JP6393538B2 - 医用画像処理装置、医用画像処理システム、医用画像処理方法、及び医用画像処理プログラム - Google Patents

医用画像処理装置、医用画像処理システム、医用画像処理方法、及び医用画像処理プログラム Download PDF

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本発明は、X線CT装置(X-ray Computed Tomography apparatus)やMRI装置(Magnetic Resonance Imaging apparatus)等の医療用画像診断装置から得られた画像を表示する医用画像処理装置、医用画像処理システム、医用画像処理方法、及び医用画像処理プログラムに関する。
医療現場において、より適切な医療行為(手術、診断、治療等)を行うために、事前のシミュレーションを可能にする医療支援装置が活用されている。例えば、X線CT装置により生成された骨又は臓器などの断層画像と、MRI装置により発生された断層画像とからそれぞれ三次元画像を生成し、その三次元画像を重ね合わせることによって生成される合成画像は、外科手術支援に有用である。このため、異なる撮像方式で撮像された二つの断層画像を用いて、同じ空間に存在する異なる組織(例えば、骨と神経)の位置関係を画像で再現し、表示させる三次元画像処理装置が利用されている。
異なる画像を結合して表示するには、位置合わせが必要である。
例えば、撮像方式の異なる画像同士を重ね合わせて表示することにより、診断の正確性及び医療計画の設計の容易化等を図る医用画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この医用画像処理装置は、コロナル画像、サジタル画像、アキシャル画像を表示制御し、ベース画像とマッチ画像との位置合わせを行う。加えて、二つの画像の相対位置がどれほど正確であるかを示す確か度が出力される。操作者は、位置合わせの確か度を確認することができる。
特許第3878259号公報
従来の医用画像処理装置は、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、複数の三次元画像を重ね合わせた際に、解剖学的に重なることのない領域が重なって表示されることがある。例えば、骨の3次元画像と神経の三次元画像とを結合した合成画像の場合、骨と神経とは同一の空間には存在しないにも関わらず、同一の空間に存在しているかのように合成画像が表示されてしまうことがある。
また、特許文献1に開示された医用画像処理装置は、二つの画像の位置合わせを行い、その結果を評価する確か度を表示するが、位置がずれていると思われる場合、どのように位置がずれているかを判断することは、確か度や合成画像を見ただけでは判定しにくい。
例えば、首の頚骨等、複雑な構造や曲線を呈する骨構造のCT画像と、神経組織のMRI画像とを結合した合成画像の場合、操作者が重複している箇所(位置がずれている箇所)を正確に把握することは極めて困難である。
そのため、画像の位置合わせに時間がかかり、またその精度にも問題があった。更に、画像の位置がずれていることに気がつかないままに医療的な判断してしまうおそれもあった。
本発明の課題は、所定の対象部位における異なる組織の位置関係をより正確に画像で再現するのに有効な医用画像処理装置、医用画像処理システム、医用画像処理方法、及び医用画像処理プログラムに関する。
本発明の一つの観点に係る医用画像処理装置は、画像を表示する表示装置に接続される医用画像処理装置であって、画像取得部、三次元画像形成部、画像合成部、及び画像表示制御部を備える。画像取得部は、所定の対象部位を表す第1の断層画像と、同所定の対象部位を表す第2の断層画像であって第1の断層画像とは異なる第2の断層画像を取得する。三次元画像形成部は、第1の断層画像の画素値に基づき所定の対象部位のうち第1の組織を再現する第1の三次元画像を形成すると共に、第2の断層画像の画素値に基づき所定の対象部位のうち第2の組織を再現する第2の三次元画像を形成する。画像合成部は、第1の三次元画像と第2の三次元画像とを結合して合成画像を生成し、合成画像において第1の三次元画像と第2の三次元画像とが重複する重複領域を検出し、当該重複領域に特定の表示情報を付与する。画像表示制御部は、合成画像が表示されるように表示装置を制御し、表示された合成画像において、特定の表示情報が付与された重複領域が他の領域と区別可能に表示されるように表示装置を制御する。
ここでは、医用画像処理装置は、所定の対象部位を表す第1の断層画像に基づき同対象部位のうち第1の組織を再現する第1の三次元画像を形成する。一方、医用画像処理装置は、同対象部位を表す第2の断層画像であって第1の断層画像とは異なる第2の断層画像に基づき同対象部位のうち第2の組織を再現する第2の三次元画像を形成する。更に医用画像処理装置は、第1の三次元画像と第2の三次元画像とを結合して合成画像を生成し表示させる。医用画像処理装置はまた、合成画像の重複領域を検出し、合成画像において第1の三次元画像と第2の三次元画像とが重複する重複領域を検出して、他の重複領域と区別して表示させる。
これにより、二つの三次元画像を画面上で重ね合わせたときに、操作者は、解剖学的に重なることのない領域(重複領域)を視覚的に確認することができる。更に、操作者は、その重なることのない領域の増減を視覚的に確認しながら、二つの画像の位置を調整することが可能となる。この結果、所定の対象部位における異なる組織の位置関係をより正確に画像で再現することが可能になる。
本発明に係る医用画像処理装置、医用画像処理システム、医用画像処理方法、及び医用画像処理プログラムは、所定の対象部位における異なる組織の位置の重複領域を表出させてより正確な合成画像を再現するのに有効である。
本発明の一実施形態に係る医用画像処理システムの概略構成を示す図。 医用画像処理装置の機能ブロック図。 図2の画像合成部による処理を説明するための図。 医用画像処理装置の全体の動作を示すフローチャート。 医用画像処理装置における主に画像合成部及び画像表示制御部の動作を示すフローチャート。 医用画像処理装置における画像表示制御部により出力される画像の例を示す図。 医用画像処理装置における画像表示制御部により出力される画像の例を示す図。 医用画像処理装置における画像表示制御部により出力される画像の例を示す図。 医用画像処理装置における画像表示制御部により出力される画像の例を示す図。 変形例1に係る医用画像処理装置における画像表示制御部により出力される画像の例を示す図。 変形例2に係る医用画像処理装置における画像表示制御部により出力される画像を説明するための図。 変形例2に係る医用画像処理装置における画像表示制御部により出力される画像を説明するための図。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
