JP6389148B2 - ポンプ - Google Patents

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Description

この発明は、冷温水循環等に用いることができるポンプに関する。
従来、ポンプ軸がカップリング(軸継手)を介してモータ軸に連結され、ポンプ軸の周りに設けられたシールカバー(シール押え板)とポンプ軸との間に跨がってメカニカルシールが設けられた、ポンプが知られている(例えば、特許文献1)。
メカニカルシールは、長期間にわたるポンプの運転によって、その固定環と回転環とが互いに摺動する部分等での摩耗が徐々に進むため、ポンプのメンテナンス時に交換されることがある。特許文献1のポンプにおいて、メカニカルシールを交換する際には、まず、カップリング及びモータを取り外し、シールカバー及びメカニカルシールをポンプ軸から抜き取る、としている。
特開2005−120862号公報
しかしながら、上述のようなポンプの構成では、例えばポンプの重量が数百kgあるいはそれを超える場合、メンテナンスを行う作業員がモータを取り外すのは困難あるいは不可能であり、メカニカルシールの交換作業が煩雑となるという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためにされたものであり、メカニカルシールの交換を簡単に行える、ポンプを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の要旨構成は、次の通りである。
本発明のポンプは、
流路を形成するとともに、上部が開放された、ケーシングと、
前記ケーシングより上側に配置されたモータと、
前記ケーシングと前記モータとの間に設けられ、前記ケーシングに対する前記モータの高さを保持する、フレームと、
前記フレームと一体又は別体に構成され、上下に貫通する穴部を有し、前記ケーシングの前記開放された上部を覆うように設けられた、環状カバー部と、
前記ケーシング内に収容された羽根車と、
前記環状カバー部の前記穴部よりも小径の貫通孔を有し、前記穴部を上から覆うように前記環状カバー部に取り外し可能に固定された、シールカバーと、
前記シールカバーの前記貫通孔を通り、下端部が前記羽根車の上部に取り外し可能に固定され、上端部が前記シールカバーを通すことができる隙間を空けて前記モータのモータ軸の下端部と対向する、ポンプ軸と、
前記モータ軸の前記下端部と前記ポンプ軸の前記上端部とを連結する、カップリングと、
前記シールカバーに対する下側で、前記シールカバーの前記貫通孔を区画する内周面と前記ポンプ軸との間の隙間をシールする、メカニカルシールと、
を備えたことを特徴とする。
本発明のポンプによれば、メカニカルシールの交換を簡単に行うことができる。
本発明のポンプにおいて、
前記ポンプ軸の前記下端部には、該ポンプ軸の外周側に向けて延在するフランジ部が設けられ、
前記フランジ部が、前記羽根車の上部に、上から締結部材により締結されており、
前記環状カバー部の前記穴部は、前記フランジ部を通すことができるように形成されていると、好適である。
これによれば、ポンプ軸の取り外し及び取り付け作業が簡単となり、メカニカルシールの交換をより簡単に行うことができる。
本発明のポンプにおいて、
前記モータ軸の前記下端部と前記ポンプ軸の前記上端部との間の前記隙間の間隔Lが、20〜30mmであると、好適である。
これによれば、ポンプの大型化を抑制できる。
本発明によれば、メカニカルシールの交換を簡単に行える、ポンプを提供することができる。
本発明の一実施形態のポンプを示す側面図である。 図1のポンプを示す、回転軸線を含むA−A線に沿う、一部縦断面図である。 図2のポンプからピン及びカップリングを取り外した状態を示す、一部縦断面図である。 図3のポンプからシールカバーを取り外した状態を示す、一部縦断面図である。 図4のポンプからポンプ軸を取り外した状態を示す、一部縦断面図である。 本発明の一実施形態のポンプの変形例を示す、一部縦断面図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して詳細に例示説明する。
本発明の一実施形態のポンプを、図1〜図5を参照して説明する。図1は、本実施形態のポンプ1を示す側面図であり、図2は、本実施形態のポンプ1の要部を示す、ポンプ1の回転軸線C1を含む図1のA−A線に沿う、縦断面図である。
