JP6403513B2 - 判定装置、判定方法および通信システム - Google Patents
判定装置、判定方法および通信システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6403513B2 JP6403513B2 JP2014191007A JP2014191007A JP6403513B2 JP 6403513 B2 JP6403513 B2 JP 6403513B2 JP 2014191007 A JP2014191007 A JP 2014191007A JP 2014191007 A JP2014191007 A JP 2014191007A JP 6403513 B2 JP6403513 B2 JP 6403513B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- network
- information
- media
- ims
- determination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Telephonic Communication Services (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
CSCFは、サービス制御ネットワークの制御の核であるセッション制御を行う機能であり、移動端末間の通信セッションの設定、解放や、サービス条件にしたがってASを選択して、セッション制御プロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)信号やセッション記述プロトコルであるSDP(Session Description Protocol)信号を転送することを行う。CSCFは、P−CSCF(Proxy−CSCF)、S−CSCF(Serving−CSCF)、I−CSCF(Interrogating−CSCF)の3つの機能要素に分けられる。
加入者(ユーザ)の端末であるユーザ端末(UE:User Equipment)の間でマルチメディア通信を行う場合、IMS−ALG(IMS−Application Level Gateway)が制御信号を中継し、TrGW(Transition Gateway)がメディア信号を中継する。IMS−ALGは、メディア信号の中継が可能となるようにTrGWを制御する。
このように、従来技術においては、要求元のIMS−ALGのメディア経路情報とそれを受信したIMS−ALG自身のメディア経路情報のみを用いて、メディア経路の最適化を判断する。
これに関し、高いサービス品質や高い信頼性を保つためには、要求元のIP網のメディア経路情報だけでなく要求先のIP網のメディア経路情報を取得し、これらに基づいて、IP中継網の1以上のTrGWを経由しなくてもサービスの品質や信頼性を損なわないことが判定された場合にのみ、メディア経路の最適化を実行するようなアプローチが考えられる。しかしながら、このようなアプローチに関し、従来技術では、要求先のIP網のメディア経路情報を考慮しないため、要求元と要求先のIP網の条件に応じてIMSにおけるメディア経路の最適化を行うことができなかった。
図1は、本発明の一実施形態に係る通信システム1の装置構成を示すブロック図である。本実施形態では、代表的な構成例を示す。
図2は、本発明の一実施形態に係る通信システム1の概略的な機能構成を示すブロック図である。
図3は、本発明の一実施形態に係る通信システム1の装置構成(図1に示される例)と機能構成(図2に示される例)との対応の一例を示すブロック図である。
通信システム1は、要求元のIP網11に、P−CSCF22−1と、IMS−ALG23−1と、TrGW24−1を備える。
通信システム1は、要求先のIP網12に、P−CSCF22−2と、IMS−ALG23−4と、TrGW24−4を備える。
通信システム1は、IP中継網13に、IMS−ALG23−2と、TrGW24−2と、IMS−ALG23−3と、TrGW24−3と、S−CSCF31と、AS32を備える。
要求元IP網11のIMS−ALG23−1およびTrGW24−1のそれぞれと、IP中継網13のIMS−ALG23−2およびTrGW24−2のそれぞれとが接続される。
IP中継網13のIMS−ALG23−3およびTrGW24−3のそれぞれと、要求先IP網12のIMS−ALG23−4およびTrGW24−4のそれぞれとが接続される。
要求先のUE21−2は、基地局装置(eNB)などの他の装置(図1では、図示省略。)を介して、要求先IP網12のP−CSCF22−2と接続される。
なお、要求元IP網11、要求先IP網12およびIP中継網13には、それぞれ、他の装置(図1では、図示省略。)を備えてもよい。
各UE21−1〜21−2は、ユーザ契約している事業者等のIP網に登録される。本実施形態では、UE21−1は要求元IP網11に登録され、UE21−2は要求先IP網12に登録される。
各IP網(要求元IP網11、要求先IP網12およびIP中継網13)は、対向する他のIP網の関門装置として、IMS−ALG23−1〜23−4を配置する。各IMS−ALG23−1〜23−4は、物理的に同じ装置もしくは別の装置として、各TrGW24−1〜24−4の機能と連携し、メディア制御を行う。各IMS−ALG23−1〜23−4は制御信号を制御して中継し、各TrGW24−1〜24−4はメディア信号を制御して中継する。
IP中継網13は、S−CSCF31やAS32を配置しており、ローミングサービスのHome網として機能する。
なお、一般的なアーキテクチャでは、Visited網のP−CSCF(本実施形態では、P−CSCF22−1〜22−2)とHome網のS−CSCF(本実施形態では、S−CSCF31)を使用して、ローミングサービスが提供される(非特許文献1参照。)。
要求元の信号中継サーバ101は、メディア経路情報制御機能121を備える。
要求先の信号中継サーバ102は、メディア経路情報制御機能131を備える。
サービス制御装置103は、メディア経路情報制御機能141と、メディア経路情報保持機能142と、メディア経路最適化判定機能143を備える。
また、要求先側の中継部201−2は、IP中継網13のIMS−ALG23−3および要求先IP網12のIMS−ALG23−4を含む。本実施形態では、これらのIMS−ALG23−3〜23−4のそれぞれに、メディア経路情報制御機能131−1〜131−2のそれぞれを備える。
また、判定部202は、IP中継網13のS−CSCF31およびAS32を含む。本実施形態では、例えば、S−CSCF31およびAS32のうちの一方にメディア経路情報制御機能141とメディア経路情報保持機能142とメディア経路最適化判定機能143を備える、または、S−CSCF31およびAS32の両方に、任意に分散させて、メディア経路情報制御機能141とメディア経路情報保持機能142とメディア経路最適化判定機能143を備える。
要求元側の中継部201−1では、メディア経路情報制御機能121(メディア経路情報制御機能121−1〜121−2)は、要求元IP網11のIMS−ALG23−1およびIP中継網13のIMS−ALG23−2を介する通信に関し、メディア経路情報の制御を行う。
要求先側の中継部201−2では、メディア経路情報制御機能131(メディア経路情報制御機能131−1〜131−2)は、IP中継網13のIMS−ALG23−3および要求先IP網12のIMS−ALG23−4を介する通信に関し、メディア経路情報の制御を行う。
判定部202では、メディア経路情報制御機能141は、要求元IP網11および要求先IP網12を介する通信に関し、メディア経路情報の制御を行う。メディア経路情報保持機能142は、メディア経路情報を記憶部(メモリ)に記憶して保持する。なお、記憶部は、判定部202の内部に備えられてもよく、または、判定部202の外部に備えられてもよい。メディア経路最適化判定機能143は、メディア信号を通信する経路の最適化を行うか否かを判定する。
例えば、各ネットワーク(網)の入口および出口に設けられる中継装置である各IMS−ALG23−1〜23−4は、既存の機能を有し、本実施形態において、メディア経路の最適化方法(OMR)の処理を実行する機能を有する。
ここで、本実施形態では、各IMS−ALG23−1〜23−4は、同様な機能を有するが、他の構成例として、本発明が実現可能な範囲で、各IMS−ALG23−1〜23−4が様々な機能を有してもよい。
図4は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係る通信システム1において行われる処理の流れの一例を示す処理シーケンスの図である。
なお、本実施形態に係る通信システム1において、各UE21−1〜21−2とeNBとは無線により通信する。それ以外の各通信経路では、例えば、有線により通信が行われ、または、無線により通信が行われてもよい。また、ある装置と他の装置とが通信する場合、これらの装置の間に存在する別の装置は当該通信の中継や転送を行う。
また、図4の例では、説明の便宜上から、IMS−ALG23−1とP−CSCF22−1をまとめて示し、IMS−ALG23−4とP−CSCF22−2をまとめて示し、S−CSCF31とAS32をまとめて示す。
マルチメディア通信の要求元のUE21−1は、セッション開始要求を送信する。
ここで、セッション開始要求は、要求元のUE21−1のIPアドレス、ポートおよびセッションにおいて使用したいコーデックなどの情報を含むSDPを有する。
