JP6386218B2 - robot - Google Patents
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Description
開示の実施形態は、ロボットに関する。 The disclosed embodiments relate to a robot.
従来、ロボットアームと、ロボットアームにおける先端側の手首部に取り付けられるエンドエフェクタ(例えば、スポット溶接用ガンなど)とを備え、エンドエフェクタで所定の作業を行うロボットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, a robot that includes a robot arm and an end effector (for example, a spot welding gun) attached to a wrist on the distal end side of the robot arm and performs a predetermined operation with the end effector has been proposed (for example, a patent) Reference 1).
このようなロボットにおいて、ロボットアームには、例えば、エンドエフェクタへ電力等を供給するケーブルがロボットアームに沿って艤装される。一方、エンドエフェクタには、ロボット側のケーブルから電力等が入力されるケーブルが設けられる。 In such a robot, for example, a cable for supplying electric power or the like to the end effector is equipped on the robot arm along the robot arm. On the other hand, the end effector is provided with a cable to which electric power or the like is input from a cable on the robot side.
しかしながら、ロボットが稼働する際に艤装されたケーブルに過度なストレスがかかることが考えられ、メンテナンス性に改善の余地がある。 However, it is conceivable that excessive stress is applied to the cable installed when the robot is operated, and there is room for improvement in maintainability.
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、艤装ケーブルのメンテナンス性を向上することができるロボットを提供することを目的とする。 One aspect of the embodiment, which has been made in view of the above, and an object thereof is to provide a robot capable of improving the maintainability of the outfitting cable.
実施形態に係るロボットは、ロボットアームと、取付部と、エンドエフェクタと、エンドエフェクタ側ケーブルと、ロボット側ケーブルとを備える。取付部は、前記ロボットアームの先端に設けられる。エンドエフェクタは、前記取付部に取り付けられる。エンドエフェクタ側ケーブルは、前記エンドエフェクタから延伸する。ロボット側ケーブルは、前記ロボットアームに沿って艤装され、前記取付部よりも前記エンドエフェクタ側で、前記エンドエフェクタ側ケーブルと端子接続される。 The robot according to the embodiment includes a robot arm, a mounting portion, an end effector, an end effector side cable, and a robot side cable. The mounting portion is provided at the tip of the robot arm. The end effector is attached to the attachment portion. The end effector side cable extends from the end effector. The robot side cable is fitted along the robot arm, and is terminal-connected to the end effector side cable on the end effector side of the mounting portion.
実施形態の一態様によれば、艤装ケーブルのメンテナンス性を向上することができる。 According to one aspect of the embodiment, the maintainability of the outfitted cable can be improved.
以下、添付図面を参照して、本願の開示するロボットの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。 Hereinafter, with reference to the accompanying drawings, an embodiment of a robot disclosed in the present application in detail. In addition, this invention is not limited by embodiment shown below.
図1は、実施形態に係るロボットを示す模式全体図である。ロボット1は、図1に示すように、複数のリンクと、各リンクを接続する複数の回転軸(関節軸)Ja〜Jfとを有する多関節型ロボットである。 FIG. 1 is a schematic overall view showing a robot according to an embodiment. As shown in FIG. 1, the robot 1 is an articulated robot having a plurality of links and a plurality of rotation axes (joint axes) Ja to Jf that connect the links.
