JP6400802B2 - ユーザ装置、信号受信方法、及び信号送信方法 - Google Patents

ユーザ装置、信号受信方法、及び信号送信方法 Download PDF

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Description

本発明は、端末間(D2D)通信に関するものであり、特に、端末(以下、ユーザ装置UEと呼ぶ)が自分宛ての信号を検出する技術に関連するものである。
移動体通信では、ユーザ装置UEと基地局eNBが通信(セルラー通信)を行うことによりユーザ装置UE間で通信を行うことが一般的であるが、近年、LTEの無線インタフェースを用いてユーザ装置UE間で直接に通信を行うD2D通信(装置対装置通信とも呼ぶ)についての種々の技術が検討されている。
上記D2D通信技術では、ユーザ装置UEはLTE通信で用いられる無線リソース(時間・周波数リソース)を用いユーザ装置UE間で直接通信を行う。D2D通信としては、例えば、一方のユーザ装置UEが、自身の識別情報を含むDiscovery信号(発見信号)を送出(ブロードキャスト)し、当該Discovery信号を他方のユーザ装置UEが受信することで、通信相手のユーザ装置UEを発見する等の通信がある。
ユーザ装置UEが基地局eNBのカバレッジ内にある場合においては、ユーザ装置UEがD2D通信に用いる無線リソースは、例えば、基地局eNBからD2D通信用のリソースプールとしてユーザ装置UEに割り当てられる。このような割り当てにより、セルラー通信とD2D通信との混在を可能としている。更に、ユーザ装置UEが基地局eNBのカバレッジ外にある場合でもD2D通信を可能とすることも検討されている。
特開2013−034165号公報
セルラー通信においてユーザ装置UEは基地局eNBから無線により様々な信号を受信するが、基地局eNBから当該ユーザ装置UE宛てに送信される信号には当該ユーザ装置UEの識別子(以下、IDと呼ぶ)が含まれ、ユーザ装置UEは当該IDにより自分宛ての信号を検出する。このようなIDの例としては、基地局eNBからユーザ装置UEに割り当てられるRNTI等がある。IDを用いて、受信すべき信号を他の信号と区別して受信することをフィルタリングと呼んでもよい。
D2D通信においても、ユーザ装置UEが受信すべき信号を検出できるように、D2D信号に対して何らかのIDを付与する必要がある。ただし、前述したように、カバレッジ外でもD2D通信を行うことを想定すると、当該IDは、基地局eNBから設定するようなIDではないことが望ましい。
さて、LTEでの基地局eNBとユーザ装置UE間の無線インターフェースプロトコルは、レイヤ1であるPHYと、MAC、RLC、PDCPからなるレイヤ2とで構成されており、D2D通信においてもこれと同様の無線インターフェースプロトコルが用いられることが検討されている。ここで、PHYは、物理レイヤであり、無線信号伝送のために、無線周波数キャリアの変調や符号化等の処理を行う。レイヤ2では、例えば、再送制御等が行われる。
現状、D2D通信において、PHY、MACのそれぞれで受信対象の信号をフィルタリングするためのIDをサポートする検討がなされている。つまり、PHYパケットとMACパケットの両方でIDを付与することが検討されているが、PHY、MACでそれぞれIDを送信することでオーバーヘッド量が増加することが考えられる。このようなオーバーヘッド量の増加を抑えるためには、例えば、MACのIDのみを送信することが考えられる。
しかし、MACのIDのみを送信することとした場合、受信側のユーザ装置UEにおいて、PHYデータの復調・復号を行ってMACヘッダを取得しない限り、当該MACパケットが自分宛てかどうかわからないため、電力消費量が増大してしまい、非効率である。このような非効率を解消するためには、MAC IDとともにPHY IDの送信が必要であるが、その場合、前述したように、オーバーヘッド量が増大してしまう。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、D2D通信におけるオーバーヘッド量を抑制しつつ、ユーザ装置において、自分宛ての信号を効率的に検出することを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、無線によりD2D通信を行うユーザ装置であって、
無線により受信した信号から、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子に関連付けられた当該ユーザ装置の物理レイヤの識別子を検出することにより、当該ユーザ装置宛ての信号を検出する信号受信手段を備え、
前記信号受信手段は、前記ユーザ装置の物理レイヤの識別子を、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子の一部として使用することにより、前記ユーザ装置宛ての上位レイヤのデータを検出する
ことを特徴とするユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、無線によりD2D通信を行うユーザ装置が実行する信号受信方法であって、
