JP6378918B2 - チアゾリジン誘導体又はその塩を有効成分とするPim阻害剤 - Google Patents

チアゾリジン誘導体又はその塩を有効成分とするPim阻害剤 Download PDF

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Description

本発明は、Pimキナーゼ阻害(以下、Pim阻害という)作用を有し、抗がん剤等の医薬として有用な化合物又はその塩及びそれを含有する医薬に関する。
プロテインキナーゼは、細胞内や細胞間での情報伝達の制御に重要な役割を果たしており、がんをはじめとする様々な疾患に関与している。近年では、上皮細胞増殖因子受容体(EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤のゲフィチニブやエルロチニブ、Bcr−Ablチロシンキナーゼ阻害剤のイマチニブや、多種類のプロテインキナーゼを阻害するソラフェニブなど、プロテインキナーゼを標的とした阻害剤が分子標的治療薬としてがんの治療分野で広く臨床使用されており、高い有効性が示されている。ヒトのプロテインキナーゼは500種類以上あるとも言われており、今後も新しいがん分子標的治療薬の開発を目的としたターゲットとして大きな可能性を秘めているものと考えられる。
Pim−1は、細胞周期の進行やアポトーシスを制御する種々の細胞内因子をリン酸化することにより、細胞の生存や増殖を正に制御するセリン・スレオニンキナーゼである。例えば、Pim−1は、アポトーシス促進因子であるBADをリン酸化することにより不活性化し、抗アポトーシス因子として働くことが知られている。また、Pim−1は、細胞周期の進行を正に制御するCDC25AやCDC25Cをリン酸化することによりホスファターゼ活性を上昇させるとともに、細胞周期の進行を負に制御するp21をリン酸化することにより不活性化させて、細胞周期の進行を加速させることが報告されている。さらにPim−1は、蛋白質の合成制御因子である4E−BP1をリン酸化することにより蛋白合成を増加させ、細胞の増殖を促進させることが知られている。Pim−1には、相同性の高いPim−2とPim−3の2種類のアイソザイムが知られているが、これらについてもPim−1と同様に、上記の機能を部分的に共有していると考えられている。
以上のように、Pim−1、Pim−2およびPim−3は、細胞の生存や増殖に関わる様々な因子の活性制御に関与しており、がんなどの細胞の異常増殖を特徴とする疾患に深く関与していると考えられている。実際に、Pimは、急性骨髄性白血病をはじめとする血液がんや、前立腺がんをはじめとする固形がんなど、種々のがんの進展に関与していることが報告されている(非特許文献1〜5)。また、血管新生(非特許文献6)や化学療法における抗がん剤に対する耐性(非特許文献7)にも関与することが示唆されており、Pimはがん治療において魅力的な分子標的と考えられ、それを阻害する化合物は新しいがんの治療薬として期待される。さらに、Pimの関与はがん以外の領域にも及んでいる。例えば、Pimは、炎症性サイトカインの作用を増強させるとともに、産生量を増加させることが報告されており(非特許文献8)、関節リウマチなどの炎症性疾患の治療を目的とした分子標的になり得ると考えられる。
これまでに幾つかのPim阻害剤が報告されている(非特許文献9〜12)。
Hammerman PS et al., Blood, 105, 4477-83 (2005) Amson R et al., Proc Natl Acad Sci U S A, 86, 8857-61 (1989) Nieborowska-Skorska M et al., Blood, 99, 4531-9 (2002) Dhanasekaran SM et al., Nature, 412, 822-6 (2001) Ellwood-Yen K et al., Cancer Cell, 4, 223-38 (2003) Zhang P et al., J Cell Physiol, 220, 82-90 (2009) Xie Y et al., Mol Pharmacol, 78, 310-18 (2010) Yang J et al., Immunology, 131, 174-82 (2010) Mumenthaler SM et al., Mol Cancer Ther, 8, 2882-93 (2009) Li Y-Y et al., Int J Cancer, 127, 474-84 (2010) Holder S et al., Mol Cancer Ther, 6, 163-72 (2007) Blanco-Aparicio C et al., Cancer Lett, 300, 145-53(2011)
しかしながら、これまで報告されているPim阻害剤のPim阻害作用及び具体的な薬理作用は十分なものでなく、さらに強力なPim阻害剤が望まれている。
従って、本発明の課題は、優れたPim阻害作用を有し、医薬として有用な化合物を提供することにある。
そこで本発明者は、種々のチアゾリジン誘導体を合成し、そのPim阻害作用を検討してきたところ、下記一般式(1)で表されるチアゾリジン骨格と二置換アミノ基、又は置換基を有していてもよい窒素含有飽和複素環式基とを有する化合物が、優れたPim阻害作用を示し、かつ強いがん細胞増殖抑制作用等の優れた薬理作用を有することを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、一般式(1)
Figure 0006378918
(式中、Xは、O又はSを示し;
3は、水素原子又はC1-6アルキル基を示し;
1、Z2、Z3、Z4、Z5及びZ6は、それぞれ独立してCH又はNを示し;
Yは、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素基、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素−C1-10脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素−O−基、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素−O−C1-10脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよいN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個有する2価の単環性若しくは二環性の芳香族複素環式基、置換基を有していてもよいN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個有する2価の単環性若しくは二環性の芳香族複素環−C1-10脂肪族炭化水素基、又は置換基を有していてもよいN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個有する2価の単環性若しくは二環性の芳香族複素環−O−C1-10脂肪族炭化水素基を示し;
Amは、二置換アミノ基、又は置換基を有していてもよい窒素含有飽和複素環式基を示し;
Amの置換基は、アミノ基、C1-10アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、ヒドロキシ−C1-6アルキル基、ヒドロキシ基、ピペリジニル基、モルホリニル基、シアノ−C1-6アルキル基、C1-6アルキルオキシカルボニル基、C1-6アシルオキシ−C1-6アルキル基、ジC1-6アルキルアミノ基及びジC1-6アルキルアミノ−C1-6アルキル基から選ばれる1〜5個であり;
1及びR2は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ジC1-6アルキルアミノ基、フェニル基、ニトロ基、シアノ基、C1-6アルコキシ基、トリフルオロメチル基、C1-6チオアルコキシ基、又はトリクロロメチル基を示す。(ただし、XがO、Z1、Z2、Z3、Z5及びZ6がCH、Z4がN、R1、R2及びR3が水素原子、Yがフェニレン基、Amがピペラジン−1−イル基である化合物、XがO、Z1、Z2、Z3、Z5及びZ6がCH、Z4がN、R1、R2及びR3が水素原子、Yがピリジン−2,5−ジイル基、Amがピペラジン−1−イル基である化合物、XがO、Z1、Z2、Z3、Z5及びZ6がCH、Z4がN、R1、R2及びR3が水素原子、Yがピリジン−2,5−ジイル基、Amが4−メチルピペラジン−1−イル基である化合物、及びXがO、Z1、Z2、Z3、Z5及びZ6がCH、Z4がN、R1、R2及びR3が水素原子、Yがピリジン−2,5−ジイル基、Amがモルホリン−4−イル基である化合物を除く。)
で表されるチアゾリジン誘導体又はその塩を提供するものである。
また本発明は、上記一般式(1)で表されるチアゾリジン誘導体又はその塩を有効成分とするPim阻害剤を提供するものである。
また本発明は、上記一般式(1)で表されるチアゾリジン誘導体又はその塩を含有する医薬を提供するものである。
一般式(1)で表されるチアゾリジン誘導体又はその塩は、一般式(1)中のAmの構造に特徴があり、優れたPim阻害作用を有し、かつがん細胞増殖抑制作用、アポトーシス誘導作用等を有し、Pimの働きに起因する種々の疾患、例えばがん、関節リウマチ等の予防及び治療薬として有用である。
本発明のチアゾリジン誘導体は、上記一般式(1)で表され、Amで示される基が二置換アミノ基、又は置換基を有していてもよい窒素含有飽和複素環式基である点に特徴がある。
一般式(1)中、Xは、O又はSを示し、Pim阻害効果、がん細胞増殖抑制効果等より特にOであるのが好ましい。また、一般式(1)中、R3は水素原子又はC1-6アルキル基を示し、特に水素原子であるのが好ましい。
一般式(1)中、Z1〜Z6を含む縮合二環は芳香族環である。また、Z1〜Z6はCH又はNであるが、Z1〜Z6の1〜3個がNであり、残余がCHであるのが好ましい。また、一般式(1)中のZ1〜Z6を含む環としては、次式(A−1)から(A−14)から選ばれる環がより好ましい。
Figure 0006378918
(式中、R1及びR2は前記と同じ)
一般式(1)中、Yは、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素基、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素−C1-10脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素−O−基、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素−O−C1-10脂肪族炭化水素基、置換基を有していてもよいN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個有する2価の単環性若しくは二環性の芳香族複素環式基、置換基を有していてもよいN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個有する2価の単環性若しくは二環性の芳香族複素環−C1-10脂肪族炭化水素基、又は置換基を有していてもよいN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個有する2価の単環性若しくは二環性の芳香族複素環−O−C1-10脂肪族炭化水素基を示す。
前記の2価のC6-14芳香族炭化水素基としては、フェニレン基、ナフチレン基等が挙げられる。
前記の2価のC1-10脂肪族炭化水素基としては、炭素数1〜10の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基、炭素数2〜10の直鎖又は分岐鎖のアルケニレン基、炭素数2〜10の直鎖又は分岐鎖のアルキニレン基、炭素数3〜10のシクロアルキレン基等が挙げられる。より具体的には、メチレン基、エチレン基、n−プロピレン基、イソプロピレン基、n−ブチレン基、n−ペンチレン基、n−ヘキシレン基等の炭素数1〜10のアルキレン基;エテニレン基、プロペニレン基等の炭素数2〜10のアルケニレン基;エチニレン基、プロピニレン基、ヘキシニレン等の炭素数2〜10のアルキニレン基;シクロプロピレン基、シクロブチレン基、シクロペンチレン基、シクロヘキシレン基等の炭素数3〜10のシクロアルキレン基が挙げられる。
前記のN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個有する2価の単環性又は二環性の芳香族複素環式基における、単環性の芳香族複素環式基としては、5〜6員のものが好ましい。これら単環性又は二環性の芳香族複素環式基の具体例としては、ピロリル基、フリル基、チエニル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、オキサゾリル基、チアゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、インドリル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾイミダゾリル基、テトラゾリル基等が挙げられ、特にチエニル基、チアゾリル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基が好ましい。
一般式(1)中、Yとしては、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素基、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素−C1-10脂肪族炭化水素基、又は置換基を有していてもよいN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個有する2価の単環性若しくは二環性の芳香族複素環式基がより好ましい。
また、Yとしては、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素基、又は置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素−C1-10脂肪族炭化水素基がさらに好ましい。
また、具体的には、Yとしては、置換基を有していてもよいフェニレン基、置換基を有していてもよい2価のフェニレン−C1-10アルキレン基、置換基を有していてもよい2価のピリジル基、置換基を有していてもよい2価のチアゾリル基、又は置換基を有していてもよい2価のベンゾチアゾリル基がさらに好ましく、置換基を有していてもよいフェニレン基、又は置換基を有していてもよい2価のフェニレン−C1-10アルキレン基が特に好ましい。
Y上に置換し得る基としては、ハロゲン原子、アルキル基、ハロゲノアルキル基、アルコキシ基、ハロゲノアルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、チオアルコキシ基、ハロゲノチオアルコキシ基等が挙げられる。これらの置換基のうち、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、ハロゲノC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、C1-6チオアルコキシ基、ハロゲノC1-6チオアルコキシ基が好ましい。これらの置換基の好ましい具体例としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメチルチオ基、シアノ基、ニトロ基、メチル基、エチル基、イソプロピル基、メトキシ基等が挙げられる。なお、これらの置換基は、Y上に1〜5個有していてもよい。
また、Y上の置換基は、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、ハロゲノC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、C1-6チオアルコキシ基、及びハロゲノC1-6チオアルコキシ基から選ばれる1〜3個が好ましい。
また、Y上の置換基は、がん細胞増殖抑制作用の点から、ハロゲン原子、及びC1-6アルキル基から選ばれる1〜3個がさらに好ましい。
さらに、本発明化合物(1)においては、がん細胞増殖抑制作用が優れる点から、Y上にハロゲン原子、及びC1-6アルキル基から選ばれる1〜3個が置換していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素基、2価のC6-14芳香族炭化水素−C1-10脂肪族炭化水素基、又はN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個有する2価の単環性若しくは二環性の芳香族複素環式基がより好ましい。
さらにまた、前記の置換基が置換していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素基、又は2価のC6-14芳香族炭化水素−C1-10脂肪族炭化水素基がさらに好ましい。
さらには、前記の置換基が置換していてもよいフェニレン基、2価のフェニレン−C1-10アルキレン基、2価のピリジル基、2価のチアゾリル基、又は2価のベンゾチアゾリル基がさらに好ましく、前記の置換基が置換していてもよいフェニレン基、又は2価のフェニレン−C1-10アルキレン基が特に好ましい。
一般式(1)中、Amは、二置換アミノ基、又は置換基を有していてもよい窒素含有飽和複素環式基を示し;
Amの置換基は、アミノ基、C1-10アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、ヒドロキシ−C1-6アルキル基、ヒドロキシ基、ピペリジニル基、モルホリニル基、シアノ−C1-6アルキル基、C1-6アルキルオキシカルボニル基、C1-6アシルオキシ−C1-6アルキル基、ジC1-6アルキルアミノ基及びジC1-6アルキルアミノ−C1-6アルキル基から選ばれる1〜5個である。
また、Amは、置換基を有していてもよい窒素含有飽和複素環式基がより好ましい。
二置換アミノ基の好ましい例としては、ジC1-6アルキルアミノ基、(ジC1-6アルキルアミノ−C1-6アルキル)(C1-6アルキル)アミノ基、ジ(C1-6アルコキシ−C1-6アルキル)アミノ基等が挙げられ、具体的には、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジイソプロピルアミノ基、(エチル)(n-プロピル)アミノ基、(ジメチルアミノエチル)(メチル)アミノ基、(ジエチルアミノエチル)(メチル)アミノ基、(ジエチルアミノエチル)(エチル)アミノ基等が挙げられる。
窒素含有飽和複素環式基としては、窒素原子を1又は2個有し、さらに酸素原子又は硫黄原子を有していてもよい5員〜7員の飽和複素環式基が挙げられる。当該飽和複素環式基の好ましい例としては、ピロリジニル基、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、1,1-ジオキシドチオモルホリニル基、ホモピペラジニル基、ケトピペラジニル基、ジケトピペラジニル基等が挙げられる。このうち、ピペリジニル基、ピペラジニル基、モルホリニル基、チオモルホリニル基、1,1-ジオキシドチオモルホリニル基、ホモピペラジニル基等が好ましく、ピペリジニル基、又はピペラジニル基がさらに好ましい。
Amの置換基の好ましい例としてはアミノ基、C1-10アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、ヒドロキシ−C1-6アルキル基、C1-6アシルオキシ−C1-6アルキル基、ジC1-6アルキルアミノ基等が挙げられる。さらに置換基の具体例としては、アミノ基、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、n-ペンチル基、n-へキシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ジメチルアミノ基等が挙げられる。
また、Am上の置換基は、がん細胞増殖抑制作用の点から、アミノ基、C1-10アルキル基、C3-6シクロアルキル基、及びヒドロキシ−C1-6アルキル基がより好ましく、アミノ基、C2-6アルキル基、及びヒドロキシ−C2-4アルキル基がさらに好ましく、C2-4アルキル基が特に好ましい。また、アルキル基は直鎖であることが特に好ましい。
さらに、本発明化合物(1)においては、がん細胞増殖抑制作用が優れる点から、Amは、置換基を有していてもよい窒素含有飽和複素環式基が好ましく、当該置換基が、アミノ基、C1-10アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、ヒドロキシ−C1-6アルキル基、C1-6アルコキシキル−C1-6アルキル基、及びジC1-6アルキルアミノ基から選ばれる1〜5個であることが好ましい。また、Amは、置換基を有していてもよいピペリジニル基、又は置換基を有していてもよいピペラジニル基が好ましく、当該置換基が、アミノ基、C1-10アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、及びヒドロキシ−C1-6アルキル基から選ばれる1〜5個であることが好ましく、アミノ基、C2-6アルキル基、及びヒドロキシ−C2-4アルキル基から選ばれる1〜5個であることがさらに好ましく、C2-4アルキル基から選ばれる1〜5個であることが特に好ましい。
1及びR2は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ジアルキルアミノ基、フェニル基、ニトロ基、シアノ基、C1-6アルコキシ基、トリフルオロメチル基、C1-6チオアルコキシ基、又はトリクロロメチル基を示す。より好ましいR1及びR2は、水素原子、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、ジC1-6アルキルアミノ基、フェニル基、ニトロ基、シアノ基、C1-6アルコキシ基、C1-6チオアルコキシ基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基である。より具体的には、水素原子、メチル基、エチル基、メトキシ基、ジメチルアミノ基、フェニル基、ニトロ基、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基が挙げられる。
一般式(1)中、XがO又はSであり;
3が水素原子であり;
1−Z6を含む環が(A−1)、(A−2)、(A−3)、(A−4)、(A−5)、(A−6)、(A−7)、(A−8)、(A−9)、(A−10)、(A−11)(A−12)、(A−13)又は(A−14)であり;
Yが、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素基、置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素−C1-10脂肪族炭化水素基、又は置換基を有していてもよいN、S及びOから選ばれるヘテロ原子を1〜4個有する2価の単環性若しくは二環性の芳香族複素環式基であり、より好ましくは置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素基、又は置換基を有していてもよい2価のC6-14芳香族炭化水素−C1-10脂肪族炭化水素基であり、さらに好ましくは置換基を有していてもよいフェニレン基、置換基を有していてもよい2価のフェニレン−C1-10アルキレン基、置換基を有していてもよい2価のピリジル基、置換基を有していてもよい2価のチアゾリル基、又は置換基を有していてもよい2価のベンゾチアゾリル基であり、そのY上の置換基が、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、ハロゲノC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、C1-6チオアルコキシ基、及びハロゲノC1-6チオアルコキシ基から選ばれる1〜3個であり;
Amが、置換基を有していてもよい窒素含有飽和複素環式基であり、より好ましくは置換基を有していてもよいピペリジニル基、又は置換基を有していてもよいピペラジニル基であり、当該置換基が、アミノ基、C1-10アルキル基、C3-6シクロアルキル基、及びヒドロキシ−C1-6アルキル基から選ばれる1〜5個であるチアゾリジン誘導体又はその塩がより好ましい。
さらには、一般式(1)中、XがOであり;
3が水素原子であり;
1−Z6を含む環が(A−1)、(A−2)、(A−3)、(A−4)、(A−5)、(A−6)、(A−7)、(A−8)、(A−9)、(A−10)、(A−11)(A−12)、(A−13)又は(A−14);
Yが、置換基を有していてもよいフェニレン基、置換基を有していてもよい2価のフェニレン−C1-10アルキレン基、置換基を有していてもよい2価のピリジル基、置換基を有していてもよい2価のチアゾリル基、又は置換基を有していてもよい2価のベンゾチアゾリル基であり、より好ましくは置換基を有していてもよいフェニレン基、又は置換基を有していてもよい2価のフェニレン−C1-10アルキレン基であり、そのY上の置換基が、ハロゲン原子、及びC1-6アルキル基から選ばれる1〜3個であり;
Amが、置換基を有していてもよいピペリジニル基、又は置換基を有していてもよいピペラジニル基であり、当該置換基が、アミノ基、C1-10アルキル基、C3-6シクロアルキル基、及びヒドロキシ−C1-6アルキル基から選ばれる1〜5個であり、より好ましくはアミノ基、C2-6アルキル基、及びヒドロキシ−C2-4アルキル基から選ばれる1〜5個であり、さらに好ましくはC2-4アルキル基から選ばれる1〜5個であるチアゾリジン誘導体又はその塩がさらに好ましい。
本発明化合物(1)の塩としては、塩酸、硫酸、臭化水素酸、硝酸等の無機酸塩、酢酸、クエン酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸塩が挙げられ、塩酸塩、メタンスルホン酸塩、硫酸塩が好ましい。
さらに、本発明化合物(1)又はその塩には水和物等の溶媒和物が含まれる。本発明化合物には、二重結合の存在により異性体があるが、Z体、E体のいずれも含まれる。また、本発明化合物に不斉炭素原子が含まれる場合、それらの光学異性体及びラセミ体も含まれる。
一般式(1)で表される化合物(本発明化合物(1))のうち、Pim阻害作用やがん細胞増殖抑制作用の強さ、代謝安定性の高さ等の理由から特に好ましい化合物は次のとおりである。
(1)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物1)
(2)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物2)
(3)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン メタンスルホナート (化合物3)
(4)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物4)
(5)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物5)
(6)5-((4-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物6)
(7)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物7)
(8)5-((4-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物8)
(9)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物9)
(10)5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物10)
(11)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物11)
(12)5-((4-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物12)
(13)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物13)
(14)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物14)
(15)5-((4-(4-(4-シクロペンチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物15)
(16)5-((4-(4-(4-ペンチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物16)
(17)5-((4-(4-(4-ヘキシルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物17)
(18)5-((4-(4-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物18)
(19)5-((4-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物19)
(20)5-((4-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物20)
(21)5-((4-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物21)
(22)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物22)
(23)5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物23)
(24)5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)-2-チオキソチアゾリジン-4-オン (化合物24)
(25)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物25)
(26)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン メタンスルホナート (化合物26)
(27)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-(トリフルオロメチル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物27)
(28)5-((8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物28)
(29)5-((8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-2-イル)メチレン)-2-チオキソチアゾリジン-4-オン (化合物29)
(30)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物30)
(31)5-((5-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物31)
(32)5-((5-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物32)
(33)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物33)
(34)5-((4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物34)
(35)5-((4-(2-(4-エチルピペラジン-1-イル)ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物35)
(36)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物36)
(37)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-ニトロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物37)
(38)5-((4-(6-(4-エチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物38)
(39)5-((4-(6-(4-プロピルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物39)
(40)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-3-ニトロキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物40)
(41)5-((2-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物41)
(42)5-((2-メチル-4-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物42)
(43)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物43)
(44)5-((2-エチル-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物44)
(45)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-8-フルオロ-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物45)
(46)5-((4-(3-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物46)
(47)5-((4-(3-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物47)
(48)5-((4-(4-((3R,5S)-4-エチル-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物48)
(49)5-((4-(4-((3R,5S)-3,5-ジメチル-4-プロピルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物49)
(50)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-2-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物50)
(51)5-((4-(3-エチル-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物51)
(52)5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)-2-(4-エチルピペラジン-1-イル)ベンゾニトリル (化合物52)
(53)5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)-2-(4-プロピルピペラジン-1-イル)ベンゾニトリル (化合物53)
(54)2-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)ベンゾニトリル (化合物54)
(55)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物55)
(56)2-(4-(4-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)エチルアセテート (化合物56)
(57)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物57)
(58)5-((4-(3-クロロ-4-(4-ペンチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物58)
(59)5-((4-(3-クロロ-4-(4-ヘキシルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物59)
(60)5-((4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物60)
(61)5-((4-(3-フルオロ-4-((3R,5S)-3,4,5-トリメチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物61)
(62)5-((4-(3-エチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物62)
(63)5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンゾニトリル (化合物63)
(64)2-(4-シクロペンチルピペラジン-1-イル)-5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)ベンゾニトリル (化合物64)
(65)5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)-2-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)ベンゾニトリル (化合物65)
(66)5-((4-(4-(3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物66)
(67)5-((4-(4-(4-エチル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物67)
(68)5-((4-(3-フルオロ-4-(3-メチル-4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物68)
(69)5-((4-(3-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物69)
(70)5-((4-(3-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物70)
(71)(R)-5-((4-(4-(3-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物71)
(72)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-7-メトキシキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物72)
(73)5-((5-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物73)
(74)5-((5-(4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物74)
(75)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物75)
(76)5-((8-(4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物76)
(77)5-((4-(3-クロロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物77)
(78)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物78)
(79)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物79)
(80)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物80)
(81)5-((4-(4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物81)
(82)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メトキシフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物82)
(83)5-((4-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物83)
(84)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物84)
(85)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物85)
(86)5-((4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール-5-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物86)
(87)5-((4-(2-(4-エチルピペラジン-1-イル)チアゾール-5-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物87)
(88)5-((4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物88)
(89)5-((4-(4-(4-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物89)
(90)(R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物90)
(91)5-((4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物91)
(92)(R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物92)
(93)(S)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物93)
(94)(R)-5-((4-(4-(3-アミノピロリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物94)
(95)5-((2-メチル-4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物95)
(96)(R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物96)
(97)5-((8-フルオロ-4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物97)
(98)(R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物98)
(99)(R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物99)
(100)(S)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物100)
(101)5-((4-(3-クロロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物101)
(102)5-((2-エチル-4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物102)
(103)(R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-エチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物103)
(104)6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-カルボニトリル (化合物104)
(105)5-((1-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物105)
(106)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物106)
(107)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物107)
(108)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物108)
(109)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物109)
(110)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物110)
(111)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-8-メチルキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物111)
(112)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物112)
(113)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-8-フルオロキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物113)
(114)6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-カルボニトリル (化合物114)
(115)5-((8-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物115)
(116)5-((3-クロロ-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物116)
(117)(R)-5-((5-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物117)
(118)5-((5-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物118)
(119)(R)-5-((5-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物119)
(120)(R)-4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キノリン-3-カルボニトリル ハイドロクロライド (化合物120)
(121)6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル) キノリン-3-カルボニトリル ハイドロクロライド (化合物121)
(122)6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-カルボニトリル ハイドロクロライド (化合物122)
(123)(R)-4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キノリン-3-カルボニトリル ハイドロクロライド (化合物123)
(124)(S)-4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キノリン-3-カルボニトリル ハイドロクロライド (化合物124)
(125)5-((8-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物125)
(126)(R)-5-((8-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物126)
(127)(R)-5-((8-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物127)
(128)5-((8-(4-(ピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物128)
(129)5-((8-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-4-メチル-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物129)
(130)(R)-5-((8-(4-(3-アミノピロリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-4-メチル-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物130)
(131)5-((8-(3-クロロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-4-メチル-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物131)
(132)(S)-5-((8-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-4-メチル-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物132)
(133)(R)-5-((8-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-4-メチル-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物133)
(134)(R)-4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-1,5-ナフチリジン-3-カルボニトリル ハイドロクロライド (化合物134)
(135)6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジン-3-カルボニトリル ハイドロクロライド (化合物135)
(136)5-((4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物136)
(137)(R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物137)
(138)(R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物138)
(139)(S)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-3-クロロキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物139)
(140)(R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-3-クロロキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物140)
(141)6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-カルボニトリル (化合物141)
(142)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物142)
(143)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(3-ヒドロキシプロピル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物143)
(144)5-((4-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン メタンスルホナート (化合物144)
(145)5-((4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール-5-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン メタンスルホナート (化合物145)
(146)5-((4-(2-(4-エチルピペラジン-1-イル)チアゾール-5-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン メタンスルホナート (化合物146)
(147)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン メタンスルホナート (化合物147)
(148)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン メタンスルホナート (化合物148)
(149)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-8-メチルキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン メタンスルホナート (化合物149)
(150)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物150)
(151)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-フェニルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物151)
(152)5-((2-(ジメチルアミノ)-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物152)
(153)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル-1-イル)-3-メチルフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物153)
(154)5-((4-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物154)
(155)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物155)
(156)5-((4-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物156)
(157)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物157)
(158)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物158)
(159)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物159)
(160)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物160)
(161)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物161)
(162)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物162)
(163)5-((4-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物163)
(164)5-((4-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物164)
(165)5-((4-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物165)
(166)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物166)
(167)5-((4-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物167)
(168)5-((4-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物168)
(169)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物169)
(170)5-((4-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物170)
(171)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物171)
