本発明の特定の実施形態を対象とする以下の説明および関連する図面において、本発明の態様が開示される。本発明の範囲から逸脱することなく、代替の実施形態が考案され得る。さらに、本発明の関連する詳細を不明瞭にしないように、本発明のよく知られている要素は詳細には説明されないか、または省略される。
「例示的」および/または「例」という用語は、本明細書では「例、事例、または例示としての役割を果たすこと」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」および/または「例」として説明するいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。同様に、「本発明の実施形態」という用語は、本発明のすべての実施形態が、論じられた特徴、利点または動作モードを含むことを要求しない。
さらに、数多くの実施形態が、たとえばコンピューティングデバイスの要素によって実行されることになる一連の動作に関して説明される。本明細書で説明する様々な動作は、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、あるいは両方の組合せによって実施され得ることは認識されよう。さらに、本明細書で説明されるこれらの一連の動作は、実行されると、関連するプロセッサに本明細書において説明される機能を実行させることになる対応する1組のコンピュータ命令を記憶した、任意の形のコンピュータ可読記憶媒体内で完全に具現されるものと見なされ得る。したがって、本発明の様々な態様は、特許請求される主題の範囲内にすべて入ることが企図されているいくつかの異なる形で具現され得る。さらに、本明細書で説明される実施形態ごとに、任意のそのような実施形態の対応する形は、本明細書において、たとえば、説明される動作を実行する「ように構成された論理手段」として説明される場合がある。
本明細書においてユーザ機器(UE)と呼ばれるクライアントデバイスは、モバイルまたは固定とすることができ、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信することができる。本明細書において使用されるときに、「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」またはUT、「モバイル端末」、「移動局」、およびそれらの変化形と入替え可能に呼ばれる場合がある。一般に、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通じて、UEはインターネットなどの外部ネットワークに接続することができる。当然、UEには、有線アクセスネットワーク、(たとえば、IEEE 802.11などに基づく)WiFiネットワークなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構も考えられる。UEは、限定はしないが、PCカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)デバイス、外付けまたは内蔵のモデム、あるいはワイヤレスまたは有線の電話を含むいくつかのタイプのデバイスのうちの任意のものによって具現することができる。UEが信号をRANに送ることができる通信リンクは、アップリンクチャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。RANが信号をUEに送ることができる通信リンクは、ダウンリンクチャネルまたは順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。本明細書において使用されるとき、トラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネル、またはダウンリンク/順方向トラフィックチャネルのいずれかを指すことができる。
図1は、本発明の一実施形態によるワイヤレス通信システム100のハイレベルシステムアーキテクチャを示す。ワイヤレス通信システム100はUE1...Nを含む。UE1...Nは、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、ページャ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータなどを含むことができる。たとえば、図1において、UE1...2は発呼側セルラー電話として示され、UE3...5はタッチスクリーンセルラー電話またはスマートフォンとして示され、UENはデスクトップコンピュータまたはPCとして示されている。
図1を参照すると、UE1...Nは、図1においてエアインターフェース104、106、108および/または直接有線接続として示される、物理通信インターフェースまたは層を介してアクセスネットワーク(たとえば、RAN120、アクセスポイント125など)と通信するように構成される。エアインターフェース104および106は、所与のセルラー通信プロトコル(たとえば、CDMA、EVDO、eHRPD、GSM(登録商標)、EDGE、W-CDMA(登録商標)、LTEなど)に準拠することができ、一方、エアインターフェース108はワイヤレスIPプロトコル(たとえば、IEEE 802.11)に準拠することができる。RAN120は、エアインターフェース104および106などのエアインターフェースを介してUEをサービングする複数のアクセスポイントを含む。RAN120内のアクセスポイントは、アクセスノードまたはAN、アクセスポイントまたはAP、基地局またはBS、Node B、eNode Bなどと呼ばれ得る。これらのアクセスポイントは、地上アクセスポイント(もしくは地上局)または衛星アクセスポイントとすることができる。RAN120は、RAN120によってサービングされるUEとRAN120または異なるRANによってサービングされる他のUEとの間の回線交換(CS)呼を完全にブリッジングすることを含む様々な機能を実行することができ、かつインターネット175などの外部ネットワークとのパケット交換(PS)データの交換を仲介することもできるコアネットワーク140に接続するように構成される。インターネット175は、いくつかのルーティングエージェントおよび処理エージェント(便宜上図1には示されていない)を含む。図1において、UENはインターネット175に直接接続する(すなわち、WiFiまたは802.11ベースネットワークのイーサネット(登録商標)接続を介するなど、コアネットワーク140から分離される)ように示されている。それによって、インターネット175は、コアネットワーク140を介してUENとUE1...Nとの間のパケット交換データ通信をブリッジングするように機能することができる。図1には、RAN120から分離されたアクセスポイント125も示されている。アクセスポイント125は、コアネットワーク140とは無関係に(たとえば、FiOS、ケーブルモデムなどの光通信システムを介して)インターネット175に接続される場合がある。エアインターフェース108は、一例ではIEEE 802.11などのローカルワイヤレス接続を介してUE4またはUE5をサービングすることができる。UENは、一例ではアクセスポイント125自体に対応することができるモデムまたはルータとの直接接続などの、インターネット175との有線接続を含むデスクトップコンピュータとして示されている(たとえば、有線接続性とワイヤレス接続性の両方を有するWiFiルータの場合)。
図1を参照すると、アプリケーションサーバ170は、インターネット175、コアネットワーク140、またはその両方に接続されるように示されている。アプリケーションサーバ170は、構造的に分離された複数のサーバとして実現することができるか、または代替的には単一のサーバに対応することができる。以下にさらに詳細に説明されるように、アプリケーションサーバ170は、コアネットワーク140および/またはインターネット175を介してアプリケーションサーバ170に接続することができるUEのための1つまたは複数の通信サービス(たとえば、Voice-over-Internet Protocol(VolP)セッション、Push-to-Talk(PTT)セッション、グループ通信セッション、ソーシャルネットワーキングサービスなど)をサポートするように構成される。
ワイヤレス通信システム100をさらに詳細に説明するのを助けるために、図2A〜図2Dに関して、RAN120およびコアネットワーク140のためのプロトコル特有実施態様の例が以下に提供される。詳細には、RAN120およびコアネットワーク140の構成要素は、パケット交換(PS)通信をサポートすることに関連付けられる構成要素に対応し、これらのネットワーク内にレガシー回線交換(CS)構成要素も存在することができるが、図2A〜図2Dには、いかなるレガシー回線交換(CS)構成要素も明示されていない。
図2Aは、本発明の一実施形態による、CDMA2000 1x Evolution-Data Optimized(EV-DO)ネットワークにおけるパケット交換通信のためのRAN120およびコアネットワーク140の例示的な構成を示す。図2Aを参照すると、RAN120は、有線バックホールインターフェースを介して基地局コントローラ(BSC)215Aに結合される複数の基地局(BS)200A、205Aおよび210Aを含む。単一のBSCによって制御される一群のBSはまとめてサブネットと呼ばれる。当業者によって理解されるように、RAN120は、複数のBSCおよびサブネットを含むことができ、図2Aには便宜的に単一のBSCが示される。BSC215Aは、A9接続を介してコアネットワーク140内のパケット制御機能(PCF)220Aと通信する。PCF220Aは、パケットデータに関連するBSC215Aのための特定の処理機能を実行する。PCF220Aは、A11接続を介してコアネットワーク140内のパケットデータサービングノード(PDSN)225Aと通信する。PDSN225Aは、ホームエージェント(HA)および/またはフォーリンエージェント(FA)としての役割を果たす、ポイントツーポイント(PPP)セッションを管理することを含む様々な機能を有し、GSM(登録商標)およびUMTSネットワーク内のゲートウェイ汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(GGSN)に機能的に類似である(以下にさらに詳細に説明される)。PDSN225Aは、コアネットワーク140をインターネット175のような外部IPネットワークに接続する。
図2Bは、本発明の一実施形態による、RAN120と、3G UMTS W-CDMA(登録商標)システム内のGPRSコアネットワークとして構成されるコアネットワーク140のパケット交換部分との例示的な構成を示す。図2Bを参照すると、RAN120は、有線バックホールインターフェースを介して無線ネットワークコントローラ(RNC)215Bに結合される複数のNodeB200B、205Bおよび210Bを含む。1x EV-DOネットワークと同様に、単一のRNCによって制御される一群のNodeBはまとめてサブネットと呼ばれる。RAN120が複数のRNCおよびサブネットを含むことができ、便宜的に、図2Bには単一のRNSが示されることは、当業者には理解されよう。RNC215Bは、コアネットワーク140内のサービングGRPSサポートノード(SGSN)220Bと、RAN120によってサービングされるUEとの間でシグナリングし、ベアラチャネル(すなわち、データチャネル)を確立し、解除する責任を担う。また、リンクレイヤ暗号化が可能な場合、RNC215Bは、エアインターフェースを介して送信するために、コンテンツをRAN120に転送する前に暗号化する。RNC215Bの機能は、当技術分野でよく知られており、簡潔にするためこれ以上は説明されない。
図2Bにおいて、コアネットワーク140は、先に言及されたSGSN220B(そして、潜在的にはいくつかの他のSGSN)と、GGSN225Bとを含む。一般的に、GPRSは、IPパケットをルーティングするためにGSM(登録商標)において用いられるプロトコルである。GPRSコアネットワーク(たとえば、GGSN225Bおよび1つまたは複数のSGSN220B)は、GPRSシステムの中心部分であり、W-CDMA(登録商標)ベースの3Gネットワークのためのサポートも提供する。GPRSコアネットワークは、GSM(登録商標)コアネットワーク(すなわち、コアネットワーク140)の一体化された部分であり、GSM(登録商標)およびW-CDMA(登録商標)ネットワークにおけるIPパケットサービスのためのモビリティ管理、セッション管理、およびトランスポートを提供する。
