JP6411560B2 - 電気通信システムにおける接続回復の方法及び配置構成 - Google Patents

電気通信システムにおける接続回復の方法及び配置構成 Download PDF

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Description

本発明は、接続の問題が検出された時に、接続回復の開始を制御することに関するものである。
ユーザ装置(UE)等の通信装置は、例えばモバイル端末、無線端末、及び/又は移動局とも呼ばれる。ユーザ装置は、時々セルラー無線システム又はセルラーネットワークとも呼ばれる、セルラー通信ネットワーク又は無線通信システムにおいて無線で通信できるようになっている。通信は、セルラー通信ネットワーク内に含まれる、例えば2つのユーザ装置の間で、ユーザ装置と普通の電話の間で、及び/又はユーザ装置と、無線アクセスネットワーク(RAN)、場合によっては一又は複数のコアネットワークを介して、サーバとの間で行うことができる。
ユーザ装置はさらに、また幾つか例を挙げるだけでも、無線携帯電話、セルラー方式の携帯電話、ノートパソコン、又は無線機能を有する定盤等とも呼ぶことができる。本発明のユーザ装置は、RANを介して例えば別のユーザ装置又はサーバ等の別のエンティティと声及び/又はデータ通信ができるようになっている例えば、ポータブル、ポケット収納可能、ハンドヘルド、コンピュータからなる、又はビークル装着モバイル装置であってよい。ユーザ装置の概念は、必ずしもユーザとのやり取りがあるわけではないセンサ、測定装置等の機械的な種類の特性の通信機能を有する装置も含む。
セルラー通信ネットワークは、セルエリアに分割される地理的エリアを網羅し、各セルエリアは、使われる技術及び専門用語に応じて、基地局、例えば時々「基地局」、「eNodeB」、「NodeB」、「Bノード」、又はBTS(送受信基地局)と呼称されうる例えば無線通信基地局(RBS)によってサービス提供される。基地局は、通信力に、したがってセルのサイズに基づき、例えばマクロeNodeB、ホームeNodeB、又はピコ基地局等の異なる種類のものである。セルは、基地局のサイトにおいて基地局によって無線通信のカバレージが提供される地理的エリアである。
LTEモビリティ
モビリティの管理は、セルラー通信システムにおいて難しい作業であり、エンドユーザが経験する品質に対し正しく機能しているモビリティ性能は極めて重要である。Radio Resource Controlプロトコル、RRC(3GPP TS36.331参照)は、LTE無線通信アクセスネットワーク(E−UTRAN)を構成し、再構成し、また標準接続処理を行うための主要シグナリングプロトコルである。RRCは、接続設定、モビリティ、測定、無線通信リンクの失敗及び接続リカバリ等の多くの機能を制御する。
LTEにおけるユーザ装置、UEは2つのRRC状態:RRC_CONNECTED及びRRC_IDLEにありうる。RRC_CONNECTED状態においては、モビリティは例えばユーザ装置によって提供される測定値等に基づいてネットワーク制御される。つまり、ネットワークは、例えばユーザ装置によって提供される測定報告等に基づいて、いつ、そしてどのセルにユーザ装置をハンドオーバするべきかを決定する。E−UTRANにおいてeNBと呼ばれるネットワーク、すなわちLTE無線通信基地局は、ユーザ装置が現在のセルから外へ移動する際に、ネットワークがユーザ装置をより強いセルにハンドオーバする決定を行うことができるように、ユーザ装置が次にネットワークに送る報告に基づいて、様々な測定イベント、閾値等を構成する。
図1は、LTEハンドオーバ、HO手順の簡略化したシグナリングスキームの図である。HOコマンドは実際、ユーザ装置がハンドオーバされるTarget eNB、すなわちeNodeBにおいて作成されるが、メッセージはSource eNBを介して送信されることに注目すべきである。つまり、ユーザ装置の視点からはメッセージはSource eNBから来るのである。
RRC_IDLEにおいては、モビリティはUEベースのセル選択によって処理され、UEベースのセル選択では、移動ユーザ装置が、例えばセルにおいて送信される様々な特定基準及びパラメータに基づき、とどまる「最高の」セルを選択する。例えば、様々なセルまたは周波数層を互いに優先順位づけすることが可能であり、これによりユーザ装置は、特定セルのビーコン又はパイロットの測定品質の閾値が、別のセルから受信した他の幾つかのビーコン又はパイロットよりも優れている限りはそのセルにとどまろうとする。
本発明は、上述したネットワーク制御のモビリティ、すなわちRRC_CONNECTED状態にあるLTEユーザ装置関連の問題に主に注目する。したがって、ハンドオーバの失敗に伴う問題を、下により詳しく説明する。
普通の状況において、またRRC_CONNECTEDユーザ装置がソースセルとも呼ばれる第1のセルのカバレージから外へ移動する時に、第1のセルへの接続を失う前に、ターゲットセル、または第2のセルとも呼ばれる隣接セルにハンドオーバされる必要がある。つまり、エンドユーザがハンドオーバが行われていることに気づかないように、ハンドオーバの間中、途絶なく、又は最小限の途絶で接続が維持されることが望ましい。これを成功させるためには、
・ ユーザ装置によってモビリティの必要を示す測定報告が送信され、これをSource eNBが受信し、
・ Source eNBは(分けても、ターゲットセルを制御しているTarget eNBからハンドオーバを要求することによって)ターゲットセルへのハンドオーバの準備をするのに十分な時間を有し、
・ ターゲットセルを制御しているTarget eNBによって作成され、ソースセルを介してユーザ装置に送信されたハンドオーバコマンドメッセージを、ユーザ装置がネットワークから受信する
ことが必要である(図1参照)。
加えて、ハンドオーバが成功するためには、ユーザ装置は、ターゲットセルへの接続を確立することを最終的に成功させる必要があり、LTEにおいては、ターゲットセルにおける良好なランダムアクセス要求と、その後のユーザ装置からTarget eNBへのHOコンプリートメッセージの送信が要求される。メッセージのネーミングにおいて仕様が若干異なる場合があることに注目すべきである。
このため、ハンドオーバが成功するためには、良好なハンドオーバにつながるイベントのシーケンスが十分早く開始されることにより、シグナリングが行われる第1のセルへの無線通信リンクが、シグナリングが完了する前に低下しすぎないことが必要であることが明らかである。ソースセル(すなわち、第1のセル)において、ハンドオーバのシグナリングが完了する前に上記低下が起こると、ハンドオーバが失敗しやすい。上記のハンドオーバの失敗は明らかに望ましくないことである。現在のRRCの仕様はしたがって、測定を十分に構成することにより、ハンドオーバの必要が確実に、そして十分早期に検出することができるように、様々なトリガ、タイマー、及び閾値を提供している。
図1では、例示の測定報告がA3イベントと呼ばれる測定イベントによってトリガされる。A3イベントは要するに、隣接セルが現在のサービングセルよりもオフセットだけ良好であることを意味する。これは、このイベントに関する一又は複数の基準が満たされた時に、測定報告がネットワークに送られることを意味する。多数の異なる種類の測定イベントが存在し、報告をトリガするように構成されうる複数のイベントがあることに注目すべきである。
LTE用語のeNodeB等の、セルを制御しているネットワークノードにより、隣接セルの関係リストが維持される。本発明において隣接セルを参照する時はいつでも、ネットワークノードの隣接セルの関係リストに通常含まれるセルを参照していると理解すべきである。隣接セルはしたがって、多くの場合ハンドオーバの候補のセルである。ある場合には、ネットワークノードにより、ネットワークノードが制御している各セルに関する隣接セルのリストが維持される。ユーザ装置の視点から、隣接セルは、ユーザ装置が現在接続されているセルと近接している、又はそれと重なっているセルである。
無線通信リンクの失敗及びRRC接続の回復
ユーザ装置は、ユーザ装置が現在接続しているセルへのカバレージを失う可能性がある。これは、ユーザ装置がフェーディングディップに入った時、又は上述したようにハンドオーバが必要であるが、ハンドオーバがある理由、又は他の理由で失敗した状況で起こりうる。これは特にさらに下に説明するように、「ハンドオーバ領域」が非常に短い場合にあてはまる。
