JP6412330B2 - センサタグ - Google Patents

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Description

本発明は、非接触で他の機器に温度測定情報を伝達するセンサタグに関し、特に、非接触で他の機器に発信周波数の変化で温度測定結果を伝達することができるセンサタグに関する。
現在、無線タグ、ICタグまたはRFID等と呼ばれるものは、小型であり、かつ識別情報等を非接触で読み取ることができるため種々の用途に用いられている。例えば、ガスセンサ、超音波センサ、湿度センサ、水分センサ、温度センサ、光センサ、放射線センサ、磁気センサ、圧力センサ、pHセンサ、濁度センサ、高度センサ、加速度センサ等のセンサを、無線タグ、ICタグまたはRFID等に組み込むことで、種々の物理量または化学量を測定することが試みられている。
例えば、特許文献1には、体温を算出する際に利用する校正用データを記憶させたRFIDを、第1の温度検出手段および第2の温度検出手段とは別に備える無線式体温計が記載されている。第1の温度検出手段、第2の温度検出手段として、感知温度に応じて所定の共振周波数で共振する水晶振動子が設けられている。
ここで、水晶振動子の感知する温度によって共振信号の周波数は変化し、一つの共振周波数に対して一意に温度が決まっている。このため、体温に応じて共振周波数が一意に決まり、当該共振周波数の共振信号が出力される。
なお、RFIDは、校正用データを含むRFID返信信号を親機からのRFIDの問い合わせ信号に応じて親機に返信する。校正用データは、無線式体温計に備えられた水晶振動子、断熱材に関するデータであり、予め既知の雰囲気(特に温度)で測定された結果によって設定される。
特開2012−168155号公報
特許文献1では、周波数の変化により温度を測定しているが、特性のバラつき等があるため、正確な温度を得るには、RFIDに記憶された校正用データを親機に送信する必要がある。親機では校正用データを用いて正確な温度を算出する。
特許文献1のように校正用データをRFIDに記憶させる構成では、構成が複雑になるという問題点がある。また、水晶振動子毎に校正用データを取得する必要がある。
本発明の目的は、前述の従来技術に基づく問題点を解消し、非接触で他の機器に発信周波数の変化で温度測定結果を伝達することができるセンサタグを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、電波を送受信するためのアンテナと、アンテナに接続され、アンテナが受信する電波から電圧を取り出す整流トランジスタと、電圧により駆動される、複数のトランジスタを備えるリングオシレータと、温度に応じて抵抗値が変化する抵抗器とを有し、抵抗器はリングオシレータのフィードバック部に設けられており、整流トランジスタとリングオシレータのトランジスタは、塗布型半導体を半導体活性層に含む薄膜トランジスタで構成されていることを特徴とするセンサタグを提供するものである。
整流トランジスタに対して、リングオシレータのトランジスタは、ソース電極ドレイン電極間のチャネル長さがより長いか、またはチャネル幅がより狭いことが好ましい。
また、整流トランジスタに対して、リングオシレータのトランジスタは、ソース電極ドレイン電極間のチャネル長さがより長く、かつチャネル幅がより狭い構成でもよい。
本発明によれば、非接触で他の機器に発信する電波の周波数の変化で温度測定結果を伝達することができる。
本発明の実施形態のセンサタグを有する温度測定システムを示す模式図である。 本発明の実施形態のセンサタグを示す模式図である。 (a)は、本発明の実施形態のセンサタグに用いられるトランジスタの構成の第1の例を示す模式図であり、(b)は、本発明の実施形態のセンサタグに用いられるトランジスタの構成の第2の例を示す模式図であり、(c)は、本発明の実施形態のセンサタグに用いられるトランジスタのソース電極、ドレイン電極およびゲート電極の配置状態を示す模式図である。 本発明の実施形態のセンサタグを用いた温度測定の一例を示すフローチャートである。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のセンサタグを詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態のセンサタグを有する温度測定システムを示す模式図であり、図2は本発明の実施形態のセンサタグを示す模式図である。
