JP6408287B2 - 冷凍、冷房、または暖房装置とその省エネ方法 - Google Patents

冷凍、冷房、または暖房装置とその省エネ方法 Download PDF

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Description

本発明は、冷凍、冷房、または暖房装置とその省エネ方法に係る。特に冷媒の取り扱いに特徴のある冷凍、冷房、または暖房装置とその省エネ方法に関する。
家庭用、または事業用に、冷凍、冷房、または暖房装置がもちいられる。
冷凍、冷房、または暖房装置は、冷媒と冷凍サイクル機構を持つ。
冷凍サイクル機構は、冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する。
例えば、冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む、
例えば、冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンのうちの]一つである。
例えば、冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンのうちの2つ以上の組み合わせたものである。
冷媒は、冷凍サイクルを循環するときに、物理的または熱的刺激をうけて性能が劣化する恐れがある。
例えば、冷媒が化学的に分解する恐れがある。
冷媒が化学的に分解すると、冷凍、冷房、または暖房装置の効率が低下する恐れがある。
公開された特許公報では、冷媒の分解によるフッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転することが開示される。
また、近年、テラヘルツ光の研究が進み、テラヘルツ光の物資への特異な影響が明らかになってきた。
発明者は、テラヘルツ光が冷凍サイクルに用いられる冷媒に与える影響に着目し、本件出願にかかる発明を考案した。
特開平11−335117号公報 特開2011−226728号公報 PCT/JP2013/058165号公報
本発明は以上に述べた着想に基づき案出されたもので、簡易な構造で所望の機能を発揮する冷凍、冷房、または暖房装置と省エネ方法を提供しようとする。
上記目的を達成するため、本発明に係る冷凍、冷房、または暖房装置を、冷媒と、前記冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する冷凍サイクル機構と、前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する照射機構と、を備えるものとした。
上記本発明の構成において、冷凍サイクル機構が、前記冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する。照射機構が、前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、前記冷媒がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
以下に、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
また、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置は、前記照射機構は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射機構は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、液体状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置は、前記照射機構は気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射機構は気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、気液混合状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置は、前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、
前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有する。
その結果、前記冷媒が物質が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置は、前記物質が前記冷凍サイクルの中を循環する前記冷媒を導く配管を囲う。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記物質が前記冷凍サイクルの中を循環する前記冷媒を導く配管を囲う。
その結果、`前記配管により導かれる前記冷媒が配管を囲う前記物質が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置は、前記照射機構はテラヘルツ光を反射するシート状の反射部材を有し、前記反射部材が前記物質を周囲から覆う。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射機構はテラヘルツ光を反射するシート状の反射部材を有する。前記反射部材が前記物質を周囲から覆う。
その結果、物質から放射したテラヘルツ光が前記反射部材により反射し前記配管により導かれる前記冷媒が反射したテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置は、前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む。
その結果、前記冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置は、前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有し、前記物質が前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒を導く配管の内部に位置する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有する。前記物質が前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒を導く配管の内部に位置する。
