JP6407737B2 - Notification device, notification method, and program - Google Patents
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Description
本発明は、報知装置、報知方法、及びプログラムに関する。 The present invention relates to a notification device, a notification method, and a program.
従来の報知装置として、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に開示された報知装置は、警報信号を受信すると、ヘルメットに設けられた視覚刺激発生装置で視覚的刺激をユーザに与えることで警報の存在をユーザに知らせるものである。また、当該視覚的刺激と併せて触覚刺激発生装置によって振動や電気的刺激をユーザに与えることも同文献に開示されている。
As a conventional notification device, there is one disclosed in
特許文献1に開示された報知装置は、音声に頼らずに視覚と触覚に訴えることで所定の報知を行うものであるが、車両の運転中などユーザに視覚的な刺激を与えるのが好ましくない場合もある。
また、特許文献1に開示された報知装置は、主に工事現場などの騒音環境で警報を知らせるように構成されているが、報知装置として、特定の用途だけでなく種々の用途に対応可能なウェアラブルデバイスがあれば便利である。
The notification device disclosed in
In addition, the notification device disclosed in
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、圧覚、痛覚や触覚によって報知対象の情報をユーザに認識させ、種々の用途に対応できる報知装置、報知方法、及びプログラムを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a notification device, a notification method, and a program that allow a user to recognize information to be notified by pressure, pain, and tactile sense, and that can be used for various purposes. Objective.
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る報知装置は、
人物の部位(例えば、腕や足(足首等)や胴など)に略巻き回される装着部材によって前記部位に装着される報知装置であって、
前記部位を加圧する加圧手段と、
情報を示す信号を受信する受信手段と、を備え、
前記加圧手段は、モータと、前記モータを駆動する駆動制御手段と、複数の前記信号の各々と対応付けられた複数の加圧パターンを記憶する記憶部と、を有し、
前記複数の加圧パターンは、互いに異なるとともに、前記部位を加圧する際の圧力と加圧周期との組み合わせからなり、
前記加圧手段は、前記受信手段が前記信号を受信すると、前記複数の加圧パターンのうち当該受信した前記信号に対応する加圧パターンに基づいて前記部位を加圧し、当該加圧によって当該受信した前記信号が示す情報の存在を前記人物に報知し、
前記加圧手段による前記部位への加圧は、前記駆動制御手段が前記モータを駆動して前記装着部材を牽引することで行われる、
ことを特徴とする。
In order to achieve the above object, a notification device according to the first aspect of the present invention provides:
A notification device that is attached to the part by a mounting member that is substantially wound around a person's part (for example, an arm, a leg (ankle, etc.) or a torso),
A pressurizing means for pressurizing the part;
Receiving means for receiving a signal indicating information,
The pressurizing unit includes a motor, a drive control unit that drives the motor, and a storage unit that stores a plurality of pressurization patterns associated with each of the plurality of signals.
The plurality of pressurizing patterns are different from each other, and are composed of a combination of a pressure when pressurizing the part and a pressurizing cycle,
Said pressurizing means, when the receiving means receives the signal, the plurality of the sites on the basis of the pressure pattern corresponding to the signal the received pressurized out of the pressure pattern, the reception by the pressure The person is informed of the presence of the information indicated by the signal ,
The pressurization to the part by the pressurizing unit is performed by the drive control unit driving the motor and pulling the mounting member.
It is characterized by that.
また、前記加圧手段は、前記モータの動力により回転して牽引材を巻き取るリールをさらに有し、
前記装着部材は、前記牽引材を含み、
前記駆動制御手段は、前記受信手段が前記信号を受信すると、前記モータを駆動して前記リールに前記牽引材を巻き取らせることで前記装着部材を牽引し、前記部位を加圧してもよい。
Further, the pressurizing unit further includes a reel for winding the pulling member is rotated by the power of the previous SL motor,
The mounting member includes the traction material,
When the receiving means receives the signal, the drive control means may drive the motor to wind the pulling material around the reel, thereby pulling the mounting member and pressurizing the portion.
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る報知方法は、
情報を示す信号を受信するステップと、
前記信号を受信すると、人物の部位を加圧する加圧手段によって前記部位を加圧する加圧ステップと、を備え、
前記加圧手段は、モータと、前記モータを駆動する駆動制御手段と、複数の前記信号の各々と対応付けられた複数の加圧パターンを記憶する記憶部と、を有し、
前記複数の加圧パターンは、互いに異なるとともに、前記部位を加圧する際の圧力と加圧周期との組み合わせからなり、
前記加圧ステップでは、前記信号を受信すると、前記複数の加圧パターンのうち当該受信した前記信号に対応する加圧パターンに基づいて前記部位を加圧し、当該加圧によって当該受信した前記信号が示す情報の存在を前記人物に報知し、
前記加圧手段による前記部位への加圧は、前記駆動制御手段が前記モータを駆動して前記部位に略巻き回される装着部材を牽引することで行われる、
ことを特徴とする。
In order to achieve the above object, a notification method according to the second aspect of the present invention includes:
Receiving a signal indicative of information;
When receiving the signal, Bei example and a pressure step of pressure the site by pressurizing means for pressurizing the site of a person,
The pressurizing unit includes a motor, a drive control unit that drives the motor, and a storage unit that stores a plurality of pressurization patterns associated with each of the plurality of signals.
The plurality of pressurizing patterns are different from each other, and are composed of a combination of a pressure when pressurizing the part and a pressurizing cycle,
In the pressurization step, when the signal is received, the portion is pressurized based on a pressurization pattern corresponding to the received signal among the plurality of pressurization patterns, and the received signal is generated by the pressurization. Inform the person of the presence of the information to indicate,
Pressurization to the part by the pressurizing means is performed by pulling a mounting member that is substantially wound around the part by the drive control means driving the motor.
It is characterized by that.
