JP6395764B2 - Fuel supply device - Google Patents
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Description
本発明は、燃料タンクから燃料を吸い上げて、エンジン等の機器に供給する燃料供給装置に関するものである。 The present invention relates to a fuel supply device that sucks up fuel from a fuel tank and supplies the fuel to equipment such as an engine.
燃料ポンプのモータとして、ブラシレスDCモータを用いた燃料供給装置では、整流子やブラシ等の保守部品が不要な反面、モータの駆動を制御するため、回転子の磁極に合わせて転流制御を行う駆動回路が必要となる。このとき、駆動回路を形成した制御基板とモータとを接続するハーネスが長くなると、駆動制御に影響を与えるノイズを受けやすくなるので、制御基板は、できるだけポンプ本体に近い位置に搭載することが望ましい。 In a fuel supply device using a brushless DC motor as a motor for the fuel pump, maintenance parts such as a commutator and a brush are unnecessary. However, in order to control the drive of the motor, commutation control is performed according to the magnetic pole of the rotor. A drive circuit is required. At this time, if the harness connecting the control board on which the drive circuit is formed and the motor becomes long, it becomes easy to receive noise that affects the drive control. Therefore, it is desirable to mount the control board as close to the pump body as possible. .
ところで、制御基板に実装された電子部品のうち、転流等の電力を制御するパワー部品は、駆動時の電気的負荷によって発熱する。そのため、安定した制御を行うためには、制御基板の温度が過度に上昇しないよう、熱を逃がすための構成が必要になる。そこで、ポンプ本体を収納する筐体に、制御基板を装着する回路ケースと、装着した制御基板の熱を燃料中に逃がすための放熱経路を形成した燃料供給装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。 By the way, among the electronic components mounted on the control board, power components that control electric power such as commutation generate heat due to an electrical load during driving. Therefore, in order to perform stable control, a configuration for releasing heat is necessary so that the temperature of the control board does not rise excessively. Therefore, a fuel supply device has been proposed in which a circuit case for mounting a control board and a heat dissipation path for releasing heat of the mounted control board into the fuel are formed in a housing that houses the pump body (for example, a patent Reference 1).
しかしながら、上述した放熱経路を形成した燃料供給装置にあっては、放熱経路となる金属製の放熱板に予め燃料パイプを挿通させた状態で筐体内に埋設させる必要があり、構造が複雑で容易に組み立てることができなかった。 However, in the fuel supply device in which the above-described heat dissipation path is formed, it is necessary to embed the fuel pipe in advance in a state where the fuel pipe is inserted into the metal heat dissipation plate serving as the heat dissipation path, and the structure is complicated and easy. Could not be assembled.
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、組立が容易で、放熱性に優れ、信頼性の高い燃料供給装置を得ることを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to obtain a highly reliable fuel supply device that is easy to assemble, has excellent heat dissipation, and high reliability.
本発明の燃料供給装置は、燃料を吸い上げ加圧して吐出するポンプと、前記ポンプの駆動を制御するための電子部品が実装された回路面を有する制御基板と、前記ポンプを燃料タンクの内部の所定位置に保持するとともに、一方の側に所定レベルの燃料が残るように空間を仕切る仕切壁を有する筐体とを備え、前記制御基板は、前記回路面と、その裏側の放熱面を含む基板全体が第一の樹脂による封止体によって封止され、前記筐体を構成する部材のうち、前記仕切壁を有する仕切壁保有部材は、前記制御基板を前記仕切壁の厚みの中間部分に埋設した第二の樹脂による一体成型品であり、前記放熱面が前記一方の側に向かうとともに、前記放熱面を覆う樹脂の厚みが前記仕切壁の主たる部分の樹脂の厚みよりも薄いことを特徴とする。 A fuel supply device according to the present invention includes a pump that sucks up, pressurizes and discharges fuel, a control board having a circuit surface on which electronic parts for controlling the driving of the pump are mounted, and the pump inside the fuel tank. And a housing having a partition wall for partitioning the space so that a predetermined level of fuel remains on one side, and the control board includes the circuit surface and a heat dissipation surface on the back side. Of the members constituting the casing, the partition wall holding member having the partition wall is embedded in the middle part of the thickness of the partition wall. The heat-dissipating surface is directed to the one side, and the thickness of the resin covering the heat-dissipating surface is smaller than the thickness of the resin in the main part of the partition wall. To do.