無線により受信した信号から、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子に関連付けられた当該ユーザ装置の物理レイヤの識別子を検出することにより、当該ユーザ装置宛ての信号を検出する信号受信ステップを備え、
前記信号受信ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記ユーザ装置の物理レイヤの識別子を、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子の一部として使用することにより、前記ユーザ装置宛ての上位レイヤのデータを検出する
ことを特徴とする信号受信方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、D2D通信におけるオーバーヘッド量を抑制しつつ、ユーザ装置において、自分宛ての信号を効率的に検出することを可能とする技術を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るシステムの構成図である。 D2D通信に用いる無線リソースの例を示す図である。 本実施の形態におけるPHY制御情報、上位レイヤヘッダ情報のマッピング例を示す図である。 ユーザ装置UEの受信動作例を示すフローチャートである。 上位レイヤIDからPHY IDを生成する方法例1を説明するための図である。 複数のハッシュ関数を用いる場合における受信動作例を示すフローチャートである。 上位レイヤIDからPHY IDを生成する方法例2を説明するための図である。 上位レイヤIDをPHY IDとして用いる場合のパケット構成例を示す図である。 上位レイヤIDの一部をPHY IDとして用いる場合のパケット構成例を示す図である。 PHY IDの無線リソースへのマッピング例1(マスキングあり)を示す図である。 PHY IDの無線リソースへのマッピング例2(マスキングなし)を示す図である。 ユーザ装置UEの構成図を示す図である。 ベースバンド信号処理部2の構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する各実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。なお、本実施の形態におけるユーザ装置UE及び基地局eNBは、LTE(LTE−Advanced、あるいはLTE−Advanced以降の方式を含む、以下同様)に準拠した機能を含むことを想定しているが、本発明を適用可能な通信方式はLTEに限られるわけではなく、本発明は他の通信方式にも適用可能である。また、以下の実施の形態において「上位レイヤ」は「MACレイヤ」を想定しているが、「上位レイヤ」はPHYレイヤの上位のレイヤであればよく、「MACレイヤ」に限られるわけではない。
(システム構成、D2D通信用無線リソースについて)
図1に本発明の実施の形態におけるシステム構成例を示す。図1に示すように、本実施の形態の通信システムは、複数のユーザ装置UEが存在し、ユーザ装置UE間でD2D通信を行う構成である。図1では、例として、2つのユーザ装置UEを有する構成を示している。また、本実施の形態では、各ユーザ装置UEは、図1に示す基地局eNBのカバレッジ内にある場合には、D2D通信の他に、通常のセルラー通信も行うことができる。
本実施の形態におけるユーザ装置UEは、例えば、カバレッジ内にあるときに基地局eNBから割り当てられたD2D通信用の無線リソースを使用してD2D通信を行う。あるいは、予め定められたD2D通信用の無線リソースを使用してD2D通信を行う。
図2に、本実施の形態におけるD2D通信に用いる無線リソースの一例を示す。当該無線リソースをD2Dリソースプールと称してもよい。図2に示すように、D2D通信に用いる無線リソースとして、制御情報の領域(ヘッダ領域)とデータの領域を定義し、制御情報・データそれぞれに直交した無線リソースを割り当てる構成を採用することができる。また、制御情報の領域とデータの領域を区別しない無線リソース割り当てとしてもよい。
なお、「制御情報」も一般的にはデータであるが、「制御情報」と「データ」を区別して使用する場合、「データ」は、ユーザ装置UEが送受信を所望している情報(例えば、アプリケーションにより送受信される情報)であり、「制御情報」は、例えば「データ」を受信するために必要な情報である。「制御情報」をヘッダ、「データ」をペイロードと呼んでもよい。また、「制御情報」と「データ」を総称して「信号」と称することもできる。
また、D2D通信に用いる無線リソースは、図2に示すように、時間方向及び周波数方向に所定長の長さを持つRE(リソースエレメント)が連続したリソースのブロックである必要はなく、例えば、サブフレームあるいはサブキャリアを分散させたように割り当てた無線リソースであってもよい。
D2D通信用の無線リソースとして、セルラー通信用に規定されているデータチャネルのリソースを用いることができる。当該データチャネルは、例えば、LTEのPUSCH、PDSCH、5Gで用いられるデータチャネル等である。
(信号送受信方法等について)
次に、本実施の形態における信号の送信方法/受信方法を説明する。図3は、本実施の形態におけるPHY制御情報とPHYデータのD2D通信用無線リソースへのマッピング例を示す図である。