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係るプログラムは、
コンピュータに、
情報を示す信号を受信する処理と、
前記信号を受信すると、加圧手段に人物の部位を加圧させる加圧処理と、を実行させるプログラムであって、
前記加圧手段は、モータと、前記モータを駆動する駆動制御手段と、複数の前記信号の各々と対応付けられた複数の加圧パターンを記憶する記憶部と、を有し、
前記複数の加圧パターンは、互いに異なるとともに、前記部位を加圧する際の圧力と加圧周期との組み合わせからなり、
前記加圧処理では、前記信号を受信すると、前記複数の加圧パターンのうち当該受信した前記信号に対応する加圧パターンに基づいて前記部位を加圧させ、当該加圧によって当該受信した前記信号が示す情報の存在を前記人物に報知し、
前記加圧手段による前記部位への加圧は、前記駆動制御手段が前記モータを駆動して前記部位に略巻き回される装着部材を牽引することで行われる。
In order to achieve the above object, a program according to the third aspect of the present invention provides:
On the computer,
Receiving a signal indicating information;
When receiving the signal, a program to be executed and pressure treatment of Ru was pressurized to a site person pressurizing means, and
The pressurizing unit includes a motor, a drive control unit that drives the motor, and a storage unit that stores a plurality of pressurization patterns associated with each of the plurality of signals.
The plurality of pressurizing patterns are different from each other, and are composed of a combination of a pressure when pressurizing the part and a pressurizing cycle,
In the pressurization process, when the signal is received, the part is pressurized based on a pressurization pattern corresponding to the received signal among the plurality of pressurization patterns, and the received signal by the pressurization. Informs the person of the presence of the information indicated by
Pressurization to the part by the pressurizing means is performed by pulling a mounting member that is substantially wound around the part by the drive control means driving the motor.
本発明によれば、圧覚、痛覚や触覚によって、報知対象の情報をユーザに認識させ、種々の用途に対応できる。 According to the present invention, it is possible to make a user recognize information to be notified by pressure, pain, or touch, and to deal with various uses.
本発明の実施形態に係る報知装置を、図面を参照して説明する。 A notification device according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
(第一実施形態)
本実施形態に係る報知装置100は、例えば車両の運転者であるユーザに装着され、当該車両内で使用されるものである。報知装置100は、図1に示すように、ユーザの腕1(例えば手首)に装着され、所定の場合に腕1を加圧することで、当該ユーザに情報(例えば警告情報)の存在を報知する。
(First embodiment)
The
報知装置100は、図1〜図3に示すように、筐体10と、装着部材20と、牽引部30と、操作部40と、圧力センサ50と、無線通信部60と、を備える。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
筐体10は、例えば樹脂で形成され、牽引部30、圧力センサ50、及び無線通信部60を収納または保持するものである。筐体10は、図1及び図2に示すように、ベース部11と、側壁部12と、カバー部13と、を有する。なお、筐体10内の機構の把握を容易にするため、図1ではカバー部13を省略し、図2では側壁部12を省略している。
The
ベース部11は、円盤状に形成され、図1に示すように報知装置100が腕1に装着されると、腕1に載置される。以下では、構成の理解を容易にするため、ベース部11に対しての腕1方向を「下」、その反対方向を「上」として適宜説明を行う。
The
ベース部11には、後述のモータ31をベース部11上で保持する保持部材11aが設けられている。保持部材11aに保持されたモータ31は、A軸周りに回転する回転軸31aを有している。なお、A軸は、ベース部11の上面と平行となるように設定されている。
また、ベース部11には、後述するように牽引材22の一端が固定されるリール部32を、回転可能に支持する軸部11bが設けられている。軸部11bは、B軸に沿って、ベース部11の上方に突出している。なお、B軸はベース部11の上面の法線と平行となるように設定されている。つまり、A軸とB軸とは互いに直交する。
また、ベース部11には、後述の牽引材22の他端が固定される固定部材11cが上方に突出するように設けられている。
The
Further, the
The
側壁部12は、図1に示すように、ベース部11の外周端から上方に立設する部分である。側壁部12は、前述の固定部材11c側が開口した略円筒状に形成されている。側壁部12には、リール部32に巻き回された牽引材22を外部へと通す挿通孔12aが形成されている。
As shown in FIG. 1, the
図2に示すカバー部13は、側壁部12の上端にねじ等の固定手段によって固定される円盤状の部材である。カバー部13には、前述の軸部11bの先端を受ける孔からなる軸受13aが形成されている。
The
装着部材20は、図1に示すように、ベルト21と、牽引材22と、を有する。
As shown in FIG. 1, the mounting
ベルト21は、筐体10のベース部11に固定され、ユーザによって自身の腕1に巻き回される。ベルト21は、筐体10の挿通孔12a側から外部へと延びる第1の部分21aと、筐体10の固定部材11c側から外部へと延びる第2の部分21bと、を有する。図示しないが、第1の部分21aの先端と第2の部分21bの先端とは、バックルや面ファスナー等によって固定可能となっており、ベルト21は、報知装置100の装着時には腕1に巻き回された状態となる。
