JP6381701B2 - 受信装置、テレビジョン受像機、映像信号生成装置、送信装置、映像信号伝送システム、受信方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

受信装置、テレビジョン受像機、映像信号生成装置、送信装置、映像信号伝送システム、受信方法、プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、階調値と輝度値との変換関数を切り替える受信装置等に関する。
近年、高画質化技術の一つとして、PQ方式及びHLG方式等のHDR(High Dynamic Range)信号が注目を集めている。また、コンテンツを含むHDR信号等の映像信号をテレビ及びSTB(Set Top Box)等の受信装置が受信した際に、映像信号が示す階調値を輝度値に変換する技術が一般化している。このような技術によれば、階調数が多いHDR信号を元に、適切な輝度で映像を表示することで、高コントラストの映像を表示することができる。
このような階調を輝度に変換する受信装置では、例えば、ユーザが字幕を映像に表示させた場合に、階調値を輝度値に正確に変換することができない場合がある。その結果、受信装置は、ユーザが望む適切な映像を表示することができなくなることがある。
ここで、特許文献1には、映像内に字幕情報がある場合、原画像から字幕を抜き取り、字幕を抜き取った映像と字幕とに分割し、当該映像と字幕とのそれぞれに画像処理を施した後に合成する技術が記載されている。
技術が記載されている。
特開2001−169199号公報(2001年6月22日公開)
しかしながら、原画像から字幕を抜き取った映像と、字幕との輝度値の大小関係、及び、字幕の色等は一定ではない。そのため、特許文献1のような技術を用いて当該映像と字幕とのそれぞれに画像処理を施した後に合成しても、シーン等によっては、映像信号に応じた適切な輝度で映像を表示することができない場合があるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、輝度を調整する技術において、映像信号に応じたより適切な輝度で映像を表示することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る受信装置は、映像データとメタデータとを含む映像信号を受信する受信装置であって、上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数取得する取得部と、上記取得部が取得した最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも一つの情報を参照して、上記映像データが示す映像の輝度変換を行う変換部とを備えている。
また、本発明の一態様に係る映像信号生成装置は、映像データとメタデータとを含む映像信号を生成する映像信号生成装置であって、上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数含むメタデータを生成するメタデータ生成部を備えている。
また、本発明の一態様に係る映像信号伝送システムは、送信装置と受信装置とを含む映像信号伝送システムであって、上記送信装置は、映像データとメタデータとを含む映像信号を送信するものであり、上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数含むメタデータを生成するメタデータ生成部を備えており、上記受信装置は、上記映像信号を受信するものであり、上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数取得する取得部と、上記取得部が取得した最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも一つの情報を参照して、上記映像データが示す映像の輝度変換を行う変換部とを備えている。
また、本発明の一態様に係る受信方法は、映像データとメタデータとを含む映像信号を受信する受信方法であって、上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数取得する取得工程と、上記取得工程において取得した最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも一つの情報を参照して、上記映像データが示す映像の輝度変換を行う変換工程とを備えている。
本発明の一態様によれば、輝度を調整する技術において、映像信号に応じたより適切な輝度で映像を表示することができる。
本発明の実施形態1に係る受信装置を備えている映像信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る受信装置の外観を示す図である。 本発明の実施形態1に係る受信方法を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る受信方法を説明するための図である。 本発明の実施形態2に係る受信装置を備えている映像信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態2に係る受信方法を説明するための図である。 本発明の実施形態2に係る受信方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る受信装置を備えている映像信号伝送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る受信方法を説明するための図である。 本発明の実施形態3に係る受信方法を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成は、特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。なお、本明細書において、「トーンマッピングの切り替え」とは、映像信号が示す階調値を、映像を表示する際に使用される輝度値に変換する方法を切り替えることを意味する。
