここで、Qは、プロセス雑音W(k)の共分散であるとともに、複数の測定プロセスにおいて温度及び湿度のようなパラメータの値と共に変化するネットワークケーブルの実際の長さの長さ共分散を示す。したがって、カルマンフィルタのキー方程式は、下記と同等であることができ、状態方程式:L(k)=L(k−1)+Q、及び、測定方程式:L=L0+sqrt(σ)*rand(−1、1)であり、ここで、状態方程式は、ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値がネットワークケーブルの(k−1)番目の測定された長さの最適値になる、ということを示し、Lはネットワークケーブルの特定の長さを示し、L0はネットワークケーブルの長さを示すとともに、σはネットワークケーブルの測定値と実際の値との間の最大偏差を示す。
任意に、ネットワークケーブルのk番目のカルマン利得Kg(k)は、数式Kg(k)=P(k|k−1)H/(HP(k|k−1)H+R)を使用することによって計算される。
任意に、ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値L(k|k−1)に対応する共分散は、数式P(k|k−1)=AP(k−1|k−1)A+Q)を使用することによって計算される。
任意に、ネットワークケーブルのk番目の長さの最適値L(k|k)に対応する共分散P(k|k)は、数式P(k|k)=(I−Kg(k)H)P(k−1|k−1)を使用することによって計算され、ここで、Rは測定方程式における雑音共分散を示し、Aは行列Aの転置行列であって、A=A=1であるとともに、Hは行列Hの転置行列であって、H=H=1である。
ネットワークケーブルのk番目の長さの最適値L(k|k)に対応する共分散P(k|k)、すなわち、ネットワークケーブルの次の((k+1)番目の)長さの予測値に対応する共分散は、前述の数式を使用することによって連続的に反復されて更新される、という点に注意が必要である。
カルマンフィルタリングアルゴリズムは、線形システム状態方程式を使用することにより、そしてシステムを通して観測データを入力又は出力することにより、システム状態に関して最適評価を実行するアルゴリズムである、という点に注意が必要である。
図3は、本出願によるカルマンフィルタリングアルゴリズムを使用することによりネットワークケーブルの長さを予測することのシミュレーション結果の図である。図3において示されたように、VCT機能によって使用されるTDR技術の実際の測定の結果は、著しく不連続であり、そして、正確に予測されることが難しい。カルマン(事後推定値)の使用法を参照すると、図3におけるシミュレーションの事前設定された条件は下記のようになり、すなわち、ネットワークケーブルの実際の長さは24mであり、プロセス雑音の共分散Qは1e−4であるとともに、測定方程式における雑音共分散Rは3に等しい。ネットワークケーブルの実際の長さが正確に予測されることができ、供給電力の使用効率が更に改善される。
S204.PSEが、ネットワークケーブルのタイプを判定する。
S205.PSEが、ネットワークケーブルの長さ及びネットワークケーブルのタイプに従って、ネットワークケーブルの損失電力を計算する。
S206.PSEが、PDの最大電力及びネットワークケーブルの損失電力の合計を供給電力として使用して、PDに電力を供給する。
S204、S205及びS206の実施方法は、それぞれ、S103、S104及びS105の実施方法と同じである、という点に注意が必要である。詳細については、S103、S104及びS105における説明を参照し、詳細はここでは説明されない。
本発明のこの実施例において提供されるパワーオーバイーサネット方法によれば、前述の実施例に基づいて、そしてPSEがPHYチップを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さを読み取ることに基づいて、PSEは、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さから各測定された長さの最適値を計算し、PSEは、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さの最適値からネットワークケーブルの収束長さを取得し、ネットワークケーブルの実際の長さの試験精度を上げるとともに、PSE供給電力の使用効率を更に向上させるために、PSEは、複数の測定値から取得されたデータを統合するのに適切なフィルタリングアルゴリズムを使用する。
図1において示されたパワーオーバイーサネット方法に基づいて、図4において示されたように、下記は方法の別の具体的な実施方法を詳細に説明する。図4は、本出願による更に別のパワーオーバイーサネット方法のフローチャートである。方法は下記のステップを含む。
S401.PSEが、PHYチップを使用することによってPDの分類クラスを識別する。
S402.PSEが、PDの分類クラスに従ってPDの最大電力を判定する。
具体的には、PDを検出したあとのS401及びS402において、PSEは、PSEチップを使用することによってPDに対する分類を実行し得る。1対1対応のマッピングテーブルが、PDの分類クラスとPDにより必要とされる最大電力との間に形成される。PDの最大電力は、PDの分類クラスに従って判定され得る。図5は、本出願によるPDの電源オン、検出、そして分類のプロセスの概略図である。図5において示されたように、PDの電源オン、検出、そして分類のプロセスは、PD電圧が0Vから48Vまで変化する特性である。具体的な電源オン、検出、そして分類のプロセスは、下記の通りである。
検出段階:検出の目的は、802.3の標準に従うPDがネットワークケーブルに接続されているかどうかを判定することである。キロオーム(k ohm)レベルのインピーダンスがRJ45の電気インタフェースのワイヤペア1/2とワイヤペア3/6との間(又はワイヤペア4/5とワイヤペア7/8との間)に接続されている場合に、PSEチップ上のドレインピンは定電流源モードに切り替わる。ドレインピンが270マイクロアンペア(μA)及び110μA電流を出力する場合に、PSEチップはドレインピン上の電圧を検出する。PSEチップは、電流により電圧を除算することによってライン上のインピーダンスを計算する。もし検出されたインピーダンス値がPDの特性に適合する、例えば、PDに関する抵抗Rが19.5k ohm≦R≦26k ohmを満たすとともに、キャパシタンスがC<150ナノファラッド(nF)を満たすならば、プロセスは分類段階に入る。
分類段階:分類の目的は、現在接続されているPDの電力レベルを判定するとともに、接続されたPSE側のタイプ(例えば、802.3af又は802.3at)をPDに通知することである。
電源オン段階:分類が成功したあとで、PSEチップ上のゲートピンは、電界効果トランジスタを導通するように制御し、PSEチップのポートが−48V電圧を出力するとともに、電源オンが成功する。電源オンが成功したあとの安定した電力供給段階において、電流検出ピンは出力電流を連続して監視する。出力電流が、最も高いしきい値(802.3af:一般に375mA;802.3at:一般に600mA)を越えるか、又はホールド電流(10mA)より小さくなる場合に、PSEチップ上のゲートピンは、電力供給を切断し止めるように電界効果トランジスタを制御する。
S403.PSEが、PHYチップを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さを読み取る。
S404.PSEが、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さからネットワークケーブルの長さを計算する。