GPRSトンネリングプロトコル(GTP)は、GPRSコアネットワークを特徴付けるIPプロトコルである。GTPは、GGSN225Bにおいて、1つの場所からインターネット175に接続し続けているかのようにしながら、GSM(登録商標)またはW-CDMA(登録商標)ネットワークのエンドユーザ(たとえば、UE)が方々に移動できるようにするプロトコルである。これは、UEの現在のSGSN220Bから、それぞれのUEのセッションを処理しているGGSN225BにそれぞれのUEのデータを転送することによって達成される。
GTPの3つの形態、すなわち、(i)GTP-U、(ii)GTP-Cおよび(iii)GTP'(GTP Prime)がGPRSコアネットワークによって使用される。GTP-Uは、パケットデータプロトコル(PDP)コンテキストごとに分離されたトンネルでのユーザデータの転送に使用される。GTP-Cは、制御シグナリング(たとえば、PDPコンテキストの設定および削除、GSN到達可能性の検証、加入者があるSGSNから別のSGSNに移動した場合のような更新または変更)のために使用される。GTP'は、GSNから課金機能への課金データの転送のために使用される。
図2Bを参照すると、GGSN225Bは、GPRSバックボーンネットワーク(図示せず)とインターネット175との間のインターフェースとしての役割を果たす。GGSN225Bは、SGSN220Bから来るGPRSパケットから、関連するパケットデータプロトコル(PDP)形式(たとえば、IPまたはPPP)を有するパケットデータを抽出し、そのパケットを対応するパケットデータネットワーク上で送る。反対方向において、着信データパケットは、GGSNに接続されたUEによってSGSN220Bに向けられ、SGSN220Bは、RAN120によってサービングされるターゲットUEの無線アクセスベアラ(RAB)を管理および制御する。それによって、GGSN225Bは、ターゲットUEの現在のSGSNアドレスおよびその関連付けられるプロファイルを、そのロケーションレジスタ(たとえば、PDPコンテキスト内)に記憶する。GGSN225Bは、IPアドレス割当てを担い、接続されたUEのデフォルトのルータである。また、GGSN225Bは、認証および課金機能を実行する。
一例では、SGSN220Bは、コアネットワーク140内の多くのSGSNのうちの1つの代表である。各SGSNは、関連する地理的サービスエリア内で、UEとの間でのデータパケットを送達する責任を担う。SGSN220Bのタスクは、パケットルーティングおよび転送、モビリティ管理(たとえば、アタッチ/デタッチおよび位置管理)、論理リンク管理、ならびに認証機能および課金機能を含む。SGSN220Bのロケーションレジスタは、位置情報(たとえば、現在のセル、現在のVLR)、および、SGSN220Bに登録されたすべてのGPRSユーザのユーザプロファイル(たとえば、パケットデータネットワークにおいて使用されるIMSI、PDPアドレス)を、たとえばユーザまたはUEごとに1つまたは複数のPDPコンテキスト内に記憶する。したがって、SGSN220Bは、(i)GGSN225BからのダウンリンクGTPパケットの逆トンネリング、(ii)GGSN225Bに向かうIPパケットのアップリンクトンネリング、(iii)UEがSGSNサービスエリアの間を移動するときのモビリティ管理の実行、(iv)モバイル加入者の支払い請求の責任を担う。当業者によって理解されるように、(i)〜(iv)の他に、GSM(登録商標)/EDGEネットワークのために構成されたSGSNは、W-CDMA(登録商標)ネットワークのために構成されたSGSNと比較して、わずかに異なる機能を有する。
RAN120(たとえば、またはUMTSシステムアーキテクチャにおけるUTRANなど)は、無線アクセスネットワークアプリケーションパート(Radio Access Network Application Part:RANAP)プロトコルを介して、SGSN220Bと通信する。RANAPは、Iuインターフェース(Iu-ps)を介して、フレームリレーまたはIPなどの伝送プロトコルによって動作する。SGSN220Bは、SGSN220Bおよび他のSGSN(図示せず)と内部のGGSNとの間のIPベースのインターフェースであり、上記で規定されたGTPプロトコル(たとえば、GTP-U、GTP-C、GTP'など)を使用するGnインターフェースを介してGGSN225Bと通信する。図2Bの実施形態では、SGSN220BとGGSN225Bとの間のGnは、GTP-CとGTP-Uの両方を搬送する。図2Bには示されないが、Gnインターフェースは、ドメインネームシステム(DNS)によっても使用される。GGSN225Bは、公衆データネットワーク(PDN)(図示せず)に接続され、さらには、IPプロトコルによるGiインターフェースを介して直接、またはワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)ゲートウェイを通して、インターネット175に接続される。
図2Cは、本発明の一実施形態による、RAN120と、3G UMTS W-CDMA(登録商標)システム内のGPRSコアネットワークとして構成されるコアネットワーク140のパケット交換部分との別の例示的な構成を示す。図2Bと同様に、コアネットワーク140は、SGSN220Bと、GGSN225Bとを含む。しかしながら、図2Cでは、ダイレクトトンネルは、SGSN220Bが、RAN120と、パケット交換(PS)ドメイン内のGGSN225Bとの間にダイレクトユーザプレーントンネル、GTP-Uを確立できるようにする、Iuモードにおけるオプションの機能である。図2CのSGSN220Bのようなダイレクトトンネル対応SGSNは、SGSN220Bがダイレクトユーザプレーン接続を使用できるか否かにかかわらず、GGSN単位およびRNC単位で構成され得る。図2CのSGSN220Bは、制御プレーンシグナリングを処理し、ダイレクトトンネルをいつ確立するべきか決定を行う。PDPコンテキストのために割り当てられたRABが解放される(すなわち、PDPコンテキストが保たれる)とき、ダウンリンクパケットを処理できるようにするために、GGSN225BとSGSN220Bとの間にGTP-Uトンネルが確立される。
図2Dは、本発明の一実施形態による、RAN120と、発展型パケットシステム(EPS)またはLTEネットワークに基づくコアネットワーク140のパケット交換部分との例示的な構成を示す。図2Dを参照すると、図2B〜図2Cに示されるRAN120と異なり、EPS/LTEネットワーク内のRAN120は、図2B〜図2CからのRNC215Bなしに、複数の発展型NodeB(ENodeBまたはeNB)200D、205D、および210Dを用いて構成される。これは、EPS/LTEネットワーク内のENodeBが、コアネットワーク140と通信するためにRAN120内に個別のコントローラ(すなわち、RNC215B)を必要としないためである。言い換えると、図2B〜図2CからのRNC215Bの機能のうちのいくつかは、図2C内のRAN120のそれぞれのeNodeBに組み込まれる。
図2Dにおいて、コアネットワーク140は複数のモビリティ管理エンティティ(MME)215Dおよび220Dと、ホーム加入者サーバ(HSS)225Dと、サービングゲートウェイ(S-GW)230Dと、パケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW)235Dと、ポリシーおよび課金規則機能(PCRF)240Dとを含む。これらの構成要素と、RAN120と、インターネット175との間のネットワークインターフェースが図2Dに示されており、表1(以下)において次のように規定される。
図2DのRAN120およびコアネットワーク140に示される構成要素の概要がここで説明される。しかしながら、これらの構成要素はそれぞれ、様々な3GPP TS標準規格においてよく知られており、本明細書に含まれる説明は、これらの構成要素によって実行されるすべての機能の包括的な説明とするつもりはない。
図2Dを参照すると、MME215Dおよび220Dは、EPSベアラのための制御プレーンシグナリングを管理するように構成される。MME機能は、非アクセス層(NAS)シグナリング、NASシグナリングセキュリティ、技術間および技術内ハンドオーバのためのモビリティ管理、P-GWおよびS-GW選択、MME変更を伴うハンドオーバのためのMME選択を含む。
図2Dを参照すると、S-GW230Dは、RAN120に向かうインターフェースを終端するゲートウェイである。EPSベースシステムのためのコアネットワーク140に関連付けられるUEごとに、所与の時点において、単一のS-GWが存在する。S-GW230Dの機能は、GTPベースおよびプロキシモバイルIPv6(PMIP)ベースS5/S8の両方の場合に、モビリティアンカーポイント、パケットルーティングおよび転送、ならびに関連付けられるEPSベアラのQoSクラス識別子(QCI)に基づくDiffServコードポイントの設定を含む。
図2Dを参照すると、P-GW235Dは、パケットデータネットワーク(PDN)、たとえば、インターネット175に向かうSGiインターフェースを終端するゲートウェイである。UEが複数のPDNにアクセスしている場合には、そのUEのための2つ以上のP-GWが存在する場合があるが、S5/S8接続性およびGn/GP接続性の混在は通常、そのUEの場合に同時にサポートされない。P-GW機能は、GTPベースS5/S8の両方の場合に、パケットフィルタリング(ディープパケットインスペクションによる)、UEIPアドレス割当て、関連付けられるEPSベアラのQCIに基づくDSCP設定、事業者間課金のためのアカウンティング、3GPP TS 23.203において規定されるアップリンク(UL)およびダウンリンク(DL)ベアラバインディング、3GPP TS 23.203において規定されるULベアラバインディング検証を含む。P-GW235Dは、E-UTRAN、GERANまたはUTRANのいずれかを用いて、GSM(登録商標)/EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)/UTRANのみのUEおよびE-UTRAN対応UEの両方にPDN接続性を提供する。P-GW235Dは、S5/S8インターフェースを介して、E-UTRANのみを用いてE-UTRAN対応UEにPDN接続性を提供する。
図2Dを参照すると、PCRF240Dは、EPSベースコアネットワーク140のポリシーおよび課金制御要素である。非ローミングシナリオでは、UEのインターネットプロトコル接続性アクセスネットワーク(IP-CAN)セッションに関連付けられるHPLMN内に単一のPCRFが存在する。PCRFは、RxインターフェースおよびGxインターフェースを終端する。ローミングシナリオでは、トラフィックのローカルブレイクアウトに伴って、UEのIP-CANセッションに関連付けられる2つのPCRFが存在する場合がある。ホームPCRF(H-PCRF)は、HPLMN内に存在するPCRFであり、ビジテッドPCRFは、訪問先VPLMN内に存在するPCRFである。PCRFは、3GPP TS 23.203内にさらに詳細に説明されており、したがって、簡潔のためにさらに説明されない。図2Dでは、アプリケーションサーバ170(たとえば、3GPP用語ではAFと呼ぶことができる)は、インターネット175を介してコアネットワーク140に、または代替的にはRxインターフェースを介して直接PCRF240Dに接続されるように示される。一般的に、アプリケーションサーバ170(またはAF)は、コアネットワークとともにIPベアラリソース(たとえば、UMTS PSドメイン/GPRSドメインリソース/LTE PSデータサービス)を用いてアプリケーションを提供する要素である。アプリケーション機能の一例は、IPマルチメディアサブシステム(IMS)コアネットワークサブシステムのプロキシコールセッション制御機能(P-CSCF)である。AFはRX基準点を用いて、PCRF240Dにセッション情報を提供する。セルラーネットワークを介してIPデータサービスを提供する任意の他のアプリケーションサーバも、RX基準点を介してPCRF240Dに接続することができる。
図2Eは、本発明の一実施形態による、EPSまたはLTEネットワーク140Aに接続される拡張高レートパケットデータ(HRPD)RANとして構成されるRAN120と、HRPDコアネットワーク140Bのパケット交換部分との一例を示す。コアネットワーク140Aは、図2Dに関して先に説明されたコアネットワークに類似のEPSまたはLTEコアネットワークである。