<実施形態1>
〔映像信号伝送システム100〕
本発明の実施形態1に係る映像信号伝送システム100について、図1及び2を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る映像信号伝送システム100の構成を示すブロック図である。図1に示すように、映像信号伝送システム100は、送信装置1及び受信装置10を備えている。
〔送信装置1〕
本実施形態に係る送信装置1の構成について、図1を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態に係る送信装置1は、映像信号生成装置2及び送信部5を備えている。
送信装置1は、映像信号生成装置2によって生成された映像データとメタデータとを含む映像信号を、送信部5を介して受信装置10に送信する。送信部5は、受信装置10と無線通信を行うことで、映像信号を受信装置10に送信する。
送信装置1としては、例えば、テレビ局等の放送局等を挙げることができる。
〔映像信号生成装置2〕
映像信号生成装置2は、映像データとメタデータとを含む映像信号を生成するものである。図1に示すように、映像信号生成装置2は、映像データ生成部3及び4を備えている。
映像信号生成装置2は、映像データ生成部3で生成した映像データに、メタデータ生成部4で作成したメタデータを付加し、送信部5に映像データを送る。
ここで、本実施形態では、映像信号として、HDR信号を用いる。HDR信号としては、例えば、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface:高精細度マルチメディアインターフェース)規格に基づくHDMI(登録商標)信号、及び、Tuner信号(チューナーによって受信した信号)等を挙げることができる。HDR信号には、各画像が取る階調値及び字幕等を含む文字情報の映像データの他に、コンテンツの最大輝度レベルを示すMAX CLL等のメタデータが含まれる。
(映像データ生成部3)
映像データ生成部3は、各画像が取る階調値及び字幕情報等の映像データを生成するものである。映像データ生成部3は、例えば、外部から取得した映像データを変換することで、映像信号として送信するための映像データを生成する。
(メタデータ生成部4)
メタデータ生成部4は、映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数含むメタデータを生成するものである。
本実施形態では、字幕も含めたコンテンツの最大輝度レベルを示すMAX CLL、及び、字幕を除いたコンテンツの最大輝度レベルを示すMAX CLL(CHAROFF)を、最大輝度に関する情報として用いる。
このように、メタデータ生成部4は、字幕情報が含まれている場合に応じた最大輝度に関する情報、及び、字幕情報が含まれていない場合に応じた最大輝度に関する情報を含むメタデータを生成することができる。その結果、メタデータ生成部4によって生成されたメタデータを受信した受信装置10は、映像データを含む映像信号に応じたより適切な輝度で映像を表示することができる。
上述の例では、メタデータ生成部4は、映像データに字幕情報が含まれているか否かによって場合分けして、コンテンツの最大輝度に関する情報を複数生成するようにしている。ただし、本実施形態ではこれに限定されない。
例えば、メタデータ生成部4は、映像データに字幕情報が含まれているか否か以外の条件で場合分けして、コンテンツの最大輝度に関する情報を複数生成するようにしてもよい。その場合、最大輝度に関する情報として、例えば、MAX CLL及び別の最大輝度に関する情報の二つを用いることができる。この場合も、上述の例と同様に、映像信号に応じたより適切な輝度で映像を表示することができる。
また、上述の例では、最大輝度に関する情報として、MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)の二つのみを使用するが、本実施形態ではこれに限定されない。本実施形態では、メタデータ生成部4は、別の最大輝度に関する情報をさらに生成してもよい。別の最大輝度に関する情報としては、例えば、映像信号において各フレーム又は各シーンを構成する各画素が取る階調値に対応する輝度レベルの最大値を挙げることができる。
〔受信装置10〕
次に、本実施形態に係る受信装置10について、図1及び図2を参照して説明する。図1に示すように、受信装置10は、取得部11と、変換部12と、制御部13と、表示パネル14とを備えている。図2は、受信装置10の外観を示す正面図である。受信装置10としては、例えば、チューナーを備えたテレビジョン受像機、及び、STB(Set Top Box)等を挙げることができる。
(取得部11)
取得部11は、送信装置1の送信部5から送信された映像信号を受信する。これにより、取得部11は、映像データとメタデータとを含む映像信号を受信する。また、取得部11は、映像信号に含まれる映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を複数取得する。すなわち、取得部11は、MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)を取得する。
(変換部12)
変換部12は、取得部11が複数取得した最大輝度に関する複数の情報のうちの一つの情報を参照して、映像データが示す映像の輝度変換を行う。
すなわち、変換部12は、MAX CLLを参照するか、MAX CLL(CHAROFF)に関する情報を参照して変換関数を切り替える。そして、変換部12は、切り替えた変換関数を用いて、映像信号が示す階調値と輝度値との変換を行う。例えば、変換部12は、映像信号が示す階調値から、映像を表示する際に使用される輝度値への変換(トーンマッピング)を行う。
ここで、本実施形態では、変換部12は、映像信号における映像データに字幕情報が含まれている場合は、MAX CLL(CHAROFF)を参照する。また、変換部12は、映像信号における映像データに字幕情報が含まれていない場合は、MAX CLLを参照する。