無線通信リンクの品質は通常、例えば3GPP TS 36.300、TS 36.331及びTS 36.133に記載されるように物理層上のユーザ装置においてモニタリングされ、下に要約される。
TS 36.133において定義される基準にしたがって、物理層に問題があることが検出されると、物理層は非同期指示と呼ばれる検出された問題のRRCプロトコルに指示を送る。上記の連続指示の設定可能な番号N310の後に、タイマーT310が開始される。T310が実行されている間にリンク品質が改善(リカバリ)しない場合、すなわち、物理層からのN311連続「同期」指示がない場合、無線通信リンクの失敗、RLFがユーザ装置において認定される(図2参照)。
上述した現在関連性のあるタイマー及びカウンターは、参照のために図4に記載されている。ユーザ装置は、セルに送信されたシステム情報から、タイマーの値及びカウンターの定数を読み取ることができる。あるいは、ユーザ装置は、特定値及び定数が特定のユーザ装置に付与され、メッセージは一又は複数の特定のユーザ装置にのみ向けられる専用シグナリングを使用して、タイマー及びカウンター定数のUE特定値で構成することが可能である。
LTEの無線通信リンクの失敗をモニタリングするために使用されるタイマー及びカウンターの機能は、図3の表に提示されている。
T310が終了した場合、ユーザ装置は進行中のRRC接続をリカバリするために接続の回復を開始する。この手順には、ユーザ装置によるセルの選択が含まれる。つまり、説明した測定値による前のセルとの接続が失敗したために、RRC_CONNECTEDユーザ装置は、接続するためのより良好なセルを自律的に探す。ユーザ装置がとりあえず最初のセルに戻る場合もあるが、同じ手順がその後も実行される。例えば、3GPP TS 36.304にさらに記載されるように、好適なセルが選択されると、ユーザ装置は選択されたセルにおいて接続を回復するように要求する。普段適用されるネットワーク制御モビリティとは対照的に、RLFのようなモビリティ挙動の差により、ユーザ装置に基づいてセルが選択されることに注意すべきである。
回復が良好である場合、とりわけこれは、選択されたセルと、そのセルを制御しているeNBがユーザ装置への接続を維持するように準備されているかに依存し、これは回復要求を受け入れるように準備されていることを暗示しているが、ユーザ装置とeNBとの間の接続を再開することができる。LTEでは、回復手順には、選択されたセルにおけるランダムアクセス要求、そしてその後、それに基づいてユーザ装置を識別し認証できるコンテンツを有するメッセージをユーザ装置が送る上位層シグナリングが含まれる。これは、どのユーザ装置が回復を実施しようとしているかを正確に把握していることをネットワークが信頼できるために必要である。
回復の失敗とは、ユーザ装置がRRC_IDLE状態となり、接続が解放されることを意味する。通信を継続するためには、その後新たなRRC接続が要求され確定される。例えば、回復要求を受信するeNBが、回復を要求するユーザ装置を識別することができない場合、失敗する可能性がある。上記の状況は、受信しているeNBが、このユーザ装置から可能な回復について通知されていない、又はそのために準備されていない場合に起こりうる。
上述したタイマーT31x及びカウンターN31xを導入する理由は、無線通信リンクが失敗し、回復が必要であると考えられる時に、基準の構成に対しある程度の自由とヒステリシスを加えるためである。これは、接続が不完全に途切れ、またリンクの質の損失が一時的であり、ユーザ装置が例えばT310が終了する前に、又はカウンターの値がN310に達する前に任意のさらなる動作又は手順なしで接続をリカバリすることができた場合、エンドユーザの能力に悪影響を与えるため、望ましい。
回復手順は下に記載される。
ターゲットセルを制御しているeNB等のネットワークノードが、RRC接続回復要求等のユーザ装置からのリカバリ要求メッセージを受信する。このメッセージに応答して、ターゲットeNBは、ターゲットeNBが回復要求を受ける、ユーザ装置に送られたRRC接続回復メッセージで応答しうる。このメッセージには、新たなセルにおいて接続に適応し継続することができるように、様々な構成パラメータが含まれうる。例えばセルの再選択又はハンドオーバへの任意の参照などの、他のメッセージ名も当然ながら適用可能である。
回復メッセージを受信すると、ここでユーザ装置はそのメッセージのコンテンツを処理し、そこに付与されているコンテンツとコマンドにしたがってRRC接続を再開する。通常、ユーザ装置はさらにターゲットセルのeNBに、ユーザ装置とターゲットeNBとの間の通信が今再開できることを示す確認メッセージを送る。例えば、RRC接続回復要求、回復メッセージ、及びその後の確認メッセージは通常、ユーザ装置の確実な識別をサポートするフィールド、及び競合解決をサポートするフィールドを含み、これにより、ユーザ装置とその接続を明確に確実に識別することができる。
最近の急速なMobile Broadbandの取り込みの結果、セルラーネットワークの容量を増加させる必要が出てきた。上記容量を増加させるためのある解決法とは、異なるサイズのセルの幾つかの層でできたより密度が高いネットワークを使用することである。マクロセルは、セルが広い領域を包含するためカバレージが確実に広がるが、マイクロ、ピコ、またさらにフェムトセルは、容量の需要が高いホットスポットエリアで展開される。これらのセルは通常、かなり狭いエリアでの接続を提供するが、追加のセル、及びこれらのセルを制御している無線通信基地局を加えることで、新たなセルによりマクロの負荷が軽減されるために容量が増加する。上記ネットワークは、Heterogeneous Networks、又はHetNetsと呼ばれる。図9は、ピコセルAのカバレージからマクロセルBのカバレージに移動しているUユーザ装置Eを示している。
異なる「層」のセルは同じキャリア、すなわち再利用−1の形態で展開可能であり、小さいセルを異なるキャリア上で展開することができ、様々な層の異なるセルさえも、異なる技術、例えば非限定的に、マクロ及びマイクロ層の3H/HSPA、ピコ層のLTE等を使用して展開することができる。
現在、上記HetNetsの可能性を調査することに多大な関心が集まっている。しかしながら、HetNetsは結果的に、上に簡単に述べたように、ハンドオーバの失敗率を上げる可能性があることも分かっている。一つの理由としては、HetNetsのハンドオーバ領域は非常に短いため、つまり、ターゲットセルへのハンドオーバが完了できる前に、ユーザ装置がソースセルへのカバレージを失うために、ハンドオーバが失敗する場合があるということである。例えば、ユーザ装置がピコセルから離れると、ピコのカバレージの境界線がはっきりしており、ユーザ装置がピコへのカバレージを失う前に、マクロへの任意のハンドオーバコマンドを受信することを失敗することが起こりうる(図4参照)。
マクロセルに接続されたユーザ装置が同じキャリア上のピコセルにいきなり入った時に、同様の問題が起こりうる。ここで、ピコの制御チャンネルが、ハンドオーバを完了させるためにマクロからユーザ装置が受信しなければならない信号と干渉し、これによりハンドオーバが失敗することが起こりうる。
上に例示した種類のハンドオーバの失敗において、ユーザ装置は最終的にRRC接続を回復しようとする。しかしながらこれは、上述したように、リカバリ手順が完了する前の手順の後でのみ起こりうる。このため、ユーザ装置はソースセルへの層1、L1の「非同期」を観察し、これらのイベントは、N310上記連続イベントが発生するまで、層3、L3レベル、すなわち上述したようにRRC上でカウントされ、その後T310が開始される。T310が終了した時にのみ、ユーザ装置は、RRC接続をリカバリするために接続する、より良好なセルを検索することによって、回復手順を開始することができる。
この(N310までの)カウントと、T310が終了するまでの待機により、エンドユーザが遭遇しやすい望ましくない接続の中断が起こる。
したがって、ネットワークは、リカバリを昇速するために、(非限定的な例としてN310及びT310を有する)関連するカウンタ及びタイマーの値が小さくなるように構成すべきであるといえる。しかしながら、この結果、無線通信の問題が直近のハンドオーバが原因ではなく、突発的なフェーディングディップだけが原因である場合に、接続の早期損失が起きる可能性がある。
