JP6403558B2 - 発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光及び熱を受けて電子を放出するエミッタと、前記エミッタから放出された電子を捕獲するコレクタとを有する光熱発電素子を備え、エミッタ‐コレクタ間で発電する発電装置に関する。
下記の非特許文献1には、光電変換と熱電子発電を組み合わせた光励起熱電子放出(Photon Enhanced Thermionic Emission:PETE)により発電する発電装置が開示されている。
この発電装置は、半導体で構成されたエミッタに集光した太陽光が照射されるように構成され、太陽光の短波長域の光を半導体中の光励起に、長波長領域の光を半導体の加熱に利用することで、光励起と加熱との相乗効果によりエミッタから電子を放出するとともに、放出された電子を捕獲するコレクタとを有する光熱発電素子(PETE素子)を備えている。また、この文献に記載の発電装置では、太陽光のみを発電のエネルギ源として使用しており、エミッタに照射する太陽光の集光率を例えば1000倍以上とすることで、所定の電力を得ている。
J.W.Schwede, I.Bargatin, D.C.Riley, B.E.Hardin, S.J.Rosenthal, Y.Sun, F.Schmitt, P.Pianetta, R.T.Howe, Z.-X.Shen, N.A.Melosh, "Photon Enhanced Thermionic Emission for Solar Concentrator Systems," Nature Materials 9, 762-767, (2010)
しかしながら、上記非特許文献1の発電装置において、所定の電力を得るためには、太陽光の集光率を1000倍以上にすることが必要となる。よって、このような集光率を実現する大型の集光装置が必要となり、発電装置が大型化するという問題がある。さらに、悪天候等で十分な太陽光が得られない場合では、安定して発電出力が得られないという問題がある。
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、装置の小型化を図ることができつつも、太陽光とは異なる輻射光をエネルギ源として、安定して所定の電力を得ることができる発電装置を提供することにある。
この目的を達成するための本発明に係る発電装置は、
光及び熱を受けて電子を放出するエミッタと、前記エミッタから放出された電子を捕獲するコレクタとを有する光熱発電素子を備え、エミッタ‐コレクタ間で発電する発電装置であって、その第1特徴構成は、
700K程度以上に加熱された高温輻射発生体からの輻射光を10倍以上、110倍以下の集光率で集光して前記エミッタに照射する集光照射手段を備え、
前記高温輻射発生体が、燃焼排気ガスの通流によって700K程度以上に加熱された排気管であり、
前記エミッタを構成する半導体のバンドギャップが0.35eV以上0.39eV以下に選択されている点にある。
上記発電装置の第1特徴構成によれば、エミッタに光エネルギ及び熱エネルギを与えるエネルギ源として、700K程度以上に加熱された高温輻射発生体から発生する高いエネルギ密度を有する輻射光を利用するので、例えば、エネルギ密度が比較的低い太陽光をエネルギ源とする場合よりも集光率を低くすることが可能となり、集光照射手段における輻射光の集光率を比較的低い10倍以上、110倍以下に構成して小型化を図ることができる。
さらに、本特徴構成によれば、エミッタを構成する半導体のバンドギャップが、0.35eV以上0.39eV以下に選択されている。
本願において、このようなバンドギャップの材料をエミッタの材料として選択する理由を、図2、図3、図5、図7及び図8に基づいて説明する。
これらの図は、エミッタを構成する材料のバンドギャップ〔eV〕とエネルギの変換効率η〔%〕との関係を示す図であり、図2及び図5が高温輻射発生体が1000Kである場合の変換効率の例を、図3が高温輻射発生体が1300Kである場合の変換効率の例を、図7が高温輻射発生体が700Kである場合の変換効率の例を、図8が太陽光をエネルギ源とする場合の変換効率の例を示すものである。