その結果、前記配管の中を通過する冷媒がテラヘルツ光を照射され、前記冷媒が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置は、前記冷凍サイクルは冷媒を導く配管と該配管により順に導通される屋外熱交換器と膨張弁と室内熱交換器とコンプレッサーとを有し、前記照射機構は前記屋外熱交換器と前記膨張弁とを導通して冷媒を導く配管を通過する際の冷媒にテラヘルツ光を照射する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記冷凍サイクルは冷媒を導く配管と該配管により順に導通される屋外熱交換器と膨張弁と室内熱交換器とコンプレッサーとを有する。前記照射機構は前記屋外熱交換器と前記膨張弁とを導通して冷媒を導く配管を通過する際の冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、前記屋外熱交換器と前記膨張弁とを導通する配管のなかの冷媒が、テラヘルツ光を照射され、前記冷媒が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
上記目的を達成するため、本発明に係る冷媒と前記冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する冷凍サイクル機構とを有する冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法を、前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する照射工程を、備えるものとした。
上記本発明の構成において、冷凍サイクル機構は、前記冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する。照射工程が、前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、前記冷媒がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
以下に、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
また、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法は、前記照射工程は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射工程は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、液体状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法は、前記照射工程は気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記照射工程は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する。
その結果、気液混合状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法は、前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む。
上記本発明に係る実施形態の構成により、前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む。
その結果、前記冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
以上説明したように、本発明に係る冷凍、冷房、または暖房装置は、その構成により、以下の効果を有する。
前記冷凍サイクルを前記冷媒が循環し、前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、前記冷媒がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記照射機構は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、液体状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記照射機構は気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、気液混合状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有する様にしたので、前記冷媒が物質が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記物質が前記冷凍サイクルの中を循環する前記冷媒を導く配管を囲う様にしたので、`前記配管により導かれる前記冷媒が配管を囲う前記物質が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、テラヘルツ光を反射するシート状の反射部材が前記物質を周囲から覆う様にしたので、物質から放射したテラヘルツ光が前記反射部材により反射し前記配管により導かれる前記冷媒が反射したテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む様にしたので、前記冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、テラヘルツ光を放射する物質が前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒を導く配管の内部に位置する様にしたので、前記配管の中を通過する冷媒がテラヘルツ光を照射され、前記冷媒が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、配管と屋外熱交換器と膨張弁と室内熱交換器とコンプレッサーを組み合わせた前記冷凍サイクルを循環する様に前記冷媒を導く配管のうちの前記屋外熱交換器と前記膨張弁とを導通して冷媒を導く配管を通過する際の冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、前記屋外熱交換器と前記膨張弁とを導通する配管のなかの冷媒が、テラヘルツ光を照射され、前記冷媒が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