(172)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物172)
(173)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物173)
(174)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物174)
(175)5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キノリン-4-イル)-2-(4-エチルピペラジン-1-イル)ベンゾニトリル (化合物175)
(176)5-((4-(4-((3R,5S)-3,4,5-トリメチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物176)
(177)5-((4-(4-((3R,5S)-3,4,5-トリメチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物177)
(178)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-2-フルオロフェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物178)
(179)5-((4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物179)
(180)5-((4-(3-(2-モルホリノエチル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物180)
(181)5-((4-(3-(2-モルホリノエチル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物181)
(182)5-((4-(3-((4-メチルピペリジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物182)
(183)5-((4-(3-((4-メチルピペリジン-1-イル)メチル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物183)
(184)5-((4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール-4-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物184)
(185)5-((4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール-4-イル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物185)
(186)5-((4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物186)
(187)5-((4-(3-((4-ブチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物187)
(188)5-((4-(3-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物188)
(189)5-((4-(3-((4-ブチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物189)
(190)5-((4-(3-((エチル(プロピル)アミノ)メチル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物190)
(191)5-((4-(3-((エチル(プロピル)アミノ)メチル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物191)
(192)5-((4-(3-(4-イソブチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物192)
(193)5-((4-(3-(4-イソブチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物193)
(194)5-((4-(3-((1-メチルピペリジン-4-イル)メチル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物194)
(195)5-((4-(3-((1-メチルピペリジン-4-イル)メチル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物195)
(196)5-((4-(4-(3-(ジメチルアミノ)プロピル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物196)
(197)5-((4-(4-(3-(ジメチルアミノ)プロピル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物197)
(198)5-((4-(4-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物198)
(199)5-((4-(4-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物199)
(200)5-((4-(4-(4-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物200)
(201)5-((4-(4-(4-メチル-1,4-ジアゼパン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物201)
(202)5-((4-(3-クロロ-4-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物202)
(203)5-((4-(3-ブロモ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物203)
(204)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物204)
(205)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-yl)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物205)
(206)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-(トリフルオロメチル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物206)
(207)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-8-メトキシキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物207)
(208)5-((5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物208)
(209)5-((5-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物209)
(210)5-((5-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物210)
(211)5-((5-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物211)
(212)5-((5-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物212)
(213)5-((5-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物213)
(214)5-((5-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物214)
(215)5-((5-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物215)
(216)5-((5-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物216)
(217)5-((5-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物217)
(218)5-((5-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物218)
(219)5-((5-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物219)
(220)5-((5-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物220)
(221)5-((5-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物221)
(222)5-((5-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物222)
(223)5-((5-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物223)
(224)5-((5-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物224)
(225)5-((5-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン( 化合物225)
(226)5-((5-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物226)
(227)5-((1-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物227)
(228)5-((1-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物228)
(229)5-((1-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物229)
(230)5-((1-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物230)
(231)5-((1-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物231)
(232)5-((1-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物232)
(233)5-((1-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物233)
(234)5-((1-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物234)
(235)5-((1-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物235)
(236)5-((1-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物236)
(237)5-((1-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物237)
(238)5-((1-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物238)
(239)5-((1-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物239)
(240)5-((1-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物240)
(241)5-((1-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物241)
(242)5-((1-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物242)
(243)5-((1-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物243)
(244)5-((1-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物244)
(245)5-((1-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物245)
(246)5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物246)
(247)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物247)
(248)5-((4-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物248)
(249)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物249)
(250)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物250)
(251)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物251)
(252)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物252)
(253)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物253)
(254)5-((4-(4-(4-ブチルピルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物254)
(255)5-((4-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物255)
(256)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物256)
(257)5-((4-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物257)
(258)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物258)
(259)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物259)
(260)5-((4-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物260)
(261)5-((4-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物261)
(262)5-((4-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物262)
(263)5-((4-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物263)
(264)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物264)
(265)5-((5-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物265)
(266)5-((5-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物266)
(267)5-((5-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物267)
(268)5-((5-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物268)
(269)5-((5-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物269)
(270)5-((5-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物270)
(271)5-((5-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物271)
(272)5-((5-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物272)
(273)5-((5-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物273)
(274)5-((5-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物274)
(275)5-((5-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物275)
(276)5-((5-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物276)
(277)5-((5-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物277)
(278)5-((5-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物278)
(279)5-((5-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物279)
(280)5-((5-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物280)
(281)5-((5-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物281)
(282)5-((5-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物282)
(283)5-((5-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物283)
(284)5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物284)
(285)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物285)
(286)5-((4-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物286)
(287)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物287)
(288)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物288)
(289)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物289)
(290)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物290)
(291)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物291)
(292)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物292)
(293)5-((4-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物293)
(294)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物294)
(295)5-((4-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物295)
(296)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物296)
(297)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物297)
(298)5-((4-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物298)
(299)5-((4-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物299)
(300)5-((4-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物300)
(301)5-((4-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物301)
(302)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物302)
(303)5-((8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物303)
(304)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物304)
(305)5-((8-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物305)
(306)5-((8-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物306)
(307)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物307)
(308)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物308)
(309)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物309)
(310)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物310)
(311)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物311)
(312)5-((8-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物312)
(313)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物313)
(314)5-((8-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物314)
(315)5-((8-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物315)
(316)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物316)
(317)5-((8-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物317)
(318)5-((8-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物318)
(319)5-((8-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物319)
(320)5-((8-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物320)
(321)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物321)
(322)5-((8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物322)
(323)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物323)
(324)5-((8-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物324)
(325)5-((8-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物325)
(326)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物326)
(327)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物327)
(328)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物328)
(329)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物329)
(330)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物330)
(331)5-((8-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物331)
(332)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物332)
(333)5-((8-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物333)
(334)5-((8-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物334)
(335)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物335)
(336)5-((8-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物336)
(337)5-((8-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物337)
(338)5-((8-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物338)
(339)5-((8-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物339)
(340)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物340)
(341)5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物341)
(342)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物342)
(343)5-((4-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物343)
(344)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物344)
(345)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物345)
(346)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物346)
(347)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物347)
(348)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物348)
(349)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物349)
(350)5-((4-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物350)
(351)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物351)
(352)5-((4-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物352)
(353)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物353)
(354)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物354)
(355)5-((4-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物355)
(356)5-((4-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物356)
(357)5-((4-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物357)
(358)5-((4-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物358)
(359)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物359)
(360)5-((8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物360)
(361)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物361)
(362)5-((8-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物362)
(363)5-((8-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物363)
(364)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物364)
(365)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物365)
(366)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物366)
(367)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物367)
(368)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物368)
(369)5-((8-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物369)
(370)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物370)
(371)5-((8-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物371)
(372)5-((8-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物372)
(373)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物373)
(374)5-((8-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物374)
(375)5-((8-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物375)
(376)5-((8-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物376)
(377)5-((8-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物377)
(378)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物378)
(379)5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物379)
(380)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物380)
(381)5-((4-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物381)
(382)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物382)
(383)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物383)
(384)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物384)
(385)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物385)
(386)5-((4-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物386)
(387)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物387)
(388)5-((4-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物388)
(389)5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物389)
(390)5-((4-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物390)
(391)5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物391)
(392)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物392)
(393)5-((4-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物393)
(394)5-((4-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物394)
(395)5-((4-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物395)
(396)5-((4-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物396)
(397)5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物397)
(398)5-((8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物398)
(399)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物399)
(400)5-((8-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物400)
(401)5-((8-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物401)
(402)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物402)
(403)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物403)
(404)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物404)
(405)5-((8-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物405)
(406)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物406)
(407)5-((8-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物407)
(408)5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物408)
(409)5-((8-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物409)
(410)5-((8-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物410)
(411)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物411)
(412)5-((8-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物412)
(413)5-((8-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物413)
(414)5-((8-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物414)
(415)5-((8-(3-クロロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物415)
(416)5-((8-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)-1,5-ナフチリジンン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物416)
(417)5-((4-(6-(4-メチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物417)
(418)5-((4-(6-(4-ブチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物418)
(419)5-((4-(3-クロロ-4-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物419)
(420)2-(4-(2-クロロ-4-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)アセトニトリル (化合物420)
また、これらの化合物のうち、化合物1〜153が好ましい。これらの化合物は、フリー体のものは、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸塩、酢酸、クエン酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸等の有機酸塩等とすることができ、また、塩のものはフリー体としても使用できる。塩としては、塩酸、メタンスルホン酸、硫酸が好ましい。
本発明化合物(1)は、例えば次の反応式に従って製造することができる。
Figure 0006378918
(式中、X、Z1〜Z6、Y、Am、R1、R2及びR3は前記と同じ)
すなわち、式(2)で表されるアルデヒドと式(3)で表される化合物を反応させることにより、本発明化合物(1)が得られる。
アルデヒド(2)と化合物(3)との反応は、(A)酢酸及び炭酸水素ナトリウムの存在下に反応させる方法、(B)ピペリジンやピロリジンの存在下に反応させる方法、(C)酢酸及びピペリジン存在下に反応させる方法により行うことができる。より詳細には、アルデヒド(2)と化合物(3)とを(A)酢酸及び炭酸水素ナトリウムの存在下に加熱還流する方法;(B)ピペリジン又はピロリジンの存在下にエタノール等のアルコール中で加熱還流する方法;(C)酢酸及びピペリジン存在下、アセトニトリル中で加熱還流する方法により本発明化合物(1)を製造することができる。
ここで(A)法は、例えば酢酸中、化合物(3)に対して、0.8〜1.2等量のアルデヒド(2)及び2.5等量の炭酸水素ナトリウムを用い、100℃で18時間加熱還流するのが好ましい。また(B)法は、化合物(3)に対して、0.8〜1.2等量のアルデヒド(2)及び0.2〜0.5等量のピペリジン又はピロリジンを用い、70℃で20時間加熱還流するのが好ましい。また(C)法は、化合物(3)に対して、0.8〜1.2等量のアルデヒド(2)及び0.05〜0.5等量のピペリジン及び0.05〜0.5等量の酢酸を用い、還流条件で20時間加熱還流するのが好ましい。
また、本発明化合物(1)のAmの置換基が保護基を有する場合は、適宜脱保護してもよい。
また原料であるアルデヒド(2)は、公知の手段によって製造することができる。(A−1)の構造を有するアルデヒド(2a)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Qはボロン酸やボロン酸エステル等の官能基を示し、Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示し、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(4)とQ−Y−Amを鈴木−宮浦カップリングにより反応させて化合物(5)とし、化合物(5)にビニル基を導入して化合物(6)とする。化合物(6)のビニル基を酸化的に開裂してアルデヒド(2a)が得られる。
また、化合物(4)とQ−Y−Wを鈴木−宮浦カップリングにより反応させて化合物(7)とした後、Amを反応させて化合物(5)とし、アルデヒド(2a)へと変換することもできる。
化合物(4)とQ−Y−AmまたはQ−Y−Wとの鈴木−宮浦カップリング反応は、加熱条件下、パラジウム触媒としてテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムや1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−パラジウムジクロリド−ジクロロメタン錯体を用い、塩基として炭酸ナトリウムや炭酸カリウムを用いて行われる。
化合物(5)のビニル化反応は、加熱条件下、もしくはマイクロウェーブ照射下、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等のパラジウム触媒を用い、トリブチルビニルスズを反応させることにより行われる。加熱条件下、酢酸パラジウム等のパラジウム触媒および配位子として2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2′,6′-ジメトキシビフェニルや2-ジシクロへキシルホスフィノ-2′,6′-ジイソプロポキシビフェニル等を用い、リン酸三カリウム等の塩基の存在下、4,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ジオキサボロラン等を反応させてもよい。また、加熱条件下、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等のパラジウム触媒を用い、炭酸ナトリウムや炭酸カリウム等の塩基の存在下、4,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ジオキサボロラン等を反応させてもよい。
化合物(6)の二重結合開裂反応は、例えば四酸化オスミウム、および過ヨウ素酸ナトリウムを作用させればよい。
化合物(7)から化合物(5)への反応は、例えばWが保護されたヒドロキシアルキル基の場合は、化合物(7)のWを脱保護してヒドロキシアルキル基とし、メタンスルホニルクロリド等を作用させた後、Amと反応させることにより行われる。また、Wを脱保護してヒドロキシアルキル基とし、酸化してホルミルアルキル基とした後、酢酸等の酸存在下、Amおよびトリアセトキシボロヒドリド等の還元剤を反応させてもよい。Wが保護されたヒドロキシ基の場合は、Wを脱保護し、ヒドロキシ基とした後、塩基の存在下にアルキルハライドを反応させるアルキル化反応等によりAmを導入し、化合物(5)を得ることができる。Wがホルミル基、またはホルミルアルキル基の場合は、例えば、酢酸等の酸存在下、Amおよびトリアセトキシボロヒドリド等の還元剤を反応させ化合物(5)を合成することができる。また、Wがアルコキシカルボニル基の場合には、加水分解して、カルボン酸とした後、ジイソプロピルエチルアミンやトリエチルアミン等の塩基存在下、O-(1H-6-クロロベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート等の縮合剤を用い、Amと縮合し、化合物(5)を得ることができる。
Amの末端がアミノ基の場合は、適宜保護基を用いて合成を行い、脱保護した後に置換基を導入してもよい。
また、Amの置換基が保護基を有する場合は、適宜脱保護してもよい。
1がクロロ基の場合は、化合物(5)に各種アミンを作用させることによりR1をアミノ基に変換できる。アミノ化は例えば化合物(5)に対しテトラヒドロフラン等の溶媒を用い、封菅中、ジメチルアミン等のアミンを100℃で20時間作用させればよい。
化合物(4)は市販されている。もしくは国際公開第2008/089307号パンフレット、国際公開第2007/117607号パンフレットおよび J. Am.Chem. Soc., 28, 101(1906) に記載の方法により合成できる。
また、(A−1)の構造を有するアルデヒド(2a)は、例えば次の式に従って合成することもできる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(8)とQ−Y−Amを、前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させて化合物(9)とし、化合物(9)の水酸基をトリフラートに変換し、化合物(10)とする。化合物(10)を前記化合物(5)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で反応させることによりアルデヒド(2a)が得られる。
化合物(9)から化合物(10)への変換は、ジイソプロピルエチルアミン等の塩基、および触媒量のN,N-ジメチル-4-アミノピリジ存在下、塩化メチレン中、0℃で無水トリフルオロメタンスルホン酸を作用させればよい。
(A−2)の構造を有するアルデヒド(2b)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、W、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(11)のエステルをアルコールへと還元し、次いで酸化することでアルデヒド(13)が得られる。化合物(13)に対しQ−Y−Amを、前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることによりアルデヒド(2b)が得られる。
また、アルデヒド(2a)は別途以下の方法で合成することもできる。すなわち、化合物(13)のアルデヒドをアセタール等で保護して化合物(14)とし、化合物(14)に対しQ−Y−Wを、前記化合物(4)から化合物(7)への反応と同様の方法で反応させることにより化合物(15)とする。化合物(15)にAmを反応させて化合物(16)とし、化合物(16)の保護基を脱保護してアルデヒド(2b)を合成することができる。
なお、化合物(13)からアルデヒド(2b)への変換において、Amの末端がアミノ基の場合は、化合物(13)のアルデヒドをアセタール保護して化合物(14)とし、末端アミンを適宜保護したQ−Y−Amを用いて反応させ、アミンの保護基を脱保護した後に置換基を導入し、アルデヒドの保護基を脱保護してアルデヒド(2b)へと変換することもできる。
化合物(11)の還元反応は、例えば水素化アルミニウムリチウムや水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化ホウ素カルシウムまたは塩化カルシウム存在下、水素化ホウ素ナトリウムを反応させること等により行われる。
化合物(12)の酸化反応は、デス−マーチン ペルヨージナン、二酸化マンガン等の酸化剤を用いることにより行われる。
化合物(13)のアセタール保護は、酸触媒の存在下、エチレングリコールや1,3-プロパンジオール等を反応させることにより行われる。
化合物(15)から化合物(16)への反応は、例えばWが保護されたヒドロキシアルキル基の場合、化合物(15)のWを脱保護してヒドロキシアルキル基とし、メタンスルホニルクロリド等を作用させた後、Amと反応させることにより行われる。また、Wを脱保護してヒドロキシアルキル基とし、酸化してホルミルアルキル基とした後、酢酸等の酸存在下、Amおよびトリアセトキシボロヒドリド等の還元剤を反応させてもよい。Wが保護されたヒドロキシ基の場合は、Wを脱保護し、ヒドロキシ基とした後、塩基の存在下にアルキルハライドを反応させるアルキル化反応等によりAmを導入し、化合物(16)を得ることができる。Wがホルミル基、またはホルミルアルキル基の場合は、例えば、酢酸等の酸存在下、Amおよびトリアセトキシボロヒドリド等の還元剤を反応させ化合物(16)を合成することができる。また、Wがアルコキシカルボニル基の場合には、加水分解して、カルボン酸とした後、ジイソプロピルエチルアミンやトリエチルアミン等の塩基存在下、O-(1H-6-クロロベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート等の縮合剤を用い、Amと縮合し、化合物(16)を得ることができる。Wがハロゲンの場合は、例えばバックワルド-ハートウィグ クロスカップリングにより、パラジウム触媒として酢酸パラジウム、塩基として炭酸セシウム、配位子として2,2'-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1'-ビナフチル等を用いて加熱するこすることでAmを導入し化合物(16)を得ることができる。また、ジイソプロピルアミン等のアミン、ヨウ化銅等の銅触媒およびジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムやテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム等のパラジウム触媒存在下、Amを有する末端アルキンを園頭カップリング反応により反応させ化合物(16)を合成することもできる。さらに、園頭カップリング反応により得られた生成物の三重結合を例えばパラジウム−活性炭などの触媒存在下、接触水素化により還元することもできる。
化合物(16)のアセタールの脱保護は、塩酸等を作用させてやればよい。
また、(A−2)の構造を有するアルデヒド(2b)は、次の反応式に従って合成することもできる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(17)を前記化合物(5)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で反応させ化合物(19)とし、化合物(19)に対しQ−Y−Amを、前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることによりアルデヒド(2b)が得られる。
なお、化合物(19)からアルデヒド(2b)への変換において、Amの末端がアミノ基の場合は、化合物(19)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法でアセタール保護した後、末端アミンを適宜保護したQ−Y−Amを用いて反応させ、アミンの保護基を脱保護した後に置換基を導入し、アルデヒドの保護基を脱保護してアルデヒド(2b)へと変換することもできる。
またアルデヒド(2b)は化合物(19)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法で保護した後、Q-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて反応させ、前記化合物(15)へのAmの導入方法と同様の方法でAmを導入し、アルデヒドのアセタール保護を脱保護することにより得ることもできる。
化合物(17)は市販されている。もしくは Bioorg. Med. Chem. Lett. 16, 6067(2006) に記載の方法により合成できる。
(A−3)の構造を有するアルデヒド(2c)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(20)を前記化合物(5)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で反応させ化合物(22)とし、化合物(22)に対しQ−Y−Amを、前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることによりアルデヒド(2c)が得られる。
(A−4)の構造を有するアルデヒド(2d)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Vはハロゲン原子等の官能基を示し、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(23)に対し、ザンドマイヤー反応を行い、化合物(24)とする。化合物(24)に対しQ−Y−Amを、前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることにより、化合物(25)が得られる。化合物(25)に対し、前記化合物(5)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で反応を行うことによりアルデヒド(2d)が得られる。
化合物(23)へのザンドマイヤー反応は、例えば、加熱条件下で、亜硝酸tert-ブチルや亜硝酸n-ブチル存在下、ジヨードメタンや塩化銅(II)等を反応させることにより行われる。
Amの末端がアミノ基の場合は、適宜保護基を用いて合成を行い、脱保護した後に置換基を導入してもよい。
またアルデヒド(2d)はQ-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて、化合物(24)と反応させた後、前記化合物(7)へのAmの導入方法と同様の方法で、Amを後から導入することにより得ることもできる。
(A−5)の構造を有するアルデヒド(2e)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(27)のシアノ基を還元して化合物(28)とし、化合物(28)とQ−Y−Amを、前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることにより、アルデヒド(2e)が得られる。
化合物(27)の還元反応は、例えば水素化ジイソブチルアルミニウム等により行われる。
なお、化合物(28)からアルデヒド(2e)への変換において、Amの末端がアミノ基の場合は、化合物(28)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法でアセタール保護した後、末端アミンを適宜保護したQ−Y−Amを用いて反応させ、アミンの保護基を脱保護した後に置換基を導入し、アルデヒドの保護基を脱保護してアルデヒド(2e)へと変換することもできる。
またアルデヒド(2e)は化合物(28)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法で保護した後、Q-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて反応させ、前記化合物(15)へのAmの導入方法と同様の方法でAmを導入し、アルデヒドのアセタール保護を脱保護することにより得ることもできる。