これらの図において各線に〔○○倍〕と記載しているのは、各例における輻射光の集光率を示している。即ち、各検討例において輻射光の集光率を10倍及び100倍に変化させ、さらに、25倍、50倍の両方又は何れか一方に変化させた場合の変換効率の例を示している。
これらの結果を参照すると、何れの例の場合も、集光率が上昇するに従って、変換効率は向上するが、同時に、変換効率が高くなるバンドギャップの範囲は制限されてくる。例えば、図2に示す場合は、この範囲は0.4eV〜0.6eVの範囲となる。一方、図8に示す場合は、全体に変換効率は低いものの1.3eV〜1.6eVの範囲となる。
従って、高温輻射発生体からの輻射光を受けて、その輻射光をある程度(10倍から110倍程度)集光して、光熱発電原理で発電を行なおうとする場合、従来、太陽光を基準に検討がされてきた材料より、低いバンドギャップの材料をエミッタに採用するほうが、高い変換効率(発電効率)を得ることができる。
また、図2、図3、図5、図7に示した夫々の例において10倍〜100倍の集光率の変換効率のピークを包含するバンドギャップの範囲は、図2及び図5に示す場合は、0.44eV〜0.47eVの範囲となる。図3に示す場合は、0.55eV〜0.6eVの範囲となる。図7に示す場合は、0.35eV〜0.39eVの範囲となる。よって、高温輻射発生体が700K〜1300K程度の温度範囲にある場合には、変換効率のピークを包含するバンドギャップの範囲は、0.35eV〜0.6eVの範囲となる。なお、図8に示す従来例としての太陽光の場合は、バンドギャップ1.4eV程度において10倍〜100倍の集光率の変換効率のピークとなる。
そこで、上述の如く、700K程度以上に加熱されて輻射光を発する高温輻射発生体をエネルギ源とする場合に、エミッタのバンドギャップが0.35eV以上0.6eV以下の材料で構成することで、高い発電電力を得ることができる。
本特徴構成では、エミッタを構成する半導体のバンドギャップが0.35eV以上0.39eV以下に選択されるので、例えば、700K程度(650K〜750Kの範囲の温度)に加熱された高温輻射発生体から放射される輻射光をエネルギ源とする場合の各集光率の変換効率のピークを得ることができるバンドギャップが包含されるので、各集光率において高い発電電力を得ることができる。
以上より、装置の小型化を図ることができつつも、高いエネルギ変換効率で安定して発電電力を得ることができる。
加えて、本特徴構成では、前記高温輻射発生体が、燃焼排気ガスの通流によって700K程度以上に加熱された排気管である。
よって、通常であれば排気管の周囲に放熱されて排熱となる排気管から放出される輻射光のエネルギを、光熱発電素子に集めて電気エネルギに変換することができる。
また、700K程度以上に加熱された排気管から発生する比較的エネルギ密度が高い輻射光を光熱発電素子に集めて電気エネルギに変換することができるので、高い発電電力を得ることができる。
本発明に係る発電装置の第特徴構成は、上記第特徴構成に加えて、
前記エミッタがインジウム砒素InAsで構成されている点にある。
上記発電装置の第特徴構成によれば、インジウム砒素のバンドギャップは先に示した0.35eV以上0.6eVの範囲内、さらには、0.35eV以上0.39eVの範囲内である、0.36eVにあるため効率のよい発電を行なえる。
第1実施形態に係る発電装置を示す概略立面図 1000Kに加熱された高温輻射発生体からの輻射光をエミッタに照射した場合のバンドギャップと変換効率の関係を示す図 1300Kに加熱された高温輻射発生体からの輻射光をエミッタに照射した場合のバンドギャップと変換効率の関係を示す図 第2実施形態に係る発電装置を示す概略立面図 1000Kに加熱された高温輻射発生体からの輻射光をエミッタに照射した場合のバンドギャップと変換効率の関係を示す図 第3実施形態に係る発電装置を示す概略立面図 700Kに加熱された高温輻射発生体からの輻射光をエミッタに照射した場合のバンドギャップと変換効率の関係を示す図 太陽光をエミッタに照射した比較例のバンドギャップと発電出力の関係を示す図