このように、変換部12は、映像データに字幕情報が含まれている場合と映像データに字幕情報が含まれていない場合とのそれぞれに応じて、適切なコンテンツの最大輝度に関する情報を参照することができる。その結果、受信装置10は、映像データを含む映像信号に応じたより適切な輝度で映像を表示することができる。
(制御部13及び表示パネル14)
制御部13は、表示パネル14の各画素の輝度を、変換部12が変換した輝度値に制御する。表示パネル14は、映像の表示が可能な表示装置であればどのような装置によって実現されてもよい。表示パネル14としては、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、及びプロジェクター等が挙げられる。
〔受信方法〕
本実施形態に係る受信装置10により実行される受信方法の流れを、図3を参照して説明する。送信装置1による受信装置10への映像信号の送信は、上述した各部材の説明に準じて行い、その説明を省略する。
図3は、受信方法の流れを示すフローチャートである。
本実施形態に係る受信装置10は、以下に説明するステップS101〜S105を実行することによって、受信処理を行う。
ステップS101(取得工程):図3に示すように、まず、受信装置10は、取得部11を介して送信装置1から映像信号を受信する。また、取得部11は、映像信号に含まれるMAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)を取得する。このように、取得部11は、最大輝度に関する情報を複数取得する。取得部11は、取得した最大輝度に関する情報を変換部12に供給する。
ステップS102:変換部12は、映像信号における映像データに字幕情報が含まれているかどうかを確認する。字幕情報が含まれていると変換部12が判断した場合(ステップS102のYES)、ステップS103に進む。字幕情報が含まれていないと変換部12が判断した場合(ステップS102のNO)、ステップS104に進む。ステップS103及びステップS104において、変換部12が用いる変換関数の例は後述する。
ステップS103(変換工程):変換部12は、MAX CLL(CHAROFF)に関する情報を参照して映像信号が示す階調値と輝度値との変換(トーンマッピング)を実行する。具体的には、変換部12は、映像信号のフォーマットに従う変換関数(例えば、SMPTE−ST2084に従うEOTFが示すPQカーブ)を用いて、階調値と輝度値との変換を実行する。その後、変換部12は、変換後の輝度値を制御部13に供給する。
ステップS104(変換工程):変換部12は、MAX CLLに関する情報を参照して映像信号が示す階調値と輝度値との変換(トーンマッピング)を実行する(変換工程)。具体的には、変換部12は、映像信号のフォーマットに従う変換関数(例えば、SAMPLE−ST2084に従う変換関数)を用いて、階調値と輝度値との変換を実行する。その後、変換部12は、変換後の輝度値を制御部13に供給する。
ステップS105:制御部13は、表示パネル14を構成する各画素の輝度を、変換部12が変換した後の輝度値に制御する。
〔変換関数の例〕
次に、変換部12が用いる変換関数の例を、図4を参照して説明する。図4は、変換関数による階調値と輝度値との変換(トーンマッピング)を示すグラフである。
図4の(a)及び(b)において、横軸は、映像信号が示す変換前の階調値を表しており、縦軸は、変換後の輝度値(映像を表示する際の輝度)を表している。
(MAX CLL(CHAROFF)を参照したときの変換関数)
図4の(a)に示す実線の曲線は、変換部12が、MAX CLL(CHAROFF)を参照して生成する変換関数である。上述したように、映像信号における映像データに字幕情報が含まれている場合、変換部12は、MAX CLL(CHAROFF)を参照して生成した変換関数を参照する。
以下、比較のために、複数の変換関数を用いず、字幕も含めたコンテンツの最大輝度レベルに応じたMAX CLLのみを参照する変換部(不図示)がトーンマッピングを行った場合について説明する。
上述の変換部は、映像に字幕が表示されたときも、字幕も含めたコンテンツの最大輝度レベルに応じたMAX CLLを参照する。そのため、例えば、映像に白色の字幕が表示されていた場合、この変換部は、白色の字幕の輝度値を最大輝度値MAX CLLとしてPQカーブを作成してしまうことがある。
すなわち、この変換部は、白色の字幕の輝度値に合わせた高い値の最大輝度値MAX CLLを参照する。そして、当該変換部は、変換関数を、通常用いられるSAMPTE−ST2084に従うEOFTが示すPQカーブから、別の変換関数に切り替える。これにより、図4の(a)の破線で示されるPQカーブに切り替えられる。
この場合、図4の(a)の破線で示されるPQカーブのように、字幕も含めたコンテンツの最大輝度値(MAX CLL)は、本来のコンテンツの最大輝度値(図4の(a)のMAX CLL(CHAROFF))に比べて、高くなってしまう可能性がある。このとき、当該MAX CLLの値は、例えば、1000nit(cd/m)を取り得る。
また、図4の(a)に示すように、破線のPQカーブにおける輝度値は、例えば、同一の中間階調値である、階調値X(例えば、128等)において、本来のPQカーブの輝度値Yよりも低い輝度値Yとなってしまう虞がある。
これに対し、本実施形態では、変換部12は、映像に字幕等が表示された場合でも、図4の(a)に示すように、最大輝度値として、字幕を除いたコンテンツの最大輝度値であるMAX CLL(CHAROFF)を参照する。これにより、図4の(a)の実線で示されるPQカーブに切り替えることができる。このように、変換部12が、映像信号に応じて最適なPQカーブに切り替えることで、受信装置10は、Xを始めとする中間階調値等に対して適切な画質の映像を表示することができる。なお、図4の(a)のMAX CLL(CHAROFF)の値は、例えば、800nit(cd/m)であり得る。
(MAX CLLを参照したときの変換関数)