また、(A−5)の構造を有するアルデヒド(2e)は、次の式に従って合成することもできる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(27)とQ−Y−Amを、前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させ化合物(29)とし、化合物(29)のシアノ基を前記化合物(27)から化合物(28)への反応と同様の方法で還元することによりアルデヒド(2e)が得られる。
Amの末端がアミノ基の場合は、適宜保護基を用いて合成を行い、脱保護した後に置換基を導入してもよい。
またアルデヒド(2e)はQ-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて、化合物(27)と反応させた後、前記化合物(15)へのAmの導入方法と同様の方法で、Amを後から導入することにより得ることもできる。
(A−6)の構造を有するアルデヒド(2f)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(30)を臭素化して化合物(31)とし、化合物(31)をジメチルスルホキシド中、100℃で加熱し、化合物(32)を得る。化合物(32)とQ−Y−Amを前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることによりアルデヒド(2f)が得られる。
化合物(30)の臭素化は加熱条件下、ラジカル開始剤として、塩化ジルコニウム(IV)やアゾビスイソブチロニトリル、または過安息香酸を用い、N−ブロモコハク酸イミドを反応させることにより行われる。臭素を用いてもよい。
なお、化合物(32)からアルデヒド(2f)への変換において、Amの末端がアミノ基の場合は、化合物(32)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法でアセタール保護した後、末端アミンを適宜保護したQ−Y−Amを用いて反応させ、アミンの保護基を脱保護した後に置換基を導入し、アルデヒドの保護基を脱保護してアルデヒド(2f)へと変換することもできる。
またアルデヒド(2f)は化合物(32)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法で保護した後、Q-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて反応させ、前記化合物(15)へのAmの導入方法と同様の方法でAmを導入し、アルデヒドのアセタール保護を脱保護することにより得ることもできる。
(A−7)の構造を有するアルデヒド(2g)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(33)に対し、前記化合物(5)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で反応を行うことにより化合物(35)が得られる。化合物(35)とQ−Y−Amを、前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることにより、アルデヒド(2g)が得られる。
なお、化合物(35)からアルデヒド(2g)への変換において、Amの末端がアミノ基の場合は、化合物(35)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法でアセタール保護した後、末端アミンを適宜保護したQ−Y−Amを用いて反応させ、アミンの保護基を脱保護した後に置換基を導入し、アルデヒドの保護基を脱保護してアルデヒド(2g)へと変換することもできる。
またアルデヒド(2g)は化合物(35)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法で保護した後、Q-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて反応させ、前記化合物(15)へのAmの導入方法と同様の方法でAmを導入し、アルデヒドのアセタール保護を脱保護することにより得ることもできる。
(A−8)の構造を有するアルデヒド(2h)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am及びR2は前記と同じ)
化合物(36)のアミンをアセチル保護した後、臭素化し、化合物(38)とする。化合物(38)のアミノ基の保護基を除去した後、環化し化合物(40)を得る。化合物(40)のカルボニル基を塩素化し化合物(41)とした後、前記化合物(5)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で反応を行うことにより化合物(43)が得られる。化合物(43)に対し、Q−Y−Amを前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることによりアルデヒド(2h)が得られる。
化合物(36)の保護は、例えば、トリエチルアミン等の塩基存在下、塩化アセチルを作用させればよい。また、トリエチルアミン等の塩基および触媒量のN,N−ジメチルアミノピリジン存在下、無水酢酸を作用させてもよい。
化合物(37)の臭素化反応は、酢酸中、臭素を作用させることにより行われる。N−ブロモコハク酸イミドを反応させてもよい。
化合物(38)の脱保護は、例えば、加熱条件下、濃塩酸等の酸を作用させればよい。
化合物(39)の環化反応は、酸触媒の存在下に亜硝酸ナトリウム等を反応させることにより行われる。酸触媒としては、濃塩酸や、酢酸等が用いられる。
化合物(40)の塩素化反応は、例えば、加熱条件下、触媒としてN,N−ジメチルホルムアミドを用い、オキシ塩化リンや塩化チオニルを作用させることにより行われる。
また、(A−8)の構造を有するアルデヒド(2h)は、例えば次の式に従って合成することもできる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am及びR2は前記と同じ)
化合物(42)に対し、Q−Y−Amを前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させ化合物(44)とする。化合物(44)に対し、前記化合物(6)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で反応を行うことによりアルデヒド(2h)が得られる。
Amの末端がアミノ基の場合は、適宜保護基を用いて合成を行い、脱保護した後に置換基を導入してもよく、Amの置換基が保護基を有する場合は、適宜脱保護してもよい。
(A−9)の構造を有するアルデヒド(2i)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(45)に対し、前記化合物(5)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で反応を行うことにより化合物(47)が得られる。化合物(47)に対し、Q−Y−Amを前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることによりアルデヒド(2i)が得られる。
Amの末端がアミノ基の場合は、適宜保護基を用いて合成を行い、脱保護した後に置換基を導入してもよい。
またアルデヒド(2i)はQ-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて、化合物(47)と反応させた後、前記化合物(15)へのAmの導入方法と同様の方法で、Amを後から導入することにより得ることもできる。
(A−10)の構造を有するアルデヒド(2j)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am及びR1は前記と同じ)
化合物(48)にグリシンエチル塩酸塩を作用させ、化合物(49)を得る。化合物(49)のニトロ基を還元し化合物(50)を得る。化合物(50)を環化し化合物(51)とし、化合物(51)に対し、前記化合物(40)から化合物(41)への反応と同様の方法で塩素化することにより化合物(52)が得られる。化合物(52)を前記化合物(5)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で化合物(54)とする。化合物(54)とQ−Y−Amを、前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることにより、アルデヒド(2j)が得られる。
化合物(48)とグリシンエチル塩酸塩との反応は、塩基の存在下で加熱することにより行われる。塩基としてはN,N−ジイソプロピルエチルアミン等が用いられる。反応溶媒としては、N,N-ジメチルアセトアミド等を用いることが好ましい。反応は約80℃で12時間程度行えばよい。
化合物(49)の還元反応は、例えば、水およびエタノール中、鉄粉と塩化アンモニウムを用いて還流することにより行われる。
化合物(50)の環化反応は、たとえば、加熱条件下、封管中で水酸化ナトリウム水溶液と過酸化水素水を反応させることにより行われる。反応は約95℃で1時間程度行うのが好ましい。
Amの末端がアミノ基の場合は、適宜保護基を用いて合成を行い、脱保護した後に置換基を導入してもよい。
またアルデヒド(2j)はQ-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて、化合物(54)と反応させた後、前記化合物(15)へのAmの導入方法と同様の方法で、Amを後から導入することにより得ることもできる。
(A−11)の構造を有するアルデヒド(2k)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(55)に対し、Q−Y−Amを前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させ化合物(56)を得る。化合物(56)に対し、前記化合物(5)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で反応を行うことによりアルデヒド(2k)が得られる。
Amの末端がアミノ基の場合は、適宜保護基を用いて合成を行い、脱保護した後に置換基を導入してもよい。
またアルデヒド(2k)はQ-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて、化合物(55)と反応させた後、前記化合物(7)へのAmの導入方法と同様の方法で、Amを後から導入することにより得ることもできる。
(A−12)の構造を有するアルデヒド(2l)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(58)をエステル化し、化合物(59)とする。化合物(59)に前記化合物(11)から化合物(13)への反応と同様の方法で反応を行い化合物(61)とする。化合物(61)に対し、Q−Y−Amを前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応さることによりアルデヒド(2l)が得られる。
化合物(58)のエステル化は、例えば、触媒量のN,N-ジメチルホルムアミド存在下、オキサリルクロリドや、塩化チオニルを作用させ、続いて、メタノールを作用させればよい。また、化合物(58)にトリメチルシリルジアゾメタンを作用させて得ることもできる。
なお、化合物(61)からアルデヒド(2l)への変換において、Amの末端がアミノ基の場合は、化合物(61)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法でアセタール保護した後、末端アミンを適宜保護したQ−Y−Amを用いて反応させ、アミンの保護基を脱保護した後に置換基を導入し、アルデヒドの保護基を脱保護してアルデヒド(2l)へと変換することもできる。
またアルデヒド(2l)は化合物(61)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法で保護した後、Q-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて反応させ、前記化合物(15)へのAmの導入方法と同様の方法でAmを導入し、アルデヒドのアセタール保護を脱保護することにより得ることもできる。
(A−13)の構造を有するアルデヒド(2m)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(62)を環化し化合物(63)を得る。化合物(63)を前記化合物(40)から化合物(41)への反応と同様の方法で塩素化して化合物(64)を得る。化合物(64)に対し、Q−Y−Amを前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることにより化合物(65)が得られる。化合物(65)に対し、前記化合物(5)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で反応を行うことによりアルデヒド(2m)が得られる。
化合物(62)の環化反応は、例えば、ホルムアミジン酢酸塩、もしくはアンモニア存在下、無水酢酸等を反応させることにより行われる。
Amの末端がアミノ基の場合は、適宜保護基を用いて合成を行い、脱保護した後に置換基を導入してもよい。
またアルデヒド(2m)はQ-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて、化合物(64)と反応させた後、前記化合物(7)へのAmの導入方法と同様の方法で、Amを後から導入することにより得ることもできる。
(A−14)の構造を有するアルデヒド(2n)は、例えば次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、Q、Y、Am、R1及びR2は前記と同じ)
化合物(67)を前記化合物(5)からアルデヒド(2a)への反応と同様の方法で反応させ化合物(69)とし、化合物(69)とQ−Y−Amを前記化合物(4)から化合物(5)への反応と同様の方法で反応させることによりアルデヒド(2n)が得られる。
なお、化合物(69)からアルデヒド(2n)への変換において、Amの末端がアミノ基の場合は、化合物(69)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法でアセタール保護した後、末端アミンを適宜保護したQ−Y−Amを用いて反応させ、アミンの保護基を脱保護した後に置換基を導入し、アルデヒドの保護基を脱保護してアルデヒド(2n)へと変換することもできる。
またアルデヒド(2n)は化合物(69)のアルデヒドを前記化合物(13)から化合物(14)への反応と同様の方法で保護した後、Q-Y-Amの代わりにQ-Y-W(Wはハロゲン原子、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基や保護されたヒドロキシアルキル基、アルコキシカルボニル基、ホルミル基、ホルミルアルキル基等の官能基を示す。)を用いて反応させ、前記化合物(15)へのAmの導入方法と同様の方法でAmを導入し、アルデヒドのアセタール保護を脱保護することにより得ることもできる。
Amの置換基が保護基を有する場合は、適宜脱保護してもよい。
化合物(67)は市販されている。もしくは次の式に従って合成できる。
Figure 0006378918
(式中、R2は前記と同じ)
化合物(70)に化合物(71)を反応させ化合物(72)とし、化合物(72)をジフェニルエーテル中、205℃で30分程度加熱し、化合物(73)を得る。化合物(73)を前記化合物(40)から化合物(41)への反応と同様の方法で塩素化して化合物(67)を得る。
化合物(70)と化合物(71)との反応は、例えば、イソプロパノール中で2時間程度還流させればよい。
また、R1としてシアノ基を有する化合物(67)は次の式に従って合成することができる。
Figure 0006378918
(式中、R2は前記と同じ)
化合物(74)に化合物(75)を反応させ化合物(76)とし、化合物(76)をジフェニルエーテル中、250℃で5時間加熱し化合物(77)を得る。化合物(77)を前記化合物(40)から化合物(41)への反応と同様の方法で塩素化して化合物(67)を得る。
化合物(74)と化合物(75)との反応は、例えば、イソプロパノール中で7時間程度還流させればよい。
また、本発明化合物(1)の塩は、本発明化合物(1)より既知の方法により製造することができる。
本発明化合物(1)又はその塩は、後記実施例に示すように優れたPim阻害作用を有し、がん細胞増殖抑制作用及びアポトーシス誘導作用を有することから、抗がん剤、関節リウマチ治療薬、喘息等のアレルギー疾患、自己免疫疾患、炎症性疾患の治療薬、血管新生抑制剤、抗がん剤耐性克服剤や抗がん剤効果増強剤等のヒトを含む動物用医薬として有用である。また、本発明においてPim阻害作用はPim−1、Pim−2又はPim−3のうちいずれか1つのアイソザイムに効果があればよいが、全てのアイソザイムに効果があることがより好ましい。さらに、Pim阻害作用は後述の方法(試験例1)により求められるPimに対する阻害作用(IC50)(Pim活性を50%阻害する化合物の濃度)が少なくともPim−1、Pim−2又はPim−3のうちいずれか1つにおいて1μM以下であるものが好ましい。また、がん細胞増殖抑制作用は後述の方法(試験例2)により求められる増殖抑制作用(IC50)(細胞増殖を50%抑制する化合物の濃度)が、少なくとも一種のがん細胞について1.5μM以下であるものが特に好ましい。また、代謝安定性とは例えば肝ミクロソーム中での化合物の安定性を指し、安定性が高い方が好ましい。
本発明化合物(1)は、そのままでも投与することができるが、効果を低減させない範囲内で、分散補助剤、賦形剤等の通常製剤化に使用されるような担体と混合し、粉剤、液剤、カプセル剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤、エリキシル剤、顆粒剤、丸剤、錠剤、トローチ剤、リモネーデ剤等の経口剤又は注射剤等の剤形で使用することができる。
この様な担体としては、例えば、マンニトール、乳糖、デキストラン等の水溶性の単糖類ないしオリゴ糖類もしくは多糖類;例えばヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース等のゲル形成性又は水溶性のセルロース類;例えば結晶性セルロース、α−セルロース、架橋カルボキシメチルセルロースナトリウム、及びそれらの誘導体等の水吸収性でかつ水難溶性のセルロース類;例えばヒドロキシプロピル澱粉、カルボキシメチル澱粉、架橋澱粉、アミロース、アミロペクチン、ペクチン及びそれらの誘導体等の水吸収性でかつ水難溶性の多糖類;例えばアラビアガム、トラガントガム、グリコマンナン及びそれらの誘導体等の水吸収性でかつ水難溶性のガム類;例えばポリビニルピロリドン、架橋ポリアクリル酸及びその塩、架橋ポリビニルアルコール、ポリヒドロキシエチルメタクリレート及びそれらの誘導体等の架橋ビニル重合体類;リン脂質、コレステロール等のリポソーム等分子集合体を形成する脂質類等を挙げることができる。
本発明化合物(1)の溶解性が低い場合には、可溶化処理を施すことができる。可溶化処理としては通常医薬に適用できる方法、例えば、ポリオキシエチレンアルコールエーテル類、ポリオキシエチレンアシルエステル類、ソルビタンアシルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアシルエステル類等の界面活性剤を添加する方法、ポリエチレングリコール等の水溶性高分子を使用する方法等が挙げられる。また、必要により、可溶性の塩にする方法、シクロデキストリン等を用いて包接化合物を形成させる方法等も使用できる。
本発明の医薬の投与量は、投与法や患者の症状等に合わせて適宜調整すればよいが、本発明化合物(1)又はその塩として成人1日あたり1mg〜10g、さらに100mg〜10g、特に500mg〜10g投与するのが好ましい。
また、本発明のPim阻害剤は、上記のような医薬品製剤として用いるだけでなく、飲食品等として用いることもできる。この場合には、本発明化合物(1)又はその塩をそのまま、または各種の栄養成分を加えて、飲食品に含有せしめればよい。この飲食品は、がんの転移及び装飾、関節リウマチ、喘息等の改善、予防等に有用な保健用食品又は食品素材として利用でき、これらの飲食品又はその容器には、前記の効果を有する旨の表示を付してもよい。具体的に本発明のPim阻害剤を飲食品に配合する場合は、飲食品して使用可能な添加剤を適宜使用し、慣用の手段を用いて食用に適した形態、例えば、顆粒状、粒状、錠剤、カプセル、ペースト等に成形してもよく、また各種の食品、例えば、ハム、ソーセージ等の食肉加工品、かまぼこ、ちくわ等の水産加工物、パン、菓子、バター、粉乳、乳酸菌飲料、発酵乳、発酵豆乳などの発酵飲食品に添加して使用してもよい。なお、飲食品には動物飼料も含まれる。
次に実施例を挙げて、本発明を詳細に説明する。
実施例1
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物10)
工程1
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン
Figure 0006378918
アルゴン雰囲気下、6-ブロモ-4-クロロキナゾリン (886 mg, 3.63 mmol)、1-メチル-4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン (中間体26、1.0 g, 3.31 mmol) の 1,4-ジオキサン (50 mL)、水 (5 mL) 溶液にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム (382 mg, 0.33 mmol)、炭酸ナトリウム (1.23 g, 11.6 mmol) を加え 110 ℃で終夜間撹拌した。反応液に飽和重層水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (628 mg, 56%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.31 (1H, s), 8.38 (1H, t, J = 1.4 Hz), 7.95 (2H, d, J = 1.4 Hz), 7.76 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.09 (2H, d, J = 8.7 Hz), 3.40 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.62 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.39 (3H, s).
工程2
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン (628 mg, 1.85 mmol)、トリブチリビニルスズ (0.6 mL, 2.04 mmol) のトルエン (20 mL) 溶液にテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム (213 mg, 0.18 mmol) を加え 110℃で終夜撹拌した。反応液に飽和重層水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (277 mg, 45%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.26 (1H, s), 8.10-8.03 (3H, m), 7.78 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.09 (2H, d, J = 9.2 Hz), 6.85 (1H, dd, J = 17.2, 10.8 Hz), 5.88 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.41 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.40 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.63 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.39 (3H, s).
工程3
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン (277 mg, 0.83 mmol) の 水 (2 mL)、1,4-ジオキサン (10 mL) 溶液に、2,6-ルチジン (0.19 mL, 1.66 mmol)、2.5 wt% 四酸化オスミウム tert-ブタノール溶液 (0.5 mL, 0.042 mmol)、過ヨウ素酸ナトリウム (710 mg, 3.32 mmol) を加え室温で 4 時間撹拌した。反応終了後、反応溶液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、ろ過した。ろ液に、飽和重層水を加え、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、目的とする標記化合物 (92 mg, 33%) を得た。黄色オイル: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.14 (1H, s), 9.39 (1H, s), 8.73 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.36 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.17 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.82 (2H, dd, J = 6.9, 2.3 Hz), 7.11 (2H, dd, J = 6.9, 2.3 Hz), 3.43 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.64 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.40 (3H, s).
工程4
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物10)
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド (92 mg, 0.28 mmol)、2,4-チアゾリジンジオン (34 mg, 0.29 mmol) のアセトニトリル (10 mL) 溶液に ピペリジン (5 mg, 0.056 mmol)、酢酸 (7 mg, 0.112 mmol) を加え 90 ℃で 20 時間撹拌した。反応溶液を室温に戻し、析出した固体をろ取し、アセトニトリル、ヘキサンで洗浄して標記化合物 (28 mg, 23%) を得た。黄色個体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 11.41 (1H, br s), 9.27 (1H, s), 8.36 (1H, d, J = 2.3 Hz), 8.17 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 8.09 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.83 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.75 (1H, s), 7.22 (2H, d, J = 8.7 Hz), 3.48 (4H, br s), 2.90 (4H, br s), 2.54 (3H, s).
以下の実施例は表1〜7に記載の出発原料(SM)を使用して実施例1の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
実施例16
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物11)
工程1
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン
Figure 0006378918
4-(4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン (中間体11、70 mg, 0.221 mmol) の N,N-ジメチルホルムアミド (2 mL) 溶液に、ヨードエタン (27 μL, 0.332 mmol)、炭酸カリウム (92 mg, 0.663 mmol) を加えて、室温で 18 時間撹拌した。反応液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (47 mg, 62%) を得た。黄色固体:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.21 (1H, s), 8.26 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 8.11 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.01 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.76 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.15 (2H, d, J = 8.9 Hz), 6.97 (1H, dd, J = 17.7, 11.0 Hz), 6.02 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.44 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.34 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.53 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.39 (2H, q, J = 7.1 Hz), 1.06 (3H, t, J = 7.2 Hz).
工程2
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボルデヒド
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程3) と同様の手法で 4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン (47 mg, 0.136 mmol) から標記化合物 (26 mg, 55%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 10.2 (1H, s), 9.36 (1H, s), 8.81 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.36 (1H, dd, J = 8.7, 1.7 Hz), 8.16 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.84 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.19 (2H, d, J = 8.9 Hz), 3.37 (4H, t, J = 4.6 Hz), 2.53 (4H, t, J = 4.6 Hz), 2.40 (2H, q, J = 7.1 Hz), 1.06 (3H, t, J = 7.2 Hz).
工程3
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物11)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボルデヒド (26 mg, 0.0751 mmol) から標記化合物 (17 mg, 51%) を得た。橙色個体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.27 (1H, s), 8.36 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.17 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 8.09 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.84 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.73 (1H, s), 7.23 (2H, d, J = 8.9 Hz), 3.50 (4H, s), 2.98 (4H, s), 2.82 (2H, q, J = 7.1 Hz), 1.17 (3H, t, J = 7.3 Hz). ESI-MS(m/z): 446 [M+H]+.
以下の実施例は表8〜16に記載の出発原料(SM)を使用して実施例16の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
実施例34
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物1)
工程1
4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン
Figure 0006378918
4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン (中間体8、190 mg, 0.28 mmol) の塩化メチレン (20 mL) 溶液に、37% ホルムアルデヒド水溶液 (46 mg, 0.56 mmol)、酢酸 (20 mg, 0.34 mmol) を加えた。室温で 30 分撹拌した後、水素化トリアセトキシホウ素ナトリウム (86 mg, 0.56 mmol) を加え、室温で終夜間撹拌した。反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、目的とする標記化合物 (92 mg, 98%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 9.29 (1H, s), 8.07-8.04 (3H, m), 7.58-7.54 (2H, m), 7.12 (1H, t, J = 8.5 Hz), 6.86 (1H, dd, J = 17.4, 11.0 Hz), 5.90 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.44 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.30 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.69 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.42 (3H, s).
工程2
4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程3)と同様の手法で 4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン (50 mg, 0.14 mmol) から標記化合物 (10 mg, 20%) を得た。 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.17 (1H, s), 9.43 (1H, s), 8.69 (1H, d, J = 1.6 Hz), 8.39 (1H, dd, J = 8.7, 1.6 Hz), 8.21 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.62-7.57 (2H, m), 7.15 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.33 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.70 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.42 (3H, s).
工程3
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物1)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド (40 mg, 0.11 mmol) から標記化合物 (12 mg, 24%) を得た。茶色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 11.31 (1H, br s), 9.28 (1H, s), 8.29 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.16 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.09 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.72-7.70 (1H, m), 7.67-7.63 (2H, m), 7.27 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.25 (4H, s), 2.89 (4H, s), 2.49 (3H, s). ESI-MS(m/z): 450[M+H]+.
以下の実施例は表17〜23に記載の出発原料(SM)を使用して実施例34の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
実施例48
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物2) および6-ブロモ-4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン(中間体63)
工程1
6-ブロモ-4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン(中間体63)
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1)と同様の方法で 6-ブロモ-4-クロロキナゾリン (1.0 g, 4.11 mmol) および2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノン (中間体17b、1.38 g, 3.42 mmol) から標記化合物 (466 mg, 35%) を得た。 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.34 (1H, s), 8.34 (1H, t, J = 1.4 Hz), 7.99 (1H, s), 7.98 (1H, s), 7.56-7.52 (2H, m), 7.12 (1H, t, J = 8.7 Hz), 4.01 (1H, br s), 3.24-3.22 (4H, m), 3.12-3.10 (4H, m).
工程2
6-ブロモ-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン
Figure 0006378918
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリンの合成(実施例16、工程1)と同様の方法で6-ブロモ-4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン (266 mg, 0.68 mmol) およびヨードエタン (128 mg, 0.82 mmol) から標記化合物 (143 mg, 59%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 9.34 (1H, s), 8.33 (1H, t, J = 1.4 Hz), 7.98 (2H, d, J = 1.4 Hz), 7.56-7.51 (2H, m), 7.13 (1H, t, J = 8.5 Hz), 3.32 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.73 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.56 (2H, q, J = 7.3 Hz), 1.17 (3H, t, J = 7.3 Hz).
工程3
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程2−工程3) と同様の方法で 6-ブロモ-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリンから標記化合物 (200 mg, 22% (2 steps)) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 10.17 (1H, s), 9.43 (1H, s), 8.69 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.39 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.21 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.62-7.57 (2H, m), 7.15 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.33 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.70 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.53 (2H, q, J = 7.2 Hz), 1.16 (3H, t, J = 7.2 Hz).
工程4
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物2)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド (200 mg, 0.55 mmol) から標記化合物 (126 mg, 50%) を得た。褐色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.33 (1H, s), 8.33 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.20 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.13 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.75-7.69 (3H, m), 7.33 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.31 (4H, br s), 3.11-2.77 (6H, m), 1.16 (3H, t, J = 7.1 Hz). ESI-MS(m/z): 464[M+H]+.
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例49
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物4)
工程1
6-ブロモ-4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン
Figure 0006378918
4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリンの合成 (実施例34、工程1) と同様の手法で、6-ブロモ-4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン (中間体63、200 mg, 0.52 mmol) およびプロピオンアルデヒド (36 mg, 0.62 mmol) から標記化合物 (220 mg, 98%) を得た。 黄色オイル: 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.34 (1H, s), 8.34 (1H, t, J = 1.4 Hz), 7.98 (2H, d, J = 0.9 Hz), 7.56-7.51 (2H, m), 7.12 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.30 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.70 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.42 (2H, t, J = 7.8 Hz), 1.63-1.56 (2H, m), 0.95 (3H, t, J = 7.3 Hz).
工程2
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物4)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程2−工程4) と同様の手法で、6-ブロモ-4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンから標記化合物 (1 mg, 12% (3 steps)) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.33 (1H, s), 8.29 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.16 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.09 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.78-7.68 (3H, m), 7.31 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.31 (4H, br s), 2.91 (4H, br s), 2.52-2.52 (2H, m), 1.58 (2H, q, J = 7.3 Hz), 0.92 (3H, t, J = 7.3 Hz).
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例50
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物23)
工程1
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成 (実施例1、工程1) と同様の手法で、4-ブロモキノリン-6-カルボアルデヒド (中間体45、437 mg, 1.85 mmol) および 1-メチル-4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン (中間体26、508 mg, 1.68 mmol) から標記化合物 (104 mg, 17%) を得た。黄色個体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.10 (1H, s), 9.02 (1H, d, J = 4.6 Hz), 8.55 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.24 (1H, d, J = 8.7 Hz), 8.19 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 7.46 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.43 (1H, d, J = 4.6 Hz), 7.11 (2H, d, J = 8.7 Hz), 3.38 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.64 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.40 (3H, s).
工程2
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物23)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で、4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-カルボアルデヒド (49 mg, 0.15 mmol) から標記化合物 (25 mg, 39%) を得た。 黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 11.48 (1H, br s), 8.92 (1H, d, J = 4.6 Hz), 8.17 (1H, d, J = 2.1 Hz), 8.13 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.95 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 7.72 (1H, s), 7.51 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.47 (1H, d, J = 4.6 Hz), 7.20 (2H, d, J = 8.7 Hz), 3.39 (4H, br s), 2.85 (4H, br s), 2.52 (3H, s). ESI-MS(m/z): 431[M+H]+.
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例51
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)-2-チオキソチアゾリジン-4-オン (化合物24)
Figure 0006378918
工程1
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で、4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-カルボアルデヒド (47 mg, 0.14 mmol) およびロダニン (20 mg, 0.14 mmol) から標記化合物 (47 mg, 75%) を得た。 黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.92 (1H, d, J = 4.1 Hz), 8.11 (1H, d, J = 8.7 Hz), 8.08 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.93 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 7.54 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.47 (1H, d, J = 4.6 Hz), 7.37 (1H, s), 7.24 (2H, d, J = 8.7 Hz), 3.47 (4H, s), 3.19 (4H, s), 2.75 (3H, s).
ESI-MS(m/z): 447[M+H]+.
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例52
5-((8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物28)
工程1
8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-2-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成 (実施例1、工程1) と同様の手法で、8-ブロモキノリン-2-カルボアルデヒド (中間体46、105 mg, 0.44 mmol) および 1-メチル-4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン (中間体26、121 mg, 0.40 mmol) から標記化合物 (94 mg, 64%) を得た。黄色個体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.15 (1H, d, J = 0.9 Hz), 8.34 (1H, dd, J = 8.7, 1.2 Hz), 8.04 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.86-7.83 (2H, m), 7.76 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.72-7.70 (1H, m), 7.09 (2H, d, J = 8.7 Hz), 3.35 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.63 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.39 (3H, s).
工程2
5-((8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物28)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で、8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-2-カルボアルデヒド (54 mg, 0.16 mmol) から標記化合物 (27 mg, 39%) を得た。 茶色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 11.97 (1H, s), 8.49 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.95 (1H, dd, J = 7.8, 1.8 Hz), 7.90 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.82 (1H, s), 7.73-7.65 (2H, m), 7.44 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.05 (2H, d, J = 8.7 Hz), 3.26 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.61 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.33 (3H, s). ESI-MS(m/z): 431[M+H]+.
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例53
5-((8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-2-イル)メチレン)-2-チオキソチアゾリジン-4-オン (化合物29)
Figure 0006378918
工程1
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で、8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-2-カルボアルデヒド (30 mg, 0.12 mmol) およびロダニン (16 mg, 0.12 mmol) から標記化合物 (30 mg, 56%) を得た。 茶色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 11.89 (1H, br s), 9.10 (1H, s), 8.43 (1H, d, J = 8.7 Hz), 8.25-8.19 (3H, m), 8.04 (1H, dd, J = 8.2, 1.4 Hz), 7.89 (1H, dd, J = 7.3, 1.4 Hz), 7.67 (1H, t, J = 7.3 Hz), 7.16 (2H, d, J = 9.2 Hz), 3.38 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.69 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.40 (3H, s).