〔第1実施形態〕
以下、本発明の発電装置の第1実施形態について図1に基づいて説明する。
図1に示すように、発電装置Sは、対向配置された電極であるエミッタ1とコレクタ2との間を移動する熱電子を利用して光エネルギ及び熱エネルギを電気エネルギに変換して負荷5に電力を供給する光熱発電素子3を備えている。
そして、光熱発電素子3のエミッタ側には、火炎を形成して、1000〜1300K程度以上に加熱されて輻射光Lを発生する高温輻射発生体としてのセラミックバーナプレート7b(セラミック板の例)を備えたセラミックバーナ7と、その輻射光Lを集光してエミッタ1に照射する集光照射手段としての集光レンズ4とが備えられている。また、光熱発電素子3のコレクタ側には、コレクタ2を冷却可能な熱交換部としての冷却水通路8が設けられている。
以下、発電装置Sの各構成について説明する。
図1に示すセラミックバーナ7は、側部に開口部を備える筐体7aと、筐体7aの開口部に保持されたセラミックバーナプレート7bと、筐体7aに接続された導管7cとを備えている。セラミックバーナプレート7bは、例えば、アルミナ、シリカ等を成分とするコーディエライト等の耐熱衝撃性を備える多孔質セラミックからなり、厚さ方向に貫通する複数の炎口7dを備えている。導管7cは、都市ガス等の燃料ガスと空気とが混合された混合ガスGを、筐体7aに供給する。
セラミックバーナ7は、導管7cにより筐体7aに供給される混合ガスGをセラミックバーナプレート7bで燃焼させて、セラミックバーナプレート7bの温度を1000K〜1300K程度に加熱する。これにより、セラミックバーナプレート7bから輻射光Lが放射される。放射された輻射光Lは後述する集光レンズ4に入射する。
集光照射手段としての集光レンズ4は、耐熱性の石英ガラスにより構成された耐熱性の凸面状のレンズである。この、石英ガラスの耐熱性は1300K程度であるので、上述の如く、セラミックバーナプレート7bの温度を1000K〜1300K程度に加熱することが好ましい。この集光レンズ4は、輻射光Lを10倍以上110倍以下の集光率で集光することができるものであり、光熱発電素子3の輻射光入射側に図示しない固定手段により固定されて設けられている。
光熱発電素子3は、光エネルギにより光励起され且つ熱エネルギにより加熱されることにより熱電子を放出するエミッタ1と、当該エミッタ1と離間して対向配置されエミッタ1から放出した熱電子を捕獲するコレクタ2とを有する。エミッタ1とコレクタ2とは真空空間Vに配置されている。具体的には、エミッタ1は硫化鉛(PbS)で構成され板状に形成されている。一方、コレクタ2はリンドープダイヤモンド(phosphorus-doped diamond)で構成されている。エミッタ1は、熱電子を放出する熱電子放出面1aを備え、コレクタ2は、エミッタ1から放出された熱電子を捕獲する熱電子捕獲面2aを備えており、熱電子放出面1aと熱電子捕獲面2aとが互いに平行になるように真空空間Vに配設されている。
従って、本実施形態では、集光レンズ4による輻射光Lのエミッタ1への照射により光エネルギ及び熱エネルギをエミッタ1に与える状態で、効果的にエミッタ1からの熱電子の放出が促進され、高い発電電力を得ることができるバンドギャップを有する硫化鉛でエミッタ1が構成されている。この点に関しては、先に図2、図3、図8に基づいて説明したとおり、例えば、輻射光Lに替えて太陽光を同じ倍率で集光してエミッタ1に照射する場合よりも、高い発電電力を得ることができる。
そして、エミッタ1及びコレクタ2との間に接続された導線部6に負荷5が設けられている。光熱発電素子3から出力された電力が導線部6を介して負荷5に供給される。