図1に示す温度測定システム10は、温度を測定するセンサタグ12と、センサタグ12から情報を非接触で読み取る読取装置14とを有する。
センサタグ12は、対象物Mに取り付けられて利用される。ここで、対象物Mとは、測定対象物のことである。測定対象物とは、体温、被服の温度等を測定する場合には動物および人間等であり、冷蔵保存、冷凍保存の温度を測定する場合には、肉、魚、野菜等の食材である。また、固体または液体の温度を測定する場合には、固体または液体が対象物Mとなる。
センサタグ12は、図2に示すように、アンテナ20と、整流器22と、リングオシレータ24と、抵抗器26とを有する。センサタグ12は、例えば、パッシブタイプのものである。
アンテナ20は、読取装置14からの電力供給用の電波ωcの受信と、センサタグ12からの電波ωtの送信に利用されるものである。アンテナ20としては、読取装置14からの電波ωcを受信でき、かつセンサタグ12からの電波ωtを送信することができれば、その構成は、特に限定されるものではなく、公知のものを種々用いることができる。なお、読取装置14からの電波ωcは、例えば、ICタグ等で使用されている周波数13.56MHzの交流電波である。
整流器22は、アンテナ20で受信した読取装置14からの電波ωcを直流電圧に変換するものである。整流器22は、例えば、2つの整流トランジスタ30a、30bとコンデンサ32とを有する。コンデンサ32は、電荷を蓄積する出力容量である。整流器22では、2つの整流トランジスタ30a、30bが直列で接続され、コンデンサ32が、直列接続された整流トランジスタ30a、30bに対して並列に接続されている。直列接続された2つの整流トランジスタ30a、30bでは、整流トランジスタ30bの端が接地され、整流トランジスタ30aの端がリングオシレータ24に接続されている。これにより、整流器22で得られた直流電圧をリングオシレータ24に供給することができる。
直列で接続された2つの整流トランジスタ30a、30bの間と、整流トランジスタ30aの端にアンテナ20が接続されている。アンテナ20が受ける電波ωcは、上述のように交流電波であり、整流器22では、交流電波のプラスとマイナスの成分により2つの整流トランジスタ30a、30bのうち、いずれかが動作し、コンデンサ32に電荷が蓄えられる。蓄えられた電荷は、例えば、電圧Vccの直流電圧となる。電圧Vccがリングオシレータ24に供給される。なお、電圧Vccのことを、以下単にVccという。
なお、コンデンサ32に蓄えられる電荷量は、整流トランジスタ30a、30bのうち、1つ分の電荷量である。
整流トランジスタ30a、30bは、塗布型半導体を半導体活性層に含む薄膜トランジスタ(以下、単に塗布型TFTという。)で構成されている。塗布型TFTの構成としては、例えば、ゲート−チャネル間が絶縁されている絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor、以下、単に絶縁ゲート型FETという。)が用いられる。
なお、2つの整流トランジスタ30a、30bは、P型だけ、またはN型だけとすることが好ましい。
リングオシレータ24は、所定の発振周波数で発振する発振回路であり、奇数個のインバータ40がリング状に接続されている。図2に示すリングオシレータ24では、例えば、5段のインバータ40で構成されており、5段目のインバータ40の出力端48が1段目のインバータ40の入力端46に接続されてフィードバックされている。リングオシレータ24はフィードバック部49を有する。抵抗器26は、リングオシレータ24のフィードバック部49に、すなわち、最終段のインバータ40の出力端48と、初段のインバータ40の入力端46との間に直列に接続されている。このため、1段目のインバータ40の入力端46に入力される電圧は抵抗器26の抵抗の影響を受ける。
抵抗器26は、温度に応じて抵抗が変わるものであり、例えば、サーミスタが用いられる。この抵抗器26の抵抗により、リングオシレータ24の出力端48と入力端46を直接結線した場合に比して信号伝達の遅延が発生する。このため、温度が変わると抵抗が変わるため、リングオシレータ24では1段目のインバータ40の入力端46への信号の遅延程度も変わる。このことから、リングオシレータ24の発振周波数は温度により変わり、発振周波数を測定することで温度を測定することができる。
