JP6377315B2 - 過冷却された大粒の滴の着氷状態検出システム - Google Patents

過冷却された大粒の滴の着氷状態検出システム Download PDF

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Description

本発明は概して、着氷状態の検出に関し、具体的には航空機の着氷状態に関するものである。またさらに具体的には、本発明は過冷却された大粒の滴(SLD)を含む過冷却水滴の検出に関するものである。
飛行中には、大気の状態により航空機の表面に氷が形成される時に航空機の着氷が発生する。さらに、この氷はエンジン内にも発生する。航空機の表面、エンジン入口、及びその他の箇所への氷の形成は好ましくなく、航空機の運航に対して潜在的に危険である。
着氷状態は、過冷却液体水の水滴がある時に発生する。これらの実施例では、規定の氷点よりも水が冷却されているが、まだ液体である時に、水は過冷却されたとみなされる。着氷状態は、水滴の大きさ、液体水の容積、気温、及びその他のパラメータによって特徴づけられる。これらのパラメータは、航空機上に氷が形成される速度及び範囲に影響する。
着氷が起こると、航空機は要求通りに動作しない。例えば、航空機の翼上の氷により、航空機が低い迎え角で失速し、抗力が増加する。
これらの着氷状態に対処するために、航空機は着氷を防止する、氷を除去する、又はこれら幾つかを組み合わせた機構を有する。例えば、航空機は、着氷検出、防止、及び除去システムを含む。氷は、解凍液、赤外線加熱、及びその他好適な機構を使用して除去される。
航空機は異なる種類の着氷状態において動作するように認定される。ある航空機は、標準の着氷状態において動作するように認定されるが、過冷却された大粒の滴を含む着氷状態において動作するようには認定されない。現在使用されるセンサでは、標準の着氷状態と、過冷却された大粒の滴の着氷状態とを区別することができない。したがって、上述した一又は複数の問題点並びに起こりうるその他の問題点を考慮に入れた方法及び装置を有することが望ましい。
ある実施形態において、氷検出システムは、航空機の垂直安定板の前縁に位置する第1センサと、垂直安定板の第1側面に位置する第2センサと、垂直安定板の第2側面に位置する第3センサを含む。第1センサは、航空機の第1の種類の着氷状態を検出するように構成されている。第2センサは、航空機の第2の種類の着氷状態を検出するように構成されている。第3センサは、航空機の第2の種類の着氷状態を検出するように構成されている。
別の実施形態において、氷検出システムは、航空機の垂直安定板の前縁に位置する第1センサと、垂直安定板の第1側面に位置する第2センサと、垂直安定板の第2側面に位置する第3センサと、プロセッサユニットを含む。第1センサは、航空機の標準の着氷状態を検出するように構成された第1位置にある。第2センサは、航空機の過冷却された大粒の滴の種類の着氷状態を検出するように構成された第2位置にある。第2側面は第1側面の反対側である。第3センサは、航空機の過冷却された大粒の滴の種類の着氷状態を検出するように構成された第3位置にある。プロセッサユニットは、第1センサ、第2センサ、及び第3センサからのデータを監視するように構成されている。プロセッサユニットはさらに、標準の着氷状態、及び過冷却された大粒の滴の種類の着氷状態のうちの少なくとも1つの存在を示すデータに応答して動作するように構成されている。
別の実施形態においては、着氷状態を検出する方法が提示されている。航空機の垂直安定板の前縁に位置する第1センサは、航空機の第1の種類の着氷状態を示す第1データについて監視される。垂直安定板の第1側面に位置する第2センサと、垂直安定板の第2側面に位置する第3センサは、航空機の第2の種類の着氷状態を示す第2データについて監視される。第1データからの第1の種類の着氷状態、及び第2データからの第2の種類の着氷状態のうちの少なくとも1つの検出に応答して、動作が開始される。
特徴、及び機能は、本発明の様々な実施形態で独立に実現することが可能であるか、以下の説明及び図面を参照してさらなる詳細が理解されうる、さらに別の実施形態で組み合わせることが可能である。
実施形態の特徴と考えられる新規の機能は、特許請求の範囲に明記される。 しかしながら、実施形態と、好ましい使用モードと、さらにはその目的と特徴は、添付図面を参照して本発明の一実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより最もよく理解されるであろう。
一実施形態による航空機の図である。 一実施形態による氷検出システムの構成要素を示す図である。 一実施形態によるエーロフォイルを示す図である。 一実施形態による垂直安定板のセンサを示す図である。 一実施形態によるセンサを有する垂直安定板の断面図である。 一実施形態によるセンサを示す図である。 一実施形態による垂直安定板に取り付けられたセンサの断面図である。 一実施形態による設計環境のブロック図である。 一実施形態による航空機の着氷状態を検出するプロセスのフロー図である。 一実施形態による氷検出システムを設計するプロセスのフロー図を示したものである。 一実施形態によるデータ処理システムを示す図である。 一実施形態による航空機の製造及び保守方法を示す図である。 一実施形態を実行しうる航空機の図である。
実施形態は、任意の数の異なる検討事項を認識し考慮している。例えば、異なる実施形態は、航空機の着氷状態を検出する現在使用されるシステムが、発生しうる異なる種類の着氷状態をすべて検出することができないことを認識し考慮している。例えば、異なる実施形態は、水滴のサイズが大きくなると、現在使用されるセンサがこれらの水滴によって発生する着氷を検出することができないことを認識し考慮している。異なる実施形態は、異なるサイズの水滴が航空機の運航中にエーロフォイルと衝突する位置が水滴のサイズによって変化することを認識し考慮している。
実施形態は、異なるサイズの水滴によって発生した異なる種類の着氷状態を検出することが望ましいことを認識し考慮している。具体的には、実施形態は過冷却液体水滴を検出することが望ましいことを認識し考慮している。これらの水滴は過冷却された大粒の滴の形態であってよい。
したがって、一又は複数の実施形態により、氷を検出する方法及び装置が提供される。ある実施形態では、氷検出システムは、第1センサ、第2センサ、及び第3センサを含む。第1センサは、航空機の垂直安定板の前縁に位置している。第1センサは、航空機の第1の種類の着氷状態を検出するように構成されている。
第2センサは、垂直安定板の第1側面に位置している。第2センサは、航空機の第2の種類の着氷状態を検出するように構成されている。第3センサは、垂直安定板の第2側面に位置している。第3センサは、航空機の第2の種類の着氷状態を検出するように構成されている。これら2種類の着氷状態は、航空機の異なる位置で発生する着氷状態の例である。
ここで図面を参照する。特に図1は、一実施形態による航空機が示されている。図示のように、航空機100は、胴体106に装着された翼102、及び翼104を有する。航空機100はまた、翼102に装着されたエンジン108と、翼104に装着されたエンジン110も含む。
胴体106は、機首112及び尾部114を有する。機首セクション112は航空機100の前方部分であり、尾部114は航空機100の後方部分である。水平安定板116、水平安定板118、及び垂直安定板120は胴体106の尾部114に装着される。
航空機100は、一実施形態において氷検出システム122が実行される航空機の一例である。これらの実施例では、氷検出システム122は航空機100の表面126のセンサ124を含む。図示したように、センサ124はセンサ128、130、132、134、136、138、140、142、144及び146を含む。これらのセンサは、氷検出システム122のセンサ124の中の第1群のセンサ148を形成する。
加えて、センサ124はまた、センサ150、152、154、156、158、160、162、164、166、及び168も含む。これらのセンサは、氷検出システム122のセンサ124の中の第2群のセンサ170を形成する。実施例において、センサ124は氷がセンサ上に形成された時に検出できる。
図示したように、第1群のセンサ148は航空機100の表面126上の第1群の位置にある。第1群のセンサ148は、航空機100の第1の種類の着氷状態を検出するように構成されている。第2群のセンサ170は航空機100の表面126上の第2群の位置にある。第2位置にある第2群のセンサ170は、航空機100の第2の種類の着氷状態を検出するように構成されている。
これらの実施例では、これらの着氷状態は、航空機100上の氷形成につながる異なる高度及び温度において発生する。例えば着氷状態は、温度が約摂氏マイナス40度〜0度である時に、おおよそ海水位から約3万フィートまでの高度において発生する。当然ながら、航空機100の表面126に接触する水から氷が形成されるその他の高度及び温度も存在する。水滴の液体水含有量が上述した高度及び温度範囲内で約0.4〜2.8g/mである時にも着氷状態は存在しうる。
