JP6399387B2 - 太陽電池複合体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の絵柄領域を含み、太陽電池パネルによる発電も行うことが可能な太陽電池複合体に関する。
従来より、太陽電池複合体の一例として、太陽電池パネルと、太陽電池パネルの入光面側に設けられ、複数の絵柄領域を含む絵柄シートとを備えたものが知られている。
一般に太陽電池パネルの入光面は濃紺色や黒色の単一色であるため、絵柄シートの絵柄領域によって太陽電池パネルの入光面を隠すことができる。
しかしながら、太陽電池パネルの入光面側に絵柄シートを設けた場合、絵柄領域の背面側に光が十分に行き渡らない場合があり、この場合は太陽電池パネル全体に出力のアンバランスが生じる。このような場合、とりわけ太陽電池パネルのうち絵柄領域の背面に対応する部分に光が行き渡らないため、この部分が抵抗となって加熱されて、いわゆるホットスポットを生じさせ、太陽電池パネル全体としての出力も低下する。
特許4086206号明細書
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、太陽電池パネルと、複数の絵柄領域を含む絵柄部を有するとともに、太陽電池パネルの出力のアンバランスを生じさせることなく、かつ太陽電池パネル全体としての出力低下を抑えることができる太陽電池複合体を提供することを目的とする。
本発明は、太陽電池パネル複合体において、入光面を有する太陽電池パネルと、前記太陽電池パネルの前記入光面側に設けられ、複数の拡散要素を含む拡散部と、前記太陽電池パネルの前記入光面側に設けられ、複数の絵柄領域を含む絵柄部とを備え、前記太陽電池パネル複合体をその法線方向からみたとき、前記拡散要素は前記絵柄領域間に位置して当該拡散要素により拡散された光を前記絵柄領域の背面側の太陽電池パネルの入光面へ導くことを特徴とする太陽電池パネル複合体である。
本発明は、前記拡散部は、前記太陽電池パネルと前記絵柄部との間に配置されていることを特徴とする太陽電池パネル複合体である。
本発明は、前記拡散部は、前記拡散要素として単位プリズムまたは単位レンズを有することを特徴とする太陽電池パネル複合体である。
本発明は、前記太陽電池パネルの前記入光面に、拡散層が設けられていることを特徴とする太陽電池パネル複合体である。
本発明は、前記拡散部の前記拡散要素は一定のピッチで等間隔をおいて配置されていることを特徴とする太陽電池パネル複合体である。
本発明によれば、拡散部の拡散要素により光を拡散させて絵柄領域の背面側の太陽電池パネルの入光面に導くことができる。このことにより太陽電池パネルの出力のアンバランスを生じさせることなく、かつ太陽電池パネル全体としての出力低下を抑えることができる。
図1(a)は、本発明による太陽電池複合体の第1の実施の形態を示す断面図であり、図1(b)はその平面図である。 図2は、本発明による太陽電池パネル複合体の第2の実施の形態を示す断面図である。 図3は、本発明による太陽電池パネル複合体の第3の実施の形態を示す断面図である。 図4は、本発明による太陽電池パネル複合体の第4の実施の形態を示す断面図である。 図5は、本発明による太陽電池パネル複合体の第5の実施の形態を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
<第1の実施の形態>
図1(a)(b)は、本発明の第1の実施の形態を説明するための図である。
ここで説明する太陽電池複合体10は、文字、図形、絵等(以下、絵柄)からなる複数の絵柄領域12aを含む絵柄シート(絵柄部)12を有し、太陽電池パネル50による発電も行うことが可能なパネル状の部材である。絵柄シート12は、光を透過する光透過性のシート本体12bと、これらを組み合わせた面である。シート本体12bの一方の面に設けられた複数の絵柄領域12aとを有する。光は、可視光だけでなく赤外線から紫外線までを含む意味である。光の作用や性質としては、例えば、光の直進、屈折、反射、吸収、発光、干渉、および偏光などが挙げられる。
図1(a)(b)に示すように、太陽電池複合体10は、入光面50aを有する太陽電池パネル50と、太陽電池パネル50の入光面50a側に設けられ、シート本体12bと、シート本体12bの一方の面(太陽電池パネル50と反対側の面)に設けられた複数の絵柄領域12aとを有する絵柄シート12とを備えている。