要求元のUE21−1から送信されたセッション開始要求は、P−CSCF22−1を介して、IMS−ALG23−1により中継される。IMS−ALG23−1は、当該セッション開始要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−1により、当該セッション開始要求に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与したセッション開始要求の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−1におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−1から転送されたセッション開始要求は、IMS−ALG23−2により中継される。IMS−ALG23−2は、当該セッション開始要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−2により、当該セッション開始要求に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与したセッション開始要求の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−2におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
S−CSCF31およびAS32は、IMS−ALG23−2から転送されたセッション開始要求を受信する。S−CSCF31およびAS32は、メディア経路情報保持機能142により、受信されたセッション開始要求に含まれる所定の情報(情報要素)を抽出(取得)して記憶部に記憶して保持する。
この所定の情報は、IMS−ALGの群(ここでは、IMS−ALG23−1およびIMS−ALG23−2)に関するメディア経路情報を含むSDPの情報である。この所定の情報は、要求元のIMS網の情報要素である。
S−CSCF31およびAS32は、メディア経路情報制御機能141により、受信されたセッション開始要求に含まれていたメディア経路情報について、要求元と要求先で経路の最適化処理が起こらないようにメディア経路情報を削除し、あるいは経路の最適化が起こらないようなダミーのメディア経路情報への置換を行い、そして、UE21−1のIPアドレス、ポートおよびコーデック等のSDP情報要素を最近の装置(ここでは、IMS−ALG23−2)のSDP情報要素へ置換してセッション開始要求信号を転送する。
S−CSCF31およびAS32から転送されたセッション開始要求は、IMS−ALG23−3により中継される。IMS−ALG23−3は、当該セッション開始要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−1により、当該セッション開始要求に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与したセッション開始要求の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−3におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−3から転送されたセッション開始要求は、IMS−ALG23−4により中継される。IMS−ALG23−4は、当該セッション開始要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−2により、当該セッション開始要求に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与したセッション開始要求の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−4におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−4から転送されたセッション開始要求は、P−CSCF22−2を介して、要求先のUE21−2に対して信号送信される。この際、P−CSCF22−2は、受信されたセッション開始要求に含まれていたメディア経路情報について、要求先のUE21−2に通知しないように中継装置(ここでは、IMS−ALG23−3およびIMS−ALG23−4、あるいは、処理T5でダミーを含めた場合は当該ダミー)のメディア経路情報を削除する。
P−CSCF22−2から転送されたセッション開始要求は、要求先のUE21−2により受信される。要求先のUE21−2は、成功応答を送信(返却)する。成功応答には、要求先のUE21−2のIPアドレス、ポートおよびセッションにおいて使用したいコーデックなどの情報を含むSDPを有する。
要求先のUE21−2から送信された成功応答は、P−CSCF22−2を介して、IMS−ALG23−4により中継される。IMS−ALG23−4は、当該成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−2により、当該成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−4におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−4から転送された成功応答は、IMS−ALG23−3により中継される。IMS−ALG23−3は、当該成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−1により、当該成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−3におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
S−CSCF31およびAS32は、IMS−ALG23−3から転送された成功応答を受信する。S−CSCF31およびAS32は、メディア経路情報保持機能142により、受信された成功応答に含まれる所定の情報(情報要素)を抽出(取得)して記憶部に記憶して保持する。
この所定の情報は、IMS−ALGの群(ここでは、IMS−ALG23−4およびIMS−ALG23−3)に関するメディア経路情報を含むSDPの情報である。この所定の情報は、要求先のIMS網の情報要素である。
S−CSCF31およびAS32は、メディア経路情報制御機能141により、受信された成功応答に含まれていたメディア経路情報について、要求元と要求先で経路の最適化処理が起こらないようにメディア経路情報を削除し、あるいは経路の最適化が起こらないようなダミーのメディア経路情報への置換を行い、そして、UE21−2のIPアドレス、ポートおよびコーデック等のSDP情報要素を最近の装置(ここでは、IMS−ALG23−3)のSDP情報要素へ置換して成功応答を転送する。
S−CSCF31およびAS32から転送された成功応答は、IMS−ALG23−2により中継される。IMS−ALG23−2は、当該成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−2により、当該成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−2におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−2から転送された成功応答は、IMS−ALG23−1により中継される。IMS−ALG23−1は、当該成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−1により、当該成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−1におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−1から転送された成功応答は、P−CSCF22−1を介して、要求元のUE21−1に対して信号送信される。この際、P−CSCF22−1は、受信された成功応答に含まれていたメディア経路情報について、要求元のUE21−1に通知しないように中継装置(ここでは、IMS−ALG23−2およびIMS−ALG23−1、あるいは、処理T12でダミーを含めた場合は当該ダミー)のメディア経路情報を削除する。
IMS−ALG23−1から転送された成功応答は、要求元のUE21−1により受信される。
以上の処理のステップにより、要求元のUE21−1と要求先のUE21−2との間で、中継装置(ここでは、IMS−ALG23−1〜IMS−ALG23−4)を経由する経路で、マルチメディア通信(マルチメディアの送信や受信)を確立する。
なお、本実施形態では(処理T1)〜(処理T14)においてSDPオファーをセッション開始要求に載せ、SDPアンサーを成功応答に載せる手順を記述しているが、例えばSDPオファーをセッション開始要求に載せ、SDPアンサーを暫定応答に載せる手順など、SDPオファーアンサーモデルが実現可能であれば他の手順であってもよい。
次に、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、(処理T4)および(処理T11)において取得して保持したメディア経路情報、および所定の判定基準の情報に基づいて、メディア信号を通信する経路(メディア経路)の最適化を行うか否か(経路の切り替えを行うか否か)を判定する。この結果、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、メディア経路の最適化を行うことを判定した場合には、後続する処理(第1実施形態では、(処理T21)〜(処理T39))を行うことで、最適なメディア経路への切り替えを行う。一方、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、メディア経路の最適化を行わないことを判定した場合には、本フローの処理を終了する。
