JP6409863B2 - 無線リソース管理装置、方法及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信における無線リソース管理に関し、特に、主システム及び副システムを含む通信システムに用いる無線リソース管理装置、方法及びシステムに関する。
無線通信システムの発展につれて、高品質、高速度、及び新サービスに対するユーザの要求がますます高くなっていることにより、無線通信事業者及びメーカーは、ユーザの要求を満たすようにシステムを継続的に改善する必要がある。この場合、新サービスをサポートして高速通信の要求を満たすように大量の周波数スペクトルリソース(時間、周波数、帯域幅、許容最大送信電力等で表される)が必要となる。しかしながら、限られた周波数スペクトルリソースは、一定の事業者及びサービスに割り当てられており、且つ新たな利用可能な周波数スペクトルは稀で高価であるため、限られた周波数スペクトルリソースを如何に十分に利用するかは、現在解決すべき問題になっている。
以下は、本発明の一部の方面を基本的に理解させるために、本発明を概要に論述する。但し、この概略な論述は、本発明の包括的な論述ではなく、本発明の肝心な部分や重要の部分を確定するものではないとともに、本発明の範囲を限定するものでもなく、本発明の一部の概念を簡単化に表せるためだけであり、後続のさらに詳しい説明の前文に過ぎない。
第1の例示的な態様によれば、周波数スペクトル管理システムであって、該周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される別の主通信システムの干渉許容範囲に基づいて、副通信システムの利用可能周波数スペクトルを確定し、前記利用可能周波数スペクトル及び前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したか否かに基づき前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを設置するように配置される電気回路を備える。
第2の例示的な態様によれば、周波数スペクトルを管理する方法であって、周波数スペクトル管理システムの電気回路において、該周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される別の主通信システムの干渉許容範囲に基づき、副通信システムの利用可能周波数スペクトルを確定する工程と、前記周波数スペクトル管理システムの電気回路により、前記利用可能周波数スペクトル及び前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したか否かに基づき、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを設置する工程と、を備える。
第3の例示的な態様によれば、コンピュータ可読命令がコード化された非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コンピュータに実行される場合、前記コンピュータ可読命令により、コンピュータに、該周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される別の主通信システムの干渉許容範囲に基づき、副通信システムの利用可能周波数スペクトルを確定する工程と、前記利用可能周波数スペクトル及び前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したか否かに基づいて前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを設置する工程とを含む方法を実行させる。
第4の例示的な態様によれば、周波数スペクトル管理システムであって、前記周波数スペクトル管理システムに管理される主システムの干渉許容範囲、前記周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副通信システム及び前記別の周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副システムの干渉に基づき、前記副通信システムに用いる利用可能周波数スペクトルを確定し、前記利用可能周波数スペクトルに基づき、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを設置するように配置される電気回路を備える。
図面を組み合わせて以下の詳しい説明を参照すると、本発明をさらに理解することができる。全ての図面において、同じ又は類似の符号で同じ又は類似の部材を表している。前記図面とともに下記の詳しい説明は、例を挙げて本発明の好ましい実施例をさらに説明して、本発明の原理及びメリットを解釈するものであり、本明細書に含まれているとともに明細書の一部である。
図1は主システム及び副システムを含む通信システムを示す例示的な概略図である。
図2は本発明の第1の実施例に係る無線リソース管理装置を例示的に示す構造ブロック図である。
図3は図2に示す新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置の例示的な構造を示す概略図である。
図4は図3に示す新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定ユニットの例示的な構造を示す概略図である。
図5は図2に示す処理装置の例示的な構造を示す概略図である。
図6は図5に示す既存の副システム調整確定ユニットの例示的な構造を示すブロック図である。
図7は図6に示す周波数スペクトル利用調整量確定モジュールの例示的な構造を示すブロック図である。
図8は本発明の第2の実施例に係る無線リソース管理装置を例示的に示す構造ブロック図。
図9は本発明実施例に係る無線リソース管理方法を示すフローチャートである。
図10は本発明の別の実施例に係る無線リソース管理方法を示すフローチャートである。
図11は本発明実施例に係る無線リソース管理システムを示す例示的な構造ブロック図である。
図12は本発明実施例に係る例示的なハードウェア配置のブロック図である。
ここで、図面における素子は、簡単及び明瞭のために示しているものに過ぎず、必ずしも縮尺により描いたことではない。例えば、本発明実施例に対する理解を向上させるために、図面におけるある素子のサイズは、他の素子に対して拡大された可能性がある。
具体的な実施形態
以下、図面を組み合わせて本発明の例示的な実施例を説明する。明瞭及び簡潔なために、明細書には、実際の実施形態の全ての特徴が記載されていない。但し、このような実際の実施例を開発する場合、開発者の具体的な目標を実現するために、実施形態によって条件、例えば、システム及サービスに関わる制限条件を決めなければならず、且つこれらの制限条件は実施形態によって変化するおそれがある。また、開発は非常に複雑で時間をかけるが、本発明の内容から益を得る当業者にとって、この開発は日常の仕事に過ぎない。
ここで、不必要な細かい点により本発明が混同されることを避けるために、図面において本発明の技術案に密接に関わる装置の構造及び/または処理の工程のみを示しており、本発明にあまり関係ない他の細かい点が省略された。
限られた周波数スペクトルリソースを十分に利用するために、1つの実行可能な技術案としては、一定のサービスに割り当てられたが、十分に利用されていない周波数スペクトルリソースを動的に利用することである。具体的には、周波数スペクトル利用権を有し、或いは周波数スペクトル利用の優先度がより高い主システムについては、その利用に影響しない前提で、それに十分に利用されていない周波数スペクトルを、周波数スペクトル利用権を有せず、或いは、周波数スペクトル利用の優先度がより低い副システムに割り当てることにより、副システムは、主システムがその周波数スペクトルを利用していない時に主システムの周波数スペクトルを適当に利用するようになり、或いは、主システムの周波数スペクトルに対する副システムの利用による主システムの干渉を制限するようになる。このように、限られた周波数スペクトルリソースに対する十分な利用が実現される。例えば、デジタルテレビ放送に割り当てられる周波数スペクトルについては、テレビ信号の受信に影響しない前提で、デジタルテレビ放送の周波数スペクトルにおいて番組を放送していないあるチャンネルの周波数スペクトル、或いは隣接チャンネルの周波数スペクトルを、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、セルラ移動通信ネットワーク等の無線通信システムにおける無線通信に用いる。この応用例では、テレビ放送の周波数スペクトルそのものは、テレビ放送システムに割り当てられるものであるため、テレビ放送システムは主システムであり、無線通信システムは副システムである。さらに例えば、主システム及び副システムはともにセルラ移動通信システムであってもよいが、周波数スペクトルの利用上に、異なる優先度を有し、例えば、事業者は新規サービスを提供する新規基地局を配置する場合、既存の基地局及びそのサービスは、周波数スペクトル利用の優先権を有する。主システム及び副システムの概念は、本領域で公知であり、且つ技術の発展につれて主副システムの組み合わせとして、各種の通信システムの組み合わせが導き出される可能性もある。これに対して、ここで詳しく説明しない。
ここで、主システムの周波数スペクトルリソースを副システムに割り当てる前提は、周波数スペクトルリソースに対する副システムの利用は主システムの通常動作に不良影響を招かないことである。一般的に、主システムは、副システムからの干渉に対して一定の許容範囲を有し、副システムの干渉が主システムの許容干渉の上限値を超えない限りに、通常に動作できるため、周波数スペクトルに対する副システムの利用による影響は、主システムの許容範囲内にあることを確保する必要がある。複数の副システムが存在している場合、全ての副システム周波数スペクトルの利用による干渉全体は主システムの許容範囲内にあることを確保する必要がある。また、複数の主システムが存在している場合、各主システム毎に対して、全ての副システムの周波数スペクトルの利用による干渉全体はその許容範囲内にあることを確保する必要がある。
図1は主システム及び副システムを含む通信システムの1つの例示を示す概略図である。
図1に示すように、通信システムは、2つの主システムI、II、4つの副システムA、B、C、D、及び主システム及び副システムを管理する無線リソース管理装置D1、D2、D3を備える。副システムA及び主システムIのサービス範囲は、無線リソース管理装置D1の管理領域R1内にあり、副システムB及び主システムIIのサービス範囲は、無線リソース管理装置D2の管理領域R2内にあり、副システムCは、無線リソース管理装置D3の管理領域R3内にある。副システムA、B、Cは、既存の副システムであり、副システムDは新しく追加された新規副システムであって主システムIのサービス範囲内にある。一般的に、1つの主システムのサービス範囲内にある副システム及び主システムに対して1つの対応する無線リソース管理装置を設置し、例えば、副システムA、D及び主システムIに対して無線リソース管理装置D1を設置し、副システムB及び主システムIIに対して無線リソース管理装置D2を設置する。副システムCに対しては、それは主システムIとともに主システムIIのサービス範囲に位置しないが、主システムI及びIIの周波数スペクトル利用を影響するため、無線リソース管理装置D3を設置した。
図1に示す通信システムは例示に過ぎない。ここで、通信システムに含まれる主システム及び副システムは他の数であってもよく、例えば、3つ又は4つ以上の主システムを含んでもよい。また、以上は1つの主システムのサービス範囲内に1つの既存の副システムが設置されている例を説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、1つの主システムのサービス範囲内には、複数の既存の副システム、例えば、2つ又は3つのの既存の副システム等が存在してもよい。
以下、通信システムは図1に示す2つの主システム及び3つの既存の副システムを備えることを例として、本発明実施例に係る無線リソース管理装置及び相応の無線リソース管理方法を説明する。
図2は、本発明の第1の実施例に係る無線リソース管理装置を例示的に示す構造ブロック図である。
図2に示すように、本発明実施例に係る無線リソース管理装置1は、無線リソース管理装置1に管理される主システム、該無線リソース管理装置1に管理される新規に追加される新規副システム及び既存の副システムの情報により、該主システムに対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システムの周波数スペクトルリソースを確定する新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11と、少なくとも1つの他の主システムのそれぞれに対して確定された該新規副システムの新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを取得する通信装置12と、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11に取得された新規副システム予測利用可能周波数スペクトル及び通信装置12に取得された新規副システム予測利用可能周波数スペクトルにより、該新規副システムの利用可能周波数スペクトルを確定する処理装置13と、を備える。ここで、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11は、処理装置13に一体化に設置されてもよく、即ち、処理装置13により、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11の機構を実行してもよい。
本発明の第1の実施例に係る無線リソース管理装置は、新規に追加された副システムを管理する無線リソース管理装置に対応する。例えば、図1に示す例では、本発明の第1の実施例に係る無線リソース管理装置1は、図1において新規に追加された副システムDを管理する無線リソース装置D1であってもよい。具体的に、副システムDは、無線リソース管理装置の管理範囲内に予め設置されたが、閉状態にある副システムであってもよいし、新規に設置された副システムであってもよい。新規副システムDが追加されて主システムの周波数スペクトルリソースを利用したい場合、無線リソース管理装置D1の新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11は、無線リソース管理装置D1に管理される主システムIの情報、該無線管理装置1に管理される新規に追加された副システムDの情報及び既存の副システムA、B、Cの関連情報により、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、副システムDに利用可能な主システムIの主システム周波数スペクトルリソースを確定する。本発明実施例によれば、主システムIの情報は、周波数スペクトルリソースの利用の情報、耐干渉能力の関連情報、位置情報の中の少なくとも1つを備えてもよい。副システムDの情報及び既存の副システムA、B、Cの関連情報は、相応の副システムの位置情報、周波数スペクトルリソースの利用の情報、システムパラメータ(アンテナ高、伝送テンプレート等を含む)等を備えてもよい。周波数スペクトルリソースの利用の情報は、送信電力、利用周波数帯、帯域幅等であってもよい。また、周波数スペクトルリソースの利用の情報は、利用時間等をさらに備えてもよい。