図3に示す例では、予め定められたヘッダ領域にPHY制御情報がマッピングされ、データ領域にPHYデータがマッピングされる。つまり、PHYのヘッダ領域として送信するビットフィールドは予め定義されたフォーマットに従いPHY制御情報をマッピングしている。
図3に示す例では、PHY制御情報には、PHY IDが含まれる。後により詳細に説明するが、PHY IDは、上位レイヤIDの全部又は一部であってもよい。また、PHY IDは、上位レイヤIDからハッシュ関数等により生成されるIDであってもよい。
また、本実施の形態では、PHY制御情報とPHYデータを独立に符号化し、PHY制御情報に用いるRE(リソースエレメント)数、REの場所等は予め定めておく。これらは複数候補が存在してもよい。また、PHY制御情報送信のためのMCS(変調・符号化方式)も予め定めておく。
PHYデータについては、可変RE数でもよいし固定RE数でもよい。PHYデータのスケジューリング情報(時間・周波数・拡散符号等)はヘッダ領域のPHY制御情報又はヘッダ領域のリソース位置、あるいはその組み合わせを用いて通知することができる。
上記のようなマッピング構成とすることで、ユーザ装置UEは、自分宛てのPHY制御情報を、所定の範囲内でのブラインドサーチ等を行うことで先に受信して、自分宛てのPHYデータを読むか否かを判断できるため、電力消費を増加させることなく受信ができる。
また、PHY IDを上位レイヤIDの全部又は一部として用いることで、PHYと上位レイヤで独立に全部のIDを送信する必要がないため、オーバーヘッドを削減できる。
図4のフローチャートを参照して、上記のようなPHY制御情報とPHYデータのマッピング構成を採用する場合におけるユーザ装置UEの受信動作例を説明する。ユーザ装置UEは、ヘッダ領域の無線信号を受信し、自分のPHY IDがPHY制御情報の中に存在するかどうかを確認し、自分のPHY IDが存在する場合に、PHY制御情報は自分宛てであると判断する(ステップ1)。
ユーザ装置UEは、自分宛てのPHY制御情報の内容を確認することで、自分宛てPHYデータの受信方法(リソース、MCS等)を確認し、当該受信方法に従ってPHYデータを受信(復調、復号)する(ステップ2)。ユーザ装置UEは、例えば、PHY ID(例:上位レイヤIDの一部)と、PHYデータから抽出した「上位レイヤIDの一部」とから上位レイヤIDを抽出し(ステップ3)、自分宛ての上位レイヤパケットの検出を行う(ステップ4)。
(上位レイヤIDからのPHY ID生成方法1)
前述したように、本実施の形態では、ユーザ装置UEは上位レイヤIDからPHY IDを生成してもよい。本実施の形態では、上位レイヤIDからのPHY ID生成方法として、生成方法1、2があり、まず、生成方法1を説明する。なお、生成方法1と生成方法2は組み合わせて用いることもできる。
生成方法1では、例えば、図5に示すようにして、上位レイヤIDに関数f(x)を作用させてPHY IDを生成する。図5の例では、上位レイヤIDのビット長よりも短いビット長のデータとしてPHY IDを生成している。
f(x)としてハッシュ関数を用いることができるが、f(x)はハッシュ関数に限られるわけではない。f(x)としてy=xを使用してもよい。この場合は、上位レイヤIDをそのままPHY IDとして用いることになる。
上位レイヤIDよりもPHY IDが短くなる場合、PHY ID間での衝突が発生し得る。このようなことを考慮して、f(x)を複数個定義しておいて、ユーザ装置UEが、任意に選択することとしてもよい。例えば、ユーザ装置UEが、宛先の上位レイヤIDからあるf(x)を用いて算出したPHY IDを用いてPHYデータを送信したが、送信に成功しなかったこと等により、PHY IDの衝突を検知した場合に、別のf(x)を使用してPHY IDを算出するといった動作を行う。これにより、ユーザ装置UE間のPHY IDの衝突を避ける事ができる。なお、f(x)を複数個定義することは例であり、f(x)を1つだけ定義しておくこととしてもよい。
f(x)が複数個定義される場合、各ユーザ装置UEはこれらのf(x)を保持している。図6は、f(x)が複数個定義されている場合において、受信側のユーザ装置UEが自分宛てのPHYデータを受信する場合における動作例を示す図である。
まず、ユーザ装置UEは、複数f(x)のうちのあるf(x)を用いて、自分の上位レイヤIDからPHY IDを生成する(ステップ11)。ユーザ装置UEは、PHY IDを用いて、自分宛てのPHYデータの受信動作を行う。PHYデータを受信できなかった場合(ステップ12のNo)、次のf(x)を使用して(ステップ13)、ステップ11からの動作を繰り返す。また、PHYデータを受信できた場合(ステップ12のYes)には、上位レイヤIDを用いて自分宛ての上位レイヤデータの検出(受信)動作を行う(ステップ14)。
なお、f(x)が複数個定義されている場合において、上位レイヤIDの一部又は全部を、特定のf(x)と対応付けることにより、PHY IDを送信することで、上位レイヤIDの一部又は全部を暗黙的に通知することができる。この場合の受信動作においては、PHYデータの受信に成功した際に使用したf(x)の情報を受信上位レイヤIDの一部として使用する。
(上位レイヤIDからのPHY ID生成方法2)