なお、S−CSCF31およびAS32は、要求元のUE21−1が属するネットワークと、要求先のUE21−2が属するネットワークとが、同一のネットワークであるか否かを判定する機能を有してもよい。
このような所定の判定基準の情報は、例えば、S−CSCF31あるいはAS32あるいは外部の記憶部に記憶されて参照される。
このような所定の判定基準の情報は、例えば、あらかじめ用意されて設定されてもよく、または、任意のタイミングで設定されてもよい。
<所定の判定基準の例1:エンコーディング能力に関する基準>
各IMS−ALG23−1〜23−4により、経路に関する情報として、ネットワーク識別子(ネットワークID)の情報をメッセージ(本実施形態では、セッション開始要求および成功応答)に搭載し、さらに、提供可能な能力情報として、メディアに対するエンコーディング能力の情報をメッセージに搭載する。
S−CSCF31およびAS32は、所定の判定基準の情報として、サービスの提供にあたり必要となる一定以上のメディアのエンコーディング能力についての基準の情報を用いる。S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、このような判定基準の情報に基づいて、経路上の各ノードにおけるメディアのエンコーディング能力が基準を満たす場合にメディア経路の最適化を行うか否かを判定する処理や、メディア経路の最適化を行う場合にいずれの経路を最適化するかを決定する処理を行う。
具体的には、一例として、各ノードにおいて特定の方式のエンコーディング能力が必要であるという判定基準を用いることができる。この場合、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、メッセージに搭載された情報に基づいて、IMS−ALG23−1〜IMS−ALG23−4のすべてが前記した特定の方式のエンコーディング能力を有すると判定したときに、メディア経路の最適化を行うことを判定する。このとき、S−CSCF31およびAS32は、例えば、要求元のUE21−1と要求先のUE21−2とを接続する経路であって、IMS−ALG23−1〜IMS−ALG23−4の区間を最適化(例えば、短縮)した経路に切り替える(当該経路を確立する)ことを決定する。一方、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、メッセージに搭載された情報に基づいて、IMS−ALG23−1〜IMS−ALG23−4のうちの1以上が前記した特定の方式のエンコーディング能力を有しないと判定したときには、(例えば、経路としては最適化できても)メディア経路の最適化を行わないことを判定する。
S−CSCF31およびAS32は、所定の判定基準の情報として、最適化(例えば、短縮)する経路の組み合わせの優先度の情報を用いる。
具体的には、一例として、サービスの提供条件として、特定のオペレータのネットワークのみ最適化するという判定基準を用いることができる。この場合、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、メッセージに搭載された情報(オペレータに関する情報)に基づいて、所定のIMS−ALG(例えば、IMS−ALG23−1、IMS−ALG23−4)が前記した特定のオペレータであると判定したときにのみ、メディア経路の最適化を行うことを判定する。このとき、S−CSCF31およびAS32は、例えば、要求元のUE21−1と要求先のUE21−2とを接続する経路であって、IMS−ALG23−1〜IMS−ALG23−4の区間を最適化した経路に切り替える(当該経路を確立する)ことを決定する。一方、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、メッセージに搭載された情報に基づいて、前記した特定のオペレータの条件を満たさないと判定したときには、(例えば、経路としては最適化できても)メディア経路の最適化を行わないことを判定する。
S−CSCF31およびAS32は、所定の判定基準の情報として、メディアの種類ごとにメディア経路の最適化(例えば、短縮)を行うか否かを定めた情報を用いる。
具体的には、一例として、特定のメディアの種類(例えば、ビデオ)についてはメディア経路の最適化を行い、それ以外のメディアの種類(例えば、ビデオ以外)についてはメディア経路の最適化を行わないという判定基準を用いることができる。この場合、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、メッセージに搭載された情報(メディアの種類に関する情報)に基づいて、前記した特定のメディアの種類であると判定したときにのみ、メディア経路の最適化を行うことを判定する。このとき、S−CSCF31およびAS32は、例えば、要求元のUE21−1と要求先のUE21−2とを接続する経路であって、IMS−ALG23−1〜IMS−ALG23−4の区間を最適化した経路に切り替える(当該経路を確立する)ことを決定する。一方、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、メッセージに搭載された情報に基づいて、前記した特定のメディアの種類以外の種類であると判定したときには、(例えば、経路としては最適化できても)メディア経路の最適化を行わないことを判定する。
例えば、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、転送されるSIPメッセージに記載されたメディアの種類を確認し、確認したメディアの種類が特定のメディアの種類(例えば、ビデオ)であった場合にメディア経路の最適化を行うことを判定する。そして、S−CSCF31およびAS32は、(処理T16)より後のステップの処理において、SDPに含まれる前記した特定のメディアの種類(例えば、ビデオ)の項目だけメディア経路の最適化を行い、他の項目についてはメディア経路の最適化を行わない。具体例として、前記した特定のメディアの種類をビデオとすると、大容量の通信となるビデオ通信の時には、最適な経路(最適化された経路)を通ることで、伝送遅延を防ぐとともに、経路上のネットワークへの負荷を軽減することが期待できる。
S−CSCF31およびAS32は、所定の判定基準の情報として、特定のユーザ(例えば、特定のユーザ端末)についてのみメディア経路の最適化(例えば、短縮)を行うという情報を用いる。
具体的には、一例として、ユーザに関する情報であるユーザの契約者情報に基づいて、ローミング時に最適化されたメディア経路を使用することがオプション契約としてあるか否かを判定することが可能であり、このようなオプション契約がある場合にのみメディア経路の最適化を行うという判定基準を用いることができる。この場合、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、メッセージに搭載された情報(例えば、SIPメッセージに搭載されたユーザに関する情報)に基づいて、前記した特定のユーザに関する基準を満たすと判定したときにのみ、メディア経路の最適化を行うことを判定する。このとき、S−CSCF31およびAS32は、例えば、要求元のUE21−1と要求先のUE21−2とを接続する経路であって、IMS−ALG23−1〜IMS−ALG23−4の区間を最適化した経路に切り替える(当該経路を確立する)ことを決定する。一方、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、メッセージに搭載された情報に基づいて、前記した特定のユーザに関する基準を満たさないと判定したときには、(例えば、経路としては最適化できても)メディア経路の最適化を行わないことを判定する。
S−CSCF31およびAS32は、要求先のUE21−2に対して、SDPを含まないセッション修正要求を送信する。
ここで、セッション修正要求としては、例えば、SIPのINVITEという信号を用いることが可能である。
S−CSCF31およびAS32から送信されたSDPを含まないセッション修正要求は、IMS−ALG23−3により中継される。
IMS−ALG23−3から転送されたSDPを含まないセッション修正要求は、IMS−ALG23−4により中継される。
IMS−ALG23−4から転送されたSDPを含まないセッション修正要求は、P−CSCF22−2を介して、要求先のUE21−2に対して信号送信される。
P−CSCF22−2から転送されたSDPを含まないセッション修正要求は、要求先のUE21−2により受信される。要求先のUE21−2は、SDPを含む修正成功応答を送信(返却)する。