The
牽引材22は、糸状の部材であり、繊維、樹脂、金属等から形成されている。本実施形態では、牽引材22は、複数の繊維や鋼材を束ねたり、縒ったりして1本に見なせる状態も含め、1本の糸状部材で構成されている。
牽引材22は、図1に示すようにベルト21の内部に通されると共に、一端がリール部32に固定され、他端が固定部材11cに固定される。このように両端が固定された牽引材22は、後述の牽引部30に所定量巻き取られていない状態(以下、弛緩状態と言う)では、図6(a)に示すように、ベルト21の長さよりも長くなっている。ユーザが自身の腕1に装着部材20を装着する際は、腕1を通すのに十分な程度に牽引材22を弛緩状態とする。そして、ユーザが牽引材22に腕1を通し、ベルト21を腕1に固定した後に、牽引部30に牽引材22を所定量巻き取らせて、概ね弛みのない状態(以下、装着状態と言う)とすることで、装着部材20による報知装置100の装着が完了する。
報知装置100は、以上のように構成される装着部材20によって腕1に装着され、牽引材22が装着状態に保たれた後、さらに牽引部30によって牽引材22を巻き取ってベルト21を牽引することで、ユーザの腕1を加圧可能に構成されている。
なお、報知装置100の装着方法や、牽引部30がどのような場合に牽引材22でベルト21を牽引して腕1を加圧するかについては、後に詳述する。
The
As shown in FIG. 1, the
The
It should be noted that a method for mounting the
牽引部30は、主に図3に示すように、モータ31と、リール部32(図1及び図2参照)と、駆動回路33と、制御部34と、記憶部35と、を備える。例えば、駆動回路33、制御部34、及び記憶部35は、筐体10に収納された図示しないプリント回路板に実装されている。
As shown mainly in FIG. 3, the
モータ31は、例えばステッピングモータから構成され、駆動回路33から供給される駆動信号によって動作し、回転軸31aを回転させる。回転軸31aには、図1に示すように、ウォーム31b(ねじ歯車)が取り付けられている。
The
リール部32は、ウォーム31bと噛み合うウォームホイール321(はす歯歯車)と、牽引材22を巻き取るリール322とを一体で構成したものである。リール部32は、B軸に対して概ね回転対称に形成されている。リール部32には、図2に示すように、リール部32をB軸に沿って貫通する軸孔Hが形成されている。この軸孔Hに、ベース部11に固定された軸部11bが挿通されていることで、リール部32は、B軸周りに回転可能となっている。
The
ウォームホイール321は、略円盤形状をなし、その外周面にウォーム31bの歯と噛み合う歯が形成されている。なお、図面の見易さを考慮して、図1ではウォーム31bとウォームホイール321に形成された歯を、図2ではウォームホイール321に形成された歯を省略している。
モータ31が回転し、回転軸31aに設けられたウォーム31bがA軸周りに回転すると、ウォーム31bと噛み合うウォームホイール321は、B軸周りに回転する。これにより、ウォームホイール321と一体に形成されたリール322もB軸周りに回転する。
本実施形態では、このようにウォーム31bとウォームホイール321とを含むウォームギヤ機構によってモータ31の動力をリール部32に伝達させている。ウォームギヤ機構では、すべり接触で動力を伝達するため、ウォームギヤ機構を用いた本実施形態に係る報知装置100によれば、転がり接触で動力を伝達する他の歯車機構を用いた場合に比べて、ギヤ動作に伴う音の発生を抑制することができる。
The
When the
In the present embodiment, the power of the
リール322は、モータ31の回転に応じて、前述したようにウォームホイール321と共にB軸周りに回転し、牽引材22を巻き取る又は送り出すものである。
The
リール322は、図2に示すように、牽引材22を巻き取る部分である円筒部322aと、円筒部322aの上端から外周方向にせり出したフランジ部322bと、を有する。円筒部322aは、ウォームホイール321よりも縮径しており、ウォームホイール321から上方に突出するように設けられている。フランジ部322bは、円筒部322aよりも拡径した円盤状部分であり、円筒部322aが牽引材22を安定して巻き取れるように設けられている。また、フランジ部322bは、ウォームホイール321よりも小径に形成されている。また、フランジ部322bの上面には、円柱形の固定部322cが設けられている。この固定部322cを利用して、後述のように牽引材22の一端がリール322に固定される。
As shown in FIG. 2, the
また、フランジ部322bには、フランジ部322bを上下方向に貫通する2つの貫通孔H1,H2が形成されている。貫通孔H1と貫通孔H2とは、図1に示すように、フランジ部322bの径方向において対向配置されると共に、固定部322cの近傍に位置している。
The
牽引材22の一端は、これら2つの貫通孔H1,H2と、フランジ部322bの上面に形成された固定部322cとを利用して、リール部32に固定される。なお、牽引材22の他端は、前述したようにベース部11上に設けられた固定部材11cに固定されている。
牽引材22のリール部32への固定手法は、限定されるものでないが、例えば、(i)牽引材22をウォームホイール321側から貫通孔H1に通し、固定部322cに巻き回した後に、もう一方の貫通孔H2に通し、貫通孔H2から引き出された部分をリール322に結んで固定する方法や、(ii)牽引材22の先端部を二股(2本の糸状部分)に形成し、そのうち1本をリール322側から貫通孔H1に通し、もう1本をウォームホイール321側から貫通孔H2に通した後、貫通孔H1,H2の各々から通された牽引材22の部分を固定部322cに固定する方法などがある。
One end of the
The method for fixing the
このように、本実施形態では、貫通孔H1,H2を利用して牽引材22をリール部32に固定することで、リール部32が牽引材22を巻き取る際の空転を防止している。また、牽引材22を通す貫通孔H1,H2を固定部322cの近傍(つまり、リール部32の回転中心であるB軸の近傍)に配置することで、牽引材22を巻き取る際のトルクを稼いでいる。
As described above, in the present embodiment, the pulling
図3に戻って、駆動回路33は、モータ31のコイルに対応して設けられたスイッチング回路等から構成されている。なお、駆動回路33や制御部34などの動作電力は、筐体10に内蔵された図示しないバッテリ(例えばボタン電池)から供給される。駆動回路33は、制御部34の制御の下で、モータ31に、回転軸31aを所望の回転方向に回転させる駆動信号を供給する。
報知装置100では、このように駆動回路33から供給される駆動信号によってモータ31が動作して回転軸31aがA軸回りに回転すると、その回転動力が前述のようにウォームギヤによってリール部32に伝達され、リール部32がB軸周りに回転する。
以下では、説明の理解を容易にするため、モータ31の回転軸31aの回転方向のうち、リール部32に牽引材22を巻き取らせる回転軸31aの回転方向を「巻取方向」と呼び、巻取方向と逆回りの回転方向であってリール部32に牽引材22を送出させる回転軸31aの回転方向を「送出方向」と呼ぶことにする。