図2Eにおいて、eHRPD RANは複数のトランシーバ基地局(BTS)200E、205Eおよび210Eを含み、それらのトランシーバ基地局は、拡張BSC(eBSC)および拡張PCF(ePCF)215Eに接続される。eBSC/ePCF215Eは、S101インターフェースを介してEPSコアネットワーク140A内のMME215Dまたは220Dのうちの1つに接続することができ、EPSコアネットワーク140A内の他のエンティティとのインターフェースを構成するためのA10および/またはA11インターフェースを介してHRPDサービングゲートウェイ(HSGW)220Eに(たとえば、S103インターフェースを介してS-GW220Dに、S2aインターフェースを介してP-GW235Dに、Gxaインターフェースを介してPCRF240Dに、STaインターフェースを介して3GPP AAAサーバに(図2Dには明示されない)など)接続することができる。HSGW220Eは、HRPDネットワークとEPS/LTEネットワークとの間のネットワーキングを提供するために3GPP2において規定される。理解されるように、eHRPD RANおよびHSGW220Eは、レガシーHRPDネットワークにおいて利用できないEPC/LTEネットワークへのインターフェース機能によって構成される。
eHRPD RANに戻ると、EPS/LTEコアネットワーク140Aとのインターフェースを構成することに加えて、eHRPD RANは、HRPDネットワーク140BのようなレガシーHRPDネットワークとのインターフェースも構成することができる。理解されるように、HRPDネットワーク140Bは、図2AからのEV-DOネットワークのような、レガシーHRPDネットワークの例示的な実施態様である。たとえば、eBSC/ePCF 215Eは、A12インターフェースを介して認証許可アカウンティング(AAA)サーバ225Eとのインターフェースを構成することができるか、またはA10もしくはA11インターフェースを介してPDSN/FA 230Eとのインターフェースを構成することができる。PDSN/FA 230EはさらにHA235Aに接続し、それを通して、インターネット175がアクセスされ得る。図2Eにおいて、いくつかのインターフェース(たとえば、A13、A16、H1、H2など)は明確に説明されないが、完全を期すために示されており、HRPDまたはeHRPDに通じている当業者によって理解される。
図2B〜図2Eを参照すると、LTEコアネットワーク(たとえば、図2D)およびeHRPD RANおよびHSGW(たとえば、図2E)とのインターフェースを構成するHRPDコアネットワークは、場合によって、ネットワーク開始サービス品質(QoS)をサポートすることができる(たとえば、P-GW、GGSN、SGSNなどによる)。
図3は、本発明の一実施形態によるUEの例を示す。図3を参照すると、UE300Aは発呼側電話として示され、UE300Bはタッチスクリーンデバイス(たとえば、スマートフォン、タブレットコンピュータなど)として示されている。図3に示されるように、UE300Aの外部ケーシングは、当技術分野で知られているように、数ある構成要素の中でも、アンテナ305A、ディスプレイ310A、少なくとも1つのボタン315A(たとえば、PTTボタン、電源ボタン、音量調節ボタンなど)、キーパッド320Aなどで構成される。また、UE300Bの外部ケーシングは、数ある構成要素の中でも、当技術分野で知られているように、タッチスクリーンディスプレイ305B、周辺ボタン310B、315B、320B、および325B(たとえば、電力調節ボタン、音量または振動調節ボタン、飛行機モードトグルボタンなど)、少なくとも1つのフロントパネルボタン330B(たとえば、Homeボタン)などで構成される。UE300Bの一部として明示的に示されてはいないが、UE300Bは、限定はしないが、WiFiアンテナ、セルラーアンテナ、衛星位置システム(SPS)アンテナ(たとえば、全地球測位システム(GPS)アンテナ)などを含む、1つまたは複数の外部アンテナおよび/またはUE300Bの外部ケーシングに内蔵される1つのまたは複数の内蔵アンテナを含むことができる。
UE300AおよびUE300BなどのUEの内部構成要素は、それぞれに異なるハードウェア構成によって具現することができるが、内部ハードウェア構成要素のための基本的なハイレベルUE構成は図3にプラットフォーム302として示されている。プラットフォーム302は、最終的にコアネットワーク140、インターネット175、および/または他のリモートサーバおよびネットワーク(たとえば、アプリケーションサーバ170、ウェブURLなど)から得ることのできるRAN120から送信されたソフトウェアアプリケーション、データ、および/またはコマンドを受信し実行することができる。プラットフォーム302は、RANとやりとりすることなく、ローカルに記憶されたアプリケーションを独立して実行することができる。プラットフォーム302は、特定用途向け集積回路(「ASIC」308)または他のプロセッサ、マイクロプロセッサ、論理回路、または他のデータ処理デバイスに動作可能に結合された送受信機306を含むことができる。ASIC308または他のプロセッサは、ワイヤレスデバイスのメモリ312中の任意の常駐プログラムとインターフェースを構成するアプリケーションプログラミングインターフェース(「API」)310レイヤを実行する。メモリ312は、読取り専用メモリもしくはランダムアクセスメモリ(RAMおよびROM)、EEPROM、フラッシュカード、またはコンピュータプラットフォームに共通する任意のメモリから構成することができる。プラットフォーム302は、メモリ312中でアクティブに使用されないアプリケーション、および他のデータを記憶することができるローカルデータベース314も含むことができる。ローカルデータベース314は、一般的にフラッシュメモリセルであるが、磁気媒体、EEPROM、光学媒体、テープ、ソフトまたはハードディスクなど、当技術分野で知られている任意の二次記憶デバイスとすることができる。
したがって、本発明の一実施形態は、本明細書において説明される機能を実行する能力を含むUE(たとえば、UE300A、UE300Bなど)を含むことができる。当業者によって理解されるように、様々な論理要素は、本明細書において開示される機能を達成するために、個別の要素、プロセッサ上で実行されるソフトウェアモジュール、またはソフトウェアとハードウェアとの任意の組合せで具現され得る。たとえば、ASIC308、メモリ312、API310およびローカルデータベース314をすべて協働的に使用して、本明細書において開示される様々な機能をロード、記憶および実行することができ、したがって、これらの機能を実行する論理手段を様々な要素に分散させることができる。代替的には、機能は1つの個別構成要素に組み込まれ得る。したがって、図3におけるUE300AおよびUE300Bの特徴は例示的なものにすぎないと見なすべきであり、本発明は図示される特徴または構成には限定されない。
UE300Aおよび/またはUE300BとRAN120との間のワイヤレス通信は、たとえばCDMA、W-CDMA(登録商標)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元(OFDM)、GSM(登録商標)、またはワイヤレス通信ネットワークもしくはデータ通信ネットワークで使用され得る他のプロトコルのような、様々な技術に基づくことができる。先に論じられ、当技術分野で知られているように、音声送信、および/またはデータは、様々なネットワークおよび構成を使用してRANからUEに送信され得る。したがって、本明細書において提供される例は、本発明の実施形態を限定するためのものではなく、単に本発明の実施形態の態様の説明を助けるためのものにすぎない。
図4は、機能を実行するように構成された論理手段を含む通信デバイス400を示す。通信デバイス400は、限定はしないが、UE300Aもしくは300B、RAN120の任意の構成要素(たとえば、BS200A〜210A、BSC 215A、NodeB200B〜210B、RNC 215B、eNodeB 200D〜210Dなど)、コアネットワーク140の任意の構成要素(PCF 220A、PDSN 225A、SGSN 220B、GGSN 225B、MME 215Dまたは220D、HSS 225D、S-GW 230D、P-GW 235D、PCRF 240D)、コアネットワーク140および/またはインターネット175に結合される任意の構成要素(たとえば、アプリケーションサーバ170)などを含む、先に言及された通信デバイスのいずれかに対応することができる。したがって、通信デバイス400は、図1のワイヤレス通信システム100を介して1つまたは複数の他のエンティティと通信する(または通信を容易にする)ように構成された任意の電子デバイスに対応することができる。
図4を参照すると、通信デバイス400は、情報を受信および/または送信するように構成された論理手段405を含む。一例では、通信デバイス400がワイヤレス通信デバイス(たとえば、UE 300Aまたは300B、BS200A〜210Aのうちの1つ、NodeB200B〜210Bのうちの1つ、eNodeB200D〜210Dのうちの1つなど)に対応する場合には、情報を受信および/または送信するように構成された論理手段405は、ワイヤレス送受信機および関連ハードウェア(たとえば、RFアンテナ、モデム、変調器および/または復調器など)のようなワイヤレス通信インターフェース(たとえば、Bluetooth(登録商標)、WiFi、2G、CDMA、W-CDMA(登録商標)、3G、4G、LTEなど)を含むことができる。別の例では、情報を受信および/または送信するように構成された論理手段405は、有線通信インターフェース(たとえば、インターネット175にアクセスする手段となり得るシリアル接続、USBまたはファイアワイヤ接続、イーサネット(登録商標)接続など)に対応することができる。したがって、通信デバイス400が、何らかのタイプのネットワークベースのサーバ(たとえば、PDSN、SGSN、GGSN、S-GW、P-GW、MME、HSS、PCRF、アプリケーション170など)に対応する場合、情報を受信および/または送信するように構成された論理手段405は、一例では、イーサネット(登録商標)プロトコルによってネットワークベースのサーバを他の通信エンティティに接続するイーサネット(登録商標)カードに対応することができる。さらなる例では、情報を受信および/または送信するように構成された論理手段405は、通信デバイス400がそのローカル環境を監視する手段となり得る感知または測定ハードウェア(たとえば、加速度計、温度センサ、光センサ、ローカルRF信号を監視するためのアンテナなど)を含むことができる。情報を受信および/または送信するように構成され論理手段405は、実行されるときに、情報を受信および/または送信するように構成された論理手段405の関連ハードウェアがその受信機能および/または送信機能を実行できるようにする、ソフトウェアも含むことができる。しかしながら、情報を受信および/または送信するように構成された論理手段405は、ソフトウェア単体に対応するのではなく、情報を受信および/または送信するように構成された論理手段405は、その機能を達成するためのハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
図4を参照すると、通信デバイス400は、情報を処理するように構成された論理手段410をさらに含む。一例では、情報を処理するように構成された論理手段410は、少なくともプロセッサを含むことができる。情報を処理するように構成された論理手段410によって実行され得るタイプの処理の例示的な実施態様は、限定はしないが、判断を行うこと、接続を確立すること、異なる情報オプション間で選択を行うこと、データに関係する評価を行うこと、測定演算を実行するために通信デバイス400に結合されたセンサとやりとりすること、情報をあるフォーマットから別のフォーマットに(たとえば、.wmvから.aviへなど、異なるプロトコル間で)変換することなどを含む。たとえば、情報を処理するように構成された論理手段410中に含まれるプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタロジック、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書において説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せに対応することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実現され得る。情報を処理するように構成された論理手段410は、実行されるときに、情報を処理するように構成された論理手段410の関連ハードウェアがその処理機能を実行できるようにする、ソフトウェアも含むことができる。しかしながら、情報を処理するように構成された論理手段410は、ソフトウェア単体に対応するのではなく、情報を処理するように構成された論理手段410は、その機能を達成するためのハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