S403及びS404の実施方法は、それぞれ、S202及びS203の実施方法と同じである、という点に注意が必要である。詳細については、S202及びS203における説明を参照し、詳細はここでは説明されない。
S405.PSEが、PHYチップがネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取るかどうかを判定する。もしPHYチップがネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取るならば、S406が実行され、そうでなければ、S407が実行される。
具体的には、ネットワークケーブルの損失電力はネットワークケーブルのタイプと関係があるとともに、異なるネットワークケーブルタイプの損失電力は異なる。しかしながら、一般に、ネットワークケーブルのタイプは、ネットワークケーブルのリンク信号対雑音比に従って決定される。本発明のこの実施例において、ネットワークケーブルのリンク信号対雑音比は、PHYチップを使用することにより読み取られるとともに、さらに、ネットワークケーブルのタイプは、読み取られたネットワークケーブルのリンク信号対雑音比に従って決定される。しかしながら、実際の使用において、必ずしも全てのPHYチップが信号対雑音比の直接的な読み取りをサポートするとは限らない。例えば、現在、2.5G PHYチップと10G PHYチップの両方は、信号対雑音比データの直接的な読み取りをサポートするが、しかし、いくつかのファストイーサネット(fast Ethernet、略してFE)PHYチップ、及びいくつかのギガビットイーサーネット(gigabit Ethernet、略してGE)PHYチップは、信号対雑音比の直接的な読み取りをサポートしない。したがって、PHYチップがネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取るかどうか、すなわち、PHYチップが信号対雑音比の直接的な読み取りをサポートするかどうかが判定される必要がある。
S406.PSEが、ネットワークケーブルの長さとネットワークケーブルのタイプとの間、そしてリンク信号対雑音比とネットワークケーブルのタイプとの間のマッピング関係テーブルに従って、ネットワークケーブルのタイプを判定するとともに、S408を実行する。
本発明のこの実施例において、PHYチップがネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取る場合、すなわち、PHYチップが信号対雑音比の直接的な読み取りをサポートする場合に、ネットワークケーブルのタイプは、PHYチップによって読み取られたネットワークケーブルのリンク信号対雑音比に従って判定され得る。具体的には、もしリンク信号対雑音比が垂直座標として使用されるとともに、ネットワークケーブルの長さが水平座標として使用されるならば、リンク信号対雑音比とネットワークケーブルの長さとにより形成されるポイントは、直線に対応し得るとともに、ネットワークケーブルのタイプは、直線の傾斜に従って判定され得る。したがって、ネットワークケーブルの長さ、リンク信号対雑音比及びネットワークケーブルのタイプの間には1対1の対応関係があるとともに、ネットワークケーブルのタイプは、ネットワークケーブルの長さ及びリンク信号対雑音比に従って判定され得る。マッピング関係テーブルは、ネットワークケーブルの長さ、ネットワークケーブルのリンク信号対雑音比及びネットワークケーブルのタイプの間の対応関係を示すために使用される。PSEは、ネットワークケーブルの長さとネットワークケーブルのタイプとの間、そしてリンク信号対雑音比とネットワークケーブルのタイプとの間のマッピング関係テーブルを事前に記憶し得る、という点に注意が必要である。PHYチップがネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取る場合に、PSEは、読み取られたネットワークケーブルのリンク信号対雑音比及び前述のステップにおける計算を通して取得されたネットワークケーブルの長さに従って、ネットワークケーブルの長さとネットワークケーブルのタイプとの間、そしてリンク信号対雑音比とネットワークケーブルのタイプとの間のマッピング関係テーブルに問い合わせを行うことによって、ネットワークケーブルのタイプを判定し得る。図6は、本出願によるリンク信号対雑音比及びネットワークケーブルの長さに従ってネットワークケーブルのタイプを判定することの概略図である。図6において示されたように、ネットワークケーブルの長さがX−軸の座標として使用され、ネットワークケーブルの信号対雑音比がY−軸の座標として使用され、X軸及びY軸によって決定された空間は複数の直線を含むことができ、各直線の傾斜がネットワークケーブルタイプに対応する。例えば、図6において、直線f1はCAT6非シールドツイストペア(unshielded twisted pair、略してUTP)に対応し、直線f2はCAT5シールドツイストペア(shielded twisted pair、略してSTP)に対応し、直線f3はCAT6シールドツイストペアに対応するとともに、直線f4はCAT5非シールドツイストペアに対応する。例えば、もしPHYチップによって読み取られたネットワークケーブルの信号対雑音比(signal-to-noise ratio、略してSNR)が18デシベル(dB)であるとともに、S404において計算されたネットワークケーブルの長さが40メートル(m)であるならば、信号対雑音比及びネットワークケーブルの長さによって形成されたポイント(40、18)は直線f2に重なるとともに、その場合に、ネットワークケーブルのタイプはCAT5シールドツイストペアとして判定されることができる。
S407.PSEが、ネットワークケーブルのタイプを事前設定されたネットワークケーブルタイプに設定するとともに、S408を実行する。
具体的には、PHYチップがネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取らない場合、すなわち、PHYチップが信号対雑音比の直接的な読み取りをサポートしない場合に、ネットワークケーブルのタイプは、実際のシナリオに関連して、事前設定されたネットワークケーブルタイプに設定され得る。事前設定されたネットワークケーブルタイプは、実際のアプリケーションシナリオに従って設定され得る。例えば、もし実際のアプリケーションシナリオがFE及び/又はGEシナリオであるならば、ネットワークケーブルのタイプはCAT5に設定される。
S408.PSEが、ネットワークケーブルのタイプに従ってネットワークケーブルの100メートル当たりの直流インピーダンスを判定する。
S409.PSEが、数式Pch=Ipd^2*L0*Rs/100を使用することによってネットワークケーブルの損失電力Pchを計算する。IpdはPDの最大電流であり、Rsはネットワークケーブルの100メートル当たりの直流インピーダンスであるとともに、L0はネットワークケーブルの長さである。
具体的には、S408及びS409において、ネットワークケーブルの100メートル当たりの直流インピーダンスはネットワークケーブルのタイプと関係がある。異なるネットワークケーブルタイプは、ネットワークケーブルの100メートル当たりの異なる直流インピーダンスに対応する。テーブル1は、異なるネットワークケーブルタイプに対応する直流インピーダンスを列挙する。テーブル1において示されたように、ネットワークケーブルの100メートル当たりの直流インピーダンスは、ネットワークケーブルのタイプに従って判定され得る。例えば、前述のステップにおいて、もしネットワークケーブルのタイプがCAT5として判定されるならば、テーブル1に従って、CAT5に対応する直流インピーダンスRsが12.5オーム/100m(ohm/100m)であることが取得され得る。