Returning to FIG. 3, the
In the
Hereinafter, in order to facilitate understanding of the description, the rotation direction of the
制御部34は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、記憶部35に格納されている動作プログラムを実行して、報知装置100の各部の動作を制御する。
例えば、制御部34は、(i)外部装置(本実施形態では後述の車載装置200)との間で、無線通信部60を介して無線通信を行う、(ii)操作部40からの操作や無線通信部60が受信した信号に応じて、駆動回路33を介してモータ31を駆動する等の種々の制御を行う。また、制御部34は、内蔵のタイマで適宜計時を行う。なお、これらの制御の詳細は後述する。
The
For example, the
記憶部35は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等から構成されている。記憶部35は、報知装置100の各部の動作を制御するための動作プログラムや、後述の車載装置200と無線通信を行う際に必要となるリンクキーL(識別コード)を記憶している。また、記憶部35は、牽引材22が装着状態であるか否か判別するための基準圧力P、牽引材22の過巻き取りを防止するための最大圧力Pmax(Pmax>P)のデータを記憶している。最大圧力Pmaxは、ユーザが腕1を痛めることがないような値で設定されている。制御部34は、後述の圧力センサ50の検出圧力が最大圧力Pmaxに達すると、モータ31の動作を停止させる。このため、牽引材22の過巻き取りによってユーザが腕1を痛めることを防止できる。また、記憶部35は、図5に模式的に示すテーブルTAのデータを記憶している。
The
テーブルTAは、図5に示すように、制御部34が無線通信部60を介して取得可能な信号の種類の各々と対応付けられた加圧パターンを示すデータである。加圧パターンは、腕1を加圧する際の圧力と加圧周期との組み合わせからなり、信号の種類毎に異なるパターンとして予め定められている。なお、圧力P1〜P4としては、基準圧力Pよりも大きく最大圧力Pmaxよりも小さい適宜の値が設定されている。また、加圧周期T1〜T4としては、例えば数秒程度の適宜の値が設定されている。
制御部34は、無線通信部60が信号を受信すると、記憶部35に記憶されているテーブルTAを参照して、受信した信号に対応する加圧パターンを判別する。そして、判別した加圧パターンを実現するように、駆動回路33を介してモータ31を駆動し、牽引材22を牽引することで、腕1を加圧する。具体的な動作は、後の報知処理の説明で述べる。
As shown in FIG. 5, the table TA is data indicating pressurization patterns associated with each type of signal that can be acquired by the
When the
図3に戻って、操作部40は、筐体10から露出する操作ボタン、操作キー、タッチパネル等から構成され、ユーザの操作に応答して、操作内容を示す信号を制御部34に供給する。例えば、操作部40は、ユーザが報知装置100を着脱する際に、牽引材22を緩める又は締める操作を受け付ける。
Returning to FIG. 3, the
圧力センサ50は、図2に示すようにベース部11の下面に設けられ、牽引部30の動作によって腕1を加圧した際の圧力を検出し、検出した圧力を示す信号を制御部34に供給する。
The
無線通信部60は、外部装置と無線通信を行い、当該外部装置から情報を示す信号を受信する。具体的には、無線通信部60は、図4に示す車載装置200とBT(Bluetooth(登録商標、以下略))仕様を満たす無線通信を行う。
無線通信部60は、アンテナと、BTプロファイルに対応したBTモジュールとから構成され、他のBT機器(本実施形態では車載装置200)との間でBT仕様を満たす無線通信(BT通信)を行う。なお、報知装置100と車載装置200とは、既知の手法によりペアリングされており、両者の間でBT通信が可能となっているものとする。
The
The
続いて、以上の構成を含む報知装置100とBT通信を行う車載装置200について説明する。
Next, the in-
(車載装置200)
車載装置200は、報知装置100のユーザが搭乗する車両(例えば、自動四輪車、自動二輪車等)に搭載されるものであり、図4に示すように、無線通信部210と、車速センサ220と、交通情報受信部230と、撮像部240と、GPS(Global Positioning System)センサ250と、制御部260と、記憶部270と、を備える。
(In-vehicle device 200)
The in-
無線通信部210は、アンテナと、報知装置100と共通するBTプロファイルに対応したBTモジュールとから構成され、他のBT機器(本実施形態では報知装置100)との間でBT通信を行う。
The
車速センサ220は、車両の速度を検出し、検出した車速を示す車速信号を制御部260に供給する。
The
交通情報受信部230は、アンテナや高周波波回路等を備え、交通管制用の基地局と無線通信を行う。例えば、交通情報受信部230は、VICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタが提供する安全運転支援システム(DDDS:Driving Safety Support Systems)の基地局から、インフラストラクチャーとして設置された路側無線通信装置を介して、信号機情報を受信する。信号機情報は、個々の信号機の表示状態、所定の信号機に対しての自車両の位置、信号表示の切替時間などを含む。
The traffic
撮像部240は、例えば、車両の前方、側方、後方などを撮像するステレオカメラから構成され、撮像した画像のデータ(撮像データ)を制御部260に供給する。
The
GPSセンサ250は、例えばアンテナとGPSモジュールから構成されている。GPS250センサは、人工衛星などからGPS信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて車両の現在位置を特定し、特定した現在位置を示す位置情報を制御部260に供給する。
The
制御部260は、CPU等から構成され、記憶部270に格納されている動作プログラムを実行して、車載装置200の各部の動作を制御する。
The
記憶部270は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等から構成されている。記憶部270は、車載装置200の各部の動作を制御するための動作プログラムや、ペアリング済みのBT機器(本実施形態では報知装置100)と共通の識別コードであるリンクキーLを記憶する。
また、記憶部270は、後述のパターンマッチングの際に用いられるテンプレートや、カーナビゲーションシステムの動作プログラムのデータ、当該システムで用いられる地図データなどを記憶している。なお、地図データでは、所定の道路の位置情報と、当該道路の制限速度などの規制情報とが対応付けられている。
The
In addition, the
車載装置200の制御部260は、例えば下記(1)〜(4)の制御を行い、情報を示す信号S1〜S4を、無線通信部210を介して報知装置100に送信する。
