JP6396390B2 - 垂直軸の軸構造および風力発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、荷重を受けながら軸回転する垂直軸の軸構造およびこれを用いた風力発電装置に関するものである。
クリーンな発電として、自然エネルギーの一つである風力を利用した風力発電装置が注目されている。風力発電装置は、ブレードの回転軸が水平となる水平軸型と、ブレードの回転軸が上方を向いた垂直軸型とに大別される。
水平軸型は風向の制御が必要であるが、垂直軸型は不要である。しかし、垂直軸型はブレードや発電機の荷重が軸回転する垂直軸に掛かるため、ブレードの回転時の抵抗となるため、効率的な発電の阻害となる。
そこで、例えば、特許文献1に記載された従来の垂直軸型の風力発電装置では、発電効率を向上させるために、垂直軸を磁力により浮上させることが開発されている。
特許文献1に記載の垂直軸型風車装置は、第1の支持体2に垂直に設けられた回転軸4に、ブーメラン形状の複数枚の主たる羽根が設けられ、第1の支持体2内には、固定磁石が設けられた固定円板と、可動磁石が設けられた可動円板とによる浮上手段が設けられ、第1の支持体が有する軸受けにより支持される回転軸を浮上させている。
特開2004−316551号公報
特許文献1に記載の垂直軸型風車装置では、回転軸(垂直軸)を浮上させる浮上手段を備えているため、羽根の荷重が掛かる垂直軸を支持する軸受けへの負荷を軽減することができる。
しかし、軸受けは、浮上した状態の垂直軸を回転自在に支持しているため、風力により羽根が回転して浮力を得ると、垂直軸を上方へ引っ張る力が発生する。この垂直軸を上方へ引っ張る力は軸受けへの負担となるため、軸受けの摩耗が進んでしまう。
そこで本発明は、上方への力が発生しても、軸受けの負担を軽減することができる垂直軸の軸構造および風力発電装置を提供することにある。
本発明の垂直軸の軸構造は、荷重を受けながら軸回転する第1垂直軸部と、前記第1垂直軸部を浮上させる浮上部と、前記第1垂直軸部に連動する第1部材および前記第1部材に対して相対的に上下方向にスライドする第2部材を有する中継軸部と、前記第2部材に連結され、軸受けにより回転自在に上下方向に対して固定された第2垂直軸部とを備えたことを特徴とする。
本発明の垂直軸の軸構造によれば、荷重を受けながら軸回転する第1垂直軸部が、浮上部により浮上する。この第1垂直軸部は、中継軸部の第1部材と連動する。中継軸部の第2部材は、軸受けにより回転自在に上下方向に対して固定された第2垂直軸部に連結されている。従って、第1垂直軸部に上方への力が作用すると、第1部材が第2部材から上下方向にスライドして移動するため、第1垂直軸部が上方への移動することによる力が、第2垂直軸部を支持する軸受けに加わらない。
前記第1部材は、前記浮上部により前記第1垂直軸部が浮上した初期状態で、前記第2部材に対して上昇可能であり、かつ下降可能であることが望ましい。第1部材が、初期状態から上昇可能で、かつ下降可能であると、第1垂直軸部に上方へスライドするときに第1部材が上昇した後に、第1垂直軸部に復帰するときに、第1部材が初期状態を過ぎて下方へスライドさせることができる。
前記中継軸部は、前記第1部材を外筒部、前記第2部材をスプライン軸部としたボールスプラインとすることができる。中継軸部をボールスプラインとすることにより、第1垂直軸部の軸回転(回転運動)を第2垂直軸へ伝達させながら、第1垂直軸を上下方向に直線運動させることができる。
前記第2部材の上側を、前記第1垂直軸部に形成された軸穴に挿入し、前記第2部材に、前記軸穴の内周面に接する摺動部材を設けることができる。第1垂直軸部に軸穴が形成されていることで、第1垂直軸部を軽量化することができる。第1垂直軸部の軸穴に挿入された第2部材の上側に軸穴の内周面に接する摺動部材が設けられているため、中継軸部の第1部材が第1垂直軸部を支持するだけでなく、摺動部材が軸穴から第1垂直軸部を支持するため、第1垂直軸部を安定させた状態で軸回転させることができ、スライドさせることができる。