次に、上位レイヤIDからのPHY ID生成方法2(以下、生成方法2)を説明する。生成方法1では、上位レイヤID全体にハッシュ関数を用いることとしていたが、生成方法2では、上位レイヤIDをセグメント化し、セグメント化された上位レイヤIDの各セグメントに異なる変換方法(ハッシュ関数等)を用いることでPHY IDを生成する。
例えば、上位レイヤIDにリージョンコードが含まれていた場合、当該リージョンコードのビット領域をセグメントとし、上位レイヤIDからPHY IDを生成するにあたって、当該セグメントを省略(削除)又は短縮する。D2D通信の範囲となるような同じ地域に異なるリージョンコードの上位レイヤIDを持つユーザ装置UEが混在する確率は小さいため、当該セグメントを省略又は短縮してPHY IDを生成しても衝突の発生する可能性は低い。
上記のリージョンコードは一例であり、リージョンコード以外にも、D2D通信の範囲内においてユーザ装置UE間で共通する又は差分が少ない情報のセグメントを優先的に省略又は短縮することができる。このようなセグメントを省略又は短縮しても衝突が発生する可能性は低い。
また、PHY IDに上位レイヤIDにはない情報を付与してもよい。生成方法1において複数f(x)を設けることが、上位レイヤIDにはない情報を付与することの一例である。この追加情報はユーザ装置UEが自律的に選択してもよいし、基地局eNBが上位レイヤシグナリング(例えばRRCシグナリング)で通知してもよい。
前述した複数f(x)の場合と同様に、複数種類の追加情報を定義しておき、あるユーザ装置UEが、上位レイヤIDから生成した値に対してある追加情報を付加することにより得たPHY IDを使用してPHY制御情報の送信を行ったが、PHY IDの衝突を検知した場合に、別の追加情報を使用してPHY IDを生成するといった動作を行う。これにより、ユーザ装置UE間のPHY IDの衝突を避ける事ができる。受信側でもf(x)の場合と同様に、複数種類の追加情報を1つづつ用いてPHY IDを生成して、受信動作を行う。また、複数f(x)の場合と同様に、受信に成功した際に適用した追加情報を上位レイヤIDの全部又は一部として使用することができる。
図7に、生成方法2の例を示す。図7に示すように、例えば上位レイヤIDをセグメントA、Bにセグメント化する。セグメントAは例えば上述したリージョンコードであり、PHY ID生成の際には当該セグメントAは短縮される。また、図7の例では、上述した追加情報として、上位レイヤIDから生成された情報(セグメントA´+セグメントB´)にセグメントCが付加されている。
<上位レイヤIDの定義方法>
ここで、上位レイヤIDの定義方法について説明する。本実施の形態において、上位レイヤIDの定義方法は特定の方法に限定されないが、例えば上記のとおり、上位レイヤIDに用いるビット空間を複数のセグメントに分割して定義することができる。
セグメント分割は、例えば、リージョン(国等)、ベンダー、グローバル/プライベート、ブロードキャスト/マルチキャスト/ユニキャスト、カバレッジ、オペレータ、バンド、その他任意のID等、例えば送信元、送信先、通信グループ等に基づいて行うことができる。上位レイヤID全体を任意に設定可能とはしないことで、IDの衝突を回避することができるのである。
また、重要な用途ほど他のIDとのビット距離が大きくなるようにセグメントを定義することで、False alarmを避けることができる。例えば、3ビットのフィールドに対し、Public safety:000、Commercial:111、Public non−safety:101、Private human type:110、Private machine type:011と割り当てることで、重要度の高いPublic safetyを他のIDとは常に2bit以上離すことができる。
(上位レイヤIDとPHY IDについて)
本実施の形態においては、送信側のユーザ装置UEは、上位レイヤIDの全部を、PHY IDとは別にPHYデータとして送信してもよいし、上位レイヤIDの全部をPHY IDと共通なものとすることで、PHY IDのみを生成及び送信し、上位レイヤIDを送信しないこととしてもよい。また、上位レイヤIDの一部をPHY IDと共通なものとしてPHY IDを生成し、当該PHY IDと上位レイヤIDの一部を送信することとしてもよい。
図8を参照して、上位レイヤIDの全部をPHY IDとする(つまり、PHY IDを上位レイヤIDとしても使用する)場合におけるパケットの送受信動作例を説明する。
図8の送信側において、ユーザ装置UEは、宛先のPHY IDを有するPHY制御情報と、PHYペイロードとからなるPHYパケットを送信する。本例ではPHY IDが上位レイヤIDとしても使用されるため、上位レイヤパケットのヘッダに上位レイヤIDを含めずに、上位レイヤパケットを送信する。
受信側のユーザ装置UEにおいては、信号受信において自分のPHY IDを検出すると、当該PHY IDを上位レイヤIDとして上位レイヤの処理部に渡す。そして、当該上位レイヤの処理部は、受信した上位レイヤパケットの上位レイヤIDは上記のPHY ID(=自分の上位レイヤ ID)であると判定し、上記上位レイヤパケットは自分宛てのパケットであると判断する。すなわち、本来であれば、上位レイヤ受信処理では用いられないPHY制御情報のPHY IDを用いることにより、上位レイヤパケットの再構成を行う。