図4の(b)に示す曲線は、変換部12が、MAX CLLを参照したときの変換関数(SAMPTE−ST2084に従うEOFTが示すPQカーブ)である。上述したように、映像信号における映像データに字幕情報が含まれていない場合、変換部12は、MAX CLLを参照する。この場合も、受信装置10は、最適な画質の映像を表示することができる。
なお、図4の(b)のMAX CLLは、字幕を除いたコンテンツの最大輝度値であるMAX CLL(CHAROFF)の値と同じ値を示し、例えば、800nit(cd/m)の値であり得る。
<実施形態2>
実施形態1では、受信装置10の変換部12は、MAX CLLを参照するか、MAX CLL(CHAROFF)に関する情報を参照してトーンマッピングを行っていた。ただし、実施形態2のように、受信装置20は、変換部12の代わりに、変換部22によって、MAX CLL、又は、MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)に関する情報を参照してトーンマッピングを行ってもよい。
実施形態2について、図5〜7を参照して説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
〔映像信号伝送システム200〕
図5は、本実施形態に係る映像信号伝送システム200の要部構成を示すブロック図である。図5に示すように、本実施形態に係る映像信号伝送システム200は、送信装置1及び受信装置20を備えている。
受信装置20は、変換部12の代わりに、変換部22を備えている。この点以外は、受信装置20は、受信装置10と同様の構成である。
〔受信装置20〕
受信装置20の変換部22は、取得部11が取得した最大輝度に関する複数の情報のうちの二つの情報を参照して、映像データが示す映像の輝度変換を行う。すなわち、実施形態1における変換部12は、一つの最大輝度に関する情報を参照していたのに対し、本実施形態における変換部22は、さらにもう一つの最大輝度に関する情報を参照する。
より具体的には、変換部22は、映像信号における映像データに字幕情報が含まれている場合、MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)の両方を参照する。また、変換部22は、映像信号における映像データに字幕情報が含まれていない場合、実施形態1と同様にMAX CLLを参照する。
〔変換関数の例〕
変換部22が用いる変換関数の例を、図6を参照して説明する。図6は、変換関数による階調値と輝度値との変換(トーンマッピング)を示すグラフである。
(MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)を参照したときの変換関数)
図6の(a)に示す実線のPQカーブは、映像データに字幕情報が含まれている場合に、変換部22が、MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)を参照して生成した変換関数である。
より具体的には、変換部22は、図6の(a)に示すように、MAX CLL(CHAROFF)までの輝度値においては、MAX CLL(CHAROFF)に関する情報を参照して変換関数を作成し、MAX CLL(CHAROFF)を超える輝度値においては、MAX CLLを更に参照して変換関数を作成する。これにより、PQカーブの輝度値は、図6の(a)に示すように、MAX CLL(CHAROFF)の輝度値を境に、階調値の増加に対して輝度値が緩やかにMAX CLLまで上昇する。
これにより、図6の(a)の実線のPQカーブでは、同一の階調値Xにおいては、字幕等も含めたコンテンツの最大輝度レベルに応じたMAX CLLのみを参照した破線のPQカーブの輝度値Yよりも高い輝度値Yとなる。なお、当該破線のPQカーブは、図4の(a)のPQカーブと同じPQカーブである。
また、本実施形態では、変換部22は、MAX CLL(CHAROFF)を超える輝度値においては、MAX CLLを参照する。
ここで、実施形態1では、映像データに字幕情報が含まれている場合、変換部12は、MAX CLL(CHAROFF)に関する情報のみを参照する。
そのため、図4の(a)に示すように、変換部12によって作成したPQカーブには、MAX CLL(CHAROFF)_TONEより高い階調値に対応する輝度値は表示されていない。その結果、実施形態1では、中間階調値においては適切な輝度で映像を表示することができても、MAX CLL(CHAROFF)_TONEより高い階調値に対しては、当該階調値に応じた高い輝度値の映像を表示することができない。
これに対し、本実施形態では、映像データに字幕情報が含まれている場合、変換部22は、MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)の両方に関する情報を参照する。そのため、図6の(a)に示すように、MAX CLL(CHAROFF)_TONEより高い階調値と、それに応じて高くなる輝度値も、PQカーブとして表される。その結果、変換部22を備える受信装置20は、MAX CLL(CHAROFF)_TONEより高い階調値に適切に応じた高い輝度値の映像を表示することができる。
したがって、本実施形態に係る受信装置20によれば、字幕等を含む映像データを含む映像信号にさらに適切に応じた輝度で映像を表示することができる。
(MAX CLLを参照したときの変換関数)
図6の(b)は、変換部22が、MAX CLLを参照したときの変換関数(SAMPTE−ST2084に従うEOFTが示すPQカーブ)である。図6の(b)のPQカーブは、図4の(b)のPQカーブと同じなので、その説明を省略する。
〔受信方法〕
次に、本実施形態に係る受信装置20により実行される受信方法の流れを、図7を参照して説明する。図7は、受信方法の流れを示すフローチャートである。
