JP6408287B2 - 冷凍、冷房、または暖房装置とその省エネ方法 - Google Patents
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Description
冷凍、冷房、または暖房装置は、冷媒と冷凍サイクル機構を持つ。
冷凍サイクル機構は、冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する。
例えば、冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む、
例えば、冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンのうちの]一つである。
例えば、冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンのうちの2つ以上の組み合わせたものである。
例えば、冷媒が化学的に分解する恐れがある。
冷媒が化学的に分解すると、冷凍、冷房、または暖房装置の効率が低下する恐れがある。
発明者は、テラヘルツ光が冷凍サイクルに用いられる冷媒に与える影響に着目し、本件出願にかかる発明を考案した。
その結果、前記冷媒がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射機構は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、液体状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射機構は気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、気液混合状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、
前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有する。
その結果、前記冷媒が物質が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記物質が前記冷凍サイクルの中を循環する前記冷媒を導く配管を囲う。
その結果、`前記配管により導かれる前記冷媒が配管を囲う前記物質が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射機構はテラヘルツ光を反射するシート状の反射部材を有する。前記反射部材が前記物質を周囲から覆う。
その結果、物質から放射したテラヘルツ光が前記反射部材により反射し前記配管により導かれる前記冷媒が反射したテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む。
その結果、前記冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有する。前記物質が前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒を導く配管の内部に位置する。
その結果、前記配管の中を通過する冷媒がテラヘルツ光を照射され、前記冷媒が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記冷凍サイクルは冷媒を導く配管と該配管により順に導通される屋外熱交換器と膨張弁と室内熱交換器とコンプレッサーとを有する。前記照射機構は前記屋外熱交換器と前記膨張弁とを導通して冷媒を導く配管を通過する際の冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、前記屋外熱交換器と前記膨張弁とを導通する配管のなかの冷媒が、テラヘルツ光を照射され、前記冷媒が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
その結果、前記冷媒がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射工程は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、液体状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射工程は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、気液混合状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む。
その結果、前記冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
前記冷凍サイクルを前記冷媒が循環し、前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、前記冷媒がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記照射機構は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、液体状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記照射機構は気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、気液混合状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有する様にしたので、前記冷媒が物質が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記物質が前記冷凍サイクルの中を循環する前記冷媒を導く配管を囲う様にしたので、`前記配管により導かれる前記冷媒が配管を囲う前記物質が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、テラヘルツ光を反射するシート状の反射部材が前記物質を周囲から覆う様にしたので、物質から放射したテラヘルツ光が前記反射部材により反射し前記配管により導かれる前記冷媒が反射したテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む様にしたので、前記冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、テラヘルツ光を放射する物質が前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒を導く配管の内部に位置する様にしたので、前記配管の中を通過する冷媒がテラヘルツ光を照射され、前記冷媒が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、配管と屋外熱交換器と膨張弁と室内熱交換器とコンプレッサーを組み合わせた前記冷凍サイクルを循環する様に前記冷媒を導く配管のうちの前記屋外熱交換器と前記膨張弁とを導通して冷媒を導く配管を通過する際の冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、前記屋外熱交換器と前記膨張弁とを導通する配管のなかの冷媒が、テラヘルツ光を照射され、前記冷媒が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