本実施形態のポンプ1は、流路23を形成するケーシング20と、ケーシング20より上側に配置されたモータ10と、ケーシング20とモータ10との間に設けられたフレーム30と、を備えた、立形ポンプとして構成されており、例えば冷温水循環用、上水道加圧用、各種機械セット用、工業用水加圧用、一般給水用等に、好適に使用できるものである。
ポンプ1の回転軸線C1は、モータ10の下端部に位置するモータ軸11(モータ10の出力軸)の中心軸線と同じである。
本実施形態のポンプ1は、ケーシング20、モータ10、及びフレーム30に加えて、環状カバー部100と、羽根車40と、シールカバー50と、ポンプ軸60と、カップリング70と、メカニカルシール80と、を備えている。
ケーシング20は、ケーシング20が形成する流路23の両端に、吸込口20a及び吐出口20bを有している。ポンプ1の運転時に、モータ10の回転によって羽根車40が回転されると、吸込口20aから流路23内へ吸い込まれた流体(本例では、水)が、羽根車40によって昇圧され、羽根車40から出た後は渦巻き状の流路23を通ってから、吐出口20bから出る。本例のポンプ1は、インライン形のポンプとして構成されており、具体的には、吸込口20aの中心軸線C2と吐出口20bの中心軸線C3とが一致しており、吸込口20aと吐出口20bとが該中心軸線C2、C3に沿う方向において互いに反対側を向いている。これにより、ポンプ1を、まっすぐな管路の一部に簡単に取り付けることができる。
ただし、本例のポンプ1は、インライン形に構成される必要はない。すなわち、吸込口20aの中心軸線C2と吐出口20bの中心軸線C3とは一致していなくてもよく、また、吸込口20aと吐出口bとはそれぞれ任意の方向へ向いていてもよい。
ケーシング20は、内部(ひいては流路23内)に羽根車40を収容し、羽根車40に対応する上側の部分が開放されている。ケーシング20の該開放された上部を通じて、ケーシング20内の流路23が、ケーシング20の外部(より具体的には、フレーム30の内部)と連通される。ケーシング20の、羽根車40に対応する上部が開放されていることにより、ポンプ1の組み立て時において、羽根車40を、ケーシング20の開放された上部から、ケーシング20の内部に挿入可能にされている。
ケーシング20の上記開放された上部には、環状カバー部100が、上から覆うように設けられている。環状カバー部100は、回転軸線C1に沿って上下に貫通する穴部100aを有しており、ひいては、回転軸線C1の周りに環状に構成されている。後述するように、本例では、環状カバー部100は、フレーム30の下部においてフレーム30と一体に構成されており、環状カバー部100及びフレーム30が一体的に中間フレーム部材90を構成している。
本例では、羽根車40が、ケーシング20の内面及び環状カバー部100の下端部のそれぞれと、Oリング24を介して接触している。
モータ10は、フレーム30によって、ケーシング20に対して所定の高さの位置に保持されている。フレーム30は、本例では略逆コップ状に構成されており、より具体的には、環状カバー部100の上端部に連結された筒状の周壁部31と、周壁部31の上端部に連結された上壁部32とを、有している。フレーム30の上壁部32には、その上に載せられたモータ10が取り付けられているとともに、モータ10の出力軸であるモータ軸11が上下に貫通している。モータ軸11の中心軸線が、ポンプ1の回転軸線C1である。
なお、ケーシング20及びフレーム30は、それぞれ上述した機能(ケーシング20については流路23を形成する機能。フレーム30についてはケーシング20に対するモータ10の高さを保持する機能。)が実現されている限り、それぞれの構成は任意のものとすることができる。
例えば、本例では、環状カバー部100と、フレーム30とが、一体となって中間フレーム部材90を構成しており、これにより、環状カバー部100とフレーム30とを別体に構成する場合に比べて、ポンプ1の部品点数の削減ひいてはコストの削減が可能となる。しかし、環状カバー部100とフレーム30とは、それぞれ別体に構成されてもよい。
モータ軸11は、上述のように、フレーム30の上壁部32を貫通して、上壁部32よりも下側へ延びている。フレーム30の内部には、モータ軸11の下端部とポンプ軸60の上端部とが互いに上下方向に対向離間して配置されているとともに、モータ軸11の下端部とポンプ軸60の上端部とを連結するカップリング(軸継手)70が配置されている。カップリング70によって、モータ軸11の回転がポンプ軸60に伝達される。ポンプ軸60の中心軸線は、モータ軸11の中心軸線(回転軸線C1)と一致する。本例において、カップリング70とポンプ軸60の上端部とには、ピン71が水平に差し込まれている。本例では、ピン71は、平行ピンである。