要求先のUE21−2から送信されたSDPを含む修正成功応答は、P−CSCF22−2を介して、IMS−ALG23−4により中継される。IMS−ALG23−4は、当該修正成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−2により、当該修正成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した修正成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−4におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−4から転送されたSDPを含む修正成功応答は、IMS−ALG23−3により中継される。IMS−ALG23−3は、当該修正成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−1により、当該修正成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した修正成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−3におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
S−CSCF31およびAS32は、IMS−ALG23−3から転送されたSDPを含む修正成功応答を受信する。S−CSCF31およびAS32は、受信された修正成功応答に含まれるIMS−ALGの群(ここでは、IMS−ALG23−4およびIMS−ALG23−3)に関するメディア経路情報を含むSDPの情報をそのまま引き継いで、要求元のUE21−1に対して、セッション修正要求を送信する。
S−CSCF31およびAS32から転送されたSDPを含むセッション修正要求は、IMS−ALG23−2により中継される。IMS−ALG23−2は、当該セッション修正要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−2により、当該セッション修正要求に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与したセッション修正要求の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−2におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−2から転送されたSDPを含むセッション修正要求は、IMS−ALG23−1により中継される。IMS−ALG23−1は、当該セッション修正要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−1により、受信されたセッション修正要求に含まれるSDPから所定の情報を削除し、要求先のUE21−2に関する能力情報(のみ)をSDPに残して、当該セッション修正要求を転送する。
この所定の情報は、IMS−ALGの群(ここでは、IMS−ALG23−4、IMS−ALG23−3およびIMS−ALG23−2)に関するメディア経路情報のすべてである。
IMS−ALG23−1から転送されたSDPを含むセッション修正要求は、P−CSCF22−1を介して、要求元のUE21−1に対して信号送信される。
P−CSCF22−1から転送されたSDPを含むセッション修正要求は、要求元のUE21−1により受信される。要求元のUE21−1は、SDPを含む修正成功応答を送信(返却)する。
要求元のUE21−1から送信されたSDPを含む修正成功応答は、P−CSCF22−1を介して、IMS−ALG23−1により中継される。IMS−ALG23−1は、当該修正成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−1により、当該修正成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した修正成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、TrGW24−1におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−1から転送されたSDPを含む修正成功応答は、IMS−ALG23−2により中継される。IMS−ALG23−2は、当該修正成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−2により、当該修正成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した修正成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−2におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
S−CSCF31およびAS32は、IMS−ALG23−2から転送されたSDPを含む修正成功応答を受信する。S−CSCF31およびAS32は、受信された修正成功応答に含まれるIMS−ALGの群(ここでは、IMS−ALG23−1およびIMS−ALG23−2)に関するメディア経路情報を含むSDPの情報をそのまま引き継いで、要求先のUE21−2に対して、SDPを含む応答確認を送信する。
S−CSCF31およびAS32から転送されたSDPを含む応答確認は、IMS−ALG23−3により中継される。IMS−ALG23−3は、当該応答確認を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−1により、当該応答確認に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した応答確認の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−3におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−3から転送されたSDPを含む応答確認は、IMS−ALG23−4により中継される。IMS−ALG23−4は、当該応答確認を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−2により、受信された応答確認に含まれるSDPから所定の情報を削除し、要求元のUE21−1に関する能力情報(のみ)をSDPに残して、当該応答確認を転送する。
この所定の情報は、IMS−ALGの群(ここでは、IMS−ALG23−1、IMS−ALG23−2およびIMS−ALG23−3)に関するメディア経路情報のすべてである。
IMS−ALG23−4から転送されたSDPを含む応答確認は、P−CSCF22−2を介して、要求先のUE21−2に対して信号送信される。
S−CSCF31およびAS32は、処理T32における修正成功応答に対してSDPを含まない応答確認を送信する。
S−CSCF31およびAS32から送信(転送)されたSDPを含まない応答確認は、IMS−ALG23−2により中継される。
IMS−ALG23−2から転送されたSDPを含まない応答確認は、IMS−ALG23−1により中継される。
IMS−ALG23−1から転送されたSDPを含まない応答確認は、P−CSCF22−1を介して、要求元のUE21−1に対して信号送信される。
IMS−ALG23−1から転送されたSDPを含まない応答確認は、要求元のUE21−1により受信される。
以上の処理のステップにより、要求元のUE21−1と要求先のUE21−2との間で(処理T15)において経由していた中継装置(ここでは、IMS−ALG23−1〜IMS−ALG23−4)を経由しない経路で、要求元のUE21−1と要求先のUE21−2との間で、直接、マルチメディア通信(マルチメディアの送信や受信)を確立する。
具体的には、この第1のパターンでは、S−CSCF31およびAS32は、把握した要求元の情報および要求先の情報がメディア経路の最適化を行うための基準を満たすことを判定した場合に、それ以上の処理を行わず、要求元および要求先に経路再選択の契機を与えて経路再選択の処理を実行させる。つまり、S−CSCF31およびAS32は、要求元および要求先に経路再選択の契機を与えること(だけ)を行い、実際に経路再選択を実行するか否かについてや、どのような経路を再選択(切り替え)するかについては、要求元IP網11や要求先IP網12に任せる。本実施形態では、S−CSCF31およびAS32により行われる処理を簡素化させることができる。
サービス制御装置103は、メディア経路情報保持機能142により、セッション開始要求が転送された途中の経路の情報を保持する。また、サービス制御装置103は、メディア経路情報制御機能141により、セッション開始要求に含まれる要求元側の情報のうち不要な信号中継サーバ101のネットワーク識別子や能力情報を削除(あるいは、ダミーの情報へ置換)して、当該セッション開始要求を要求先のUE21−2に対して転送することで、要求先において要求元との最適化経路(最適化されたメディア経路)が確立されないようにする。
セッション開始要求に対する応答(例えば、成功応答)が要求先のUE21−2からサービス制御装置103まで返信されるときに、要求先のUE21−2からサービス制御装置103までの間に配置される信号中継サーバ102(例えば、1または複数のIMS−ALG)のメディア経路情報制御機能131により、信号中継サーバ102のネットワーク識別子や能力情報を付与しながら転送する。
サービス制御装置103は、メディア経路情報保持機能142により、応答が転送された途中の経路の情報を保持する。また、サービス制御装置103は、メディア経路情報制御機能141により、応答に含まれる要求先側の情報のうち不要な信号中継サーバ102のネットワーク識別子や能力情報を削除(あるいは、ダミーの情報へ置換)して、当該応答を要求元のUE21−1に対して転送することで、要求元において要求先との最適化経路(最適化されたメディア経路)が確立されないようにする。これにより、要求元のUE21−1と要求先のUE21−2との間のセッションが開始する。