また、絵柄シート12のシート本体12bの他方の面(太陽電池パネル50側の面)に、複数の単位レンズ(拡散要素)13aを含む拡散板(拡散部)13が設けられている。さらにまた、太陽電池パネル50の入光面50a上に拡散層15が設けられている。
なお、絵柄シート12のシート本体12bとしては、単一の光透過性フィルムに限らず、発色層12cを印刷した光透過性フィルムを用いてもよい。この場合、発色層12cは、印刷を良好に見せるために、絵柄領域12aの下部のみに形成することができる。ところで、絵柄シート12の絵柄領域12aは、平面から見た場合、ストライプ状に形成されている(図1(b)参照)。このように絵柄シート12にストライプ状の絵柄領域12aを設けることにより、印刷により絵柄領域12aを容易かつ簡単に設けることができる。ストライプ状に形成された絵柄領域12aは、絵柄シート12全体の面積に対して、10〜90%、好ましくは20〜60%の面積を占め、このような範囲の面積を占めることにより、絵柄領域12aの見栄えを良くすることができ、かつ絵柄領域12aにより、太陽電池パネル50の入光面50aを効果的に覆い隠すことができる。さらにまた、後述する拡散板13の単位レンズ13aにより、光を拡散させた場合、絵柄領域12aの幅の半分の位置まで光を拡散させることが好ましい。
また図1(a)(b)に示すように、太陽電池パネル50は、太陽電池パネル50の入光面50aへ入射する光を受光して発電を行なう。
この場合、太陽電池パネル50の入光面50aは、濃紺色や黒色の単一色(成膜や結晶化の状態で単一色ではなく、まだら模様や色ムラがあるものも含む)からなり、環境になじまない色をもつ。
さらにまた、拡散板13の各単位レンズ13aは、絵柄シート12に一定のピッチPをもって等間隔で配置されており、太陽電池パネル複合体10をその法線方向Nからみたとき、いくつかの単位レンズ13aは絵柄領域12a間に配置されている。そして単位レンズ13aを通る光は、この単位レンズ13aにより拡散され、単位レンズ13aにより拡散された光が太陽電池パネル50の入光面のうち絵柄領域12aの背面側へ導びかれる。
ところで、絵柄シート12の絵柄領域12aとしては、上記の様なストライプ状のものに限らず、その他の図形、パターン、デザイン、色彩、絵、写真、キャラクターなどの絵柄(イメージ)や、文字、マーク、数字などの情報を例示することができる。
なお、本明細書において、「シート」、「板」等の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。したがって、例えば、「シート」はフィルムや板とも呼ばれ得るような部材も含む概念である。
また、本明細書において、「シート面(フィルム面、板面、パネル面)」とは、対象となるシート状の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材の平面方向と一致する面のことを指す。以下に説明する実施の形態においては、太陽電池複合体10のパネル面、絵柄シート12のシート面、拡散板13の板面並びに、太陽電池パネル50のパネル面は、互いに並行となっている。さらに、本明細書において、シート状(フィルム状、板状、パネル状)の部材に対して用いる「法線方向」とは、当該部材のシート面への法線方向のことを指す。
また拡散板13の各単位レンズ13aは、第1軸方向d1に沿って並んでいる。各単位レンズ13aは、その光軸odが互いに平行となるようにして、並べられている。とりわけ図示された例において、単位レンズ13aは、その光軸odが、太陽電池パネル複合体10の法線方向Nと平行となるよう配置されている。なお、単位レンズ13aの光軸odは太陽電池パネル複合体10の法線方向Nと必ずしも平行となっていなくともよい。
複数の単位レンズ13aを含む拡散板13は、図1に示すように、いわゆるレンチキュラーレンズ乃至シリンドリカルレンズを構成している。すなわち、各単位レンズ13aは、その配列方向である第1軸方向d1に対して交差する方向に(図1の紙面に直交する方向に)線状に延びている。とりわけ図示された例において、単位レンズ13aは、第1軸方向d1及び法線方向Nの両方と直交する紙面に直交する方向に、直線状に延びている。また、拡散板13の複数の単位レンズ13aは、互いに同一に構成されている。