光熱発電素子3のコレクタ2側には、コレクタ2を冷却可能な熱交換部としての冷却水通路8が設けられている。この冷却水通路8はコレクタ2の非エミッタ側に設けられ、冷却水通路8内を流れる冷却水Wによってコレクタ2が冷却される。コレクタ2を冷却することで加熱された冷却水Wは、図示しない温水供給手段等に供給されて有効に使用される。この冷却水通路8はコレクタ2と電気的に絶縁された状態で設けられている。
〔好適なバンドギャップ範囲の検討〕
以下、先に本願の説明に使用した図2、図3、図8について説明する。
これらの図面は、エミッタ1を構成することとなる構成材料のバンドギャップ〔eV〕と発電出力〔W/m〕との関係を示す図面であり、太陽光を含む輻射光Lの集光率に関しては、各図において、10倍、50倍、100倍を前提としている。さらに、高温輻射発生体としてのセラミックバーナプレート7bの温度としては、図2の場合1000Kを、図3の場合1300Kを前提とした。一方、コレクタ2の温度は500Kとした。
バンドギャップと変換効率(発電効率)との関係を求めるために使用した式を、以下に示す、所謂、エミッタのエネルギ収支式である(非特許文献1に記載の式(21))。
〔数1〕
Pnet,c=Psun
−σT
−(exp((EF,n−EF,p)/kT)−1)PBB
+J(φ+2kT
−J(φ+2kT
この式において、各項は、以下の内容を表す。なお、以下において、エミッタからの放射エネルギは、エミッタからの放射が黒体放射であるとして求めた。また、コレクタからエミッタへの入力エネルギとは、コレクタから放出された電子がエミッタに捕集されたときに熱に変わるエネルギのことである。
〔数2〕
Pnet,c :エミッタのエネルギ収支
Psun :図2、図3の場合は高温輻射発生体の輻射光の光子
エネルギ
:図8の場合は太陽光の光子エネルギ
σT :エミッタからの黒体放射エネルギ
(exp((EF,n−EF,p)/kT)−1)PBB
:伝導帯電子密度が増加したことにより高められた、
バンドギャップ以上のエネルギを持つ黒体放射光子
エネルギ
(φ+2kT) :コレクタからエミッタへの入力エネルギ
(φ+2kT) :エミッタの出力エネルギ
さらに、
F,n :電子の擬似フェルミエネルギ
F,p :正孔の疑似フェルミエネルギ
BB :バンドギャップ以上のエネルギを持つ、黒体放射光
子エネルギ
,J :コレクタ及びエミッタの電流密度
φ,φ :コレクタ及びエミッタの仕事関数
:コレクタの温度
:エミッタの温度
である。
以下、上記式を使用して、本願発明者が実施したバンドギャップをパラメータとして、発電効率の最大効率ηを求める手順について説明する。
工程1 検討対象とするバンドギャップEgを仮定する。
工程2 検討対象とする電子親和力E_Aを仮定する。
工程3 工程1、工程2で仮定したバンドギャップEg、及び電子親和力E_A、を使用して、エミッタに入射した光子(電子)の数と、放出された光子(電子)の数+再結合した光子(電子)の数との和が0となるとの条件の下、エミッタのエネルギ収支式を使用して、エミッタのエネルギ収支Pnet,cを求める。
本検討に当たり輻射光エネルギの集光倍率については10倍、50倍、100倍を前提とするため固定とした。さらに、電子の擬似フェルミエネルギEF,n、エミッタ温度T、エミッタの電流密度J、正孔の擬似フェルミエネルギEF,pは可変とし、コレクタの電流密度J、コレクタの温度Tを固定した。
引き続いて、
工程4 エミッタ温度Tを設定範囲で変化させて、工程3を繰り返し、Pnet,cが最小となるエミッタ温度Tを求める。
この工程4を実行することで、検討対象としている状態のバンドギャップEg、電子親和力E_A、エミッタ温度Tが決定される。
この系では、系に投入される輻射光の光子エネルギPsun、コレクタ及びエミッタの電流密度J,J及びコレクタ及びエミッタの仕事関数φ,φが特定できるため、その値を使用して、以下の式に基づいて、検討対象としている状態での発電効率を以下の式で求めた。
〔数3〕
η=(J−J)×(φ−φ)/Psun
以下、