本発明の実施例によれば、無線リソース管理装置1は、無線リソース管理装置1の新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11により新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを確定するように、他の無線リソース管理装置または相応のデータベースから既存の副システムに関する情報を取得してもよい。例えば、図1に示す例では、無線リソース管理装置D1は、既存の副システムBを管理する無線リソース管理装置D2から既存の副システムBの情報を取得しても良い。また、例えば、既存の副システムの情報は既存の副システム情報を集中に管理するデータベース内にある場合、該データベースから相応の既存の副システムの情報を取得しても良い。
図3は、図2に示す新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11の1つの具体的な実現方式を示す概略図である。
図3に示すように、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置は、無線リソース管理装置1に管理される主システムの周波数スペクトルリソースの利用情况、該無線リソース管理装置1に管理される新規に追加される新規副システムの情報により、該主システムに対して、該新規副システムの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域を確定する、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域確定ユニット111と、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉状況により、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルを確定する新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定ユニット112と、を備える。
本発明実施例によれば、新規副システムの送信電力、副システムの位置情報等の情報により、副システムの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域を確定することができる。例えば、主システムのサービス領域のエッジが新規副システムに最も近い領域を周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に確定されてもよいし、主システムのカバレッジ範囲内において新規副システムからの干渉が最も厳重な領域を周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に確定されてもよい。当業者は、本発明において周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する説明により、その概念及び確定方法を理解することができるため、ここで、そのさらに詳しい説明を省略する。例えば、図1に示す例では、主システムIに対して、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域Z1を確定し、主システムIIに対して、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域Z2を確定した。
該主システムに対して、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域を確定した後、新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定ユニット112により、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを確定する。
図3に示すように、新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定ユニット112は、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉状况により、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルを確定する。
図4は、図3に示す新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定ユニット112の1つの具体的な実現方式を示す概略図である。
図4に示すように、新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定ユニット112は、干渉量取得モジュール1121と、新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定モジュール1122と、を備える。
干渉量取得モジュール1121は、該無線リソース管理装置に管理される主システムの許容可能な干渉の上限値と、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉量との差により、主システム周波数スペクトルを利用する場合に、該新規副システムの許容干渉量の最大値を確定する。例えば、特定の例示として、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域において、既存の副システムによる干渉は主システムの許容干渉の上限値になった場合、干渉量取得モジュールは、新規副システムは主システム周波数スペクトルを用いる場合に許容干渉量の最大値を0に確定してもよい。
ここで、複数の既存の副システムは何れも該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に干渉を招く場合、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉量とは、複数の既存の新規副システムの干渉の総計である。
新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定モジュール1122は、干渉量取得モジュール1121に確定された許容の最大干渉量に基づき、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルを確定する。
本発明の1つの実施例によれば、例えば、確定された最大干渉量、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域と副システムとの間の距離、及び該距離にわたって副システムの経路損失等により、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを算出する。具体的な算出方法については、例えば、CEPT,「Draft of ECC report: Technical and operational requirements for the operation of white space devices under geo-location approach,」 ECC186, Aug. 2012に記載の各種の方法を参照してもよい。
上述した最大干渉量が0に確定された特定の例では、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルもそれに応じて0に確定される。
ここで、新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定モジュール1122により確定された新規副システム予測利用可能周波数スペクトルは、干渉量取得モジュール1121により確定された最大干渉量に対応する、主システムの通常動作に影響しない前提で新規副システムに利用可能な新規副システム予測利用可能周波数スペクトルの最大値であってもよいし、該新規副システム予測利用可能周波数スペクトルの最大値よりも小さい新規副システム予測利用可能周波数スペクトルであってもよい。
主システムに対する副システムの干渉を確定する場合、確定された周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する全ての副システムの干渉は何れも許容範囲内にある限り、全ての副システムの周波数スペクトル利用の干渉の総計は主システムの許容範囲内にあると認識することができる。よって、本発明実施例に係る新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11は、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域により、新規副システムに対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを確定する。これにより、簡単で正確な方法により新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを確定することができる。
しかし、上述した周波数スペクトル利用制限参照サブ領域により、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを確定することは例示に過ぎない。ここで、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11は、他の構成を用いて新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを確定してもよい。例えば、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11は、主システムのカバレッジ範囲内における複数の領域において既存の副システムからの干渉状況に対して、新規副システムの予測利用可能周波数スペクトルをそれぞれ算出するユニットと、該新規副システムの最終の予測利用可能周波数スペクトルとして、複数の領域に対して算出された複数の新規副システムの予測利用可能周波数スペクトルの平均値を算出するユニットと、を備えるように配置されても良い。
また、本発明の好ましい実施例によれば、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11は、確定された周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉状况を、干渉ソース及び干渉量の形式で表現するように配置されてもよい。新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11は、該無線リソース管理装置1及び他の無線リソース管理装置に管理される副システムの周波数スペクトル利用状況を検出することにより、伝送経路損失に基づき、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉量を算出することができる。
表1は、図1に示す主システムIに対して、確定された新規副システムDの、周波数スペクトル制限参照サブ領域Z1に対する既存干渉の構成を示す。
Figure 0006409863
表1に示す、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、干渉は、新規副システムと同じ主システムのサービス範囲内にある副システムからの干渉、ローカル干渉と称する部分と、他の主システムのサービス範囲内にある副システムからの干渉、ノンローカル干渉と称する部分との両部分から構成される。具体的に、図1に示す周波数スペクトル利用制限参照サブ領域Z1に対しては、主システムIのサービス範囲内にある既存の副システムAからの干渉はローカル干渉であり、干渉量が5dBmであり、既存の副システムCからの干渉はノンローカル干渉であり、干渉量が2dBmである。ここで、既存の副システムBは、送信電力が低くて、伝送経路が長いなどの要素により、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域Z1に干渉を招かない(即ち干渉量が0である)である場合、表1には、既存の副システムBの干渉情報を有しなくても良い。
本発明の1つの実施例によれば、ローカル干渉及びノンローカル干渉に関する各情報は、干渉ソース標識(干渉ソースID)及び干渉量に関する情報を備えてもよい。干渉ソースIDは、該干渉ソースを管理する無線管理装置ID、副システム装置IDからなる。また、干渉ソースIDは、副システム伝送パラメータID(例えばエアインタフェースID)をさらに備えてもよい。表2は、干渉ソースIDの例示的な構成を示す。表2に示すように、干渉ソースIDは、該干渉ソースを管理する無線管理装置ID、副システム装置ID及び副システム伝送パラメータID(例えばエアインタフェースID)等からなる。
Figure 0006409863
干渉量は、既存の副システムから主システムのサービス領域内のある点への干渉量であってもよいし、ある領域において既存の副システムの干渉量の平均値であってもよいし、ある確率での統計値であってもよい。干渉ソースが複数の副システムである場合、干渉量は、主システムサービス領域におけるある点又はある領域において該複数の副システムの干渉の総計である。
図2に戻して参照すると、無線リソース管理装置1の通信装置12は、少なくとも1つの他の主システムのそれぞれに対して確定された該新規副システムの新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを取得する。他の主システム毎に対して確定された新規副システム予測利用可能周波数スペクトルは、相応の他の無線リソース管理装置により算出されて無線リソース管理装置1に送信される。例えば、図1に示す例示では、通信装置12は、主システムIIに対して確定された新規副システムDの新規副システム予測利用可能周波数スペクトルP2を取得し、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルP2は、無線リソース管理装置D2に算出されて無線リソース管理装置D1に送信される。無線リソース管理装置D2は、例えば、無線リソース管理装置D1に類似するように、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置21を配置してもよい(後続で説明する)。