図9を参照して、上位レイヤIDの一部をPHY IDとする(つまり、PHY IDを上位レイヤIDの一部としても使用する)場合におけるパケットの送受信動作例を説明する。図9の例では、上位レイヤIDは「A+B」であるとし、このうちの「A」がPHY IDであるとする。
図9の送信側において、ユーザ装置UEは、宛先のPHY ID(A)を有するPHY制御情報と、PHYペイロードとからなるPHYパケットを送信する。本例ではPHY ID(A)が上位レイヤIDの一部としても使用されるため、上位レイヤパケットのヘッダにおいてA+Bからなる上位レイヤIDのうちのBを含む上位レイヤパケットを送信する。
受信側のユーザ装置UEにおいては、信号受信において自分のPHY IDを検出すると、当該PHY ID(A)を上位レイヤIDの一部として、上位レイヤの処理部に渡す。そして、当該上位レイヤの処理部は、この「A」と、受信した「B」とから上位レイヤIDを検出し、自分宛ての上位レイヤパケットを受信したと判断する。
以上のような下位レイヤでの上位レイヤIDのサブセットに基づくパケットフィルタリング・ヘッダ再構成は、下位レイヤとしてPHY以外を用いる場合にも適用され得る。
(PHY IDのマッピング方法例1)
本実施の形態において、ユーザ装置UEが宛先のPHY IDをPHY制御情報に含める方法は特定の方法に限られないが、PHY制御情報のCRCとPHY IDとのXOR演算により、CRCとPHY IDをマスキングすることで、PHY制御情報の一部としてPHY IDを送信することが可能である。つまり、例えば図10に示すように、PHY制御情報は、制御情報と、制御情報のCRCを含むが、CRCには、PHY IDのXORがかけられる。受信側のユーザ装置UEは、自分のPHY IDを用いてCRCを取得し、CRCチェックに合格した場合に、自分宛てのPHYデータを受信することができる。また、図11に示すように、PHY IDをPHY制御情報として加えることで、マスキングを行わないようにしてもよい。ただし、図10に示すようにCRCとのマスキングを行うことで、オーバヘッドを削減することが可能である。
(PHY IDのマッピング方法例2)
これまでに説明した例においては、PHY IDをデータチャネル(例:PUSCH)の一部のリソースにマッピングすることとしていたが、PHY IDを参照信号(Reference signal)にマッピングして送信することとしてもよい。また、D2Dの同期信号、Discovery信号(発見信号)にPHY IDをマッピングして送信してもよい。これにより、PHY IDに必要なオーバーヘッドが削減される。以下の説明では、参照信号を例にとるが、同期信号や発見信号についても同様に適用できる。
PHY IDを参照信号にマッピングする方法は特定の方法に限られないが、例えば、参照信号の系列をPHY ID(全部又は一部)に対応付け、当該系列を送信し、受信側では、当該系列を受信したことで、当該系列に対応付られたPHY IDを受信したことを識別する。また、例えば、参照信号の送信に使用する無線リソースの位置をPHY ID(全部又は一部)に対応付け、当該参照信号を送信し、受信側では、当該参照信号を受信した無線リソースにより、受信したPHY IDを識別する。
具体的な例として、例えばDM−RSと同様の参照信号を用いることで、用いられるZadoff−Chu系列およびそのCyclic shift、OCCにより暗黙的にPHY IDまたはその一部を通知することができる。
すなわち、DM−RSでは、Sequence group、Hopping(group hopping, sequence hopping)等により、セルを識別する8ビットの情報を通知可能であるが、このような情報通知方法をD2D通信におけるPHY ID通知に利用することができる。
また、8個(3bit)のCyclic shift (Rel.8)又は8個のCyclic shiftとOCCの組み合わせ(Rel.10)を選択することで、PHY IDの全部又は一部を通知することができる。そして、上記の系列での情報送信と組み合わせることで、3bit〜11bitのPHY IDを通知可能である。
また、PHY IDの無線リソースへのマッピングを行う具体例としては、参照信号のREマッピングパターンを複数定義し、ユーザ装置UEがPHY IDに基づいてマッピングパターンを選択することで、PHY IDの全部又は一部を通知することができる。また、上記の系列、Cyclic shift、OCC等とREマッピングパターンを組み合わせることでさらに多くのビット列を通知することができる。また、PHY IDに基づいて参照信号のアンテナポートを選択することとしてもよい。
なお、これまでに種々のID生成法及びマッピング法を説明したが、あるユーザ装置UEにおいて、信号を送信する際のID生成法/マッピング法は、信号を受信する際に想定するID生成法/マッピング法と同じである必要はない。例えば、信号を送信する際にはPHY IDを参照信号にマッピングして送信し、信号を受信する際には、PHY制御情報からPHY IDを検出する動作を行うこととしてもよい。
また、これまでの説明では、宛先のPHY IDの生成、マッピング等を説明したが、送信元のPHY IDについても宛先のPHY IDの生成、マッピング等と同様に生成、マッピング等を行うことができる。