工程5 電子親和力E_Aを設定範囲で変動させて、工程2〜工程4を繰り返し、発電効率が最大効率を示すパラメータ(電子親和力E_A、エミッタ温度T)を求める。
そして、得られたパラメータ(電子親和力E_A、エミッタ温度T)での最大効率を、検討対象としているバンドギャップEgにおける素子の発電効率とした。
上記の条件で検討を行なったところ、検討対象としたバンドギャップ範囲内(0.5eVから2eV)で、エミッタの温度は、バンドギャップの上昇に従って、概ね1000K〜2000Kまで上昇した。一方、電子親和力は、バンドギャップ0.45eV未満で1.4〜1.45eV程度となり、その値より上昇するに伴って1.45eVから3.1eVまで上昇した。
そして、図2に示すように、本願においてセラミックバーナプレート7bを1000Kに加熱した場合、高温輻射発生体が700K〜1300K程度の温度範囲にある場合の輻射光Lにおいて、集光率を10〜110倍程度とした場合の変換効率のピークを包含するバンドギャップの範囲とした0.35eVから0.6eVの範囲内(図2のR1)にあり、さらに、10〜110倍程度の集光率の範囲において、セラミックバーナプレート7bから発生する輻射光Lにより得られる変換効率が、その輻射光Lと同一の集光率において太陽光によってバンドギャップ1.4eV程度で得られる変換効率の最大値よりも高い変換効率となる0.4eV以上0.55eVの範囲内(図2のR2)にある硫化鉛PbSでは、そのバンドギャップが0.41eV(図2のP1)であるため、最適なエミッタ1の材料となる。なお、この場合、集光率50倍でエミッタ温度が1160Kとなり、電子親和力が1.4eVで最適化された。一方、集光率100倍の場合は、エミッタ温度が1260Kとなり、電子親和力が1.5eVで最適化された。セラミックバーナプレート7bからの放射率は0.7とした。
この硫化鉛(PbS)でエミッタ1を構成する場合は、集光率10倍で変換効率17.8%、集光率50倍で変換効率28.4%、集光率100倍で変換効率32.1%となった。
そして、集光率100倍の時の上式の各項及び各パラメータの数値の一例を示すと、エミッタのエネルギ収支Pnet,cは602W/m、輻射光の光子エネルギPsunは1154628W/m、エミッタのからの黒体放射エネルギσT は141555W/m、伝導帯電子密度が増加したことにより高められた、バンドギャップ以上のエネルギを持つ黒体放射光子エネルギ(exp((EF,n−EF,p)/kT)−1)PBBは102049W/m、コレクタからエミッタへの入力エネルギJ(φc+2kT)は450W/m、エミッタの出力エネルギJ(φ+2kT)は910872W/mとなる。
さらに、電子の擬似フェルミエネルギEF,nは0.265eV、正孔の擬似フェルミエネルギEF,pは0.161eV、バンドギャップ以上のエネルギを持つ、黒体放射光子エネルギPBBは64000W/m、コレクタ電流密度Jは260A/m、エミッタ電流密度Jは480000A/m、コレクタ仕事関数φは0.9eV、エミッタ仕事関数φは1.67eVとなる。
さらに、図2に示すように、例えば、エミッタ1を0.45eV以上0.5eV以下の範囲にバンドギャップを有する材料で構成することで、集光率10倍で変換効率17%以上、集光率50倍で変換効率30%程度、及び、集光率100倍で変換効率35%以上の高い変換効率を得ることができる。
また、図3に示すように、本願においてセラミックバーナプレート7bを1300Kに加熱した場合では、例えば、エミッタ1を0.55eV以上0.6eV以下の範囲にバンドギャップを有する材料で構成することで、集光率10倍で変換効率25%以上、集光率50倍で変換効率39%以上、及び、集光率100倍で変換効率43%以上の高い変換効率を得ることができる。
現今の太陽光のみをエネルギ源とする発電装置では、集光率10倍から100倍とした場合において、図8に示すように変換効率が12〜32%に収まっていることを考慮すると、本実施形態に係る発電装置が実用性を備えた好ましい結果となっている。
〔第2実施形態〕