(1)制御部260は、GPSセンサ250から取得した現在の自車両の位置情報と、記憶部270に格納された地図データとに基づいて、現在走行中の道路の制限速度を特定する。そして、制御部260は、特定した制限速度と車速センサ220からの車速信号とに基づいて、現在の車速が制限速度を超えた場合には、制限速度超過を示す信号S1を、無線通信部210を介して報知装置100に送信する。
(2)制御部260は、交通情報受信部230からの信号機情報と車速センサ220からの車速信号とに基づいて、車両が所定の信号機で停車したか否かを判別する。また、制御部260は、信号機情報から当該信号機の信号表示が切り替わるまでの時間(例えば信号表示が赤から青に切り替わるまでの時間)を取得する。そして、制御部260は、信号表示が切り替わるまでの時間が予め定められた閾値未満になった場合には、信号機の信号表示がまもなく切り替わることを示す信号S2を、無線通信部210を介して報知装置100に送信する。
(3)制御部260は、撮像部240から取得した撮像データを、記憶部270に記憶されたテンプレートを参照してパターンマッチング法により画像解析することで、車両付近の障害物(歩行者や後方車両)を特定する。制御部260は、障害物を特定すると、障害物が存在していることを示す信号S3を、無線通信部210を介して報知装置100に送信する。
(4)制御部260は、カーナビゲーションシステムを用いてユーザが目的地を定めると、GPSセンサ250からの位置情報に基づいて現在地近傍の地図データを記憶部270から読み出し、目的地までの案内経路を決定する。そして、制御部260は、車両が目的地近傍(例えば、数百m)に位置した際、車両が目的地付近に位置していることを示す信号S4を、無線通信部210を介して報知装置100に送信する。
The
(1) Based on the current position information of the host vehicle acquired from the
(2) The
(3) The
(4) When the user determines the destination using the car navigation system, the
本実施形態に係る報知装置100は、以上の構成を含む車載装置200からBT通信により種々の信号S1〜S4を受信し、ユーザの腕1を加圧することで受信した信号が示す情報の存在を報知する。以下では、報知装置100の着脱方法を説明した後に、当該報知を可能とする報知処理を説明する。
The
(報知装置100の着脱)
まず、報知装置100の装着手法について説明する。なお、報知装置100の装着前は、牽引材22が弛緩状態となっているものとする。ユーザは、弛緩状態となった牽引材22の中に腕1を通した後、ベルト21を腕1に固定する。続いて、ユーザは、操作部40に対して牽引材22を締める操作を行う。当該操作を受け付けた操作部40は、操作内容を示す信号を制御部34に供給する。当該信号を取得した制御部34は、駆動回路33を介してモータ31の回転軸31aを牽引材22の巻取方向に回転させる。これにより、牽引材22がリール部32に徐々に巻き取られていく。牽引材22が巻き取られていく過程で、圧力センサ50が検出した圧力が記憶部35に記憶された基準圧力Pに達すると、制御部34は、牽引材22が装着状態となったと判別し、モータ31の動作を停止させる。これにより、報知装置100の腕1への装着が完了する。
なお、基準圧力Pに頼らず、ユーザが自身の好みで、牽引材22の締め付け具合を操作部40から設定することができるようにしてもよい。このようにした場合でも、圧力センサ50の検出圧力が記憶部35に記憶された最大圧力Pmaxに達すると、制御部34がモータ31の動作を停止させるようになっているため、牽引材22の過巻き取りによってユーザが腕1を痛めることを防止できる。
(Removal of notification device 100)
First, the mounting method of the
Note that the user may be able to set the tightening degree of the
一方、報知装置100を腕1から取り外す際は、ユーザは、操作部40に対して牽引材22を緩める操作を行う。当該操作を受け付けた操作部40は、操作内容を示す信号を制御部34に供給する。当該信号を取得した制御部34は、駆動回路33を介してモータ31の回転軸31aを牽引材22の送出方向に回転させる。これにより、牽引材22がリール部32から徐々に送出される。制御部34は、例えば予め定められた量だけ牽引材22を送出すると、モータ31の動作を停止させる。これにより牽引材22が弛緩状態となり、その後にユーザがベルト21を外すことで、報知装置100を腕1から取り外すことができる。
On the other hand, when removing the
報知装置100の制御部34は、以上のように報知装置100がユーザの腕1に装着され、牽引材22が装着状態であると判別すると、報知処理を開始する。なお、報知装置100と車載装置200とは、前述のようにペアリングされており、互いに共通のリンクキーL(識別コード)を記憶している。また、両者の間では、既知のBT接続手法によって、BT接続要求を送信した一方の装置を他方の装置が認証した上で互いにネゴシエーションを行って、BT接続が確立されている(BT通信が可能となっている)ものとする。
The
(報知処理)
制御部34は、車載装置200から信号S1〜S4のいずれかを無線通信部60を介して受信すると、記憶部35に格納されたテーブルTAを参照し、受信した信号の種類に応じた牽引パターンを決定する。例えば、無線通信部60が車載装置200から制限速度超過を示す信号S1を受信すると、制御部34は、図5に示すように、信号S1に対応する加圧パターン(圧力P1及び加圧周期T1)を判別する。
信号S1に対応する加圧パターンを判別すると、制御部34は、駆動回路33を介してモータ31の回転軸31aを巻取方向に回転させることで、牽引材22の張力を増大させる。これにより、ベルト21が牽引材22に牽引されて腕1を加圧する。
そして、圧力センサ50が検出した圧力がP1に達すると、制御部34は、駆動回路33を介してモータ31の回転軸31aを送出方向に回転させることで、牽引材22を所定量だけ(例えば圧力センサ50が検出した圧力が基準圧力Pになるまで)緩める。
続いて、制御部34は、圧力がP1に達してからのタイマの計時値が、加圧周期T1に達すると、再びモータ31の回転軸31aを巻取方向に回転させて、腕1を加圧する。
(Notification process)
When the
When the pressurization pattern corresponding to the signal S <b> 1 is determined, the
When the pressure detected by the
Subsequently, when the time measured by the timer after the pressure reaches P1 reaches the pressurization cycle T1, the
制御部34は、以上の処理を、例えば制限速度超過の状態が解消されるまで繰り返すことで、決定した加圧パターンに応じた圧力P1と加圧周期T1でユーザの腕1を加圧する。前述のように、加圧パターンは信号の種類毎に異なるように定められているため、ユーザは腕1の加圧具合により、運転している車両が制限速度超過状態であることを認識することができる。なお、無線通信部60が信号S2〜S4を受信した際の制御部34による制御は、各々加圧パターンが異なる以外は同様である。