各単位レンズ13aは、凸レンズ状のレンズ面13bを有し、絵柄シート12から法線方向Nに向かって突出している。このレンズ面13bは、光軸odを中心として対称となっている。図1に示すように、各単位レンズ13aは、絵柄シート12から出射する、例えば、平行光束を拡散させ、このように各単位レンズ13aから拡散された光を、絵柄領域12aの背面を含む太陽電池パネル10の略全域に拡散層15を介して導くようになっている。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図1(a)(b)に示す太陽電池パネル複合体10において、太陽電池パネル50の入光面50a側に絵柄シート12が設けられているため、太陽電池パネル50の濃紺色や黒色からなる入光面50aを絵柄シート12の絵柄領域12aにより覆い隠すことができる。
一方、太陽電池パネル複合体10に法線方向Nに沿って入光する平行光は、絵柄シート12の絵柄領域12aにより遮光されるとともに、光透過性のシート本体12bを透過して拡散板13に入る。
平行光はこの拡散板13の各単位レンズ13aにより拡散されて、太陽電池パネル50の入光面50aに拡散層15を介して入光する。
この場合、拡散板13の単位レンズ13aにより拡散された光は太陽電池パネル50の入光面50aのうち、絵柄領域12aで遮蔽されない領域および絵柄領域12aの背面側の領域を含む略全域に導びかれる。
一般に、太陽電池パネル50の入光面50a全域に光が入射しない場合、光が入射しない部分が抵抗となり、太陽電池パネル50全体としての出力が低下するとともに、光が入射しない部分が抵抗となって加熱し、劣化の原因となる。
これに対して本実施の形態によれば、拡散板13の単位レンズ13aにより拡散された光を、太陽電池パネル50の入光面50aのうち絵柄領域12aで遮蔽されない領域および絵柄領域12aの背面側の領域を含む全領域に導くことができる。このため、太陽電池パネル50全体としての出力低下を防ぐことができ、遮光部による劣化の問題も解消することができる。
<第2の実施の形態>
次に図2により本発明の第2の実施の形態について説明する。
図2に示す第2の実施の形態は、複数の単位レンズ13aを含む拡散板13の代わりに、複数のプリズム(拡散要素)23aを含む拡散板(拡散部)23を設けたものであり、他の構成は図1に示す第1の実施の形態と略同一である。
図2に示すように、拡散板23は複数のプリズム(拡散要素)23aを含んでいる。また拡散板23の各プリズム23aは第1軸方向d1に沿って並んでいる。各プリズム23aは、その光軸odが互いに平行となるようにして並べられている。とりわけ図示された例において、プリズム23aは、その光軸odが太陽電池パネル複合体10の法線方向Nと平行となるよう配置されている。
さらにまた、各プリズム23aは、その配列方向である第1軸方向d1に対して直交する方向に(図2の紙面に直交する方向に)延びている。とりわけ図示された例において、プリズム23aは第1軸方向d1および法線方向Nの両方と直交する紙面に直交する方向に、直線状に延びている。また拡散板23の複数のプリズム23aは、互いに同一に構成されている。
各プリズム23aはプリズム面23bを有し、絵柄シート12から法線方向Nに向って突出している。このプリズム面23bは光軸odを中心として対称となっている。
ところで図2に示すように、太陽電池パネル50は、太陽電池パネル50の入光面50aへ入射する光を受光して発電を行なう。
この場合、太陽電池パネル50の入光面50aは、濃紺色や黒色の単一色からなり、環境になじまない色をもつ。
さらにまた、拡散板23の各プリズム23aは、絵柄シート12に一定のピッチPをもって等間隔で配置されており、太陽電池パネル複合体10をその法線方向Nからみたとき、いくつかのプリズム23aは絵柄領域12a間に配置されている。そしてプリズム23aを通る光は、このプリズム23aにより拡散され、プリズム23aにより拡散された光が太陽電池パネル50の入光面のうち絵柄領域12aの背面側へ導びかれる。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図2に示す太陽電池パネル複合体10において、太陽電池パネル50の入光面50a側に絵柄シート12が設けられているため、太陽電池パネル50の濃紺色や黒色からなる入光面50aを絵柄シート12の絵柄領域12aにより覆い隠すことができる。
一方、太陽電池パネル複合体10に法線方向Nに沿って入光する平行光は、絵柄シート12の絵柄領域12aにより遮光されるとともに、光透過性のシート本体12bを透過して拡散板23に入る。
平行光はこの拡散板23の各プリズム23aにより拡散されて、太陽電池パネル50の入光面50aに拡散層15を介して入光する。
この場合、拡散板23の単位レンズ23aにより拡散された光は太陽電池パネル50の入光面50aのうち、絵柄領域12aで遮蔽されない領域および絵柄領域12aの背面側の領域を含む略全域に導びかれる。