図4を参照すると、通信デバイス400は、情報を記憶するように構成された論理手段415をさらに含む。一例では、情報を記憶するように構成された論理手段415は、少なくとも非一時的メモリおよび関連ハードウェア(たとえば、メモリコントローラなど)を含むことができる。たとえば、情報を記憶するように構成された論理手段415に含まれる非一時的メモリは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形の記憶媒体に対応することができる。情報を記憶するように構成された論理手段415は、実行されるときに、情報を記憶するように構成された論理手段415の関連ハードウェアがその記憶機能を実行できるようにするソフトウェアも含むことができる。しかしながら、情報を記憶するように構成された論理手段415は、ソフトウェア単体に対応するのではなく、情報を記憶するように構成された論理手段415は、その機能を達成するためのハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
図4を参照すると、通信デバイス400は、オプションで、情報を提示するように構成された論理手段420をさらに含む。一例では、情報を提示するように構成された論理手段420は、少なくとも出力デバイスおよび関連ハードウェアを含むことができる。たとえば、出力デバイスは、ビデオ出力デバイス(たとえば、ディスプレイスクリーン、USB、HDMI(登録商標)のようなビデオ情報を搬送することができるポートなど)、オーディオ出力デバイス(たとえば、スピーカ、マイクロフォンジャック、USB、HDMI(登録商標)のようなオーディオ情報を搬送することができるポートなど)、振動デバイス、および/または、情報が出力のためにフォーマットされる際、または通信デバイス400のユーザもしくは操作者によって実際に出力される際の手段となり得る任意の他のデバイスを含むことができる。たとえば、通信デバイス400が図3に示されるようなUE300AまたはUE300Bに対応する場合には、情報を提示するように構成された論理手段420は、UE300Aのディスプレイ310AまたはUE300Bのタッチスクリーンディスプレイ305Bを含むことができる。さらなる例では、情報を提示するように構成された論理手段420は、(たとえば、ネットワークスイッチ、またはルータ、リモートサーバなど)ローカルユーザを有しないネットワーク通信デバイスのようないくつかの通信デバイスでは省略されることがある。情報を提示するように構成された論理手段420は、実行されるとき、情報を提示するように構成された論理手段420の関連ハードウェアが提示機能を実行できるようにする、ソフトウェアも含むことができる。しかしながら、情報を提示するように構成された論理手段420は、ソフトウェア単体に対応するのではなく、情報を提示するように構成された論理手段420は、その機能を達成するためのハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
図4を参照すると、通信デバイス400は、場合によっては、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理手段425をさらに含む。一例では、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理手段425は、少なくともユーザ入力デバイスおよび関連ハードウェアを含むことができる。たとえば、ユーザ入力デバイスは、ボタン、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、カメラ、オーディオ入力デバイス(たとえば、マイクロフォン、またはマイクロフォンジャックなど、オーディオ情報を搬送することができるポートなど)、および/または情報がそれによって通信デバイス400のユーザもしくは操作者から受信され得る任意の他のデバイスを含むことができる。たとえば、通信デバイス400が図3に示されるようなUE300AまたはUE300Bに対応する場合には、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理手段425は、キーパッド320A、ボタン315Aまたは310B〜325Bのうちのいずれか、タッチスクリーンディスプレイ305Bを含むことができる。さらなる例では、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理手段425は、(たとえば、ネットワークスイッチ、またはルータ、リモートサーバなど)ローカルユーザを有しないネットワーク通信デバイスのようないくつかの通信デバイスでは省略されることがある。ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理手段425は、実行されるときに、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理手段425の関連ハードウェアがその入力受信機能を実行できるようにする、ソフトウェアも含むことができる。しかしながら、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理手段425は、ソフトウェア単体に対応するのではなく、ローカルユーザ入力を受信するように構成された論理手段425は、その機能を達成するためのハードウェアに少なくとも部分的に依拠する。
図4を参照すると、405〜425の構成された論理手段は、図4では別個のまたは相異なるブロックとして示されているが、それぞれの構成された論理手段がその機能を実行するためのハードウェアおよび/またはソフトウェアは、部分的に重複し得ることは理解されよう。たとえば、405〜425の構成された論理手段の機能を容易にするために使用されるいずれのソフトウェアも、情報を記憶するように構成された論理手段415に関連する非一時的メモリに記憶することができ、そうすることによって、405〜425の構成された論理手段はそれぞれ、その機能(すなわち、この場合、ソフトウェア実行)を、情報を記憶するように構成された論理手段415によって記憶されたソフトウェアの動作に部分的に基づいて実行する。同様に、構成された論理手段のうちの1つに直接関連付けられたハードウェアは、時々、他の構成された論理によって借用または使用され得る。たとえば、情報を処理するように構成された論理手段410のプロセッサは、データを、情報を受信および/または送信するように構成された論理手段405によって送信される前に、適切な形式にフォーマットすることができるので、情報を受信および/または送信するように構成された論理手段405は、その機能(すなわち、この場合、データの送信)を、情報を処理するように構成された論理手段410に関連付けられたハードウェア(すなわち、プロセッサ)の動作に部分的に基づいて実行する。
概して、別段に明示的に記載されていない限り、本開示全体にわたって使用される「ように構成された論理手段」という句は、ハードウェアにより少なくとも部分的に実施される実施形態を引き合いに出すものとし、ハードウェアから独立したソフトウェアだけの実施形態に位置づけるものではない。様々なブロックにおける構成された論理手段または「ように構成された論理手段」は、特定の論理ゲートまたは論理要素に限定されるのではなく、概して、本明細書に記載した機能性を、(ハードウェアまたはハードウェアとソフトウェアの組合せのいずれかを介して)実施するための能力を指すことは理解されよう。したがって、様々なブロックに示す構成された論理手段または「ように構成された論理手段」は、「論理(ロジック)」という言葉を共有するにもかかわらず、必ずしも論理ゲートまたは論理要素として実現されるとは限らない。様々なブロックの論理手段間の他のやりとりまたは協働が、以下でより詳細に説明する実施形態の検討から、当業者には明らかになるであろう。
様々な実施形態は、図5に示されたサーバ500などの、様々な市販のサーバデバイスのいずれかにおいて実現することができる。一例では、サーバ500は、上記のアプリケーションサーバ170の一例の構成に対応することができる。図5において、サーバ500は、揮発性メモリ502と、ディスクドライブ503のような大容量の不揮発性メモリとに結合された、プロセッサ501を含む。サーバ500はまた、プロセッサ501に結合された、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)またはDVDディスクドライブ506を含むことができる。サーバ500はまた、他のブロードキャストシステムコンピュータおよびサーバに、またはインターネットに結合されたローカルエリアネットワークなど、ネットワーク507とデータ接続を確立するための、プロセッサ501に結合されたネットワークアクセスポート504も含むことができる。図4との関連で、図5のサーバ500は、通信デバイス400の一例の実施態様を示しており、それにより、情報を送信および/または受信するように構成された論理手段405は、ネットワーク507と通信するためにサーバ500によって用いられるネットワークアクセスポート504に対応し、情報を処理するように構成された論理手段410はプロセッサ501に対応し、情報を記憶するように構成された論理手段415は、揮発性メモリ502、ディスクドライブ503および/またはディスクドライブ506の任意の組合せに対応する。情報を提示するように構成されたオプションの論理手段420およびローカルユーザ入力を受信するように構成されたオプションの論理手段425は、図5には明示的に示されず、そこに含まれる場合も、含まれない場合もある。したがって、図5は、図3の場合のような305Aまたは305BのようなUEの実施態様に加えて、通信デバイス400がサーバとして実現できることを実証するのを助ける。
種々の通信プロトコルを用いるアクセスネットワーク(たとえば、図2A〜図2Eに関して先に説明されたような、W-CDMA、LTEなどの3GPPアクセスネットワーク、またはWiFi、WLANまたは有線LAN、IEEE802、IEEE802.11などの非3GPPアクセスネットワーク)は、事業者(たとえば、Verizon、Sprint、AT&Tなど)によって管理されるIMSネットワークによるインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)サービスを、通信システムを介してユーザに提供するように構成することができる。IMSサービスを要求するためにIMSネットワークにアクセスするユーザは、要求されたIMSをサポートするための複数の地域アプリケーションサーバまたはアプリケーションサーバクラスタ(たとえば、同じクラスタ地域にサービスを提供するアプリケーションサーバ群)のうちの1つに割り当てられる。しかしながら、非3GPPアクセスネットワーク(たとえば、WiFi)を介してIMSネットワークにアクセスするユーザは、1つには、非3GPPアクセスネットワークに接続されるユーザを識別するのが難しいことに起因して、ユーザの場所に近接していないアプリケーションサーバによってサービスを提供される可能性がある。したがって、同じIMSネットワークにアクセスし、同じIMSサービス(VoIP、PTTなど)を要求する2人のユーザが、物理的に同一の場所に位置するが、実際には、アプリケーションサーバの異なる展開クラスタを介してサービスを提供される場合がある。このようにしてユーザにアプリケーションサーバを割り当てることは、事前処理(たとえば、呼設定、ユーザ探索など)および事後処理(たとえば、課金、CALEAなど)に関して、IMSサービスを提供する複雑さを増す可能性がある。さらに、物理的に同一の場所に配置されないアプリケーションサーバをユーザに割り当てることは、クラスタ間のバックエンドトラフィックも増加させる。
図6は、本発明の一実施形態によるIMSアーキテクチャの一例を示す。図6を参照すると、AS1-1、AS1-2...AS1-Nとして表されるアプリケーションサーバの第1のクラスタはUEにIMSサービスを提供するように構成され、第1の地域内に位置し(または展開され)、AS2-1、AS2-2...AS2-Nとして表されるアプリケーションサーバの第2のクラスタはUEにIMSサービスを提供するように構成され、第2の地域内に位置する(または展開される)と仮定する。図6には明示されないが、アプリケーションサーバの他のクラスタも他のクラスタ地域内に展開することができる。図6において、アプリケーションサーバの各クラスタは、同じ事業者(たとえば、Sprint、Verizon、AT&Tなど)によって運用されると仮定される。図6において、UE1...Nは、クラスタ地域R1内で動作していると仮定され、3GPP RAN120A(たとえば、図2A〜図2EからのRAN120のいずれか)または非3GPP RAN120B(たとえば、有線イーサネット(登録商標)接続、AP125のようなWiFi接続など)のいずれかに接続するように構成される。その際、UE1...Nは、3GPP RAN 120Aまたは非3GPP RAN 120Bのいずれかを通してIMSネットワーク600に接続することができる。