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例54
5-((4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物60)
工程1
6-ブロモ-4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン
Figure 0006378918
4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリンの合成 (実施例34、工程1) と同様の手法で 6-ブロモ-4-(3-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン (中間体12、138 mg, 0.374 mmol) および 37% ホルムアルデヒド水溶液 (167 μL, 2.24 mmol) から標記化合物 (92 mg, 64%) を得た。淡黄色固体:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.38 (1H, s), 8.19 (1H, s), 8.18 (1H, dd, J = 7.0, 2.1 Hz), 8.06 (1H, dd, J = 6.9, 2.6 Hz), 7.46 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.28 (1H, t, J = 2.0 Hz), 7.22 (1H, dd, J = 8.1, 2.3 Hz), 7.14 (1H, d, J = 7.9 Hz), 3.24 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.47 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.23 (3H, s).
工程2
4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン
Figure 0006378918
アルゴン雰囲気下, 6-ブロモ-4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン (92 mg, 0.240 mmol)、酢酸パラジウム (5 mg, 0.0240 mmol)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2',6'-ジメトキシビフェニル (20 mg, 0.0480 mmol) の 1,4-ジオキサン (3 mL) 溶液に、4,4,5,5-テトラメチル-2-ビニル-1,3,2-ジオキサボロラン (45 μL, 0.264 mmol) を加え、室温で 10 分撹拌した。そこへリン酸三カリウム (382 mg, 1.80 mmol) の水溶液 (0.6 mL) を加え、60℃で 17 時間撹拌した。反応液に 1 規定水酸化ナトリウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (61 mg, 77%) を得た。薄黄色オイル:1H-NMR (DMSO-D6) δ:9.29 (1H, s), 8.29 (1H, dd, J = 8.9, 1.8 Hz), 8.06 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.01 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.45 (1H, t, J = 7.9 Hz), 7.29 (1H, s), 7.21 (1H, dd, J = 8.2, 2.4 Hz), 7.16 (1H, d, J = 7.3 Hz), 6.95 (1H, dd, J = 17.5, 10.8 Hz), 6.01 (1H, d, J = 17.7 Hz), 5.44 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.25 (4H, s), 2.55-2.49 (4H, m), 2.26 (3H, s).
工程3
4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン (61 mg, 0.185 mmol) の 1,4-ジオキサン (1.5 mL)、水 (0.5 mL) 溶液に、2,6-ルチジン (43 μL, 0.370 mmol)、2.5 wt% 四酸化オスミウム tert-ブタノール溶液 (46 μL, 3.70 μmol)、過ヨウ素酸ナトリウム (158 mg, 0.740 mmol) を加えて、室温で 1 時間撹拌した。反応溶液に飽和重層水、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (28 mg, 45%) を得た。黄色粘性固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 10.2 (1H, s), 9.47 (1H, s), 8.72 (1H, d, J = 1.5 Hz), 8.40 (1H, dd, J = 8.7, 1.7 Hz), 8.22 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.49 (1H, t, J = 7.9 Hz), 7.35 (1H, t, J = 2.0 Hz), 7.26 (1H, dd, J = 8.4, 2.6 Hz), 7.22 (1H, d, J = 7.6 Hz), 3.25 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.48 (4H, t, J = 5.2 Hz), 2.23 (3H, s).
工程4
5-((4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物60)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド (28 mg, 0.0842 mmol) から標記化合物 (25 mg, 70%) を得た。薄黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.35 (1H, s), 8.27 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.20 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 8.12 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.68 (1H, s), 7.52 (1H, t, J = 7.9 Hz), 7.40 (1H, s), 7.27 (1H, dd, J = 8.1, 2.6 Hz), 7.25 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.41 (4H, s), 2.97 (4H, s), 2.58 (3H, s). ESI-MS(m/z): 432 [M+H]+.
以下の実施例は表24〜26に記載の出発原料(SM)を使用して実施例54の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
実施例61
5-((4-(4-(4-エチル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物67)
工程1
6-ブロモ-4-(4-(4-エチル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン
Figure 0006378918
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリンの合成 (実施例16、工程1) と同様の方法で 6-ブロモ-4-(3-フルオロ-4-(3-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン (中間体16、135 mg, 0.336 mmol) およびヨードエタン (54 μL, 0.672 mmol) から標記化合物 (119 mg, 83%) を得た。黄色オイル:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.35 (1H, s), 8.27 (1H, d, J = 2.1 Hz), 8.18 (1H, dd, J = 9.0, 2.3 Hz), 8.04 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.66-7.59 (2H, m), 7.23 (1H, t, J = 8.5 Hz), 3.42-3.33 (2H, m), 3.02-2.96 (1H, m), 2.91-2.86 (1H, m), 2.83-2.66 (2H, m), 2.63-2.57 (1H, m), 2.45-2.32 (2H, m), 1.07 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.01 (3H, t, J = 7.2 Hz).
工程2
4-(4-(4-エチル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-ビニルキナゾリン
Figure 0006378918
4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリンの合成 (実施例54、工程2) と同様の手法で 6-ブロモ-4-(4-(4-エチル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン (119 mg, 0.277 mmol) から標記化合物 (109 mg, quant.) を得た。黄色固体:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.26 (1H, s), 8.30 (1H, dd, J = 8.9, 1.8 Hz), 8.08 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.04 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.65-7.60 (2H, m), 7.22 (1H, t, J = 9.0 Hz), 6.99 (1H, dd, J = 17.5, 10.8 Hz), 6.05 (1H, d, J = 17.7 Hz), 5.46 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.41-3.30 (2H, m), 3.01-2.95 (1H, m), 2.91-2.86 (1H, m), 2.81-2.75 (1H, m), 2.73-2.65 (1H, m), 2.62-2.56 (1H, m), 2.46-2.33 (2H, m), 1.07 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.01 (3H, t, J = 7.2 Hz).
工程3
4-(4-(4-エチル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程3) と同様の手法で4-(4-(4-エチル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-ビニルキナゾリン (109 mg, 0.277 mmol) から標記化合物 (57 mg, 54%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 10.2 (1H, s), 9.43 (1H, s), 8.81 (1H, d, J = 1.5 Hz), 8.39 (1H, dd, J = 8.5, 1.8 Hz), 8.20 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.75-7.68 (2H, m), 7.26 (1H, t, J = 9.0 Hz), 3.44-3.33 (2H, m), 3.02 (1H, t, J = 9.5 Hz), 2.90 (1H, d, J = 10.7 Hz), 2.83-2.71 (2H, m), 2.63-2.57 (1H, m), 2.50-2.34 (2H, m), 1.08 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.01 (3H, t, J = 7.2 Hz).
工程4
5-((4-(4-(4-エチル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物67)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(4-(4-エチル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド (57 mg, 0.151 mmol) から標記化合物 (18 mg, 25%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.32 (1H, s), 8.32 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.20 (1H, dd, J = 8.9, 1.8 Hz), 8.12 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.75-7.68 (2H, m), 7.72 (1H, s), 7.32 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.56-3.48 (2H, m), 3.38-3.10 (4H, m), 3.02-2.92 (2H, m), 2.88-2.78 (1H, m), 1.25 (3H, d, J = 6.1 Hz), 1.16 (3H, t, J = 7.2 Hz). ESI-MS(m/z): 464 [M+H]+.
以下の実施例は表27に記載の出発原料(SM)を使用して実施例61の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
実施例63
5-((4-(3-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物69)および3-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)ベンズアルデヒド(中間体43)
工程1
3-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)ベンズアルデヒド(中間体43)
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 6-ブロモ-4-クロロキナゾリン (639 mg, 2.62 mmol) および 3-ホルミルボロン酸 (433 mg, 2.89 mmol) から標記化合物 (618 mg, 75%) を得た。淡黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.15 (1H, s), 9.41 (1H, s), 8.28-8.27 (1H, m), 8.18 (1H, d, J = 1.4 Hz), 8.14-8.12 (1H, m), 8.03-8.01 (3H, m), 7.79 (1H, dd, J = 7.6, 3.8 Hz).
工程2
6-ブロモ-4-(3-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリン
Figure 0006378918
3-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)ベンズアルデヒド (313 mg, 1.0 mmol)、N-メチルピペラジン (143 μL, 1.3 mmol) をジクロロメタン (5 mL) に溶解し、室温で 20 分間撹拌した。反応液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム (446 g, 2.1 mmol) を加え、室温で 5 時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えてクロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、ろ過し、ろ液を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製して標記化合物 (284 mg, 71%) を得た。白色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.37 (1H, s), 8.25 (1H, dd, J = 1.8, 0.9 Hz), 7.98-7.98 (2H, m), 7.73 (1H, s), 7.66-7.63 (1H, m), 7.55-7.54 (2H, m), 3.65 (2H, s), 2.60 (8H, br s), 2.35 (3H, br s).
工程3
4-(3-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程2−工程3) と同様の手法で、6-ブロモ-4-(3-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリンから標記化合物 (58 mg, 24% (2steps)) を得た。淡黄色油状物: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.12 (1H, s), 9.47 (1H, s), 8.62 (1H, d, J = 1.4 Hz), 8.40-8.37 (1H, m), 8.22 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.79 (1H, s), 7.70-7.69 (1H, m), 7.60-7.56 (2H, m), 3.66 (2H, br s), 2.58 (8H, br s), 2.32 (3H, br s).
工程4
5-((4-(3-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物69)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(3-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド (58 mg, 0.17 mmol) から標記化合物 (29 mg, 38%) を得た。茶色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.30 (1H, s), 8.21 (1H, s), 8.15-8.08 (2H, m), 7.74 (2H, t, J = 7.8 Hz), 7.60-7.52 (3H, m), 3.68 (2H, br s), 3.28 (8H, br s), 2.56 (3H, br s). ESI-MS(m/z): 446[M+H]+.
以下の実施例は表28に記載の出発原料(SM)を使用して実施例63(工程2−工程4)の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
実施例65
6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-カルボニトリル (化合物141)
工程1
4-(4-(4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-ホルミルキノリン-3-カルボニトリル
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 4-クロロ-6-ホルミルキノリン-3-カルボニトリル (中間体56、106 mg, 0.49 mmol) および 1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン (中間体32、206 mg, 0.44 mmol) から標記化合物 (61 mg, 44%) を得た。 黄色オイル: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.11 (1H, s), 9.18 (1H, s), 8.36-8.33 (3H, m), 7.23-7.21 (2H, m), 7.16 (1H, t, J = 8.5 Hz), 3.83 (2H, t, J = 6.2 Hz), 3.31 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.78 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.64 (2H, t, J = 6.2 Hz), 1.24 (9H, s), 0.10 (6H, s).
工程2
4-(4-(4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キノリン-3-カルボニトリル
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(4-(4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-ホルミルキノリン-3-カルボニトリル (61 mg, 0.12 mmol) から標記化合物 (20 mg, 27%) を得た。 黄色個体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.09 (1H, s), 8.25 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.95 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.89 (1H, s), 7.79 (1H, s), 7.23-7.20 (3H, m), 7.14 (1H, t, J = 8.5 Hz), 3.92 (2H, br s), 3.49 (2H, br s), 3.35 (2H, br s), 3.05 (4H, br s), 2.86 (2H, br s), 0.91 (9H, s), 0.09 (6H, s). ESI-MS(m/z): 618 [M+H]+.
工程3
6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-カルボニトリル (化合物141)
Figure 0006378918
4-(4-(4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キノリン-3-カルボニトリル (20 mg, 0.03 mmol) の メタノール (1 mL)、テトラヒドロフラン (1 mL) 溶液に、テトラアンモニウムフルオリド テトラヒドロフラン溶液 (1.0 M, 0.05 mL, 0.05 mmol) を加え室温で 4 時間撹拌した。反応終了後、反応溶液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、目的とする標記化合物 (2 mg, 13%) を得た。茶色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.21 (1H, s), 8.20 (1H, d, J = 8.8 Hz), 8.11 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.93 (1H, s), 7.55-7.52 (2H, m), 7.40 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.31 (1H, t, J = 8.8 Hz), 3.60 (2H, br s), 3.34 (4H, br s), 3.26 (4H, br s), 2.80 (2H, br s). ESI-MS(m/z): 504 [M+H]+.
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例66
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-7-メトキシキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物72)
工程1
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-7-メトキシキナゾリン-6-オール
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 4-クロロ-7-メトキシキナゾリン-6-オール (227 mg, 1.08 mmol) および 1-エチル-4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン (中間体27b、396 mg, 1.12 mmol) から標記化合物 (104 mg, 25%) を得た。褐色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 10.3 (1H, s), 9.03 (1H, s), 7.55 (1H, dd, J = 6.3, 1.4 Hz), 7.52 (1H, s), 7.40 (1H, s), 7.40 (1H, d, J = 4.3 Hz), 7.21 (1H, t, J = 8.9 Hz), 4.00 (3H, s), 3.16 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.56 (4H, t, J = 4.4 Hz), 2.40 (2H, q, J = 7.0 Hz), 1.05 (3H, t, J = 7.2 Hz).
工程2
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-7-メトキシ-6-ビニルキナゾリン
Figure 0006378918
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-7-メトキシキナゾリン-6-オール (104 mg, 0.272 mmol) のジクロロメタン (3 mL) 溶液に、0℃で N,N-ジメチル-4-アミノピリジン (3 mg, 0.0272 mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン (56 μL, 0.326 mmol) を加えた。反応液にトリフルオロメタンスルホン酸無水物 (51 mL, 0.313 mmol) を滴下して、0℃で 3 時間撹拌した。反応液を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。アルゴン雰囲気下、得られた残渣を 1,4-ジオキサン (3.5 mL) に溶解し、酢酸パラジウム (6 mg, 0.0272 mmol)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2',6'-ジメトキシビフェニル (22 mg, 0.0544 mmol)、4,4,5,5-テトラメチル-2-ビニル-1,3,2-ジオキサボロラン (51 μL, 0.299 mmol) を加えた。室温で 10 分撹拌した後、リン酸三カリウム (433 mg, 2.04 mmol) の水溶液 (0.7 mL) を加え、60℃で 24 時間撹拌した。反応液に 1 規定水酸化ナトリウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (33 mg, 31%) を得た。黄色固体:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.16 (1H, s), 8.14 (1H, s), 7.64-7.59 (2H, m), 7.45 (1H, s), 7.23 (1H, t, J = 8.9 Hz), 7.05 (1H, dd, J = 17.5, 11.1 Hz), 5.90 (1H, dd, J = 17.7, 1.2 Hz), 5.45 (1H, dd, J = 11.3, 1.2 Hz), 4.05 (3H, s), 3.19 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.56 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.40 (2H, q, J = 7.1 Hz), 1.05 (3H, t, J = 7.2 Hz).
工程3
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-7-メトキシキナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程3) と同様の手法で 4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-7-メトキシ-6-ビニルキナゾリン (33 mg, 0.0841 mmol) から標記化合物 (10 mg, 30%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 10.43 (1H, s), 9.28 (1H, s), 8.47 (1H, s), 7.67-7.65 (1H, m), 7.62 (1H, s), 7.59 (1H, dd, J = 8.4, 2.0 Hz), 7.26 (1H, t, J = 8.5 Hz), 4.13 (3H, s), 3.21 (4H, s), 2.57 (4H, s), 2.41 (2H, q, J = 6.9 Hz), 1.06 (3H, t, J = 6.9 Hz).
工程4
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-7-メトキシキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物72)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-7-メトキシキナゾリン-6-カルボアルデヒド (10 mg, 0.0254 mmol) から標記化合物 (5 mg, 38%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.21 (1H, s), 8.16 (1H, s), 7.85 (1H, s), 7.71-7.64 (2H, m), 7.50 (1H, s), 7.32 (1H, t, J = 8.7 Hz), 4.10 (3H, s), 3.33 (4H, s), 3.07 (4H, s), 2.88 (2H, q, J = 7.2 Hz), 1.18 (3H, t, J = 7.2 Hz). ESI-MS(m/z): 464 [M+H]+.
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例67
5-((5-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物73)
工程1
5-(4-(4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 5-クロロキノリン-3-カルボアルデヒド (中間体54、50 mg, 0.261 mmol) および 1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン (中間体32、255 mg, 0.548 mmol) から標記化合物 (67 mg, 52%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 10.18 (1H, s), 9.38 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.71 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.19 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.90 (1H, dd, J = 8.5, 7.1 Hz), 7.59 (1H, dd, J = 7.3, 0.9 Hz), 7.18-7.16 (2H, m), 7.11 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.88-3.85 (2H, m), 3.30-3.27 (4H, m), 2.84-2.82 (4H, m), 2.71-2.68 (2H, m), 0.92 (9H, s), 0.10 (6H, s).
工程2
5-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジンン-1-イル)フェニル)キノリン-3-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
アルゴン雰囲気下、5-(4-(4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-カルボアルデヒド (67 mg, 0.136 mmol) のテトラヒドロフラン (1.4 mL) 溶液に1.0 M テトラブチルアンモニウムフルオライド テトラヒドロフラン溶液 (0.20 mL, 0.204 mmol) を加え、室温で 1.5 時間撹拌した。反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (20 mg, 39%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 10.18 (1H, s), 9.37 (1H, d, J = 1.4 Hz), 8.72 (1H, s), 8.19 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.91 (1H, t, J = 7.8 Hz), 7.62-7.60 (1H, m), 7.19-7.17 (2H, m), 7.10 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.71 (2H, t, J = 5.3 Hz), 3.27 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.79 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.69 (2H, t, J = 5.3 Hz).
工程3
5-((5-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物73)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 5-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジンン-1-イル)フェニル)キノリン-3-カルボアルデヒド (20 mg, 0.0527 mmol) から標記化合物 (8 mg, 32%) を得た。1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.11 (1H, d, J = 2.3 Hz), 8.37 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.06 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.86 (1H, t, J = 7.6 Hz), 7.62 (1H, d, J = 6.9 Hz), 7.42 (1H, d, J = 12.8 Hz), 7.34-7.25 (2H, m), 3.33-3.31 (6H, m), 2.50-2.50 (6H, m). ESI-MS(m/z): 479 [M+H]+.
以下の実施例は表29、30に記載の出発原料(SM)を使用して実施例67の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
実施例71
5-((4-(3-クロロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物77)
工程1
2-(4-(2-クロロ-4-(2-メチル-6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エチル アセテート
Figure 0006378918
tert-ブチル 4-(2-クロロ-4-(2-メチル-6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (中間体66、193 mg, 0.4 mmol) のメタノール (2 mL) 溶液に4 mol/L 塩化水素/1,4-ジオキサン溶液 (2 mL) を加え、室温で 1.5 時間攪拌した。反応溶液を減圧下、濃縮し、得られた残渣を N,N-ジメチルホルムアミド (4 mL) に懸濁し、炭酸カリウム (139 mg, 1.0 mmol)、2-ブロモエチル アセテート (100 μL, 0.9 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン (0.1 mL, 0.6 mmol) を加え、室温で 24 時間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、ろ液を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (酢酸エチル→クロロホルム/メタノール) で精製して標記化合物 (173 mg, 90%) を得た。黄色油状物: 1H-NMR (CDCl3) δ: 8.01-7.95 (3H, m), 7.80 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.62 (1H, dd, J = 8.2, 1.8 Hz), 7.19 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.81 (1H, dd, J = 17.6, 10.8 Hz), 5.84 (1H, d, J = 17.9 Hz), 5.38 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.25 (2H, t, J = 6.0 Hz), 3.20 (4H, br s), 2.90 (3H, s), 2.75-2.74 (6H, m), 2.08 (3H, s).
工程2
2-(4-(2-クロロ-4-(6-ホルミル-2-メチルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エチル アセテート
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (製造例1、工程3) と同様の手法で 2-(4-(2-クロロ-4-(2-メチル-6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エチル アセテート (173 mg, 0.38 mmol) から標記化合物 (34 mg, 20%) を得た。黄色油状物: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.11 (1H, s), 8.55 (1H, s), 8.33 (1H, d, J = 8.7 Hz), 8.08 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.84 (1H, s), 7.65 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.21 (1H, s), 4.25 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.22 (4H, br s), 2.95 (3H, s), 2.75-2.74 (6H, m), 2.09 (3H, d, J = 0.9 Hz).
工程3
4-(3-クロロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
2-(4-(2-クロロ-4-(6-ホルミル-2-メチルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エチル アセテート (34 mg, 0.08 mmol) のメタノール (2 mL) 溶液に、0℃で5 mol/L ナトリウムメトキシド/メタノール溶液 (16.5 μL) を加え、0℃で 1.5 時間撹拌した。反応溶液に飽和食塩水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、ろ液を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (28 mg, 91%) を得た。黄色油状物: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.11 (1H, s), 8.55 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.33 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.09 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.85 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.66 (1H, dd, J = 8.2, 1.8 Hz), 7.23 (1H, d, J = 9.2 Hz), 3.68 (2H, t, J = 5.3 Hz), 3.23 (4H, br s), 2.95 (3H, s), 2.77 (4H, br s), 2.67 (2H, t, J = 5.3 Hz).
工程3
5-((4-(3-クロロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物77)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(3-クロロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒド (27 mg, 0.07 mmol) から標記化合物 (6 mg, 18%) を得た。暗黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.19 (1H, s), 8.11-8.10 (1H, m), 7.99 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.87 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.77 (1H, dd, J = 8.2, 1.8 Hz), 7.71 (1H, s), 7.36 (1H, d, J = 8.7 Hz), 3.60 (2H, br s), 3.28 (8H, br s), 2.96 (2H, br s), 2.77 (3H, s). ESI-MS(m/z): 510[M+H]+.
以下の実施例は表31に記載の出発原料(SM)を使用して実施例71の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
実施例73
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物79)
工程1
2-(4-(2-フルオロ-4-(6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エチル アセテート
Figure 0006378918
4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン (中間体8、167 mg, 0.499 mmol) の N,N-ジメチルホルムアミド (3 mL) 溶液に、2-ブロモエチル アセテート (110 μL, 0.998 mmol)、炭酸カリウム (207 mg, 1.50 mmol) を加えて、室温で 21 時間撹拌した。反応液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (116 mg, 55%) を得た。薄黄色固体:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.26 (1H, s), 8.30 (1H, dd, J = 8.9, 1.8 Hz), 8.08 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.04 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.66-7.61 (2H, m), 7.24 (1H, t, J = 8.9 Hz), 6.99 (1H, dd, J = 17.7, 11.0 Hz), 6.05 (1H, d, J = 17.7 Hz), 5.46 (1H, d, J = 11.3 Hz), 4.16 (2H, t, J = 5.8 Hz), 3.19 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.66-2.62 (6H, m), 2.04 (3H, s).
工程2
2-(4-(2-フルオロ-4-(6-ホルミルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エチル アセテート
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (製造例1、工程3) と同様の手法で 2-(4-(2-フルオロ-4-(6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エチル アセテート (116 mg, 0.276 mmol) から標記化合物 (92 mg, 79%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 10.2 (1H, s), 9.43 (1H, s), 8.81 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.39 (1H, dd, J = 8.7, 1.7 Hz), 8.20 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.75-7.69 (2H, m), 7.27 (1H, t, J = 9.0 Hz), 4.17 (2H, t, J = 5.8 Hz), 3.21 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.67-2.62 (6H, m), 2.04 (3H, s).
工程3
4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(3-クロロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (製造例71、工程3) と同様の手法で 2-(4-(2-フルオロ-4-(6-ホルミルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エチル アセテート (72 mg, 0.170 mmol) から標記化合物 (66 mg, quant.) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 10.2 (1H, d, J = 0.9 Hz), 9.43 (1H, s), 8.81 (1H, d, J = 1.2 Hz), 8.39 (1H, dd, J = 8.7, 1.7 Hz), 8.20 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.75-7.69 (2H, m), 7.27 (1H, t, J = 8.9 Hz), 4.47 (1H, s), 3.59-3.53 (2H, m), 3.22 (4H, s), 2.64 (4H, s), 2.54-2.46 (2H, m).
工程4
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物79)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド (47 mg, 0.0980 mmol) から標記化合物 (11 mg, 23%) を得た。薄黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.28 (1H, s), 8.32 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.17 (1H, dd, J = 8.7, 2.0 Hz), 8.08 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.71-7.66 (2H, m), 7.50 (1H, s), 7.26 (1H, t, J = 8.9 Hz), 4.34 (1H, t, J = 5.0 Hz), 3.59-3.55 (2H, m), 3.22 (4H, t, J = 4.6 Hz), 2.68 (4H, t, J = 4.6 Hz), 2.54-2.50 (2H, m). ESI-MS(m/z): 480 [M+H]+.
以下の実施例は表32に記載の出発原料(SM)を使用して実施例73の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
実施例76
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メトキシフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物82)
工程1
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メトキシフェニル)-2-メチル-6-ビニルキナゾリン
Figure 0006378918
tert-ブチル 4-(2-メトキシ-4-(2-メチル-6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (中間体67、137 mg, 0.3 mmol) のメタノール (0.7 mL) 溶液に4 mol/L 塩化水素/1,4-ジオキサン溶液 (0.7 mL) を加え、室温で18時間攪拌した。反応溶液を減圧下、濃縮し、得られた残渣をアセトン (5 mL) に懸濁し、炭酸カリウム (83 mg, 0.6 mmol)、ヨードエタン (36 μL, 0.5 mmol)、ジイソプロピルエチルアミン (0.076 mL, 0.4 mmol) を加え、加熱還流下、22 時間撹拌した。反応溶液を放冷し、減圧下、濃縮した。得られた残渣に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、ろ液を減圧留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製して標記化合物 (75 mg, 65%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 8.00-7.99 (2H, m), 7.92 (1H, d, J = 9.6 Hz), 7.32-7.29 (2H, m), 7.08 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.80 (1H, dd, J = 17.6, 10.8 Hz), 5.82 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.35 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.93 (3H, s), 3.22 (4H, br s), 2.90 (3H, s), 2.69 (4H, br s), 2.51 (2H, q, J = 7.1 Hz), 1.14 (3H, t, J = 7.1 Hz).
工程2
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メトキシフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程3) と同様の手法で 4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メトキシフェニル)-2-メチル-6-ビニルキナゾリン (75 mg, 0.19 mmol) から標記化合物 (15 mg, 20%) を得た。黄色油状物: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.09 (1H, s), 8.64 (1H, d, J = 1.4 Hz), 8.31 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.06 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.35-7.33 (2H, m), 7.10 (1H, d, J = 8.2 Hz), 3.95 (3H, s), 3.25 (4H, br s), 2.95 (3H, s), 2.71 (4H, br s), 2.54-2.52 (2H, br m), 1.15 (3H, t, J = 6.6 Hz).