以上説明したように、本発明に係る冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法は、その構成により、以下の効果を有する。
前記冷凍サイクルを前記冷媒が循環し、前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、前記冷媒がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、液体状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する様にしたので、気液混合状態である前記冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む様にしたので、前記冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
その結果、簡易な構造で所望の機能を発揮する冷凍、冷房、または暖房装置とその省エネ方法を提供できる。
本発明の実施形態に係る冷却または暖房装置の概念図である。 本発明の実施形態に係る照射機構の構造図である。 本発明の第一の実施形態に係る冷却または暖房装置の概念図である。 本発明の第二の実施形態に係る冷却または暖房装置の概念図である。 本発明の実施形態に係る冷却または暖房装置の実施例での結果1である。 本発明の実施形態に係る冷却または暖房装置の実施例での結果2である。 本発明の実施形態に係る冷却または暖房装置の実施例での波長データである。 本発明の実施形態に係る冷却または暖房装置の実施例での成分表である。 本発明の実施形態に係る冷却または暖房装置の実施例での試験装置の構成図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
最初に、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置を、図を基に、説明する
本発明の実施形態に係る冷却または暖房装置の概念図である。本発明の実施形態に係る照射機構の構造図である。本発明の第一の実施形態に係る冷却または暖房装置の概念図である。本発明の第二の実施形態に係る冷却または暖房装置の概念図である。
冷凍、冷房、または暖房装置は、冷凍運転をできる。
冷凍、冷房、または暖房装置は、冷房運転をできる。
冷凍、冷房、または暖房装置は、暖房運転をできる。
冷凍装置は、対象を冷凍できる。
冷房、または暖房装置は、冷房運転と暖房運転とを切り替えてできる。
冷房運転をすると、対象を冷房できる。
冷房運転をすると、対象物を冷却できる。
例えば、冷房運転をすると、室内を冷房できる。
暖房運転をすると、対象を暖房できる。
暖房運転をすると、対象物を加熱できる。
例えば、暖房運転をすると、室内を暖房できる。
本発明の実施形態にかかる冷凍、冷房、または暖房装置は、冷媒10と冷凍サイクル機構20と照射機構30とで構成される。
冷媒10は、冷凍サイクルを循環して熱を運搬するものである。
冷媒10は、フロンであってもよい。
冷媒10は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含んでもよい。
2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンは、カーエアコン用冷媒として知られる。
冷媒は、水であってもよい。
冷媒は、自然冷媒であってもよい。
例えば、冷媒は二酸化炭素である。
例えば、冷媒はアンモニアである。
例えば、冷媒はイソブタンである。
冷凍サイクルは、動力・熱等のエネルギーを用いて低温熱源から吸熱し、高温熱源に廃熱する熱力学的サイクルである。圧縮式のもののほか、吸収式のもの、ケミカル式、吸着式など多くの方式のサイクルの総称である。
冷凍サイクル機構20は、冷媒10循環させて冷凍サイクルを実現する機構である。
冷凍サイクルは、冷媒を導く配管と配管により順に導通される屋外熱交換器22と膨張弁23と室内熱交換器24とコンプレッサー25とで構成されてもよい。
冷凍サイクルは、冷媒を導く配管と配管により順に導通される屋外熱交換器22と膨張弁23と室内熱交換器24とコンプレッサー25と四方弁26とで構成されてもよい。
配管21は、冷媒10を導く。
配管21は、屋外熱交換器22と膨張弁23とを導通し、膨張弁23と室内熱交換器24とを導通し、室内熱交換器24とコンプレッサー25とを導通し、コンプレッサー25と四方弁26とを導通し、四方弁26と屋外熱交換器22とを導通する。
屋外熱交換器22は、冷媒と屋外の雰囲気との間で熱交換させる。
膨張弁23は、冷媒10を膨張させる。
室内熱交換器24は、冷媒10と室内の雰囲気との間で熱交換させる。
コンプレッサー25は、冷媒10を圧縮する。
四方弁16は、冷媒10の循環する向きを変えて、冷房運転と暖房運転とを切り替える。
冷房運転では、冷媒10は、屋外熱交換器22、膨張弁23、室内熱交換器24、コンプレッサー25、屋外熱交換器22の順に循環する。
暖房運転では、冷媒10は、屋外熱交換器22、コンプレッサー25、室内熱交換器24、膨張弁23、屋外熱交換器22の順に循環する。
照射機構30は、冷凍サイクルを循環する冷媒10にテラヘルツ光を照射する機構である。
照射機構30は、冷凍サイクルを循環する液体状態である冷媒10にテラヘルツ光を照射してもよい。
照射機構30は、冷凍サイクルを循環する気液混合状態である冷媒10にテラヘルツ光を照射してもよい。
照射機構30は、テラヘルツ光を放射する物質31で構成されてよい。
照射機構30は、テラヘルツ光を放射する物質31と保持部材32とで構成されてもよい。
保持部材32は、物質31を保持する部材である。
例えば、保持部材32は、粉場3の物質31を保持する部材である。
例えば、保持部材32は、粉場3の物質31を塗布される部材である。