前記第2部材の下側を、前記第2垂直軸部に形成された軸穴の上端から挿入し、前記第2部材を、前記第2垂直軸部の下端から前記軸穴に挿入された固定用部材により前記第2垂直軸部に固定することができる。第2垂直軸部に軸穴が形成されていることで、第2垂直軸部を軽量化することができる。第2部材の下側を、第2垂直軸部の軸穴に上端から挿入し、第2垂直軸部の下端から固定用部材を軸穴に挿入して第2部材を固定することで、しっかりと第2部材と第2垂直軸部とを固定することができる。
前記浮上部は、固定側である固定磁石部と、前記第1垂直軸部に設けられ、前記固定磁石部に対向して配置され、前記固定磁石部に反発する可動磁石部とを備えることができる。可動磁石部が、固定磁石部に対向して配置され、第1垂直軸部に連結されていることで、第1垂直軸部を磁力により浮上させることができる。
本発明の風力発電装置は、本発明の垂直軸の軸構造と、前記第1垂直軸部に連結された風車部と、前記第2垂直軸部に連結された発電部とを備えたことを特徴とする。
本発明の風力発電装置によれば、風車が風を受け回転して、垂直軸に上方への力が作用しても、第1垂直軸部が第2垂直軸部対して上方へ移動できるため、第2垂直軸部を支持する軸受けに負担が加わらない。
本発明によれば、第1垂直軸部に上方への力が作用すると、第1部材が第2部材から上下方向にスライドして移動するため、第1垂直軸部が上方への移動することによる力が、第2垂直軸部を支持する軸受けに加わらない。よって、本発明は、上方への力が発生しても、軸受けの負担を軽減することができる。
本発明の実施形態に係る風力発電装置を示す全体斜視図である。 図1に示す風力発電装置の分解斜視図である。 図1に示す風力発電装置のサボニウス型の小径ブレードの分解斜視図である。 図1に示す風力発電装置のダリウス型の大径ブレードと垂直軸部と中継軸部の外筒部との分解斜視図である。 図1に示す風力発電装置の初期状態における一部断面図である。 図1に示す風力発電装置の風車が浮力を得て、第1垂直軸部が初期状態から上昇した状態の一部断面図である。 図1に示す風力発電装置の風車が浮力を失って、第1垂直軸部が初期状態から更に下降した状態の一部断面図である。
本発明の実施の形態に係る垂直軸の軸構造を用いた風力発電装置を、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、風力発電装置10は、風車20と、垂直軸30と、発電部40と、基台部50とを備えている。
風車20は、サボニウス型の小径ブレード210と、ダリウス型の大径ブレード220とを備えている。
図2および図3に示すように、小径ブレード210は、第1小径ブレード211と第2小径ブレード212とが、筒状の中間用軸部材213と取付用の円板部材214とにより上下2段に連結されたものである。
小径ブレード210の上端は、上部連結用部材215を介して、大径ブレード220に連結されている。
第1小径ブレード211と第2小径ブレード212とは、それぞれに、一対の半円筒形状のブレード211a,212aが、中心を直径方向にずらした状態で、互いに凹みが向き合うように、配置されている。
円板部材214が、第1小径ブレード211の上端、第1小径ブレード211と第2小径ブレード212との間、第2小径ブレード212の下端に連結され、中間用軸部材213が円板部材214のそれぞれの間に連結されていることで、第1小径ブレード211および第2小径ブレード212が固定されている。
図2および図4に示すように、大径ブレード220は、3本のU字状ブレード221の上端が、三方向に放射状に延びる板状の上側連結部材222に連結されていることにより120度ごとに配置されている。U字状ブレード221の下端は、後述する第1垂直軸部に連結される。
垂直軸30は、上下方向に延びる回転軸である。垂直軸30は、小径ブレード210と大径ブレード220とからなる風車20の軸回転を発電部40へ伝達するものである。
発電部40は、風車20の回転から三相交流を発電する発電機である。発電部40は、基台部50上に設置されている。発電部40は、固定子41と、回転子42とを備えている。
固定子41は、回転子42の両面にそれぞれ対向するように3組のコイルが円周方向に沿って配置され、回転子42の回転により位相の異なる3つの交流を発生させる機能を有する。回転子42は、円盤状に形成され、垂直軸30と共に回転する永久磁石が、円周方向に沿って、N極およびS極が交互に配置されたものである。