前記冷凍サイクルを前記冷媒が循環し、前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、前記冷媒がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、液体状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、気液混合状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む様にしたので、前記冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
その結果、簡易な構造で所望の機能を発揮する冷凍、冷房、または暖房装置とその省エネ方法を提供できる。
本発明の実施形態に係る冷却または暖房装置の概念図である。本発明の実施形態に係る照射機構の構造図である。本発明の第一の実施形態に係る冷却または暖房装置の概念図である。本発明の第二の実施形態に係る冷却または暖房装置の概念図である。
冷凍、冷房、または暖房装置は、冷房運転をできる。
冷凍、冷房、または暖房装置は、暖房運転をできる。
冷凍装置は、対象を冷凍できる。
冷房、または暖房装置は、冷房運転と暖房運転とを切り替えてできる。
冷房運転をすると、対象を冷房できる。
冷房運転をすると、対象物を冷却できる。
例えば、冷房運転をすると、室内を冷房できる。
暖房運転をすると、対象を暖房できる。
暖房運転をすると、対象物を加熱できる。
例えば、暖房運転をすると、室内を暖房できる。
冷媒10は、フロンであってもよい。
冷媒10は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含んでもよい。
2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンは、カーエアコン用冷媒として知られる。
冷媒は、水であってもよい。
冷媒は、自然冷媒であってもよい。
例えば、冷媒は二酸化炭素である。
例えば、冷媒はアンモニアである。
例えば、冷媒はイソブタンである。
冷凍サイクルは、冷媒を導く配管と配管により順に導通される屋外熱交換器22と膨張弁23と室内熱交換器24とコンプレッサー25とで構成されてもよい。
冷凍サイクルは、冷媒を導く配管と配管により順に導通される屋外熱交換器22と膨張弁23と室内熱交換器24とコンプレッサー25と四方弁26とで構成されてもよい。
配管21は、屋外熱交換器22と膨張弁23とを導通し、膨張弁23と室内熱交換器24とを導通し、室内熱交換器24とコンプレッサー25とを導通し、コンプレッサー25と四方弁26とを導通し、四方弁26と屋外熱交換器22とを導通する。
膨張弁23は、冷媒10を膨張させる。
室内熱交換器24は、冷媒10と室内の雰囲気との間で熱交換させる。
コンプレッサー25は、冷媒10を圧縮する。
四方弁16は、冷媒10の循環する向きを変えて、冷房運転と暖房運転とを切り替える。
照射機構30は、冷凍サイクルを循環する液体状態である冷媒10にテラヘルツ光を照射してもよい。
保持部材32は、物質31を保持する部材である。
例えば、保持部材32は、粉場3の物質31を保持する部材である。
例えば、保持部材32は、粉場3の物質31を塗布される部材である。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32が冷凍サイクルの中を循環する冷媒10を導く配管21を囲ってもよい。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32が冷凍サイクルの中を循環する冷媒10を導く配管21を覆っていてもよい。
反射部材33が、テラヘルツ光を反射するシート状の部材であってもよい。
反射部材33が、物質31を周囲から覆ってもよい。
反射部材33が、物質31を保持する保持部材32を周囲から覆ってもよい。
反射部材33は、アルミ製であってももよい。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32が、冷凍サイクルを循環する冷媒を導く配管の内部に位置してもよい。
テラヘルツ光を放射する物質31を塗布された保持部材32が、冷凍サイクルを循環する冷媒10を導く配管の内部に位置してもよい。
図2は、本発明の実施形態に係る照射機構の構造図である。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32が、冷媒10を導く配管21を囲う。
反射部材33が、テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32を覆う。
物質31から放射されるテラヘルツ光が、配管21の壁を透過して、配管21に導かれる冷媒10に照射される。
例えば、反射部材は、アルミ製の部材である。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32が、冷媒10を導く配管21の内部に位置する。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32は、図示しない構造により配管21の内部に固定される。
例えば、テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32は、図示しない構造により配管21の内壁に固定される。
物質31から放射されるテラヘルツ光が、配管21に導かれる冷媒10に直接に照射される。
冷媒10が、高温高圧び気体状態で、屋外熱交換器22を通過して屋外の雰囲気と熱交換して冷やされ、常温高圧の気液混合状態になる。
冷媒10が、常温高圧の気液混合状態で、テラヘルツ光を照射される。
冷媒10が、常温高圧の気液混合状態で、膨張弁23を通過して膨張し、低温低圧気体状態になる。
冷媒10が、低温低圧の気体状態で、室内熱交換器24を通過して室内の雰囲気と熱交換し暖められ、低常温低圧の気体状態になる。
冷媒10が、低常温低圧の気体状態で、コンプレッサー25を通過して圧縮され、高温高圧気体状態になる。
上記の手順を繰り返し、室内を冷房する。
冷媒10が、低温低圧の気液混合状態で、屋外熱交換器22を通過して屋外の雰囲気と熱交換し暖められ、低常温低圧の気体状態になる。
冷媒10が、低常温低圧の気体状態で、コンプレッサー25を通過して圧縮され、高温高圧気体状態になる。
冷媒10が、高温高圧の気体状態で、室内熱交換器24を通過して室内の雰囲気と熱交換して冷やされ、常温高圧の気体状態になる。
冷媒10が、常温高圧の気体状態で、膨張弁23を通過して膨張し、低温低圧の気液体混合状態になる。