フレーム30の周壁部31は、その一部が開放されてなる窓30aを有している。窓30aは、カップリング70、シールカバー50、及びポンプ軸60を通すことができるように、形成されている。
シールカバー50は、板状(本例では円板状)に形成されており、環状カバー部100の穴部100aよりも小径の、回転軸線C1に沿う貫通孔50aを有し、環状カバー部100の穴部100aを上から覆うように、環状カバー部100に、締結部材52によって取り外し可能に固定されている。なお、図2では、図上左側の締結部材52は省略して記載されている。締結部材52は、本例ではボルトである。
本例において、シールカバー50には、フレーム30の内部とケーシング20の内部(ひいては流路23)とを接続する空気孔50bが形成されており、その空気孔50bには、空気抜き用バルブ51が取り付けられている。空気抜き用バルブ51は、ポンプ1の運転開始の際に、ポンプ1の流路23内の空気を抜くために使用される。より具体的に、空気抜き用バルブ51は、ポンプ1の運転開始の際に、作業員によって開放され、その間、ポンプ1の流路23内には水が供給される。そして、空気抜き用バルブ51から水が出ることが確認できると、流路23から空気が完全に抜けたことになる。
ポンプ軸60は、シールカバー50の貫通孔50aを通っている。ケーシング20内部に位置するポンプ軸60の下端部は、羽根車40の上部に取り外し可能に固定されている。より具体的に、本例では、ポンプ軸60は、全長にわたって略同径の本体部61と、本体部61の下側に位置するポンプ軸60の下端部から、ポンプ軸60の外周側に向けて延在する、フランジ部62とを、有しており、フランジ部62が、羽根車40の上部に、上から締結部材63により締結されている。これにより、ポンプ軸60の、羽根車40からの取り外し作業や羽根車40への取り付け作業が簡単となり、ひいては、メカニカルシール80の交換作業が簡単となる。なお、図2では、図上左側の締結部材63は省略して記載されている。締結部材63は、本例ではボルトである。
なお、本例では、ポンプ1が羽根車40を1つのみ有する単段形のポンプとして構成されているが、ポンプ1は複数の羽根車40を上下段に重ねてなる多段形のポンプとして構成されてもよい。ポンプ1が多段形のポンプとして構成される場合、ポンプ軸60の下端部(より具体的に、本例ではフランジ部62)は、最上位の羽根車40の上部に固定される。
環状カバー部100の穴部100aは、ポンプ軸60のフランジ部62を通すことができるように形成されている。より具体的に、本例では、環状カバー部100の穴部100aとポンプ軸60のフランジ部62とがそれぞれ円形の平面形状を有しており、環状カバー部100の穴部100aの内径が、ポンプ軸60のフランジ部62の外径と同等以上にされている。
シールカバー50の貫通孔50aの内径は、ポンプ軸60のフランジ部62の外径よりも小さく、かつ、ポンプ軸60の本体部61の外径よりも若干大きくされている。
ポンプ軸60の上端部は、シールカバー50を通すことができる隙間を空けて、モータ10のモータ軸11の下端部と上下方向に対向している。
なお、モータ軸11の下端部とポンプ軸60の上端部との間の隙間の間隔Lは、シールカバー50を該隙間に通すことができるのに必要最低限の長さを約5mm以上超えないことが好ましく、例えば、20〜30mmであると好適である。これにより、ポンプ1の高さが無駄に高くなること、ひいてはポンプ1の大型化を、抑制できる。また、モータ軸11の上端からポンプ軸60の下端までの距離が過度に長いと、ポンプ1の回転中に軸の振れ回りが生じるおそれがある。よって、モータ軸11とポンプ軸60との間の間隔Lをなるべく狭くすることで、ポンプ1の軸の振れ回りを抑制できる。
また、同様の観点から、シールカバー50のうち、ポンプ軸60とモータ軸11との間の隙間に通すことができる部分の厚みTの最大値を、上記間隔Lから差し引いた長さが、5mm以下であると、好適である。