また、サービス制御装置103は、メディア経路最適化判定機能143により、保持された要求先側および要求元側の途中の経路の情報を用いてメディア経路の最適化の要否を判定し、その判定結果に基づいて、メディア経路の最適化の処理が信号中継サーバ101、102により行われるようにする。
また、信号中継サーバ101や信号中継サーバ102としては、本実施形態では、IMS−ALG23−1〜23−4が用いられている。
また、本実施形態では、要求先側のネットワークとして、1つのネットワーク(要求先IP網12)が存在する場合を示したが、他の構成例として、2つ以上のネットワークが存在してもよい。
また、メディアとしては、様々なものが用いられてもよく、例えば、音声、静止画、動画などが用いられてもよい。動画として、テレビ電話の動画が用いられてもよい。
図5は、本発明の一実施形態(第2実施形態)に係る通信システム1において行われる処理の流れの一例を示す処理シーケンスの図である。
図5には、図4に示される処理シーケンスと同様な形式で、他の処理シーケンスを示してある。
本実施形態に係る図5に示される処理シーケンスでは、S−CSCF31およびAS32がメディア経路を切り替えるか否かを判定するまでの処理である(処理T1)〜(処理T16)については、図4に示される処理シーケンスの場合と同様であり、同じ符号を付してある。
S−CSCF31およびAS32は、メディア経路情報保持機能142により要求元IP網11向けに保持していた要求先側のIMS−ALG群(ここでは、IMS−ALG23−4およびIMS−ALG23−3)に関するメディア経路情報をSDPに付与したセッション更新要求の信号を送信する。
ここで、セッション更新要求としては、例えば、SIPのUPDATEという信号を用いることが可能である。なお、他の構成例として、セッション更新要求として、SIPのINVITEという信号が用いられてもよい。
S−CSCF31およびAS32から転送されたセッション更新要求は、IMS−ALG23−2により中継される。IMS−ALG23−2は、当該セッション更新要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−2により、当該セッション更新要求に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与したセッション更新要求の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−2におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−2から転送されたセッション更新要求は、IMS−ALG23−1により中継される。IMS−ALG23−1は、当該セッション更新要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−1により、受信されたセッション更新要求に含まれるSDPから所定の情報を削除し、要求先のUE21−2に関する能力情報(のみ)をSDPに残して、当該セッション更新要求を転送する。
この所定の情報は、IMS−ALGの群(ここでは、IMS−ALG23−4、IMS−ALG23−3およびIMS−ALG23−2)に関するメディア経路情報のすべてである。
IMS−ALG23−1から転送されたセッション更新要求は、P−CSCF22−1を介して、要求元のUE21−1に対して信号送信される。
P−CSCF22−1から転送されたセッション更新要求は、要求元のUE21−1により受信される。要求元のUE21−1は、SDPを含む更新成功応答を送信(返却)する。
要求元のUE21−1から送信された更新成功応答は、P−CSCF22−1を介して、IMS−ALG23−1により中継される。IMS−ALG23−1は、当該更新成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−1により、当該更新成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した更新成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−1におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−1から転送された更新成功応答は、IMS−ALG23−2により中継される。IMS−ALG23−2は、当該更新成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−2により、当該更新成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した更新成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、TrGW24−2におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
ここで、S−CSCF31およびAS32は、受信された更新成功応答に含まれるメディア経路情報が、メディア経路情報保持機能142により当初保持していたメディア経路情報と同じでないこと(変更あること)を判定した場合には、例えば、所定のエラー処理を行う。他の構成例として、このようなエラー処理が行われない構成が用いられてもよい。
S−CSCF31およびAS32は、メディア経路情報保持機能142により要求先IP網12向けに保持していた要求元側のIMS−ALG群(ここでは、IMS−ALG23−1およびIMS−ALG23−2)に関するメディア経路情報をSDPに付与したセッション更新要求の信号を送信する。
S−CSCF31およびAS32から転送されたセッション更新要求は、IMS−ALG23−3により中継される。IMS−ALG23−3は、当該セッション更新要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−1により、当該セッション更新要求に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与したセッション更新要求の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−3におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−3から転送されたセッション更新要求は、IMS−ALG23−4により中継される。IMS−ALG23−4は、当該セッション更新要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−2により、受信されたセッション更新要求に含まれるSDPから所定の情報を削除し、要求元のUE21−1に関する能力情報(のみ)をSDPに残して、当該セッション更新要求を転送する。
この所定の情報は、IMS−ALGの群(ここでは、IMS−ALG23−1、IMS−ALG23−2およびIMS−ALG23−3)に関するメディア経路情報のすべてである。
IMS−ALG23−4から転送されたセッション更新要求は、P−CSCF22−2を介して、要求先のUE21−2に対して信号送信される。
P−CSCF22−2から転送されたセッション更新要求は、要求先のUE21−2により受信される。要求先のUE21−2は、SDPを含む更新成功応答を送信(返却)する。
要求先のUE21−2から送信された更新成功応答は、P−CSCF22−2を介して、IMS−ALG23−4により中継される。IMS−ALG23−4は、当該更新成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−2により、当該更新成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した更新成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−4におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−4から転送された更新成功応答は、IMS−ALG23−3により中継される。IMS−ALG23−3は、当該更新成功応答を中継する際に、メディア経路情報制御機能131−1により、当該更新成功応答に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与した更新成功応答の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−3におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
ここで、S−CSCF31およびAS32は、受信された更新成功応答に含まれるメディア経路情報が、メディア経路情報保持機能142により当初保持していたメディア経路情報と同じでないこと(変更あること)を判定した場合には、例えば、所定のエラー処理を行う。他の構成例として、このようなエラー処理が行われない構成が用いられてもよい。
以上の処理のステップにより、要求元のUE21−1と要求先のUE21−2との間で(処理T15)において経由していた中継装置(ここでは、IMS−ALG23−1〜IMS−ALG23−4)を経由しない経路で、要求元のUE21−1と要求先のUE21−2との間で、直接、マルチメディア通信(マルチメディアの送信や受信)を確立する。
図6は、本発明の一実施形態(第3実施形態)に係る通信システム1において行われる処理の流れの一例を示す処理シーケンスの図である。
図6には、図4に示される処理シーケンスと同様な形式で、他の処理シーケンスを示してある。