なお、抵抗器26にサーミスタを用いた場合については、後に詳細に説明する。
以下、リングオシレータ24の構成についてより具体的に説明する。
リングオシレータ24を構成するインバータ40は、例えば、NOTゲートで構成される。インバータ40は、例えば、P型FET42とN型FET44とを直列に接続し、P型FET42とN型FET44の共通ゲートを入力端46とし、P型FET42とN型FET44の接続点を出力端48としたものである。P型FET42とN型FET44は、整流トランジスタ30a、30bと同様に塗布型TFTで構成されており、その構成は、例えば、絶縁ゲート型FETである。
リングオシレータ24では、2段目のインバータ40の入力端46に、1段目のインバータ40の出力端48が接続され、以降のインバータ40についても同様に接続されている。上述のように最終段の5段目のインバータ40の出力端48は1段目のインバータ40の入力端46に接続されている。
各インバータ40においてP型FET42の他端45に電圧Vccが入力され、N型FET44の他端47は接地されている。
インバータ40では、入力電圧Vinが「ハイレベル」のとき、P型FET42がオフになり、N型FET44がオンになり、出力電圧Voutは接地に引かれて、「ロウレベル」になる。一方、入力電圧Vinが「ロウレベル」のとき、P型FET42がオンになり、N型FET44がオフになり、出力電圧VoutはVccに引かれて、「ハイレベル」になる。インバータ40では、入力電圧Vinが「ハイレベル」と「ロウレベル」に変わることで、出力電圧Voutは逆に「ロウレベル」と「ハイレベル」に変わる。このため、インバータ40を複数、しかも奇数個、直列に配置することで、「ハイレベル」の入力電圧Vinから「ロウレベル」の出力電圧Voutを得、「ロウレベル」の入力電圧Vinから「ハイレベル」の出力電圧Voutを得ることができる。
リングオシレータ24では、インバータ40を5個有し、インバータ40の信号が1周して元に戻ると信号が反転し、信号は1周毎に反転するため、同じ値を連続して出力することがない。これにより、出力電圧Voutとして、「ロウレベル」と「ハイレベル」が交互に得られ、結果、発振することができる。リングオシレータ24の発振周波数は温度により変化する。センサタグ12では、最終的にアンテナ20から、温度に応じた周波数ftの電波ωtが出力される。
ここで、リングオシレータ24において、1段目のインバータ40をI1、2段目のインバータ40をI2、3段目のインバータ40をI3、4段目のインバータ40をI4、5段目のインバータ40をI5とする。リングオシレータ24において発振した場合には、以下のように動作する。
まず、I1の入力端46の入力電圧VinがVccになると、I1のN型FET44がオンとなり、I1の出力端48の出力電圧Voutが接地になる。詳細には、I1のP型FET42がオフになり、I1のP型FET42のソースとドレイン間に電流が流れなくなる。同時にN型FET44がオンになり、I1のN型FET44のソースとドレイン間に電流が流れるようになる。これにより、次段のI2のゲートに溜まっていた電荷が接地に放出されることになる。その結果、I1の出力端48の出力電圧Voutが接地となり、I2のP型FET42とN型FET44のゲートへの入力電圧Vinが接地となる。
次に、次段のI2の入力端46の入力電圧Vinが接地になると、I2のP型FET42がオンになり、I2の出力端48の出力電圧VoutがVccになる。
そして、次段のI3の入力端46の入力電圧VinがVccになると、I3のN型FET44がオンとなり、次段のI3の出力端48の出力電圧Voutが接地なる。
そして、次段のI4の入力端46の入力電圧Vinが接地になると、I4のP型FET42がオンになり、I4の出力端48の出力電圧VoutがVccになる。
そして、次段のI5の入力端46の入力電圧VinがVccになると、I5のN型FET44がオンとなり、I5の出力端48の出力電圧Voutが接地になる。
そして、最初に戻り、初段のI1の入力端46の入力電圧Vinが接地になると、I1のP型FET42がオンとなり、I1の出力端48の出力電圧VoutがVccになる。
そして、次段のI2の入力端46の入力電圧VinがVccになると、I2のN型FET44がオンになり、I2の出力端48の出力電圧Voutが接地になる。