基台部50は、円筒形状部の両端に、発電部40に連結するためと、地面または設置部材に連結するために、フランジが形成されている。
ここで、垂直軸30の軸構造について、図面に基づいて詳細に説明する。
垂直軸30は、風車20と連結して回転する第1垂直軸部31と、発電部40を固定部として連結した第2垂直軸部32と、第1垂直軸部31と第2垂直軸部32とを連結する中継軸部33と、第1垂直軸部31を浮上させる浮上部34とを備えている。
第1垂直軸部31は、筒状の回転軸部材311と、回転軸部材311の下端から三方向に放射状に延びる板状の下部連結用部材312と、回転軸部材311の下端に連結される下端用部材313とを備えた、大径ブレード220の上側連結部材222と対をなす下側連結部である。
回転軸部材311は、上端が第1小径ブレード211の下端の円板部材214に連結される。回転軸部材311には、下端用部材313を貫通して浮上部34にねじ止めするためのフランジ311aが形成されている。筒状の回転軸部材311には、長さ方向に沿って軸穴311bが形成されている。軸穴311bの上部には、後述する中継軸部33の外筒部を押し下げるための環状凸部311cが形成されている。
下部連結用部材312は、U字状ブレード221の下端が連結される。下端用部材313は、輪郭形状が平面視して三角形状に形成されている。
下端用部材313は、中継軸部33が挿通する貫通孔313aが形成されている共に、貫通孔313aの上側周縁部に中継軸部33の後述する外筒部が嵌まり、外筒部を押し上げるための環状切欠部313bが形成されている。
下端用部材313は、ねじ止めにより浮上部34に連結されている。
第2垂直軸部32は、筒状に形成され、回転子42の中心を貫通して、回転子42と一体的に形成されている。第2垂直軸部32は、回転子42の上下となる位置が軸受け35により回転自在に、上下方向に対して固定されている。第2垂直軸部32には、長さ方向に沿って軸穴321が形成されている。
中継軸部33は、第1垂直軸部に接続された筒状の第1部材である外筒部331と、外筒部331に対して相対的に上下方向にスライドする棒状の第2部材であるスプライン軸部332を有する。本実施の形態では、中継軸部33は、スプライン軸部332の長さ方向に沿って形成された転送溝をボールが転がり、外筒部331がスプライン軸部332に沿ってスライドするボールスプラインである。
外筒部331には、キーピンが回転軸部材311の軸穴311bの凹部に嵌合している。スプライン軸部332の上端には、軸穴311bの内周面に接する摺動部材36がねじ止めにより固定され、設けられている。この摺動部材36は、外筒部331が最下位置に沈み込んだときに、摺動部材36をねじ止めするねじと共に、回転軸部材311の上端開口に設けられたキャップ314が当たることで、外筒部331の下限位置とするストッパとしての機能を有している。
スプライン軸部332の下側は、第2垂直軸部32の軸穴321の上端から挿入されている。スプライン軸部332は、第2垂直軸部32の下端から軸穴321に挿入された固定用部材であるねじ332aにより第2垂直軸部32に連結されている。
浮上部34は、軸受け35が設けられた固定部となる発電部40に連結された固定磁石部341と、第1垂直軸部31に連結され、固定磁石部341に対向して配置され、固定磁石部341と同極としたことで反発する可動磁石部342とを備えている。例えば、固定磁石部341がN極であれば可動磁石部342はN極、固定磁石部341がS極であれば可動磁石部342はS極とすることができる。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る風力発電装置の動作および使用状態を図面に基づいて説明する。
図5に示すように、風車20が風力を受けて回転すると、風車20を支持する第1垂直軸部31は軸回転する。第1垂直軸部31が軸回転することで、中継軸部33の外筒部331が連動し、スプライン軸部332が軸回転する。スプライン軸部332が軸回転することにより第2垂直軸部32が軸回転する。そして、回転子42が回転することで固定子41により電力が発生する。