工程3
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メトキシフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物82)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メトキシフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒド (15 mg, 0.04 mmol) から標記化合物 (9 mg, 48%) を得た。茶色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.22 (1H, d, J = 1.4 Hz), 8.06 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 7.94 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.58 (1H, s), 7.36-7.33 (2H, m), 7.11 (1H, d, J = 8.2 Hz), 3.85 (3H, s), 3.28 (4H, br s), 3.05 (4H, br s), 2.86 (2H, br s), 2.74 (3H, s), 1.13 (3H, t, J = 6.9 Hz). ESI-MS(m/z): 490[M+H]+.
以下の実施例は表33に記載の出発原料(SM)を使用して実施例76の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
実施例78
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物84)
工程1
4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチル-6-ビニルキナゾリン
Figure 0006378918
tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(2-メチル-6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (中間体65、240 mg, 0.535 mmol) のテトラヒドロフラン (4.0 mL)、メタノール (2.0 mL) 溶液に 4 mol/L の塩酸ジオキサン溶液 (2.3 mL, 9.36 mmol) を加え、5.5 時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に N, N-ジメチルホルムアミド (4.0 mL)、ジイソプロピルエチルアミン (91 μL, 0.535 mmol)、炭酸カリウム (222 mg, 1.61 mmol)、ヨードメタン (50 μL, 0.803 mmol) を加え、アルゴン雰囲気下、63 時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (96 mg, 50%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 8.03 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 7.97-7.95 (2H, m), 7.54-7.52 (2H, m), 7.12 (1H, t, J = 8.2 Hz), 6.83 (1H, dd, J = 17.9, 11.0 Hz), 5.86 (1H, d, J = 17.9 Hz), 5.40 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.29-3.26 (4H, m), 2.91 (3H, s), 2.68-2.66 (4H, m), 2.40 (3H, s).
工程2
4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程3) と同様の手法で 、4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチル-6-ビニルキナゾリン (96 mg, 0.265 mmol) から標記化合物 (27 mg, 28%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 10.13 (1H, s), 8.62 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.34 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.09 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.58-7.55 (2H, m), 7.14 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.30 (4H, t, J = 4.4 Hz), 2.96 (3H, s), 2.67 (4H, t, J = 4.4 Hz), 2.41 (3H, s).
工程3
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物84)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒド (27 mg, 0.0741 mmol) から標記化合物 (15 mg, 42%) を得た。1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.27 (1H, s), 8.15-8.13 (1H, m), 8.04-8.02 (1H, m), 7.75 (1H, s), 7.69-7.66 (2H, m), 7.30 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.30 (4H, s), 2.92 (4H, s), 2.81 (3H, s), 2.54 (3H, s). ESI-MS(m/z): 464 [M+H]+.
以下の実施例は表34に記載の出発原料(SM)を使用して実施例78の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
実施例81
5-((4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール-5-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物86)
工程1
5-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール
Figure 0006378918
アルゴン雰囲気下、5-ブロモ-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール (中間体34、1.35g, 5.15 mmol) のテトラヒドロフラン (52 mL) 溶液に、n-ブチルリチウム ヘキサン溶液 (1.6 N, 3.5 mL, 5.67 mmol) を -78 ℃ で滴下した。30 分撹拌後、2-イソプロポキシ-4, 4, 5, 5-テトラメチル-1, 3, 2-ジオキサボロラン (2.1 mL, 10.3 mmol) をゆっくり滴下した。室温で 2.5 時間撹拌した後、減圧濃縮した。アルゴン雰囲気下、残渣物の 1,4-ジオキサン (52 mL) 溶液に 6-ブロモ-4-クロロキナゾリン (1.25 g, 5.15 mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム (298 mg, 0.258 mmol)、酢酸カリウム (1.77 g, 18.0 mmol) を加え、3 時間過熱還流した。飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (543 mg, 27%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 9.11 (1H, s), 8.55 (1H, d, J = 2.3 Hz), 8.07 (1H, s), 7.95 (2H, d, J = 8.9, 2.3 Hz), 7.90 (2H, d, J = 8.9 Hz), 3.74-3.73 (5H, m), 2.62-2.61 (4H, m), 2.41 (3H, s). ESI-MS(m/z): 390 [M+H]+.
工程3
4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール-5-イル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例54、工程2-工程3) と同様の手法で 5-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾールから標記化合物 (132 mg, 41% (2 steps)) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 10.19 (1H, s), 9.17 (1H, s), 8.88 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.34 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.17 (1H, s), 8.11 (1H, d, J = 8.7 Hz), 3.74 (4H, t, J = 5.3 Hz), 2.60 (4H, t, J = 5.3 Hz), 2.40 (3H, s).
工程4
5-((4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール-5-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物86)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール-5-イル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド (157 mg, 0.463 mmol) から標記化合物 (146 mg, 72%) を得た。
以下の実施例は表35に記載の出発原料(SM)を使用して実施例81の手順に従って実施した。
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
実施例83
5-((4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド(化合物88)
工程1
tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(6-ホルミル-2-メチルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程1−工程3) と同様の手法で 6-ブロモ-4-クロロ-2-メチルキナゾリン (315 mg, 1.22 mmol) および tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (中間体20) から標記化合物 (153 mg, 42% (3 steps)) を得た。黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.11 (1H, s), 8.59 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.34 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.12 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.59-7.53 (2H, m), 7.11 (1H, t, J = 8.5 Hz), 3.64 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.19 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.96 (3H, s), 1.49 (9H, s).
工程2
tert-ブチル 4-(4-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-2-メチルキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(6-ホルミル-2-メチルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (153 mg, 0.34 mmol) から標記化合物 (111 mg, 60%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 8.66 (1H, br s), 8.25 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.13-8.11 (1H, br m), 7.95-7.93 (2H, m), 7.60-7.54 (2H, m), 7.11 (1H, t, J = 8.2 Hz), 3.65 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.20 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.95 (3H, s), 1.49 (9H, s). ESI-MS(m/z): 549[M+H]+.
工程5
5-((4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド(化合物88)
Figure 0006378918
tert-ブチル 4-(4-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-2-メチルキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (99 mg, 0.18 mmol) を酢酸エチル (4 mL) に懸濁した。反応溶液を0℃に冷却し、4 mol/L塩化水素/酢酸エチル (450 μL, 1.8 mmol) を加え、室温で18時間撹拌した後、クロロホルム (0.5 mL)、4 mol/L塩酸/酢酸エチル (450 μL, 1.8 mmol)を加え、室温で 3.5 時間撹拌した。析出した固体をろ過し、酢酸エチル、クロロホルム、アセトニトリル及び少量のエタノールで洗浄した。得られた固体を乾燥し、標記化合物 (80 mg, 91%) を得た。赤色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.15 (2H, br s), 8.24 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.13 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 8.04 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.97 (1H, s), 7.68-7.64 (3H, m), 3.37 (4H, br s), 3.28 (4H, br s), 2.78 (3H, s). ESI-MS(m/z): 449[M+H]+.
以下の実施例は表36〜44に記載の出発原料(SM)を使用して実施例83の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
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Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
実施例99
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-(トリフルオロメチル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物27)
工程1
4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-(トリフルオロメチル)キノリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 4-クロロ-2-(トリフルオロメチル)キノリン-6-カルボアルデヒド (中間体72、57 mg, 0.220 mmol)、および 1-エチル-4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン (中間体27b、81 mg, 0.242 mmol) から標記化合物 (64 mg, 67%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 10.2 (1H, d, J = 0.6 Hz), 8.69 (1H, d, J = 1.5 Hz), 8.38 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.30 (1H, dd, J = 8.7, 1.7 Hz), 8.01 (1H, s), 7.65-7.53 (1H, m), 7.48 (1H, dd, J = 8.2, 2.1 Hz), 7.27 (1H, t, J = 8.9 Hz), 3.19 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.58 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.42 (2H, q, J = 7.1 Hz), 1.06 (3H, t, J = 7.2 Hz).
工程2
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-(トリフルオロメチル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物27)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-(トリフルオロメチル)キノリン-6-カルボアルデヒド (64 mg, 0.148 mmol) から標記化合物 (40 mg, 51%) を得た。薄黄色個体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.29 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.20 (1H, d, J = 1.5 Hz), 8.11 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 7.91 (1H, s), 7.71 (1H, s), 7.61 (1H, dd, J = 13.4, 2.1 Hz), 7.49 (1H, dd, J = 8.5, 1.8 Hz), 7.33 (1H, t, J = 8.9 Hz), 3.31 (4H, s), 3.06 (4H, s), 2.90-2.82 (2H, m), 1.18 (3H, t, J = 7.2 Hz). ESI-MS(m/z): 531 [M+H]+.
以下の実施例は表45〜55に記載の出発原料(SM)を使用して実施例99の手順に従って実施した。得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
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Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
実施例117
(R)-5-((5-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド(化合物117)
工程1
(R)-tert-ブチル (1-(2-フルオロ-4-(3-ホルミルキノリン-5-イル)フェニル)ピペリジン-3-イル)カーバメート
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 5-クロロキノリン-3-カルボアルデヒド (中間体54、37 mg, 0.193 mmol) および (R)-tert-ブチル (1-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペリジン-3-イル)カーバメート (中間体21、105 mg, 0.251 mmol) から標記化合物 (88 mg, quant.) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 10.19 (1H, s), 9.39 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.73 (1H, d, J = 1.4 Hz), 8.22 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.92 (1H, dd, J = 8.5, 7.1 Hz), 7.60 (1H, dd, J = 7.3, 1.4 Hz), 7.18-7.10 (3H, m), 5.16-5.13 (1H, m), 3.97-3.95 (1H, m), 3.27-3.21 (2H, m), 3.12-3.10 (3H, m), 1.93-1.91 (1H, m), 1.81-1.79 (2H, m), 1.48 (9H, s).
工程2
(R)-tert-ブチル(1-(4-(3-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キノリン-5-イル)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)カーバメート
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で (R)-tert-ブチル (1-(2-フルオロ-4-(3-ホルミルキノリン-5-イル)フェニル)ピペリジン-3-イル)カーバメート (77 mg, 0.171 mmol)、2,4-チアゾリジンジオン (21 mg, 0.180 mmol) から標記化合物 (30 mg, 32%) を得た。1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.15 (1H, d, J = 2.3 Hz), 8.39 (1H, d, J = 2.3 Hz), 8.08 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.97 (1H, s), 7.90 (1H, dd, J = 8.7, 7.3 Hz), 7.65 (1H, dd, J = 7.1, 1.1 Hz), 7.38 (1H, dd, J = 13.5, 2.1 Hz), 7.29 (1H, dd, J = 8.2, 1.8 Hz), 7.23 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.59-3.56 (1H, m), 3.47-3.45 (1H, m), 3.34-3.31 (1H, m), 2.74-2.71 (1H, m), 2.51-2.49 (1H, m), 1.84-1.81 (2H, m), 1.66-1.64 (2H, m). ESI-MS(m/z): 549 [M+H]+.
工程3
(R)-5-((5-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド (化合物117)
Figure 0006378918
(R)-tert-ブチル(1-(4-(3-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キノリン-5-イル)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)カーバメート (25 mg, 0.0456 mmol) の酢酸エチル (2.5mL) 懸濁液に4 M 塩化水素の酢酸エチル溶液 (0.45 mL, 1.82 mmol) を加え、室温下、2 時間撹拌した。析出した個体をろ取し、酢酸エチルで洗浄して標記化合物 (23 mg, quant.) を得た。1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.19 (1H, d, J = 2.3 Hz), 8.38 (1H, d, J = 2.3 Hz), 8.17-8.15 (2H, m), 8.11 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.93 (1H, dd, J = 8.5, 7.1 Hz), 7.67 (1H, d, J = 6.0 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 13.3, 2.3 Hz), 7.35 (1H, dd, J = 8.3, 2.3 Hz), 7.28 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.52-3.49 (1H, m), 3.43-3.40 (1H, m), 3.25-3.23 (1H, m), 2.98-2.93 (2H, m), 1.99-1.97 (1H, m), 1.93-1.90 (1H, m), 1.72-1.68 (1H, m), 1.62-1.60 (1H, m). ESI-MS(m/z): 449 [M+H]+.
以下の実施例は表56〜70に記載の出発原料(SM)を使用して実施例117の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
実施例141
(R)-5-((4-(4-(3-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物71)
工程1
(R)-tert-ブチル (1-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)カーバメート
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 6-ブロモ-4-クロロキナゾリン (377 mg, 1.55 mmol) および (R)-tert-ブチル (1-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペリジン-3-イル)カーバメート (中間体21、716 mg, 1.70 mmol) から標記化合物 (603 mg, 78%) を得た。薄黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.35 (1H, s), 8.28 (1H, d, J = 2.1 Hz), 8.18 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 8.04 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.66-7.58 (2H, m), 7.26 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.93 (1H, d, J = 7.3 Hz), 3.60-3.50 (2H, m), 3.46-3.40 (1H, m), 2.83-2.76 (1H, m), 2.68-2.60 (1H, m), 1.89-1.79 (2H, m), 1.69-1.56 (1H, m), 1.45-1.36 (1H, m), 1.40 (9H, s).
工程2
(R)-1-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-3-アミン ハイドロクロライド
Figure 0006378918
(R)-5-((5-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライドの合成 (実施例117、工程3) と同様の方法で(R)-tert-ブチル (1-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-3-イル)カーバメート から標記化合物 (317 mg, quant.) を得た。赤色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.37 (1H, s), 8.26 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.21 (3H, s), 8.19 (1H, dd, J = 9.2, 2.1 Hz), 8.05 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.70-7.62 (2H, m), 7.30 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.63-3.57 (1H, m), 3.41-3.30 (2H, m), 3.04-2.96 (2H, m), 2.05-1.97 (1H, m), 1.95-1.84 (1H, m), 1.75-1.56 (2H, m).
工程3
(R)-1-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)-N,N-ジメチルピペラジン-3-アミン
Figure 0006378918
4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリンの合成 (実施例34、工程1) と同様の手法で (R)-1-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペリジン-3-アミン塩酸塩 (150 mg, 0.343 mmol) および 37% ホルムアルデヒド水溶液 (153 μL, 2.06 mmol) から標記化合物 (46 mg, 31%) を得た。黄色オイル:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.35 (1H, s), 8.28 (1H, d, J = 2.1 Hz), 8.18 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 8.04 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.65-7.59 (2H, m), 7.27 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.68-3.64 (1H, m), 3.51-3.46 (1H, m), 2.75-2.64 (2H, m), 2.50-2.40 (1H, m), 2.26 (6H, s), 1.99-1.91 (1H, m), 1.88-1.80 (1H, m), 1.69-1.57 (1H, m), 1.39-1.30 (1H, m).
工程4
(R)-5-((4-(4-(3-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物71)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程2-工程4) と同様の手法で (R)-1-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)-N,N-ジメチルピペラジン-3-アミンから標記化合物 (2 mg, 4% (3 steps)) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.31 (1H, s), 8.31 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.19 (1H, dd, J = 8.9, 2.1 Hz), 8.10 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.75-7.69 (2H, m), 7.60 (1H, s), 7.38 (1H, t, J = 8.5 Hz), 3.74 (1H, d, J = 10.4 Hz), 3.47 (1H, d, J = 11.9 Hz), 3.02 (1H, t, J = 10.7 Hz), 2.85 (1H, t, J = 10.1 Hz), 2.76 (6H, s), 2.72-2.64 (1H, m), 2.13-2.07 (1H, m), 1.95-1.90 (1H, m), 1.76-1.61 (2H, m). ESI-MS(m/z): 478 [M+H]+.
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例142
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物142)
工程1
4-(3-フルオロ-4-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチル-6-ビニルキナゾリン
Figure 0006378918
tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(2-メチル-6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (中間体65、200 mg, 0.446 mmol) のメタノール (3.4 mL) 溶液に 4 mol/L の塩酸ジオキサン溶液 (2.0 mL, 7.80 mmol) を加え、3.5 時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に N, N-ジメチルホルムアミド (3.4 mL)、ジイソプロピルエチルアミン (76 μL, 0.446 mmol)、炭酸カリウム (185 mg, 1.34 mmol)、1-ブロモ-2-メトキシエチレン (84 μL, 0.892 mmol) を加え、アルゴン雰囲気下、50℃で 20.5 時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (144 mg, 80%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 8.03 (1H, dd, J = 8.9, 1.6 Hz), 7.97-7.95 (2H, m), 7.53-7.51 (2H, m), 7.11 (1H, t, J = 8.5 Hz), 6.83 (1H, dd, J = 17.4, 11.0 Hz), 5.86 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.40 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.58 (2H, t, J = 5.3 Hz), 3.40 (3H, s), 3.30-3.28 (4H, m), 2.91 (3H, s), 2.76-2.74 (4H, m), 2.69 (2H, t, J = 5.3 Hz).
工程2
4-(3-フルオロ-4-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程3) と同様の手法で 4-(3-フルオロ-4-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチル-6-ビニルキナゾリン (144 mg, 0.354 mmol) から標記化合物 (110 mg, 76%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 10.12 (1H, s), 8.61 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.34 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.09 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.58-7.53 (2H, m), 7.13 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.60-3.58 (2H, m), 3.40 (3H, s), 3.33-3.31 (4H, m), 2.96 (3H, s), 2.76-2.74 (4H, m), 2.71-2.69 (2H, m).
工程3
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物142)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(3-フルオロ-4-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒド (110 mg, 0.269 mmol) から標記化合物 (37 mg, 27%) を得た。1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.29 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.15 (1H, dd, J = 8.9, 1.8 Hz), 8.04 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.86 (1H, s), 7.69-7.64 (2H, m), 7.28 (1H, t, J = 8.9 Hz), 3.55 (2H, t, J = 5.5 Hz), 3.29 (3H, s), 3.28-3.26 (4H, m), 2.89-2.86 (4H, m), 2.81 (3H, s), 2.81-2.78 (2H, m). ESI-MS(m/z): 508 [M+H]+.
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例143
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(3-ヒドロキシプロピル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物143)
工程1
3-(4-(2-フルオロ-4-(2-メチル-6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)プロピル アセテート
Figure 0006378918
tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(2-メチル-6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (中間体65、218 mg, 0.486 mmol) のメタノール (3.7 mL) 溶液に 4 mol/L の塩酸ジオキサン溶液 (2.1 mL, 8.51 mmol) を加え、3.5 時間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、得られた残渣に N, N-ジメチルホルムアミド (3.7 mL)、ジイソプロピルエチルアミン (83 μL, 0.486 mmol)、炭酸カリウム (202 mg, 1.46 mmol)、3-クロロプロピル アセテート (360 μL, 2.92 mmol)、テトラブチルアンモニウム ヨージド (18 mg, 0.0486 mmol) を加え、アルゴン雰囲気下、50℃で 43 時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (62 mg, 23%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 8.03 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 7.97-7.95 (2H, m), 7.53 (2H, t, J = 6.6 Hz), 7.12-7.10 (1H, m), 6.83 (1H, dd, J = 17.4, 11.0 Hz), 5.86 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.39 (1H, d, J = 11.0 Hz), 4.17 (2H, t, J = 6.6 Hz), 3.27-3.24 (4H, m), 2.91 (3H, s), 2.70-2.67 (4H, m), 2.52 (2H, t, J = 7.3 Hz), 2.08 (3H, s), 1.92-1.86 (2H, m). ESI-MS(m/z): 550 [M+H]+.
工程2
3-(4-(2-フルオロ-4-(6-ホルミル-2-メチルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)プロピル アセテート
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程3) と同様の手法で 3-(4-(2-フルオロ-4-(2-メチル-6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)プロピル アセテート (62 mg, 0.138 mmol) から標記化合物 (31 mg, 50%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 10.12 (1H, s), 8.61 (1H, d, J = 1.4 Hz), 8.34 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.09 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.58-7.54 (2H, m), 7.13 (1H, t, J = 8.7 Hz), 4.17 (2H, t, J = 6.4 Hz), 3.30-3.28 (4H, m), 2.96 (3H, s), 2.70-2.67 (4H, m), 2.54-2.52 (2H, m), 2.07 (3H, s), 1.90-1.87 (2H, m).
工程3
4-(3-フルオロ-4-(4-(3-ヒドロキシプロピル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(3-クロロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例71、工程3) と同様の手法で 3-(4-(2-フルオロ-4-(6-ホルミル-2-メチルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)プロピル アセテート (31 mg, 0.0688 mmol) から標記化合物 (20 mg, 71%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 10.12 (1H, s), 8.60 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.34 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.09 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.59-7.53 (2H, m), 7.12 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.86 (2H, t, J = 5.0 Hz), 3.31-3.29 (4H, m), 2.96 (3H, s), 2.81-2.79 (4H, m), 2.78-2.75 (2H, m), 1.82-1.80 (2H, m).
工程4
5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(3-ヒドロキシプロピル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物143)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 4-(3-フルオロ-4-(4-(3-ヒドロキシプロピル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-カルボアルデヒド (20 mg, 0.0490 mmol) から標記化合物 (5 mg, 20%) を得た。1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.28 (1H, d, J = 1.4 Hz), 8.14 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 8.03 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.77 (1H, s), 7.70-7.64 (2H, m), 7.29 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.49 (2H, t, J = 6.2 Hz), 3.30-3.28 (4H, m), 2.90-2.87 (4H, m), 2.81 (3H, s), 2.75-2.63 (2H, m), 1.75-1.67 (2H, m), ESI-MS(m/z): 508 [M+H]+.
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例144
5-((2-(ジメチルアミノ)-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物152)
工程1
6-ブロモ-2-クロロ-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン
Figure 0006378918
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 6-ブロモ-2,4-ジクロロキナゾリン (211 mg, 0.76 mmol) および1-エチル-4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン (中間体27b、253 mg, 0.75 mmol) から標記化合物 (112 mg, 33%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 8.31 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.97 (1H, dd, J = 9.2, 2.3 Hz), 7.88 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.55-7.52 (1H, m), 7.46-7.44 (1H, m), 7.12-7.07 (1H, m), 3.31 (4H, br s), 2.69 (4H, br s), 2.54-2.52 (2H, br m), 1.15 (3H, t, J = 6.9 Hz).
工程2
6-ブロモ-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-N,N-ジメチルキナゾリン-2-アミン
Figure 0006378918
封管中、6-ブロモ-2-クロロ-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン (112 mg, 0.25 mmol) のテトラヒドロフラン (3 mL) 溶液に 50% ジメチルアミン水溶液 (260 μL) を加え、100℃で 20 時間撹拌した。反応溶液を室温に戻し、溶媒を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製して標記化合物 (73 mg, 64%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 7.96 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.68-7.63 (2H, m), 7.55-7.50 (1H, m), 7.47-7.43 (1H, m), 7.06 (1H, t, J = 8.5 Hz), 3.30 (6H, s), 3.26 (4H, br s), 2.66 (4H, br s), 2.50 (2H, q, J = 7.0 Hz), 1.14 (3H, t, J = 7.0 Hz).
工程3
2-(ジメチルアミノ)-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド
Figure 0006378918
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程2-工程3) と同様の手法で 6-ブロモ-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-N,N-ジメチルキナゾリン-2-アミン から標記化合物 (10 mg, 13% (2 steps)) を得た。黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.91 (1H, s), 8.32 (1H, br s), 8.08-8.07 (2H, m), 7.68-7.39 (2H, m), 7.08 (1H, t, J = 8.5 Hz), 3.36 (6H, s), 3.27 (4H, br s), 2.67 (4H, br s), 2.50 (2H, br s), 1.14 (3H, br s).
工程4
5-((2-(ジメチルアミノ)-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン(化合物152)
Figure 0006378918
5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオンの合成 (実施例1、工程4) と同様の手法で 2-(ジメチルアミノ)-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒド (8 mg, 0.02 mmol) から標記化合物 (2 mg, 20%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.03-7.99 (2H, m), 7.83 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.71-7.69 (1H, m), 7.59-7.56 (2H, m), 7.24 (1H, t, J = 8.2 Hz), 3.23 (8H, br s), 3.07 (6H, s), 2.83-2.79 (2H, br m), 1.07 (3H, t, J = 7.1 Hz). ESI-MS(m/z): 507 [M+H]+.
得られた化合物は実施例145または153と同様の方法によって対応する塩へ変換することができる。
実施例145
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン メタンスルホナート (化合物3)
Figure 0006378918
工程1
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物2、125 mg, 0.27 mmol) のメタノール (5 mL)、水 (20 mL) 混合溶液に メタンスルホン酸 (27 mg, 0.28 mmol) を加え、2 分間撹拌した。減圧下溶媒を留去し、残渣を水に溶かしてろ過し、ろ液を回収後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣を メタノール、酢酸エチルで洗浄した後、乾燥し、標記化合物 (49 mg, 32%) を得た。 黄色個体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.40 (1H, br s), 9.39 (1H, s), 8.33 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.25 (1H, dd, J = 8.2, 1.8 Hz), 8.20 (1H, d, J = 8.7 Hz), 8.04 (1H, s), 7.80-7.76 (1H, m), 7.72 (1H, dd, J = 8.2, 2.3 Hz), 7.39 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.76 (2H, d, J = 10.1 Hz), 3.65 (2H, d, J = 10.1 Hz), 3.28-3.17 (6H, m), 2.29 (3H, s), 1.28 (3H, t, J = 7.3 Hz).
以下の実施例は表71〜75に記載の出発原料(SM)を使用して実施例145の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
実施例153
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン ハイドロクロライド(化合物150)
Figure 0006378918
工程1
5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン (化合物33、48 mg, 0.10 mmol) のメタノール (1 mL) 懸濁液に 0.1 N 塩酸水溶液 (1.0 mL, 0.10 mmol) を加え、5 分間撹拌した。減圧下溶媒を留去した後、残渣を水に溶かし、ろ過した。ろ液に酢酸エチルを加え、減圧下、溶媒を留去した。得られた結晶を酢酸エチルで洗浄した後、乾燥し、目的とする標記化合物 (47 mg, 90 %) を得た。赤褐色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.74 (1H, s), 8.28 (1H, s), 8.19 (1H, dd, J = 8.8, 2.4 Hz), 8.09 (1H, d, J = 8.7 Hz), 8.02 (1H, s), 7.74 (1H, d, J = 13.7 Hz), 7.69 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.38 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.76-3.61 (4H, m), 3.27-3.16 (6H, m), 2.83 (3H, s), 1.28 (3H, t, J = 7.1 Hz).