詳説すると、ロボット1は、ロボットアーム2と、ロボットアーム2の先端に連結部16を介して設けられる取付部33と、取付部33に取り付けられるエンドエフェクタ3とを備える。ロボットアーム2は、リンクとして、ベース10と、旋回部11と、第1アーム12と、第2アーム13と、第3アーム14、第4アーム15とを備える。旋回部11と、第1アーム12と、第2アーム13と、第3アーム14、および第4アーム15は、互いに回転可能に接続される。
More specifically, the robot 1 includes a
具体的には、旋回部11は、ベース10に対して回転軸Ja回りに回転可能に接続され、第1アーム12は、旋回部11に対し、回転軸Jaと垂直な回転軸Jb回りに回転可能に接続される。また、第2アーム13は、第1アーム12に対して回転軸Jbと平行な回転軸Jc回りに回転可能に接続され、第3アーム14は、第2アーム13に対し、回転軸Jcと垂直な回転軸Jd回りに回転可能に接続される。
Specifically, the
第4アーム15は、第3アーム14に対し、回転軸Jdと垂直な回転軸Je回りに回転可能に接続され、取付部33は、第4アーム15に対し、回転軸Jeと垂直な回転軸Jf回りに回転可能に接続される。
The
なお、上記した「垂直」「平行」などの語句は、必ずしも数学的に厳密な精度を必要とするものではなく実質的な公差や誤差などについては許容されるものである。また、この明細書において「垂直」なる語句は、2つの直線(例えば回転軸)が同一平面上で直角に交わることのみを意味するものではなく、2つの直線の関係がねじれの位置である場合も含めるものとする。 It should be noted that the terms such as “vertical” and “parallel” do not necessarily require mathematically precise accuracy, but are allowed for substantial tolerances and errors. Further, in this specification, the phrase “vertical” does not only mean that two straight lines (for example, the rotation axis) intersect at right angles on the same plane, but the relationship between the two straight lines is the position of twist. Shall also be included.
ロボット1はさらに、上記した旋回部11、第1アーム12、第2アーム13、第3アーム14、第4アーム15、取付部33を回転駆動するアクチュエータMa〜Mf(図示略)を備える。各アクチュエータMa〜Mfは、具体的には例えばサーボモータである。
The robot 1 further includes actuators Ma to Mf (not shown) that rotationally drive the
なお、上記のアクチュエータMa〜Mfをサーボモータとしたが、それに限られるものではなく、例えば油圧モータなど他の種類のモータであってもよい。また、以下においては、アクチュエータを「モータ」と表現する。 The actuators Ma to Mf are servo motors. However, the present invention is not limited thereto, and may be other types of motors such as a hydraulic motor. In the following, the actuator is expressed as “motor”.
各モータMa〜Mfについて説明すると、モータMaは、旋回部11に接続されて旋回部11を回転駆動する。モータMbは、第1アーム12に接続されて第1アーム12を回転駆動し、またモータMcは、第2アーム13に接続されて第2アーム13を回転駆動する。
The motors Ma to Mf will be described. The motor Ma is connected to the turning
モータMdは、第3アーム14に接続されて第3アーム14を回転駆動し、モータMeは、第4アーム15に接続されて第4アーム15を回転駆動する。同様に、モータMfは、取付部33に接続され、取付部33を回転駆動する。上記したモータMa〜Mfには、図示しない制御装置から動作指令を示す信号が入力され、その信号に基づいて動作が制御される。
The motor Md is connected to the
また、エンドエフェクタ3は、例えばスポット溶接ガンである。かかるエンドエフェクタ3は、取付部33に取り付けられている。取付部33については、図2を参照して後述する。
The
なお、エンドエフェクタ3は、スポット溶接ガンに限定されるものではない。例えば、エンドエフェクタ3は、溶接用のトーチなどであってもよく、ロボット1が、ワークの搬送作業など他の作業を行う場合、例えばワークを把持または吸着するロボットハンドであってもよい。
The
上記のように構成されたロボット1は、モータMa〜Mfなどの動作が制御装置によって制御されることで、エンドエフェクタ3の位置や角度などを適宜に変更しつつ、所定の作業、例えば図示しないワークに対して溶接作業などを実行する。