図示したように、第1の種類の着氷状態及び第2の種類の着氷状態は異なるサイズの水滴によって発生する。高度、温度、及び液体水含有量の範囲は同じであるが、第1の及び第2の種類の着氷状態とは一つには、水滴のサイズに違いがある。
これらの実施例では、第1の種類の着氷状態は、水滴のサイズが直径約0.00465〜0.111mmである時に存在する。これらのサイズの水滴は、標準の水滴と呼ばれる。第2の種類の着氷状態は、水滴のサイズが約0.111mmを超える直径を有する水滴を含む時に存在しうる。約0.111mmよりも大きいサイズを有する水滴は大粒の水滴と呼ばれ、特に、上述した高度、温度、及び液体水含有量の状態では過冷却された大粒の滴と呼ばれる。例えば、水滴は約0.112〜2.2mmの範囲の直径を有する。加えて、第2の種類の着氷状態は、約0.111mmを超える水滴が存在する時に、約0.111mm以下の水滴が含まれる。
図示したように、第1群の位置にある第1群のセンサ148は、第1の数のサイズの水滴によって形成された氷を検出するように構成されている。第2群の位置にある第2群のセンサ170は、第2の数のサイズを有する水滴によって形成された氷を検出するように構成されている。これらの実施例では、第1の数のサイズは第2の数のサイズよりも小さい。
例えば、第1の数のサイズは直径約0.00465〜0.111mmである。第2の数のサイズは直径約0.112〜2.2mmである。
第2の数のサイズの水滴は、過冷却水滴とみなされる水滴である。これらの過冷却水滴は、過冷却された大粒の滴(SLD)である。第1群のセンサ148は、これらの実施例では過冷却された大粒の滴ではない水滴を検出するように構成されている。センサ124によって検出される着氷状態の種類は、これらの実施例では航空機100の表面126上のセンサ124の位置に基づくものである。
この実施例において、第1の種類の着氷状態は標準の着氷状態と呼ばれる。第2の種類の着氷状態は過冷却された大粒の滴の着氷状態と呼ばれる。
これらの実施例では、センサ124は埋め込み型のセンサとして図示されている。つまり、センサ124は航空機100の表面126とほぼ面一である、又は航空機100の表面126に対して平坦である。センサ124は、同じ種類のセンサ、又は異なる種類のセンサをすべて使用して実行される。さらに、図1の航空機100で示したものに加えて、又はその代わりに、他の数のセンサ124及びセンサ124の位置を使用することができる。
第1着氷状態及び第2着氷状態について水滴の特定の状態及びサイズを説明してきたが、異なる例示的実施形態は図示した状態およびサイズに限定されない。例えば、第1着氷状態及び第2着氷状態については、水滴が存在する時に他の高度及び水滴のサイズを使用して定義することができる。
しかしながら、図1は双発エンジン航空機を使用する実施形態を示し、例示的実施形態は含まれる情報が異なる数のエンジンを有する航空機にも適用可能であることを認識し、考慮している。さらに、例示的実施例は航空機100を民間航空機として示す。異なる例示的実施形態は例えば軍用航空機等の他の種類の航空機に適用可能である。
ここで図2を参照する。図2は、一実施形態による氷検出システムを示している。この例示的実施例では、氷検出システム122はさらにプロセッサユニット200を含む。プロセッサユニット200は航空機100の着氷状態の検出に対して作業を行うように構成されたハードウェアデバイスであるこれらの作業では、プロセスはソフトウェア、ハードウェア、又は両者の組み合わせにおいて実行可能である。
図示したように、プロセッサユニット200はセンサ124に接続されている。これらの実施例では、センサ124はデータ202を生成する。データ202は、センサ124が航空機100の表面126の氷の形成を検出したか否かを示す。氷が一又は複数のセンサ124上に形成されると、氷はセンサ124によって検出される。センサ124はデータ202をプロセッサユニット200へ送る。
これらの実施例では、プロセッサユニット200は第1群のセンサ148と第2群のセンサ170からのデータを監視するように構成されている。さらに、プロセッサユニット200は着氷状態のうちの一つの存在を示すデータに応答して動作するように構成されている。検出された特定の種類の着氷状態は、データを生成しているどの群のセンサが氷の存在を示しているかに依存する。つまり、センサ124によって生成されたデータによって、第1着氷状態、第2着氷状態、または第1着氷状態及び第2着氷状態の両方が存在しうる。
動作には、警報を発する、ログエントリを作成する、防氷システム204を駆動させる、報告を送る、及びその他の好適な動作のうちの少なくとも一つが含まれる。本明細書において、列挙されたアイテムと共に使用される「〜のうちの少なくとも1つ」という表現は、列挙されたアイテムの一又は複数の様々な組み合わせが使用可能であり、且つ列挙されたアイテムのいずれかが一つだけあればよいということを意味する。例えば、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えば、限定しないが、「アイテムA」、又は「アイテムAとアイテムB」を含む。この例は、「アイテムAとアイテムBとアイテムC」、又は「アイテムBとアイテムC」も含む。
これらの実施例では、警報は航空機100の操縦室のインターフェース206で発信される。操縦室のインターフェース206は航空機100の操縦室に位置する表示システムである。表示システムは、オペレータに対して情報が表示される任意の数のディスプレイを含む。これらのディスプレイは実施例においてはハードウェアデバイスである。
本明細書で使用される「任意の数の」はアイテムに関連して使用した場合に、一又は複数のアイテムを意味する。例えば、「任意の数のディスプレイ」は一又は複数のディスプレイである。任意の数の表示装置は例えば非限定的に、主要飛行用ディスプレイ、ナビゲーションディスプレイ、及びその他の好適な種類のディスプレイを含む。
さらに、ログエントリは飛行管理システム208において作成される。飛行管理システム208は航空機100のコンピュータシステムである。このコンピュータシステムは、任意の数のコンピュータからなる。コンピュータシステムに1よりも多いコンピュータが含まれる場合、これらのコンピュータは例えばローカルエリアネットワーク等の通信媒体を使用して相互に連通している。
プロセッサユニット200は飛行管理システム208へ報告を送る。あるいは、飛行管理システム208に報告を送ることに加えて、又はそれの代わりに遠隔地へ報告が送られる。これらの実施例では、報告にはどの種類の一又は複数の着氷状態が存在するかの表示が含まれる。この報告にはまた、着氷状態を検出する一又は複数のセンサの位置が含まれる。
プロセッサユニット200の別の動作は、防氷システム204の操作を開始することである。防氷システム204は全ての現在利用可能な防氷システムを使用して実行可能である。防氷システム204は、航空機100の表面126上の氷の形成を除去する又は防止する異なる種類の機構を用いる。例えば、防氷システム204は機械システム、化学システム、赤外線加熱システム、及びその他の種類のシステムを用いて、航空機100の表面126上の氷を除去する、氷の形成を防止する、又はこれら両方を行う。
これらの実施例では、センサ124は氷検出アセンブリにおいて構成されている。例えば、センサ124は氷検出アセンブリ220、222、224、226、228、230、232、234、236、及び238としてグループ分けされる。氷検出アセンブリの各センサは、特定の種類の着氷状態を検出するように構成される。この種のセンサ124のグループ分けを使用してセンサ124の位置が選択される。当然のことながら、ある実施例では、センサ124は氷検出アセンブリにおいてグループ分けされていない。
ここで図3を参照する。図3は、一実施形態によるエーロフォイルを示している。この実施例において、エーロフォイル300は図2のライン3−3に沿って切り取られた翼104である。エーロフォイル300に対する水滴301の流れが図示されている。水滴301が表面302と衝突する位置が実施例において示されている。
図示したように、センサ138及びセンサ160は表面302上の氷検出アセンブリ230として構成されている。この実施例において、センサ138は第1位置304に位置決めされた第1センサであり、センサ160は第2位置306に位置決めされた第2センサである。
これらの実施例では、第1位置304は第1領域308に位置決めされており、第2位置306は第2領域310に位置決めされている。図示したように、第1領域308は第2領域310よりもさらにエーロフォイル300の前部にある。
この実施例では、第1領域308は任意の数の位置からなる。この数の位置は、特定の実行形態によって相互に隣接している、又は隣接していない。この実施例では、これらの位置はすべて隣接している。第1領域308は、図1の航空機100のエーロフォイル300の表面302と第1水滴312が衝突する領域である。