Figure 0006416167
S410.PSEが、PDの最大電力及びネットワークケーブルの損失電力の合計を供給電力として使用して、PDに電力を供給する。
S410の実施方法はS105の実施方法と同じである、という点に注意が必要である。詳細については、S105における説明を参照し、詳細はここでは説明されない。
本発明のこの実施例において提供されるパワーオーバイーサネット方法によれば、実際に使用されるPD電力、ネットワークケーブルタイプ及びネットワークケーブル長さが識別されるとともに、実際のシナリオにおいて遭遇する不正確に検出されたネットワークケーブル長さの問題に関連して、最適なPSE供給電力がフィルタリングアルゴリズムを使用することにより計算され、それは、PSE供給電力の使用効率を更に向上させる。
本発明のこの実施例において、図7は、本出願によるFEシナリオにおけるPSE供給電力の使用効率の概略の比較図である。図7において示されたように、FEシナリオにおいて、PD電力が60Wであるとともに、CAT6Aネットワークケーブルが使用される場合に、従来のパワーオーバイーサネット方法と比較すると、本発明の実施例において提供されるパワーオーバイーサネット方法は、PSE供給電力の使用効率を20%ほど向上させることができる。図8は、本出願によるGEシナリオにおけるPSE供給電力の使用効率の概略の比較図である。図8において示されたように、GEシナリオにおいて、PD電力が30Wであるとともに、CAT5Eネットワークケーブルが使用される場合に、従来のパワーオーバイーサネット方法と比較すると、本発明の実施例において提供されるパワーオーバイーサネット方法は、PSE供給電力の使用効率を10%ほど向上させることができる。
図9は、本出願によるパワーオーバイーサネットデバイスの概略構造図である。パワーオーバイーサネットデバイスは、前述のパワーオーバイーサネット方法を実施するように構成され得る。図9において示されたように、デバイスは、PSEチップ901、PHYチップ902及びプロセッサ903を含む。
PSEチップ901は、PDの分類クラスに従ってPDの最大電力を判定するように構成される。
PHYチップ902は、ネットワークケーブルのn個の測定された長さを読み取り、nが1以上の正の整数である、ように構成される。
プロセッサ903は、PHYチップ902によって読み取られたネットワークケーブルのn個の測定された長さから、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルの長さを計算し、ネットワークケーブルのタイプを判定し、ネットワークケーブルの長さ及びネットワークケーブルのタイプに従って、ネットワークケーブルの損失電力を計算するとともに、PDの最大電力及びネットワークケーブルの損失電力の合計を供給電力として使用して、PDに電力を供給するように構成される。
プロセッサ903は、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルの各測定された長さの最適値を計算し、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さの最適値からネットワークケーブルの収束長さを取得し、ネットワークケーブルの収束長さをネットワークケーブルの長さとして使用し、ネットワークケーブルの(k−1)番目の測定された長さの最適値を、ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値として使用し、ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値及びネットワークケーブルのk番目の測定された長さに従って、ネットワークケーブルのk番目の長さの最適値を計算するように更に構成される。
プロセッサ903は、数式L(k|k)=L(k|k−1)+Kg(k)(Z(k)−HL(k|k−1))を使用することによってネットワークケーブルのk番目の長さの最適値L(k|k)を計算し、L(k|k−1)がネットワークケーブルのk番目の長さの予測値であり、Kg(k)がネットワークケーブルのk番目のカルマン利得であり、Z(k)が読み取られたネットワークケーブルのk番目の測定された長さであり、Hが長さ変動であるとともに、Hの値が1に設定される、ように更に構成される。
プロセッサ903は、ネットワークケーブルのタイプを判定するまえに、PHYチップ902がネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取るかどうかを判定し、PHYチップ902がネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取る場合に、ネットワークケーブルの長さとネットワークケーブルのタイプとの間、そしてリンク信号対雑音比とネットワークケーブルのタイプとの間のマッピング関係テーブルに従って、ネットワークケーブルのタイプを判定するか、又は、PHYチップ902がネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取らない場合に、ネットワークケーブルのタイプを事前設定されたネットワークケーブルタイプに設定するように更に構成される。
プロセッサ903は、ネットワークケーブルのタイプに従ってネットワークケーブルの100メートル当たりの直流インピーダンスを判定するとともに、数式Pch=Ipd^2*L0*Rs/100を使用することによってネットワークケーブルの損失電力Pchを計算し、IpdがPDの最大電流であり、Rsがネットワークケーブルの100メートル当たりの直流インピーダンスであるとともに、L0がネットワークケーブルの長さである、ように更に構成される。
本発明の実施例におけるパワーオーバイーサネットデバイスは、前述の方法実施例の技術的解決法を実行するように構成され、その実施原理及び技術的効果は同様であり、詳細はここでは説明されない。
図9において示されたパワーオーバイーサネットデバイスに基づくと、図10は、本出願による別のパワーオーバイーサネットデバイスの概略構造図である。図10において示されたように、デバイスは、プロセッサ1001、PSEチップ1002、PHYチップ1003及びインタフェース1004を含む。
PSEチップ1002は、PDの分類クラスを識別するとともに、PDの分類クラスに従ってPDの最大電力を判定するように構成される。PHYチップ1003は、ネットワークケーブルのn個の測定された長さを読み取り、nが1以上の正の整数である、ように構成される。
PSEは、インタフェース1004を使用することにより別のデバイスと通信し得る。具体的には、PDは、イーサネットケーブルを使用することによりインタフェース1004に接続されることができ、それにより、PSEは、インタフェース1004及びイーサネットケーブルを使用することにより、PDに電力を供給することができる。
プロセッサ1001は、中央処理装置(central processing unit、略してCPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、略してNP)、若しくは同様のものを含む汎用プロセッサであり得るか、又は、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor、略してDSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、略してASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array、略してFPGA)、若しくは別のプログラマブル論理デバイスであり得る。