本発明の燃料供給装置によれば、一次封止された制御ユニットを、壁の内部に埋め込むように筐体と一体成型することで、組立が容易で、放熱性に優れ、信頼性の高い燃料供給装置を得ることができる。 According to the fuel supply apparatus of the present invention, the primary sealed control unit is integrally molded with the housing so as to be embedded in the wall, so that the assembly is easy, the heat dissipation is excellent, and the reliability is high. A feeding device can be obtained.
実施の形態1.
図1〜図4は、本発明の実施の形態1にかかる燃料供給装置の構成について説明するためのもので、図1は本発明の特徴的部分である制御ユニットが一体成型された筐体の制御ユニット部分とその周囲の構成を示すためのもので、図1(a)は後述する図4(a)のA−A線による部分断面図、図1(b)は図4(a)のB−B線による部分断面図である。図2は燃料供給装置の全体構成を示す斜視図、図3(a)と図3(b)は駆動回路が形成された制御ユニットの構成を説明するためのもので、それぞれ封止体による封止を施す前と施した後の状態における斜視図である。また、図4は制御ユニットが一体成型された下部筐体の全体構成を示すもので、図4(a)は斜視図、図4(b)は側面図である。
1-4 is for demonstrating the structure of the fuel supply
本発明の実施の形態1にかかる燃料供給装置1は、図1に示すように、一次封止された制御基板30(制御ユニット3)が下部筐体8と一体成型されたことにあるが、その詳細な説明の前に、燃料供給装置1の各部の構成について説明する。
As shown in FIG. 1, the
本発明の実施の形態1にかかる燃料供給装置1は、図示しない車両用の燃料タンクの底面の開口部から挿入し、開口部を塞ぐとともに、本体部分が底面から立ち上がるように取り付けられることを想定したものである。そして、図2に示すように、開口を塞ぐ蓋となる円盤状の蓋部8bと筒状の側壁部8wとを有する下部筐体8と、下端側が下部筐体8の側壁部8wの内側にはめ込まれる上部筐体7(あわせて筐体9)と、下部筐体8に収納されるポンプ部4と、を備えている。
The
ポンプ部4は、回転駆動源として、ブラシレスDCモータであるモータを用い、モータと同軸上に連結されたインペラを回転させることで、ガソリン等の燃料を吸い上げ、加圧して吐出する。
The
ポンプ部4のモータを駆動するには、背景技術で述べたように、回転子の磁極に合わせて転流制御を行う駆動回路が必要である。そこで、図3(a)に示すように、例えばガラエポ基板のような回路基材31に、パワー部品32pを含む電子部品32と、端子33a、33bを、例えばはんだリフローにより実装した制御基板30により駆動回路を構成している。なお、端子33a、33bは、後述する封止を行う際は、リードフレームに連結された状態で金型内に固定され、封止完了後に封止体34から露出した部分の切り離しや曲げ加工が施されるのが通常である。つまり、図3(a)に示す電子部品の実装段階では、本来、リードフレームとして連結された状態になっているはずであるが、描画の都合上、切り離した後の状態を示している。
In order to drive the motor of the
そして、図3(a)の状態では、制御基板の回路面30fは電子部品32等の実装によって凹凸が生じている。しかし、本実施の形態にかかる燃料供給装置1にかかる制御ユニット3では、図3(b)に示すように、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂の封止体34によって、端子33a、33bの端部を除き、制御基板30全体(6面)を包み込むように封止(一次封止)している。その際、後述する一体成型の際の成形圧力において、電子部品32に損傷を与えるような力が加わらないよう、回路面30fの凹凸を埋めて、主面3fが平坦になるように形成している。さらに、端子33a、33bが露出している部分以外の部分、つまり封止体34部分は平坦な板材となしている。なお、図3(b)では、封止体34の端部が角張っているように描いているが、実際には、制御ユニット3を挟んで連続する壁材への応力集中を避けるために丸みをつけている。
In the state of FIG. 3A, the
上部筐体7は、例えば、アセタール樹脂(POM:Poly Oxy Methylene)のような熱可塑性樹脂を成形加工して形成される。そして、内部には、ポンプ部4が吸い上げる燃料中を浮遊する、例えば鉄粉等の異物を除去する図示しない一次フィルタと、ポンプ部4内で生じる微細な異物を除去する図示しない高圧フィルタ等が収納されている。さらには、配管内の燃料圧力を調整するため、過剰な燃料を配管から戻す図示しないプレッシャーレギュレータ(背圧調整弁)等も上部筐体7の内部に収納されている。また、上部筐体7には、タンク内燃料の量を検出する図示しない燃料検出装置が外付けされている。
The