本実施形態では、メディア信号を通信する経路(メディア経路)の最適化を行うか否かを判定する他のパターンの例を示す。
なお、本実施形態では、S−CSCF31およびAS32は、自装置が行った過去の処理に関する情報を記憶するが、他の構成例として、メディア経路の最適化を行うか否かを判定する処理で使用される情報が、人為的にまたは外部の装置により設定されて、メディア経路情報保持機能142により保持されてもよい。
マルチメディア通信の要求元のUE21−1は、セッション開始要求を送信する。
ここで、セッション開始要求は、要求元のUE21−1のIPアドレス、ポートおよびセッションにおいて使用したいコーデックなどの情報を含むSDPを有する。
要求元のUE21−1から送信されたセッション開始要求は、P−CSCF22−1を介して、IMS−ALG23−1により中継される。IMS−ALG23−1は、当該セッション開始要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−1により、当該セッション開始要求に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与したセッション開始要求の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−1におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
IMS−ALG23−1から転送されたセッション開始要求は、IMS−ALG23−2により中継される。IMS−ALG23−2は、当該セッション開始要求を中継する際に、メディア経路情報制御機能121−2により、当該セッション開始要求に対して自装置に関する所定のメディア経路情報をSDPに付与したセッション開始要求の信号を転送する。
この所定のメディア経路情報は、例えば、自装置が位置するネットワークの識別子(ネットワークID)の情報や、自装置に対応するTrGW24−2におけるメディア信号の転送能力など(例えば、メディアのコーデックなど)に関する提供可能な能力情報などを含む。
S−CSCF31およびAS32は、IMS−ALG23−2から転送されたセッション開始要求を受信する。S−CSCF31およびAS32は、メディア経路情報保持機能142により、受信されたセッション開始要求に含まれる要求元および要求先に関する情報(情報要素)を抽出(取得)する。
この要求元および要求先に関する情報は、要求元のUE21−1を識別する情報、および要求先のUE21−2を識別する情報を含む。また、この要求元および要求先に関する情報に、IMS−ALGの群(ここでは、IMS−ALG23−1およびIMS−ALG23−2)に関するメディア経路情報が含まれてもよい。
また、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路情報保持機能142により、抽出(取得)した情報を記憶部に記憶して保持してもよい。
次に、S−CSCF31およびAS32は、メディア経路最適化判定機能143により、(処理T204)において取得したメディア経路情報、およびメディア経路情報保持機能142により保持されている過去の情報(他の構成例として、他の設定された情報でもよい)に基づいて、メディア信号を通信する経路(メディア経路)の最適化を行うか否か(経路の切り替えを行うか否か)を判定する。
ここで、S−CSCF31およびAS32は、例えば、メディア経路の最適化を行うか否かを判定する方法として、今回取得したメディア経路情報から抽出されるセッションの要求元(本実施形態では、要求元のUE21−1)および要求先(本実施形態では、要求先のUE21−2)の組み合わせに対して、これと同一の組み合わせに関する情報がメディア経路情報保持機能142により保持されている情報に含まれる場合に、メディア経路情報保持機能142により保持されている情報の内容と一致するように、メディア経路の最適化を行うか否かを判定する。つまり、S−CSCF31およびAS32は、要求元および要求先の同一の組み合わせについて、メディア経路の最適化を行うという情報がメディア経路情報保持機能142により保持されている場合には、メディア経路の最適化を行うことを判定し、一方、そうでない場合には、メディア経路の最適化を行わないことを判定する。
一方、S−CSCF31およびAS32は、例えば、今回におけるセッションの要求元および要求先と同じ組み合わせが保持内容に含まれない場合には、(処理T204)の後に、第1実施形態に係る図4の例や第2実施形態に係る図5の例における(処理T5)〜(処理T16)と同様な処理を行ってもよい。
図7は、本発明の一実施形態(第4実施形態)に係る通信システム1において行われるUE1011−1、1011−2同士の通信の一例を示す図である。
図7には、要求元のUE1011−1、要求元のeNB1012−1、要求元のS/P−GW(S−GW(Serving−Gateway)またはP−GW(Packet Data Network−Gateway))1013−1、要求元IP網1001、IP中継網1003、要求先IP網1002、要求先のS/P−GW(S−GWまたはP−GW)1013−2、要求先のeNB1012−2、要求先のUE1011−2を示してある。
要求元IP網1001には、P−CSCF1021−1、S−CSCF/AS(S−CSCFやAS)1022−1、IMS−ALG1023−1、TrGW1024−1を示してある。
要求先IP網1002には、P−CSCF1021−2、S−CSCF/AS(S−CSCFやAS)1022−2、IMS−ALG1023−4、TrGW1024−4を示してある。
IP中継網1003には、S−CSCF/AS(S−CSCFやAS)1031、要求元側のIMS−ALG1023−2、要求元側のTrGW1024−2、要求先側のIMS−ALG1023−3、要求先側のTrGW1024−3を示してある。
図7の例における、UE1011−1、P−CSCF1021−1、IMS−ALG1023−1、TrGW1024−1、IMS−ALG1023−2、TrGW1024−2、S−CSCF/AS(S−CSCFやAS)1031、IMS−ALG1023−3、TrGW1024−3、IMS−ALG1023−4、TrGW1024−4、P−CSCF1021−2、UE1011−2が、図1の例における各装置(同一の名称の装置)に対応している。
本例では、要求元IP網1001および要求先IP網1002はコーデック(Codec)1を使用して情報を処理する能力を有し、IP中継網1003はコーデック(Codec)2を使用して情報を処理する能力を有する。また、TrGW1024−1はコーデック1を使用した情報をコーデック2を使用した情報へ変換してTrGW1024−2に送信する能力を有し、TrGW1024−3はコーデック2を使用した情報をコーデック1を使用した情報へ変換してTrGW1024−4に送信する能力を有する。なお、コーデック1とコーデック2とは異なる。
このメディア経路Bは、メディア経路Aと比べて、メディア信号が通過する装置が少ないという点や、コーデックの変換の処理をなくしている点で、より良好であると考えられる。このため、メディア経路Aに対して、メディア経路Bは、最適化されたメディア経路の一例となる。
これにより、メディア経路Bでは、要求元のUE1011−1と要求先のUE1011−2との間で、直接通信(本例では、要求元IP網1001、要求先IP網1002、IP中継網1003を経由しない通信)が実現される。
また、メディア経路を最適化する手法(アルゴリズム)としては、一例として、可能な限り経路を短縮化する手法が用いられるが、他の様々な手法が用いられてもよい。
以上の実施形態では、IMS、LTE、IPを例として説明したが、同様な構成や動作を様々なシステムに適用することが可能である。
一例として、複数のネットワークの間で通信される制御信号に含まれる情報に基づいて、前記した複数のネットワークの間で通信されるメディア信号の経路を最適化する処理を実行するか否かを判定する判定部を備える、判定装置を構成することができる。
また、通信システムにおける各装置は、任意の者により所有や管理等されてもよい。
一構成例として、第1のネットワークと第2のネットワーク(図1の例では、要求元IP網11および要求先IP網12)のうちのいずれかに、または、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークの中間に、設置され、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信される制御信号に含まれる情報(図2の例では、メディア経路情報)に基づいて、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信されるメディア信号の経路を最適化する処理を実行するか否かを判定する判定部(図2の例では、メディア経路最適化判定機能143の機能部)を備える、判定装置(図2の例では、サービス制御装置103)である(例えば、第1実施形態〜第5実施形態の構成例)。