図4に基づいて本発明の発電装置の第2実施形態について説明する。上述の第1実施形態では、高温輻射発生体としてのセラミックバーナプレート7bから放射される輻射光Lを利用して発電したが、この第2実施形態では、地下のマグマMによって加熱された岩盤Nからの輻射光Lを利用する点で異なるものである。また、上述の第1実施形態では、集光照射手段が集光レンズ4で構成されたが、この第2実施形態では、集光照射手段が集光レンズ4と光ファイバ10とで構成されている点で異なるものである。よって、以下の記載においては、輻射光Lを放射する岩盤N及び集光照射手段について説明する。
輻射光Lを放射する高温輻射発生体としての岩盤Nはマグマ溜り付近に位置するものであり、マグマ溜りのマグマMによって1000K程度以上に加熱されて輻射光Lを放射する。なお、マグマ溜りは、地面Dから1km〜10kmの深さに存在することがある。
図4に示すように、地面Dから岩盤Nまで地中Dbを掘削して、岩盤Nから発生する輻射光Lを集光する集光照射手段を挿入する集光照射手段挿入穴Daを地中Dbに形成する。
また、本実施形態においては、上述の如く、集光照射手段が集光レンズ4と光ファイバ10とで構成されている。そして、集光照射手段挿入穴Daの内部において、集光レンズ4がマグマ溜りのマグマMによって加熱された岩盤Nに近接する位置に配設され、その集光レンズ4で集光された輻射光Lが光ファイバ10の地中側端部10bに入射するように光ファイバ10が配設される。また、光ファイバ10を保護する円筒状の保護管11が設けられている。なお、光ファイバ10は、複数の光ファイバの集合体で形成されている。
一方、地上においては、光ファイバ10の地上側端部10aから出射する輻射光Lが光熱発電素子3のエミッタ1に照射される状態となるように光ファイバ10の地上側端部10aが設置されている。また、光熱発電素子3のコレクタ側には、コレクタ2を冷却可能な熱交換部としての冷却水通路8が設けられている。
このように、マグマMによって熱せられた岩盤Nから放出される輻射光Lを集光レンズ4で集光し、光ファイバ10により輻射光Lのエネルギを地上まで輸送して、輸送した光エネルギーを用いて光熱発電素子3により発電するように構成されている。
図5に示すように、マグマMによって岩盤Nが1000Kに加熱されている場合、高温輻射発生体が700K〜1300K程度の温度範囲にある場合の輻射光Lにおいて、集光率を10〜110倍程度とした場合の変換効率のピークを包含するバンドギャップの範囲とした0.35eVから0.6eVの範囲内(図5のR1)にあり、さらに、10〜110倍程度の集光率の範囲において、岩盤Nから発生する輻射光Lにより得られる変換効率が、その輻射光Lと同一の集光率において太陽光によってバンドギャップ1.4eV程度で得られる変換効率の最大値よりも高い変換効率となる0.4eV以上0.55eVの範囲内(図5のR2)にある硫化鉛PbS(図5のP1)では、そのバンドギャップが0.41eVであるため、最適なエミッタ1の材料となる。なお、集光率100倍でエミッタ温度が1275Kとなり、電子親和力が1.5eVで最適化された。岩盤Nからの放射率は0.9とした。
この硫化鉛(PbS)でエミッタ1を構成する場合は、集光率10倍で変換効率19%、集光率25倍で変換効率25%、集光率100倍で変換効率33%となった。
第2実施形態の変換効率において、集光率100倍の時の上記エミッタのエネルギ収支式の各項及び各パラメータの数値の一例を示すと、エミッタのエネルギ収支Pnet,cは−1775W/m、輻射光の光子エネルギPsunは1484522W/m、エミッタからの黒体放射エネルギσT は149839W/m、伝導帯電子密度が増加したことにより高められた、バンドギャップ以上のエネルギを持つ黒体放射光子エネルギ(exp((EF,n−EF,p)/kT)−1)PBBは116582W/m、コレクタからエミッタへの入力エネルギJ(φc+2kT)は448W/m、エミッタの出力エネルギJ(φ+2kT)は1220324W/mとなる。