The
以上のように動作する報知装置100は、受信した信号の種類に応じた加圧パターンでユーザ1の腕を加圧することで、制限速度超過や、障害物の存在等の種々の情報を報知することができる。このように報知装置100は、種々の用途に対応できる。また、報知装置100によれば、腕1への加圧によってユーザが感覚的に容易に報知対象の情報を認識することができる。
The
以上に説明した第一実施形態では、報知装置100のユーザが車両(車載装置200が搭載されている車両)の運転者である例を説明したが、これに限られない。
ここからは、車外のユーザに装着される第二実施形態に係る報知装置100について説明する。なお、以下の第二実施形態では、理解を容易にするため、第一実施形態と同様の構成については第一実施形態と同一の符号を付し説明を省略すると共に、第一実施形態と異なる点を主に説明する。
In 1st embodiment demonstrated above, although the user of the alerting | reporting
From here, the alerting | reporting
(第二実施形態)
第二実施形態に係る報知装置100は、例えば歩行者、自転車乗車者、車椅子乗車者等(つまり、車載装置200の搭載車両に乗車していない者)のユーザに装着されて使用されるものである。報知装置100の構成は第一実施形態と同様であり、また、車載装置200と無線通信部60を介して種々の情報を示す信号を受信する点も同様である。
第二実施形態に係る車載装置200は、例えば、自動運転機能を有する車両(私用車のみならず、タクシー、バス、電車等の公共交通機関も含む)に搭載されるものである。第二実施形態に係る車載装置200は、第一実施形態と同様に、報知装置100と無線通信を行う無線通信部210、制御部260、及び記憶部270を備える。その他の構成(車速センサ220、交通情報受信部230、撮像部240、及び、GPSセンサ250)については、必要に応じて、これらのうち一又は全ての構成が車載装置200に備えられる。
(Second embodiment)
The
The in-
第二実施形態では、報知装置100と車載装置200とが、互いに無線通信(BT通信)可能な距離になると、自動的に互いの無線接続が許可されるように設定されている。そして、報知装置100の制御部34は、報知装置100がユーザの腕1に装着されており(つまり、牽引材22が装着状態であると判別し)、且つ、車載装置200との間で無線接続が確立されたと判別すると、報知処理を開始する。
In 2nd embodiment, when the alerting | reporting
報知装置100の制御部34によって実行される報知処理と、当該処理に伴う牽引・加圧動作は、第一実施形態と同様であるが、第二実施形態では、報知装置100が車載装置200から受信可能な信号が一部異なる。以下に、第二実施形態において、車載装置200が報知装置100へ送信する信号について説明する。
The notification processing executed by the
(1)制御部260は、第一実施形態と同様に、現在の車速が制限速度を超えたと判別した場合には、制限速度超過を示す信号S1を、無線通信部210を介して報知装置100に送信する。
信号S1を受信した報知装置100は、記憶部35に格納されたテーブルTAを参照し、信号S1に対応する加圧パターンに基づいて、腕1を加圧する。これにより、歩行者等の報知装置100のユーザは、自身の近傍に位置する車両(車載装置200の搭載車両)が、制限速度超過状態で走行していることを認識することができる。
(1) As in the first embodiment, if the
The
(2)制御部260は、第一実施形態と同様に、信号表示が切り替わるまでの時間が予め定められた閾値未満になった場合には、信号機の信号表示がまもなく切り替わることを示す信号S2を、無線通信部210を介して報知装置100に送信する。
信号S2を受信した報知装置100は、記憶部35に格納されたテーブルTAを参照し、信号S2に対応する加圧パターンに基づいて、腕1を加圧する。これにより、歩行者等の報知装置100のユーザは、自身の近傍に停車している車両(車載装置200の搭載車両)が、信号表示の切り替わりに伴って、まもなく発進する予兆を把握することができる。
(2) As in the first embodiment, the
The
(3)制御部260は、撮像部240から取得した撮像データを、記憶部270に記憶されたテンプレートを参照してパターンマッチング法により画像解析することで、第二実施形態では、例えば、道路の白線(車線の両側の白線)に対する自車両の位置を特定する。制御部260は、白線に対する自車両の位置を特定すると、特定した自車両の位置に基づいて、車両が白線に近付きすぎた場合や、車両が白線を跨いた場合等に、歩行者等のユーザに接近車両の走行が不安定である旨を報知するための信号S3を、無線通信部210を介して報知装置100に送信する。
信号S3を受信した報知装置100は、記憶部35に格納されたテーブルTAを参照し、信号S3に対応する加圧パターンに基づいて、腕1を加圧する。これにより、歩行者等の報知装置100のユーザは、接近車両の走行が不安定である旨を認識することができる。
(3) The
The
また、車載装置200の制御部260は、これら信号S1〜S3に限らず、例えば、報知装置100と無線接続を確立した場合に、その旨を示す信号を報知装置100に送信してもよい。当該信号に応じて報知装置100が加圧動作を実行すれば、報知装置100のユーザは、加圧によって、車両(車載装置200の搭載車両)が、自身から所定距離(無線接続可能距離)に位置していることを認識することができる。
The
また、車載装置200が電車に搭載される場合は、交通情報受信部230を、例えば、電車の管制用の基地局と無線通信を行うように構成すればよい。この場合、例えば、車載装置200の制御部260は、当該基地局から受信した自車両の位置と、報知装置100と車載装置200との間で無線接続が確立された事とに基づいて、報知装置100のユーザに電車が接近していることを報知するための信号を送信すればよい。当該信号に応じて報知装置100が加圧動作を実行すれば、踏切や駅のホーム等で待機している報知装置100のユーザに電車が近付いている旨を報知できる。
When the in-
以上の第二実施形態で説明したように、報知装置100によれば、車載装置200の搭載車両に乗車していない歩行者等のユーザにも種々の報知を行うことができる。報知装置100によって行われる種々の報知により、ユーザは、生じるおそれのある危険の存在を認識でき、危険が生じることを未然に防ぐことができる。
As described in the second embodiment above, according to the
なお、第二実施形態に係る車載装置200が搭載される車両は、自動運転機能を有する車両に限られなく、自動運転機能を有さない車両も挙げられる。
The vehicle on which the in-
本発明は、以上の実施形態に限定されるものでなく、種々の変形が可能である。以下に、変形例を説明する。 The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made. Hereinafter, modified examples will be described.