下部筐体8も、上部筐体7と同様、アセタール樹脂(熱可塑性樹脂)を成形加工して形成され、円盤状の蓋部8bは燃料タンクの内と外とを仕切る蓋として機能する。そして、蓋部8bの外周側には燃料タンクとのシール性を確保するために、パッキン設置用のパッキン溝8bdが形成されている。また、図4に示すように、蓋部8bから立ち上がるように設けられた筒状の側壁部8wにより、配管から戻された燃料を堰き止めて貯留する貯留空間Rfを形成している。つまり、側壁部8wは、貯留空間Rf側に所定レベルの燃料が残るように燃料タンク内の空間を仕切る仕切壁となっている。これにより、燃料タンク内の燃料が空近くのときに車両が傾いて燃料が片側に偏ったような場合にも、一定レベルの液面Lfを保つことができ、吸上げ性を確保することができる。
The lower casing 8 is also formed by molding acetal resin (thermoplastic resin) in the same manner as the
また、ポンプ部4から吐出された燃料をエンジン側へ燃料を圧送するための吐出口5も下部筐体8と一体化して形成している。さらに、図1に示すように、上述した制御ユニット3を側壁部8wの一部として埋め込んでいる。その際、端子33a、33bを樹脂部材の内側で突出させるようにして、ポンプ部4と制御ユニット3とを電気接続するための内部コネクタ8siと、制御ユニット3と外部回路との電気接続を行うための給電部8sxとを同時に形成している。
A
下部筐体8は、上記のように複雑な構造をしているにもかかわらず、シール性や他の機器との接続性を確保するための寸法精度、および構造的な強度が要求される。そのため、単純な形状のものを成形する場合と比べ、成形時に樹脂を流動させるのに必要な圧力(例えば、射出成形圧力)が増大する。一方、下部筐体8内に埋設させる制御ユニット3は、上述したように、熱硬化性樹脂による封止体34により電子部品32の凹凸を埋め、主面3fとその反対側の裏面3rは、平坦に形成されている。そのため、回路面30f上の電子部品32、およびそれらを接続する配線にダメージを与えることなくインサート成形により、下部筐体8と一体化させることができる。
Although the lower housing 8 has a complicated structure as described above, dimensional accuracy and structural strength for ensuring sealing performance and connectivity with other devices are required. Therefore, the pressure (for example, injection molding pressure) required to cause the resin to flow at the time of molding increases compared to the case of molding a simple shape. On the other hand, as described above, the
ここで、従来のように、成形後の成形品のある面に制御基板を設置する場合、仮に設置後の制御基板を樹脂により封止したとしても、封止した樹脂と成形品との境界は、樹脂が連続する部分と比べて構造的な結びつきが弱い。そのため、制御基板の主面から延在する方向での曲げ剛性を保つためには、制御基板を設置する側の成形品自体の厚みを厚くする必要があった。その結果、放熱面側の樹脂の厚みが厚くなり、伝熱性が確保できなくなるので、特許文献1のように、放熱のために金属製の放熱板を別途埋め込む必要があった。
Here, as in the conventional case, when the control board is installed on the surface with the molded product after molding, even if the control board after installation is sealed with resin, the boundary between the sealed resin and the molded product is The structural connection is weak compared to the resin continuous part. Therefore, in order to maintain the bending rigidity in the direction extending from the main surface of the control board, it is necessary to increase the thickness of the molded product itself on the side where the control board is installed. As a result, since the thickness of the resin on the heat radiating surface side becomes thick and heat conductivity cannot be secured, it is necessary to separately embed a metal heat radiating plate for heat radiation as in
しかしながら、本発明の実施の形態1にかかる燃料供給装置1においては、制御ユニット3を熱硬化性樹脂の封止体34により平坦化した。これにより、下部筐体8を成形する際に、制御ユニット3をインサート成形により、下部筐体8の構造部材の厚みの中間部分に制御ユニット3を配置することができる。そのため、制御ユニット3の両面、つまり主面3fと、その裏面である裏面3rのそれぞれから延在する方向において、下部筐体8を構成する構造部材が途切れることなく連続することになる。