さらに、電子の擬似フェルミエネルギEF,nは0.27eV、正孔の擬似フェルミエネルギEF,pは0.162eV、バンドギャップ以上のエネルギを持つ、黒体放射光子エネルギPBBは69000W/m、コレクタ電流密度Jは260A/m、エミッタ電流密度Jは650000A/m、コレクタ仕事関数φは0.9eV、エミッタ仕事関数φは1.66eVとなる。
さらに、図5に示すように、例えば、エミッタ1を0.45eV以上0.5eV以下の範囲にバンドギャップを有する材料で構成することで、集光率10倍で変換効率19%以上、集光率25倍で変換効率26%以上、及び、集光率100倍で変換効率37%以上の高い変換効率を得ることができる。
よって、この場合も、現今の太陽光のみをエネルギ源とする発電装置では、集光率10倍から100倍とした場合において、変換効率が12〜32%に収まっていることを考慮すると、本実施形態に係る発電装置が実用性を備えた好ましい結果となっている。
〔第3実施形態〕
図6に基づいて本発明の発電装置の第3実施形態について説明する。上述の第1実施形態では、輻射光Lを発生する高温輻射発生体を、セラミックバーナ7のセラミックバーナプレート7bとしたが、この第3実施形態では、輻射光Lを発生する高温輻射発生体を燃焼排気ガスEが流れる排気管9とする点で異なるものである。よって、以下の記載においては、燃焼排気ガスEが流れる排気管9について説明する。
輻射光Lを発生する高温輻射発生体としての排気管9はステンレスを材料とするものであり、例えば、ガスエンジンから排出された高温の燃焼排気ガスEが管内を通流することで、700K程度以上に加熱されている。
図6に示すように、本実施形態では、排気管9の管軸方向の沿って3つの光熱発電素子3が並設されている。夫々の光熱発電素子3のエミッタ側には、燃焼排気ガスEにより加熱された排気管9から放出された輻射光Lを集光して光熱発電素子3のエミッタ1に照射する集光レンズ4が設けられている。また、夫々の光熱発電素子3のコレクタ側には、コレクタ2を冷却可能な熱交換部としての冷却水通路8が設けられている。
図7に示すように、排気管9が700Kに加熱されている場合、高温輻射発生体が700K〜1300K程度の温度範囲にある場合の輻射光Lにおいて、集光率を10〜110倍程度とした場合の変換効率のピークを包含するバンドギャップの範囲とした0.35eVから0.6eVの範囲内(図7のR1)にあり、さらに、700Kに加熱された排気管9から放射される輻射光Lをエネルギ源とする場合の、10〜110倍程度の集光率の変換効率のピークを得ることができるバンドギャップが包含される0.35eVから0.39eVの範囲内(図7のR4)にあるインジウム砒素(InAs)では、そのバンドギャップが0.36eV(図7のP2)であるため、最適なエミッタ1の材料となる。なお、集光率100倍でエミッタ温度が1107Kとなり、電子親和力が1.4eVで最適化された。なお、排気管9からの放射率は0.8とした。
そして、このインジウム砒素でエミッタ1を構成する場合は、集光率10倍で変換効率8%、集光率25倍で変換効率14%、集光率50倍で変換効率20%、集光率100倍で変換効率26%となる。
第3実施形態の変換効率において、集光率100倍の時の上記エミッタのエネルギ収支式の各項及び各パラメータの数値の一例を示すと、エミッタのエネルギ収支Pnet,cは−20W/m、輻射光の光子エネルギPsunは280069W/m、エミッタのからの黒体放射エネルギσT は85148W/m、伝導帯電子密度が増加したことにより高められた、バンドギャップ以上のエネルギを持つ黒体放射光子エネルギ(exp((EF,n−EF,p)/kT)−1)PBBは696W/m、コレクタからエミッタへの入力エネルギJ(φc+2kT)は423W/m、エミッタの出力エネルギJ(φ+2kT)は194666W/mとなる。