In the robot 1 configured as described above, the operations of the motors Ma to Mf and the like are controlled by the control device, so that the position and the angle of the
このように、ロボット1は、仕様に応じて、具体的には作業内容や用途に応じて、複数種類の中から一つのエンドエフェクタ3を選択して、取り付けることができるように構成される。なお、ここでは、上記したように、エンドエフェクタ3としてスポット溶接用ガンを備えるものとする。
As described above, the robot 1 is configured to be able to select and attach one
また、ロボット1には、ロボット1側からエンドエフェクタ3へ電力を供給する電源ケーブルや、制御信号を供給するケーブルなどといった複数本のケーブルを内包する複数に分割可能なロボット側ケーブル41〜46がロボットアーム2に沿って艤装される。
Also, the robot 1 has
なお、ロボット側ケーブル41〜46は、エンドエフェクタ3の種類に応じて、電源ケーブル、エアホース、冷却水ホースを内包するコンジットケーブルが選択されて配設されるものとする。なお、電源ケーブルはエンドエフェクタ3への電源供給用のケーブルであり、エアホースはエンドエフェクタ3を駆動させるエアを供給するためのホース、冷却水ホースはエンドエフェクタ3で用いられる冷却水を供給するためのホースである。
In addition, according to the kind of
また、図1では、ロボット側ケーブル41〜46が3本のケーブルを内包する場合を示しているが、ロボット側ケーブル41〜46が内包するケーブルの本数は、例えば2本以下、または4本以上であってもよい。また、ケーブル・ホースの種類も上記に限定されるものではない。
1 shows a case where the
複数のロボット側ケーブル41〜46同士は、コネクタ5によって互いに接続される。そして、ロボット側ケーブル41〜46は、第1〜第3アーム12〜14の側面における複数の箇所で固定具6によって適宜固定される。
The plurality of
なお、図1においては、ロボット側ケーブル41〜46をロボットアーム2の外側に露出するようにして配設した例を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えばロボット側ケーブル41〜46の一部あるいは全部が、ロボットアーム2の内部を通るようにして露出しないような構成としてもよい。
1 shows an example in which the robot-
このように、ロボット1には、複数に分割可能なロボット側ケーブル41〜46がロボットアーム2に沿って艤装される。これにより、ロボット1は、例えばケーブルが部分的に損傷した場合に、破損した部分を選択的に交換することが可能であるため、ケーブルのメンテナンス性を向上させることができる。
Thus, the robot 1 is equipped with the robot-
また、ロボット側ケーブル41〜46は、長尺状に形成され、軸線方向に並ぶように複数に分割可能に構成される。そして、ロボット側ケーブル41〜46は、ロボットアーム2の駆動回数が比較的多い部位で分割される。
Moreover, the
具体的には、ロボット側ケーブル41〜46は、ベース10付近で第1のロボット側ケーブル41と第2のロボット側ケーブル42とに分割される。第1のロボット側ケーブル41は、一端に図示しない電源装置やエア供給装置、冷却水供給装置などが接続される。
Specifically, the
また、ロボット側ケーブル41〜46は、旋回部11付近で第2のロボット側ケーブル42と第3のロボット側ケーブル43とに分割され、第2アーム13付近で第3のロボット側ケーブル43と第4のロボット側ケーブル44とに分割される。
The
また、ロボット側ケーブル41〜46は、第2アーム13と第3アーム14との接続部分付近で、第4のロボット側ケーブル44と第5のロボット側ケーブル45とに分割される。さらに、ロボット側ケーブル41〜46は、第3アーム14と第4アーム15との接続部分付近で、第5のロボット側ケーブル45と第6のロボット側ケーブル46とに分割される。
Further, the
なお、上記では、ロボット側ケーブル41〜46が、第1〜第6のロボット側ケーブル41〜46の6本に分割されるように構成したが、これに限定されるものではなく、例えば2〜5本、あるいは7本以上に分割されるようにしてもよい。分割するロボット側ケーブル41〜46の本数を増加させることにより、交換するケーブルの長さも短くすることが可能となるので、メンテナンス費用を低減することができる。
In the above description, the robot-
このように、ロボット側ケーブル41〜46を、ロボットアーム2において駆動回数が比較的多く、その分だけ損傷する可能性が高くなる部位で、複数に分割可能に構成し、コネクタ5を介して連結するようにした。これにより、ロボット側ケーブル41〜46のうち、破損した部位を選択的に交換することができるので、ロボット側ケーブル41〜46のメンテナンス性をより一層向上させることができる。
As described above, the