そして、次段のI3の入力端46の入力電圧Vinが接地になると、I3のP型FET42がオンとなり、I3の出力端48の出力電圧VoutがVccになる。
そして、次段のI4の入力端46の入力電圧VinがVccになると、I4のN型FET44がオンになり、I4の出力端48の出力電圧Voutが接地になる。
そして、次段のI5の入力端46の入力電圧Vinが接地になると、I5のP型FET42がオンとなり、I5の出力端48の出力電圧VoutがVccになる。
リングオシレータ24を流れる電流は、Vccから一旦、初段のI1のP型FET42とN型FET44のゲートに電荷として充電される。その後、5段の全てのインバータ40を経て初段のI1に戻った際に、すなわち、次の周期で接地に放出される。この動作によって、トランジスタ2個分の電荷が消費されることになる。リングオシレータ24を、1周期で流れる電荷は、10回の動作で10個のトランジスタ分が消費される。従って、リングオシレータ24ではトランジスタ1個/回の電荷供給能力があればよい。
上述のように、整流器22のコンデンサ32に蓄えられる電荷量は、トランジスタ1個分である。従って、整流器22に使われる整流トランジスタ30a、30bと、リングオシレータ24のP型FET42とN型FET44は、同じ電荷量のものを使うことがバランスがよい。
リングオシレータ24の出力端48と入力端46の間に抵抗器26を直列で接続している。この抵抗器26により、リングオシレータ24の出力端48と入力端46を直接結線した場合に比して信号伝達の遅延が発生する。これにより、実際に使用する電荷量、直接結線した場合に比して少なくすることができる。この場合、消費電力を小さくすることができる。これにより、整流器22の整流トランジスタ30a、30bの電荷量を小さくすることができる。
整流トランジスタ30a、30bならびにP型FET42およびN型FET44は、いずれも塗布型TFTで構成されるが、塗布型TFTは作製に要する温度が低いこと、印刷で形成可能といった利点があるため、絶縁性基板として樹脂基板を用いることで、安価にトランジスタを製造することができる。しかも、フレキシブルである。
なお、塗布型TFTは容量が小さいが、上述のように、センサタグ12では容量が小さくても済むため、塗布型TFTを好適に用いることができる。以下、塗布型TFTについて詳細に説明する。
以下、塗布型TFTについて説明する。
図3(a)は、本発明の実施形態のセンサタグに用いられる塗布型半導体を半導体活性層に含む薄膜トランジスタの構成の第1の例を示す模式的断面であり、(b)は、本発明の実施形態のセンサタグに用いられる塗布型半導体を半導体活性層に含む薄膜トランジスタの構成の第2の例を示す模式的断面である。
上述のように、整流トランジスタ30a、30bならびにP型FET42およびN型FET44に用いられる塗布型TFTは、塗布型半導体を半導体活性層に含むものであるが、さらに半導体活性層以外にその他の層を含んでいてもよい。
塗布型TFTは、上述の絶縁ゲート型FETがより好ましいが、有機電界効果トランジスタ(有機FET)を用いることもできる。
塗布型TFTの構造は、特に限定されるものではなく、公知の様々な構造とすることができる。
塗布型TFTの構造の一例としては、最下層の基板の上面に、電極、絶縁体層、半導体活性層(有機半導体層)、2つの電極を順に配置した構造(ボトムゲート・トップコンタクト型)を挙げることができる。この構造では、最下層の基板の上面の電極は基板の一部に設けられ、絶縁体層は、電極以外の部分で基板と接するように配置される。また、半導体活性層の上面に設けられる2つの電極は、互いに隔離して配置される。
塗布型TFTとして、ボトムゲート・トップコンタクト型素子の構成を、具体的に図3(a)に示す。図3(a)に示す塗布型TFT50は、最下層に絶縁性の基板52を配置し、基板52の上面の一部にゲート電極54を設け、さらにゲート電極54を覆い、かつゲート電極54以外の部分で基板52と接するように絶縁体層55を設けている。さらに絶縁体層55の上面に半導体活性層56を設け、半導体活性層56の上面の一部にソース電極58aとドレイン電極58bとを隔離して配置している。
図3(a)に示す塗布型TFT50以外に、塗布型TFTとして、ボトムゲート・ボトムコンタクト型素子がある。ボトムゲート・ボトムコンタクト型素子の構成を図3(b)に示す。なお、図3(b)に示す塗布型TFT50aにおいて、図3(a)に示す塗布型TFT50と同一構成物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