図6を参照すると、IMSネットワーク600は、プロキシ呼セッション制御機能(P-CSCF:proxy call session control function)605、問合せCSCF(I-CSCF)610、サービングCSCF(S-CSCF)615、およびホーム加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)620を含む、特定の1組のIMS構成要素を例示するように示される。P-CSCF 605、I-CSCF 610およびS-CSCF 615は多くの場合に、まとめてCSCFと呼ばれ、CSCFは、IMSネットワーク600のトランスポートプレーン、制御プレーンおよびアプリケーションプレーンの間のセッション開始プロトコル(SIP:Session Initiation Protocol )を介してシグナリングする責任を担う。
図6のP-CSCF605を参照すると、P-CSCF605は、トランスポートプレーン構成要素とのインターフェースを直接構成する責任を担い、UE1...Nのような任意のエンドポイントのためのIMSネットワーク600内のシグナリングの最初のポイントである。エンドポイントがIP接続を確保すると、そのエンドポイントによって、P-CSCF605への最初のシグナリングにより登録イベントが行われる。その名が意味するように、P-CSCF605は、エンドポイントからIMSネットワーク600の残りの部分へのSIPメッセージのためのプロキシである。P-CSCF605は通常、エンドポイントのホームネットワーク内にあるが、エンドポイントの訪問先ネットワーク内に存在することもできる。P-CSCF605は、DNS探索を用いて、ターゲットI-CSCF610を識別してSIPメッセージを送信し、ターゲットI-CSCF610は、自らのネットワーク内のI-CSCF610とすることができるか、または管理ドメインを越えた別のI-CSCFとすることができる。P-CSCF605は、ポリシー決定の責任を担うこともできる(たとえば、IMSのリリース5または6における一体型もしくは独立型ポリシー決定機能(PDF:Policy Decision Function)、IMSのリリース7におけるポリシー課金およびリソース機能(PCRF:Policy Charging, and Resource Function)などによる)。
図6のI-CSCF610を参照すると、I-CSCF610の主な機能は、アプリケーションプレーン内で見いだされたアプリケーションのために、エントリポイントとしてのP-CSCF605と制御ポイントとしてのS-CSCF615との間をプロキシすることである。P-CSCF605が登録要求SIPメッセージを受信するとき、DNS探索を実行して、適切なI-CSCF610を発見し、そのメッセージをルーティングする。I-CSCF610がSIPメッセージを受信すると、Diameterを介してHSS620で探索動作を実行し、エンドポイント端末に関連付けられるS-CSCF615を決定する。I-CSCF610がこの情報を受信すると、さらに処理するために、そのSIPメッセージを適切なS-CSCF615に転送する。
S-CSCF615を参照すると、S-CSCF615は、アプリケーションプレーンにおいて、アプリケーションサーバ(AS)(たとえば、クラスタ地域R1内のアプリケーションサーバ1-1、1-2...1-N、またはクラスタ地域2内のアプリケーションサーバ2-1、2-2...2-N)とのインターフェースを構成する責任を担う。I-CSCF610から登録要求SIPメッセージを受信すると、S-CSCF615は、Diameterプロトコルを介してHS622に問い合わせ、それにより、端末を現在サービスが提供されているとして登録する。後続のセッション確立は、どのS-CSCF615が端末セッション制御の責任を担うかを知る必要がある。登録プロセスの一部として、S-CSCF615は、HSS620への問合せから得た認証情報を用いて、端末を認証するために開始P-CSCF605に返送されるSIPメッセージ「チャレンジ」を発行する。
登録機構としての役割を果たすことに加えて、S-CSCF615は、ASにSIPメッセージをルーティングする責任も担い、それにより、制御プレーンセッション制御が、アプリケーションプレーンアプリケーションロジックとやりとりできるようにする。これを果たすために、S-CSCF615は、初期フィルタ基準(IFC:Initial Filter Criteria)の形でHSS620から得られた情報を使用し、その情報は、インバウンドセッション確立要求に対するトリガとしての役割を果たす。IFCは、SIPメッセージがアプリケーションプレーン内に存在する場合がある種々のアプリケーションサーバに対していかにして、どこからルーティングされるべきであるかを規定する規則を含む。また、S-CSCF615は、アプリケーションサーバとのメッセージ交換の過程において、アプリケーションサーバから得られた二次フィルタ基準(SFC:Secondary Filter Criteria)に基づいて動作することもできる。
図6を参照すると、IMSネットワーク600からIMSサービス(たとえば、VoIPセッション、PTTセッション、グループ通信セッションなどへの設定登録または参加登録)を要求するUEは、先に言及されたように、S-CSCF615によって選択されたターゲットアプリケーションサーバに割り当てられる(登録される)。一般的に、IMSネットワーク600は、ターゲットアプリケーションサーバとして、UEに物理的に近く、要求されたIMSサービスを提供できることもわかっているアプリケーションサーバを選択しようと試みる。しかしながら、S-CSCF615は、非3GPP RAN 120Bに接続されるUEの場所を特定できない場合があり、それが、非3GPP UEに割り当てる近接したアプリケーションサーバを選択するのを難しくする可能性がある。また、S-CSCF615が、IMSサービスを要求するUEの場所を突き止めることができる場合であっても、UEの場所を用いて、UEに割り当てられるアプリケーションサーバを独立して選択する結果として、グループ通信セッションのための性能が準最適になる場合がある。
図7Aは、UE1とUE2との間のIMSセッションを設定する従来のプロセスを示す。図7Aを参照すると、UE1およびUE2はいずれもRANに接続され、RANはそれぞれ図6からの3GPP RAN 120Aまたは非3GPP RAN 120Bのいずれかに対応することができる、700A〜705A。それぞれのRANに接続されると、UE1は、UE1とUE2との間のIMSセッションを設定するか、またはIMSセッションに参加するために、IMSサービス要求を送信する、710A。IMSネットワーク600はUE1からのIMSサービス要求を受信し、IMSセッションをサポートするためにUE1にクラスタ地域R1内のAS1-2を割り当てる、715A。IMSネットワーク600は、UE1の場所(既知であるなら)に基づいてAS1-2を選択し、AS1-2は、地理的場所および/または伝搬速度に関してUE1に最も近いアプリケーションサーバである。代替的には、IMSネットワーク600がUE1の場所を知らない場合には(たとえば、UE1が非3GPP接続される場合には)、AS1-2は単にUE1にランダムに割り当てるために選択される場合がある(たとえば、どのアプリケーションサーバが最も低い負荷を有するかなどに基づく)。
それぞれのRANに接続されると、UE2も、UE1とUE2との間のIMSセッションに参加するために、IMSサービス要求を送信する、720A。IMSネットワーク600はUE2からIMSサービス要求を受信し、IMSセッションをサポートするためにUE2にクラスタ地域R2内のAS2-2を割り当てる、725A。理解されるように、AS2-2はUE1またはUE2と同じクラスタ地域内にないが、UE2が非3GPP RAN 120Bに接続されるときのなどのように、IMSネットワーク600がUE2の場所を知らない場合には、IMSネットワーク600は、遠方に位置するAS2-2を選択する可能性がある。
IMSセッションのための先に言及されたアプリケーションサーバ割当てに基づいて、730AにおいてUE1がIMSセッション中にUE2にデータを送るとき、AS1-2は、バックホール接続を介して、AS2-2にデータをトンネリングし、735A、それにより、伝搬遅延およびネットワークリソース消費が追加される。また、740AにおいてUE2がIMSセッション中にUE1にデータを送るとき、AS2-2は、バックホール接続を介して、AS1-2にデータをトンネリングし、745A、それにより同様に伝搬遅延およびネットワークリソース消費が追加される。
図7Bは、アプリケーションサーバの割当てが場所に基づいている、UE1とUE2との間のIMSサービスを設定する別の従来のプロセスを示す。図7Bを参照すると、IMSネットワーク600は、事業者に代わってIMSサービスをサポートするために、UEに割り当てるために事業者が利用可能であるアプリケーションサーバに関する場所のテーブルを保持する、700B。
図7Bでは、UE1およびUE2はいずれも3GPP RAN 120Aに接続される、705B〜710B。3GPP RAN 120Aに接続されると、UE1は、UE1とUE2との間のIMSセッションを設定するか、または参加するために、IMSサービス要求を送信する、715B。IMSネットワーク600は、UE1からIMSサービス要求を受信し、UE1の場所を探索し(たとえば、3GPP接続UEの場合に場所を追跡するプレゼンスサーバから検索可能である)、UE1の場所と、700Bからのテーブルとの間の比較に基づいて、UE1に割り当てられることになる最も近いアプリケーションサーバを識別する、720B。この場合、IMSネットワーク600は、720Bにおいて、UE1に最も近いアプリケーションサーバとしてAS1-1を識別し、725Bにおいて、IMSネットワーク600はUE1にAS1-1を割り当てると仮定する。
3GPP RAN 120Aに接続されると、UE2は、UE1とUE2との間のIMSセッションに参加するために、IMSサービス要求を送信する、730B。IMSネットワーク600は、UE2からIMSサービス要求を受信し、UE2の場所を探索し(たとえば、先に言及されたプレゼンスサーバから検索可能である)、UE2の場所と、700Bからのテーブルとの間の比較に基づいて、UE2に割り当てられることになる最も近いアプリケーションサーバを識別する、735B。この場合、IMSネットワーク600は、735Bにおいて、UE2に最も近いアプリケーションサーバとしてAS1-2を識別し、740Bにおいて、IMSネットワーク600はUE2にAS1-2を割り当てると仮定する。
IMSセッションのための先に言及されたアプリケーションサーバ割当てに基づいて、745Bにおいて、UE1がIMSセッション中にUE2にデータを送るとき、AS1-2は、バックホール接続を介して、AS1-1にデータをトンネリングする、750B。また、755Bにおいて、UE2がIMSセッション中にUE1にデータを送るとき、760Bにおいて、AS1-1は、バックホール接続を介して、AS1-2にデータをトンネリングする、760B。750Bおよび760Bにおける地域内トンネリングは、図7Aの735Aおよび745Aの地域間トンネリングに比べて、導入する遅延も少ないが、図7Bの地域内トンネリングは、それでも、クラスタ地域R1内で同じアプリケーションサーバがUE1およびUE2の両方に割り当てられていたなら存在していた遅延より大きな遅延を導入する。
図7Aおよび図7Bは一対一(または1:1)IMSセッションの場合に2つのUE間でIMSサービスを設定する従来のプロセスに向けられるが、図7Cは、アプリケーションサーバの割当てが場所に基づいている、UE1...N間のグループIMSセッションを設定する従来のプロセスを示す。図7Cを参照すると、図7Bの700Bと同様に、IMSネットワーク600は、事業者に代わってIMSサービスをサポートするために、UEに割り当てるために事業者が利用可能であるアプリケーションサーバに関する場所のテーブルを保持する、700C。
図7Cにおいて、UE1...Nはそれぞれ3GPP RAN 120Aに接続されると仮定する、705C〜710C。3GPP RAN 120Aに接続されると、UE1...N間のグループIMSセッションを設定するか、またはグループIMSセッションに参加するために、UE1...3はそれぞれIMSサービス要求を送信する、715C。IMSネットワーク600は、UE1...3からIMSサービス要求を受信し、UE1...3の場所を探索し(たとえば、3GPP接続UEの場合に場所を追跡するプレゼンスサーバから検索可能である)、UEの場所と、700Cからのテーブルとの間の比較に基づいて、UEに割り当てられることになる最も近いアプリケーションサーバを識別する、720C。この場合、IMSネットワーク600は、720Cにおいて、UE1...3に最も近いアプリケーションサーバとしてクラスタ地域R1内のAS1-1を識別し、725Cにおいて、IMSネットワーク600はUE1...3にAS1-1を割り当てる。