一方、エンドエフェクタ3からは、エンドエフェクタ側ケーブル9が延伸している。エンドエフェクタ側ケーブル9は、ロボット側ケーブル41〜46と同様、電源ケーブルや、制御信号を供給するケーブルなどといった複数本のケーブルを内包する。
On the other hand, an end effector side cable 9 extends from the
かかるエンドエフェクタ側ケーブル9と、第6のロボット側ケーブル46とは、取付部33よりもエンドエフェクタ3側で端子接続される。これにより、エンドエフェクタ側ケーブル9、および、第6のロボット側ケーブル46のメンテナンス性を向上させることができる。
The end effector side cable 9 and the sixth
具体的には、ロボットアーム2における第3アーム14よりも先端に設けられる第4アーム15や取付部33は、ロボット1のなかでも他の部位に比べて駆動回数が多い部位である。このため、ロボットアーム2で第3アーム14よりも先端側に艤装されるエンドエフェクタ側ケーブル9や第6のロボット側ケーブル46は、頻繁に屈曲することとなり第1〜第5のロボット側ケーブル41〜45よりもストレスがかかる頻度が高い。
Specifically, the
また、例えば、スポット溶接ガンに電力を供給する電源ケーブルは、他のケーブルに比べて重量が大きいことから、電源ケーブルを内包するエンドエフェクタ側ケーブル9や第6のロボット側ケーブル46は、それ自体の重量によっても比較的大きなストレスがかかる。しかも、エンドエフェクタ側ケーブル9は、エンドエフェクタ3の内部でエンドエフェクタ3に接続されているため、破損した場合の交換作業が煩雑である。
In addition, for example, the power cable for supplying power to the spot welding gun is heavier than the other cables, so the end effector side cable 9 and the sixth
そこで、ロボット1では、エンドエフェクタ側ケーブル9と、第6のロボット側ケーブル46とを、取付部33よりもエンドエフェクタ3側で端子接続する構成とした。これにより、ロボット1では、第4アーム15を回転軸Je周りに揺動させたり、取付部33を回転軸Jf周りに回転させたりする場合に、主として第6のロボット側ケーブル46が湾曲し、エンドエフェクタ側ケーブル9の湾曲を抑制することができる。
Therefore, the robot 1 is configured such that the end effector side cable 9 and the sixth
したがって、ロボット1によれば、エンドエフェクタ側ケーブル9の損傷を抑制することで、面倒な作業が必要なエンドエフェクタ側ケーブル9の交換回数を低減することができるので、メンテナンス性を向上させることができる。 Therefore, according to the robot 1, by suppressing the damage of the end effector side cable 9, it is possible to reduce the number of exchanges of the end effector side cable 9 that requires troublesome work, so that the maintainability can be improved. it can.
また、エンドエフェクタ側ケーブル9と、第6のロボット側ケーブル46とを、例えば、コネクタによって接続した場合、コネクタの重量がエンドエフェクタ側ケーブル9および第6のロボット側ケーブル46にストレスとなってかかる。
Further, when the end effector side cable 9 and the sixth
そこで、ロボット1では、エンドエフェクタ側ケーブル9と、第6のロボット側ケーブル46とを端子接続する構成とした。これにより、エンドエフェクタ側ケーブル9と第6のロボット側ケーブル46との接続部の重量を、コネクタによって接続する場合よりも軽量化することができる。
Therefore, the robot 1 is configured to terminal-connect the end effector side cable 9 and the sixth
したがって、ロボット1によれば、エンドエフェクタ側ケーブル9および第6のロボット側ケーブル46へかかるストレスが軽減されるので、エンドエフェクタ側ケーブル9および第6のロボット側ケーブル46の破損に伴う交換作業回数を低減することができる。
Therefore, according to the robot 1, since the stress applied to the end effector side cable 9 and the sixth
また、ロボット1では、エンドエフェクタ側ケーブル9と、第6のロボット側ケーブル46とがコネクタを用いることなく端子接続されるので、端子接続された接続部がロボット1の他の部位に衝突しても、衝突された部位が破損することを抑制することができる。
In the robot 1, since the end effector side cable 9 and the sixth