少なくとも1つの他の主システムのそれぞれに対して確定された該新規副システムの新規副システム予測利用可能周波数スペクトル以外に、無線リソース管理装置1の通信装置12は、少なくとも1つの他の主システムのそれぞれに対して確定された該新規副システムの、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に関する情報、及び各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉に関する情報を取得するように配置されても良い。周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に関する情報、及び各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉に関する情報の取得は、参照図3及び4を参照して説明したように、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域確定ユニット111及び新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定ユニット112により実行される操作に類似している。ここで繰り返して説明しない。
また、表1を組み合わせて説明した干渉情報の構成に類似するように、通信装置12に取得された、少なくとも1つの他の主システム毎に対して確定された周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉に関する情報は、ローカル干渉情報及びノンローカル干渉情報を含み、ローカル干渉情報及びノンローカル干渉情報のそれぞれは、干渉ソース標識及び干渉量に関する情報を含む。
図2に示すように、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11は、該主システムに対しての新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを確定し、通信装置12が、他の主システムに対して確定された新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを取得した後、処理装置13は、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11が取得した新規副システム予測利用可能周波数スペクトル、及び通信装置12が取得した新規副システム予測利用可能周波数スペクトルにより、該新規副システムの利用可能周波数スペクトルを確定する。
本発明の1つの実施例によれば、処理装置13は、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11及び通信装置12から、各新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを取得した後、全ての新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを降順にソートし、最小の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを新規副システムの利用可能周波数スペクトルに確定することができ、これにより、確定された新規副システムの利用可能周波数スペクトルは、全ての主システムの干渉制限を満たすようになり、即ち、主システム周波数スペクトルリソースに対する新規副システムの利用から全ての主システムの応用への影響は、何れも許容範囲内にある。これは、新規副システムに希望の周波数スペクトルがない状況に特に適する。
新規副システムは希望の周波数スペクトルを有する状況に対して、この場合に、通信装置12は、さらに、該新規副システムの希望利用周波数スペクトルに関する情報を取得するように配置され、処理装置13は、さらに、該新規副システムの希望利用周波数スペクトルと、各新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとの関係により、新規副システムの利用可能周波数スペクトルとその希望利用周波数スペクトルに適応するように既存の副システムの周波数スペクトル利用を調整するように配置される。
さらに具体的に、新規副システムの希望利用周波数スペクトルが、全ての新規副システム予測利用可能周波数スペクトルにおいて最小の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルよりも小さいと、処理装置13は、既存の副システムの周波数スペクトル利用を調整しないと確定し、新規副システムの希望利用周波数スペクトルを新規副システムの利用可能周波数スペクトルに確定しても良い。
新規副システムの希望利用周波数スペクトルが、全ての新規副システム予測利用可能周波数スペクトルの中の少なくとも1つよりも大きいと、処理装置13は、新規副システムの利用可能周波数スペクトルをその希望利用周波数スペクトルに適応するように、既存の副システムの周波数スペクトル利用を調整すると確定できる。
図5は図2に示す処理装置13の1つの具体的な実現方式を示す概略図である。
図5に示すように、処理装置13は、該新規副システムの希望利用周波数スペクトルと各新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとの関係により、該無線リソース管理装置に管理される主システムに対して確定された新規副システムの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域、及び少なくとも1つの他の主システムの中の各主システムに対して確定された新規副システムの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域において、調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域を確定する調整サブ領域確定ユニット131と、確定された調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に基づき、既存の副システムの周波数スペクトル利用に対する調整を確定する既存の副システム調整確定ユニット132と、を備える。
本発明の好ましい実施例によれば、調整サブ領域確定ユニット131は、例えば、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての新規副システム予測利用可能周波数スペクトルは該新規副システムの希望利用周波数スペクトルよりも小さい周波数スペクトル利用制限参照サブ領域を、調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に確定してもよい。
例えば、図1に示す例示では、主システムIに対して、確定された新規に追加された副システムDの新規副システム予測利用可能周波数スペクトルはP1=20dBmであり、主システムIIに対して、確定された新規に追加された副システムDの新規副システム予測利用可能周波数スペクトルはP2=30dBmであり、且つ新規副システムDの希望利用周波数スペクトルはPE=28dBmである場合、主システムIに対しての周波数スペクトル利用制限参照サブ領域は、調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域であると確定できる。主システムIIに対して確定された新規副システム予測利用可能周波数スペクトルは新規副システムDの希望利用周波数スペクトルよりも大きいため、主システムIIの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域を調整する必要がない。
調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域を確定した後、既存の副システム調整確定ユニット132は、確定された調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、既存の副システムの周波数スペクトル利用に対する調整を確定する。
本発明の好ましい実施例によれば、既存の副システム調整確定ユニット132は、調整する必要のある各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、周波数スペクトル利用の優先度に基づき、その周波数スペクトル利用を調整する必要のある既存の副システム及びその周波数スペクトル利用調整量を確定するように配置されている。
既存の副システムの周波数スペクトル利用の優先度は、例えば、占有周波数スペクトルに支払った費用、各副システムのネットワーク容量、システムにサービスされるユーザ数の割合、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する各副システムの位置等により確定されてもよい。例えば、本発明の1つの実施例によれば、周波数スペクトル利用の優先度が所定閾値よりも小さい既存の副システムを、その周波数スペクトル利用を調整する必要がある既存の副システムとして確定し、周波数スペクトル利用の優先度が所定閾値以上の既存の副システムを、その周波数スペクトル利用を調整しない既存の副システムとして確定する。
ここで、異なる周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、同じ既存の副システムの周波数スペクトル利用の優先度は、同じであっても異なっても良い。
図6は、図5に示す既存の副システム調整確定ユニット132の1つの例示的な構造を示すブロック図である。
既存の副システム調整確定ユニット132は、調整する必要のある各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、各副システムの周波数スペクトル利用の優先度により、その周波数スペクトル利用を調整する必要のある調整待ち既存副システムを確定する調整待ち既存副システム確定モジュール1321と、各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての次の副システム周波数スペクトル調整条件、即ち、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に干渉を招く各調整待ち既存副システムにとって、確定された周波数スペクトル利用調整量の和は、該新規副システムの希望利用周波数スペクトルと、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとの差に等しいか、或いはそれよりも大きいという条件を満足させるように、各調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用調整量を確定する周波数スペクトル利用調整量確定モジュール1322と、を備える。
本発明の1つの実施例によれば、主システム及びそれに被覆される領域が複数存在しており、且つ異なる既存の副システムが異なる主システムの被覆領域内にあるため、周波数スペクトル利用の合理性及び正当性を両立させるために、調整待ち既存副システム確定モジュール1321は、好ましくは、各調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、該新規副システムと、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域とは同じ無線リソース管理装置の管理範囲内にあり、つまり、新規副システムが該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域にローカル干渉を招くと、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に干渉を招く全ての既存の副システムの優先度を、所定閾値よりも低いように設定し、それによって、全ての既存の副システムを、その周波数スペクトル利用を調整する必要のある調整待ち既存副システムとして確定するように配置される。
一方、該新規副システムと該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域とは異なる無線リソース管理装置の管理範囲内にあり、即ち、新規副システムが該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域にノンローカル干渉を招くと、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域と同じ無線リソース管理装置の管理範囲内にある既存の副システム、つまり、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域にローカル干渉を招く既存の副システムの優先度を所定閾値よりも高いように設定し、それによって、該既存の副システムをその周波数スペクトル利用を調整する必要のない既存の副システムとして確定し、且つ該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域と同じ無線リソース管理装置の管理範囲内にある既存の副システム以外の、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に干渉を招く他の既存の副システム(即ち、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域にノンローカル干渉を招く既存の副システム)の優先度を低優先度に確定し、それによって、該既存の副システムを、その周波数スペクトル利用を調整する必要のある調整待ち既存副システムとして確定する。複数の副システムは同じ優先度を有する場合、これらの同じ優先度を有する副システムの中で優先度をさらに区分してもよく、このように、新規副システムを収容するように、どれらの副システムに対して周波数スペクトル利用を調整する必要があるかを確定する。