1.実施の形態
以下、図面を参照しながら本実施の形態について説明する。
1.1 構成
1.1.1 医用画像処理システムの構成
図1は、本発明の一実施形態に係る医用画像処理システム1(医用画像処理システムの一例)の概略構成を示す。
医用画像処理システム1は、医療行為の前に医者等の医療従事者が、医療行為の対象である部位(以下、対象部位と呼ぶ)における組織(例えば、骨や神経)の位置や構造をできる限り正確に把握するため、対象部位を三次元画像で再現する。医用画像処理システム1は、操作者により操作されることにより、二つの異なる断層画像の三次元画像を形成し、三次元化した二つの異なる画像を結合した合成画像を表示する。
なお、本実施の形態においては、二つの異なる断層画像として、X線CT装置により生成された画像(以下、CT画像と呼ぶ)と、MRI装置により生成された画像(以下、MRI画像と呼ぶ)とを例に挙げて説明する。
図1に示すように、医用画像処理システム1は、バスBで接続される、CPU11(医用画像処理装置の一例)と、メモリ13と、を備える。医用画像処理システム1はまた、所定のインターフェース及びバスBを介してCPU11に接続される、ハードディスクドライブ(HDD)14と、表示装置15と、入力装置17と、通信部19とを備える。
CPU11は、各種アプリケーションプログラム等を実行する演算ユニットである。CPU11が所定のプログラムを実行することにより、後述する医用画像処理装置としての各機能を実行する。
メモリ13は、CPU11の処理において実行されるプログラム、及びプログラム処理において適宜変化するパラメータの格納エリア、ワーク領域として使用されるRAMを含む。メモリ13はまた、CPU11が実行するプログラムや演算パラメータとしての固定データを格納するROMを備えていてもよい。
HDD14は、CPU11によって処理されるデータ、特に後述する断層画像データや三次元画像データ等を格納する。なお、HDD14に加えて又は代えて、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を設けてもよい。また、図示はしていないが、医用画像処理システム1は、光ディスク、磁気ディスク、半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体の記録再生を実行するドライブを備えていてもよい。
表示装置15は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等を含み、各種情報をテキスト又はイメージ等により表示する。入力装置17はCPU11に各種の指令を入力するために操作者により操作される、キーボード、マウス、タッチパネル等の装置である。
通信部19は、ネットワークNで接続された他の機器と通信し、CPU11やHDD14等から供給されたデータを送信したり、他の機器からデータを受信したりする。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワークである。
1.1.2 医用画像処理装置の構成
図2は、本実施の形態に係る医用画像処理装置10(医用画像処理装置の一例)の機能ブロック図である。医用画像処理装置10は、CPU11が所定のプログラムを実行することにより実現される。
医用画像処理装置10は、CT画像とMRI画像とをそれぞれ三次元化し、表示装置15の画面にそれぞれ表示させる。医用画像処理装置10は、更に、これらの二つの三次元画像を結合した合成画像の重なり領域(以下、重複領域と呼ぶ)を検出し、同重複領域を合成画像上に表示させる。
図2に示すように、医用画像処理装置10は、断層画像取得部101(画像取得部の一例)と、ボクセル情報抽出部103と、ボリュームレンダリング演算部105(三次元画像形成部の一例)と、画像合成部107(画像合成部の一例)と、画像表示制御部110(画像表示制御部の一例)と、を備える。医用画像処理装置10は、メモリ13内のボクセル情報記憶部131、ボクセルラベル記憶部132、色情報記憶部133からデータを取得し、又はデータを記憶することにより、各機能を実行する。
断層画像取得部101は、断層画像であるCT画像を取得する。同様に、断層画像取得部101は、断層画像であるMRI画像を取得する。
取得されるCT画像及びMRI画像は同一の対象部位の断層画像である。
CT画像やMRI画像は、X線CT装置やMRI装置により撮像された後、例えば、施設内で使用されるネットワークシステム(例えば、病院の電子カルテシステム等)のサーバー等に保存される。そして、CT画像及びMRI画像は、ネットワークN及び通信部19を介して医用画像処理装置10に送信される。或いは、CT画像及びMRI画像は、操作者により持ち運ばれる記録媒体から取得してもよい。
ボクセル情報抽出部103は、取得されたCT画像から、ボクセル情報を取得する。同様に、ボクセル情報抽出部103は、取得されたMRI画像から、ボクセル情報を取得する。
ここで、ボクセルとは、図3(a)に示すように三次元画像を構成する単位画素であり、ボクセル情報は各ボクセルが有する画素値である。画素値は、輝度を示す値、例えばCT値の情報や透明度の値を保持する。
CT値は、人体におけるX線吸収の程度を数値化したものであり、水を0とする相対値(単位:HU)として表される。例えば、骨が表示されるCT値の範囲は500〜1000HU、血液が表示されるCT値の範囲は30〜50HU、肝臓が表示されるCT値の範囲は60〜70HU、腎臓が表示されるCT値の範囲は30〜40HUである。本実施の形態においては、後述するボリュームレンダリングによって、CT値の範囲を対象部位の組織である骨(硬組織)と神経(軟組織)のCT値付近に設定することにより、対象組織のみを抽出した画像が生成可能となる。
また、透明度を設定することにより、対象組織を半透明にして内部を表示したり、不要な部分を透明にすることにより,任意の断面等を画像で再現することができる。
メモリ13内のボクセル情報記憶部131は、ボクセル情報抽出部103が断層画像取得部101を介して取得したボクセル情報を格納する。ボクセル情報記憶部131に格納されるボクセル情報は、例えば、I(x,y,z,α)で構成される点の情報である。このとき、Iは当該点の輝度情報であり、x,y,zは座標点を示し、αは透明度情報である。