However, in the
つまり、下部筐体8の構造部材が制御ユニット3を厚み方向の両面から挟むようにして、周辺部分から連続しているので、主面3f側、裏面3r側の部材の双方が曲げ剛性に対する構造部材としての役割を果たすことになる。その結果、主面3f側、裏面3r側の部材のいずれか一方の厚みを薄くしたとしても、他方の厚みをある程度確保するようにすれば、制御ユニット3の主面3fから延在する方向での曲げ剛性を保つことができる。
That is, since the structural member of the lower housing 8 is continuous from the peripheral portion so as to sandwich the
制御ユニット3は、貯留空間Rfを形成するための仕切壁となる側壁部8w内に埋設している。貯留空間Rfの内部と外側では液面が異なるため、加速時や停止時のように速度が変化する場合には、側壁部8wに燃料が強く打ち付けられる場合があり、側壁部8wには、それに耐えうるだけの仕切壁としての強度(厚みtb)が求められる。しかし、本実施の形態1にかかる燃料供給装置1では、液面Lfが確保される貯留空間Rfに対向する面側の厚みtrを連続する周囲の厚み、つまり仕切壁としての厚みtbよりも薄くした。その一方、主面3f側の厚みtfを裏面3r側の厚みtrより厚くすることで、剛性を確保するようにした。
The
なお、図1(a)では、仕切壁の厚みtsは、内部コネクタ8siを形成する必要上、仕切壁としての厚みよりも厚くなっているが、上述した厚み関係は、内部コネクタ8siに必要な厚みとは関係なく、仕切壁として必要な厚みである。また、図1(a)、図1(b)ともに制御ユニット3の両面部分を覆う樹脂が合流する部分の厚みは、当然のことながら裏面3r側の厚みtr、回路面30f側の厚みtfの和より厚くなることは当然である。また、側壁部8wの厚みは必ずしも均一であるとは限らず、変化がある場合も想定される。そこで、仕切壁としての厚みtbとは、図1(b)に示す周方向で連続する周辺部分のうち、側壁部8wとしての主たる部分の厚みを意味する。つまり、配管部材や配線部材等が埋設されていない壁材として必要とされる部分の厚みである。なお、裏面3r側の厚みtrも強度に貢献するので、主面3f側の厚みtfは、仕切壁としての厚みtbより薄くてもよい。
In FIG. 1A, the thickness ts of the partition wall is thicker than the thickness of the partition wall because it is necessary to form the internal connector 8si, but the above-described thickness relationship is necessary for the internal connector 8si. Regardless of the thickness, it is a necessary thickness as a partition wall. Further, in both FIG. 1A and FIG. 1B, the thickness of the portion where the resin covering both surface portions of the
一方、封止体34を構成する熱硬化性樹脂は、それ自体が剛性を有していても、主面3fの延在方向においては、下部筐体8を構成する樹脂とは連続しておらず、上述したように結びつきは弱い。そのため、従来技術の封止した樹脂と成形品との境界での状況と同様に、壁材としての強度には寄与しない。そこで、主面3f側は電子部品32の保護のため、凹凸を埋めるのに必要な厚み以上に、厚みを増加させるようにしてもよいが、放熱面30r側の厚みは、放熱性の向上のため、極力薄くすることが望ましい。また、本実施の形態1および後述する実施の形態2においても、封止体34により主面3fは平坦化した例を示したが、これに限ることはない。下部筐体8の成形の際、電子部品32を損傷させるような力がかからず、また成形時の樹脂の流動に問題がないようであれば、凹凸を残すようにしてもよい。
On the other hand, the thermosetting resin constituting the sealing
以上を踏まえた結果、封止体34の放熱面30r側の厚みと側壁部8wの放熱面30r側の厚みtrとの和、つまり、制御基板30の放熱面30rと貯留空間Rf中の燃料との間に介在する樹脂材の厚みを、仕切壁として必要な厚みtbより薄くなるようにした。これにより、放熱面30rは、側壁部8wの主たる部分の厚みtbよりも薄い樹脂を介して、液面Lfのレベルが所定以上に確保されている貯留空間Rf内の燃料との間に熱伝導経路が形成される。つまり、剛性を損なうことなく、制御ユニット3の電子部品32(とくにパワー部品32p)で発生した熱を効率的に貯留空間Rf内に存在する燃料内に逃がすことが可能となる。
As a result of the above, the sum of the thickness of the sealing
なお、このとき、液面Lfの高さが、制御基板30の高さより高いことが好ましいが、少なくとも電子部品32のうち、発熱量の大きなパワー部品32pが配置された位置よりも高くなるようにすれば、制御基板30を効率的に冷却することができる。
At this time, the height of the liquid level Lf is preferably higher than the height of the
実施の形態2.
