JP6388269B1 - おりんによる情報伝達システム - Google Patents
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Abstract
Description
これでは、高齢者にとっては、いつも監視されているといった不快感が生じる課題がある。
特許文献2には、信仰心が厚いとされるお年寄りのために、仏壇あるいは祭壇の近辺に情報端末を設置し、お寺の住職や神社の神官らとをインターネット回線を通してつなぐ技術が提案されている。
しかし、お年寄りが情報端末を操作するのは不慣れな場合が多く、実用的ではない。
そこで、おりんと、前記おりんの操作を検知する手段及び通信手段を備え、前記通信手段にておりんの操作を検知した情報を送信することを特徴とする。
この場合に、おりんが複数のおりんで構成されており、それぞれのおりんを区別しておりんが操作されたことを検知することができるのがよい。
この場合に、おりんの鳴る音の周波数の解析手段を設けて、誤作動を防止してもよい。
また、おりんと、前記おりんを操作する手段及び通信手段を備え、前記通信手段にておりんを操作することを特徴とする。
この場合も、前記おりんが複数のおりんで構成されており、前記それぞれのおりんを連動させて相互に制御することができるのがよい。
具体的には、複数のおりんで構成され、第1のおりんと、前記第1のおりんの操作を検知する手段及び前記第1のおりんを操作する手段と、他の第2のおりんと、前記第2のおりんの操作を検知する手段及び前記第2のおりんを操作する手段とを備え、前記第1のおりんと他の第2のおりんとは通信手段にて相互に接続されていることを特徴とする。
これにより、第1のおりんを操作すると、第2のおりんにそれが送信され、また第2のおりんを操作することで、第1のおりんに情報を伝達することができる。
また、第1のおりんと第2のおりんとの関係は、必ずしも見守り用ではなく、相互に情報伝達する者同士の関係であってもよく、対象に限定はない。
第2のおりんは、第1のおりんとの操作者が相違する意味であって、複数のおりんが相互にネットワークにて接続されていてもよい。
これに対して、受信側のおりんの操作は、電気信号を受けて打りんする電子打りん装置等になる。
本発明において、おりんの操作を検知する手段は、例えばおりんを鳴らす音や、その動作そのものを電気信号に変換するセンサー等をいう。
これらの電気信号は、インターネット等を経由して、クラウド上のサーバーと直接通信するものや、携帯電話等の基地局を介してサーバーと通信接続してもよい。
費用を抑え、より多くのおりんとの接続が容易な点では、Wi−Fi,Bluetooth(登録商標),920MHz帯無線,ZigBee等のIoTゲートウェイを介するのが好ましい。
また、さらにルーターを用いてネットワークを構築してもよい。
なお、比較的狭いエリアにおいては、IoTゲートウェイ間での相互通信も可能である。
また、無線通信によるネットワークに限定するものでもない。
ここで、遠隔操作手段とは、モバイル通信端末やウエアラブル通信端末が好ましく、いわゆるスマートフォンやタブレット端末、スマートウォッチが例として挙げられる。
通信端末には、各種アプリケーションソフト(アプリ)を組み込むことができる。
例えば、第1のおりんの操作状況をアプリを介して閲覧することができる。
また、アプリを操作することで、第2のおりんから第1のおりんに情報を流すこともできる。
例えば、アプリとして第2のおりんを鳴らす時間を設定したり、おりんの鳴らす回数やその強さを組み合せて、各水準を定めることで、各水準の有する情報内容と対応させることもできる。
例えば、第1のおりんを1回鳴らすと、健康である。
2回鳴らすと、外出する。
3回鳴らすと、支援者に応援を依頼する。
また、一定の時間操作ボタンを長く押し続けると、めざまし時計として作用し、所定の時間経過後に第1のおりんが自動的に鳴る。
このように、各種情報と組み合せることができ、この情報を第1のおりんと第2のおりんとで相互に情報伝達することもできる。
また、通常よりも強くなったり弱くなったりする場合に、その変化をデータとしてとらえ、解析することで、異常の有無を検知することができる。
また、第1のおりんと第2のおりんが、対又はグループの情報を有し、その他の対又はグループのおりんとは独立して相互通信を行うこともできる。
このようにすると、音を出せない人や音を出せない状態でも情報伝達できる。
図1は、第1のおりん1Aと第2のおりん1Bと、2つのおりんをネットワークにて接続した例を示すが、おりんの数に制限がなく、多くのおりんをネットワークを介して接続することができる。
図1に示したおりんの形状は、お椀を逆さにしたような例を示すが、上部が開口したお椀型のおりん等、おりんそのものには制限がない。
図1(a)に示すように、例えば高齢者側の第1のおりん1Aは、おりんを叩くりん棒2を備える。
制御部3は、おりんを打りんするための電子打りん装置4と、おりんが鳴ったことを検知するセンサー6、基地局11やゲートウェイ12との送受信機5を備えている。
制御部3は、図1に示すようにおりんの外側でも、図2に示すようにおりんの内部に設けてもよい。
このおりんは、ベース部1bの上にりん本体部1aを有している。
ネットワークの構築方法としては、図3(a)に示すように基地局11を介してサーバー、あるいはクラウド上のサーバーとネットワークを形成してもよく、図4に示すように各種無線方式のゲートウェイ12を介して、ネットワークを構築してもよい。
図3(b)は、それらを組み合せた例を示す。
また、逆に第2のおりん1Bを打ち鳴らすと、第1のおりん1Aが鳴るようになっており、おりんを介して相互に情報伝達が可能である。
また、ネットワークは、例えばスマートフォン,タブレット等の通信端末13とつながっている。
これにより、第1のおりん1Aの操作状況をアプリを介して知ることができ、第2のおりん1Bの打りん操作も可能である。
1B 第2のおりん
2 りん棒
3 制御部
4 電子打りん装置
5 送受信機
6 センサー
11 基地局
12 ゲートウェイ
13 通信端末
Claims (3)
- 複数のおりんで構成された情報伝達システムであって、
前記複数のおりんはそれぞれ他のおりんと区別された操作手段又は/及び検知手段を有し、
前記複数のおりんは通信手段を介して、相互に情報伝達が可能であることを特徴とする情報伝達システム。 - 前記複数のおりんは、第1のおりんと第2のおりんを有し、
第1のおりんを操作すると第2のおりんがそれを検知できるものであることを特徴とする請求項1記載の情報伝達システム。 - 前記複数のおりんのうち、少なくとも1つ以上を遠隔操作できる遠隔操作手段を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の情報伝達システム。
Priority Applications (1)
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JP2017235029A JP6388269B1 (ja) | 2017-12-07 | 2017-12-07 | おりんによる情報伝達システム |
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JP2017221428A Division JP7004295B2 (ja) | 2017-11-17 | 2017-11-17 | おりんによる情報伝達システム |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=63518796
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JP2017235029A Active JP6388269B1 (ja) | 2017-12-07 | 2017-12-07 | おりんによる情報伝達システム |
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Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPH09130502A (ja) * | 1995-11-06 | 1997-05-16 | Matsuhiro Ito | りん台オートコール装置 |
JP2005196812A (ja) * | 2005-03-29 | 2005-07-21 | Masaichi Yano | 生活見守りシステムおよび方法 |
JP2015173857A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 株式会社東芝 | 電子機器及び情報処理方法 |
JP2015176058A (ja) * | 2014-03-17 | 2015-10-05 | 株式会社東芝 | 電子機器、方法及びプログラム |
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JPH09130502A (ja) * | 1995-11-06 | 1997-05-16 | Matsuhiro Ito | りん台オートコール装置 |
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