言い換えれば、各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、新規に追加された副システムは該サブ領域にローカル干渉を招くと、新規副システムは、主システム周波数スペクトルリソースに対する新規副システムの利用を収容するために、ローカル干渉及びノンローカル干渉を招く既存の副システムに周波数スペクトル利用を減少することを要求する権利がある。新規に追加された副システムは該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域にノンローカル干渉を招くと、新規副システムは、ノンローカル干渉を招く既存の副システムに周波数スペクトル利用を減少することを要求する権利があるが、ローカル干渉を招く既存の副システムに周波数スペクトル利用を減少することを要求することができない。
例えば、図1に示す例示では、新規副システムDの周波数スペクトル利用は周波数スペクトル利用制限参照サブ領域Z1、Z2に限られ、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域Z1に対して、新規副システムDはローカル干渉を招くため、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域Z1に干渉(ローカル干渉及びノンローカル干渉を含む)を招く全ての既存の副システムA、B、Cを、その周波数スペクトル利用を調整する必要のある調整待ち既存副システムとして確定してもよい。周波数スペクトル利用制限参照サブ領域Z2に対して、新規副システムがノンローカル干渉を招くため、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域Z2にノンローカル干渉を招く既存の副システムA及びCのみを、その周波数スペクトル利用を調整する必要のある調整待ち既存副システムとして確定する。
調整待ち既存副システム確定モジュール1321は、各調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、その周波数スペクトル利用を調整する必要のある調整待ち既存副システムを確定した後、周波数スペクトル利用調整量確定モジュール1322は、各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての副システム周波数スペクトル調整条件、つまり、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に干渉を招く各調整待ち既存副システムに対して確定された周波数スペクトル利用調整量の和は、該新規副システムの希望利用周波数スペクトルと、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとの差に等しいか、或いはそれよりも大きいという条件を満たすように、各調整待ち既存副システム周波数スペクトル利用調整量を確定する。
具体的に、下記の式で各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての副システム周波数スペクトル調整条件を表してもよい。
x_1,1 + x_2,1 + … + x_k1,1 > Δ1 (1)
x_1,2 + x_2,2 + … + x_k2,2 > Δ2 (2)



x_1,m + x_2,m + … + x_km,m > Δm (m)
ここで、不等式(1)は、第1の調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての副システム周波数スペクトル調整条件を表し、式(m)は、第mの調整する必要のある周波数スペクトル受限参考サブ領域に対しての副システム周波数スペクトル調整条件を表し、kmは、第mの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域において確定された調整待ち既存副システムの個数を表し、x_1、mは、第mの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての第1の調整待ち既存副システムの調整量を表し、x_km、mは、第mの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての第kmの調整待ち既存副システムの調整量を表し、Δmは、新規副システムの希望利用周波数スペクトルと、第mの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとの差を表す。
上述した不等式群に対して解を求めると、上述した全ての不等式を満たす調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用調整量を得られる。
本発明の好ましい実施例によれば、解を求めることを容易にするために、上述した不等式群に対して解を求める前に、各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、各調整待ち既存副システムの周波数スペクトル調整量の割合を確定してもよい。
本発明の1つの実施例によれば、例えば、全ての調整待ち既存副システムを同じように調整することにより、調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用調整量を確定してもよい。即ち、各調整待ち既存副システムの調整量に下記の式(4)を満たせる。
x_1,m = x_2,m = … = x_km,m (4)
本発明の他の実施例によれば、周波数スペクトル利用調整量確定モジュール1322は、さらに、調整する必要のある各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する各調整待ち既存副システムの干渉量の割合により、各調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用の調整量を確定するように配置される。例えば、表1を組み合わせて説明する例示では、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域Z1に対して、サブ領域に対する既存の副システムAの干渉量は5dBmであり、サブ領域Z2に対する既存の副システムCの干渉量は2dBmであると、既存の副システムAの周波数スペクトル利用調整量と既存の副システムCの周波数スペクトル利用調整量との割合を10(5/10):10(2/10)=2:1に確定してもよい。
ここで、演算を便利にさせるために、各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、調整待ち既存副システムの調整量の割合を確定する原則は一致すべきである。
各調整待ち既存副システムに対して、既存の副システムの間の調整量の割合を確定した後、周波数スペクトル利用調整量確定モジュール1322は、調整する必要があると確定された全ての周波数スペクトル利用制限参照サブ領域において、上記各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての副システム周波数スペクトル調整条件を満たすように、新規副システムの希望利用周波数スペクトルと、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとの差を降順で、調整する必要のある各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対してその調整待ち各既存の副システム周波数スペクトル利用調整量を確定する。
具体的に、周波数スペクトル利用調整量確定モジュール1322は、Δ1,…,Δmの降順で上記不等式群における各不等式に対して解を求める。各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して解を求めた後、他の周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して解を求める必要があるか否か、即ち、他の周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての上記式におけるパラメータは何れも求められたか否かを検査する。ある求められた変量は求められていない不等式に現れた場合、該変量を改めて求めることなく、該変量が既知量であると看做す。既存の求められた変量によりある不等式が成立する場合、相応の周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用調整量を改めて求めることがない。求められていない変量が無いが、求められた変量は不等式を満足しない場合、確定された調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用調整量を修正する。
ある既存の副システムは複数の周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に干渉を招くため、上記順及び方式を用いて各調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用調整量を確定することにより、不等式を求める回数を最大限に少なくすることができ、調整する必要のある既存の副システムの個数を少なくすることができ、既存の副システムを管理する周波数スペクトル管理装置の間、及び既存の副システムとの間の情報のやりとりも低減される。
図7は図6に示す周波数スペクトル利用調整量確定モジュール1322の1つの例示的な構造を示すブロック図である。
図7に示すように、周波数スペクトル利用調整量確定モジュール1322は、初期調整量取得サブモジュール1322A、初期調整量検証サブモジュール1322B、及び最終調整量取得サブモジュール1322Cを備える。
初期調整量取得サブモジュール1322Aは、調整する必要のある各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、調整待ち各既存の副システムの周波数スペクトル利用調整量を確定した後、該周波数スペクトル利用調整量を初期周波数スペクトル利用調整量とする。
初期調整量検証サブモジュール1322Bは、該初期周波数スペクトル利用調整量を用いて、それが他の周波数スペクトル利用制限参照サブ領域の副システム周波数スペクトル調整条件を満たすか否かを検証する。
最終調整量取得サブモジュール1322Cは、初期周波数スペクトル利用調整量検証サブモジュールによる検証結果は満たしたことを示す場合、該初期周波数スペクトル利用調整量を、調整待ち各既存の副システムの周波数スペクトル利用を調整する最終周波数スペクトル利用調整量とし、検証結果が満たさないことを示す場合、該初期周波数スペクトル利用調整量を修正して、修正後の周波数スペクトル利用調整量に、全ての周波数スペクトル利用制限参照サブ領域の副システム周波数スペクトル調整条件を満たし、修正後の周波数スペクトル利用調整量を、調整待ち各既存の副システムの周波数スペクトル利用を調整する最終周波数スペクトル利用調整量とする。最終周波数スペクトル利用調整量を確定した後、無線リソース管理装置は、確定された周波数スペクトル利用調整量を他の無線リソース管理装置に送信し、これにより、他の無線リソース管理装置は、該周波数スペクトル利用調整量を用いてそれに管理される既存の副システムの周波数スペクトルを調整する。
無線リソース管理装置1の処理装置13により、新規副システムの利用可能周波数スペクトルを確定した後、無線リソース管理装置1は、確定された新規副システムの利用可能周波数スペクトルを新規副システムに送信し、新規副システムは、無線リソース管理装置に確定された利用可能周波数スペクトルを受信した後、該利用可能周波数スペクトルにより通信することができる。また、無線リソース管理装置は、確定された新規副システムの利用可能周波数スペクトルを、例えば、副システムの情報を集中に管理するデータベースに送信し、或いは、他の無線リソース管理装置、特に該新規副システムに影響される無線リソース管理装置に送信してもよい。
本発明の好ましい実施例によれば、無線リソース管理装置1に管理される主システム及び前記少なくとも1つの他の主システムは、それぞれ異なる領域に位置してもよく、主システム周波数スペクトルリソース利用情報を各領域間で共有することができない。ここで、同じ領域については、その主システム間の利用情報は一部のみ共有することができる。
例えば、図1に示す例示では、主システムI及びそれに被覆される領域内の副システムA及び新規副システムDは、領域R1にあり、主システムII及びそれに被覆される領域内の副システムBは領域R2にあり、主システムIII及びそれに被覆される領域内の副システムCは領域R3にある。
当然ながら、当業者が分かるように、上記のように定義した領域に対して、1つの領域内には、2つ以上の主システムを有しても良い。
また、リソースを節約するために、本発明に係る無線リソース管理装置は、各領域に対して設置されてもよく、即ち、1つの領域において、該領域内にある副システムを管理する1つの本発明に係る無線リソース管理装置を設置してもよい。1つの領域内には複数の主システムを有する場合、本発明に係る無線リソース管理装置は、管理している領域内の各主システムに対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルをそれぞれ確定することができる。具体な確定方式は、図2〜4を組み合わせて説明した新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置により新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを確定する方式と類似するため、ここで繰り返して説明しない。
図8は、本発明第2の実施例に係る無線リソース管理装置を例示的に示す構造ブロック図である。
図8に示すように、無線リソース管理装置2は、新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置21、送信装置22及び受信装置23を備える。
新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置21は、該無線リソース管理装置管理2の主システム、他の無線リソース管理装置に管理される新規に追加された新規副システム及び既存の副システムの情報により、該主システムに対して、第2の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定する。新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置21の具体的な構成は、図2〜4を組み合わせて説明した無線リソース管理装置1の新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11の構成と類似するため、ここで、その詳しく説明を省略する。