上記の問題の結果、例えば本明細書に記載したハンドオーバの問題と、より一般的な経路損失及び干渉が時間依存的に変動するフェーディングチャネルのより一般的な場合の両方に好適であろう関連カウンタ及びタイマーの値等の、接続回復をトリガするための好適な基準を見つけることは難しい。
したがって、本発明の実施形態の目的は、エンドユーザが接続の解放と認識することになる、任意の数のハンドオーバの失敗を低減する解決策を提供することである。
さらに具体的には、本発明の実施形態の第1態様は、ユーザ装置、UEにおいて前記ユーザ装置とネットワークとの間の接続の回復を制御する方法に関し、前記ユーザ装置は前記ネットワークに含まれる第1のセルでリンクが確立されている。前記方法には、
− 少なくとも一つの条件を定義するネットワークから設定メッセージを受信し、
− 第1のセルへの接続の問題が検出されたら、前記少なくとも一つの条件を評価し、
− 隣接セルに対して前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、前記隣接セルへの接続回復を開始するための、前記少なくとも一つの条件が満たされない場合に適用される少なくとも一つの基準とは異なる少なくとも一つの特別基準を適用する
ステップが含まれる。
本発明の一実施形態の第2態様は、ネットワークに含まれるべきネットワークノードにおいて、ネットワークとユーザ装置との間の接続回復を制御する方法に関し、前記ネットワークは、ネットワークに含まれる第1のセルにおいてユーザ装置のリンクを確立している。前記方法には、
− 少なくとも一つの条件を定義する一又は複数のユーザ装置に設定メッセージを送信し、
− 第1のセルへの接続の問題を検出した時に、前記少なくとも一つの条件を評価するように前記一又は複数のユーザ装置を構成し、
− 前記隣接セルに対して前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、隣接セルへの接続の回復を開始するための、前記少なくとも一つの条件が満たされない場合に適用される少なくとも一つの基準とは異なる少なくとも一つの特別基準を適用するように前記一又は複数のユーザ装置を構成する
ステップが含まれる。
本発明の実施形態の第3態様は、前記ユーザ装置とネットワークとの間の接続回復を制御するように適合されたユーザ装置に関し、前記ユーザ装置は前記ネットワークに含まれる第1のセルにおいてリンクが確立されている。ユーザ装置は、
− 少なくとも一つの条件を定義するネットワークから設定メッセージを受信するように構成される受信機と、
− 第1のセルへの接続の問題が検出された時に少なくとも一つの条件が満たされた場合に評価するように構成された回路と、前記隣接セルに対して少なくとも一つの条件が満たされた場合に、前記隣接セルへの接続の回復を開始するための、前記少なくとも一つの条件が満たされない場合に適用される少なくとも一つの基準とは異なる前記少なくとも一つの特別基準を適用するように構成された回路とを備えるプロセッサと
を備える。
本発明の実施形態の第4態様は、ネットワークに含まれるべきであり、ネットワークとユーザ装置との間の接続の回復を制御するように適合しているネットワークノードの配置構成に関し、前記ネットワークは、ネットワークに含まれる第1のセルにおいてユーザ装置のリンクを確立している。配置構成は、
− 少なくとも一つの条件を定義する一又は複数のユーザ装置に設定メッセージを送信するように構成された送信機と、
− 第1のセルへの接続の問題を検出した時に、前記少なくとも一つの条件を評価し、隣接セルに対して前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、前記隣接セルへの接続の回復を開始するために、前記少なくとも一つの条件が満たされていない場合に適用される少なくとも一つの基準とは異なる少なくとも一つの特別基準を適用するように前記一又は複数のユーザ装置を構成するように配置された処理回路と
を備える。
このため、実施形態は、ハンドオーバの失敗が起こりやすい困難な無線通信環境において中断時間を削減するように実施される。素早く接続を回復することによって、エンドユーザが経験するすべての中断時間が削減される。特定の実施形態ではまた、良好な接続のリカバリの可能性も確実に高くなる。
本発明の他の目的、利点及び新規の特徴は、本発明の下記の詳細説明から、添付の図面及び請求項と合わせて考慮する時に明らかになるだろう。
本発明の前述の目的及び他の目的、特徴及び利点は、図面に示される好ましい実施形態の下記の詳細説明から明らかになるだろう。
LTEハンドオーバ手順を示す、簡略化されたシグナリングの図である。 無線通信リンクの失敗、RLFがどのようにLTEで認定されているかを示す図である。 RLFがどのようにLTEにおいてモニタリングされているかを示す図である。 ピコ/マクロ対マクロ/マクロセル変更のハンドオーバ領域の概念を示す図である。 ユーザ装置において実施される実施形態による方法のフロー図である。 ネットワークノードにおいて実施される実施形態による方法のフロー図である。 実施形態によるユーザ装置の概略図である。 実施形態によるネットワークノードの配置構成の概略図である。 ピコセルAのカバレージからマクロセルBのカバレージに移動しているUユーザ装置Eを示す図である。
下記の記載事項では、本発明を完全に理解できるようにするために、説明する目的で非限定的に、特定のアーキテクチャ、インターフェース、技術等の具体的な詳細が記載される。しかしながら、当業者には、本発明がこれらの具体的な詳細から逸脱した他の実施形態で実行されうることが明らかになるだろう。他の場合には、不必要な詳細を加えることで本発明の説明が分かりにくくならないように、既知のデバイス、回路、及び方法の詳細説明が省略されている。
明細書中での「ある実施形態」又は「一実施形態」という言及は、その実施形態に関連して記載されている、特定の特徴、構造、または特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれていることを意味する。本明細書のさまざまな箇所にある「ある実施形態において」又は「一実施形態において」という語句は、必ずしも同一の実施形態について言及しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、又は特性を、一又は複数の実施形態において任意の好適な方法で結合させることができる。
本発明は、LTEとも呼ばれるE−UTRANにおいて説明される。本明細書で説明した問題及び解決策は、無線アクセスネットワーク及びユーザ装置、ユーザ装置が実行している他のアクセス技術及び標準に同等に適用可能であることを理解すべきである。LTEは、本発明が好適である例示の技術として使用されるため、説明においてLTEを使用することはしたがって、問題と、その問題を解決する解決策を理解するのに特に有用である。
本発明を実行する様々な代替実施形態を以下に、非限定的な例を使用して説明する。
ネットワーク制御モビリティを実行する接続モードにあり、例えばピコセル等の第1のセルに接続されているユーザ装置を考慮する。「セルに接続されている」という表記は、ユーザ装置が少なくともこのセルにおいてデータを送信及び/又は受信するように構成されることを暗示していることに注目すべきである。時々、このセルは「サービングセル」、又は「一次セル」、PCellとも呼ばれる。セルは通常、無線通信基地局等の一つのネットワークノードによって制御され、「セルに接続されている」ということはこの点において、ユーザ装置が「第1無線通信基地局に接続されている」、つまり、上述のセルを制御している無線通信基地局に接続されていることと同じことを意味する。時々、この無線通信基地局はServing eNB、又はサービング無線通信基地局と呼ばれる。
この実施例では、ピコセルは、図9に示すようにずっと広いエリアにおいてカバレージを提供するマクロセルによって「囲まれている」。ユーザ装置が小さいピコセルのカバレージ外に移動する時に、図4に示すように、現在接続されているピコセルのカバレージを急速に喪失する。上記の状況においては、ハンドオーバが完了する前にユーザ装置がピコセルへの接続を喪失する可能性が高くなり、これはつまり、ユーザ装置の無線通信リンクが失敗し、前述したように望ましくない接続中断が引き起こされる。
ユーザ装置がマクロセルから別のセル、例えばハンドオーバ領域が非常に短いピコセルへ移動した場合も、同じ問題が起こりうる。ユーザ装置が高速で移動している場合、問題はさらに増大する。