本発明の実施の形態2にかかる燃料供給装置は、実施の形態1にかかる燃料供給装置に対し、制御ユニットを埋設する位置を変えたものである。その他の構成および動作については実施の形態1と同様であり、同様部分については説明を省略する。
Embodiment 2. FIG.
The fuel supply device according to the second embodiment of the present invention is obtained by changing the position where the control unit is embedded with respect to the fuel supply device according to the first embodiment. Other configurations and operations are the same as those in the first embodiment, and the description of the same parts is omitted.
例えば、実施の形態1で用いた図3については、本実施の形態2において援用する。また、実施の形態1で説明した図2のうち、制御ユニット3を描画した部分以外については、本実施の形態2において援用する。図5から図7は、本発明の実施の形態2にかかる燃料供給装置の構成について説明するためのものであり、図5は本発明の特徴的部分である制御ユニットが一体成型された筐体の制御ユニット部分とその周囲の構成を示すもので、後述する図6のC−C線による部分断面図である。図6は下部筐体の平面図、図7(a)と図7(b)は、下部筐体の側面図と底面図である。
For example, FIG. 3 used in the first embodiment is incorporated in the second embodiment. In addition, in FIG. 2 described in the first embodiment, portions other than the portion where the
本実施の形態2にかかる燃料供給装置1においても、下部筐体8は、上部筐体7と同様、アセタール樹脂(熱可塑性樹脂)を成形加工して形成され、蓋部8bの外周側には燃料タンクとのシール性を確保するために、パッキン設置用のパッキン溝8bdが形成されている。そして、吸上げ性を確保するため、タンク内の燃料が空近くまで減少して、偏った場合にも、タンク全体の液面より高い液面Lfを保てるように、図5に示すように、蓋部8bと筒状の側壁部8wにより、配管から戻された燃料を貯留するための貯留空間Rfを形成している。また、ポンプ部4から吐出された燃料をエンジン側へ燃料を圧送するための吐出口5も下部筐体8と一体化して形成している。
Also in the
そして、実施の形態1で説明した燃料供給装置と異なるのは、制御ユニット3を蓋部8bの一部として埋め込んでいることである。その際、端子33a、33bは、それぞれ回路面30fに対して略垂直になるよう、別々の方向に曲げられ、制御ユニット3としてはZ字状をなす。そして、端子33a、33bを樹脂部材の内側で突出させるようにして、内部コネクタ8siと給電部8sxとを同時に形成している。
The difference from the fuel supply apparatus described in the first embodiment is that the
下部筐体8は、実施の形態1で説明したように、寸法精度と構造的な強度が要求されるが、蓋部8bは、燃料タンクの構造材としても機能する必要があるため、仕切壁として要求される厚みtbは側壁部8wと比べて厚くなる。そのため、例えば、成形後の蓋部8bの表面に制御基板を設置する場合、放熱面側の樹脂の厚みは、側壁部8wに設置した時以上に厚くなり、放熱がより困難になる。
As described in the first embodiment, the lower housing 8 is required to have dimensional accuracy and structural strength, but the
しかしながら、本発明の実施の形態2にかかる燃料供給装置1においては、制御ユニット3を熱硬化性樹脂の封止体34により平坦化して、インサート成形により、下部筐体8の構造部材の厚みの中間部分に埋設させた。つまり、蓋部8bの構造部材が制御ユニット3を厚み方向の両面から挟むようにして、全周方向において周辺部分から連続しているので、主面3f側、裏面3r側の部材の双方が曲げ剛性に対する構造部材としての役割を果たすことになる。そのため、放熱性能が求められる裏面3r側の厚みを薄くしたとしても、他方の厚みをある程度確保でき、制御ユニット3の主面3fから延在する方向での曲げ剛性を保つことができる。
However, in the
なお、蓋部8bに埋設させる場合においても、制御ユニット3の両面部分を覆う樹脂が合流する部分の厚みは、当然のことながら裏面3r側の厚みtr、回路面30f側の厚みtfの和より厚くなることは当然である。また、蓋部8bの厚みは必ずしも均一であるとは限らず、変化がある場合も想定される。そこで、仕切壁としての厚みtbとは、図5に示す径方向で連続する周辺部分のうち、蓋部8bとしての主たる部分の厚みを意味する。つまり、配管部材や配線部材等が埋設されていない部分の厚みである。本実施の形態2においても、裏面3r側の厚みtrも強度に貢献するので、主面3f側の厚みtfは、仕切壁としての厚みtbより薄くてもよい。