第2領域310はまた、相互に隣接する又は隣接していない任意の数の位置でもある。この実施例では、これらの位置は隣接していない。例えば、任意の数の位置の第1部分はセクション314であり、任意の数の位置の第2部分はセクション316である。第2領域310は、航空機100のエーロフォイル300の表面302と第2水滴318が衝突する領域である。第1水滴312は、第1の種類の着氷状態が存在する時に、第1領域308の表面302と衝突する。第2水滴318は、第2の種類の着氷状態が存在する時に、第2領域310の表面302と衝突する。
これらの実施例では、第1位置304のセンサ138は、第1の種類の着氷状態が存在するときに、氷の形成を検出するように構成されており、第2位置306のセンサ160は、第2の種類の着氷状態が存在するときに、氷の形成を検出するように構成されている。ある場合には、両方の種類の着氷状態が同時に存在する。
これらの実施例では、第1水滴312及び第2水滴318は過冷却水滴である。これらの水滴は雨粒である。水滴のサイズは、平均直径が約0.00465〜2.2mmの範囲である。
これらの実施例では、標準の水滴は通常、平均直径が約0.111mm未満のサイズを有する水滴である。これらの水滴は、エーロフォイル300の表面302の第1領域308と衝突した時に凍結する。着氷性の霧雨の水滴の直径は約0.5mm未満である。これらの水滴は、エーロフォイル300の表面302の第2領域310と衝突した時に凍結する。氷晶雨の水滴の直径は最大約2.2mmである。これらの水滴は、エーロフォイル300の表面302の第2領域310のさらに尾部で衝突した時に凍結する。
これらの実施例では、着氷性の霧雨は、エーロフォイル300の表面302と接触したときに凍結する霧雨である。着氷性の霧雨の直径は約0.5mm未満である。氷晶雨は、エーロフォイル300の表面302と衝突した時に凍結する雨であり、最大約2.2mmの直径を有する雨である。
水滴は様々な環境、例えば層状雲及び積雲等で過冷却される。しかしながら、過冷却された大粒の滴は通常積雲にのみ形成される。
これらの実施例では、第1水滴312は例えば標準の過冷却水滴である。標準の過冷却水滴は、約0.00465〜0.111mmの直径を有する過冷却水滴である。図示したように、第2水滴318は過冷却された大粒の滴である。これらの水滴は、約0.112〜2.2mmのサイズの直径を有する。
これらの実施例では、第1水滴312と第2水滴318のサイズに差があるために、第1水滴312及び第2水滴318は異なる位置でエーロフォイル300の表面302と衝突する。これらの実施例では、異なる水滴の位置は第1領域308と第2領域310で画定される。
この結果、センサ138の配置は、センサ138が第1水滴312によって発生した第1の種類の着氷状態を検出するように選択される。センサ160は第2位置306にあり、これらの実施例では第2水滴318によって発生した第2の種類の着氷状態を検出するように構成されている。つまり、エーロフォイル300の表面302上のセンサ138とセンサ160の配置は、異なる種類の着氷状態を検出するように選択される。選択位置はエーロフォイル300の構成によって変化する。
図1〜3の氷検出システム122を有する航空機100の図は、物理的または構造上の限定を表すことを意味するものではなく、例示的実施形態が実行可能である。図示した構成要素に加えて及び/又は代えて、他の構成要素を使用することができる。一部の例示の実施形態では幾つかの構成要素は不要である。また、幾つかの構成要素を物理的な実行形態で示し、その他の構成要素はブロックで示す。ブロックは、幾つかの機能的な構成要素を示すために提示されている。実施形態において実行される場合、一又は複数のこれらのブロックは結合、分割、又は異なるブロックに結合及び分割される。
例えば、航空機100を飛行機の形態で示す。当然ながら、航空機100は他の形態であってもよい。例えば非限定的に、航空機100はヘリコプターの形態であってもよい。また、航空機100を民間航空機として示したが、特定の実装形態によって異なる例示的実施形態を軍用機、及び他の種類の航空機に適用することができる。例えば、宇宙空間と見なされる高度においては着氷状態は存在しないが、航空機100を、空中を飛行する航空機だけでなく宇宙空間に進入する航空機にも適用することができる。
さらに別の実施例では、センサ124を氷検出アセンブリにグループ分けして示しているが、その他の例示的実施形態は氷検出アセンブリを用いない場合がある。つまり、センサのアセンブリへのグループ分けは、特定の実行形態によっては使用しない場合があるということである。いくつかの実施例では、プロセッサユニット200は、実施例の個別の構成要素ではなく、飛行管理システム208の一部と見なされる。
さらに、航空機100について示したもの以外のその他の数のセンサを使用可能である。使用するセンサの数は、特定の航空機の種類によって変化する。例えば、航空機100上の翼のサイズ及び構成によって、センサの数とその位置が変わりうる。さらに別の実施例では、センサは全て同じ種類のセンサ、又は異なる種類のセンサであってよい。例えばセンサ124は、これらの実施例では氷の存在又は形成を検出するように構成されたセンサを使用して実行される。
次に図4を参照する。図4は、一実施形態による垂直安定板上のセンサの図である。尾部114の垂直安定板120の拡大図を示す。この実施例では、例示的実施形態による航空機100の異なる種類の着氷状態を検出するセンサの別の構成を示す。
図示したように、第1センサ400、第2センサ402、及び第3センサ404は垂直安定板120上に存在する。第1センサ400は第1位置406にあり、第2センサ402は第2位置408にあり、第3センサ404は第3位置410にある。これらのセンサは、図1に示すセンサに追加して、又はその代わりに使用できるセンサの例である。
第1位置406の第1センサ400は、垂直安定板120の前縁412に位置している。第2位置408の第2センサ402は、垂直安定板120の第1側面414に位置している。第3位置410の第3センサ404は、垂直安定板120の第2側面416に位置している。
図示したように、第1センサ400の第1位置406、第2センサ402の第2位置408、及び第3センサ404の第3位置410の高さ418は胴体106の最上部420の上である。この実施例では、最上部420は、垂直安定板120が垂直安定板120の前縁412において胴体106に装着されるところである。高さ418は、それらの各位置において同じ又は異なる場合がある。
ある実施例では、高さ418は垂直安定板120の高さ422の約半分になるように選択される。当然ながら、高さ418は、センサが異なる種類の着氷状態を検出できるように違う方法で選択することができる。
この実施例では、第2センサ402と第3センサ404は第1センサ400のさらに後部に位置している。図示したように、第1センサ400、第2センサ402、及び第3センサ404はライン424に沿って位置している。ライン424は胴体106の中心を通って延びる軸と一直線であり、ライン424はこれらの実施例では、第1位置406から垂直安定板120の前縁412の後方に延びている。第2位置408の第2センサ402と、第3位置410の第3センサ404の位置調整は、第1センサ400の第1位置406の後部の翼弦方向の表面距離の形態である。
この実施例では、第1センサ400、第2センサ402、及び第3センサ404は氷検出アセンブリ426の一部である。例えば、第1センサ400は第1群のセンサ148のうちの一つであり、第2センサ402及び第3センサ404は図1の第2群のセンサ170のセンサである。
図示したように、第1センサ400は図1の航空機100の第1の種類の着氷状態を検出するように構成される。第2センサ402及び第3センサ404は、航空機100の第2の種類の着氷状態を検出するように構成される。
これらの実施例では、第1センサ400、第2センサ402、及び第3センサ404の位置により、航空機100の運航中に着氷が起きる位置を特定する能力が得られる。例えば、第1センサ400が氷を検出した場合、着氷状態は前縁412に沿った第1位置406で特定される。第2センサ402が氷を検出した場合、着氷状態は垂直安定板120の第1側面414の第2位置408に存在すると特定される。第3センサ404が氷を検出した場合、着氷状態は垂直安定板120の第2側面416の第3位置410に存在すると特定される。
さらに、第1センサ400による氷の検出は、第1の種類の着氷状態が存在することを示すものである。これらの実施例では、第1の種類の着氷状態は標準の着氷状態である。第2センサ402、第3センサ404、又はこれら両方による氷の検出は、第2の種類の着氷状態の存在を示すものである。第2の種類の着氷状態はこれらの実施例では、過冷却された大粒の滴着氷状態である。