3GPP RAN 120Aに接続されると、UE2...N間のグループIMSセッションに参加するために、UE4...NはそれぞれIMSサービス要求を送信する、730C。IMSネットワーク600は、UE4...NからIMSサービス要求を受信し、UE4...Nの場所を探索し(たとえば、3GPP接続UEの場合に場所を追跡するプレゼンスサーバから検索可能である)、UE4...Nごとに、UEの場所と、700Cからのテーブルとの間の比較に基づいて、UEに割り当てられることになる最も近いアプリケーションサーバを識別する、735C。この場合、IMSネットワーク600は、735Cにおいて、UE4...Nに最も近いアプリケーションサーバとしてクラスタ地域R1内のAS1-2を識別し、740Cにおいて、IMSネットワーク600はUE4...NにAS1-2を割り当てる。
IMSセッションのための先に言及されたアプリケーションサーバ割当てに基づいて、745Aおいて、UE1...3のうちの1つがグループIMSセッション中にデータを送るとき、AS1-1は、トンネリングすることなく、AS1-1に接続される他のUEにデータを送り、750C、AS1-1は、UE4...Nに送達するために、バックホール接続を介して、AS1-2にデータをトンネリングする、755C。また、UE4...Nのうちの1つが、760Cにおいて、グループIMSセッション中にデータを送るとき、AS1-2は、トンネリングすることなく、AS1-2に接続される他のUEにデータを送り、765C、AS1-2は、UE1...3に送達するために、バックホール接続を介して、AS1-1にデータをトンネリングする、770C。理解されるように、グループIMSセッションに関与するUEに、さらに多くのアプリケーションサーバが割り当てられるとき、ネットワークリソース消費が増え、セッション管理が複雑になるだけでなく、トンネリング遅延も大きくなる。
図8Aは、本発明の一実施形態による、UE1...N間のグループIMSセッションを設定するプロセスを示す。詳細には、図8Aは、IMSネットワーク600が、特定のクラスタ地域内に存在すると判断される一群のUE内の各UEを登録するための共通の、または共有されるアプリケーションサーバを選択するシナリオに向けられる。
図8Aを参照すると、IMSネットワーク600は、事業者に代わってIMSサービスをサポートするために、UEに割り当てるために事業者が利用可能であるアプリケーションサーバに関する場所のテーブルを保持する、800。たとえば、800のテーブルは、図8Bに関して後に説明されるように、HSS620において保持される場合がある。代替的には、図8Aには明示されないが、アプリケーションサーバに関する場所のテーブルは、IMSネットワーク600の外部にあるサーバ(たとえば、図10A〜図10Dに関して後に論じられるデータベースサーバ1000など)に存在することができ、その場合、サーバ場所データは、外部サーバに対してIMSネットワーク600によって発行される問合せに応答して、IMSネットワーク600によって検索することができる。
説明の便宜上、図8Aは、UE1...Nがそれぞれ非3GPP RAN 120Bに接続される場合に関して図示および説明される、805および810。しかしながら、別の実施形態では、3GPP接続UEと非3GPP接続UEとの両方の間でグループIMSセッションが確立されるように、UE1...Nのすべてより少ない数のUEが3GPP接続することができる。それにより、代替の実施形態では、IMSネットワーク600は、3GPP UEの場所を識別するための他の機構を有するので(たとえば、3GPP RAN 120A内のそれぞれのサービングセルを識別することなどによる)、任意の非3GPP UEは、以下に論じられる場所特定および搬送の態様を省くことができる。
図8Aを参照すると、非3GPP RAN 120Bに接続されると、UE1...3はそれぞれその場所を特定し、815、その後、UE1...3はそれぞれ、UE1...N間のグループIMSセッションへの登録要求を構成し、送信する、820。一例では、820の要求は、IMSネットワーク600、および/またはUE1...3が登録されることになるアプリケーションサーバによって認識することができるIMSグループの識別子を含むことができる。815における場所特定は、GPS、順方向三辺測量、局所的に見ることができる基地局のセルまたはパイロット識別子を観測することなどの任意の周知の位置特定機構に従って実行することができる。さらなる例では、815の場所特定は、UE1...3と、IMSネットワーク600内の1組のアプリケーションサーバ(たとえば、AS1-1、AS1-2など)との間のネットワーク伝搬遅延を試験することに対応することができ、それにより、UE1...3が位置するクラスタ地域は、ネットワーク伝搬遅延試験の結果に基づいて特定することができる。たとえば、UE1...3とAS1-1またはAS1-2との間で最も小さなネットワーク伝搬遅延が生じる場合には、UE1...3はクラスタ地域R1内に位置する確率が高い。それによって、820における要求は、一例では、UE1...3の場所を明示することができるか(たとえば、地理的な経度/緯度座標)、またはUE1...3の場所を暗示することができる(たとえば、サービング基地局の識別情報によって、ネットワーク伝搬遅延試験によってなど)。
IMSネットワーク600は、UE1...3からIMS登録要求を受信し、IMS登録要求が同じIMSグループに関連付けられ(たとえば、IMSサービス要求内に含まれるグループIDに基づく)、指示された場所に基づいてUE1...3が同じクラスタ地域R1内に位置すると判断し、IMSネットワーク600は、そのグループIMSセッションのために、クラスタ地域R1内に位置するUEを登録する単一のアプリケーションサーバを識別する、825。言い換えると、825において、クラスタ地域R1内に位置し、先に言及されたグループIMSセッションに参加しようと試みる任意のUEが、同じアプリケーションサーバに割り当てられることになる。それにより、別のアプリケーションサーバが、グループIMSセッション内のUEのうちの1つまたは複数に物理的に近いか、またはそれ以外の点で、性能に関してUEにIMSサービスを提供するのに適している場合であっても、825において割り当てるために、そのグループに対して統一されたアプリケーションサーバが選択される。この場合、IMSネットワーク600は、825において、クラスタ地域R1内のUEがIグループIMSセッションのために登録されることになるアプリケーションサーバとして、クラスタ地域R1内のAS1-1を識別し、IMSネットワーク600は、830において、UE1...3にAS1-1を割り当てると仮定する。
図8Aを参照すると、非3GPP RAN 120Bに接続されると、UE4...Nはそれぞれ場所を特定し、835、その後、UE4...Nはそれぞれ、UE1...N間のグループIMSセッションへの登録要求を構成し、送信する、840。815と同様に、835における場所特定は、GPS、順方向三辺測量、1組のアプリケーションサーバへのネットワーク伝搬遅延を試験すること、局所的に見ることができる基地局のセルまたはパイロット識別子を観測することなどの任意の周知の位置特定機構に従って実行することができる。また、820と同様に、840の要求は、IMSネットワーク600、および/またはUE4...Nが登録されることになるアプリケーションサーバによって認識することができるIMSグループの識別子を含むことができる。
IMSネットワーク600は、UE4...NからIMS登録要求を受信し、IMサービス要求が同じIMSサービスグループに関連付けられ(たとえば、IMS登録要求内に含まれるグループIDに基づく)、指示された場所に基づいてUE4...Nが同じクラスタ地域R1内に位置すると判断し、IMSネットワーク600は、そのグループIMSセッションのために、クラスタ地域R1内に位置するUEを登録する単一のアプリケーションサーバを識別する、845。この場合、IMSネットワーク600は、845において、グループIMSセッションのためのアプリケーションサーバとしてクラスタ地域R1内のAS1-1を識別し(たとえば、AS1-1は825においてすでにそのグループに割り当てられていたため)、IMSネットワーク600は、850において、UE4...NにAS1-1を割り当てる。
グループIMSセッションのための先に言及されたアプリケーションサーバ割当てに基づいて、UE1...3のうちの1つが855においてグループIMSセッション中にデータを送るとき、AS1-1は、別のアプリケーションサーバにトンネリングすることなく、AS1-1に接続される他のUEにデータを送る。また、UE4...Nのうちの1つが860においてグループIMSセッション中にデータを送るとき、AS1-1は、別のアプリケーションサーバにトンネリングすることなく、AS1-1に接続される他のUEにデータを送る。したがって、同じクラスタ地域内にあるUEをサポートするアプリケーションサーバ間のトンネリングは、図8Aのプロセスによって削減することができる。別の実施形態では、他のクラスタ地域内に位置するUEを含むようにグループIMSセッションを拡張できることが可能である。この場合、地域間トンネリングが実施される可能性があるが、それでも地域内トンネリングを削減できるように、各クラスタ地域内のグループに単一のアプリケーションサーバを割り当てることができる。さらに別の代替の実施形態では、他のクラスタ地域内に位置するUEを含むようにグループIMSセッションを拡張されるとき、UEがクラスタ地域R1に近くない場合であっても、それらのUEにクラスタ地域R1内の同じアプリケーションサーバを割り当てることができる。これはAS1-1と遠隔したUEとの間の伝搬遅延を大きくするが、グループIMSセッションの管理を簡単にする。
図8Bは、本発明の一実施形態による、図6からのIMSアーキテクチャを介して実現されるUE4に関連するような図8Aのプロセスを示す。図8Bを参照すると、UE4は、グループIMSセッションへの登録を要求するREGISTERメッセージを送信し、非3GPP RAN 120BにUE4の場所(図8BにおいてREG [*Loc]と表される)も指示し(ステップ1、図8Aの840と同様)、非3GPP RAN 120Bは、P-CSCF605にREG [*Loc]を送り(ステップ2)、P-CSCF605はターゲットI-CSCF610を選択する(ステップ3)。I-CSCFは、S-CSCF615のためのアドレスを得るためにHSS620に問い合わせ(ステップ4)、その後、REG [*Loc]を識別されたS-CSCF615に送る(ステップ5)。S-CSCF615はHSS620からIFCデータを入手し(ステップ5)、この場合、IFCデータは、通信ネットワークの種々のクラスタ地域内のアプリケーションサーバ(少なくとも、REGISTERメッセージにおいてUE4によって指示される場所にマッピングされるクラスタ地域内のアプリケーションサーバ)の場所に関連する情報を含む。S-CSCF615は、その後、アプリケーションサーバ場所情報と、UE4の指示された場所とに基づいて、識別されたグループIMSセッションをサポートするための単一のアプリケーションサーバを選択し、この場合、そのサーバはクラスタ地域R1内のAS1-1である(たとえば、図8Aの845と同様)。理解されるように、単一のアプリケーションサーバが特定のクラスタ地域のためのグループにすでに割り当てられた後に、S-CSCF615は、同じクラスタ地域内にあるグループ内の後続のUEを、事前に選択されたアプリケーションサーバにマッピングすることができる(たとえば、図8Aの845と同様)。S-CSCF615は、200OKメッセージを介してREG [*Loc]に肯定応答し(ステップ7〜10)、UE4をAS1-1に割り当てるために、同じくAS1-1にREGISTERメッセージを送信し(ステップ11、図8Aの850と同様)、AS1-1は200OKメッセージで応答する(ステップ12)。IMSネットワーク600がアプリケーションサーバを選択する責任を担うので、ステップ11に
おいてAS1-1に送られるREGISTERメッセージは、UE4の場所または[*Loc]を必ずしも含む必要はない。この時点で、UE4はグループIMSセッションのためにAS1-1に割り当てられ、AS1-1は、UE4にService Avalableメッセージを送ることができる(図示せず)。