冷媒10が、低温低圧の気液混合状態で、テラヘルツ光を照射される。
上記の手順を順次に繰り返し、室内を暖房する。
冷却または暖房装置は、冷媒と冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する冷凍サイクル機構とで構成される。
冷凍サイクルについては、本発明の実施形態にかかる冷却または暖房装置のものと同じなので、説明を省略する。
照射工程は、冷凍サイクルを循環する冷媒にテラヘルツ光を照射する工程である。
照射工程は、冷凍サイクルを循環する際の液体状態である冷媒にテラヘルツ光を照射してもよい。
冷媒10は、フロンであってもよい。
冷媒10は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含んでもよい。
冷媒は、水であってもよい。
冷媒は、自然冷媒であってもよい。
例えば、冷媒は二酸化炭素である。
例えば、冷媒はアンモニアである。
例えば、冷媒はイソブタンである。
しかし、R−32冷媒は、従来のR−410Aに比較して圧縮機の吐出温度が15〜20℃程度高い特性があることから、冷媒が分解しフッ素化合物(フッ化水素)が発生する可能性がある。
現在は、オゾン破壊係数がゼロまたはGWP(地球温暖化係数)が小さく、エネルギー効率の高い新冷媒として、HFC冷媒であるR−32、R−125、R−134a等からなる3成分系非沸混合冷媒R−407およびR−32、R−125からなる2成分系似共沸物混合冷媒R−410Aが主に製造されている。
これらの冷媒は、冷凍能力、エネルギー効率に優れ、地球環境への影響が小さい代替冷媒である。
しかし、水素を含むのでオゾン層破壊の影響が少ないが、冷媒として高低温システムを長時間繰り返し循環することにより、C(炭素)が切り離されフッ素化合物(フッ化水素)が発生し、冷凍空調能力低下の大きな問題がある。
また、特許文献2(特開2011−226728号公報)では、酸素除去剤を含む冷凍機油に不飽和フッ化炭化水素を含む冷媒を用いる冷凍装置に適用することが提案されている。そして、酸素による不飽和フッ化炭化水素の分解が抑制されると記載されている。
特許文献3(PCT/JP2013/058165号公報)では、ペンタフルオロエタン(C2HF5)を冷媒に配合することで、冷媒の分解によるフッ素化合物の量を抑制できることが提案されている。
(1)冷凍空調に使用されているCFC冷媒、HCFC冷媒、HFC冷媒、自然冷媒にテラヘルツ光を照射することにより、冷媒分子分解を抑制させフッ素化合物(フッ化水素)発生の抑制および冷媒組成物の活性化を図る冷凍空調システムの省エネ・節電ができる。
(2)冷媒の組成物の活性化と冷媒分子分解抑制ができ、省エネ・節電に大きく貢献できる。
(3)冷媒構成物質である塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素にテラヘルツ光を照射することで分解されたフッ化水素を基の構成に戻し、冷媒構成物質である塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素の活性化と冷媒分子分解抑制を図り、冷凍空調システムの省エネ・節電ができる。
しかし、冷媒組成物の冷媒の塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素の活性化と冷媒組成物の再分解および分解分子の再結合抑制に利用するのは発明者が始めてである。
図9は、実施例に用いた試験設備を示す。
仕様は以下の通り。
空調機;日立アプライアンス株式会社製RPV−AP280GHP2(三相200V、中間消費電力冷房時2.88kw、暖房時3.06kw)
冷媒;R−410A
室外機設置室温度:28.5℃
室内乾球温度:26℃
冷房用空調機消費電力:Kw/H
室外機(圧縮機吐出温度):℃
室内器出口温度:℃
空調機を冷房運転または暖房運転して、室外機設定室内温度および室内設定温度、消費電力等を30分毎に測定、この状態で6時間測定を実施した。
テラヘルツ光を放射する物質と物質を保持する保持部材の放射するテラヘルツ光の波長の測定結果を、図7に示す。
図7中のDAST結晶が、実施例で使用したもののデータである。
図7中の低温成長GaAs薄膜は、比較のためのデータである。
図8は、テラヘルツ光を放射する物質を組成する元素を表す。
図5の表1は、比較例1のデータ測定結果を示す。
図5の表2は、実施例1のデータ測定結果を示す。
ここで、室外機設定温度は、屋外機交換器の置かれる雰囲気の温度である。
室内設定温度は、室内熱交換器の置かれる雰囲気の温度である。
消費電力は、冷凍サイクルを駆動する電力である。
圧縮機冷媒吐出温度は、コンプレッサーの吐出する冷媒の温度である。
室内機吐出温度は、室内熱交換器の吐出する冷媒の温度である。
その結果、実施例1での消費電力は、比較例1での消費電力より約31.3%だけ少なかった。
図6の表3は、比較例2のデータ測定結果を示す。
図6の表4は、実施例2のデータ測定結果を示す。
ここで、室外機設定温度は、屋外機交換器の置かれる雰囲気の温度である。
室内設定温度は、室内熱交換器の置かれる雰囲気の温度である。
消費電力は、冷凍サイクルを駆動する電力である。
圧縮機冷媒吐出温度は、コンプレッサーの吐出する冷媒の温度である。
室内機吐出温度は、室内熱交換器の吐出する冷媒の温度である。
その結果、実施例2での消費電力は、比較例2での消費電力より約32.5%だけ少なかった。
上記発明の冷凍空調冷媒であるCFC冷媒、HCFC冷媒、HFC冷媒の活性化と冷媒組成物の分解抑制および省エネ・節電方法は各産業から家庭まで利用され大きく世の中に貢献できる。
冷凍サイクルを冷媒10が循環し、冷凍サイクルを循環する冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、冷媒10がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、照射機構30は液体状態である冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、液体状態である冷媒10がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、照射機構30は気液混合状態である冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、気液混合状態である冷媒10がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、照射機構はテラヘルツ光を放射する物質31と物質31を保持する保持部材32を有する様にしたので、冷媒10が物質が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、物質31を保持する保持部材32が冷凍サイクルの中を循環する冷媒10を導く配管を囲う様にしたので、`配管により導かれる冷媒が配管21を囲う物質31が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