製造例1
4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン(中間体1)
工程1
tert-ブチル 4-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 6-ブロモ-4-クロロキナゾリン (550 mg, 1.0 mmol) および tert-ブチル 4-(2-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (中間体18、1.0 g, 2.48 mmol) から標記化合物 (484 mg, 50%) を得た。 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.35 (1H, s), 8.33 (1H, t, J = 1.4 Hz), 7.98-7.97 (2H, m), 7.65 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.58 (1H, dd, J = 8.2, 2.3 Hz), 7.17 (1H, d, J = 8.2 Hz), 3.63 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.98 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.44 (3H, s), 1.51 (9H, s).
工程2
tert-ブチル 4-(2-メチル-4-(6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリンの合成 (実施例1、工程2) と同様の手法で tert-ブチル 4-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (847 mg, 1.75 mmol) から標記化合物 (471 mg, 63%) を得た。 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.29 (1H, s), 8.06-8.06 (3H, m), 7.68 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.61 (1H, dd, J = 8.2, 1.8 Hz), 7.16 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.85 (1H, dd, J = 17.4, 10.8 Hz), 5.89 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.42 (1H, d, J = 10.8 Hz), 3.63 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.98 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.44 (3H, s), 1.51 (9H, s).
工程3
4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン(中間体1)
tert-ブチル 4-(2-メチル-4-(6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (471 mg, 1.09 mmol) の塩化メチレン (20 mL) 溶液にトリフルオロ酢酸 (5 mL) を加え、室温で終夜間撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣をクロロホルムに溶かし、飽和重層水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過した。減圧下溶媒を留去し、標記化合物 (360 mg, quant.) を得た。 茶色オイル: 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.29 (1H, s), 8.08-8.03 (3H, m), 7.67 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.61 (1H, dd, J = 8.2, 2.3 Hz), 7.18 (1H, d, J = 8.2 Hz), 6.85 (1H, dd, J = 17.9, 11.0 Hz), 5.89 (1H, d, J = 17.9 Hz), 5.42 (1H, d, J = 10.5 Hz), 3.10 (4H, t, J = 4.6 Hz), 3.01 (4H, t, J = 4.6 Hz), 2.43 (3H, s), 1.73 (1H, br s).
以下の製造例は表76〜79に記載の出発原料(SM)を使用して製造例1の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
製造例9
4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン(中間体8)
工程1
tert-ブチル 4-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
6-ブロモ-4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン (中間体63、1.47 g, 3.13 mmol) の 塩化メチレン (50 mL) 溶液にトリエチルアミン (0.9 mL, 6.26 mmol)、二炭酸ジ-tert-ブチル (819 mg, 3.76 mmol)、N,N-ジメチルアミノピリジン (38 mg, 0.31 mmol) を加え、室温で終夜間撹拌した。反応終了後、反応溶液に水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、目的とする標記化合物 (535 mg, 35%) を得た。 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.35 (1H, s), 8.32 (1H, t, J = 1.4 Hz), 7.99 (2H, d, J = 0.9 Hz), 7.57-7.52 (2H, m), 7.11 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.65 (4H, t, J = 5.0 Hz), 3.20 (4H, t, J = 5.0 Hz), 1.56 (9H, s).
工程2
tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリンの合成 (実施例1、工程2) と同様の手法で tert-ブチル 4-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (535 mg, 1.10 mmol) から標記化合物 (233 mg, 49%) を得た。黄色個体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.29 (1H, s), 8.07-8.03 (3H, m), 7.59-7.55 (2H, m), 7.10 (1H, t, J = 8.5 Hz), 6.86 (1H, dd, J = 17.6, 10.8 Hz), 5.90 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.44 (1H, d, J = 10.5 Hz), 3.65 (4H, t, J = 4.8 Hz), 3.19 (4H, t, J = 4.8 Hz), 1.55 (9H, s).
工程3
4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン(中間体8)
4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン (製造例1、工程3) と同様の手法で tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (233 mg, 0.54 mmol) から標記化合物 (170 mg, quant.) を得た。 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.29 (1H, s), 8.07-8.05 (3H, m), 7.58-7.54 (2H, m), 7.12 (1H, t, J = 8.5 Hz), 6.86 (1H, dd, J = 17.4, 11.0 Hz), 5.90 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.44 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.23 (4H, t, J = 4.8 Hz), 3.12 (4H, t, J = 4.8 Hz), 1.67 (1H, br s).
製造例10
4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルシンノリン(中間体9)
工程1
tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(6-ビニルシンノリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 4-クロロ-6-ビニルシンノリン (中間体53a、110 mg, 0.577 mmol)、および tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (中間体20、258 mg, 0.635 mmol) から標記化合物 (197 mg, 79%) を得た。薄黄色アモルファス状固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.29 (1H, s), 8.48 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.27 (1H, dd, J = 8.9, 1.5 Hz), 7.92 (1H, d, J = 1.5 Hz), 7.58 (1H, dd, J = 13.6, 2.0 Hz), 7.47 (1H, dd, J = 8.2, 2.1 Hz), 7.28 (1H, t, J = 8.7 Hz), 7.02 (1H, dd, J = 17.7, 11.0 Hz), 6.16 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.55 (1H, d, J = 11.3 Hz), 3.53 (4H, t, J = 4.7 Hz), 3.11 (4H, t, J = 4.9 Hz), 1.44 (9H, s).
工程2
4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルシンノリン(中間体9)
4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン (製造例1、工程3) と同様の手法で tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(6-ビニルシンノリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (197 mg, 0.453 mmol) から標記化合物 (115 mg, 76%) を得た。黄色アモルファス状固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.28 (1H, s), 8.48 (1H, d, J = 9.2 Hz), 8.26 (1H, dd, J = 8.9, 1.8 Hz), 7.94 (1H, d, J = 1.5 Hz), 7.54 (1H, dd, J = 13.7, 2.1 Hz), 7.45 (1H, dd, J = 8.4, 2.0 Hz), 7.24 (1H, t, J = 8.9 Hz), 7.02 (1H, dd, J = 17.7, 11.0 Hz), 6.15 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.55 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.08 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.89 (4H, t, J = 4.9 Hz).
以下の製造例は表80に記載の出発原料(SM)を使用して製造例10の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
製造例12
4-(4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン(中間体11)
工程1
tert-ブチル 4-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 6-ブロモ-4-クロロキナゾリン (1.0 g, 4.11 mmol) および tert-ブチル 4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (684 mg, 1.76 mmol) から標記化合物 (465 mg, 62%) を得た。 薄黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.30 (1H, s), 8.28 (1H, d, J = 2.1 Hz), 8.15 (1H, dd, J = 9.0, 2.3 Hz), 8.01 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.76 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.18 (2H, d, J = 9.2 Hz), 3.50 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.34 (4H, t, J = 4.9 Hz), 1.44 (9H, s).
工程2
tert-ブチル 4-(4-(6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-(4-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (465 mg, 0.991 mmol)、トリブチルビニルスズ (303 μL, 1.04 mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム (114 mg, 0.0991 mmol) の N,N-ジメチルホルムアミド (3 mL) 溶液を、マイクロウェーブ照射下、150 ℃で 20 分撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (332 mg, 80%) を得た。黄色固体:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.21 (1H, s), 8.26 (1H, dd, J = 8.9, 1.8 Hz), 8.09 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.01 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.77 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.9 Hz), 6.97 (1H, dd, J = 17.7, 11.0 Hz), 6.02 (1H, d, J = 17.7 Hz), 5.44 (1H, d, J = 11.3 Hz), 3.50 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.35-3.32 (4H, m), 1.44 (9H, s).
工程3
4-(4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン(中間体11)
4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン (製造例1、工程3) と同様の手法で tert-ブチル 4-(4-(6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (270 mg, 0.648 mmol) から標記化合物 (148 mg, 72%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.20 (1H, s), 8.26 (1H, dd, J = 8.9, 1.8 Hz), 8.11 (1H, d, J = 1.5 Hz), 8.00 (1H, d, J = 8.9 Hz), 7.75 (2H, d, J = 8.9 Hz), 7.13 (2H, d, J = 8.9 Hz), 6.97 (1H, dd, J = 17.7, 11.0 Hz), 6.02 (1H, d, J = 17.7 Hz), 5.44 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.25 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.86 (4H, t, J = 5.0 Hz).
製造例13
6-ブロモ-4-(3-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン(中間体12)
工程1
tert-ブチル 4-(3-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 6-ブロモ-4-クロロキナゾリン (656 mg, 2.69 mmol)、および tert-ブチル 4-(3-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (1.15 g, 2.96 mmol) から標記化合物 (1.04 g, 82%) を得た。薄黄色粘性固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.39 (1H, s), 8.19 (1H, dd, J = 7.9, 2.1 Hz), 8.18 (1H, s), 8.06 (1H, dd, J = 7.8, 2.0 Hz), 7.48 (1H, t, J = 7.9 Hz), 7.31 (1H, t, J = 1.8 Hz), 7.24 (1H, dd, J = 8.2, 2.1 Hz), 7.18 (1H, d, J = 7.6 Hz), 3.48 (4H, t, J = 4.9 Hz), 3.22 (4H, t, J = 5.2 Hz), 1.42 (9H, s).
工程2
6-ブロモ-4-(3-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン(中間体12)
4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリン (製造例1、工程3) と同様の手法で tert-ブチル 4-(3-(6-ブロモキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (250 mg, 0.533 mmol) から標記化合物 (138 mg, 70%) を得た。薄黄色アモルファス状固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.39 (1H, s), 8.19 (1H, s), 8.18 (1H, dd, J = 7.6, 2.1 Hz), 8.06 (1H, dd, J = 7.6, 2.1 Hz), 7.46 (1H, t, J = 7.9 Hz), 7.26 (1H, t, J = 2.0 Hz), 7.21 (1H, dd, J = 8.1, 2.3 Hz), 7.14 (1H, d, J = 7.6 Hz), 3.16 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.87 (4H, t, J = 5.0 Hz).
以下の製造例は表81、82に記載の出発原料(SM)を使用して製造例13の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
製造例18
tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(2-メチル-6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体65)
工程1
tert-ブチル 4-(4-(6-ブロモ-2-メチルキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
6-ブロモ-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリンの合成(実施例1、工程1) と同様の方法で 6-ブロモ-4-クロロ-2-メチルキナゾリン (1.5 g, 5.83 mmol)、および tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (中間体20、2.37 g, 5.83 mmol) から標記化合物 (1.60 g, 55%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 8.24 (1H, s), 7.94-7.92 (2H, m), 7.53-7.51 (2H, m), 7.10 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.65-3.64 (4H, m), 3.19-3.16 (4H, m), 2.92 (3H, s), 1.51 (9H, s).
工程2
tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(2-メチル-6-ビニルキナゾリン-4-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体65)
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリンの合成 (実施例1、工程2) と同様の手法で tert-ブチル 4-(4-(6-ブロモ-2-メチルキナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (1.60 g, 3.19 mmol) から標記化合物 (982 mg, 69%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 8.04-8.02 (1H, m), 7.96-7.95 (2H, m), 7.55-7.52 (2H, m), 7.10 (1H, t, J = 8.7 Hz), 6.82 (1H, dd, J = 17.4, 11.0 Hz), 5.86 (1H, d, J = 17.4 Hz), 5.40 (1H, d, J = 11.0 Hz), 3.65-3.64 (4H, m), 3.18-3.15 (4H, m), 2.91 (3H, s), 1.51 (9H, s).
以下の製造例は表83、84に記載の出発原料を使用して製造例18の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
製造例22
1-(4-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)-2,2,2-トリフルオロエタノン (中間体17a) および2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノン (中間体17b)
工程1
1-(4-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)-2,2,2-トリフルオロエタノン(中間体17a)
アルゴン雰囲気下、1-(2-フルオロフェニル)ピペラジン (800 mg, 4.44 mmol) の塩化メチレン (10 mL) 溶液に、0 ℃でトリエチルアミン (968 μL, 7.10 mmol) を加えた。無水トリフルオロ酢酸 (668 μL, 4.88 mmol) を滴下し、0 ℃で 4 時間撹拌した。反応液に水を加え、1 規定塩酸を用いて酸性にした。反応混合物をクロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残を酢酸 (15 mL) に溶解し、0 ℃に冷却した。そこへ臭素 (240 μL, 4.66 mmol) を滴下し、0 ℃で 10 分撹拌後、室温で 1 時間撹拌した。反応液に水および 1 M メタ重亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (1.50 g, 95%) を得た。透明オイル: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.49 (1H, dd, J = 12.2, 2.2 Hz), 7.34-7.32 (1H, m), 7.03 (1H, t, J = 9.0 Hz), 3.73 (4H, t, J = 8.9 Hz), 3.11-3.07 (4H, m).
工程2
2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノン(中間体17b)
アルゴン雰囲気下、1-(4-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)-2,2,2-トリフルオロエタノン (1.50 g, 4.22 mmol) のジメチルスルホキシド (10 mL) 溶液にビス(ピナコラ-ト)ジボロン (1.23 g, 5.06 mmol)、酢酸カリウム (1.47 g, 15 mmol)、1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリド-ジクロロメタン錯体 (0.31 g, 0.38 mmol) を加え、反応容器内を脱気した。アルゴン雰囲気下、120 ℃で 3 時間撹拌した後、反応液に酢酸エチルを加え、水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (1.50 g、88%) を得た。白色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.42 (1H, dd, J = 7.9, 1.3 Hz), 7.29 (1H, dd, J = 13.4, 1.2 Hz), 7.05 (1H, t, J = 8.4 Hz), 3.76-3.72 (4H, m), 3.18-3.15 (4H, m), 1.28 (12H, s).
製造例23
tert-ブチル 4-(2-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体18)
工程1
tert-ブチル 4-(2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
アルゴン雰囲気下、2-フルオロ-5-ニトロトルエン (7.93 g, 51.13 mmol)、1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン (10 g, 53.69 mmol) の N,N-ジメチルホルムアミド (100 mL) 溶液に、炭酸カリウム (17.66 g, 127.8 mmol) を加え、120 ℃で 24 時間撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (8.13 g, 49%) を得た。黄色オイル: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.07-8.02 (2H, m), 7.14 (1H, d, J = 8.8 Hz), 3.49 (4H, s), 2.96 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.35 (3H, s), 1.43 (9H, s).
工程2
tert-ブチル 4-(4-アミノ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-(2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (905 mg, 2.82 mmol) のエタノール (10 mL)、テトラヒドロフラン (10 mL) 溶液に、10% パラジウム-活性炭 (91 mg) のエタノール (5 mL) 懸濁液を加えた。反応容器内を水素で置換し、室温で 2 時間撹拌した。反応液をセライトでろ過し、ろ液を減圧下濃縮した後、乾燥して標記化合物 (847 mg, quant.) を得た。褐色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 6.74 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.39 (1H, d, J = 2.7 Hz), 6.34 (1H, dd, J = 8.3, 2.7 Hz), 4.69 (2H, s), 3.40 (4H, s), 2.63 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.12 (3H, s), 1.41 (9H, s).
工程3
tert-ブチル 4-(4-ヨード-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
アルゴン雰囲気下、tert-ブチル 4-(4-アミノ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (847 mg, 2.82 mmol) のアセトニトリル (15 mL) 溶液にジヨードメタン (907 μL, 11.3 mmol) を加えた。亜硝酸tert-ブチル (735 μL, 6.20 mmol) のアセトニトリル溶液 (5 mL) を滴下し、室温で 1 時間、60 ℃で 6 時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、水、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (571 mg, 50%) を得た。橙色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.52 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.47 (1H, dd, J = 8.3, 2.2 Hz), 6.82 (1H, d, J = 8.3 Hz), 3.44 (4H, s), 2.75 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.21 (3H, s), 1.42 (9H, s).
工程4
tert-ブチル 4-(2-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体18)
2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノンの合成 (製造例22、工程2) と同様の手法で、tert-ブチル 4-(4-ヨード-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (571 mg, 1.42 mmol) およびビス(ピナコラート)ジボロン (397 mg, 1.56 mmol) から標記化合物 (511 mg, 89%) を得た。黄色アモルファス状物質: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.47-7.44 (2H, m), 6.98 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.46 (4H, s), 2.80 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.24 (3H, s), 1.42 (9H, s), 1.27 (12H, s).
以下の製造例は表85〜88に記載の適切な出発原料(SM)を使用して製造例23の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
Figure 0006378918
製造例31
1-メチル-4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン(中間体26)
アルゴン雰囲気下、1-(4-ブロモフェニル)-4-メチルピペラジン (500 mg, 1.96 mmol) のテトラヒドロフラン (30 mL) 溶液に、-78 ℃で tert-ブチルリチウム ヘプタン溶液 (1.58 M, 2.73 mL, 4.31 mmol) を滴下した。-78 ℃で 1 時間撹拌した後、2-イソプロポキシ-4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン (2.73 mL, 3.92 mmol) のテトラヒドロフラン (2 mL) 溶液を滴下し、室温まで徐々に昇温させながら 6 時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (501 mg, 85%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.50 (2H, d, J = 8.8 Hz), 6.89 (2H, d, J = 8.8 Hz), 3.19 (4H, t, J = 5.1 Hz), 2.42 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.21 (3H, s), 1.26 (12H, s).
製造例32
1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)ピペラジン(中間体27a)および1-エチル-4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン(中間体27b)
工程1
1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)ピペラジン(中間体27a)
1-(4-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)-2,2,2-トリフルオロエタノン (中間体17a、238 g, 0.669 mol) のメタノール (2.3 L) 溶液に炭酸カリウム (241 g, 1.75 mol) を加えて 1 時間攪拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮した。残渣にジクロロメタンを加え、水で洗浄した後、水層を塩化メチレンで抽出した。有機層をあわせ、硫酸マグネシウムで乾燥した後、ろ過、減圧下溶媒を留去し、標記化合物 (154 g, 89%) を得た。白色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 7.22-7.13 (2H, m), 6.81 (1H, m), 3.09-3.00 (8H, m).
工程2
1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-4-エチルピペラジン
1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)ピペラジン (145 g, 0.558 mol) のアセトン (1.4 L) 溶液に炭酸カリウム (77.1 g, 0.558 mol)、ヨードエタン (87.0 g, 0.558 mol) を加えて室温で終夜加熱還流させた。室温に戻した後、反応液をろ過し、ろ液に酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去した後、ヘプタンに懸濁させ、ろ過した。ろ液を濃縮し、標記化合物 (170 g, quant.) を得た。 薄黄色オイル: 1H-NMR (CDCl3) δ: 7.22-7.13 (2H, m), 6.81 (1H, m), 3.14-3.01 (4H, m), 2.66-2.59 (4H, m), 2.54-2.43 (2H, m), 1.12 (3H, t, J = 7.5 Hz ).
工程3
1-エチル-4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン(中間体27b)
2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノンの合成 (製造例22、工程2) と同様の手法で、1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-4-エチルピペラジン (50.0 g, 0.174 mol) から標記化合物 (37.8 g, 65%) を得た。茶色オイル: 1H-NMR (CDCl3) δ: 7.52-7.40 (2H, m), 6.92 (1H, m), 3.22-3.15 (4H, m), 2.67-2.59 (4H, m), 2.54-2.43 (2H, m), 1.28 (12H, s), 1.12 (3H, t, J = 7.5 Hz ).
製造例33
tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(中間体28)
工程1
4-ベンジル 1-tert-ブチル 2-メチルピペラジン-1,4-ジカルボキシレート
2-メチルピペラジン (900 mg, 8.99 mmol) のジクロロメタン (7 mL) 溶液を0℃に冷却し、クロロギ酸ベンジル (1.35 mL, 9.62 mmol) を滴下して、0℃で 1 時間撹拌後、室温で 2 時間撹拌した。反応液を 0℃に冷却し、N,N-ジイソプロピルエチルアミン (1.99 mL, 11.7 mmol)、二炭酸ジ-tert-ブチル (2.16 g, 9.89 mmol) を加えて、室温まで徐々に昇温させながら 64 時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈して、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (2.23 g, 74%) を得た。透明オイル: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.39-7.29 (5H, m), 5.14-5.06 (2H, m), 4.13 (1H, s), 3.90 (1H, d, J = 10.1 Hz), 3.75 (1H, d, J = 13.4 Hz), 3.69 (1H, d, J = 12.2 Hz), 3.11-2.80 (3H, m), 1.40 (9H, s), 1.02 (3H, d, J = 6.7 Hz).
工程2
tert-ブチル 2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート
4-ベンジル 1-tert-ブチル 2-メチルピペラジン-1,4-ジカルボキシレート (2.23 g, 6.68 mmol) のエタノール (10 mL) 溶液に、10% パラジウム炭素 (223 mg) をエタノール (5 mL) に懸濁して加えた。反応容器内を水素で置換し、室温で 3 時間撹拌した、反応液をセライトでろ過、濃縮し、標記化合物 (1.28 g, 96%) を得た。透明オイル: 1H-NMR (DMSO-d6) δ: 3.98-3.93 (1H, m), 3.58-3.53 (1H, m), 2.86-2.77 (2H, m), 2.62 (2H, d, J = 3.1 Hz), 2.43-2.36 (1H, m), 1.38 (9H, s), 1.11 (3H, d, J = 6.7 Hz).
工程3
tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート
アルゴン雰囲気下、tert-ブチル 2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート (1.28 g, 6.40 mmol)、1-ブロモ-3-フルオロ-4-ヨードベンゼン (2.31 g, 7.68 mmol)、ヨウ化銅 (122 mg, 0.640 mmol)、リン酸三カリウム (4.08 g, 25.6 mmol)、エチレングリコール (716 μL, 12.8 mmol) の 1-ブタノール (6 mL) 溶液を、100℃で 16 時間撹拌した。反応液に水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (767 mg, 32%) を得た。透明オイル: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.45 (1H, dd, J = 12.1, 2.3 Hz), 7.32-7.29 (1H, m), 6.98 (1H, t, J = 9.0 Hz), 4.22-4.16 (1H, m), 3.80 (1H, d, J = 13.1 Hz), 3.25-3.10 (3H, m), 2.75 (1H, dd, J = 11.9, 3.7 Hz), 2.69-2.62 (1H, m), 1.42 (9H, s), 1.23 (3H, d, J = 6.7 Hz).
工程4
tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート(中間体28)
2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノンの合成 (製造例22、工程2) と同様の手法で、tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-2-メチルピペラジン-1-カルボキシレート (767 mg, 2.05 mmol) およびビス(ピナコラート)ジボロン (573 mg, 2.26 mmol) から標記化合物 (728 mg, 85%) を得た。白色アモルファス状固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.40 (1H, dd, J = 7.9, 1.5 Hz), 7.27 (1H, dd, J = 13.3, 1.4 Hz), 7.00 (1H, t, J = 8.4 Hz), 4.21-4.17 (1H, m), 3.81 (1H, d, J = 13.4 Hz), 3.37-3.27 (2H, m), 3.19-3.11 (1H, m), 2.79 (1H, dd, J = 11.9, 3.7 Hz), 2.73-2.65 (1H, m), 1.42 (9H, s), 1.27 (12H, s), 1.23 (3H, d, J = 6.7 Hz).
製造例34
1-エチル-4-(2-ニトロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン(中間体29)
工程1
1-(4-ブロモ-2-ニトロフェニル)-4-エチルピペラジン
tert-ブチル 4-(2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(製造例23、工程1) と同様の方法で 4-ブロモ-1-フルオロ-2-ニロトベンゼン (5.78 g, 26.27 mmol) およびエチルピペラジン (2.5 g, 21.89 mmol) から標記化合物 (7.34 g, quant.) を得た。 1H-NMR (CDCl3) δ: 7.89 (1H, d, J = 2.7 Hz), 7.56 (1H, dd, J = 8.7, 2.3 Hz), 7.02 (1H, d, J = 8.7 Hz), 3.08 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.60 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.49 (2H, q, J = 7.1 Hz), 1.11 (3H, t, J = 7.1 Hz).
工程2
1-エチル-4-(2-ニトロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン(中間体29)
2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノンの合成 (製造例22、工程2) と同様の手法で、1-(4-ブロモ-2-ニトロフェニル)-4-エチルピペラジン (7.34 g, 23.36 mmol) から標記化合物 (1.1 g, 13%) を得た。 茶色個体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 7.88 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.54 (1H, dd, J = 8.7, 2.3 Hz), 7.01 (1H, d, J = 8.7 Hz), 3.07 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.59 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.47 (2H, q, J = 7.2 Hz), 1.22 (12H, s), 1.10 (3H, t, J = 7.2 Hz).
製造例35
1-エチル-4-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン(中間体30)
1-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジン (1.0 g, 3.46 mmol) の N, N-ジメチルホルムアミド (10 mL) 溶液にヨードエタン (1.08 g, 6.92 mmol)、炭酸カリウム (956 mg, 6.92 mmol) を加え、一晩室温で撹拌した。反応終了後、反応溶液に飽和重層水を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、目的とする標記化合物 (628 mg, 57%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 8.54 (1H, t, J = 1.6 Hz), 7.81 (1H, dd, J = 8.5, 1.6 Hz), 6.60 (1H, d, J = 8.7 Hz), 3.65 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.55 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.48 (2H, q, J = 7.2 Hz), 1.14 (3H, t, J = 7.2 Hz).
以下の製造例は表89に記載の適切な出発原料(SM)を使用して製造例35の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
製造例37
1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン(中間体32)
工程1
1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペラジン
1-エチル-4-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジンの合成 (製造例35) と同様の手法で 1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)ピペラジン (中間体27a、1.12 g, 4.32 mmol) および (2-ブロモエトキシ)(tert-ブチル)ジメチルシラン (1.34 g, 5.62 mmol) から標記化合物 (1.63 g, 90%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.17 (2H, dd, J = 7.3, 4.6 Hz), 6.81 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.82-3.81 (2H, m), 3.11-3.08 (4H, m), 2.75-2.72 (4H, m), 2.64-2.61 (2H, m), 0.90 (9H, s), 0.07 (6H, s).