メカニカルシール80は、ポンプ軸60の本体部61の周りに設けられており、シールカバー50に対する下側で、シールカバー50の、貫通孔50aを区画する内周面とポンプ軸60の本体部61の外周面との間の隙間をシール(軸封)し、ケーシング20内からの水がシールカバー50の上側(ひいては、フレーム30内)へ漏れるのを抑制する。メカニカルシール80は、固定環81と回転環82とを有している。固定環81は、シールカバー50の、貫通孔50aを区画する内周面の下端部分に装着されており、ポンプ1の回転時に回転されない。回転環82は、固定環81の下側で、ポンプ軸60の本体部61の外周面に装着されており、ポンプ1の回転時にポンプ軸60と共に回転する。固定環81の下面と回転環82の上面とは互いに接触している。ポンプ1の回転時には、回転環82の上面が固定環81の下面上を摺動するとともに、ポンプ軸60の本体部61の外周面が、固定環81の内周面上を摺動する。
なお、メカニカルシール80とポンプ軸60との間に、スリーブ等の他の部材を介在させてもよいが、部品点数削減の観点から、本例のように、メカニカルシール80とポンプ軸60との間に他の部材を介在させないのが好ましい。
仮に、メカニカルシール80とポンプ軸60との間にスリーブを介在させる場合、スリーブ自体のコストアップに繋がるのに加えて、スリーブの寸法分、メカニカルシール80が大型化する点でも、コストアップに繋がる。また、その場合、スリーブと合わせてOリングも設ける必要があるが、Oリングの組み付け作業が適切でないと、水漏れの原因となったり、Oリングとスリーブとの間にゴミや異物が入る可能性がある。また、Oリングは消耗品であるため、Oリングの交換の必要がでてくる。
本例では、フレーム30と環状カバー部100とから一体的に構成される中間フレーム部材90の下端部に、フレーム30の内部とポンプ1の外部とを接続するドレン孔90aが形成されている。ドレン孔90aによって、メカニカルシール80からフレーム30内へ水が漏れ出た場合、水は、フレーム30内部に溜まらずに、ポンプ1の外部へ排出される。
本例では、上述のように、環状カバー部100の下端部に、羽根車40がOリング24を介して接触している。そして、環状カバー部100には、Oリング24に対する上側において、羽根車40の上側かつOリング24の内周側にある、メカニカルシール80に面した流路23と、羽根車40の外周側かつOリング24の外周側にある流路23とを連結する、細流路100bが、形成されている。環状カバー部100の細流路100bによれば、ポンプ1の運転中に、メカニカルシール80の周囲に水を供給して、メカニカルシール80を冷却できる。
また、本例では、羽根車40の上部に、上下に貫通する細流路40aが形成されている。羽根車40の細流路40aによれば、羽根車40の上下位置に生じる圧力差を軽減し、ひいては、該圧力差により生じる下向きのスラスト荷重を抑制できる。
つぎに、上述した構成からなるポンプ1において、メカニカルシール80を交換する際の手順を、図3〜図5を参照しながら説明する。なお、作業員は、フレーム30の窓30aからフレーム30内やケーシング20内に手や工具等を入れながら、交換作業を行う。
まず、カップリング70を固定しているボルトを取り外し、カップリング70をポンプ軸60及びモータ軸11から取り外して、フレーム30の窓30aの外へ出す。その後、ピン71をポンプ軸60から抜いて、フレーム30の窓30aの外へ出す。図3は、ポンプ1から、カップリング70及びピン71が取り外された状態を示している。
つぎに、シールカバー50を環状カバー部100に固定している締結部材52を、上側から取り外し、図4に示すように、シールカバー50を、ポンプ軸60の本体部61に沿って上側へ滑らせ、ポンプ軸60とモータ軸11との間の隙間から抜き取り、フレーム30の窓30aの外へ出す。
つぎに、ポンプ軸60のフランジ部62を羽根車40の上部に固定している締結部材63を、上側から取り外し、図5に示すように、ポンプ軸60を、羽根車40から外して、フレーム30の窓30aの外へ出す。
そして、シールカバー50に装着されたメカニカルシール80の固定環81を新品と交換し、ポンプ軸60に装着されたメカニカルシール80の回転環82を新品と交換する。
その後、上記の分解手順と逆の順番でポンプ1を組み立てることにより、交換作業が完了する。
このように、本実施形態のポンプ1によれば、メカニカルシール80の交換時に、モータ10を取り外す等の大掛かりな作業が不要であり、シールカバー50やポンプ軸60を固定する締結部材52、63を外す等の簡単な作業を行うのみで足りる。よって、仮にポンプ1が数百kgあるいはそれを超える重量のものであっても、メカニカルシール80の交換を簡単に行うことができる。
なお、本実施形態のポンプ1は、上述した例に限られず、様々な変形例が可能である。
例えば、シールカバー50及びポンプ軸60は、それぞれ環状カバー部100及び羽根車40の上部に、上側から取り外し可能に固定されていればよく、そのような取り外し可能な固定方法として、上記の例のようなボルトによる締結は必須ではない。