送信装置22は、該新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置21に確定された新規副システム予測利用可能周波数スペクトル情報を送信する。本発明の好ましい実施例によれば、送信装置は、さらに、該無線リソース管理装置に管理される主システムに対して確定された該新規副システムの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に関する情報、及び該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉状况に関する情報を送信するように配置されてもよい。
受信装置23は、該新規副システムの情報を受信し、且つ他の無線リソース管理装置に確定された該新規副システムの利用可能周波数スペクトルの情報を受信する。受信装置23が受信した新規副システムに関する情報は、該無線リソース管理装置2に管理される主システムに対して新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを確定するように、該副システム利用可能周波数スペクトル推定装置21に用いられても良い。
発明の1つの実施例によれば、受信装置23が受信した新規副システムに関する情報は、該新規副システムのシステム位置、伝送テンプレート及び利用周波数帯等を含む。
本発明の他の実施例によれば、受信装置23は、調整する必要がある場合、管理されている既存の副システムの周波数スペクトル利用を調整するように、他の無線リソース管理装置に確定された該新規副システムの利用可能周波数スペクトル情報を受信する。
第2の実施例に係る無線リソース管理装置は、例えば、図1に示す無線管理装置D2及びD3に対応する。
第1の実施例の無線リソース管理装置に対応して、本発明は、主システム及び副システムを含む通信システムに用いられる、無線リソース管理装置の無線リソース管理方法をさらに提供する。図9は、本発明実施例に係る無線リソース管理方法のフローチャートを示す。
図9に示すように、本発明実施例に係る無線リソース管理方法の処理フローS900はS910から開始し、そして、S920の処理を実行する。
S920では、該無線リソース管理装置に管理される主システム、該無線リソース管理装置に管理される新規に追加された新規副システム及び既存の副システムの情報により、該主システムに対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定する。例えば、図2〜4を参照して説明した新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置11の処理を実行することで実現されてもよい。ここで、それについて、説明を省略する。そして、S930を実行する。
S930では、少なくとも1つの他の主システムの夫々に対して確定された該新規副システムの新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを受信する。例えば、図2を参照して説明した通信装置12の処理を実行することでS930を実現してもよい。ここで、その説明を省略する。そして、S940を実行する。
S940では、該無線リソース管理装置に管理される主システムに対して確定された新規副システム予測利用可能周波数スペクトル、及び少なくとも1つの他の主システムのそれぞれに対して確定された新規副システム予測利用可能周波数スペクトルにより、該新規副システムの利用可能周波数スペクトルを確定する。例えば、図2及び図5〜7を参照して説明した処理装置13の処理を実行することでS940を実現してもよい。ここで、その説明を省略する。そして、S950を実行する。
処理フローS900はS950で終了する。
第2実施例の無線リソース管理装置に対応して、本発明は、主システム及び副システムを含む通信システムに用いられる、無線リソース管理装置の無線リソース管理方法をさらに提供する。図10は、本発明実施例に係るもう1つの無線リソース管理方法のフローチャートを示す。
図10に示すように、本発明実施例に係る無線リソース管理方法の処理フロー1000はステップS1010から開始し、そして、S1020の処理を実行する。
S1020では、他の無線リソース管理装置に管理される新規に追加された新規副システムの情報を受信する。例えば、参照図8を参照して説明した受信装置23の処理を実行することで実現してもよい。ここで、その説明を省略する。そして、S1030を実行する。
S1030では、該無線リソース管理装置に管理される主システム、他の無線リソース管理装置に管理される新規に追加された新規副システム及び既存の副システムの情報により、該主システムに対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定する。例えば、図8を参照して説明した新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置21の処理を実行することでS1030を実現してもよい。ここで、その説明を省略する。そして、S1040を実行する。
S1040では、前記新規副システム予測利用可能周波数スペクトルの情報を送信する。例えば、図8を参照して説明した送信装置22の処理を実行することでS1040を実現してもよい。ここで、その説明を省略する。そして、S1050を実行する。
S1050では、前記他の無線リソース管理装置に確定された該新規副システムの利用可能周波数スペクトルの情報を受信する。例えば、図8を参照して説明した受信装置23の処理を実行することでS1050を実現してもよい。ここで、その説明を省略する。そして、S1060を実行する。
処理フロー1000はS1060で終了する。
本発明実施例は、主システム及び副システムを含む通信システムに用いられる無線リソース管理システムをさらに提供する。
図11は、本発明実施例に係る無線リソース管理システムを示す例示的な構造ブロック図である。
図11に示すように、無線リソース管理システム500は、第1の無線リソース管理装置501であって、それに管理される新規に追加された新規副システムの情報を取得して送信し、該第1の無線リソース管理装置に管理される主システム、該新規副システム及び既存の副システムの情報により、該第1の無線リソース管理装置に管理される該主システムに対して、第1の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定する第1の無線リソース管理装置501と、第2の無線リソース管理装置502であって、第1の無線リソース管理装置501からの新規副システムの情報を受信し、第2の無線リソース管理装置502に管理される主システムの情報、第1の無線リソース管理装置501からの新規副システムの情報及び既存の副システムの情報により、第2の無線リソース管理装置502に管理される主システムに対して、第2の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定し、前記第2の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを前記第1の無線リソース管理装置501に送信する第2の無線リソース管理装置502と、を備え、前記第1の無線リソース管理装置501は、第1の新規副システム予測利用可能周波数スペクトル、及び第2の無線リソース管理装置502からの第2の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルにより、該新規副システムの利用可能周波数スペクトルを確定するように配置される。
また、第1の無線リソース管理装置501は、第2の無線リソース管理装置502に、無線リソース管理装置502に管理される主システムに対して確定された新規副システムの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に関する情報、及び該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉に関する情報を取得するための要求を送信してもよい。本発明の1つの実施例によれば、干渉に関する情報は、干渉ソース標識(干渉ソースID)及び干渉量に関する情報を含んでもよい。第1の無線リソース管理装置501の要求に応じて、第2の無線リソース管理装置502は、第1の無線リソース管理装置に、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に関する情報、及び該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉に関する情報を送信する。
ここで、第1の無線リソース管理装置501は、例えば、本発明第1の実施例に係る無線リソース管理装置1に対応してもよく、第2のリソース管理装置502は、例えば、本発明第2の実施例に係る無線リソース管理装置2に対応してもよい。その具体的な操作については、上記無線リソース管理装置1及び2に関する記載を参照する。ここで、それを詳しく説明しない。
また、以上のように、第1の無線リソース管理装置501は第1の新規副システム予測利用可能周波数スペクトル、及び第2の無線リソース管理装置502からの第2の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルにより、新規副システム利用可能周波数スペクトルを確定することを説明したが、本発明はこれに限らない。ここで、第2の無線リソース管理装置502に、上記図2及び図5〜7を参照して説明した処理装置13を配置する場合、第2の無線リソース管理装置502は、無線リソース管理装置501からの第1の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルにより、新規副システム利用可能周波数スペクトルを確定してもよい。
本発明実施例は、主システム及び副システムを含む通信システムに用いるシステム管理方法をさらに提供する。該方法は、新規副システムを管理する無線リソース管理装置により新規副システムの情報を取得し、取得した新規副システムの情報を他の無線リソース管理装置に送信する工程と、新規副システムを管理する無線リソース管理装置及び他の無線リソース管理装置の中の各無線リソース管理装置に管理される主システム、該新規副システム及び既存の副システムの情報により、各無線管理装置に管理される主システムに対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定する工程と、新規副システムを管理する無線リソース管理装置は他の無線リソース管理装置からの新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを受信し、確定された新規副システム予測利用可能周波数スペクトル、及び他の無線リソース管理装置からの新規副システム予測利用可能周波数スペクトルにより、新規副システム利用可能周波数スペクトルを確定する工程を備える。
従来技術に比べ、本発明実施例に係る無線リソース管理装置、方法及びシステムは、少なくとも新規に追加された副システムのために、新規副システムの利用可能周波数スペクトルを合理的に確定することができ、これにより、新規副システムは、各主システムの周波数スペクトルリソースに対する通常利用を確保する前提で、最適な利用可能周波数スペクトルを取得することができる。
図12は、本発明の各方面に係る周波数スペクトル管理装置に用いる例示的なハードウェア構成を示す。図12では、中央処理ユニット(CPU)901は、読取専用記憶媒体(ROM)902に記憶されるプログラム又は記憶部908からランダムアクセスメモリ(RAM)903にローディングされるプログラムにより各種の処理を実行する。RAM903は、必要に応じて、CPU901が各種の処理等を実行する場合に必要なデータを記憶する。CPU901、ROM902及びRAM903は、バス904を介して互いに接続される。入力/出力インタフェース905もバス904に接続される。
入力部906(キーボード、マウス等を含む)、出力部907(例えば、陰極線管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)等のディスプレイ、スピーカー等を含む)、記憶部908(ハードウェア等を含む)、通信部909(ネットワークインタフェースカード、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)カード、モデム等を含む)は、入力/出力インタフェース905に接続される。通信部分909は、ネットワーク、例えば、インターネットを介して通信処理を実行する。駆動装置910は必要に応じて入力/出力インタフェース905に接続されてもよい。リムーバブルメディア911、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体記憶装置等は、必要に応じて駆動装置910に実装され、これにより、それから読み出されるコンピュータプログラムは必要に応じて記憶部908にインストールされる。
ソフトウェアにより上記一連の処理を実現する場合、ネットワーク、例えば、インターネット或いは、記憶媒体、例えば、リムーバブルメディア911からソフトウェアを構成するプログラムをインストールしてもよい。
ここで、このような記憶媒体は、図9に示すプログラムが記憶され、ユーザにプログラムを提供するように装置から分離して配信するリムーバブルメディア911に限らない。リムーバブルメディア911は、例えば、磁気ディスク(フロッピーディスクを含む)、光ディスク(光ディスク読取専用記憶媒体(CD-ROM)及びデジタル多用途ディスク(DVD)を含む)、光磁気ディスク(ミニディスク(MD)を含む)及び半導体記憶装置を含む。或いは、記憶媒体は、ROM902、記憶部908に含まれるハードディスク等であってもよく、プログラムを記憶しており、それらを含む装置とともにユーザに配信される。
なお、本発明の実施例は下記の例示的な構成を有する。
(1)周波数スペクトル管理システムであって、
該周波数スペクトルシステムに管理される主通信システムの干渉許容範囲及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される別の主通信システムの干渉許容範囲により、副通信システムの利用可能周波数スペクトルを確定し、
前記利用可能周波数スペクトル及び前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信した否かに基づき前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを設置するように配置される電気回路を備える。