テラヘルツ光を放射する物質31が、冷凍サイクルの中を循環する冷媒10を導く配管21を囲ってもよい。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32が冷凍サイクルの中を循環する冷媒10を導く配管21を囲ってもよい。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32が冷凍サイクルの中を循環する冷媒10を導く配管21を覆っていてもよい。
照射機構30は、テラヘルツ光を放射する物質31と保持部材32と反射部材33とで構成されてもよい。
反射部材33が、テラヘルツ光を反射するシート状の部材であってもよい。
反射部材33が、物質31を周囲から覆ってもよい。
反射部材33が、物質31を保持する保持部材32を周囲から覆ってもよい。
反射部材33は、アルミ製であってももよい。
テラヘルツ光を放射する物質31が、冷凍サイクルを循環する冷媒を導く配管の内部に位置してもよい。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32が、冷凍サイクルを循環する冷媒を導く配管の内部に位置してもよい。
テラヘルツ光を放射する物質31を塗布された保持部材32が、冷凍サイクルを循環する冷媒10を導く配管の内部に位置してもよい。
照射機構30は、屋外熱交換器22と膨張弁23とを導通して冷媒10を導く配管を通過する際の冷媒にテラヘルツ光を照射してもよい。
以下に、本発明の実施形態にかかる反射部材の2つの構造例を、図を基に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る照射機構の構造図である。
図2(A)は、本発明の実施形態にかかる反射部材の1つの構造例を示す。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32が、冷媒10を導く配管21を囲う。
反射部材33が、テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32を覆う。
物質31から放射されるテラヘルツ光が、配管21の壁を透過して、配管21に導かれる冷媒10に照射される。
例えば、反射部材は、アルミ製の部材である。
図2(B)は、本発明の実施形態にかかる反射部材の他の構造例を示す。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32が、冷媒10を導く配管21の内部に位置する。
テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32は、図示しない構造により配管21の内部に固定される。
例えば、テラヘルツ光を放射する物質31を保持する保持部材32は、図示しない構造により配管21の内壁に固定される。
物質31から放射されるテラヘルツ光が、配管21に導かれる冷媒10に直接に照射される。
本発明の実施形態にかかる冷凍、冷房、または暖房装置の作用を、図を基に、説明する。
最初に、冷房運転をするときの作用を説明する。
冷媒10が、高温高圧び気体状態で、屋外熱交換器22を通過して屋外の雰囲気と熱交換して冷やされ、常温高圧の気液混合状態になる。
冷媒10が、常温高圧の気液混合状態で、テラヘルツ光を照射される。
冷媒10が、常温高圧の気液混合状態で、膨張弁23を通過して膨張し、低温低圧気体状態になる。
冷媒10が、低温低圧の気体状態で、室内熱交換器24を通過して室内の雰囲気と熱交換し暖められ、低常温低圧の気体状態になる。
冷媒10が、低常温低圧の気体状態で、コンプレッサー25を通過して圧縮され、高温高圧気体状態になる。
上記の手順を繰り返し、室内を冷房する。
次ぎに、暖房運転するときの作用を説明する。
冷媒10が、低温低圧の気液混合状態で、屋外熱交換器22を通過して屋外の雰囲気と熱交換し暖められ、低常温低圧の気体状態になる。
冷媒10が、低常温低圧の気体状態で、コンプレッサー25を通過して圧縮され、高温高圧気体状態になる。
冷媒10が、高温高圧の気体状態で、室内熱交換器24を通過して室内の雰囲気と熱交換して冷やされ、常温高圧の気体状態になる。
冷媒10が、常温高圧の気体状態で、膨張弁23を通過して膨張し、低温低圧の気液体混合状態になる。
冷媒10が、低温低圧の気液混合状態で、テラヘルツ光を照射される。
上記の手順を順次に繰り返し、室内を暖房する。
次ぎに、本発明の実施形態にかかる冷却または暖房装置の省エネ方法について、説明する。
冷却または暖房装置は、冷媒と冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する冷凍サイクル機構とで構成される。
冷凍サイクルについては、本発明の実施形態にかかる冷却または暖房装置のものと同じなので、説明を省略する。
本発明の実施形態にかかる冷却または暖房装置の省エネ方法は、照射工程で構成される。
照射工程は、冷凍サイクルを循環する冷媒にテラヘルツ光を照射する工程である。
照射工程は、液体状態である冷媒にテラヘルツ光を照射してもよい。
照射工程は、冷凍サイクルを循環する際の液体状態である冷媒にテラヘルツ光を照射してもよい。
照射工程は、冷凍サイクルを循環する際の気液混合状態である冷媒にテラヘルツ光を照射してもよい。
冷媒10は、冷凍サイクルを循環して熱を運搬するものである。
冷媒10は、フロンであってもよい。
冷媒10は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含んでもよい。
冷媒は、水であってもよい。
冷媒は、自然冷媒であってもよい。
例えば、冷媒は二酸化炭素である。
例えば、冷媒はアンモニアである。
例えば、冷媒はイソブタンである。
以下に、発明者が本発明を考案するにいたった経緯を、説明する。
本発明は、冷媒であるCFC(クロロフルオロカーボン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)、HFC(ハイドロクルオロカーボン)にテラヘルツ波を照射させ冷媒の分解を抑制し、塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素の活性化と冷媒組成物の再分解および分解分子の再結合抑制を特徴とする冷凍空調システムの省エネ・節電方法を提供しようとする。
冷媒循環の冷凍空調サイクルは、圧縮機、屋外熱交換器および水冷熱交換器(凝縮器)、膨張弁(キャピラリチゥーブ)、室内熱交換器(蒸発器)の順に配管で接続されており、これらの内部を冷媒組成物が循環する。そのため、冷凍空調サイクルは、冷媒が循環する閉じた系として構成されている。