塗布型TFT50aは、最下層に絶縁性の基板52を配置し、基板52の上面の一部にゲート電極を設け、さらにゲート電極54を覆い、かつゲート電極54以外の部分で基板52と接するように絶縁体層55を設けている。さらに絶縁体層55の上面の一部にソース電極58aとドレイン電極58bとを隔離して配置している。ソース電極58aとドレイン電極58bとを覆い、かつソース電極58aとドレイン電極58b以外の部分で絶縁体層55と接するように半導体活性層56を設けており、ソース電極58aとドレイン電極58bが半導体活性層56の下部にある。
図3(a)に示す塗布型TFT50と図3(b)に示す塗布型TFT50aは、いずれも絶縁ゲート型FETである。しかしながら、塗布型TFTの構造としては、絶縁体、ゲート電極が半導体活性層の上部にあるトップゲート・トップコンタクト型素子、またはトップゲート・ボトムコンタクト型素子も好ましく用いることができる。
(厚さ)
塗布型TFT50、50aにおいて、より薄いトランジスタとする必要がある場合には、例えば、トランジスタ全体の厚さを0.1〜0.5μmとすることが好ましい。
(封止)
塗布型TFT50、50aを大気および水分から遮断し、塗布型TFT50、50aの保存性を高めるために、塗布型TFT50、50a全体を金属の封止缶で封止しても、ガラス、窒化ケイ素等の無機材料、パリレン等の高分子材料、または低分子材料等で封止してもよい。
以下、塗布型TFT50、50aの各部について説明する。
<基板>
(材料)
基板の材料としては、絶縁性を有するものであれば、特に制限はなく、公知の材料を用いることができる。例えば、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステルフィルム、シクロオレフィンポリマーフィルム、ポリカーボネートフィルム、トリアセチルセルロース(TAC)フィルム、またはポリイミドフィルム、およびこれらポリマーフィルムを極薄ガラスに貼り合わせたもの、セラミック、シリコン、石英、ならびにガラス等を基板の材料として用いることができる。この中でも、基板の材料としてはシリコンが好ましい。
<各種電極>
(材料)
ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極の構成材料としては、例えば、Cr、Al、Ta、Mo、Nb、Cu、Ag、Au、Pt、Pd、In、NiもしくはNd等の金属材料、またはこれらの合金材料を使用することができる。これ以外にも電極の構成材料としてカーボン材料、または導電性高分子等の既知の導電性材料を使用することができ、導電材料であれば特に制限されることなく使用できる。
(厚さ)
ゲート電極、ソース電極、ドレイン電極の厚さは特に制限はないが、10〜50nmとすることが好ましい。
ゲート電極54とソース電極58aとドレイン電極58bとは、図3(c)に示す配置関係にある。チャネル幅(またはゲート幅)をWとし、ソース電極とドレイン電極間の距離であるチャネル長さ(またはゲート長さ)をLとするとき、比W/Lが10以上であることが好ましく、20以上であることがより好ましい。
リングオシレータ24において、使うトランジスタの容量を小さくしすぎると、次段のインバータ40を動作させることができず、インバータ40間の信号伝達の動作がスムーズにいかなくなるという問題がある。また、初段のインバータ40の出力電圧で2段目のインバータ40が駆動できないと発振が起こらない。
ここで、塗布型TFTの電流量は、チャネル長さLとチャネル幅Wで決まる。塗布型TFTの電流量は、チャネル長さLに反比例し、チャネル幅Wに比例する。また、塗布型TFTの応答速度は、チャネル長さLの2乗に反比例する。このため、塗布型TFTにおいて、チャネル長さLを短くすれば、電流が増え、応答速度も早くなる。しかし、製造プロセスが難しくなる。一方、塗布型TFTにおいて、チャネル幅Wを広くすれば、それに応じて電流も増える。しかし、面積が広くなり、コストが高くなる。