次に、図2を参照して、第6のロボット側ケーブル46の取り回し、および、取付部33の構成について、さらに具体的に説明する。図2は、実施形態に係るエンドエフェクタ3とロボットアーム2との連結部分を示す上面模式図である。
Next, with reference to FIG. 2, the handling of the sixth robot-
図2に示すように、エンドエフェクタ3は、取付部33に取り付けられている。取付部33は連結部16を介して第4アーム15に連結されている。取付部33は、それぞれ略直角に屈曲された前壁34と、後壁35と、右壁36とを有している。前壁34と、後壁35と、右壁36はそれぞれ応力を伝達するように一体となって形成されている。
As shown in FIG. 2, the
右壁36は、ロボットアーム2における先端のアームである第4アーム15の延伸方向(図2における回転軸Jf)を横切る方向に貫通される孔部36aを備える。第6のロボット側ケーブル46は、孔36aに挿通される。かかる取付部33は、前壁34がエンドエフェクタ3の背面に取り付けられる。
The
そして、第6のロボット側ケーブル46は、ロボットアーム2における先端のアームである第4アーム15の延伸方向(図2における回転軸Jf)を横切るように艤装される。具体的には、上面視において、第4アーム15の左側から、取付部33における右壁36の孔36aを経由し、エンドエフェクタ3の右側へ引き出されて、取付部33よりもエンドエフェクタ3側でエンドエフェクタ側ケーブル9と端子接続される。なお、第6のロボット側ケーブル46は、孔部36aから引き出された部位が固定具6によって取付部33に固定される。
Then, the sixth robot-
エンドエフェクタ側ケーブル9と、第6のロボット側ケーブル46との端子接続部分は、内包される各ケーブルが常温収縮チューブ81によって被覆される。かかる点については、図4A〜図4Cを参照して後述する。
In the terminal connection portion between the end effector side cable 9 and the sixth
このように、第6のロボット側ケーブル46は、取付部33における右壁36の孔36aに挿通されるので、自重の一部を取付部33に預けることができる。これにより、第6のロボット側ケーブル46にかかる自重を低減することができるので、自重による第6のロボット側ケーブル46の破損を抑制することが可能となる。
Thus, since the sixth
なお、ここでは、第6のロボット側ケーブル46が取付部33における右壁36の孔36aに挿通される場合について説明したが、取付部33を設けない場合、第6のロボット側ケーブル46は、第4アーム15上、第3アーム14上のいずれかを横切るように艤装されてもよい。
Here, the case where the sixth robot-
このように、第6のロボット側ケーブル46を艤装しても、第6のロボット側ケーブル46にかかる自重を低減することができるので、自重による第6のロボット側ケーブル46の破損を抑制することが可能となる。
Thus, even if the sixth robot-
また、第6のロボット側ケーブル46は、エンドエフェクタ3を回転軸Jf周りに回転させる場合に、取付部33に巻回される。このとき、取付部33は、前壁34および後壁35によって、第6のロボット側ケーブル46の巻回方向を規制するガイドとして機能する。
The sixth robot-
具体的には、前壁34は、第6のロボット側ケーブル46が取付部33からエンドエフェクタ3側へ暴れ出ることを規制する。一方、後壁35は、第6のロボット側ケーブル46が取付部33からロボットアーム2側へ暴れ出ることを規制する。これにより、エンドエフェクタ3を回転軸Jf周りに回転させる場合に、取付部33に巻回される第6のロボット側ケーブル46の暴れによる破損を抑制することができる。
Specifically, the
このように、ロボット1では、第6のロボット側ケーブル46の自重による破損や、エンドエフェクタ3の回転時における第6のロボット側ケーブル46の暴れによる破損を抑制することができる。したがって、ロボット1によれば、第6のロボット側ケーブル46の破損に伴う交換作業回数を低減することによって、メンテナンス性を向上させることができる。
As described above, in the robot 1, it is possible to suppress damage due to the weight of the sixth
次に、図3A〜図4Cを参照して、第6のロボット側ケーブル46とエンドエフェクタ側ケーブル9の端子接続方法について説明する。図3A〜図4Cは、実施形態に係る端子接続方法を示す説明図である。
Next, with reference to FIGS. 3A to 4C, a terminal connection method for the sixth robot-
なお、第6のロボット側ケーブル46およびエンドエフェクタ側ケーブル9に内包される各ケーブルは、同様の方法によって端子接続される。このため、ここでは、第6のロボット側ケーブル46およびエンドエフェクタ側ケーブル9に内包される電源ケーブルの端子接続方法について説明し、他のケーブルについては端子接続方法の説明を省略する。
The cables included in the sixth robot-
図3Aに示すように、エンドエフェクタ側ケーブル9の電源ケーブル9aの端部には、圧着端子9bが設けられる。また、第6のロボット側ケーブル46の電源ケーブル4aの端部にも同様に圧着端子4bが設けられる。