(変形例)
以上の実施形態では、報知装置100が装着部材20によってユーザの腕1に装着される例を示したが、これに限られない。報知装置100は、ユーザの足、腰などに装着されてもよい。
(Modification)
In the above embodiment, an example in which the
また、以上では、牽引材22の一端がリール部32に固定され、他端が固定部材11cに固定された例を示したが、これに限られない。
牽引材22の一端がリール部32に固定されて巻き取り可能となっていれば、図6(b)に示すように、他端をベルト21の第1の部分21aに固定することもできる。このように構成しても、牽引材22がリール部32に巻き取られることによって、ベルト21が牽引され、腕1を加圧することができる。
また、牽引材22の両端が筐体10に対して固定され、牽引材22でユーザの腕1などを概ね囲むことが可能となっていれば、装着部材20を牽引材22のみから構成することもできる。その際は、ユーザの装着感を考慮して、牽引材22を、弾性を有する糸状部材から構成してもよいし、リール部32で巻き取り可能な限りにおいては帯状部材で構成してもよい。
つまり、リール部32による牽引材22の巻き取りにより、ユーザの腕1などを加圧することができれば、装着部材20の構成は種々の変形が可能である。
さらには、ユーザ1の腕1などを加圧する手法は、牽引材22の巻き取りに基づく方法に限られない。例えば、図2の圧力センサ50の代わりに、圧電素子を設けてもよい。この場合、制御部34の制御の下で圧電素子に電圧を印加することで、圧電素子の厚みを変化させ、腕1などを加圧すればよい。また、ベルト21内に空気袋を設け、制御部34の制御の下で空気袋を膨張・伸縮させることで、腕1などを加圧する構成としてもよい。
In the above, an example in which one end of the
If one end of the
Further, if both ends of the
That is, the configuration of the mounting
Furthermore, the method of pressurizing the
以上では、モータ31の動力をウォームギヤ機構によってリール部32に伝達する例を示したが、他のギヤ機構を用いても良い。また、ギヤ機構を構成する歯車の数も適宜変更可能である。
また、以上では、モータ31の回転軸31aがA軸周りに回転し、リール部32がB軸周りに回転する例を示したが、これに限られない。例えば、モータ31の回転軸31aをB軸周りに、リール部32をA軸周りに回転させる構成としてもよい。また、モータ31についても、ウェアラブルデバイスに組み込み可能で、リール部32に牽引材22の巻き取り動作をさせることが可能であれば、その種類は限定されない。例えば、モータ31をDC(Direct-Current)モータから構成し、印加電圧の極性で回転軸31aの回転方向を制御し、PWM(Pulse Width Modulation)等で印加電圧を制御する構成としてもよい。
In the above, the example in which the power of the
In the above, the example in which the
以上では、報知装置100が車載装置200から各種信号S1〜S4を受信する例を示したが、これに限られない。例えば、報知装置100が、交通情報受信部230やGPSセンサ250の機能を有しており、信号機情報や位置情報を示す信号を、直接受信してもよい。
Although the example which the
また、報知装置100のユーザは車両の運転者や、歩行者、自転車乗車者、車椅子乗車者等に限られず、工事従事者、視覚障害者、聴覚障害者などであってもよい。そして、報知装置100が受信する信号の種類も上記S1〜S4に限られない。例えば、報知装置100は、災害情報、天候に関する注意報・警報(例えば落雷注意報)等を示す信号を外部装置から受信して、当該受信に応じた加圧によってユーザに情報の報知を行ってもよい。報知装置100が受信する信号の種類は、目的・用途に応じて、多岐に渡って設定することが可能である。
In addition, the user of the
また、報知装置100は、報知専用の装置に限られず、時計、ウェアラブルPC(Personal Computer)等のウェアラブルデバイスに組み込まれるものであってもよい。
The
以上では、報知装置100と車載装置200とがBT通信を行う例を示したが、UWB(Ultra Wide Band)、Z−Wave、ZigBee等の他の近距離無線通信規格に準拠する通信も可能である。また、報知装置100の装着感・使用感を妨げない限りにおいては、報知装置100と信号送出元の外部装置とを、USB(Universal Serial Bus)等を介して有線接続してもよい。
In the above, an example in which the
以上では、圧力センサ50が検出した圧力に基づいて、制御部34が腕1への加圧具合・装着具合を判別した例を示したが、圧力センサ50の代わりに牽引材22の張力を検出する張力センサを用いてもよい。この場合、テーブルTAにおける加圧パターンを、牽引材22の張力と、牽引する周期との組み合わせで構成すればよい。また、ポテンショメータで検出したモータ31の回転角や、トルクセンサで検出したモータ31のトルクを用いて、牽引材22の状態を制御部34が判別可能に構成してもよい。つまり、腕1を加圧する際の圧力や牽引材22の張力を直接検出するだけでなく、間接的に推量可能な物理量を検出することで、リール部32の動作制御が可能となっていてもよい。また、テーブルTAにおける加圧パターン(圧力・加圧周期)にさらに、モータ31の回転速度を組み合わせ、受信した信号に応じて、圧力と加圧周期を変化させると共に、当該変化に合わせてモータ31の回転速度を変化できるように構成してもよい。
また、加圧パターンに基づく加圧のタイミングは、周期的なものに限られず、ユーザに所定の情報の存在を報知することができれば任意である。
In the above, an example in which the
Moreover, the timing of pressurization based on the pressurization pattern is not limited to a periodic one, and may be arbitrary as long as the presence of predetermined information can be notified to the user.
以上に説明した各処理を実行する動作プログラムは、報知装置100の記憶部35に予め記憶されているものとしたが、着脱自在の記録媒体により配布・提供されてもよい。また、動作プログラムは、報知装置100と接続された他の機器からダウンロードされるものであってもよい。また、報知装置100は、他の機器と電気通信ネットワークなどを介して各種データの交換を行うことにより動作プログラムに従う各処理を実行してもよい。
Although the operation program for executing each process described above is stored in advance in the
以上の説明では、本発明の理解を容易にするために、重要でない公知の技術的事項の説明を適宜省略した。 In the above description, in order to facilitate the understanding of the present invention, the description of known unimportant technical matters is appropriately omitted.