本発明の実施形態は、特定の隣接セルにおいて接続の回復を実施するために、そのセルに対して少なくともある特定の条件が満たされた場合に限り、無線通信リンクの失敗の平素の、又は「通常の」評価をバイパスする可能性を提供する。
図5は、本発明の実施形態にしたがって、ユーザ装置、UEによって実施される方法ステップの概略図であり、前記ユーザ装置は、第1のセル、この実施例においてはピコセルにおいてリンクが確立されている。ステップ501では、ユーザ装置は、第1のセルへの接続の問題が検出された時に、ユーザ装置によって評価されるべき少なくとも一つの条件を定義するネットワークから設定メッセージを受信する。前記設定メッセージは、放送チャンネルで又は専用シグナリングを介して受信することができる。
上記条件は、ユーザ装置が任意の隣接セルのカバレージ内にあるか否かを判断することに関連しうる。ユーザ装置が隣接セルのカバレージ内にあるか否かの評価は、隣接セルから受信した信号が特定値、例えば閾値よりも強いか否かに基づくものであってよい。上記受信信号の「強度」を定義する様々な品質パラメータ、例えば受信信号電力の測定及び経路損失関連及び干渉関連の測定基準を実行することができる。これには例えば、参照記号受信電力(RSRP)及び参照記号受信品質(RSRQ)が含まれる。
ネットワークは、装置自体が指示されたセルのカバレージ領域内にあるとユーザ装置が見なすべきか否かを定義する一又は複数の閾値を有するように、ユーザ装置を構成することができる。ネットワークは、ユーザ装置が指示されたセルのカバレージ領域内にあるか否かを評価する時に、ユーザ装置によって使用される品質パラメータを有するようにユーザ装置を構成することもできる。例えば、上述した例において指示されたセルのRSRQがx dB(ここでxは設定された閾値を表す)よりも大きい場合、次にユーザ装置はそれ自体がそのセルのカバレージ領域内にあると判断する。
ユーザ装置が、複数の隣接セルに対して前記少なくとも一つの条件が満たされている、例えばユーザ装置が複数のセルのカバレージ内にあると識別した場合、これらのもののうちで選択の優先順位づけをするための追加の基準があってよい。例えば、ユーザ装置は最良のセルを選択することができ、ここで「最良」は、上記の測定基準の観点において定義され、これにより例えば、最強の信号又は最良の信号品質を有するセルが選択される。あるいは、隣接セルリストに含まれるセル間の相対的優先順位等の定義された追加の優先順位基準であってよく、又は別のセルB、又は別の周波数層F_B上のセルと比較した時に、測定基準の観点において一又は複数のセルがx dBだけ優れている場合に、例えばそのセルAを定義するオフセット、又は周波数層F_A上のセルが選択されるべきである。
ユーザ装置が第1のセル、この実施例ではピコセルのカバレージ領域から外へ移動する時に、ユーザ装置は物理層の問題、又は第1のセル、すなわちピコセルへの接続に関連する他の問題を検出する(ステップ503参照)。物理層の問題の検出には、物理層から非同期指示を受信する、又は第1のセルへの特定の絶対レベルを下回る、参照記号受信電力、RSRP、又は参照記号受信品質、RSRQを読み取ることが含まれうる。ネットワークは、ユーザ装置がソースセルへの接続に問題があると判断すべきか否かを定義するRSRP又はRSRQの一又は複数の閾値を有するようにユーザ装置を構成することができる。別の代替例によれば、第1のセルへの接続の問題の検出には、ハンドオーバに関する測定イベントがトリガされた時にタイマーを開始するステップが含まれ、タイマーが終了する前に実行されたハンドオーバがない場合、接続の問題が検出される。
ステップ504では、ユーザ装置は前記少なくとも一つの条件が満たされるか否かを評価する。前記条件はすでに記載したように、ユーザ装置が隣接セルのカバレージ内にあるか否かの判断に関連しうる。さらに下に示すように、隣接セルに関連する特定の一又は複数の条件が満たされているか否かを確認することによって、評価が行われる。上記の場合には、ユーザ装置は、前記セルへの接続回復を開始するための一又は複数の特別基準を適用することによって、上記セルへのすばやい接続の回復を実行する(ステップ505参照)。
特定の実施形態では、条件は、前記隣接セルからの受信信号が閾値よりも強い時に満たされる。
代替実施形態によれば、条件は、測定イベント、例えばA3が前記隣接セルに対してトリガされる時に満たされる。あるいは、隣接セルに対する条件は、測定イベントが隣接セルに対してトリガされたことを示す測定報告がネットワークに送信された場合に満たされる。さらに別の代替例によれば、隣接セルに対する条件は、測定イベントが隣接セルに対してトリガされたことを示す良好に送信された測定報告の確認をネットワークから受信した場合に満たされる。
ユーザ装置に対してすでに定義された測定イベントに条件が結びついている実施形態の利点は、ターゲットセルの新たな測定値を定義する必要がないことである。
後者2つの実施形態、すなわち報告が送信され、報告の確認がそれぞれ受信される時に条件が満たされることの利点は、ユーザ装置が隣接セル、この場合はターゲットセルへ移動しようとしていることをネットワークが知り、ターゲットセルの準備等の必要な準備を開始することができることである。A3イベントは単なる例であり、他の測定イベントを異なる実施形態において適用できることに注目すべきである。
隣接セルに対して前記少なくとも一つの条件が満たされると、ステップ505にしたがって、次に前記隣接セルへの接続の回復を開始するための少なくとも一つの特別基準が適用される。前記特別基準は、前記少なくとも一つの条件が満たされていない場合に適用される接続の回復を開始するための少なくとも一つの基準とは異なる。
前記少なくとも一つの条件が隣接セルに対して満たされていない場合、ユーザ装置は接続の回復を開始するために通常の一又は複数の基準を適用し(ステップ506参照)、例えば標準のセル選択手順に基づいて、場合により通常の回復手順を行う。
任意のステップ507では、ユーザ装置はネットワークから、少なくとも一つの条件が満たされている場合に、前記少なくとも一つの特別基準を適用すべき少なくとも一つのセルの指示を受信する。前記指示は、いくつかの実施形態では、ステップ501で受信した設定メッセージに含まれうる。
ステップ501又は507においてユーザ装置に提供される少なくとも一つのセルの指示は、異なる形態であってよい。特定の実施形態によれば、前記指示は、第1のセルのすべての隣接セルの指示を含む。この場合、特定のセルを具体的に指示する、又は指し示す必要はないが、すばやい回復手順のための前記少なくとも一つの特定条件が満たされる場合はいつでも、ネットワークから一又は複数のユーザ装置へ送られる、ユーザ装置が素早い回復の解決策が可能になる一又は複数の特別基準を適用することを提示する指示があるだけである。
別の特定の実施形態によれば、前記指示は、前記周波数層上のすべての隣接セルが指示されるように、特定の周波数層の指示を含む。これは、少なくとも一つの条件が満たされた場合、ユーザ装置は、前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に特定の周波数層上であるが、別の周波数層上ではないセルへのすばやい接続回復の解決法を適用するべきであることを意味する。またこのような場合には、特定の周波数層上のすべての隣接セルが単一指示で指示されるため、層上の特定のセルを指示する必要はない。
さらに別の特定の実施形態によれば、前記指示は、少なくとも一つの条件が満たされた場合に、ユーザ装置が素早い接続の回復を実施する、指示されたセルのリストを含む。この指示がセルのリストの形態で提供された場合、リスト上のセルは、セルの識別子、通常はこれらセルの物理的なセルの固有性、PCIによって識別されるが、リスト上のセルを識別するための他の指標又は識別方法も適用可能である。上記リストには、前記識別子によって指示されるセルがどの周波数層に見つかるかの指示も含まれうる。