一般に、太陽電池パネル50の入光面50a全域に光が入射しない場合、光が入射しない部分が抵抗となり、太陽電池パネル50全体としての出力が低下するとともに、光が入射しない部分が抵抗となって加熱し、劣化の原因となる。
これに対して本実施の形態によれば、拡散板23のプリズム23aにより拡散された光を、太陽電池パネル50の入光面50aのうち絵柄領域12aで遮蔽されない領域および絵柄領域12aの背面側の領域を含む全領域に導くことができる。このため、太陽電池パネル50全体としての出力低下を防ぐことができ、遮光部による劣化の問題も解消することができる。
<第3の実施の形態>
次に図3により本発明の第3の実施の形態について説明する。
図3に示す第3の実施の形態は、複数の単位レンズ13aを含む拡散板13の代わりに、複数のプリズム(拡散要素)33aを含む拡散板(拡散部)33を設けるとともに、拡散板33の太陽電池パネル50側の面のうちプリズム33a間に複数の絵柄領域12aを設けたものであり、他の構成は図1に示す第1の実施の形態と略同一である。ここで複数の絵柄領域12aにより絵柄部12が構成される。
図3に示すように、拡散板33は複数のプリズム(拡散要素)33a?を含んでいる。また拡散板34の各プリズム33aは第1軸方向d1に沿って並んでいる。各プリズム33aは、その光軸odが互いに平行となるようにして並べられている。とりわけ図示された例において、プリズム33aは、その光軸odが太陽電池パネル複合体10の法線方向Nと平行となるよう配置されている。
さらにまた、各プリズム33aは、その配列方向である第1軸方向d1に対して直交する方向に(図3の紙面に直交する方向に)延びている。とりわけ図示された例において、プリズム33aは第1軸方向d1および法線方向Nの両方と直交する紙面に直交する方向に、直線状に延びている。また拡散板33の複数のプリズム33aは、互いに同一に構成されている。
各プリズム33aはプリズム面33bを有し、法線方向Nに向って太陽電池パネル50側へ突出している。このプリズム面33bは光軸odを中心として対称となっている。
また図3に示すように、太陽電池パネル50は、太陽電池パネル50の入光面50aへ入射する光を受光して発電を行なう。
この場合、太陽電池パネル50の入光面50aは、濃紺色や黒色の単一色からなり、環境になじまない色をもつ。
さらにまた、拡散板33の各単位プリズム33aは、一定のピッチPをもって等間隔で配置されており、太陽電池パネル複合体10をその法線方向Nからみたとき、プリズム33aは絵柄領域12a間に配置されている。そしてプリズム33aを通る光は、このプリズム33aにより拡散され、プリズム33aにより拡散された光が太陽電池パネル50の入光面のうち絵柄領域12aの背面側へ導びかれる。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図3に示す太陽電池パネル複合体10において、太陽電池パネル50の入光面50a側に設けられた拡散板33のうち、プリズム33a間に絵柄領域12aが設けられているため、太陽電池パネル50の濃紺色や黒色からなる入光面50aを絵柄領域12aにより覆い隠すことができる。
一方、太陽電池パネル複合体10に法線方向Nに沿って入光する平行光は、絵柄領域12aにより遮光されるとともに、拡散板33のプリズム33aに入る。
平行光はこの拡散板33の各プリズム33aにより拡散されて、太陽電池パネル50の入光面50aに拡散層15を介して入光する。
この場合、拡散板33のプリズム33aにより拡散された光は太陽電池パネル50の入光面50aのうち、絵柄領域12aで遮蔽されない領域および絵柄領域12aの背面側の領域を含む略全域に導びかれる。
一般に、太陽電池パネル50の入光面50a全域に光が入射しない場合、光が入射しない部分が抵抗となり、太陽電池パネル50全体としての出力が低下するとともに、光が入射しない部分が抵抗となって加熱し、劣化の原因となる。
これに対して本実施の形態によれば、拡散板33のプリズム33aにより拡散された光を、太陽電池パネル50の入光面50aのうち絵柄領域12aで遮蔽されない領域および絵柄領域12aの背面側の領域を含む全領域に導くことができる。このため、太陽電池パネル50全体としての出力低下を防ぐことができ、遮光部による劣化の問題も解消することができる。
<第4の実施の形態>
次に図4により本発明の第4の実施の形態について説明する。