場所に基づいてターゲットアプリケーションサーバを選択するための決定ロジックがIMSネットワーク600において実施されるが、本発明の別の実施形態では、IMSネットワーク600は、任意の選択方式に基づいて、特定のUEのためのIMSセッションをサポートするターゲットアプリケーションサーバを選択することができ、より適したサーバを選択するための決定ロジックは(必要に応じて)、IMSネットワーク600自体の代わりに、ターゲットアプリケーションサーバに委任することができる。それにより、図9A〜図10Dは、本発明の実施形態による、IMSセッション登録のためのサーバベースリダイレクション方式の実施形態を示す。図9A〜図10Dに関して以下に提供される例は、グループIMSセッションに焦点を合わせるが、これは、1:1セッションと比較して複雑な使用事例を例示するにすぎない。したがって、以下に提供されるグループIMSセッション例は1:1IMSセッションに関する実施態様を除外するつもりはない。
図9Aは、本発明の実施形態による、UE1...N間のグループIMSセッションを設定するプロセスを示す。図9Aを参照すると、アプリケーションサーバAS1-1、AS1-2およびAS2-2はそれぞれ、事業者に代わってIMSセッションをサポートするために、UEに割り当てるために事業者が利用可能であるアプリケーションサーバに関する場所のテーブルを独立して保持すると仮定する、900A、905Aおよび910A。一例では、900A、905Aおよび910Aにおいて保持されるテーブルは、異なるクラスタ地域にわたってIMSセッションをサポートするように構成される、ネットワーク内の事業者付属または事業者管理の各アプリケーションサーバにおいて保持することができる。代替的には、ネットワーク内のアプリケーションサーバのサブセットのみがアプリケーション場所テーブルをサポートすることができ、その場合、AS1-1、AS1-2およびAS2-2は単に、このサブセットのメンバである。900A、905Aおよび910Aにおいて保持されるテーブルは、一例において、図8Aの800においてIMSネットワーク600において保持されるテーブルに類似とすることができる。
説明の便宜上、図9Aは、UE1...Nがそれぞれ非3GPP RAN 120Bに接続される場合に関して図示および説明される、915Aおよび920A。しかしながら、別の実施形態では、3GPP接続UEと非3GPP接続UEとの両方の間でグループIMSセッションが確立されるように、UE1...Nのすべてより少ない数のUEが3GPP接続することができる。それにより、代替の実施形態では、IMSネットワーク600は、3GPP UEの場所を識別するための他の機構を有するので(たとえば、3GPP RAN 120A内のそれぞれのサービングセルを識別することなどによる)、任意の非3GPP UEは、以下に論じられる場所特定および搬送の態様を省くことができる。
図9Aを参照すると、非3GPP RAN 120Bに接続される間に、UE1...3はそれぞれ自らの場所を特定し、925A、その後、UE1...3はそれぞれ、UE1...N間のグループIMSセッションへの登録要求を構成し、送信する、930A。一例では、930Aの要求は、IMSネットワーク600および/またはUE1...3が登録されることになるアプリケーションサーバによって認識することができるIMSグループの識別子を含むことができる。925Aにおける場所特定は、図8Aの815と同様に、GPS、順方向三辺測量、局所的に見ることができる基地局のセルまたはパイロット識別子を観測することなどの任意の周知の位置特定機構に従って実行することができる。
IMSネットワーク600は、UE1...3からIMS登録要求を受信し、所与のサーバ選択方式に基づいて、UE1...3にアプリケーションサーバを割り当てる、935Aおよび940A。サーバ選択方式は、任意の周知のサーバ選択方式(たとえば、UE1...3それぞれに最も近い利用可能なアプリケーションサーバ、ランダムに選択されたアプリケーションサーバ、最も負荷が低いアプリケーションサーバなど)に対応することができる。この場合、IMSネットワーク600はUE1にAS1-1を割り当て、UE2...3にAS1-2を割り当てると仮定する。さらに、935Aおよび940Aの割当ては、930Aにおいて受信されたIMS登録要求からの指示されたグループ識別および場所の搬送を含む。以下にさらに詳細に説明されるように、935Aおよび940AにおいてUE1...3のためにAS1-1およびAS1-2に送られる割当ては、AS1-1およびAS1-2がUE1...3にそれぞれ適切に割り当てられたか否かを、AS1-1およびAS1-2がそれだけで判断し、適切に割り当てられていない場合には、UEリダイレクション(または再割当て)手順をトリガするのに十分である。
図9Aを参照すると、非3GPP RAN 120Bに接続される間に、UE4...Nはそれぞれ自らの場所を特定し、945A、その後、UE4...Nはそれぞれ、UE1...N間のグループIMSセッションへの登録要求を構成し、送信する、950A。図8Aの840と同様に、945Aにおける場所特定は、GPS、順方向三辺測量、局所的に見ることができる基地局のセルまたはパイロット識別子を観測することなどの任意の周知の位置特定機構に従って実行することができる。
IMSネットワーク600は、UE4...NからIMS登録要求を受信し、935Aおよび940Aと同様に、所与のサーバ選択方式に基づいて、UE4...Nをアプリケーションサーバに割り当てる、955A。この場合、IMSネットワーク600は、UE4...Nをクラスタ地域R2内のAS2-2に割り当てると仮定する、955A。さらに、935Aおよび940Aと同様に、955Aの割当ては、950Aにおいて受信されたIMS登録要求からの指示されたグループ識別および場所の搬送を含む。以下にさらに詳細に説明されるように、955AにおいてUE4...NのためにAS2-2に送られる割当ては、AS2-2がUE4...Nにそれぞれ適切に割り当てられたか否かを、AS2-2がそれだけで判断し、適切に割り当てられていない場合には、UEリダイレクション(または再割当て)手順をトリガするのに十分である。
図9Bは、本発明の一実施形態による、図9Aのプロセスの継続を示す図である。図9Bを参照すると、AS1-1は、935Aの割当てメッセージから指示された場所に基づいて、UE1がクラスタ地域R1内に位置すると判断する。オプションでは、AS1-1は、グループIMSセッションを取り扱うためのクラスタ地域R1内の単一のアプリケーションサーバを識別するために、グループIMSセッションに関連付けられるグループ識別子を評価することもできる。AS1-1は、905Bにおいて、UE1を別のアプリケーションサーバにリダイレクトしないことに決めると仮定する。
図9Bを参照すると、910Bにおいて、AS1-2は、940Aの割当てメッセージから指示されたその場所に基づいて、UE2...3がクラスタ地域R1内に位置すると判断する。図9Bの実施形態では、A1-2は、グループIMSセッションのためのクラスタ地域R1内に位置するUEを登録する単一のアプリケーションサーバを識別するために、グループIMSセッションに関連付けられるグループ識別子も評価し、この場合、アプリケーションサーバはAS1-1である、910B。一例では、AS1-1とAS1-2との間のシグナリングに基づいて、AS1-2は、AS1-1を、クラスタ地域R1内のグループIMSセッションに割り当てられたサーバと識別することができる。たとえば、AS1-2は、クラスタ地域R1内の他のサーバにピングを送ることができ、他のサーバはAS1-2によって、グループ識別子とともに、905Aからのアプリケーション場所テーブルを用いて識別され、クラスタ地域R1内のそのグループに割り当てられたサーバ、この場合にはAS1-1がピングに応答することができる。このようにして、最低でも、AS1-2は、そのアプリケーション場所テーブルを用いて、UE2...3を自らのクラスタ地域内のアプリケーションサーバにリダイレクトし(この場合、UE2...3に対して不要である)、オプションで、AS1-2は、図8A〜図8Bと同様に、UE2...3を自らのクラスタ地域内の特定のアプリケーションサーバにリダイレクトしようと試みることもできる(この場合、アプリケーションサーバはAS1-1である)。このようにして、他の実施態様では、UEがその自らのクラスタ地域内のアプリケーションサーバによってサービスを提供される限り、AS1-2は、同じクラスタ地域内の複数のアプリケーションサーバが十分であると判断することができ、その場合、910Bの決定ロジックは、結果としてリダイレクション動作を引き起こさない。しかしながら、図9Bの実施形態では、クラスタ地域によってグループIMSセッションのためのサーバ割当てを集中化するために、AS1-2は地域内リダイレクションを実行しようと試みると仮定される。それにより、AS1-2は、グループIMSサービスのためのUE2...3の割当てをAS1-1にリダイレクトする、915B。
図9Bを参照すると、920Bにおいて、AS2-2は、950Aの割当てメッセージから指示されたその場所に基づいて、UE4...Nがクラスタ地域R1内に位置すると判断する。図9Bの実施形態では、A2-2は、グループIMSセッションを取り扱うためのクラスタ地域R1内の単一のアプリケーションサーバを識別するために、グループIMSセッションに関連付けられるグループ識別子も評価し、この場合、アプリケーションサーバはAS1-1である、920B。一例では、AS1-1とAS2-2との間のシグナリングに基づいて、AS2-2は、AS1-1を、グループIMSセッションに割り当てられたサーバと識別することができる。たとえば、AS2-2は、クラスタ地域R1内のサーバにピングを送ることができ、他のサーバはAS2-2によって、グループ識別子とともに、910Aからのアプリケーション場所テーブルを用いて識別され、そのグループに割り当てられたサーバ、この場合にはAS1-1がピングに応答することができる。このようにして、最低でも、AS2-2は、そのアプリケーション場所テーブルを用いて、UE4...Nを自らのクラスタ地域(すなわち、クラスタ地域R1)内のアプリケーションサーバにリダイレクトし、オプションで、910B〜915Bと同様に、UE4...Nを自らのクラスタ地域内の特定のアプリケーションサーバにリダイレクトしようと試みることもできる(この場合、アプリケーションサーバはAS1-1である)。このようにして、他の実施態様では、AS2-2は、UE4...Nをクラスタ地域R1内の任意のアプリケーションサーバにリダイレクトすることに決めることができ、必ずしもAS1-1ではない。しかしながら、図9Bの実施形態では、クラスタ地域によってグループIMSセッションのためのサーバ割当てを集中化するために、AS2-2はリダイレクトを実行しようと試みると仮定される。それにより、AS2-2は、グループIMSサービスのためのUE4...Nの割当てをAS1-1にリダイレクトする、925B。
グループIMSセッションのための先に言及されたアプリケーションサーバ割当てに基づいて、UE1...3のうちの1つが930BにおいてグループIMSセッション中にデータを送るとき、AS1-1は、別のアプリケーションサーバにトンネリングすることなく、AS1-1に接続される他のUEにデータを送る。また、UE4...Nのうちの1つが935BにおいてグループIMSセッション中にデータを送るとき、AS1-1は、別のアプリケーションサーバにトンネリングすることなく、AS1-1に接続される他のUEにデータを送る。したがって、同じクラスタ地域内にあるUEをサポートするアプリケーションサーバ間のトンネリングは、図9A〜図9Bのプロセスによって削減することができる。別の実施形態では、他のクラスタ地域内に位置するUEを含むようにグループIMSセッションを拡張できることが可能である。この場合、地域間トンネリングが実施される可能性があるが、それでも地域内トンネリングを削減できるように、各クラスタ地域内のグループに単一のアプリケーションサーバを割り当てることができる。さらに別の代替の実施形態では、他のクラスタ地域内に位置するUEを含むようにグループIMSセッションを拡張されるとき、UEがクラスタ地域R1に近くない場合であっても、それらのUEにクラスタ地域R1内の同じアプリケーションサーバを割り当てることができる。これはAS1-1と遠隔したUEとの間の伝搬遅延を大きくするが、グループIMSセッションの管理を簡単にする。