ステップ507において提供される指示は、放送チャンネル、LTE専門用語ではBCCHでユーザ装置に提供されうる、又は指示は、メッセージが特定のユーザ装置、又は一群のユーザ装置に送られるが、そのセルのすべてのユーザ装置には送られない専用シグナリングによって提供されうる。放送シグナリングは通常、一又は複数のメッセージがセルのカバレージ内で幾つかの、又はすべてのユーザ装置に送られることを暗示する。メッセージはその後、しばしば定期的に繰り返され、これによりセルに入るユーザ装置が次の機会に一又は複数のメッセージを受信することができる。ネットワークからの専用シグナリングは通常、メッセージの送信において具体的にこのユーザ装置、又は一群のユーザ装置のアドレスを指定することによって、メッセージが一つの特定の受信機、又は一群の受信機に向けられたものであることを暗示する。このため、メッセージは一回だけ送ることができ、その後受信したユーザ装置から確認が送信される。
接続の回復を開始するために満たすべき一又は複数の基準の適用には、いくつかの実施形態では、ユーザ装置が指示されたセルにおいて接続の回復を開始する時に、評価のためのカウンター及び/又はタイマーの使用が含まれる。カウンター及び/又はタイマーは、「通常の」リカバリ手順において使用されるものと同じであってよい。例えば、ネットワークは、10に等しいカウンター値N310、及び500ミリ秒に等しいタイマー終了値T310を有するようにユーザ装置を構成する。「通常の」接続の回復は次に、10の連続的な「非同期」指示の後で開始され、次にタイマーT310の開始及び終了、すなわち0.5秒の待機時間が発生する。それによって初めて、ユーザ装置は、ユーザ装置が回復要求を実施するセルを選択する。
特定の実施形態によれば、回復は、前記少なくとも一つの条件が隣接セルに対して満たされた時直ちにそのセルに対して開始される。これは、前記少なくとも一つの条件が満たされたら直ちに、すなわち、接続回復を開始するために追加の基準を適用しないで、回復が開始されることを意味する。上記実施形態を、下記の非限定的な例を用いて説明する。
ユーザ装置は、隣接セルに対してA3イベントがトリガされた場合に、そのサービングセルへの接続の問題を検出した時に、特定の隣接セルへの接続の回復を開始するようにネットワークによって構成されている。接続の問題が、物理層からの非同期指示の受信によって検出されたと仮定しよう。この特定の実施形態によれば、ユーザ装置は次に物理層からの非同期指示をカウントしているカウンターN310、又は無線通信リンクの失敗を制御しているタイマーT310を停止させ、A3イベントが、すなわちターゲットセルへ向けてトリガされている隣接セルへの接続の回復を直ちに開始する。
例示の代替実施形態では、前記少なくとも一つの特別基準には、特定の終了値におけるタイマーの終了を含み、前記終了値は、「通常の」接続回復に適用された前記タイマーの終了値とは異なる、すなわち、前記少なくとも一つの条件が満たされていない、及び/又はカウンターの閾値に到達している場合、前記閾値は、前記少なくとも一つの条件が満たされていない場合、すなわち通常の接続回復の場合に適用される前記タイマーの終了値とは異なる。したがって、ユーザ装置は、前記少なくとも一つの条件が満たされた場合にユーザ装置が接続の回復を開始する時に、タイマー及び/又はカウンターの異なる値を評価に実行し、使用することができる。
このため、本発明の実施形態によれば、ユーザ装置は、少なくとも一つの条件が満たされた場合に、「通常の」接続回復手順にしたがって、タイマー、例えばT310のカウント及び終了が確定する前に、隣接セルへのRRC接続の回復を実施することができる。
例えば、カウンターの閾値は特別基準として3に設定され、これにより、特別基準は、ユーザ装置が、3の「非同期」指示の後に前記少なくとも一つの条件が満たされる隣接セルへの回復を開始することができることを暗示するものとなる。あるいは、又は加えて、タイマー終了値は、別の特別基準として100ミリ秒に設定され、これにより、ユーザ装置は、T310開始から100ミリ秒後に前記少なくとも一つの条件が満たされる隣接セルへの回復を開始することができる。
別の代替実施形態では、前記少なくとも一つの特別基準には、「通常の」接続回復の開始に使用される少なくとも一つのカウンター及び/又はタイマーに加えて、少なくとも一つの異なるカウンター及び/又はタイマーの使用が含まれ、ユーザ装置が、条件が満たされるセルへの接続の回復を開始することが可能になった時は、前記異なるカウンター及び/又はタイマーが管理することになる。例えば、条件が満たされるセルにおける回復の開始は、カウンターN410のカウンター値3、及びタイマー「T410」のタイマー値「100ミリ秒」に関連しうる。タイマー及びカウンターのネーミングは例示としてのみ見るべきであり、本発明の実施形態の適用性に対していかなる限定も暗示するものではない。同じカウンター「N410」及びタイマー「T410」を、すべての隣接セルへのリカバリを管理するために使用できる。各隣接セル、又は一群の隣接セルのカウンター及びタイマーについて別々の値があってもよい。
多数の変化及び組み合わせが可能である。ユーザ装置が隣接セルへの接続の回復をしようとする時に評価するためのカウンター及びタイマーの値は、少なくとも一つの条件が満たされた時、又は満たされない時の両方の場合に、いくつかの実施形態では、ネットワークによって構成可能である(図5の任意のステップ502、及び図6のステップ603参照)。
本発明の実施形態には、ユーザ装置が特定の隣接セルへのすばやい接続回復手順を実行するべきか否かを判断するために評価するための、少なくとも一つの条件を有するようにユーザ装置を構成するためのネットワークの態様も含まれる。ネットワーク側では、一つのユーザ装置、又は一群のユーザ装置に、第1、すなわちサービングセルへの接続問題の検出時に評価されるべき上記少なくとも一つの条件を提供する原理は、ハンドオーバが幾つかの展開において特に難しいということである。このため、特定領域においては、ユーザ装置が開始する接続リカバリを頼らなければならないことがしばしばある。したがって、上記問題が起こりうるところでは、このリカバリの速度を上げようというインセンティブがある。
図6は、本発明の実施形態による、ネットワークノードによって実施される方法ステップの概略図である。ステップ602では、ネットワークノードは、前記ネットワークノードに制御されている第1のセルにおいてリンクが確立されている一又は複数のユーザ装置へ、少なくとも一つの条件を定義する設定メッセージを送る。上記条件の例は、ユーザ装置によって実施される方法の説明に関連して上述したものである。ステップ605では、一又は複数のユーザ装置は、第1のセルへの接続の問題を検出した時に前記少なくとも一つの条件を評価するように、ネットワークノードによって構成される。ステップ606では、前記一又は複数のユーザ装置は、前記少なくとも一つの条件が前記隣接セルに対して満たされた場合に、隣接セルへの接続の回復を開始するための少なくとも一つの特別基準を適用するためにネットワークノードによって構成され、前記特別基準は、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用される少なくとも一つの基準とは異なるものである。
任意のステップ607では、ネットワークノードは、前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、接続の回復を開始するための前記少なくとも一つの特別基準が適用される少なくとも一つのセルの指示を送る。少なくとも一つのセルの指示は、ユーザ装置によって実施される方法の説明に関連して、上述した異なる形態であってよい。
任意のステップ600では、ネットワークノードは、ステップ607においてどのセルが一又は複数のユーザ装置に指示されるべきかを確定するために、以前の回復要求について一又は複数の隣接ネットワークノードから情報を受信する。このため、ネットワークは、どの隣接セルを指示するべきかを確定するために、例えば以前のハンドオーバの失敗からの統計を使用する。例えば、eNBにおいて、eNBのセルAからセルBへのハンドオーバがしばしば失敗するという情報がある場合、ネットワークは、ユーザ装置が前記少なくとも一つの特別基準を適用することによって、すばやい接続回復を実行するべきである指示されたセルとしてセルBを追加しうる。例えばハンドオーバの失敗等の情報は、例えばX2、S1又はQ&Mインターフェースを介して隣接ネットワークノードから受信することができる。