さらに具体的には、第1センサ400の第1位置406は、第1の種類の着氷状態の第1水滴が第1センサ400と衝突するように選択される。第2センサ402の第2位置408、及び第3センサ404の第3位置410は、第2の種類の着氷状態の第2水滴がこれらのセンサのうちの一つ又は両方と衝突するように選択される。
第1センサ400、第2センサ402、及び第3センサ404を組み合わせることにより、航空機100の振動が着氷状態の検出に与える影響を軽減することができる。つまり、これらのセンサの位置により、例えば着氷状態を検出中に航空機100のピッチ、ヨー、又はこの両方等の動きの影響が軽減される。
垂直安定板120に第1センサ400、第2センサ402、及び第3センサ404に取り付けることは、図1の航空機100の翼102又は翼104にセンサを配置するよりも有利となり得る。例えば、航空機100の翼102又は翼104の前縁へのセンサの配置は、これらの翼の前縁上の可動操縦翼面の相互作用により、複雑となりうる。垂直安定板120は、前縁412に可動操縦翼面を含まない。
さらに、航空機100の翼102又は翼104のセンサの配線は、これらの翼に燃料タンクがあるために複雑なものとなっている。燃料タンクは通常、垂直安定板120内にはない。この結果、垂直安定板120に第1センサ400、第2センサ402、及び第3センサ404を配置することを通して、複雑性、設計費、及び取付けの問題の増加が回避される。
ここで図5に注目する。図5は、例示的実施形態によるセンサを有する垂直安定板の断面図を示している。図4のライン5−5に沿って切り取った垂直安定板120の断面図が示されている。
この実施例から分かるように、第1位置406の第1センサ400は、前縁412の表面500と実質的に面一になるように装着される。さらに、第1センサ400は、垂直安定板120の前縁412において表面500の曲線502と実質的に一致する形を有する。
第2センサ402は、垂直安定板120の第1側面414上の第1表面504と実質的に面一である。第2センサ402は、垂直安定板120の第1側面414上の第1表面504の曲線506と実質的に一致する形を有する。
同様に、第3センサ404は垂直安定板120の第2側面416上の第2表面508と実質的に面一である。第3センサ404もまた、垂直安定板120の第2側面416上の第2表面508の曲線510と実質的に一致する形を有する。
さらに、第1位置406は第1領域512にある。第1領域512は、第1の種類の着氷状態の第1水滴が垂直安定板120の表面500と衝突する領域である。第2位置408は、第2領域514の第1側面414上の第1表面504に位置しており、第2領域514は、第2の種類の着氷状態の第2水滴が第1表面504と衝突する領域である。第3位置410は、第2領域514の第2側面416上の第2表面508に位置しており、第2領域514は、第2の種類の着氷状態の第2水滴が第2表面508とも衝突する領域である。これらの領域は、図3に示すように、第1領域308と第2領域310と同様のものである。
ここで図6を参照する。図6は、例示的実施形態によるセンサを示す。この図では第2センサ402のより詳しい図解が示されている。
第2センサ402は筐体600を含む。筐体600は、図1の垂直安定板120の第1表面504の開口部602内にちょうど収まるように設計される。筐体600は、開口部602に配置された時に第1表面504と実質的に面一になる形を有するように構成される。さらに、筐体600の形は図5の第1表面504の曲線506と実質的に一致する形である。
次に図7に注目する。図7は、例示的実施形態による垂直安定板に取り付けられたセンサの断面図である。この実施例において、第2センサ402の断面図は図6のライン7−7に沿って切り取ったものである。
この図では筐体600は、筐体600の表面700が第1表面504と実質的に面一となるように図示されている。具体的には、筐体600の表面700は第1表面504の曲線506と実質的に一致するような曲線702を有する。
図4〜7の垂直安定板120上のセンサの図は、物理的または構造上の限定を表すことを意味するものではなく、他の実施形態を実行可能である。例えば、氷検出アセンブリ426に加えて、又はその代わりに一又は複数の追加の氷検出アセンブリを垂直安定板120上に設置することができる。他の実施例では、氷検出アセンブリ426を図3に示す他のセンサに加えて、又はその代わりに使用可能である。別の実施例として、筐体600の第2センサ402を図1に示す他のセンサとともに使用できる。
ここで、図8を参照する。図8は、例示的実施形態による設計環境のブロック図を示している。設計環境800は、氷検出システムが任意の数の種類の着氷状態を検出するように構成されている航空機の氷検出システムを設計するために使用される。この実施例では、デザイナー802は氷検出システム806の氷検出システム設計804を生成するように実行される。氷検出システム806は、例えば非限定的に、図1の氷検出システム122である。
図示したように、デザイナー802は、ハードウェア、ソフトウェア、またはその二つの組み合わせを使用して実行される。これらの実施例では、デザイナー802はコンピュータシステム808を使用して実行される。コンピュータシステム808は任意の数のコンピュータを含む。コンピュータシステム808内に複数のコンピュータが存在する場合、これらのコンピュータは相互に連通している。この通信は、例えばネットワーク等の通信媒体を使用して行われる。
デザイナー802がソフトウェアを使用して実行された場合、デザイナー802は一又は複数のコンピュータ上で実行されるように構成されるプログラムコードの形である。ハードウェアが採用される場合には、ハードウェアはデザイナー802の作業を実施するように動作する回路を含むことができる。
実施例では、ハードウェアは回路システム、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブル論理デバイス、又は任意の数の作業を実施するように構成された他の好適な形式のハードウェアであってもよい。プログラマブル論理デバイスにより、デバイスは任意の数の作業を実施するように構成されている。このデバイスはその後再構成する、又は任意の数の作業を実施するために永続的に構成することができる。プログラマブル論理デバイスの例としては、たとえば、プログラマブル論理アレイ、プログラマブルアレイ論理、フィールドプログラマブル論理アレイ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、及び他の適するハードウェアデバイスが含まれる。加えて、このプロセスは無機構成要素と一体化した有機構成要素において実行することが可能である、及び/又は全体的に人間以外の有機構成要素からなるものであってよい。
この実施例では、氷検出システム設計804は、航空機812の航空機設計810を用いて生成される。つまり、航空機設計810は、氷検出システム806を生成するのに使用されるデザイナー802への入力である。具体的には、航空機812の構成要素816の航空機設計810のパラメータ814を、氷検出システム設計804の氷検出システム806のパラメータ818を生成するのに使用される。航空機812は例えば、図1の航空機100であってよい。
この実施例では、氷検出システム設計804のパラメータ818は、氷検出システム806の構成要素820用である。これらの実施例では、氷検出システム806の構成要素820はプロセッサユニット822とセンサシステム824を含む。
センサシステム824はセンサ826を含む。センサ826は、第1群のセンサ828と第2群のセンサ830を含む。これらの実施例では、パラメータ818はセンサシステム824のセンサ826の位置832を含む。具体的には、位置832は航空機812の表面834上の位置である。位置832は航空機812の座標を使用して画定される。
これらの実施例では、位置832は第1群の位置836と第2群の位置838を含む。第1群の位置836は、第1群のセンサ828の位置である。第2群の位置838は、第2群のセンサ830の位置である。加えて、第1群のセンサ828と第2群のセンサ830は氷検出アセンブリ840に配置され、氷検出アセンブリ840において、第1群のセンサ828の第1センサと、第2群のセンサ830の第2センサは氷検出アセンブリ840の氷検出アセンブリにある。
コンピュータシステム808によってシミュレーション842が実施され、センサ826の位置832が特定される。これらの実施例では、シミュレーション842により、着氷状態846の水滴844のシミュレーションが行われる。
例えば、シミュレーション842が実施され、水滴844が航空機812の表面834と衝突する航空機812の表面834上の位置848が特定される。これらの実施例では、水滴844は第1水滴850及び第2水滴852を含む。このように、航空機812の異なる構造に対して、第1水滴850が表面834と衝突する第1領域854と、第2水滴852が表面834と衝突する第2領域856を特定するためにシミュレーション842が使用される。シミュレーション842での位置848の特定を使用して、センサ826の位置832が特定される。