As shown in FIG. 3A, a
ここでは、圧着端子4b、9bとして、丸形(R端子、リングターミナル)を用いているが、圧着端子4b、9bは、丸形に限定されるものではない。つまり、圧着端子4b、9bとしては、例えば、先開形(Y端子)、直管形、拡管形などといった任意の形状のものを用いてもよい。
Here, although round shape (R terminal, ring terminal) is used as the
なお、2本の電源ケーブル9a、4aを端子接続する場合には、予め2本の電源ケーブル9a、4aのうちのいずれか1本を、後述の常温収縮チューブ81(図4A参照)に挿通させておく。
When two
続いて、図3Bに示すように、2本の電源ケーブル9a、4aの圧着端子9b、4b同士を重合させて、圧着端子9b、4bの丸孔同士の位置を合わせる。その後、図3Cに示すように、圧着端子9b、4bの丸孔にネジ71を挿通させ、ナット72とネジ71とを螺合させて、2本の電源ケーブル9a、4aを端子接続する。
Subsequently, as shown in FIG. 3B, the
続いて、図4Aに示すように、常温収縮チューブ81を電源ケーブル9a、4aの端子接続部まで移動させる。このとき、端子接続された圧着端子9b、4bが常温収縮チューブ81によって覆い隠される位置まで、常温収縮チューブ81を移動させる。
Subsequently, as shown in FIG. 4A, the
かかる常温収縮チューブ81は、例えば、ゴムを含む絶縁性の材料によって形成されており、予め径が拡張された状態で、内部に筒状のコア82が挿嵌されている。コア82は、例えば、樹脂製の細長片83が螺旋状に巻回されて形成され、径が電源ケーブル9a、4aの径よりも大きな筒である。コア82を構成する細長片83は、コア82の一端から他端へ向けて螺旋状に巻回されてコア82を形成し、端部がコア82の内部を通してコア82の一端側から引き出される。
The room
続いて、図4Bに示すように、コア82の一端側から引き出された細長片83を引っ張ると、コア82の他端側から細長片83がほどけていき、常温収縮チューブ81の細長片83がほどけた部位81aが順次収縮する。
Subsequently, as shown in FIG. 4B, when the
その後、細長片83を完全にほどいて常温収縮チューブ81の内部から取り除く。これにより、図4Cに示すように、常温収縮チューブ81全体が収縮して、電源ケーブル9a、4aの端子接続部が常温収縮チューブ81によって被覆される。
Thereafter, the
こうして、電源ケーブル9a、4aの端子接続部は、絶縁性の常温収縮チューブ81によって被覆されるので、安全性が向上する。また、上記した端子接続方法によれば、ロボット1の仕様変更などに伴ってケーブルの交換が必要になる場合、新たに使用されるケーブルの先端部を圧着端子9b、4bへ変更するだけで、容易に使用の変更に対応することができる。
Thus, since the terminal connection portions of the
また、上記した端子接続方法によれば、細長片83を常温収縮チューブ81から引き抜くだけで、特殊な工具を使用することなく、常温収縮チューブ81によって電源ケーブル9a、4aの端子接続部を被覆することができるので、メンテナンス性が向上する。
Further, according to the terminal connection method described above, the terminal connection portions of the
さらに、常温収縮チューブ81によって被覆された電源ケーブル9a、4aの端子接続部は、図4Cに示すように、径が電源ケーブル9a、4aの径と略同一である。したがって、上記した端子接続方法によって接続された電源ケーブル9a、4aは、端子接続部がケーブル捌きの邪魔になることを抑制することができる。
Furthermore, as shown in FIG. 4C, the terminal connection portions of the
しかも、上記した端子接続方法によって接続された電源ケーブル9a、4aの端子接続部は、例えば、コネクタによって接続される接続部よりも軽量である。したがって、端子接続部がエンドエフェクタ側ケーブル9および第6のロボット側ケーブル46にストレスとなってかかることを抑制することができる。
And the terminal connection part of the
次に、図5を参照して、実施形態に係るロボット1の製造方法について説明する。図5は、実施形態に係るロボット1の製造工程を示すフローチャートである。図5に示すように、ロボット1を製造する工程では、まず、ロボットアーム2の先端に設けられる取付部33にエンドエフェクタ3を取り付ける(ステップS101)。
Next, a method for manufacturing the robot 1 according to the embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 5 is a flowchart showing manufacturing steps of the robot 1 according to the embodiment. As shown in FIG. 5, in the process of manufacturing the robot 1, first, the