一構成例として、第1のネットワークと第2のネットワークのうちのいずれかに、または、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークの中間に、設置され、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信される信号を中継する判定装置を有し、前記判定装置は、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信される制御信号に含まれる情報に基づいて、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信されるメディア信号の経路を最適化する処理を実行するか否かを判定する、通信システム(図1の例では、通信システム1)である(例えば、第1実施形態〜第5実施形態の構成例)。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Claims (8)
- 第1のネットワークと第2のネットワークのうちのいずれかに、または、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークの中間に存在する第3のネットワークに、設置され、
前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信される制御信号に含まれる第1の情報に基づいて、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信されるメディア信号の第1の経路を最適化する処理を実行するか否かを判定する判定部を備え、
前記第1のネットワークと前記第2のネットワークと前記第3のネットワークはそれぞれ異なるネットワークであり、
前記第1のネットワークと前記第3のネットワークとは接続され、前記第2のネットワークと前記第3のネットワークとは接続され、
前記メディア信号の前記第1の経路は、前記第1のネットワークに接続される第1の装置と前記第2のネットワークに接続される第2の装置との間で前記メディア信号を通信する経路であり、
前記制御信号は第1の中継装置により中継され、前記メディア信号は前記第1の中継装置により制御される第2の中継装置により中継され、
前記メディア信号の前記第1の経路を最適化する処理は、前記第1の経路に含まれる前記第2の中継装置の数が少なくなる第2の経路に切り替える処理であり、
前記第1の情報は、前記第1の経路において前記判定部と前記第1の装置との間に含まれる前記第2の中継装置に関する第2の情報と、前記第1の経路における前記判定部と前記第2の装置との間に含まれる前記第2の中継装置に関する第3の情報を含み、
前記第2の情報は、前記第1の経路において前記判定部と前記第1の装置との間に含まれる前記第1の中継装置によって前記第1の中継装置により制御される前記第2の中継装置について前記制御信号に搭載され、前記メディア信号に対するエンコーディング能力の情報であり、
前記第3の情報は、前記第1の経路において前記判定部と前記第2の装置との間に含まれる前記第1の中継装置によって前記第1の中継装置により制御される前記第2の中継装置について前記制御信号に搭載され、前記メディア信号に対するエンコーディング能力の情報であり、
前記判定部は、前記第2の情報および前記第3の情報に含まれるすべての前記エンコーディング能力の情報が、所定の基準を満たす前記エンコーディング能力の情報であると判定した場合に、前記メディア信号の前記第1の経路を最適化する処理を実行することを判定する、
判定装置。 - 前記制御信号に含まれる前記第1の経路に関する情報を制御する経路情報制御部と、
前記制御信号に含まれる前記第1の経路に関する情報を保持する経路情報保持部と、を備え、
前記判定部は、前記経路情報保持部により保持される情報に基づいて、前記判定を行う、
請求項1に記載の判定装置。 - 前記判定部により前記メディア信号の前記第1の経路を最適化する処理を実行することが判定された場合に、前記メディア信号の前記第1の経路を最適化する処理の実行の契機となる信号を送信する、
請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の判定装置。 - 前記メディア信号の前記第1の経路を最適化する処理の実行の契機となる信号に、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークのうちの1以上のネットワークに含まれる装置に関する情報を含めて、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークのうちの前記ネットワークとは異なるネットワークに送信する、
請求項3に記載の判定装置。 - 前記判定部は、前記判定について判定結果に関する情報を保持し、前記制御信号に含まれる情報に基づいて、判定の条件が前記保持される判定結果と同じ判定の条件である場合には、前記判定結果と同じ判定結果を得る、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の判定装置。 - LTEをアクセス網とするIMSを利用したシステムに設けられ、
前記第1のネットワーク、前記第2のネットワークおよび前記第3のネットワークは、IP網であり、
前記制御信号に含まれる情報は、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークに含まれる1以上のIMS−ALGについて、前記IMS−ALGが含まれるネットワークを識別する情報と前記IMS−ALGに対応するTrGWによる前記メディア信号の通信に関する能力の情報を含み、
前記制御信号は、前記第1の中継装置である前記IMS−ALGにより通信され、
前記メディア信号は、前記第2の中継装置である前記TrGWにより通信され、
前記第1のネットワークと前記第2のネットワークのうちの一方がセッションの要求元側となり、他方が前記セッションの要求先側となる、
請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の判定装置。 - 第1のネットワークと第2のネットワークのうちのいずれかに、または、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークの中間に存在する第3のネットワークに、設置される判定装置が、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信される制御信号に含まれる第1の情報に基づいて、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信されるメディア信号の第1の経路を最適化する処理を実行するか否かを判定する判定方法であって、
前記第1のネットワークと前記第2のネットワークと前記第3のネットワークはそれぞれ異なるネットワークであり、
前記第1のネットワークと前記第3のネットワークとは接続され、前記第2のネットワークと前記第3のネットワークとは接続され、
前記メディア信号の前記第1の経路は、前記第1のネットワークに接続される第1の装置と前記第2のネットワークに接続される第2の装置との間で前記メディア信号を通信する経路であり、
前記制御信号は第1の中継装置により中継され、前記メディア信号は前記第1の中継装置により制御される第2の中継装置により中継され、
前記メディア信号の前記第1の経路を最適化する処理は、前記第1の経路に含まれる前記第2の中継装置の数が少なくなる第2の経路に切り替える処理であり、
前記第1の情報は、前記第1の経路において前記判定装置と前記第1の装置との間に含まれる前記第2の中継装置に関する第2の情報と、前記第1の経路における前記判定装置と前記第2の装置との間に含まれる前記第2の中継装置に関する第3の情報を含み、
前記第2の情報は、前記第1の経路において前記判定装置と前記第1の装置との間に含まれる前記第1の中継装置によって前記第1の中継装置により制御される前記第2の中継装置について前記制御信号に搭載され、前記メディア信号に対するエンコーディング能力の情報であり、
前記第3の情報は、前記第1の経路において前記判定装置と前記第2の装置との間に含まれる前記第1の中継装置によって前記第1の中継装置により制御される前記第2の中継装置について前記制御信号に搭載され、前記メディア信号に対するエンコーディング能力の情報であり、
前記判定装置は、前記第2の情報および前記第3の情報に含まれるすべての前記エンコーディング能力の情報が、所定の基準を満たす前記エンコーディング能力の情報であると判定した場合に、前記メディア信号の前記第1の経路を最適化する処理を実行することを判定する、
判定方法。 - 第1のネットワークと第2のネットワークのうちのいずれかに、または、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークの中間に存在する第3のネットワークに、設置され、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信される信号を中継する判定装置を有し、
前記判定装置は、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信される制御信号に含まれる第1の情報に基づいて、前記第1のネットワークと前記第2のネットワークとの間で通信されるメディア信号の第1の経路を最適化する処理を実行するか否かを判定する、通信システムであって、
前記第1のネットワークと前記第2のネットワークと前記第3のネットワークはそれぞれ異なるネットワークであり、
前記第1のネットワークと前記第3のネットワークとは接続され、前記第2のネットワークと前記第3のネットワークとは接続され、
前記メディア信号の前記第1の経路は、前記第1のネットワークに接続される第1の装置と前記第2のネットワークに接続される第2の装置との間で前記メディア信号を通信する経路であり、
前記制御信号は第1の中継装置により中継され、前記メディア信号は前記第1の中継装置により制御される第2の中継装置により中継され、
