JP6408271B2 - ホワイトスペース情報の送信方法およびホワイトスペース情報提供装置 - Google Patents

ホワイトスペース情報の送信方法およびホワイトスペース情報提供装置 Download PDF

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Description

本発明は、ホワイトスペース情報の送信処理に関し、特に、ホワイトスペース情報のデータ量を圧縮して送信する技術に関する。
周波数の利用効率を高めるために、周囲の電波環境を認識・認知して、無線通信に利用する周波数や無線方式などを無線通信装置が適応的に変更するコグニティブ無線の研究が進められている。特に免許者(プライマリユーザ)に割り当てられているが実際には使用されていない周波数を無免許者(セカンダリユーザ)が使用する形態が考えられる。このような周波数は、2次的に使用可能な周波数、あるいはホワイトスペースなどと称される。セカンダリユーザはこのようなホワイトスペースを利用する場合には、利用可能な周波数(チャネル)を検出する必要がある。
利用可能な周波数を検出する方式として、セカンダリユーザが自らスペクトラムセンシングを行う手法と、ホワイトスペースデータベースから通知する手法がある。本明細書では、ホワイトスペースデータベースから利用可能な周波数をセカンダリユーザに通知する方式について検討する。
ホワイトスペースデータベース(ホワイトスペース情報提供装置)は、それぞれの場所においてセカンダリユーザが利用可能な周波数を取得し、セカンダリユーザに通知する装置である。各場所において利用可能な周波数は、プライマリユーザに関する情報(送信所の場所、周波数、送信電力等)や地形情報等に基づいて決定することが考えられている。
なお、本明細書では、セカンダリユーザが利用可能な周波数に関する情報のことを、ホワイトスペース情報あるいはWS情報と称する。また、ホワイトスペースデータベースのことを、WSDB装置とも称する。
WSDB装置は、上述のように、セカンダリユーザが利用可能な周波数(あるいは、プライマリユーザの周波数の利用状況)を、複数のチャネルについて保持する。1つのチャネルについてのプライマリユーザの利用状況は、図7に示すように、所定の大きさのセル(例えば、100m四方の正方形)ごとに保持する。各セルについてのプライマリユーザの利用状況は1ビットで表せ、例えば、「1」はプライマリユーザが利用中であることを示し、「0」はプライマリユーザが利用していないことを示す。
ここで、WSDB装置から送信するWS情報が、1チャネルあたり7セル×7セルで、チャネル数が40であると想定する。1チャネルあたりの利用状況は49ビットで表現できるので、全40チャネルのWS情報を表現するために1960ビットが必要となる。
しかしながら、路車間通信や車車間通信によって近隣の車両にWS情報を配布する場合に、データ量が多すぎるために1つのデータパケットに格納できないという問題が生じる。したがって、WS情報のデータ量を圧縮して、送信することが求められる。
特表2002−512746号公報 特開2013−106155号公報
本発明は、ホワイトスペース情報のデータ量を圧縮して送信可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第一の態様は、
ホワイトスペース情報提供装置が行うホワイトスペース情報の送信方法であって、
複数のセルについてのチャネルの使用可否を表す情報である使用可否分布を、複数のチャネルについて取得する取得ステップと、
前記取得ステップにおいて取得した使用可否分布に出現する分布パターンと、各分布パターンの使用可否分布をとるチャネルとを特定する解析ステップと、
それぞれの使用可否分布のパターンについて、使用可否分布を表す情報と、当該分布パターンをとるチャネルとを表す情報を格納した、ホワイトスペース情報通知パケットを生成する生成ステップと、
前記ホワイトスペース情報通知パケットを送信する送信ステップと、
を含むことを特徴とする。
プライマリユーザは固定局であり、複数のチャネルにおいて同様の送信出力で電波を送信することが想定される。この場合、これら複数のチャネルについては、使用可否分布が同一になる可能性が高い。したがって、使用可否分布は、少数のいくつかの分布パターンをとると考えられる。この点を考慮すると、各チャネルごとに全ての分布パターンを列挙する代わりに、分布パターンと当該分布パターンをとるチャネルがどれであるかをホワイトスペース情報通知パケットに格納することで、データ量を削減できる。