工程2
1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン(中間体32)
アルゴン雰囲気下、1-(4-ブロモ-2-フルオロフェニル)-4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペラジン (890 mg, 2.13 mmol) のテトラヒドロフラン (11 mL) 溶液を -78 ℃ に冷却し、n-ブチルリチウム ヘキサン溶液 (1.6 N, 1.5 mL, 2.35 mmol) を滴下した。30 分撹拌後、2-イソプロポキシ-4, 4, 5, 5-テトラメチル-1, 3, 2-ジオキサボロラン (1.1 mL, 5.33 mmol) を滴下した。室温で、3 時間撹拌した後、水 (20 mL) を加え、酢酸エチル (20 mL) で抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液 (10 mL) で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (857 mg, 87%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.49 (1H, dd, J = 8.0, 1.1 Hz), 7.43 (1H, dd, J = 13.5, 1.1 Hz), 6.91 (1H, t, J = 8.2 Hz), 3.82-3.79 (2H, m), 3.19-3.16 (4H, m), 2.74-2.71 (4H, m), 2.62-2.60 (2H, m), 1.32 (12H, s), 0.90 (9H, s), 0.07 (6H, s). ESI-MS(m/z): 465 [M+H]+.
製造例38
1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(2-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン(中間体33)
工程1
tert-ブチル 4-(o-トリル)ピペラジン-1-カルボキシレート
アルゴン雰囲気下、1-ヨード-2-メチルベンゼン (4.0 g, 18.3 mmol)、1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン (3.58 g, 19.2 mmol)、tert-ブトキシナトリウム (2.46 g, 25.6 mmol) のトルエン (61 mL) 懸濁液にrac-2,2'-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1'-ビナフチル (342 mg, 0.549 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム クロロホルム錯体 (568 mg, 0.549 mmol)を加え、120 ℃で 21 時間撹拌した。反応液を室温に戻し、水、酢酸エチルを加え、セライトろ過し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (3.71 g, 31%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.20-7.16 (2H, m), 7.02-7.00 (2H, m), 3.60-3.58 (4H, m), 2.88-2.86 (4H, m), 2.33 (3H, s), 1.49 (9H, s).
工程2
tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
アルゴン雰囲気下、tert-ブチル 4-(o-トリル)ピペラジン-1-カルボキシレート (3.71 g, 13.4 mmol) のジクロロメタン (67 mL) 溶液を氷冷し、N-ブロモスクシイミド (2.87 g, 16.1 mmol) を加え、室温で 2 時間撹拌した。反応液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をNH シリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (3.32 g, 70%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.32-7.28 (2H, m), 6.86 (1H, d, J = 8.2 Hz), 3.57 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.82 (4H, t, J = 4.8 Hz), 2.29 (3H, s), 1.48 (9H, s).
工程3
1-(4-ブロモ-2-メチルフェニル)ピペラジン
アルゴン雰囲気下、tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (2.29 g, 6.45 mmol) のテトラヒドロフラン (13 mL) 溶液に、4 mol/L の塩酸ジオキサン溶液 (25 mL, 100 mmol) を加え、6.5 時間撹拌した。析出した固体をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄し、得られた固体を水 (15 mL) に溶かした。5 mol/L の水酸化ナトリウム水溶液を加え、弱塩基性にし、20% メタノールのクロロホルム溶液 (20 mL) で 5回抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去し、標記化合物 (1.30 g, 79%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 9.94 (1H, br s), 7.33-7.31 (2H, m), 6.94 (1H, d, J = 8.7 Hz), 3.41-3.39 (4H, m), 3.23-3.20 (4H, m).
工程4
1-(4-ブロモ-2-メチルフェニル)-4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペラジン
1-エチル-4-(5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ピリジン-2-イル)ピペラジンの合成 (製造例35) と同様の手法で 1-(4-ブロモ-2-メチルフェニル)ピペラジン (1.30 g, 5.10 mmol) および (2-ブロモエトキシ)(tert-ブチル)ジメチルシラン (1.59 g, 6.63 mmol) から標記化合物 (1.69 g, 80%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.18-7.16 (2H, m), 6.81 (1H, t, J = 8.7 Hz), 3.82-3.81 (2H, m), 3.11-3.08 (4H, m), 2.75-2.72 (4H, m), 2.64-2.61 (2H, m), 0.90 (9H, s), 0.07 (6H, s).
工程5
1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(2-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン(中間体33)
1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジンの合成 (製造例37、工程3) と同様の手法で、1-(4-ブロモ-2-メチルフェニル)-4-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)ピペラジン (890 mg, 2.13 mmol) から標記化合物 (857 mg, 87%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.63-7.61 (2H, m), 7.00 (1H, d, J = 8.2 Hz), 3.82 (2H, t, J = 6.2 Hz), 2.99-2.97 (4H, m), 2.73-2.70 (4H, m), 2.64-2.62 (2H, m), 2.29 (3H, s), 1.33 (2H, s), 0.90 (9H, s), 0.08 (6H, s). ESI-MS(m/z): 461 [M+H]+.
製造例39
5-ブロモ-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール(中間体34)
工程1
アルゴン雰囲気下、2,5-ジブロモチアゾール (1.5 g, 6.17 mmol) の テトラヒドロフラン (10 mL) 溶液に、1-メチルピペラジン (4.1 mL, 37.0 mmol)、トリエチルアミン (5.1 mL, 37.0 mmol) を室温で加えた。90 ℃で一晩加熱還流した後、溶媒を減圧下留去し、残渣に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (1.55 g, 96%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.07 (1H, s), 3.46 (4H, t, J = 5.3 Hz), 2.52 (4H, t, J = 5.3 Hz), 2.35 (3H, s).
以下の製造例は表90に記載の出発原料(SM)を使用して製造例39の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
製造例41
tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体36a)およびtert-ブチル 4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体36b)
工程1
tert-ブチル 4-(2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-(o-トリル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成 (製造例38、工程1) と同様の手法で、1-ヨード-2-(トリフルオロメトキシ)ベンゼン (5.0 g, 17.36 mmol) および 1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン (3.23 g, 17.36 mmol) から標記化合物 (1.84 g, 31%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.25-7.19 (2H, m), 7.04-7.01 (2H, m), 3.58 (4H, t, J = 5.0 Hz), 3.01 (4H, t, J = 5.0 Hz), 1.48 (9H, s).
工程2
tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体36a)
tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成 (製造例38、工程2) と同様の手法で、tert-ブチル 4-(2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (1.84 g, 5.31 mmol) から標記化合物 (1.67 g, 74%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.36-7.33 (2H, m), 6.91 (1H, d, J = 9.2 Hz), 3.57 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.99 (4H, t, J = 5.0 Hz), 1.48 (9H, s). ESI-MS(m/z): 425[M+H]+.
工程3
tert-ブチル 4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体36b)
2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノンの合成 (製造例22、工程2) と同様の手法で、tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (1.67 g, 3.93 mmol) および ビス(ピナコラート)ジボロン (1.20 g, 4.71 mmol) から標記化合物 (1.37 g, 74%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.66 (1H, dd, J = 8.0, 1.1 Hz), 7.60 (1H, s), 7.01 (1H, d, J = 8.0 Hz), 3.58 (4H, t, J = 4.8 Hz), 3.07 (4H, t, J = 4.8 Hz), 1.48 (9H, s), 1.33 (12H, s). ESI-MS(m/z): 473 [M+H]+.
製造例42
tert-ブチル 4-(2-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体37)
工程1
1-(2-エチルフェニル)ピペラジン塩酸塩
アルゴン雰囲気下、1-ブロモ-2-エチルベンゼン (1.50 g, 8.11 mmol)、ピペラジン (1.05 g, 12.2 mmol)、ナトリウム tert-ブトキシド (1.09 g, 11.4 mmol)、2,2'-ビス(ジフェニルホスフィノ)-1,1'-ビナフチル (227 mg, 0.365 mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0) (223 mg, 0.243 mmol) のトルエン (20 mL) 溶液を、18 時間加熱還流した。反応液をセライトでろ過し、ろ液を濃縮した。得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣にジエチルエーテル (15 mL) を加えて、0℃にした後、4M 塩酸 酢酸エチル溶液 (2.03 mL) を加えた。生じた固体をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄して標記化合物 (1.55 g, 84%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.06 (1H, s), 7.26-7.24 (1H, m), 7.21-7.17 (1H, m), 7.11-7.07 (2H, m), 3.84 (1H, s), 3.22 (4H, s), 3.01 (4H, t, J = 4.9 Hz), 2.65 (2H, q, J = 7.5 Hz), 1.19 (3H, t, J = 7.5 Hz).
工程2
tert-ブチル 4-(2-エチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
1-(2-エチルフェニル)ピペラジン塩酸塩 (1.55 g, 6.84 mmol) のテトラヒドロフラン (12 mL) 懸濁液に 0℃で二炭酸ジ-tert-ブチル (2.99 g, 13.7 mmol) および炭酸カリウム (2.36 g, 17.1 mmol) の水溶液 (12 mL) を加えて、室温で 1 時間撹拌した。反応液に飽和食塩水を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を 1 規定塩酸、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (1.26 g, 63%) を得た。薄黄色オイル: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.22 (1H, dd, J = 7.5, 1.4 Hz), 7.17-7.13 (1H, m), 7.08-7.02 (2H, m), 3.45 (4H, t, J = 4.4 Hz), 2.75 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.66 (2H, q, J = 7.5 Hz), 1.42 (9H, s), 1.18 (3H, t, J = 7.6 Hz).
工程3
tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-エチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-(2-エチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (1.26 mmol, 4.32 mmol) の酢酸 (8 mL) 溶液に、臭素 (245 μL, 4.75 mmol) を加えて、室温で 1 時間撹拌した。反応液に亜硫酸水素ナトリウム水溶液を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重層水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (603 mg, 38%) を得た。透明オイル: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.38 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.32 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 7.03 (1H, d, J = 8.5 Hz), 3.45 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.74 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.65 (2H, q, J = 7.5 Hz), 1.18 (3H, t, J = 7.5 Hz).
工程4
tert-ブチル 4-(2-エチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体37)
2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノンの合成 (製造例22、工程2) と同様の手法で、tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-エチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (603 mg, 1.63 mmol) およびビス(ピナコラート)ジボロン (455 mg, 1.79 mmol) から標記化合物 (455 mg, 73%) を得た。白色アモルファス状固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.51 (1H, d, J = 1.5 Hz), 7.47 (1H, dd, J = 7.9, 1.5 Hz), 7.04 (1H, d, J = 7.9 Hz), 3.46 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.77 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.65 (2H, q, J = 7.5 Hz), 1.42 (9H, s), 1.27 (12H, s), 1.19 (3H, t, J = 7.8 Hz).
製造例43
2-(4-メチルピペラジン-1-イル)-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゾ[d]チアゾール(中間体38)
工程1
6-ブロモ-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンゾ[d]チアゾール
アルゴン雰囲気下、6-ブロモ-2-クロロベンゾ[d]チアゾール (0.35g, 1.41 mmol) の エタノール (5 mL) 溶液に、1-メチルピペラジン (0.17 mL, 1.55 mmol)、トリエチルアミン(0.59 mL, 4.23 mmol) を室温で加え、90 ℃で一晩加熱還流した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (434 mg, 99%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.70-7.70 (1H, m), 7.38-7.38 (2H, m), 3.66 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.55 (4H, t, J = 5.0 Hz), 2.37 (3H, s).
工程2
2-(4-メチルピペラジン-1-イル)-6-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)ベンゾ[d]チアゾール(中間体38)
2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノンの合成 (製造例22、工程2) と同様の手法で、6-ブロモ-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンゾ[d]チアゾール (434 mg,1.39 mmol) および ビス(ピナコラート)ジボロン (406mg, 1.60 mmol) から標記化合物 (490 mg, 98%) を得た。 1H-NMR (CDCl3) δ: 8.06 (1H, s), 7.74 (1H, dd, J = 8.0, 1.1 Hz), 7.53 (1H, d, J = 8.0 Hz), 3.72-3.70 (4H, m), 2.58-2.57 (4H, m), 2.38 (3H, s), 1.35 (12H, s).
以下の製造例は表91に記載の出発原料を使用して製造例43の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
製造例45
tert-ブチル 4-(2-クロロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体40)
工程1
tert-ブチル 4-(2-クロロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-(2-エチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成 (製造例42、工程2) と同様の手法で、1-(2-クロロフェニル)ピペラジン (2.0 g, 10.2 mmol) から標記化合物 (3.05 g, quant.) を得た。白色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.42 (1H, dd, J = 7.9, 1.5 Hz), 7.30 (1H, ddd, J = 8.5, 6.9, 1.1 Hz), 7.16 (1H, dd, J = 8.0, 1.6 Hz), 7.06 (1H, ddd, J = 8.4, 6.8, 1.0 Hz), 3.47 (4H, t, J = 4.7 Hz), 2.91 (4H, t, J = 5.0 Hz), 1.42 (9H, s).
工程2
tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-クロロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-エチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成 (製造例42、工程3) と同様の手法で、tert-ブチル 4-(2-クロロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (2.38 g, 7.63 mmol) から標記化合物 (1.19 g, 41%) を得た。無色オイル: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.67 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.49 (1H, dd, J = 8.5, 2.3 Hz), 7.11 (1H, d, J = 8.7 Hz), 3.46 (4H, t, J = 4.6 Hz), 2.90 (4H, t, J = 4.9 Hz), 1.42 (9H, s).
工程3
tert-ブチル 4-(2-クロロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体40)
2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノンの合成 (製造例22、工程2) と同様の手法で、tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-クロロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (1.19 g, 3.16 mmol) および ビス(ピナコラート)ジボロン (883 mg, 3.48 mmol) から標記化合物 (1.04 g, 78%) を得た。白色アモルファス状物質: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.59 (1H, d, J = 1.4 Hz), 7.56 (1H, dd, J = 8.0, 1.4 Hz), 7.14 (1H, d, J = 8.0 Hz), 3.47 (4H, t, J = 4.2 Hz), 2.96 (4H, t, J = 4.9 Hz), 1.42 (9H, s), 1.28 (12H, s).
製造例46
tert-ブチル 4-(2-シアノ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体41)
工程1
tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-シアノフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-(2-メチル-4-ニトロフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(製造例23、工程1) と同様の方法で 5-ブロモ-2-フルオロベンゾニトリル (1.0 g, 5.00 mmol) および 1-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン (1.02 g, 5.05 mmol) から標記化合物 (553 mg, 30%) を得た。透明オイル: 1H-NMR (CDCl3) δ: 7.68 (1H, d, J = 2.5 Hz), 7.59 (1H, dd, J = 8.8, 2.4 Hz), 6.88 (1H, d, J = 8.9 Hz), 3.63 (4H, t, J = 5.0 Hz), 3.13 (4H, t, J = 5.0 Hz), 1.48 (9H, s).
工程2
tert-ブチル 4-(2-シアノ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体41)
2,2,2-トリフルオロ-1-(4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-イル)エタノンの合成 (製造例22、工程2) と同様の手法で、tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-シアノフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (553 mg, 1.51 mmol) およびビス(ピナコラート)ジボロン (422 mg, 1.66 mmol) から標記化合物 (421 mg, 68%) を得た。白色アモルファス状物質: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.83-7.80 (2H, m), 7.15 (1H, d, J = 8.2 Hz), 3.50 (4H, t, J = 4.7 Hz), 3.20 (4H, t, J = 5.0 Hz), 1.42 (9H, s), 1.28 (12H, s).
製造例47
(2R,6S)-tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-2,6-ジメチルピペラジン-1-カルボキシレート(中間体42)
工程1
(3R,5S)-1-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)-3,5-ジメチルピペラジン
アルゴン雰囲気下、3,4-ジフルオロニトロベンゼン (1.0 g, 6.29 mmol) のアセトニトリル (15 mL) 溶液に cis-3,5-ジメチルピペラジン (861 mg, 7.55 mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン (2.19 mL, 12.6 mmol) を加え、80℃で 2 時間撹拌した。反応液に水を加え、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和重層水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (NHカラム、クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (1.42 g, 89%) を得た。黄色オイル: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.00-7.96 (2H, m), 7.14 (1H, t, J = 8.9 Hz), 3.53 (2H, d, J = 10.6 Hz), 2.89-2.83 (2H, m), 2.43 (2H, t, J = 11.2 Hz), 2.28 (1H, s), 1.00 (6H, d, J = 6.3 Hz).
工程2
(2R,6S)-tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)-2,6-ジメチルピペラジン-1-カルボキシレート
tert-ブチル 4-(2-エチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成 (製造例42、工程2) と同様の手法で、(3R,5S)-1-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)-3,5-ジメチルピペラジン (1.17 g, 4.63 mmol) から標記化合物 (1.54 g, 94%) を得た。薄黄色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.07-8.02 (2H, m), 7.19 (1H, t, J = 9.3 Hz), 4.16-4.12 (2H, m), 3.52 (2H, d, J = 12.3 Hz), 3.04 (2H, dd, J = 12.2, 4.2 Hz), 1.43 (9H, s), 1.26 (6H, d, J = 6.9 Hz).
工程3
(2R,6S)-tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)-2,6-ジメチルピペラジン-1-カルボキシレート(中間体42)
tert-ブチル 4-(2-メチル-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレートの合成 (製造例23、工程2-工程4) と同様の手法で、(2R,6S)-tert-ブチル 4-(2-フルオロ-4-ニトロフェニル)-2,6-ジメチルピペラジン-1-カルボキシレートから標記化合物 (704 mg, 38% (3 steps)) を得た。白色アモルファス状物質: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.41 (1H, dd, J = 7.9, 1.3 Hz), 7.29 (1H, dd, J = 13.0, 1.3 Hz), 7.02 (1H, t, J = 8.4 Hz), 4.13-4.08 (2H, m), 3.26 (2H, d, J = 12.6 Hz), 2.81 (2H, dd, J = 11.9, 4.2 Hz), 1.43 (9H, s), 1.28 (6H, d, J = 6.6 Hz), 1.28 (12H, s).
製造例48
1-エチル-4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン(中間体69)
工程1
1-(4-ブロモ-2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン ハイドロクロライド
アルゴン雰囲気下、tert-ブチル 4-(4-ブロモ-2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート (中間体36a、2.50 g, 5.88 mmol) のテトラヒドロフラン (12 mL) 溶液に、4 mol/L の塩酸ジオキサン溶液 (22 mL, 88.2 mmol) を加え、4 時間撹拌した。析出した固体をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄した後、得られた固体を減圧下乾燥し、標記化合物 (2.10 g, 99%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 10.00 (1H, br s), 7.41-7.39 (2H, m), 6.93 (1H, d, J = 8.7 Hz), 3.37 (8H, br s).
工程2
1-(4-ブロモ-2-(トリフルオロエトキシ)フェニル)-4-エチルピペラジン
アルゴン雰囲気下、1-(4-ブロモ-2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン ハイドロクロライド (2.10 g, 5.81 mmol) の N, N-ジメチルホルムアミド (19 mL) 溶液にジイソプロピルエチルアミン (0.99 mL, 5.81 mmol)、炭酸カリウム (2.41 g, 17.43 mmol)、ヨードエタン (0.70 mL, 8.72 mmol) を加え、60℃で 15 時間撹拌した。反応液を室温に戻し、水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (1.94 g, 95%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.34-7.32 (2H, m), 6.89 (1H, d, J = 9.2 Hz), 3.10-3.07 (4H, m), 2.62-2.59 (4H, m), 2.49 (2H, q, J = 7.3 Hz), 1.13 (3H, t, J = 7.3 Hz).
工程3
1-エチル-4-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペラジン(中間体69)
1-(2-((tert-ブチルジメチルシリル)オキシ)エチル)-4-(2-フルオロ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジンの合成 (製造例37、工程3) と同様の手法で、1-(4-ブロモ-2-(トリフルオロエトキシ)フェニル)-4-エチルピペラジン (1.94 g, 5.49 mmol) から標記化合物 (2.03 g, 92%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.65 (1H, dd, J = 7.8, 1.4 Hz), 7.58 (1H, s), 6.98 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.19-3.16 (4H, m), 2.63-2.60 (4H, m), 2.50 (2H, q, J = 7.1 Hz), 1.33 (12H, s), 1.14 (3H, t, J = 7.1 Hz), ESI-MS(m/z): 401 [M+H]+.
製造例49
tert-ブチル 4-(2-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体70)
工程1
1-(4-ブロモ-2-メトキシフェニル)ピペラジン臭化水素酸塩
1-(2-メトキシフェニル)ピペラジン (2.25 g, 11.7 mmol) のクロロホルム (80 mL) 溶液に、臭素 (0.68 mL, 13.2 mmol) のクロロホルム (50 mL) 溶液を30 分間かけて滴下して加えた後、室温で 18 時間撹拌した。析出した固体をろ過し、クロロホルムで洗浄し、標記化合物 (1.88 g, 46%) を得た。白色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.58 (2H, br s), 7.09 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.03 (1H, dd, J = 8.6, 2.0 Hz), 6.84 (1H, d, J = 8.6 Hz), 3.77 (3H, s), 3.18 (4H, br s), 3.09 (4H, br s).
工程2
tert-ブチル 4-(2-メトキシ-4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)ピペラジン-1-カルボキシレート(中間体70)
1-(4-ブロモ-2-メトキシフェニル)ピペラジン臭化水素酸塩 (1.88 g, 5.3 mmol) を 1 mol/L 水酸化ナトリウム水溶液 (12 mL) に溶かし、二炭酸ジ-tert-ブチル (1.41 g, 6.4 mmol) のテトラヒドロフラン (12 mL) 溶液を加え、室温で 1.5 時間撹拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した後、ろ液を減圧留去した。得られた残渣をジメチルスルホキシド (30 mL) に溶解し、ビス(ピナコラ-ト)ジボロン (1.49 g, 5.87 mmol)、酢酸カリウム (2.00 g, 20.3 mmol)、1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン-パラジウム(II)ジクロリド ジクロロメタン錯体 (184 mg, 0.23 mmol)を加えた。反応容器内を脱気、アルゴン置換した後、120℃で 1.5 時間撹拌した。反応液を室温に戻し、水を加えて酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過した後、ろ液を減圧留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (822 mg, 37%) を得た。白色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 7.39 (1H, dd, J = 7.8, 0.9 Hz), 7.26 (1H, br s), 6.88 (1H, d, J = 7.8 Hz), 3.90 (3H, s), 3.59 (4H, t, J = 4.6 Hz), 3.02 (4H, t, J = 4.6 Hz), 1.46 (9H, s), 1.32 (12H, s).
製造例50
4-ブロモキノリン-6-カルボアルデヒド(中間体45)
工程1
(4-ブロモキノリン-6-イル)メタノール
アルゴン雰囲気下、メチル 4-ブロモキノリン-6-カルボキシレート (4.0 g, 15.0 mmol) の テトラヒドロフラン (200 mL) 溶液にリチウムアルミニウムヒドリド (1.14 g, 30.0 mmol) を 0 ℃で加え、室温で 1 時間撹拌した。反応液に飽和酒石酸ナトリウムカリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (2.86 g, 80%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 8.67 (1H, d, J = 4.6 Hz), 8.18 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.11 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.78 (1H, dd, J = 8.7, 1.8 Hz), 7.72 (1H, d, J = 4.6 Hz), 4.95 (2H, s), 1.95 (1H, br s).
工程2
4-ブロモキノリン-6-カルボアルデヒド(中間体45)
(4-ブロモキノリン-6-イル)メタノール (2.86 g, 12.0 mmol) の塩化メチレン (150 mL) 溶液にデス・マーチン・ペルヨージナン (6.11 g, 14.41 mmol) を0 ℃で加え、室温で 1 時間撹拌した。反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を添加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (2.02 g, 71%) を得た。無色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.27 (1H, s), 8.81 (1H, d, J = 4.6 Hz), 8.71 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.28-8.23 (2H, m), 7.82 (1H, d, J = 4.6 Hz).
製造例51
8-ブロモキノリン-2-カルボアルデヒド(中間体46)
工程1
8-ブロモ-2-ビニルキノリン
アルゴン雰囲気下、8-ブロモ-2-クロロキノリン (700 mg, 2.89 mmol)、4,4,5,5-テトラメチル-2-ビニル-1,3,2-ジオキサボロラン (370 mg, 2.41 mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム (278 mg, 0.24 mmol)、炭酸ナトリウム (894 mg, 8.44 mmol) の 1,4-ジオキサン (50 mL)、水 (5 mL) 溶液を 110 ℃で終夜間撹拌した。反応液に飽和重層水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (クロロホルム/メタノール) で精製し、標記化合物 (262 mg, 39%) を得た。黄色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 8.10 (1H, d, J = 8.7 Hz), 8.03 (1H, dd, J = 7.3, 1.1 Hz), 7.74 (1H, dd, J = 7.3, 1.1 Hz), 7.62 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.34 (1H, t, J = 7.3 Hz), 7.10 (1H, dd, J = 17.9, 11.0 Hz), 6.42 (1H, dd, J = 17.9, 0.9 Hz), 5.71 (1H, dd, J = 11.0, 0.9 Hz).
工程2
8-ブロモキノリン-2-カルボアルデヒド(中間体46)
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (製造例1、工程3) と同様の手法で 8-ブロモ-2-ビニルキノリン (262 mg, 1.12 mmol) から標記化合物 (105 mg, 40%) を得た。黄色個体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 10.32 (1H, d, J = 0.9 Hz), 8.34 (1H, dd, J = 8.0, 0.9 Hz), 8.17 (1H, dd, J = 8.0, 1.1 Hz), 8.10 (1H, d, J = 8.2 Hz), 7.89 (1H, dd, J = 8.2, 1.1 Hz), 7.55 (1H, t, J = 8.2 Hz).
以下の製造例は表92、93に記載の出発原料(SM)を使用して製造例51の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
製造例58
4-クロロ-6-ビニルシンノリン(中間体53a)および4-クロロシンノリン-6-カルボアルデヒド(中間体53b)
工程1
N-(2-アセチルフェニル)アセトアミド
2'-アミノアセトフェノン (2 g, 14.8 mmol)、トリエチルアミン (2.22 mL, 16.3 mmol) のジクロロメタン (60 mL) 溶液を 0 ℃に冷却し、アセチルクロリド (1.26 mL, 17.8 mmol) を加えて、室温で 4 時間撹拌した。反応液を水で洗浄し、水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせて無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去して標記化合物 (2.66 g, quant.) を得た。淡黄色固体:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 11.2 (1H, s), 8.27 (1H, dd, J = 8.4, 1.1 Hz), 7.96 (1H, dd, J = 7.9, 1.5 Hz), 7.60-7.56 (1H, m), 7.22-7.18 (1H, m), 2.61 (3H, s), 2.11 (3H, s).