プロセッサ1001がCPUである場合に、パワーオーバイーサネットデバイスは、プログラムを記憶するように構成されるメモリを更に含み得る。具体的には、プログラムはプログラムコードを含み得るとともに、プログラムコードはコンピュータ演算命令を含む。メモリは、ランダムアクセスメモリ(random access memory、略してRAM)を含み得るか、又は不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば少なくとも1つのディスクメモリを含み得る。パワーオーバイーサネットデバイスが作動する場合に、プロセッサ1001はメモリと通信するとともに、プロセッサ1001は前述の機能を実施するためにメモリに記憶されるプログラムコードを実行する。
任意に、プロセッサ1001は、判定モジュール及び計算モジュールを含む。
判定モジュールは、ネットワークケーブルのタイプを判定するように構成される。
計算モジュールは、当該パワーオーバイーサネットデバイスとPDとの間のネットワークケーブルの長さを取得し、ネットワークケーブルの長さ及びネットワークケーブルのタイプに従って、ネットワークケーブルの損失電力を計算するとともに、PDの最大電力及びネットワークケーブルの損失電力の合計をPSEの供給電力として使用するように構成される。
本発明の実施例におけるパワーオーバイーサネットデバイスは、図1において示された方法実施例の技術的解決法を実行するように構成され、その実施原理及び技術的効果は同様であり、詳細はここでは説明されない。
さらに、図10において示された実施例において、計算モジュールは、PHYチップ1003によって読み取られたネットワークケーブルのn個の測定された長さから、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルの各測定された長さの最適値を計算し、収束アルゴリズムを使用することによってネットワークケーブルのn個の測定された長さの最適値からネットワークケーブルの収束長さを取得するとともに、ネットワークケーブルの収束長さをネットワークケーブルの長さとして使用するように更に構成される。
さらに、図10において示された実施例において、計算モジュールは、ネットワークケーブルの(k−1)番目の測定された長さの最適値を、ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値として使用するとともに、数式L(k|k)=L(k|k−1)+Kg(k)(Z(k)−HL(k|k−1))を使用することによってネットワークケーブルのk番目の長さの最適値L(k|k)を計算し、L(k|k−1)がネットワークケーブルのk番目の長さの予測値であり、Kg(k)がネットワークケーブルのk番目のカルマン利得であり、Z(k)が読み取られたネットワークケーブルのk番目の測定された長さであり、Hが長さ変動であるとともに、Hの値が1に設定される、ように具体的に構成される。
さらに、図10において示された実施例において、プロセッサ1001は、判断モジュールを更に含み得る。
判断モジュールは、判定モジュールがネットワークケーブルのタイプを判定するまえに、PHYチップがネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取るかどうかを判定する。
判定モジュールは、PHYチップ1003がネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取る場合に、ネットワークケーブルの長さとネットワークケーブルのタイプとの間、そしてリンク信号対雑音比とネットワークケーブルのタイプとの間のマッピング関係テーブルに従って、ネットワークケーブルのタイプを判定するか、又は、PHYチップ1003がネットワークケーブルのリンク信号対雑音比を読み取らない場合に、ネットワークケーブルのタイプを事前設定されたネットワークケーブルタイプに設定するように構成される。
本願において提供されるパワーオーバイーサネットシステムは、前述の実施例のあらゆる実施例におけるPSE及びPDを含む。
この実施例のPSE及びPDについては、前述の実施例におけるPSE及びPDに関係している関連の実施例において開示された関連の内容を参照し、その実施原理及び技術的効果は同様であり、詳細はここでは説明されない。
最後に、前述の実施例は、単に本発明の技術的解決法を説明するために意図されているに過ぎず、本発明を限定するため意図されていない、という点に注意が必要である。前述の実施例に関連して本発明が詳細に説明されたが、当業者は、本発明の実施例の技術的解決法の範囲から逸脱することなく、前述の実施例において説明された技術的解決法にさらに修正を行い得るか、又は、それらのいくつか若しくは全ての技術的特徴に等価な置換を行い得る、ということを理解すべきである。

Claims (8)

  1. パワーオーバイーサネット方法であって、
    給電装置(PSE)により、受電装置(PD)の分類クラスに従って前記PDの最大電力を判定するステップと、
    前記PSEにより、物理層(PHY)チップを使用して前記PSEと前記PDとの間のネットワークケーブルのn個の測定された長さを読み取るステップであって、nが1以上の正の整数である、ステップと、
    前記PSEにより、前記ネットワークケーブルの(k−1)番目の測定された長さの最適値を、前記ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値として使用するステップであって、k=1、2、・・・nである、ステップと、
    前記PSEにより、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用して前記ネットワークケーブルのk番目の測定された長さの最適値を計算するステップと、
    前記PSEにより、前記ネットワークケーブルの前記n個の測定された長さの前記最適値から前記ネットワークケーブルの収束長さを取得するステップと、
    前記PSEにより、前記ネットワークケーブルの前記収束長さを前記ネットワークケーブルの前記長さとして使用するステップと、
    前記PSEにより、物理層(PHY)チップが前記ネットワークケーブルのリンク信号対雑音比(SNR)を読み取るかどうかを判定するステップと、
    もし前記PHYチップが前記ネットワークケーブルの前記リンクSNRを読み取るならば、前記PSEにより、前記リンクSNRに対する前記長さの比に従って前記ネットワークケーブルのタイプを判定するステップと、
    もし前記PHYチップが前記ネットワークケーブルの前記リンクSNRを読み取らないならば、前記PSEにより、前記ネットワークケーブルの前記タイプを事前設定されたネットワークケーブルタイプとして判定するステップと、
    前記PSEにより、前記ネットワークケーブルの前記長さ及び前記ネットワークケーブルの前記タイプに従って、前記ネットワークケーブルの損失電力を計算するステップと、
    前記PSEにより、前記PDの前記最大電力及び前記ネットワークケーブルの前記損失電力の合計を供給電力として使用して、前記PDに電力を供給するステップとを含む、方法。
  2. 前記PSEにより、前記カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用することによって前記ネットワークケーブルのk番目の測定された長さの前記最適値を計算する前記ステップが、