また、本発明の前記生成ステップにおいて、全てのセルにおいて使用不可能な使用可否分布のパターンについては、前記ホワイトスペース情報通知パケットに格納しない、ことも好ましい。
セカンダリユーザは、ホワイトスペース情報提供装置から利用可能であると通知されたチャネルのみを利用するようにすれば、全てのセルにおいて使用不可能なチャネルについては、ホワイトスペース情報を送らなくてもよい。したがって、このようなチャネルについての情報送信を抑制することで、ホワイトスペース情報通知パケットのデータ量を削減できる。
また、本発明の前記生成ステップにおいて、使用可否分布を表す情報は、セルごとに使用の可否を1ビットで表したビット列として表される、ことが好ましい。
また、本発明の前記生成ステップにおいて、ある分布パターンの使用可否分布をとるチャネルを表す情報は、チャネルの識別子を列挙して表現される、ことが好ましい。このようにすれば、分布パターンのビット列の後にこの分布パターンをとるチャネルの一覧がホワイトスペース情報通知パケットに格納され、全てのチャネルの使用可否分布が把握できる。
また、本発明の前記生成ステップにおいて、ある分布パターンの使用可否分布をとるチャネルを表す情報は、チャネルごとに当該分布パターンの使用可否分布をとるか否かを1ビットで表したビット列として表される、ことも好ましい。このようにすれば、ある分布パターンをとるチャネルが、チャネルと同じ数のビット数で表現できるため、データ量を削減できる。
なお、本発明は、上記処理の少なくとも一部を実行する通信方法として捉えることもできる。本発明は、上記処理の少なくとも一部を実行する手段を備えるホワイトスペース情報提供装置として捉えることができる。また、本発明は、この方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム、あるいはこのコンピュータプログラムを非一時的に記憶したコンピュータ可読記憶媒体として捉えることもできる。上記手段および処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、ホワイトスペース情報のデータ量を圧縮して送信できる。
ホワイトスペース情報のデータ量削減が可能な理由を説明する図。 ホワイトスペースデータベースの機能ブロック図。 ホワイトスペース情報通知パケット送信処理の流れを示すフローチャート。 ホワイトスペース情報の例を示す図。 ホワイトスペース情報通知パケットの例を示す図。 ホワイトスペース情報通知パケットの例を示す図。 ホワイトスペース情報を説明する図。
<ホワイトスペース情報>
まず、本実施形態におけるホワイトスペース情報(WS情報)について説明する。本実施形態では、エリアを所定の大きさのセルに分割し、セルごとおよびチャネルごとに、プライマリユーザが利用しているか否か(すなわち、セカンダリユーザが使用可能であるか否か)を把握する。セルの大きさは任意であってよいが、本実施形態では一辺が100メートルの矩形領域とする。図7(A)(B)に示すように、各セルは、例えば緯度IDおよび経度IDによって特定可能であり、チャネルごとにプライマリユーザによる利用状況(利用有無)が「1」または「0」で格納される。「1」と「0」のどちらがプライマリユーザが利用中であることを表してもよいが、図7(A)ではプライマリユーザが利用中であることを「1」で示している。
ホワイトスペースデータベースは、例えば、車両からの要求に応じてWS情報を送信したり、あるいは、定期的にWS情報を配信する。この際、ホワイトスペースデータベースは保持している全てのエリアについての利用状況を送信するのではなく、特定の位置(セル)を中心とした範囲に含まれるセルについてのプライマリユーザの利用状況を送信する。本実施形態では、7セル×7セルの範囲について、プライマリユーザの利用状況(すなわち、セカンダリユーザの使用可否)を送信する。また、本実施形態では、テレビ周波数帯を対象としたチャネル情報を提供することを想定し、40個のチャネル(地上波デジタルUHFバンドのチャネル番号13〜52)についての、プライマリユーザの利用状況を送信する。以上のように、本実施形態におけるホワイトスペース情報の通知は、1チャネルあたり7セル×7セルのセカンダリユーザの使用可否を表す情報を、全40チャネルについて含むものである。
ホワイトスペース情報通知のデータ量について検討する。1セルあたりの使用可否は1ビットで表現できるので、1チャネルについての7セル×7セルの領域内の使用可否を49ビットで表現できる。なお、本明細書では、1チャネルについての7セル×7セルの領域内の使用可否を表すデータ(ビット列)を、「使用可否分布」と称する。これが40チャネル分あるので、単純なデータ表現では、全40チャネル分の情報を表現するために合計1960ビットが必要となる。