Even when embedded in the
そして、封止体34の放熱面30r側の厚みと蓋部8bの放熱面30r側の厚みtrとの和、つまり、制御基板30の放熱面30rと貯留空間Rf中の燃料との間に介在する樹脂材の厚みを、仕切壁たる周囲の蓋材の厚み(仕切壁として必要な厚みtb)より薄くなるようにした。これにより、放熱面30rは、仕切り壁として主たる部分の厚みtbよりも薄い樹脂を介して、燃料タンク内の燃料との間に熱伝導経路が形成される。つまり、剛性を損なうことなく、制御ユニット3の電子部品32(とくにパワー部品32p)で発生した熱を効率的に燃料タンク内に存在する燃料中に逃がすことが可能となる。
Further, the sum of the thickness of the sealing
以上のように、本発明の実施の形態1および2にかかる燃料供給装置1によれば、燃料を吸い上げ加圧して吐出するポンプ(ポンプ部4)と、ポンプ(ポンプ部4)の駆動を制御するための電子部品32が実装された回路面30fを有する制御基板30と、ポンプ(ポンプ部4)を燃料タンクの内部の所定位置に保持するとともに、一方の側(貯留空間Rfまたは燃料タンク内)に所定レベルの燃料が残るように空間を仕切る仕切壁(側壁部8wまたは蓋部8b)を有する筐体9とを備え、制御基板30は、回路面30fと、その裏側の放熱面30rを含む基板全体が第一の樹脂(例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂)による封止体34によって封止され、筐体9を構成する部材のうち、仕切壁(側壁部8wまたは蓋部8b)を有する仕切壁保有部材(下部筐体8)は、制御基板30(を封止した制御ユニット3)を仕切壁(側壁部8wまたは蓋部8b)の厚みの中間部分に埋設した第二の樹脂(例えば、POM等の熱可塑性樹脂)による一体成型品であり、放熱面30rが一方(貯留空間Rfまたは燃料タンク内)の側に向かうとともに、放熱面30rを覆う樹脂の厚み(tr+封止体34の厚み)が仕切壁(側壁部8wまたは蓋部8b)の主たる部分の樹脂の厚みtbよりも薄くなるように構成したので、仕切壁としての強度を損なうことなく、放熱面30rと燃料との間に介在する樹脂の厚みを仕切壁として必要な厚みtbよりも薄くすることができる。しかも、制御基板30を封止体34で全面封止した(当然ながら、端子33a、33bの先端は露出する)制御ユニット3としてパッケージ化しているので、容易に筐体として一体成型できる。つまり、組立が容易で、放熱性に優れ、信頼性の高い燃料供給装置を得ることができる。
As described above, according to the
とくに、ポンプ(ポンプ部4)は駆動源としてブラシレスDCモータを搭載し、複数の電子部品32のうちの少なくともひとつは、ブラシレスDCモータの回転子の磁極に合わせて転流制御を行うためのパワー部品32pであれば、制御基板30の発熱量はブラシ付きモータと比べて大きい。そのため、上述した構成による効率的な放熱効果がより顕著になる。
In particular, the pump (pump unit 4) is equipped with a brushless DC motor as a drive source, and at least one of the plurality of
回路面30fは、電子部品32の実装により生じた凹凸が、封止体34によって平坦化されているので、凹凸を残した場合と比べて、一体成型時の電子部品32への影響がより少なくなり、また樹脂の流動がよくなって一体成型自体がスムーズに行える。
Since the
封止体34を構成する第一の樹脂は、熱硬化性樹脂であり、下部筐体8を構成する第二の樹脂は、熱可塑性樹脂であるので、制御ユニット3が下部筐体8の一体成型時の成形温度や圧力に耐えやすく、一体成型としての成形条件の自由度が向上する。
Since the first resin constituting the sealing
そして、実施の形態2にかかる燃料供給装置1によれば、仕切壁保有部材(下部筐体8)は、燃料タンクの底面の開口部に取り付けるものであって、仕切壁は、開口部の蓋に相当する部分(蓋部8b)であるので、蓋材として要求される強度を損なうことなく、組立が容易で、放熱性に優れ、信頼性の高い燃料供給装置を得ることができる。
According to the
あるいは、実施の形態1にかかる燃料供給装置1によれば、仕切壁保有部材(下部筐体8)には、燃料の液面Lfを一定以上に維持するための貯留空間Rfを形成する筒状部(側壁部8wと蓋部8b)が設けられ、仕切壁は、筒状部の側壁に相当する部分(側壁部8w)であるので、側壁として要求される強度を損なうことなく、組立が容易で、放熱性に優れた燃料供給装置を得ることができる。
Alternatively, according to the
その際、液面Lfの位置が、少なくともパワー部品32pの位置以上、より好ましくは、制御基板30を網羅する位置にあることで、効率的に燃料中に熱を逃がすことができる。
At that time, the position of the liquid level Lf is at least the position of the
1:燃料供給装置、 3:制御ユニット、 4:ポンプ部、 5:吐出口、 7:上部筐体、 8:下部筐体(仕切壁保有部材)、 8b:蓋部(仕切壁)、 8w:側壁部(仕切壁)、 9:筐体、 30:制御基板、 31:回路基材、 30f:回路面、 30r:放熱面、 32:電子部品、 32p:パワー部品、 33a,33b:端子、 34:封止体