CFC冷媒(クロロフルオロカーボン)〔以下CFC冷媒という〕、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンは、天然には存在しない人工化合物であるメタン分子乃至エタン分子のH(水素)を塩素(Cl)やフッ素(F)に置換した合成物で、不燃、無毒、液化が容易で、しかも化学反応や物質に対して不活性な相手を選択する物質であり、不活性気体は単一種類の元素のみからなるとは限らず、合成物の気体の場合も多く、原子核ないし最外殻電子が閉殻となっているため不活性となっているが、GWP(地球温暖化係数)に問題があった。
CFC冷媒は、Cl(塩素)によって置換されているため外気に放出し成層圏に到達し、紫外光により分解された塩素原子が触媒となってオゾン層を破壊し、皮膚がんの発症が高まることが指摘され、オゾン層破壊を防止するため、85年のウィーン条約、87年の地球規模での取り組みを定めたオゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書の制定により特定フロンの国際規制が始まった。95年には先進国でフロンの生産が中止されたがGWP(地球温暖化係数)に問題がのこる。代替冷媒としてHFC(ハイドロフルオロカーボン)〔以下HCF冷媒という〕が製造されている。
更に、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)〔以下HCFC冷媒という〕は、水素を含むためオゾン層への影響は少ないが、オゾン層の保護のためウィーン条約のオゾン層破壊物質に関するモントリオール議定書に追加が行われ、2020年以降は生産・輸入が一切禁止され、2020年1月1日に存在する冷凍空調調和機器への充填用に限るとされている塩素を含むフッ化炭化水素である。代替冷媒としてHFC冷媒であるフッ化炭化水素が製造されている。
また、GWP(地球温暖化係数)が現行より低いR−32のような特定の飽和フッ化炭化水素冷媒は理論COPや熱連動率が高く、冷媒圧力損失が低いため、エネルギーの効率からみて注目されつつある。
しかし、R−32冷媒は、従来のR−410Aに比較して圧縮機の吐出温度が15〜20℃程度高い特性があることから、冷媒が分解しフッ素化合物(フッ化水素)が発生する可能性がある。
現在は、オゾン破壊係数がゼロまたはGWP(地球温暖化係数)が小さく、エネルギー効率の高い新冷媒として、HFC冷媒であるR−32、R−125、R−134a等からなる3成分系非沸混合冷媒R−407およびR−32、R−125からなる2成分系似共沸物混合冷媒R−410Aが主に製造されている。
これらの冷媒は、冷凍能力、エネルギー効率に優れ、地球環境への影響が小さい代替冷媒である。
しかし、CFC冷媒、HCFC冷媒、HFC冷媒であっても、圧縮、凝縮、膨張と高温高圧気体・液体、低温低圧気体を短時間で繰り返し循環され、しかも長期間繰り返し行われるため、冷媒が分解しフッ素化合物(フッ化水素)が発生し冷媒組成物構造が乱れ冷凍空調能力低下を及ぼす大きな問題がある。
また、CFC冷媒は、陰イオンであるCl(塩素)と陰イオンであるF(フッ素)を陽イオンにも陰イオンにもならないC(炭素)とイオン結合されているため、高温低温と長時間繰り返し仕事をすることにより、C(炭素)が切り離され、塩素を含むフッ素化合物(塩化フッ素)が発生し、冷凍空調能力低下の現象がある。
HCFC冷媒は、陽イオンのH(水素)と陰イオンのF(フッ素)、Cl(塩素)および陽イオンにも陰イオンにもなりうるが、どちらにもなりにくいC(炭素)の結合により成り立っている。
しかし、水素を含むのでオゾン層破壊の影響が少ないが、冷媒として高低温システムを長時間繰り返し循環することにより、C(炭素)が切り離されフッ素化合物(フッ化水素)が発生し、冷凍空調能力低下の大きな問題がある。
現在は、CFC冷媒、HCFC冷媒の代替としてHFC冷媒が使用されている。HFC冷媒は塩素を含まないのでオゾン層破壊解消物質であるが、陽イオンであるH(水素)、陰イオンであるF(フッ素)、陽イオンにも陰イオンにもなりうるが、どちらにもなりにくいC(炭素)から構成された冷媒である。HCFC冷媒同様、高低温サイクルで長時間繰り返し循環することにより、C(炭素)が切り離されフッ素化合物(フッ化水素)が発生し、冷凍空調能力低下現象が発生している。
一般には、冷凍空調効率が低下した場合、冷媒の入れ替えをすることで、冷媒効率を確保するという無駄な現状と欠点がある。
これに対して特許文献1(特開平11−335117号公報)の方法では、特定のA型ゼオライトおよび高純度カオリン系粘土を乾燥剤として冷凍サイクルに導入することが提案されている。そして、乾燥剤を用いることでサイクル内のフッ素イオン濃度を下げると記載されている。しかし、乾燥剤中に含まれるフッ素(F)イオン濃度が2.0×103ppm以下とされているが、フッ化水素を削減するには十分な数値ではない。
また、特許文献2(特開2011−226728号公報)では、酸素除去剤を含む冷凍機油に不飽和フッ化炭化水素を含む冷媒を用いる冷凍装置に適用することが提案されている。そして、酸素による不飽和フッ化炭化水素の分解が抑制されると記載されている。
特許文献3(PCT/JP2013/058165号公報)では、ペンタフルオロエタン(C2HF5)を冷媒に配合することで、冷媒の分解によるフッ素化合物の量を抑制できることが提案されている。
本発明は上記背景、問題点に鑑みてなされたもので、冷媒の塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素の分解によるフッ化水素の抑制とCFC冷媒、HCFC冷媒、HFC冷媒にテラヘルツ光を照射させ冷媒の塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素の活性化と冷媒組成物の再分解および分解分子の再結合抑制を特徴とする冷凍空調システムの省エネ・節電方法を提供しようとする。
発明者は、課題を解決すべく鋭意に実験検討を行った結果、CFC冷媒、HCFC冷媒、HFC冷媒のフッ化炭化水素乃至塩素を含むフッ化炭化水素およびハロゲンとしてフッ素と塩素を含む炭素化合物にテラヘルツ光である電磁波エネルギーを照射させることにより、冷媒の分解によるフッ素化合物(フッ化水素)の結合を抑制し、冷媒組成物を基の構造に戻し活性化すると共に、分解分子の再結合防止を図ることで冷凍空調システムの省エネ・節電ができることを最も主要な特徴とすることを見出した。