(2)前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信していない場合、前記電気回路は、該周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトル、及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトルのうち最小の利用可能周波数スペクトルを、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルとする(1)に記載の周波数スペクトル管理システム。
(3)前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したとともに要求される周波数スペクトルが前記利用可能周波数スペクトルよりも小さい場合、前記電気回路は、該周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトル、及び該別の周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトルのうち該周波数スペクトル要求を満足する最小の利用可能周波数スペクトルを、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルとする(1)に記載の周波数スペクトル管理システム。
(4)前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したとともに要求される周波数スペクトルが前記利用可能周波数スペクトルよりも小さい場合、前記電気回路は、要求される周波数スペクトルを前記副通信システムに用いる周波数スペクトルに設置する(1)に記載の周波数スペクトル管理システム。
(5)前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したとともに要求される周波数スペクトルが前記利用可能周波数スペクトルを超える場合、前記電気回路は、付加的な周波数スペクトルを解放するように少なくとも1つの他の副通信システムを改めて配置し、前記利用可能周波数スペクトル及び前記付加的な周波数スペクトルを前記副通信システムに用いる周波数スペクトルに設置する(1)に記載の周波数スペクトル管理システム。
(6)前記少なくとも1つの他の副通信システムは、前記周波数スペクトル管理システムに管理され、且つ前記電気回路は、付加的な周波数スペクトルを解放するように前記少なくとも1つの他の副通信システムを改めて配置する(1)〜(5)の何れか1つに記載の前記的周波数スペクトル管理システム。
(7)前記少なくとも1つの他の副通信システムは、前記別の周波数スペクトル管理システムに管理され、且つ前記電気回路は、前記付加的な周波数スペクトルを解放するように、前記少なくとも1つの他の副通信システムを改めて配置することを前記別の周波数スペクトル管理システムに要求する(5)又は(6)に記載の周波数スペクトル管理システム。
(8)前記副通信システムは、前記周波数スペクトル管理システムに管理される(1)に記載の周波数スペクトル管理システム。
(9)前記電気回路は、前記副通信システムの情報を前記別の周波数スペクトル管理システムに提供し、前記別の周波数スペクトル管理システムから該別の周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトルを受信して当該利用可能周波数スペクトルに応じて前記副通信システムの周波数スペクトルを設置する(1)〜(8)の中の何れか1つに記載周波数スペクトル管理システム。
(10)前記副通信システムは前記別の周波数スペクトル管理システムに管理され、且つ前記電気回路は、前記利用可能周波数スペクトルを前記別の周波数スペクトル管理システムに伝送して当該利用可能周波数スペクトルに応じて前記副通信システムの周波数スペクトルを設置する(1)に記載の周波数スペクトル管理システムであって、。
(11)前記電気回路は、さらに、前記周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副通信システム及び前記別の周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副システムにより、前記副通信システムに用いる利用可能周波数スペクトルを確定するように配置される(1)に記載の周波数スペクトル管理システム。
(12)周波数スペクトルを管理する方法であって、周波数スペクトル管理システムの電気回路において、該周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される別の主通信システムの干渉許容範囲により、副通信システムに用いる利用可能周波数スペクトルを確定する工程と、前記周波数スペクトル管理システムの電気回路を通じて、前記利用可能周波数スペクトル及び前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したか否かに基づき、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを設置する工程とを備える。
(13)前記利用可能周波数スペクトルよりも小さい周波数スペクトル要求を受信した場合、或いは周波数スペクトル要求を受信していない場合、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを、該周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトル、及び該別の周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトルのうち最小の利用可能周波数スペクトルに設置する工程をさらに備える(12)に記載の周波数スペクトルを管理する方法。
(14)要求される周波数スペクトルが前記利用可能周波数スペクトルよりも小さい場合、受信した周波数スペクトル要求に基づき、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを要求される周波数スペクトルに設置する工程をさらに備える(12)に記載の周波数スペクトルを管理する方法。
(15)受信した周波数スペクトル要求は前記利用可能周波数スペクトルを超える場合、別の副通信システムに付加的な周波数スペクトルを解放させ、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを、前記付加的な周波数スペクトルと前記利用可能周波数スペクトルとの組合わせに設置する工程をさらに備える(12)に記載の周波数スペクトルを管理する方法。
(16)確定された利用可能周波数スペクトルを、前記別の周波数スペクトル管理システムに伝送し、前記別のシステム管理が前記副通信システムを管理する場合に前記副通信システムの周波数スペクトルを設置することに用いる工程をさらに備える(12)に記載の周波数スペクトルを管理する方法。
(17)コンピュータ可読命令がコード化された非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コンピュータに実行される場合、前記コンピュータ可読命令により、コンピュータは、該周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される別の主通信システムの干渉許容範囲に基づき、副通信システムに用いる利用可能周波数スペクトルを確定する工程と、前記利用可能周波数スペクトル及び前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したか否かに基づいて前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを設置する工程とをを備える方法を実行する。
(18)周波数スペクトル管理システムであって、前記周波数スペクトル管理システムに管理される主システムの干渉許容範囲、前記周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副通信システム及び前記別の周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副システムの干渉に基づき、前記副通信システムに用いる利用可能周波数スペクトルを確定し、前記利用可能周波数スペクトルに基づき前記副通信システムの周波数スペクトルを設置するように配置される電気回路を備える。
(19)前記電気回路は、前記干渉を確定するように前記別の周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副通信システムの情報を取得する(18)に記載の周波数スペクトル管理システム。
(20)前記電気回路は、前記干渉許容範囲の余裕度及び前記干渉に基づき、前記利用可能周波数スペクトルを確定する(18)に記載の周波数スペクトル管理システム。
(21)前記電気回路は、前記副通信システムの周波数スペクトル要求に適応するように少なくとも1つの既存の副通信システムを改めて配置する(18)に記載の周波数スペクトル管理システム。
(22)主システム及び副システムを含む通信システムに用いる無線リソース管理装置であって、該無線リソース管理装置に管理される主システム、該無線リソース管理装置に管理される新規に追加された新規副システム及び既存の副システムの情報により、該主システムに対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定する新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置と、少なくとも1つの他の主システムの夫々に対して確定された該新規副システムの新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを取得する通信装置と、前記新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置に取得された新規副システム予測利用可能周波数スペクトル、及び前記通信装置に取得された新規副システム予測利用可能周波数スペクトルにより、該新規副システムの利用可能周波数スペクトルを確定する処理装置と、を備える。
(23)前記処理装置は、前記新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置に取得された新規副システム予測利用可能周波数スペクトル、及び前記通信装置に取得された新規副システム予測利用可能周波数スペクトルから、最小の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを選択して該新規副システムの利用可能周波数スペクトルとする(22)に記載の無線リソース管理装置。
(24)前記通信装置は、さらに、該新規副システムの希望利用周波数スペクトルに関する情報を取得するように配置され、前記処理装置は、さらに、該新規副システムの希望利用周波数スペクトルと、各新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとの関係により、該新規副システムの利用可能周波数スペクトルをその希望利用周波数スペクトルに適応させるように既存の副システムの周波数スペクトル利用を調整することを確定するように配置される(22)に記載の無線リソース管理装置。
(25)前記新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置は、該無線リソース管理装置に管理される主システムの周波数スペクトルリソース利用情况、該無線リソース管理装置に管理される新規に追加された新規副システムの情報により、該主システムに対して、該新規副システムの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域を確定する周波数スペクトル利用制限参照サブ領域確定ユニットと、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉状况により、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、前記新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルを確定する新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定ユニットと、を備える(24)に記載の無線リソース管理装置。
(26)前記新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定ユニットは、該無線リソース管理装置に管理される主システムに許容可能な干渉上限値と、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉量との差により、主システム周波数スペクトルを利用する場合に、該新規副システムの許容最大干渉量を確定する干渉量取得モジュールと、前記干渉量取得モジュールに確定された最大干渉量に基づき、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、前記新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして該新規副システムに利用可能な主システムの周波数スペクトルを確定する新規副システム予測利用可能周波数スペクトル確定モジュールと、を備える(25)に記載の無線リソース管理装置。
(27)前記通信装置は、さらに、少なくとも1つの他の主システムの夫々に対して確定された該新規副システムの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に関する情報、及び前記周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉に関する情報を取得するように配置される(25)又は(26)に記載の無線リソース管理装置。
(28)前記干渉に関する情報は、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対してのローカル干渉情報及びノンローカル干渉情報を備える(27)に記載の無線リソース管理装置。
(29)前記ローカル干渉情報及びノンローカル干渉情報の夫々は、干渉ソース標識及び干渉量に関する情報を備える(28)に記載の無線リソース管理装置。