さらに、電子の擬似フェルミエネルギEF,nは0.195eV、正孔の擬似フェルミエネルギEF,pは0.193eV、バンドギャップ以上のエネルギを持つ、黒体放射光子エネルギPBBは39000W/m、コレクタ電流密度Jは260A/m、エミッタ電流密度Jは110000A/m、コレクタ仕事関数φは0.9eV、エミッタ仕事関数φは1.57eVとなる。
〔別実施形態〕
最後に、本発明の別実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、夫々単独で適用されるものに限られず、矛盾が生じない限り、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(A)上記実施形態では、集光照射手段を凸面状の集光レンズ4として輻射光Lを集光したが、これに限らず、集光照射手段を平面状又は凹面状の鏡面体で構成した反射板として、輻射光Lを反射してエミッタ1に集光する構成としてもよい。
(B)上記実施形態では、コレクタ2の冷却は、コレクタ2に設けられた冷却水通路8内を流れる冷却水Wによって冷却される水冷式としたが、これに限らず、コレクタ2の周囲の空気により冷却される空冷式としてもよい。この場合、コレクタ2に放熱板等を設けてもよい。
(C)上記第1及び第2実施形態では、エミッタ1を、バンドギャップが0.41eVである硫化鉛PbSで構成し、上記第3実施形態では、エミッタ1を、バンドギャップが0.36eVであるインジウム砒素InAsで構成したが、これに限らず、エミッタ1を、0.35eVから0.6eVの範囲内にバンドギャップを有する半導体で構成してもよい。
(D)上記第1及び第2実施形態では、単数の光熱発電素子3及び単数の集光照射手段が設けられ、上記第3実施形態では、3つの光熱発電素子3及び3つの集光照射手段が設けられたが、これに限らず、これに限らず、3つ以外の複数の光熱発電素子3を設けてもよく、また、3つ以外の複数の集光照射手段を設けてもよい。
(E)上記第2実施形態では、高温輻射発生体を、地中DbのマグマMによって加熱された地中Dbの岩盤Nとしたが、これに限らず、高温輻射発生体を、地中DbのマグマMとしてもよい。
(F)上記第3実施形態では、排気管9の管軸方向の沿って3つの光熱発電素子3が並設されているが、これに限らず、排気管9の管径方向に排気管9を囲む状態で光熱発電素子3が設けられてもよい。この場合、3つ以外の複数の光熱発電素子3が設けられてもよい。
(G)上記第3実施形態では、排気管9内にガスエンジンから排出された高温の燃焼排気ガスEが通流するように構成されたが、これに限らず、排気管9内にガラス溶解炉等から排出された高温の燃焼排気ガスEが通流するように構成してもよい。
(H)上記第3実施形態では、排気管9の材料をステンレスとしたが、これに限らず、排気管9の材料を鉄等のステンレス以外の金属としてもよい。
以上説明したように、装置の小型化を図ることができつつも、所定の電力を得ることができる発電装置を提供することができる。
1 エミッタ
2 コレクタ
3 光熱発電素子
4 集光レンズ(集光照射手段)
7b セラミックバーナプレート(高温輻射発生体、セラミック板)
8 冷却水通路
9 排気管(高温輻射発生体)
Db 地中
L 輻射光
M マグマ
N 岩盤(高温輻射発生体)
S 発電装置

Claims (2)

  1. 光及び熱を受けて電子を放出するエミッタと、前記エミッタから放出された電子を捕獲するコレクタとを有する光熱発電素子を備え、エミッタ‐コレクタ間で発電する発電装置であって、
    700K程度以上に加熱された高温輻射発生体からの輻射光を10倍以上、110倍以下の集光率で集光して前記エミッタに照射する集光照射手段を備え、
    前記高温輻射発生体が、燃焼排気ガスの通流によって700K程度以上に加熱された排気管であり、
    前記エミッタを構成する半導体のバンドギャップが0.35eV以上0.39eV以下に選択されている発電装置。
  2. 前記エミッタがインジウム砒素InAsで構成されている請求項1に記載の発電装置。
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