ネットワークノードはこのため、例えばハンドオーバが失敗したこと等の接続の問題についての情報を収集し、上記情報を隣接セルを制御している他のeNBに提供するように配設されうる。例えば、セルBを制御するネットワークノードBは、セルAからのハンドオーバが失敗した後に、ユーザ装置がこのセルにしばしば到達することを見出す(図9参照)。セルBを制御するネットワークノードBは、RLF報告メッセージ(3GPP TS 36.331参照)においてこの情報を受信することができ、情報要素はfailedPCellIdでありうる。ネットワークノードBはこの情報を収集し、セルAを制御しているネットワークノードAに、直接、又は幾つかの集合ノード、例えばQ&Mノードを介して送り、これにより、ネットワークノードは、ユーザ装置がすばやいリカバリを実行する指示されたセルとしてセルBを加えることができる。
任意のステップ601では、ネットワークノードは、ステップ607において送られる、ユーザ装置にどのセルを指示するべきかを確定する。これは、上述したように隣接ネットワークノードから受け取る、あるいはそれ自体が利用可能である、以前の接続の問題の情報又は統計を用いることによって実施可能である。
特定の実施形態に関連する任意のステップであるステップ604では、ネットワークは、例えば無線通信基地局、又はLTE専門用語においてeNodeB等の上記指示されたセルを制御している少なくとも一つの第2ネットワークノードにメッセージを送ることによって、ステップ607において一又は複数のユーザ装置に指示された隣接セルを準備し、これにより、第2ネットワークノードが、現在第1のセルに接続されている特定のユーザ装置から接続回復の要求を受信するように準備される。この準備には、第1ネットワークノードからハンドオーバ要求を第2ネットワークノードへ送ることが含まれうる。どちらのセルも同じネットワークノードによって制御される場合、メッセージを送る必要はないが、ネットワークノード自体が指示されたセルにおけるUE1からの接続を回復させるために準備されうる。
あるいは、準備メッセージが送られない場合、指示されたセルを制御する第2ネットワークノードは、前記指示されたセルにおいて接続の回復を要求するかもしれないすべてのユーザ装置に関する任意の情報を受信しない。したがって、前記第2ネットワークノードは、上記ユーザ装置に関連するすべてのユーザ装置のコンテクストを所有しない。指示されたセルを制御する第2ネットワークノードは次に、第1のセルを制御するネットワークノードから上記ユーザ装置のコンテクストをフェッチすることができる。上記フェッチは、第2ネットワークノードが、ユーザ装置からの回復要求を検出した時に、第1ネットワークノードからユーザ装置に関する情報を要求することを暗示する。第2ネットワークノードが、回復要求を受け入れるためにユーザ装置に関する必要な情報を受信した場合、フェッチは良好である。フェッチが良好である時、第2ネットワークノードはユーザ装置から回復を受け入れることができる。
本発明の実施形態によるユーザ装置700、UEを図7に概略的に示す。ユーザ装置は、受信機702と送信機703を備える。前記受信機は、少なくとも一つの条件を定義するネットワークから設定メッセージを受信するように構成される。上記条件の例を、ユーザ装置によって実施される方法の説明に関連して前記において説明してきた。前記メッセージは、放送チャンネル上で、あるいは専用シグナリングを介して受信することができる。
ユーザ装置700はさらに、第1のセルへの接続の問題が検出された時に前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に評価するように構成された処理回路と、隣接セルに対して前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、前記隣接セルへの接続の回復を開始するために、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用される少なくとも一つの基準とは異なる前記少なくとも一つの特別基準を適用するように構成された回路とを備えるプロセッサ701を備える。
幾つかの実施形態では、ユーザ装置700はさらに、タイマー704及び/又はカウンター706を備える。ある特定の実施形態では、前記少なくとも一つの特別基準は、特定の終了値におけるタイマー704の終了を含み、前記終了値は、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合、及び/又はカウンター706の閾値に到達した場合に適用される前記タイマー704の終了値とは異なり、前記閾値は、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用されるカウンター706の閾値とは異なる。ある特定の実施形態では、タイマー704はタイマーT310であってよく、カウンター706はカウンターN310であってよい。
さらに別の実施形態では、ユーザ装置700は、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に、セルへの回復を開始するために使用されるカウンター706及び/又はタイマー704に加えて、隣接セルへの接続の回復を開始するために、別の異なるカウンター707及び/又はタイマー705を備える。
ネットワークノード800における配置構成を図8に概略的に示す。ネットワークノードは、ネットワークに含まれるように適合され、ネットワークとユーザ装置、UEとの間の接続の回復を制御するようにさらに適合されており、前記ネットワークは、ネットワークに含まれる第1のセルにおいてユーザ装置のリンクを確立している。
配置構成には、受信機802と送信機803が含まれる。送信機803は、設定メッセージを少なくとも一つの条件を定義する一又は複数のユーザ装置に送るように構成される。上記条件の例を、ユーザ装置によって実施される方法の実施形態の説明に関連して説明してきた。前記メッセージは、放送チャンネル上で、又は専用シグナリングを介して送信することができる。
ネットワークノード800における配置構成はさらに、第1のセルへの接続の問題を検出した時に、前記少なくとも一つの条件を評価するように前記一又は複数のユーザ装置を構成するように配置された処理回路を備えるプロセッサ(801)を含む。処理回路はさらに、隣接セルに対して前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、前記隣接セルへの接続の回復を開始するために、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用される少なくとも一つの基準とは異なる少なくとも一つの特別基準を適用するように、一又は複数のユーザ装置を構成するように配置される。
ある実施形態では、送信機803は、前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、接続の回復を開始するための前記少なくとも一つの特別基準が適用される少なくとも一つのセルの指示を送るように構成される。少なくとも一つのセルの指示は、ユーザ装置によって実施される方法の説明に関連して、前記において説明した異なる形態であってよい。
ある実施形態では、受信機802は、どの少なくとも一つのセルを一又は複数のユーザ装置に指示すべきかを確定するために、以前の回復要求についての情報を一又は複数の隣接ネットワークノードから受信するように構成される。
ある実施形態では、プロセッサ(801)は、どのセルを一又は複数のユーザ装置に指示すべきかを確定するために、以前の接続の問題の情報を用いるように構成された回路を備える。前記処理回路は、どのセルを一又は複数のユーザ装置に指示すべきかを確定するために、隣接ネットワークノードから受信機(802)によって受信した回復要求についての情報又は統計を使用するようにも構成されうる。
ある実施形態では、送信機(803)は、前記一又は複数のユーザ装置に指示された少なくとも一つのセルを制御している少なくとも一つの隣接ネットワークノードに準備メッセージを送るように構成することができ、これにより、上記ネットワークノードが、前記一又は複数のユーザ装置から接続の回復要求を受信するように準備される。
ユーザ装置(700)によって実施される方法のステップ、及びネットワークノード(800)の配置構成は、各プロセッサ701及び801の処理回路の機能要素によって実施される。ある実施形態では、これらの機能は、適切にプログラミングされたマイクロプロセッサ、又はマイクロコントローラによって単独で、又はデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特殊用途のデジタル論理等を含みうる、他のデジタルハードウェアと合わせて行われる。マイクロプロセッサ及びデジタルハードウェアのいずれか、または両方を、メモリに記憶されたプログラムコードを実行するように構成することができる。重ねて、モバイル機器、及び無線通信基地局のベースバンド処理回路の設計に関連する様々な詳細及びエンジニアリング・トレードオフは周知であり、本発明を完全に理解するためには不必要であるため、さらなる詳細は本明細書に記載されない。