図4に示す第4の実施の形態は、複数の単位レンズ13aを含む拡散板13の代わりに、複数の単位レンズ(拡散要素)43aを含む拡散板(拡散部)43を設けるとともに、拡散板43の太陽電池パネル50側の面のうち、単位レンズ43a間に複数の絵柄領域12aを設けたものであり、他の構成は図1に示す第1の実施の形態と略同一である。ここで複数の絵柄領域12aにより絵柄部12が構成される。
図4に示すように、拡散板43は複数の単位レンズ(拡散要素)43aを含んでいる。また拡散板43の各単位レンズ43aは第1軸方向d1に沿って並んでいる。各単位レンズ43aは、その光軸odが互いに平行となるようにして並べられている。とりわけ図示された例において、単位レンズ43aは、その光軸odが太陽電池パネル複合体10の法線方向Nと平行となるよう配置されている。
さらにまた、各単位レンズ43aは、その配列方向である第1軸方向d1に対して直交する方向に(図4の紙面に直交する方向に)延びている。とりわけ図示された例において、単位レンズ43aは第1軸方向d1および法線方向Nの両方と直交する紙面に直交する方向に、直線状に延びている。また拡散板43の複数の単位レンズ43aは、互いに同一に構成されている。
各単位レンズ43aはレンズ面43bを有し、法線方向Nに向って太陽電池パネル50側へ突出している。このレンズ面43bは光軸odを中心として対称となっている。
また図4に示すように、太陽電池パネル50は、太陽電池パネル50の入光面50aへ入射する光を受光して発電を行なう。
この場合、太陽電池パネル50の入光面50aは、濃紺色や黒色の単一色からなり、環境になじまない色をもつ。
さらにまた、拡散板13の各単位レンズ43aは、一定のピッチPをもって等間隔で配置されており、太陽電池パネル複合体10をその法線方向Nからみたとき、単位レンズ43aは絵柄領域12a間に配置されている。そして単位レンズ43aを通る光は、この単位レンズ43aにより拡散され、単位レンズ43aにより拡散された光が太陽電池パネル50の入光面のうち絵柄領域12aの背面側へ導びかれる。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図4に示す太陽電池パネル複合体10において、太陽電池パネル50の入光面50a側に設けられた拡散板43のうち、単位レンズ43a間に絵柄領域12aが設けられているため、太陽電池パネル50の濃紺色や黒色からなる入光面50aを絵柄シート12の絵柄領域12aにより覆い隠すことができる。
一方、太陽電池パネル複合体10に法線方向Nに沿って入光する平行光は、絵柄領域12aにより遮光されるとともに、拡散板43の単位レンズ43aに入る。
平行光はこの拡散板43の各単位レンズ43aにより拡散されて、太陽電池パネル50の入光面50aに拡散層15を介して入光する。
この場合、拡散板43の単位レンズ43aにより拡散された光は太陽電池パネル50の入光面50aのうち、絵柄領域12aで遮蔽されない領域および絵柄領域12aの背面側の領域を含む略全域に導びかれる。
一般に、太陽電池パネル50の入光面50a全域に光が入射しない場合、光が入射しない部分が抵抗となり、太陽電池パネル50全体としての出力が低下するとともに、光が入射しない部分が抵抗となって加熱し、劣化の原因となる。
これに対して本実施の形態によれば、拡散板43の単位レンズ43aにより拡散された光を、太陽電池パネル50の入光面50aのうち絵柄領域12aで遮蔽されない領域および絵柄領域12aの背面側の領域を含む全領域に導くことができる。このため、太陽電池パネル50全体としての出力低下を防ぐことができ、遮光部による劣化の問題も解消することができる。
<第5の実施の形態>
次に図5により本発明の第5の実施の形態について説明する。
図5に示す第5の実施の形態は、複数の単位レンズ13aを含む拡散板13の代わりに、複数の単位レンズ(拡散要素)53aを含む拡散板(拡散部)53を設けるとともに、拡散板53の太陽電池パネル50と反対側の面のうち単位レンズ53a間に複数の絵柄領域12aを設けたものであり、他の構成は図1に示す第1の実施の形態と略同一である。ここで、複数の絵柄領域12aにより絵柄部12が構成される。
図5に示すように、拡散板53は複数の単位レンズ(拡散要素)53aを含んでいる。また拡散板53の各単位レンズ53aは第1軸方向d1に沿って並んでいる。各単位レンズ53aは、その光軸odが互いに平行となるようにして並べられている。とりわけ図示された例において、単位レンズ53aは、その光軸odが太陽電池パネル複合体10の法線方向Nと平行となるよう配置されている。