、テラヘルツ光を反射するシート状の反射部材33が物質31を保持する保持部材32を周囲から覆う様にしたので、物質31から放射したテラヘルツ光が反射部材33により反射し配管により導かれる冷媒10が反射したテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、冷媒10は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む様にしたので、冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、テラヘルツ光を放射する物質31が冷凍サイクルを循環する冷媒を導く配管21の内部に位置する様にしたので、配管の中を通過する冷媒がテラヘルツ光を照射され、冷媒が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、配管21と屋外熱交換器22と膨張弁23と室内熱交換器24とコンプレッサー25を組み合わせた冷凍サイクルを循環する様に冷媒を導く配管31のうちの屋外熱交換器22と膨張弁23とを導通して冷媒を導く配管21を通過する際の冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、屋外熱交換器22と膨張弁23とを導通する配管21のなかの冷媒10が、テラヘルツ光を照射され、冷媒10が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
冷凍サイクルを冷媒10が循環し、冷凍サイクルを循環する冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、冷媒10がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、液体状態である冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、液体状態である冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、気液混合状態である冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、気液混合状態である冷媒10がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む様にしたので、冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
20 冷凍サイクル機構
21 配管
22 屋外熱交換器
23 膨張弁
24 室内熱交換器
25 コンプレッサー
26 四方弁
30 照射機構
31 物質
32 保持部材
33 反射部材
Claims (14)
- 冷凍、冷房、または暖房装置であって、
冷媒と、
前記冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する冷凍サイクル機構と、
前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する照射機構と、
を備える
ことを特徴とする冷凍、冷房、または暖房装置。 - 前記照射機構は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する、
ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。 - 前記照射機構は気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する、
ことを特徴とする請求項2に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。 - 前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。 - 前記物質が前記冷凍サイクルの中を循環する前記冷媒を導く配管を囲う、
ことを特徴とする請求項4に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。 - 前記照射機構はテラヘルツ光を反射するシート状の反射部材を有し、
前記反射部材が前記物質を周囲から覆う、
ことを特徴とする請求項5に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。 - 前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。 - 前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。 - 前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有し、
前記物質が前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒を導く配管の内部に位置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。 - 前記冷凍サイクルは冷媒を導く配管と該配管により順に導通される屋外熱交換器と膨張弁と室内熱交換器とコンプレッサーとを有し、
前記照射機構は前記屋外熱交換器と前記膨張弁とを導通して冷媒を導く配管を通過する際の冷媒にテラヘルツ光を照射する、
ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。 - 冷媒と前記冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する冷凍サイクル機構とを有する冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法であって、
前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する照射工程を、
備える事を特徴とする冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法。 - 前記照射工程は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する、
ことを特徴とする請求項11に記載の冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法。 - 前記照射工程は気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する、
ことを特徴とする請求項11に記載の冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法。 - 前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法。
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