ボクセルラベル記憶部132は、表示対象となる骨や神経等の対象毎に対応してボクセルラベル設定部104によって設定されたラベル情報を格納する。ラベル情報には、各ボクセルの表示設定が定められており、CT値や範囲に透明度を含め表示する・しないの情報を設定する。例えば、神経を表示するCT値の範囲に対応したラベル情報と、骨を表示するCT値の範囲に対応したラベル情報とを格納する。
色情報記憶部133は、表示対象となる骨や神経等の対象毎に対応して、ウインドウ座標取得部108で取得したウインドウ座標に対応し色情報設定部106によって設定された色情報を格納する。例えば、神経を表示するCT値の範囲に対応した色情報(例えば、青)と、骨を表示するCT値の範囲に対応した色情報(例えば、白)とを格納する。
ボリュームレンダリング演算部105は、取得したボクセル情報に基づき、CT画像のボリュームレンダリングを行う。同様に、ボリュームレンダリング演算部105は、取得したボクセル情報に基づき、MRI画像のボリュームレンダリングを行う。
ボリュームレンダリングは、公知の三次元画像形成法である。ボリュームレンダリングは、画像化の対象となる空間を通過する複数のレイ(視線)を設定し、レイごとに開始点から終了点まで逐次的にボクセル演算を実行する。そして、各レイについての最終的なボクセル演算結果を画素値として対応付けし、複数の画素値の集合として三次元画像を形成する。
本実施の形態においては、ボリュームレンダリング演算部105は、骨の画像を抽出するため、抽出可能なCT値の範囲(閾値)を200HU以上に設定する。一方、ボリュームレンダリング演算部105は、神経の画像を抽出可能なCT値の範囲(閾値)を設定する。なお、MRI画像については、信号強度をCT値に置き換えた値に設定する。また、必要に応じて透明度の範囲も設定する。CT値や透明度の範囲は、操作者による入力装置17の入力操作に応じて設定、変更される。
また、ボリュームレンダリング演算部105は、色情報記憶部133に記憶された色情報に応じて三次元画像を形成する。
ボリュームレンダリング演算部105は、生成した三次元画像をHDD14やメモリ13に記憶させる。
画像合成部107は、CT三次元画像とMRI三次元画像とを位置合わせして合成する。具体的には、二つの三次元画像のボクセルの位置を一致させることによって一つの合成三次元画像を生成する。なお、この合成処理は、操作者による入力操作に応じて行われてもよいし(例えば、画面上の一方の画像をドラッグ他方の画像に合わせる)、自動的に行われてもよい。入力操作は、マウス111、キーボード112、ディスプレイ113に設けられたタッチパネル等の入力装置17(図1)を介して実行される。
画像合成部107に含まれる重複領域検出部109は、CT三次元画像及びMRI三次元画像それぞれについて、CT値に基づいた閾値処理により補完関係を検出し、重複領域を特定する。具体的には、CT三次元画像及びMRI三次元画像を構成する各ボクセルが、所定のCT値の範囲(対象部位の組織である骨と神経のCT値をカバーする範囲)のCT値を有するかどうかを判定する。対応するボクセルが当該範囲のCT値を有する場合、重複領域として特定する。つまり、重複領域とは、CT三次元画像のボクセル情報(CT値)と、対応するMRI三次元画像のボクセル情報(CT値)の双方が存在するボクセルである。
上述の通り、CT三次元画像は骨を表示するようCT値の範囲が設定されており、MRI三次元画像は神経を表示するようCT値の範囲が設定されている。骨と神経は解剖学的に重なることはないため、合成画像の一つのボクセルにおいて双方のCT値が存在すべきではない。つまり、合成画像の一つのボクセルにおいて双方のCT値が存在するということは、いずれか一方或いは双方の三次元画像に誤差がある、或いは二つの画像の相対位置がずれている等の理由によって、骨と神経の位置関係が正確に再現されていないことを意味する。
重複領域検出部109は、各ボクセルの所定範囲におけるCT値の有無を判定することによって、重複領域を特定する。図3(b)は、複数のボクセルからなるCT画像の一部と、同複数のボクセルに対応するMRI画像の一部を簡略的に示したものである。グレーのボクセルが所定範囲のボクセル情報(CT値)有するボクセルであって、白のボクセルは所定範囲のボクセル情報(CT値)がないボクセルである。二つの画像を合成した場合、図3(b)に示すように一部のボクセルがCT画像及びMRI画像の双方においてボクセル情報(CT値)を有しており、このボクセルを特定することにより合成画像における重複領域が特定される。
重複領域検出部109は更に、特定された重複領域を構成するボクセルに対しては、対象部位の組織(骨や神経等)を表示するための色情報以外の色情報であって、表示されたときに観察者の注意を引くような目立つ所定の色情報(例えば、赤)を付与する。
画像表示制御部110は、ボリュームレンダリング演算部105によって生成されたCT三次元画像と、MRI三次元画像と、を表示装置15の画面150に表示する。なお、二つの三次元画像は、図6に示すように並列して表示される。
画像表示制御部110はまた、画像合成部107によって合成された三次元画像を、図7に示すように表示装置15の画面150に表示させる。また、画像表示制御部110は、操作者によって入力装置17を介して入力された画面切り替え指令に応じて、例えば、図8に示すような画面に切り替えることができる。図8に示す画面150では、重複領域検出部109によって特定された重複領域が色づけされて表示される。なお、図8の各画像においては、断面内部の骨(白色部分)と神経(グレー部分)間に存在する黒色部分が重複領域を示す。これの画面を見ることにより、操作者は、三次元画像上においていずれの箇所が重なって表示されているか、つまり合成画像における位置ずれを視覚的に理解することができる。
バスBには上述したボリュームレンダリング演算部105、ウインドウ座標取得部108、ボクセルラベル設定部104、画像表示制御部110を含む医用画像処理装置10やメモリ13が接続されており、マウス111、キーボード112、ディスプレイ113に設けられたタッチパネル等から入力された内容に基づいて、ディスプレイ113に三次元画像を表示する。
ウインドウ座標取得部108には、色情報設定部106が接続され、さらにメモリ13内の色情報記憶部133に接続されている。
なお、合成三次元画像は、図7に示すように、前後左右の方向から表示することが可能であり、更に図8に示すように、サジタル画像、コロナル画像、アキシャル画像として表示することが可能である。
1.2 動作
以下、医用画像処理装置10の動作について説明する。
図4は、医用画像処理装置10の全体の動作を示し、図5は、医用画像処理装置10による画像合成/表示処理の動作を示す。
1.2.1 医用画像処理装置の動作
S101:操作者による入力操作等に応じて、CPU11は、所定のプログラム(医用画像処理プログラムの一例)を起動する。
S102:医用画像処理装置10の断層画像取得部101により、CT画像とMRI画像とが取得される。なお、取得されるCT画像及びMRI画像は同一の対象部位の断層画像である。
S103:ステップS102で取得されたCT画像から、ボクセル情報抽出部103によりボクセル情報が取得される。同様に、ステップS102で取得されたMRI画像から、ボクセル情報抽出部103によりボクセル情報が取得される。
S104:ボリュームレンダリング演算部105は、ステップS102で取得されたCT画像に対し、ステップS103で取得されたボクセル情報に基づき、上述したようにCT画像のボリュームレンダリングを行い、三次元画像を形成する。同様に、ボリュームレンダリング演算部105は、ステップS102で取得されたMRI画像に対し、ステップS103で取得されたボクセル情報に基づき、上述したようにMRI画像のボリュームレンダリングを行い、三次元画像を形成する。
S105:画像表示制御部110は、ステップS104において形成されたCT三次元画像とMRI三次元画像とをそれぞれ表示装置15に表示する。この結果、例えば、図6に示すように、表示装置15の画面150に設けられるCT三次元画像表示領域200にCT三次元画像200Iが表示され、CT三次元画像表示領域200に並列して配されるMRI三次元画像表示領域300にMRI三次元画像300Iが表示される。なお、本実施の形態において、CT三次元画像200Iは、対象部位(首部分)のうち骨を抽出した画像であり、MRI三次元画像300Iは、同対象部位のうち神経を抽出した画像である。
S106:画像合成部107は、操作者により入力装置17を介してCT三次元画像200IとMRI三次元画像300Iの合成の指令が入力されたかどうかを判定する。指令が入力された場合は、ステップS107に進む。
S107:画像合成部107により、画像合成/表示処理が実行される。この画像合成/表示処理については、後述する。
S108:操作者の操作等に応じて、CPU11はプログラムを終了させる。
1.2.2 画像合成/表示処理
S1071:画像合成部107は、図4のステップS106で判定された指令に応じて、CT三次元画像200IとMRI三次元画像300Iとを合成する。画像の合成は、上述したようにそれぞれの画像を構成するボクセルの位置を合わせることにより行う。なお、この合成処理は、操作者による入力操作に応じて行われてもよいし(例えば、画面上の一方の画像をドラッグ他方の画像に合わせる)、自動的に行われてもよい。
S1072:画像合成部107の重複領域検出部109により、CT三次元画像200IとMRI三次元画像300Iとの重複領域を検出・特定する。具体的には、CT三次元画像200I及びMRI三次元画像300Iを構成する各ボクセルが、所定のCT値の範囲(対象部位の組織である骨と神経のCT値をカバーする範囲)のボクセル情報(CT値)を有するかどうかを判定し、対応するボクセルが当該範囲のボクセル情報(CT値)を有する場合、重複領域として特定する。
CT三次元画像200IとMRI三次元画像300Iとにおいて重複領域が検出されない場合、処理を終了し、図4のステップS108に進む。
S1073:重複領域検出部109は、双方に上記ボクセル情報がある場合は当該ボクセルに対し、所定の色情報(特定の表示情報の一例;以下、警告用の色情報と呼ぶ)を付与する。
S1074:画像表示制御部110により、合成画像を表示する。このとき、警告用の色情報を付与されたボクセルは、例えば図8に示すように、他の部分とは区別できるように表示される。つまり、この区別された部分が、二つの画像が重複している部分、つまり重複領域であることを意味する。
S1075:画像表示制御部110は、操作者により入力装置17を介して画像の位置を変更する操作がなされたかどうかを判定する。
ここで、画像の位置を変更する操作とは、例えば、図8に示す画面150に設けられた三次元合成画像表示領域500に表示された三次元合成画像500F1の任意の位置(骨を示す部分又は神経を示す分)を指定し、ドラッグ等の操作によって骨の画像部分と神経の画像部分の相対位置を変更することを含む。なお、この画像の位置の変更は、操作者が別途画面150上の表示されるスケールを操作する、或いは座標値を直接入力する等により行ってもよい。
また、操作者は、重複領域の位置を把握するため、入力装置17の入力操作により合成画像のボリューム位置や大きさを変更できる。この場合、入力操作による指令を受けた画像表示制御部110は、選択された合成画像を回転(時計回転、左右回転、上下回転)、平行移動、拡大縮小をして表示させる。
なお、図8に示される三次元合成画像500F1の画像の位置が変更された場合、同図におけるアキシャル画像501AI、サジタル画像501SI、コロナル画像501CIにおける骨の画像部分と神経の画像部分も同期して変更される。
以上のように、画像の位置変更の操作がなされた場合は、ステップS1076に進み、 画像の位置変更の操作がない場合は、処理を終了し、図4のステップS108に進む。
なお、画像の位置変更の操作がない場合とは、操作者が画面を見て、二つの画像に重複領域がないか、或いは重複領域があっても観察するのに支障がないと思われる程度であった場合等、位置変更の必要がないと判断できる場合である。
S1076:ステップS1075において、画像の位置変更の操作がなされた場合は、すでに付与された警告用の色情報を初期化する。
そして、処理はステップS1072に戻って、画像の位置変更により変更された重複領域が新たに検出される。ステップS1072〜S1075の処理を繰り返すことにより、合成画像の位置合わせの精度を挙げていく。
1.2.3 画面例
操作者は、図8に示すような画面150を見ながら、三次元合成画像表示領域500に表示された三次元合成画像500FIの任意の位置(骨を示す部分又は神経を示す分)を指定し、ドラッグ等の操作によって骨の画像部分と神経の画像部分の相対位置を変更する。なお、図8の三次元合成画像表示領域500における三次元合成画像500FI(前方向)は、図7に示す三次元合成画像500BI(後方向)、三次元合成画像500LI(左方向)、三次元合成画像500RI(右方向)等、方向を変更して表示可能である。
操作者が画像の位置を変更する操作を行うと、図8に示すように、画面150上に設けられた、アキシャル画像表示領域501Aにおけるアキシャル画像501AI、サジタル画像表示領域501Sに設けられたサジタル画像501SI、コロナル画像表示領域501Cに設けられたコロナル画像501CIは、それぞれ画面上で重複領域を示す部分も同期して変更される。
図9は、図5の画像合成/表示処理を行う前後を示す画面例である。図9の上段は、重複領域が残った状態のアキシャル画像501AI、サジタル画像501SI、コロナル画像501CIを示す。なお、図9の各画像においては、断面内部の骨(白色部分)と神経(グレー部分)間に存在する黒色部分が重複領域を示す。図9の下段は、画像の位置変更後のアキシャル画像501AI、サジタル画像501SI、コロナル画像501CIを示す。
同下段の矢印で示す部分においては、重複領域を示す部分がなくなっており、観察するのに支障がないと思われる程度に画像の位置ずれが是正されていることを示す。
1.3 特徴等
上記実施の形態に係る医用画像処理装置10は、所定の対象部位(首)を表すCT画像に基づき同対象部位のうち第1の組織(骨)を再現するCT三次元画像を形成し、同対象部位を表すMRI画像に基づき同対象部位のうち第2の組織(神経)を再現するMRI三次元画像を形成する。医用画像処理装置10は、CT三次元画像とMRI三次元画像とを結合して合成画像を生成し表示させると共に、合成画像の重複領域を検出し、合成画像においてCT三次元画像とMRI三次元画像とが重複する重複領域を検出して、他の重複領域と区別して表示させる。
このため、操作者は、二つの三次元画像を画面上で重ね合わせたときに、解剖学的に重なることのない領域(衝突位置)を視覚的に確認することができる。更に、操作者は、その重なることのない領域の増減を視覚的に確認しながら、二つの画像の位置を調整・変更することが可能となる。この結果、所定の対象部位における異なる組織の位置関係をより正確に画像で再現することが可能になる。
1.4 変形例1
上記実施の形態において、対象部位によっては、形成された画像の範囲全ての位置を一致させることは困難である。例えば、首の頚骨等、複雑な構造や曲線を呈する骨構造のCT画像と、神経組織のMRI画像とを結合した合成画像を生成する場合、元の画像におけるずれている等の理由により、完全に重複領域をなくすことはできない場合がある。
一方、対象部位によっては、組織の一部分が関心領域であることも多い。その関心領域のみで位置合わせを行なえば、医療行為の実施に支障がない場合がある。
この場合、図10に示すように、対象部位の画像範囲のうち予め関心領域が指定される。画像表示制御部110は、関心領域が指定されているかどうかを判定し、関心領域が指定されている場合は、当該関心領域に相当する画像の範囲を、例えば図10に示すように、フレーム503で囲んで表示する。
操作者は、このフレーム503内において重複領域がなくなる、又は重複領域が無視できる程度に小さくなるように画像の位置合わせを行う。これにより、画像全体の位置合わせを行う必要がなく、効率よく対象部位の組織の位置関係を是正できる。
また、関心領域が指定された場合は、画像表示制御部110は、図8に示す各領域501A、501S、501Cの少なくとも一つにおいて当該関心領域のみを示す画像を表示するようにしてもよい。
1.5 変形例2
上記の変形例1においては、関心領域をフレーム503で表示すること、または関心領域のみを示す画像を表示することで効率よく対象部位の組織の画像位置合わせを行なった。本変形例2においては、画像表示制御部110は、さらに画像位置合わせの精度を上げるために、操作者に重複領域の各種情報を提示する。
図11は、関心領域を立体的に示すフレーム604を設定し表示した三次元画像600と、参照画像として同関心領域のアキシャル画像601A、サジタル画像601S、コロナル画像601Cを示す。関心領域は立方体状または直方体状のフレーム604として画面に表示され、マウス等の入力デバイスによってフレーム604の位置や大きさを変更することができる。操作者は、入力デバイスを操作して画面上の三次元画像600を三次元的に回転移動させることにより、対象画像(骨、神経、血管、臓器等)とフレーム604の位置関係とを確認しながら設定することができる。これによって、操作者は、関心領域内の重複領域を3方向から立体的に確認することが可能になり、より精度よく画像位置合わせを行うことができる。
なお、画像表示制御部110は、参照画像として、上記のアキシャル画像601A、サジタル画像601S、コロナル画像601Cのうち、少なくとも1つを示すようにしてもよい。これによって、関心領域における重複領域を別の視点から確認することが可能になり、より精度よく画像位置合わせを行うことができる。
また、参照画像としては、アキシャル画像601A、サジタル画像601S、コロナル画像601C以外の任意角度でカットした任意断面画像であってもよい。これによって、操作者は、関心領域における重複領域を別の視点から確認することが可能になり、より精度よく画像位置合わせを行うことができる。
図12は、更にそれぞれの参照画像に対応した重複領域の重複量(この場合は重なり面積)の表示について説明するための図である。図12(a)は、図11と同様に、参照画像として表示されるアキシャル画像601A、サジタル画像601S、コロナル画像601Cをそれぞれ示す。図12(b)は、図11の三次元画像600をアキシャル方向、サジタル方向、コロナル方向にそれぞれスライスした状態のボリューム画像603A、603S、603Cを示す。
図12(c)は、アキシャル画像に対応したグラフ602A、サジタル画像に対応したグラフ602S、コロナル画像に対応したグラフ602Cをそれぞれ示す。図12(c)は、アキシャル画像601A、サジタル画像601S、コロナル画像601Cそれぞれに関し、図12(b)の各スライス画像における重複領域の面積を示すグラフを示す。更に、各グラフにはそれぞれ設定された関心領域の範囲が示される。
まず、アキシャル画像に対応したグラフ602Aについて説明する。アキシャル画像は、三次元画像600を図12(b)に示すようにスライスした画像である。この場合の関心領域の高さ方向は、例えば図11のフレーム604の「A1」から「A2」に相当する。画像表示制御部110は、図12(c)に示すように、例えば「0」から「Na」の範囲でスライス画像毎の重複領域の重複量(この場合は重なり面積)をプロットし、関心領域として「A1」から「A2」を示したグラフ602Aを生成し、表示装置15の画面150上に表示させる。また、画像表示制御部110は、操作者の操作によって重複量が増減した場合は、それに応じてグラフ602Aを変化させる。操作者は、このグラフ602Aを見ながら、関心領域の高さ方向の範囲である「A1」から「A2」の重なり面積が最小となるように画像位置合わせを行う。この結果、関心領域における重複量をデータとして可視化できるため、操作者は精度よく画像位置合わせを行うことができる。
次に、サジタル画像に対応したグラフ602Sについて説明する。サジタル画像は、三次元画像600を図12(b)に示すようにスライスした画像である。この場合の関心領域の横幅方向は、例えば図11のフレーム604の「S1」から「S2」に相当する。画像表示制御部110は、図12(c)に示すように、例えば「0」から「Ns」の範囲でスライス画像毎の重複領域の重複量(この場合は重なり面積)をプロットし、関心領域として「S1」から「S2」を示したグラフ602Sを生成し、表示装置15の画面150上に表示させる。また、画像表示制御部110は、操作者の操作によって重複量が増減した場合は、それに応じてグラフ602Sを変化させる。操作者は、このグラフ602Sを見ながら、関心領域の横幅方向の範囲である「S1」から「S2」の重なり面積が最小となるように画像位置合わせを行う。この結果、関心領域における重複量をデータとして可視化できるため、操作者は精度よく画像位置合わせを行うことができる。
更に、コロナル画像に対応したグラフ602Cについて説明する。コロナル画像は、三次元画像600を図12(b)に示すようにスライスした画像である。この場合の関心領域の奥行き方向は、例えば図11の「C1」から「C2」に相当する。画像表示制御部110は、図12(c)に示すように、例えば「0」から「Nc」の範囲でスライス画像毎の重複領域の重複量(この場合は重なり面積)をプロットし、関心領域として「C1」から「C2」を示したグラフ602Cを生成し、表示装置15の画面150上に表示させる。また、画像表示制御部110は、操作者の操作によって重複量が増減した場合は、それに応じてグラフ602Cを変化させる。操作者は、このグラフ602Cを見ながら、関心領域の奥行き方向の範囲である「C1」から「C2」の重なり面積が最小となるように画像位置合わせを行う。この結果、関心領域における重複量をデータとして可視化できるため、操作者は精度よく画像位置合わせを行うことができる。
なお、本変形例においては、三次元画像600、及び参照画像として、アキシャル画像601Aと、サジタル画像601Sと、コロナル画像601Cと、グラフ602Aと、グラフ602Sと、グラフ602Cとを表示する例を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。三次元画像600、及び参照画像として、グラフ602Aと、グラフ602Sと、グラフ602Cとのみを表示してもよい。
なお、参照画像は上記のグラフ602A、グラフ602S、グラフ602Cのうち、少なくとも1つを示してもよい。これによって、関心領域における重複領域を別の視点から確認することが可能になり、より精度よく画像位置合わせを行うことができる。
また、参照画像としては、アキシャル画像601A、サジタル画像601S、コロナル画像601C以外の任意角度でカットした任意断面画像に対応するグラフであってもよい。これによって、関心領域における重複領域を別の視点から確認することが可能になり、より精度よく画像位置合わせを行うことができる。
2.その他実施の形態
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、以下のような変更が考えられる。
(A)
上記実施の形態においては、対象部位の組織として骨と神経を例に挙げていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、血管、門脈、臓器、腫瘍等であってもよい。
また、本発明はCT画像とMRI画像を用いた合成画像に限定されない。例えば、CT画像(例えば、臓器)とCT画像(例えば、造影剤を投与した血管)等であってもよい。また、MRI画像とMRI画像を用いた合成画像であってもよい。
また、PET(Positron Emission Tomography)に撮像した画像との合成画像であってもよい。
(B)
上記実施の形態においては、重複領域に警告用の色情報を付与して合成画像を表示しているが、これに加えて、重複領域の大きさ(ボクセルの数等)に応じた数値(合成画像の位置ずれの度合いを示す)を表示したり、警告音を出力したりしてもよい。
また、上記変形例に係る関心領域に所定の大きさ以上の重複領域が存在するかどうかに応じて、数値の表示や警告音の出力を行ってもよい。
(C)
上記実施の形態では、医用画像処理装置として本発明を実現した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図4及び図5に示す制御方法、或いはその制御方法をコンピュータに実行させるプログラムとして、本発明を実現してもよい。
(D)
図6〜図10に示す画面の配置、組み合わせ、数、画像のデザイン等は表示されているものに限定されない。
(E)
上記実施の形態では、断層画像から3次元画像を形成する方法としてボリュームレンダリングを例に挙げていたが、本発明はこれに限定されない。サーフェイスレンダリング法や積算投影法等を用いてもよい。
(F)
なお、図4及び図5に示す動作の実行手順は上記のものに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば実施形態に応じて変更可能である。
本発明は、医療行為を行う対象部位の組織同士の正確な位置関係を把握することを可能にする手術支援装置として広く適用可能である。
1 医用画像処理システム(医用画像処理システムの一例)
10 医用画像処理装置(医用画像処理装置の一例)
11 CPU
13 メモリ
14 HDD
15 表示装置(表示装置の一例)
17 入力装置(入力装置の一例)
19 通信部
101 断層画像取得部(画像取得部の一例)
103 ボクセル情報抽出部
104 ボクセルラベル設定部
105 ボリュームレンダリング演算部(三次元画像形成部の一例)
106 色情報設定部
107 画像合成部(画像合成部の一例)
108 ウインドウ座標取得部108
109 重複領域検出部
110 画像表示制御部(画像表示制御部の一例)
111 マウス
112 キーボード
113 ディスプレイ
150 画面
200 CT三次元画像表示領域
300 MRI三次元画像表示領域
500 合成画像表示領域
501A アキシャル画像表示領域
501S サジタル画像表示領域
501C コロナル画像表示領域
503 フレーム
600 三次元画像
601A アキシャル画像
601S サジタル画像
601C コロナル画像
602A アキシャル画像に対応したグラフ
602S サジタル画像に対応したグラフ
602C コロナル画像に対応したグラフ
603A アキシャル説明図
603S サジタル説明図
603C コロナル説明図

Claims (17)

  1. 画像を表示する表示装置に接続される医用画像処理装置であって、
    所定の対象部位を表す第1の断層画像と、前記第1の断層画像とは異なる前記所定の対象部位を表す第2の断層画像とを取得する画像取得部、
    前記第1の断層画像の画素値に基づき前記所定の対象部位のうち第1の組織を再現する第1の三次元画像と、前記第2の断層画像の画素値に基づき前記所定の対象部位のうち第2の組織を再現する第2の三次元画像とを形成する三次元画像形成部、
    前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とを結合して合成画像を生成し、前記合成画像において前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とが重複する重複領域を検出し、当該重複領域に特定の表示情報を付与する画像合成部、及び
    前記合成画像が表示されるように前記表示装置を制御し、前記表示された合成画像において、前記特定の表示情報が付与された重複領域が他の領域と区別可能に表示されるように前記表示装置を制御する画像表示制御部、
    を備え、
    前記画像合成部は、前記第1の三次元画像の画素と対応する前記第2の三次元画像の画素とを比較し、双方の画素が所定範囲の画素値を有するかどうかを判定することにより、前記重複領域を検出し、双方の画素が所定範囲の画素値を有する場合、当該画素に前記特定の表示情報を付与し
    前記所定範囲は、前記第1の組織及び前記第2の組織を表示可能CT値の範囲である、
    医用画像処理装置。
  2. 前記画像合成部は、前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像との相対位置を変更する指令を受けたとき、前記重複領域の範囲を変更して前記合成画像を生成する、
    請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記画像表示制御部は、前記合成画像の一部を関心領域の範囲として表示するよう制御する、
    請求項1からのいずれかに記載の医用画像処理装置。
  4. 前記画像表示制御部は、前記合成画像の一部を関心領域の範囲として表示すると共に、前記関心領域のアキシャル画像、サジタル画像、コロナル画像及び前記関心領域を任意角度でカットした任意断面画像のうち少なくとも1つの画像を表示するように前記表示装置を制御する、
    請求項1からのいずれかに記載の医用画像処理装置。
  5. 前記画像表示制御部は、前記合成画像の一部を関心領域の範囲として表示すると共に、前記関心領域のアキシャル画像、サジタル画像、コロナル画像及び前記関心領域を任意角度でカットした任意断面画像のうち少なくとも1つの画像に対応した重複領域の面積と関心領域との関係を表示するように前記表示装置を制御する、
    請求項1からのいずれかに記載の医用画像処理装置。
  6. 前記第1の断層画像及び前記第2の断層画像のうち少なくとも一方は、CTにより取得された画像である、
    請求項1からのいずれかに記載の医用画像処理装置。
  7. 前記特定の表示情報は、色情報である、
    請求項1からのいずれかに記載の医用画像処理装置。
  8. 画像を表示する表示装置に接続される医用画像処理装置であって、
    所定の対象部位を表す第1の断層画像と、前記第1の断層画像とは異なる前記所定の対象部位を表す第2の断層画像とを取得する画像取得部、
    前記第1の断層画像の画素値に基づき前記所定の対象部位のうち第1の組織を再現する第1の三次元画像と、前記第2の断層画像の画素値に基づき前記所定の対象部位のうち第2の組織を再現する第2の三次元画像とを形成する三次元画像形成部、
    前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とを結合して合成画像を生成し、前記合成画像において前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とが重複する重複領域を検出し、当該重複領域に特定の表示情報を付与する画像合成部、及び
    前記合成画像が表示されるように前記表示装置を制御し、前記表示された合成画像において、前記特定の表示情報が付与された重複領域が他の領域と区別可能に表示されるように前記表示装置を制御する画像表示制御部、
    を備え、
    前記第1の組織は硬組織であり、前記第2の組織は軟組織である
    医用画像処理装置。
  9. 請求項1からのいずれか1項に記載の医用画像処理装置、
    画面を有し、前記画像表示制御部によって制御される前記表示装置、
    入力操作を受け付ける入力装置、
    を備える医用画像処理システム。
  10. 表示装置に表示する画像を処理する医用画像処理方法であって、
    所定の対象部位を表す第1の断層画像を取得し、
    前記所定の対象部位を表す第2の断層画像であって前記第1の断層画像とは異なる第2の断層画像を取得し、
    前記第1の断層画像の画素値に基づき、前記所定の対象部位のうち第1の組織を再現する第1の三次元画像を形成し、
    前記第2の断層画像の画素値に基づき、前記所定の対象部位のうち第2の組織を再現する第2の三次元画像を形成し、
    前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とを結合して合成画像を生成し、
    前記合成画像において前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とが重複する重複領域を検出し、
    当該重複領域に特定の表示情報を付与し、
    前記合成画像が表示されるように前記表示装置を制御し、
    前記表示された合成画像において、前記特定の表示情報が付与された重複領域が他の領域と区別可能に表示されるように前記表示装置を制御し、
    前記重複領域を検出では、前記第1の三次元画像の画素と対応する前記第2の三次元画像の画素とを比較し、双方の画素が所定範囲の画素値を有するかどうかを判定することにより、前記重複領域を検出し、双方の画素が所定範囲の画素値を有する場合、当該画素に前記特定の表示情報を付与し、
    前記所定範囲は、前記第1の組織及び前記第2の組織を表示可能CT値の範囲である、
    医用画像処理方法。
  11. 前記表示された合成画像の一部を関心領域の範囲として設定し、
    前記合成画像に前記関心領域の範囲を表示すると共に、前記関心領域のアキシャル画像、サジタル画像、コロナル画像及び前記関心領域を任意角度でカットした任意断面画像のうち少なくとも1つの画像を表示するように前記表示装置を制御する、
    請求項10に記載の医用画像処理方法。
  12. 前記表示された合成画像の一部を関心領域の範囲として設定し、
    前記合成画像に前記関心領域の範囲を表示すると共に、前記関心領域のアキシャル画像、サジタル画像、コロナル画像及び前記関心領域を任意角度でカットした任意断面画像のうち少なくとも1つの画像に対応した重複領域の面積と関心領域との関係を表示するように前記表示装置を制御する、
    請求項11又は12に記載の医用画像処理方法。
  13. 表示装置に表示する画像の処理をコンピュータに実行させる医用画像処理プログラムであって、
    所定の対象部位を表す第1の断層画像を取得し、
    前記所定の対象部位を表す第2の断層画像であって前記第1の断層画像とは異なる第2の断層画像を取得し、
    前記第1の断層画像の画素値に基づき、前記所定の対象部位のうち第1の組織を再現する第1の三次元画像を形成し、
    前記第2の断層画像の画素値に基づき、前記所定の対象部位のうち第2の組織を再現する第2の三次元画像を形成し、
    前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とを結合して合成画像を生成し、
    前記合成画像において前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とが重複する重複領域を検出し、
    当該重複領域に特定の表示情報を付与し、
    前記合成画像が表示されるように前記表示装置を制御し、
    前記表示された合成画像において、前記特定の表示情報が付与された重複領域が他の領域と区別可能に表示されるように前記表示装置を制御し、
    前記重複領域を検出では、前記第1の三次元画像の画素と対応する前記第2の三次元画像の画素とを比較し、双方の画素が所定範囲の画素値を有するかどうかを判定することにより、前記重複領域を検出し、双方の画素が所定範囲の画素値を有する場合、当該画素に前記特定の表示情報を付与し、
    前記所定範囲は、前記第1の組織及び前記第2の組織を表示可能CT値の範囲である、
    処理をコンピュータに実行させる医用画像処理プログラム。
  14. 前記表示された合成画像の一部を関心領域の範囲として設定し、
    前記合成画像に前記関心領域の範囲を表示すると共に、前記関心領域のアキシャル画像、サジタル画像、コロナル画像及び前記関心領域を任意角度でカットした任意断面画像のうち少なくとも1つの画像を表示するように前記表示装置を制御する、
    処理をコンピュータに実行させる請求項13に記載の医用画像処理プログラム。
  15. 前記表示された合成画像の一部を関心領域の範囲として設定し、
    前記合成画像に前記関心領域の範囲を表示すると共に、前記関心領域のアキシャル画像、サジタル画像、コロナル画像及び前記関心領域を任意角度でカットした任意断面画像のうち少なくとも1つの画像に対応した重複領域の面積と関心領域との関係を表示するよう
    に前記表示装置を制御する、
    処理をコンピュータに実行させる請求項13または14に記載の医用画像処理プログラム。
  16. 表示装置に表示する画像を処理する医用画像処理方法であって、
    所定の対象部位を表す第1の断層画像を取得し、
    前記所定の対象部位を表す第2の断層画像であって前記第1の断層画像とは異なる第2の断層画像を取得し、
    前記第1の断層画像の画素値に基づき、前記所定の対象部位のうち第1の組織を再現する第1の三次元画像を形成し、
    前記第2の断層画像の画素値に基づき、前記所定の対象部位のうち第2の組織を再現する第2の三次元画像を形成し、
    前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とを結合して合成画像を生成し、
    前記合成画像において前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とが重複する重複領域を検出し、
    当該重複領域に特定の表示情報を付与し、
    前記合成画像が表示されるように前記表示装置を制御し、
    前記表示された合成画像において、前記特定の表示情報が付与された重複領域が他の領域と区別可能に表示されるように前記表示装置を制御し、
    前記第1の組織は硬組織であり、前記第2の組織は軟組織である
    医用画像処理方法。
  17. 表示装置に表示する画像の処理をコンピュータに実行させる医用画像処理プログラムであって、
    所定の対象部位を表す第1の断層画像を取得し、
    前記所定の対象部位を表す第2の断層画像であって前記第1の断層画像とは異なる第2の断層画像を取得し、
    前記第1の断層画像の画素値に基づき、前記所定の対象部位のうち第1の組織を再現する第1の三次元画像を形成し、
    前記第2の断層画像の画素値に基づき、前記所定の対象部位のうち第2の組織を再現する第2の三次元画像を形成し、
    前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とを結合して合成画像を生成し、
    前記合成画像において前記第1の三次元画像と前記第2の三次元画像とが重複する重複領域を検出し、
    当該重複領域に特定の表示情報を付与し、
    前記合成画像が表示されるように前記表示装置を制御し、
    前記第1の組織は硬組織であり、前記第2の組織は軟組織である
    処理をコンピュータに実行させる医用画像処理プログラム。
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