本発明は、上記の知見を基に完成したものである。即ち、本発明は、以下に示す冷媒の塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素の活性化と冷媒組成物の再分解および分解分子の再結合抑制を特徴とする冷凍空調システムの省エネ・節電方法を提供するものである。
本発明にあっては次に列挙する効果を期待できる。
(1)冷凍空調に使用されているCFC冷媒、HCFC冷媒、HFC冷媒、自然冷媒にテラヘルツ光を照射することにより、冷媒分子分解を抑制させフッ素化合物(フッ化水素)発生の抑制および冷媒組成物の活性化を図る冷凍空調システムの省エネ・節電ができる。
(2)冷媒の組成物の活性化と冷媒分子分解抑制ができ、省エネ・節電に大きく貢献できる。
(3)冷媒構成物質である塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素にテラヘルツ光を照射することで分解されたフッ化水素を基の構成に戻し、冷媒構成物質である塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素の活性化と冷媒分子分解抑制を図り、冷凍空調システムの省エネ・節電ができる。
テラヘルツ光を冷媒化合物に照射することで、冷媒の分解を抑制すると共に長時間使用した冷媒能力低下の冷凍空調システム冷媒の冷媒組成物の活性化を図り、冷媒能力低下防止と共に冷媒であるCFC冷媒、HCFC冷媒、HFC冷媒組成物の分解抑制および冷凍空調システムの省エネ・節電対策に大きく貢献することができる。
そこで、上記記載のHFC冷媒は、Cl(塩素)を含まずH(水素)及びフッ素(F)、炭素(C)の合成物。HCFC冷媒は、水素(H)及びフッ素(F)、塩素(Cl)、炭素(C)の化合物。CFC冷媒は、フッ素(F)、炭素(C)、塩素(Cl)の化合物にテラヘルツ光を照射し、冷媒各分子、特に炭素(C)に電磁波エネルギーを与えることにより分解を抑えることができ省エネ・節電効果が得られる。
テラヘルツ光とは、電磁波の一種で周波数が100ギガ(giga=10億)〜100テラ(tera=1兆)の振動数を有する電磁波で電波と光波の中間帯電磁波である。テラヘルツ光には分子や分子間総合作用や超伝達エネルギーが存在することから、テラヘルツ光の電磁波を冷媒に授受させて、塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素の活性化と冷媒組成物の再分解および分解分子の再結合を抑制させて、冷媒組成物を正常冷媒分子に戻し省エネ・節電効果を実現したと考えられる。
テラヘルツ光の電磁波エネルギーは、あらゆる分子の振動や回転、ほとんどの固体の格子振動や半導体の不純物準位の共鳴エネルギーといった基本物性に対応できる。すでに医薬品の体分子有機化合物に対しては、分子構造や結晶構造に応じてテラヘルツ吸収スペクトルが顕著に現れている。
しかし、冷媒組成物の冷媒の塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素の活性化と冷媒組成物の再分解および分解分子の再結合抑制に利用するのは発明者が始めてである。
HFC冷媒は、塩素(Cl)を含まず水素(H)及びフッ素(F)、炭素(C)の化合物である。HCFC冷媒は、水素(H)及びフッ素(F)、塩素(Cl)、炭素(C)の化合物である。CFC冷媒は、フッ素(F)、炭素(C)、塩素(Cl)の化合物で、HFC冷媒が、炭素数1〜3までの飽和HFCおよび炭素数3の不飽和HFCであることを特徴とする冷媒組成物である。
本発明の冷媒組成物は、特定フロンであるCFCとしてCFC−11(CCl3F)、CFC−12(CCl2F2)、CFC−113(CClF2−CClF2)、CFC−114(CClF2−CClF2)、CFC−115(CClF2−CF3)、指定フロンであるHCFCとしてHCFC−22(CHClF2)、R−123(CHClCF3)、HCFC−141b(CH3−CFCl2)、HCFC−142b(CH3CClF2)、HCFC−225ca(CHCl2F2−CF3)、HCFC−225cb(CHClCF2CClF3)、代替えフロンであるHFCとしてCFC−23(CHF3)、CFC−32(CH2F2)、HFC−125(CHF2CF3)、CFC−134a(CH2FCF3)、HFC−143a(CH3CF3)、HFC−152a(CHCHF2)、HFC系混合冷媒としてR−404A〔HFC−125(44)/HFC143a(52)/HFC134a(4)〕、R410A〔HFC−32(50)/HFC−125(50)〕、R407C〔HFC−32(23)/HFC−125(25)/HFC−134a(52)〕、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンの飽和数1〜3までの飽和炭素および炭素数3の不飽和炭素にテラヘルツ光を照射し分子に振動エネルギーを与えることで、冷媒の塩化フッ化炭素、塩化フッ化炭化水素、フッ化炭化水素の活性化と冷媒組成物の再分解および分解分子の再結合抑制ができる。
また、冷媒が自然冷媒である場合に、テラヘルツ光を冷凍サイクルを循環する冷媒に照射すると、テラヘルツ光が冷媒を構成する分子の運動に影響を及ぼし、冷凍サイクルの効率が向上することを予想できる。その結果、冷凍、冷房、または暖房装置の省エネを達成できる。
以下に、本発明にかかる冷凍、冷房、または暖房装置の実施例を、説明する。
図9は、実施例に用いた試験設備を示す。
仕様は以下の通り。
空調機;日立アプライアンス株式会社製RPV−AP280GHP2(三相200V、中間消費電力冷房時2.88kw、暖房時3.06kw)
冷媒;R−410A
試験設備の設定条件は以下のとおり。
室外機設置室温度:28.5℃
室内乾球温度:26℃
冷房用空調機消費電力:Kw/H
室外機(圧縮機吐出温度):℃
室内器出口温度:℃
データ測定手順は以下のとおり。
空調機を冷房運転または暖房運転して、室外機設定室内温度および室内設定温度、消費電力等を30分毎に測定、この状態で6時間測定を実施した。
実施例で使用した照射機構は、図2の(A)で説明した構造を持つ。
テラヘルツ光を放射する物質と物質を保持する保持部材の放射するテラヘルツ光の波長の測定結果を、図7に示す。