工程2
N-(2-アセチル-4-ブロモフェニル)アセトアミド
N-(2-アセチルフェニル)アセトアミド (2.66 g, 14.8 mmol) の酢酸 (40 mL) 溶液に、臭素 (1.52 mL, 29.6 mmol) を加えて、室温で 2 時間撹拌した。反応液を水に注ぎ、析出物をろ取した。得られた固体を水とヘキサンで洗浄して標記化合物 (3.37 g, 89%) を得た。薄黄色固体:1H-NMR (CDCl3) δ: 11.6 (1H, s), 8.68 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.98 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.64 (1H, dd, J = 9.0, 2.3 Hz), 2.66 (3H, s), 2.23 (3H, s).
工程3
6-ブロモシンノリン-4(1H)-オン
N-(2-アセチル-4-ブロモフェニル)アセトアミド (3.37 g, 13.2 mmol) のテトラヒドロフラン (40 mL) 溶液に、水 (8 mL)、濃塩酸 (8 mL) を加えて、2 時間加熱還流した。テトラヒドロフランを留去し、水 (3 mL)、濃塩酸 (3 mL) を加えて、0 ℃に冷却した。そこへ亜硝酸ナトリウム (999 mg, 14.5 mmol) の水溶液 (6 mL) を滴下して、室温まで徐々に昇温させながら 16 時間撹拌した。さらに 4 時間加熱還流し、反応液を放冷した後、析出物をろ取した。得られた固体を水とジエチルエーテルで洗浄して標記化合物 (2.06 g, 70%) を得た。褐色固体:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 13.7 (1H, s), 8.13 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.95 (1H, dq, J = 9.0, 1.1 Hz), 7.82 (1H, d, J = 1.2 Hz), 7.57 (1H, dd, J = 8.9, 0.6 Hz).
工程4
6-ブロモ-4-クロロシンノリン
6-ブロモシンノリン-4(1H)-オン (300 mg, 1.33 mmol) に、塩化チオニル (3 mL)、N,N-ジメチルホルムアミド (30 μL) を加えて、30 分加熱還流した。反応液を濃縮し、得られた残渣に飽和重層水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (288 mg, 89%) を得た。黄色固体:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 9.65 (1H, s), 8.51 (1H, d, J = 9.2 Hz), 8.43 (1H, d, J = 2.1 Hz), 8.22 (1H, dd, J = 9.2, 2.1 Hz).
工程5
4-クロロ-6-ビニルシンノリン(中間体53a)
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-6-ビニルキナゾリンの合成 (実施例1、工程2) と同様の手法で、6-ブロモ-4-クロロシンノリン (288 mg, 1.18 mmol) から標記化合物 (173 mg, 77%) を得た。 黄色固体:1H-NMR (DMSO-D6) δ:9.55 (1H, s), 8.51 (1H, d, J = 8.9 Hz), 8.34 (1H, dd, J = 9.2, 1.8 Hz), 8.14 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.13 (1H, dd, J = 17.7, 11.0 Hz), 6.30 (1H, d, J = 17.7 Hz), 5.67 (1H, d, J = 11.0 Hz).
工程6
4-クロロシンノリン-6-カルボアルデヒド(中間体53b)
4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-カルボアルデヒドの合成 (実施例1、工程3) と同様の手法で、4-クロロ-6-ビニルシンノリン (73 mg, 0.383 mmol) から標記化合物 (67 mg, 91%) を得た。黄色固体:1H-NMR (DMSO-D6) δ: 10.4 (1H, d, J = 0.6 Hz), 9.79 (1H, s), 8.89 (1H, dd, J = 1.5, 0.6 Hz), 8.71 (1H, dd, J = 7.9, 0.6 Hz), 8.38 (1H, dd, J = 8.9, 1.5 Hz).
以下の製造例は表94、95に記載の出発原料(SM)を使用して製造例58、工程5-工程6の手順に従って実施した。
Figure 0006378918
Figure 0006378918
製造例64
3-ブロモ-5-クロロキノリン(中間体57)
塩化銅 (II) (173 mg, 1.29 mmol) のアセトニトリル (4 mL) 溶液を 0 ℃に冷却し、亜硝酸 tert-ブチル (199 μL, 1.68 mmol) を滴下して、0 ℃で 30 分撹拌した。反応液に3-ブロモキノリン-5-アミン (250 mg, 1.12 mmol) のアセトニトリル (4 mL) 溶液を加えて、室温で 1 時間撹拌した。反応液に 1 規定塩酸を加えて、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた後、ろ過し、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー法 (ヘキサン/酢酸エチル) で精製し、標記化合物 (175 mg, 64%) を得た。薄黄色固体:1H-NMR (CDCl3) δ: 8.96 (1H, d, J = 2.1 Hz), 8.75 (1H, dd, J = 2.1, 0.9 Hz), 8.05-8.00 (1H, m), 7.67 (1H, s), 7.66 (1H, d, J = 2.7 Hz).
製造例65
2,8-ジクロロ-4-メチル-1,5-ナフチリジン(中間体58)
工程1
5-(((6-クロロ-4-メチルピリジン-3-イル)アミノ)メチレン)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン
5-(メトキシメチレン)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン (3.20 g, 17.18 mmol) の 2-プロパノール (17 mL) 懸濁液に 6-クロロ-4-メチルピリジン-3-アミン (2.45 g, 17.18 mmol) を加え、アルゴン雰囲気下、95 ℃で 2 時間撹拌した。反応液を室温に戻し、個体をろ取し、2-プロパノール (25 mL)、ジエチルエーテル (25 mL) で洗浄して標記化合物 (4.81 g, 94%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 11.31 (1H, d, J = 13.7 Hz), 8.59 (1H, d, J = 13.7 Hz), 8.37 (1H, s), 7.28 (1H, s), 2.42 (3H, s), 1.77 (6H, s).
工程2
6-クロロ-8-メチル-1,5-ナフチリジン-4(1H)-オン
アルゴン雰囲気下、5-(((6-クロロ-4-メチルピリジン-3-イル)アミノ)メチレン)-2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン (4.81 g, 16.2 mmol) のジフェニルエーテル (270 mL) 懸濁液を 205 ℃で、30 分間撹拌した。反応液を室温に戻し、ジエチルエーテル (270 mL) で希釈後、固体をろ取した。ジエチルエーテル (90 mL) で洗浄し標記化合物 (2.59 g, 82%) を得た。1H-NMR (DMSO-D6) δ: 11.46 (1H, br s), 7.88 (1H, t, J = 6.6 Hz), 7.66 (1H, s), 6.26 (1H, d, J = 6.9 Hz), 2.52 (3H, s).
工程3
2,8-ジクロロ-4-メチル-1,5-ナフチリジン(中間体58)
6-ブロモ-4-クロロシンノリンの合成 (製造例58、工程4) と同様の手法で、6-クロロ-8-メチル-1,5-ナフチリジン-4(1H)-オン (2.59 g, 13.31 mmol) から標記化合物 (2.41 g, 85%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 8.83 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.76 (1H, d, J = 5.0 Hz), 7.56 (1H, s), 2.83 (3H, s).
製造例66
4,6-ジクロロ-1,5-ナフチリジン-3-カルボニトリル(中間体59)
工程1
(E)-エチル 3-((6-クロロピリジン-3-イル)アミノ)-2-シアノアクリレート
(E)-エチル 2-シアノ-3-エトキシアクリレート (7.9 g, 46.7 mmol) の 2-プロパノール (47 mL) 懸濁液に 6-クロロピリジン-3-アミン (6.0 g, 46.7 mmol) を加え、アルゴン雰囲気下、105 ℃で 6.5 時間撹拌した。反応液を室温に戻し、個体をろ取し、2-プロパノール (60 mL)、ジエチルエーテル (50 mL) で洗浄して標記化合物 (9.97 g, 85%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 8.33 (1H, d, J = 14.2 Hz), 8.32 (1H, d, J = 2.7 Hz), 8.24 (1H, d, J = 14.2 Hz), 7.48 (1H, dd, J = 8.7, 2.7 Hz), 7.38 (1H, d, J = 8.7 Hz), 4.31 (2H, q, J = 7.2 Hz), 1.35 (3H, t, J = 7.2 Hz).
工程2
6-クロロ-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-1,5-ナフチリジン-3-カルボニトリル
(E)-エチル 3-((6-クロロピリジン-3-イル)アミノ)-2-シアノアクリレート (4.95 g, 19.67 mmol) の ジフェニルエーテル (328 mL) 懸濁液を、250 ℃で 4 時間撹拌した。反応液を室温に戻し、ジエチルエーテル (328 mL) で希釈後、固体をろ取し、ジエチルエーテル (50 mL) で洗浄し、標記化合物 (655 mg, 16%) を得た。1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.83 (1H, d, J = 3.2 Hz), 8.12 (1H, d, J = 8.7 Hz), 7.86 (1H, d, J = 8.7 Hz).
工程3
4,6-ジクロロ-1,5-ナフチリジン-3-カルボニトリル(中間体59)
6-ブロモ-4-クロロシンノリンの合成 (製造例58、工程4) と同様の手法で、6-クロロ-4-オキソ-1,4-ジヒドロ-1,5-ナフチリジン-3-カルボニトリル (690 mg, 3.36 mmol) から標記化合物 (385 mg, 51%) を得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 9.03 (1H, s), 8.43 (1H, d, J = 9.2 Hz), 7.81 (1H, d, J = 9.2 Hz).
製造例67
2-アミノ-5-ブロモ-3-フルオロ安息香酸 臭化水素酸塩(中間体60a)および6-ブロモ-4-クロロ-8-フルオロキナゾリン(中間体60b)
工程1
2-アミノ-5-ブロモ-3-フルオロ安息香酸 臭化水素酸塩(中間体60a)
1-(4-ブロモ-2-メトキシフェニル)ピペラジン 臭化水素酸塩の合成 (製造例51、工程1) と同様の方法で 2-アミノ-3-フルオロ安息香酸 (0.996 g, 6.42 mmol) から標記化合物 (1.911 g, 95%) を得た。白色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.60 (1H, t, J = 1.8 Hz), 7.51-7.48 (1H, m).
工程2
6-ブロモ-8-フルオロキナゾリン-4(1H)-オン
2-アミノ-5-ブロモ-3-フルオロ安息香酸 臭化水素酸塩 (1.173 g, 3.72 mmol) のエタノール (12 mL) 溶液にホルムアミジン酢酸塩 (776 mg, 7.46 mmol) を加え、加熱還流下 19 時間撹拌した。放冷後、氷水を加え、ろ過した。得られた個体を水、エタノールで洗浄し、標記化合物 (650 mg, 72%) を得た。白色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.15 (1H, s), 8.00-7.98 (2H, m).
工程3
6-ブロモ-4-クロロ-8-フルオロキナゾリン(中間体60b)
6-ブロモ-4-クロロシンノリンの合成 (製造例58、工程4) と同様の手法で、6-ブロモ-8-フルオロキナゾリン-4(1H)-オン (444 mg, 1.83 mmol) から標記化合物 (268 mg, 56%) を得た。白色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 9.10 (1H, s), 8.25 (1H, t, J = 1.6 Hz), 7.81-7.79 (1H, m).
製造例68
6-ブロモ-4-クロロ-2-エチルキナゾリン(中間体61)
工程1
6-ブロモ-2-エチルキナゾリン-4(1H)-オン
2-アミノ-5-ブロモ安息香酸 (7.00 g, 32.4 mmol) の無水プロピオン酸 (16 mL) 懸濁液を 140 ℃で 15.5 時間撹拌した。反応液を室温に戻し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣に、エタノール (16 mL)、28% アンモニア水 (16 mL) を加え、80 ℃で 5 時間撹拌した。反応液を室温に戻し、析出した固体をろ取し、水 (45 mL) で洗浄後、酢酸エチル (20 mL) に懸濁させ40 ℃で撹拌した。放冷後、ろ取し、得られた固体を酢酸エチル (20 mL) で洗浄した。減圧乾燥後、標記化合物 (6.59 g, 80%) を得た。1H-NMR (DMSO-D6) δ: 12.36 (1H, br s), 8.15 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.92 (1H, dd, J = 8.7, 2.3 Hz), 7.56 (1H, d, J = 8.7 Hz), 2.62 (2H, q, J = 7.6 Hz), 1.24 (3H, t, J = 7.6 Hz).
工程2
6-ブロモ-4-クロロ-2-エチルキナゾリン(中間体61)
アルゴン雰囲気下、6-ブロモ-2-エチルキナゾリン-4(1H)-オン (6.59 g, 26.04 mmol) のトルエン (61 mL) 懸濁液に、ジイソプロピルエチルアミン (9.1 mL, 52.07 mmol)、オキシ塩化リン (4.1 mL, 44.27 mmol) を加え、120 ℃で 3 時間撹拌した。反応液を室温に戻し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をアセトニトリル (30 mL) に懸濁後、ろ取した。得られた固体をアセトニトリル(30 mL) で洗浄し、減圧乾燥後、標記化合物 (4.77 g, 68%) を得た。1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.18 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.98 (1H, dd, J = 8.7, 2.3 Hz), 7.63 (1H, d, J = 8.7 Hz), 2.69 (2H, q, J = 7.5 Hz), 1.27 (3H, t, J = 7.5 Hz).
製造例69
6-ブロモ-4-クロロ-8-フルオロ-2-メチルキナゾリン(中間体62)
工程1
6-ブロモ-8-フルオロ-2-メチルキナゾリン-4(3H)-オン
アルゴン雰囲気下、2-アミノ-5-ブロモ-3-フルオロ安息香酸 臭化水素酸塩 (中間体60a、2.235 g, 7.1 mmol) の N,N-ジメチルホルムアミド (4 mL) 溶液に、0℃でトリエチルアミン (5 mL, 35.9 mmol)、N,N-ジメチル-4-アミノピリジン (88 mg, 0.72 mmol) を加え、アセチルクロリド (1.2 mL, 16.9 mmol) を 15 分かけて滴下した。90℃で 3 時間撹拌した後、反応溶液に炭酸アンモニウム (2.059 g, 21.4 mmol) を 20 分かけて加え、90℃で 1 時間撹拌した。反応溶液を室温に戻し、水を加えて室温で 1 時間撹拌した。析出した固体をろ過し、水で洗浄した。得られた固体を乾燥し、標記化合物 (926 mg, 51%) を得た。茶色固体: 1H-NMR (DMSO-D6) δ: 7.94-7.91 (2H, m), 2.32 (3H, s).
工程2
6-ブロモ-4-クロロ-8-フルオロ-2-メチルキナゾリン(中間体62)
6-ブロモ-4-クロロ-2-エチルキナゾリン (製造例68、工程2) と同様の方法で 6-ブロモ-8-フルオロ-2-メチルキナゾリン-4(3H)-オン (990 mg, 3.85 mmol) から標記化合物 (700 mg, 66%) を得た。茶色固体: 1H-NMR (CDCl3) δ: 8.19 (1H, t, J = 1.6 Hz), 7.73 (1H, dd, J = 9.2, 2.3 Hz), 2.87 (3H, s).
化合物1〜153以外の前述の化合物、および中間体も、本願に明記される方法または類似の方法により容易に合成される。
試験例1
Pim−1、Pim−2およびPim−3活性に対する阻害作用
蛍光共鳴エネルギー転移(FRET)法を利用したPim活性測定法により、表1に示す本発明化合物のin vitroにおけるPim−1、Pim−2およびPim−3阻害作用を評価した。なお、本実験では、Pim阻害作用を有することが知られているSGI−1776(Mol Cancer Ther,8,2882−93(2009)(非特許文献9)に記載の化合物)を陽性対照薬として用いた。DMSOに溶解した被験化合物をATP含有Milli−Q水で希釈後、384ウェル黒色プレートに5μL/well加えた。さらに2x kinase buffer(100mM HEPES,pH7.5,20mM MgCl2,2mM EGTA,0.02%Brij−35)で調製したPimおよびSer/Thr7 peptide(Life Technologies)を5μL/well加え、25℃にて1時間インキュベートした。インキュベート後、Development Solution(Life Technologies)を5μL/well加えて、さらに25℃にて1時間インキュベート後、蛍光強度(excitation:400nm/emission:445nmおよびexcitation:400nm/emission:520nm)を測定し、ペプチド基質のリン酸化率(%)を算出した。なお、コントロールは被験化合物を含まない条件で測定した。表96〜表100に、本発明化合物のPim−1、Pim−2およびPim−3活性に及ぼす作用をIC50値(Pim活性を50%阻害する化合物の濃度)で表した。本発明の化合物は、Pim−1、Pim−2およびPim−3に対して強力な阻害作用を示した。
Figure 0006378918
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Figure 0006378918
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試験例2
がん細胞の増殖に対する抑制作用
本発明化合物について、ヒト肺がんA549細胞、ヒト大腸がんHT−29細胞およびヒト大腸がんHCT116細胞の増殖に及ぼす作用をin vitroにて評価した。なお、本実験では、Pim阻害作用を有することが知られているSGI−1776を陽性対照薬として、また、対照として下記式で示される(5Z)-5-((4-(6-(4-メチル-1-ピペラジニル)-3-ピリジニル)-6-キノリル)メチリデン)-1,3-チアゾリジン-2,4-ジオン(国際公開第2007/136940号パンフレットに記載の化合物(以下、比較化合物(1)と記す。))を用いて下記と同様に試験を行った。各細胞を10%FBS/RPMI1640に浮遊させ、96ウェルプレートに播種して5%CO2、37℃にてプレート底面に接着させた後、DMSOに溶解した被験化合物を10%FBS/RPMI1640で希釈して加え、さらに96時間培養した。培養後、細胞数測定用WST−8キット(キシダ化学)を使用して、添付の操作手順に従って生細胞数を測定した。なお、コントロールは被験化合物を含まない条件で測定した。表2〜表4に、本発明化合物のA549、HT−29およびHCT116細胞の増殖に及ぼす作用をIC50値(細胞増殖を50%抑制する化合物の濃度)でそれぞれ表した。本発明の化合物は、A549、HT−29およびHCT116細胞の増殖に対して強力な抑制作用を示した。
Figure 0006378918
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Claims (13)

  1. 一般式(1)
    Figure 0006378918
    (式中、Xは、O又はSを示し;
    3は、水素原子又はC1-6アルキル基を示し;
    1、Z2、Z3、Z4、Z5及びZ6は、それぞれ独立してCH又はNを示し;
    Yは、置換基を有していてもよいフェニレン基、又は置換基を有していてもよい2価のフェニレン−C1-10アルキレン基を示し;
    Amは、二置換アミノ基、又は置換基を有していてもよい窒素含有飽和複素環式基を示し;
    Amの置換基は、アミノ基、C1-10アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、ヒドロキシ−C1-6アルキル基、ヒドロキシ基、ピペリジニル基、モルホリニル基、シアノ−C1-6アルキル基、C1-6アルキルオキシカルボニル基、C1-6アシルオキシ−C1-6アルキル基、ジC1-6アルキルアミノ基、及びジC1-6アルキルアミノ−C1-6アルキル基から選ばれる1〜5個であり;
    1及びR2は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ジC1-6アルキルアミノ基、フェニル基、ニトロ基、シアノ基、C1-6アルコキシ基、トリフルオロメチル基、C1-6チオアルコキシ基、又はトリクロロメチル基を示す。(ただし、XがO、Z1、Z2、Z3、Z5及びZ6がCH、Z4がN、R1、R2及びR3が水素原子、Yがフェニレン基、Amがピペラジン−1−イル基である化合物を除く。)
    で表されるチアゾリジン誘導体又はその塩。
  2. 一般式(1)中、R3が水素原子である請求項1記載のチアゾリジン誘導体又はその塩。
  3. 一般式(1)中、XがOである請求項1又は2記載のチアゾリジン誘導体又はその塩。
  4. 一般式(1)中、Z1〜Z6を含む環が、次式(A−1)〜(A−14)
    Figure 0006378918
    (式中、R1及びR2は前記と同じ)
    から選ばれる環である請求項1〜3のいずれか1項記載のチアゾリジン誘導体又はその塩。
  5. 一般式(1)中、Y上の置換基が、ハロゲン原子、C1-6アルキル基、ハロゲノC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、ハロゲノC1-6アルコキシ基、ヒドロキシ基、アミノ基、シアノ基、ニトロ基、C1-6チオアルコキシ基、及びハロゲノC1-6チオアルコキシ基から選ばれる1〜3個である請求項1〜4のいずれか1項記載のチアゾリジン誘導体又はその塩。
  6. 一般式(1)中、Y上の置換基が、ハロゲン原子、及びC1-6アルキル基から選ばれる1〜3個である請求項1〜5のいずれか1項記載のチアゾリジン誘導体又はその塩。
  7. 一般式(1)中、Amが、置換基を有していてもよい窒素含有飽和複素環式基である請求項1〜6のいずれか1項記載のチアゾリジン誘導体又はその塩。
  8. 一般式(1)中、Amが、置換基を有していてもよいピペリジニル基、又は置換基を有していてもよいピペラジニル基であり、当該置換基が、アミノ基、C1-10アルキル基、C3-6シクロアルキル基、C1-6アルコキシ−C1-6アルキル基、ヒドロキシ−C1-6アルキル基、C1-6アルコキシキル−C1-6アルキル基、及びジC1-6アルキルアミノ基、から選ばれる1〜5個である請求項1〜7のいずれか1項記載のチアゾリジン誘導体又はその塩。
  9. 一般式(1)中、Amが、置換基を有していてもよいピペリジニル基、又は置換基を有していてもよいピペラジニル基であり、当該置換基が、アミノ基、C2-6アルキル基、及びヒドロキシ−C2-4アルキル基から選ばれる1〜5個である請求項1〜8のいずれか1項記載のチアゾリジン誘導体又はその塩。
  10. 下記から選ばれるチアゾリジン誘導体又はその塩。
    5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-メチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-シクロペンチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-ペンチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-ヘキシルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-クロロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-クロロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-3-クロロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-6-イル)メチレン)-2-チオキソチアゾリジン-4-オン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-(トリフルオロメチル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-2-イル)メチレン)-2-チオキソチアゾリジン-4-オン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((5-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((5-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)イソキノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(2-(4-エチルピペラジン-1-イル)ベンゾ[d]チアゾール-6-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-ニトロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(6-(4-エチルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(6-(4-プロピルピペラジン-1-イル)ピリジン-3-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-3-ニトロキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((2-メチル-4-(4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((2-メチル-4-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((2-エチル-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-8-フルオロ-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-((3R,5S)-4-エチル-3,5-ジメチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-((3R,5S)-3,5-ジメチル-4-プロピルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-2-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-エチル-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)-2-(4-エチルピペラジン-1-イル)ベンゾニトリル
    5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)-2-(4-プロピルピペラジン-1-イル)ベンゾニトリル
    2-(4-ブチルピペラジン-1-イル)-5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)ベンゾニトリル
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)ピリド[3,4-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    2-(4-(4-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)-2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル)エチルアセテート
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-クロロ-4-(4-ペンチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-クロロ-4-(4-ヘキシルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-((3R,5S)-3,4,5-トリメチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-エチル-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン)
    5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)-2-(4-メチルピペラジン-1-イル)ベンゾニトリル
    2-(4-シクロペンチルピペラジン-1-イル)-5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)ベンゾニトリル
    5-(6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キナゾリン-4-イル)-2-(4-イソプロピルピペラジン-1-イル)ベンゾニトリル
    5-((4-(4-(3,4-ジメチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチル-3-メチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-(3-メチル-4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-((4-メチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-((4-エチルピペラジン-1-イル)メチル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((4-(4-(3-(ジメチルアミノ)ピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-7-メトキシキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((5-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((5-(4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-(4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-クロロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)-3-メチルフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-メトキシフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-クロロ-4-(4-エチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-(4-メチルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(2-(4-メチルピペラジン-1-イル)チアゾール-5-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(2-(4-エチルピペラジン-1-イル)チアゾール-5-イル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (S)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((4-(4-(3-アミノピロリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((2-メチル-4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-フルオロ-4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (S)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)ピリド[3,2-d]ピリミジン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-クロロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((2-エチル-4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-エチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-カルボニトリル
    5-((1-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)イソキノリン-7-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)イソキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-1,6-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノキサリン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-8-メチルキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-メチルキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-8-フルオロキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-カルボニトリル
    5-((8-(3-メチル-4-(4-プロピルピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((3-クロロ-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((5-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((5-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((5-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)キノリン-3-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キノリン-3-カルボニトリル
    6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル) キノリン-3-カルボニトリル
    6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-メチル-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-カルボニトリル
    (R)-4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キノリン-3-カルボニトリル
    (S)-4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)キノリン-3-カルボニトリル
    5-((8-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((8-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((8-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-(4-(ピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル)-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-4-メチル-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((8-(4-(3-アミノピロリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-4-メチル-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((8-(3-クロロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-4-メチル-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (S)-5-((8-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-4-メチル-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((8-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-4-メチル-1,5-ナフチリジン-2-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-1,5-ナフチリジン-3-カルボニトリル
    6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)-1,5-ナフチリジン-3-カルボニトリル
    5-((4-(3-フルオロ-4-(ピペラジン-1-イル)フェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-メチルフェニル)シンノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (S)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-3-クロロキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    (R)-5-((4-(4-(3-アミノピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-3-クロロキノリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    6-((2,4-ジオキソチアゾリジン-5-イリデン)メチル)-4-(3-フルオロ-4-(4-(2-ヒドロキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)キノリン-3-カルボニトリル
    5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(2-メトキシエチル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(3-フルオロ-4-(4-(3-ヒドロキシプロピル)ピペラジン-1-イル)フェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)-2-フェニルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((2-(ジメチルアミノ)-4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル)-3-フルオロフェニル)キナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
    5-((4-(4-(4-エチルピペラジン-1-イル-1-イル)-3-メチルフェニル)-2-メチルキナゾリン-6-イル)メチレン)チアゾリジン-2,4-ジオン
  11. 請求項1〜10のいずれか1項記載のチアゾリジン誘導体又はその塩を有効成分とするPim阻害剤。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項記載のチアゾリジン誘導体又はその塩を含有する医薬。
  13. がん予防治療薬である請求項12記載の医薬。
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