図7におけるステップS201、S202、S204、及び、S205は、図3に示すステップS101、S102、S104、及び、S105と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS203(変換工程):ステップS202のYESを経てステップS203に進んだ場合、ステップS203において、変換部22は、MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)に関する情報を参照する。そして、変換部22は、映像信号が示す階調値と輝度値との変換(トーンマッピング)を実行する。
具体的には、変換部12は、映像信号のフォーマットに従う変換関数(例えば、SAMPTE−ST2084に従うEOTFが示すPQカーブ)を用いて、階調値と輝度値との変換を実行する。その後、変換部22は、変換後の輝度値を制御部13に供給する。
なお、上述の例では、受信装置20の変換部22は、最大輝度に関する複数の情報のうちの二つの情報を参照して、映像データが示す映像の輝度変換を行っているが、本実施形態ではこれに限定されない。本実施形態では、変換部22は、最大輝度に関する複数の情報のうちの二つ以上の情報を参照することができる。
例えば、変換部22は、上述の二つ以外に、各フレーム又は各シーンを構成する各画素が取る階調値に対応する輝度レベルの最大値に関する情報をさらに参照することができる。
<実施形態3>
実施形態1及び2では、変換部12及び22は、最大輝度に関する複数の情報のうちの少なくとも一つの情報を、字幕情報がある場合及び字幕情報がない場合に分けて自動的に選択して参照している。ただし、実施形態3のように、変換部12及び22の代わりに、ユーザからの指示に応じて、最大輝度に関する複数の情報のうちの何れを参照するのかを選択する変換部32を備えていてもよい。
実施形態3について、図8〜10を参照して説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1及び2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
〔映像信号伝送システム300〕
図8は、本実施形態に係る映像信号伝送システム300の要部構成を示すブロック図である。図8に示すように、本実施形態に係る映像信号伝送システム300は、送信装置1及び受信装置30を備えている。
図8に示すように、本実施形態に係る受信装置30は、受信装置10の変換部12の代わりに、変換部32を備えている。この点以外は、本実施形態に係る映像信号伝送システム300は、実施形態1に係る映像信号伝送システム100と同様の構成である。
〔受信装置30〕
図8に示すように、受信装置30の変換部32は、選択部33を備えている。選択部33は、ユーザからの指示に応じて、最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択する。
より具体的には、変換部32の選択部33は、MAX CLL、MAX CLL(CHAROFF)及びこれらの組み合わせのうち、何れを参照するのかを、ユーザからの指示に応じて選択する。
〔変換関数の例〕
変換部32が用いる変換関数の例を、図9を参照して説明する。図9は、変換関数による階調値と輝度値との変換(トーンマッピング)を示すグラフである。
(MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)を参照したときの変換関数)
図9の(a)に示す実線のPQカーブは、選択部33がMAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)を参照したときの変換関数である。図9の(a)に示すPQカーブは、図6の(a)に示す実線のPQカーブと同じであるため、説明を省略する。
(MAX CLL(CHAROFF)を参照したときの変換関数)
図9の(b)に示す実線のPQカーブは、選択部33がMAX CLL(CHAROFF)を参照したときの変換関数である。図9の(b)に示すPQカーブは、図4の(a)に示す実線のPQカーブと同じであるため、説明を省略する。
(MAX CLLを参照したときの変換関数)
図9の(c)に示す実線のPQカーブは、選択部33がMAX CLLを参照したときの変換関数である。図9の(c)に示すPQカーブは、図4の(b)及び図6の(b)示すPQカーブと同じであるため、説明を省略する。
〔選択部33による選択例〕
本実施形態では、ユーザは、MAX CLL、MAX CLL(CHAROFF)及びこれらの組み合わせのうちの何れを参照するのかを選択部33に選択させることをできる。この選択させる基準は、特に限定されていない。ユーザは、任意に、MAX CLL、MAX CLL(CHAROFF)及びこれらの組み合わせのうちの何れを参照するのかを選択部33に選択させることができる。以下に、ユーザがどのようなときにどのように選択部33に選択させるかの一例を示す。
例えば、ユーザは、映像信号における映像データに字幕情報が含まれていない場合は、選択部33に、MAX CLLを選択するように指示する。
また、映像信号における映像データに字幕情報が含まれているとする。この場合、ユーザは、選択部33に、MAX CLL(CHAROFF)のみを参照するか、MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)の両方を参照するかを選択するように指示する。
ここで、ユーザは、中間階調値を適切な輝度値に変換して映像に表示することができれば十分であると考えている場合、選択部33に、MAX CLL(CHAROFF)のみを参照するように選択させてもよい。また、ユーザは、中間階調値だけでなく、高い階調値についても、それに応じた高い輝度値に変換して映像に表示したい場合、選択部33に、MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)の両方を参照するように選択させてもよい。
このように、ユーザは、最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択部33に選択させることができる。これにより、受信装置30は、字幕等を含む映像データを含む映像信号に応じており、且つ、ユーザの意図に沿った輝度で映像を表示することができる。