これらの実施例では、第1群の位置836は、着氷状態846の第1の種類の着氷状態858の水滴844の第1水滴850が第1群の位置836の表面834と衝突するように選択される。第2群の位置838は、着氷状態846の第2の種類の着氷状態860の水滴844の第2水滴852が第2群の位置838の航空機812の表面834と衝突するように選択される。これらの実施例では、第1の種類の着氷状態858の第1水滴850は標準の過冷却水滴である。第2の種類の着氷状態860の第2水滴852は、これらの実施例では過冷却された大粒の滴である。
この実施例では、第1群の位置836は航空機812の構造864のうちの構造862の表面834上の第1領域854内にある。第2群の位置838は、構造862の表面834上の第2領域856に位置している。これらの実施例では、航空機812の構造862は、エーロフォイル866、胴体868、エンジン筐体870、エンジン入口871、及び航空機812の他の好適な種類の構造の形態である。
さらに、シミュレーション842は、センサ826の位置832に加えて、センサ826内の任意の数のセンサを選択するためにも使用される。また、シミュレーション842は、センサシステム824のセンサ826を実行するために使用される任意の数の種類のセンサ872を決定するのに使用される。
図8の設計環境800の図は、実施形態が実行される物理的または構造上の限定を表すことを意味するものではない。図示した構成要素に加えて及び/又は代えて、他の構成要素を使用することができる。幾つかの構成要素は不必要になることもある。また、ブロックは、幾つかの機能的な構成要素を示すために提示されている。実施形態において実行される場合、一又は複数のこれらのブロックは結合、分割、又は異なるブロックに結合及び分割される。
例えば、氷検出システム設計804を使用して、センサ826の位置832の追加の位置を特定し、第1の種類の着氷状態858と第2の種類の着氷状態860に加わる一又は複数の追加の種類の着氷状態を検出する。
さらに別の実施例では、デザイナー802を使用して、氷検出システム設計804を作成する代わりに、氷検出システム設計804を修正する。例えば、氷検出システム設計804には、第1群の位置836の第1群のセンサ828がすでに含まれている。氷検出システム設計804は、第2群のセンサ830の第2群の位置838を特定するために修正される。このように、これらの実施例では、デザイナー802を使用して、既存の氷検出システムへの修正が特定される。さらに別の実施例では、氷検出システム設計804は個別の設計ではなく、航空機の設計810の一部である。
図1〜7に示す種々の構成要素を、図8の構成要素と組み合わせるか、図8の構成要素とともに使用するか、又はそれら2つの場合を組み合わせることができる。加えて、図1〜7の構成要素の一部は、図8のブロック図に示された構成要素をどのようにして物理的構造として実行できるかの実施例である。
次に図9を参照する。図9は、一実施形態による航空機の着氷状態を検出するプロセスのフロー図である。図8の氷検出システム設計804によって特定される、例えば氷検出システム806等の氷検出システムにおいて、図9に示すプロセスを実行することができる。さらに、プロセスは、図1の航空機100の氷検出システム122において実行される。具体的には、このフロー図で実施される一又は複数の作業は図2のプロセッサユニット200を使用して実行される。
このプロセスは、航空機の着氷状態のうちの第1の種類の着氷状態を示す第1データについて、航空機上の第1群の位置に位置づけされる第1群のセンサを監視することによって開始する(作業900)。作業900における第1群のセンサは、図1の氷検出システム122の第1群のセンサ148である。このプロセスは次に、航空機の第2の種類の着氷状態を示す第2データについて、航空機上の第2群の位置に位置づけされる第2群のセンサを監視する(作業902)。作業902における第2群のセンサは、図1の氷検出システム122の第2群のセンサ170である。
第1データ及び第2データのうちの少なくとも一つが着氷状態があることを示しているか否かを判断する(作業904)。着氷状態がない場合には、プロセスは上述のように作業900に戻る。そうでない場合、プロセスは第1データからの第1の種類の着氷状態、及び第2データからの第2の種類の着氷状態のうちの少なくとも一つの検出に応答して動作を開始し(作業906)、その後プロセスは上述したように作業900に戻る。
次に図10を参照する。図10は、実施形態による氷検出システムを設計するプロセスのフロー図である。図10に示すプロセスは、図8の設計環境800で実行される。具体的には、このプロセスは、図8のデザイナー802を使用して実行される。
このプロセスは、航空機の構造を特定することによって開始する(作業1000)。これらの構造は、一又は複数の種類の着氷状態が存在する時に氷が形成される全ての構造である。次にプロセスは、航空機から処理する一つの構造を選択する(作業1002)。
このプロセスは次に、構造上の第1領域及び第2領域を特定する(作業1004)。第1領域とは、第1の種類の着氷状態の第1水滴が航空機の表面と衝突する領域である。第2領域とは、第2の種類の着氷状態の第2水滴が航空機の表面と衝突する領域である。このプロセスは次に、第1領域及び第2領域に配置するための任意の数のセンサを特定する(作業1006)。ある場合には、実行形態により、構造上のある領域にはセンサが設置されない。
このプロセスは次に、センサのうちの第1群のセンサに対し、第1領域の第1群の位置を特定する(作業1008)。このプロセスは次に、センサのうちの第2群のセンサに対し、第2領域の第2群の位置を特定する(作業1010)。この航空機に対し、追加の未処理構造があるか否かを判断する(作業1012)。追加の未処理構造が存在する場合には、既に述べたようにプロセスは作業1002に戻る。そうでない場合、プロセスは終了する。プロセスが完了すると、氷検出システムの設計が終了し、実行準備ができる。
種々の図解されている実施形態でのフロー図及びブロック図は、装置、方法及びコンピュータプログラム製品の幾つかの可能な実行形態の構造、機能、及び作業を示すものである。その際、フロー図及びブロック図の各ブロックは、コンピュータで使用可能又は読込可能なプログラムコードのモジュール、セグメント、又は部分を表わしており、特定の機能又は機能群を実行するための一又は複数の実行可能な命令を含んでいる。幾つかの代替的な実行形態では、ブロックに記載された機能又は機能群は、図に記載の順序とは違う順序で行う場合がある。例えば、場合によっては、連続して示す2つのブロックをほぼ同時に実行してもよく、又は時には含まれる機能によってはブロックを逆順に実行してもよい。
次に図11を注目する。図11は、一実施形態によるデータ処理システムを示す図である。データ処理システム1100は、図2の飛行管理システム208、図8のコンピュータシステム808、及び異なる実施形態において使用される他のコンピュータを実行するために使用される。この例示的な実施例では、データ処理システム1100は通信フレームワーク1102を含み、これによりプロセッサユニット1104、メモリ1106、固定記憶域1108、通信ユニット1110、入出力(I/O)ユニット1112、及びディスプレイ1114の間の通信が行われる。この実施例において通信フレームワーク1102はバスシステムの形態である。
プロセッサユニット1104は、メモリ1106に読み込まれうるソフトウェアに対する命令を実行するように働く。プロセッサユニット1104は、特定の実行形態に応じて、任意の数のプロセッサ、マルチプロセッサコア、又は他の形式のプロセッサであってもよい。この実施例では、プロセッサユニット1104は図2のプロセッサユニット200を実行するために使用されるプロセッサユニットの一例である。
メモリ1106及び固定記憶域1108は、記憶デバイス1116の例である。記憶デバイスは、例えば、限定しないが、データ、機能的な形態のプログラムコード、及び/又は他の好適な情報などの情報を、一時的に又は永続的に記憶することができる任意のハードウェア部分である。記憶デバイス1116は、これらの実施例ではコンピュータで読取可能な記憶デバイスと呼ばれることもある。これらの実施例では、メモリ1106は例えば、ランダムアクセスメモリ又は他の何らかの適切な揮発性又は不揮発性の記憶デバイスであってもよい。固定記憶域1108は、特定の実行形態に応じて様々な 形態をとることができる。
例えば、固定記憶域1108は、一又は複数の構成要素又はデバイスを含む。例えば、固定記憶域1108は、ハードドライブ、フラッシュメモリ、書換え型光ディスク、書換え可能磁気テープ、又は上述の何らかの組み合わせである。固定記憶域1108によって使用される媒体は着脱式であってもよい。例えば、着脱式ハードドライブは固定記憶域1108に使用される。