    記PSEにより、Kが1からnまでの数式L(k|k)=L(k|k−1)+Kg(k)(Z(k)−HL(k|k−1))を使用することによって前記ネットワークケーブルの前記k番目の測定された長さの前記最適値L(k|k)を計算するステップであって、L(k|k−1)が前記ネットワークケーブルの前記k番目の長さの前記予測値であり、Kg(k)が前記ネットワークケーブルのk番目のカルマン利得であり、Z(k)が前記ネットワークケーブルの前記k番目の測定された長さであり、Hが長さ変動であるとともに、Hの値が1に設定される、ステップとを含み、
    前記k番目のカルマン利得Kg(k)が数式Kg(k)=P(k|k−1)H /(HP(k|k−1)H +R)を使用して計算され、前記k番目の長さの前記予測値L(k|k−1)に対応する共分散が数式P(k|k−1)=AP(k−1|k−1)A +Q)を使用して計算され、前記k番目の測定された長さの前記最適値L(k|k)に対応する共分散が数式P(k|k)=(I−Kg(k)H)P(k−1|k−1)を使用して計算され、Rが前記の測定の数式における雑音共分散を示し、A は行列Aの転置行列であって、A=A =1であるとともに、H は行列Hの転置行列であって、H=H =1である、請求項に記載の方法。
  3. 給電装置(PSE)チップ、物理層(PHY)チップ、及びプロセッサを備えるパワーオーバイーサネットデバイスであって、
    前記PSEチップが、受電装置(PD)の分類クラスに従って前記PDの最大電力を判定するように構成され、
    前記PHYチップが、前記PSEと前記PDとの間のネットワークケーブルのn個の測定された長さを読み取り、nが1以上の正の整数である、ように構成され、
    前記プロセッサが、前記ネットワークケーブルの(k−1)番目の測定された長さの最適値を、前記ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値として使用し、ここで、k=1、2、・・・nであり、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用して前記ネットワークケーブルのk番目の測定された長さの最適値を計算し、前記ネットワークケーブルの前記n個の測定された長さの前記最適値から前記ネットワークケーブルの収束長さを取得し、前記ネットワークケーブルの前記収束長さを前記ネットワークケーブルの前記長さとして使用し、前記PHYチップが前記ネットワークケーブルのリンク信号対雑音比(SNR)を読み取るかどうかを判定し、もし前記PHYチップが前記ネットワークケーブルの前記リンクSNRを読み取るならば、前記リンクSNRに対する前記長さの比に従って前記ネットワークケーブルのタイプを判定し、もし前記PHYチップが前記ネットワークケーブルの前記リンクSNRを読み取らないならば、前記ネットワークケーブルの前記タイプを事前設定されたネットワークケーブルタイプとして判定し、前記ネットワークケーブルの前記長さ及び前記ネットワークケーブルの前記タイプに従って、前記ネットワークケーブルの損失電力を計算するとともに、前記PDの前記最大電力及び前記ネットワークケーブルの前記損失電力の合計を供給電力として使用して、前記PDに電力を供給するように構成される、デバイス。
  4. 前記プロセッサが、
    Kが1からnまでの数式L(k|k)=L(k|k−1)+Kg(k)(Z(k)−HL(k|k−1))を使用することによって前記ネットワークケーブルの前記k番目の測定された長さの前記最適値L(k|k)を計算し、L(k|k−1)が前記ネットワークケーブルの前記k番目の長さの前記予測値であり、Kg(k)が前記ネットワークケーブルのk番目のカルマン利得であり、Z(k)が前記ネットワークケーブルの前記k番目の測定された長さであり、Hが長さ変動であるとともに、Hの値が1に設定される、ように構成され、
    前記k番目のカルマン利得Kg(k)が数式Kg(k)=P(k|k−1)H /(HP(k|k−1)H +R)を使用して計算され、前記k番目の長さの前記予測値L(k|k−1)に対応する共分散が数式P(k|k−1)=AP(k−1|k−1)A +Q)を使用して計算され、前記k番目の測定された長さの前記最適値L(k|k)に対応する共分散が数式P(k|k)=(I−Kg(k)H)P(k−1|k−1)を使用して計算され、Rが前記の測定の数式における雑音共分散を示し、A は行列Aの転置行列であって、A=A =1であるとともに、H は行列Hの転置行列であって、H=H =1である、請求項に記載のデバイス。
  5. 給電装置(PSE)、及び受電装置(PD)を備えるパワーオーバイーサネットシステムであって、
    前記PSEが、物理層(PHY)チップと、前記PDに接続するためのイーサネットポートと、前記イーサネットポートに接続されたPSEチップと、前記PSEチップに接続されたプロセッサとを備え、
    前記PSEチップが、前記PDの分類クラスに従って前記PDの最大電力を判定するように構成され、
    前記PHYチップが、前記PSEと前記PDとの間のネットワークケーブルのn個の測定された長さを読み取り、nが1以上の正の整数である、ように構成され、
    前記プロセッサが、前記ネットワークケーブルの(k−1)番目の測定された長さの最適値を、前記ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値として使用し、ここで、k=1、2、・・・nであり、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用して前記ネットワークケーブルのk番目の測定された長さの最適値を計算し、前記ネットワークケーブルの前記n個の測定された長さの前記最適値から前記ネットワークケーブルの収束長さを取得し、前記ネットワークケーブルの前記収束長さを前記ネットワークケーブルの前記長さとして使用し、前記PHYチップが前記ネットワークケーブルのリンク信号対雑音比(SNR)を読み取るかどうかを判定し、もし前記PHYチップが前記ネットワークケーブルの前記リンクSNRを読み取るならば、前記リンクSNRに対する前記長さの比に従って前記ネットワークケーブルのタイプを判定し、もし前記PHYチップが前記ネットワークケーブルの前記リンクSNRを読み取らないならば、前記ネットワークケーブルの前記タイプを事前設定されたネットワークケーブルタイプとして判定し、前記ネットワークケーブルの前記長さ及び前記ネットワークケーブルの前記タイプに従って、前記ネットワークケーブルの損失電力を計算するとともに、前記PDの前記最大電力及び前記ネットワークケーブルの前記損失電力の合計を供給電力として使用するように構成され、前記PSEチップが、前記供給電力に従って前記PDに電力を供給するように構成される、システム。
  6. 記プロセッサが、
    Kが1からnまでの数式L(k|k)=L(k|k−1)+Kg(k)(Z(k)−HL(k|k−1))を使用することによって前記ネットワークケーブルの前記k番目の測定された長さの前記最適値L(k|k)を計算し、L(k|k−1)が前記ネットワークケーブルの前記k番目の長さの前記予測値であり、Kg(k)が前記ネットワークケーブルのk番目のカルマン利得であり、Z(k)が前記ネットワークケーブルの前記k番目の測定された長さであり、Hが長さ変動であるとともに、Hの値が1に設定される、ように構成され、
    前記k番目のカルマン利得Kg(k)が数式Kg(k)=P(k|k−1)H /(HP(k|k−1)H +R)を使用して計算され、前記k番目の長さの前記予測値L(k|k−1)に対応する共分散が数式P(k|k−1)=AP(k−1|k−1)A +Q)を使用して計算され、前記k番目の測定された長さの前記最適値L(k|k)に対応する共分散が数式P(k|k)=(I−Kg(k)H)P(k−1|k−1)を使用して計算され、Rが前記の測定の数式における雑音共分散を示し、A は行列Aの転置行列であって、A=A =1であるとともに、H は行列Hの転置行列であって、H=H =1である、請求項に記載のシステム。