〔受信方法〕
次に、本実施形態に係る受信装置30により実行される受信方法の流れを、図10を参照して説明する。図10は、受信方法の流れを示すフローチャートである。
図10におけるステップS301、S302、S305、S306及びS307は、図3に示すステップS101〜S105と同様であるため、ここではその説明を省略する。また、図10におけるステップS304は、図7におけるステップS203と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS303:ユーザは、MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)の両方に関する情報を参照するか、MAX CLL(CHAROFF)のみに関する情報を参照するかを選択部33に選択させる。
選択部33がMAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)の両方に関する情報を参照することを選択した場合(ステップS303のYES)、ステップS304に進む。選択部33がMAX CLL(CHAROFF)のみに関する情報を参照することを選択した場合(ステップS303のNO)、ステップS305に進む。
なお、上述の例では、選択部33は、MAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)の両方に関する情報を参照するか、MAX CLL(CHAROFF)のみに関する情報を参照するかを選択している。本実施形態では、これに限定されず、選択部33は、MAX CLL及びMAX CLL(CHAR OFF)以外にも最大輝度に関する複数の情報の別の選択肢があれば当該別の選択肢を選択してもよい。
別の選択肢としては、例えば、映像信号において各フレーム又は各シーンを構成する各画素が取る階調値に対応する輝度レベルの最大値を挙げることができる。このように、選択部33が選択するための選択肢がさらに増えることで、ユーザは、受信装置30に、映像データを含む映像信号にさらに適切に応じた輝度で映像を表示することができる。
〔選択部33の変更例〕
上述の例では、選択部33は、ユーザからの指示に応じて、最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択しているが、本実施形態では、これに限定されない。選択部33は、ユーザの指示に従って選択する代わりに、コンテンツのジャンルに応じて、最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択してもよい。この場合、選択部33は、コンテンツのジャンルが何であるか識別する識別手段(不図示)を備えている。
例えば、コンテンツのジャンルが、所定のジャンル(例えば、邦画及びスポーツ番組等)であると選択部33が識別したとする。この場合、選択部33は、映像データに字幕情報が含まれていないと判断し、MAX CLLに関する情報を参照することを選択する。
また、コンテンツのジャンルが、所定のジャンル以外のジャンル(例えば、洋画)であると選択部33が判断したとする。この場合、選択部33は、映像データに字幕情報が含まれていると判断し、MAX CLL(CHAROFF)又はMAX CLL及びMAX CLL(CHAROFF)に関する情報を参照することを選択する。
このように、選択部33は、コンテンツのジャンルに応じて最大輝度に関する複数の情報のうちの何れかを参照することを選択する。これにより、受信装置30は、映像データを含む映像信号に対し、コンテンツのジャンル毎に適切に応じた輝度で映像を表示させることができる。
なお、上述の例では、選択部33は、コンテンツのジャンルと、字幕の有無とを結び付けて最大輝度に関する複数の情報のうちの何れを参照するのを選択している。すなわち、選択部33は、コンテンツのジャンルから、映像信号における映像データに字幕情報があるかないかを推測し、これを元に、最大輝度に関する複数の情報のうちの何れを参照するかを選択しているが、本実施形態ではこれに限定されない。
〔ソフトウェアによる実現例〕
受信装置10、20及び30の制御ブロック(特に変換部12、22及び32)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、受信装置10、20及び30は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラム及び各種データがコンピュータ(又はCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)又は記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)等を備えている。そして、コンピュータ(又はCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路等を用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る受信装置(10、20、30)は、映像データとメタデータとを含む映像信号を受信する受信装置(10、20、30)であって、上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数取得する取得部(11)と、上記取得部(11)が取得した最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも一つの情報を参照して、上記映像データが示す映像の輝度変換を行う変換部(12、22、32)とを備えている。
上記の構成によれば、変換部(12、22、32)は、映像データに応じて、適切なコンテンツの最大輝度に関する情報を一つ以上参照することができる。そのため、受信装置(10、20、30)は、映像データを含む映像信号に応じた適切な輝度で映像を表示することができる。
本発明の態様2に係る受信装置(20、30)では、上記態様1において、上記変換部(22、32)は、上記取得部(11)が取得した上記最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも二つの情報を参照して、上記映像データが示す映像の輝度変換を行ってもよい。
上記の構成によれば、受信装置(20、30)は、変換部(22、32)は、映像データに応じて、適切なコンテンツの最大輝度に関する情報を二つ以上参照することができる。そのため、受信装置(20、30)は、映像データを含む映像信号に応じたより適切な輝度で映像を表示することができる。
本発明の態様3に係る受信装置(30)では、上記態様1又は2において、上記変換部(32)が、上記最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択する選択部(33)を備え、上記選択部(33)は、ユーザからの指示に応じて、上記最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択してもよい。
上記の構成によれば、ユーザは、最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択部(33)に選択させることができる。これにより、受信装置(30)は、字幕等を含む映像データを含む映像信号に応じており、且つ、ユーザの意図に沿った輝度で映像を表示することができる。
本発明の態様4に係る受信装置(30)では、上記態様1又は2において、上記変換部(32)が、上記最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択する選択部(33)を備え、上記選択部(33)は、コンテンツのジャンルに応じて、上記最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択してもよい。
上記の構成によれば、選択部(33)は、コンテンツのジャンルに応じて最大輝度に関する複数の情報のうちの何れかを参照することを選択する。これにより、受信装置(30)は、映像データを含む映像信号に対し、コンテンツのジャンル毎に適切に応じた輝度で映像を表示することができる。
本発明の態様5に係るテレビジョン受像機は、上記態様1〜4に記載の受信装置(10、20、30)を備えている。
上記の構成によれば、上記受信装置(10、20、30)が上記各態様において奏する効果を上記テレビジョン受像機において得ることができる。
本発明の態様6に係る映像信号生成装置(2)は、映像データとメタデータとを含む映像信号を生成する映像信号生成装置(2)であって、上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数含むメタデータを生成するメタデータ生成部(4)を備えている。
上記の構成によれば、メタデータ生成部(4)は、映像データに応じたコンテンツの最大輝度に関する情報を複数含むメタデータを生成することができる。その結果、メタデータ生成部(4)によって生成されたメタデータを受信した受信装置(10、20、30)は、映像データを含む映像信号に応じたより適切な輝度で映像を表示することができる。
本発明の態様7に係る送信装置(1)は、上記態様6に記載の映像信号生成装置(2)を含む。
上記の構成によれば、上記映像信号生成装置(2)が上記各態様において奏する効果を上記送信装置(1)において得ることができる。
本発明の態様8に係る映像信号伝送システム(100、200、300)は、送信装置(1)と受信装置(10、20、30)とを含む映像信号伝送システム(100、200、300)であって、上記送信装置(1)は、映像データとメタデータとを含む映像信号を送信するものであり、映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数含むメタデータを生成するメタデータ生成部(4)を備えており、上記受信装置(10、20、30)は、映像信号を受信するものであり、映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数取得する取得部(11)と、上記取得部(11)が取得した最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも一つの情報を参照して、映像データが示す映像の輝度変換を行う変換部(12、22、32)とを備えている。
上記の構成によれば、上記態様1の受信装置(10、20、30)と同様の効果を奏することができる。
本発明の態様9に係る受信方法は、映像データとメタデータとを含む映像信号を受信する受信方法であって、上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数取得する取得工程と、上記取得工程において取得した最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも一つの情報を参照して、上記映像データが示す映像の輝度変換を行う変換工程とを備えている。
上記の構成によれば、上記態様1の受信装置(10、20、30)と同様の効果を奏することができる。
本発明の各態様に係る受信装置(10、20、30)は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記受信装置(10、20、30)が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記受信装置(10、20、30)をコンピュータにて実現させる受信装置のプログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 送信装置
2 映像信号生成装置
3 映像データ生成部
4 メタデータ生成部
5 送信部
10、20、30 受信装置
11 取得部
12、22、32 変換部
13 制御部
14 表示パネル
33 選択部
100、200、300 映像信号伝送システム

Claims (11)

  1. 映像データとメタデータとを含む映像信号を受信する受信装置であって、