通信ユニット1110はこれらの例では、他のデータ処理システム又はデバイスとの通信を提供する。これらの実施例では、通信ユニット1110はネットワークインターフェースカードである。
入出力ユニット1112により、データ処理システム1100に接続可能な他のデバイスによるデータの入力及び出力が可能になる。例えば、入出力ユニット1112は、キーボード、マウス、及び/又は他のなんらかの好適な入力デバイスを介してユーザ入力への接続を提供することができる。さらに、入出力ユニット1112は出力をプリンタに送ることができる。ディスプレイ1114はユーザに情報を表示する機構を提供する。
オペレーティングシステム、アプリケーション、及び/又はプログラムに対する命令は、通信フレームワーク1102を介してプロセッサユニット1104と通信する記憶デバイス1116内に位置付けされる。種々の実施形態のプロセスは、メモリ(例えば、メモリ1106)に位置付けされる、コンピュータで実行される命令を使用して、プロセッサユニット1104によって実行される。
これらの命令は、プログラムコード、コンピュータで使用可能なプログラムコード、又はコンピュータで読取可能なプログラムコードと呼ばれ、プロセッサユニット1104内のプロセッサによって読込及び実行されうる。異なる実施形態のプログラムコードは、メモリ1106又は固定記憶域1108など、異なる物理的な又はコンピュータで読取可能な記憶媒体上に具現化される。
プログラムコード1118は、選択的に着脱可能でコンピュータで読取可能な媒体1120上に機能的な形態で位置付けされ、プロセッサユニット1104での実行用のデータ処理システム1100に読込み又は転送することができる。これらの実施例では、プログラムコード1118及びコンピュータで読取可能な媒体1120により、コンピュータプログラム製品1122が形成される。一つの実施例では、コンピュータで読取可能な媒体1120は、コンピュータで読取可能な記憶媒体1124又はコンピュータで読取可能な信号媒体1126である。
これらの実施例では、コンピュータで読取可能な記憶媒体1124は、プログラムコード1118を伝搬又は伝送する媒体よりはむしろプログラムコード1118を保存するために使用される物理的な又は有形の記憶デバイスである。代替的に、プログラムコード1118はコンピュータで読取可能な信号媒体1126を用いてデータ処理システム1100に転送可能である。コンピュータで読取可能な信号媒体1126は、例えば、プログラムコード1118を含む伝播されたデータ信号である。例えば、コンピュータで読取可能な信号媒体1126は、電磁信号、光信号、及び/又は他の任意の好適な形式の信号である。これらの信号は、無線通信リンク、光ファイバケーブル、同軸ケーブル、有線、及び/又は他の任意の好適な形式の通信リンクなどの通信リンクによって伝送される。
データ処理システム1100に対して例示されている種々の構成要素は物理的な又は構造上の制限を設けることを意図しておらず、異なる実施形態が実行可能である。異なる例示的実施形態は、データ処理システム1100に対して図解されている構成要素に対して追加的又は代替的な構成要素を含むデータ処理システム内で実行される。図11に示す他の構成要素は、実施例とは異なることがある。異なる実施形態は、プログラムコード1118を実行できる任意のハードウェアデバイス又はシステムを使用して実行することができる。
本発明の実施形態は、図12に示す航空機の製造及び保守方法1200、及び図13に示す航空機1300の観点から説明することができる。まず図12に注目する。図12は、一実施形態による航空機の製造及び保守の方法を示す図である。製造前の段階では、航空機の製造及び保守方法1200は、図13の航空機1300の仕様及び設計1202、並びに材料の調達1204を含む。
製造段階では、構成要素及びサブアセンブリの製造1206と、航空機1300のシステムインテグレーション1208が行われる。その後、航空機1300を運航1212に供するために、認可及び納品1210が行われる。顧客により運航1212される間に、航空機1300は、定期的な整備及び保守1214(改造、再構成、改修、及びその他の整備又は保守を含みうる)を受ける。
航空機の製造及び保守方法1200の各プロセスは、システムインテグレーター、第三者、及び/又はオペレータによって実施又は実行されうる。これらの実施例では、オペレータは顧客である。本明細書の目的のために、システムインテグレーターは、限定しないが、任意の数の航空機メーカー、及び主要システムの下請業者を含み、第三者は、限定しないが、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含み、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などである。
ここで、図13を参照する。図13は、一実施形態を実行可能な航空機を示している。この実施例では、航空機1300は、図12の航空機の製造及び保守方法1200によって製造されたものであり、複数のシステム1304及び内装1306を有する機体1302を含む。システム1304の例は、推進システム1308、電気システム1310、油圧システム1312、環境システム1314、及び氷検出システム1316のうちの一又は複数を含む。任意の数の他のシステムが含まれてもよい。航空宇宙産業の例を示したが、自動車産業などの他の産業に異なる実施形態を適用することができる。
本明細書で具現化した装置及び方法は、図12の航空機の製造及び保守方法1200のうちの少なくとも一つの段階で使用可能である。一実施例では、構成要素及びサブアセンブリの製造1206において製造される構成要素又はサブアセンブリは、航空機1300が運航中1212に製造される構成要素又はサブアセンブリと同様の方法で作製又は製造される。
さらに別の実施例では、一又は複数の装置の実施形態、方法の実施形態、又はこれらの組み合わせが、航空機の製造及び保守方法1200の異なる段階で利用される。例えば、氷検出システム1316は仕様及び設計1202において設計される。氷検出システム1316の構成要素は、構成要素及びサブアセンブリの製造1206において製造される。氷検出システム1316は、システムインテグレーション1208において航空機1300に取り付けられる。氷検出システム1316は、航空機1300が運航1212中に使用される。
別の実施例では、氷検出システム1316は、航空機1300の既存の氷検出システムである。実施形態による特徴を含ませるために、アップグレード、修正、及びその他の作業を実施して、航空機1300の氷検出システム1316を改修することができる。
上記の図面及び本文において、一態様では、氷検出システム806は、航空機100の垂直安定板120の前縁412に位置付けされる第1センサ400であって、航空機100の第1の種類の着氷状態858を検出するように構成されている第1センサ400と、垂直安定板120の第1側面414に位置付けされる第2センサ402であって、航空機100の第2の種類の着氷状態860を検出するように構成されている第2センサ402と、垂直安定板120の第2側面416に位置付けされる第3センサ404であって、航空機100の第2の種類の着氷状態860を検出するように構成されている第3センサ404を含む。
ある変形例では、氷検出システム806において、第1センサ400、第2センサ402、及び第3センサ404はデータ202を生成し、氷検出システム806は、第1センサ400、第2センサ402、及び第3センサ404からのデータ202を監視して、第1の種類の着氷状態858と、第2の種類の着氷状態860のうちの少なくとも1つの存在を示すデータ202に応答して動作するように構成されているプロセッサユニット822をさらに含む。
別の変形例では、氷検出システム806において、第1センサ400は垂直安定板120の前縁412の表面500と実質的に面一であり、垂直安定板120の前縁412の曲線502と実質的に一致する形状を有する。さらに別の変形例では、氷検出システム806において、第2センサ402は垂直安定板120の第1側面414の第1表面504と実質的に面一であり、第1側面414の曲線502と実質的に一致する第1形状を有し、第3センサ404は垂直安定板120の第2側面416の第2表面416と実質的に面一であり、第2側面416の曲線502と実質的に一致する第2形状を有する。
ある場合には、氷検出システム806において、前縁412の第1センサ400の第1位置406において、第1センサ400は第1の種類の着氷状態858の第1水滴850に触れるように構成されており、第1側面414の第2センサ402の第2位置408と、第2側面416の第3センサ404の第3位置410において、第2センサ402と第3センサ404は第2の種類の着氷状態860の第2水滴852に触れるように構成されている。別の場合では、氷検出システム806において、第1位置406は航空機100の胴体106の上の第1の高さであり、第2位置408は航空機100の胴体106の上の第2の高さであり、第3位置410は航空機100の胴体106の上の第3の高さである。さらに別の場合では、氷検出システム806において、第2位置408と第3位置410は、第1位置406から垂直安定板120の前縁416の後方に延びるライン424に沿って位置付けされている。