図9Cは、本発明の一実施形態による、図6からのIMSアーキテクチャを介して実現されるUE2に関連するような図9A〜図9Bのプロセスを示す。図9Cを参照すると、UE2が、グループIMSセッションへの登録を要求するREGISTERメッセージを送信し、非3GPP RAN 120BにUE2の場所(図9CにおいてREG [*Loc]と表される)も指示し(ステップ1、図9Aの930Aと同様)、非3GPP RAN 120Bは、P-CSCF605にREG [*Loc]を送り(ステップ2)、P-CSCF605はターゲットI-CSCF610を選択する(ステップ3)。I-CSCFは、S-CSCF615のためのアドレスを得るためにHSS620に問い合わせ(ステップ4)、その後、REG [*Loc]を識別されたS-CSCF615に送る(ステップ5)。S-CSCF615はHSS620からIFCデータを入手し(ステップ5)、この場合、IFCデータは、通信ネットワークの種々のクラスタ地域内のアプリケーションサーバの場所に関連する情報を必ずしも含まない。S-CSCF615は、その後、任意のサーバ選択方式に従って、UE2の要求されたIMSセッションをサポートするためのアプリケーションサーバを選択し、この場合、そのサーバはクラスタ地域R1内のAS1-2である(たとえば、図9Aの940Aに関して先に説明されたのと同様)。S-CSCF615は、200OKメッセージを介してREG [*Loc]に肯定応答し(ステップ7〜10)、UE2をAS1-2に割り当てるために、同じくAS1-2にREG [*Loc]を送り(ステップ11、図9Aの940Aと同様)、AS1-2が200OKメッセージで応答する(ステップ12)。図8Bのステップ11とは異なり、ステップ11におけるREGISTERメッセージREG [*Loc]は、UE2のための場所を指示し、それにより、AS1-2は、図9Aの905Aからのローカルに保持されたアプリケーション場所データベースに基づいて、UE2のためのより適したアプリケーションサーバを識別できるようになる。この場合、AS1-2は、UE2をAS1-1にリダイレクトすることに決め、たとえば、それは、1つには、UE2の要求されたIMSセッションのためのグループ識別子に基づくことができる(たとえば、図9Bの910Bと同様)。この時点で、AS1-2は、そのグループIMSセッションのためにUE2をAS1-1にリダイレクトし(ステップ13、図9Bの915Bと同様)、AS1-1は、UE2にService Availableメッセージを送ることができる(図示せず)。
図9Dは、本発明の一実施形態による、図6からのIMSアーキテクチャを介して実現されるUE4に関連するような図9A〜図9Bのプロセスを示す。図9Dを参照すると、UE4が、グループIMSセッションへの登録を要求するように構成されるREGISTERメッセージを送信し、非3GPP RAN 120BにUE4の場所(図9DにおいてREG [*Loc]と表される)も指示し(ステップ1、図9Aの950Aと同様)、非3GPP RAN 120Bは、P-CSCF605にREG [*Loc]を送り(ステップ2)、P-CSCF605はターゲットI-CSCF610を選択する(ステップ3)。I-CSCFは、S-CSCF615のためのアドレスを得るためにHSS620に問い合わせ(ステップ4)、その後、REG [*Loc]を識別されたS-CSCF615に送る(ステップ5)。S-CSCF615はHSS620からIFCデータを入手し(ステップ5)、この場合、IFCデータは、通信ネットワークの種々のクラスタ地域内のアプリケーションサーバの場所に関連する情報を必ずしも含まない(図8Bからのステップ5とは異なり、図9Cからのステップ5と同様)。S-CSCF615は、その後、任意のサーバ選択方式に従って、UE4の要求されたIMSセッションをサポートするためのアプリケーションサーバを選択し、この場合、そのサーバはクラスタ地域R2内のAS2-2である(たとえば、図9Aの955Aに関して先に説明された)。S-CSCF615は、200OKメッセージを介してREG [*Loc]に肯定応答し(ステップ7〜10)、UE4をAS2-2に割り当てるために、同じくAS2-2にREG [*Loc]を送り(ステップ11、図9Aの955Aと同様)、AS2-2が200OKメッセージで応答する(ステップ12)。図8Bのステップ11とは異なり、図9Cのステップ11と同様に、ステップ11におけるREGISTERメッセージREG [*Loc]は、UE4のための場所を指示し、それにより、AS2-2は、図9Aの910Aからのローカルに保持されたアプリケーション場所データベースに基づいて、UE4のためのより適したアプリケーションサーバを識別できるようになる。この場合、AS2-2は、UE4をクラスタ地域1内のAS1-1にリダイレクトすることに決め、たとえば、それは、1つには、UE4の要求されたIMSセッションのためのグループ識別子に基づくことができる(たとえば、図9Bの920Bと同様)。この時点で、AS2-2は、そのグループIMSセッションのためにUE4をAS1-1にリダイレクトし(ステップ13、図9Bの925Bと同様)、AS1-1は、UE4にService Availableメッセージを送ることができる(図示せず)。
図10A〜図10Dはそれぞれ図9A〜図9Dに類似であるが、各アプリケーションサーバにアプリケーションサーバ場所を独立して追跡するように要求する代わりに、図10A〜図10Dでは、アプリケーションサーバ場所を追跡する責任が単一のデータベースサーバ1000に集中化されることが異なる。理解されるように、図9A〜図9Dの分散手法によれば、外部シグナリングの量が削減されるので、IMSセッションをより迅速に設定できるようになるが、図10A〜図10Dの集中化手法は、各アプリケーションサーバがアプリケーションサーバの場所を独立して追跡する必要がないので、実施するのが簡単である。別の実施形態では、データベースサーバ1000は、いくつかのアプリケーションサーバが図9A〜図9Bの場合のようにアプリケーションサーバ場所テーブルを保持し、一方、他のアプリケーションサーバは保持しないシステムにおいて実現することができ、それにより、アプリケーションサーバ場所テーブルを保持しないアプリケーションサーバはデータベースサーバ1000とやりとりして、アプリケーションサーバ場所データを入手することができ、一方、アプリケーションサーバ場所テーブルを保持するアプリケーションサーバは、図9A〜図9DのAS1-1、AS1-2およびAS2-2に対して先に説明されたように動作することができる。
図10Aを参照すると、データベースサーバ1000は1000Aにおいてアプリケーションサーバ場所のテーブルを保持し、AS1-1、AS1-2およびAS2-2が図9Aの900A、905Aおよび910Aの場合のようにこの動作を実行する必要がないようにする。次に、1005A〜1045Aはそれぞれ図9Aの915A〜955Aに対応するので、簡潔のためにさらに詳細には論じられない。
図10Bを参照すると、AS1-1、AS1-2およびAS2-2はそれぞれ、1025A、1030Aおよび1045AにおいてグループIMSセッションのためにUE1...Nごとの登録要求(または割当て)を受信し、AS1-1、AS1-2およびAS2-2は、サーバ特有場所データをデータベースサーバ1000に問い合わせる、1000B、1005Bおよび1010B。1015Bにおいて、データベースサーバ1000は、要求されたサーバ特有場所データをAS1-1、AS1-2およびAS2-2に与えることによって、その問合せに応答する。たとえば、1000B、1005Bおよび1010Bの問合せは、グループIMSサービスに登録されることを試みているUE1...Nの場所を与える(または指示する)ことができ、データベースサーバ1000は、1015Bにおいて、UE登録者と同じクラスタ地域内のアプリケーションサーバに関連する情報を与えることができる。この時点で、AS1-1、AS1-2およびAS2-2はそれぞれ、900B、905Bおよび910Bからのリダイレクト決定ロジックを実行するために、AS1-1、AS1-2およびAS2-2によって使用された同じサーバ場所データを入手している。したがって、1020B〜1055Bはそれぞれ図9Bの900B〜935Bに対応するので、簡潔にするためにさらに詳細には論じられない。
図10Cを参照すると、ステップ1〜12および15は、図9Cのそれぞれステップ1〜13に実質的に対応する。ステップ14において、AS1-2は、サーバ特有場所データをデータベースサーバ1000に問い合わせ(たとえば、図10Bの1005Bと同様)、ステップ15において、データベースサーバ1000は、要求されたサーバ特有場所データを与える(たとえば、図10Bの1015Bと同様)。
図10Dを参照すると、ステップ1〜12および15は、図9Dのそれぞれステップ1〜13に実質的に対応する。ステップ14において、AS2-2は、サーバ特有場所データをデータベースサーバ1000に問い合わせ(たとえば、図10Bの1010Bと同様)、ステップ15において、データベースサーバ1000は、要求されたサーバ特有場所データを与える(たとえば、図10Bの1015Bと同様)。
情報および信号が多種多様な異なる技術および技法のいずれかを使用して表すことができることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
さらに、本明細書で開示された実施形態に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実現され得ることを、当業者は理解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、上記では概してそれらの機能に関して説明されてきた。そのような機能がハードウェアとして実現されるか、またはソフトウェアとして実現されるかは、具体的な適用例および全体的なシステムに課される設計制約によって決まる。当業者は、説明される機能を具体的な応用形態ごとに様々な方法で実現することができるが、そのような実現の決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
本明細書で開示する実施形態に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せで実現または実行することができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械とすることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実現され得る。
本明細書において開示された実施形態に関連して説明された方法、シーケンス、および/またはアルゴリズムは、ハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組合せで直接具現され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形の記憶媒体中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替形態では、記憶媒体はプロセッサと一体にすることができる。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在することができる。ASICはユーザ端末(たとえば、UE)中に存在し得る。代替形態では、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内に個別構成要素として存在し得る。
1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実現され得る。ソフトウェアにおいて実現された場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読記録媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読記録媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読記録媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能である任意の入手可能な媒体とすることができる。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読記録媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために用いることができ、コンピュータによってアクセス可能である、任意の他の媒体を含むことができる。また、当然、あらゆる接続がコンピュータ可読記録媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読記録媒体の範囲の中に含まれるべきである。
上記の開示は本発明の例示的な実施形態を示すが、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正が加えられ得ることに留意されたい。本明細書に記載された本発明の実施形態による方法クレームの機能、ステップおよび/または動作は、特定の順序で実行される必要はない。さらに、本発明の要素は、単数形で記載または特許請求されている場合があるが、単数形に限定することが明示的に述べられていない限り、複数形が考えられる。