    上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数取得する取得部と、
    上記取得部が取得した最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも一つの情報を参照して、上記映像データが示す映像の輝度変換を行う変換部と
    を備え
    上記メタデータは、上記コンテンツの最大輝度に関する情報を含み、
    上記変換部は、上記映像データに文字情報が含まれている場合と含まれていない場合とで、異なる最大輝度に関する情報を参照する
    とを特徴とする受信装置。
  2. 上記変換部は、上記取得部が取得した上記最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも二つの情報を参照して、ある時刻における、上記映像データが示す一つの映像の輝度変換を行うことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 映像データとメタデータとを含む映像信号を受信する受信装置であって、
    上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数取得する取得部と、
    上記取得部が取得した最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも一つの情報を参照して、上記映像データが示す映像の輝度変換を行う変換部と
    を備え、
    上記メタデータは、上記コンテンツの最大輝度に関する情報を含み、
    上記変換部は、上記最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択する選択部を備え、
    上記選択部は、ユーザからの指示に応じて、上記最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択する
    ことを特徴とする受信装置。
  4. 映像データとメタデータとを含む映像信号を受信する受信装置であって、
    上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数取得する取得部と、
    上記取得部が取得した最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも一つの情報を参照して、上記映像データが示す映像の輝度変換を行う変換部と
    を備え、
    上記メタデータは、上記コンテンツの最大輝度に関する情報を含み、
    上記変換部は、上記最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択する選択部を備え、
    上記選択部は、コンテンツのジャンルに応じて、上記最大輝度に関する複数の情報のうち何れを参照するのかを選択する
    ことを特徴とする受信装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の受信装置を備えているテレビジョン受像機。
  6. 映像データとメタデータとを含む映像信号を生成する映像信号生成装置であって、
    上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数含むメタデータを生成するメタデータ生成部を備え
    上記メタデータ生成部は、上記映像データに文字情報が含まれている場合と含まれていない場合とで、異なる最大輝度に関する情報を含むメタデータを生成する
    ことを特徴とする映像信号生成装置。
  7. 請求項6に記載の映像信号生成装置を含むことを特徴とする送信装置。
  8. 送信装置と受信装置とを含む映像信号伝送システムであって、
    上記送信装置は、
    映像データとメタデータとを含む映像信号を送信するものであり、
    上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数含むメタデータを生成するメタデータ生成部を備えており、
    上記受信装置は、
    上記映像信号を受信するものであり、
    上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数取得する取得部と、
    上記取得部が取得した最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも一つの情報を参照して、上記映像データが示す映像の輝度変換を行う変換部と
    を備え
    上記メタデータは、上記コンテンツの最大輝度に関する情報を含み、
    上記変換部は、上記映像データに文字情報が含まれている場合と含まれていない場合とで、異なる最大輝度に関する情報を参照する
    とを特徴とする映像信号伝送システム。
  9. 映像データとメタデータとを含む映像信号を受信する受信方法であって、
    上記映像データが示すコンテンツの最大輝度に関する情報を、一のコンテンツに対して複数取得する取得工程と、
    上記取得工程において取得した最大輝度に関する複数の情報のうち少なくとも一つの情報を参照して、上記映像データが示す映像の輝度変換を行う変換工程と
    含み、
    上記メタデータは、上記コンテンツの最大輝度に関する情報を含み、
    上記変換工程では、上記映像データに文字情報が含まれている場合と含まれていない場合とで、異なる最大輝度に関する情報を参照する
    とを特徴とする受信方法。
  10. 請求項1に記載の受信装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、上記変換部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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