ある実施例では、氷検出システム806において、第1の種類の着氷状態858は第1の数のサイズを有する第1水滴850によって発生し、第2の種類の着氷状態860は第2の数のサイズを有する第2水滴852によって発生し、第1の数のサイズは第2の数のサイズよりも小さい。別の実施例では、氷検出システム806において、第2の種類の着氷状態860は、過冷却された大粒の滴の種類の着氷状態である。さらに別の実施例では、氷検出システム806において、動作は、警報を発する、ログエントリを作成する、防氷システム204を駆動させる、報告を送ることのうちの少なくとも一つから選択される。さらに別の実施例では、氷検出システム806において、第1センサ400、第2センサ402、及び第3センサ404は氷の存在を検出するように構成されている。さらにまた別の実施例では、氷検出システム806において、航空機100は民間航空機100、軍用機100、飛行機、及びヘリコプターのうちの一つから選択される。
別の態様では、本発明の氷検出システム806は、航空機100の垂直安定板120の前縁412に位置付けされた第1センサ400であって、航空機100の標準の着氷状態を検出するように構成された第1位置406にある第1センサ400と、垂直安定板120の第1側面414に位置付けされた第2センサ402であって、航空機100の過冷却された大粒の滴の種類の着氷状態を検出するように構成された第2位置408にある第2センサ402と、垂直安定板120の第2側面416に位置付けされた第3センサ404であって、第2側面416は第1側面414の反対側であり、航空機100の過冷却された大粒の滴の種類の着氷状態を検出するように構成されている第3位置410にある第3センサ404と、第1センサ400、第2センサ402、及び第3センサ404からのデータ202を監視して、標準の着氷状態、及び過冷却された大粒の滴の種類の着氷状態のうちの少なくとも1つの存在を示すデータ202に応答して動作するように構成されたプロセッサユニット822を含む。
ある変形例では、氷検出システム806において、第1センサ400は前縁412の表面500と実質的に面一であり、垂直安定板120の前縁の曲線502に実質的に一致する形状を有する。別の変形例では、氷検出システム806において、第2センサ402は垂直安定板120の第1側面414の第1表面504と実質的に面一であり、第1側面414の曲線502と実質的に一致する第1形状を有し、第3センサ404は垂直安定板120の第2側面416の第2表面508と実質的に面一であり、第2側面416の曲線502と実質的に一致する第2形状を有する。
さらに別の変形例では、氷検出システム806において、第1位置406は航空機100の胴体106の上の第1の高さであり、第2位置408は航空機100の胴体106の上の第2の高さであり、第3位置410は航空機100の胴体106の上の第3の高さであり、第2位置408と第3位置410は、第1位置406から垂直安定板120の前縁412の後方に延びるライン424に沿って位置している。ある実施例では、氷検出システム806において、動作は警報を発する、ログエントリを作成する、防氷システム204を駆動させる、報告を送ることのうちの少なくとも一つから選択される。
ある態様において、着氷状態を検出する方法が開示されており、この方法は、航空機100の第1の種類の着氷状態858を示す第1データ202について、航空機100の垂直安定板120の前縁412に位置付けされた第1センサ400を監視し、航空機100の第2の種類の着氷状態860を示す第2データ202について、垂直安定板120の第1側面414に位置付けされた第2センサ402と、垂直安定板120の第2側面416に位置付けされた第3センサ404を監視し、第1データ202からの第1の種類の着氷状態858、及び第2データ202からの第2の種類の着氷状態806のうちの少なくとも1つの検出に応答して動作を開始することを含む。
ある態様では、本方法はさらに、第1データ202からの第1の種類の着氷状態858、及び第2データ202からの第2の種類の着氷状態860のうちの少なくとも1つの検出に応答して、第1の種類の着氷状態858と、第2の種類の着氷状態860のうちの少なくとも1つが検出された航空機100の位置を特定することを含む。別の態様では、本方法において、第1データ202からの第1の種類の着氷状態858、及び第2データ202からの第2の種類の着氷状態860のうちの少なくとも1つの検出に応答して動作を開始するステップが、第1データ202からの第1の種類の着氷状態858、及び第2データ202からの第2の種類の着氷状態860のうちの少なくとも1つの検出に応答して動作を開始することを含み、この動作は、警報を発する、ログエントリを作成する、防氷システム204を駆動させる、報告を送ることのうちの少なくとも一つから選択される。
したがって、一又は複数の実施形態により、異なる種類の着氷状態を特定する方法及び装置が提供される。具体的には、実施形態により、第1の種類の着氷状態と、第2の種類の着氷状態を特定する能力が提供される。第1の種類の着氷状態は、第2の種類の着氷状態が過冷却された大粒の滴の着氷状態である時に通常遭遇するものである。これらの実施例では、一よりも多い種類の着氷状態を特定する能力により、航空機は、例えば連邦航空局等の政府又は他の管理団体から提示される様々な規則下で異なる種類の着氷状態において飛行する認可を得ることができる。
異なる実施形態の説明は、例示及び説明を目的として提示されているものであり、網羅的な説明であること、又は開示された形態に実施形態を限定することを意図していない。当業者には、多くの修正例及び変形例が明らかであろう。さらに、異なる実施形態は、他の実施形態と比較して異なる特徴を提供することができる。選択された一又は複数の実施形態は、実施形態の原理、実際の用途を最もよく説明するため、及び他の当業者に対し、様々な実施形態の開示内容と、考慮される特定の用途に適した様々な修正との理解を促すために選択及び記述されている。
100 航空機
102 翼
104 翼
106 胴体
108 エンジン
110 エンジン
112 機首
114 尾部
116 水平安定板
118 水平安定板
120 垂直安定板
122 氷検出システム
124 センサ
126 航空機の表面
128 センサ
130 センサ
132 センサ
134 センサ
136 センサ
138 センサ
140 センサ
142 センサ
144 センサ
146 センサ
148 第1群のセンサ
150 センサ
152 センサ
154 センサ
156 センサ
158 センサ
160 センサ
162 センサ
164 センサ
166 センサ
168 センサ
170 第2群のセンサ
200 プロセッサユニット
202 データ
204 防氷システム
208 飛行管理システム
220 氷検出アセンブリ
222 氷検出アセンブリ
224 氷検出アセンブリ
226 氷検出アセンブリ
228 氷検出アセンブリ
230 氷検出アセンブリ
232 氷検出アセンブリ
234 氷検出アセンブリ
236 氷検出アセンブリ
238 氷検出アセンブリ
300 エーロフォイル
302 エーロフォイルの表面
304 第1位置
306 第2位置
308 第1領域
310 第2領域
312 第1水滴
314 任意の数の位置の第1部分
316 任意の数の位置の第2部分
318 第2水滴
400 第1センサ
402 第2センサ
404 第3センサ
406 第1位置
408 第2位置
410 第3位置
412 垂直安定板の前縁
414 垂直安定板の第1側面
416 垂直安定板の第2側面
418 センサの高さ
420 胴体の最上部
422 垂直安定板の高さ
424 センサの位置するライン
426 氷検出アセンブリ
500 前縁の表面
502 前縁の表面の曲線
504 垂直安定板の第1側面上の第1表面
506 垂直安定板の第1側面上の第1表面の曲線
508 垂直安定板の第2側面上の第2表面
510 垂直安定板の第2側面上の第2表面の曲線
512 第1領域
514 第2領域
600 筐体
602 垂直安定板の第1表面の開口部
700 筐体の表面
702 筐体の表面の曲線
800 設計環境
802 デザイナー
804 氷検出システムの設計
806 氷検出システム
808 コンピュータシステム
810 航空機の設計
812 航空機
814 パラメータ
816 構成要素
818 パラメータ
820 構成要素
822 プロセッサユニット
824 センサシステム
826 複数のセンサ
828 第1群のセンサ
830 第2群のセンサ
832 位置