本来であれば、チャネル長さLとチャネル幅Wが同じトランジスタにて、整流器22とリングオシレータ24を構成すればよい。しかし、リングオシレータ24に抵抗器26を設けることで消費電力を下げることができる。このため、リングオシレータ24に用いられるトランジスタの容量を小さくすることができる。その結果、トランジスタの構造としてチャネル長さLを長くしたり、チャネル幅Wを狭めたりすることができる。以下、このことについて具体的について説明する。
ここで、整流トランジスタ30a、30bを構成する塗布型TFTのチャネル幅をWaとし、チャネル長さをLaとする。インバータ40のP型FET42とN型FET44を構成する塗布型TFTのチャネル幅をWbとし、チャネル長さをLbとする。このとき、Wa<Wbであるか、またはLa<Lbであることが好ましく、Wa<Wbであり、かつLa<Lbであってもよい。すなわち、整流トランジスタに対して、リングオシレータのトランジスタはチャネル長さがより長いか、またはチャネル幅がより狭いことが好ましく、チャネル長さがより長く、かつチャネル幅がより狭い構成でもよい。このようにして、リングオシレータ24に用いられるトランジスタの容量を小さくすることができる。
<アクセプター>
(材料)
塗布型TFTは、キャリア注入を促進するためのアクセプターを含むことが好ましい。材料としては公知の2,3,5,6−テトラフルオロ−7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン(F4−TCNQ)等が好ましく挙げられる。
(厚さ)
アクセプターの厚さは特に制限はないが、5nm以下とすることが好ましい。
<絶縁層>
(材料)
絶縁層を構成する材料は必要な絶縁効果が得られれば特に制限はないが、例えば、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、CYTOP等のフッ素ポリマー系絶縁材料、ポリエステル絶縁材料、ポリカーボネート絶縁材料、アクリルポリマー系絶縁材料、エポキシ樹脂系絶縁材料、ポリイミド絶縁材料、ポリビニルフェノール樹脂系絶縁材料、またはポリパラキシリレン樹脂系絶縁材料等が挙げられる。
絶縁層の上面は表面処理がなされていてもよく、例えば、二酸化ケイ素表面をヘキサメチルジシラザン(HMDS)、オクタデシルトリクロロシラン(OTS)、またはβ−フェニチルトリメトキシシランの塗布により表面処理した絶縁層を好ましく用いることができ、β−フェニチルトリメトキシシランの塗布により表面処理した絶縁層をより好ましく用いることができる。
(厚さ)
絶縁層の厚さに特に制限はないが、薄膜化が求められる場合は厚さを10〜500nmとすることが好ましく、20〜200nmとすることがより好ましく、50〜200nmとすることが特に好ましい。
<半導体活性層>
(材料)
塗布型TFTにおいて、塗布法で形成できる半導体活性層に含まれる化合物としては、例えば、以下に示す有機半導体化合物が挙げられる。
有機半導体化合物としては、ペンタセン、アントラセンおよびルブレン等の多環芳香族炭化水素、テトラシアノキシジメタン等の低分子化合物、ならびにポリアセチレン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリ−3−ヘキシルチオフェン、ポリパラフェニレンビニレン等のポリマーである。
半導体活性層は、上述の有機半導体化合物に加えてポリマーバインダーがさらに含まれていてもよい。また、半導体活性層の形成時の残留溶媒が含まれていてもよい。
半導体活性層中におけるポリマーバインダーの含有量は、特に制限はないが、好ましくは0〜95質量%の範囲内で用いられ、より好ましくは10〜90質量%の範囲内で用いられ、さらに好ましくは20〜80質量%の範囲内で用いられ、特に好ましくは30〜70質量%の範囲内で用いられる。
(厚さ)
半導体活性層の厚さに特に制限はないが、薄膜化が求められる場合は厚さを10〜400nmとすることが好ましく、10〜200nmとすることがより好ましく、10〜100nmとすることが特に好ましい。
(形成)
半導体活性層は、塗布法で形成することができる。
読取装置14は、図1に示すように、アンテナ60と、送受信部62と、処理部64と、メモリ66と、表示部68と、制御部70と、入力部72とを有する。
アンテナ60は、センサタグ12からの電波ωtの受信、センサタグ12への電力供給用の電波ωcの送信、およびその他の機器への情報の送信に利用されるものである。アンテナ60としては、上述の機能を果たせば、その構成は、特に限定されるものではなく、公知のものを種々用いることができる。