(ユーザ装置UEの構成例)
図12に、本発明の実施の形態に係るユーザ装置UEの構成図を示す。図12に示すように、本実施の形態のユーザ装置UEは、アプリケーション部1、ベースバンド信号処理部2、送受信部3、アンプ部4、送受信アンテナ5を備える。本実施の形態におけるユーザ装置UEは、LTEに準拠した動作が可能なユーザ装置UEであり、複数アンテナで送信及び受信が可能であるが、これは一例であり、本発明は、アンテナ数が1であるユーザ装置UEにも適用できる。
アプリケーション部1は、例えばD2D通信を利用してユーザ間で音声通信やデータ通信を行うアプリケーションに相当する機能部である。ベースバンド信号処理部2は、各種信号/データの生成や取得を行う。送受信部3は、搬送波の変復調等を行う。アンプ部4は、信号の増幅を行い、送受信アンテナ5は電波の送受信を行う。本実施の形態に係る処理はベースバンド信号処理部2において行われることから、ベースバンド信号処理部2をより詳細に説明する。
図13に、ベースバンド信号処理部2の構成図を示す。図13に示すように、ベースバンド信号処理部2は、PHY ID生成部201、制御部202、参照信号・同期信号・Discovery信号生成部203、送信制御情報生成部204、送信データ生成部205、マッピング部206、デマッピング部207、チャネル推定部208、受信制御情報復号部209、受信データ復号部210、ID判定部211、判定部212を備える。ベースバンド信号処理部2の動作例を以下に説明する。
ベースバンド信号処理部2において、PHY ID生成部201には例えばアプリケーション部1から上位レイヤのIDが渡される。PHY ID生成部201は、これまでに説明した方法で上位レイヤIDの全部又は一部からPHY IDを生成する。制御部202は、PHY ID生成部201により生成されたPHY IDを各物理チャネルに挿入する。つまり、前述したように、PHY IDをデータチャネルのリソースで送信する場合において、制御部202はPHY IDを送信制御情報生成部204に渡し、送信制御情報生成部204が、PHY制御情報にPHY IDを含める(例:図10、図11等)。また、PHY IDを参照信号、同期信号、Discovery信号等にマッピングする場合は、制御部202はPHY IDを参照信号・同期信号・Discovery信号生成部203に渡し、参照信号・同期信号・Discovery信号生成部203は、例えばPHY IDに対応させた系列の参照信号およびそのマッピングを生成する。なお、PHY IDを参照信号、同期信号、Discovery信号等で送信するとともに、PHY制御情報で送信することとしてもよい。
送信データ生成部205は、アプリケーション部1から受け取った送信データに基づいて、マッピングのための送信データを生成する。
参照信号・同期信号・Discovery信号生成部203、送信制御情報生成部204、送信データ生成部205等により生成された情報(例:ビット列)は、マッピング部206にて無線リソースにマッピングされる。無線リソースにマッピングされた情報は、送受信部3、アンプ部4、送受信アンテナ5により、当該無線リソースを使用して送信される。
受信の動作において、デマッピング207は、各無線リソースから信号を取得する。チャネル推定部208は、参照信号によりチャネル推定を行う。チャネル推定結果は、ID判定部211、受信制御情報復号部209、受信データ復号部210に渡される。
受信制御情報復号部209は、デマッピング部207によりデマップされた信号から制御情報を取得するとともに、同期信号・Discovery信号から制御情報を取得する機能も有する。受信データ復号部210は、受信したデータ(ペイロード)の取得を行う。
ID判定部209は、例えば、受信した参照信号等の系列およびそのマッピングや、制御チャネル(PHY制御情報)で自身のPHY IDを受信したか否かを判定し、自身のPHY IDを受信したと判定した場合は、ユーザ装置UEが受信すべき制御情報・データをフィルタリングするために、一旦当該ID判定結果(PHY IDを受信した等の結果)を受信制御情報復号部209に戻す。当該ID判定結果を受信した受信制御情報復号部209は、自分宛ての制御情報を取得し、制御情報を受信データ復号部210に渡し、受信データ復号部210は当該制御情報に従って、自分宛てに受信したデータの取得を行う。
なお、ID判定部211ではPHY IDを受信したかどうかの判定を行うが、前述したように、PHY IDは上位レイヤIDの全部又は一部でもよいことから、ID判定部は、PHY IDの判定のみならず、上位レイヤIDの判定を行うこととしてもよい。例えば、PHY IDが上位レイヤIDと同じである場合、ID判定部211は、自分宛てのPHY IDを検出したことで、自分宛ての上位レイヤIDを検出したと見なして、当該ID判定結果(自分宛ての上位レイヤIDを受信したこと)を上位レイヤの処理を行う処理部(本例ではアプリケーション部1)に渡すこととしてもよい。判定部212はACK/NACKの判定を行い、例えば信号の再送を制御部202に指示する。