  7. 請求項1又は請求項2に記載の方法を実行するための命令を含むプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  8. パワーオーバイーサネット装置であって、
    受電装置(PD)の分類クラスに従って前記PDの最大電力を判定するための手段である分類モジュールと、
    物理層(PHY)チップを使用して給電装置(PSE)と前記PDとの間のネットワークケーブルのn個の測定された長さを読み取り、ここで、nが1以上の正の整数であり、前記ネットワークケーブルの(k−1)番目の測定された長さの最適値を、前記ネットワークケーブルのk番目の長さの予測値として使用し、ここで、k=1、2、・・・nであり、カルマンフィルタリングアルゴリズムを使用して前記ネットワークケーブルのk番目の測定された長さの最適値を計算し、前記ネットワークケーブルの前記n個の測定された長さの前記最適値から前記ネットワークケーブルの収束長さを取得し、前記ネットワークケーブルの前記収束長さを前記ネットワークケーブルの前記長さとして使用するための手段である取得モジュールと、
    物理層(PHY)チップが前記ネットワークケーブルのリンク信号対雑音比(SNR)を読み取るかどうかを判定し、もし前記PHYチップが前記ネットワークケーブルの前記リンクSNRを読み取るならば、前記リンクSNRに対する前記長さの比に従って前記ネットワークケーブルのタイプを判定し、もし前記PHYチップが前記ネットワークケーブルの前記リンクSNRを読み取らないならば、前記ネットワークケーブルの前記タイプを事前設定されたネットワークケーブルタイプとして判定するための手段である判定モジュールと、
    前記ネットワークケーブルの前記長さ及び前記ネットワークケーブルの前記タイプに従って、前記ネットワークケーブルの損失電力を計算するための手段である計算モジュールと、
    前記PDの前記最大電力及び前記ネットワークケーブルの前記損失電力の合計を供給電力として使用して、前記PDに電力を供給するための手段である電力供給モジュールとを備える、装置。
JP2016195563A 2015-11-30 2016-10-03 パワーオーバイーサネット方法及びデバイス Active JP6416167B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN201510859723.1A CN106817225B (zh) 2015-11-30 2015-11-30 以太网供电方法和设备
CN201510859723.1 2015-11-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017102900A JP2017102900A (ja) 2017-06-08
JP6416167B2 true JP6416167B2 (ja) 2018-10-31

Family

ID=56842660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016195563A Active JP6416167B2 (ja) 2015-11-30 2016-10-03 パワーオーバイーサネット方法及びデバイス

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10075302B2 (ja)
EP (1) EP3174242B1 (ja)
JP (1) JP6416167B2 (ja)
CN (1) CN106817225B (ja)
CA (1) CA2940788C (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10809134B2 (en) 2017-05-24 2020-10-20 Cisco Technology, Inc. Thermal modeling for cables transmitting data and power
US11054457B2 (en) 2017-05-24 2021-07-06 Cisco Technology, Inc. Safety monitoring for cables transmitting data and power
CN107589322B (zh) * 2017-08-15 2020-08-07 浙江智动科技有限公司 一种供电设备、受电设备及其检测网线长度的方法
CN109428727B (zh) * 2017-08-28 2020-06-26 华为技术有限公司 供电设备和以太网供电的节能方法
US10721134B2 (en) 2017-08-30 2020-07-21 Citrix Systems, Inc. Inferring radio type from clustering algorithms
US10541758B2 (en) 2017-09-18 2020-01-21 Cisco Technology, Inc. Power delivery through an optical system
US11431420B2 (en) 2017-09-18 2022-08-30 Cisco Technology, Inc. Power delivery through an optical system
US11093012B2 (en) 2018-03-02 2021-08-17 Cisco Technology, Inc. Combined power, data, and cooling delivery in a communications network
US10732688B2 (en) 2018-03-09 2020-08-04 Cisco Technology, Inc. Delivery of AC power with higher power PoE (power over ethernet) systems
US10281513B1 (en) 2018-03-09 2019-05-07 Cisco Technology, Inc. Verification of cable application and reduced load cable removal in power over communications systems
US10631443B2 (en) 2018-03-12 2020-04-21 Cisco Technology, Inc. Splitting of combined delivery power, data, and cooling in a communications network
US10672537B2 (en) 2018-03-30 2020-06-02 Cisco Technology, Inc. Interface module for combined delivery power, data, and cooling at a network device
US10958471B2 (en) 2018-04-05 2021-03-23 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for detecting wire fault and electrical imbalance for power over communications cabling