送受信部62は、センサタグ12からアンテナ60で受信した電波ωtを、処理部64で利用可能な形態に変換するものである。上述のように、センサタグ12からの電波ωtの周波数ftの情報を処理部64で処理可能な形態に変換する。具体的には復調する。なお、復調方式としては、特に限定されるものではなく、公知のものを種々用いることができる。
また、送受信部62は、センサタグ12に電力供給用の電波ωcを発振させるものであり、発振回路(図示せず)を有する。発振回路は、センサタグ12に電波ωcを供給することができれば、その構成は、特に限定されるものではなく、RF回路等を利用することができる。送受信部62で発振されてアンテナ60を介して電波ωcがセンサタグ12に送信される。
処理部64は、センサタグ12から受信した電波ωtの周波数ftを求め、この周波数ftに基づいて温度を算出するものである。なお、センサタグ12の周波数ftと温度との関係は、予め求められており、周波数ftと温度との関係はメモリ66に記憶されている。処理部64では、メモリ66から周波数と温度との関係を読み出し、センサタグ12から受信した周波数から温度を算出する。
メモリ66は、上述のように周波数ftと温度との関係を記憶するものであり、例えば、周波数ftから温度への変換テーブル、周波数ftと温度の換算式の形態で記憶される。なお、メモリ66は、書き換え可能なメモリであれば、その構成は特に限定されるものではなく、公知のメモリを種々用いることができる。
以下、抵抗器26にサーミスタを用いた場合について、詳細に説明する。
サーミスタにおいて、温度T(K)のときのサーミスタ抵抗をRとするとき、温度T(K)のときのサーミスタ抵抗Rは、下記数式(1)で表すことができる。下記数式(1)において、BはサーミスタのB定数と呼ばれるものであり、サーミスタ毎に異なる。
サーミスタの抵抗を温度に変換する場合、下記数式(2)で表されるSteinhart−Hart式を用いることができる。下記数式(2)において、a、b、cはそれぞれSteinhart−Hartパラメータと呼ばれており、サーミスタ毎に決まっている。下記数式(2)のRは抵抗値(Ω)である。また、下記数式(2)は、下記数式(3)〜下記数式(5)に書き換えることができることが知られている。
Steinhart−Hart式の例として、25℃(298.15K)の室温で、30000Ωの抵抗値を有するサーミスタで、a、b、cの典型的な値は、a=1.40×10−3、b=2.37×10−4、c=9.90×10−8である。
抵抗器26にサーミスタを用いた場合、サーミスタ毎に温度抵抗特性が異なる。このため、予めセンサタグ12の電波ωtの周波数ftと温度との関係を求めておき、メモリ66に、例えば、変換テーブル、または換算式の形態で記憶させておく。これにより、処理部64で、メモリ66から変換テーブルまたは換算式を読み出すことで、センサタグ12の電波ωtの周波数ftから、センサタグ12の周囲温度等の温度を適切に算出することができる。
表示部68は、読取装置14で得られた結果等を表示するものである。例えば、センサタグ12で得られた温度測定値を画像または文字として表示する。対象物Mが複数であれば、センサタグ12で得られた温度測定値を対象物M毎に表示する。この表示部68には、液晶表示パネル等の各種の表示機器を用いることができる。
制御部70は、読取装置14の各構成要素を制御するものである。
入力部72は、読取装置14での各種の設定条件等を設定するために指示入力するものである。入力部72は、上述の機能を果たせば、その構成は、特に限定されるものではなく、キーボード、マウス等が用いられ、タッチパネルでもよい。なお、読取装置14において、表示部68と入力部72はなくてもよい。
読取装置14においては、得られた温度測定結果を、他の機器、例えば、携帯情報端末、またはパーソナルコンピュータ等の情報端末に送信するようにしてもよい。携帯情報端末とは、例えば、スマートフォン、タブレットタイプのコンピュータ等のことである。
次に、温度測定システム10による温度測定について説明する。
図4は、本発明の実施形態のセンサタグを用いた温度測定の一例を示すフローチャートである。
対象物Mにセンサタグ12を取り付ける。対象物Mを食材とし、この食材を冷蔵庫に入れて保存する場合の食材の温度測定を例にして説明する。なお、抵抗器26には、サーミスタを用いる。
まず、センサタグ12を対象物Mである食材に取り付け(ステップS10)、冷蔵庫に収納する。