(30)前記処理装置は、該新規副システムの希望利用周波数スペクトルと各新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとの関係により、該無線リソース管理装置に管理される主システムに対して確定された新規副システムの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域、及び少なくとも1つの他の主システムの夫々に対して確定された新規副システムの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域のうち、調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域を確定する調整サブ領域確定ユニットと、確定された調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域により、既存の副システムの周波数スペクトル利用に対する調整を確定する既存副システム調整確定ユニットと、を備える(27)〜(29)の中の何れか1つに記載の無線リソース管理装置。
(31)前記調整サブ領域確定ユニットは、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての新規副システム予測利用可能周波数スペクトルが該新規副システムの希望利用周波数スペクトルよりも小さい周波数スペクトル利用制限参照サブ領域を、調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域として確定する(30)に記載の無線リソース管理装置。
(32)前記既存副システム調整確定ユニットは、さらに、各調整する必要のある周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、周波数スペクトル利用の優先度に基づき、その周波数スペクトル利用を調整する必要のある既存の副システム及びその周波数スペクトル利用調整量を確定するように配置される(30)又は(31)に記載の無線リソース管理装置。
(33)前記既存副システム調整確定ユニットは、調整する必要のある各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、各副システムの周波数スペクトル利用の優先度に基づき、その周波数スペクトル利用を調整する必要のある調整待ち既存副システムを確定する、調整待ち既存副システム確定モジュールと、各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての副システム周波数スペクトル調整条件、つまり、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に干渉を招く各調整待ち既存副システムにとって、確定された周波数スペクトル利用調整量の和は、該新規副システムの希望利用周波数スペクトルと該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとの差に等しいか、それよりも大きいという条件を満足するために、各調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用調整量を確定する周波数スペクトル利用調整量確定モジュールと、を備える(32)に記載の無線リソース管理装置。
(34)前記周波数スペクトル利用調整量確定モジュールは、さらに、調整する必要のある各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域において、各調整待ち既存副システムの干渉量の割合を用いて、各調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用調整量を確定するように配置される(33)に記載の無線リソース管理装置。
(35)前記調整待ち既存副システム確定モジュールは、さらに、調整する必要のある各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して、該新規副システムと該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域とは同じ無線リソース管理装置の管理範囲内にあると、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に干渉を招く全ての既存の副システムを、周波数スペクトル利用を調整する必要のある調整待ち既存副システムとして確定し、該新規副システムと該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域とは異なる無線リソース管理装置の管理範囲内にあると、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域と同じ無線リソース管理装置の管理範囲内にある既存の副システム以外の、該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に干渉を招く他の既存の副システムを、周波数スペクトル利用を調整する必要のある調整待ち既存副システムとして確定するように配置される(33)又は(34)に記載の無線リソース管理装置。
(36)前記周波数スペクトル利用調整量確定モジュールは、さらに、調整する必要があると確定された全ての周波数スペクトル利用制限参照サブ領域において、各前記周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての副システム周波数スペクトル調整条件を満たすために、新規副システムの希望利用周波数スペクトルと、周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対しての新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとの差を降順で、調整する必要のある各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して各調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用調整量を確定するように配置される(33)〜(35)の何れか1つに記載の無線リソース管理装置。
(37)周波数スペクトル利用調整量確定モジュールは、調整する必要のある各周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対して各調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用調整量を確定した後、該周波数スペクトル利用調整量を初期周波数スペクトル利用調整量とする初期調整量取得サブモジュールと、該初期周波数スペクトル利用調整量を用いて、それが全ての他の周波数スペクトル利用制限参照サブ領域の副システム周波数スペクトル調整条件を満たすか否かを検証する初期調整量検証サブモジュールと、初期周波数スペクトル利用調整量検証サブモジュールの検証結果は満足したと示す場合、該初期周波数スペクトル利用調整量を、各調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用を調整する最終周波数スペクトル利用調整量とし、検証結果は満足しないと示すと、該初期周波数スペクトル利用調整量を修正して、修正後の周波数スペクトル利用調整量に全ての周波数スペクトル利用制限参照サブ領域の副システム周波数スペクトル調整条件を満たし、修正後の周波数スペクトル利用調整量を各調整待ち既存副システムの周波数スペクトル利用を調整する最終周波数スペクトル利用調整量とする最終調整量取得サブモジュールと、を備える、(36)に記載の無線リソース管理装置。
(38)前記無線リソース管理装置に管理される主システム及び前記少なくとも1つの他の主システムは異なる領域内にあり、主システム周波数スペクトルリソース利用情報は各領域にて共有することができない(22)〜(37)の中の何れか1つに記載の無線リソース管理装置。
(39)主システム及び副システムを含む通信システムに用いられる、無線リソース管理装置の無線リソース管理方法であって、該無線リソース管理装置に管理される主システム、該無線リソース管理装置に管理される新たに追加される新規副システム及び既存の副システムの情報により、該主システムに対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定する工程と、少なくとも1つの他の主システムのそれぞれに対して確定された該新規副システムの新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを受信する工程と、該無線リソース管理装置に管理される主システムに対して確定された新規副システム予測利用可能周波数スペクトル、及び少なくとも1つの他の主システムの夫々に対して確定された新規副システム予測利用可能周波数スペクトルに基づき、該新規副システムの利用可能周波数スペクトルを確定する工程とを備える。
(40)主システム及び副システムを含む通信システムに用いられる無線リソース管理装置であって、該無線リソース管理装置に管理される主システム、他の無線リソース管理装置に管理される新たに追加された新規副システム及び既存の副システムの情報により、該主システムに対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定する新規副システム利用可能周波数スペクトル推定装置と、前記新規副システム予測利用可能周波数スペクトルの情報を送信する送信装置と、該新規副システムの情報を受信し、前記他の無線リソース管理装置は前記送信装置からの前記新規副システム予測利用可能周波数スペクトルの情報により確定した該新規副システムの利用可能周波数スペクトル情報を受信する受信装置と、を備える。
(41)前記受信装置が受信した新規副システムの情報は、該新規副システムのシステム位置、伝送テンプレート及び利用周波数帯を備える、(40)に記載の無線リソース管理装置。
(42)前記送信装置は、さらに、該無線リソース管理装置に管理される主システムに対して確定された該新規副システムの周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に関する情報、及び該周波数スペクトル利用制限参照サブ領域に対する既存の副システムの干渉に関する情報を送信する、(40)又は(41)に記載の無線リソース管理装置。
(43)主システム及び副システムを含む通信システムに用いられる、無線リソース管理装置の無線リソース管理方法であって、他の無線リソース管理装置に管理される新たに追加された新規副システムの情報を受信する工程と、該無線リソース管理装置に管理される主システム、他の無線リソース管理装置に管理される新たに追加された新規副システム及び既存の副システムの情報により、該主システムに対して、新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定する工程と、前記新規副システム予測利用可能周波数スペクトルの情報を送信する工程と、前記他の無線リソース管理装置に確定された該新規副システムの新規副システム利用可能周波数スペクトルの情報を受信する工程と、を備える。
(44)主システム及び副システムを含む通信システムに用いられる無線リソース管理システムであって、前記無線リソース管理システムは、第1の無線リソース管理装置であって、それに管理される新たに追加された新規副システムの情報を取得して送信し、該第1の無線リソース管理装置に管理される主システム、該新規副システム及び既存の副システムの情報により、該第1の無線リソース管理装置に管理される該主システムに対して、第1の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定する第1の無線リソース管理装置と、第2の無線リソース管理装置であって、前記第1の無線リソース管理装置からの新規副システムの情報を受信し、前記第2の無線リソース管理装置に管理される主システムの情報、前記第1の無線リソース管理装置からの新規副システムの情報及び既存の副システムの情報により、前記第2の無線リソース管理装置に管理される主システムに対して、第2の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定し、前記第2の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを前記第1の無線リソース管理装置に送信するする第2の無線リソース管理装置と、を備え、前記第1の無線リソース管理装置は、前記第1の新規副システム予測利用可能周波数スペクトル及び前記第2の無線リソース管理装置からの前記第2の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルに基づき、該新規副システムの利用可能周波数スペクトルを確定するように配置される。
(45)主システム及び副システムを含む通信システムに用いられる無線リソース管理システムであって、第1の無線リソース管理装置であって、それに管理される新たに追加された新規副システムの情報を取得して送信し、該第1の無線リソース管理装置に管理される主システム、該新規副システム及び既存の副システムの情報に基づき、該第1の無線リソース管理装置に管理される該主システムに対して、第1の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして、該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定する第1の無線リソース管理装置と、第2の無線リソース管理装置であって、前記第1の無線リソース管理装置からの新規副システムの情報を受信し、前記第2の無線リソース管理装置に管理される主システムの情報、前記第1の無線リソース管理装置からの新規副システムの情報及び既存の副システム的情報に基づき、前記第2の無線リソース管理装置に管理される主システムに対して、第2の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルとして該新規副システムに利用可能な主システム周波数スペクトルリソースを確定し、前記第2の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルを前記第1の無線リソース管理装置に送信する第2の無線リソース管理装置と、を備え、前記第1の無線リソース管理装置は、前記第1の新規副システム予測利用可能周波数スペクトル及び前記第2の無線リソース管理装置からの前記第2の新規副システム予測利用可能周波数スペクトルに基づき、該新規副システムの利用可能周波数スペクトルを確定するように配置される。
(応用例)