100 報知装置
1 腕
10 筐体
12a 挿通孔
20 装着部材
21 ベルト
22 牽引材
30 牽引部(加圧手段の一例)
31 モータ
31b ウォーム
32 リール部
321 ウォームホイール
322 リール
33 駆動回路
34 制御部
35 記憶部
40 操作部
50 圧力センサ
60 無線通信部(受信手段の一例)
200 車載装置
210 無線通信部
220 車速センサ
230 交通情報受信部
240 撮像部
250 GPSセンサ
260 制御部
270 記憶部
DESCRIPTION OF
31
200 vehicle-mounted
Claims (4)
前記部位を加圧する加圧手段と、
情報を示す信号を受信する受信手段と、を備え、
前記加圧手段は、モータと、前記モータを駆動する駆動制御手段と、複数の前記信号の各々と対応付けられた複数の加圧パターンを記憶する記憶部と、を有し、
前記複数の加圧パターンは、互いに異なるとともに、前記部位を加圧する際の圧力と加圧周期との組み合わせからなり、
前記加圧手段は、前記受信手段が前記信号を受信すると、前記複数の加圧パターンのうち当該受信した前記信号に対応する加圧パターンに基づいて前記部位を加圧し、当該加圧によって当該受信した前記信号が示す情報の存在を前記人物に報知し、
前記加圧手段による前記部位への加圧は、前記駆動制御手段が前記モータを駆動して前記装着部材を牽引することで行われる、
ことを特徴とする報知装置。 A notification device attached to the part by a mounting member that is substantially wound around the part of the person,
A pressurizing means for pressurizing the part;
Receiving means for receiving a signal indicating information,
The pressurizing unit includes a motor, a drive control unit that drives the motor, and a storage unit that stores a plurality of pressurization patterns associated with each of the plurality of signals.
The plurality of pressurizing patterns are different from each other, and are composed of a combination of a pressure when pressurizing the part and a pressurizing cycle,
Said pressurizing means, when the receiving means receives the signal, the plurality of the sites on the basis of the pressure pattern corresponding to the signal the received pressurized out of the pressure pattern, the reception by the pressure The person is informed of the presence of the information indicated by the signal ,
The pressurization to the part by the pressurizing unit is performed by the drive control unit driving the motor and pulling the mounting member.
A notification device characterized by the above.
前記装着部材は、前記牽引材を含み、
前記駆動制御手段は、前記受信手段が前記信号を受信すると、前記モータを駆動して前記リールに前記牽引材を巻き取らせることで前記装着部材を牽引し、前記部位を加圧する、
ことを特徴とする請求項1に記載の報知装置。 It said pressurizing means further comprises a reel for winding the pulling member is rotated by the power of the previous SL motor,
The mounting member includes the traction material,
The drive control means, when the receiving means receives the signal, pulls the mounting member by driving the motor and winding the pulling material around the reel, and pressurizes the part.
The notification device according to claim 1 .
前記信号を受信すると、人物の部位を加圧する加圧手段によって前記部位を加圧する加圧ステップと、を備え、
前記加圧手段は、モータと、前記モータを駆動する駆動制御手段と、複数の前記信号の各々と対応付けられた複数の加圧パターンを記憶する記憶部と、を有し、
前記複数の加圧パターンは、互いに異なるとともに、前記部位を加圧する際の圧力と加圧周期との組み合わせからなり、
前記加圧ステップでは、前記信号を受信すると、前記複数の加圧パターンのうち当該受信した前記信号に対応する加圧パターンに基づいて前記部位を加圧し、当該加圧によって当該受信した前記信号が示す情報の存在を前記人物に報知し、
前記加圧手段による前記部位への加圧は、前記駆動制御手段が前記モータを駆動して前記部位に略巻き回される装着部材を牽引することで行われる、
ことを特徴とする報知方法。 Receiving a signal indicative of information;
When receiving the signal, Bei example and a pressure step of pressure the site by pressurizing means for pressurizing the site of a person,
The pressurizing unit includes a motor, a drive control unit that drives the motor, and a storage unit that stores a plurality of pressurization patterns associated with each of the plurality of signals.
The plurality of pressurizing patterns are different from each other, and are composed of a combination of a pressure when pressurizing the part and a pressurizing cycle,
In the pressurization step, when the signal is received, the portion is pressurized based on a pressurization pattern corresponding to the received signal among the plurality of pressurization patterns, and the received signal is generated by the pressurization. Inform the person of the presence of the information to indicate,
Pressurization to the part by the pressurizing means is performed by pulling a mounting member that is substantially wound around the part by the drive control means driving the motor.
A notification method characterized by the above.
情報を示す信号を受信する処理と、
前記信号を受信すると、加圧手段に人物の部位を加圧させる加圧処理と、を実行させるプログラムであって、
前記加圧手段は、モータと、前記モータを駆動する駆動制御手段と、複数の前記信号の各々と対応付けられた複数の加圧パターンを記憶する記憶部と、を有し、
前記複数の加圧パターンは、互いに異なるとともに、前記部位を加圧する際の圧力と加圧周期との組み合わせからなり、
前記加圧処理では、前記信号を受信すると、前記複数の加圧パターンのうち当該受信した前記信号に対応する加圧パターンに基づいて前記部位を加圧させ、当該加圧によって当該受信した前記信号が示す情報の存在を前記人物に報知し、
前記加圧手段による前記部位への加圧は、前記駆動制御手段が前記モータを駆動して前記部位に略巻き回される装着部材を牽引することで行われる、
プログラム。 On the computer,
Receiving a signal indicating information;
When receiving the signal, a program to be executed and pressure treatment of Ru was pressurized to a site person pressurizing means, and
The pressurizing unit includes a motor, a drive control unit that drives the motor, and a storage unit that stores a plurality of pressurization patterns associated with each of the plurality of signals.
The plurality of pressurizing patterns are different from each other, and are composed of a combination of a pressure when pressurizing the part and a pressurizing cycle,
In the pressurization process, when the signal is received, the part is pressurized based on a pressurization pattern corresponding to the received signal among the plurality of pressurization patterns, and the received signal by the pressurization. Informs the person of the presence of the information indicated by
Pressurization to the part by the pressurizing means is performed by pulling a mounting member that is substantially wound around the part by the drive control means driving the motor.
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