メモリ回路に記憶されたプログラムコードは、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光学記憶デバイス等の一つの、又はいくつかの種類のメモリを備えることができ、一又は複数の遠隔通信及び/又はデータ通信プロトコル、及びいくつかの実施形態において、本明細書で説明した技術のうちの一又は複数を行うための命令を実行するためのプログラム命令を含む。当然ながら、必ずしもこれらの技術のステップをすべてを単一のマイクロプロセッサ、又は単一モジュールにおいて実施するわけではない。
本発明は、もちろんのこと、本明細書に具体的に記載された方法以外の別の方法で、本発明の本質的特徴から逸脱することなく行うことが可能である。本発明の実施形態は、あらゆる局面において例示であり、限定するものではないと考えるべきである。

Claims (37)

  1. ネットワークに含まれる第1のセル(A)においてサービングされているユーザ装置、UE(700)において、前記ユーザ装置と前記ネットワークの間の接続の回復を制御する方法であって
    前記ユーザ装置が隣接セル(B)のカバレージ内にあるか判断することに関連する少なくとも一つの条件を定義する定メッセージを前記ネットワークから受信する(501)ステップと、
    − 前記第1のセルへの接続の問題を検出する(503)ステップと、
    − 前記第1のセルへの接続の問題を検出した(503)時に、前記少なくとも一つの条件を評価する(504)ステップと、
    前記隣接セル(B)に対して前記少なくとも一つの条件が満たされた場合、前記隣接セル(B)への接続の回復を開始するために、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用される少なくとも一つの通常基準とは異なる少なくとも一つの特別基準を適用する(505)ステップとを含
    前記少なくとも一つの特別基準は、前記隣接セル(B)への接続の回復が開始されるのが前記少なくとも一つの通常基準より早い基準である、
    方法。
  2. 前記隣接セル(B)から受信した信号が閾値よりも強い場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項に記載の方法。
  3. 測定イベントが前記隣接セル(B)に対してトリガされた場合に条件が満たされる、請求項又はに記載の方法。
  4. 前記隣接セル(B)に対して測定イベントがトリガされたことを示す測定報告が前記ネットワークに送信された場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項に記載の方法。
  5. 前記隣接セル(B)に対して測定イベントがトリガされたことを示す測定報告が良好に送信されたという確認を前記ネットワークから受信した場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項に記載の方法。
  6. 前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、接続の回復を開始するための前記少なくとも一つの特別基準が適用される少なくとも一つの隣接セル(B)の指示を含む、前記ネットワークからのメッセージを受信する(507)ステップを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記少なくとも一つの条件が満たされた時に回復が直ちに開始される、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記少なくとも一つの特別基準は、特定の終了値におけるタイマー(704)の終了を含み、前記終了値は、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用される前記タイマー(704)の終了値とは異なる、請求項1からのいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記少なくとも一つの特別基準は、カウンター(706)の閾値に到達することを含み、前記閾値は、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用される前記カウンター(706)の閾値とは異なる、請求項1から及びのいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記少なくとも一つの特別基準は、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に回復を開始するために使用されるカウンター(706)及び/又はタイマー(704)に加えて、前記隣接セル(B)への接続の回復をいつ開始するかを評価するためにカウンター(707)及び/又はタイマー(705)を使用することを含む、請求項1から6、8、及び9のいずれか一項に記載の方法。
  11. ネットワークに含まれる第1のセル(A)においてユーザ装置(700)をサービングしている前記ネットワークに含まれるべきネットワークノード(800)において、前記ネットワークと前記ユーザ装置との間の接続の回復を制御する方法であって
    前記ユーザ装置が隣接セル(B)のカバレージ内にあるか判断することに関連する少なくとも一つの条件を定義する一又は複数のユーザ装置に設定メッセージを送る(602)ステップと、
    前記第1のセル(A)への接続の問題を検出し、前記第1のセル(A)への接続の問題を検出した時に、前記少なくとも一つの条件を評価するように前記一又は複数のユーザ装置を構成する(605)ステップと、
    前記隣接セル(B)に対して前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、前記隣接セル(B)への接続の回復を開始するために、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用される少なくとも一つの通常基準とは異なる少なくとも一つの特別基準を適用するように前記一又は複数のユーザ装置を構成する(606)ステップとを含
    前記少なくとも一つの特別基準は、前記隣接セル(B)への接続の回復が開始されるのが前記少なくとも一つの通常基準より早い基準である、
    方法。
  12. 前記隣接セル(B)から受信した信号が閾値よりも強い場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項11に記載の方法。
  13. 前記隣接セル(B)に対して測定イベントがトリガされた場合に条件が満たされる、請求項11又は12に記載の方法。
  14. 前記隣接セル(B)に対して測定イベントがトリガされたことを示す測定報告がネットワークに送信された場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項11に記載の方法。
  15. 前記隣接セル(B)に対して測定イベントがトリガされたことを示す測定報告が良好に送信されたことの確認を前記ネットワークから受信した場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項11に記載の方法。
  16. 前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、接続の回復を開始するために前記少なくとも一つの特別基準が適用される少なくとも一つのセルの指示を一又は複数のユーザ装置に送る(607)ステップを含む、請求項11から15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記ネットワークノードが以前の接続の問題の情報を用いて、どのセルを前記一又は複数のユーザ装置に指示すべきかを確定する(601)、請求項16に記載の方法。