例えば、図6に示す変形例のように、ポンプ軸60のフランジ部62を羽根車40の上部に固定するための締結部材63は、予め一端部が羽根車40の上部に固定された植え込みボルトと、ナットとから構成されてもよい。この場合、ポンプ軸60のフランジ部62を羽根車40の上部に固定する際には、植え込みボルトをポンプ軸60のフランジ部62に貫通させ、上側からナットを植え込みボルトの周りで締め付ける。なお、図示は省略するが、同様にして、シールカバー50を環状カバー部100に固定するための締結部材52も、予め一端部が環状カバー部100の上部に固定された植え込みボルトと、ナットとから構成されてもよい。
あるいは、例えば、ポンプ軸60の下端部にフランジ部62を設けずに、ポンプ軸60の下端部の外周面にネジ(雄ネジ)を形成するとともに、羽根車40の上部に凹部を形成し、その凹部の内周面にネジ(雌ネジ)を形成しておき、ポンプ軸60を、羽根車40にネジ止めすることによって取り外し可能に固定してもよい。
なお、本発明のポンプには、水以外の液体(例えば海水や油等)や気体も使用することができる。
本発明のポンプは、例えば冷温水循環用、上水道加圧用、各種機械セット用、工業用水加圧用、一般給水用等に、好適に使用できる。
1 ポンプ
10 モータ
11 モータ軸
20 ケーシング
20a 吸込口
20b 吐出口
23 流路
24 Oリング
30 フレーム
30a 窓
31 フレームの周壁部
32 フレームの上壁部
40 羽根車
40a 羽根車の細流路
50 シールカバー
50a 貫通孔
50b 空気孔
51 空気抜き用バルブ
52、63 締結部材
60 ポンプ軸
61 ポンプ軸の本体部
62 ポンプ軸のフランジ部
70 カップリング
71 ピン
80 メカニカルシール
81 固定環
82 回転環
90 中間フレーム部材
90a ドレン孔
100 環状カバー部
100a 環状カバー部の穴部
100b 環状カバー部の細流路
C1 回転軸線
C2 吸込口の中心軸線
C3 吐出口の中心軸線

Claims (3)

  1. 流路を形成するとともに、上部が開放された、ケーシングと、
    前記ケーシングより上側に配置されたモータと、
    前記ケーシングと前記モータとの間に設けられ、前記ケーシングに対する前記モータの高さを保持する、フレームと、
    前記フレームと一体又は別体に構成され、上下に貫通する穴部を有し、前記ケーシングの前記開放された上部を覆うように設けられた、環状カバー部と、
    前記ケーシング内に収容された羽根車と、
    前記環状カバー部の前記穴部よりも小径の貫通孔を有し、前記穴部を上から覆うように前記環状カバー部に取り外し可能に固定された、シールカバーと、
    前記シールカバーの前記貫通孔を通り、下端部が前記羽根車の上部に取り外し可能に固定され、上端部が、前記シールカバーを通すことができる隙間を空けて前記モータのモータ軸の下端部と対向する、ポンプ軸と、
    前記モータ軸の前記下端部と前記ポンプ軸の前記上端部とを連結する、カップリングと、
    前記シールカバーに対する下側で、前記シールカバーの前記貫通孔を区画する内周面と前記ポンプ軸との間の隙間をシールする、メカニカルシールと、
    を備え
    前記メカニカルシールは、
    前記シールカバーの前記貫通孔を区画する内周面の下端部分に装着された固定環と、
    前記固定環の下側で、前記ポンプ軸の外周面に装着された回転環と、
    を有し、
    前記モータ軸の前記下端部と前記ポンプ軸の前記上端部との間の前記隙間の間隔Lから、前記シールカバーのうち前記隙間に通すことができる部分の厚みTの最大値を差し引いた長さが、5mm以下であることを特徴とする、ポンプ。
  2. 前記ポンプ軸の前記下端部には、該ポンプ軸の外周側に向けて延在するフランジ部が設けられ、
    前記フランジ部が、前記羽根車の上部に、上から締結部材により締結されており、
    前記環状カバー部の前記穴部は、前記フランジ部を通すことができるように形成されている、請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記モータ軸の前記下端部と前記ポンプ軸の前記上端部との間の前記隙間の間隔Lが、20〜30mmである、請求項1又は2に記載のポンプ。
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