垂直軸30は風車20の荷重を受けながら軸回転している。しかし、垂直軸30の第1垂直軸部31は、発電部40に連結されて固定された固定磁石部341に対向して配置され、固定磁石部341に反発する可動磁石部342に連結されている。従って、第1垂直軸部31が受ける風車20の荷重に対して、反対方向の力が可動磁石部342の浮力によって、第1垂直軸部31に付与されるため、中継軸部33を介して第2垂直軸部32に対する荷重が軽減できる。従って、軸受け35に対する摺動抵抗が軽減できるため、発電効率の向上、騒音の低下を図ることができる。
風力が強くなると、風車20に浮力により上方へ引かれる力が作用する。そうなると、風車20の第1垂直軸部31への荷重が軽減されるため、浮上部34による浮上が作用して、第1垂直軸部31が上昇する。
外筒部331は、上端面および下端面が、回転軸部材311の環状凸部311cの下方に向いた周壁面と、下端用部材313の環状凸部311cにより挟まれていることで、上下方向の移動が回転軸部材311と連動する。また、外筒部331は、キーピンに周方向の移動(軸回転)が回転軸部材311と連動する。
第1垂直軸部31が軸回転しながら、浮上部34によって浮上している。その第1垂直軸部31が軸回転しながら、風車20によって上方へ引っ張られると、風車20が回転していないときの外筒部331の位置、即ち、風車20の荷重がそのまま第1垂直軸部31に掛かった状態で浮上部34により浮上していたときの外筒部331の位置(初期状態)から、外筒部331が第1垂直軸部31に連動して、軸回転しながら上方へ移動する。
しかし、図6に示すように、スプライン軸部332は、外筒部331に対して相対的に上下方向にスライドすることができる。そのため、外筒部331が上方へ移動しても、スプライン軸部332は、高さ位置をそのままに維持することができる。
従って、外筒部331がスプライン軸部332に対して上昇しても、スプライン軸部332の位置は大きく変化しないため、スプライン軸部332に連結された第2垂直軸部32を支持する軸受け35に対する摺動抵抗の増加を抑えることができる。
よって、風力発電装置10は、垂直軸30に上方への力が発生しても、軸受け35の負担を軽減することができる。従って、軸受け35の劣化を抑止することができるので、発電効率を向上させるだけなく、耐久性を向上させることができる。
次に、急激に風力が弱まり、風車20の浮力が減少すると、風車20の第1垂直軸部31への荷重が一気に第1垂直軸部31に掛かるため、第1垂直軸部31が下降する。そのとき、中継軸部33の外筒部331が初期状態を過ぎて下方へスライドすることがある。
しかし、外筒部331が、スプライン軸部332に沿って下降し、初期状態の位置を過ぎて、更に下降しても、外筒部331がスプライン軸部332に対して初期状態から下降可能である。そのため、外筒部331がスプライン軸部332をスライドするだけで、スプライン軸部332に連結した第2垂直軸部32をそのままの位置に維持させることができる。従って、第2垂直軸部32を支持する軸受け35に対する摺動抵抗の増加を抑えることができる。
第1垂直軸部31に軸穴311bが形成されていることで、第1垂直軸部31を軽量化することができる。第1垂直軸部31が外筒部331を伴い、スプライン軸部332に対して、上下方向にスライドするときに、外筒部331の軸穴311bの内周面を摺動部材36が摺動しながら移動する。従って、第1垂直軸部31は外筒部331だけでなく、摺動部材36よっても第1垂直軸部31を支持させることができるため、第1垂直軸部31を安定させた状態で軸回転させることができ、スライドさせることができる。
第2垂直軸部32に軸穴321が形成されていることで、第2垂直軸部32を軽量化することができる。スプライン軸部332の下側を、第2垂直軸部32の軸穴321に上端から挿入し、第2垂直軸部32の下端から固定用部材であるねじ332aを軸穴321に挿入してスプライン軸部332を固定することで、しっかりとスプライン軸部332と第2垂直軸部32とを固定することができる。
本実施の形態では、風車20がサボニウス型とダリウス型の2種類のブレードを備えたものとしていたが、風車は、パドル型やS字型、直線翼型など、様々な垂直軸型の風車とすることができる。