センサタグ12の周囲環境の温度が変わることで、サーミスタの抵抗値が変化する。この状態で、読取装置14からセンサタグ12に電力供給用の電波ωcを送信すると、アンテナ20で電波ωcを受信し、整流器22で電波ωcからVccを取り出して、Vccによりリングオシレータ24が駆動する。このとき、リングオシレータ24は上述のように抵抗値の変化に応じた発振周波数で発振する。そして、温度に応じて変化した周波数ftの電波ωtがセンサタグ12から発信される。
読取装置14では、センサタグ12からの電波ωtをアンテナ60で受信し、上述のように送受信部62を経て、センサタグ12の周波数情報が読み取られる(ステップS12)。そして、処理部64で周波数を解析し、電波ωtの周波数ftを求める(ステップS14)。上述のように周波数ftと温度との関係は、予めメモリ66に変換テーブルまたは換算式の形態で記憶されており、処理部64でメモリ66から周波数ftと温度との関係を読み出し、周波数ftから温度を算出する(ステップS16)。このように、センサタグ12を用いることで、非接触で読取装置14等の他の機器に、発信周波数の変化で温度測定結果を伝達することができる。測定して得られた温度の値は、例えば、読取装置14の表示部68に表示することができる。
本実施形態では、温度変化により、リングオシレータ24の発振周波数が変化し、変化した周波数ftのままで電波ωtを送信すれば、読取装置14で温度が算出される。センサタグ12では温度の算出をしないため、センサタグ12の構成を簡素化することができる。しかも、上述のように、センサタグ12ではトランジスタの容量も小さくすることができ、塗布型TFTを好適に用いることができる。これにより、製造コストを低くでき、センサタグ12を安価にできる。しかも、プラスチックフィルム等を用いてセンサタグ12を形成すればフレキシブルなものにできる。
また、読取装置14も周波数ftを解析し、周波数ftを変換テーブル、変換式等を用いて温度換算できればよいため、読取装置14の構成を簡素化できる。
なお、センサタグ12が複数ある場合、センサタグ12毎に個別識別番号を設けておき、個別識別番号と周波数と温度との関係式等を対応付けて記憶させておくことで、個々のセンサタグ12毎に、温度を測定することができる。それぞれの温度の値は、例えば、読取装置14の表示部68に表示することができる。これにより、冷蔵庫内の食材の温度を知ることができる。
また、対象物Mを食材ではなく、人間とすれば、例えば、体温を非接触で測定することができる。この場合でも、複数の人の体温を非接触で測定することができる。
本発明は、基本的に以上のように構成されるものである。以上、本発明のセンサタグについて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変更をしてもよいのはもちろんである。
10 温度測定システム
12 センサタグ
14 読取装置
20、60 アンテナ
22 整流器
24 リングオシレータ
26 抵抗器
30a、30b 整流トランジスタ
32 コンデンサ
40 インバータ
42 P型FET
44 N型FET
46 入力端
48 出力端

Claims (3)

  1. 電波を送受信するためのアンテナと、
    前記アンテナに接続され、前記アンテナが受信する電波から電圧を取り出す整流トランジスタと、
    前記電圧により駆動される、複数のトランジスタを備えるリングオシレータと、
    温度に応じて抵抗値が変化する抵抗器とを有し、
    前記抵抗器は、サーミスタで構成され、かつ前記リングオシレータのフィードバック部に設けられており、
    前記整流トランジスタと前記リングオシレータの前記トランジスタは、塗布型半導体を半導体活性層に含む薄膜トランジスタで構成されていることを特徴とするセンサタグ。
  2. 前記整流トランジスタに対して、前記リングオシレータの前記トランジスタは、ソース電極ドレイン電極間のチャネル長さがより長いか、またはチャネル幅がより狭い請求項1に記載のセンサタグ。
  3. 前記整流トランジスタに対して、前記リングオシレータの前記トランジスタは、ソース電極ドレイン電極間のチャネル長さがより長く、かつチャネル幅がより狭い請求項1に記載のセンサタグ。
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