前記メディア信号の前記第1の経路を最適化する処理は、前記第1の経路に含まれる前記第2の中継装置の数が少なくなる第2の経路に切り替える処理であり、
前記第1の情報は、前記第1の経路において前記判定装置と前記第1の装置との間に含まれる前記第2の中継装置に関する第2の情報と、前記第1の経路における前記判定装置と前記第2の装置との間に含まれる前記第2の中継装置に関する第3の情報を含み、
前記第2の情報は、前記第1の経路において前記判定装置と前記第1の装置との間に含まれる前記第1の中継装置によって前記第1の中継装置により制御される前記第2の中継装置について前記制御信号に搭載され、前記メディア信号に対するエンコーディング能力の情報であり、
前記第3の情報は、前記第1の経路において前記判定装置と前記第2の装置との間に含まれる前記第1の中継装置によって前記第1の中継装置により制御される前記第2の中継装置について前記制御信号に搭載され、前記メディア信号に対するエンコーディング能力の情報であり、
前記判定装置は、前記第2の情報および前記第3の情報に含まれるすべての前記エンコーディング能力の情報が、所定の基準を満たす前記エンコーディング能力の情報であると判定した場合に、前記メディア信号の前記第1の経路を最適化する処理を実行することを判定する、
通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014191007A JP6403513B2 (ja) | 2014-09-19 | 2014-09-19 | 判定装置、判定方法および通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014191007A JP6403513B2 (ja) | 2014-09-19 | 2014-09-19 | 判定装置、判定方法および通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016063456A JP2016063456A (ja) | 2016-04-25 |
JP6403513B2 true JP6403513B2 (ja) | 2018-10-10 |
Family
ID=55798417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014191007A Active JP6403513B2 (ja) | 2014-09-19 | 2014-09-19 | 判定装置、判定方法および通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6403513B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2019030983A1 (ja) * | 2017-08-08 | 2020-07-09 | 株式会社Nttドコモ | セッション制御装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101917745B (zh) * | 1999-05-17 | 2013-05-01 | 艾利森电话股份有限公司 | 用于电信网络中的能力协商的系统、设备和方法 |
US8520687B2 (en) * | 2007-07-06 | 2013-08-27 | Alcatel Lucent | Method and apparatus for internet protocol multimedia bearer path optimization through a succession of border gateways |
CN102056327B (zh) * | 2009-11-06 | 2014-03-12 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种优化媒体路径的建立方法 |
-
2014
- 2014-09-19 JP JP2014191007A patent/JP6403513B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016063456A (ja) | 2016-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1973283B1 (en) | Interworking network element, interworking system between the csi terminal and the ims terminal and the method thereof | |
CN104040998A (zh) | 基于ice的nat遍历 | |
EP2899937B1 (en) | Qos bearer resource control method and system during access negotiation and release | |
JP2011508490A (ja) | 通信ネットワークにおいて使用する方法および装置 | |
JP2013528993A (ja) | 端末、hss、及びコア・ネットワークエレメントによる端末能力の取得方法とシステム | |
CN101247637B (zh) | 一种在多接入方式下提供会话切换的方法及系统 | |
US8891388B2 (en) | Path node determining method, media path establishing method, and signaling media gateway | |
JP6403513B2 (ja) | 判定装置、判定方法および通信システム | |
WO2011097926A1 (zh) | 媒体路径优化过程中sdp请求的处理方法及装置 | |
US9801151B2 (en) | Server apparatus and communication control method | |
WO2009121310A1 (zh) | 一种网关选择的方法、系统及设备 | |
US11463485B2 (en) | Method, system and entity for a media transfer session in an IMS infrastructure | |
US10749911B2 (en) | Service control awareness for call routing between packet switched telephony domain and circuit switched telephony domain | |
US8560700B2 (en) | IMS media codec negotiation method and system | |
WO2015106558A1 (zh) | 呼叫处理方法、装置及系统 | |
CN101969627A (zh) | 单待终端业务连续性实现方法和系统 | |
JP4621183B2 (ja) | Ip通信網の相互接続システム及びip通信網の相互接続方法 | |
US20140269599A1 (en) | Routing system for transferring data packets of a call | |
WO2013120387A1 (zh) | 不同网络之间进行互通信的方法、系统和域名系统服务器 | |
JP5782407B2 (ja) | ネットワークシステムおよびnapt実施回数低減方法 | |
JP5288561B2 (ja) | フェムトセル間のハンドオフ方法およびシステム | |
US20240089799A1 (en) | Intelligent allocation of internet protocol (ip) multimedia subsystem (ims) resources | |
US8842662B2 (en) | Techniques for trunk optimization for IMS voice calls between originating UE and terminating UE homed in a circuit switched network |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170309 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170310 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180116 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180220 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180420 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20180423 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180814 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180911 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6403513 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |