JP6392411B2 - Steam turbine piping - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、蒸気タービン配管に関する。 Embodiments of the present invention relate to steam turbine piping.
蒸気タービン配管系には、ボイラで発生した蒸気を蒸気タービンに導く主蒸気管が備えられている。この主蒸気管には、蒸気の流量を調節するための主蒸気加減弁が設けられている。 The steam turbine piping system includes a main steam pipe that guides steam generated in the boiler to the steam turbine. The main steam pipe is provided with a main steam control valve for adjusting the flow rate of the steam.
主蒸気加減弁には、蒸気タービンを稼働させるためのウォーミングを行う際に主蒸気加減弁よりも下流側の主蒸気管で発生したドレンを排出するドレン管が設けられている。このドレン管には、遮断弁が設けられ、この遮断弁を開くことでドレンが復水器に導かれる。そして、遮断弁は、ウォーミング完了後に閉じられる。 The main steam control valve is provided with a drain pipe that discharges drain generated in the main steam pipe on the downstream side of the main steam control valve when warming is performed to operate the steam turbine. The drain pipe is provided with a shut-off valve, and the drain is guided to the condenser by opening the shut-off valve. The shut-off valve is closed after the warming is completed.
一般的な蒸気タービンでは、蒸気タービンの上半側および下半側のそれぞれに蒸気を導入できるように、上半側主蒸気管および下半側主蒸気管を備えている。そして、それぞれの主蒸気管には、前述したように、ドレン管を備える主蒸気加減弁が設けられている。 In general steam turbines, an upper half main steam pipe and a lower half main steam pipe are provided so that steam can be introduced into each of the upper half side and the lower half side of the steam turbine. Each main steam pipe is provided with a main steam control valve having a drain pipe as described above.
このような従来の蒸気タービン配管系において、主蒸気加減弁の下流における蒸気の圧力変動は、主蒸気加減弁よりも下流側の主蒸気管の配管設計に影響を受ける。例えば、上半側の主蒸気管が、下半側の主蒸気管に比べて、狭い空間で引き回されて配管されているような構造の場合、主蒸気管の配管設計上、主蒸気加減弁の下流の主蒸気管における蒸気の圧力変動は、上半側主蒸気管で大きく、下半側主蒸気管で小さい。 In such a conventional steam turbine piping system, the steam pressure fluctuation downstream of the main steam control valve is affected by the piping design of the main steam pipe downstream of the main steam control valve. For example, when the main steam pipe on the upper half side is routed in a narrow space compared to the main steam pipe on the lower half side, the main steam mode is adjusted due to the piping design of the main steam pipe. The pressure fluctuation of the steam in the main steam pipe downstream of the valve is large in the upper half main steam pipe and small in the lower half main steam pipe.
上記した従来の上半側の主蒸気加減弁に設けられたドレン管において、遮断弁が閉められた状態で蒸気タービンの定格運転まで負荷を上昇していくと、主蒸気加減弁と遮断弁との間のドレン管の温度が異常に上昇することがある。そして、このような異常な温度の上昇は、ドレン管の破損を引き起こす可能性がある。 When the load is increased to the rated operation of the steam turbine with the shut-off valve closed in the drain pipe provided in the above-described conventional upper half main steam control valve, the main steam control valve, the shut-off valve, The temperature of the drain pipe during the period may rise abnormally. Such an abnormal temperature rise may cause the drain pipe to break.
本発明が解決しようとする課題は、蒸気タービン配管系において温度の異常な上昇を防止し、信頼性の高い蒸気タービン配管を提供するものである。 The problem to be solved by the present invention is to prevent an abnormal temperature rise in a steam turbine piping system and to provide a highly reliable steam turbine piping.
実施形態の蒸気タービン配管は、蒸気タービン設備における蒸気タービン配管である。蒸気タービン配管は、ボイラからの蒸気を蒸気タービンに導く主蒸気管と、前記主蒸気管に介在し前記蒸気タービンに導く蒸気の流量を調整する主蒸気加減弁と、前記主蒸気加減弁に接続され、ドレンを外部に導くドレン管と、前記ドレン管に介在する遮断弁と、前記主蒸気加減弁と前記遮断弁との間の前記ドレン管内に設けられ、前記ドレン管内における共振振動を減衰させる減衰部とを備え、前記蒸気タービンのウォーミングが完了して前記遮断弁が閉じられた際、前記主蒸気加減弁と前記遮断弁との間が前記主蒸気加減弁からの蒸気で満たされている。 The steam turbine pipe of the embodiment is a steam turbine pipe in a steam turbine facility. The steam turbine pipe is connected to a main steam pipe that guides steam from the boiler to the steam turbine, a main steam control valve that adjusts the flow rate of the steam that is interposed in the main steam pipe and leads to the steam turbine, and the main steam control valve A drain pipe for leading the drain to the outside; a shutoff valve interposed in the drain pipe; and the drain pipe between the main steam control valve and the shutoff valve, and attenuating resonance vibration in the drain pipe. When the steam turbine is warmed and the shut-off valve is closed, a space between the main steam control valve and the shut-off valve is filled with steam from the main steam control valve. Yes .
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の蒸気タービン配管1の構成を示す斜視図である。図2は、第1の実施の形態の蒸気タービン配管1に備えられる上半側主蒸気止め弁20および上半側主蒸気加減弁30の斜視図を示した図である。
(First embodiment)
FIG. 1 is a perspective view showing a configuration of a steam turbine pipe 1 according to the first embodiment. FIG. 2 is a perspective view of the upper half side main
図1に示すように、高圧タービン200の上半側および下半側のそれぞれに、ボイラからの蒸気を導入できるように、上半側主蒸気管11および下半側主蒸気管12を備えている。ここでは、上半側主蒸気管11および下半側主蒸気管12をそれぞれ2つ備えた一例を示している。
As shown in FIG. 1, an upper half
上半側主蒸気管11には、高圧タービン200に導く蒸気を遮断する上半側主蒸気止め弁20が介在している。また、この上半側主蒸気止め弁20の下流側に、高圧タービン200に導く蒸気の流量を調整する上半側主蒸気加減弁30が介在している。上半側主蒸気管11と同様に、下半側主蒸気管12には、高圧タービン200に導く蒸気を遮断する下半側主蒸気止め弁40が介在している。また、この下半側主蒸気止め弁40の下流側に、高圧タービン200に導く蒸気の流量を調整する下半側主蒸気加減弁50が介在している。
In the upper half side
図1には、床部210を介して、上方のフロアには高圧タービン200の上半部側および上半側主蒸気管11(上半側主蒸気止め弁20および上半側主蒸気加減弁30を含む)を備え、下方のフロアには高圧タービン200の下半部側および下半側主蒸気管12(下半側主蒸気止め弁40および下半側主蒸気加減弁50を含む)を備えた一例を示している。
In FIG. 1, the upper half side and upper half side main steam pipes 11 (the upper half side main
図1に示すように、蒸気タービン配管1や蒸気タービン建屋のコンパクト化などを図るため、上半側主蒸気加減弁30の下流側の上半側主蒸気管11は、例えば、2つのエルボ管11aの間に直管11bを有する複雑な配管構成となっている。一方、下半側主蒸気加減弁50の下流側の下半側主蒸気管12は、例えば、水平管による構成が主となる配管構成となっている。
As shown in FIG. 1, in order to make the steam turbine pipe 1 and the steam turbine building more compact, the upper half side
上半側主蒸気止め弁20と下半側主蒸気止め弁40の構成は同じであり、上半側主蒸気加減弁30と下半側主蒸気加減弁50の構成は同じである。そこで、ここでは、図2に示された上半側主蒸気止め弁20および上半側主蒸気加減弁30を参照して、それぞれに備えられたドレン管について説明する。
The configurations of the upper half side main
図2に示すように、上半側主蒸気止め弁20には、弁座の上流側のドレンを排出するための弁座前ドレン管21、および弁座の下流側のドレンを排出するための弁座後ドレン管22が備えられている。上半側主蒸気加減弁30には、弁座の下流側のドレンを排出するための弁座後ドレン管31が備えられている。
As shown in FIG. 2, the upper half side main
なお、図1において、下半側主蒸気止め弁40の、弁座前ドレン管を符号41で、弁座後ドレン管を符号42で示している。また、下半側主蒸気加減弁50の弁座後ドレン管を符号51で示している。
In FIG. 1, the drain pipe before the valve seat and the drain pipe after the valve seat of the lower half side main
各ドレン管には、遮断弁が設けられ、各ドレン管の終端は、例えば復水器に連通している。各ドレン管の遮断弁を開くことで、ドレンが復水器に導かれる。各ドレン管の遮断弁は、高圧タービン200のウォーミングの際には開かれ、例えば、上半側主蒸気管11や下半側主蒸気管12で発生するドレンを復水器に導く。各ドレン管の遮断弁は、ウォーミング完了後、閉じられる。
Each drain pipe is provided with a shut-off valve, and the end of each drain pipe communicates with, for example, a condenser. By opening the shutoff valve of each drain pipe, the drain is guided to the condenser. The shutoff valve of each drain pipe is opened when the high-
次に、第1の実施の形態の蒸気タービン配管1における上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の配管構成について説明する。なお、ここでは、上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の配管構成を例示して説明するが、この構成を下半側主蒸気加減弁50の弁座後ドレン管51の配管構成に適用することもできる。
Next, the piping configuration of the
(第1の配管構成)
図3は、第1の実施の形態の蒸気タービン配管1における上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の第1の配管構成を模式的に示した図である。
(First piping configuration)
FIG. 3 is a diagram schematically showing a first piping configuration of the
弁座後ドレン管31には、遮断弁32が備えられている。また、第1の配管構成では、図3に示すように、弁座後ドレン管31から、遮断弁32よりも上半側主蒸気加減弁30側で分岐し、開放端を有する分岐管60を備える。この分岐管60の開放端は、上半側主蒸気加減弁30と高圧タービン200との間の上半側主蒸気管11に接続(連結)されている。すなわち、分岐管60は、遮断弁32よりも上半側主蒸気加減弁30側の弁座後ドレン管31と、上半側主蒸気加減弁30と高圧タービン200との間の上半側主蒸気管11とを連通させている。
The
遮断弁32を閉じた後において、分岐管60には、圧力差によって、例えば、弁座後ドレン管31側から上半側主蒸気管11側に蒸気が流れる。
After the
このような構成を備えることで、遮断弁32が閉じられた後であっても、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31において、開放端を備えることができる。そのため、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31において、一端が開口し、他端が閉止された構成のみとはならない。これによって、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31が異常に温度上昇することを抑制し、弁座後ドレン管31の破損を防止することができる。
By providing such a configuration, even after the
(第2の配管構成)
図4は、第1の実施の形態の蒸気タービン配管1における上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の第2の配管構成を模式的に示した図である。なお、以下において、第1の配管構成と同一の構成部分には、同一の符号を付して重複する説明を省略または簡略する。
(Second piping configuration)
FIG. 4 is a diagram schematically showing a second piping configuration of the
第2の配管構成では、図4に示すように、弁座後ドレン管31から、遮断弁32よりも上半側主蒸気加減弁30側で分岐し、開放端を有する分岐管61を備える。この分岐管61の開放端は、高圧タービン200から蒸気を排気する排気管201(例えば、低温再熱蒸気管)に接続されている。すなわち、分岐管61は、遮断弁32よりも上半側主蒸気加減弁30側の弁座後ドレン管31と、排気管201とを連通させている。
As shown in FIG. 4, the second piping configuration includes a
遮断弁32を閉じた後において、分岐管61には、圧力差によって、例えば、弁座後ドレン管31側から排気管201側に蒸気が流れる。
After the shut-off
このような構成を備えることで、第1の配管構成における作用効果と同様の作用効果を得ることができる。 By providing such a configuration, it is possible to obtain the same operational effects as the operational effects in the first piping configuration.
なお、ここでは、分岐管61の開放端を排気管201に接続した一例を示したが、この構成に限れるのものではない。分岐管61の開放端は、例えば、高圧タービン200から蒸気を抽気する抽気管(図示しない)に接続されてもよい。この構成によっても、上記構成と同様に、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31が異常に温度上昇することを抑制し、ドレン管の破損を防止することができる。
Here, an example in which the open end of the
(第3の配管構成)
図5は、第1の実施の形態の蒸気タービン配管1における上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の第3の配管構成を模式的に示した図である。
(Third piping configuration)
FIG. 5 is a diagram schematically showing a third piping configuration of the
第3の配管構成では、図5に示すように、弁座後ドレン管31から、遮断弁32よりも上半側主蒸気加減弁30側で分岐し、開放端を有する分岐管62を備える。この分岐管62の開放端は、遮断弁32よりも下流側の弁座後ドレン管31に接続されている。すなわち、分岐管62は、遮断弁32よりも上半側主蒸気加減弁30側の弁座後ドレン管31と、遮断弁32よりもよりも下流側の弁座後ドレン管31とを連通させている。
As shown in FIG. 5, the third piping configuration includes a
分岐管62には、遮断弁32を閉じた後においても、蒸気が流れる。そのため、分岐管62には、分岐管62を流れる蒸気の流量を制限するために、例えば、流路断面が狭くなる狭窄部63を備えることが好ましい。
Steam flows through the
このような構成を備えることで、第1の配管構成における作用効果と同様の作用効果を得ることができる。 By providing such a configuration, it is possible to obtain the same operational effects as the operational effects in the first piping configuration.
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態の蒸気タービン配管2における、上半側主蒸気止め弁20および上半側主蒸気加減弁30を備えた上半側主蒸気管11、および下半側主蒸気止め弁40および下半側主蒸気加減弁50を備えた下半側主蒸気管12の構成は、第1の実施の形態の蒸気タービン配管1におけるそれらと同じである。
(Second Embodiment)
The upper half side
第2の実施の形態の蒸気タービン配管2では、上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31、または弁座後ドレン管31および下半側主蒸気加減弁50の弁座後ドレン管51の配管構成が第1の実施の形態の配管構成と異なるため、その異なる点について主に説明する。
In the
(第4の配管構成)
図6は、第2の実施の形態の蒸気タービン配管2における上半側主蒸気管11および下半側主蒸気管12の第4の配管構成を模式的に示した図である。
(Fourth piping configuration)
FIG. 6 is a diagram schematically showing a fourth piping configuration of the upper half side
下半側主蒸気加減弁50の弁座後ドレン管51には、遮断弁52が備えられている。一方、上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31には、遮断弁は備えられていない。
A shut-off
また、第4の配管構成では、図6に示すように、上半側主蒸気加減弁30に接続された弁座後ドレン管31は、開放端を有する。この弁座後ドレン管31の開放端は、下半側主蒸気加減弁50と高圧タービン200との間の下半側主蒸気管12に接続されている。すなわち、弁座後ドレン管31は、上半側主蒸気加減弁30と、下半側主蒸気加減弁50の下流側の下半側主蒸気管12とを連通させている。
Moreover, in the 4th piping structure, as shown in FIG. 6, the
ここで、弁座後ドレン管31の開放端は、下半側主蒸気管12における、下半側主蒸気加減弁50にける絞りによる流れの乱れの影響が小さくなる部分で接続されることが好ましい。なお、弁座後ドレン管31は、上半側ドレン管として機能し、弁座後ドレン管51は、下半側ドレン管として機能する。
Here, the open end of the
弁座後ドレン管51の終端は、例えば復水器に連通している。遮断弁52は、高圧タービン200のウォーミングの際には開かれる。この際、上半側主蒸気加減弁30の下流の上半側主蒸気管11で発生するドレンは、弁座後ドレン管31を介して下半側主蒸気管12に導かれる。そして、下半側主蒸気管12に導かれたドレンは、下半側主蒸気加減弁50の下流の下半側主蒸気管12で発生するドレンとともに、弁座後ドレン管51を介して、復水器に導かれる。遮断弁52は、ウォーミング完了後、閉じられる。
The terminal end of the
遮断弁52を閉じた後において、弁座後ドレン管31には、圧力差によって、例えば、上半側主蒸気加減弁30側から下半側主蒸気管12側に蒸気が流れる。
After the shut-off
このような構成を備えることで、遮断弁52が閉じられた後であっても、弁座後ドレン管31は、開放端を備えることができる。そのため、弁座後ドレン管31において、一端が開口し、他端が閉止された構成とはならない。これによって、弁座後ドレン管31が異常に温度上昇することを抑制し、弁座後ドレン管31の破損を防止することができる。
By providing such a configuration, the
なお、ここでは、弁座後ドレン管31の開放端を下半側主蒸気加減弁50の下流の下半側主蒸気管12に接続した一例を示したが、この構成に限れるのものではない。図7は、第2の実施の形態の蒸気タービン配管2における上半側主蒸気管11および下半側主蒸気管12の第4の配管構成における他の異なる構成を模式的に示した図である。
In addition, although the example which connected the open end of the
図7に示すように、弁座後ドレン管31の開放端を、下半側主蒸気加減弁50と遮断弁52との間の弁座後ドレン管51に接続してもよい。すなわち、上半側主蒸気加減弁30と、下半側主蒸気加減弁50と遮断弁52との間の弁座後ドレン管51とを連通させるように弁座後ドレン管31を構成してもよい。この構成によっても、上記構成と同様に、弁座後ドレン管31が異常に温度上昇することを抑制し、弁座後ドレン管31の破損を防止することができる。
As shown in FIG. 7, the open end of the
(第5の配管構成)
図8は、第2の実施の形態の蒸気タービン配管2における上半側主蒸気管11および下半側主蒸気管12の第5の配管構成を模式的に示した図である。
(Fifth piping configuration)
FIG. 8 is a diagram schematically showing a fifth piping configuration of the upper half side
図8に示すように、上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31には、遮断弁は備えられていない。下半側主蒸気加減弁50には、ドレン管は設けられていない。
As shown in FIG. 8, the
第5の配管構成では、下半側主蒸気加減弁50と高圧タービン200との間の下半側主蒸気管12に、ドレンを外部に導く下半側ドレン管53が設けられている。この下半側ドレン管53には、遮断弁54が備えられている。下半側ドレン管53の終端は、例えば復水器に連通している。
In the fifth piping configuration, a lower half
上半側主蒸気加減弁30に接続された弁座後ドレン管31は、開放端を有する。この弁座後ドレン管31の開放端は、下半側主蒸気加減弁50と下半側ドレン管53との間の下半側主蒸気管12に接続されている。すなわち、弁座後ドレン管31は、上半側主蒸気加減弁30と、下半側主蒸気加減弁50と下半側ドレン管53との間の下半側主蒸気管12とを連通させている。なお、弁座後ドレン管31の開放端は、下半側ドレン管53が接続された部分よりも下流側の位置で下半側主蒸気管12に接続されてもよい。
The
ここで、弁座後ドレン管31の開放端および下半側ドレン管53の一端は、下半側主蒸気管12における、下半側主蒸気加減弁50にける絞りによる流れの乱れの影響が小さくなる部分で接続されることが好ましい。なお、弁座後ドレン管31は、上半側ドレン管として機能する。
Here, the open end of the
遮断弁54は、高圧タービン200のウォーミングの際には開かれる。この際、上半側主蒸気加減弁30の下流の上半側主蒸気管11で発生するドレンは、弁座後ドレン管31を介して下半側主蒸気管12に導かれる。そして、下半側主蒸気管12に導かれたドレンは、下半側主蒸気加減弁50の下流の下半側主蒸気管12で発生するドレンとともに、下半側ドレン管53を介して、復水器に導かれる。遮断弁54は、ウォーミング完了後、閉じられる。
The shut-off
遮断弁54を閉じた後において、弁座後ドレン管31には、圧力差によって、例えば、上半側主蒸気加減弁30側から下半側主蒸気管12側に蒸気が流れる。
After closing the shut-off
このような構成を備えることで、遮断弁54が閉じられた後であっても、弁座後ドレン管31は、開放端を備えることができる。そのため、第4の配管構成における作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
By providing such a configuration, the
なお、ここでは、弁座後ドレン管31の開放端を、下半側主蒸気加減弁50と下半側ドレン管53との間の下半側主蒸気管12に接続した一例を示したが、この構成に限れるのものではない。図9は、第2の実施の形態の蒸気タービン配管2における上半側主蒸気管11および下半側主蒸気管12の第5の配管構成における他の異なる構成を模式的に示した図である。
Here, an example in which the open end of the
図9に示すように、弁座後ドレン管31の開放端を、下半側主蒸気管12と遮断弁54との間の下半側ドレン管53に接続してもよい。すなわち、上半側主蒸気加減弁30と、下半側主蒸気管12と遮断弁54との間の下半側ドレン管53とを連通させるように弁座後ドレン管31を構成してもよい。この構成によっても、上記構成と同様に、弁座後ドレン管31の異常な温度上昇を抑制し、弁座後ドレン管31の破損を防止することができる。
As shown in FIG. 9, the open end of the
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態の蒸気タービン配管3における、上半側主蒸気止め弁20および上半側主蒸気加減弁30を備えた上半側主蒸気管11、および下半側主蒸気止め弁40および下半側主蒸気加減弁50を備えた下半側主蒸気管12の構成は、第1の実施の形態の蒸気タービン配管1におけるそれらと同じである。
(Third embodiment)
The upper half side
第3の実施の形態の蒸気タービン配管3では、上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の配管構成が第1の実施の形態の配管構成と異なるため、その異なる点について主に説明する。なお、ここでは、上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の配管構成を例示して説明するが、この構成を下半側主蒸気加減弁50の弁座後ドレン管51の配管構成に適用することもできる。
In the steam turbine pipe 3 of the third embodiment, the piping configuration of the
図10は、第3の実施の形態の蒸気タービン配管3における上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の配管構成を模式的に示した図である。
FIG. 10 is a diagram schematically illustrating a piping configuration of the
上半側主蒸気止め弁20の弁座後ドレン管22には、図10に示すように、遮断弁23が備えられている。
As shown in FIG. 10, the
弁座後ドレン管31は、一端が上半側主蒸気加減弁30に接続され、他端が遮断弁23と上半側主蒸気止め弁20との間の弁座後ドレン管22に接続されている。また、弁座後ドレン管31には、遮断弁35が備えられている。遮断弁35が開かれた状態では、弁座後ドレン管31は、上半側主蒸気加減弁30と、遮断弁23と上半側主蒸気止め弁20との間の弁座後ドレン管22とを連通させている。なお、弁座後ドレン管22は、第1のドレン管として機能し、弁座後ドレン管31は、第2のドレン管として機能する。
One end of the
ここで、遮断弁35は、ウォーミングのときや上半側主蒸気加減弁30が開かれているときには、開かれた状態となっている。遮断弁35は、上半側主蒸気止め弁20が開かれている状態で、上半側主蒸気加減弁30が閉じられた時(全閉時)、それと同時に閉じられ、全閉となる。これによって、蒸気が、弁座後ドレン管22および弁座後ドレン管31を介して高圧タービン200に流れるのを防止する。
Here, the
弁座後ドレン管22の終端は、例えば復水器に連通している。遮断弁23は、高圧タービン200のウォーミングの際には開かれる。この際、上半側主蒸気加減弁30の下流の上半側主蒸気管11で発生するドレンは、弁座後ドレン管31を介して弁座後ドレン管22に導かれる。そして、弁座後ドレン管22に導かれたドレンは、上半側主蒸気止め弁20からのドレンとともに、復水器に導かれる。遮断弁23は、ウォーミング完了後、閉じられる。
The terminal end of the
遮断弁23を閉じた後において、弁座後ドレン管31には、圧力差によって、例えば、弁座後ドレン管22との接続部側から上半側主蒸気加減弁30側に蒸気が流れる。
After closing the shut-off
このような構成を備えることで、遮断弁23が閉じられた後であっても、弁座後ドレン管31は、開放端を備えることができる。そのため、弁座後ドレン管31において、一端が開口し、他端が閉止された構成とはならない。これによって、弁座後ドレン管31が異常に温度上昇することを抑制し、弁座後ドレン管31の破損を防止することができる。
By providing such a configuration, the
(第1〜第3の実施の形態における、弁座後ドレン管31の温度上昇の抑制に係る説明)
上記したように、第1の実施の形態においては、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31において、開放端を備えることで、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31が異常に温度上昇することを抑制し、弁座後ドレン管31の破損を防止することができる。また、上記したように、第2および第3の実施の形態においては、弁座後ドレン管31が、開放端を備えることで、弁座後ドレン管31が異常に温度上昇することを抑制し、弁座後ドレン管31の破損を防止することができる。
(Explanation concerning suppression of temperature rise of
As described above, in the first embodiment, in the
ここで、弁座後ドレン管31が開放端を備えることで、弁座後ドレン管31の異常な温度上昇を抑制することができる理由について説明する。
Here, the reason why the abnormal temperature rise of the
(1)管内圧力変動による発熱(熱音響効果)の説明
ここで、内径がRの円筒の管内圧力変動の周波数をf(Hz)とする。文献(荒川、川橋、機械学会論文集、62巻598号、B(1996)、p.2238−2245)によれば、管内圧力変動振幅Pを管内平均圧力P0で割って無次元化した式(1)の関係を用いて、管壁近傍の境界層内で圧力変動による熱音響効果で発生する熱流束q(W/m2)は、式(2)で求められる。
(1) Description of heat generation (thermoacoustic effect) due to fluctuations in the pipe pressure Here, the frequency of the pressure fluctuations in the pipe of the cylinder having the inner diameter R is assumed to be f (Hz). Literature (Arakawa, river bridges, Society of Mechanical Engineers, Vol. 62 598 No., B (1996), p.2238-2245) according to, dimensionless by dividing the pipe pressure fluctuation amplitude P in the tube average pressure P 0 Formula Using the relationship of (1), the heat flux q (W / m 2 ) generated by the thermoacoustic effect due to pressure fluctuations in the boundary layer near the tube wall can be obtained by equation (2).
ここで、P1は無次元圧力振幅、Kは定数、γは比熱比、μは粘性係数、aは音速、δは境界層の厚さ、Rは円筒の内径である。 Here, P 1 is a dimensionless pressure amplitude, K is a constant, γ is a specific heat ratio, μ is a viscosity coefficient, a is a sound velocity, δ is a boundary layer thickness, and R is an inner diameter of a cylinder.
円筒の内周長は、πRであるので、円筒の単位長さあたりの発熱量Q(W/m)は、式(3)によって求められる。 Since the inner peripheral length of the cylinder is πR, the calorific value Q (W / m) per unit length of the cylinder can be obtained by Expression (3).
ここで、角振動数ωを2πfとすると、境界層の厚さδは、式(4)で求められる。 Here, assuming that the angular frequency ω is 2πf, the thickness δ of the boundary layer can be obtained by Expression (4).
ここで、νは動粘性係数である。 Here, ν is a kinematic viscosity coefficient.
(2)配管端が閉端であると管壁温度が上昇し、開端であると管壁温度が上昇しないことの説明
図11は、配管端が閉端222であると管壁温度が上昇することを説明するための、配管220の断面および噴流を発生するノズル230を模式的に示した図である。図12は、配管端が開端223であると管壁温度が上昇しないことを説明するための、配管220の断面および噴流を発生するノズル230を模式的に示した図である。
(2) Explanation of the fact that the pipe wall temperature rises when the pipe end is closed, and the pipe wall temperature does not rise when the pipe end is open FIG. 11 shows that the pipe wall temperature rises when the pipe end is the
配管220の一端の開口部221にノズル230から噴流が衝突した場合、配管220内に大きな圧力変動が発生し、上記(1)で説明したように、熱音響効果によって配管220が加熱される。
When the jet flow collides with the
配管220の管壁温度をTとすると、熱音響効果による配管220の単位長さ当たりの発熱量Q(W/m)は、式(5)で求められる。
When the pipe wall temperature of the
ここで、cは配管220の材料の比熱、ρは配管220の材料の密度、λは配管220の材料の熱伝導率である。また、Aは配管220の断面積、hは配管220の周囲への自然対流熱伝達率、Dは配管220の周囲長、T∞は周囲温度である。また、vは配管220内の流れの平均流速、θは配管220内の流体の温度、cfは配管220内の流体の比熱、ρfは配管220内の流体の密度、Afは配管220内の流路断面積、xは配管220の軸方向の座標である。
Here, c is the specific heat of the material of the
他端が閉端222の場合には、配管220内に流れが生じないため、式(5)のvは「0」となり、式(5)は式(6)となる。
When the other end is the
ここで、配管220が保温材で保温され、熱伝導率が小さい鋼管の場合には、式(6)において、右辺の第2項および第3項を省略し、式(7)に示す近似ができる。
Here, in the case where the
一方、他端が開端223の場合には、配管220内に流れが生じる。ここで、配管220が保温材で保温され、熱伝導率が小さい鋼管の場合には、式(5)において、右辺の第2項および第3項を省略し、式(8)に示す近似ができる。
On the other hand, when the other end is the
配管220内の流体の温度と、配管220の管壁温度Tはほぼ等しいと近似できる。また、式(8)において式(9)の関係を満たすときには、配管220内の流れによる冷却効果が、熱音響効果による加熱効果を上回り、管壁温度Tは低下する。
It can be approximated that the temperature of the fluid in the
ここで、配管端が閉端または開端であるときの管壁温度を測定した。図13は、試験装置を模式的に示した図である。なお、図13には、配管220の配管端が開端であるときの状態を示している。
Here, the pipe wall temperature was measured when the pipe end was closed or open. FIG. 13 is a diagram schematically showing the test apparatus. FIG. 13 shows a state where the pipe end of the
測定では、長さが360mm、内径が10mm、外径が12mmのステンレス製の配管220を使用した。配管220の開口部221において、配管220の中心軸Otに垂直な直線Lとノズル230の中心軸Onとがなす角αを80度とした。大気雰囲気(10℃程度)で、ノズル230から大気雰囲気と同じ温度の空気を噴出した。ノズル230の噴出孔の直上流の圧力Pnと大気圧Paとの比(Pa/Pn)を0.44とした。
In the measurement, a
配管220の軸方向の中心位置の配管220の外壁温度を熱電対で測定した。そして、この測定した温度を管壁温度とした。配管220の他端を閉端とするときには、蓋で他端を閉鎖した。
The outer wall temperature of the
図14は、配管端が閉端または開端であるときの管壁温度を測定した結果を示す図である。本測定は、ノズル230からの噴出が管の一端に衝突する状態で、配管端を開端とした状態から、閉端とし、その後再び開端としたときの測定結果を示している。
FIG. 14 is a diagram showing the results of measuring the tube wall temperature when the pipe end is closed or open. This measurement shows the measurement results when the
図14に示すように、配管端が閉端の場合にのみ、管壁温度が上昇していることがわかる。また、配管端が閉端の状態から開端とすると、管壁が急速に冷却されることがわかる。これらの現象は、前述した各式で評価したものと一致している。すなわち、配管端が開端の場合には、管壁温度が上昇しないことがわかる。 As shown in FIG. 14, it can be seen that the tube wall temperature rises only when the pipe end is closed. It can also be seen that the pipe wall is rapidly cooled when the pipe end is opened from the closed end. These phenomena are consistent with those evaluated by the aforementioned equations. That is, it can be seen that the pipe wall temperature does not rise when the pipe end is open.
この結果から、弁座後ドレン管31が開放端を備えることで、弁座後ドレン管31の異常な温度上昇を抑制できることがかわる。
From this result, it is understood that the abnormal temperature rise of the
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態の蒸気タービン配管4における、上半側主蒸気止め弁20および上半側主蒸気加減弁30を備えた上半側主蒸気管11、および下半側主蒸気止め弁40および下半側主蒸気加減弁50を備えた下半側主蒸気管12の構成は、第1の実施の形態の蒸気タービン配管1におけるそれらと同じである。
(Fourth embodiment)
In the steam turbine pipe 4 of the fourth embodiment, the upper half side
第4の実施の形態の蒸気タービン配管4では、上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の配管構成が第1の実施の形態の配管構成と異なるため、その異なる点について主に説明する。なお、ここでは、上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の配管構成を例示して説明するが、この構成を下半側主蒸気加減弁50の弁座後ドレン管51の配管構成に適用することもできる。
In the steam turbine piping 4 of the fourth embodiment, the piping configuration of the
(第6の配管構成)
図15は、第4の実施の形態の蒸気タービン配管4における上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の第6の配管構成を模式的に示した図である。
(Sixth piping configuration)
FIG. 15 is a diagram schematically illustrating a sixth piping configuration of the
弁座後ドレン管31には、遮断弁32が備えられている。また、図15に示すように、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31には、拡張部33が備えられている。この拡張部33は、弁座後ドレン管31の流路断面を拡張し、かつその拡張を弁座後ドレン管31の軸方向の所定の距離に亘って設けた空間を備えている。すなわち、拡張部33は、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31の一部に、弁座後ドレン管31の流路断面が拡張された空間を備えることで構成される。
The
このように、拡張部33を備えることで、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31における、共振振動の発生を抑制することができる。これによって、遮断弁32が閉じられた後であっても、弁座後ドレン管31の異常な温度上昇を抑制し、弁座後ドレン管31の破損を防止することができる。
Thus, by providing the
なお、上記した構成は、弁座後ドレン管31に備えられることに限られない。例えば、ボイラからの蒸気を高圧タービン200に導く蒸気通路から分岐され、遮断弁を有する分岐管などに、上記構成を適用してもよい。この場合においても、蒸気通路と遮断弁との間の分岐管における、共振振動の発生を抑制することができる。
The above-described configuration is not limited to being provided in the
(第7の配管構成)
図16は、第4の実施の形態の蒸気タービン配管4における上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の第7の配管構成を模式的に示した図である。
(Seventh piping configuration)
FIG. 16 is a diagram schematically showing a seventh piping configuration of the
弁座後ドレン管31には、遮断弁32が備えられている。また、図16に示すように、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31内には、減衰部34が備えられている。この減衰部34は、共振振動(共鳴振動)を減衰させるもので構成される。減衰部34は、例えば、オリフィス構造、共鳴型マフラ構造などの共振振動を減衰させる減衰要素構造を有する。
The
このように、減衰部34を備えることで、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31における、共振振動を減衰することができる。これによって、遮断弁32が閉じられた後であっても、弁座後ドレン管31の異常な温度上昇を抑制し、弁座後ドレン管31の破損を防止することができる。
Thus, by providing the damping
なお、上記した構成は、弁座後ドレン管31に備えられることに限られない。例えば、ボイラからの蒸気を高圧タービン200に導く蒸気通路から分岐され、遮断弁を有する分岐管などに、上記構成を適用してもよい。この場合においても、蒸気通路と遮断弁との間の分岐管における、共振振動を減衰することができる。
The above-described configuration is not limited to being provided in the
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態の蒸気タービン配管5における、上半側主蒸気止め弁20および上半側主蒸気加減弁30を備えた上半側主蒸気管11、および下半側主蒸気止め弁40および下半側主蒸気加減弁50を備えた下半側主蒸気管12の構成は、第1の実施の形態の蒸気タービン配管1におけるそれらと同じである。
(Fifth embodiment)
The upper half side
第5の実施の形態の蒸気タービン配管5では、上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の配管構成が第1の実施の形態の配管構成と異なるため、その異なる点について主に説明する。なお、ここでは、上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の配管構成を例示して説明するが、この構成を下半側主蒸気加減弁50の弁座後ドレン管51の配管構成に適用することもできる。
In the steam turbine pipe 5 of the fifth embodiment, the pipe configuration of the
図17は、第5の実施の形態の蒸気タービン配管5における上半側主蒸気加減弁30の弁座後ドレン管31の配管構成を模式的に示した図である。
FIG. 17 is a diagram schematically showing a piping configuration of the
図17に示すように、弁座後ドレン管31には、遮断弁32が備えられている。前述したように、高圧タービン200のウォーミング完了後、遮断弁32は、閉じられる。この状態で、高圧タービン200の定格運転まで負荷を上昇していくと、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31の温度が異常に上昇することがある。
As shown in FIG. 17, the
そこで、第5の実施の形態においては、高圧タービン200のウォーミング完了後においても、遮断弁32を開いた状態とし、高圧タービン200の負荷が30〜50%となったときに遮断弁32を閉じる。
Therefore, in the fifth embodiment, even after the warming of the high-
ここで、高圧タービン200の負荷が30%より低い状態では、上半側主蒸気加減弁30における弁開度は小さい。そのため、上半側主蒸気加減弁30の弁体と弁座との隙間を通過する蒸気の流れは大きく乱れる。そして、この状態で、遮断弁32が閉じられていると、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31における圧力変動が大きくなり、温度の異常上昇に繋がる。
Here, when the load of the high-
一方、高圧タービン200の負荷が30〜50%となるときには、上半側主蒸気加減弁30における弁開度が大きくなるため、上半側主蒸気加減弁30の弁体と弁座との隙間を通過する蒸気の流れの乱れは減少する。そのため、この状態で、遮断弁32を閉じても、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31における圧力変動が抑制され、温度の異常上昇は生じない。
On the other hand, when the load of the high-
このように、遮断弁32を閉じるタイミングを調整することで、上半側主蒸気加減弁30と遮断弁32との間の弁座後ドレン管31にける、圧力変動を抑制することができる。これによって、遮断弁32が閉じられた後であっても、弁座後ドレン管31の異常な温度上昇を抑制し、弁座後ドレン管31の破損を防止することができる。
In this way, by adjusting the timing for closing the
以上説明した実施形態によれば、蒸気タービン配管系において温度の異常な上昇を防止し、信頼性の高い蒸気タービン配管を提供することが可能となる。 According to the embodiment described above, it is possible to prevent an abnormal increase in temperature in the steam turbine piping system and to provide a highly reliable steam turbine piping.
また、上記した第1〜第5の実施の形態において、弁座後ドレン管31の一方の端部が、上半側主蒸気加減弁30に接続された一例を示しているが、この構成に限られるものではない。例えば、弁座後ドレン管31の一方の端部を、上半側主蒸気加減弁30の直下流の上半側主蒸気管11に接続した構成としてもよい。この構成の場合、例えば、図3に示す配管構成では、分岐管60の上半側主蒸気管11との接続部よりも、上半側主蒸気加減弁30側に、弁座後ドレン管31の一方の端部が接続される。
Moreover, in the above-described first to fifth embodiments, an example in which one end portion of the
なお、この構成は、下半側の弁座後ドレン管51にも適用してもよい。すなわち、弁座後ドレン管51の一方の端部を、下半側主蒸気加減弁50に接続する代りに、下半側主蒸気加減弁50の直下流の下半側主蒸気管12に接続した構成としてもよい。
This configuration may also be applied to the lower half
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
1、2、3、4、5…蒸気タービン配管、11…上半側主蒸気管、11a…エルボ管、11b…直管、12…下半側主蒸気管、20…上半側主蒸気止め弁、21…弁座前ドレン管、22、31、51…弁座後ドレン管、23、32、35、52、54…遮断弁、30…上半側主蒸気加減弁、33…拡張部、34…減衰部、40…下半側主蒸気止め弁、50…下半側主蒸気加減弁、53…下半側ドレン管、60、61、62…分岐管、63…狭窄部、200…高圧タービン、201…排気管、210…床部、220…配管、221…開口部、222…閉端、223…開端、230…ノズル。 1, 2, 3, 4, 5 ... Steam turbine piping, 11 ... Upper half side main steam pipe, 11a ... Elbow pipe, 11b ... Straight pipe, 12 ... Lower half side main steam pipe, 20 ... Upper half side main steam stop Valve, 21 ... Drain pipe before valve seat, 22, 31, 51 ... Drain pipe after valve seat, 23, 32, 35, 52, 54 ... Shut-off valve, 30 ... Upper half side main steam control valve, 33 ... Expansion part, 34 ... Damping part, 40 ... Lower half side main steam stop valve, 50 ... Lower half side main steam control valve, 53 ... Lower half side drain pipe, 60, 61, 62 ... Branch pipe, 63 ... Narrow part, 200 ... High pressure Turbine, 201 ... exhaust pipe, 210 ... floor, 220 ... piping, 221 ... opening, 222 ... closed end, 223 ... open end, 230 ... nozzle.
Claims (2)
ボイラからの蒸気を蒸気タービンに導く主蒸気管と、
前記主蒸気管に介在し前記蒸気タービンに導く蒸気の流量を調整する主蒸気加減弁と、
前記主蒸気加減弁に接続され、ドレンを外部に導くドレン管と、
前記ドレン管に介在する遮断弁と、
前記主蒸気加減弁と前記遮断弁との間の前記ドレン管内に設けられ、前記ドレン管内における共振振動を減衰させる減衰部と
を備え、
前記蒸気タービンのウォーミングが完了して前記遮断弁が閉じられた際、前記主蒸気加減弁と前記遮断弁との間が前記主蒸気加減弁からの蒸気で満たされていることを特徴とする蒸気タービン配管。 Steam turbine piping in steam turbine equipment,
A main steam pipe for directing steam from the boiler to the steam turbine;
A main steam control valve that adjusts the flow rate of the steam that is interposed in the main steam pipe and is guided to the steam turbine;
A drain pipe connected to the main steam control valve and leading the drain to the outside;
A shutoff valve interposed in the drain pipe;
A damping unit provided in the drain pipe between the main steam control valve and the shut-off valve, for damping resonance vibration in the drain pipe;
With
When the shutoff valve is closed after the warming of the steam turbine is completed, a space between the main steam control valve and the shutoff valve is filled with steam from the main steam control valve. Steam turbine piping.
ボイラからの蒸気を蒸気タービンに導く主蒸気管と、
前記主蒸気管に介在し前記蒸気タービンに導く蒸気の流量を調整する主蒸気加減弁と、
前記主蒸気加減弁に接続され、ドレンを外部に導くドレン管と、
前記ドレン管に介在する遮断弁と、
前記主蒸気加減弁と前記遮断弁との間の前記ドレン管に設けられ、前記ドレン管の断面が拡張された空間を有し、前記ドレン管内における共振振動を抑制する拡張部と
を備え、
前記蒸気タービンのウォーミングが完了して前記遮断弁が閉じられた際、前記主蒸気加減弁と前記遮断弁との間が前記主蒸気加減弁からの蒸気で満たされていることを特徴とする蒸気タービン配管。 Steam turbine piping in steam turbine equipment,
A main steam pipe for directing steam from the boiler to the steam turbine;
A main steam control valve that adjusts the flow rate of the steam that is interposed in the main steam pipe and is guided to the steam turbine;
A drain pipe connected to the main steam control valve and leading the drain to the outside;
A shutoff valve interposed in the drain pipe;
Provided in the drain pipe between the shut-off valve and the main steam control valve, it has a space in which the cross section of the drain tube is extended, and suppresses extension of the resonant vibration in said drain pipe
With
When the shutoff valve is closed after the warming of the steam turbine is completed, a space between the main steam control valve and the shutoff valve is filled with steam from the main steam control valve. Steam turbine piping.
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