続いて、ロボットアーム2に沿って、ロボット側ケーブル41〜46を艤装する(ステップS102)。その後、ロボット側ケーブル41〜46とエンドエフェクタ側ケーブル9とを取付部33よりもエンドエフェクタ3側で端子接続する(ステップS103)。最後に、端子接続部を常温収縮チューブ81によって被覆し(ステップS104)、これにより、ロボット1が完成する。
Subsequently, the
上述したように、実施形態に係るロボット1は、ロボットアーム2と、取付部33と、エンドエフェクタ3と、エンドエフェクタ側ケーブル9と、ロボット側ケーブル41〜46とを備える。
As described above, the robot 1 according to the embodiment includes the
取付部33は、ロボットアーム2の先端に設けられる。エンドエフェクタ3は、取付部33に取り付けられる。エンドエフェクタ側ケーブル9は、エンドエフェクタ3から延伸する。ロボット側ケーブル41〜46は、ロボットアーム2に沿って艤装され、取付部33よりもエンドエフェクタ3側で、エンドエフェクタ側ケーブル9と端子接続される。かかるロボット1によれば、艤装ケーブルのメンテナンス性を向上することができる。
The
なお、上述した実施形態では、第6のロボット側ケーブル46とエンドエフェクタ側ケーブル9とを端子接続する場合について説明したが、第1〜第5のロボット側ケーブル41〜45についても、図3A〜図4Cに示す接続方法で端子接続してもよい。
In the above-described embodiment, the case where the sixth
これにより、第1〜第5のロボット側ケーブル41〜45についても、第6のロボット側ケーブル46やエンドエフェクタ側ケーブル9と同様に、破損を抑制することができるとともに、メンテナンス性を向上させることができる。
Thereby, also about the 1st-5th robot side cables 41-45, like the 6th
また、上述した実施形態では、第1〜第5のロボット側ケーブル41〜45をロボットアーム2の右側面に艤装し、ロボットアーム2の左側で、第6のロボット側ケーブル46とエンドエフェクタ側ケーブル9とを端子接続したが、艤装位置は逆でもよい。
In the above-described embodiment, the first to fifth
例えば、エンドエフェクタ側ケーブル9がエンドエフェクタ3の右側から延伸している場合には、第1〜第5のロボット側ケーブル41〜45をロボットアーム2の左側面に艤装する。そして、ロボットアーム2の右側で、第6のロボット側ケーブル46とエンドエフェクタ側ケーブル9とを端子接続する。
For example, when the end effector side cable 9 extends from the right side of the
これにより、エンドエフェクタ側ケーブル9がエンドエフェクタ3の右側から延伸している場合であっても、第6のロボット側ケーブル46の自重の一部を取付部33に預けることができる。したがって、第6のロボット側ケーブル46にかかる自重を低減して、自重による第6のロボット側ケーブル46の破損を抑制することが可能となる。
Thereby, even when the end effector side cable 9 extends from the right side of the
また、上述した実施形態では、ロボット1を6軸構成のロボットで説明したが、かかる構成に限定されるものではなく、6軸構成以外のロボット、例えば7軸や8軸構成のロボットを用いることも可能である。 In the above-described embodiment, the robot 1 has been described as a 6-axis robot. However, the present invention is not limited to this configuration, and a robot other than the 6-axis configuration, for example, a 7-axis or 8-axis robot is used. Is also possible.
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。 Further effects and modifications can be easily derived by those skilled in the art. Thus, the broader aspects of the present invention are not limited to the specific details and representative embodiments shown and described above. Accordingly, various modifications can be made without departing from the spirit or scope of the general inventive concept as defined by the appended claims and their equivalents.