なお、図12、図13に示すユーザ装置UEの構成は一例に過ぎない。例えば、ユーザ装置UEを、無線によりD2D通信を行うユーザ装置であって、物理レイヤよりも上位のレイヤである上位レイヤの宛先の識別子に関連付けられた物理レイヤの宛先の識別子を含む信号を送信する信号送信手段と、無線により受信した信号から、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子に関連付けられた当該ユーザ装置の物理レイヤの識別子を検出することにより、当該ユーザ装置宛ての信号を検出する信号受信手段とを備えるユーザ装置として構成してもよい。
このように、上位レイヤの識別子に関連付けられた物理レイヤの識別子を送受信することで、オーバーヘッド量を抑制できる。また、ユーザ装置は、受信する物理レイヤの識別子により、自分宛ての信号かどうかをすぐに識別できるので、効率的に信号を受信できる。なお、本実施の形態においては、上位レイヤの識別子と物理レイヤの識別子とを関連付けないこととしてもよい。つまり、物理レイヤの識別子を、上位レイヤの識別子と関係なく独自に設定することとしてもよい。
前記信号送信手段により送信される信号に含まれる前記物理レイヤの宛先の識別子は、例えば、前記上位レイヤの宛先の識別子の全部又は一部の情報を有する。このような構成により、識別子の送受信に係るオーバーヘッドを抑制できる。前記信号送信手段は、前記物理レイヤの宛先の識別子を、前記上位レイヤの宛先の識別子から生成することができる。例えば、前記信号送信手段は、前記上位レイヤの宛先の識別子にハッシュ関数を適用することにより、前記物理レイヤの宛先の識別子を生成する。また、例えば、前記信号送信手段は、前記上位レイヤの宛先の識別子における特定のセグメントを省略又は短縮することにより、前記物理レイヤの宛先の識別子を生成することができる。このような構成により、衝突をできるだけ防止しながら情報量の少ない識別子を生成できる。
また、前記信号送信手段は、前記物理レイヤの宛先の識別子を、無線リソースにおける所定の制御情報領域にマッピングし、当該識別子を含む制御情報を前記信号として送信するようにしてもよい。この構成により、受信側では、自分宛ての制御情報を検知した場合に、当該制御情報を用いて自分宛てのデータを効率的に受信できる。
また、前記信号送信手段は、前記物理レイヤの宛先の識別子を、参照信号、同期信号、又は発見信号にマッピングし、前記信号として、当該参照信号、同期信号、又は発見信号を送信することとしてもよい。このような構成により、オーバーヘッド削減ができ、効率的に自分宛ての信号の検出を行うことができる。
前記信号受信手段は、前記ユーザ装置の物理レイヤの識別子を、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子の全部又は一部として使用することにより、前記ユーザ装置宛ての上位レイヤのデータを検出するようにしてもよい。この構成により、オーバーヘッド削減ができ、効率的に自分宛ての信号の検出を行うことができる。
また、本実施の形態においては、無線によりD2D通信を行うユーザ装置間で実行される信号送受信方法であって、送信側ユーザ装置が、物理レイヤよりも上位のレイヤである上位レイヤの受信側ユーザ装置の識別子に関連付けられた物理レイヤの受信側ユーザ装置の識別子を含む信号を送信する信号送信ステップと、前記受信側ユーザ装置が、無線により受信した信号から、前記受信側ユーザ装置の物理レイヤの識別子を検出することにより、当該受信側ユーザ装置宛ての信号を検出する信号受信ステップとを備える信号送受信方法が提供される。
明細書には以下の事項が開示されている。
(第1項)
無線によりD2D通信を行うユーザ装置であって、
物理レイヤよりも上位のレイヤである上位レイヤの宛先の識別子に関連付けられた物理レイヤの宛先の識別子を含む信号を送信する信号送信手段と、
無線により受信した信号から、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子に関連付けられた当該ユーザ装置の物理レイヤの識別子を検出することにより、当該ユーザ装置宛ての信号を検出する信号受信手段と
を備えることを特徴とするユーザ装置。
(第2項)
前記信号送信手段により送信される信号に含まれる前記物理レイヤの宛先の識別子は、前記上位レイヤの宛先の識別子の全部又は一部の情報を有する
ことを特徴とする第1項に記載のユーザ装置。
(第3項)
前記信号送信手段は、前記物理レイヤの宛先の識別子を、前記上位レイヤの宛先の識別子から生成する
ことを特徴とする第1項又は第2項に記載のユーザ装置。
(第4項)
前記信号送信手段は、前記上位レイヤの宛先の識別子にハッシュ関数を適用することにより、前記物理レイヤの宛先の識別子を生成する
ことを特徴とする第3項に記載のユーザ装置。
(第5項)
前記信号送信手段は、前記上位レイヤの宛先の識別子における特定のセグメントを省略又は短縮することにより、前記物理レイヤの宛先の識別子を生成する
ことを特徴とする第3項又は第4項に記載のユーザ装置。
(第6項)
前記信号送信手段は、前記物理レイヤの宛先の識別子を、無線リソースにおける所定の制御情報領域にマッピングし、当該識別子を含む制御情報を前記信号として送信する
ことを特徴とする第1項ないし第5項のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
(第7項)