また、第1垂直軸部31は、大径ブレード220の上側連結部材222と対をなす下側連結部としていたが、風車に対して高所にて風力を受けさせるために垂直軸を延ばしたときには、下側連結部と第1垂直軸部とを別体としてもよい。
図1に示す風力発電装置10では風車20が1段しかないが、風力発電装置10を複数段、上下方向に並べ、風力発電装置10を多段積みするフレームと風車20の上端との間に、本発明の垂直軸の軸構造を設けるようにしてもよい。このように構成することで、風車20の上下で本発明の垂直軸が風車20を挟み込むため、風車20が浮遊状態で上下方向に移動するため、風車20および垂直軸の横方向のずれが少なくなり、かつ鉛直方向の抵抗を軽減することができる。
更に、ダリウス型の大径ブレード220における3本のU字状ブレード221は、リグノセルロースナノファイバーにより形成することができる
U字状ブレード221の形状にリグノセルロースナノファイバーを樹脂で成形することで、3本のブレードを一体的に形成することができ、軽量化および強靭化を図ることができる。従って、発電効率を更に向上させることができる。また、風車の軽量化を図ることができるため、一般家庭の屋根上でも容易に設置することができる。
本発明は、荷重を受けながら軸回転する垂直軸であれば様々なもの適用することができる。特に、本発明は、ブレードの回転軸が上方を向いた垂直軸型の風車を受ける垂直軸に最適である。
10 風力発電装置
20 風車
210 小径ブレード
211 第1小径ブレード
212 第2小径ブレード
211a,212a ブレード
213 中間用軸部材
214 円板部材
215 上部連結用部材
220 大径ブレード
221 U字状ブレード
222 上側連結部材
30 垂直軸
31 第1垂直軸部
311 回転軸部材
311a フランジ
311b 軸穴
311c 環状凸部
312 下部連結用部材
313 下端用部材
313a 貫通孔
313b 環状切欠部
314 キャップ
32 第2垂直軸部
321 軸穴
322 環状切欠部
33 中継軸部
331 外筒部
331a キーピン
332 スプライン軸部
332a ねじ
34 浮上部
341 固定磁石部
342 可動磁石部
35 軸受け
36 摺動部材
40 発電部
41 固定子
42 回転子
50 基台部

Claims (6)

  1. 荷重を受けながら軸回転する第1垂直軸部と、
    前記第1垂直軸部を浮上させる浮上部と、
    前記第1垂直軸部と連動する第1部材および前記第1部材に対して相対的に上下方向にスライドする第2部材を有する中継軸部と、
    前記第2部材に連結され、軸受けにより回転自在に上下方向に対して固定された第2垂直軸部とを備え
    前記浮上部は、固定側である固定磁石部と、前記第1垂直軸部に連結され、前記固定磁石部に対向して配置され、前記固定磁石部に反発する可動磁石部とを備えた垂直軸の軸構造。
  2. 前記第1部材は、前記浮上部により前記第1垂直軸部が浮上した初期状態で、前記第2部材に対して上昇可能であり、かつ下降可能である請求項1記載の垂直軸の軸構造。
  3. 前記中継軸部は、前記第1部材を外筒部、前記第2部材をスプライン軸部としたボールスプラインである請求項1または2記載の垂直軸の軸構造。
  4. 前記第2部材の上側は、前記第1垂直軸部に形成された軸穴に挿入され、
    前記第2部材には、前記軸穴の内周面に接する摺動部材が設けられた請求項1から3のいずれかの項に記載の垂直軸の軸構造。
  5. 前記第2部材の下側は、前記第2垂直軸部に形成された軸穴の上端から挿入され、
    前記第2部材は、前記第2垂直軸部の下端から前記軸穴に挿入された固定用部材により前記第2垂直軸部に固定されている請求項1から4のいずれかの項に記載の垂直軸の軸構造。
  6. 前記請求項1からのいずれかの項に記載の垂直軸の軸構造と、
    前記第1垂直軸部に連結された風車部と、
    前記第2垂直軸部に連結された発電部とを備えた風力発電装置。
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