  18. どのセルを前記一又は複数のユーザ装置に指示すべきかを確定する(601)ために、前記ネットワークノードが、以前の回復要求についての情報を隣接ネットワークノードから受信する(600)、請求項16又は17に記載の方法。
  19. 前記ネットワークノードが、前記一又は複数のユーザ装置へのメッセージに指示される少なくとも一つのセルを制御している少なくとも一つのネットワークノードに準備メッセージを送り(604)、上記ネットワークノードに前記一又は複数のユーザ装置(700)から接続の回復要求を受信する準備をさせる、請求項16から18のいずれか一項に記載の方法。
  20. ユーザ装置とネットワークとの間の接続の回復を制御するように適合された前記ユーザ装置(700)であって、前記ユーザ装置は前記ネットワークに含まれる第1のセル(A)においてサービングされており、前記ユーザ装置が、
    前記ユーザ装置が隣接セル(B)のカバレージ内にあるか判断することに関連する少なくとも一つの条件を定義する定メッセージを前記ネットワークから受信する(501)ように構成された受信機(702)と、
    前記第1のセル(A)への接続の問題を検出し、前記第1のセル(A)への接続の問題を検出した時に前記少なくとも一つの条件が満たされたかどうか評価するように構成され、且つ前記隣接セル(B)に対して前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、前記隣接セル(B)への接続の回復を開始するために、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用される少なくとも一つの基準とは異なる少なくとも一つの特別基準を適用するように構成された回路を備えるプロセッサ(701)と
    を備え
    前記少なくとも一つの特別基準は、前記隣接セル(B)への接続の回復が開始されるのが前記少なくとも一つの通常基準より早い基準である、
    ユーザ装置(700)。
  21. 前記隣接セル(B)から受信した信号が閾値よりも強い場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項20に記載のユーザ装置(700)。
  22. 測定イベントが前記隣接セル(B)に対してトリガされた場合に条件が満たされる、請求項20又は21に記載のユーザ装置(700)。
  23. 測定イベントが前記隣接セル(B)に対してトリガされたことを示す測定報告が前記ネットワークに送信された場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項20に記載のユーザ装置(700)。
  24. 前記隣接セル(B)に対して測定イベントがトリガされたことを示す測定報告が良好に送信されたという確認を前記ネットワークから受信した場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項20に記載のユーザ装置(700)。
  25. 前記受信機(702)がさらに、前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、接続の回復を開始するために前記少なくとも一つの特別基準が適用される少なくとも一つの隣接セル(B)の指示を受信する(507)ように構成されている、請求項20から24のいずれか一項に記載のユーザ装置(700)。
  26. タイマー(704)を備え、前記少なくとも一つの特別基準が、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用される前記タイマーの終了値とは異なる特定の終了値における前記タイマーの終了を含む、請求項20から25のいずれか一項に記載のユーザ装置(700)。
  27. カウンター(706)を備え、前記少なくとも一つの特別基準が、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用される前記カウンターの閾値とは異なる前記カウンターの閾値に到達することを含む、請求項20から26のいずれか一項に記載のユーザ装置(700)。
  28. 前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に前記隣接セル(B)への回復をいつ開始するかを評価するために使用されるカウンター(706)及び/又はタイマー(704)に加えて、前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に前記隣接セル(B)への接続の回復をいつ開始するかを評価するためのカウンター(707)及び/又はタイマー(705)を備える、請求項20から27のいずれか一項に記載のユーザ装置(700)。
  29. ネットワークに含まれる第1のセル(A)においてユーザ装置(700)をサービングしている前記ネットワークと前記ユーザ装置との間の接続の回復を制御するように適合された、前記ネットワークに含まれるべきネットワークノード(800)あって、
    前記ユーザ装置が隣接セル(B)のカバレージ内にあるか判断することに関連する少なくとも一つの条件を定義する一又は複数のユーザ装置に設定メッセージ(602)を送るように構成された送信機(803)と、
    前記第1のセルへの接続の問題を検出し、前記第1のセルへの接続の問題を検出した時に、前記少なくとも一つの条件を評価し、前記隣接セル(B)に対して前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に前記隣接セル(B)への接続の回復を開始するために、前記少なくとも一つの条件が満たされなかった場合に適用される少なくとも一つの通常基準とは異なる少なくとも一つの特別基準を適用するように前記一又は複数のユーザ装置を構成する(605、606)ように配置された処理回路を備えるプロセッサ(801)と
    を備え
    前記少なくとも一つの特別基準は、前記隣接セル(B)への接続の回復が開始されるのが前記少なくとも一つの通常基準より早い基準である、
    ネットワークノード(800
  30. 前記隣接セル(B)から受信した信号が閾値よりも強い場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項29に記載のネットワークノード(800)。
  31. 前記隣接セル(B)に対して測定イベントがトリガされた場合に条件が満たされる、請求項29又は30に記載のネットワークノード(800)
  32. 前記隣接セル(B)に対して測定イベントがトリガされたことを示す測定報告が前記ネットワークに送信された場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項29に記載のネットワークノード(800)
  33. 前記隣接セル(B)に対して測定イベントがトリガされたことを示す測定報告が良好に送信されたという確認を前記ネットワークから受信した場合に、前記隣接セル(B)に対して条件が満たされる、請求項29に記載のネットワークノード(800)
  34. 前記少なくとも一つの条件が満たされた場合に、接続の回復を開始するために前記少なくとも一つの特別基準が適用される少なくとも一つのセルの指示を一又は複数のユーザ装置(700)に送信する(607)ように構成された送信機(803)を備える、請求項29から33のいずれか一項に記載のネットワークノード(800)
  35. 以前の接続の問題の情報を用いて、どのセルを前記一又は複数のユーザ装置(700)に指示するべきかを確定する(601)ように構成された処理回路を備える、請求項34に記載のネットワークノード(800)
  36. 回復要求についての情報を隣接ネットワークノードから受信して(600)、前記一又は複数のユーザ装置(700)にどのセルを指示するべきかを確定する(601)ように構成された受信機(802)を備える、請求項34又は35に記載のネットワークノード(800)
  37. 前記送信機(803)が、前記メッセージに指示された少なくとも一つのセルを制御している少なくとも一つのネットワークノードに準備メッセージ(604)を送って、上記ネットワークノードに、前記一又は複数のユーザ装置から接続回復要求を受信する準備をさせるように構成される、請求項34から36のいずれか一項に記載のネットワークノード(800)
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