図7中のDAST結晶が、実施例で使用したもののデータである。
図7中の低温成長GaAs薄膜は、比較のためのデータである。
図8は、テラヘルツ光を放射する物質を組成する元素を表す。
比較のために照射機構がない状態で空調機を冷房運転して、比較例1のデータ測定をした。その後で、照射機構を設けた状態で空調機を冷房運転し、実施例1のデータ測定をした。
図5の表1は、比較例1のデータ測定結果を示す。
図5の表2は、実施例1のデータ測定結果を示す。
ここで、室外機設定温度は、屋外機交換器の置かれる雰囲気の温度である。
室内設定温度は、室内熱交換器の置かれる雰囲気の温度である。
消費電力は、冷凍サイクルを駆動する電力である。
圧縮機冷媒吐出温度は、コンプレッサーの吐出する冷媒の温度である。
室内機吐出温度は、室内熱交換器の吐出する冷媒の温度である。
その結果、実施例1での消費電力は、比較例1での消費電力より約31.3%だけ少なかった。
比較のために照射機構がない状態で空調機を暖房運転して、比較例1のデータ測定をした。その後で、照射機構を設けた状態で空調機を暖房運転し、実施例1のデータ測定をした。
図6の表3は、比較例2のデータ測定結果を示す。
図6の表4は、実施例2のデータ測定結果を示す。
ここで、室外機設定温度は、屋外機交換器の置かれる雰囲気の温度である。
室内設定温度は、室内熱交換器の置かれる雰囲気の温度である。
消費電力は、冷凍サイクルを駆動する電力である。
圧縮機冷媒吐出温度は、コンプレッサーの吐出する冷媒の温度である。
室内機吐出温度は、室内熱交換器の吐出する冷媒の温度である。
その結果、実施例2での消費電力は、比較例2での消費電力より約32.5%だけ少なかった。
以下に、上記の結果にたいする発明者の考察を述べる。
冷房時における実施例1の比較例1(表1)に対して実施例1(表2)、暖房時における実施例2の比較例(表3)に対して実施例2(表4)の消費電力削減において、冷房運転時31.3%、暖房運転時32.5%消費電力が削減されたのは、冷媒にテラヘルツ光を照射することにより各分子に振動エネルギーを与え、冷媒の分解抑制と共にフッ素化合物(フッ化水素)抑制されたものと考えられる。
冷媒組成物にテラヘルツ光を照射させ炭素(C)に十分エネルギーを与え、フッ素、水素と分離することなく結合されるので、冷媒の分解によるフッ素化合物(フッ化水素)の量を十分抑制することができたと考えられる。それ故、冷媒組成物を使用する冷凍システム、冷暖房空調システム、ガスヒートポンプシステムなどに長期間安定して運転が可能となると共に、省エネ・節電が可能となる。
冷媒分子は、不活性気体であっても高温低温を短時間(3〜6m/s)で繰り返すことにより、化合物組成を変化および単分子化させることがある物質である。特に気液二相流物質であり圧縮機で高温高圧縮気体、凝縮器(屋外熱交換器)で常温気体(液体)、膨張弁(キャピラリーチュウブ)で低温気体、蒸発器(室内熱交換器)で気体液体を繰返し仕事する中に於いて、長時間使用することで冷媒化合物が引き離され単分子で行動しフッ素(F)と水素(H)が結合しフッ素化合物(フッ化水素)が現れ冷媒の役目を失すると共に冷凍・空調の冷暖房効果を低下させているのが現状である。また、冷媒を正常化合物質に維持させることが最も重要である。
本発明は、東京電力福島第一原子力発電所の事故から端を発し、国内の原子力発電所が停止され、火力、水力、太陽光、風力発電等フル稼働されているが、各電力会社の要請より工業、業務用、家庭電力まで何回も値上げが余儀なくされている。中でも冷凍冷蔵庫、業務用エアコンの電力料金の値上げは、直接、我々の生活に掛ってきている。
上記発明の冷凍空調冷媒であるCFC冷媒、HCFC冷媒、HFC冷媒の活性化と冷媒組成物の分解抑制および省エネ・節電方法は各産業から家庭まで利用され大きく世の中に貢献できる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置は、その構成により、以下の効果を有する。
冷凍サイクルを冷媒10が循環し、冷凍サイクルを循環する冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、冷媒10がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、照射機構30は液体状態である冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、液体状態である冷媒10がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、照射機構30は気液混合状態である冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、気液混合状態である冷媒10がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、照射機構はテラヘルツ光を放射する物質31と物質31を保持する保持部材32を有する様にしたので、冷媒10が物質が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、物質31を保持する保持部材32が冷凍サイクルの中を循環する冷媒10を導く配管を囲う様にしたので、`配管により導かれる冷媒が配管21を囲う物質31が放射するテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、テラヘルツ光を反射するシート状の反射部材33が物質31を保持する保持部材32を周囲から覆う様にしたので、物質31から放射したテラヘルツ光が反射部材33により反射し配管により導かれる冷媒10が反射したテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、冷媒10は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む様にしたので、冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、テラヘルツ光を放射する物質31が冷凍サイクルを循環する冷媒を導く配管21の内部に位置する様にしたので、配管の中を通過する冷媒がテラヘルツ光を照射され、冷媒が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、配管21と屋外熱交換器22と膨張弁23と室内熱交換器24とコンプレッサー25を組み合わせた冷凍サイクルを循環する様に冷媒を導く配管31のうちの屋外熱交換器22と膨張弁23とを導通して冷媒を導く配管21を通過する際の冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、屋外熱交換器22と膨張弁23とを導通する配管21のなかの冷媒10が、テラヘルツ光を照射され、冷媒10が安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法は、その構成により、以下の効果を有する。