欧州の多くの国はアナログテレビからデジタルテレビへの変換を完了したか、或いは実行している。多くの国は、テレビ放送サービスを干渉しないことを確保した上で、如何にテレビ放送周波数帯を通信システムに利用させるかを研究している。これは現在解決すべき技術的課題になっている。現在では、広く応用される制御方式は、データベースを利用する方式である。各国は自国のデジタルテレビ周波数スペクトル利用情况を管理データベース内に記憶し、ある領域にてテレビ周波数スペクトルを利用する必要となる通信システムが存在している場合、該領域の周波数スペクトル利用を管理するデータベース(本発明実施例に係る無線リソース管理装置に対応)は、テレビ放送サービスの周波数スペクトル利用及びテレビ周波数スペクトルを利用している通信システムの実際の状況に応じて、新規通信システムに利用可能な周波数スペクトルリソースを算出する。欧州の多くの国は、互いに接しているので、ある国(本発明実施例に係る1つの領域に対応)の周波数スペクトル利用は、他の国のテレビ放送システムに干渉を招く可能性がある。よって、隣接国は周波数スペクトルを利用する場合に協調する必要がある。本発明によれば、ある国にはテレビ周波数帯を利用したい新規通信システムがある場合、隣接国のデータベースは、テレビ周波数帯を新規通信システムに利用させるとともに各国のテレビ放送システムに干渉を招かないように、それぞれの管理領域内の既存の副システムを如何に調整するかが提供された。
ここで、上述した管理データベースは、各国に設置されるデータベースであってもよいし、各国データベース上に設置される集中型データベースであってもよい。各国は他国に干渉を招く自国の副システム情報を該集中型データベースに登録し、自国は他国の副システムから干渉する場合の関連干渉情報も該集中型データベースに登録する。
上記装置における各構成モジュール、ユニットはソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア又はそれらの組み合わせにより構成されてもよい。構成する場合に利用可能な具体的な手段又は方式は、当業者に熟知しているため、ここで贅言しない。ソフトウェア又はファームウェアにより構成される場合は、記憶媒体又はネットワークから該ソフトウェアを構成するプログラムを専用ハードウェア構造を有する情報処理装置にインストールする。このコンピュータは各種のプログラムをインストールした後、各種の機能等を実現できる。
ソフトウェアにより上記一連の処理を実現する場合、ネットワーク、例えば、インターネット、或いは、記憶媒体、例えば、リムーバブルメディアからソフトウェアを構成するプログラムをインストールする。
ここで、上記記憶媒体は、プログラムが記憶され、ユーザにプログラムを提供するように装置から分離して配信するリムーバブルメディアに限らない。リムーバブルメディアは、例えば、磁気ディスク(フロッピーディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(光ディスク読取専用記憶媒体(CD-ROM)及びデジタル多用途ディスク(DVD)を含む)、光磁気ディスク(ミニディスク(MD)(登録商標)を含む)及び半導体記憶装置を含む。或いは、記憶媒体は、ROM、記憶部に含まれるハードディスク等であってもよく、プログラムを記憶しており、それらを含む装置とともにユーザに配信される。
本発明は機械可読な命令コードを記憶したプログラム製品をさらに提供する。前記命令コードが機械に読み取って実行される場合、上記本発明実施例に係る方法は実行される。
それに応じて、上記機械読取可能な命令コードをロードしているプログラム製品を記憶する記憶媒体も本発明の公開に含まれている。前記記憶媒体は、フロッピーディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカード、メモリスティック等を含むが、それらに限らない。
最後に、本発明では、左及び右、第1及び第2などのような関係を表す用語は、1つの実体又は操作を別の実体又は操作から区分するものに過ぎず、これらの実体又は操作の間に何れのこのような実際の関係又は順序が存在していることを必ずしも要求するか、暗示することがない。さらに、用語「備える」、「含む」又は任意の他の変形は、排他的ではない包括を含むためである。これにより、一連の要素を含む過程、方法、物品又は装置は、それらの要素だけでなく、明確に記載されていない他の要素をさらに含み、或いは、この過程、方法、物品又は装置に固有の要素をさらに含む。さらに多い限定を有しない場合、「1つの……を含む」により限定される要素は、前記要素を含む過程、方法、物品又は設備には他の同じ要素がさらに含まれていることを排除しない。

Claims (20)

  1. 周波数スペクトル管理システムであって、
    該周波数スペクトル管理システムに管理される、副通信システムによって妨害されるべきでない主通信システムの干渉許容範囲、及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される、副通信システムによって妨害されるべきでない別の主通信システムの干渉許容範囲に基づき、前記副通信システムに用いる利用可能周波数スペクトルを確定し、
    前記利用可能周波数スペクトル及び前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したか否かに基づき、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを設置するように配置される電気回路を備えることを特徴とする周波数スペクトル管理システム。
  2. 前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信していない場合、前記電気回路は、該周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトル、及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトルのうち、最小の利用可能周波数スペクトルを前記副通信システムに用いる周波数スペクトルとすることを特徴とする請求項1に記載の周波数スペクトル管理システム。
  3. 前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したとともに要求される周波数スペクトルが前記利用可能周波数スペクトルよりも小さい場合、前記電気回路は、該周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトル、及び該別の周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトルのうち、該周波数スペクトル要求を満足する最小の利用可能周波数スペクトルを、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルとすることを特徴とする請求項1に記載の周波数スペクトル管理システム。
  4. 前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したとともに要求される周波数スペクトルが前記利用可能周波数スペクトルよりも小さい場合、前記電気回路は、要求される周波数スペクトルを前記副通信システムに用いる周波数スペクトルに設置することを特徴とする請求項1に記載の周波数スペクトル管理システム。
  5. 前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したとともに要求される周波数スペクトルが前記利用可能周波数スペクトルを超える場合、前記電気回路は、付加的な周波数スペクトルを解放するように少なくとも1つの他の副通信システムを改めて配置し、前記利用可能周波数スペクトル及び前記付加的な周波数スペクトルを、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルに設置することを特徴とする請求項1に記載の周波数スペクトル管理システム。
  6. 前記少なくとも1つの他の副通信システムは、前記周波数スペクトル管理システムに管理され、且つ前記電気回路は、付加的な周波数スペクトルを解放するように前記少なくとも1つの他の副通信システムを改めて配置することを特徴とする請求項5に記載の周波数スペクトル管理システム。
  7. 前記少なくとも1つの他の副通信システムは、前記別の周波数スペクトル管理システムに管理され、前記電気回路は、前記付加的な周波数スペクトルを解放するように、前記少なくとも1つの他の副通信システムを改めて配置することを前記別の周波数スペクトル管理システムに要求することを特徴とする請求項5に記載の周波数スペクトル管理システム。
  8. 前記副通信システムは、前記周波数スペクトル管理システムに管理されることを特徴とする請求項1に記載の周波数スペクトル管理システム。
  9. 前記電気回路は、前記副通信システムの情報を前記別の周波数スペクトル管理システムに提供し、前記別の周波数スペクトル管理システムから該別の周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトルを受信し、当該利用可能周波数スペクトルに応じて前記副通信システムの周波数スペクトルを設置することを特徴とする請求項8に記載の周波数スペクトル管理システム。
  10. 前記副通信システムは前記別の周波数スペクトル管理システムに管理され、且つ前記電気回路は、前記利用可能周波数スペクトルを前記別の周波数スペクトル管理システムに伝送し、当該利用可能周波数スペクトルに応じて前記副通信システムの周波数スペクトルを設置することを特徴とする請求項1に記載の周波数スペクトル管理システム。
  11. 前記電気回路は、前記周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副通信システム及び前記別の周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副システムに基づき、前記副通信システムに用いる利用可能周波数スペクトルを確定するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の周波数スペクトル管理システム。
  12. 周波数スペクトルを管理する方法であって、
    周波数スペクトル管理システムの電気回路において、該周波数スペクトル管理システムに管理される、副通信システムによって妨害されるべきでない主通信システムの干渉許容範囲、及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される、副通信システムによって妨害されるべきでない別の主通信システムの干渉許容範囲に基づき、前記副通信システムに用いる利用可能周波数スペクトルを確定する工程と、
    前記利用可能周波数スペクトル及び前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したか否かに基づき、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを設置する工程とを備えることを特徴とする方法。
  13. 前記利用可能周波数スペクトルよりも小さい周波数スペクトル要求を受信し、或いは周波数スペクトル要求を受信していない場合、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを、該周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトル及び該別の周波数スペクトル管理システムに管理される主通信システムの干渉許容範囲に基づく利用可能周波数スペクトルのうち、最小の利用可能周波数スペクトルに設置する工程をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 要求される周波数スペクトルが前記利用可能周波数スペクトルよりも小さい場合、受信した周波数スペクトル要求により、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを要求される周波数スペクトルに設置する工程をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. 受信した周波数スペクトル要求が前記利用可能周波数スペクトルを超える場合、別の副通信システムに付加的な周波数スペクトルを解放させ、前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを前記付加的な周波数スペクトルと前記利用可能周波数スペクトルとの組み合わせに設置する工程をさらに備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  16. コンピュータ可読命令がコード化された非一時的なコンピュータ可読媒体であって、コンピュータに実行される場合、前記コンピュータ可読命令により、コンピュータに、
    周波数スペクトル管理システムに管理される、副通信システムによって妨害されるべきでない主通信システムの干渉許容範囲、及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される、副通信システムによって妨害されるべきでない別の主通信システムの干渉許容範囲に基づき、前記副通信システムに用いる利用可能周波数スペクトルを確定する工程と、
    前記利用可能周波数スペクトル及び前記副通信システムから周波数スペクトル要求を受信したか否かに基づいて前記副通信システムに用いる周波数スペクトルを設置する工程とを備える方法を実行させるコンピュータ可読媒体。
  17. 周波数スペクトル管理システムであって、
    前記周波数スペクトル管理システムに管理される、副通信システムによって妨害されるべきでない主システムの干渉許容範囲、前記周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副通信システム及び別の周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副システムの干渉に基づき、前記副通信システムに用いる利用可能周波数スペクトルを確定し、
    前記利用可能周波数スペクトルに基づき前記副通信システムの周波数スペクトルを設置するように配置される電気回路を備えることを特徴とする周波数スペクトル管理システム。
  18. 前記電気回路は、前記干渉を確定するように前記別の周波数スペクトル管理システムに管理される既存の副通信システムの情報を取得することを特徴とする請求項17に記載の周波数スペクトル管理システム。
  19. 前記電気回路は、前記干渉許容範囲の余裕度及び前記干渉に基づき、前記利用可能周波数スペクトルを確定することを特徴とする請求項17に記載の周波数スペクトル管理システム。
  20. 前記電気回路は、前記副通信システムの周波数スペクトル要求に適応するように、少なくとも1つの既存の副通信システムを改めて配置することを特徴とする請求項17に記載の周波数スペクトル管理システム。
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