前記信号送信手段は、前記物理レイヤの宛先の識別子を、参照信号、同期信号、又は発見信号にマッピングし、前記信号として、当該参照信号、同期信号、又は発見信号を送信する
ことを特徴とする第1項ないし第6項のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
(第8項)
前記信号受信手段は、前記ユーザ装置の物理レイヤの識別子を、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子の全部又は一部として使用することにより、前記ユーザ装置宛ての上位レイヤのデータを検出する
ことを特徴とする第1項ないし第7項のうちいずれか1項に記載のユーザ装置。
(第9項)
無線によりD2D通信を行うユーザ装置間で実行される信号送受信方法であって、
送信側ユーザ装置が、物理レイヤよりも上位のレイヤである上位レイヤの受信側ユーザ装置の識別子に関連付けられた物理レイヤの受信側ユーザ装置の識別子を含む信号を送信する信号送信ステップと、
前記受信側ユーザ装置が、無線により受信した信号から、前記受信側ユーザ装置の物理レイヤの識別子を検出することにより、当該受信側ユーザ装置宛ての信号を検出する信号受信ステップと
を備えることを特徴とする信号送受信方法。
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、ユーザ装置UEは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明に従って、ユーザ装置UEが備えるプロセッサにより動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
UE ユーザ装置
eNB 基地局
1 アプリケーション部
2 ベースバンド信号処理部
3 送受信部
4 アンプ部
5 送受信アンテナ
201 PHY ID生成部
202 制御部
203 参照信号・同期信号・Discovery信号生成部
204 送信制御情報生成部
205 送信データ生成部
206 マッピング部
207 デマッピング部
208 チャネル推定部
209 受信制御情報復号部
210 受信データ復号部
211 ID判定部
212 判定部

Claims (4)

  1. 無線によりD2D通信を行うユーザ装置であって、
    無線により受信した信号から、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子に関連付けられた当該ユーザ装置の物理レイヤの識別子を検出することにより、当該ユーザ装置宛ての信号を検出する信号受信手段を備え、
    前記信号受信手段は、前記ユーザ装置の物理レイヤの識別子を、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子の一部として使用することにより、前記ユーザ装置宛ての上位レイヤのデータを検出する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  2. 無線によりD2D通信を行うユーザ装置であって、
    上位レイヤの宛先の識別子に関連付けられた物理レイヤの宛先の識別子を含む信号を送信する信号送信手段を備え、
    前記信号送信手段により送信される信号に含まれる前記物理レイヤの宛先の識別子は、前記上位レイヤの宛先の識別子の一部の情報を有し、
    前記信号を受信する他のユーザ装置において、前記物理レイヤの宛先の識別子を、当該他のユーザ装置の上位レイヤの識別子の一部として使用することにより、当該他のユーザ装置宛ての上位レイヤのデータを検出する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  3. 無線によりD2D通信を行うユーザ装置が実行する信号受信方法であって、
    無線により受信した信号から、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子に関連付けられた当該ユーザ装置の物理レイヤの識別子を検出することにより、当該ユーザ装置宛ての信号を検出する信号受信ステップを備え、
    前記信号受信ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記ユーザ装置の物理レイヤの識別子を、前記ユーザ装置の上位レイヤの識別子の一部として使用することにより、前記ユーザ装置宛ての上位レイヤのデータを検出する
    ことを特徴とする信号受信方法。
  4. 無線によりD2D通信を行うユーザ装置が実行する信号送信方法であって、
    上位レイヤの宛先の識別子に関連付けられた物理レイヤの宛先の識別子を含む信号を送信する信号送信ステップを備え、
    前記信号送信ステップにより送信される信号に含まれる前記物理レイヤの宛先の識別子は、前記上位レイヤの宛先の識別子の一部の情報を有し、
    前記信号を受信する他のユーザ装置において、前記物理レイヤの宛先の識別子を、当該他のユーザ装置の上位レイヤの識別子の一部として使用することにより、当該他のユーザ装置宛ての上位レイヤのデータを検出する
    ことを特徴とする信号送信方法。
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