路車間通信や車車間通信などにおける通信方式を考慮すると、1960ビットの情報は大きすぎるため、より少ないデータ量でWS情報を表現することが望ましい。
<データ圧縮の原理>
本実施形態では、プライマリユーザの利用状況は、複数のチャネルについて同一の分布パターンをとることが多いという点に着目して、WS情報の通知に要するデータ量を削減する。図1を参照して説明する。
図1(A)は、テレビ中継局101の周辺に他のテレビ中継局が存在しない状況を示している。ここで、テレビ中継局101は、チャネル20−25を用いて送信をしていると想定する。テレビ中継局101からの送信出力は全てのチャネルで同じであり、電波の伝播特性も全てのチャネルで同じとみなせるので、送信電波の到達範囲111はチャネルによらずに全てのチャネルで同じになる。
したがって、テレビ中継局101周辺のエリア110におけるWS情報に含まれる使用可否分布は、2つの分布パターンになる。1つは、テレビ中継局101が送信に使用しているチャネル20−25についての分布パターンであり、もう1つはそれ以外のチャネル番号についての分布パターンである。このように、テレビ中継局101周辺で各チャネルがとる使用可否分布は、いくつかの少数のパターンに分類できる。
図1(B)は、2つのテレビ中継局101および102が近接している状況を示している。ここで、テレビ中継局101はチャネル20−25を用いて送信し、テレビ中継局102はチャネル23−28を用いて送信していると想定する。この場合、周辺のエリア110におけるWS情報に含まれる使用可否分布は以下の4つの分布パターンとなる。
・テレビ中継局101および102が送信しているチャネル(チャネル23−25)
・テレビ中継局101のみが送信しているチャネル(チャネル20−22)
・テレビ中継局102のみが送信しているチャネル(チャネル26−28)
・いずれのテレビ中継局も送信していないチャネル(上記以外)
以上のように、周辺に存在するテレビ中継局(プライマリユーザ)の数に応じて使用可否分布のパターン数は変わるが、いくつかのパターンに分類できるという点は変わらない。この点に着目すれば、全てのチャネルについての使用可否分布を送信せずに、同一の使用可否分布をとるチャネルを通知することで、WS情報のデータ量を圧縮できることが分かる。
<装置構成および処理詳細>
以下では、本実施形態に係るホワイトスペースデータベース(本発明のホワイトスペース情報提供装置に相当。以下では、WSDB装置と称する)の構成について説明する。WSDB装置10は、無線通信および有線通信の機能を有する情報処理装置(コンピュータ)である。WSDB装置は、中央演算処理装置、RAMやROMなどの記憶装置、入出力装置、通信インタフェースなどを有し、中央演算処理装置がプログラムを実行することで、図2に示す機能を実現する。すなわち、WSDB装置10は、WS情報生成部11、WS情報記憶部12、WS情報通知パケット生成部13、無線通信部14として機能する。なお、これらの機能のうち一部または全部について専用のハードウェア回路によって実現しても構わない。
WS情報生成部11は、プライマリユーザによる各チャネルの利用状況を算出する機能部である。WS情報生成部11は、各プライマリユーザの存在位置、使用するチャネル、使用時刻、送信出力、周囲の地形情報などを入力として受け取り、電波伝播解析などにより、各チャネルについてセカンダリユーザによる使用が禁止される領域を算出する。WS
情報生成部11によって算出された、プライマリユーザの利用状況を表すデータは、WS情報記憶部12に格納される。
なお、本実施形態では、WS情報生成部11を用いて計算によってプライマリユーザの利用状況を算出している。しかしながら、例えば、各地に配置したセンサ(受信装置)からの受信結果を取得して、これに基づいてプライマリユーザの利用状況を取得してもよい。また、WSDB装置10が自らプライマリユーザの利用状況を算出するのではなく、他の装置が算出あるいは計測した利用状況を取得するようにしてもよい。
WS情報通知パケット生成部13は、車両などにWS情報を通知するためのWS情報通知パケットを生成する機能部である。本実施形態では、WS情報の情報量を落とすことなくデータの圧縮を行ってデータ量を削減する。WS情報通知パケットの生成処理の詳細については、後ほど詳細に説明する。
無線通信部14は、車両(車載通信装置)との間で無線通信を行う機能部である。無線通信部14の無線通信方式は、特に限定されず、既存の任意の通信方式を採用することができる。例えば、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、無線LAN(IEEE 802.11系)、ミリ波通信、モバイルWiMAX(IEEE 802.16e,m)、携帯電話通信などを採用することができる。
以下、WS情報通知パケット生成部13によるWS情報通知パケット生成処理を含むWS情報通知パケット送信処理について、図3〜図5を参照して詳細に説明する。
WSDB装置10は、車両などからWS情報の要求を受けたり、WS情報の配信タイミングが訪れた場合に、図3のフローチャートに示す処理を開始する。まず、WS情報通知パケット生成部13は、所定の位置(セル)を中心とした7セル×7セルの範囲のWS情報を、WS情報記憶部12から取得する(S10)。ここで、中心となる所定の位置は、例えば、WS情報を要求する車両の位置であったり、WSDB装置10の設置位置であったりする。
図4に、ある7セル×7セルの範囲についてのWS情報を示す。ここでは、それぞれの行が、1つのチャネルについてのセカンダリ通信の可否を表している。本実施形態では、チャネル番号13−52の40チャネル分を通知する。また、それぞれの列が、1つのセルについてのセカンダリ通信の可否を表す。本実施形態では、7セル×7セルの合計49セルについて通知する。図において「1」はセカンダリ通信が可能である(プライマリユーザが利用していない)ことを示し、「0」はセカンダリ通信が不可である(プライマリユーザが利用している)ことを示している。
次に、WS情報通知パケット生成部13は、WS情報に現れる使用可否分布パターンを抽出する(S11)。上述したように使用可否分布パターンは、全49セルについての使用可否を表すビット列のパターンである。本ステップでは、WS情報通知パケット生成部13は、取得したWS情報に出現する分布パターンから重複を除外して、異なる分布パターンを抽出する。
例えば、図4には、パターンA〜Dの4つの分布パターンが出現する。ここで、パターンA〜Dをとるチャネルは、それぞれ、12チャネル、24チャネル、2チャネル、2チャネルであるとする。
次に、ステップS12およびS13からなる処理ループを、ステップS11で抽出した分布パターンごとに繰り返し実行する。ステップS12では、処理対象の分布パターンを
とるチャネルを特定する。例えば、分布パターンAが処理対象分布パターンであれば、当該分布パターンをとるチャネルとしてチャネル13,14などが特定される。次に、ステップS13において、以下の情報をWS情報通知パケットに格納する。
(1)処理対象分布パターンのビット列
(2)処理対象分布パターンをとるチャネルの数
(3)処理対象分布パターンをとるチャネルのリスト
WS情報通知パケットのフォーマットについて、図5を参照して説明する。WS情報通知パケットは、1つの分布パターンについて図5(A)に示すデータを含んで構成される。フィールド51には、分布パターンを特定する49ビットのビット列が格納される。フィールド52には、この分布パターンをとるチャネルの数が格納される。チャネル数は全部で40であるので、フィールド52は8ビットでたりる。フィールド53には、この分布パターンをとるチャネルのリストが格納される。このリストには、チャネルを特定可能な任意な情報を含めればよく、本実施形態ではチャネル番号を格納する。チャネル番号は13−52なので、フィールド53は8ビットでたりる。なお、各分布パターンをとるチャネルの数(フィールド52)は、チャネルのリスト(フィールド53)の範囲を特定するためにWS情報通知パケットに含めている。
ステップS12およびS13からなる処理ループ終了後に生成される、WS情報通知パケットの例を図5(B)に示す。図5(B)は、図4に示すWS情報を元に生成されるWS情報通知パケットの例である。図4に示すWS情報からは4つの分布パターンA〜Dが抽出されるので、4つの分布パターンについての上記の情報が含まれる。すなわち、パターンAについて、この分布パターンを特定するビット列「111・・・」、パターンAをとるチャネルの数「12」、パターンAをとるチャネルのリスト「13、14・・・」が含まれる。パターンB,C,Dについても同様である。
以上のようにして生成されたWS情報通知パケットを、無線通信部14が無線通信によって周囲の車両などに送信する(ステップS14)。
<本実施形態によるWS情報通知パケットのデータ量>
本実施形態における送信方法を採用した場合の、WS情報の通知に要するデータ量を検討する。WS情報通知パケットのデータ量は、WS情報に現れる使用可否分布パターンの数によって変化するが、ここでは図4、図5の例にしたがって、4つのパターンが現れる場合について検討する。
分布パターンを表すビット列は1つ49ビットであり、これが4パターンあるので、176ビットが必要である。分布パターンをとるチャネル数は1つ8ビットであり、これがパターンの数(4)だけあるので、32ビットが必要である。分布パターンをとるチャネルのリストは、1チャネルが8ビットで表現され、チャネルは全てで40チャネルが存在するので、320ビットが必要である。したがって、WS情報通知パケットは548ビットで表現される。
上述したように、WS情報を単純に表現した場合には1960ビット必要とするので、これと比較すると本実施形態の手法によればデータ量を約1/4に削減できる。なお、WS情報に現れる使用可否分布のパターン数によってWS情報通知パケットのデータ量は変化するが、分布パターンはそれほど多くならないので、データ量削減の十分な効果を上げることができる。
<変形例1>
WS情報通知パケットの生成にあたり、全てのセルにおいてセカンダリ通信に使用不可
能なチャネルについては情報の格納を省略することで、更なるデータ量の削減が図れる。WS情報の受信者は、WS情報によって使用可能とされているチャネルを利用する。したがって、全てのセルについて使用不可能なチャネルについてはWS情報通知パケットに含めなくても、セカンダリユーザによって使用されないので、問題は生じない。
図5(C)は、本変形例に係る手法によって生成されるWS情報通知パケットの例である。上記実施形態で説明した手法によって生成されるWS情報通知パケット(図5(B))と比較すると、全てのセルで使用不可能な分布パターン(図4で示すパターンB、すなわち「0000・・・000」)が省略されている点のみが異なる。
上記実施形態と比較したデータの削減量は、全てのセルで使用不可能なチャネルの数によって変動するが、図5に示すように24個のチャネルが全てのセルで使用不可能な場合は、249ビット(49+8+8×24)削減できる。すなわち、WS情報を299ビットで表現できる。1960が必要となる単純な実装と比較すると、本変形例によればデータ量を約1/6に圧縮できる。
<変形例2>
上記実施形態では、ある分布パターンをとるチャネルをリストを、チャネル番号を列挙したものとして表現している。しかしながら、チャネル番号のリストを採用する代わりに、1チャネルについて1ビットのビット列で表現することもできる。
図6を参照して説明する。図6(A)に示すように、本変形例のWS情報通知パケットは、使用可否分布パターンを表すビット列(フィールド61)と、この分布パターンをとるチャネルに対応するビットを立てたビット列(フィールド62)とからなる。フィールド62のビット長はチャネル数(上記の例では40)と等しい。そして、フィールド62の、1ビット目がチャネル番号13に対応し、2ビット目がチャネル番号14に対応し、以下同様である。なお、フィールド62のそれぞれのビットとチャネルとの対応関係は、送受信者間であらかじめ取り決めておくか、別途通知する必要がある。
本変形例の手法にて生成されるWS情報通知パケットを、図6(B)を参照して説明する。図6(B)の上側の図はWS情報63を示し、図6(B)の下側の図はこのWS情報を表現したWS情報通知パケット64を示す。この例のWS情報63には、4つの分布パターンが存在し、それぞれの分布パターンをとるチャネルが、チャネル13,20,22・・・、チャネル15,16,17,18・・・、チャネル14・・・、チャネル21・・・である。この場合に生成されるWS情報通知パケット64は、第1の分布パターンを示すビット列(「11111・・・」)に続いて、当該分布パターンをとるチャネルに対応するビットを立てたビット列(「100000101・・・」)が格納される。第2から第4の分布パターンについても同様である。
本変形例に係る手法によれば、1つの分布パターンあたり89ビットでWS情報を表現できる。したがって、4つの分布パターンが存在する場合には、356ビットで表現が可能である。また、変形例1と同様に、全てのセルでセカンダリ通信に使用不可能なチャネルの通知を省略すれば、267ビットで表現が可能である。
<変形例>
上記の説明は、本発明を例示的に説明したものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その技術的思想の範囲内で、種々の変形が可能である。
上記の実施形態で説明した、チャネルの周波数帯や、使用可否を通知するチャネルの数、通知する使用可否情報のエリアの広さ(セル数)、1セルの大きさなどは、いずれも例
示に過ぎない。これらを適宜変更可能であることは当業者であれば容易に理解できるであろう。
また上記の実施形態で説明したWS情報通知パケットの構成は一例に過ぎず、WS情報通知パケットには上記で説明したもの以外のデータが含まれても構わない。例えば、WS情報通知パケットがどのエリア(セル)を対象としたものであるかを特定するデータや、送信時刻、送信者IDなどを含んでも構わない。
10 ホワイトスペースデータベース(ホワイトスペース情報提供装置)
11 ホワイトスペース情報生成部
12 ホワイトスペース情報記憶部
13 ホワイトスペース情報通知パケット生成部
14 無線通信部

Claims (11)

  1. ホワイトスペース情報提供装置が行うホワイトスペース情報の送信方法であって、
    複数のセルについてのチャネルの使用可否を表す情報である使用可否分布を、複数のチャネルについて取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにおいて取得した前記複数のセルについての前記使用可否分布を分類した分布パターンと、各分布パターンの使用可否分布をとるチャネルとを特定する解析ステップと、
    それぞれの使用可否分布のパターンについて、使用可否分布を表す情報と、当該分布パターンをとるチャネルとを表す情報を格納した、ホワイトスペース情報通知パケットを生成する生成ステップと、
    前記ホワイトスペース情報通知パケットを送信する送信ステップと、
    を含む、ホワイトスペース情報の送信方法。
  2. 前記生成ステップにおいて、全てのセルにおいて使用不可能な使用可否分布のパターンについては、前記ホワイトスペース情報通知パケットに格納しない、
    請求項1に記載のホワイトスペース情報の送信方法。
  3. 前記生成ステップにおいて、使用可否分布を表す情報は、セルごとに使用の可否を1ビットで表したビット列として表される、
    請求項1または2に記載のホワイトスペース情報の送信方法。
  4. 前記生成ステップにおいて、ある分布パターンの使用可否分布をとるチャネルを表す情報は、チャネルの識別子を列挙して表される、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のホワイトスペース情報の送信方法。
  5. 前記生成ステップにおいて、ある分布パターンの使用可否分布をとるチャネルを表す情報は、チャネルごとに当該分布パターンの使用可否分布をとるか否かを1ビットで表したビット列として表される、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のホワイトスペース情報の送信方法。
  6. ホワイトスペース情報を送信するホワイトスペース情報提供装置であって、
    複数のセルについてのチャネルの使用可否を表す情報である使用可否分布を、複数のチャネルについて取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記複数のセルについての前記使用可否分布を分類した分布パターンと、各分布パターンの使用可否分布をとるチャネルとを特定する解析手段と、
    それぞれの使用可否分布のパターンについて、使用可否分布を表す情報と、当該分布パターンをとるチャネルとを表す情報を格納した、ホワイトスペース情報通知パケットを生成する生成手段と、
    前記ホワイトスペース情報通知パケットを送信する送信手段と、
    を含む、ホワイトスペース情報提供装置。
  7. 前記生成手段は、全てのセルにおいて使用不可能な使用可否分布のパターンについては、前記ホワイトスペース情報通知パケットに格納しない、
    請求項6に記載のホワイトスペース情報提供装置。
  8. 前記生成手段は、使用可否分布を表す情報を、セルごとに使用の可否を1ビットで表したビット列として生成する、
    請求項6または7に記載のホワイトスペース情報提供装置。
  9. 前記生成手段は、ある分布パターンの使用可否分布をとるチャネルを表す情報を、チャネルの識別子を列挙して生成する、
    請求項6〜8のいずれか1項に記載のホワイトスペース情報提供装置。
  10. 前記生成手段は、ある分布パターンの使用可否分布をとるチャネルを表す情報を、チャネルごとに当該分布パターンの使用可否分布をとるか否かを1ビットで表したビット列として生成する、
    請求項6〜8のいずれか1項に記載のホワイトスペース情報提供装置。
  11. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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