US10735105B2 (en) 2018-05-04 2020-08-04 Cisco Technology, Inc. High power and data delivery in a communications network with safety and fault protection
US11038307B2 (en) 2018-05-25 2021-06-15 Cisco Technology, Inc. Cable power rating identification for power distribution over communications cabling
US10763749B2 (en) 2018-11-14 2020-09-01 Cisco Technology, Inc Multi-resonant converter power supply
US10790997B2 (en) 2019-01-23 2020-09-29 Cisco Technology, Inc. Transmission of pulse power and data in a communications network
US11061456B2 (en) 2019-01-23 2021-07-13 Cisco Technology, Inc. Transmission of pulse power and data over a wire pair
US10680836B1 (en) 2019-02-25 2020-06-09 Cisco Technology, Inc. Virtualized chassis with power-over-Ethernet for networking applications
US11456883B2 (en) 2019-03-13 2022-09-27 Cisco Technology, Inc. Multiple phase pulse power in a network communications system
US10849250B2 (en) 2019-03-14 2020-11-24 Cisco Technology, Inc. Integration of power, data, cooling, and management in a network communications system
EP3915223A4 (en) * 2019-03-20 2022-09-07 CommScope Technologies LLC SYSTEMS AND METHODS FOR ALLOCATING POWER OF ELECTRICAL SUPPLY EQUIPMENT BASED ON AN INFRASTRUCTURE MANAGEMENT SYSTEM
US10969813B2 (en) 2019-04-15 2021-04-06 Arista Networks, Inc. Maximum power detection for powered devices
US10764071B1 (en) * 2019-04-17 2020-09-01 Ciholas, Inc. System and method for chaining power and communications to multiple nodes
US11063630B2 (en) 2019-11-01 2021-07-13 Cisco Technology, Inc. Initialization and synchronization for pulse power in a network system
US11252811B2 (en) 2020-01-15 2022-02-15 Cisco Technology, Inc. Power distribution from point-of-load with cooling
US11853138B2 (en) 2020-01-17 2023-12-26 Cisco Technology, Inc. Modular power controller
US11088547B1 (en) 2020-01-17 2021-08-10 Cisco Technology, Inc. Method and system for integration and control of power for consumer power circuits
US11438183B2 (en) 2020-02-25 2022-09-06 Cisco Technology, Inc. Power adapter for power supply unit
US11637497B2 (en) 2020-02-28 2023-04-25 Cisco Technology, Inc. Multi-phase pulse power short reach distribution
US11307368B2 (en) 2020-04-07 2022-04-19 Cisco Technology, Inc. Integration of power and optics through cold plates for delivery to electronic and photonic integrated circuits
US11320610B2 (en) 2020-04-07 2022-05-03 Cisco Technology, Inc. Integration of power and optics through cold plate for delivery to electronic and photonic integrated circuits
CN113125877B (zh) * 2021-03-02 2022-12-06 华为技术有限公司 一种受电设备pd检测设备
CN116192541B (zh) * 2022-12-28 2024-06-25 深圳市丰润达科技有限公司 PoE供电电路及装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5856822B2 (ja) * 1979-08-02 1983-12-16 オムロン株式会社 流体漏洩検出装置
US6438163B1 (en) * 1998-09-25 2002-08-20 National Semiconductor Corporation Cable length and quality indicator
US7239665B2 (en) * 2003-11-24 2007-07-03 Intel Corporation Selection of pre-computed equalizer based on channel characteristic
US20060210057A1 (en) * 2005-01-25 2006-09-21 Linear Technology Corporation Supplying power over four pairs of conductors in communication cable
US7404091B1 (en) * 2005-03-22 2008-07-22 Extreme Networks, Inc. Methods, systems, and computer program products for managing power allocation to a device powered over a network communications cable based on a cable characteristic