さらにまた、各単位レンズ53aは、その配列方向である第1軸方向d1に対して直交する方向に(図5の紙面に直交する方向に)延びている。とりわけ図示された例において、単位レンズ53aは第1軸方向d1および法線方向Nの両方と直交する紙面に直交する方向に、直線状に延びている。また拡散板53の複数の単位レンズ53aは、互いに同一に構成されている。
各単位レンズ53aはレンズ面53bを有し、法線方向Nに向って太陽電池パネル50側へ突出している。このレンズ面53bは光軸odを中心として対称となっている。
また図5に示すように、太陽電池パネル50は、太陽電池パネル50の入光面50aへ入射する光を受光して発電を行なう。
この場合、太陽電池パネル50の入光面50aは、濃紺色や黒色の単一色からなり、環境になじまない色をもつ。
さらにまた、拡散板53の各単位レンズ53aは、一定のピッチPをもって等間隔で配置されており、太陽電池パネル複合体10をその法線方向Nからみたとき、単位レンズ53aは絵柄領域12a間に配置されている。そして単位レンズ53aを通る光は、この単位レンズ53aにより拡散され、単位レンズ53aにより拡散された光が太陽電池パネル50の入光面のうち絵柄領域12aの背面側へ導びかれる。
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
まず、図5に示す太陽電池パネル複合体10において、太陽電池パネル50の入光面50a側に設けられた拡散板53のうち、単位レンズ53a間に絵柄領域12aが設けられているため、太陽電池パネル50の濃紺色や黒色からなる入光面50aを絵柄シート12の絵柄領域12aにより覆い隠すことができる。
一方、太陽電池パネル複合体10に法線方向Nに沿って入光する平行光は、絵柄領域12aにより遮光されるとともに、拡散板53の単位レンズ53aに入る。
平行光はこの拡散板53の各単位レンズ53aにより拡散されて、太陽電池パネル50の入光面50aに拡散層15を介して入光する。
この場合、拡散板53の単位レンズ53aにより拡散された光は太陽電池パネル50の入光面50aのうち、絵柄領域12aで遮蔽されない領域および絵柄領域12aの背面側の領域を含む略全域に導びかれる。
一般に、太陽電池パネル50の入光面50a全域に光が入射しない場合、光が入射しない部分が抵抗となり、太陽電池パネル50全体としての出力が低下するとともに、光が入射しない部分が抵抗となって加熱し、劣化の原因となる。
これに対して本実施の形態によれば、拡散板53の単位レンズ53aにより拡散された光を、太陽電池パネル50の入光面50aのうち絵柄領域12aで遮蔽されない領域および絵柄領域12aの背面側の領域を含む全領域に導くことができる。このため、太陽電池パネル50全体としての出力低下を防ぐことができ、遮光部による劣化の問題も解消することができる。
10 太陽電池パネル複合体
12 絵柄シート(絵柄部)
12a 絵柄領域
13 拡散板
13a 単位レンズ
15 拡散層
23 拡散板
23a プリズム
33 拡散板
33a プリズム
43 拡散板
43a 単位レンズ
50 太陽電池パネル
50a 入光面
53 拡散板
53a 単位レンズ

Claims (3)

  1. 太陽電池パネル複合体において、
    入光面を有する太陽電池パネルと、
    前記太陽電池パネルの前記入光面側に設けられたシート本体と、このシート本体の前記太陽電池パネルと反対側の面に設けられた複数の絵柄領域を含む絵柄部とを有する絵柄シートと、
    前記シート本体の前記太陽パネル側の面に設けられ、複数の拡散要素を含む拡散部とを備え、
    前記拡散部は、前記拡散要素として単位プリズムまたは単位レンズを有し、
    前記太陽電池パネル複合体をその法線方向からみたとき、前記拡散要素は前記絵柄領域間に位置し、前記絵柄領域間に位置する当該拡散要素により拡散された光を前記絵柄領域の背面側の太陽電池パネルの入光面のうち前記絵柄領域の幅の半分の位置まで導くことを特徴とする太陽電池パネル複合体。
  2. 前記太陽電池パネルの前記入光面に、前記拡散部とは別体の拡散層が設けられていることを特徴とする請求項記載の太陽電池パネル複合体。
  3. 前記拡散部の前記拡散要素は一定のピッチで等間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の太陽電池パネル複合体。
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