冷凍サイクルを冷媒10が循環し、冷凍サイクルを循環する冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、冷媒10がテラヘルツ光を照射されて安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、液体状態である冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、液体状態である冷媒がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、気液混合状態である冷媒10にテラヘルツ光を照射する様にしたので、気液混合状態である冷媒10がテラヘルツ光を照射され安定し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
また、冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む様にしたので、冷媒がテラヘルツ光を照射され、フッ素化合物の発生を抑制し、冷凍サイクルを長期的に安定して運転できる。
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
10 冷媒
20 冷凍サイクル機構
21 配管
22 屋外熱交換器
23 膨張弁
24 室内熱交換器
25 コンプレッサー
26 四方弁
30 照射機構
31 物質
32 保持部材
33 反射部材

Claims (14)

  1. 冷凍、冷房、または暖房装置であって、
    冷媒と、
    前記冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する冷凍サイクル機構と、
    前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する照射機構と、
    を備える
    ことを特徴とする冷凍、冷房、または暖房装置。
  2. 前記照射機構は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。
  3. 前記照射機構は気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。
  4. 前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。
  5. 前記物質が前記冷凍サイクルの中を循環する前記冷媒を導く配管を囲う、
    ことを特徴とする請求項4に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。
  6. 前記照射機構はテラヘルツ光を反射するシート状の反射部材を有し、
    前記反射部材が前記物質を周囲から覆う、
    ことを特徴とする請求項5に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。
  7. 前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む、
    ことを特徴とする請求項6に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。
  8. 前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。
  9. 前記照射機構はテラヘルツ光を放射する物質を有し、
    前記物質が前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒を導く配管の内部に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。
  10. 前記冷凍サイクルは冷媒を導く配管と該配管により順に導通される屋外熱交換器と膨張弁と室内熱交換器とコンプレッサーとを有し、
    前記照射機構は前記屋外熱交換器と前記膨張弁とを導通して冷媒を導く配管を通過する際の冷媒にテラヘルツ光を照射する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の冷凍、冷房、または暖房装置。
  11. 冷媒と前記冷媒を循環させて冷凍サイクルを実現する冷凍サイクル機構とを有する冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法であって、
    前記冷凍サイクルを循環する前記冷媒にテラヘルツ光を照射する照射工程を、
    備える事を特徴とする冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法。
  12. 前記照射工程は液体状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法。
  13. 前記照射工程は気液混合状態である前記冷媒にテラヘルツ光を照射する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法。
  14. 前記冷媒は2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、クロロフルオロカーボン、フルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、またはハイドロフルオロカーボンを含む、
    ことを特徴とする請求項11に記載の冷凍、冷房、または暖房装置の省エネ方法。
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