1 ロボット
10 ベース
11 旋回部
12 第1アーム
13 第2アーム
14 第3アーム
15 第4アーム
16 連結部
2 ロボットアーム
3 エンドエフェクタ
33 取付部
34 前壁
35 後壁
36 右壁
34a、35a、36a 孔
41〜46 ロボット側ケーブル
5 コネクタ
6 固定具
71 ネジ
72 ナット
81 常温収縮チューブ
82 コア
83 細長片
9 エンドエフェクタ側ケーブル
4a、9a 電源ケーブル
4b、9b 圧着端子
Ja、Jb、Jc、Jd、Je、Jf 回転軸
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (7)
前記ロボットアームの先端に設けられる取付部と、
前記取付部に取り付けられるエンドエフェクタと、
前記エンドエフェクタから延伸するエンドエフェクタ側ケーブルと、
前記ロボットアームに沿って艤装され、前記取付部よりも前記エンドエフェクタ側で、前記エンドエフェクタ側ケーブルと端子接続され、前記ロボットアームに沿った複数の箇所のうち、他の箇所に比べて前記ロボットアームの動作に伴う湾曲回数が多い複数の箇所において接離可能に接続され、前記取付部が前記ロボットアームの先端に対して回転する場合に、前記取付部に巻回可能な長さを有するロボット側ケーブルと
を備え、
前記取付部は、
前記エンドエフェクタが取り付けられる前壁と、
前記前壁から前記ロボット側ケーブルの太さの2倍以上の間隔を空けて前記前壁に対して対向配置され、前記ロボットアームの先端が取り付けられる後壁と、
前記前壁および後壁を連結する横壁と
を備え、
前記ロボットアームの先端に対して回転する場合に、前記ロボット側ケーブルを前記横壁に巻回し、前記前壁および前記後壁によって前記ロボット側ケーブルの巻回方向を規制するガイドとして機能する
ことを特徴とするロボット。 A robot arm,
A mounting portion provided at the tip of the robot arm;
An end effector attached to the attachment part;
An end effector side cable extending from the end effector;
The robot is armed along the robot arm, is connected to the end effector side cable on the end effector side of the mounting portion, and is connected to the end effector side cable. It is connected so as to be able to contact and separate at a plurality of locations where the number of times of bending accompanying the operation of the arm is large, and has a length that can be wound around the mounting portion when the mounting portion rotates with respect to the tip of the robot arm. And the robot side cable
The mounting portion is
A front wall to which the end effector is attached;
A rear wall disposed opposite to the front wall at a distance of at least twice the thickness of the robot-side cable from the front wall, to which the tip of the robot arm is attached;
A lateral wall connecting the front wall and the rear wall ,
When rotating with respect to the tip of the robot arm, the robot-side cable is wound around the lateral wall and functions as a guide that regulates the winding direction of the robot-side cable by the front wall and the rear wall. Robot.
前記ロボット側から前記エンドエフェクタへ電力を供給する配線を内包する
ことを特徴とする請求項1に記載のロボット。 The robot side cable and the end effector side cable are:
The robot according to claim 1, wherein a wiring for supplying electric power from the robot side to the end effector is included.
接続部が絶縁性のチューブによって被覆される
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロボット。 The robot side cable and the end effector side cable are:
The robot according to claim 1, wherein the connecting portion is covered with an insulating tube.
スポット溶接ガンである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のロボット。 The end effector is
It is a spot welding gun. The robot according to any one of claims 1 to 3 characterized by things.
前記ロボットアームにおける先端のアームの延伸方向上を横切るように艤装される
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のロボット。 The robot cable is
The robot according to any one of claims 1 to 4, wherein the robot arm is equipped so as to cross over an extending direction of an arm at a tip of the robot arm.
前記延伸方向を横切る方向に、該取付部を貫通する孔部を備え、
前記ロボット側ケーブルは、
前記孔部に挿通される
ことを特徴とする請求項5に記載のロボット。 The mounting portion is
In a direction crossing the stretching direction, provided with a hole that penetrates the mounting portion,
The robot cable is
The robot according to claim 5, wherein the robot is inserted through the hole.
端部に設けられる圧着端子によって端子接続される
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のロボット。 The robot side cable and the end effector side cable are:
The terminal is connected by a crimp terminal provided at an end. The robot according to any one of claims 1 to 6.
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