834 表面
836 第1群の位置
838 第2群の位置
840 氷検出アセンブリ
842 シミュレーション
844 複数の水滴
846 着氷状態
848 位置
850 第1水滴
852 第2水滴
854 第1領域
856 第2領域
858 第1の種類の着氷状態
860 第2の種類の着氷状態
862 構造
864 複数の構造
866 エーロフォイル
868 胴体
870 エンジンの筐体
871 エンジン入口
872 任意の数の種類のセンサ
1100 データ処理システム
1104 プロセッサユニット
1106 メモリ
1108 固定記憶域
1110 通信ユニット
1112 入力/出力ユニット
1114 ディスプレイ
1116 記憶デバイス
1118 プログラムコード
1120 コンピュータによって読み取り可能な媒体
1122 コンピュータプログラム製品
1124 コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体
1126 コンピュータによって読み取り可能な信号媒体
1200 航空機の製造及び保守方法
1202 仕様及び設計
1204 材料の調達
1206 構成要素及びサブアセンブリの製造
1208 システムインテグレーション
1210 認可及び納品
1212 運航
1214 整備及び保守
1300 航空機
1302 機体
1304 システム
1306 内装
1308 推進システム
1310 電気システム
1312 油圧システム
1314 環境システム
1316 氷検出システム

Claims (11)

  1. 氷検出システム(806)であって、
    航空機(100)の垂直安定板(120)の前縁(412)で、第1のサイズを有する第1水滴(850)が第1の種類の着氷状態(858)で前記垂直安定板(120)の表面(500)と衝突する第1領域(512)にあって、前記航空機(100)の胴体の上の第1の高さに位置付けされた第1センサ(400)であって、前記航空機(100)の第1の種類の着氷状態(858)を検出するように構成された、第1センサ(400)と、
    前記垂直安定板(120)の第1側面(414)で、第2のサイズを有する第2水滴(852)が第2の種類の着氷状態(860)で前記垂直安定板(120)の前記表面(500)と衝突する第2領域(514)にあって、前記航空機(100)の前記胴体の上の第2の高さに位置付けされた第2センサ(402)であって、前記航空機(100)の第2の種類の着氷状態(860)を検出するように構成された、第2センサ(402)と、
    前記垂直安定板(120)の第2側面(416)で、前記第2のサイズを有する第2水滴(852)が前記第2の種類の着氷状態(860)で前記垂直安定板(120)の前記表面(500)と衝突する前記第2領域(514)にあって、前記航空機(100)の前記胴体の上の第3の高さに位置付けされた第3センサ(404)であって、前記航空機(100)の前記第2の種類の着氷状態(860)を検出するように構成された、第3センサ(404)と
    を含み、
    前記第2の高さ及び前記第3の高さは前記第1の高さと異なり、
    前記第1のサイズは前記第2のサイズよりも小さく、
    前記第2の種類の着氷状態(860)は、過冷却された大粒の滴の種類の着氷状態である、
    氷検出システム(806)。
  2. 前記第1センサ(400)、前記第2センサ(402)、及び前記第3センサ(404)はデータ(202)を生成し、さらに
    前記第1センサ(400)、前記第2センサ(402)、及び前記第3センサ(404)からの前記データ(202)を監視して、前記第1の種類の着氷状態(858)及び前記第2の種類の着氷状態(860)のうちの少なくとも1つの存在を示す前記データ(202)に応答して動作するように構成されたプロセッサユニット(822)
    を含む、請求項1に記載の氷検出システム(806)。
  3. 前記第1センサ(400)は前記垂直安定板(120)の前記前縁(412)の表面(500)と実質的に面一であり、前記垂直安定板(120)の前記前縁(412)の曲線(502)と実質的に一致する形状を有する、請求項1又は2に記載の氷検出システム(806)。
  4. 前記第2センサ(402)は前記垂直安定板(120)の前記第1側面(414)の第1表面(504)と実質的に面一であり、前記第1側面(414)の曲線(502)と実質的に一致する第1形状を有し、前記第3センサ(404)は前記垂直安定板(120)の前記第2側面(416)の第2表面(508)と実質的に面一であり、前記第2側面(416)の曲線(502)と実質的に一致する第2形状を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載の氷検出システム(806)。
  5. 前記前縁(412)の前記第1センサ(400)の第1位置(406)は、前記第1センサ(400)が前記第1の種類の着氷状態(858)の第1水滴(850)に触れるように構成されており、前記第1側面(414)の前記第2センサ(402)の第2位置(408)、及び前記第2側面(416)の前記第3センサ(404)の第3位置(410)は、前記第2センサ(402)と前記第3センサ(404)が前記第2の種類の着氷状態(860)の第2水滴(852)に触れるように構成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の氷検出システム(806)。
  6. 前記動作は、警報を発する、ログエントリを作成する、防氷システム(204)を駆動させる、報告を送ることのうちの少なくとも一つから選択される、請求項2に記載の氷検出システム(806)。
  7. 前記第1センサ(400)、前記第2センサ(402)、及び前記第3センサ(404)は、氷の存在を検出するように構成されている、請求項1からのいずれか1項に記載の氷検出システム(806)。
  8. 前記航空機(100)は、民間航空機(100)、軍用機(100)、飛行機、及びヘリコプターのうちの一つから選択される、請求項1からのいずれか1項に記載の氷検出システム(806)。
  9. 着氷状態を検出する方法であって、
    第1のサイズを有する第1水滴(850)が第1の種類の着氷状態(858)で航空機(100)の垂直安定板(120)の表面(500)と衝突する第1領域(854)と、第2のサイズを有する第2水滴(852)が第2の種類の着氷状態(860)で前記垂直安定板(120)の前記表面(500)と衝突する第2領域(856)を特定するためにシミュレーション(842)を実施し、
    航空機(100)の第1の種類の着氷状態(858)を示す第1データ(202)について、航空機(100)の垂直安定板(120)の前縁(412)で、前記航空機(100)の胴体の上の第1の高さに位置付けされた第1センサ(400)を監視し、
    航空機(100)の第2の種類の着氷状態(860)を示す第2データ(202)について、垂直安定板(120)の第1側面(414)で、前記航空機(100)の前記胴体の上の第2の高さに位置付けされた第2センサ(402)と、垂直安定板(120)の第2側面(416)で、前記航空機(100)の前記胴体の上の第3の高さに位置付けされた第3センサ(404)を監視し、
    第1データ(202)からの第1の種類の着氷状態(858)、及び第2データ(202)からの第2の種類の着氷状態(860)のうちの少なくとも1つの検出に応答して動作を開始する
    ことを含み、
    前記第2の高さ及び前記第3の高さは前記第1の高さと異なり、
    前記第1のサイズは前記第2のサイズよりも小さく、
    前記第2の種類の着氷状態(860)は、過冷却された大粒の滴の種類の着氷状態である、
    方法。
  10. 前記第1データ(202)からの前記第1の種類の着氷状態(858)と、前記第2データ(202)からの前記第2の種類の着氷状態(860)のうちの少なくとも1つの検出に応答して、前記第1の種類の着氷状態(858)と、前記第2の種類の着氷状態(860)のうちの少なくとも1つが検出された前記航空機(100)上の位置を特定する
    ことをさらに含む、請求項に記載の方法。
  11. 前記第1データ(202)からの前記第1の種類の着氷状態(858)と、前記第2データ(202)からの前記第2の種類の着氷状態(860)のうちの少なくとも1つの検出に応答して動作を開始することが、
    前記第1データ(202)からの前記第1の種類の着氷状態(858)と、前記第2データ(202)からの前記第2の種類の着氷状態(860)のうちの少なくとも1つの検出に応答して動作を開始することを含み、
    前記動作は警報を発する、ログエントリを作成する、防氷システム(204)を駆動させる、報告を送ることのうちの少なくとも一つから選択される、請求項又は10に記載の方法。
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