1: fuel supply device, 3: control unit, 4: a pump unit, 5: discharge port, 7: upper casing, 8: a lower housing (partition wall held member), 8b: lid (partition wall), 8w: Side wall part (partition wall), 9: housing , 30: control board, 31: circuit substrate, 30f : circuit surface, 30r : heat dissipation surface, 32: electronic component , 32p: power component, 33a, 33b: terminal, 34 : sealing body
Claims (6)
前記ポンプの駆動を制御するための電子部品が実装された回路面を有する制御基板と、
前記ポンプを燃料タンクの内側で保持するとともに、一方の側に所定レベルの燃料が残るように空間を仕切る仕切壁を有する筐体とを備え、
前記制御基板は、前記回路面と、その裏側の放熱面を含む基板全体が第一の樹脂による封止体によって封止され、
前記筐体を構成する部材のうち、前記仕切壁を有する仕切壁保有部材は、前記制御基板を前記仕切壁の厚みの中間部分に埋設した第二の樹脂による一体成型品であり、前記放熱面が前記一方の側に向かうとともに、前記放熱面を覆う樹脂の厚みが前記仕切壁の主たる部分の樹脂の厚みよりも薄いことを特徴とする燃料供給装置。 A pump that draws and pressurizes fuel and discharges it;
A control board having a circuit surface on which electronic components for controlling the driving of the pump are mounted;
A housing having a partition wall for partitioning the space so that a predetermined level of fuel remains on one side while holding the pump inside the fuel tank,
The control board is sealed with a sealing body made of a first resin, the entire board including the circuit surface and the heat radiation surface on the back side thereof,
Of the members constituting the casing, the partition wall holding member having the partition wall is an integrally molded product of a second resin in which the control board is embedded in an intermediate portion of the thickness of the partition wall, and the heat dissipation surface Toward the one side, and the thickness of the resin covering the heat radiating surface is smaller than the thickness of the resin in the main part of the partition wall.
前記電子部品のうちの少なくともひとつは、前記ブラシレスDCモータの回転子の磁極に合わせて転流制御を行うためのパワー部品であることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。 The pump is equipped with a brushless DC motor as a drive source,
2. The fuel supply device according to claim 1, wherein at least one of the electronic components is a power component for performing commutation control in accordance with a magnetic pole of a rotor of the brushless DC motor.
前記第二の樹脂は、熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の燃料供給装置。 The first resin is a thermosetting resin,
6. The fuel supply device according to claim 1, wherein the second resin is a thermoplastic resin. 7.
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