WO2007070193A1 (en) * 2005-12-12 2007-06-21 Linear Technology Corporation Integrated powered device connector in system for supplying power over communication link
US7664972B2 (en) * 2006-12-19 2010-02-16 Broadcom Corporation System and method for controlling power delivered to a powered device based on cable characteristics
US7818591B2 (en) * 2007-04-11 2010-10-19 Cisco Technology, Inc. Techniques for measuring network channel resistive loss between a power-sourcing apparatus and a powered device
US8539255B2 (en) * 2008-02-14 2013-09-17 Broadcom Corporation Variable power over ethernet based on link delay measurement
US8565111B2 (en) * 2011-03-07 2013-10-22 Broadcom Corporation System and method for exchanging channel, physical layer and data layer information and capabilities
AU2012267611B2 (en) * 2011-06-09 2016-11-17 Commscope Technologies Llc Distributed antenna system using power-over-ethernet
DE112011105767B4 (de) * 2011-10-28 2023-03-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Netzwerkleistungsverbrauchergerät
MX341061B (es) * 2012-12-21 2016-08-05 Ericsson Telefon Ab L M Metodo y disposicion de nodos para proveer estimacion mas precisa de condiciones de trayectoria de datos.
US9847884B2 (en) * 2014-11-04 2017-12-19 Cisco Technology, Inc. Negotiable PoE voltage for improved efficiency based on cable and powered device losses

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017102900A (ja) 2017-06-08
US20170155517A1 (en) 2017-06-01
CN106817225A (zh) 2017-06-09
EP3174242A1 (en) 2017-05-31
CA2940788C (en) 2019-09-24
EP3174242B1 (en) 2018-09-26
US10075302B2 (en) 2018-09-11
CA2940788A1 (en) 2017-05-30
CN106817225B (zh) 2020-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6416167B2 (ja) パワーオーバイーサネット方法及びデバイス
US10027494B2 (en) POE-based power supply method and PSE
EP1842324B1 (en) Detecting legacy powered device in power over ethernet system
US7818591B2 (en) Techniques for measuring network channel resistive loss between a power-sourcing apparatus and a powered device
EP2693688B1 (en) Cable imbalance diagnostics between channels that include wire pairs for power over ethernet transmission
JP4598084B2 (ja) パワーオーバーイーサネット(登録商標)システムにおける受電側機器のデュアルモード検出
US7230412B2 (en) Distinguishing network interface card from short circuit condition in power over ethernet system
US20060212724A1 (en) System and method for supporting operations of advanced power over ethernet system
US20100141282A1 (en) Measuring cable resistance in system for providing power over communication cable
CN105991294B (zh) PoE功率补偿的方法和供电设备
TW200845647A (en) System and method for controlling power delivered to a powered device based on cable characteristics
CN106771828B (zh) 以太网供电系统的受电装置检测装置及方法
US9250673B2 (en) Power over Ethernet parameter storage
JP6499829B2 (ja) 電線の抵抗を確定する方法および装置
US8924616B2 (en) Method and system for a connector with integrated shield detection
TW202211657A (zh) 乙太網供電裝置
US20240333540A1 (en) System and method for providing increased power using power over ethernet
CN109302345A (zh) Fib路由表下发时间测试系统、方法和装置
TWI558128B (zh) 線驅動裝置之校準

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170919

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180705

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180712

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6416167

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250